JP4030396B2 - Display device and air conditioning apparatus provided with the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、イオン発生素子を備えた空気調整装置などの電気機器に使用され、機器の運転モードに応じた表示を行う表示装置と、これを備えた空気調整装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電気機器には、その動作状態(例えばON/OFF)を表示するものとして、LED等を備えた表示装置が組み込まれている。そして、従来から、このような表示装置における輝度を目的に応じて切り替える手法が提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
【0003】
ここで、図20は、特許文献1に記載の、表示装置を有する空気調和器の制御装置101の概略の構成を示している。この構成において、表示装置としてのLED102の点灯時には、マイクロコンピュータ103からハイレベルの直流電圧が出力され、トランジスタ104がONとなる。これにより、LED102には抵抗105で制限された電流が流れ、LED102が点灯する。なお、このときの輝度は、LED102を流れる電流により決まる、ある一定のものである。
【0004】
一方、ユーザが輝度を切り替えるときは、輝度切り替え用スイッチ106を操作する。すると、この操作により、マイクロコンピュータ103に加えられる電圧値がゼロとなり、マイクロコンピュータ103は、この入力電圧に応じた輝度となるように、ONとOFFとが一定周期で繰り返されるパルス波形を出力する。トランジスタ104はこの出力波形を受けてON/OFFを行うことで、LED102にはパルス電流が流れ、LED102が点滅する。
【0005】
このとき、パルス電流のON/OFFの切り替えをある速さ以上で行うと、人間の目がLED102の点滅に追従できなくなり、人間にはLED102が点灯しているように見える。このときのON/OFFの比率をデューティ比と言うが、このようにデューティ比を変えることにより、表示装置をユーザの好みに応じた輝度に調整することが可能となっている。
【0006】
また、図21は、特許文献2に記載の表示制御回路201の概略の構成を示している。この構成において、表示制御回路201の主制御部202は、外部から入力された表示データから生成したドットマトリクス形式の表示画像データの点灯ドット数を算出してデューティ制御部203に送出する。
【0007】
デューティ制御部203は、主制御部202からの点灯ドット数に応じた表示デューティ比を生成してドライバ部204に送出する。ドライバ部204は、主制御部202で生成された表示画像データを、デューティ制御部203からの表示デューティ比にしたがって表示信号として表示素子部205に出力する。表示素子部205は、ドライバ部204から送られてきた表示信号によって画像を表示する。
【0008】
通常、表示デューティ比が小さくなると、表示素子部205の視認性が低下するが、上記の構成においては、表示画像データの点灯ドット数が増加したときには表示デューティ比を小さくするように制御することで、表示装置の総消費電流の増加を抑制して、装置価格の低減や装置寸法の小型化が図られている。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−288465号公報(段落〔0013〕〜〔0016〕、図1)
【特許文献2】
特開平5−66731号公報(段落〔0010〕〜〔0011〕、〔0016〕〜〔0017〕、図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載の技術では、LED102の高速点滅時は、人間の目には一定輝度の点灯のように映るので、空気調和器のON/OFFに伴うLED102のON(高速点滅)およびOFFは、輝度を一定値からゼロに瞬時に切り替えるものと言える。また、特許文献2に記載の技術においても、各ドットの輝度は、表示画像データの点灯ドット数に応じて決まり、表示画像データごとには変化するが、各ドットのON/OFFは、やはり、輝度を一定値からゼロに瞬時に切り替えるものに変わりはない。
【0011】
このように、LED102などの表示素子の表示輝度が瞬時に切り替わると、人間には目障りになることがある。例えば、イオン発生素子にて発生した負イオンを空気中に放出して人間にリラクゼーション効果を与えるような空気調整装置においても、機器の運転モードに応じた表示を行う表示素子が組み込まれているが、このような空気調整装置においては、表示素子の表示輝度を瞬時に変更させるよりも、表示輝度を徐々に変化させるほうが、負イオン放出に伴うリラクゼーション効果に加えて、視覚によるリラクゼーション効果も得られることが予想される。しかし、上記したいずれの従来技術も、表示輝度を瞬時に変化させるものなので、これらの技術を空気調整装置に適用しても、視覚によるリラクゼーション効果が得られないという問題が生ずる。
【0012】
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、表示素子における表示輝度を徐々に変化させることにより、視覚によるリラクゼーション効果を得ることのできる表示装置と、これを備えた空気調整装置とを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、機器の運転モードに対応した表示を行う2個の表示素子と、
上記表示素子を駆動するための駆動手段と、
上記表示素子の表示をON/OFFするための制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて上記駆動手段を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、所定時間内における上記表示素子のON時間とOFF時間との比を示すデューティ比が上記所定時間ごとに昇順と降順とを繰り返して変化するような制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて上記駆動手段を制御するとともに、
上記制御手段は、上記運転モードが交互に切り替わる運転状態において、一方の表示素子に対応する制御信号と、他方の表示素子に対応する制御信号とで、上記デューティ比が上記所定時間ごとに互いに逆順で変化し、かつ、どの所定時間においても各表示素子の表示輝度の和が一定となるように、各表示素子に対応する制御信号を生成することを特徴としている。
【0015】
制御手段は、表示素子のON時間が所定時間ごとに徐々に長くなったり、所定時間ごとに徐々に短くなったりするような制御信号を上記所定時間ごとに繰り返して生成し、上記制御信号に基づいて駆動手段を制御する。これにより、駆動手段は、表示輝度が時間経過とともに徐々に明るくなったり、徐々に暗くなったりするように表示素子を駆動する。そして、表示素子においては、このような表示輝度の変化が繰り返し連続して行われる。
【0016】
すなわち、機器(例えば空気調整装置)の運転モードに応じた表示を行う表示素子においては、明から暗、暗から明への輝度変化が時間経過にしたがって徐々に行われるとともに、明から暗、暗から明、明から暗・・・の輝度変化が繰り返し行われる。
【0017】
このように、2個の表示素子における表示輝度が時間経過とともに徐々に変化するようになるので、そのような表示素子を見る人間に、気分を和らげる快いリラクゼーション効果を与えることができる。
【0020】
また、一方の表示素子の表示輝度が最大のときは、他方の表示素子の表示輝度は最小となり、表示輝度の最大、最小が上記2個の表示素子間で時間経過とともに交互に切り替わる。したがって、上記2個の表示素子における表示輝度を時間経過とともに連続的に変化させながら、上記2個の表示素子を交互に点滅させることができ、上記のリラクゼーション効果をさらに高めることができる。
【0021】
また、本発明の表示装置と、運転モードを指示するための入力部とで空気調整装置を構成すれば、入力部にて入力指示された運転モードに応じて表示装置が表示を行う。これにより、空気調整装置の運転モードごとに、表示輝度が時間経過とともに徐々に変化するような表示を実現することができるので、そのような空気調整装置において、空気調整による効果(例えば負イオン放出によるリラクゼーション効果)に加えて、視覚によるリラクゼーション効果を得ることもでき、装置全体としてリラクゼーション効果を高めることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば以下の通りである。図2(a)は、本発明の空気調整装置1の前方側から見たときの外観を示す斜視図であり、図2(b)は、空気調整装置1の正面図である。図3(a)は、空気調整装置1の右側面側から見たときの斜視図であり、図3(b)は、空気調整装置1の後方側から見たときの斜視図である。また、図5は、上記空気調整装置1の概略の構成を示す分解斜視図である。
【0023】
図2(a)(b)および図3(a)(b)に示すように、本発明の空気調整装置1は、本体2と、本体2の前面に設けられるフロントパネル3とを有して構成されている。
【0024】
本体2は、後述するイオン発生素子41(図5参照)を有しており、イオン発生素子41にて発生する正負両イオンを装置外部に放出ことにより、空気調整、すなわち、装置周囲の空気中の浮遊細菌の不活化および/または有害物質の分解・除去を行う。本体2は、フロントパネル3を付けた状態、あるいは、フロントパネル3を取り外した状態で、金属製のスタンド4(載置手段)にて卓上で支持されるようになっている。
【0025】
フロントパネル3は、本実施形態では、写真を飾ることのできるフォトフレームで構成されている。つまり、フロントパネル3は、図5に示すように、写真を挟むことのできる2枚の透明ガラス板3a・3bで構成されている。これにより、空気調整装置1が空気調整の役割以外にもフォトスタンドとしての役割も兼ねることになる。また、フロントパネル3が装置の装飾機能を果たすことにもなるため、部屋のインテリア効果を高めることができるという利点もある。
【0026】
このフロントパネル3は、本体2に対して着脱自在であり、工具を使用せずに緩めたり締めたりできる形態の特殊ネジ5で本体2に上下2箇所で固定されている。なお、フロントパネル3の本体2に対する固定位置および固定の方法はこれに限定されるわけではない。
【0027】
また、本実施形態では、フロントパネル3は、本体2における接触面よりも大きいパネル面積となる形状で形成されている。これにより、空気調整装置1を正面から見た場合に、フロントパネル3によって本体2が隠れるため、相手に本体2の存在を悟られることなく、本体2による装置周囲の空気調整を行うことができる。なお、フロントパネル3の大きさは、これに限定されるわけではなく、本体2との接触面と同等もしくは小さいパネル面積となる大きさであってもよい。
【0028】
次に、上記した本体2について、主に、図4および図5に基づいてさらに詳細に説明する。図4は、フロントパネル3を取り外した状態の本体2の外観を示す斜視図である。
【0029】
本体2は、この本体2を前後2つに分割する筐体前部2aと筐体後部2bとが貼り合わされて構成されている。筐体前部2aおよび筐体後部2bは、例えばPC(polycarbonate)、ABS(acrylonitrile butadiene styrene copolymer)などの樹脂で形成されている。筐体後部2bには、筐体前部2aに比べて奥行きを持たせている。
【0030】
ここで、図6(a)は、筐体前部2aの概略の構成を示す平面図であり、図6(b)は、図6(a)の筐体前部2aにおけるA−A´線矢視断面図である。また、図7(a)は、図7(b)の筐体後部2bにおけるB−B´線矢視断面図であり、図7(b)は、筐体後部2bの概略の構成を示す平面図である。
【0031】
これらの図に示すように、筐体前部2aおよび筐体後部2bの内部の4隅には、それぞれの先端に凹部または凸部が形成された凸状の位置決め固定部6・7が形成されており、貼り合わせ時には、位置決め固定部6・7の先端同士が互いに嵌合することで、筐体前部2aと筐体後部2bとが位置ずれすることなく貼り合わされる。したがって、固定用金具(例えばビス)を用いることなく、筐体前部2aと筐体後部2bとを容易に貼り合わせることができ、また、その分離も容易に行うことができる。
【0032】
また、筐体前部2aおよび筐体後部2bの縁、つまり、貼り合わせ面は、互いに凹凸状態となって嵌合するような形状で形成されており、筐体前部2aと筐体後部2bとの貼り合わせによる固定を、より確実なものとしている。なお、筐体前部2aと筐体後部2bとをビス等で止める構成としても、勿論構わない。
【0033】
また、図4および図5に示すように、筐体前部2aの上面および下面には、上面および下面から本体外側に向かって突出するように、係止部8がそれぞれ設けられている。この係止部8は、フロントパネル3の係止用の貫通穴8aを有している。上記した特殊ネジ5をフロントパネル3に設けられた貫通穴3c・3dと、筐体前部2aの係止部8の貫通穴8aとに挿入し、ナット9で固定することで、フロントパネル3を本体2に取り付けることができる。
【0034】
筐体後部2bの左右の各側面、すなわち、本体2における一対向面には、本体2内で発生したイオンを装置外部に送出するための送出口10がそれぞれ設けられている。各送出口10は、縦方向(筐体後部2bの上面および下面に垂直な方向)にスリット形状で形成されている。なお、送出口10の位置は、筐体後部2bの各側面に限定されるわけではなく、例えば筐体後部2bの上面であっても構わない。また、各送出口10は、横方向のスリット形状であっても構わない。
【0035】
このように、各送出口10を一対向面にそれぞれ設けることにより、正負両イオンを各送出口10を介して装置外部に放出したときに、装置周囲の空気調整を効率よく行うことができる。
【0036】
また、各送出口10を、本体2(筐体後部2b)におけるフロントパネル3の取り付け面とは異なる面に形成することにより、装置の前方(フロントパネル3に対して本体2とは反対側の方向)にいる使用者に直接イオンを含んだ空気が当たることなく、装置周囲の空気を調整することができる。
