JP4033782B2

JP4033782B2 - INPUT DEVICE AND ELECTRONIC DEVICE HAVING THE SAME

Info

Publication number: JP4033782B2
Application number: JP2003036688A
Authority: JP
Inventors: 壮山崎; 將内田; 政道林
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 2003-02-14
Filing date: 2003-02-14
Publication date: 2008-01-16
Anticipated expiration: 2023-02-14
Also published as: JP2004246676A

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an input device and an electronic device with the same that can control cursor movements in X directions (longitudinal directions) and Y directions (lateral directions) through a rotatable operating part without using arithmetic processing. <P>SOLUTION: The input device comprises the operating part 30 restricted to axial rotation on a first rotation axis A and axial rotation in rotation directions on a second rotation axis B perpendicular to the first rotation axis A, a first detection mechanism 51 for detecting the rotary travel of the operating part 30 on the first rotation axis A to send a control signal, and a second detection mechanism 53 for detecting the rotary travel of the operating part 30 on the second rotation axis B to send a control signal. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話等の電子機器本体に制御信号を送る入力装置及びこれを備えた電子機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
周知のように、パーソナルコンピュータ等の電子機器を使用する際、ディスプレイ画面上のカーソル等の移動を含む操作は、例えばキーボードに取り付けられているトラック駒を操作して行ったり、キーボードとは別に設けたトラック駒装置を操作して行う方法が知られている。この種のトラック駒装置としては、様々なものが提供されているが、その一つとして操作時にクリック感を有し、ガタツキを感じにくいトラック駒装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。
このトラック駒装置は、駒を全方向に回転自在に支持して、どの方向に駒を回転させても、クリック感が生じるものである。また、この種のトラック駒装置を、例えば、モニター上の映像に別な特殊映像をはめ込んで、この特殊映像を拡大、縮小、回転移動させるために、Ｘ方向（縦方向）又はＹ方向（横方向）にのみ特殊映像を移動させて、特殊映像の明確な操作を可能にしたトラック駒の動き検出装置等も知られている（例えば、特許文献２参照）。
このトラック駒の動き検出装置は、トラック駒装置に出力モード設定スイッチを有した３次元及びパラメータ入力部を接続する。この出力モード設定スイッチにより駒を全方向に回転操作したとき、Ｘ方向又はＹ方向への回転成分量を検出し、ソフトウェア上で処理を行った後に、回転成分量に対応した量だけ特殊映像をＸ方向又はＹ方向に向けて移動させるものである。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−２６５５２８号公報（段落番号００２５−００５３段落、第１−５）
【特許文献２】
特開平６−３０１４７９号報（段落番号００１２−３９段落、第１−７図）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献１に記載のトラック駒装置は、駒が全方向に容易に回転可能であるので、ディスプレイ画面上のカーソルをＸ方向又はＹ方向のみに移動させたい場合、カーソルが斜め方向に移動してしまう場合が多い。そのため、ディスプレイ画面上の特定個所にカーソルを移動させたい時に、明確なＸ方向及びＹ方向の動きが得られず、カーソルを容易に精度よく移動させるには不適であった。
また、上記特許文献２記載のトラック駒の動き検出装置では、カーソルをＸ方向及びＹ方向にのみ移動させることが可能になるが、３次元及びパラメータ入力部のようなソフト的に処理する別の演算処理装置が必要になり、部品コストがかかるという不都合があった。
【０００５】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、回転可能な操作部を用いてＸ方向（縦方向）及びＹ方向（横方向）へのカーソル移動を演算処理を用いずに制御することができる入力装置及びそれを備えた電子機器を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明は、電子機器本体に制御信号を送る入力装置であって、第一の回転軸に対して軸回りに回転可能であると共に該第一の回転軸に対して直交する第二の回転軸を有した回転方向に軸回りに回転可能であり、該第一の回転軸及び該第二の回転軸回りにのみ回転するよう規制された球状の操作部と、前記第一の回転軸回りの前記操作部の回転量を検出して前記制御信号を送る第一の検出機構と、前記第二の回転軸回りの前記操作部の回転量を検出して前記制御信号を送る第二の検出機構と、前記操作部の回転に抵抗を加えると共に一定の回転角度で前記抵抗を低下させる抵抗付加機構とを備え、前記第一の検出機構及び前記第二の検出機構が、前記一定の回転角度にまで前記操作部が回転した際に前記制御信号を送るものであり、前記第一の回転軸回りの一定の回転角度に対して前記第二の回転軸回りの一定の回転角度の方が、大きく設定されていることを特徴とするものである。
【０００７】
この発明に係る入力装置においては、操作部が第一の回転軸及び第二の回転軸の軸回りにのみ回転するよう規制されているので、操作部の回転方向が、互いに直交する方向のみに制限されて明確になり、各検出機構を介して上記二方向の回転方向への動きを直接的に且つ機械的に制御信号にして電子機器本体側に確実に送ることができる。
【０００８】
本発明は、先に記載の入力装置において、前記操作部の回転に抵抗を加えると共に一定の回転角度で前記抵抗を低下させる抵抗付加機構を備え、前記第一の検出機構及び前記第二の検出機構が、前記一定の回転角度にまで前記操作部が回転した際に前記制御信号を送ることを特徴とするものである。
【０００９】
この発明に係る入力装置においては、操作部を一定の角度に回転させた際に、抵抗付加機構により抵抗が低下するので、いわゆるクリック感を一定回転角度
の位置で得ることができる。例えば、人差し指で操作部を回転させた場合、回転抵抗に強弱がつき、クリック感を感じながら操作部を回転させることができる。従って、クリック感を感じる回転角度まで操作部を回転させたときに、各検出機構により制御信号が送られるので、例えば、スイッチ的に制御信号を送ることができ、明確な操作性を得ることができる。
【００１０】
本発明は、先に記載の入力装置において、前記第一の回転軸回りの一定の回転角度に対して前記第二の回転軸回りの一定の回転角度の方が、大きく設定されていることを特徴とするものである。
この発明に係る入力装置においては、クリック感を感じるまでの回転量が、第一の回転軸回りの回転方向と第二の回転軸回りの回転方向とで異なるため、回転方向に応じて異なる制御信号を設定した際に、操作部の回転操作の使い分けが容易となる。従って、明確なクリック感の相違により、目的の異なる制御信号に応じた異なる回転方向への操作感をはっきりと区別させることができる。
【００１１】
本発明は、先のいずれかに記載の入力装置において、前記操作部が、前記第一の回転軸及び前記第二の回転軸に対して直交する方向に上下可能に支持され、前記操作部が、上下された状態を検出して前記制御信号を送る第三の検出機構を備えていることを特徴とするものである。
この発明に係る入力装置においては、操作部の回転操作に加え、上下操作が付加されると共に、第三の検出機構により新たな制御信号を送ることができるので、より多用な電子機器の制御が可能になり、機能性の向上化を図ることができる。
【００１２】
本発明は、先のいずれかに記載の入力装置において、前記操作部が、前記第二の回転軸を有する一方の回転軸部材の一部に一体的に取り付けられ、該第二の回転軸の軸回りに回転自在に支持されると共に、該一方の回転軸部材の一部に前記第一の回転軸を有する他方の回転軸部材を設け、該他方の回転軸部材の軸回りに回転自在に支持されていることを特徴とするものである。
この発明に係る入力装置においては、操作部が一方の回転軸部材及び該一方の回転軸部材に直交する他方の回転軸の軸回りに回転自在に支持されているので、異なる回転軸部材を介して操作部を回転でき、機械的にかつ確実に第一の回転軸及び第二の回転軸の軸回りに回転させることができる。
【００１３】
本発明は、先のいずれかに記載の入力装置において、前記操作部が、球状であることを特徴とするものである。
