JP4034558B2 - Auto body structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピラー部を有する自動車の車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車車両の車体は、車両の側部にて上下に延びるピラー部を有している。このピラー部には、車両の側面衝突の際に、車両に加わる荷重が直接的に作用するため、ピラー部の剛性・強度等を十分に確保し、側面衝突時における車両室内へのドア侵入量等が抑制する必要がある。さらに、ピラー部は、車体構造の骨格部分をなし、車体全体の剛性、強度等の性能においても重要な役割を果たしている。
【0003】
このピラー部は、それぞれ略上下に延びるアウタパネルとインナパネルとから中空断面に形成され、ピラー部の内部にはピラーリンフォースが配設されている。このピラーリンフォースによりピラー部の剛性・強度等の向上が図られる。
【0004】
しかし、ピラーリンフォースを設けると、ピラー部の剛性等を向上させることができる反面、車両の重量増加を招来する。そこで、ピラーリンフォースをそれぞれ板厚の異なる上リンフォースと下リンフォースとを接合して構成し、上リンフォースの板厚を下リンフォースに比べて大きくした車体構造が、本出願人によって提案されている。すなわち、この車体構造によれば、比較的高い剛性等が要求されるピラー上部が重点的に補強されるとともに、下リンフォースの軽量化が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記車体構造では、上リンフォースと下リンフォースとの接合部分にてピラーリンフォースの剛性が少なからず変化するため、車両の側面衝突等によりピラー部に荷重が加わった際に、この接合部分に応力が集中するおそれがある。このように、荷重が加わった際に局部的に応力が集中すると、応力集中部分が変形の起点等となるため、ピラー部全体としての剛性、強度等を十分に確保することができないという問題点があった。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ピラー部における局部的な応力集中を回避し、ピラー部全体の剛性、強度等を向上することのできる自動車の車体構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、それぞれ略上下に延びるアウタパネルとインナパネルとから中空断面に形成されるピラー部と、前記ピラー部の内部に配設されるピラーリンフォースとを備えた自動車の車体構造において、前記ピラーリンフォースは、下リンフォースの上端と、板厚が前記下リンフォースに比べて大きい上リンフォースの下端とを、突き合わせ状態で接合して形成されたものであり、前記下リンフォースと接合され、前記下リンフォースと並設される補強部材を備え、前記補強部材の上端側を前記上リンフォースと接合し、前記補強部材は、前記ピラー部の前記アウタパネルと前記インナパネルにそれぞれ形成され互いに接合された状態で車両のドア開口部の一部を形成する各フランジ間に挟み込まれ前記各フランジと接合されるフランジ接合部を有することを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、下リンフォースと並設される補強部材により、下リンフォースの剛性、強度等が向上する。また、補強部材の上端側を上リンフォースと接合したので、補強部材により上リンフォースと下リンフォースとが連結され、側面衝突等によりピラー部に荷重が加わった際に、上リンフォース及び下リンフォースの一方に加わった荷重は、補強部材を介して上リンフォース及び下リンフォースの他方へと伝達される。すなわち、上リンフォースと下リンフォースとの接合部分への負荷が軽減され、この接合部分に局部的に応力が集中することはない。
【0009】
従って、上リンフォースと下リンフォースとの接合部分への応力集中を回避し、ピラー部全体としての剛性、強度等を向上させることができる。
ピラーリンフォースを、下リンフォースの上端と板厚が下リンフォースに比べて大きい上リンフォースの下端とを突き合わせ状態で接合して形成することで、比較的高い剛性等が要求されるピラー上部が重点的に補強されるとともに、下リンフォースの軽量化を図ることができる。
【0011】
また、補強部材はピラー部のアウタパネル及びインナパネルにそれぞれ接合されるので、ピラーリンフォースと、アウタパネル及びインナパネルとが補強部材を介して一体的に連結され、側面衝突等に際してピラー部に加わる荷重は、ピラーリンフォース、補強部材、アウタパネル、インナパネルに分散される。
また、補強部材により、車体において変形等が生じやすいドア開口部が補強され、ドア開口部の剛性、強度等が向上する。
【0012】
従って、ピラー部に加わる荷重を分散させることにより、ピラー部全体としての剛性、強度等をさらに向上させることができる。
