JP4033607B2 - 提案型納期価格回答方法及びシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客側から製品の注文に応じて、製造側の生産計画と注文内容を照らし合わせて注文製品の納期および価格を決定して顧客に回答する納期価格回答システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
受注生産型の生産を行う工場などの製造側では、顧客や営業などの顧客側から製品の注文を受けると、製造側の生産計画を引き当てて納期および価格を回答している。
注文を生産計画に引き当てる作業は複雑であり、製造側の在庫や生産能力などについて十分に考慮した、熟練の知識や経験が必要とされる。
また、注文に対する納期および価格の回答の速さが、顧客側の業務に与える影響は大きい。
さらに、注文の内容によっては、実行可能な生産計画を引き当てられずに、顧客側の要求に応えられない場合も多い。
このため、特開平11−213040号公報に記載のように、受注生産型の製品に対する新規の注文を受注したとき、製造側の生産能力を考慮し、希望納期を優先した生産計画への引当を行って、回答納期を効率良く提示することができ、1次回答納期に不満があるときは、オペレータが選択肢から代替案作成方法を選んで、新規に注文された製品の生産を可能にする2次回答案を作成し、これを提示して、顧客側の要求と製造側の能力とをマッチングさせることができる生産計画割付支援装置を提供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
納期および価格の回答には、短時間かつ正確さが要求される。
しかし、従来の回答方法では、納期や数量の要求が、かなり無理な注文の場合には要求未達成(以降、NGと称する)の回答しかできなかったり、2次、3次の注文と回答を繰り返すことによる時間を浪費したり、NGの解消方法を顧客側が指定したりして最終回答までにかなりの時間がかかってしまう。
また、販売計画と生産計画のギャップによって生じる、売れ残り製品である余剰在庫を抱えてしまうようなケースに対処できない。
さらに、顧客の納期に対する緊急度および購入予算は様々であり、これらを総合的に判断して、顧客側の要求に対する達成度を向上するのが難しいという課題があった。
本発明の目的は、顧客側からの注文に応じて、代替案を提示することで、製造側の生産計画を考慮しつつ、顧客側の要求の達成度低下を抑止し、納期価格回答を短時間かつ正確に行うことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、
製品の生産計画を管理する生産管理部と、生産管理の対象となる製品データを管理する製品データ管理部と、前記生産計画と製品データと顧客の入力した引当要求データを入力として演算を実行し、該引当要求データを満たす生産計画を引き当てられたか否かの回答を出力する納期価格回答部を備えた納期価格回答システムにおける提案型納期価格回答方法であり、
引当要求データを満たす生産計画を引き当てられない場合の複数の問題解決策を予め設定し、顧客の入力するデータを引当要求データと該引当要求データに含まれる要求内容の要求度合の強い順番を表す優先度データとし、引当要求データを満たす生産計画を引き当てられない場合に、前記優先度データの要求内容に基づき1以上の前記問題解決策を選択して引当要求データの代替案を作成し、該代替案を納期価格回答部に入力し、実行可能な生産計画の引き当てを可能とするようにしている。
また、前記優先度データの要求内容を要求度合の弱い順番に選択し、該選択した要求内容に基づき1以上の前記問題解決策を選択して引当要求データの代替案を作成するようにしている。
また、前記複数の問題解決策に、実施順序と、問題解決策を実施した場合の価格調整のための情報を付加するようにしている。
また、前記優先度データに基づき1以上の前記問題解決策を選択するとき、前記問題解決策の実施順序にしたがって問題解決策を選択するようにしている。
また、引当要求データを満たす生産計画を引き当てられたか否かにかかわらず、代替案を作成するようにしている。
