JP4034114B2 - 掻出し装置及び敷均し装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、敷均し装置が舗装幅領域の側部に舗装材を一部残した状態で敷き均す場合において、残された舗装材を舗装幅領域の側方へと掻き出して、その掻き出された舗装材によって敷均面と既設路面との段差をすりつける掻出し装置、及びこの掻出し装置を備えた敷均し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アスファルトフィニッシャ等の敷均し装置は、ホッパ、フィーダ、スプレッダ及びスクリード等を車体に搭載し、走行に伴ってコンクリート混合物やアスファルト混合物等の舗装材を施工面上に敷き均すものであるが、かかる敷均し装置によって舗装材を敷き均す場合において、図9及び図10に示すように、スプレッダ1によって舗装材が敷き拡げられた舗装幅領域Aの側部に舗装材3が一部残された状態で、スクリード2による敷き均しが行われる場合がある。
【0003】
このような場合は、舗装幅領域Aの側部に残された舗装材3を舗装幅領域Aの外側方へ掻き出し、スクリード2によって敷き均された敷均面4と既設路面5との段差をすりつける作業を、敷均し装置の通過後に人力で行う必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような舗装材を掻き出す作業は、多大な労力を要する上、舗装材が硬化しないうちに行う必要上、敷均し装置の直ぐ後方で行われることが多く、危険な場合があった。また、掻き出された舗装材料をすりつけて均一な傾斜状の舗装面を形成する際に、均一な仕上がり状態が確保されないことがあった。
【0005】
そこで、本発明は、舗装幅領域の側部に舗装材を一部残した状態で敷き均す場合において、その残された舗装材を掻き出し、敷均し装置によって形成される敷均面と既設路面との段差をすりつけるという作業を機械によって行うことによって、人的労力を軽減すると共に、すりつけ面の仕上がり状態を均質化させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本発明の掻出し装置は、舗装材が敷き拡げられた舗装幅領域の側部に舗装材を一部残して敷き均す敷均し装置に着脱可能に取り付けられ、上記残された舗装材を掻き崩して側方へ導いて掻き出す掻出し装置であって、上記舗装幅領域の側部に沿って延びる正逆回転可能な回転軸に羽根が取り付けられ、上記舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き出すスクリュー装置とこのスクリュー装置の外側方に設けられ、該スクリュー装置の回転によって舗装材が飛散し上記舗装幅領域の外側方の領域に至るのを防止する飛散防止部材とこの飛散防止部材の前端部に設けられ、舗装材が所定の舗装幅を越えて敷き拡げられることを防止すると共に舗装幅を越えようとする舗装材を上記スクリュー装置へと導くガイド部材とを含んで成ることを特徴とするものである。
【0007】
このような構成により、舗装幅領域の側部に沿って延びる正逆回転可能な回転軸に羽根が取り付けられたスクリュー装置により、上記舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き出し、上記スクリュー装置の外側方に設けられた飛散防止部材で、該スクリュー装置の回転によって舗装材が飛散し上記舗装幅領域の外側方の領域に至るのを防止し、上記飛散防止部材の前端部に設けられたガイド部材により、舗装材が所定の舗装幅を越えて敷き拡げられることを防止すると共に舗装幅を越えようとする舗装材を上記スクリュー装置へと導く。これによって、舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き崩して側方へ導いて掻き出し、その掻き出された舗装材を敷均面から既設路面に向けて傾斜状にすりつけ状態になる。
【0008】
また、本発明の敷均し装置は、舗装材が敷き拡げられた舗装幅領域の側部に舗装材を一部残して敷き均す敷均し装置において、上記舗装幅領域の側部に沿って延びる正逆回転可能な回転軸に羽根が取り付けられ、上記舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き出すスクリュー装置と、このスクリュー装置の外側方に設けられ、該スクリュー装置の回転によって舗装材が飛散し上記舗装幅領域の外側方の領域に至るのを防止する飛散防止部材と、この飛散防止部材の前端部に設けられ、舗装材が所定の舗装幅を越えて敷き拡げられることを防止すると共に舗装幅を越えようとする舗装材を上記スクリュー装置へと導くガイド部材とを含んで成る掻出し装置を備えたものである。