また、ドア開口部の剛性、強度が向上したことにより、側面衝突時においてドアがドア開口部により的確に保持され、車両室内側へのドアの侵入を抑制することができる。さらには、走行時等における路面から車両への突き上げ、ねじれ等の入力に対するドア開口部の変形を抑制することができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の自動車の車体構造において、前記ピラー部はドアストライカが取り付けられるものであり、前記補強部材を、前記ドアストライカの取付部に対応するよう前記ピラー部と接合したことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、ピラー部のドアストライカ取付部に対応して補強部材が配されているので、ドアストライカ取付部における剛性、強度等が向上する。
【0015】
従って、ドア閉時におけるドアからドアストライカへ加わる衝撃を、ドアストライカ取付部にて強固に受けることができ、例えば、ドア開閉によるピラー部の耐久性、ドア閉時の閉まり音等のような、ドア開閉に関する性能を向上させることができる。また、ドアストライカによりドアを強固に保持することができることから、側面衝突時における車両室内側へのドアの侵入を抑制することができる。
【0016】
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の自動車の車体構造において、前記アウタパネルは、前記ピラー部に対応するパネル前部と、リヤフェンダー部に対応するパネル後部とを一体的に有し、前記ピラー部の内部に、前記ドアストライカの取付部に対応するストライカリンフォースを配設し、前記ストライカリンフォースの後部を、前記アウタパネルの前記パネル後部に接続したことを特徴とする。
【0017】
請求項3記載の発明によれば、請求項2の作用に加え、ストライカリンフォースによりストライカ取付部における剛性、強度等が向上する。ここで、ストライカリンフォースはパネル後部に接続されていることから、ストライカに加わる荷重・衝撃等は、ストライカリンフォースからパネル後部へと伝達される。
【0018】
従って、ドア閉時におけるドアからドアストライカへ加わる荷重・衝撃等を、ピラー部及びフェンダー部で一体的に受けることができ、ピラー部のみで荷重・衝撃等を受ける従来のものに比べ、例えば、ドア開閉によるピラー部の耐久性、ドア閉時の閉まり音等のような、ドア開閉に関する性能をさらに向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6は本発明の一実施形態を示すもので、図1は自動車の後部車両側面図、図2は自動車の後部車体構造の側面図、図3はピラーリンフォースの側面図、図4はピラーダブラーの側面図、図5はピラー部の上部平面断面図、図6はピラー部の下部平面断面図である。
【0020】
図1に示すように、この自動車1はいわゆるワゴンタイプのものであって、リヤサイドドア2のリヤドア開口部3と、荷室のサイドウインド4のウインド開口部5とが形成されている。図2に示すように、この自動車1の車体は、リヤドア開口部3とウインド開口部5とを仕切り、車体のルーフサイドレール6側からリヤホイールエプロン7側へと延びるピラー部8を有している。このピラー部8は略上下に延び、アウタパネル9とインナパネル10とにより、図5に示すような中空断面に形成されている。本実施形態においては、アウタパネル9とインナパネル10は、互いに接合された状態で車両のリヤドア開口部3の一部を形成するフランジ9a,10aをそれぞれ有している。ピラー部8の内部には、アウタパネル9、インナパネル10とともに車体に剛性、強度等を付与するピラーリンフォース11とピラーダブラー12とが配設されている。ウインド開口部5の下側にはリヤフェンダー部13が位置し、リヤフェンダー部13の外板は前述のアウタパネル9により形成されている。すなわち、アウタパネル9は、ピラー部8に対応するパネル前部9bと、フェンダー部13に対応するパネル後部9cとを一体的に有している。
【0021】
図2に示すように、ピラー部8はリヤドア開口部3の後部をなし、リヤサイドドア2と係合するリヤドアストライカ14が取り付けられている。ピラー部8の内部には、このリヤドアストライカ14に対応してストライカリンフォース15が配設されている。さらに、ピラー部8のリヤドアストライカ14の下方には、リヤサイドドア2の開閉を検知するドアスイッチが配されるスイッチ孔16が形成されている。
【0022】
ピラーリンフォース11は、その上端側がルーフサイドレール6側に接合されるとともに、下端側がリヤホイールエプロン7側に接合される。図3に示すように、ピラーリンフォース11は、上リンフォース11aと、下リンフォース11bとを接合して形成され、本実施形態においては、テーラードブランク溶接により接合されている。上リンフォース11aは下リンフォース11bに比して板厚が大きく、例えば、上リンフォース11aの板厚は約1.0mm、下リンフォース11bの板厚は約0.7mmとなっている。
【0023】
図5に示すように、ピラーリンフォース11の上リンフォース11aには、インナパネル10の上部に形成された凹状のシートベルト取付部17に接合されるベルト取付面18が形成されている。シートベルト取付部17にはベルトアンカ19が収容され、ベルト取付面18の裏面側には、ベルトアンカ19を固定するボルトが螺合するナットプレート20が固設されている。
【0024】