また、製品の生産計画を管理する生産管理部と、生産管理の対象となる製品データを管理する製品データ管理部と、前記生産計画と製品データと顧客の入力した引当要求データを入力として演算を実行し、該引当要求データを満たす生産計画を引き当てられたか否かの回答を出力する納期価格回答部を備えた納期価格回答システムにおける提案型納期価格回答方法であり、
顧客の入力するデータを引当要求データと該引当要求データに含まれる要求の要求度合の強い順番を表す優先度データとし、引当要求データを満たす生産計画を引き当てられない場合に、要求度合の弱い順番に引当要求データを変更することにより、実行可能な生産計画の引き当てを可能とするようにしている。
また、顧客の入力した引当要求データを入力し、該引当要求データを満たす生産計画を引き当て、納期、価格等の回答をする納期価格回答システムであり、
製品の生産計画を管理する生産管理部と、
生産管理の対象となる製品データを管理する製品データ管理部と、
生産管理部で管理している生産計画を引き当てるために、品目、納期、数量、価格などの引当要求データと、該引当要求データに含まれる要求の強度を示す優先度データを入力するための入力手段と、
該入力手段からの前記引当要求データと優先度データと、前記生産計画と、前記製品データを入力して演算を実行する演算手段と、演算実行結果が該引当要求データを満足するものか、不満足のものかを判定する要求判定手段と、該引当要求データの代替案を作成する提案作成手段を有する納期価格回答部と、
前記納期価格回答部における演算実行結果が不満足の場合の複数の問題解決策とその実施順序と問題解決策を実施した場合の価格調整のための情報を管理する問題解決管理部を備え、
前記納期価格回答部は、不満足の場合または、満足/不満足の結果にかかわらず、前記提案作成手段により前記優先度データに応じて品目、納期、数量、価格を調整した引当要求データを作成し、前記演算手段により該調整した引当要求データによる演算を実行し、該演算の結果に応じて、前記提案作成手段により前記優先度データに応じた代替案を、前記問題解決管理部が管理する問題解決策の実施順序に従った問題解決策と、問題解決策を実施した場合の価格調整の情報とを反映して作成し、前記演算手段により該代替案による演算を実行するようにしている。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は実施例の構成を説明するためのブロック図である。
構成として、サーバ100、ネットワークにより接続されたクライアント200、クライアント200に接続されたマウスやキーボードなどの入力装置210、クライアント200に接続されたディスプレイなどの出力装置220からなる。
サーバ100には、製品の生産計画111を管理する生産管理部110と、
品目情報121、部品構成情報122、在庫情報123、生産能力情報124などを管理する製品データ管理部120と、
クライアントから入力される引当要求に対して生産計画111に問題があることが発見された時、その問題解決策131および問題解決策の実施順序である問題解決順序132と、問題解決策を実施した場合の価格の調整方法である価格調整情報133を管理する問題解決管理部130と、
クライアント200からの入力に応じて、製品データ121、122、123、124を読み出し、生産計画111に引当可能な品目、納期、数量、価格などを演算する業務演算装置141と、演算結果がクライアントから入力される引当要求を満足しているか否かを判定し、満足/不満足をクライアントに出力する要求判定装置143と、業務演算装置141により、品目、納期、数量、価格を調整した演算結果をもとに、代替案を作成する提案作成装置142とからなる納期価格回答装置140が含まれる。
なお、上記の生産計画に引当可能とは、立てられた生産計画を、注文に対して割り当てることができるか判断し、割り当てることができる場合のことをいう。
また、上記の業務演算装置としては、一般にMRP(Material Requirement Planning)と呼ばれているようなものがあり、既に知られているものである。
【0006】
サーバ100に含まれる納期価格回答装置140は、サーバ100の外部に存在し、サーバ100と接続する構成としても良い。
クライアント200は、図中では、1ブロックのみ接続されているが、複数のクライアントがネットワークによりサーバ100と接続する構成としても良い。