【0009】
このような構成により、舗装材が敷き拡げられた舗装幅領域の側部に舗装材を一部残して敷き均しながら、舗装幅領域の側部に沿って延びる正逆回転可能な回転軸に羽根が取り付けられ、上記舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き出すスクリュー装置と、このスクリュー装置の外側方に設けられ、該スクリュー装置の回転によって舗装材が飛散し上記舗装幅領域の外側方の領域に至るのを防止する飛散防止部材と、この飛散防止部材の前端部に設けられ、舗装材が所定の舗装幅を越えて敷き拡げられることを防止すると共に舗装幅を越えようとする舗装材を上記スクリュー装置へと導くガイド部材とを含んで成る掻出し装置により、舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き崩して側方へ導いて掻き出し、その掻き出された舗装材を敷均面から既設路面に向けて傾斜状にすりつける。これによって、敷均面の形成と同時に、舗装幅領域の側部に残された舗装材が掻き出されて敷均面と既設路面との段差がすりつけられた状態になる
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の掻出し装置10を示す平面図であり、図2は進行方向後方から見た背面図である。この掻出し装置10は、図5に示す後述の敷均し装置50のスクリード装置60に着脱可能に取り付けられて敷均し装置50の移動に伴って図中B方向に移動するものであり、スクリュー装置20と、飛散防止部材30と、ガイド部材40とを含んで構成される。
【0012】
スクリュー装置20は、舗装幅領域Aの側部に残された舗装材3を掻き出して既設路面5との段差をすりつけた状態にするための装置であり、進行方向に沿って所定長延びる正逆回転可能な回転軸21を有し、この回転軸21に螺旋状の羽根22を設けたものである。この回転軸21は、既設路面5に羽根22を近接させた状態で、舗装幅領域Aの側縁部の舗装材3に接触するように配置される。この状態で、例えば油圧駆動のモータ23によって回転軸21を回転することで、羽根22の先端部において舗装材3の山を掻き崩し、掻き崩された舗装材3を羽根22の動きに従って舗装幅領域Aの側方へと導き、そして、例えば進行方向後方へと送り出す。
【0013】
スクリュー装置20の外側方には、飛散防止部材30が設けられている。飛散防止部材30は、スクリュー装置20の回転によって舗装材が飛散し、舗装幅領域Aの外側方の舗装されるべきでない領域Cに至るのを防止するためのものであり、上記スクリュー装置20の舗装幅領域Aとは反対側の側方に、その下端部31を既設路面5に略当接させた状態で設けられる。この飛散防止部材30は、スクリュー装置20の羽根22に沿った円弧状の断面形状を有しスクリュー装置20の回転軸21に沿った方向に延びる板部材であり、スクリュー装置20の側方を覆う位置に配設されている。
【0014】
この飛散防止部材30の前端部には、ガイド部材40が設けられている。このガイド部材40は、舗装材が所定の舗装幅を越えて敷き拡げられることがないようにすると共に、舗装幅を越えようとする舗装材を上記スクリュー装置20へと導くものであり、一側部において飛散防止部材30に固着されて上記スクリュー装置20の前端部を覆う端板部41と、該端板部41の他側部に固着されて舗装幅領域Aに向けて斜め前方へと延びるガイド板部42によって構成される。このガイド部材40は、後述するスプレッダ装置54からスクリード装置60にかけての領域を側方から覆う位置に配設される。なお、このガイド部材40は、ガイド板部42の先端43が、スプレッダ装置54の側端部54aよりも前方であって舗装幅内方に位置されるように配置するのが好ましい。
【0015】
次に、この掻出し装置10の動作を説明する。先ず、この掻出し装置10を、フレーム61の縦部材61aの下端部に取り付ける。この場合、図1及び図2に示すように、スクリュー装置20の羽根22を既設路面5に近接させると共に、飛散防止部材30及びガイド部材40の下端部を既設路面5に略接触させた状態で、舗装幅領域Aの側部の舗装材3にスクリュー装置20の羽根22が接触するような位置に取り付ける。
【0016】
