JP4028331B2 - Ipアドレスを自動生成するルータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットの新しい基盤プロトコルであるIPv6ネットワークを構成するIPv6対応ルータに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットは、世界規模で相互接続されたネットワークであり、急速に普及している。IPv6は、このように爆発的に普及したインターネットのアドレス枯渇を抜本的に解決するための技術であり、広く普及することが期待されている。IPv6では、集約型ユニキャストグローバルアドレスとサイトローカルアドレスの2種類のアドレスがある。集約型ユニキャストグローバルアドレスはインターネットに接続する場合に使用するアドレスであり、サイトローカルアドレスはサイト内で自由に使用することができるアドレスである。
【0003】
図8は集約型ユニキャストグローバルアドレスの構成図である。図8に示すように、IPv6では、IPアドレスは64ビットの位置識別子(プレフィックス)と64ビットのインタフェース識別子(インタフェースID)とから構成される。位置識別子は、3ビットの形式プレフィックス(PF)、13ビットの最上位レベル集約識別子(TLA)、8ビットの将来の使用のための予約済(RES)、24ビットの次レベル集約識別子(NLA ID)及び16ビットのサイトレベル識別子(SLA ID)から構成される。インタフェースIDは、リンク上のインタフェースを一意に識別するすめに利用されて、リンク上一意であることが要求される。通常、インタフェースIDには、その一部のフィールドにホストの32ビットのMACアドレスが使用される。
【0004】
図9はサイトローカルアドレスの構成図である。サイトローカルアドレスは、固定的に決められた上位48ビット及び16ビットのサブネットIDからなる位置識別部(プレフィックス)並びに64ビットのインタフェース識別部(インタフェースID)から構成される。
【0005】
集約型ユニキャストグローバルアドレスは、上位48ビットを接続するISP等から割り当てを受ける。インターネットに接続する企業や家庭は、SLAの領域を用いて、その内部のネットワークを構築する。従来のIPv6を用いたネットワークでは、IPアドレスをユニークに配布する必要があり、初期のIPv4ネットワークでは、ホスト単位にIPアドレスを人手により決め、それを個々のホストに設定する必要があるなど面倒であった。その後、ホストに対するアドレス割り当てのプロトコルとしてDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)が開発され、人手によるホストへの設定を行わずに使用可能な環境が構築可能になった。
【0006】
DHCPについては、RFC2131,”Dynamic Host Configuration Protocol)で規定されている。このような設定を無くす、いわゆるPlug&Play技術は、設定等不慣れなユーザが容易にIPネットを使用可能にすること等のため、重要であり、IPv6では、近隣探索プロトコルによりホストに対して、DHCPサ−バ無しに、自動生成でき、その利便性を格段に向上させている。近隣探索プロトコルとは、ルータがホストに対してリンクのIPアドレスの位置識別子を広告し、ホストが位置識別子よりIPアドレスを生成するプロトコルである。
【0007】
IPアドトレスについては、RFC2373,”IP Version Addressing Architecture”、及びRFC2374,”An IPv6 Aggregatable Gloval Unicast Address Format”に規定されている。近隣探索プロトコルについては、RFC2461,”Neighbor Discovery for IP Version 6(IPv6)”で規定されている。また、ホストのアドレス自動生成については、RFC2462,”IPv6 Stateless Address Autoconfiguration”に規定されている。
【0008】
一方、IPネットワークを構成するもうひとつのエンティティであるルータについては、アドレスをユニークに割る振る必要があるため、従来と同様に人手よりアドレスを設計し、その値をルータに設定する必要がある。
【0009】
