JP4028467B2 - 養殖用ほたて貝耳吊用ハンガー - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、海水の揺動、ホタテ貝の成長、およびハンガーの材料疲労においても、ほたて貝が離脱することが比較的少ない構造のほたて貝耳吊用ハンガーに関する。
現在、ほたて貝の大部分は、養殖によるものが殆どである。そのほたて貝の養殖の方法は、細ひも又はロープのような母線4にほたて貝耳吊用ハンガーを略等間隔にとりつけ、そのハンガーにほたて貝の稚貝5を対象に取り付けるのが一般的である。詳細には、ほたて稚貝の耳部に穿孔による孔部を設けて、その孔部にハンガーの幹棒の末端にアゲ部2を、その幹棒の軸方向に一致するように設けた構造のほたて貝耳吊用ハンガーを用いており、その幹棒を稚貝の孔部に挿通すると、アゲ部の毛羽たちにより、稚貝が容易に離脱しないような構造になっている。
しかし、海水の揺動や、貝の成長、あるいは、海中という特殊な環境下における材料の疲労、というような予期せぬ現象が加わり、長期間ほたて貝耳吊用ハンガーを使用すると、特にアゲ部の材料疲労により、ほたて貝がハンガーから離脱する現象が見られる。
養殖用ほたて貝耳吊用ハンガーとしては、弾性針金を加工して、貝を吊り下げるような構造にすることは公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開昭56−102744号公報
また、母線に係止された、先端部に塊状掛止部を有する合成樹脂製細線を、ほたて稚貝の耳部に穿孔した小孔に挿通して、ほたて貝の脱離を防止することも公知である(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−71436号公報
発明が解決しようとする課題
最近のほたて貝耳吊用ハンガーの典型的な使用例を見ると、図4に示すような態様で利用する場合が多い。それは合成樹脂製幹棒1の中央部に対の母線掛止部3を有し、その線棒1の両端部に、アゲ部2を設けた構造のほたて貝耳吊用ハンガー8が使用されるようになっている。このほたて貝耳吊用ハンガー8は、母線である細ひも4に固定が容易であるばかりでなく、ほたて稚貝5の穿孔部6に挿通することが簡単にできる理由で、ほたて稚貝の取り付けが容易なために比較的重宝に用いられている。
しかし、単純なハンガー幹棒1の軸方向と、アゲ部2の軸方向が一致する、従来の構造のほたて貝耳吊用ハンガー8は、貝の重み、海水の波動による貝、ロープ、又はハンガー等の揺動による、合成樹脂製ほたて貝耳吊用ハンガーの材料疲労や、クリープ現象により、アゲ部が破損することがあり、また図3に示すように、アゲ部2がハンガー幹棒1に密着12するために、アゲ部2の機能を果たさなくなり、稚貝がハンガーから離脱することがしばしば見られ、その対策が求められている。
問題を解決する為の手段
本発明は、ほたて貝耳吊用ハンガー8の幹棒1の端部に設けられている、アゲ部2の軸方向の向きを、ハンガー幹棒1の軸方向から左右方向いずれかにずらすような構造にすることにより、稚貝の離脱を防ぐことができるという技術課題を解決したものである。
本発明のほたて貝耳吊用ハンガーの材料およびその構造の概要について、図面を参照にしながら詳細に説明すると以下のとおりである。
本発明のほたて貝耳吊用ハンガー8の全体の構造は、図4に示すような構造を取り得る。ほたて貝耳吊用ハンガー8の大きさは、ほたて貝の大きさ、海水の状況により任意に決め得るが、普通ハンガー幹棒1の長さは、最高20cm程度のものまで任意に設計できる。しかし、稚貝の大きさを考慮すれば、長さが5〜10cm程度のものが一般サイズとして推奨され得るが、好適には、長さが約7cm程度の長さのものが実用的な普及サイズとすることもできる。