そして、図3に示すように、図中B方向に敷均し装置50を走行させ、スクリュー装置20の回転軸21を回転させることによって以下のように作動する。先ず、図4(a)に示すように、敷均し装置50のスプレッダ装置54によって舗装材が敷き拡げられ、その舗装材がスクリード装置60によって敷き均される。この際、図4(b)に示すように、舗装幅領域Aの側部に舗装材3が残されることがあるが、この残された舗装材3に、スクリュー装置20の羽根22を接触させることによって舗装材3の山を掻き崩す。この掻き崩された舗装材3は、図1に示すように、羽根22の動きに従って、舗装幅領域Aの側方へと導かれ、進行方向後方へと搬送される。このように、舗装幅領域Aの側部の舗装材3が掻き崩されて側方へと導かれることによって、図4(c)に示すように、スクリード装置60によって形成される敷均面4から既設路面5に向けて低くなる傾斜状のすりつけ面6が形成される。
【0017】
なお、この場合において、ガイド部材40の先端43が、スプレッダ装置54よりも前方に位置しているので、スプレッダ装置54によって敷き拡げられた舗装材が舗装されるべきでない領域Cまで至るといった事態を防止できる。また、スクリュー装置20の外側方に、飛散防止部材30が設けられているので、スクリュー装置20の回転によって舗装材が飛散し、飛散した舗装材が舗装されるべきでない領域Cに至るといった事態を防止できる。
【0018】
次に、本発明による敷均し装置50について、図5を参照して説明する。この敷均し装置50は、上記掻出し装置10を備えたもので、舗装幅領域Aの側部に舗装材を一部残した状態で敷き均すと共に、その残された舗装材によって敷均面4と既設路面5との段差をすりつけるための装置であり、車体51と、ホッパ装置52と、バーフィーダ装置53と、スプレッダ装置54と、スクリード装置60とを有し、さらに、掻出し装置10を備えている。
【0019】
車体51は、敷均し装置50のベースとなる部分であり、走行装置51a、操舵装置51b及び図示しない動力装置を備え、自走可能となっている。
車体51の前部には、ホッパ装置52が搭載されている。このホッパ装置52は、舗装材をダンプトラック等から受け取り、その受け取った舗装材を貯留しつつ所定量ずつ連続的に排出するものである。ホッパ装置52の排出口52aの下方には、バーフィーダ装置53が配設されている。このバーフィーダ装置53は、ホッパ装置52から排出された舗装材を後方へと搬送し車体51後方の施工面上に排出するものである。
【0020】
バーフィーダ装置53の後方には、スプレッダ装置54が配設されている。このスプレッダ装置54は、車体51の後端部に取り付けられており、図6に示すように、進行方向に対し直交する方向に延びる回転軸54aに、螺旋状の羽根54bを、該回転軸54aの中央から左右方向に向けて設けたものである。このスプレッダ装置54は、回転軸54aを回転させることによって、施工面上の舗装材を進行方向に直交する左右方向へと搬送して舗装幅の全域に敷き拡げる。
【0021】
スプレッダ装置54の後方には、図5(a)に示すように、スクリード装置60が配設されている。このスクリード装置60は、スプレッダ装置54によって敷き拡げられた舗装材を所定の高さに敷き均すものであり、レベリングアーム55を介して車体51の後方に配設される。このスクリード装置60は、図5(b)に示すように、レベリングアーム55の後端部に設けられたアウトリガ状のフレーム61と、このフレーム61に取り付けられた複数のスクリュージャッキ62と、夫々のスクリュージャッキ62の作動ロッド63の先端に揺動可能に取り付けられたスクリードプレート64と、を含んで構成される。
【0022】
フレーム61は、スクリード装置60の全体をレベリングアーム55を介して車体51に連結するための部材であり、車体51両側のレベリングアーム55の後端部に夫々取り付けられた鉛直状の縦部材61aと、その間に差し渡された水平状の横架部材61bとによって構成される。縦部材61aの下端部には、車体51の走行に伴って移動できるように車輪が設けられている。また。横架部材61bは、縦部材61aに対して上下方向にスライド可能となっている。
【0023】
スクリュージャッキ62は、その作動ロッド63を下に向けた状態で、横架部材61bに等間隔に配設されており、作動ロッド63を伸縮させることによって、その下端部に設けられたスクリードプレート64を昇降させるものである。この場合、夫々のスクリュージャッキ62のスクリードプレート64は、隣接するスクリュージャッキ62′のスクリードプレート64′と揺動可能に連結されており、夫々のスクリードプレート64、64′の高さが異なるようスクリュージャッキ62、62′を夫々作動させることによって、図7に示すように、スクリードプレート64の下端部を波型の凹凸形状にする。この状態で舗装材を敷き均すことによって、図8に示すように、道路横断面が波型の凹凸形状となる舗装面が形成される。なお、横架部材61bを昇降させることによって、スクリードプレート64の高さを一括して調節することもできる。この場合、縦部材61aに取り付けられたポテンショメータ61cによって、スクリードプレート64の基準高さと既設路面5との差Hを検出し、この検出結果と設計上の敷均高さとを比較し、その比較結果に基づいて、横架部材61bの高さを調節する。
