JP4026971B2 - Treatment method for wastewater containing phosphate ions - Google Patents
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- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/46—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
- C02F1/461—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
- C02F1/463—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrocoagulation
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水、とくに家庭排水または集合住宅の排水などのリン酸イオンを含む生活排水の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
川や湖の富栄養化の原因の1つにリン化合物の存在があることは周知である。また、このリン化合物は一般家庭の生活排水中に多く存在するが、浄化処理が困難なものであり、有効な対策がとれないのが現状である。
【0003】
リン化合物の処理装置は種々提案されているが、家庭排水については鉄の電解溶出法が知られている(特開平3−89998号公報、C02F 3/12)。この技術は、排水中のリン酸イオンを鉄イオンと反応させ水不溶性の塩、たとえばFePO4やFe(OH)x(PO4)yとして凝集沈殿させて除去しようとする技術であり、電解槽中に設置された鉄製の電極に通電して排水中に鉄イオンを溶出させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、リン酸イオンの濃度と金属の溶出量との関係について、考慮がなされていなかったため、リン酸イオンの除去効率が安定せず、安定した排水の浄化がえられなかった。
【0005】
本発明は、叙上の事情に鑑み、リン酸イオンの除去効率を長期間高効率に持続させることができるリン酸イオン含有排水の処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のリン酸イオン含有排水の処理方法は、鉄またはアルミニウムを含む電極を用いてリン酸イオンを含む排水中に鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気化学的に溶出させリン酸イオンを鉄またはアルミニウムとの不溶性塩の形で凝集沈殿させる排水の処理方法であって、排水処理装置への流入原水のリン濃度に対する溶出金属のモル比が1〜3になるように電流を制御することを特徴としている。
【0007】
また本発明のリン酸イオン含有排水の処理方法は、鉄またはアルミニウムを含む電極を用いてリン酸イオンを含む排水中に鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気化学的に溶出させリン酸イオンを鉄またはアルミニウムとの不溶性塩の形で凝集沈殿させる排水の処理方法であって、排水処理装置の循環経路に設置される電解槽に流入するリン濃度に対する溶出金属のモル比が1.2〜3になるように電流を制御することを特徴としている。
【0008】
また本発明のリン酸イオン含有排水の処理方法は、鉄またはアルミニウムを含む電極を用いてリン酸イオンを含む排水中に鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気化学的に溶出させリン酸イオンを鉄またはアルミニウムとの不溶性塩の形で凝集沈殿させる排水の処理方法であって、排水処理装置への流入原水のリン濃度に対する溶出金属のモル比を1〜3とすべく、前記電極が鉄を含むばあい、溶出濃度が約1〜45mg/リットル、または前記電極がアルミニウムを含むばあい、溶出濃度が約0.5〜25mg/リットルになるように電流を制御することを特徴としている。
【0009】
さらに本発明のリン酸イオン含有排水の処理方法は、鉄またはアルミニウムを含む電極を用いてリン酸イオンを含む排水中に鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気化学的に溶出させリン酸イオンを鉄またはアルミニウムとの不溶性塩の形で凝集沈殿させる排水の処理方法であって、排水処理装置の循環経路に設置される電解槽に流入するリン濃度に対する溶出金属のモル比が1〜3であるときに、前記電極が鉄を含むばあい、溶出濃度が約1.5〜30mg/リットル、または前記電極がアルミニウムを含むばあい、溶出濃度が約0.5〜15mg/リットルになるように電流を制御することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のリン酸イオン含有排水の処理方法を説明する。