図10はホストでのプレフィックスの自動生成方法を示す図である。IPv6ルータ2のポート4にはIPv6アドレスの64ビットのプレフィックスが人手により設定されている。プレフィックスの上位48ビットがISP等から割り当てを受けたものであり、下位16ビットのSLAがオペレータ等のネットワークを構築する者により設計されたものである。(2)に示すように、IPv6ルータ6はポート4より隣接探索プロトコルに従って、ポート4に接続されるネットワークの64ビットのプレフィックスをルータ広告メッセージ(Router advertisement Message)により周期的に広告している。
【0010】
ホスト6#1,6#2は、ルータ広告メッセージを受信して、64ビットのプレフィックスを取得する。(4)に示すように、ホスト6#1,6#2は、LANカード8#1,8#2に設定されているMACアドレスより64ビットのインタフェース識別部を取得する。そして、プレフィックスとインタフェース識別部を合成することにより128ビットのIPアドレスを得る。
【0011】
このように、インターネットに接続する企業や家庭は、SLAの領域を用いて、その内部のネットワークを構築する。従って、上位48ビットは割り当てられた値をそのまま利用すれば良いが、SLAの値は、その内部ネットワークでユニークになるように、それぞれのルータに割り当てる必要がある。また、サイトローカルアドレスは上位48ビットが固定的に決められており、この形式のアドレスについても、サブネットIDの領域を用い、その内部ネットワーク内でユニークになるように、それぞれのルータに割り当てる必要が生じる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のアドレスの設計及びその割り付てについては、企業等では、現在、ネットワーク管理を行う組織が行っているが、この作業はIPv6に関する知識が必要であるため、そのような知識のある人が居るとは余り期待できない家庭や企業などへのIPv6によるネットワークの導入が円滑に進まない問題点がある。
【0013】
本発明の目的は、家庭や企業内で設計及び設定が必要になる、SLA値あるいはサブネットID値を自動的に決定し、設定なくネットワークを構築可能にするルータを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面によれば、位置識別部及びインタフェース識別部を含むIPアドレスに基づいて、IPパケットを送受信するための複数のポートを有するルータにおいて、各位置識別部及び該位置識別部についての出方路に関する情報を記憶するルーティングテーブルと、該複数のポートの各々について、該ポートが接続されているネットワークに対して位置識別部が割り当てられているか否かを判別する判断部と、該判断部により位置識別部が割り当てられていないと判断されたポートに対し、該ルーティングテーブルを参照して、該ルーティングテーブルに登録されているいずれの位置識別部とも異なる位置識別部を生成する位置識別部生成部とを具備したことを特徴とするルータが提供される。
【0015】
好ましくは、前記ルーティングテーブルには、ダイナミックルーティングプロトコルに従って受信した位置識別部を含む経路情報が登録され、前記位置識別部生成部は該経路情報を検索する検索部を有し、検索の結果に基づいて、該位置識別部生成部は該ルーティングテーブルに登録されているいずれの該経路情報に含まれる位置識別部とも異なる位置識別部を生成する。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の説明をする前に本発明の原理の説明をする。図1は本発明原理図であり、図2は本発明の原理を示すフローチャートである。図1に示すように、IPv6ルータ20は、ルーティングテーブル30、判定部32、位置識別部生成部34、位置識別部広告部36及びルーティング部38を有する。ステップS2において、判定部32は、未割り当てのポートが有るか否かを判断する。未割り当てのポートが有れば、ステップS4に進む。未割り当てのポートが無ければ、終了する。ルーティング部38は、ダイナミックルーティングプロトコルに従って、位置識別部(プレフィックス)を含む経路情報を受信してルーティングテーブル30に登録する。例えば、図2に示すように、ルーティングテーブル30には、宛先位置識別部#i(i=1,2,…)と次の経路を示す経路情報が格納される。
【0017】
