JP4031460B2 - 電界通信システムおよびトランシーバ - Google Patents

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Description

本発明は、ローカルエリアネットワークと通信端末とを通信接続するための電界通信システムおよびトランシーバに関する。
オフィス等では、LAN(ローカルエリアネットワーク)を設置する際に、図10に示すように、建物の床3の上に支柱6を立てて床を底上げし、底上げした床板5と建物の床3との間にLANケーブル4を配置するようになっている。この場合、床板5上のネットワーク装置やパソコンといった通信端末10とLANケーブル4とを接続するために、床板5に穴7を開けてその穴にケーブルを通すことで接続をしていた。その他、LANの構成については非特許文献1に記載のものが知られている。
村山公保著,「TCP/IPネットワークコンピューティング入門」,オーム社,平成15年4月25日,p.8
しかしながら、板で隔たりを設けられたケーブルと通信端末とを上記のように接続する手法では、通信端末10の配置を変更するときに、新たに板に穴を開ける必要が出てきたり、以前開けた穴が残って見栄えが悪くなるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、板で隔離された通信端末とケーブルとを板に穴を開けることなく通信接続し得る電界通信システムおよびトランシーバを提供することにある。
第1の本発明に係る電界通信システムは、板で隔たりを設けられたケーブルと通信端末とを通信接続するために、電界により送受信する一対のトランシーバの一方をケーブルに、他方を通信端末にそれぞれ接続し、一方のトランシーバの送信電極および受信電極と他方のトランシーバの受信電極および送信電極とを板を挟んでそれぞれ対向するように配置したことを特徴とする。
本発明にあっては、電界通信を行う一対のトランシーバを、板を挟んで一方のトランシーバの送信電極および受信電極と他方のトランシーバの受信電極および送信電極とがそれぞれ対向するように配置したことで、板を挟んで配置された一対のトランシーバにより電界を用いた通信が可能となるようにしている。ここで、板には、建物の床板、壁、パーティション等が含まれる。
上記電界通信システムにおいて、各トランシーバは、電界により送信信号を送信する送信電極と、電界により送信されてきた信号を受信する受信電極と、受信電極により誘起された電界を検出する電界検出手段と、検出された電界を電気信号に変換する変換手段と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、各トランシーバに信号を電界で送信する送信電極、電界を受信する受信電極、電界を検出する電界検出手段、電界を電気信号に変換する変換手段をそれぞれ備えたことで、電気信号を電界として送受信できるようにしている。
上記電界通信システムにおいて、前記送信電極および前記受信電極は送受信電極として一体となったものであって、各トランシーバは、送信側の回路における送受信電極の前段に、送信時にオンとなり受信時にオフとなるスイッチを有することを特徴とする。
本発明にあっては、送信電極および受信電極を送受信電極として一体に形成した場合に、送信側の回路において送受信電極の前段に送信時にオンとなり受信時にオフとなるスイッチを配置したことで、受信した信号が送信側の回路へ流れないようにしている。
上記電界通信システムにおいて、対に配置されたトランシーバのうちの一方のトランシーバは、送信信号を所定の周波数に変調する第1変調手段を有し、他方のトランシーバは、送信信号を前記所定の周波数とは異なる別の周波数に変調する第2変調手段を有し、前記一方のトランシーバは、前記別の周波数で受信した受信信号を復調する第1復調手段を有し、前記他方のトランシーバは、前記所定の周波数で受信した受信信号を復調する第2復調手段を有することを特徴とする。
本発明にあっては、各トランシーバが異なる周波数で信号を送信・受信することで、各々が独立に送信・受信をする全二重伝送を実現している。
上記電界通信システムにおいて、前記送信電極および前記受信電極は送受信電極として一体となったものであって、前記一方のトランシーバは、前記第1変調手段と前記送受信電極との間に、前記所定の周波数の送信信号を通し、前記別の周波数の受信信号を遮断するフィルタを有し、前記他方のトランシーバは、前記第2変調手段と前記送受信電極との間に、前記別の周波数の送信信号を通し、前記所定の周波数の受信信号を遮断するフィルタを有することを特徴とする。