補強部材としてのピラーダブラー12は、ピラーリンフォース11の下リンフォース11bと並設され、例えばスポット溶接等により下リンフォース11bと接合されている。図2に示すように、ピラーダブラー12は、その上端が上リンフォース11aと下リンフォース11bの接合部分より上方となるよう形成され、上端側にて上リンフォース11aと例えばスポット溶接等により接合されている。また、図6に示すように、ピラーダブラー12は、その前側端に、アウタパネル9のフランジ9aと、インナパネル10のフランジ10aとに挟み込まれ、各フランジ9a,10aと例えばスポット溶接等により接合されるフランジ溶接部12aを有している。このフランジ溶接部12aはスイッチ孔16の下方まで延びている。すなわち、ピラーダブラー12は、ピラー部8におけるドアストライカ取付部8a、スイッチ孔16に対応して上下に亘って延びている。
【0025】
図6に示すように、ストライカリンフォース15は、アウタパネル9に形成され車幅(左右)方向に延びるストライカ取付面9dの裏面側に接合される本体部分15aと、本体部分15aの車幅方向内端側から略前方へ延びる内側延在部15bと、本体部分15の車幅方向外端側から斜め後方外側へ延びる外側延在部15cとを有している。ここで、アウタパネル9のパネル前部9bの下側は、図6に示すように、ストライカ取付面9dの車幅方向内端側から前方に延び、その前端にフランジ9aが形成される。また、ストライカ取付面9dの車幅方向外端側から斜め後方外側に延び、その後端からは連続してリヤフェンダー部13の外面をなし略前後に延びるパネル後部9cが形成される。すなわち、内側延在部15b及び外側延在部15cはアウタパネル9に略沿うように形成されており、内側延在部15bはパネル前部9bの前後に延びる部分と接合され、外側延在部15cはアウタパネル9のパネル後部9cと接合される。
【0026】
以上のように構成された自動車1の車体構造においては、下リンフォース11bと並設されるピラーダブラー12により、下リンフォース11bの剛性、強度等が向上する。また、ピラーダブラー12の上端側を上リンフォース11aと接合したので、ピラーダブラー12により上リンフォース11aと下リンフォース11bとが連結され、側面衝突等によりピラー部8に荷重が加わった際に、上リンフォース11a及び下リンフォース11bの一方に加わった荷重は、ピラーダブラー12を介して上リンフォース11a及び下リンフォース11bの他方へと伝達される。すなわち、上リンフォース11aと下リンフォース11bとの接合部分への負荷が軽減され、この接合部分に局部的に応力が集中することはない。
【0027】
また、ピラーダブラー12はピラー部8のアウタパネル9及びインナパネル10の各フランジ9a,10aにそれぞれ接合されるので、ピラーリンフォース11と、アウタパネル9及びインナパネル10とがピラーダブラー12を介して一体的に連結され、側面衝突等に際してピラー部8に加わる荷重は、ピラーリンフォース11、ピラーダブラー12、アウタパネル9、インナパネル10に分散される。また、ピラーダブラー12により、車体において変形等が生じやすいドア開口部3が補強され、車体のドア開口部3の剛性、強度等が向上する。
【0028】
また、ピラー部8のドアストライカ取付部の上下に亘ってピラーダブラー12が配され、また、ストライカリンフォース15が設けられたことにより、ドアストライカ取付部8aにおける剛性、強度等が向上する。ここで、ストライカリンフォース15はパネル後部9cに接続されていることから、リヤドアストライカ14に加わる荷重・衝撃等は、ストライカリンフォース15からパネル後部9cへと伝達される。
【0029】
このように、本実施形態の自動車1の車体構造によれば、ピラー部8へ荷重が加わった際に、上リンフォース11aと下リンフォース11bとの接合部分への応力集中を回避し、ピラー部8全体としての剛性、強度等を向上させることができる。
【0030】
また、本実施形態の自動車1の車体構造によれば、ピラー部8に加わる荷重をピラーリンフォース11、ピラーダブラー12、アウタパネル9、インナパネル10に分散させることにより、ピラー部8全体としての剛性、強度等を向上させることができる。
【0031】
また、本実施形態の自動車1の車体構造によれば、ドア開口部3の剛性、強度が向上したことにより、側面衝突時においてリヤサイドドア2がドア開口部3により強固に保持され、車両室内側へのリヤサイドドア2の侵入を抑制することができる。さらには、走行時等における路面から車両への突き上げ、ねじれ等の入力に対するドア開口部3の変形を抑制することができ、自動車1の車体全体としての剛性が飛躍的に向上する。
【0032】
また、本実施形態の自動車1の車体構造によれば、ピラー部8のストライカ取付部における剛性、強度等が向上するので、ドア閉時におけるリヤサイドドア2からリヤドアストライカ14へ加わる衝撃を、ピラー部8のストライカ取付部8aにて強固に受けることができ、例えば、ドア開閉によるピラー部8の耐久性、ドア閉時の閉まり音等のような、ドア開閉に関する性能を向上させることができる。また、リヤドアストライカ14によりリヤサイドドア2を強固に保持することができることから、側面衝突時における車両室内側へのリヤサイドドア2の侵入を抑制することができる。
【0033】
