JP4032839B2 - Moisture permeable element, humidity control composite element and humidity control device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、透湿性エレメント、調湿用複合エレメントおよび透湿性エレメントを備える調湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、室内空気の加湿を行うことが可能な加湿器に、透湿性エレメントを使用したものが提案されている。上記透湿性エレメントには疎水性の多孔質膜が使用され、この多孔質膜が有する特性、すなわち水蒸気は透過させるが、水は透過させない特性(透湿性)が利用される。つまり、この透湿性エレメントを境界面として、一方の領域に水を配置し、他方の領域に空気を送ることにより、この透湿性エレメントを経由して水蒸気を移動させ、空気側を加湿するように構成されている。
【0003】
上記加湿器に使用される透湿性エレメントとしては、例えば、図9に示すようなものがある。同図に示す透湿性エレメントは、水を保持することが可能な給水多孔体42を、1対の疎水性多孔質膜41、41によってサンドイッチ状に挟むと共に、上記給水多孔体42と疎水性多孔質膜41との間に、透湿性のポリウレタン等からなる接着材43を介装し、この接着材43によって給水多孔体42と疎水性多孔質膜41とを接着するようにしている。ここで、上記疎水性多孔質膜41にはフッ素系の樹脂、例えば、PTFE(多孔質ポリテトラフルオロエチレン)等が使用され、また上記給水多孔体42には不織布、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)や、PE(ポリエチレン)等が使用される。
【0004】
そして、上記のように構成された複数の透湿性エレメントを、所定の間隔を置いて並設すると共に、上記各透湿性エレメントに加湿用の水を供給するための給水通路を設けることによって加湿器を構成している。上記給水通路を通って各透湿性エレメント内に導入された水は、各透湿性エレメント内の給水多孔体42を含漬する状態になって内部に保持される。この状態で、各透湿性エレメントに空気を通風させることによって、各透湿性エレメントの外表面から透過してくる水蒸気が通風空気に含まれ、自然蒸発による加湿が行なわれるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記給水多孔体42と疎水性多孔質膜41とを上記接着材43にて接着する場合、上記透湿性の低下を防止するため、部分接着、例えば上記接着材43を膜面積の約30%比率でグラビヤ印刷等にて塗布することによって、両者の接着を行うように構成している。ここで一般に、材料間の接着強度は接合材料の濡れやすさと接着面積に影響されるが、上記フッ素系の疎水性多孔質膜41と給水多孔体42との接着は表面が濡れにくいということに加えて、部分接着で接着面積も小さいため、両者の接着強度は低く剥がれやすい。このため、上記透湿性エレメント内に水44が導入されると、その給水圧によって接着部が剥がれ、上記透湿性エレメントの厚さがDからD+αのように変形して、透湿性エレメント自身が破損するという問題がある。またさらには、上記変形によって隣り合う各透湿性エレメント間の間隔が狭くなり、これによって通風路が塞がれて、加湿器の性能低下を引き起こす等の不具合も生じている。
【0006】
また、上記した加湿器は自然蒸発式、すなわち蒸発エネルギーを室内空気から奪う方式であるために、加湿能力をさらに大きくしようとすると、より多くの透湿性エレメントを並べて構成することが必要になって全体が大型化するという問題がある。また、上記各透湿性エレメントを通過する空気から水の蒸発熱が奪われるために、加湿空気が吹出される室内温度が低下するという問題もある。
【0007】
上記不具合を解消する方法としては、例えば、平板状のフィン部材間に熱源パイプをろう付けする等によって板状の熱源体を形成し、これを上記透湿性エレメント間に介挿して、この熱源体の両面に透湿性エレメントを接触させることにより、上記透湿性エレメント内の水を加熱する構成とするものがある。しかしながら、この場合には、上記熱源パイプとフィン部材との接合に高いコストがかかると共に、上記透湿性エレメントに沿って熱源パイプを有する熱源体が配置されるため、通風抵抗が高くなり、上記透湿性エレメント間の間隔が狭くなる分、通風量が低下して充分な加湿能力が得られなくなるという問題が生じることになる。
【0008】
この発明は上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、透湿性エレメントの破壊を防止すると共に、低コストで調湿能力の向上を図ることが可能な調湿装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで請求項1の透湿性エレメントは、調湿するための調湿用媒体液を保持する給水多孔質部材7を挟んで一方の面に透湿性シート6aを、また他方の面に伝熱性樹脂シート6bをそれぞれ積層して成る透湿性エレメントにおいて、上記積層体を貫通する熱源パイプ用の貫通孔8を設け、この貫通孔8の周囲に熱融着シール部9を形成すると共に、上記透湿性シート6aと伝熱性樹脂シート6bとを袋状に形成したことを特徴としている。
【0010】
上記請求項1の透湿性エレメントでは、上記透湿性シート6aと給水多孔質部材7と伝熱性樹脂シート6bとの積層体に、パイプ用貫通孔8を設け、この貫通孔8の周囲を熱融着することによって、上記積層体を接合するように構成している。上記熱融着接合は、上記積層体を高温高圧で溶かして一体化させるため、従来のような接着材を用いた部分接着に比べて、その接着強度を大幅に増加することができる。この結果、上記透湿性エレメント5内を流通する調湿用媒体液の液圧等によって接合部が剥がれ、厚さ寸法が変形するというような不具合が生じるのを防止することができる。
【0011】
また請求項2の透湿性エレメントは、上記透湿性シート6aはフッ素系樹脂から成る疎水性多孔質膜で形成されていることを特徴としている。
【0012】
さらに請求項3の透湿性エレメントは、上記伝熱性樹脂シート6bは疎水性多孔質膜、又は非多孔質膜から形成されていることを特徴としている。
【0013】
上記請求項2又は請求項3の透湿性エレメントでは、実施に好適に用いられる。
【0014】