この発明に係る入力装置においては、操作部が球状であるので、指先で容易に操作部を回転させることができる。また、操作部の回転状態に関係なく常に同様の球面を指先等で操作することができるので、違和感を感じることなく、円滑に操作することができる。
【００１４】
本発明は、上記本発明の入力装置を備えていることを特徴とするものである。
この発明に係る電子機器においては、上述した作用効果のある本発明の入力装置を備えているので、操作が容易、明確で、且つ入力機能に優れた電子機器を得ることができる。
【００１５】
本発明は、先に記載の電子機器において、情報が表示される表示部を備え、前記入力装置が、前記表示部の表示を変更する制御信号を送るものであり、前記第二の検出機構の信号が、前記第一の検出機構の信号と異なる前記表示の変更を行うものであることを特徴とするものである。
この発明に係る電子機器においては、第一及び第二の検出機構により異なる表示変更の制御を確実に使い分けることができる。
【００１６】
本発明は、先に記載の電子機器において、前記第一の検出機構の信号が、前記表示部の表示画面を上下にスクロールさせるものであり、前記第二の検出機構の信号が、前記表示部の表示画面を異なる表示画面に切り替えるものであることを特徴とするものである。
この発明に係る電子機器においては、表示部の表示画面を上下にスクロールさせるのか、他の表示画面に切り替えるのかという異なる機能を確実かつ容易に使い分けを行うことができる。
【００１７】
本発明は、先に記載の電子機器において、前記第二の検出機構の信号が、複数のアプリケーションソフトウェアが起動されている際に、前記表示部に表示されるアプリケーションソフトウェアを切り替えることを特徴とするものである。
この発明に係る電子機器においては、操作部の回転操作だけで、容易に且つ確実に所望するアプリケーションソフトウェアを表示部に表示させることができる。
【００１８】
本発明は、先に記載の電子機器において、前記第二の検出機構の信号が、前記表示部に表示させる文字の入力又は変換の方式を切り替えることを特徴とするものである。
この発明に係る電子機器においては、操作部の回転操作だけで、容易に且つ確実に所望する文字の入力又は変換の方式を切り替えることができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る第一の実施形態について図１から図８を参照して説明する。図１から図３に示すマウス１は、パソコン本体２（電子機器）に制御信号を送る入力装置である。パソコン本体２には、キーボード３及びディスプレイ４（表示部）が接続されている。
上記マウス１は、下カバー１ａに固定された本体カバー１ｂ内に、パソコン本体２に制御信号を送る入力機構が内臓されている。この本体カバー１ｂには、左クリックスイッチ５及び右クリックスイッチ６が配設されている。また、下カバー１ａには、ディスプレイ４上のカーソルの移動等を行うためのトラックボール７が配設されている。なお、トラックボール７の上方には、トラックボール７の回転方向及び回転量を検出する図示しない検出機構が設けられている。また、マウス１は、左クリックスイッチ５及び右クリックスイッチを一端側に配し、上面視すると略楕円形状となっている。
【００２０】
また、図２から図５に示すように、マウス１は、内部に第一の回転軸Ａ（マウスの長手方向に直交する方向の回転軸）に対して軸回りに回転可能であると共に第一の回転軸Ａに対して直交する第二の回転軸Ｂ（マウスの長手方向の回転軸）を有した回転方向に軸回りに回転可能に規制されたボール状の操作駒３０（操作部）と、第一の回転軸Ａ回りの操作駒３０の回転量を検出して制御信号を送る第一の検出機構５１と、第二の回転軸Ｂ回りの操作駒３０の回転量を検出して制御信号を送る第二の検出機構５３とを備えている。
また、操作駒３０の一部は、本体カバー１ｂから図３に示すように露出しており、回転操作可能となるように配設されている。即ち、操作駒３０は、マウス１の長手方向、つまり縦方向（Ｘ方向）と幅方向（Ｙ方向）とに向けて回転が規制されている。
【００２１】
図４、図５に示すように、操作駒３０には、シャフト２０（一方の回転軸部材）が取り付けられている。シャフト２０は、プラスチック等で円柱状に形成され、一端側に円板状の接続板部２１を有している。この接続板部２１には、図６に示すように、中心に孔２２が形成されており、孔２２の周囲に、半径方向に延在したスリット状の切り欠き部２３が、複数放射状に配置されている。
【００２２】
また、図４、図５に示すように操作駒３０は、プラスチック等で形成された半球状の分割体３１、３２を、シャフト２０の先端の接続板部２１を挟んで対向するよう配置されて球状に構成されている。この際、分割体３１、３２は、接続板部２１の孔２２に挿通した回転軸部材３３（他方の回転軸部材）を介して互いに連結されている。即ち、操作駒３０は、回転軸部材３３を中心にして軸回りに回転自在に取り付けられている。つまり、上述したように操作駒３０は、マウス１の縦方向（Ｘ方向）に向けて回転自在に操作可能な構成とされている。また、図６、７に示すように、分割体３１の接続板部２１に対向する面には、球状の頭部３４ａを有する摺動子３４が取り付けられており、摺動子３４の先端が接続板部２１の切り欠き部２３に弾性的に当接している。この摺動子３４は、操作駒３０の回転に抵抗を加えると共に、切り欠き部２３とにより一定の回転角度で該抵抗を低下させる機能を有してる。即ち、操作駒３０が第一の回転軸Ａの軸回りに回転操作されて摺動子３４が回転した際に、摺動子３４の先端の頭部３４ａは、その弾性力により接続板部２１の平面部分に当接して抵抗を加えながら移動し、一定角度回転すると切り欠き部２３に嵌る。この際、摺動子３４の頭部３４ａと接続板部２１との間に生じる抵抗が低下するので、クリック感が生じる。即ち、これら摺動子３４及び切り欠き部２３は、第一の回転軸Ａ回りの回転における抵抗付加機構５０を構成している。
【００２３】
また、分割体３１には、互いの対向面に半径方向外方へ傾斜した傾斜面３５を有する環状溝３６が形成されており、この傾斜面３５には、例えば、銀色と黒色とが交互に連続するパターン３７が周方向に等間隔で形成されている。そして、マウス１内には、このパターン３７に対して略直角に赤外線等の光を照射可能な位置に反射型フォトインタラプタ４０が設けられている。この反射型フォトインタラプタ４０は、回転軸部材３３回りの操作駒３０の回転量を検出して制御信号を送る機能を有している。即ち、反射型フォトインタラプタ４０は、パターン３７に光を照射し、銀色の部分で反射された光を受光してパルス状の電気信号に変え、これをパソコン本体２に送る機能を有している。即ち、これら反射型フォトインタラプタ４０及びパターン３６は、第一の検出機構５１を構成している。
【００２４】
また、図４、図５に示すようにシャフト２０の長さ方向の中間部には、円板２５が中心軸を一致させて直交するよう取り付けられている。この円板２５の外周縁部には、一対のＶ字状の溝２６が１８０°間隔をあけて形成されている。また、円板２５の両側には、ステンレス等からなる一対の板バネ２７が、円板２５を弾性力をもって挟むように配設されている。これら両板バネ２７は、その先端部２７ａがＶ字状に屈曲されており、円板２５の溝２６に嵌合可能とされている。この一対の板バネ２７は、操作駒３０の第二の回転軸Ｂの軸回りの回転に抵抗を加えると共に、一定の回転角度で該抵抗を低下させる機能を有している。即ち、操作駒３０が第二の回転軸Ｂの軸回りに回転操作されて円板２５が回転した際、両板バネ２７は、その弾性力により円板２５を両側から挟むように円板２５の周面に当接するので、円板２５の周面と板バネ２７との間に摩擦による抵抗が生じる。また、板バネ２７の先端部２７ａが、円板２５の溝２６に達したときに、板バネ２７の先端部２７ａが溝２６に嵌り抵抗が低下する。従って、このときクリック感が生じる。なお、このクリック感は、円板２５の溝２６の間隔、つまり１８０°の回転毎に生じる。即ち、これら円板２５及び板バネ２７は、第二の回転軸Ｂの軸回りの回転における抵抗付加機構５２を構成している。
なお、円板２５の溝２６に嵌り込んだ板バネ２７の先端部２７ａは、操作駒３０によるシャフト２０の更なる回転操作によって溝２６から外れて、シャフト２０は再び１８０°回転できるように構成されている。また、板バネ２７の先端部２７ａが、円板２５の溝２６に嵌った状態では、第一の回転軸Ａがマウス１の載置面と略並行となるように操作駒３０のＹ方向角度位置を認定しており、操作駒３０のＸ方向への回転をマウス１のほぼ真上から操作可能になっている。
【００２５】
更に、シャフト２０は、コード板４１、ケース４２の中心孔に挿通されてマウス１内の図示しない架台に取り付けられた軸受４３に回転自在に支持されている。コード板４１は、円板状に形成されており、円板２５に対向する面上に、複数の微小電極４１ａが周方向に等間隔をもって配設されている。また、円板２５には、コード板４１に対向する面に摺動端子２５ａが取り付けられており、コード板４１の微小電極４１ａに摺動端子２５ａの先端部が接触するように付勢されている。ケース４２は、マウス１内の図示しない架台に取り付けられており、内部にコード板４１を固定すると共に、円板２５を回転自在に収納している。即ち、前述したように操作駒３０は、第二の回転軸Ｂの軸回りに回転自在に操作可能な構成とされている。また、コード板４１は、第二の回転軸Ｂの軸回りの操作駒３０の回転量を検出して制御信号を送る機能を有している。即ち、操作駒３０を第二の回転軸Ｂの軸回りに回転操作して円板２５を回転させた際に、摺動端子２５ａの先端部が複数の微小電極４１ａと接触して、パルス状の電気信号に変え、これをパソコン本体２に送る機能を有している。即ち、これらコード板４１及び摺動端子２５ａは、第二の検出機構５３を構成している。
【００２６】
このように構成されたマウス１では、例えば人差し指により操作駒３０をマウス１の縦方向（Ｘ方向）に回転操作した場合、半球状の分割体３１、３２及び摺動子３４が一体的に回転する。この際、摺動子３４は、各切り欠き部２３内に順次嵌りながら回転移動するので、抵抗に強弱が生じた状態となる。これにより、操作駒３０をＸ方向に回転させた際に、オペレータは回転角度毎にクリック感を感じて操作を行うことができる。また、分割体３１、３２が回転するので、分割体３１に形成されているパターン３７が回転する。このパターン３７が回転すると、反射型フォトインタラプタ４０が、パターン３７から反射された光を受光してパルス状の電気信号に変えると共に、制御信号としてパソコン本体２に送られる。この制御信号は、後に詳しく説明する。