また、本実施形態の自動車1の車体構造によれば、ストライカリンフォース15をパネル後部9cに接続したので、ドア閉時におけるリヤサイドドア2からリヤドアストライカ14へ加わる荷重・衝撃等を、ピラー部8及びフェンダー部13で一体的に受けることができ、ピラー部のみで荷重・衝撃等を受ける従来のものに比べ、例えば、ドア開閉によるピラー部8の耐久性、ドア閉時の閉まり音等のような、ドア開閉に関する性能を向上させることができる。
【0034】
尚、前記実施形態においては、ワゴンタイプの自動車1を示したが、例えば、セダンタイプやハッチバックタイプの自動車1であってもよいことは勿論である。また、リヤサイドドア2のドア開口部3とサイドウインド4のウインド開口部5を仕切る車体後部のピラー部8に本発明を適用した例を示したが、例えば、フロントサイドドアの開口部とリヤサイドドアの開口部とを仕切る車体中央部のピラー部、フロントサイドドアの開口部の前部をなす車体前部のピラー部等であっても、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0035】
また、前記実施形態においては、上リンフォース11aと下リンフォース11bとがテーラードブランク溶接により接合されたものを示したが、例えばスポット溶接のような他の溶接方法等により接合されたものであってもよいことは勿論である。
【0036】
また、前記実施形態におけるピラーダブラー12、ストライカリンフォース15の外形形状等は、本発明の目的を達成する範囲内で任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の自動車の車体構造によれば、補強部材により上リンフォースと下リンフォースとの接合部分への負荷が軽減されるようにしたので、ピラー部における局部的な応力集中を回避し、ピラー部全体の剛性、強度等を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動車の後部車両側面図である。
【図2】自動車の後部車体構造の側面図である。
【図3】ピラーリンフォースの側面図である。
【図4】ピラーダブラーの側面図である。
【図5】ピラー部の上部平面断面図である。
【図6】ピラー部の下部平面断面図である。
【符号の説明】
1 自動車
2 リヤサイドドア
3 ドア開口部
8 ピラー部
8a ストライカ取付部
9 アウタパネル
9a フランジ
9b パネル前部
9c パネル後部
10 インナパネル
11 ピラーリンフォース
11a 上リンフォース
11b 下リンフォース
12 ピラーダブラー
12a フランジ溶接部
13 フェンダー部
14 リヤドアストライカ
15 ストライカリンフォース[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle body structure of an automobile having a pillar portion.
[0002]
[Prior art]
In general, a vehicle body of an automobile vehicle has a pillar portion that extends vertically at a side portion of the vehicle. Since the load applied to the vehicle directly acts on the pillar portion at the time of a side collision of the vehicle, sufficient rigidity and strength of the pillar portion are ensured, and the amount of door penetration into the vehicle interior at the side collision Etc. need to be suppressed. Furthermore, the pillar portion forms a skeleton portion of the vehicle body structure, and plays an important role in performance such as rigidity and strength of the entire vehicle body.
[0003]
The pillar portion is formed in a hollow cross section from an outer panel and an inner panel that extend substantially vertically, and a pillar reinforcement is disposed inside the pillar portion. This pillar reinforcement improves the rigidity and strength of the pillar portion.
[0004]
