JP4033175B2 - 光データリンクモジュール - Google Patents

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Description

この発明は、光通信に用いられる光データリンクモジュール(以下、光データリンクとする)に関する。
光データリンクの一例として、コントローラICを有する光トランシーバが公開されている(特許文献1を参照)。このコントローラICは、上位ホストCPUに接続される外部入力端子(「TxDISABLE」端子)を有する(特許文献1の図1を参照)。光トランシーバの光出力は、上位ホストCPUから「TxDISABLE」端子に信号を供給することにより強制停止させることができる。このほかに、IC通信(シリアル通信)を用いたコマンド操作「TxDisableCmd」(特許文献1の図3を参照)によって光出力を強制停止させることもできる。GBIC型光トランシーバ用MSA(Multi Source Agreement)(例えば、非特許文献1および2を参照)や他の光データリンクの業界標準規格(SFP、XFP等)でも、光出力を強制停止する機能が標準化されている。
米国特許出願第2002/0149821号明細書 SFF委員会(SFF Committee)、「GBIC(ギガビット・インターフェース・コンバータ)用SFF−8053仕様書(SFF-8053 Specification for GBIC (Gigabit Interface Converter))、第5.5版、p.11、[online]、2000年9月27日、[平成16年5月14日検索]、インターネット<URL:www.schelto.com/t11_2/GBIC/sff-8053.pdf> ルー・アーロンソン(Lew Aronson)、他5名、「光トランシーバ用ディジタル診断監視インターフェース、SFF−8472、第9.5版、ドラフトC(Digital Diagnostics Monitoring Interface for Optical Transceivers, SFF document number:SFF-8472, revision 9.5, draft C)」、p.27、[online]、2004年4月26日、[平成16年6月1日検索]、インターネット<URL:ftp://ftp.seagate.com/sff/SFF-8472.PDF>
光通信の分野では、通信事業者が自ら光ファイバケーブル網を構築し、さらにE/OおよびO/E変換用の光伝送装置を設置することで、専用通信サービスが提供されてきた。しかし、昨今では、既存の光ファイバケーブル網の光ファイバ(例えば、ダークファイバ)を他社から借り受け、光伝送装置は自ら調達して、通信サービスを提供する事業者も増えている。
一方、昨今の光伝送装置は、GBIC、SFP、XFP等のプラガブル(活線挿抜)型光データリンクを搭載するものが主流となりつつある。そこで、光データリンクの付属した光伝送装置を借りる事業形態のほかに、光伝送装置のみを自前で調達し、光データリンクを通信需要に応じて別途借りる事業形態も考えられる。
後者の事業形態では、レンタル契約期間の終了に応じて光データリンクの光出力を強制停止する機能が望まれる。この機能は光データリンク自身が有することが望ましい。強制停止機能が光伝送装置に実装されていると、光伝送装置に搭載される光データリンクを変更するたびに、光伝送装置の設定を変更する作業が必要となる。このため、通信需要に応じて光データリンクを手軽に増減することはできない。しかし、上記の文献に記載される光データリンクの光出力は、光伝送装置に実装された上位ホストCPUの制御の下で強制停止されるのであり、光データリンクが自ら光出力を停止することはできない。
本発明は、上記に鑑みなされたもので、所定の期間の終了に応じて光出力の発信を停止する機能を有する光データリンクの提供を課題とする。