【００２７】
次に、操作駒３０をマウス１の幅方向（Ｙ方向）に回転操作した場合、分割体３１、３２の間にシャフト２０の接続板部２１が挟まれているので、分割体３１、３２と共にシャフト２０及び円板２５がシャフト２０の軸周りに回転する。この際、円板２５の溝２６に嵌合していた一対の板バネ２７が弾性的に変形して、円板２５の保持状態を解くと共に、その弾性力により円板２５の周面に当接する。これにより、円板２５の周面と両板バネ２７との間に摩擦による抵抗が加わり、オペレータが抵抗感を感じながら操作駒３０を回転操作することができる。
【００２８】
操作駒３０を１８０°回転させた際、円板２５の溝２６が回転前の位置から１８０°反対側に位置するので、再び両板バネ２７の先端部２７ａが、円板２５の溝２６内に嵌合し、抵抗が低下する。即ち、操作駒３０をＹ方向に回転させた際、半回転毎に両板バネ２７の先端部２７ａが円板２５の溝２６に嵌るので、オペレータはＸ方向への回転操作と比較すると、大きな回転角度でクリック感を感じながら操作を行うことができる。また、円板２５の回転と共に、摺動端子２５ａも同時に回転する。この際、摺動端子２５ａは、先端部がコード板４１の複数の微小電極４１ａと接触しながら回転移動する。これにより、摺動端子２５ａと、コード板４１の微小電極４１ａとの接触を検出してパルス状の電気信号に変えると共に、制御信号としてパソコン本体２に送られる。この制御信号は、以下に詳しく説明する。
【００２９】
次に、本発明に係るマウス１によるパソコン本体２の制御方法について、図８を参照して説明する。まず操作駒３０をＸ方向及びＹ方向に回転操作した際に、それぞれの回転量に対応した制御信号がパソコン本体２に送られる。パソコン本体２は、操作駒３０をＸ方向に回転させたときの制御信号と、Ｙ方向に回転させたときの制御信号とで、ディスプレイ４の異なる画面制御を行うように予め設定されている。例えば、図８に示すようにディスプレイ４にインターネット等のタブ式ブラウザ４ａを複数枚表示させた状態で、マウス１を全体的に動かすことによりトラックボール７を介してカーソルを移動させ、左クリックボタン５、右クリックボタン６によりタブ式ブラウザ４ａを１枚選択（クリック）してアクティブ状態とし、且つこの状態において表示しているタブ式ブラウザ４ａの範囲内で内容を全て表示できない場合、従来タブブラウザ４ａ内の縦及び横方向のスクロールバーにより、表示内容を移動させる必要があったが、本実施形態のマウス１では操作駒３０をＸ方向及びＹ方向に回転操作することで、回転操作のみで容易に表示内容を移動させることができる。即ち、操作駒３０をＸ方向に回転操作することにより、タブ式ブラウザ４ａ内の表示を縦方向にスクロールさせることができ、また操作駒３０をＹ方向に回転操作することにより、タブ式ブラウザ４ａ内の表示を横方向にスクロールさせることができる。
【００３０】
また、マウス１のトラックボール７を介してカーソルを移動させ、複数のタブブラウザ４ａの外において左クリックボタン５、右クリックボタン６によりクリックして、全てのタブ式ブラウザ４ａを非アクティブ状態にした場合、操作駒３０をＹ方向に半回転させてクリックすることにより、各タブ式ブラウザ４ａを順番に表示させるといった切替表示を行うこともできる。即ち、操作駒３０のＹ方向への回転操作のみで、容易に表示の切り替えを行うことができる。
【００３１】
また、例えば、キーボード３で文字をローマ字入力した場合、従来入力した文字を目的に応じてカナ、漢字、英字等に変換するには、キーボード３に配設されているファンクションキー等の支援キーを押したりする等の操作が必要があったが、本実施形態のマウス１では、操作駒３０をＹ方向に半回転させてクリックすることにより、文字の変換方式を切り替えることができる。例えば、操作駒３０を左に半回転すると入力した文字をカナに変換し、右に半回転すると漢字に変換させること等が可能である。従って、操作駒３０のＹ方向への回転操作のみで、容易に文字の変換方式を切り替えることができる。
【００３２】
このマウス１によれば、操作駒３０が第一の回転軸Ａ及び第二の回転軸Ｂの軸回りにのみ回転するよう規制されているので、操作駒３０の回転方向が互いに直交な方向のみに制限されて明確になり、第一の検出機構５１及び第二の検出機構５３を介して、両回転軸Ａ、Ｂの回転方向への動きを直接的且つ機械的に制御信号にしてパソコン本体２に送ることができる。
また、操作駒３０をＸ方向及びＹ方向に回転操作した際、クリック感を感じながら操作することができると共に、各検出機構５１、５３によりスイッチ的に制御信号を送ることができるので、明確な操作性を得ることができる。
【００３３】
更に、クリック感を感じるまでの回転量が、第一の回転軸Ａの軸回りの回転方向と、第二の回転軸Ｂの軸回りの回転方向とで異なるため、操作駒３０の回転操作の使い分けを容易に行うことができる。なお、このクリック感の変位は、接続板部２１の切り欠き部２３の形成数及び円板２５の溝２６の形成数により任意に設定することができる。また、明確なクリック感の相違により、異なる制御信号をはっきりと区別させることができ、操作駒３０の回転操作のみで容易に且つ確実に目的に応じた制御信号を送ることができる。また、操作駒３０をＹ方向に回転操作した際、クリック感を感じる位置では操作駒３０のＸ方向への操作をマウス１のほぼ真上から行うことができるようになっているので、Ｘ方向の操作位置を確実に認識できると共に、優れた操作性を得ることができる。
なお、本実施形態では、操作駒３０のＸ方向への操作をマウス１の真上から行うに適した構成としたが、これに限らず、各種電気機器に応じて斜め或いは真横方向から操作するように構成しても良い。
【００３４】
次に、本発明の第二の実施形態を、図９、１０を参照して説明する。この実施形態においては、第一実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第二実施形態と第一実施形態との異なる点は、第一実施形態では、円板２５の溝２６と一対の板バネ２７の先端部２７ａとが嵌合することにより、第二の回転軸Ｂの軸回りの回転でクリック感を生じさせる抵抗付加機構５２としているのに対し、第二実施形態の抵抗付加機構６０は、楕円板６１が一対の板バネ６２に弾性的に挟まれて保持された構成である点が異なっている。また、本実施形態では、シャフト２０の中間に楕円板６１が中心軸を一致させて取り付けられている。また、板バネ６２は、弓形状に形成されており、楕円板６１の周面に当接している。
【００３５】
この抵抗付加機構６０は、操作駒３０が第二の回転軸Ｂの軸回りに回転操作されて楕円板６１が回転した際、楕円板６１の長手方向周縁部が一対の板バネ６２を押し広げるようにしながら回転する。これにより、楕円板６１の周面と板バネ６２との間に摩擦による抵抗が増大して、オペレータが抵抗感を感じながら操作駒３０を操作することができる。また、楕円板６１の長手方向周縁部によって、板バネ６２が最も広げられた状態で抵抗が最大値となる。更に、楕円板６１が回転すると、板バネ６２の付勢力によって楕円板６１の回転が促進されて、楕円板６１の長手方向と板バネ６２の長手方向とが同方向になる位置まで楕円板６１が回転する。このとき、楕円板６１と板バネ６２との間に生じる抵抗が最も低下するためクリック感が生じる。即ち、操作駒３０をＹ方向に回転した際、半回転毎にクリック感が生じる。
【００３６】
この抵抗付加機構６０は、楕円板６１に溝等の加工が不要であり、楕円形状を利用してクリック感を得る構成であるため、操作駒３０を回転操作した際に、ひっかかり等が生じないので、より円滑に操作駒３０を回転でき、操作性を向上させることができる。
【００３７】
次に、本発明の第三の実施形態を、図１１を参照して説明する。この実施形態においては、第一実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第三実施形態と第一実施形態との異なる点は、第一実施形態では、シャフト２０の他端側のみが、軸受４３に回転自在に支持されていた構成であるが、第三実施形態のシャフト７０（一方の回転軸部材）は、シャフト７０の両側が軸受７１に回転自在に支持されている点である。
このシャフト７０では、両側が軸受７１により支持されているので、操作駒３０を回転操作した際に、がたつき等が生じにくく、より安定した状態で操作を行うことができるので、操作性を向上させることができる。
【００３８】
次に、本発明の第四の実施形態を、図１２を参照して説明する。この実施形態においては、第一実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第四実施形態と第一実施形態との異なる点は、第一実施形態では、操作駒３０が、定位置で回転操作されるのに対し、第四実施形態の操作駒８０（操作部）は、上記回転操作に加え第一の回転軸Ａ及び第二の回転軸Ｂに対して直交する方向に押し下げ可能に支持されている点である。即ち、シャフト８１（一方の回転軸部材）の他端部をＹ方向に回転自在に支持する軸受８１ａが、第一の回転軸Ａ及び第二の回転軸Ｂに対して直交する方向に回転自在に支持される構造となっている。また、シャフト８１の下方には、操作駒８０が押し下げられた際に、シャフト８１に接触して制御信号を送るスイッチ８２（第三の検出機構）が配設されている。
【００３９】
この操作駒８０では、操作駒７０を押し下げ操作した際に、スイッチ８２により、第一の回転軸Ａ及び第二の回転軸Ｂ回りの回転操作に伴う制御信号と異なる制御信号をパソコン本体２に送ることができる。従って、より多用なパソコン本体２の制御が可能になり、機能性の向上化を図ることができる。
【００４０】
次に、本発明の第五の実施形態を、図１３を参照して説明する。この実施形態においては、第一実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第五実施形態と第一実施形態との異なる点は、第一実施形態では、操作駒３０が、Ｙ方向に３６０°以上回転可能であるのに対し、第五実施形態の操作駒９０は、Ｙ方向の回転が一定の回転量まで規制されている点である。即ち、本実施形態の操作駒９０（操作駒）は、指先等で所定の移動量でＹ方向に回転した後、指先等を操作駒９０から離すと、内蔵した図示しないバネ等により操作駒９０が元の位置まで回転して戻るように設定されている。