【0037】
このことから、本発明の空気調整装置1は、装置の前面側に設けたフロントパネル3の外側を介して正負両イオンを含んだ空気が装置前方に吹き出される構成であるとも言える。
【0038】
また、図5に示すように、筐体後部2の背面下方位置には、装置内に空気を吸引するための吸引口11が設けられている。つまり、本実施形態では、各送出口10と吸引口11とは、本体2の異なる面にそれぞれ設けられている。これにより、各送出口10から送出されたイオンが直接吸引口11に吸引されるようなことがなく、本体2から送出されるイオンを装置周囲に確実に拡散させることができる。
【0039】
また、筐体後部2bの背面には、上記の吸引口11を装置外側から覆うように、取り外し自在のフィルタ12が取り付けられている。これにより、装置外部から空気を吸引する際に、空気中のほこりや塵がフィルタ12にて除去されるようになっている。このフィルタ12は、吸引口11よりも一回り大きく筐体後部2bに形成された凹部13に嵌められている。なお、このフィルタ12に脱臭作用を持たせても勿論構わない。
【0040】
さらに、筐体後部2bの背面の吸引口11よりも下方位置には、スタンド4を取り付けるためのスタンド取り付け穴(図示せず)が設けられている。
【0041】
一方、筐体後部2bの上面には、装置の運転操作を行うための操作部14が設けられている。この操作部14は、装置の駆動をON/OFFするとともに、イオン発生素子41の後述する運転モードを指示するための操作ボタン15(入力部)と、電気機器としての空気調製装置1の運転モードに応じた表示を行う表示部16とで構成されている。なお、本実施形態においては、「機器の運転モード」という表現は、「空気調整装置1の運転モード」と「イオン発生素子41の運転モード」との両方を含んでいるものとする。
【0042】
なお、本発明は、表示部16での表示の仕方に特徴があるが、この点については後述する。
【0043】
また、本実施形態では、操作部14のデザイン性を重視して、操作ボタン15と表示部16とは、その断面形状が同一(例えば断面が逆ホームベース型)で、かつ、連続的につながるような形状で形成されている。これにより、操作部14の視認性がよくなり、操作部14全体の完成度を向上させることができ、また、操作もしやすくなる。操作ボタン15および表示部16は、それらの先端が筐体後部2bの上面に設けられた開口部17から突出するように設けられている。
【0044】
なお、本実施形態では、表示部16は、その長手方向の長さが操作ボタン15のそれよりも長くなるように形成されているが、これに限定されるわけではない。また、操作ボタン15は、ソフトタッチ式のボタンであっても構わない。
【0045】
なお、図5では、筐体後部2bを、その上面を取り外した形で図示しているが、これはあくまでも操作部14の説明の便宜のためであり、本実施形態では、筐体後部2bの上面は、筐体後部2bの側面や背面と一体化されている。しかし、筐体後部2bを、その上面を取り外せる構成としても勿論構わない。
【0046】
次に、本体2の内部構成の詳細について、図5、図6(a)(b)、図7(a)(b)および図8に基づいて説明する。図8は、本体2の内部の詳細な構成を示す斜視図であり、本体2から筐体前部2aを取り外した状態を示している。
【0047】
本体2の内部には、表示基板31と、イオン発生素子41と、送風機(吸引手段)51と、制御基板61と、電源回路81(図1参照)とが設けられている。電源回路81は、本体2の各部を駆動するために各部にDC電源を供給するものであり、部屋内のACコンセントとDCアダプタ82を介して接続されている。
【0048】
なお、電源回路81を電池や充電池、ソーラーバッテリ等で構成することも勿論可能である。この場合は、装置の持ち運びが自由にでき、また、コードの長さ等による設置位置の制約もなくなる。
【0049】
表示基板31は、本体2内部の上面側に設けられており、制御基板61は、本体2内部の下面側に設けられている。そして、イオン発生素子41が表示基板31と制御基板61との間であって、表示基板31の近傍に設けられており、送風機51がイオン発生素子41と制御基板61との間の略中間位置に設けられている。
【0050】
また、表示基板31と制御基板61とは、平板状のフラットケーブル71(図8参照)を介して電気的に接続されている。このフラットケーブル71は、送風機51を避けるようにして表示基板31と制御基板61とを機械的に、かつ、直線的に接続する役目も果たすため、表示基板31および制御基板61の上下方向(基板面に垂直方向)の動きをより抑えることができる。なお、フラットケーブル71の代わりに、表示基板31と制御基板61とを単に電気的に接続するだけのフレキシブルプリント基板を用いても構わない。
【0051】
次に、上記した表示基板31、イオン発生素子41、送風機51および制御基板61の詳細について、以下、順に説明する。
【0052】
まず、表示基板31の詳細について説明する。
表示基板31は、機器の運転モードに応じた表示を実現するための回路基板である。この表示基板31上には、図5に示すように、運転スイッチ32と、発光ダイオード33と、複数の接続端子とが形成されている。
【0053】
なお、表示基板31と制御基板61と電源回路81とで本発明の表示装置が構成されるが、この表示装置の詳細については、別途後述することにする。
【0054】
運転スイッチ32は、装置の運転のON/OFFを切り替えるものであり、その切り替えは、操作部14の操作ボタン15の押圧により行われる。運転スイッチ32の切り替え信号は、フラットケーブル71を介して制御基板61に送られる。
【0055】
発光ダイオード33は、機器の運転モードに対応する色を発光するものであり、本実施形態では、青色と緑色とを発光する複数の発光ダイオードで構成されている。なお、発光色はこれらの色に限定されるわけではない。操作部14の表示部16は、発光ダイオード33の表面を覆うカバーの役目を果たしており、それゆえ、この表示部16を介して発光ダイオード33の発光色を認識することで、使用者は機器(空気調整装置1もしくはイオン発生素子41)の運転モードを容易に把握することが可能である。
【0056】
例えば、装置が除菌モードで運転する場合に青色の発光ダイオード33が点灯し、装置がリラックスモードで運転する場合に緑色の発光ダイオード33が点灯するように、表示基板31は構成されている。これにより、使用者は、装置の運転状態(駆動状態)が除菌モードかリラックスモードかを表示部16の表示色を認識して容易に把握することができる。
【0057】
なお、上記の除菌モードとは、空気中の浮遊細菌を不活化させたり、有害物質を除去すべく、イオン発生素子41から正負ほぼ同量のイオンを発生させて装置外部に放出する運転モードをいい、上記のリラックスモードとは、装置の使用者や装置の周囲にいる人をリラックスさせるべく、イオン発生素子41から主に負イオン(もしくは負イオンのみ)を発生させて装置外部に放出する運転モードをいう。
【0058】
上記構成の表示基板31は、本体2内では、筐体前部2aおよび筐体後部2bに設けられた表示基板支持部18・19(図6(a)、図7(b)参照)にて支持されている。表示基板支持部18・19は、それぞれ筐体前部2aおよび筐体後部2bの内面から突出した断面U字型の立壁であり、その凹部に表示基板31が挿入されることにより、表示基板31が支持、固定される。なお、筐体後部2bに係止片とネジ穴とを設けておき、これに表示基板31をネジ止めする構成であっても構わない。
【0059】
次に、イオン発生素子41について説明する。
図9は、イオン発生素子41の放電面側から見たときの概略の構成を示す透視斜視図である。イオン発生素子41は、放電面での放電により正負両イオンを放出するものであり、箱型の本体42に、誘電体43と、内部電極44と、外部電極45と、高圧パルス駆動回路46と、リード線47とを有して構成されている。
【0060】
本体42の一面には、矩形の開口部42aが形成されており、誘電体43は、この開口部42aの設けられた本体42の面と面一となるように設けられている。また、誘電体43の一対向面には、板状の内部電極44と網状の外部電極45とがそれぞれ形成されており、開口部42aから外部電極45が露出するように、誘電体43が本体42に設けられている。高圧パルス駆動回路46は、リード線47を介して内部電極44と外部電極45とに接続されている。また、高圧パルス駆動回路46は、上記の電源回路81と、本体42の外側に形成された接続端子を介して接続されている。
【0061】
この構成により、高圧パルス駆動回路46を駆動すると、内部電極44と外部電極45との間に正電圧と負電圧からなる高圧パルス電圧が印加され、プラズマ放電が起こる。これによって外部電極45の周辺の空気がイオン化され、例えばH+(H2O)m(mは任意の自然数)からなる正イオンと、例えばO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)からなる負イオンとがほぼ同数発生するようになる。よって、上記の放電面とは、本体42における外部電極45側の面を指している。
【0062】
なお、内部電極44を接地し、外部電極45のみに高圧パルス駆動回路46が高圧パルス電圧を印加する構成としても構わない。
【0063】
ここで、装置の除菌モードとリラックスモードとでは、イオン発生素子41の動作は異なっている。より具体的には、イオン発生素子41は、装置の運転モードに応じて、正イオンと負イオンとの発生量を調整している。この点について説明すると以下の通りである。なお、ここでは、説明の理解を容易にするために、内部電極44を接地し、外部電極45に高圧パルス電圧を印加する構成とした場合について説明する。
【0064】
図10(a)(b)は、高圧パルス駆動回路46が出力する高圧パルスの波形を示している。除菌モードの場合、イオン発生素子41の高圧パルス駆動回路46は、図10(a)に示すように、正電圧と負電圧とが同じ印加期間で交互に繰り返されるような高圧パルスを外部電極45に印加する。これにより、内部電極44と外部電極45との間の電位差に基づいて外部電極45近傍でコロナ放電が起こり、イオン発生素子41から正負ほぼ同量のイオンが放出される。
【0065】
一方、リラックスモードの場合、高圧パルス駆動回路46は、図10(b)に示すように、正電圧よりも負電圧のほうが長い印加期間で正負両電圧が交互に繰り返されるような高圧パルスを外部電極45に印加する。これにより、内部電極44と外部電極45との間の電位差に基づいて外部電極45近傍でコロナ放電が起こり、イオン発生素子41から正イオンよりも量の多い負イオンが放出される。
【0066】
ここで、高圧パルス駆動回路46は、リラックスモードの場合には、外部電極45に負の直流高電圧のみを印加して、負イオンのみをイオン発生素子41から発生させる回路であっても構わない。この場合は、負イオンの放出によるリラクゼーション効果をさらに高めることができる。
【0067】
上記構成のイオン発生素子41は、放電面が送風機51と対向するように本体2内に収容される。そして、本体2内部では、筐体後部2bの内部側面に設けられたリブ20(図8参照)により、イオン発生素子41の短手方向の側面が支持されるとともに、筐体後部2bの内部背面側に設けられたリブ21(図7(b)参照)により、イオン発生素子41の長手方向の側面が支持される。リブ21は、筐体後部2bの背面に対して垂直方向から見て略コ字状で形成されている。
【0068】
次に、送風機51について説明する。
送風機51は、装置外部から空気を吸引するとともに、吸引した空気をイオン発生素子41の放電面に供給するものであり、図8に示すように、ケーシング52と、図示しないDCモータおよびターボファンとを有して構成されている。
【0069】
ケーシング52は、一面を開放された送出口53と、本体2の吸引口11を介して装置外部からの空気を吸引するための吸引口(図示せず)とを有しており、平面視でインボリュート曲線のような形状をしている。送出口53は、イオン発生素子41および送風機51を本体2内に収容したときに、イオン発生素子41の放電面と略対向した位置となるように、ケーシング52に形成されている。これにより、送風機51によって装置外部から吸引した空気が、送出口53を介して、イオン発生素子41の放電面に対して略垂直に当たるようになっている。
【0070】
なお、ケーシング52は、上述したように平面視でインボリュート曲線のような形状をしているため、送風機51を筐体後部2bに収容したときに、送出口53は、筐体後部2bの一対向面に設けられた各送出口10のうち、どちらか一方の送出口10に近寄る位置となる。
【0071】
DCモータは、上記の電源回路81によって駆動されるものであり、ケーシング52の中央に埋め込まれている。これにより、送風機51自体を薄く構成することができる。ターボファンは、DCモータによって高速回転することで、本体2の吸引口11およびケーシング52の吸引口を介して装置外部の空気を吸引するとともに、吸引した空気を送出口53を介してイオン発生素子41に供給する役目を果たす。
【0072】
上記構成の送風機51は、送風機51と略同形状で筐体後部2bに形成された立壁22(図7(b)参照)内に嵌め込まれることにより、本体2内に収容される。このとき、送出口53がイオン発生素子41の放電面と対向し、かつ、ケーシング52の吸引口が筐体後部2bの吸引口11と対向するように、送風機51が本体2内に収容される。また、本体2内では、DCモータは、筐体前部2aに設けられた複数のモータ押え部23(図6(a)参照)により筐体後部2b方向に押さえられており、本体2内では安定して配置される。
【0073】
また、イオン発生素子41および送風機51を本体2内に収容したときには、イオン発生素子41と送風機51との間には、所定の空間が形成されるようになっている。これにより、送風機51からイオン発生素子41に空気が供給されると、イオン発生素子41にて発生したイオンは、イオン発生素子41の放電面に沿って略水平方向に流れ、本体2の各送出口10から装置外部に放出される。このことにより、放電音が低減される。
【0074】
また、筐体後部2bには、図8に示すように、イオン発生素子41の放電面にて発生したイオンが各送出口10から略同量で送出されるように、上記イオンの流れを規制する規制部(規制手段)26が設けられている。その理由は、以下の通りである。
【0075】