幹棒の直径は、1〜5mm程度のものが一般的に用いられる可能な範囲であるが、普及サイズとしては、約1.2mm、1.5mm、1.8mm、2mmなどの大きさのものが実用的である。このほたて貝耳吊用ハンガー8のサイズは、最終的には、ほたて貝の養殖環境に応じて、養殖業者の需要に応じて決めるようなことであるが、一応、大量に供給する標準サイズの例である。幹棒1の断面は、円形、直方形、長方形、だ円形といった種々の形態を取りうる、稚貝を取り付ける場合の力学的な構造を考慮して、任意に、取り得るが、通常はだ円形、略長方形の断面構造をとることも可能である。
本発明のほたて貝耳吊用ハンガー8の構造は、ハンガー幹棒1の両末端は、細ひもやロープからなる母線4に容易に差し込めるように、円錐形や丸型のような、鋭利な末端構造になっている。この鋭利な末端構造は、稚貝の耳部に穿孔した孔部6に対して挿通が容易になり、稚貝の取り付け作業の能率を上げるために寄与する。その幹棒の両端部から、少し中心部側に移った箇所に、アゲ部2が、アゲ部2の先端部が幹棒の外側にずれた構造の状態で設けられている。さらに、ハンガー幹棒の中心部には、略ハンガーを取り付ける母線4の間隔に対の滑り止め突起部3が設けられている。
なお、本発明のアゲ部2の構造を取り付けたハンガーは、図4に示すような棒状形態の例についてだけ述べたが、このような棒状形態のハンガーだけに採用するという限定的に解釈されるものではなく、アゲ部の構造を採用する公知の種々の形態のほたて貝耳吊用ハンガーに適用できるものであり、すべて本発明の範囲に含まれる。
本発明のほたて貝耳吊用ハンガーのアゲ部2の構造を図1に基づいて詳細に説明すると、幹棒1の軸方向と、アゲ部2の軸方向が、水平方向という同一の平面になるような状態に換算して、所定の角度θで交差する程度のずれがあればよい。この角度θの大きさは、普通には10〜80度程度の広範囲の角度を取りうるが、加工のアゲ部を成形する難しさを考えれば、水平角度にして、20〜40度程度あればその目的が達せられる。アゲ部2の角度をあまり大きくすると、稚貝の孔部6を挿通するとき、毛羽たちのアゲ部2が一旦幹棒1に戻り、図3に示すような完全な棒状態になり、孔部6に容易に挿通することができるという有意な構造において、アゲ部がその挿通の為の支障となる。これは、その後ハンガーに稚貝を取り付けるための作業に好ましくない影響を及ぼす。また、角度θがあまり小さすぎると、稚貝を長期間ハンガー8に安定して固定することが難しくなる。このアゲ部の大きさは、幹棒の強度を低下させない程度の深みで、任意の大きさに設けることができる。アゲ部2の数も、幹棒1の両末端に、同一箇所に並べて鳥の羽のように、左右対称に複数設けてもよく、又は幹棒に沿って少しずらした構造で直列に複数個並べて取り付けることが設計変更の範囲内で可能である。
アゲ部2の大きさは、幹棒2の直径や長さにより決まるが、アゲの長さは、2〜20mm内で、任意に決めることできる。
ほたて貝耳吊用ハンガーの材料は、金属、プラスチック、木材など、多くの材料が用いられるが、一般には、プラスチックが最も適している。プラスチック材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリサルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリアミド、などの各種汎用のプラスチック材料が強度、耐久性、耐水性、再処理性、無毒性、価格などの事情を考慮して使用される。特にエンジニアプラスチックの範ちゅうに属する材料であれば任意に使用できるので、これらの例示のプラスチック材料に限定されるものではない。特に耐久性、成形性、価格などの面を総合的にみれば、ポリアミド樹脂が適している。これは普通にナイロン6、66、11、12、46、610という商品名で容易に入手できる材料である。ナイロン11、12などは吸水性が小さく幹棒に適している。