However, when the pillar reinforcement is provided, the rigidity of the pillar portion can be improved, but the weight of the vehicle is increased. Therefore, the applicant proposes a vehicle body structure in which the pillar reinforcement is formed by joining the upper reinforcement and the lower reinforcement with different plate thicknesses, and the plate thickness of the upper reinforcement is larger than that of the lower reinforcement. Has been. That is, according to this vehicle body structure, the upper part of the pillar, which requires relatively high rigidity, is intensively reinforced, and the weight of the lower reinforcement is reduced.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the vehicle body structure, the rigidity of the pillar reinforcement changes at the joint portion between the upper reinforcement and the lower reinforcement. Therefore, when a load is applied to the pillar portion due to a side collision of the vehicle, this joining is performed. There is a risk of stress concentration on the part. In this way, when stress is concentrated locally when a load is applied, the stress concentration portion becomes the starting point of deformation, etc., so the rigidity, strength, etc. as a whole pillar portion cannot be sufficiently secured. was there.
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and its object is to avoid local stress concentration in the pillar portion and to improve the rigidity, strength, etc. of the entire pillar portion. It is to provide a vehicle body structure.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, there is provided a pillar portion formed in a hollow cross section from an outer panel and an inner panel extending substantially vertically, and a pillar reinforcement disposed in the pillar portion. The pillar reinforcement is formed by joining the upper end of the lower reinforcement and the lower end of the upper reinforcement having a plate thickness larger than that of the lower reinforcement in a butted state . A reinforcing member joined to the lower reinforcement and juxtaposed with the lower reinforcement, the upper end side of the reinforcing member is joined to the upper reinforcement, and the reinforcing member is connected to the pillar portion. Before being sandwiched between flanges that are formed on the outer panel and the inner panel and are joined to each other to form part of the door opening of the vehicle And having a flange joint portion joined with each flange.