上述したように、送風機51を筐体後部2bに収容したときには、送風機51の送出口53は、ケーシング52の形状が原因で、筐体後部2bの一対向面に設けられた各送出口10のどちらか一方に近寄った位置となるため、送風機51の送出口53からイオン発生素子41の放電面に空気が吹き付けられると、上記放電面にて発生したイオンは、送風機51の送出口53が近寄っている方の、筐体後部2b側面の送出口10から多く送出されることになる。
【0076】
そこで、筐体後部2bにおいて、イオンが多く放出される方の送出口10の近くに規制部26を形成し、一方の上記送出口10に流れるイオンの量を規制することで、イオン発生素子41にて発生するイオンを、両方の送出口10から略同量で放出させることができる。これにより、各送出口10からイオンがバランスよく装置外部に放出されるので、装置周囲を効率よく快適化することができ、装置周囲の快適度向上を図ることができる。
【0077】
この規制部26の形状、大きさ、配置位置は、送風機51がイオン発生素子41に供給する空気の量(風量)および風速、送出口53の大きさおよび形成位置、イオン発生素子41の放電面の大きさおよび形成位置等により異なるが、それらを十分勘案した上で、イオン発生素子41の放電面にて発生したイオンが各送出口10から略同量で送出されるように、規制部26の形状、大きさ、配置位置を適宜設定すればよい。
【0078】
次に、制御基板61について説明する。
制御基板61は、本体2内の各部の動作を制御するものであり、表示基板31の制御部62(図1参照)、運転モード切り替え回路、イオン発生素子41の制御回路、送風機51のDCモータの制御回路などを備えている。
【0079】
表示基板31の制御部62は、表示基板31における発光ダイオード33の点灯(ON)および消灯(OFF)を制御する回路であるが、その詳細については後述する。
【0080】
運転モード切り替え回路は、操作ボタン15の押圧に伴って装置の運転モードを切り替える回路である。例えば、操作ボタン15を1回押すごとに、運転モード切り替え回路は、装置の運転モードを、インターバルモード、除菌モード、リラックスモード、停止モードの順に切り替える。なお、上記のインターバルモードとは、上記の除菌モードと上記のリラックスモードとを交互に行うモードである。
【0081】
イオン発生素子41の制御回路は、運転モード切り替え回路にて把握された装置の運転モードに応じてイオン発生素子41の駆動を制御する回路である。より具体的には、イオン発生素子41の制御回路は、装置が除菌モードのときには、イオン発生素子41にて正負両イオンが放出されるように、装置がリラックスモードのときには、イオン発生素子41にて主に負イオンが放出されるように、イオン発生素子41の高圧パルス駆動回路46を駆動させる。
【0082】
また、イオン発生素子41の制御回路は、装置がインターバルモードのときには、イオン発生素子41にて正負両イオンの放出と負イオンの放出とが交互に行われるように、イオン発生素子41の高圧パルス駆動回路46を駆動させる。また、イオン発生素子41の制御回路は、装置が停止モードのときには、上記高圧パルス駆動回路46の駆動を停止させて、イオン発生素子41からのイオンの発生を停止させる。
【0083】
送風機51のDCモータの制御回路は、運転モード切り替え回路にて把握された装置の運転モードに応じて、送風機51のDCモータの駆動を制御する回路である。より具体的には、DCモータの制御回路は、装置がインターバルモード、除菌モードおよびリラックスモードのときには、DCモータを回転させる一方、装置が停止モードのときにはDCモータを停止させる。
【0084】
この制御基板61は、本体2内では、筐体前部2aおよび筐体後部2bに設けられた制御基板支持部24・25(図6(a)(b)、図7(b)参照)にて支持されている。制御基板支持部24・25は、それぞれ筐体前部2aおよび筐体後部2bの内面から突出した断面U字型の立壁であり、その凹部に制御基板61が挿入されることにより、制御基板61が支持、固定される。なお、筐体後部2bに係止片とネジ穴とを設けておき、これに制御基板61をネジ止めする構成であっても構わない。
【0085】
以上のように、本体2の複数の分離筐体である筐体前部2aおよび筐体後部2bの内面には、本体2内に収容される各構成部品、すなわち、表示基板31、イオン発生素子41、送風機51および制御基板61を係止し、筐体前部2aと筐体後部2bとの貼り合わせによって各構成部品を本体2内で押さえて固定する部品固定部が形成されている。本実施形態の例で言えば、上記部品固定部は、表示基板支持部18・19、リブ20・21、立壁22、モータ押え部23、制御基板支持部24・25である。これにより、筐体前部2aと筐体後部2bとを貼り合わせたときに、上記した各構成部品を本体2内で安定して収容することができる。また、ネジを使用せずに各構成部品を本体2内で固定して、装置を組み立てることができ、装置分解時の部品不良の発生も抑えることができる。さらには、装置のメンテナンスも容易となる。
【0086】
また、本体2内には、図11に示すように、イオン発生素子41にて発生され、筐体後部2bの左右の側面(一対向面)に形成された各送出口10から送出されるイオンの送出方向を調整するルーバー(送出方向調整手段)27が設けられている。図11は、本体2の上面(または下面)に水平な面で空気調整装置1を切ったときの、空気調整装置1の断面図である。このルーバー27は、複数の羽を有しており、操作部14での操作により自動で、もしくは手動により、各羽を上下または左右に傾けることができる構成となっている。
【0087】
なお、本体2において、フロントパネル3の取り付け側が前、空気吸引側が後とすると、同図では、ルーバー27の各羽がイオン送出方向を前後方向にのみ調整できるような図示の仕方となっているが、実際は、これに加えて上下方向(放電面に対して垂直方向)にも調整できる構成となっている。
【0088】
また、手動で各羽を傾ける構成の場合は、本体2の各送出口10の例えば上方または下方位置に、ルーバー27の各羽の傾きを調整するための連通棒を装置外部に導くための開口を形成しておき、この連通棒を装置外部で操作することで、各羽の傾きを上下左右に調整することが可能である。
【0089】
次に、空気調整装置1の組み立て方法の一例について、主に図5および図8に基づいて説明する。
【0090】
まず、筐体後部2bの所定の位置にイオン発生素子41および送風機51を挿入する。このとき、イオン発生素子41はリブ20・21(図7(b)参照)により支持され、送風機51は立壁22(図7(b)参照)により支持される。そして、筐体後部2bの背面のスタンド取り付け穴にスタンド4の一端を挿入し、筐体後部2bの内側からナットで固定する。
【0091】
続いて、表示基板31上に操作ボタン15および表示部16をかぶせるとともに、この表示基板31と制御基板61とにフラットケーブル71を取り付け、表示基板31と制御基板61とを筐体後部2bの所定位置に挿入する。このとき、表示基板31は、表示基板支持部18・19(図6(a)、図7(b)参照)により支持され、制御基板61は制御基板支持部24・25(図6(a)、図7(b)参照)により支持される。また、表示基板31と制御基板61とは、フラットケーブル71で機械的に接続されているので、表示基板31および制御基板61の上下方向の位置も固定される。
【0092】
そして、筐体後部2bと筐体前部2aとを貼り合わせて本体2を完成させ、最後に、フロントパネル3を本体2に取り付けることで、空気調整装置1が完成する。
【0093】
次に、本発明の空気調整装置1の運転動作について説明する。
本空気調整装置1では、使用者が操作ボタン15を1回押すごとに、インターバルモード、除菌モード、リラックスモード、停止モードの順に装置の運転モードが移り変わるようになっている。
【0094】
すなわち、使用者が操作ボタン15を1回押すと、表示基板31からフラットケーブル71を介して制御基板61に信号が送信される。そして、制御基板61での制御により、イオン発生素子41および送風機51が通電され、イオン発生素子41はインターバルモードで駆動されるとともに、送風機51のターボファンが回転する。これにより、イオン発生素子41では、例えばH+(H2O)m(mは任意の自然数)からなる正イオンと、例えばO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)からなる負イオンとがほぼ同量で発生する除菌モードと、負イオンのみが発生するリラックスモードとが繰り返される。
【0095】
このとき、制御基板61は、フラットケーブル71を介して表示基板31に信号を送信し、後述のように、表示基板31の青色の発光ダイオード33と緑色の発光ダイオード33とを交互に点灯させる。なお、この交互点灯の詳細については後述する。
【0096】
一方、送風機51は、ターボファンの回転により、本体2の吸引口11および送風機51の吸引口を介して、装置外部から空気を吸引し、吸引した空気を送出口53からイオン発生素子41の放電面に略垂直方向から吹き当てる。これにより、イオン発生素子41にて発生した正負両イオンまたは負イオンは、上記空気と混ざって上記放電面に沿って本体2の各送出口10の方向に流れる。そして、各送出口10付近に設けられたルーバー27により、上記の正負両イオンまたは負イオンは、装置の前方約45度の角度で装置外部に放出される。
【0097】
続いて、使用者が操作ボタン15を再度1回押すと、表示基板31からフラットケーブル71を介して制御基板61に信号が送信され、制御基板61での制御により、イオン発生素子41が除菌モードで駆動される。これにより、イオン発生素子41では、上述の正負両イオンが発生する。
【0098】
このとき、制御基板61は、フラットケーブル71を介して表示基板31に信号を送信し、表示基板31の青色の発光ダイオード33を点灯させる。イオン発生素子41にて発生した正負両イオンは、送風機51によって吹き付けられる空気と混ざって上記放電面に沿って本体2の各送出口10の方向に流れ、ルーバー27によって制御された方向に各送出口10から放出される。
【0099】
続いて、使用者が操作ボタン15を再度1回押すと、表示基板31からフラットケーブル71を介して制御基板61に信号が送信され、制御基板61での制御により、イオン発生素子41がリラックスモードで駆動される。これにより、イオン発生素子41では、主に負イオンが発生する。
【0100】
このとき、制御基板61は、フラットケーブル71を介して表示基板31に信号を送信し、表示基板31の緑色の発光ダイオード33を点灯させる。イオン発生素子41にて発生した負イオンは、送風機51によって吹き付けられる空気と混ざって上記放電面に沿って本体2の各送出口10の方向に流れ、ルーバー27によって制御された方向に各送出口10から放出される。
【0101】
そして、最後に、使用者が操作ボタン15を再度1回押すと、表示基板31からフラットケーブル71を介して制御基板61に信号が送信され、制御基板61での制御により、イオン発生素子41および送風機51への通電が解除され、イオン発生素子41および送風機51の駆動が停止されるとともに、表示基板31の発光ダイオード33が消灯する。
【0102】
以上のように、本実施形態の空気調整装置1においては、イオン発生素子41が、例えばH+(H2O)m(mは任意の自然数)からなる正イオンと、例えばO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)からなる負イオンとを発生させ、これら両イオンを装置外部の空気中に放出する。すると、これら両イオンが空気中の浮遊細菌の表面に付着し、以下の式(1)〜(3)に示す化学反応を起こす。その結果、正負両イオンに起因して、活性種である過酸化水素(H2O2)または水酸基ラジカル(・OH)がそれぞれ生成される。なお、以下の式(1)〜式(3)において、m、m'、n、n'は任意の自然数である。
【0103】
上記のH2O2または・OHは、極めて強力な活性を示すため、これら活性種の分解作用によって浮遊細菌が破壊される。したがって、正負両イオンを発生させることにより、効率的に空気中の浮遊細菌を、不活化、除去することができる。
【0104】
また、上記式(1)〜式(3)は、空気中の有害物質表面でも同様に生じ、活性種である過酸化水素(H2O2)または水酸基ラジカル(・OH)が、ホルムアルデヒドやアンモニアなどの化学物質を、酸化若しくは分解して、二酸化炭素や、水、窒素などの無害な物質に変換する。これにより、空気中の有害物質を実質的に無害化することが可能である。
【0105】
また、正負両イオンには、インフルエンザウィルス、コクサッキーウィルスなどのウィルス類も不活化する働きがある。したがって、正負両イオンの発生により、これらウィルスを分解・除去して、ウィルスの混入による汚染を防止することができる。
【0106】
また、正負両イオンには、臭いの元となる分子を分解する働きがあることも確かめられている。したがって、正負両イオンの発生により、空間の脱臭を行うこともできる。
【0107】
また、本実施形態の空気調整装置1においては、イオン発生素子41は、放電面での放電により正負両イオンを発生させるとともに、装置の運転モードに応じて、正イオンと負イオンとの発生量を調整している。すなわち、イオン発生素子41は、装置が除菌モードの場合は、正負ほぼ同量のイオンを発生させる一方、装置がリラックスモードの場合は、正イオンよりも多い量の負イオンを発生させている。これにより、1台の空気調整装置1で、装置周囲の除菌効果と使用者のリラクゼーション効果とを併せて得ることができる。
【0108】
また、本実施形態の空気調整装置1においては、装置外部から空気を吸引するとともに、吸引した空気をイオン発生素子41の放電面に供給する送風機51が設けられている。これにより、イオン発生素子41に供給される空気を、その放電面にて確実にイオン化することができる。また、イオン発生素子41の放電面に空気を吹き付けることによって、上記放電面に略平行な方向に空気(イオン)の流れを作ることができ、放電面にて発生したイオンをその空気の流れに乗せて本体2の外部へ導くことができる。
【0109】
このことから、空気調整装置1は、装置外部から空気を吸引するとともに、吸引した空気をイオン発生素子41の放電面に略垂直方向から供給し、正負両イオンを含んだ空気が放電面に対して略水平方向に吹き出される構成であると言える。