ステップS4において、位置識別部生成部34は、位置識別部が割り当てられていないポート22について、ルーティングテーブル30を参照して、使用されていない位置識別部を自動生成する。ステップS6において、位置識別部生成部34は生成した位置識別部をポート22に割り当てる。ステップS8において、ルーティング部36は、生成した位置識別部とポート22を示す次の経路をルーティングテーブル30に登録する。
【0018】
位置識別部広告部36は、位置識別部をポート22より広告する。ホスト24#1,24#2は広告された位置生成部を受信して、装置内のMACアドレスを用いて、インタフェース識別部を生成して、位置生成部とインタフェース識別部を組み合わせて、IPv6アドレスを生成する。このようにルータ20がアドレスを自動生成するので、IPv6の知識が無くても、容易にネットワークを構築することができる。
【0019】
図3は本発明の実施形態によるネットワーク構成図である。図3に示すように、ネットワークは、複数のルータ50#i(i=1,2,…)及びルータ50#iの各ポートに接続されるネットワークに収容される図示しないホストから構成されている。ネットワークは、図示しないISP等を通してインターネットに接続される。ルータ50#iは、IPv6パケットのルーティング機能に加えて、IPv6アドレスを自動生成する機能を有する。ホストは、次の機能を有する。(i)ルータ50#iより近隣探索プロトコルに従って広告されたプレフィックスを受信して、装置内のMACアドレスと組み合わせて、IPv6アドレスを生成する。(ii)IPv6プロトコルに従ってIPパケットを送受信する。
【0020】
図4は、図3中のルータ50#iのIPv6アドレスの自動生成に係わる機能ブロック図である。図4に示すように、ルータ50#iは、乱数発生器100#i、プレフィックス生成部102#i、検索部104#i、ルーティングデーモン106#i、ルーティングテーブル108#i、プレフィックス割当部110#i、NDPデーモン112#i、ポート管理テーブル114#i及びポート管理部116#iを有する。
【0021】
ルーティングデーモン100#iは、次の機能を有する。(i)RIPやOSPF等のダイナミックルーティングプロトコルに従って、ルーティング情報を受信するとルーティングテーブル102#iに登録する。ダイナミックルーティングプロトコルについては、RIPng(RFC2080,”RIPng for IPv6”)やOSPF(RFC2740,”OSPF for IPv6)、IS−IS(draft-ietf-isis-ipv6-02.txt")、BGPなどを利用できる。(ii)プレフィックス割当部110#iが割り当てたプレフィックス番号及び該当ポートを次の経路とする経路情報をルーティングテーブル102#iに登録する。
【0022】
ルーティングテーブル102#iには、各プレフィックス番号及び次の経路を示す該当するポート番号から構成される。プレフィックス番号は、サイトローカルアドレスや集約型ユニキャストグローバルアドレスの64ビットのプレフィックスである。次の経路とは、当該プレフィックス番号を宛先とするIPv6パケットのルーティング先のポートをいう。
【0023】
NDPデーモン104#iは、次の機能を有する。(i)ポートより近隣探索プロトコルに従って広告されたプレフィックスを受信したとき、ポート管理テーブル106#iにポート番号及びプレフィックス番号を格納する。当該ポートについて、プレフィックス番号が割り当て済みであるか否かを判断するためである。当該ポートに接続される他のルータがプレフィックスを自動生成する場合もあるからである。(ii)プレフィックスを生成した場合には、ポート管理テーブル106#iにポート番号及びプレフィックス番号を格納すると共にプレフィックスを近隣探索プロトコルに従って広告する。
【0024】
ポート管理テーブル106#iは、ルータ50#iの各ポートについて、プレフィックス番号が既に割り当てられている場合は該当するプレフィックス番号、プレフィックス番号が未だ割り当てられていない場合はその旨が格納されている。ポート管理部108#iは、次の機能を有する。(i)各ポートについて、プレフィックス割当部110#iにプレフィックスの自動生成の必要の有無を問い合わせる。(ii)プレフィックス生成の必要がある場合、乱数発生器112#iに乱数の発生を指示する。(iii)検索部116#iより一致するプレフィックス無しが通知された場合に、プレフィックス割当部110#i及びルーティグデーモン100#iにプレフィックスの登録を指示する。(iv)検索部116#iより一致するプレフィックス有りが通知された場合に、乱数発生器112#iに乱数発生を再度指示する。
