JP4033432B2 - Wood club head - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
ドライバーやフェアウエイウッドなどのウッドクラブヘッドのフェースの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ウッドクラブヘッドの飛距離向上のために、フェースの撓みに基づくフェースの反発力を利用することが行われるようになっている。
一般に、フェース面でボールが打撃された際には、フェース面は、その図心において、フェース面に直角方向の撓みが最大となる。従って、この図心において、フェース面の反発力が最大となり、打撃時ボールに最大のエネルギーが伝えられて、この点で打撃したボールが最も飛距離が大きくなると考えられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
一方、飛距離を増加するための一般的な手法として、ヘッドの大型化が、近年主流となっており、その際ヘッド重量の増加を抑制するためにフェース面の薄肉化が行われている。しかも、前記のフェース面の撓みを増大するには、フェース面は薄い方が都合良いのであるが、大型化したヘッドのフェース面を薄くして行った場合には、耐久性の懸念が増大してくるといった問題がある。
【０００４】
この対策として、フェースの撓みを出来るだけ大きく維持した上で耐久性で懸念される部分を補強するという意図を以て、フェース面の周辺部分に比較して中央部分を厚くしたり、またフェースの背面にリブを設置したりすることが試みられている。
このようにして耐久性の懸念を解消する目処が立ってきて、フェース面の撓みを増大して大きな反発力を得ることが可能となっているが、打撃がオフセンターで為された場合には、フェース面の撓みが著しく減少して期待した反発力が得られず飛距離が伸びないと言った問題が残されている。
【０００５】
前記の実状に鑑みて、本発明の目的とするところは、フェース面の耐久性に対する懸念を払拭して、オフセンター打撃が行われた場合でも大きなフェース面の撓みが得られるゴルフクラブヘッドを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明に係わるウッドクラブヘッドは、請求項１に記載されるように、中空構造のロフト角度が５〜３０°のウッドクラブヘッドであって、フェース面の中央部分から周辺に向かって階段状にその肉厚が減少される少なくとも第１段目ないし第３段目のフェース背面を設け、それぞれのフェース背面の正投影図としての平面図形における重心を図心とし、打球面となるフェース面の広さに等しい第１段目のフェース背面の図心からトウ側又はヒール側に離れた位置に第２段目のフェース背面の図心を設定するとともに、図心と同位置に第３段目のフェース背面の図心を設定し、この第３段目のフェース背面がフェース面の中央領域を補強し、前記第１段目ないし第３段目の各フェース背面の大きさは、第１段目＞第２段目＞第３段目とされているとともに、その肉厚は、第１段目＜第２段目＜第３段目の順に厚くされ、前記第２段目のフェース背面の中央領域に第３段目のフェース背面を包囲して円環状の凸状リブを配置し、この凸状リブがその長手方向で断面２次モーメントが変化するように長手方向でヒール側となる部分よりもトウ側となる部分のリブ幅及びリブ高さを大きく設定したものである。
【０００７】
本発明のウッドクラブによれば、中空構造のロフト角度が５〜３０°のウッドクラブヘッドであって、フェース面の中央部分から周辺に向かって階段状にその肉厚が減少される少なくとも第１段目ないし第３段目のフェース背面を設け、それぞれのフェース背面の正投影図としての平面図形における重心を図心とし、打球面となるフェース面の広さに等しい第１段目のフェース背面の図心からトウ側又はヒール側に離れた位置に第２段目のフェース背面の図心を設定するとともに、図心と同位置に第３段目のフェース背面の図心を設定し、この第３段目のフェース背面がフェース面の中央領域を補強し、前記第１段目ないし第３段目の各フェース背面の大きさは、第１段目＞第２段目＞第３段目とされているとともに、その肉厚は、第１段目＜第２段目＜第３段目の順に厚くされ、前記第２段目のフェース背面の中央領域に第３段目のフェース背面を包囲して円環状の凸状リブを配置し、この凸状リブがその長手方向で断面２次モーメントが変化するように長手方向でヒール側となる部分よりもトウ側となる部分のリブ幅及びリブ高さを大きく設定したので、通常フェース面の撓みが大きくなる中央部分の剛性が増加してフェース面の耐久性が向上すると共に、各段を形成するフェース背面の内少なくとも２以上のフェース背面の図心を相互に適量ずらすことによってフェース面の撓み分布の形を変化させて、オフセンター打撃が為された際でも打点位置のフェース撓みを大きく発生させて大きな反発力をボールに与えることが出来る。