また、生産管理部110で管理する生産計画111と、製品データ管理部120で管理する品目情報121、部品構成情報122、在庫情報123、生産能力情報124と、問題解決管理部130で管理する問題解決策131、問題解決順序132、価格調整情報133は、少なくとも一つ以上の外部記憶装置に記憶されており、外部記憶装置から情報を読み出す構成としても良い。
【0007】
クライアント200では入力装置210からの入力データと出力装置220への出力データを扱う。
クライアントの入力データとしては、顧客側からの注文に応じてサーバの生産管理部で管理している生産計画を引き当てるための、品目213、納期214、数量216、価格217などの引当要求データ211と、引当要求データ211に含まれる要求の強度を示す優先度データ212がある。
優先度データ212は図2に示すような、引当要求データ211に含まれる要求の要求度合の強い順番を表す。
たとえば、301、302、303、304、305の様な優先度データが考えられる。
優先度データとしては、これらのうち一つを入力すれば良い。
優先度データとして301は、品目、納期、数量、価格の順番に要求が強いことを示す。
優先度データとして302は、品目、価格、数量、納期の順番に要求が強いことを示す。
【0008】
また、303、304の様に引当要求データのすべてを入力しなくても良い。
優先度データとして303は、品目と納期のみを入力としており、数量や価格は省略している。
これは例えば、予算の価格はある程度オーバーしても良いから、希望する納期を厳守したい場合の注文として利用する。
さらに、ある製品を希望する納期までにいくつ納品できるか等の問い合せに利用することもできる。
また、優先度データとして304は、とにかく、製品の数を揃えたい場合に、納期はいつで、価格はいくらかを知りたい場合の問い合せとして利用できる。
また、優先度データとして305は、納期はある程度先でも良いから、とにかく安い価格で手に入れたい場合の注文として利用する。
さらに、希望価格で提供可能であるなら、希望する製品(この場合、新機種・ニューモデル等)でなくても、同等の機能や性能であれば、形や色は異なっても良いとか、グレードが多少低下しても良いとか、数量が減っても良いといった注文としても利用できる。
【0009】
クライアントへの出力データとしては、サーバ側で演算した結果である生産計画に引当可能な品目222、納期224、数量223、価格225などの引当可能データ221と、
演算結果が引当要求を満足しているか否かを示す、満足/不満足の判定結果226と、
優先度に応じた代替案227があり、
この代替案は、品目、納期、数量、価格を調整して演算し、生産管理部が管理する製品の生産計画と、問題解決管理部が管理する生産計画の問題解決策の実施順序を参照して、問題解決策の実施順序に従った問題解決策と、問題解決策を実施した場合の価格の調整とを反映した案である。
【0010】
満足/不満足の判定結果226としては、例えば、顧客側の注文に対して、要求を満たせれば「OK」、「受注」、「注文可能」などを、要求を満たせなければ、「NG」、「未受注」、「注文不可能」などを出力する。
引当可能データ221としては、入力した引当要求データ211のすべてに対して、満足の判定であれば、引当要求データと同様の内容を出力し、不満足の判定であれば、生産計画に引当可能な範囲で品目、納期、数量、価格を調整した内容で出力する。
また、不満足の判定の場合、引当可能データは出力しなくても良い。
さらに、注文である引当要求データ211自体も、仮注文でも正式注文でも良く、引当可能データ221も、正式注文をするための参考情報であっても、正式な受注情報であっても良い。
【0011】
優先度データ212として図3に示す310の優先度データが入力された場合に、優先度に応じた代替案227としては、図3に示すような生産計画に引当可能な、品目、納期、数量、価格を出力する。
優先度データ310は、品目:Aを最優先データとし、納期:X、数量:Y、価格:Zの順に要求が強いことを示しており、この場合の代替案227としては、311、312、313の様な提案をする。
代替案としての311は、数量をYYに変更すれば、品目:Aを納期:Xに価格:ZZで提供できることを提案している。
代替案としての312は、納期をXXに変更すれば品目:Aを数量:Y、価格:ZZで提供できることを提案している。