【0025】
乱数発生器112#iは、16ビットの乱数を発生するものである。プレフィックス生成部114#i、乱数発生器112#iが発生した乱数と、サイトローカルアドレスの場合には48ビットの固定値、集約型ユニキャストグローバルアドレスの場合は人手等により設定された48ビットの値を組み合わせて、プレフィックスを作成する。検索部116#iは、プレフィックス生成部114#iが生成したプレフィックスに一致するプレフィックス番号がルーティングテーブル102#iに登録されているか否かを判断し、何れであるかを示す情報をポート管理部108#iに通知する。
【0026】
以下、プレフィックスの自動生成について説明する。ここでは、図3中のルータ50#1について、その動作説明をする。
【0027】
(a) サイトローカルアドレスの場合
(1) ルーティングテーブル102#1の作成
ルーティングデーモン100#1は、各ポートから経路情報を受信すると、経路情報に含まれるプレフィックス番号及び当該経路情報を受信したポート番号を次経路としてルーティングテーブル102#1に登録すると共に他のポートから当該経路情報を広告する。更に、ポートについて自ルータ50#1が生成したプレフィックス番号及びポート番号をルーティングテーブル102#1に登録すると共に他のポートから当該経路情報を広告する。
【0028】
(2) ポート管理テーブル106#1の作成
NDPデーモン104#1は、ポートより近接探索プロトコルに従って広告されたプレフィックス番号を受信すると、当該ポートについて、プレフィックス番号をポート管理テーブル106#1に登録する。また、プレフィックス割当部110#iは、自ルータ50#1が生成したポートについて、プレフィックス番号を及びポート番号をポート管理テーブル106#1に登録する。
【0029】
(3) プレフィックスの自動生成
図5及び図6はサイトローカルアドレスの自動生成のフローチャートである。ステップS50において、ルータ50#1の電源がオンされる。ステップS52において、全ポートについて、プレフィックスの自動生成が終了したか否かを判断する。全てポートについて、プレフィックスの生成が終了したならば、終了する。プレフィックスの自動生成が終了していなければならず、ステップS54に進む。ステップS54において、ポートを選択する。ステップS56において、プレフィックトス割当部110#1はポート管理テーブル106#1を参照して、該ポートにプレフィックスが割り当てられているか否かを判断する。プレフィックスが割り当てられていなければ、ステップS58に進む。プレフィックスが割り当てられていれば、ステップS52に戻る。ステップS58において、以下のプレフィックスの自動生成をする。
【0030】
図6中のステップS100において、乱数発生器112#iは16ビットの乱数をサブネットIDの候補として発生する。ステップS102において、プレフィックス生成部114#1は、サイトローカルアドレスの48ビットの固定値と16ビットの乱数とを組み合わせて、プレフィックスを生成する。ステップS104において、検索部116#1は、ルーティングテーブル102#1を検索して、生成したプレフィックスと同一のプレフィックス番号が存在するか否かを判断する。同一のプレフィックス番号が有れば、ステップS100に戻る。同一のプレフィックス番号が存在しなければ、ステップS106に進む。ステップS106において、プレフィックス割当部110#iは、当該ポートについて、プレフィックス番号をポート管理テーブル106#1に登録する。
【0031】
(4) プレフィックスの広告
NDPデーモン104#1は、プレフィックスを生成したポートについて、サイトローカルアドレスのプレフィックス番号を近隣探索プロトコルに従ってポートより広告する。当該ポートに接続されるホストは、近隣探索プロトコルに従って広告されたプレフィックス番号と装置内のMACアドレスとを組み合わせて、自装置のIPv6のアドレスを生成する。
【0032】
(b) 集約型ユニキャストグローバルアドレスの場合
図7は集約型ユニキャストグローバルアドレスの自動生成のフローチャートである。集約型ユニキャストグローバルアドレスの場合も図5のサイトローカルアドレスの場合と同様のフローである。図7中のステップS150において、集約型ユニキャストグローバルアドレスの48ビットの上位プレフィックスを入力する。ステップS152において、16ビットの乱数をSLAの候補として乱数発生器112#1により発生する。ステップS154において、プレフィックス生成部114#1は、集約型ユニキャストグローバルアドレスの上位48ビットと16ビットの乱数とを組み合わせて、集約型ユニキャストアドレスの64ビットのプレフィックスを決定する。