本発明にあっては、各トランシーバにおいて、送信信号の周波数を通し、受信信号の周波数を遮断するフィルタを変調手段と送受信電極との間に配置したことで、各トランシーバで受信信号が変調回手段に流れないようにしている。
上記電界通信システムにおいて、各トランシーバは、送信電極および受信電極が一体となった2つの送受信電極と、送信信号を増幅して一方の送受信電極に出力する非反転増幅手段と、送信信号を反転増幅して他方の送受信電極に出力する反転増幅手段と、を有し、前記電界検出手段は、対向する2つの側面に前記2つの送受信電極がそれぞれ接続された電気光学結晶を有することを特徴とする。
本発明にあっては、差動信号にして信号を送受信することで、他の機器等により発生し、板を伝播してきたノイズが信号に重畳したとしても、そのノイズを除去できるようにしている。
上記電界通信システムにおいて、前記板は複数の金属板で補強されたものであって、金属板間に絶縁体を配置したことを特徴とする。
本発明にあっては、板を金属板で補強したときに金属板同士の間に絶縁体を配置したことで、金属板同士が短絡することがないようにしている。板の補強は、例えば板の上面、下面、あるいは内部で行うようにする。
上記電界通信システムにおいて、前記板はその下面が金属板で補強され支柱により支えられた床板であって、金属板と支柱との間に支柱よりも誘電率が低い絶縁体を配置したことを特徴とする。
本発明にあっては、床板の下面を金属板で補強した場合に、金属板と支柱との間に支柱よりも誘電率が低い絶縁体を配置したことで、金属板がグランドと短絡することがないようにしている。
第2の本発明に係るトランシーバは、板で隔離されたケーブルと通信端末とを通信接続するためのトランシーバであって、電界通信を行うための送信電極および受信電極が、通信先のトランシーバの受信電極および送信電極と板を挟んで対向して配置されることを特徴とする。
本発明は、上記トランシーバにおいて、電界により送信信号を送信する送信電極と、電界により送信されてきた信号を受信する受信電極と、受信電極により誘起された電界を検出する電界検出手段と、検出された電界を電気信号に変換する変換手段と、を有することを特徴とする。
本発明は、上記トランシーバにおいて、前記送信電極および前記受信電極は送受信電極として一体となったものであって、送信側の回路における送受信電極の前段に、送信時にオンとなり受信時にオフとなるスイッチを有することを特徴とする。
本発明は、上記トランシーバにおいて、送信信号を所定の周波数に変調する変調手段と、前記所定の周波数とは異なる別の周波数で受信した受信信号を復調する復調手段と、を有することを特徴とする。
本発明は、上記トランシーバにおいて、前記送信電極および前記受信電極は送受信電極として一体となったものであって、前記変調手段と前記送受信電極との間に、前記所定の周波数の送信信号を通し、前記別の周波数の受信信号を遮断するフィルタを有することを特徴とする。
本発明は、上記トランシーバにおいて、送信電極および受信電極が一体となった2つの送受信電極と、前記送信信号を増幅して一方の送受信電極に出力する非反転増幅手段と、前記送信信号を反転増幅して他方の送受信電極に出力する反転増幅手段と、を有し、前記電界検出手段は、対向する2つの側面に前記2つの送受信電極がそれぞれ接続された電気光学結晶を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係る電界通信システムおよびトランシーバによれば、床板を挟んで対向配置された一対のトランシーバにより、床板に穴を開けることなく床板上の通信端末と床板下のケーブルとを通信接続することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態における電界通信システムの構成を示す図である。同図の電界通信システムでは、建物の床3の上に複数の支柱6を立てて床を底上げし、一対のトランシーバ1aと1bが、床板5を挟むようにしてトランシーバ1aの送信電極および受信電極とトランシーバ1bの受信電極および送信電極とが対向するようにして配置される。トランシーバ1aは、床板5と建物の床3との間に配置されたLANケーブル4aに接続され、トランシーバ1bは、床板5の上に配置された通信端末10にLANケーブル4bを介して接続される。トランシーバ1aと1bは床板5を介して電界通信を行う同一構成の通信装置である。床板5は絶縁体で構成される。通信端末10は、LANケーブルを介して通信を行う装置であり、例えばパソコンやネットワーク装置などに相当するものである。