請求項4の調湿用複合エレメントは、調湿するための調湿用媒体液を保持する給水多孔質部材7を挟んで一方の面に透湿性シート6aを、また他方の面に伝熱性樹脂シート6bをそれぞれ積層して成る積層体に、熱源パイプ用の貫通孔8を設けると共に、上記貫通孔8の周囲に熱融着シール部9を形成することによって上記積層体を接合する一方、フィン部材16に熱源パイプ用の貫通孔17を設け、上記積層体を、その伝熱性樹脂シート6b側が内側となるように、上記フィン部材16の一方側に接触させると共に、上記フィン部材16の他方側にも上記と同様の積層体を接触させ、両積層体でフィン部材16を挟持した状態で、両積層体の周囲部分を袋状に熱融着することによって、上記積層体とフィン部材16とを一体形成したことを特徴としている。
【0015】
上記請求項4の調湿用複合エレメントでは、上記積層体とフィン部材16とを一体形成したことによって、その取り扱いが容易になると共に、積層体のみで形成されている場合よりも全体の強度を大きくすることができるため、上記積層体の変形を確実に防止することができる。また、上記積層体とフィン部材16とが別々に設けられている場合よりも、両者間の接触性が良くなるため、これによって伝熱性の向上を図ることもできる。
【0016】
請求項5の調湿装置は、請求項1〜請求項3のいずれかの透湿性エレメントを、上記伝熱性樹脂シート6b側が内側となるように、フィン部材16の少なくとも一方側に接触させると共に、上記透湿性エレメントとフィン部材16とを貫通する熱源パイプ15を設けた調湿ユニット1を備えていることを特徴としている。
【0017】
上記請求項5の調湿装置では、上記積層体とフィン部材16とを貫通するように熱源パイプ15が設けられている。このため、従来のようなフィン部材間に熱源パイプを配置することによって熱源体を形成し、上記熱源体を積層体に沿って配置する構造とする場合よりも、調湿ユニット1内に形成される通風路が広くなり、通風抵抗を小さくすることができるため、これによって通風量が増加して調湿能力の向上を図ることができる。また上記熱源パイプ15とフィン部材16との熱的接着が容易になると共に、低コストで実施可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の一実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図5はこの実施の形態における調湿装置の要部構成を示す概略斜視図を示している。この調湿装置は、全体が略直方体形状に形成された調湿ユニット1と、水や吸湿液体等の調湿用媒体液(以下では、調湿用媒体液に水を使用した場合について説明する)を貯留する貯留タンク2とを備え、上記調湿ユニット1には、その一端部下方側に上記貯留タンク2から延びる給水管3が接続される一方、他端部上方側に排水管4が接続されている。上記調湿ユニット1は、後述する透湿性エレメント5とフィン部材(図示せず)とが一体形成された略平板状の調湿用複合エレメント14と、上記透湿エレメント5内の水の加熱/冷却を行うための熱源パイプ15とを有し、上記調湿用複合エレメント14を所定の間隔で複数並設すると共に、これら各調湿用複合エレメント14・14を貫通するように複数の熱源パイプ15・15が設けられている。以下、上記透湿性エレメント5と、これを備える調湿ユニット1との構成について、その製作過程と共に説明する。
【0019】
図1は透湿性エレメント5の構成を説明するための模式図であり、(a)はその断面図を、(b)はその平面図を、(c)はその曲げ過程を示す説明図を、(d)は(c)のA−A、及びB−B断面図をそれぞれ示している。まず図1(a)において、上記透湿性エレメント5は、水を保持するための給水多孔質部材7を挟んで一方の面に、水は透過しないが水蒸気は透過させる透湿性シート6aを配置すると共に、その他方の面に伝熱性樹脂シート6bを配置することによって積層体を形成している。ここで、上記透湿性シート6aには、例えばPTFE(多孔質ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂からなる疎水性多孔質膜が用いられる。またこの他、上記透湿性シート6aに、疎水性多孔質膜と熱可塑性エラストマーとを積層して成るシートを用いれば、後に示す熱融着によって上記積層体を接合する際に、上記熱可塑性エラストマーが溶けて疎水性多孔質膜の孔を連通し、上記給水多孔質部材7と接着するため、これによって接着強度を増大させることができる。さらに、上記熱可塑性エラストマーは透湿性に優れているため、上記孔を塞ぐことによる透湿性能低下幅も小さくすることができる。また上記給水多孔質部材7には、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル系の不織布、又は織布が用いられる。さらに上記伝熱性樹脂シート6bには、上記透湿性シート6aと同様の疎水性多孔質膜、又は非多孔質膜が用いられる。ここで、上記非多孔質膜としては、例えばPETを厚さ50μm程度にフィルム化したもの等を使用するのが好ましいが、加工性、伝熱性、及び密封性が確保できるものであれば何でもよい。
【0020】
これらの積層構造で形成される上記積層体の全体の厚さは、0.2〜3mm、好ましくは1mm前後で、当初は同図(b)に示すように略長方形の形状に形成される。同図において上記透湿性シート6aと給水多孔質部材7、及び伝熱性樹脂シート6bとは、互いにほぼ同形状に裁断され、図中で斜線を施して示す周縁部は、熱融着によってシールされる端面シール部10を示している。また、同図に付記している一対の破線を中心とした左右対称位置には、厚さ方向に貫通する複数の略円形状のパイプ用貫通孔8が穿設されている。上記パイプ用貫通孔8は熱源パイプ(図示せず)を挿通するためのものであり、この実施形態においては、上記複数の貫通孔8が破線を中心として左右に2列づつ(計4列)並設するように形成されている。さらに上記各パイプ用貫通孔8・8の周囲部分には、熱融着によってシールされる円周シール部9・9(熱融着シール部)がそれぞれ設けられており、これら円周シール部9・9と、上記端面シール部10とに熱融着を施すことによって、上記透湿性シート6aと、給水多孔質部材7と、伝熱性樹脂シート6bとをそれぞれ接合して成る透湿性エレメント5を構成するようにしている。このとき上記円周シール部9・9の熱融着幅は2〜8mm程度とするのが好ましい。さらに上記透湿性エレメント5には、破線を中心とした底部側の左右2箇所の位置に厚さ方向に貫通する給水孔11、11が、また頂部側の左右2箇所の位置に厚さ方向に貫通する排水孔12、12がそれぞれ穿設されている。
【0021】