【0033】
ステップS156において、検索部116#1は、ルーティングテーブル102#1を検索して、生成したサイトローカルプレフィックスと同一のプレフィックス番号が存在するか否かを判断する。同一のプレフィックス番号が有れば、ステップS152に戻る。同一のプレフィックス番号が存在しなければ、ステップS156に進む。ステップS156において、プレフィックス割当部110#1は、当該ポートについて、サイトローカルプレフィックス番号をポート管理テーブル106#1に登録する。
【0034】
▲1▼ 本実施形態では乱数によりプレフィックスを生成する例を説明したが、その他の方法によりプレフィックスを生成することも可能である。例えば、ルーティグテーブル102#iに登録されているプレフィックス値の上位48ビットがサイトローカルアドレスの場合は固定値、集約型ユニキャストグローバルアドレスの場合は人手より入力された上位48ビットと同一のプレフィックスの中で最大値をインクリメントすることによりプレフィックスを生成する。
【0035】
▲2▼ プレフィックスを自動生成することにより別々のルータで異なるネットワークについて同じプレフィックスが生成される場合がある。このような場合、ルーティングテーブル102#iの更新の際に他のルータが生成したプレフィックス番号と同一であることが判明するので、オペレータに通知して人手でプレフィックス番号の再設定、あるいは、ルータ同士の調整により一方のプレフィックス番号を他のものに更新することにより重複を回避できる。
【0036】
以上説明した本実施形態によれば、サイトローカルアドレスについては、一切の設定を無くすことができ、IPv6の知識の無い人でも、IPv6ネットワークを構築することが可能になる。また、集約型ユニキャストグローバルアドレスについては、上位48ビットの設定は必要であるものの、そのネットワーク内で使用される全てのルータに対して同じ設定をすれば良く、ユニークになるようにアドレスを設計し、それを設定するといった作業が不要になるため、面倒さが無くなり、容易にネットワーク設計ができる。更に、実際に構築されているネットワークの情報を基にしてアドレスを生成するため、設計ミスや設定ミスを回避することができ、事故を回避でき、さらに、これまでアドレスをユニークにするために必須だった集中管理の作業あるいはその管理者をおく必要が無くなる。
【0037】
本発明は以下の付記を含むものである。
【0038】
(付記1) 位置識別部及びインタフェース識別部から構成されるIPアドレスを自動生成するルータであって、
各位置識別部及び当該位置識別部についての出方路に関する情報を記憶するルーティングテーブルと、
複数のポートの各々について、当該ポートが接続されるネットワークに対して位置識別部が割り当てられているか否かを判断する判断部と、
位置識別部が割り当てられていないポートについて、前記ルーティングテーブルを参照して、当該ルーティングテーブルに登録されている位置識別部と異なる位置識別部を生成する位置識別子生成部と、
ダイナミックルーティングプロトコルに従って、位置識別部を含む経路情報を受信して前記ルーティングテーブルに登録し、前記位置識別部生成部が生成した位置識別部を含む経路情報を前記ルーティングテーブルに登録する共に他ルータに通知するルーティング部と、
生成した位置識別部を当該ポートより広告する位置識別部広告部と、
を具備したことを特徴とするルータ。
【0039】
(付記2) 前記判断部は、IPv6の近隣探索プロトコルに従って広告された位置識別部を前記ポートより受信したか否かにより、当該ポートが接続されるネットワークに対して位置識別部が割り当てられているか否かを判断することを特徴する付記1記載のルータ。
【0040】
(付記3) 前記位置識別部生成部は、乱数を発生させることにより、前記位置識別部を生成することを特徴とする付記1記載のルータ。
【0041】
(付記4) 前記位置識別部生成部は、前記ルーティングテーブルに登録されている最大の位置識別部をインクリメントして、前記位置識別部を生成することを特徴とする付記1記載のルータ。
【0042】