図2は、トランシーバ1の構成を示すブロック図である。トランシーバ1は、送信側の回路としての送信回路11およびスイッチ12と、電界により信号を送信する送信電極および電界により送信されてきた信号を受信する受信電極と、受信側の回路としての電界検出光学部14、信号処理部15、波形整形部16と、LANケーブル4に接続されるI/O回路17と、を有する構成である。同図では、送信電極と受信電極とを一体にした送受信電極13を示す。
信号の送信時においては、スイッチ12がオンし、LANケーブル4から入力された送信すべき信号は、送信回路11とスイッチ12とを通って送受信電極13に送られる。送受信電極13は、電界により送信信号を送信する。送受信電極13から放出された電界は、床板5を挟んで対向配置されているもう一方のトランシーバの送受信電極に向かって放射される。
信号を受信する方のトランシーバ1では、送受信電極13に誘起された電界を電界検出光学部14で電気信号に変換し、信号処理部15で電気信号の増幅、雑音除去などの処理を行う。この信号の波形を波形整形部16で整えた後、LANケーブル4へ出力する。受信時においては、受信した信号が送信側の回路へ流れないように、スイッチ12をオフにする。
図1を用いて説明すると、トランシーバ1aにLANケーブル4aから信号が入力された場合には、トランシーバ1aでは内部のスイッチ12をオンにして信号を送信する。トランシーバ1bでは内部のスイッチ12をオフにして信号を受信し、LANケーブル4bを介して通信端末10へ信号を送信する。このような動作により、トランシーバ1aと1bはLANケーブル4aと通信端末10とを通信接続する。
図3は、電界検出光学部14の構成を示す図である。電流源141が出力する制御電流に基づいてレーザダイオード142が発射するレーザの強度が調整される。
このレーザダイオード142から出力されるレーザ光は、コリメートレンズ143により平行な光に変換される。平行光となったレーザ光は、第1波長板144で偏光状態が調整され、電気光学結晶145に入射される。電気光学結晶145のレーザ入射方向に平行であって対向する2つの側面に電極146および電極147がそれぞれ設けられている。
電極146は送受信電極13に接続され、送受信電極13が信号を受信することによって誘起された電界が印加される。電極147はグランド148に接地される。電極146に電界が印加されると、この電界によって電極146と電極147との間に電位差が生じ、この電位差に応じた電界が電気光学結晶145内部のレーザ光入射方向と直行する方向に誘起される。電極146と147との間に発生する電界によって、電気光学結晶自身の複屈折率が変化するため、電気光学結晶145に入射したレーザ光の偏光状態が変化する。
このような電気光学結晶としては、レーザ光の進行状態に対して垂直な方向の電界成分のみに感度を有するものや、印加される電界に応じて結晶自体の歪みを生じる逆圧電効果を有するものを用いることができる。これらのいずれかの性質を備えた電気光学結晶の例として、LiNbOやLiTaOが挙げられる。
電気光学結晶145を通過したレーザ光は、第2波長板149で偏光状態が調整され、偏光ビームスプリッタ150に入射される。偏光ビームスプリッタ150は、第2波長板149から入射されたレーザ光を互いに直交する二つの直線偏光成分、すなわちP波成分とS波成分とに分光する。これらP波成分とS波成分は、コリメートレンズ151と152でそれぞれ集光された後、フォトダイオード153と154にそれぞれ入射される。
フォトダイオード153と154は、受光したレーザ光の強度に応じて光電流を発生する。これらの光電流は、適宜設けられる負荷を流れることによって電圧に変換され、差動増幅器155に出力される。差動増幅器155では、入力された2つの電気信号の差分を求め、これを増幅して信号処理部15へ出力する。
図4は、本電界通信システムの送受信の構成をモデル化した回路モデルを示す図である。ここでは、トランシーバ1aが送信側、トランシーバ1bが受信側であることを想定する。