上記透湿性エレメント5の作製手順としては、まず、上記給水多孔質部材7の一方側に透湿性シート6aを、また他方側に伝熱性樹脂シート6bを重ね合わせ、この積層体の各円周シール部9・9と、周囲の端面シール部10とを高温高圧で加熱加圧する(熱融着)ことにより、上記透湿性シート6aと、給水多孔質部材7と、伝熱性樹脂シート6bとを溶かして接合する。その後、この熱融着を施した各円周シール部9・9の中央に、これよりも小さなパイプ用貫通孔8・8をそれぞれ穿設する。これによって、図1(d)のA−A断面図にも示すように、周囲がシールされたパイプ用貫通孔8・8、すなわち上記給水多孔質部材7と連通しない貫通孔8・8を形成することができる。そして、上記熱融着によって接合された積層体、すなわち透湿性エレメント5の底部側と頂部側との左右2ヶ所の位置に、給水孔11、11と排水孔12、12とを穿設する。このとき、穿設される給水孔11と排水孔12とは、図1(d)のB−B断面図に示すような給水多孔質部材7と連通する貫通孔となるため、この孔11、12を通して給水多孔質部材7への水の供給、及び給水多孔質部材7から外部への水の排出が行われることになる。なお、上記では円周シール部9・9の熱融着後、この中央部分にパイプ用貫通孔8・8を穿設したが、パイプ用貫通孔8・8を穿設した後に、その周囲部分に熱融着を施すことによって上記円周シール部9・9を形成するようにしてもよい。また上記端面シール部10は、少なくとも上記透湿性シート6aと伝熱性樹脂シート6bとが接着されていればよい。
【0022】
次に、上記のようにして形成された透湿性エレメント5を、図1(b)に付記している一対の破線に各々沿う位置で、上記伝熱性樹脂シート6b側が内側(透湿性シート6a側が外側)となるように折り曲げる。このとき、上記一対の破線間の領域は断面円弧状もしくは半楕円形状にして、同図(c)に示すように、平面視でU字状、全体としてはブックカバー状に形成される。すなわち、このような折り曲げによって、屈曲部5aの両端から、一対の互いに同形状の矩形の平板部5b・5bが、所定の間隔で互いに平行に位置して相対面する形状に形成される。この形状において、上記した各給水孔11、11と、排水孔12、12、及び各パイプ用貫通孔8・8は互いに同一直線上に位置するようになっている。
【0023】
図2は上記した透湿性エレメント5を有する調湿ユニット1の組付け過程を示す斜視図である。上記調湿ユニット1は、透湿性エレメント5と、ヒートポンプ回路における冷媒が流通する熱源パイプ15と、フィン部材16とによって構成されている。上記熱源パイプ15は、例えば外径7mm程度の銅管を用いて作製され、所定の間隔で平行に並ぶ複数のヘアピン状の折曲管(略U字状に折曲された管)15a・15aの他端側を図示しないU字接続管、又はヘッダ等で接続することにより形成されている。一方、上記フィン部材16には、例えば厚さ0.1〜3mm程度の略長方形状の金属製のアルミ板や銅板等が用いられる。上記フィン部材16には、透湿性エレメント5に形成された各貫通孔(給水孔11、排水孔12、及び各パイプ用貫通孔8・8)と同形状で同寸法を有する給水孔18、排水孔19、及び複数のパイプ用貫通孔17・17がそれぞれ穿設されている。
【0024】
上記調湿ユニット1の組み付け手順としては、図2に示すように、まず上記フィン部材16を、ブックカバー状に折り曲げられた上記透湿性エレメント5の平板部5b、5b間に挿入して接触させる。このとき、上記各給水孔11、18同士、各排水孔12、19同士、及び各パイプ用貫通孔8、17同士が互いに同一直線上に位置するように配置する。また、上記フィン部材16の高さ及び幅寸法は、上記透湿性エレメント5の平板部5bよりも幾分小さく設定されているため、上記挿入状態において、フィン部材16は平板部5b・5bで両側から覆われて露出しないように配置されている。そしてこの状態において、各平板部5b、5b周囲の端面シール部10、10を袋状に再び高温高圧で熱融着することによって、上記湿性エレメント5とフィン部材16とを一体化した調湿用複合エレメント14を形成する。さらに上記調湿用複合エレメント14を、所定間隔を置いて複数並設すると共に、並設された各調湿用複合エレメント14・14の各パイプ用貫通孔8、17に、上下方向に所定の間隔を置いて複数並設された上記熱源パイプ15・15をそれぞれ挿通し、この後、拡管することによってこれら熱源パイプ15とフィン部材16とを熱的に接着するようにしている。
【0025】
図3(a)は上記調湿ユニット1の具体的な組み付け状態例を示す一部模式断面図で、図3(b)はフィン部材16への円筒管の取り付け過程を示す斜視図ある。上記したように、透湿性エレメント5とフィン部材16とから成る各調湿用複合エレメント14・14は、通風路を確保して通風空気を流通させるために、所定間隔を置いて並設されているが、この間隔調整に本実施形態では、上記フィン部材16のフィンピッチに相当する長さの円筒管20を使用し、この円筒管20を相対するフィン部材16、16間に配置することによって、各フィン部材16、16間のピッチを保つように構成している。具体的には、図3(b)に示すように、上記フィン部材16の両端面における各パイプ用貫通孔17・17の周囲部分に、上記パイプ用貫通孔17と略同じ内径を有する略円筒状のカラ部21・21を突出するように設け、このカラ部21に上記円筒管20を外嵌することによって、各フィン部材16、16間に円筒管20を配置するように構成している。この場合、上記透湿性エレメント5のパイプ用貫通孔8には、上記円筒管20が挿入されることになる。そして、このようにして取り付けられた円筒管20及びカラ部21と、各パイプ用貫通孔8、17から構成される管内に上記熱源パイプ15が挿入される。このとき上記円筒管20は、フィン部材16間のピッチを保つという機能の他に、熱源パイプ15からの放熱を抑制する機能も備えている。
【0026】
図4は上記調湿ユニットの概略構成を示す斜視図であり、上記調湿用複合エレメント14を通風方向に対して垂直に配置した構造を示している。同図は、並設された複数の調湿用複合エレメント14・14に各熱源パイプ15・15取り付けられた状態を示している。このとき、各調湿用複合エレメント14間における給水孔11、18と、排水孔12、19とが設けられた上下位置には、それぞれ両調湿用複合エレメント14、14間のピッチ幅に相当する厚さを有するスペーサ部材22、23が介装されており、さらにこの各スペーサ部材22、23には、厚さ方向に貫通する図示しない給水穴と排水穴とが設けられている。そして、下方部に設けられた各スペーサ部材22・22の給水穴と、各調湿用複合エレメント14・14の給水孔11、18とが同一直線上に位置するように配置されると共に、上方部に設けられた各スペーサ部材23・23の排水穴と、各調湿用複合エレメント14・14の排水孔12、19とが同一直線上に位置するように配置される。ここで、上記調湿ユニット1の両端面に設けられたスペーサ部材22、23のうち、図に示す左端面の下方側、及び右端面の上方側に位置するスペーサ部材22、23には、上記給水穴や排水穴が形成されていないものが用いられる。一方、右端面の下方側、及び左端面の上方側に位置するスペーサ部材22、23にはそれぞれ、上記調湿用複合エレメント14に水を供給するための給水口24と、各調湿用複合エレメント14を流通した水を外部へ排出するための排出口25とが形成されている。なお、同図における白抜き矢印は空気の通風方向を示している。