【0011】
図1は本発明の実施の形態にかかわる排水処理装置を示す説明図、図2は図1における電解槽を示す一部切欠斜視図、図3は電極ユニットを示す説明図である。
【0012】
本発明は、たとえば合併浄化槽などの排水処理装置に用いられる。かかる排水処理装置は、図1に示すように、第1嫌気ろ床槽Aと、第2嫌気ろ床槽Bと、生物ろ過槽Cと、処理水槽Dと、消毒槽Eとからなり、前記第1嫌気ろ床槽Aに流入した排水を各槽にて処理したのち、消毒槽Eから排出するようにされている。そして電解槽1が、前記処理水槽DからエアポンプFにより揚水された処理水を第1嫌気ろ床槽Aへ戻す循環経路Lに設置されている。
【0013】
前記電解槽1は、図1〜3に示すように、排水の流入口2と流出口3を有する排水処理室4と、該処理室4内の排水中に少なくとも一部が浸漬するように配置されている電極5、6と、該電極5、6に通電するための電源7と、電極5、6の電極を所定の時間ごとに切り換えるための極性反転回路および電極5、6に通電する電流を制御するための電流制御回路を有するコントローラ8と、前記排水処理室4内の排水中に空気を供給する空気曝気装置9を備えている。
【0014】
前記電極5、6は、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金または鉄−アルミニウム合金などの鉄イオンまたはアルミニウムイオン発生源から製作することができる。
【0015】
前記電極5、6は、図2〜3に示すように、仕切りケース10内に取手11を挟んで所定の間隔だけ離れて収納される電極ユニット12として、電解槽1内に、たとえば仕切り棒13により4セット組み込まれる。また該電極5、6には、端子14がネジ止またはハンダ付などにより固着されており、該端子14から引き出されたリード線15がコネクター16に接続されている。また前記仕切りケース10には、排水の流入口10aと流出口10bが形成されているとともに、空気流入口10cが形成されている。
【0016】
前記空気曝気装置9は、排水処理室4の底中央に設置される多孔質の散気管17または散気板と、該散気管17に圧縮空気を吸き込むための、図示しないエアポンプとから構成されており、前記散気管17とエアポンプはパイプ18により接続されている。
【0017】
本実施の形態では、前記散気管17は排水処理室4の底中央に設置されているが、本発明においては、とくにこれに限定されるものではなく、排水を撹拌し、排水の流出とともに、排水中のリン酸イオンと電極から溶出した鉄イオン(アルミニウムイオン)との反応生成物である水不溶性の塩を流出させやすい位置を適宜選定して設置することができる。また、散気管を処理室内の排水中で上下方向に動かすことで排水の対流を生じやすくすることもできる。なお、本実施の形態では、前記排水の撹拌により、鉄イオンとリン酸イオンとの反応性を向上させることもできる。
【0018】
鉄(アルミニウム)の電解溶出法には、従来公知の方法が採用でき、電極への通電は連続的でも断続的、パルス的でもよい。しかし通電量は、リン酸や他のイオンの濃度、排水の流量などによって異なるが、鉄イオンまたはアルミニウムイオンの排水中の濃度/リン濃度のモル比(以下、「Fe/P」と略す)が1.0〜3.0、好ましくは1.5〜2.0となるように調節すればよい。すなわち、排水中のリンはリン酸イオンとして存在し、そのリン酸イオンと鉄イオンとを反応させ、FePO4またはFe(OH)x(PO4)yを生成し、沈降させるため、たとえば、FePO4のばあい、FeとPのモル比は1で充分であるが、反応効率を考慮すると、モル比が1以上でないと70〜80%以上の高いリン除去効率はえられない。一方、電解槽に流入するリン濃度が高いほど、余裕をもって溶出させる鉄の量は少なくてよいため、モル比の上限は3が最適であって、モル比が3以上になると、リン除去率が99%以上となり(すなわち、効率は限界に達し)、これ以上モル比をあげても、余分の鉄が流出側へ放流されランニングコストの上昇や環境汚染にもつながる惧れがあるからである。
【0019】
また、一般に浄化槽に流入する無処理の排水中のリン濃度は、通常3〜5mg/リットルであるが、低いときには0.5mg/リットルであり、高いときでも8mg/リットルである。
【0020】
本実施の形態においては、このリン濃度0.5〜8mg/リットルによってFe/Pを1〜3になるように、電極に通電させる電流をコントローラで制御し、ファラデーの法則により、必要な鉄またはアルミニウムの溶出量を制御する。
一方、排水を本実施の形態における循環式の処理装置で生物処理すると、生物処理により電解槽に流入するリン濃度は1〜5mg/リットルに低下するため、溶出量に余裕をもたせる必要がある。このためFe/Pが1では充分に処理できないので、電解槽が循環式の処理装置の循環経路に設定されるばあいには、Fe/Pは1.2〜3に設定する必要がある。
【0021】
これにより、リン除去効率を70〜80%以上安定して維持することができる。
【0022】