代替案としての313は、品目をAAに変更すれば納期:X,数量:Y、価格:ZZで提供できることを提案している。
ここで、価格:ZZは、問題解決管理部130で管理する価格調整情報を反映した価格である。引当要求データとして入力した価格:Zと同じ場合も有り得る。
【0012】
また、代替案として出力する品目、納期、数量、価格の組合せの代わりに、図4に示す様な、文章を組み立てて出力しても良い。
この場合、例えば、図3で説明したような出力を得た後、X、YYを用意しておいた文章にあてはめて、代替案としての314を提案したり、XX、Pを用意しておいた文章にあてはめて、代替案としての315を提案しても良い。
図3の代替案311は図4の代替案314に、図3の代替案312は図4の代替案315に、図3の代替案313は図4の代替案316に対応する。
例えば、図3の代替案311と図4の代替案314の対応について、代替案としての数量が引当要求データとして入力した数量より少なく、その他の項目は引当要求データを満たす場合、これをサーバ側の提案作成装置142が、「数量をK1個に減らしてくれれば、納期K2に間に合う。
」という文章のK1にYYを、K2にXを代入して代替案としての最終文章に変換して、これを提案として出力する。
また、代替案315のPは、サーバ側の問題解決管理部130で管理する価格調整情報として、例えば、納期を後にずらすなどして生産計画の問題を解決する解決策を実行した場合の価格調整方法として、P円割り引くといった情報が設定されている。
【0013】
その他、価格調整方法としては、割り増し、同額、無料などが含まれる。
また、サーバ側の問題解決管理部130で管理する問題解決策として、納期を前後にずらす、能力を拡大する、既存の生産計画と入れ替える、新・旧モデルを紹介するなどが含まれる。
さらに、問題解決の順番として、例えば、部品不足を解消する場合に、納期を後ろにずらす、生産量を調整する、追加発注する、注残を前倒しする、生産計画を入れ替える、生産計画を削除するなどの方法とその順番を設定できる。
余剰部品を解消することなども問題解決策に含まれる。
以上述べた様に、クライアントは、引当要求データ211と優先度データ212を入力して、引当可能データと要求に対する満足/不満足の判定結果と優先度に応じた代替案とを出力する。
【0014】
次に、図5、図6を用いて、サーバ100における、納期価格回答装置140と生産管理部110、製品データ管理部120、問題解決管理部130について述べる。
図5は、問題解決管理部130で管理するデータの一例である。
図6は、納期価格回答装置140の処理を示すフローチャートである。
納期価格回答装置140は、引当要求データ211と優先度データ212を入力として受け取り(S61)、引当要求データ211と優先度データ212に関連した製品データ、すなわち、品目、部品構成、在庫、生産能力などの情報を、製品データ管理部120から読み出す(S62)。
読み出した製品データと引当要求データは、業務演算装置141へ渡される。
業務演算装置141は引当要求データと製品データを照合し、生産管理部110が管理している生産計画111に引当可能な品目、納期、数量、価格などを演算する(S63)。
業務演算装置141での演算結果は、要求判定装置143に渡される。
要求判定装置143が、渡された演算結果が引当要求を満足しているか否か判定する(S64)。
引当要求を満足している場合には、納期価格回答装置はその演算結果を提案として出力する。
【0015】
引当要求を満足していない場合には、続いて、提案作成装置142が、生産管理部110で管理する生産計画111と、要求判定装置143の判定結果と問題解決管理部130で管理している問題解決策および問題解決順序を参照して、問題解決の順番に従った解決策を反映した代替案を作成する(S65)。なお、引当要求を満足している場合にも、上記の代替案を作成するようにしてもよい。
要求判定装置143の判定結果がNGの場合、つまり、実行可能な生産計画を引き当てられなかった場合に、提案作成装置142と業務演算装置141が連動し、提案作成装置142が優先度データの要求度合の弱い順番に引当要求データを変更して、業務演算装置141が実行可能な生産計画に引当可能かを演算して、代替案を作成する。