尚、前記オフセンター打撃とは、フェース面の図心を外してボールが打撃される場合を指すものとする。
【０００８】
さらに、各段を形成するフェース背面の内少なくとも１以上のフェース背面にその長手方向で断面２次モーメントが変化するリブが設けられることによって、フェース面の撓み分布の形を木目細かく変化する事が出来、その結果オフセンター打撃が為された際の打点位置のフェース撓みを大きくし従って大きな反発力をボールに与えることが出来る。
従って、大型ヘッドのフェース面のスイートエリア（図心で打撃した場合の飛距離を１００％として、９５％以上の飛距離が得られるフェース面の領域）を拡大することが出来る。
【０００９】
尚、本発明において図心とは、周知の材料力学書に定義されるものであって、任意の軸に対する断面１次モーメント（Ｉ）を全面積（Ａ）で除した値を前記軸から図心までの距離（ｅ）として次式を用いて求められる。
ｅ＝Ｉ／Ａ、但しＩ＝∫ｙｄＡ、ｙは前記軸から微小面積ｄＡまでの距離。
【００１０】
また、本発明において、リブの断面２次モーメントとは、フェース面に垂直となるリブ断面の図心を通るフェース面に平行な軸線周りの断面２次モーメントとしている。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明においては、フェース面の肉厚がフェース面の中央付近からフェース面の周辺方向に行くに従って階段的に減少されて、フェース背面が実質的に階段状に形成されるが、この際、形成される段数は、3段以上とするのが好ましい。更に、この段数は、3乃至5段の範囲に設定することが望ましい。
【００１２】
また、各段を形成するフェース背面の内少なくとも２以上のフェース背面の図心が相互にずらされる距離は、１〜１０ｍｍ程度が適量である。殊に、トウ側又はヒール側にずらす場合には、３〜１０ｍｍ程度ずらされることが好ましい。フェースの撓み分布を効果的に変更し得るからである。
【００１３】
また、各段を形成するフェース背面の内少なくとも１以上のフェース背面に設けられる凸状のリブは、リブの長手方向で断面２次モーメントが変化される。即ち、フェース背面に設置されるリブの断面形状は、リブの長手方向で一様でない。
凸状リブの断面２次モーメントの値は、１５ｍｍ4〜２×１０― 3ｍｍ4の範囲に設定するのが好ましく、また、凸状リブの形状は、フェースを背面視した際に、円環状とするのが好ましい。凸状リブの断面形状は、半円形、矩形、三角形など任意の形状とすることが可能である。
更に、前記凸状リブを円環状として、リブの中心とリブが配置されるフェース背面の図心とを、殊にトウ側又はヒール側にずらす場合には、そのずれ量を０〜５ｍｍ程度に設定するのが好ましい。フェースの撓み分布を変更し易いからである。
【００１４】
「実施例」
図1乃至４に基づいて、本発明に係る一実施例を以下に説明する。
図１は、チタニウム合金製の中空殻体構造とされてその体積を２９０ｍｌとし、ロフト角度を１１度に設定された実施例としてのドライバークラブヘッドのフェース背面を示す図である。
図１にて、フェース背面（１）は、打球面となるフェース面の広さにほぼ等しい最も広い面積（３２７８ｍｍ2）で肉厚を２．５ｍｍとされた第１段目のフェース背面（２）と、この第１段目のフェース背面の図心（ｃ０）から３．５ｍｍトウ（５）側に離れた位置に図心（ｃ１）が設定されてフェース面のトウ側が補強されるやや広い面積（１３９９ｍｍ2）で肉厚２．９ｍｍの第２段目のフェース背面（３）と、前記第１段目のフェース背面（２）の図心（ｃ０）と同一位置に図心（ｃ２）を持ち打球面となるフェース面のほぼ中央領域を補強する小さな面積（３０７ｍｍ2）で肉厚３．６ｍｍの第３段目のフェース背面（４）とから構成されている。
【００１５】
第２段目のフェース背面（３）の略中央領域には、フェースと同一材質のチタニウム合金からなる１個の円環状の凸状リブ（６）が、第３段目のフェース背面（４）を包囲して配置されている。
凸状リブ（６）の断面形状は矩形状とされていて、フェース面に平行に測定される幅と、フェース面に直角方向に測定される高さとがその長手方向で下記のように変化されている。
前記円環状の凸状リブ（６）の長手方向でヒール（７）側となる部分は、リブ幅１ｍｍ、リブ高さ０．５ｍｍとされて、断面２次モーメントが０．０４ｍｍ4と小さな値に設定されている。また、前記円環状の凸状リブ（６）の長手方向でトウ（５）側となる部分では、リブ幅３ｍｍ、リブ高さ１ｍｍとされて、断面２次モーメントが２．２５ｍｍ4と大きな値に設定されている。この結果、トウ（５）側のフェース面の剛性が増強されている（図２のフェース断面図参照）。