【0027】
図5は、この実施形態における調湿装置の要部構成を示す概略斜視図を示している。この調湿装置は、上記で示した略直方体形状の調湿ユニット1と、水を貯留するための貯留タンク2と、送風機29と、上記送風機29のON/OFF制御や、各弁機構27、28の開閉制御等を行うための制御器30とを備えている。同図において、上記調湿ユニット1の給水口24には、給水管3が接続されており、この給水管3の他端側は貯留タンク2を介して給水弁27に接続されている。また上記調湿ユニット1の排水口25には、排水管4が接続されており、この排水管4の他端側は排水弁28に接続されている。なお、上記貯留タンク2には、図示しない水位センサが設けられており、この水位センサからの水位信号に応じて上記給水弁28の開閉が行われるようになっている。すなわち上記貯留タンク2の水位が所定水位よりも高い場合は、上記給水弁27を閉状態に維持する一方、貯留タンク2の水位が所定水位以下の場合には、上記給水弁27を開状態にして貯留タンク2内に水を補給するように構成されている。
【0028】
上記調湿装置において、上記給水弁27を開弁すると、上記貯留タンク2内に水が供給され、この貯留タンク2内から流出された水が、給水管3を通って調湿ユニット1の給水口24に流入される。上記給水口24から流入された水は、調湿用複合エレメント14の各給水孔11、18、及びスペーサ部材22の給水穴からなる給水流路を通って各透湿性エレメント5内部に進入する。より詳細には、上記給水多孔質部材7を通して透湿性エレメント5内に水が入り込み、この給水多孔質部材7を含浸した状態になって、透湿性エレメント5内に保持される。
【0029】
そして、この状態で送風機29を運転して調湿ユニット1に空気を通風させると、透湿性エレメント5内に保持されていた水が蒸発し、この水蒸気が透湿性シート6aを通過して通風空気に放出される。これによって上記通風空気は加湿され、この加湿された空気が調湿ユニット1から吹き出される。このとき上記各熱源パイプ15・15に、図示しないヒートポンプ回路で加圧されたガス冷媒を供給し、このガス冷媒が熱源パイプ15を通過する際に凝縮するようにヒートポンプサイクルを制御することで、上記熱源パイプ15に熱的に接着された各フィン部材16・16が加熱され、このフィン部材16が周囲の透湿性エレメント5を加熱する。この結果、透湿性エレメント5内の水温が上昇し、水蒸気分圧が高くなって、空気中の水蒸気分圧との圧力差が大きくなる。この結果、透湿性エレメント5を通して通風空気に吸収される水蒸気量が増加し、加湿能力の増大した加湿運転が行われる。
【0030】
また上記調湿装置は、上記加湿装置として使用される他、通風空気から臭気成分(例えば、アンモニアやトリメチルアミン等)を取り除く脱臭装置や、除湿装置として使用することもできる。すなわち、脱臭装置として機能させる場合、上記臭気成分は透湿性シート6aを通して透湿性エレメント5内の水に吸収されるが、このとき上記臭気成分の水への溶込みは水温が低いほど大きくなる。このため、上記脱臭運転時には、熱源パイプ15を通過する冷媒がこの熱源パイプ15内で蒸発するようにヒートポンプサイクルを制御する。これにより、冷媒の蒸発熱に相当する熱量が透湿性エレメント5内から冷媒に吸熱され、この結果、水温が低下して、脱臭性能が向上した運転が行われる。
【0031】
一方、除湿装置として機能させる場合は、上記脱臭運転と同じ方法によって通風空気中の水蒸気を透湿性エレメント5内に吸収させてもよいが、このとき調湿用媒体液として、上記水の他に、例えば塩化リチウム水溶液などの吸湿液体を使用することも可能である。そしてこの際、上記熱源パイプ15を通過する冷媒がこの熱源パイプ15の通過時に蒸発するように制御し、吸湿液体の温度をより低温にすれば、吸湿量が増加して、除湿能力が向上した運転を行わせることができる。
【0032】
以上の説明のように上記実施の形態によれば、上記透湿性エレメント5を構成する透湿性シート6aと、給水多孔質部材7と、伝熱性樹脂シート6bとの積層体は、複数のパイプ用貫通孔8・8周囲の円周シール部9・9を熱融着することによって接合されている。ここで上記熱融着接合は、上記透湿性シート6aと、給水多孔質部材7と、伝熱性樹脂シート6bとを高温高圧で溶かして一体化させるため、従来のような接着材を用いた部分接着に比べて、その接着強度を大幅に増加することができる。この結果、給水圧で上記透湿性エレメント5の接着部が剥がれ、厚さ寸法が変形するというような不具合が生じるのを防止することができる。
【0033】
また上記実施の形態によれば、略U字状に形成された透湿性エレメント5間にフィン部材16を配置し、上記透湿性エレメント5の周囲を袋状に熱融着することで、これらを調湿用複合エレメント14として一体形成している。これによって、その取り扱いが容易になると共に、透湿性エレメント5のみの場合よりも全体の強度を大きくすることができるため、上記透湿性エレメント5の変形を確実に防止することができる。またこれによって、隣合う調湿用複合エレメント14間の間隔、すなわち通風路の幅が変化することが防止されて、所望の通風量が保持されるので、安定した加湿能力等の調湿能力を維持することができる。さらに、上記透湿性エレメント5とフィン部材16とが別々に設けられている場合よりも、両者間の接触性が良くなるため、これによって伝熱性の向上を図ることもできる。
【0034】
さらに上記実施の形態では、透湿性エレメント5とフィン部材16から成る調湿用複合エレメント14に複数のパイプ用貫通孔8、17を設け、これら貫通孔8、17に熱源パイプ15・15を貫通させるクロスフィン方式となっているため、従来のようなフィン部材間に熱源パイプを配置することによって熱源体を形成し、上記熱源体を透湿性エレメントに沿って配置する構造とする場合よりも、上記調湿用複合エレメント14、14間の間隔、すなわち通風路が広くなって通風抵抗を小さくすることができるため、通風量が増加して調湿能力の向上を図ることができる。またこの方式では、調湿用複合エレメント14に熱源パイプ15を挿通して熱源パイプ15を拡管するだけで、熱源パイプ15とフィン部材16とを熱的に接着させることができるため、両者の接着が容易であると共に、接着材等も使用しないため低コストで実施可能となる。