本発明のほたて貝耳吊用ハンガーの成形方法は、プラスチック材料の幹棒を、切削、溶着のような二次加工により容易に製造することができる。しかし、本件発明のほたて貝耳吊用ハンガーは一時期に多量に使用されることもありうるという事情からすれば、実用的には、本発明の幹棒の末端部に特殊なアゲ部を有するハンガーを成形する、多数個取り金型を作り、多数のほたて貝耳吊用ハンガーが連結した製品を、一度に多量に射出成形することが理想的な製造方法である。このように、ほたて貝耳吊用ハンガーが多数連結した構造の製品を作ることは、その後母線取り付けガンを使用して、容易に取り付けるために有益である。射出成形されたほたて貝耳吊用ハンガーを、熱処理、アーニリング、塗布、塗装等の後処理により、製品の強度や品質を上げることは任意に採用することである。
以下、本発明の有効性に関する評価を、実施例を挙げて説明をするが、本発明はこの態様に限定されるものではない。
(ほたて貝耳吊用ハンガーの成形)
本発明のほたて貝耳吊用ハンガーを、樹脂材料として、ナイロン11を用いて、多数個取り金型を使用した射出成形により、ほたて貝耳吊用ハンガーの多数が一体に連結した状態のユニットを、大量に成形をした。
そのハンガーの全体の形状は、先行技術にみられるような種々の形態のものを採り得るが、本発明の実施例では、最も典型的なほたて貝耳吊用ハンガーとして、図4に示す幹棒型、幹棒の長さ7cm、太さ約1.5mmのものを選び、その両端部に本発明のアゲ部を対で1個有し、中央部に母線に取り付ける対の滑り止め突起を有するものを使用した。
(海水揺動試験)
このほたて貝耳吊用ハンガーを市販の細ひもからなる母線に、約10cmの等間隔で取り付け、ほたて貝の稚貝を吊るして、強制波動を加えて、海水揺動による、稚貝の脱離試験をした。比較対照の例として、従来型のアゲ部を有するほたて貝耳吊用ハンガーとを対比した。
この試験は、時間の経過と、稚貝50個について脱離個数を調べた。
実施例1
(海水揺動日数と稚貝の脱落個数)
「1日後」 「3日後」 「10後」 「1月後」 「3月後」
本発明 0 0 0 0 1
比較例 1 1 1 4 8
以上のとおり、本発明のほたて貝耳吊用ハンガーは、そのアゲ部の構造に工夫をした結果、稚貝の脱離を著しく抑えることができる。
発明の効果
本発明のほたて貝耳吊用ハンガーは、構造が比較的簡単であり、成形が容易であり、ほたて貝耳吊用ハンガーの母線への取り付け作業およびハンガーへの稚貝の固定作業も容易にできるばかりでなく、ほたて貝の養殖において、稚貝の脱離が非常に少ないために、経済的な効果においても優れている。
本件発明のほたて貝耳吊用ハンガーの幹棒1とアゲ部2の要部の正面図 本件発明のほたて貝耳吊用ハンガーの幹棒1とアゲ部2の要部の側面図 従来のほたて貝耳吊用ハンガーの幹棒1とアゲ部2の密着の状態の側面図 典型的な棒状ほたて貝耳吊用ハンガーにおける使用例
符号の説明
1 幹棒
2 アゲ部
3 母線掛止部
4 母線
5 稚貝
6 稚貝の孔部
8 ほたて貝耳吊用ハンガー全体

Claims (2)

  1. ほたて貝耳吊用ハンガーの、貝の取り付け部分を構成する幹棒1の端部に設けられている、アゲ部2の軸方向の向きを、ハンガー幹棒1の軸方向から左右いずれかの方向にずらすような構造にしたことを特徴と養殖用ほたて貝耳吊用ハンガー。
  2. ほたて貝耳吊用ハンガーが、棒状の形態をしたものであることを特徴とする請求項1に記載の養殖用ほたて貝耳吊用ハンガー。
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