本発明は、電気入力を光出力に変換して発信する光データリンクモジュールに関する。一つの側面において、この光データリンクモジュールは、その光データリンクモジュールに設定された所定の稼働期間の残り時間を記憶する記憶装置と、光データリンクモジュールの稼働時間を計測する計時回路と、光データリンクモジュールの稼働開始後、計時回路に稼働時間の計測を開始させ、所定の間隔で残り時間から稼働時間を減算し、減算結果が0より大きい場合には該減算結果を残り時間として記憶装置に書込み、減算結果が0以下の場合には光出力の発信を停止する制御回路とを備え、残り時間を記憶回路に書込むためのデータ書換え装置と接続可能に構成されており、残り時間の書込みを許可するためのパスワードを制御回路が保持している
光データリンクは、稼働可能な残り時間を記憶装置に保存し、光データリンクが実際に稼働した時間を計時回路で計測して、その残り時間に反映する。このため、光データリンクは、記憶装置に記憶された残り時間に基づいて、光データリンクが稼働可能な期間の終了を検知できる。これにより、稼働可能な期間の終了に応じて光データリンクが自ら光出力の発信を停止する機能を実現できる。
本発明の光データリンクは、その光データリンクが稼働可能な期間の終了を自ら検知し、その期間の終了に応じて光出力の発信を停止することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第1実施形態
まず、本実施形態の背景および概要を説明する。SFP、GBIC、XFP等の規格にしたがう光データリンクは、レーザダイオード(以下、「LD」と表記)、LDドライバ、フォトダイオード(以下、「PD」と表記)などに加えて、CPUやインテリジェントな専用ICを内蔵しており、光伝送装置に対して活線挿抜が可能である。このような光データリンクを搭載可能なWDM用途型や複数回線対応型の光伝送装置では、通信速度や波長の異なる光データリンクを混在させることができる。通信事業者は、この光伝送装置に搭載する光データリンクを通信需要に応じて追加、除去または交換することができる。その反面、通信事業者は様々な種類の光データリンクをあらかじめ調達しておく必要がある。そのため、投資コストや設備維持コストが巨額になる可能性がある。
そこで、例えば図8に示されるように、通信事業者が、光ファイバ網をA社から、光伝送装置10および光データリンク20をB社から借りて通信サービスを提供する事業形態が考えられる。通信事業者は、通信需要に応じて光データリンク20を借り、あるいは返却することで、運用する光データリンク20を比較的少ないコストで増減させることができる。
図8の例では、貸し手であるB社が、契約期間終了時や料金滞納時に光データリンク20による光出力を強制停止する機能を光伝送装置10に実装して、光データリンク20の稼働期間の管理権を確保している。例えば、レンタル契約期間が終了すると、光伝送装置10に内蔵される上位ホストCPU12は、光データリンク20の外部入力端子「TxDISABLE」にディセーブル信号を供給し、あるいはIC通信(シリアル通信)を用いたコマンド操作「TxDisableCmd」を行って、光データリンク20による光出力の発信を強制停止する。
しかし、光伝送装置10が光データリンク20の稼働期間を管理する場合、光データリンク20を交換するたびに光伝送装置10での管理条件を変更する必要が生じるため、B社の作業負担は大きい。そこで、本発明者は、光データリンクが自ら稼働期間を管理する方式を考え出した。この方式では、光データリンクが所定の稼働期間(例えば、レンタル契約期間)にわたって動作し、その稼働期間が経過すると自発的に光出力の発信を停止する。
以下では、本実施形態の光データリンクおよびその運用方式を詳細に説明する。図1は光データリンクの構成を示すブロック図である。この光データリンク20は、光出力の発信および光入力の受信の双方が可能な光トランシーバである。光データリンク20は、光出力を発する発光素子としてLD22を有し、光入力を受け取る受光素子としてアバランシェフォトダイオード(以下、「APD」と表記)26を有している。光データリンク20は、電気信号の入出力用の端子44〜49をさらに有する。
LD22にはLDドライバ23が電気的に接続されている。LDドライバ23は、電源電圧の供給を受けてLD22を駆動する駆動回路である。LDドライバ23は、バイアス電流をLD22に供給するとともに、TD端子44から電気入力信号を受け取り、その電気入力信号に応じた変調電流をLD22に供給する。これに応じてLD22は駆動され、電気入力信号に応じた光出力信号51を発する。このようにして、電気入力信号は光出力信号51に変換される。光出力信号51は、光出力ポート41から外部へ放射される。