【0035】
しかも、上記フィン部材16は、透湿性エレメント5の平面部5b、5bよりもやや形状を小さくして、フィン部材16の両面全体が平面部5b、5bよって覆われた形状に形成されている。したがって、隣合う透湿性エレメント5・5間の通風路を流れる通風空気にフィン部材16の周縁側も直接触れることがなく、したがって、フィン部材16から通風空気への放熱や吸熱を生じずに、殆どが透湿性エレメントの加熱や冷却に費やされることになるので、これによってさらに加熱や冷却効率を向上することができる。
【0036】
ところで、上記実施形態に示したような加湿運転を長期間行うと、水に溶けている炭酸カルシウム等の溶解不純物(スケール)が透湿性エレメント5内に堆積し、透湿性エレメント5内のスケール濃度が上昇して加湿性能が低下するという不具合が生じるため、この実施形態では、上記調湿ユニット1内を流通する水を定期的に排水することで、上記スケール濃度の上昇を抑制するように制御している。ここで図6のグラフは、排水を定期的に行った場合と、全く排水を行わなかった場合におけるスケール濃度の時間変化の概要を示している。グラフに示すように、排水なしの場合は、加湿運転時間に比例して透湿性エレメント5内のスケール濃度が上昇している。これに対して、定期的に排水を行った場合、加湿運転中はスケール濃度が上昇するが、一旦排水を行うと、再び運転開始前のスケール濃度、すなわち供給される水道水のスケール濃度にまで減少していることがわかる。以下では、この実施形態における調湿装置の具体的な排水制御方法について説明する。ここでは、上記給水弁27が開状態にある時間の積算時間、又は加湿量積算を求め、上記いずれかの積算値が予め設定した基準値よりも大きいか否かによって、排水弁28の開閉操作による排水制御を行うように構成している。
【0037】
図7は、この実施形態における調湿装置の排水制御方法を示すフローチャートである。まずステップS1では、上記制御器30にて加湿要求信号の読み込みを行い、ステップS2で加湿要求があるか否か、すなわち加湿ON/OFFの判断を行う。ここで加湿要求がある(加湿ON)場合は、ステップS3に移行して給水弁27の開閉操作による貯留タンク2の水位制御が行われ、上記貯留タンク2から給水管3を通して調湿ユニット1内に水が供給されると共に、送風機29の運転が開始される(ステップS4)。次にステップS5では、上記給水弁27が開状態にあるときの積算時間(より詳細には、前回排水が行われた時間以降に給水弁27が開弁されたのべ時間)を求め、この積算時間が予め設定された基準積算時間Y1よりも大きいか否かの判断を行う。このとき、上記積算時間の代わりに加湿量積算を求め、これが予め設定された基準加湿積算量Y2よりも大きいか否かを判断するようにしてもよい。そして上記積算時間が基準積算時間Y1よりも大きい場合(又は加湿量の積算が基準加湿積算量Y2よりも大きい場合)は、ステップS6に移行し、排水弁28を開状態として調湿ユニット1内の水の排水を開始する。一方、上記積算時間が基準積算時間Y1以下の場合(又は加湿量の積算が基準加湿積算量Y2以下の場合)は、ステップS1に戻って上記制御を繰り返し行う。次にステップS7では、上記排水弁28が開状態にある時間(排水弁開時間)が予め設定された基準時間Z1よりも大きいか否かの判断を行う。そして上記排水弁開時間が上記基準時間Z1よりも大きい場合は、ステップS8に移行して排水弁28を閉状態とて排水を終了し、その後、ステップS1に移行して再び上記制御を繰り返し行う。一方、上記排水弁開時間が基準時間Z1以下の場合は、上記排水弁28を開状態としたままで、ステップS1に移行して上記基準時間Z1が経過した後に排水が終了される。
【0038】
一方、上記ステップS2において加湿要求がない(加湿OFF)場合は、ステップS9に移行して送風機29の運転を停止する。次にステップS10では、上記給水弁27が開状態にあるときの積算時間を求め、この積算時間が予め設定された基準積算時間Y1よりも大きいか否かの判断を行う。このとき、上記積算時間の代わりに加湿量積算を求め、これが予め設定された基準加湿積算量Y2よりも大きいか否かを判断するようにしてもよい。そして上記積算時間が基準積算時間Y1よりも大きい場合(又は加湿量積算が基準加湿積算量Y2よりも大きい場合)は、ステップS11に移行し、排水弁28を開状態として調湿ユニット1内の水を排水すると共に、給水弁27の開閉操作による貯留タンク2の水位制御を行って、上記貯留タンク2の水を調湿ユニット1内に供給し、調湿ユニット1内の圧力が一定となるように制御される。一方、上記積算時間が基準積算時間Y1以下の場合(又は加湿量積算が基準加湿積算量Y2以下の場合)は、ステップS1に戻って上記制御を繰り返し行う。次にステップS12では、上記排水弁28が開状態にある時間(排水弁開時間)が予め設定された基準時間Z1よりも大きいか否かの判断を行う。そして上記排水弁開時間が上記基準時間Z1よりも大きい場合は、ステップS13に移行して排水弁28と給水弁27とを閉状態とし、その後、ステップS1に移行して再び上記制御を繰り返し行う。一方、上記排水弁開時間が基準時間Z1以下の場合は、上記排水弁28、及び給水弁27を開状態としたままで、ステップS1に移行して上記基準時間Z1が経過した後に、上記給排水弁27、28が閉弁される。
【0039】
以上のように、上記排水制御を行うように構成したことによって、上記調湿ユニット1内を循環する水が定期的に新しい水に交換されるため、これによって上記各透湿性エレメント5内のスケール濃度の上昇を抑制することができる。この結果、上記調湿装置の性能の低下幅を小さくすることができる。なお、上記調湿装置を用いて脱臭運転を行う場合は、運転時間により臭気濃度が上昇するため、この場合も定期的に排水を行う必要がある。この場合、図6に示すグラフのスケール濃度を臭気濃度として、脱臭運転と排水のサイクルを繰り返し行う。これによって、上記各透湿性エレメント5内の臭気濃度の上昇を抑制することができるため、脱臭性能の低下幅を小さくすることができる。
【0040】