ここで、鉄の溶出量を電流で制御するにあたり、その電流値は合併浄化槽に流入されるリン量に比例する。
【0023】
この流入リン量は、生活排水中一人当たり一日1.2gであり、また一人当たり一日の排水量は200リットルといわれているため、流入リン濃度は統計的に数値として表わされる。これより、流入リン濃度を算出すると、6mg/リットルとなる。しかし、実際はもう少し低く、約5mg/リットルである。
【0024】
この鉄の電解溶出法によるリン除去技術は、流入リン量または流入リン濃度が分かっている必要があり、その流入リン量または流入リン濃度の決定には、つぎのパラメーターが必要である。
【0025】
1.合併浄化槽の使用者数または使用合併浄化槽が何人用であるか
2.流入リン濃度の測定
使用者数に基づいて電解槽内を通過する流量(使用者数×200リットル×循環比)が決められる。
【0026】
流入リン濃度については事前に、リン濃度測定を行なってもよい。また、統計的な値6mg/リットルを使用してもよい。ただし、リン濃度は流入状態が変化すると、リン濃度が最大8mg/リットルにもなる場合がある。よって、リン除去量の安定性を重要視すると、流入リン濃度を高めの6.5〜7mg/リットルに設定してもよい。
【0027】
なお、本発明における、リン酸イオン含有排水の鉄(アルミニウム)の電解溶出法による処理は、電極から溶出した鉄イオン(アルミニウムイオン)が排水中のリン酸イオンと反応して水不溶性のリン酸と鉄(アルミニウム)との塩を生成させる反応(反応A)を利用するものであるが、排水中は水酸化物イオンが存在しており、溶出した鉄イオン(アルミニウムイオン)は水酸化物イオンとも反応する(反応B)。反応Bは反応Aよりも速いので、リン酸イオンを捕捉するためには電流量を多くして鉄イオン(アルミニウムイオン)の溶出量を増す必要がある。
【0028】
しかしながら、排水中にカルシウムイオンまたはマグネシウムイオンが存在すると、それらのイオンは水酸化物イオンと反応する(反応D)。この反応Dは鉄イオン(アルミニウムイオン)と水酸化物イオンとの反応Bに優先するため、反応Bが抑制され、鉄イオン(アルミニウムイオン)はリン酸イオンとの反応Aに有効に利用される。さらに、カルシウムイオンおよびマグネシウムイオンもリン酸イオンと反応して水不溶性の塩を形成するので、リン酸イオンの除去に貢献する。
【0029】
このため、本発明では、カルシウムイオンまたはマグネシウムイオンを添加し、鉄イオン(アルミニウムイオン)と水酸化物イオンの反応Bを抑制し、鉄イオン(アルミニウムイオン)とリン酸イオンの反応Aを効率よく行なわせることもできる。これにより、通電量を低減することができ、節電できるとともに鉄やアルミニウムの溶出量を低減できる。
【0030】
本発明の排水の処理装置は前述のように一般家庭排水にとくに有利に利用できる。したがって、単独で使用してもよいが、他の浄化システム、たとえば活性汚泥法、膜分離法、嫌気・好気循環法などと組合せて家庭用、集合住宅用の総合排水浄化システムとすることができる。また、大規模処理システム(し尿処理場)にも利用できる。
【0031】
つぎに本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0032】
実施例1
図1に示す鉄の電解溶出排水処理装置において、排水中に浸漬させる4対の電極としては、高純度の鉄板を用いた。また電極の電解を両極で行なうように極性反転時間を6時間に制御した。
【0033】
そして流入口からリン濃度3〜5mg/リットルを含む生活排水を1200リットル/日で流入させるとともに、循環比を5に設定して処理装置内の循環流量を6000リットル/日とする。各処理槽で生物処理されて、電解槽に流入するときの処理水中のリン濃度は1〜3mg/リットルになる。このとき、Fe/Pを1.2〜3のうち2に設定すると鉄の溶出量は、つぎの式(1)により(1〜3/31)×2×55.847=3.6〜10.8mg/リットルとなる。
【0034】
(リン濃度/リン原子量)×(モル比)×(鉄原子量) (1)
【0035】
したがって、鉄の溶出量が3.6〜10.8mg/リットルで、循環量が6000リットル/日であるため、1日の鉄の溶出量を21.6〜64.8g確保するための電解電流値は、つぎの式(2)により(21.6〜64.8/55.847)×2×96500/(24×60×60)=0.86〜2.56Aとなる。
【0036】
【0037】
このため、電流値を0.86〜2.56Aに設定するための電極の浸水表面積は、電流密度を0.5mA/cm2とすると、1720〜5120cm2になる。したがって、電極の浸水表面積を1720〜5120cm2にして、Fe/Pが1.2〜3になるように電解電流値を0.86〜2.56Aに制御した。
【0038】
そして電極の電気分解により、溶出した鉄イオンはリン酸イオンと反応して水不溶性の塩が生成される。生成された塩は流入水とともに、散気管から発生する空気(2リットル/min)で撹拌され、流出側へと流れ出る。したがって、水不溶性の塩の堆積はほとんどなかった。
【0039】