更に、図１で、円環状の凸状リブ（６）の中心（ＣＲ）は、前記第２段目のフェース背面（３）の図心（Ｃ１）から２ｍｍヒール側に離隔されていてフェース中央付近の補強に加担している。
【００１６】
本発明に係る実施例では、ヘッドのフェース背面（１）がこのように構成されているので、打球面となるフェース面の中央部分が補強されると共に、該フェース面のトウ（５）側の剛性が増加される一方フェース面のヒール（７）側の剛性が抑制されるので、ボールを打撃した際のトウ側からヒール側に亘るフェース面の撓み分布において、撓みの最大となる領域が、図３に示すように、ヒール側に拡大されて広くなる。
この結果、フェース面のヒール（７）側に打点がずれたオフセンター打撃が行われた場合でも、大きなフェース面の撓みが得られ、従って大きな反発力が発生してボールの飛距離ロスが防止される。
【００１７】
また、図４に参考として示した従来品（フェースの肉厚が全面でほぼ同一とされリブ補強を付設しないフェース構造のヘッド、フェースの図示省略）のフェース面の撓み分布に比較して、実施例のヘッドでは、フェース面の中央部分の最大撓みの大きさが抑制されることから、フェースの耐久性が向上する。
【００１８】
尚、上記の実施例では、凸状リブを長手方向に連続した円環状とし材質をフェースと同一としたが、本願の趣旨からこれに制限されることなく、フェースを背面視して棒状やコの字型のリブとし、また長手方向でリブを断続的に設置する不連続な形式とすることが出来、更に、使用される材質をフェースの材質と異なるものとすることが出来る。
また、上記の実施例においては、フェース面のトウ側の剛性が増強されたが、本発明の趣旨に添って、図心および凸状リブの配置を調整することによりヒール側の剛性が増強されるようにすることが出来る。
【００１９】
【発明の効果】
本発明に係るウッドクラブヘッドにおいては、中空構造のロフト角度が５〜３０°のウッドクラブヘッドであって、フェース面の中央部分から周辺に向かって階段状にその肉厚が減少される少なくとも第１段目ないし第３段目のフェース背面を設け、それぞれのフェース背面の正投影図としての平面図形における重心を図心とし、打球面となるフェース面の広さに等しい第１段目のフェース背面の図心からトウ側又はヒール側に離れた位置に第２段目のフェース背面の図心を設定するとともに、図心と同位置に第３段目のフェース背面の図心を設定し、この第３段目のフェース背面がフェース面の中央領域を補強し、前記第１段目ないし第３段目の各フェース背面の大きさは、第１段目＞第２段目＞第３段目とされているとともに、その肉厚は、第１段目＜第２段目＜第３段目の順に厚くされ、前記第２段目のフェース背面の中央領域に第３段目のフェース背面を包囲して円環状の凸状リブを配置し、この凸状リブがその長手方向で断面２次モーメントが変化するように長手方向でヒール側となる部分よりもトウ側となる部分のリブ幅及びリブ高さを大きく設定したので、通常撓みが大きくなるフェース面の中央部分が補強されてフェースの耐久性が向上すると共に、フェース面のトウ側からヒール側に亘るフェース面の撓み分布において最大値の大きさが抑制されて最大値の領域がトウ側又はヒール側に拡大されることから、オフセンター打撃が為された際においても、大きな反発力が得られて飛距離のロスが防止される。
また、スイートエリアが広くなって、アベレージゴルファーにとって打ち易いクラブヘッドを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る実施例のヘッドのフェース背面図を示す。
【図２】実施例のフェースのトウ側からヒール側に亘る断面図を示す
【図３】実施例のフェース面の撓み分布を示す。
【図４】従来品のフェース面の撓み分布を示す。
【符号の説明】
１ フェース背面
２ 第１段目のフェース背面
３ 第２段目のフェース背面
４ 第３段目のフェース背面
５ トウ
６ 凸状リブ
７ ヒール[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
It relates to the improvement of the face of wood club heads such as drivers and fairway woods.
[0002]
[Prior art]
In order to improve the flying distance of the wood club head, the repulsive force of the face based on the deflection of the face is used.