LD22には、LD22の温度を調節する自動温度制御(Automatic Temperature Control:ATC)回路24も接続されている。通常、LD22は、図示しない熱電子冷却器(Thermoelectric Cooler:TEC)上に設置されている。ATC回路24はそのTECに駆動電流を供給する。光出力信号51の一部はモニタフォトダイオード(以下、「モニタPD」と表記)25によって検出される。モニタPD25は、光出力信号51のパワーに応じた出力信号を生成する。ATC回路24は、モニタPD25によって検出された光出力パワーに応じてTECの駆動電流を調節し、それによってLD22の温度を安定化する。
APD26は、光データリンク20の光入力ポート42を通じて外部から光入力信号52を受け取る。APD26は、APDバイアス回路28からバイアス電圧の供給を受けて動作する。APD26は、光入力信号52を電気信号に変換し、プリアンプ27に送る。プリアンプ27は、その電気信号を増幅し、RD端子49から出力する。
LDドライバ23、ATC回路24およびAPDバイアス回路28は、CPUチップ30によって制御される。図2は、CPUチップ30の構成を示すブロック図である。CPUチップ30は、CPU60に加えて、バス61を介してCPU60に接続されたストレージ部62、A/D変換回路64、IC通信インターフェース66、SPI通信インターフェース68、外部出力ピン端子70、外部入力ピン端子72、および温度センサ74を内蔵している。
ストレージ部62は、ROM62a、RAM62bおよびEEPROM62cを含んでいる。ROM62aには、光データリンク20の動作を制御するためのプログラムが記憶されている。このプログラムは、光データリンク20を起動するとCPU60によって読み取られ、実行される。後述するように、光データリンク20の稼働期間の管理は、このプログラムによって制御される。RAM62bは、CPU60がこのプログラムを実行するために使用する主記憶装置である。EEPROM62cは書換え可能な不揮発性メモリである。EEPROM62cには、パスワード63が格納されている。このパスワード63は、後述する経過時間カウンタ33へのアクセスを制限するために使用される。
A/D変換回路64は、モニタPD25のアナログ出力信号をディジタル信号に変換する。CPU60は、このディジタル信号にしたがってLDドライバ23を制御し、LD22の光出力パワーを安定化する。また、A/D変換回路64は、ATC回路24から出力されるアナログTEC駆動電流をディジタル信号に変換する。CPU60は、このディジタル信号にしたがってATC回路24を制御し、LD22の温度を安定化する。さらに、A/D変換回路64は、プリアンプ27のアナログ出力信号をディジタル信号に変換する。CPU60は、このディジタル信号にしたがってAPCバイアス回路28を制御し、APC26に印加されるバイアス電圧の大きさを調整する。これにより、光入力信号52の受信レベルが最適化される。
C通信インターフェース66は、CPU60と光伝送装置10の上位ホストCPU12との通信に使用される。SPI通信インターフェース68は、DAC制御およびDCP制御用の通信のほか、後述するEEPROM32やリアルタイムクロック34とCPU60との通信に使用される。
外部出力ピン端子70は、LDドライバ23を起動または動作停止する制御信号をLDドライバ23に供給するために使用される。LDドライバ23が動作停止すると、電気入力信号がLDドライバ23に供給されていても、LD22は光出力信号51を生成しなくなる。外部入力ピン端子72は、TxDISABLE端子46からディセーブル信号を受け取るために使用される。温度センサ74は、CPUチップ30の温度を計測し、その温度を示す出力信号をCPU60に送る。
再び図1を参照する。Tx Fault端子45は、LD22またはLDドライバ23に異常が生じたことを通知する信号を出力するために使用される。この信号は、光伝送装置10の上位ホストCPU12に送られる。IC端子47はSCL端子およびSDA端子を含んでいる。これらの端子は、CPUチップ30と光伝送装置10の上位ホストCPU12とのIC通信に使用される。LOS(Loss of Signal)端子48は、光入力信号52の消失が生じたときにアラーム信号を出力するために使用される。