トランシーバ1aの送受信電極13aとトランシーバ1bの送受信電極13bとは床板5が形成する容量C1を介して結合される。また、電界検出光学部14の電気光学結晶145は、電気回路素子としては容量とみなすことができる。ここでは、電気光学結晶145を容量C2で示す。トランシーバ1aの送受信電極13aからみて、容量C1と容量C2とは直列に接続されているので、トランシーバ1aが送信する際の出力電圧Vは、容量C1と容量C2とに分かれて印加される。
容量C1によるインピーダンスをZ1、容量C2によるインピーダンスをZ2とすると、受信信号の電圧VEQは次式で表される。
EQ=Z2/(Z1+Z2)・V …(1)
ここで、Z1=1/jωC1、Z2=1/jωC2である。受信信号を大きくするためには、床板5の容量C1を電気光学結晶145の容量C2よりも大きくすることが必要であるので、床板5を構成する絶縁体の誘電率は大きい方が望ましい。
したがって、本実施の形態によれば、電界通信を行う一対のトランシーバ1a,1bを、建物の床板5を挟んで一方のトランシーバ1aの送信電極および受信電極と他方のトランシーバ1bの受信電極および送信電極とがそれぞれ対向するように配置したことで、床板を挟んで配置された一対のトランシーバ1a,1bにより電界を用いた通信が可能となるので、床板5に穴を開けることなく床板上の通信端末10と床板下のケーブル4とを通信接続させることができる。
本実施の形態によれば、各トランシーバ1a,1bが、電界により信号を送信する送信電極、電界により送信されてきた信号を受信する受信電極、電界を検出する電界検出光学部14、電界を電気信号に変換する信号処理部15をそれぞれ備えたことで、電気信号を電界として送受信することができる。
本実施の形態によれば、送信電極および受信電極を送受信電極13として一体に形成し、送信側の回路における送受信電極13の前段に、送信時にオンとなり受信時にオフとなるスイッチ12を配置したことで、受信した信号が送信側の回路へ流れないようになるので、受信した信号を減衰させることなく電界検出光学部14で検出することができる。
[第2の実施の形態]
図5は、本実施の形態における電界通信システムの構成を示すブロック図である。同図の電界通信システムでは、トランシーバ21aは、送信時には、発振器22aが出力する周波数f1の交流信号を搬送波として用いて、変調回路23aにより送信すべき信号を変調してから送受信電極13へ送る。同様に、トランシーバ21bは、信号送信時には、発振器22bが出力する周波数f2の交流信号を搬送波として用いて、変調回路23bにより送信すべき信号を変調してから送受信電極13に出力する。
トランシーバ21aは、信号受信時には、電界検出光学部14により検出した電界を信号処理部15で電気信号に変換し、復調回路25aで周波数f2の信号を復調する。同様に、トランシーバ21bは、信号受信時には、電界検出光学部14により検出した電界を信号処理部15で電気信号に変換し、復調回路25bで周波数f1の信号を復調する。なお、図2と同一物には同一の符号を付すものとし、ここでは重複した説明は省略する。
第1の実施の形態の電界通信システムは、各トランシーバ1が送信と受信を同時に行うものではなく、送信又は受信のいずれか一方だけを行う半二重伝送のものであったが、本実施の形態では、上記の構成とすることで、各トランシーバ21aと21bは独立に送信・受信ができ、送信と受信を同時に行う全二重伝送が可能である。
また、トランシーバ21aでは、変調回路23aと送受信電極13との間にノッチフィルタ24aが配置されている。ノッチフィルタ24aは、周波数f1の信号に対してはインピーダンスが低くなり、周波数f2の信号に対してインピーダンスが高くなるように設計されている。送受信電極13からみて電界検出光学部14と送信側の最終段は並列に接続されており、電界検出光学部14により大きな受信信号を入力するためには、送信側の最終段も高インピーダンスにする必要がある。このため送信側の最終段にノッチフィルタを挿入し、受信信号の周波数f2で高インピーダンスになる設計をしている。
同様に、トランシーバ21bでは、変調回路23bと送受信電極13との間にノッチフィルタ24bが配置されている。ノッチフィルタ24bは、周波数f2の信号に対してはインピーダンスが低くなり、周波数f1の信号に対してインピーダンスが高くなるように設計されており、送受信電極13が受信した周波数f1の信号を減衰させることなく電界検出光学部に入力させることができる。