【0110】
このとき、送風機51は、吸引した空気をイオン発生素子41の放電面に対して略垂直方向から供給するので、放電時に発声する放電音は、放電面に対して略垂直方向(送風機51からイオン発生素子41への空気の供給方向とは逆方向)に伝達されることになり、上記放電面に沿った方向にはほとんど伝播されない。つまり、このことは、放電面にて発生したイオンの流れる方向には、放電音はほとんど伝播されないことを意味する。これにより、イオンの装置外部への放出とともに放電音が装置外部に漏れるのを抑えることができ、静音設計で快適な空間を創出することのできる空気調整装置1を提供することができる。
【0111】
また、空気調整装置1では、本体2の各送出口10から送出される正負両イオンの送出方向を調整するルーバー27が設けられているので、装置外部における所望の範囲に正負両イオンを放出することができる。例えば、筐体後部2bの側面に対してルーバー27の羽を前方45度に傾ければ、装置前方の半径約1メートルの範囲内に正負両イオンを放出することができる。これにより、その範囲内の空気中の浮遊細菌を効率的に不活化することができるとともに、その範囲内の空気中に含まれる有害物質を効率的に除去することができ、所望の範囲において快適な空間を効率的に創出することができる。
【0112】
この結果、部屋全体の空気の清浄化を目的とする装置に比べて、イオン発生素子41を小型化したり、DCモータも能力の小さい小型のもので構成することが可能となる。これにより、空気調整装置1自体を小型化することができ、また、持ち運びが便利な携帯型の空気調整装置1を提供することができる。
【0113】
また、ルーバー27の各羽の傾きを調節することで、本体2内で発生した正負両イオンを、装置外部の全方位に放出することができる。これにより、装置の使用者の位置や使用方法などに応じて、正負両イオンの放出方向を自由に設定することができ、装置の使用性が向上する。
【0114】
また、上記したルーバー27は、各羽の傾きを調整することで各送出口10を開状態にしたり閉状態にしたりすることができる。このように、ルーバー27が各送出口10を開閉する送出口開閉手段としても機能することにより、装置の運転時には、ルーバー27によって各送出口10を開状態にすることにより、本体2からイオンを装置周囲に放出することができる。一方、装置の非運転時には、ルーバー27によって各送出口10を閉状態にすることにより、装置外部の空気が送出口10を介して本体2内に侵入するのを防ぐことができる。これにより、空気中に含まれる有害物質等によって本体2内部が汚染されるのを防止することができ、本体2内部を常に清浄に保つことができる。
【0115】
なお、ルーバー27に送出方向調整手段としての機能のみを持たせ、別の送出口開閉手段をルーバー27とは別に設ける構成としても勿論構わない。
【0116】
ところで、本実施形態では、本体2にスタンド4(載置手段)を取り付けることで、卓上型の空気調整装置1を構成したが、図12に示すように、断面U字状の支持部材28(載置手段)を設け、この支持部材28の凹部28aに本体2を挿入することで、卓上型の空気調整装置1を構成しても構わない。
【0117】
また、本実施形態では、卓上型の空気調整装置1について説明したが、本発明の空気調整装置1は、この卓上型に限定されるわけではない。本発明の空気調整装置1は、例えば図13に示すように、本体2が支持部材29(壁掛手段)を介して壁に掛けられる壁掛け型の空気調整装置1であってもよいし、図14に示すように、本体が吊り紐30(吊下手段)によって部屋の天井から吊り下げられる吊り下げ型の空気調整装置1であってもよい。このように壁掛け型や吊り下げ型で空気調整装置1を構成しても、上述した本発明の効果を得ることができる。
【0118】
以上のことから、本実施形態の空気調整装置1は、装置を卓上に載置する載置手段(例えばスタンド4、支持部材28)、装置を壁に掛けるための壁掛手段(例えば支持部材29)、装置を天井から吊り下げるための吊下手段(例えば吊り紐30)のいずれかを備えている構成であるとも言える。
【0119】
また、本実施形態では、フロントパネル3をフォトフレームで構成した例について説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、図15に示すように、フロントパネル3を鏡面で構成するようにしてもよい。また、この他にも、フロントパネル3を、絵画、模様を施した化粧パネル、電子黒板、液晶表示装置(例えば時刻表示が可能なもの)、伝言板、ソーラーパネル、タッチパネルなどで構成してもよい。このように構成されるフロントパネル3を、装置の使用者のニーズに応じて互いに交換可能とすることにより、使用者のニーズ、さらには装置の用途に応じた商品展開が可能となる。つまり、フロントパネル3は、装置の使用者のニーズに応じて選択、使用できるものである。
【0120】
特に、フロントパネル3をソーラーパネルで構成した場合には、このソーラーパネルにて受電しながら、ソーラーパネルから本体2の各部に駆動電力を供給することができる。したがって、本体2に電池や充電池等の電源手段を設けたり、室内のACコンセントから電源をとる必要がない。その結果、本体2の軽量化、部品点数減少による本体2の小型化、ひいては、装置自体の軽量化、小型化を実現することができる。
【0121】
また、図16は、フロントパネル3をソーラーパネルで構成した空気調整装置1の側面図である。この構成の場合は、同図に示すように、フロントパネル3を本体2に対して回動可能に取り付けることが望ましい。この場合、装置の使用時には、フロントパネル3を任意の角度で開くことで、上方からの光を効率よく受光して電力を本体2に供給することができるので、装置を長時間安定して使用することができる。上記フロントパネル3を開く角度は、例えば空気調整装置1が卓上型、壁掛け型、吊り下げ型でそれぞれ異なり、また、部屋の中での空気調整装置1の位置により異なるので、装置の使用形態、使用位置に応じて、効率よく受電できるように適宜設定すればよい。
【0122】
また、フロントパネル3をタッチパネルで構成した場合には、このタッチパネルに操作ボタン15の機能を持たせることで、本体2に対して取り外し可能なフロントパネル3をリモコン代わりに用いることができ、装置から離れた位置でも、装置をON/OFFすることができる。ただし、この場合は、タッチパネルからの信号を受信するセンサを本体2に設ける必要がある。
【0123】
次に、本発明の表示装置について説明する。
図1は、本発明の表示装置の概略の構成を示す説明図である。本表示装置は、同図に示すように、表示基板31と、制御基板61と、電源回路81とを有して構成されている。電源回路81は、例えば+12Vの電圧を出力する回路である。
【0124】
表示基板31は、2系統の回路ブロックP1・P2と、これらの回路ブロックP1・P2を駆動するための駆動素子34(駆動手段)とを有している。なお、駆動素子34は、制御基板61側に設けられてもよい。これら2系統の回路ブロックP1・P2は、機器の運転モードに対応して設けられる青色および緑色の発光ダイオード33を点灯(発光、表示)させるためのブロックであり、これら両回路ブロックP1・P2はともに駆動素子34を介して制御基板61の制御部62と接続されている。
【0125】
一方の回路ブロックP1には、表示素子としての青色の発光ダイオード33(以下、LED33Bと称する)と、抵抗R11・R12と、コンデンサC21と、ダイオードD1とが設けられている。LED33Bのアノード側は、抵抗R11の一端と接続されており、そのカソード側は、ダイオードD1のアノード側に接続されているとともに、駆動素子34に接続されている。また、ダイオードD1のカソード側も、駆動素子34に接続されている。
【0126】
また、抵抗R11の他端(LED33Bの接続側とは反対側)は、抵抗R12の一端と接続されているとともに、コンデンサC21の一端と接続されている。コンデンサC21の他端は、ダイオードD1のカソード側と接続されているとともに、駆動素子34と接続されている。抵抗R12の他端(抵抗R11の接続側とは反対側)は、電源回路81に接続されている。
【0127】
また、他方の回路ブロックP2も、上記の回路ブロックP1と全く同様の構成である。すなわち、回路ブロックP2には、表示素子としての緑色の発光ダイオード33(以下、LED33Gと称する)と、抵抗R13・R14と、コンデンサC22と、ダイオードD2とが設けられている。LED33Gのアノード側は、抵抗R13の一端と接続されており、そのカソード側は、ダイオードD2のアノード側に接続されているとともに、駆動素子34に接続されている。また、ダイオードD2のカソード側も、駆動素子34に接続されている。
【0128】
また、抵抗R13の他端(LED33Gの接続側とは反対側)は、抵抗R14の一端と接続されているとともに、コンデンサC22の一端と接続されている。コンデンサC22の他端は、ダイオードD2のカソード側と接続されているとともに、駆動素子34と接続されている。抵抗R14の他端(抵抗R13の接続側とは反対側)は、電源回路81に接続されている。
【0129】
制御部62は、LED33B・LED33Gの表示、すなわち発光をON/OFFするための制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて駆動素子34を制御するものであり、例えばマイクロコンピュータで構成される。より具体的には、制御部62は、オープンドレインとなっている4つの出力ポートP11・P12・D11・D12を有しており、生成した上記制御信号に基づいて、後述のように各出力ポートのON/OFFを制御することで駆動素子34を制御している。
【0130】
駆動素子34は、制御部62の各出力ポートのON/OFFに基づいて、表示素子であるLED33B・LED33Gを駆動するものであり、本実施形態では、Lowアクティブ、Low出力のトランジスタアレイで構成されている。
【0131】
ここで、図17は、制御部62が生成する複数パターンの制御信号の波形を示している。同図に示すように、制御部62は、デューティ比の異なる複数の制御信号を生成している。なお、上記のデューティ比とは、所定時間(例えば9.6msec)内における表示素子のON時間とOFF時間との比を示すものである。
【0132】
本実施形態では、制御部62は、デューティ比の異なる複数の制御信号を、輝度0から輝度20に対応して21個生成している。これら21個の制御信号のうち、輝度0に対応する制御信号は、上記所定時間内における表示素子のON時間がゼロ、すなわち、デューティ比がゼロとなる制御信号であり、輝度20に対応する制御信号は、上記所定時間内における表示素子のOFF時間がゼロ、すなわち、デューティ比が無限大となる制御信号である。そして、輝度0に対応する制御信号を基準として、上記所定時間内における表示素子のON時間を、9.6msec/20=0.48msecずつ増加させた制御信号を、それぞれ輝度1から輝度20に対応する制御信号としている。
【0133】
制御部62は、これら21個の制御信号の中から、入力部としての操作ボタン15から入力指示された運転モードに応じて、LED33BおよびLED33Gを駆動するのに適切な制御信号を順次選択し、選択した制御信号に基づいて各出力ポートをON/OFF制御する。より具体的には、制御部62は、図17の各制御信号において、ハイレベルのときは、出力ポートをON(本実施形態ではLow状態)にする一方、ローレベルのときは、出力ポートをOFF(本実施形態ではオープン)にする。
【0134】
なお、図17では、各制御信号の波形における立ち上がりのタイミング(表示素子のONタイミング)を、各制御信号間で全て同じにしているが、上記所定時間内における表示素子のON時間(ハイレベルとなっている時間)が、それぞれの輝度に対応して確保できていれば、上記立ち上がりタイミングは、上記所定時間内でずれていても構わない。また、デューティ比の異なる制御信号の数は、上記の21個に限定されるわけではなく、これよりも増減させることも勿論可能である。
【0135】
次に、上記構成の表示装置における動作について、図1、図17および図18のフローチャートに基づいて説明する。
【0136】
まず、制御部62は、操作ボタン15から入力指示された機器の運転モードが、インターバルモードであるか否かを判断する(S1)。S1にて、インターバルモードでなければ、次に、制御部62は、入力指示された運転モードが除菌モードであるか否かを判断する(S2)。
【0137】
S2にて、除菌モードであれば、制御部62は、3つの出力ポートP11・P12・D12をオープン(OFF)状態に保ったまま(S3)、出力ポートD11をLow(ON)状態にする(S4)。すると、この状態では、電源回路81→抵抗R12→抵抗R11→LED33B→駆動素子34→出力ポートD11と電流が流れ、LED33Bが点灯する。一方、制御部62の出力ポートP12・D12がオープン状態なので、表示基板31の回路ブロックP2のLED33Gには電流は流れず、LED33Gは消灯したままである。
【0138】
次に、制御部62は、除菌モードが解除されたか、つまり、機器の運転モードが他の運転モードに変更されたか否かを判断し(S5)、除菌モードが解除されていなければ、S3、S4の動作を繰り返す。一方、S5にて、除菌モードが解除されていれば、制御部62は、出力ポートD11をオープン状態にし、LED33Bを消灯させる(S6)。その後は、S1に移行する。
【0139】
一方、S2にて、除菌モードでなければ、制御部62は、操作ボタン15から入力指示された運転モードが、リラックスモードであるか否かを判断する(S7)。S7にて、リラックスモードでなければ、制御部62は、入力指示された運転モードが停止モードであると判断し、全ての出力ポートP11・P12・D11・D12をオープン状態にする(S8)。これにより、LED33B・LED33Gには電流が流れないので、LED33B・LED33Gは、消灯を保ったままとなる。その後は、S1に移行する。
【0140】
一方、S7にて、リラックスモードであれば、制御部62は、3つの出力ポートP11・P12・D11をオープン状態に保ったまま(S9)、出力ポートD12をLow状態にする(S10)。すると、この状態では、電源回路81→抵抗R14→抵抗R13→LED33G→駆動素子34→出力ポートD12と電流が流れ、LED33Gが点灯する。一方、制御部62の出力ポートP11・D11がオープン状態なので、表示基板31の回路ブロックP1のLED33Bには電流は流れず、LED33Bは消灯したままである。