【００４１】
また、本実施形態では、操作駒９０の回転動作に伴う、回転量及び回転方向の検出は、操作駒９０の周囲に近接して設けられた図示しないエンコーダで行っている。更に、本実施形態では、シャフト９１（一方の回転軸部材）の中間部から他端部の機構が小型の収納ケース９３内に全て配されている。
【００４２】
本実施形態では、上述したように操作駒９０をＹ方向に回転操作した場合に、操作後に元の位置まで操作駒９０が逆方向に回転して戻る。従って、操作駒９０は、操作時以外は常に半球の合わせ部が正面に位置するので、位置決めを自動的に行うことができる。
【００４３】
次に、本発明の第六の実施形態を、図１４を参照して説明する。この実施形態においては、第一実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第六実施形態と第一実施形態との異なる点は、第一実施形態では、操作駒３０が、Ｙ方向に３６０°以上回転可能であるのに対し、第六実施形態の操作駒１００（操作部）は、Ｙ方向の回転が一定の回転量で規制されている点である。
【００４４】
操作駒１００は、シャフト１０１（一方の回転軸部材）の一端側に取り付けられており、シャフト１０１の他端側は、軸受１０２に回転自在に支持されている。即ち、操作駒１００は、第一の回転軸Ａの軸回り（Ｘ方向）に回転自在に支持されている。また、軸受１０２には、プラスチック等でＵ字状に形成されたＵ字板１０３の一端が取り付けられており、軸受１０２に隣接して操作駒１００のＸ方向への回転量及び回転方向を検出するエンコーダ１０４（第一の検出機構）が取り付けられている。また、Ｕ字板１０３の他端には、当接部１０３ａが取り付けられている。
更に、Ｕ字板１０３には、Ｕ字板１０３に対して、その下部において９０°の角度で直交するように、プラスチック等でＵ字状に形成されたＵ字板１０５が取り付けられている。このＵ字板１０５の両端部には、回転軸部材１０６（他方の回転軸部材）が取付けられ、該回転軸部材１０６は、マウス１内に固定された軸受１０７に回転自在に支持されている。これにより、操作駒１００は、第二の回転軸Ｂの軸回り（Ｙ方向）に回転自在に支持されている。また、一方の軸受１０７に隣接して操作駒１００のＹ方向への回転量及び回転方向を検出するエンコーダ１０８（第二の検出機構）が取り付けられている。また、当接部１０３ａの上下側には、ストッパ１０９が設けられており、、操作駒１００をＹ方向に回転操作した際に、当接部１０３ａがストッパ１０９に接触して、操作駒１００のＹ方向への回転が一定量に規制されている。
【００４５】
本実施形態では、上述したように操作駒１００が、Ｘ方向に対しては３６０°以上回転自在であるが、Ｙ方向に向けて回転操作された場合、シャフト１０１、軸受１０２、Ｕ字板１０３及びＵ字板１０５が、一体的に回転軸部材１０６の軸回りに回転する。即ち、これらは、第二の回転軸Ｂの軸回りに回転する。この際、操作駒１００を一定の回転量だけ回転操作すると、当接部１０３ａがストッパ１０９に接触するので、操作駒１００のＹ方向への回転が規制される。これにより、操作駒１００のＹ方向への回転量が僅かですみ、例えば、人差指を僅かに動かすだけで操作できるので、操作性を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、当接部１０３ａ及びストッパ１０９により操作駒１００のＹ方向への回転量を規制したが、これに限られず、Ｙ方向の回転を一定の回転量で規制可能に構成されていれば良い。
【００４６】
なお、本発明の技術分野は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本実施形態では、操作部として球状の操作駒を用いたが、これに限られるものではなく、Ｘ方向及びＹ方向に回転自在な操作部であれば他の形状のものでも構わない。例えば、直方体や正２０面体状でも良いし、Ｘ方向に中心軸を有する円板状の操作部としても良い。この場合、操作部である円板をＹ方向に回転させるには、円板の中心軸がＹ方向に対して所定角度で傾斜可能に円板を支持する構成にすれば良い。
また、上記第一実施形態では、操作駒がマウスの上部から露出するように配設されていたが、マウスの下面より露出させて操作可能に配設した構成にしても良い。この際、例えば、光学式のマウスと組み合わせることにより、マウスの下面に操作駒を突出させたり、マウス本体内に没入させることが自在となる機構を要する。即ち、光学式マウスによってカーソルの操作を行う際には、マウス下面から操作駒を没入させておき、操作駒による操作を行う際には、スイッチ等で操作駒をマウス下面から突出させて操作を行うように構成すれば良い。
【００４７】
また、上記実施形態では、本発明の入力装置をパソコン本体に制御信号を送るマウスに適用したが、他の電子機器に制御信号を送る入力装置に適用しても良い。例えば、電子機器としては、テレビジョン、カーナビゲーション、ＰＤＡ（パーソナルデジタルアシスタンス）、携帯電話等に適用しても構わない。
上記テレビジョンを電子機器とする場合、リモートコントローラ等に本発明の入力装置を適用しても構わない。この際、操作駒によるＹ方向への回転操作によって、テレビジョンの画面に映し出されるテレビ信号、例えば、地上波放送、ＢＳ放送やＣＳ放送等の衛生放送、ケーブルテレビ等の切り替えを行うように制御信号を設定しても良い。
【００４８】
また、カーナビゲーションを電子機器とする場合、リモートコントローラに本発明の入力装置を適用しても構わない。この際、操作駒によるＹ方向への回転操作によって、カーナビゲーションのディスプレイに表示される画面情報として、例えば、通常画面から３Ｄ画面又はテレビ画面等に切り替える制御信号に設定しても良い。
また、ＰＤＡを電子機器とする場合、ＰＤＡの表面部に操作駒を露出するように本発明の入力装置を内部に内臓して適用しても構わない。この際、操作駒によるＹ方向への回転操作によって、ＰＤＡのディスプレイに表示されるアプリケーションソフトウェアを切り替える制御信号に設定しても良い。
また、携帯電話を電子機器とする場合、携帯電話の表面部に操作駒を露出するように本発明の入力装置を内部に内臓して適用しても構わない。この際、操作駒によるＹ方向への回転操作によって、携帯電話のディスプレイに表示されるアプリケーションソフトウェアを切り替える制御信号に設定しても良い。例えば、通話用ソフトウェア、電子メール用ソフトウェア、インターネット用ソフトウェア、カメラ機能用ソフトウェア等の切り替えに用いられる。
【００４９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の入力装置によれば、操作部が第一の回転軸及び第二の回転軸回りにのみ回転するよう規制されているので、操作部の回転方向が、互いに直交する方向のみに制限されて明確になり、各検出機構を介して上記二方向の回転方向への動きを直接的に且つ機械的に制御信号にして電子機器本体側に確実に送ることができる。
また、本発明に係る電子機器によれば、操作が容易、明確で、且つ入力機能に優れた電子機器を得ることができる。従って、機能に応じてボタン等を増設する必要がなく、一つの操作部により多種多用な制御信号の入力が可能になる。これにより、入力装置及び電子機器の低コスト化、小型化が実現できると共に、簡易且つ容易な操作感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第一実施形態に係るマウスをパソコン本体、ディスプレイ及びキーボードに接続した一例を示すブロック図である。
【図２】図１に示すマウスの上面図である。
【図３】図１に示すマウスの側面図である。
【図４】図１に示すマウスの操作駒の構成を示す斜視図であって、組み立て前の状態を示す図である。
【図５】図１に示すマウスの操作駒の構成を示す上面図であって、組み立て状態を示す図である。
【図６】図５に示す操作駒に取り付けられているシャフトの先端の側面図である。
【図７】図５に示す操作駒の半球部分の拡大図であって、（ａ）は半球の断面図、（ｂ）は半球の側面図である。
【図８】図１に示すディスプレイに表示された表示画面の一例を示す図である。
【図９】本発明の第二実施形態に係る入力装置の第二の回転軸Ｂ回りの抵抗付加機構を示す斜視図である。
【図１０】図９に示す抵抗付加機構の正面図である。
【図１１】本発明の第三実施形態に係る入力装置の操作駒及びシャフトの取付状態を示す上面図である。
【図１２】本発明の第四実施形態に係る入力装置の操作駒及びシャフトの取付状態を示す斜視図である。
【図１３】本発明の第五実施形態に係る入力装置の操作駒の取付状態を示す図であって、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
【図１４】本発明の第六実施形態に係る入力装置の操作駒の取付状態を示す図であって、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
【符号の説明】
Ａ第一の回転軸
Ｂ第二の回転軸
１マウス（入力装置）
２パソコン本体（電子機器）
４ディスプレイ（表示部）
２０、７０、８１、９１、１０１シャフト（一方の回転軸部材）
３０、８０、９０、１００操作駒（操作部）
３３、１０６回転軸部材（他方の回転軸部材）
５０、５２、６０抵抗付加機構
５１第一の検出機構
５３第二の検出機構
８２スイッチ（第三の検出機構）
１０４エンコーダ（第一の検出機構）
１０８エンコーダ（第二の検出機構）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an input device for sending a control signal to an electronic device main body such as a personal computer or a mobile phone, and an electronic device equipped with the input device.