提案作成装置142が変更した引当要求データを業務演算装置141が演算した結果、実行可能な生産計画を引き当てることができなかった場合、提案作成装置142は問題解決管理部130に結果を渡す。
例えば、納期に間に合わないことを知らせる。
すると、問題解決管理部130は管理する問題解決策と問題解決順序を参照し、解決策として妥当か判断しながら提案作成装置142へ問題解決策と、対応する価格調整情報を渡す。
納期が間に合わない場合には、1番目に納期を後ろにずらす、2番目に生産量を減らすといった順番に提案作成装置142へ問題解決策を渡す(図5参照)。
これを受けて、提案作成装置142は優先度データを参照して渡された問題解決策が妥当か判断して、妥当なら、提案作成装置142と業務演算装置141が連動し、実行可能な生産計画を引き当てる。
妥当でなければ、その理由を問題解決管理部130に渡し、渡された理由に対処する問題解決策を決め、提案作成装置142へ新たな問題解決策を渡す。
実行可能な生産計画を引き当てられた場合に、問題解決管理部130から受け取っていた価格調整情報(割引率P1や定価など)を変更した引当要求データに反映して代替案とする(S66)。
【0016】
ここで、S65、S66を繰り返しても良い。
また、要求判定装置143の判定結果がNGでなくても、このような代替案作成処理を行っても良い。
この場合は、引当要求データをすべて満足するが、「他にも、こんな商品を用意しています」といった販売促進業務に利用できる。
ここで、問題解決策131、問題解決順序132、価格調整情報133は、例えば、サーバ起動時に外部記憶装置などから読み込まれたり、生産管理部が管理する生産計画の調整をする場合の調整方法として、生産管理部がら受け取っても良い。
【0017】
次に、図6の代替案作成(S65)の方法を図5を参照しながら具体例で説明する。
「品目Aを4/6、4/10、4/12にそれぞれ100個生産する」という生産計画が計画されており、この計画のみ引当可能であり、優先度データとして「品目A、納期4/7、数量200」が指定されたとする。
4/7までの引当可能な生産量は100個なので判定はNGとなる。
すると、提案作成装置142は、判定の結果がNGであったことを問題解決管理部130へ渡す。
問題解決管理部130は、問題解決順序にしたがって問題解決策と、対応する価格調整情報を提案作成装置142へ渡す。
つまり、「納期を後ろにずらす」「生産量を減らす」「不足する部品を追加発注する」という順序で問題解決が試行される。
ここで、優先度データの要求度合が一番弱いのは「数量」であるため、一番目の解決策としての「納期を後ろにずらす」は妥当でない。
次の「生産量を減らす」は「数量」を変更するために妥当な解決策である。
したがって、問題解決管理部130は、問題解決の順番は2番目であるが解決策として妥当なのは生産量変更であるとの判断により、「数量」を200から100に変更する。
例えば、図5において、問題解決策、問題解決順序、価格調整情報のほかに、調整方法が数量、納期、品目などの変更であることを示すデータを追加しても良い。
業務演算装置141が実行可能な生産計画に引当可能かを演算し、引当OKであるのでこれを「品目A、納期4/7、数量100」という代替案とする。
ここで、数量を200から100に変更したのは、例えば、数量を変更する場合は、半減するというルールを決めておけば良い。
また、業務演算装置141が品目Aを4/7までにいくつ生産できるかを演算し、引合可能数をあらかじめ求めておいて数量を変更しても良い。
【0018】
次に、「品目Aを4/10、4/12にそれぞれ100個生産する」という生産計画が計画されており、優先度データとして「品目A、納期4/7、数量200」が指定されたとする。
問題解決管理部は、はじめに納期を後へずらすことを解決策として提案作成装置142へ渡す。
しかし、優先度データで要求度合が一番弱いのは「数量」であるため、妥当でないと判断する。
次に、生産量を減らすことを試みる。
この場合生産量をいくら減らしても納期を4/7として品目Aの生産計画を引き当てることはできない。
以降3、4番目以降すべてを試行してもNGであったと仮定する。
今度は、優先度データのうち、2番目に要求度合の弱い「納期」を選択し、問題解決策のうち納期変更に関するものが1番目に順序付けられている。
したがって、納期を4/12までずらせば品目Aを200個引き当てることができるため、「品目A、納期4/12、数量200」という代替案を作成する。