以上にこの発明の具体的な実施形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更することが可能である。例えば上記実施の形態では、透湿性エレメント5をU字状に屈曲させて、その間にフィン部材16を挿入し、周囲部分をシールすることによって調湿用複合エレメント14を組み立てる例を示したが、上記調湿用複合エレメント14は、例えば図8(a)(b)に示すように、フィン部材16の両側を、透湿性シート6aと、給水多孔質部材7と、伝熱性樹脂シート6bとから成る積層体にて挟持して、その周囲部分をシールする構造とすることも可能である。より詳細に言えば、まず図8(a)に示すように、上記給水多孔質部材7を挟んで一方の面に透湿性シート6aを、また他方の面に伝熱性樹脂シート6bをそれぞれ積層して成る略平板状の積層体に、給水孔11、排水孔12、及び複数のパイプ用貫通孔8・8を穿設する共に、上記パイプ用貫通孔8・8の周囲に熱融着加工を施すことによって、上記各シート6a、7、6bを接合する。次に図8(b)に示すように、フィン部材16を上記積層体よりもやや面積が小さな平板状に形成して、上記給排水孔17、18と、パイプ用貫通孔19との穿設を行うと共に、2枚の積層体を、上記伝熱性樹脂シート6b側が内側となるようにフィン部材16の両側に接触させて、このフィン部材16を覆うように両積層体の周囲部分を袋状に熱融着することによって、調湿用複合エレメント14を形成することも可能である。この場合、上記透湿性エレメント5をU字型にしてフィン部材16を挿入し、その周囲部分を接合する方法よりも、組立加工が容易になると共に、上記接合時に空気を巻き込む可能性が減少するため、これによって伝熱性が阻害されるのを防止することができる。なお上記では、各シート6a、7、6bから成る両積層体の周囲部分を、上記フィン部材16を挟持した状態で、袋状に熱融着するように構成したが、このとき、少なくとも一番外側に位置する各透湿性シート6a、6a同士が接合するように構成されていればよい。
【0041】
また上記実施形態においては、給水多孔質部材7としてポリエステル系の不織布を使用した例を挙げたが、水などの調湿用媒体液を吸収して保持する機能を有するものであれば、その他任意の多孔質材料を用いて作製することができる。
【0042】
さらに上記実施形態では、透湿性シート6aと、給水多孔質部材7と、伝熱性樹脂シート6bから成る積層体を、フィン部材16の両側に接触させたが、上記フィン部材16の両面に、例えば20μm程度の樹脂をプレコートした部材を用いるようにすれば、上記樹脂を伝熱性樹脂シート6bの代わりとすることも可能である。この場合、上記フィン部材16は、給水多孔質部材7と透湿性シート6aとの積層体(給水多孔質部材7が内側に配置される)にて挟持されることになる。
【0043】
また上記図2に示す実施形態のように、フィン部材16の両側を透湿性エレメント5にて挟持した状態で、その透湿性エレメント5の周囲部分(端面シール部10)を袋状に接合することで、これらを一体化させた方が好ましいが、上記周囲部分を接合せずに、上記透湿性エレメント5間にフィン部材16を挿入し、接触させる構造とすることも可能であるし、上記フィン部材16の一方側だけに透湿性エレメント5を接触させる構造とすることも可能である。さらに上記では端面シール部10に熱融着を施すことによって接合したが、上記熱融着以外の方法で接着してもよい。
【0044】
さらに上記実施形態では、一枚のフィン部材16に給水口18と排水口19とを設けるようにしたが、上記給排水口18、19が形成された別の樹脂部品を、パイプ用貫通孔17が穿設されたフィン部材16に取り付けるように構成することも可能である。また上記給排水口18、19に、腐食防止用の樹脂をコーティングしてもよい。
【0045】
また、上記実施形態においては、透湿性エレメント5とフィン部材16から成る調湿用複合エレメント14を、上下方向に沿うように配置して並べた縦型のユニット構成にした例を挙げたが、各透湿性エレメント5を例えば水平方向に沿うように配置して並べた横型のユニット構成にすること等も可能である。また上記では、熱源パイプ15にヒートポンプ回路における冷媒を流通させることで加熱や冷却を行うように構成した例を挙げたが、上記熱源パイプ15に例えば加熱蒸気などの熱媒体を送って加熱する構成等を用いることも可能である。
【0046】
【発明の効果】
上記請求項1の透湿性エレメントにおいては、上記熱融着接合は、上記積層体を高温高圧で溶かして一体化させるため、接着材を用いた部分接着に比べて、その接着強度を大幅に増加することができる。この結果、上記透湿性エレメント内を流通する調湿用媒体液の液圧等によって接合部が剥がれ、厚さ寸法が変形するというような不具合が生じるのを防止することができる。
【0047】
請求項2又は請求項3の透湿性エレメントにおいては、実施に好適に用いられる。
【0048】
請求項4の調湿用複合エレメントにおいては、上記積層体とフィン部材とを一体形成したことによって、その取り扱いが容易になると共に、積層体のみで形成されている場合よりも全体の強度を大きくすることができるため、上記積層体の変形を確実に防止することができる。また、上記積層体とフィン部材とが別々に設けられている場合よりも、両者間の接触性が良くなるため、これによって伝熱性の向上を図ることもできる。
【0049】
請求項5の調湿装置においては、上記積層体とフィン部材とを貫通するように熱源パイプを設けたことにより、調湿ユニット内に形成される通風路が広くなり、通風抵抗を小さくすることができるため、これによって通風量が増加して調湿能力の向上を図ることができる。また上記熱源パイプとフィン部材との熱的接着が容易になると共に、低コストで実施可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態における透湿性エレメントの構成を示す模式図で、(a)はその断面図、(b)はその正面図、(c)はその折曲げ過程を示す説明図、(d)は(c)のA−A、及びB−B断面図である。
【図2】上記透湿性エレメントを有する調湿ユニットの組付け過程を示す斜視図である。
【図3】上記調湿ユニットの具体的な組付け状態例を示す模式図で、(a)は上記調湿ユニットの断面図を、また(b)はフィン部材への円筒管の取り付け過程を示す斜視図ある。
【図4】上記透湿性エレメントを複数並設して形成される調湿ユニットの構成を示す概略斜視図である。
【図5】この実施形態における調湿装置の要部構成を示す概略斜視図である。
【図6】透湿性エレメント内のスケール濃度の時間変化を示すグラフである。
【図7】この実施形態における調湿装置の排水制御方法を示すフローチャートである。
【図8】この発明の他の実施形態における透湿性エレメントとフィン部材との組付け過程を示す斜視図である。
【図9】従来技術を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 調湿ユニット
5 透湿性エレメント
6a 透湿性シート
6b 伝熱性樹脂シート
7 給水多孔質部材
8 パイプ用貫通孔
9 円周シール部
10 端面シール部
11 給水孔
12 排水孔
14 調湿用複合エレメント
15 熱源パイプ
16 フィン部材