[0008]
According to the first aspect of the present invention, the rigidity, strength, and the like of the lower reinforcement are improved by the reinforcing member arranged in parallel with the lower reinforcement. In addition, since the upper end side of the reinforcing member is joined to the upper reinforcement, the upper reinforcement and the lower reinforcement are connected by the reinforcing member, and when a load is applied to the pillar portion due to a side collision or the like, the upper reinforcement and the lower reinforcement are connected. A load applied to one of the reinforcements is transmitted to the other of the upper and lower reinforcements via the reinforcing member. That is, the load on the joint portion between the upper reinforcement and the lower reinforcement is reduced, and stress is not concentrated locally on the joint portion.
[0009]
Therefore, it is possible to avoid stress concentration at the joint portion between the upper reinforcement and the lower reinforcement, and to improve the rigidity, strength, and the like of the entire pillar portion.
Pillar reinforcement is formed by joining the upper end of the lower reinforcement and the lower end of the upper reinforcement, where the plate thickness is larger than that of the lower reinforcement, in contact with each other, so that a relatively high rigidity is required. As a result, the lower reinforcement can be reduced in weight.
[0011]
Further , since the reinforcing member is joined to the outer panel and the inner panel of the pillar part, the pillar reinforcement, the outer panel and the inner panel are integrally connected via the reinforcing member, and the load applied to the pillar part in the case of a side collision or the like. Are dispersed in the pillar reinforcement, the reinforcing member, the outer panel, and the inner panel.
Moreover, the door opening part which a deformation | transformation etc. easily generate | occur | produces in a vehicle body is reinforced with a reinforcement member, and the rigidity of a door opening part, intensity | strength, etc. improve.
[0012]
Therefore, by dispersing the load applied to the pillar part, the rigidity, strength, etc. of the pillar part as a whole can be further improved.
Further, since the rigidity and strength of the door opening are improved, the door is accurately held by the door opening at the time of a side collision, and the door can be prevented from entering the vehicle interior side. Furthermore, it is possible to suppress the deformation of the door opening with respect to an input such as a thrust from the road surface to the vehicle or a twist during traveling.
[0013]
Further, in the invention of
[0014]
According to the second aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect , since the reinforcing member is arranged corresponding to the door striker mounting portion of the pillar portion, the rigidity, strength, etc. of the door striker mounting portion are improved. .
[0015]
Therefore, the impact applied to the door striker from the door when the door is closed can be firmly received by the door striker mounting portion, for example, the durability of the pillar portion by opening and closing the door, the closing sound when the door is closed, etc. The performance about door opening and closing can be improved. In addition, since the door can be firmly held by the door striker, the door can be prevented from entering the vehicle compartment at the time of a side collision.
[0016]
Further, in the invention of
[0017]
According to invention of
[0018]
Therefore, the load and impact applied from the door to the door striker when the door is closed can be integrally received by the pillar portion and the fender portion, compared to the conventional one receiving the load and impact only by the pillar portion, for example, It is possible to further improve the performance related to door opening / closing, such as durability of the pillar portion due to door opening / closing and closing sound when the door is closed.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 6 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a rear vehicle side view of an automobile, FIG. 2 is a side view of a rear body structure of the automobile, and FIG. 3 is a side view of a pillar reinforcement. 4 is a side view of the pillar doubler, FIG. 5 is an upper plan sectional view of the pillar portion, and FIG. 6 is a lower plan sectional view of the pillar portion.