さらに、この場合は、価格調整方法として割引率が設定されているので、例えば、「納期を4/7から4/12に変更すれば引当可能で、品目Aを1個あたりP1円割り引きます。」という代替案として提案する。
このように、納期価格回答装置は、代替案を作成し、要求に対する満足/不満足の判定結果226とともに、これを出力する(S67)。
【0019】
以上のように、本発明の提案型納期価格回答システムでは、納期や数量の要求が、かなり無理な注文の場合にはNGの回答しかできなかったり、2次、3次の注文と回答を繰り返すことによる時間を浪費したり、NGの解消方法を顧客側が指定したりして最終回答までにかなりの時間がかかってしまうことを排除し、販売計画と生産計画のギャップによって生じる、売れ残り製品である余剰在庫を抱えてしまうようなケースにも対処できる。
さらに、顧客の納期に対する緊急度および購入予算を総合的に判断して、顧客側の要求に対する達成度を向上できる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、顧客側の要求の強度と、予算(価格)を共に加味した、提案型の納期価格回答システムが実現できるので、顧客側の要求に対する達成度を向上することができる効果がある。
また、販売機会喪失の削減による収益性向上や、製造側の生産計画における問題解決策を反映した提案が実現できるので、生産能力に合わせた旧モデル等の製品余剰在庫の削減や価格・販売政策を回答に盛り込めるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明で扱う優先度データの一例を示す図である。
【図3】本発明で扱う優先度データに応じた代替案の例を示す図である。
【図4】本発明で扱う代替案の文章による表現方法の例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例における問題解決部で管理するデータの例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例における納期価格回答装置の処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
100 サーバ
110 生産管理部
111 生産計画
120 製品データ管理部
121 品目情報
122 在庫情報
123 部品構成情報
124 生産能力情報
130 問題解決管理部
131 問題解決策
132 問題解決順序
133 価格調整情報
140 納期価格回答装置
141 業務演算装置
142 提案作成装置
143 要求判定装置
200 クライアント
210 入力装置
211 引当要求データ
212 優先度データ
213 品目(入力)
214 納期(入力)
216 数量(入力)
217 価格(入力)
220 出力装置
221 引当可能データ
222 品目(出力)
223 数量(出力)
224 納期(出力)
225 価格(出力)
226 要求に対する満足/不満足の判定結果
227 優先度に応じた代替案

Claims (6)

  1. 製品の生産計画を記憶手段に格納し、該生産計画の更新、読み出しを行う生産管理部と、
    生産管理の対象となる製品データを記憶手段に格納し、該製品データの更新、読み出しを行う製品データ管理部と、
    前記記憶手段から読み出した生産計画と製品データと入力手段から顧客が入力した引当要求データを入力し、該引当要求データと該製品データを照合し、該生産計画に引当可能な品目、納期、数量、価格を演算手段により演算する業務演算部と、業務演算部での演算結果と前記引当要求データを比較し、業務演算部での演算結果が前記引当要求データを満たすものであるかを判定する要求判定部と、該引当要求データを変更して変更した引当要求データを作成する提案作成部を有し、前記引当要求データを満たす生産計画を引き当てられたか否かの回答を出力する納期価格回答部とを備えた納期価格回答システムにおける提案型納期価格回答方法であって、
    引当要求データを満たす生産計画を引き当てられない場合の複数の問題解決策を予め記憶手段に設定し、
    顧客により入力手段から入力されるデータを前記引当要求データと該引当要求データに含まれる要求内容の要求度合の強い順番を表す優先度データとし、