ついで流出口で採取した排水を孔径0.45μmのフィルターで濾過した濾液をJIS K 0102に規格された全リン分析法(46.3)に準拠して調べた結果、リンの除去効率が70〜80%以上であることがわかった。
【0040】
つぎに本発明の他の実施の形態を説明する。本実施の形態においては、リン濃度0.5〜8mg/リットルによってFe/Pを1〜3になるように、電極に通電させる電流をコントローラで制御し、ファラデーの法則により、必要な鉄またはアルミニウムの溶出量を制御する。この溶出量は、つぎの式(3)により、電極が鉄を含むばあい、余裕をもって約1〜45mg/リットル(0.5〜8/31×(1〜3)×55.847=0.9〜43.2mg/リットル)である。また電極がアルミニウムを含むばあい、式(3)により、余裕をもって約0.5〜25mg/リットル(0.5〜3/31×(1〜3)×27=0.43〜20.9mg/リットル)になる。
【0041】
【0042】
一方、排水を本実施の形態における循環式の処理装置で生物処理すると、生物処理により電解槽に流入するリン濃度は1〜5mg/リットルに低下するため、溶出量は前記と同様に算出すると、電極が鉄を含むばあい、余裕をもって約1.5〜30mg/リットルであり、電極がアルミニウムを含むばあい、余裕をもって約0.5〜15mg/リットルになる。
【0043】
これにより、リン除去効率を70〜80%以上安定して維持することができる。
【0044】
つぎに本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0045】
実施例2
前記実施例1と同様に、図1に示す鉄の電解溶出排水処理装置において、排水中に浸漬させる4対の電極としては、高純度の鉄板を用いた。また電極の電解を両極で行なうように極性反転時間を6時間に制御した。
【0046】
そして流入口からリン濃度3〜5mg/リットルを含む生活排水を1200リットル/日で流入させるとともに、循環比を5に設定して処理装置内の循環流量を6000リットル/日とする。各処理槽で生物処理されて、電解槽に流入するときの処理水中のリン濃度は0.5〜3mg/リットルになる。このとき、Fe/Pを1〜3に設定すると鉄の溶出量は、前記式(3)により(0.5〜3/31×(1〜3)×55.847)=0.9〜16.2mg/リットルとなる。
【0047】
したがって、鉄の溶出量が0.9〜16.2mg/リットルで、循環量が6000リットル/日であるため、1日の鉄の溶出量を5.4〜97.2g確保するための電解電流値は、つぎの式(4)により(5.4〜97.2/55.847)×2×96500/(24×60×60)=0.22〜3.88Aとなる。
【0048】
【0049】
このため、電流値を0.22〜3.8Aに設定するための電極の浸水表面積は、電流密度を0.5mA/cm2とすると、440〜7600cm2になる。したがって、電極の浸水表面積を440〜7600cm2にして、Fe/Pが1〜3になるように電解電流値を0.22〜3.8Aに制御した。
【0050】
そして電極の電気分解により、溶出した鉄イオンはリン酸イオンと反応して水不溶性の塩が生成される。生成された塩は流入水とともに、散気管から発生する空気(2リットル/min)で撹拌され、流出側へと流れ出る。したがって、水不溶性の塩の堆積はほとんどなかった。
【0051】
ついで流出口で採取した排水を孔径0.45μmのフィルターで濾過した濾液をJIS K 0102に規格された全リン分析法(46.3)に準拠して調べた結果、リンの除去効率が70〜80%以上であることがわかった。
【0052】
なお、以上の実施の形態では、排水処理装置の循環経路に設置される電解槽について説明したが、本発明においては、これの限定されるものではなく、たとえば回分式排水処理装置の回分槽などの小規模浄化槽に設置したものについても行なうことができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、高効率のリン除去性能を長期間持続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかわる排水処理装置を示す説明図である。
【図2】図1における電解槽を示す一部切欠斜視図である。
【図3】電極ユニットを示す説明図である。
【符号の説明】
1 電解槽
2 流入口
3 流出口
4 処理室
5、6 電極
7 電源
8 コントローラ
9 空気曝気装置
10 仕切りケース
11 取手
12 電極ユニット
13 仕切り棒
14 端子
15 リード線
16 コネクター
17 散気管
18 パイプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a treatment apparatus for domestic wastewater containing phosphate ions, such as wastewater, particularly domestic wastewater or collective housing wastewater.