【0141】
次に、制御部62は、リラックスモードが解除されたか、つまり、機器の運転モードが他の運転モードに変更されたか否かを判断し(S11)、リラックスモードが解除されていなければ、S9、S10の動作を繰り返す。一方、S11にて、リラックスモードが解除されていれば、制御部62は、出力ポートD12をオープン状態にし、LED33Gを消灯させる(S12)。その後は、S1に移行する。
【0142】
一方、S1にて、インターバルモードであれば、制御部62は、2つの出力ポートD11・D12をオープン状態に保ったまま(S13)、出力ポートP11・P12を、LED33B・33Gに対応する制御信号に基づいてそれぞれON(Low状態)/OFF(オープン状態)制御する(S14)。
【0143】
本実施形態では、このS13、S14において、制御部62は、各LED33B・33Gの表示輝度の和が常に一定となるように、LED33B・33Gに対応する制御信号を生成し、これらの制御信号に基づいて、各出力ポートP11・P12・D11・D12のON/OFFを制御しているが、この点については後述する。
【0144】
その後、制御部62は、インターバルモードが解除されたか、つまり、運転モードが他の運転モードに変更されたか否かを判断し(S15)、インターバルモードモードが解除されていなければ、S13、S14の動作を繰り返す。一方、S15にて、インターバルモードが解除されていれば、制御部62は、出力ポートP11・P12をオープン状態にし、LED33BまたはLED33Gを消灯させる(S16)。その後は、S1に移行する。
【0145】
次に、S13、S14における動作の詳細について説明する。
まず、各出力ポートD11がオープン状態で、出力ポートP11がLow状態のとき、表示基板31の回路ブロックP1においては、出力ポートP11がLow状態になっている時間だけ、電源回路81→抵抗R12→抵抗R11→LED33B→ダイオードD1→P11と電流が流れ、LED33Bが点灯する。
【0146】
また、これと同時に、出力ポートP11がLow状態になっている時間だけ、コンデンサC21が充電されるので、次に出力ポートP11がオープン状態になったとしても、コンデンサC21の+側→抵抗R11→LED33B→ダイオードD1→コンデンサC21の−側と電流が流れる。このため、LED33Bは、すぐには消灯しない。
【0147】
このような前提のもとで、制御部62は、出力ポートP11をLow状態にする時間を徐々に延ばしていく。すなわち、制御部62は、デューティ比が所定時間ごとに昇順になるような、LED33Bに対応する制御信号を順に選択し、選択した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する。つまり、制御部62は、図17に示した複数の制御信号のうち、輝度0に対応する制御信号から輝度20に対応する制御信号までをこの順で選択し、選択した制御信号のON時間(ハイレベルとなっている時間)だけ、出力ポートP11をLow状態にし、選択した上記制御信号のOFF時間(ローレベルとなっている時間)だけ、出力ポートP11をオープン状態にし、駆動素子34の駆動を制御する。
【0148】
これにより、駆動素子34がこの出力ポートP11の状態に基づいてLED33Bを駆動したときには、LED33Bを流れる電流が時間経過とともに徐々に増加するので、LED33Bの表示輝度は、時間経過とともに連続的に暗から明へと変化する。
【0149】
そして、制御部62は、輝度20に対応する制御信号のON時間だけ出力ポートP11をLow状態にした後は、今度は、デューティ比が所定時間ごとに降順となるような、LED33Bに対応する制御信号を順に選択し、選択した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する。つまり、制御部62は、輝度19に対応する制御信号から輝度0に対応する制御信号までをこの順で選択し、選択した制御信号のON時間だけ、出力ポートP11をLow状態にし、選択した上記制御信号のOFF時間だけ、出力ポートP11をオープン状態にし、駆動素子34の駆動を制御する。
【0150】
これにより、駆動素子34がこの出力ポートP11の状態に基づいてLED33Bを駆動したときには、LED33Bを流れる電流が時間経過とともに徐々に減少するので、LED33Bの表示輝度は、時間経過とともに連続的に明から暗へと変化する。
【0151】
その後、制御部62は、以上の動作を繰り返す。つまり、制御部62は、輝度0→輝度20→輝度0→輝度20・・・のように、デューティ比が所定時間ごとに昇順と降順とを繰り返して変化するような、LED33Bに対応する制御信号を順に選択し、選択した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する。これにより、LED33Bの表示輝度は、図19(a)の実線B1で示すように、時間経過とともに連続的に暗→明→暗→明・・・と連続的に徐々に変化する。
【0152】
一方、出力ポートD12がオープン状態で、出力ポートP12がLow状態のとき、表示基板31の回路ブロックP2においては、出力ポートP12がLow状態になっている時間だけ、電源回路81→抵抗R14→抵抗R13→LED33G→ダイオードD2→P12と電流が流れ、LED33Gが点灯する。
【0153】
また、これと同時に、出力ポートP12がLow状態になっている時間だけ、コンデンサC22が充電されるので、次に出力ポートP12がオープン状態になったとしても、コンデンサC22の+側→抵抗R13→LED33G→ダイオードD2→コンデンサC22の−側と電流が流れる。このため、LED33Gは、すぐには消灯しない。
【0154】
このような前提のもとで、制御部62は、出力ポートP12をLow状態にする時間を徐々に減らしていく。すなわち、制御部62は、デューティ比が所定時間ごとに降順になるような、LED33Gに対応する制御信号を順に選択し、選択した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する。つまり、制御部62は、図17に示した複数の制御信号のうち、輝度20に対応する制御信号から輝度0に対応する制御信号までをこの順で選択し、選択した制御信号のON時間だけ、出力ポートP12をLow状態にし、選択した制御信号のOFF時間だけ、出力ポートP12をオープン状態にし、駆動素子34の駆動を制御する。
【0155】
これにより、駆動素子34がこの出力ポートP12の状態に基づいてLED33Gを駆動したときには、LED33Gを流れる電流が時間経過とともに徐々に減少するので、LED33Gの表示輝度は、時間経過とともに連続的に明から暗へと変化する。
【0156】
そして、制御部62は、輝度0に対応する制御信号のON時間だけ出力ポートP12をLow状態(輝度0に対応する制御信号のOFF時間だけ出力ポートP12をオープン状態)にした後は、今度は、デューティ比が所定時間ごとに昇順となるような、LED33Gに対応する制御信号を順に選択し、選択した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する。つまり、制御部62は、輝度1に対応する制御信号から輝度20に対応する制御信号までをこの順で選択し、選択した制御信号のON時間だけ、出力ポートP12をLow状態にし、選択した上記制御信号のOFF時間だけ、出力ポートP12をオープン状態にし、駆動素子34の駆動を制御する。
【0157】
これにより、駆動素子34がこの出力ポートP12の状態に基づいてLED33Gを駆動したときには、LED33Gを流れる電流が時間経過とともに徐々に増加するので、LED33Gの表示輝度は、時間経過とともに連続的に暗から明へと変化する。
【0158】
その後、制御部62は、以上の動作を繰り返す。つまり、制御部62は、輝度20→輝度0→輝度20→輝度0・・・のように、デューティ比が所定時間ごとに降順と昇順とを繰り返して変化するような、LED33Gに対応する制御信号を順に選択し、選択した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する。これにより、LED33Gの表示輝度は、図19(a)の破線G1で示すように、時間経過とともに連続的に明→暗→明→暗・・・と連続的に徐々に変化する。
【0159】
以上のように、本発明の表示装置は、機器としての空気調整装置1の運転モードに応じた表示を行うLED33B・33Gと、複数の出力ポートP11・P12・D11・D12を有しているとともに、LED33B・33Gの表示をON/OFFするための制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて各出力ポートP11・P12・D11・D12のON/OFFを制御する制御部62と、制御部62における各出力ポートP11・P12・D11・D12のON/OFF状態に基づいて、LED33B・33Gを駆動する駆動素子34とを備え、制御部62は、所定時間(例えば9.6msec)内におけるLED33B・33GのON時間とOFF時間との比を示すデューティ比の異なる複数の制御信号を生成するとともに、上記デューティ比が上記所定時間ごとに昇順と降順とを繰り返して変化するように、上記複数の制御信号の中から所定のデューティ比の制御信号を順次選択し、選択した制御信号に基づいて各出力ポートP11・P12・D11・D12のON/OFFを制御する構成である。
【0160】
これにより、駆動素子34が制御部62の各出力ポートP11・P12・D11・D12のON/OFF状態に基づいてLED33B・33Gを駆動したときには、LED33B・33Gにおける表示輝度が、時間経過とともにそれぞれ徐々に明るくなったり、徐々に暗くなったりするようになる。そして、LED33B・33Gにおいては、このような表示輝度の変化が、明→暗→明→暗・・・と、繰り返し連続して行われる。したがって、表示輝度が徐々に変化するようなLED33B・33Gを見る人間に、気分を和らげる快いリラクゼーション効果を与えることができる。
【0161】
以上のような作用効果を奏することから、本発明の表示装置は、機器の運転モードに応じた表示を行うLED33B・33Gと、LED33B・33Gを駆動するための駆動素子34と、LED33B・33Gの表示をON/OFFするための制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する制御部62とを備え、制御部62は、所定時間内におけるLED33B・33GのON時間とOFF時間との比を示すデューティ比が上記所定時間ごとに昇順と降順とを繰り返して変化するような制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する構成であるとも言える。
【0162】
また、制御部62は、LED33B・33Gの表示輝度が時間経過とともに連続的に変化するような制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する構成であるとも言える。
【0163】
また、本発明の表示装置では、表示素子の表示輝度が徐々に変化するので、そのような表示装置を備えた空気調整装置1を室内に置いて駆動すれば、視覚的なインテリア効果を得ることもでき、より快適な室内環境を創出することもできる。
【0164】
また、本実施形態では、機器の運転モードが除菌モードとリラックスモードとで交互に切り替わるインターバルモードにおいて、制御部62は、一方の表示素子(例えばLED33B)に対応する制御信号と、他方の表示素子(例えばLED33G)に対応する制御信号とで、上記デューティ比が上記所定時間ごとに互いに逆順で変化し、かつ、上記所定時間内におけるON時間が同一の時間差(上記の例では0.48msec)で変化するように、各表示素子に対応する制御信号を生成(選択)し、生成(選択)した各制御信号に基づいて各出力ポートのON/OFFを制御している。これにより、駆動素子34が上記各出力ポートのON/OFF状態に基づいてLED33B・33Gを駆動したときには、LED33B・33Gの表示輝度の和が常に一定となる。
【0165】
つまり、本実施形態では、制御部62の上記制御により、LED33Bの表示輝度は、所定時間ごとに0、1、2、・・・20と連続的に変化する一方、LED33Gの表示輝度は、所定時間ごとに20、19、18、・・・0と変化するので、どの所定時間においても、LED33B・33Gの表示輝度の和は、この例では20と一定である。これにより、全体的な表示輝度を一定に保ったまま、LED33BおよびLED33Gの各々の表示輝度を連続的に変化させながら、LED33B・33Gをバランスよく交互に点滅させることができる。言い換えれば、LED33BとLED33Gとの間で、各表示を重複させつつ、滑らかな表示の移り変わりを実現することができる。
【0166】
このことから、制御部62は、機器の運転モードが除菌モードとリラックスモードとで交互に切り替わる運転状態において、LED33B・33Gの表示輝度の和が一定となるように、各LED33B・33Gに対応する制御信号をそれぞれ生成(選択)していると言える。
【0167】
ところで、機器の運転モードが除菌モードとリラックスモードとで交互に切り替わる運転状態においては、LED33B・33Gの表示輝度の和がゼロよりも大きければ、LED33B・33Gの表示輝度の和は一定でなくても構わない。つまり、図19(a)では、時間経過に伴うLED33B・33Gの表示輝度の変化を示す実線B1、破線G1の曲線の波形が、互いに半周期だけずれた状態となっているが、例えば1/2周期や1/4周期など、所定周期だけずれるように、制御部62が各LED33B・33Gに対応する制御信号をそれぞれ生成(選択)する構成であっても構わない。この場合であっても、LED33BおよびLED33Gの各々の表示輝度を連続的に変化させながら、LED33B・33Gを交互に点滅させることができ、LED33BとLED33Gとの間で、表示を重複させながら滑らかな表示の移り変わりを実現できることに変わりはない。
【0168】