光データリンク20は、CPUチップ30に接続されたEEPROM32およびリアルタイムクロック(以下、「RTC」と表記)34をさらに有している。EEPROM32は、経過時間カウンタ33を記憶する書換え可能な不揮発性メモリである。経過時間カウンタ33のカウント値は、光データリンク20が稼働可能な残り時間を示す。後述するように、光データリンク20が稼働すると、経過時間カウンタ33のカウント値は光データリンク20が稼働した時間だけ減じられる。RTC34は光データリンク20が稼働した時間を計測する計時回路である。
図3は、光データリンク20を用いた通信事業形態の一例を示す概略図である。光データリンク20は光伝送装置10に実装されて光通信に利用される。図3の下側に記載されるように、光伝送装置10には、通信速度や波長の異なる複数の光データリンク20を実装することができる。光伝送装置10は、これらの光データリンク20を制御する上位ホストCPU12を内蔵している。光データリンク20の光出力ポート41および光入力ポート42は光ファイバ網14に接続される。光伝送装置10が主信号(電気信号)を受け取ると、光データリンク20はその主信号を光出力信号に変換し、光ファイバ網14へ発信する。また、光データリンク20が光ファイバ網14から光入力信号を受け取ると、その光入力信号を主信号に変換し、その主信号が光伝送装置10から出力される。
上位ホストCPU12は、光データリンク20のTxDISABLE端子にディセーブル信号を供給することにより、光データリンク20の光出力を強制停止させることができる。また、上位ホストCPU12は、ICバスを介して各光データリンク20に接続されており、IC通信を用いたコマンド操作「TxDisableCmd」を実行することによっても、光データリンク20の光出力を強制停止させることができる。
ここで、光ファイバ網14、光伝送装置10および光データリンク20を、それぞれA社、B社およびC社が所有するものとする。通信事業者であるD社は、A社、B社およびC社からそれぞれ光ファイバ網14、光伝送装置10および光データリンク20を借りて通信事業を行う。図3の上側に示すように、C社は、光データリンク20を貸し出す前に、稼働期間情報を光データリンク20に書き込む。稼働期間情報は、C社が光データリンク20の稼働を許可する時間、すなわちレンタル契約期間を示す。本実施形態では、稼働期間情報は時間を単位とした数値(例えば、1年契約なら24×365=8760時間)である。ただし、稼働期間情報はこれに限られるものではなく、例えばレンタル契約期間の終了期日であってもよい。
稼働期間情報の書込みの際、C社のオペレータは、専用のデータ書換え装置16を光データリンク20に接続する。データ書換え装置16はコンピュータ18を用いて操作される。まず、オペレータはコンピュータ18にパスワードを入力する。データ書換え装置16は、入力されたパスワードを光データリンク20のEEPROM62cに格納されたパスワード63と照合する。データ書換え装置16は、これらのパスワードが一致するときにだけ稼働期間情報の書込みを許可する。
このような認証に成功すると、オペレータはコンピュータ18を操作して稼働期間情報を入力する。データ書換え装置16は、その稼働期間情報を光データリンク20内のEEPROM32に書き込む。この稼働期間情報は、EEPROM32内の経過時間カウンタ33の初期カウント値としてEEPROM32に記憶される。
こうして稼働期間情報が記録された光データリンク20がD社に貸し出される。D社はB社から借りた光伝送装置10にその光データリンク20を実装して顧客に通信サービスを提供する。この光データリンク20は、稼働期間情報が示す時間にわたって稼働した後、自発的に光出力を停止する。これ以降、経過時間カウンタ33のカウント値を書き換えない限り、光データリンク20は入力信号を受け取っても光出力信号51を発信しない。