【0024】
また、この敷均し装置50の通過地点における設計上の敷均高さを、予めコンピュータに記憶させておき、その設計敷均高さに基づいて、夫々のスクリードプレート64の高さをその通過地点における設計敷均高さに適合させるべく、夫々のスクリュージャッキ62の作動を制御してもよい。これによって、図8に示すように、道路の縦断面及び横断面が共に波型の凹凸形状になるように舗装材を敷き均すことができる。
【0025】
連結されたスクリードプレート64の列の両側方には、上記の掻出し装置10が配設される。この掻出し装置10は、フレーム61の縦部材61aの下端部の上記スクリードプレート64に面する側の側面に取り付けられおり、図2に示すように、舗装幅領域Aの側部の舗装材3にスクリュー装置20の羽根22が接触されるような位置に調節された状態で固定されている。
【0026】
上記敷均し装置50の動作を、図5を参照して説明する。
先ず、スプレッダ装置54によって舗装材が舗装幅領域Aに敷き拡げられ、敷き拡げられた舗装材をスクリード装置60のスクリードプレート64によって敷き均す。これによって、舗装幅領域Aの大部分A′において波型の凹凸形状の敷均面4が形成される一方で、舗装幅領域Aの側部には舗装材が残された状態となる。この舗装幅領域Aの側部に残された舗装材の山を、掻出し装置10が、図1〜4に示す動作によって、掻き崩し、掻き崩された舗装材を舗装幅領域Aの側方に導き、進行方向後方に送り出す。これによって、舗装幅領域Aの側部に残されていた舗装材が掻き出され、その掻き出された舗装材によって敷均面4から既設路面5に向けて低くなる傾斜状のすりつけ面6が形成される。
【0027】
このように、掻出し装置10を敷均し装置50のスクリード装置60に取り付けたことによって、舗装幅領域Aにおいてスクリード装置60のスクリードプレート64による舗装材の敷き均しが行われる傍らで、スクリードプレート64が通過しなかった部分の舗装材を、掻出し装置10が掻き出して傾斜状にすりつけるので、従来、人力で行なわれていた作業を機械化することができる。これによって、人的労力が軽減されると共に、すりつけ面の仕上がり状態が均質化される。また、掻出し装置10をスクリード装置60に取り付けて、舗装材の敷均作業と段差のすりつけ作業とを同時に行うようにしたので、工期が大幅に短縮化される。
【0028】
なお、本発明の敷均し装置50におけるスクリード装置60は、路面に荷重を加えて押圧することによって平坦な舗装面を形成するための通常のスクリード装置であってもよい。また、掻出し装置10を取り付ける部位は、スクリード装置60のアウトリガ状のフレーム61に限られず、スクリード本体の側壁部等に取り付けてもよいし、フレームを介して車体に取り付けてもよい。
【0029】
また、上記掻出し装置10が取り付けられる敷均し装置は、舗装材を舗装幅領域Aに敷き拡げることができ、敷き拡げられた舗装材を側部に少し残した状態で敷き均すことができる構造のものであれば如何なるものであってもよい。また、スクリュー装置20を逆回転させて、舗装材が進行方向前方に送り出されるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
請求項1の掻出し装置によれば、舗装幅領域の側部に沿って延びる正逆回転可能な回転軸に羽根が取り付けられたスクリュー装置により、上記舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き出し、上記スクリュー装置の外側方に設けられた飛散防止部材で、該スクリュー装置の回転によって舗装材が飛散し上記舗装幅領域の外側方の領域に至るのを防止し、上記飛散防止部材の前端部に設けられたガイド部材により、舗装材が所定の舗装幅を越えて敷き拡げられることを防止すると共に舗装幅を越えようとする舗装材を上記スクリュー装置へと導くことができる。これにより、舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き崩して側方へ導いて掻き出し、その掻き出された舗装材を敷均面から既設路面に向けて傾斜状にすりつけることができるまた、舗装材を掻き出してすりつける作業を機械化できるので、人的労力が軽減されると共に、すりつけ面の仕上がり状態が均質化される。さらに、掻出し装置を敷均し装置に取り付けることで、敷均面と既設路面との段差のすりつけ作業を舗装材の敷均作業と同時に行うことができるので、工期が短縮化される。