Generally, when a ball is hit on the face surface, the face surface has the maximum deflection in the direction perpendicular to the face surface at the centroid. Therefore, in this centroid, the repulsive force of the face surface is maximized, and the maximum energy is transmitted to the ball at the time of hitting, and it is considered that the ball hit at this point has the longest flight distance.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
On the other hand, as a general method for increasing the flight distance, an increase in the size of the head has become the mainstream in recent years, and in this case, the face surface is made thinner in order to suppress an increase in the head weight. Moreover, in order to increase the deflection of the face surface, it is convenient that the face surface is thin. However, if the face surface of the enlarged head is made thin, the concern about durability increases. There is a problem of coming.
[0004]
As a countermeasure, the central part is thickened compared to the peripheral part of the face surface with the intention to reinforce the part that is concerned about durability while maintaining the deflection of the face as large as possible. Attempts have been made to install ribs.
In this way, it is possible to eliminate the concern about durability, and it is possible to increase the flexure of the face surface and obtain a large repulsive force, but when the hit is made off center, However, the face surface deflection is significantly reduced, and the expected repulsive force cannot be obtained and the flight distance does not increase.
[0005]
In view of the above situation, an object of the present invention is to provide a golf club head that can eliminate the concern about the durability of the face surface and can obtain a large deflection of the face surface even when off-center hitting is performed. It is to be.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a wood club head according to the present invention is a wood club head having a hollow structure with a loft angle of 5 to 30 ° as defined in
[0007]
According to the wood club of the present invention, it is a wood club head having a hollow structure with a loft angle of 5 to 30 °, and the thickness thereof is reduced stepwise from the central portion of the face surface toward the periphery. A back face of the first stage is provided, and the back face of the first stage is equal to the width of the face surface to be the ball striking face, with the center of gravity in the plane figure as an orthographic projection of each face back face provided as the centroid. The centroid of the back face of the second stage is set at a position away from the centroid of the toe side or the heel side, and the centroid of the back face of the third stage is set at the same position as the centroid. The back face of the third step reinforces the central area of the face surface, and the size of the back face of each of the first to third steps is as follows: first step> second step> third step with have been, the wall thickness, the first stage The second stage <is thicker in the order of the third stage, surrounds the face back of the third stage arranged convex ribs annular central region of the face back surface of the second stage, the convex Since the rib width and rib height of the portion on the toe side are set larger than the portion on the heel side in the longitudinal direction so that the secondary moment of the cross section changes in the longitudinal direction of the rib , the deflection of the normal face surface is large. The rigidity of the center portion is increased to improve the durability of the face surface, and the centroids of at least two face back surfaces of the face back surfaces forming each step are shifted from each other by an appropriate amount to thereby reduce the deflection distribution of the face surface. Even when an off-center hit is made by changing the shape, a large rebound force can be applied to the ball by generating a large amount of face deflection at the hit point position.
The off-center hitting means that the ball is hit with the centroid of the face surface removed.
[0008]
Furthermore, the shape of the deflection distribution of the face surface can be finely changed by providing at least one or more of the face back surfaces forming each step with a rib whose cross-sectional secondary moment changes in the longitudinal direction. As a result, it is possible to increase the deflection of the face at the hit point position when an off-center hit is made, so that a large repulsive force can be applied to the ball.
Accordingly, it is possible to enlarge the sweet area of the face surface of the large head (the area of the face surface where a flight distance of 95% or more can be obtained with the flight distance when hitting with the centroid as 100%).
[0009]
Note that the centroid as used in this invention, there is defined in mechanics of materials incorporated in the circumferential known, the value obtained by dividing a section the first moment for any axis (I) the total area (A) from said shaft The distance to the centroid (e) is obtained using the following equation.
e = I / A, where I = ∫ydA, y is the distance from the axis to the minute area dA.
[0010]
In the present invention, the second moment of inertia of the rib is a second moment of inertia about an axis parallel to the face surface passing through the centroid of the rib cross section perpendicular to the face surface.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, the thickness of the face surface is decreased stepwise from the vicinity of the center of the face surface toward the periphery of the face surface, and the back surface of the face is formed substantially stepwise. The number of stages is preferably 3 or more. Further, it is desirable to set the number of stages in a range of 3 to 5 stages.
[0012]
Further, an appropriate distance is about 1 to 10 mm for the distance between the centroids of at least two of the face back surfaces forming each step. In particular, when shifting to the toe side or heel side, it is preferable to shift about 3 to 10 mm. This is because the deflection distribution of the face can be effectively changed.