[0002]
[Prior art]
As is well known, when an electronic device such as a personal computer is used, operations including movement of the cursor on the display screen are performed by operating a track piece attached to the keyboard, for example, or provided separately from the keyboard. There is a known method of operating the track piece device. Various types of track piece devices are provided, and one of them is known as a track piece device that has a click feeling during operation and is less susceptible to rattling (see, for example, Patent Document 1). ).
In this track piece device, a piece is supported so as to be rotatable in all directions, and a click feeling is generated regardless of which direction the piece is rotated. In addition, this type of track piece device is fitted with, for example, another special image on the image on the monitor, and in order to enlarge, reduce, or rotate this special image, the X direction (vertical direction) or the Y direction (horizontal direction) There is also known a motion detection device for a track piece that moves a special video only in the direction (direction) to enable a clear operation of the special video (see, for example, Patent Document 2).
In this track piece motion detection device, a three-dimensional and parameter input unit having an output mode setting switch is connected to the track piece device. When the frame is rotated in all directions using this output mode setting switch, the amount of rotation component in the X or Y direction is detected and processed on software. It is moved in the X direction or the Y direction.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-265528 A (paragraph numbers 0025-0053, paragraphs 1-5)
[Patent Document 2]
JP-A-6-301479 (paragraph number 0012-39, FIG. 1-7)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since the track piece device described in Patent Document 1 can easily rotate the piece in all directions, when the cursor on the display screen is to be moved only in the X direction or the Y direction, the cursor is inclined. It often moves. Therefore, when it is desired to move the cursor to a specific location on the display screen, clear movements in the X direction and the Y direction cannot be obtained, which is unsuitable for easily moving the cursor with high accuracy.
Moreover, in the motion detection apparatus for track pieces described in Patent Document 2, it is possible to move the cursor only in the X direction and the Y direction, but another calculation that is processed in software such as three-dimensional and parameter input units. There is a disadvantage that a processing device is required and the cost of parts is increased.
[0005]
The present invention has been made in consideration of such circumstances, and its purpose is to perform an arithmetic process of cursor movement in the X direction (vertical direction) and the Y direction (horizontal direction) using a rotatable operation unit. It is an object to provide an input device that can be controlled without being used, and an electronic apparatus including the same.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides the following means.
The present invention is an input device that sends a control signal to an electronic device main body, and is capable of rotating around an axis with respect to a first rotation axis and is orthogonal to the first rotation axis Can rotate around the axis in the direction of rotation And rotate only around the first rotation axis and the second rotation axis. Regulated Spherical An operation unit, a first detection mechanism that detects the rotation amount of the operation unit around the first rotation axis and sends the control signal, and detects the rotation amount of the operation unit around the second rotation axis And sending the control signal to the second detector And a resistance adding mechanism for adding resistance to the rotation of the operation unit and reducing the resistance at a constant rotation angle, wherein the first detection mechanism and the second detection mechanism are configured to have the constant rotation angle. The control signal is sent when the operation unit rotates until the constant rotation angle around the second rotation axis is larger than the constant rotation angle around the first rotation axis. Largely set It is characterized by this.
[0007]
In the input device according to the present invention, since the operation unit is restricted to rotate only about the first rotation shaft and the second rotation shaft, the rotation direction of the operation unit is only in the direction orthogonal to each other. It becomes limited and clear, and the movement in the two rotational directions can be directly and mechanically sent as a control signal to each electronic device body through each detection mechanism.
[0008]
The input device according to the present invention includes a resistance adding mechanism that adds resistance to rotation of the operation unit and decreases the resistance at a constant rotation angle, and includes the first detection mechanism and the second detection mechanism. A mechanism is characterized in that the control signal is sent when the operation unit is rotated to the fixed rotation angle.
[0009]
In the input device according to the present invention, when the operation unit is rotated at a certain angle, the resistance is reduced by the resistance adding mechanism, so that a so-called click feeling is maintained at a certain rotation angle.
Can be obtained at the position. For example, when the operation unit is rotated with the index finger, the rotation resistance increases and decreases, and the operation unit can be rotated while feeling a click feeling. Accordingly, when the operation unit is rotated to a rotation angle at which the user feels a click feeling, a control signal is sent by each detection mechanism. For example, a control signal can be sent in a switch manner, and a clear operability can be obtained. it can.
[0010]
According to the present invention, in the input device described above, the constant rotational angle around the second rotational axis is set to be larger than the constant rotational angle around the first rotational axis. It is a feature.
In the input device according to the present invention, since the amount of rotation until the click feeling is felt differs between the rotation direction around the first rotation axis and the rotation direction around the second rotation axis, the control varies depending on the rotation direction. When the signal is set, it is easy to properly use the rotation operation of the operation unit. Therefore, it is possible to clearly distinguish operation feelings in different rotation directions according to control signals having different purposes due to clear click feeling differences.
[0011]
The input device according to any one of the preceding claims, wherein the operation unit is supported to be vertically movable in a direction orthogonal to the first rotation shaft and the second rotation shaft, and the operation unit is A third detection mechanism for detecting the up / down state and sending the control signal is provided.
In the input device according to the present invention, an up / down operation is added in addition to the rotation operation of the operation unit, and a new control signal can be sent by the third detection mechanism, so that more versatile electronic devices can be controlled. It is possible to improve functionality.
[0012]
According to the present invention, in the input device according to any one of the above, the operation unit is integrally attached to a part of one rotary shaft member having the second rotary shaft, The other rotary shaft member having the first rotary shaft is provided on a part of the one rotary shaft member and is rotatably supported around the axis of the other rotary shaft member. It is characterized by being supported.
In the input device according to the present invention, the operation portion is supported so as to be rotatable about the axis of one rotary shaft member and the other rotary shaft orthogonal to the one rotary shaft member. Thus, the operation unit can be rotated and mechanically and reliably rotated about the first rotation shaft and the second rotation shaft.
[0013]
According to the present invention, in the input device according to any one of the above, the operation unit is spherical.
In the input device according to the present invention, since the operation unit is spherical, the operation unit can be easily rotated with a fingertip. In addition, since the same spherical surface can always be operated with the fingertip or the like regardless of the rotation state of the operation unit, it can be operated smoothly without feeling uncomfortable.
[0014]
The present invention is characterized by comprising the input device of the present invention.
Since the electronic apparatus according to the present invention includes the input device of the present invention having the above-described effects, an electronic apparatus that is easy to operate, clear, and excellent in input function can be obtained.
[0015]
The electronic device according to the present invention includes a display unit that displays information, and the input device sends a control signal that changes the display of the display unit. The signal changes the display different from the signal of the first detection mechanism.
In the electronic apparatus according to the present invention, different display change controls can be used properly by the first and second detection mechanisms.
[0016]
According to the present invention, in the electronic device described above, the signal of the first detection mechanism scrolls the display screen of the display unit up and down, and the signal of the second detection mechanism is the display unit. The display screen is switched to a different display screen.
In the electronic apparatus according to the present invention, it is possible to surely and easily use different functions such as whether the display screen of the display unit is scrolled up and down or switched to another display screen.
[0017]
According to the present invention, in the electronic device described above, the signal of the second detection mechanism switches application software displayed on the display unit when a plurality of application software is activated. Is.
In the electronic apparatus according to the present invention, the desired application software can be easily and reliably displayed on the display unit only by rotating the operation unit.
[0018]
The present invention is characterized in that, in the electronic device described above, the signal of the second detection mechanism switches a method for inputting or converting a character to be displayed on the display unit.
In the electronic device according to the present invention, a desired character input or conversion method can be easily and reliably switched by only rotating the operation unit.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS. A mouse 1 shown in FIGS. 1 to 3 is an input device that sends a control signal to a personal computer main body 2 (electronic equipment). A keyboard 3 and a display 4 (display unit) are connected to the personal computer main body 2.
The mouse 1 has a built-in input mechanism for sending a control signal to the personal computer main body 2 in a main body cover 1b fixed to the lower cover 1a. The main body cover 1b is provided with a left click switch 5 and a right click switch 6. The lower cover 1a is provided with a trackball 7 for moving the cursor on the display 4 and the like. A detection mechanism (not shown) for detecting the rotation direction and the rotation amount of the trackball 7 is provided above the trackball 7. The mouse 1 has a left click switch 5 and a right click switch arranged on one end side, and has a substantially elliptical shape when viewed from above.
[0020]
As shown in FIGS. 2 to 5, the mouse 1 can be rotated about an axis with respect to a first rotation axis A (a rotation axis in a direction perpendicular to the longitudinal direction of the mouse). A ball-shaped operation piece 30 (operation unit) which is restricted to be rotatable about an axis in a rotation direction having a second rotation axis B (rotation axis in the longitudinal direction of the mouse) orthogonal to the rotation axis A The first detection mechanism 51 that detects the rotation amount of the operation piece 30 around the first rotation axis A and sends a control signal, and the rotation amount of the operation piece 30 around the second rotation axis B is detected and controlled. And a second detection mechanism 53 for sending a signal.