    前記要求判定部から引当要求データを満たす生産計画を引き当てられないという判定結果が出力された場合、前記提案作成部は前記優先度データの要求度合の弱い順番に引当要求データを変更して前記業務演算部に入力し、
    該業務演算部での演算結果が変更した引当要求データを満たすものでないと前記要求判定部で判定されたとき、
    前記提案作成部は、記憶手段から1つの問題解決策を読み出し、入力された前記優先度データを参照して該問題解決策が妥当か否か判断し、否であれば記憶手段から次の問題解決策を読み出し、妥当ならば該問題解決策に従って前記引当要求データを変更して前記業務演算部に入力し、
    該業務演算部は、変更した引当要求データが生産計画に引当可能かを演算し、 納期価格回答部は該演算の結果が引当可能な場合、前記変更した引当要求データを代替案として出力することを特徴とする提案型納期価格回答方法。
  2. 請求項1記載の提案型納期価格回答方法において、
    前記優先度データの要求内容を要求度合の弱い順番に選択し、該選択した要求内容に基づき前記問題解決策を選択して引当要求データの代替案を作成することを特徴とする提案型納期価格回答方法。
  3. 請求項1記載の提案型納期価格回答方法において、
    前記複数の問題解決策に、実施順序と、問題解決策を実施した場合の価格調整のための情報を付加することを特徴とする提案型納期価格回答方法。
  4. 請求項3記載の提案型納期価格回答方法において、
    前記優先度データに基づき1以上の前記問題解決策を選択するとき、前記問題解決策の実施順序にしたがって問題解決策を選択することを特徴とする提案型納期価格回答方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかの請求項記載の提案型納期価格回答方法において、
    引当要求データを満たす生産計画を引き当てられたか否かにかかわらず、前記代替案を作成することを特徴とする提案型納期価格回答方法。
  6. 顧客の入力した引当要求データを入力し、該引当要求データを満たす生産計画を引き当て、納期、価格等の回答をする納期価格回答システムであって、
    製品の生産計画を記憶手段に格納し、該生産計画の更新、読み出しを行う生産管理部と、
    生産管理の対象となる製品データを記憶手段に格納し、該製品データの更新、読み出しを行う製品データ管理部と、
    品目、納期、数量、価格などの引当要求データと、該引当要求データに含まれる要求の強度を示す優先度データを入力するための入力手段と、
    前記記憶手段から読み出した生産計画と製品データと前記入力手段から顧客が入力した引当要求データおよび優先度データを入力し、該引当要求データと該製品データを照合し、該生産計画に引当可能な品目、納期、数量、価格を演算する演算手段と、前記演算手段での演算結果と前記引当要求データを比較し、演算手段での演算結果が前記引当要求データを満たすものであるかを判定する要求判定手段と、該引当要求データを変更して変更した引当要求データを作成する提案作成手段を有する納期価格回答部を備え、
    前記納期価格回答部における演算実行結果が前記引当要求データを満たさない場合の複数の問題解決策とその実施順序と問題解決策を実施した場合の価格調整情報を記憶手段に蓄積し管理する問題解決管理部を備え、
    前記納期価格回答部の前記演算手段による演算実行結果が前記引当要求データを満たさないと前記要求判定手段により判定された場合、前記提案作成手段により前記優先度データの要求度合いの弱い順番に引当要求データを変更し、前記演算手段により該変更した引当要求データによる演算を実行し、演算実行結果が前記引当要求データを満たさないと前記要求判定手段により判定された場合、前記提案作成手段は該判定結果を前記問題解決管理部に出力し、
    該問題解決管理部は、前記記憶手段に蓄積した問題解決策とその実施順序を参照して問題解決策を前記提案作成手段に出力し、
    該提案作成手段は該入力された問題解決策に従って引当要求データを変更し、前記演算手段が該変更した引当要求データによる演算を実行することを特徴とする納期価格回答システム。
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