[0013]
In addition, the convex second rib provided on at least one of the face back surfaces forming each step has a second moment of change in the longitudinal direction of the ribs. That is, the cross-sectional shape of the rib installed on the back face of the face is not uniform in the longitudinal direction of the rib.
The value of the second moment of the convex rib, 15mm 4 ~2 × 10 - is preferably set in a range of 3 mm 4, also, the shape of the convex rib, upon the rear view of the face, annular It is preferable that The cross-sectional shape of the convex rib can be an arbitrary shape such as a semicircle, a rectangle, or a triangle.
Further, when the convex rib is formed into an annular shape, and the center of the rib and the centroid of the back surface of the face on which the rib is arranged are shifted to the toe side or the heel side, the shift amount is about 0 to 5 mm. It is preferable to set. This is because it is easy to change the deflection distribution of the face.
[0014]
"Example"
An embodiment according to the present invention will be described below with reference to FIGS.
FIG. 1 is a view showing a back face of a face of a driver club head as an embodiment in which a hollow shell structure made of a titanium alloy has a volume of 290 ml and a loft angle is set to 11 degrees.
In FIG. 1, the face back surface (1) is the first-stage face back surface (2) having the widest area (3278 mm 2 ) approximately equal to the width of the face surface to be the ball striking surface and the wall thickness of 2.5 mm. ) And the centroid (c1) is set at a position distant from the centroid (c0) of the back face of the first stage to the 3.5 mm toe (5) side, and the toe side of the face surface is reinforced. A centroid (c2) in the same position as the centroid (c0) of the second-stage face back surface (3) having an area (1399 mm 2 ) and a thickness of 2.9 mm, and the first-stage face back surface (2) And a third-stage face back surface (4) having a small area (307 mm 2 ) and a wall thickness of 3.6 mm, which reinforces the substantially central region of the face surface to be a hitting spherical surface.
[0015]
In a substantially central region of the second-stage face back surface (3), one annular convex rib (6) made of a titanium alloy of the same material as the face is provided, and the third-stage face back surface (4). Is placed around.
The cross-sectional shape of the convex rib (6) is rectangular, and the width measured parallel to the face surface and the height measured perpendicular to the face surface are changed in the longitudinal direction as follows. ing.
The portion of the annular convex rib (6) that is on the heel (7) side in the longitudinal direction has a rib width of 1 mm and a rib height of 0.5 mm, and has a small sectional secondary moment of 0.04 mm 4. Is set to Further, at the portion of the annular convex rib (6) on the toe (5) side in the longitudinal direction, the rib width is 3 mm, the rib height is 1 mm, and the sectional moment is a large value of 2.25 mm 4. Is set to As a result, the rigidity of the face surface on the toe (5) side is enhanced (refer to the face sectional view of FIG. 2).
Further, in FIG. 1, the center (CR) of the annular convex rib (6) is separated from the centroid (C1) of the back face (3) of the second stage to the heel side by 2 mm, so that the center of the face Participating in nearby reinforcement.
[0016]
In the embodiment according to the present invention, since the face back surface (1) of the head is configured in this way, the central portion of the face surface that becomes the ball striking surface is reinforced, and the toe (5) side of the face surface is also provided. Since the rigidity on the heel (7) side of the face surface is suppressed while the rigidity is increased, in the deflection distribution of the face surface from the toe side to the heel side when the ball is hit, the region where the deflection is maximum is As shown in FIG. 3, it expands and widens on the heel side.
As a result, even when an off-center hit with the hit point shifted to the heel (7) side of the face surface is performed, a large face surface deflection is obtained, and thus a large repulsive force is generated to prevent a ball flight distance loss. Is done.
[0017]
Compared to the deflection distribution of the face surface of the conventional product shown in FIG. 4 (the head of the face structure where the thickness of the face is almost the same and the rib reinforcement is not provided, the face is not shown). In the example head, since the maximum deflection of the central portion of the face surface is suppressed, the durability of the face is improved.
[0018]
In the above embodiment, the convex rib is an annular ring that is continuous in the longitudinal direction, and the material is the same as that of the face. It is possible to adopt a rib-shaped rib, a discontinuous type in which the rib is intermittently installed in the longitudinal direction, and the material used can be different from the material of the face.
Further, in the above embodiment, the rigidity on the toe side of the face surface is enhanced. However, in accordance with the spirit of the present invention, the rigidity on the heel side is enhanced by adjusting the arrangement of the centroid and the convex rib. You can make it.