以上のことから、本発明の表示装置は、表示素子が機器の運転モードに対応して複数設けられており、制御部62は、上記運転モードが交互に切り替わる運転状態において、各表示素子における表示輝度の和がゼロよりも大きくなるように(各表示素子における表示が重複するように)、各表示素子に対応する制御信号を生成する構成であるとも言える。
【0169】
ところで、本発明の表示装置においては、図19(b)に示すように、制御部62は、機器の運転モードが交互に切り替わる運転状態において、各表示素子(LED33BおよびLED33G)における表示輝度の和がゼロとなる時点が存在するように、各表示素子に対応する制御信号を生成する構成であってもよい。言い換えれば、制御部62は、機器の運転モードが交互に切り替わる運転状態において、一方の表示素子における表示が終了した後に、他方の表示素子における表示が開始されるように、各表示素子に対応する制御信号を生成する構成であってもよい。これらの場合、LED33B・LED33Gにおける時間経過に伴う輝度変化は、例えば図19(b)の実線B2、破線G2のようにそれぞれ示される。
【0170】
このような構成であっても、各表示素子の表示輝度を連続的に変化させながら、LED33B・33Gをバランスよく交互に点滅させることができることに変わりはない。
【0171】
また、本発明の表示装置においては、機器の運転開始からの時間を計時する計時手段(例えば制御部62)をさらに備え、制御手段としての制御部62は、上記計時手段での計時に基づいて運転開始から一定時間を経過したと判断した場合には、少なくとも1個の表示素子を同一の最大輝度と同一の最小輝度との繰り返しで点滅表示させる制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する構成であってもよい。この場合、駆動素子34の駆動により、運転開始から一定時間経過後は、上記表示素子における同一の最大輝度と同一の最小輝度との繰り返しによる点滅表示が行われる。したがって、本発明の表示装置はタイマー機能も有することになり、上記点滅表示によって、運転開始から所定時間経過したことを使用者に警告することができる。
【0172】
また、上記構成に加えて、制御手段としての制御部62は、機器の運転モードが交互に切り替わる運転状態で運転開始から一定時間を経過したと判断した場合には、2個の表示素子を同一の最大輝度と同一の最小輝度との繰り返しで交互に点滅させる制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて駆動素子34を制御する構成であってもよい。これにより、運転開始から所定時間経過後は、2個の表示素子が同一の最大輝度と同一の最小輝度との繰り返しで交互に点滅するので、運転開始から所定時間経過したことを、より確実に使用者に警告することができる。
【0173】
なお、本実施形態では、インターバルモードにおいてのみ、LED33B・33Gの表示輝度を徐々に変化させる構成としたが、除菌モード単独の場合やリラックスモード単独の場合でも、LED33BまたはLED33Gの表示輝度を徐々に変化させる構成としても構わない。
【0174】
なお、本実施形態では、本発明の表示装置を、イオン発生素子41を搭載した空気調整装置に適用した例について説明したが、これに限定されるわけではない。本表示装置は、機器の運転モードに応じた表示を必要とする機器であれば、どのような機器にも適用することができる。例えば、本発明の表示装置を空気調和器(エアーコンディショナー)に適用すれば、本体の冷房表示(例えば赤色表示)の表示輝度を、時間経過とともに連続的に変化させることができる。また、冷房と除湿とを交互に運転する場合においては、冷房表示と除湿表示(例えば緑色)とを、各表示輝度を連続的に変化させながら、交互に表示させることができる。
【0175】
なお、本実施形態では、表示素子として、LEDを用いているが、その他、LD(レーザダイオード)、EL(エレクトロルミネッセンス)などの自発光型の素子などを用いることもできる。
【0176】
なお、本実施形態では、表示素子として、2個のLED33B・33Gを用いているが、機器の運転モードに応じた表示を行うことができればよく、1個であっても、3個以上であっても構わない。
【0177】
また、本実施形態では、表示基板31を2系統の回路ブロックで構成しているが、機器の運転モードに応じた表示を行うことができればよく、1系統の回路ブロックであっても、あるいは3系統以上の回路ブロックで構成しても構わない。
【0178】
なお、本実施形態では、装置の運転モードとして、インターバルモード、除菌モード、リラックスモード、停止モードを挙げたが、例えば、除菌モードと停止モードとを交互に行う除菌間欠モードや、リラックスモードと停止モードとを交互に行うリラックス間欠モードを加えるようにしてもよい。
【0179】
【発明の効果】
本発明の表示装置によれば、制御手段は、表示素子のON時間が所定時間ごとに徐々に長くなったり、所定時間ごとに徐々に短くなったりするような制御信号を上記所定時間ごとに繰り返して生成し、上記制御信号に基づいて駆動手段を制御する。これにより、駆動手段は、表示輝度が時間経過とともに徐々に明るくなったり、徐々に暗くなったりするように表示素子を駆動する。そして、表示素子においては、このような表示輝度の変化が繰り返し連続して行われる。よって、そのような表示素子を見る人間に、気分を和らげる快いリラクゼーション効果を与えることができるという効果を奏する。
【0181】
また、本発明の表示装置と、運転モードを指示するための入力部とで空気調整装置を構成すれば、そのような空気調整装置の運転モードごとに、表示輝度が時間経過とともに徐々に変化するような表示を実現することができる。その結果、空気調整による効果(例えば負イオン放出によるリラクゼーション効果)に加えて、視覚によるリラクゼーション効果を得ることもでき、装置全体としてリラクゼーション効果を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表示装置の概略の構成を示す説明図である。
【図2】 (a)は、上記表示装置を備えた卓上型の上記空気調整装置の前方側から見たときの外観を示す斜視図であり、(b)は、上記空気調整装置の正面図である。
【図3】 (a)は、上記空気調整装置の右側面側から見たときの外観を示す斜視図であり、(b)は、上記空気調整装置の後方側から見たときの外観を示す斜視図である。
【図4】 上記空気調整装置の本体の外観を示す斜視図である。
【図5】 上記空気調整装置の概略の構成を示す分解斜視図である。
【図6】 (a)は、上記本体を構成する筐体前部の概略の構成を示す平面図であり、(b)は、同図(a)の筐体前部におけるA−A´線矢視断面図である。
【図7】 (a)は、上記本体を構成する同図(b)の筐体後部におけるB−B´線矢視断面図であり、(b)は、上記筐体後部の概略の構成を示す平面図である。
【図8】 上記本体の内部の詳細な構成を示す斜視図である。
【図9】 上記本体内部に収容されるイオン発生素子の概略の構成を示す斜視図である。
【図10】 (a)は、装置が除菌モードで駆動される場合の、上記イオン発生素子の高圧パルス駆動回路が出力する高圧パルスの一例を示す波形図であり、(b)は、装置がリラックスモードで駆動される場合の上記高圧パルス駆動回路が出力する高圧パルスの一例を示す波形図である。
【図11】 上記本体の上面(または下面)に水平な面で上記空気調整装置を切ったときの、当該空気調整装置の断面図である。
【図12】 卓上型の上記空気調整装置の他の構成例を示す説明図である。
【図13】 本発明の空気調整装置を壁掛け型で構成した場合の構成例を示す説明図である。
【図14】 本発明の空気調整装置を吊り下げ型で構成した場合の構成例を示す説明図である。
【図15】 卓上型の上記空気調整装置のフロントパネルを鏡面で構成した場合の当該空気調整装置の外観を示す斜視図である。
【図16】 卓上型の上記空気調整装置のフロントパネルをソーラーパネルで構成した場合の当該空気調整装置の使用状態の一例を示す説明図である。
【図17】 上記表示装置の制御部が生成する複数の制御信号の波形を示す波形図である。
【図18】 上記表示装置における動作の流れを示すフローチャートである。
【図19】 (a)は、上記表示装置が備える2個の表示素子の時間経過に伴う表示輝度の変化をそれぞれ示すグラフであり、各表示素子に対応する制御信号間で、デューティ比が互いに逆順で変化し、かつ、ON時間が同一の時間差で変化する場合のグラフである。(b)は、上記表示装置が備える2個の表示素子の時間経過に伴う表示輝度の変化をそれぞれ示すグラフであり、各表示素子の表示輝度の和がゼロとなる時点が存在する場合のグラフである。
【図20】 従来における、表示装置を有する空気調和器の制御装置の概略の構成を示す説明図である。
【図21】 従来の表示制御回路の概略の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 空気調整装置
15 操作ボタン(入力部)
31 表示基板(表示装置)
33 発光ダイオード(表示素子)
33B 青色発光ダイオード(表示素子)
33G 緑色発光ダイオード(表示素子)
34 駆動素子(駆動手段)
61 制御基板(表示装置)
62 制御部(制御手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to, for example, a display device that is used in an electric device such as an air conditioning device including an ion generating element and performs display according to an operation mode of the device, and an air conditioning device including the display device.
[0002]
[Prior art]
Generally, a display device provided with an LED or the like is incorporated in an electric device as a device that displays an operation state (for example, ON / OFF). Conventionally, a method of switching the luminance in such a display device according to the purpose has been proposed (see, for example,
[0003]
Here, FIG. 20 shows a schematic configuration of the
[0004]
On the other hand, when the user switches the luminance, the
[0005]
At this time, if the pulse current is switched ON / OFF at a certain speed or more, the human eye cannot follow the blinking of the
[0006]
FIG. 21 shows a schematic configuration of the
[0007]
The
[0008]
Usually, when the display duty ratio is reduced, the visibility of the
[0009]
[Patent Document 1]
JP-A-9-288465 (paragraphs [0013] to [0016], FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-5-66731 (paragraphs [0010] to [0011], [0016] to [0017], FIG. 1)
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the technique described in
[0011]
As described above, when the display brightness of the display element such as the
[0012]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a display device capable of obtaining a visual relaxation effect by gradually changing the display luminance in the display element, and an air equipped with the display device. And providing an adjusting device.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention includes two display elements that perform display corresponding to the operation mode of the device,
Driving means for driving the display element;
Control means for generating a control signal for turning ON / OFF the display of the display element and controlling the driving means based on the generated control signal;
The control means generates and generates a control signal such that a duty ratio indicating a ratio between the ON time and the OFF time of the display element within a predetermined time is repeatedly changed in ascending order and descending order for each predetermined time. While controlling the drive means based on the control signal,