Further, a part of the operation piece 30 is exposed from the main body cover 1b as shown in FIG. 3, and is arranged so as to be rotatable. That is, the operation piece 30 is restricted from rotating in the longitudinal direction of the mouse 1, that is, in the vertical direction (X direction) and the width direction (Y direction).
[0021]
As shown in FIGS. 4 and 5, a shaft 20 (one rotary shaft member) is attached to the operation piece 30. The shaft 20 is formed of a plastic or the like in a cylindrical shape, and has a disk-shaped connecting plate portion 21 on one end side. As shown in FIG. 6, the connecting plate portion 21 has a hole 22 formed in the center, and a plurality of radially extending slit-like cutout portions 23 are radially arranged around the hole 22. Has been.
[0022]
As shown in FIGS. 4 and 5, the operation piece 30 is arranged so that hemispherical divided bodies 31 and 32 made of plastic or the like are opposed to each other with the connecting plate portion 21 at the tip of the shaft 20 interposed therebetween. It is configured in a spherical shape. At this time, the divided bodies 31 and 32 are connected to each other via a rotating shaft member 33 (the other rotating shaft member) inserted through the hole 22 of the connecting plate portion 21. That is, the operation piece 30 is attached so as to be rotatable around the axis about the rotation shaft member 33. That is, as described above, the operation piece 30 is configured to be rotatable in the vertical direction (X direction) of the mouse 1. As shown in FIGS. 6 and 7, a slider 34 having a spherical head 34 a is attached to the surface of the divided body 31 facing the connection plate portion 21, and the tip of the slider 34 is attached to the surface of the divided body 31. The contact plate portion 21 is elastically in contact with the notch portion 23 of the connection plate portion 21. The slider 34 has a function of adding resistance to the rotation of the operation piece 30 and reducing the resistance at a certain rotation angle by the notch 23. That is, when the operation piece 30 is rotated about the first rotation axis A and the slider 34 rotates, the head 34 a at the tip of the slider 34 is connected to the connecting plate portion 21 by its elastic force. It moves in contact with the flat portion of the plate while applying resistance, and when it rotates by a certain angle, it fits into the notch 23. At this time, since the resistance generated between the head 34a of the slider 34 and the connecting plate portion 21 is reduced, a click feeling is generated. That is, the slider 34 and the notch 23 constitute a resistance adding mechanism 50 in the rotation around the first rotation axis A.
[0023]
In addition, the divided body 31 is formed with an annular groove 36 having inclined surfaces 35 inclined radially outward on opposing surfaces, and silver and black are alternately formed on the inclined surface 35, for example. Continuous patterns 37 are formed at equal intervals in the circumferential direction. In the mouse 1, a reflection type photo interrupter 40 is provided at a position where light such as infrared rays can be irradiated at a substantially right angle to the pattern 37. The reflection type photo interrupter 40 has a function of detecting a rotation amount of the operation piece 30 around the rotary shaft member 33 and sending a control signal. That is, the reflective photo interrupter 40 has a function of irradiating the pattern 37 with light, receiving the light reflected by the silver portion, converting it into a pulsed electric signal, and sending it to the personal computer 2. . That is, the reflective photo interrupter 40 and the pattern 36 constitute a first detection mechanism 51.
[0024]
As shown in FIGS. 4 and 5, a disc 25 is attached to an intermediate portion in the longitudinal direction of the shaft 20 so as to be orthogonal to each other with the central axis coincident. A pair of V-shaped grooves 26 are formed on the outer peripheral edge of the disk 25 with an interval of 180 °. A pair of leaf springs 27 made of stainless steel or the like are disposed on both sides of the disc 25 so as to sandwich the disc 25 with an elastic force. These two leaf springs 27 are bent in a V shape at their tip portions 27 a and can be fitted into the grooves 26 of the disc 25. The pair of leaf springs 27 have a function of adding resistance to the rotation of the operation piece 30 around the second rotation axis B and reducing the resistance at a certain rotation angle. That is, when the operation piece 30 is rotated about the second rotation axis B and the disk 25 is rotated, the two plate springs 27 are arranged so that the disk 25 is sandwiched from both sides by its elastic force. Therefore, a frictional resistance is generated between the peripheral surface of the disk 25 and the leaf spring 27. Further, when the distal end portion 27a of the leaf spring 27 reaches the groove 26 of the disc 25, the distal end portion 27a of the leaf spring 27 is fitted into the groove 26 and the resistance is lowered. Therefore, a click feeling is generated at this time. The click feeling is generated at intervals of the grooves 26 of the disk 25, that is, every 180 ° rotation. That is, the disc 25 and the leaf spring 27 constitute a resistance adding mechanism 52 in the rotation around the second rotation axis B.
The tip 27a of the leaf spring 27 fitted in the groove 26 of the disc 25 is configured to be detached from the groove 26 by the further rotation operation of the shaft 20 by the operation piece 30, and the shaft 20 can be rotated 180 ° again. Has been. In addition, when the tip 27 a of the leaf spring 27 is fitted in the groove 26 of the disc 25, the angle of the operation piece 30 in the Y direction so that the first rotation axis A is substantially parallel to the placement surface of the mouse 1. The position is recognized, and the rotation of the operation piece 30 in the X direction can be operated almost directly above the mouse 1.
[0025]
Furthermore, the shaft 20 is rotatably supported by a bearing 43 that is inserted into the central hole of the cord plate 41 and the case 42 and is attached to a gantry (not shown) in the mouse 1. The code plate 41 is formed in a disc shape, and a plurality of microelectrodes 41 a are arranged at equal intervals in the circumferential direction on the surface facing the disc 25. In addition, a sliding terminal 25 a is attached to the disk 25 on the surface facing the code plate 41, and is urged so that the tip of the sliding terminal 25 a contacts the microelectrode 41 a of the code plate 41. Yes. The case 42 is attached to a gantry (not shown) in the mouse 1. The code plate 41 is fixed inside the case 42, and the disc 25 is rotatably accommodated. That is, as described above, the operation piece 30 is configured to be rotatable about the second rotation axis B. The code plate 41 has a function of detecting the amount of rotation of the operation piece 30 around the second rotation axis B and sending a control signal. That is, when the operation piece 30 is rotated about the second rotation axis B to rotate the disk 25, the tip of the sliding terminal 25a comes into contact with the plurality of microelectrodes 41a, and the pulse shape It has a function to change to an electric signal and send it to the personal computer main body 2. That is, the code plate 41 and the sliding terminal 25 a constitute a second detection mechanism 53.
[0026]
In the mouse 1 configured as described above, for example, when the operation piece 30 is rotated in the vertical direction (X direction) of the mouse 1 with the index finger, the hemispherical divided bodies 31 and 32 and the slider 34 rotate integrally. To do. At this time, the slider 34 rotates while being sequentially fitted in the notches 23, so that the resistance is increased or decreased. Thereby, when the operation piece 30 is rotated in the X direction, the operator can perform an operation while feeling a click feeling at each rotation angle. Further, since the divided bodies 31 and 32 rotate, the pattern 37 formed on the divided body 31 rotates. When the pattern 37 rotates, the reflection type photo interrupter 40 receives the light reflected from the pattern 37 and converts it into a pulsed electric signal and sends it to the personal computer main body 2 as a control signal. This control signal will be described in detail later.
[0027]
Next, when the operation piece 30 is rotated in the width direction (Y direction) of the mouse 1, the connecting plate portion 21 of the shaft 20 is sandwiched between the divided bodies 31 and 32. The shaft 20 and the disk 25 rotate around the axis of the shaft 20. At this time, the pair of leaf springs 27 fitted in the grooves 26 of the disk 25 are elastically deformed to release the holding state of the disk 25 and to contact the peripheral surface of the disk 25 by the elastic force. Touch. Thereby, resistance by friction is added between the peripheral surface of the disc 25 and both the leaf springs 27, and the operator can rotate the operation piece 30 while feeling a sense of resistance.
[0028]
When the operation piece 30 is rotated by 180 °, the groove 26 of the disk 25 is positioned on the opposite side of 180 ° from the position before the rotation, so that the leading end portions 27a of the two leaf springs 27 are again in the groove 26 of the disk 25. And the resistance decreases. That is, when the operation piece 30 is rotated in the Y direction, the tip portions 27a of the two leaf springs 27 are fitted in the grooves 26 of the disc 25 every half rotation, so that the operator has a large comparison with the rotation operation in the X direction. The operation can be performed while feeling a click feeling at the rotation angle. Moreover, the sliding terminal 25a also rotates simultaneously with the rotation of the disc 25. At this time, the sliding terminal 25 a rotates and moves while the tip portion is in contact with the plurality of microelectrodes 41 a of the code plate 41. As a result, contact between the sliding terminal 25a and the microelectrode 41a of the code plate 41 is detected and converted into a pulsed electric signal, and sent to the personal computer main body 2 as a control signal. This control signal will be described in detail below.