17 パイプ用貫通孔
18 給水孔
19 排水孔
27 給水弁
28 排水弁
30 制御器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a humidity control device including a moisture permeable element, a humidity control composite element, and a moisture permeable element.
[0002]
[Prior art]
In recent years, a humidifier capable of humidifying indoor air using a moisture-permeable element has been proposed. A hydrophobic porous membrane is used for the moisture permeable element, and a characteristic of the porous membrane, that is, a characteristic that allows water vapor to permeate but does not permeate water (moisture permeability) is utilized. In other words, with this moisture permeable element as a boundary surface, water is arranged in one region and air is sent to the other region so that water vapor is moved through the moisture permeable element and the air side is humidified. It is configured.
[0003]
As a moisture-permeable element used for the said humidifier, there exists a thing as shown in FIG. 9, for example. The moisture permeable element shown in the figure includes a water supply
[0004]
A plurality of moisture permeable elements configured as described above are arranged side by side at a predetermined interval, and a humidifier is provided by providing a water supply passage for supplying moisture to each of the moisture permeable elements. Is configured. The water introduced into each moisture permeable element through the water supply passage is held in the water so as to impregnate the water supply
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the water supply
[0006]
Further, since the humidifier described above is a natural evaporation type, that is, a method of taking the evaporation energy from the room air, it is necessary to arrange a larger number of moisture permeable elements side by side in order to further increase the humidification capacity. There is a problem that the whole is enlarged. Further, since the heat of evaporation of water is taken away from the air passing through each of the moisture permeable elements, there is a problem that the indoor temperature at which the humidified air is blown out is lowered.
[0007]
As a method for solving the above problem, for example, a plate-like heat source body is formed by brazing a heat source pipe between flat fin members, and this heat source body is inserted between the moisture-permeable elements. There is a configuration in which water in the moisture permeable element is heated by bringing the moisture permeable element into contact with both sides of the element. However, in this case, it is expensive to join the heat source pipe and the fin member, and a heat source body having the heat source pipe is disposed along the moisture permeable element. As the distance between the wet elements becomes narrow, there is a problem that the air flow rate is reduced and a sufficient humidifying capacity cannot be obtained.