したがって、本実施の形態によれば、トランシーバ21aに、送信信号を周波数f1に変調する第1の変調回路23aと、別の周波数f2で受信した受信信号を復調する第1の復調回路25aとを設けるとともに、トランシーバ21bに、送信信号を周波数f2に変調する第2の変調回路23bと、周波数f1で受信した受信信号を復調する第2の復調回路25bとを設けたことで、各トランシーバ21a,21bは、異なる周波数で送受信が可能となるので、独立に送受信することができ、全二重伝送を実現することができる。
本実施の形態によれば、トランシーバ21aの変調回路23aと送受信電極13との間に、周波数f1の信号を通し、周波数f2の信号を通さないようにしたノッチフィルタ24aを設けるとともに、トランシーバ21bの変調回路23bと送受信電極13との間に、周波数f2の信号を通し、周波数f1の信号を通さないようにしたノッチフィルタ24bを設けるようにしたことで、各トランシーバ21a,21bでは、受信した信号が変調回路23a,23bに流れないようになるので、各送受信電極13に誘起された電界を減衰させることなく電界検出光学部14に入力させることができる。
[第3の実施の形態]
図6は、本実施の形態における電界通信システムの構成を示すブロック図である。同図の電界通信システムでは、各トランシーバ31a,31bは、それぞれ2個の送受信電極32,33を備えており、これらの電極は互いに極性の反転した信号(差動信号)を出力するようになっている。
具体的には、トランシーバ31aは、送受信電極32aと33aを備え、送信回路11の出力端子が、非反転増幅器35aおよびスイッチ37aを介して送受信電極32aに接続されるとともに、反転増幅器36aおよびスイッチ38aを介して送受信電極33aにも接続される。また、送受信電極32aと33aは電界検出光学部34に接続される。
同様に、トランシーバ31bは、送受信電極32bと33bを備え、送信回路11の出力端子が、非反転増幅器35bおよびスイッチ37bを介して送受信電極32bに接続されるとともに、反転増幅器36bおよびスイッチ38bを介して送受信電極33bにも接続される。また、送受信電極32bと33bは電界検出光学部34に接続される。その他、図2と同一物には同一の符号を付す。
トランシーバ31aでは、信号送信時に、床下のLANケーブル4aから信号が入力されると、信号は送信回路11を通って非反転増幅器35aにより増幅されるとともに、反転増幅器36aにより符号が反転され非反転増幅器35aと同一の増幅率で増幅されて差動信号となる。この差動信号は、それぞれオン状態のスイッチ37a,38aを通じて送受信電極32a,32bに出力され、これら送受信電極32a,32bにより電界として出力される。
対向するトランシーバ31bでは、送受信電極32aから送られてきた信号を送受信電極32bで受信するとともに、送受信電極33aから送られてきた信号を送受信電極33bにより受信し、電界検出光学部34により電界を検出する。
図7は、電界検出光学部34の構成を示すブロック図である。送受信電極32,33は、電気光学結晶145の互いに対向する2つの側面に接続されている。このように接続することで、他の機器等により発生したノイズが床板5を伝播してきて反転増幅信号、非反転増幅信号にそれぞれ重畳されたとしても、これらの信号を元に戻す際に、反転増幅信号の符号が反転して非反転増幅信号と加算されるので、そのノイズは除去される。なお、その他、図3と同一物には同一の符号を付すものとし、ここでは重複した説明は省略する。
トランシーバ31bの電界検出光学部34が出力した信号は、信号処理部15、波形整形部16を経て床板5上のLANケーブル4bに出力される。このとき、トランシーバ31b内部のスイッチ37b,38bはともにオフであり、送受信電極32b,33bで受信した信号が非反転増幅器35bや反転増幅器36bに流れないようなっている。
一方、トランシーバ31bが送信側となり、トランシーバ31aが受信側となった場合には、トランシーバ31bのスイッチ37b,38bをオンにして、トランシーバ31aのスイッチ37a,38aをオフにすることで、トランシーバ31aの送受信電極32a,33aで受信した信号が非反転増幅器35aや反転増幅器36aの低い出力インピーダンスの影響により減衰しないようになっている。
したがって、本実施の形態によれば、各トランシーバ31に、送信信号を増幅して一方の送受信電極32に出力する非反転増幅器35と、送信信号を反転増幅して他方の送受信電極33に出力する反転増幅器36とを設けるとともに、電気光学結晶145の対向する2つの側面に送受信電極32,33をそれぞれ接続したことで、差動信号として信号が送受信されるので、他の機器等により発生し、床板5を伝播して反転増幅信号、非反転増幅信号に重畳されたノイズを除去することができ、良好な通信状態を実現することができる。