In the operation state in which the operation modes are alternately switched, the control means includes a control signal corresponding to one display element and a control signal corresponding to the other display element in which the duty ratios are reverse to each other every predetermined time. And a control signal corresponding to each display element is generated so that the sum of display luminances of each display element is constant at any given time.
[0015]
SystemThe control means repeatedly generates a control signal such that the ON time of the display element gradually increases every predetermined time or gradually decreases every predetermined time, based on the control signal. To control the driving means. As a result, the driving means drives the display element so that the display luminance gradually increases or decreases with time. In the display element, such a change in display luminance is repeatedly and continuously performed.
[0016]
That is, in a display element that performs display in accordance with the operation mode of a device (for example, an air conditioner), the luminance change from light to dark and from dark to light is gradually performed over time, and from light to dark and dark. The brightness changes from light to light, light to dark ...The
[0017]
in this way,2Since the display brightness of the individual display elements gradually changes with time, it is possible to give a pleasant relaxation effect to the person who sees such display elements.
[0020]
AlsoWhen the display brightness of one display element is maximum, the display brightness of the other display element is minimum, and the maximum and minimum display brightness are alternately switched over time between the two display elements. Therefore, the two display elements can be alternately blinked while continuously changing the display brightness of the two display elements over time, and the relaxation effect can be further enhanced.
[0021]
Moreover, if an air conditioner is comprised by the display apparatus of this invention and the input part for instruct | indicating an operation mode, a display apparatus will display according to the operation mode instruct | indicated by the input part. This makes it possible to realize a display in which the display brightness gradually changes over time for each operation mode of the air conditioner. In such an air conditioner, the effect of air adjustment (for example, negative ion emission) In addition to the relaxation effect due to (1), a visual relaxation effect can also be obtained, and the relaxation effect as a whole device can be enhanced.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 2A is a perspective view showing an appearance when viewed from the front side of the
[0023]
As shown in FIGS. 2A and 2B and FIGS. 3A and 3B, the
[0024]
The
[0025]
In the present embodiment, the
[0026]
The
[0027]
In the present embodiment, the
[0028]
Next, the above-described
[0029]
The
[0030]
Here, FIG. 6A is a plan view showing a schematic configuration of the
[0031]
As shown in these figures, convex
[0032]
Further, the edges of the case
[0033]
Further, as shown in FIGS. 4 and 5, locking
[0034]
On each of the left and right side surfaces of the housing
[0035]
Thus, by providing each
[0036]
Further, by forming each
[0037]
From this, it can be said that the
[0038]
As shown in FIG. 5, a
[0039]
A
[0040]
Further, a stand attachment hole (not shown) for attaching the
[0041]
On the other hand, an
[0042]
Note that the present invention is characterized in the manner of display on the
[0043]
In the present embodiment, the
[0044]
In the present embodiment, the
[0045]
In FIG. 5, the housing
[0046]
Next, details of the internal configuration of the
[0047]
Inside the
[0048]
Needless to say, the
[0049]
The
[0050]
The
[0051]
Next, details of the
[0052]
First, details of the
The
[0053]
The
[0054]
The
[0055]
The
[0056]
For example, the
[0057]
The above-mentioned sterilization mode is an operation mode in which approximately the same amount of positive and negative ions are generated from the
[0058]
In the
[0059]
Next, the
FIG. 9 is a perspective view illustrating a schematic configuration when viewed from the discharge surface side of the
[0060]
A
[0061]
With this configuration, when the high voltage
[0062]
The
[0063]
Here, the operation of the
[0064]
10A and 10B show the waveform of the high voltage pulse output from the high voltage
[0065]
On the other hand, in the relax mode, as shown in FIG. 10B, the high voltage
[0066]
Here, the high-voltage
[0067]
The
[0068]
Next, the
The
[0069]
The
[0070]
Since the
[0071]
The DC motor is driven by the
[0072]
The
[0073]
Further, when the
[0074]
Further, as shown in FIG. 8, the flow of the ions is restricted to the
[0075]
As described above, when the
[0076]
Therefore, in the housing
[0077]
The shape, size, and arrangement position of the restricting
[0078]
Next, the
The
[0079]
The
[0080]
The operation mode switching circuit is a circuit that switches the operation mode of the apparatus when the
[0081]
The control circuit of the
[0082]
Further, the control circuit of the
[0083]
The control circuit for the DC motor of the
[0084]
In the
[0085]
As described above, on the inner surfaces of the case
[0086]
In the
[0087]
In the
[0088]
In the case of manually tilting each wing, an opening for guiding a communication rod for adjusting the tilt of each wing of the
[0089]
Next, an example of the assembly method of the
[0090]
First, the
[0091]
Subsequently, the
[0092]
Then, the housing
[0093]
Next, the operation of the
In the
[0094]
That is, when the user presses the
[0095]
At this time, the
[0096]
On the other hand, the
[0097]
Subsequently, when the user presses the
[0098]
At this time, the
[0099]
Subsequently, when the user presses the
[0100]
At this time, the
[0101]
Finally, when the user presses the
[0102]
As described above, in the
[0103]
Above H2O2Or OH exhibits extremely strong activity, and therefore, suspended bacteria are destroyed by the decomposition action of these active species. Therefore, airborne bacteria in the air can be inactivated and removed efficiently by generating both positive and negative ions.