[0020]
As shown in FIG. 1, the automobile 1 is of a so-called wagon type, and is formed with a rear door opening 3 of a
[0021]
As shown in FIG. 2, the
[0022]
The
[0023]
As shown in FIG. 5, the
[0024]
The pillar doubler 12 as a reinforcing member is juxtaposed with the
[0025]
As shown in FIG. 6, the
[0026]
In the vehicle body structure of the automobile 1 configured as described above, the rigidity, strength, and the like of the
[0027]
Further, since the
[0028]
In addition, the
[0029]
Thus, according to the vehicle body structure of the automobile 1 of the present embodiment, when a load is applied to the
[0030]
In addition, according to the vehicle body structure of the automobile 1 of the present embodiment, the load applied to the
[0031]
Further, according to the vehicle body structure of the automobile 1 of the present embodiment, the rigidity and strength of the
[0032]
Moreover, according to the vehicle body structure of the automobile 1 of the present embodiment, the rigidity, strength, etc. of the striker mounting portion of the
[0033]
Further, according to the vehicle body structure of the automobile 1 of the present embodiment, since the
[0034]
In the above embodiment, the wagon type automobile 1 is shown. However, for example, a sedan type or hatchback type automobile 1 may be used. Moreover, although the example which applied this invention to the
[0035]
In the above-described embodiment, the
[0036]
In addition, the outer shape and the like of the
[0037]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the vehicle body structure of the automobile of the present invention, the load applied to the joint portion between the upper reinforcement and the lower reinforcement is reduced by the reinforcing member. Stress concentration can be avoided, and the rigidity and strength of the entire pillar portion can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a rear vehicle side view of an automobile showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of a rear body structure of an automobile.
FIG. 3 is a side view of a pillar reinforcement.
FIG. 4 is a side view of a pillar doubler.
FIG. 5 is a top plan sectional view of a pillar portion.
FIG. 6 is a lower plan sectional view of a pillar portion.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
前記ピラーリンフォースは、下リンフォースの上端と、板厚が前記下リンフォースに比べて大きい上リンフォースの下端とを、突き合わせ状態で接合して形成されたものであり、
前記下リンフォースと接合され、前記下リンフォースと並設される補強部材を備え、
前記補強部材の上端側を前記上リンフォースと接合し、
前記補強部材は、前記ピラー部の前記アウタパネルと前記インナパネルにそれぞれ形成され互いに接合された状態で車両のドア開口部の一部を形成する各フランジ間に挟み込まれ前記各フランジと接合されるフランジ接合部を有する
ことを特徴とする自動車の車体構造。In a vehicle body structure including a pillar portion formed in a hollow cross section from an outer panel and an inner panel extending substantially vertically, and a pillar reinforcement disposed inside the pillar portion,
The pillar reinforcement is formed by joining the upper end of the lower reinforcement and the lower end of the upper reinforcement having a plate thickness larger than that of the lower reinforcement in a butted state .
A reinforcement member joined to the lower reinforcement and provided in parallel with the lower reinforcement;
The upper end side of the reinforcing member is joined to the upper reinforcement ,
The reinforcing member is formed on the outer panel and the inner panel of the pillar portion, and is sandwiched between the flanges forming a part of the door opening of the vehicle in a state of being joined to each other. An automobile body structure characterized by having a joint .
前記補強部材を、前記ドアストライカの取付部に対応するよう前記ピラー部と接合した
ことを特徴とする請求項1記載の自動車の車体構造。The pillar portion is to be attached with a door striker,
The vehicle body structure for an automobile according to claim 1 , wherein the reinforcing member is joined to the pillar portion so as to correspond to an attachment portion of the door striker.
前記ピラー部の内部に、前記ドアストライカの取付部に対応するストライカリンフォースを配設し、
前記ストライカリンフォースの後部を、前記アウタパネルの前記パネル後部に接続した
ことを特徴とする請求項2記載の自動車の車体構造。The outer panel integrally has a panel front part corresponding to the pillar part and a panel rear part corresponding to the rear fender part,
A striker reinforcement corresponding to the mounting portion of the door striker is disposed inside the pillar portion,
The vehicle body structure according to claim 2 , wherein a rear portion of the striker reinforcement is connected to the panel rear portion of the outer panel.
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