以下では、図4を参照しながら、光データリンク20による稼働期間の管理を説明する。図4は、この稼働期間管理を示すフローチャートである。稼働期間の管理は光データリンク20の起動とともに開始し、まず、初期処理が行われる(ステップS402)。初期処理では、CPU60がROM62aに記憶されたプログラムを実行する。以降の処理は、このプログラムにしたがって行われる。CPU60は、光データリンク20を動作可能にするための様々な基本処理を実行するとともに、RTC34を起動する。これに応じて、RTC34は時間の計測を開始する。
次に、CPU60は、EEPROM32にアクセスし、経過時間カウンタ33のカウント値を参照する(ステップS404)。CPU60は、光データリンク20が稼働可能な時間が残っているか否かを判定するために、経過時間カウンタ33のカウント値を0と比較する(ステップS406)。カウント値が0より大きい場合、CPU60は、稼働可能な時間が残っていると判断し、光データリンク20が稼働した時間を経過時間カウンタ33のカウント値から減ずる処理を行う(ステップS408以降)。一方、カウント値が0の場合、CPU60は、稼働可能な時間が残っていないと判断し、光データリンク20の光出力を停止する(ステップS420)。
以下では、ステップS408以降の処理を詳しく説明する。経過時間カウンタ33のカウント値が0より大きい場合、CPU60は、RTC34をリセットし、RTC34が示す時間を0に設定する(ステップS408)。これ以降、RTC34は、この時間設定が行われた時点から経過した時間を示すことになる。この経過時間は、光データリンク20が稼働した時間に実質的に等しい。
続いて、CPU60は、RTC34から時間を取得し(ステップS410)、その時間を1と比較して、ステップS408での時間設定から1時間が経過したか否かを判定する(ステップS412)。RTC34が示す時間が1未満である場合、CPU60は1時間が経過していないと判断する。この場合、CPU60は一定の時間だけ待機し(ステップS414)、その後、再びRTC34から時間を取得する(ステップS410)。こうして、ステップS412にて1時間が経過したと判断されるまで、ステップS410からS414までの処理が繰り返される。なお、ステップS414における待機中、CPU60は他の周期的な処理を実行する。
CPU60は、ステップS412にて1時間が経過したと判断すると、経過時間カウンタ33のカウント値から1を減算し(ステップS416)、得られた値を経過時間カウンタ33に書き込む(ステップS418)。このようにして、EEPROM32に記憶された光データリンク20の残り稼働時間が1時間だけ減じられる。この後、ステップS406以降の処理が再び実行される。経過時間カウンタ33のカウント値が0になるか、光データリンク20の動作が停止されるまで、ステップS406以降の処理が繰り返される。その結果、光データリンク20が1時間稼働するごとに、EEPROM32に記憶された残り稼働時間が1時間ずつ減じられる。
CPU60は、ステップS406にて経過時間カウンタ33のカウント値を0と判定すると、光出力信号51の発信を停止する(ステップS420)。例えば、CPU60は、外部出力ピン端子70を通じてLDドライバ23へ制御信号を送り、LDドライバ23への駆動電圧の供給を遮断する。この場合、LDドライバ23に入力信号が供給されていても、LDドライバ23はLD22に光出力信号51を生成させることができない。
上記の処理では、EEPROM32内の経過時間カウンタ33が繰り返し書き換えられる。したがって、EEPROM32は多数回にわたって書換え可能であることが望ましい。1時間おきに経過時間カウンタ33が書き換えられるものとし、光データリンク20の寿命を20年と見積もると、EEPROM32の書換え回数は最大で17.52万回(24時間×365日×20年)である。例えば、セイコーインスツルメンツ社のS−24CS01Aは100万回の書換えが可能なEEPROMである。これは上記の最大書換え回数より少ない。
なお、光伝送装置10は、上位ホストCPU12がIC端子47を介して経過時間カウンタ33のカウント値を読み取り、光データリンク20の残り稼働時間を確認できるようにプログラミングされていてもよい。ただし、光伝送装置10が経過時間カウンタ33を書き換えることはできない。