[0019]
【The invention's effect】
The wood club head according to the present invention is a wood club head having a hollow structure with a loft angle of 5 to 30 °, and its thickness is reduced stepwise from the central part of the face surface toward the periphery. 1st to 3rd stage face backs are provided, the center of the plane figure as an orthographic projection of each face back is the centroid, and the face of the 1st stage equal to the width of the face surface to be the ball striking surface Set the centroid of the back face of the second stage at a position away from the centroid of the back face to the toe side or the heel side, and set the centroid of the back face of the third stage at the same position as the centroid. The back face of the third stage reinforces the central area of the face surface, and the size of the back face of each of the first to third stages is as follows: first stage> second stage> third stage with there is a, the wall thickness The first stage <second stage <is thicker in the order of the third stage, the convex ribs of the third stage of annularly surrounds the face back to the central region of the face back surface of the second stage The rib width and rib height of the portion on the toe side are set larger than the portion on the heel side in the longitudinal direction so that this convex rib changes the moment of inertia in the longitudinal direction. The central part of the face surface where the deflection becomes large is reinforced to improve the durability of the face, and the maximum value is suppressed in the distribution of the deflection of the face surface from the toe side to the heel side of the face surface. Since the area is expanded to the toe side or the heel side, even when an off-center hit is made, a large repulsive force is obtained and a loss of flight distance is prevented.
In addition, the sweet area can be widened to provide a club head that is easy for an average golfer to hit.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a rear face view of a head according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 shows a cross-sectional view from the toe side to the heel side of the face of the embodiment. FIG. 3 shows a deflection distribution of the face surface of the embodiment.
FIG. 4 shows a deflection distribution of a face surface of a conventional product.
[Explanation of symbols]
1 Face back 2 First stage face back 3 Second stage face back 4 Third stage face back 5
Claims (4)
フェース面の中央部分から周辺に向かって階段状にその肉厚が減少される少なくとも第１段目ないし第３段目のフェース背面（２）、（３）、（４）を設け、
それぞれのフェース背面（２）、（３）、（４）の正投影図としての平面図形における重心を図心（ｃ０）、（ｃ１）、（ｃ２）とし、
打球面となるフェース面の広さに等しい第１段目のフェース背面（２）の図心（ｃ０）からトウ（５）側又はヒール（７）側に離れた位置に第２段目のフェース背面（３）の図心（ｃ１）を設定するとともに、図心（ｃ０）と同位置に第３段目のフェース背面（４）の図心（ｃ２）を設定し、
この第３段目のフェース背面（４）がフェース面の中央領域を補強し、
前記第１段目ないし第３段目の各フェース背面（２）、（３）、（４）の大きさは、第１段目＞第２段目＞第３段目とされているとともに、その肉厚は、第１段目＜第２段目＜第３段目の順に厚くされ、
前記第２段目のフェース背面（３）の中央領域に第３段目のフェース背面（４）を包囲して円環状の凸状リブ（６）を配置し、
この凸状リブ（６）がその長手方向で断面２次モーメントが変化するように長手方向でヒール（７）側となる部分よりもトウ（５）側となる部分のリブ幅及びリブ高さを大きく設定したことを特徴とするウッドクラブヘッド。A wood club head having a hollow structure with a loft angle of 5 to 30 °,
A face back surface (2) , (3), (4) of at least a first step to a third step whose thickness is reduced stepwise from the central portion of the face surface to the periphery;
The centroids (c0), (c1), and (c2) are the centroids in the plane figures as orthographic views of the back faces (2), (3), and (4) of the faces,
The second-stage face is located at a position away from the centroid (c0) of the first-stage face back surface (2) to the toe (5) side or the heel (7) side, which is equal to the area of the face surface to be the ball striking surface. Set the centroid (c1) of the back surface (3), set the centroid (c2) of the back surface (4) of the third stage face at the same position as the centroid (c0),
This third stage face back (4) reinforces the central area of the face,
The size of each back face (2) , (3), (4) of the first stage to the third stage is defined as the first stage> second stage> third stage , The thickness is increased in the order of the first stage <second stage <third stage ,
An annular convex rib (6) is disposed in the central region of the second-stage face back surface (3) so as to surround the third-stage face back surface (4),
The convex rib (6) has a rib width and a rib height at a portion on the toe (5) side rather than a portion on the heel (7) side in the longitudinal direction so that the moment of inertia of the cross section changes in the longitudinal direction. Wood club head characterized by a large setting .
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