[0104]
Further, the above formulas (1) to (3) are similarly generated on the surface of harmful substances in the air, and hydrogen peroxide (H2O2) Or hydroxyl radical (.OH) oxidizes or decomposes chemical substances such as formaldehyde and ammonia to convert them into harmless substances such as carbon dioxide, water and nitrogen. Thereby, it is possible to substantially detoxify harmful substances in the air.
[0105]
The positive and negative ions also have the effect of inactivating viruses such as influenza virus and Coxsackie virus. Therefore, generation of both positive and negative ions can decompose and remove these viruses and prevent contamination due to virus contamination.
[0106]
It has also been confirmed that both positive and negative ions have a function of decomposing molecules that cause odors. Therefore, the space can be deodorized by generating both positive and negative ions.
[0107]
Moreover, in the
[0108]
Moreover, in the
[0109]
Therefore, the
[0110]
At this time, since the
[0111]
Moreover, in the
[0112]
As a result, the
[0113]
Further, by adjusting the inclination of each wing of the
[0114]
The
[0115]
Of course, the
[0116]
By the way, in this embodiment, although the desk-
[0117]
Moreover, although this embodiment demonstrated the desktop
[0118]
From the above, the
[0119]
In the present embodiment, an example in which the
[0120]
In particular, when the
[0121]
FIG. 16 is a side view of the
[0122]
Further, when the
[0123]
Next, the display device of the present invention will be described.
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a display device of the present invention. As shown in the figure, the present display device includes a
[0124]
The
[0125]
One circuit block P1 is provided with a blue light emitting diode 33 (hereinafter referred to as
[0126]
The other end of the resistor R11 (the side opposite to the connection side of the
[0127]
The other circuit block P2 has the same configuration as the circuit block P1. That is, the circuit block P2 is provided with a green light emitting diode 33 (hereinafter referred to as
[0128]
The other end of the resistor R13 (the side opposite to the connection side of the
[0129]
The
[0130]
The
[0131]
Here, FIG. 17 shows waveforms of a plurality of patterns of control signals generated by the
[0132]
In the present embodiment, the
[0133]
The
[0134]
In FIG. 17, the rising timings (display element ON timings) in the waveforms of the control signals are all the same between the control signals, but the ON times (high level and The rising timing may be deviated within the predetermined time as long as it is ensured corresponding to each luminance. Further, the number of control signals having different duty ratios is not limited to the above-mentioned 21, but it is of course possible to increase or decrease the number of control signals.
[0135]
Next, the operation of the display device having the above-described configuration will be described with reference to the flowcharts of FIGS.
[0136]
First, the
[0137]
In S2, in the sterilization mode, the
[0138]
Next, the
[0139]
On the other hand, if it is not the sterilization mode in S2, the
[0140]
On the other hand, if the mode is the relax mode in S7, the
[0141]
Next, the
[0142]
On the other hand, if the interval mode is selected in S1, the
[0143]
In the present embodiment, in S13 and S14, the
[0144]
Thereafter, the
[0145]
Next, details of the operations in S13 and S14 will be described.
First, when each output port D11 is in an open state and the output port P11 is in a low state, in the circuit block P1 of the
[0146]
At the same time, the capacitor C21 is charged only during the time that the output port P11 is in the low state. Therefore, even if the output port P11 is in the open state next time, the positive side of the capacitor C21 → the resistor R11 → Current flows through the
[0147]
Under such a premise, the
[0148]
Thereby, when the
[0149]
Then, after the
[0150]
As a result, when the
[0151]
Thereafter, the
[0152]
On the other hand, when the output port D12 is in the open state and the output port P12 is in the low state, in the circuit block P2 of the
[0153]
At the same time, the capacitor C22 is charged only during the time that the output port P12 is in the low state. Therefore, even if the output port P12 is in the open state next time, the positive side of the capacitor C22 → the resistor R13 → Current flows through the
[0154]
Under such a premise, the
[0155]
Thereby, when the
[0156]
Then, after the
[0157]
As a result, when the
[0158]
Thereafter, the
[0159]
As described above, the display device of the present invention has the
[0160]
Thereby, when the
[0161]
Because of the effects as described above, the display device of the present invention includes the
[0162]
Further, it can be said that the
[0163]
In the display device of the present invention, since the display brightness of the display element gradually changes, a visual interior effect can be obtained by driving the
[0164]
In the present embodiment, in the interval mode in which the operation mode of the device is alternately switched between the sterilization mode and the relaxation mode, the
[0165]
That is, in the present embodiment, the display luminance of the
[0166]
Therefore, the
[0167]
By the way, in the operation state in which the operation mode of the device is alternately switched between the sterilization mode and the relaxation mode, if the sum of the display luminances of the
[0168]
From the above, in the display device of the present invention, a plurality of display elements are provided corresponding to the operation mode of the device, and the
[0169]
By the way, in the display device of the present invention, as shown in FIG. 19 (b), the
[0170]
Even in such a configuration, the
[0171]
Further, the display device of the present invention further includes a time measuring unit (for example, the control unit 62) for measuring the time from the start of operation of the device, and the
[0172]
In addition to the above-described configuration, the
[0173]
In the present embodiment, the display brightness of the
[0174]
In the present embodiment, an example in which the display device of the present invention is applied to an air conditioner equipped with an
[0175]
In this embodiment, an LED is used as the display element, but other self-luminous elements such as LD (laser diode) and EL (electroluminescence) can also be used.
[0176]
In this embodiment, the two
[0177]
In the present embodiment, the
[0178]
In the present embodiment, the operation mode of the apparatus includes the interval mode, the sterilization mode, the relaxation mode, and the stop mode. For example, the sterilization intermittent mode that alternately performs the sterilization mode and the stop mode, and the relaxation mode. You may make it add the relaxation intermittent mode which performs mode and stop mode alternately.
[0179]
【The invention's effect】
According to the display device of the present invention, the control means repeats a control signal such that the ON time of the display element gradually increases every predetermined time or gradually decreases every predetermined time every predetermined time. And driving means is controlled based on the control signal. As a result, the driving means drives the display element so that the display luminance gradually increases or decreases with time. In the display element, such a change in display luminance is repeatedly and continuously performed. Therefore, there is an effect that a person who sees such a display element can be given a pleasant relaxation effect to ease the mood.
[0181]
Moreover, if an air conditioner is comprised by the display apparatus of this invention and the input part for instruct | indicating an operation mode, display brightness will change gradually with progress of time for every operation mode of such an air conditioner. Such a display can be realized. As a result, in addition to the effect of air adjustment (for example, the relaxation effect due to the release of negative ions), a visual relaxation effect can be obtained, and the relaxation effect of the entire device can be enhanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a display device of the present invention.
FIG. 2A is a perspective view showing an external appearance of the desktop air conditioning device provided with the display device as viewed from the front side, and FIG. 2B is a front view of the air conditioning device. It is.
FIG. 3A is a perspective view showing an appearance when viewed from the right side of the air conditioner, and FIG. 3B shows an appearance when viewed from the rear side of the air conditioner. It is a perspective view.
FIG. 4 is a perspective view showing an appearance of a main body of the air conditioning apparatus.
FIG. 5 is an exploded perspective view showing a schematic configuration of the air conditioner.
6A is a plan view showing a schematic configuration of a front portion of the casing that constitutes the main body, and FIG. 6B is an AA ′ line in the front portion of the casing in FIG. It is arrow sectional drawing.
7A is a cross-sectional view taken along the line B-B ′ in the rear part of the casing of FIG. 7B that constitutes the main body, and FIG. 7B is a schematic configuration of the rear part of the casing; FIG.
FIG. 8 is a perspective view showing a detailed configuration of the inside of the main body.
FIG. 9 is a perspective view showing a schematic configuration of an ion generating element housed in the main body.
FIG. 10A is a waveform diagram showing an example of a high-voltage pulse output from the high-voltage pulse driving circuit of the ion generating element when the device is driven in a sterilization mode, and FIG. It is a wave form diagram which shows an example of the high voltage | pressure pulse which the said high voltage | pressure pulse drive circuit outputs when driving in a relaxation mode.
FIG. 11 is a cross-sectional view of the air conditioner when the air conditioner is cut in a plane horizontal to the upper surface (or lower surface) of the main body.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing another configuration example of the desktop type air conditioning device.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing a configuration example when the air conditioning device of the present invention is configured as a wall-hanging type.
FIG. 14 is an explanatory diagram showing a configuration example when the air conditioning device of the present invention is configured as a suspended type.
FIG. 15 is a perspective view showing an appearance of the air conditioner when the front panel of the desk type air conditioner is configured as a mirror surface.
FIG. 16 is an explanatory diagram showing an example of a usage state of the air conditioner when the front panel of the desk type air conditioner is configured by a solar panel.
FIG. 17 is a waveform diagram showing waveforms of a plurality of control signals generated by the control unit of the display device.
FIG. 18 is a flowchart showing a flow of operations in the display device.
FIG. 19A is a graph showing changes in display luminance over time of two display elements included in the display device, and duty ratios between control signals corresponding to the display elements are mutually different; It is a graph when it changes in reverse order and ON time changes with the same time difference. (B) is a graph which respectively shows the change of the display brightness with the passage of time of two display elements with which the above-mentioned display device is provided, and is a graph when there is a time point when the sum of the display brightness of each display element becomes zero. It is.
FIG. 20 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a conventional control device for an air conditioner having a display device.
FIG. 21 is a block diagram showing a schematic configuration of a conventional display control circuit.
[Explanation of symbols]
1 Air conditioner
15 Operation buttons (input section)
31 Display substrate (display device)
33 Light-emitting diode (display element)
33B Blue light emitting diode (display element)
33G Green light-emitting diode (display element)
34 Drive element (drive means)
61 Control board (display device)
62 Control part (control means)
Claims (2)
上記表示素子を駆動するための駆動手段と、
上記表示素子の表示をON/OFFするための制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて上記駆動手段を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、所定時間内における上記表示素子のON時間とOFF時間との比を示すデューティ比が上記所定時間ごとに昇順と降順とを繰り返して変化するような制御信号を生成し、生成した制御信号に基づいて上記駆動手段を制御するとともに、
上記制御手段は、上記運転モードが交互に切り替わる運転状態において、一方の表示素子に対応する制御信号と、他方の表示素子に対応する制御信号とで、上記デューティ比が上記所定時間ごとに互いに逆順で変化し、かつ、どの所定時間においても各表示素子の表示輝度の和が一定となるように、各表示素子に対応する制御信号を生成することを特徴とする表示装置。 Two display elements for displaying corresponding to the operation mode of the device;
Driving means for driving the display element;
Control means for generating a control signal for turning ON / OFF the display of the display element and controlling the driving means based on the generated control signal;
The control means generates and generates a control signal in which a duty ratio indicating a ratio between the ON time and the OFF time of the display element within a predetermined time is repeatedly changed in ascending order and descending order for each predetermined time. While controlling the drive means based on the control signal ,
In the operation state in which the operation modes are alternately switched, the control means includes a control signal corresponding to one display element and a control signal corresponding to the other display element in which the duty ratios are reverse to each other every predetermined time. And a control signal corresponding to each display element is generated so that the sum of display luminances of each display element is constant at any given time .
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