このように、光データリンク20は、稼働可能な期間の終了を自ら検知し、その期間の終了に応じて光出力信号51の発信を停止することができる。光データリンク20が自ら稼働期間を管理するので、光伝送装置10に実装する光データリンク20を交換するたびに光伝送装置10の内部設定を変更しなくて済む。これにより、稼働期間の管理に伴う作業負担を軽減することができる。また、通信事業者が光伝送装置10と光データリンク20を別個の貸し主から借りて通信サービスを提供する事業形態が可能になるという利点も得られる。
第2実施形態
以下では、本発明の第2の実施形態を第1実施形態との相違点を中心に説明する。図5は、本実施形態に係る光データリンク20aの構成を示すブロック図である。光データリンク20aは、第1実施形態の光データリンク20の構成要素に加えてアンテナ35を有している。RTC34とアンテナ35は時刻取得部36を構成する。アンテナ35は外部の送信所50から発せられる標準電波を受信する。この標準電波には現在時刻を示す時刻信号が乗っている。本実施形態では、RTC34として、自動時刻設定機能付きRTC、例えばOKI社製ML6191を使用する。RTC34は、アンテナ35から定期的に時刻信号を受信して現在時刻を取得する。
図6は、本実施形態におけるCPUチップ30の構成を示すブロック図である。本実施形態は、EEPROM62cの記憶内容が第1実施形態と異なる。すなわち、EEPROM62cには、パスワード63に加えて終了時刻データ76および終了フラグ78が格納されている。終了時刻データ76は、光データリンク20aの稼働終了時刻、すなわち光データリンク20aのレンタル契約期間の終了時刻を示す。終了フラグ78は、現在時刻が稼働終了時刻に達したか否かを示す標識データである。
光データリンク20aは、図3を参照して説明した通信事業形態に適用することができる。この場合、光データリンク20aを所有するC社は、D社に光データリンク20aを貸し出す前に、稼働期間情報として終了時刻データ76を光データリンク20aに書き込む。書込みの手順は、第1実施形態で説明した通りである。終了時刻データ76が記録された光データリンク20aがD社に貸し出され、D社はB社から借りた光伝送装置10にその光データリンク20aを実装して顧客に通信サービスを提供する。光データリンク20aは、終了時刻データ76が示す時刻まで稼働した後、自発的に光出力を停止する。この場合、終了時刻データ76を書き換えない限り、光データリンク20aは入力信号を受け取っても光出力信号51を発信しない。
以下では、図7を参照しながら、光データリンク20aによる稼働期間の管理を説明する。図7は、この稼働期間管理を示すフローチャートである。稼働期間の管理は光データリンク20aの起動とともに開始し、まず、初期処理が行われる(ステップS702)。初期処理では、CPU60がROM62aに記憶されたプログラムを実行する。以降の処理は、このプログラムにしたがって行われる。CPU60は、光データリンク20aを動作可能にするための様々な基本処理を実行するとともに、RTC34を起動する。
次に、CPU60は、CPUチップ30内のEEPROM62cにアクセスし、終了時刻データ76および終了フラグ78を読み取る(ステップS704)。CPU60は、終了フラグ78の状態を確認する(ステップS706)。終了フラグ78がオフのとき、CPU60は、光データリンク20aの稼働可能期間がまだ終了していないと判断し、時刻取得部36から現在時刻を取得する(ステップS708)。CPU60は、SPI通信インターフェース68を通じてRTC34にアクセスし、RTC34が取得した現在時刻を受け取る。
続いて、CPU60は、こうして取得した現在時刻を、ステップS704で取得した終了時刻データ76が示す稼働終了時刻と比較する(ステップS710)。現在時刻が稼働終了時刻より前であれば、CPU60は終了フラグ78の状態をオフに保つことを決定し(ステップS712)、一定の時間だけ待機した後(ステップS714)、再び時刻取得部36から現在時刻を取得する(ステップS708)。こうして、ステップS710にて現在時刻が稼働終了時刻以降であると判断されるまで、ステップS708以降の処理が繰り返される。なお、ステップS714における待機中、CPU60は他の周期的な処理を実行する。