[0029]
Next, a method of controlling the personal computer main body 2 with the mouse 1 according to the present invention will be described with reference to FIG. First, when the operation piece 30 is rotated in the X direction and the Y direction, control signals corresponding to the respective rotation amounts are sent to the personal computer main body 2. The personal computer main body 2 is set in advance so as to perform different screen controls of the display 4 with a control signal when the operation piece 30 is rotated in the X direction and a control signal when the operation piece 30 is rotated in the Y direction. For example, as shown in FIG. 8, with a plurality of tab browsers 4a such as the Internet displayed on the display 4, the cursor is moved via the trackball 7 by moving the mouse 1 as a whole, and the left click button 5. When one tab-type browser 4a is selected (clicked) by the right-click button 6 to make it active and all contents cannot be displayed within the range of the tab-type browser 4a displayed in this state, the conventional tab browser Although the display contents need to be moved by the vertical and horizontal scroll bars in 4a, in the mouse 1 of this embodiment, the operation piece 30 can be rotated in the X direction and the Y direction. Display contents can be easily moved. That is, by rotating the operation piece 30 in the X direction, the display in the tab type browser 4a can be scrolled in the vertical direction, and by rotating the operation piece 30 in the Y direction, the tab type browser 4a. The display inside can be scrolled horizontally.
[0030]
In addition, the cursor is moved via the trackball 7 of the mouse 1 and clicked by the left click button 5 and the right click button 6 outside the plurality of tab browsers 4a to make all the tab type browsers 4a inactive. In this case, it is also possible to perform switching display in which the tab-type browsers 4a are sequentially displayed by clicking the operation piece 30 half-turning in the Y direction and clicking. That is, the display can be easily switched by only rotating the operation piece 30 in the Y direction.
[0031]
Also, for example, when a character is entered in Roman characters on the keyboard 3, a support key such as a function key provided on the keyboard 3 can be used to convert the conventionally input character into kana, kanji, or English according to the purpose. Although an operation such as pressing was necessary, in the mouse 1 of this embodiment, the character conversion method can be switched by clicking the operation piece 30 half-turned in the Y direction and clicking. For example, if the operation piece 30 is rotated halfway to the left, the input character can be converted to kana, and if it is rotated halfway to the right, it can be converted to kanji. Therefore, the character conversion method can be easily switched by only rotating the operation piece 30 in the Y direction.
[0032]
According to this mouse 1, since the operation piece 30 is restricted to rotate only around the first rotation axis A and the second rotation axis B, the rotation direction of the operation piece 30 is only in a direction orthogonal to each other. The personal computer main body uses the first detection mechanism 51 and the second detection mechanism 53 to directly and mechanically control the movement in the rotation direction of both the rotation axes A and B via the first detection mechanism 51 and the second detection mechanism 53. 2 can be sent.
In addition, when the operation piece 30 is rotated in the X direction and the Y direction, the operation piece 30 can be operated while feeling a click, and a control signal can be sent in a switch manner by each of the detection mechanisms 51 and 53. Operability can be obtained.
[0033]
Further, since the amount of rotation until the feeling of clicking is different between the rotation direction around the first rotation axis A and the rotation direction around the second rotation axis B, the rotation operation of the operation piece 30 is performed. You can easily use them properly. Note that the displacement of the click feeling can be arbitrarily set according to the number of notches 23 formed in the connection plate 21 and the number of grooves 26 formed in the disk 25. Further, different control signals can be clearly distinguished due to a clear difference in click feeling, and a control signal according to the purpose can be transmitted easily and reliably only by rotating the operation piece 30. In addition, when the operation piece 30 is rotated in the Y direction, the operation piece 30 can be operated in the X direction almost directly above the mouse 1 at a position where a feeling of clicking is felt. Can be reliably recognized, and excellent operability can be obtained.
In the present embodiment, the operation piece 30 is configured to be suitable for operation in the X direction from directly above the mouse 1. However, the present invention is not limited to this, and the operation piece 30 is operated from an oblique direction or a lateral direction according to various electrical devices. You may comprise as follows.
[0034]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In this embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
The difference between the second embodiment and the first embodiment is that in the first embodiment, the groove 26 of the disc 25 and the tip portions 27a of the pair of leaf springs 27 are fitted to each other, so that the second rotating shaft. In contrast to the resistance adding mechanism 52 that generates a click feeling by rotating around the B axis, the resistance adding mechanism 60 of the second embodiment is held by an elliptical plate 61 elastically sandwiched between a pair of leaf springs 62. The difference is in the configuration. In the present embodiment, an elliptical plate 61 is attached to the middle of the shaft 20 so that the center axes thereof coincide with each other. The leaf spring 62 is formed in a bow shape and abuts on the peripheral surface of the elliptical plate 61.
[0035]
In the resistance adding mechanism 60, when the operation piece 30 is rotated about the second rotation axis B and the elliptical plate 61 rotates, the longitudinal peripheral edge of the elliptical plate 61 spreads the pair of leaf springs 62. Rotate while doing so. Thereby, the resistance by friction increases between the surrounding surface of the elliptical board 61 and the leaf | plate spring 62, and the operator can operate the operation piece 30 feeling a sense of resistance. Further, the resistance becomes the maximum value in a state where the leaf spring 62 is expanded most by the peripheral edge of the elliptical plate 61 in the longitudinal direction. Further, when the elliptic plate 61 rotates, the rotation of the elliptic plate 61 is promoted by the urging force of the plate spring 62, and the elliptic plate 61 reaches a position where the longitudinal direction of the elliptic plate 61 and the longitudinal direction of the plate spring 62 become the same direction. Rotates. At this time, since the resistance generated between the elliptical plate 61 and the leaf spring 62 is the lowest, a click feeling is generated. That is, when the operation piece 30 is rotated in the Y direction, a click feeling is generated every half rotation.
[0036]
The resistance adding mechanism 60 does not require processing of a groove or the like in the elliptical plate 61 and is configured to obtain a click feeling by using an elliptical shape. Therefore, when the operation piece 30 is rotated, there is no catch. Therefore, the operation piece 30 can be rotated more smoothly and the operability can be improved.
[0037]
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In this embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
The difference between the third embodiment and the first embodiment is that in the first embodiment, only the other end side of the shaft 20 is rotatably supported by the bearing 43. The shaft 70 (one rotating shaft member) is a point that both sides of the shaft 70 are rotatably supported by the bearing 71.
Since both sides of the shaft 70 are supported by the bearings 71, when the operation piece 30 is rotated, rattling or the like hardly occurs and the operation can be performed in a more stable state. Can be improved.
[0038]
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In this embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
The difference between the fourth embodiment and the first embodiment is that, in the first embodiment, the operation piece 30 is rotated at a fixed position, whereas the operation piece 80 (operation unit) of the fourth embodiment is In addition to the above rotation operation, it is supported so that it can be pushed down in a direction orthogonal to the first rotation axis A and the second rotation axis B. That is, the bearing 81a that rotatably supports the other end of the shaft 81 (one rotary shaft member) in the Y direction is rotatable in a direction orthogonal to the first rotary shaft A and the second rotary shaft B. It is a structure supported by. Also, below the shaft 81, a switch 82 (third detection mechanism) is disposed that sends a control signal in contact with the shaft 81 when the operation piece 80 is pushed down.
[0039]
In the operation piece 80, when the operation piece 70 is pushed down, the control signal different from the control signal associated with the rotation operation around the first rotation axis A and the second rotation axis B is sent to the personal computer main body 2 by the switch 82. Can send. Therefore, more versatile personal computer main body 2 can be controlled, and functionality can be improved.
[0040]
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In this embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
The difference between the fifth embodiment and the first embodiment is that, in the first embodiment, the operation piece 30 can be rotated 360 ° or more in the Y direction, whereas the operation piece 90 of the fifth embodiment is This is that the rotation in the Y direction is restricted to a certain amount of rotation. That is, the operation piece 90 (operation piece) of the present embodiment is rotated in the Y direction by a predetermined movement amount with a fingertip or the like, and when the fingertip or the like is moved away from the operation piece 90, the operation piece 90 is moved by a built-in spring (not shown). Is set to rotate back to its original position.
[0041]
In the present embodiment, the rotation amount and the rotation direction associated with the rotation operation of the operation piece 90 are detected by an encoder (not shown) provided in the vicinity of the operation piece 90. Further, in the present embodiment, all the mechanisms from the intermediate portion to the other end portion of the shaft 91 (one rotary shaft member) are arranged in a small storage case 93.
[0042]
In the present embodiment, when the operation piece 90 is rotated in the Y direction as described above, the operation piece 90 rotates back in the reverse direction to the original position after the operation. Accordingly, the operation piece 90 can be automatically positioned because the hemispherical matching portion is always positioned in front of the operation piece 90 except during operation.
[0043]
Next, a sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In this embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
The difference between the sixth embodiment and the first embodiment is that, in the first embodiment, the operation piece 30 can rotate 360 ° or more in the Y direction, whereas the operation piece 100 (operation) of the sixth embodiment is different. Part) is that the rotation in the Y direction is regulated by a constant rotation amount.
[0044]
The operation piece 100 is attached to one end side of the shaft 101 (one rotary shaft member), and the other end side of the shaft 101 is rotatably supported by the bearing 102. That is, the operation piece 100 is supported so as to be rotatable about the first rotation axis A (X direction). Further, one end of a U-shaped plate 103 formed in a U shape with plastic or the like is attached to the bearing 102, and the rotation amount and the rotation direction of the operation piece 100 in the X direction are detected adjacent to the bearing 102. An encoder 104 (first detection mechanism) is attached. A contact portion 103 a is attached to the other end of the U-shaped plate 103.