本実施の形態によれば、送信回路11と送受信電極32,33との間に、送信時にオンとなり受信時にオフとなるスイッチ37,38をそれぞれ配置したことで、受信した信号が送信側の回路へ流れないようになるので、信号受信によって送受信電極で誘起された電界を減衰させることなく電界検出光学部34で検出することができる。
ところで、送受信電極32aと送受信電極33bとの間、あるいは送受信電極33aと送受信電極32bとの間で信号が伝達されると、受信信号の強度が低下する原因となる。これを防ぐためには、送受信電極32aと33aとの間隔や、送受信電極32bと33bとの間隔、これら送受信電極の長さと幅を床板5の厚さよりも長くすることが望ましい。
また、床板5の対向する送受信電極32a,32bにより挟まれた部分、あるいは送受信電極33a,33bにより挟まれた部分に床板5よりも誘電率の大きな液体を染み込ませることや、床板5の隣接する送受信電極32と33間の部分に上記液体が入り込まないように、上記液体と反発する液体を当該部分に染み込ませることも有効である。
[第4の実施の形態]
図8は、本実施の形態における電界通信システムの構成を示すブロック図である。同図の電界通信システムでは、トランシーバ41aは、図6の送信回路11に代えて図5に示した発振器22a、変調回路23aを備えるとともに、信号処理部15と波形整形部16との間に復調回路25aを備え、図6のスイッチ37a,38aに代えてノッチフィルタ47a,48aを備えた構成である。また、トランシーバ41bは、図6の送信回路11に代えて図5に示した発振器22b、変調回路23bを備えるとともに、信号処理部15と波形整形部16との間に復調回路25bを備え、図6のスイッチ37b,38bに代えてノッチフィルタ47b,48bを備えた構成である。その他、図6と同一物には同一の符号を付す。
トランシーバ41aは、発振器22aが出力する周波数f1の搬送波を用いて送信信号を変調し、トランシーバ41bでは、復調回路25bにより周波数f1の信号を復調する。また、トランシーバ41bは、発振器22bが出力する周波数f2の搬送波を用いて送信信号を変調し、トランシーバ41aでは、復調回路25aにより周波数f2の信号を復調する。
トランシーバ41aの変調回路23aと送受信電極32aとの間に配置されたノッチフィルタ47aおよび変調回路23aと送受信電極33aとの間に配置されたノッチフィルタ48aは、周波数f1の信号を通し、周波数f2の信号を通さないように設計される。また、トランシーバ41bの変調回路23bと送受信電極32bとの間に配置されたノッチフィルタ47bおよび変調回路23bと送受信電極33bとの間に配置されたノッチフィルタ48bは、周波数f2の信号を通過させ、周波数f1の信号を遮断する設計になっている。
したがって、本実施の形態によれば、差動信号を送受信する場合でも、各トランシーバ41a,41bは、異なる周波数で信号の送受信が可能となるので、独立に送受信することができ、全二重伝送を実現することができる。
本実施の形態によれば、差動信号を送受信する場合でも、受信した信号がノッチフィルタ47,48によって変調回路23の低い出力インピーダンスの影響を受けなくなるので、各送受信電極32,33に誘起された電界を減衰させることなく電界検出光学部34に入力させることができる。
[第5の実施の形態]
図9は、第5の実施の形態における電界通信システムの構成を示す図である。同図の電界通信システムは、補強のために床板5の下面に鉄板などの金属板8を付加した構成である。トランシーバ1a,1bは、金属板8および床板5を挟んで対向配置される。トランシーバ1c,1dについても同様である。
この場合、金属板8が送受信電極と同様の役割を果たすので、金属板8がグランドと短絡しないように、金属板8と支柱6との間に支柱6よりも誘電率が低い絶縁体としてスペーサ9を設置した構成とする。
また、トランシーバ1a,1bとトランシーバ1c,1dとが床板5および金属板8を介して通信接続しないように、隣接するトランシーバ間においては、絶縁体(スペーサ)9により、床板5および金属板8を仕切る構成とする。