【0031】
請求項2の敷均し装置によれば、舗装材が敷き拡げられた舗装幅領域の側部に舗装材を一部残して敷き均しながら、舗装幅領域の側部に沿って延びる正逆回転可能な回転軸に羽根が取り付けられ、上記舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き出すスクリュー装置と、このスクリュー装置の外側方に設けられ、該スクリュー装置の回転によって舗装材が飛散し上記舗装幅領域の外側方の領域に至るのを防止する飛散防止部材と、この飛散防止部材の前端部に設けられ、舗装材が所定の舗装幅を越えて敷き拡げられることを防止すると共に舗装幅を越えようとする舗装材を上記スクリュー装置へと導くガイド部材とを含んで成る掻出し装置により、上記舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き崩して側方へ導いて掻き出し、その掻き出された舗装材を敷均面から既設路面に向けて傾斜状にすりつけることができる。これにより、舗装材の敷均しと、敷均面と既設路面との段差のすりつけとを同時に行うことができ、工期が短縮化される。また、舗装材を掻き出して傾斜状にすりつける作業を機械によって行うので、人的労力が軽減されると共に、すりつけ面の仕上がり状態が均質化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による掻出し装置の実施形態を示す平面図である。
【図2】 上記掻出し装置を進行方向後方から見た背面図である。
【図3】 上記掻出し装置の動作を示す平面説明図である。
【図4】 上記掻出し装置の動作を示し、(a)は図3のX−X′線断面説明図、(b)はY−Y′線断面説明図であり、(c)はZ−Z′線断面説明図である。
【図5】 本発明の敷均し装置が適用される敷均し装置を示し、(a)は進行方向側方から見た説明図であり、(b)は進行方向後方から見た説明図である。
【図6】 上記敷均し装置のスプレッダ装置を進行方向前方から見た概略図である。
【図7】 上記敷均し装置のスクリード装置を進行方向後方から見た概略図である。
【図8】 上記敷均し装置によって敷き均される路面の性状を示すイメージ図である。
【図9】 従来の敷均し装置において舗装幅領域の側部に舗装材を一部残して敷き均した状態を示す説明図である。
【図10】 上記舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き出して段差をすりつける状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
10…掻出し装置
20…スクリュー装置
21…回転軸
22…羽根
30…飛散防止部材
50…敷均し装置
60…スクリード装置

Claims (2)

  1. 舗装材が敷き拡げられた舗装幅領域の側部に舗装材を一部残して敷き均す敷均し装置に着脱可能に取り付けられ、上記残された舗装材を掻き崩して側方へ導いて掻き出す掻出し装置であって、
    上記舗装幅領域の側部に沿って延びる正逆回転可能な回転軸に羽根が取り付けられ、上記舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き出すスクリュー装置と
    このスクリュー装置の外側方に設けられ、該スクリュー装置の回転によって舗装材が飛散し上記舗装幅領域の外側方の領域に至るのを防止する飛散防止部材と
    この飛散防止部材の前端部に設けられ、舗装材が所定の舗装幅を越えて敷き拡げられることを防止すると共に舗装幅を越えようとする舗装材を上記スクリュー装置へと導くガイド部材と
    を含んで成ることを特徴とする掻出し装置。
  2. 舗装材が敷き拡げられた舗装幅領域の側部に舗装材を一部残して敷き均す敷均し装置において、
    上記舗装幅領域の側部に沿って延びる正逆回転可能な回転軸に羽根が取り付けられ、上記舗装幅領域の側部に残された舗装材を掻き出すスクリュー装置と、このスクリュー装置の外側方に設けられ、該スクリュー装置の回転によって舗装材が飛散し上記舗装幅領域の外側方の領域に至るのを防止する飛散防止部材と、この飛散防止部材の前端部に設けられ、舗装材が所定の舗装幅を越えて敷き拡げられることを防止すると共に舗装幅を越えようとする舗装材を上記スクリュー装置へと導くガイド部材と、を含んで成る掻出し装置を備えたことを特徴とする敷均し装置。
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