CPU60は、ステップS710にて現在時刻が稼働終了時刻以降であると判断すると、終了フラグ78の状態をオンにすることを決定し(ステップS716)、EEPROM62cにアクセスして終了フラグ78をオン状態に書き換える(ステップS718)。この後、終了フラグ78の状態が再び確認される(ステップS706)。CPU60は、終了フラグ78がオン状態にあることを確認すると、光出力信号51の発信を停止する(ステップS720)。
第1実施形態と同様に、光データリンク20aは、稼働可能な期間の終了を自ら検知し、その期間の終了に応じて光出力信号51の発信を停止することができる。これにより、光データリンク20aを交換するたびに光伝送装置10の内部設定を変更しなくて済むので、稼働期間の管理に伴う作業負担を軽減することができる。また、光伝送装置10と光データリンク20aを別の貸し主から借り受けて通信サービスを提供する事業形態が可能になるという利点も得られる。さらに、外部から取得した現在時刻を用いることで、光データリンク20aの稼働期間を確実に、かつ精度良く管理できる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
第1実施形態では、経過時間カウンタ33がCPUチップ30の外側に設置されたEEPROM32内に記憶されている。この代わりに、CPUチップ30に内蔵されたEEPROM62c内に経過時間カウンタ33を記憶してもよい。また、第2実施形態では、終了時刻データ76がCPUチップ30に内蔵されたEEPROM62c内に記憶されている。この代わりに、CPUチップ30の外側に設置されたEEPROM32内に終了時刻データ76を記憶してもよい。
図3に示される事業形態では光伝送装置と光データリンクの所有者が別だが、光伝送装置10と光データリンク20の所有者が同じであってもよい。また、通信事業者が他人から光伝送装置を借りるのではなく、自ら光伝送装置を所有していてもよい。
第1実施形態では、光データリンク20が1時間稼働するごとにEEPROM32に記憶された残り稼働時間が1時間ずつ減じられる。しかし、残り稼働時間の減分は1時間に限られるものではなく、30秒や10分など任意である。
上記実施形態における光データリンクは、光送信機能および光受信機能を有する光トランシーバだが、本発明の光データリンクは光受信機能を有さなくてもよい。
光データリンクの構成を示すブロック図である。 CPUチップの構成を示すブロック図である。 実施形態の光データリンクを用いた通信事業形態を示す概略図である。 光データリンクの稼働期間を管理する処理を示すフローチャートである。 光データリンクの構成を示すブロック図である。 CPUチップの構成を示すブロック図である。 光データリンクの稼働期間を管理する処理を示すフローチャートである。 従来の光データリンクを用いた通信事業形態の一例を示す概略図である。
符号の説明
10…光伝送装置、12…上位ホストCPU、20…光データリンク、22…レーザダイオード(発光素子)、23…レーザダイオードドライバ、26…アバランシェフォトダイオード(受光素子)、30…CPUチップ(制御回路)、32…EEPROM(記憶装置)、33…経過時間カウンタ、34…リアルタイムクロック(計時回路)、35…アンテナ、36…時刻取得部、51…光出力信号、52…光入力信号、60…CPU、62c…EEPROM(記憶装置)、76…終了時刻データ、78…終了フラグ

Claims (1)

  1. 電気入力を光出力に変換して発信する光データリンクモジュールであって、
    前記光データリンクモジュールに設定された所定の稼働期間の残り時間を記憶する記憶装置と、
    前記光データリンクモジュールの稼働時間を計測する計時回路と、
    前記光データリンクモジュールの稼働開始後、前記計時回路に前記稼働時間の計測を開始させ、所定の間隔で前記残り時間から前記稼働時間を減算し、減算結果が0より大きい場合には該減算結果を前記残り時間として前記記憶装置に書込み、前記減算結果が0以下の場合には前記光出力の発信を停止する制御回路と
    を備え、
    前記残り時間を前記記憶回路に書込むためのデータ書換え装置と接続可能に構成されており、前記残り時間の書込みを許可するためのパスワードを前記制御回路が保持している光データリンクモジュール
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