したがって、本実施の形態によれば、床板5を金属板8で補強した場合に、金属板同士の間に絶縁体9を設置したことで、金属板同士の短絡を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、床板5を金属板8で補強した場合に、金属板8と支柱6との間に支柱6よりも誘電率が低い絶縁体9を設置したことで、金属板8がグランドと短絡することがないので、床板5に穴を開けることなく床板下のLANケーブル4と床板上の通信端末10とを通信接続することができる。
なお、トランシーバ1a乃至1dは、上記各実施の形態で説明したトランシーバ21,31,41のいずれの構成としてもよいことは、いうまでもない。
上記各実施の形態においては、一例として床板を挟んでケーブルとトランシーバが配置されるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、床板に代えて、壁やパーティションを用いることとしてもよい。
第1の実施の形態における電界通信システムの構成を示す図である。 上記電界通信システムに用いられるトランシーバの構成を示すブロック図である。 上記トランシーバにおける電界検出光学部の構成を示すブロック図である。 上記電界通信システムの送受信の構成をモデル化した回路モデルを示す図である。 第2の実施の形態における電界通信システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における電界通信システムの構成を示すブロック図である。 図6に示す電界検出光学部の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態における電界通信システムの構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態における電界通信システムの構成を示す図である。 従来の電界通信システムの構成を示す図である。
符号の説明
1,1a〜1d…トランシーバ
4,4a,4b…LANケーブル
3…床,5…床板
6…支柱,7…穴
8…金属板,9…絶縁体
10…通信端末,11…送信回路
12…スイッチ,13…送受信電極
13a,13b…送受信電極
14…電界検出光学部
15…信号処理部,16…波形整形部
17…I/O回路
21,21a,21b…トランシーバ
31,31a,31b…トランシーバ
41 41a,41b…トランシーバ
22a,22b…発振器
23,23a,23b…変調回路
24a,24b…ノッチフィルタ
25a,25b…復調回路
32,32a,32b…送受信電極
33,33a,33b…送受信電極
34…電界検出光学部
35,35a,35b…非反転増幅器
36,36a,36b…反転増幅器
37,37a,37b…スイッチ
38,38a,38b…スイッチ
41a,41b…トランシーバ
47,47a,47b…ノッチフィルタ
48,48a,48b…ノッチフィルタ
141…電流源
142…レーザダイオード
143…コリメートレンズ
144…第1波長板
145…電気光学結晶
146,147…電極
148…グランド
149…第2波長板
150…偏光ビームスプリッタ
151…コリメートレンズ
153…フォトダイオード
155…差動増幅器

Claims (12)

  1. 電界により送信信号を送信する送信電極と、
    電界により送信されてきた前記送信信号を受信する受信電極と、
    前記受信電極により受信した電界電気光学結晶に印加することで複屈折率を変化させて電気光学結晶に入射したレーザの偏光状態を変化させ、当該レーザの偏光状態を検出することで電界を検出する電界検出手段と、
    検出された電界を電気信号に変換する変換手段と、
    を備える一対のトランシーバを用いる電界通信システムであって、
    前記電気光学結晶よりも容量が大きい絶縁板で隔てられた、通信先に接続するためのケーブルと通信端末とを通信接続するために、前記ケーブルおよび前記通信端末それぞれに接続された前記一対のトランシーバの前記送信電極及び受信電極を、前記絶縁板を挟んでそれぞれ対向するように配置したことを特徴とする電界通信システム。
  2. 前記送信電極および前記受信電極は送受信電極として一体となったものであって、
    各トランシーバは、送信側の回路における送受信電極の前段に、送信時にオンとなり受信時にオフとなるスイッチを有することを特徴とする請求項1記載の電界通信システム。