Further, a U-shaped plate 105 formed in a U-shape with plastic or the like is attached to the U-shaped plate 103 so as to be orthogonal to the U-shaped plate 103 at an angle of 90 ° in the lower part thereof. A rotary shaft member 106 (the other rotary shaft member) is attached to both ends of the U-shaped plate 105, and the rotary shaft member 106 is rotatably supported by a bearing 107 fixed in the mouse 1. . Accordingly, the operation piece 100 is supported so as to be rotatable about the second rotation axis B (Y direction). An encoder 108 (second detection mechanism) that detects the amount and direction of rotation of the operation piece 100 in the Y direction is attached adjacent to one bearing 107. A stopper 109 is provided on the upper and lower sides of the contact portion 103a. When the operation piece 100 is rotated in the Y direction, the contact portion 103a comes into contact with the stopper 109 and The rotation in the Y direction is restricted to a certain amount.
[0045]
In the present embodiment, as described above, the operation piece 100 is rotatable by 360 ° or more with respect to the X direction. However, when the operation piece 100 is rotated in the Y direction, the shaft 101, the bearing 102, and the U-shaped plate 103 are rotated. And the U-shaped board 105 rotates around the axis of the rotating shaft member 106 integrally. That is, they rotate around the second rotation axis B. At this time, if the operation piece 100 is rotated by a certain amount of rotation, the contact portion 103a comes into contact with the stopper 109, so that the rotation of the operation piece 100 in the Y direction is restricted. Thereby, the amount of rotation of the operation piece 100 in the Y direction is small, and for example, the operation piece 100 can be operated by slightly moving the index finger, so that the operability can be improved.
In this embodiment, the rotation amount of the operation piece 100 in the Y direction is restricted by the contact portion 103a and the stopper 109. However, the present invention is not limited to this, and the rotation in the Y direction can be restricted by a constant rotation amount. It only has to be done.
[0046]
The technical field of the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
In this embodiment, a spherical operation piece is used as the operation unit. However, the operation unit is not limited to this, and any other shape may be used as long as the operation unit is rotatable in the X direction and the Y direction. For example, a rectangular parallelepiped or a regular icosahedron may be used, or a disk-shaped operation unit having a central axis in the X direction may be used. In this case, in order to rotate the disk as the operation unit in the Y direction, the disk may be supported so that the central axis of the disk can be inclined at a predetermined angle with respect to the Y direction.
In the first embodiment, the operation piece is disposed so as to be exposed from the upper part of the mouse. However, the operation piece may be exposed from the lower surface of the mouse so as to be operable. In this case, for example, a combination with an optical mouse requires a mechanism that allows the operation piece to protrude from the lower surface of the mouse or to be immersed in the mouse body. That is, when operating the cursor with the optical mouse, the operation piece is immersed from the lower surface of the mouse, and when operating with the operation piece, the operation piece is projected from the lower surface of the mouse with a switch or the like. What is necessary is just to comprise so.
[0047]
Moreover, in the said embodiment, although the input device of this invention was applied to the mouse which sends a control signal to a personal computer main body, you may apply to the input device which sends a control signal to another electronic device. For example, the electronic device may be applied to a television, car navigation, PDA (personal digital assistance), a mobile phone, and the like.
When the television is an electronic device, the input device of the present invention may be applied to a remote controller or the like. At this time, control is performed so that the television signal displayed on the screen of the television, for example, terrestrial broadcasting, sanitary broadcasting such as BS broadcasting or CS broadcasting, cable television, etc., is switched by the rotation operation in the Y direction by the operation piece A signal may be set.
[0048]
When the car navigation is an electronic device, the input device of the present invention may be applied to the remote controller. At this time, for example, a control signal for switching from a normal screen to a 3D screen or a television screen may be set as the screen information displayed on the display of the car navigation by the rotation operation in the Y direction by the operation piece.
Further, when the PDA is an electronic device, the input device of the present invention may be incorporated in the inside so as to expose the operation piece on the surface of the PDA. At this time, a control signal for switching application software displayed on the display of the PDA may be set by rotating the operation piece in the Y direction.
When the mobile phone is an electronic device, the input device of the present invention may be incorporated and applied so that the operation piece is exposed on the surface of the mobile phone. At this time, a control signal for switching application software displayed on the display of the mobile phone may be set by a rotation operation in the Y direction by the operation piece. For example, it is used for switching between calling software, electronic mail software, Internet software, camera function software, and the like.
[0049]
【The invention's effect】
As described above, according to the input device of the present invention, since the operation unit is restricted to rotate only around the first rotation axis and the second rotation axis, the rotation directions of the operation unit are orthogonal to each other. The movement in the two rotational directions can be directly and mechanically sent as a control signal to the electronic device main body side with certainty through each detection mechanism.
Further, according to the electronic device of the present invention, it is possible to obtain an electronic device that is easy and clear in operation and excellent in input function. Accordingly, it is not necessary to add buttons or the like according to functions, and various control signals can be input by one operation unit. Thereby, cost reduction and size reduction of an input device and an electronic device can be realized, and a simple and easy operation feeling can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an example in which a mouse according to a first embodiment of the present invention is connected to a personal computer body, a display, and a keyboard.
FIG. 2 is a top view of the mouse shown in FIG.
FIG. 3 is a side view of the mouse shown in FIG. 1;
4 is a perspective view showing a configuration of an operation piece of the mouse shown in FIG. 1 and showing a state before assembly. FIG.
FIG. 5 is a top view showing a configuration of an operation piece of the mouse shown in FIG. 1 and showing an assembled state.
6 is a side view of a tip end of a shaft attached to the operation piece shown in FIG. 5. FIG.
7 is an enlarged view of a hemispherical portion of the operation piece shown in FIG. 5, wherein (a) is a cross-sectional view of the hemisphere and (b) is a side view of the hemisphere.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a display screen displayed on the display shown in FIG. 1;
FIG. 9 is a perspective view showing a resistance adding mechanism around a second rotation axis B of the input device according to the second embodiment of the present invention.
10 is a front view of the resistance adding mechanism shown in FIG. 9. FIG.
FIG. 11 is a top view showing a state where the operation piece and the shaft of the input device according to the third embodiment of the present invention are attached.
FIG. 12 is a perspective view showing an attachment state of an operation piece and a shaft of an input device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIGS. 13A and 13B are diagrams showing an attachment state of an operation piece of an input device according to a fifth embodiment of the present invention, where FIG. 13A is a front view, and FIG. 13B is a side view.
FIGS. 14A and 14B are diagrams showing an attachment state of an operation piece of an input device according to a sixth embodiment of the present invention, where FIG. 14A is a front view and FIG. 14B is a side view.
[Explanation of symbols]
A First rotation axis
B Second rotation axis
1 Mouse (input device)
2 PC body (electronic equipment)
4 Display (display part)
20, 70, 81, 91, 101 Shaft (one rotating shaft member)
30, 80, 90, 100 Operation piece (operation part)
33, 106 Rotating shaft member (the other rotating shaft member)
50, 52, 60 resistance addition mechanism
51 First detection mechanism
53 Second detection mechanism
82 switch (third detection mechanism)
104 Encoder (first detection mechanism)
108 Encoder (second detection mechanism)

Claims

An input device for sending a control signal to the electronic device body,
The first rotation axis is rotatable about the axis, the second rotation axis is orthogonal to the first rotation axis, the rotation direction is rotatable about the axis, and the first rotation axis is rotatable . A spherical operation unit restricted to rotate only around the rotation axis and the second rotation axis ;
A first detection mechanism that detects the amount of rotation of the operation unit around the first rotation axis and sends the control signal;
A second detector configured to send the control signal by detecting a rotational amount of the operating portion of the second rotation axis,
A resistance adding mechanism for adding resistance to rotation of the operation unit and reducing the resistance at a certain rotation angle;
The first detection mechanism and the second detection mechanism send the control signal when the operation unit rotates to the constant rotation angle, and the constant rotation around the first rotation axis. The input device characterized in that the constant rotation angle around the second rotation axis is set to be larger than the angle .

The input device according to claim 1,
The operation unit is supported to be vertically movable in a direction orthogonal to the first rotation axis and the second rotation axis,
An input device, wherein the operation unit includes a third detection mechanism that detects a state where the operation unit is moved up and down and sends the control signal.

The input device according to claim 1 or 2,
The operation unit is integrally attached to a part of one rotating shaft member having the second rotating shaft, and is rotatably supported around the second rotating shaft. An input device characterized in that the other rotary shaft member having the first rotary shaft is provided in a part of the shaft member, and is supported rotatably around the axis of the other rotary shaft member.

An electronic apparatus comprising the input device according to claim 1.

The electronic device according to claim 4,
It has a display that displays information,
The input device sends a control signal for changing the display of the display unit, and the signal of the second detection mechanism changes the display different from the signal of the first detection mechanism. An electronic device characterized by that.

The electronic device according to claim 5, wherein
The signal of the first detection mechanism is to scroll the display screen of the display unit up and down,
The electronic device, wherein the signal of the second detection mechanism switches the display screen of the display unit to a different display screen.

The electronic device according to claim 5, wherein
An electronic apparatus characterized in that the signal of the second detection mechanism switches application software displayed on the display unit when a plurality of application software is activated.

The electronic device according to claim 5, wherein
An electronic apparatus, wherein a signal of the second detection mechanism switches a method for inputting or converting a character to be displayed on the display unit.