(付記5) 前記IPアドレスはIPv6の集約型ユニキャストグローバルアドレスであり、前記位置識別部生成部は、自ルータに割り当てられた位置識別部の上位48ビットと上位48ビットが同一の前記ルーティングテーブルに登録されている全ての位置識別部の下位16ビットのSLA値と異なる下位16ビットのSLA値を生成し、当該SLA値と上位48ビットとを組み合わせて位置識別部を生成することを特徴とする付記1記載のルータ。
【0043】
(付記6) 前記IPアドレスはIPv6のサイトローカルアドレスであり、前記位置識別部生成部は、位置識別部の固定的に決められた上位48ビットと上位48ビットが同一の前記ルーティングテーブルに登録されている全ての位置識別部の下位16ビットのサブネットIDと異なる下位16ビットのサブネットIDを生成し、当該サブネットIDと上位48ビットとを組み合わせて前記位置識別部を生成することを特徴とする付記1記載のルータ。
【0044】
(付記7) ダイナミックルーティングプロトコルに従って、位置識別部を含む経路情報を受信して前記ルーティングテーブルに登録し、前記位置識別部生成部が生成した位置識別部を含む経路情報を他ルータに通知するルーティング部を更に具備したことを特徴とする付記1記載のルータ。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、難しい設定なしに、IPv6ネットワークを構築する事が可能となり、家庭内で情報家電が接続されるようなインターネットの発展に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の原理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態によるネットワーク構成図である。
【図4】図3中のルータの自動アドレス生成に係わるブロック図である。
【図5】サイトローカルアドレスの自動生成のフローチャートである。
【図6】サイトローカルアドレスの自動生成のフローチャートである。
【図7】集約型ユニキャストグローバルアドレスの自動生成のフローチャートである。
【図8】集約型ユニキャストグローバルアドレスを示す図である。
【図9】サイトローカルアドレスを示す図である。
【図10】従来のホストでのプレフィックスの自動生成方法を示す図である。
【符号の説明】
20 ルータ
22 ポート
24#1,24#2 ホスト
30 ルーティングテーブル
32 判断部
34 位置識別部生成部
36 位置識別部広告部
38 ルーティング部
Claims (4)
- 位置識別部及びインタフェース識別部を含むIPアドレスに基づいて、IPパケットを送受信するための複数のポートを有するルータにおいて、
各位置識別部及び該位置識別部についての出方路に関する情報を記憶するルーティングテーブルと、
該複数のポートの各々について、該ポートが接続されているネットワークに対して位置識別部が割り当てられているか否かを判別する判断部と、
該判断部により位置識別部が割り当てられていないと判断されたポートに対し、該ルーティングテーブルを参照して、該ルーティングテーブルに登録されているいずれの位置識別部とも異なる位置識別部を生成する位置識別部生成部と、
を具備したことを特徴とするルータ。 - 請求項1に記載のルータにおいて、
前記ルーティングテーブルには、ダイナミックルーティングプロトコルに従って受信した位置識別部を含む経路情報が登録され、
前記位置識別部生成部は該経路情報を検索する検索部を有し、検索の結果に基づいて、該位置識別部生成部は該ルーティングテーブルに登録されているいずれの該経路情報に含まれる位置識別部とも異なる位置識別部を生成することを特徴とするルータ。 - 請求項1に記載のルータにおいて、
ポートから受信する近隣探索プロトコルに従って広告される位置識別部の情報が、該ポートと該位置識別部の情報とが対応付けられてポート管理テーブルに記憶され、
前記判断部は該ポート管理テーブルを参照し、各ポートに対応する位置識別部の情報が存在するか否かにより、該各ポートに対し位置識別部が割り当てられているか否かを判断することを特徴とするルータ。 - 請求項1に記載のルータにおいて、
前記位置識別部生成部が生成した位置識別部を含む経路情報を、前記ルーティングテーブルに登録すると共に、該位置識別部を含む経路情報を他ルータに対して通知するルーティング部を備えたことを特徴とするルータ。
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