  3. 対に配置されたトランシーバのうちの一方のトランシーバは、送信信号を所定の周波数に変調する第1変調手段を有し、他方のトランシーバは、送信信号を前記所定の周波数とは異なる別の周波数に変調する第2変調手段を有し、
    前記一方のトランシーバは、前記別の周波数で受信した受信信号を復調する第1復調手段を有し、前記他方のトランシーバは、前記所定の周波数で受信した受信信号を復調する第2復調手段を有することを特徴とする請求項1記載の電界通信システム。
  4. 前記送信電極および前記受信電極は送受信電極として一体となったものであって、
    前記一方のトランシーバは、前記第1変調手段と前記送受信電極との間に、前記所定の周波数の送信信号を通し、前記別の周波数の受信信号を遮断するフィルタを有し、
    前記他方のトランシーバは、前記第2変調手段と前記送受信電極との間に、前記別の周波数の送信信号を通し、前記所定の周波数の受信信号を遮断するフィルタを有することを特徴とする請求項3記載の電界通信システム。
  5. 各トランシーバは、送信電極および受信電極が一体となった2つの送受信電極と、
    送信信号を増幅して一方の送受信電極に出力する非反転増幅手段と、
    送信信号を反転増幅して他方の送受信電極に出力する反転増幅手段と、を有し、
    前記電界検出手段は、対向する2つの側面に前記2つの送受信電極がそれぞれ接続された電気光学結晶を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電界通信システム。
  6. 前記板は複数の金属板で補強されたものであって、
    金属板間に絶縁体を配置したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電界通信システム。
  7. 前記板はその下面が金属板で補強され支柱により支えられた床板であって、
    金属板と支柱との間に支柱よりも誘電率が低い絶縁体を配置したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電界通信システム。
  8. 絶縁板で隔離された、通信先に接続するためのケーブルと通信端末とを通信接続するために、前記絶縁板を挟んで配置され前記ケーブル若しくは前記通信端末に接続されるトランシーバであって、
    電界により送信信号を送信する送信電極と、
    電界により送信されてきた前記送信信号を受信する受信電極と、
    前記受信電極により受信した電界を、前記絶縁板よりも容量が小さい電気光学結晶に印加することで複屈折率を変化させて電気光学結晶に入射したレーザの偏光状態を変化させ、当該レーザの偏光状態を検出することで電界を検出する電界検出手段と、
    検出された電界を電気信号に変換する変換手段と、を備え、
    前記送信電極および前記受信電極が、相手方の前記通信端末若しくは前記ケーブルに接続されたトランシーバの受信電極および送信電極と前記絶縁板を挟んで対向して配置されることを特徴とするトランシーバ。
  9. 前記送信電極および前記受信電極は送受信電極として一体となったものであって、
    送信側の回路における送受信電極の前段に、送信時にオンとなり受信時にオフとなるスイッチを有することを特徴とする請求項8記載のトランシーバ。
  10. 送信信号を所定の周波数に変調する変調手段と、
    前記所定の周波数とは異なる別の周波数で受信した受信信号を復調する復調手段と、
    を有することを特徴とする請求項8記載のトランシーバ。
  11. 前記送信電極および前記受信電極は送受信電極として一体となったものであって、
    前記変調手段と前記送受信電極との間に、前記所定の周波数の送信信号を通し、前記別の周波数の受信信号を遮断するフィルタを有することを特徴とする請求項10記載のトランシーバ。
  12. 送信電極および受信電極が一体となった2つの送受信電極と、
    前記送信信号を増幅して一方の送受信電極に出力する非反転増幅手段と、
    前記送信信号を反転増幅して他方の送受信電極に出力する反転増幅手段と、を有し、
    前記電界検出手段は、対向する2つの側面に前記2つの送受信電極がそれぞれ接続された電気光学結晶を有することを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載のトランシーバ。
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