[0008]
The present invention has been made in order to solve the above-described conventional drawbacks, and its object is to prevent the destruction of the moisture-permeable element and to improve the humidity control capability at a low cost. Is to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the moisture permeable element according to claim 1 is provided with a moisture
[0010]
In the moisture permeable element of claim 1, a pipe through
[0011]
The moisture-permeable element according to
[0012]
Furthermore, the moisture permeable element according to
[0013]
The moisture-permeable element according to
[0014]
The composite element for humidity control according to
[0015]
In the humidity control composite element according to the fourth aspect, the laminated body and the
[0016]
The humidity control apparatus according to
[0017]
In the humidity control apparatus according to the fifth aspect, the
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 5: has shown the schematic perspective view which shows the principal part structure of the humidity control apparatus in this embodiment. This humidity control apparatus will be described with respect to a humidity control unit 1 that is formed in a substantially rectangular parallelepiped shape as a whole, and a humidity control medium liquid such as water or a hygroscopic liquid (hereinafter, water is used for the humidity control medium liquid). The humidity control unit 1 is connected to a
[0019]
FIG. 1 is a schematic view for explaining the configuration of the moisture
[0020]
The total thickness of the laminate formed by these laminated structures is 0.2 to 3 mm, preferably around 1 mm, and is initially formed in a substantially rectangular shape as shown in FIG. In the figure, the moisture
[0021]
As a procedure for producing the moisture
[0022]
Next, the moisture
[0023]
FIG. 2 is a perspective view showing an assembling process of the humidity control unit 1 having the moisture-
[0024]
As shown in FIG. 2, the assembly procedure of the humidity control unit 1 is as follows. First, the
[0025]
FIG. 3A is a partial schematic cross-sectional view showing a specific example of the assembled state of the humidity control unit 1, and FIG. 3B is a perspective view showing the process of attaching the cylindrical tube to the
[0026]
FIG. 4 is a perspective view showing a schematic configuration of the humidity control unit, and shows a structure in which the humidity control
[0027]
FIG. 5: has shown the schematic perspective view which shows the principal part structure of the humidity control apparatus in this embodiment. This humidity control apparatus includes the above-described humidity control unit 1 having a substantially rectangular parallelepiped shape, a
[0028]
In the humidity control apparatus, when the
[0029]
When the
[0030]
In addition to being used as the humidifying device, the humidity control device can also be used as a deodorizing device or a dehumidifying device that removes odor components (for example, ammonia, trimethylamine, etc.) from the ventilation air. That is, when functioning as a deodorizing device, the odor component is absorbed by the water in the moisture
[0031]
On the other hand, when functioning as a dehumidifier, water vapor in the ventilation air may be absorbed into the moisture
[0032]
As described above, according to the above embodiment, the laminated body of the moisture
[0033]
Moreover, according to the said embodiment, by arrange | positioning the
[0034]
Further, in the above-described embodiment, a plurality of through
[0035]
In addition, the
[0036]
By the way, when the humidification operation as shown in the above embodiment is performed for a long period of time, dissolved impurities (scale) such as calcium carbonate dissolved in water accumulate in the moisture
[0037]
FIG. 7 is a flowchart showing a drainage control method of the humidity control apparatus in this embodiment. First, at step S1, the
[0038]
On the other hand, when there is no humidification request | requirement in said step S2 (humidification OFF), it transfers to step S9 and the driving | operation of the
[0039]
As described above, since the drainage control is performed, the water circulating in the humidity control unit 1 is periodically exchanged with new water, so that the scale in each moisture
[0040]
Although specific embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made within the scope of the present invention. For example, in the said embodiment, although the moisture-
[0041]
Moreover, in the said embodiment, although the example which used the polyester-type nonwoven fabric as the water supply
[0042]
Furthermore, in the said embodiment, although the laminated body which consists of the moisture-
[0043]
Further, as in the embodiment shown in FIG. 2, the peripheral portion (end face seal portion 10) of the moisture
[0044]
Further, in the above-described embodiment, the
[0045]
Moreover, in the said embodiment, although the example which made the vertical unit structure which arranged and arranged the humidity-control
[0046]
【The invention's effect】
In the moisture permeable element according to claim 1, since the heat fusion bonding is performed by melting and integrating the laminated body at a high temperature and a high pressure, the bonding strength is greatly increased as compared with partial bonding using an adhesive. can do. As a result, it is possible to prevent such a problem that the joint portion is peeled off due to the fluid pressure of the humidity control medium fluid flowing through the moisture permeable element and the thickness dimension is deformed.
[0047]
In the moisture-permeable element of
[0048]
In the humidity control composite element according to
[0049]
In the humidity control apparatus according to
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a schematic view showing the structure of a moisture permeable element according to an embodiment of the present invention, in which (a) is a sectional view thereof, (b) is a front view thereof, and (c) is an explanation showing a folding process thereof. FIG. 4D is a cross-sectional view taken along lines AA and BB in FIG.
FIG. 2 is a perspective view showing an assembling process of a humidity control unit having the moisture permeable element.
FIGS. 3A and 3B are schematic views showing a specific example of assembly of the humidity control unit, where FIG. 3A is a sectional view of the humidity control unit, and FIG. 3B is a process of attaching a cylindrical tube to a fin member; FIG.
FIG. 4 is a schematic perspective view showing a configuration of a humidity control unit formed by arranging a plurality of the moisture permeable elements side by side.
FIG. 5 is a schematic perspective view showing a main configuration of the humidity control apparatus according to this embodiment.
FIG. 6 is a graph showing the time change of the scale concentration in the moisture permeable element.
FIG. 7 is a flowchart showing a drainage control method of the humidity control apparatus in this embodiment.
FIG. 8 is a perspective view showing a process of assembling a moisture permeable element and a fin member according to another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a schematic diagram for explaining the prior art.
[Explanation of symbols]
1 Humidity control unit
5 Moisture permeable elements
6a Moisture permeable sheet
6b Heat transfer resin sheet
7 Water supply porous material
8 Pipe through-hole
9 Circumferential seal
10 End face seal
11 Water supply hole
12 Drainage hole
14 Composite element for humidity control
15 Heat source pipe
16 Fin member
17 Pipe through-hole
18 Water supply hole
19 Drainage hole
27 Water supply valve
28 Drain valve
30 Controller
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