[0002]
[Prior art]
It is well known that the presence of phosphorus compounds is one of the causes of eutrophication of rivers and lakes. Moreover, although this phosphorus compound exists abundantly in the domestic household wastewater, the present condition is that the purification process is difficult and an effective measure cannot be taken.
[0003]
Various treatment apparatuses for phosphorus compounds have been proposed, but an electrolysis method for iron is known for domestic wastewater (Japanese Patent Laid-Open No. 3-89998, C02F 3/12). This technique is a technique in which phosphate ions in waste water are reacted with iron ions to coagulate and remove them as water-insoluble salts such as FePO 4 and Fe (OH) x (PO 4 ) y. An iron electrode installed inside is energized to elute iron ions into the waste water.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional method, since the relationship between the concentration of phosphate ions and the elution amount of metal has not been considered, the removal efficiency of phosphate ions is not stable, and stable drainage cannot be obtained. .
[0005]
In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide a method for treating phosphate ion-containing wastewater that can maintain the removal efficiency of phosphate ions with high efficiency for a long period of time.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the method for treating phosphate ion-containing wastewater of the present invention, iron ions or aluminum ions are electrochemically eluted in wastewater containing phosphate ions using an electrode containing iron or aluminum, and phosphate ions are converted into iron or aluminum. A wastewater treatment method for coagulating and precipitating in the form of an insoluble salt, wherein the current is controlled so that the molar ratio of the eluted metal to the phosphorus concentration of the raw water flowing into the wastewater treatment device is 1 to 3. .
[0007]
The method for treating wastewater containing phosphate ions according to the present invention also includes using an electrode containing iron or aluminum to electrochemically elute iron ions or aluminum ions into the wastewater containing phosphate ions to thereby convert phosphate ions to iron or aluminum. The wastewater treatment method coagulates and precipitates in the form of an insoluble salt, and the molar ratio of the eluted metal to the phosphorus concentration flowing into the electrolytic cell installed in the circulation path of the wastewater treatment device is 1.2-3. It is characterized by controlling the current.
[0008]
The method for treating wastewater containing phosphate ions according to the present invention also includes using an electrode containing iron or aluminum to electrochemically elute iron ions or aluminum ions into the wastewater containing phosphate ions to thereby convert phosphate ions to iron or aluminum. Wastewater coagulating and precipitating in the form of an insoluble salt with the electrode, when the electrode contains iron so that the molar ratio of the eluted metal to the phosphorus concentration of the raw water flowing into the wastewater treatment device is 1 to 3. In the case where the elution concentration is about 1 to 45 mg / liter, or when the electrode contains aluminum, the current is controlled so that the elution concentration is about 0.5 to 25 mg / liter.
[0009]
Furthermore, in the method for treating phosphate ion-containing wastewater of the present invention, an iron or aluminum ion is used to electrochemically elute iron ions or aluminum ions into the wastewater containing phosphate ions to thereby convert phosphate ions to iron or aluminum. When the molar ratio of the eluted metal to the phosphorus concentration flowing into the electrolytic cell installed in the circulation path of the wastewater treatment apparatus is 1 to 3, If the electrode contains iron, the current is controlled so that the elution concentration is about 1.5-30 mg / liter, or if the electrode contains aluminum, the elution concentration is about 0.5-15 mg / liter. It is characterized by that.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the processing method of the phosphate ion containing waste_water | drain of this invention is demonstrated based on an accompanying drawing.
[0011]
1 is an explanatory view showing a wastewater treatment apparatus according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a partially cutaway perspective view showing an electrolytic cell in FIG. 1, and FIG. 3 is an explanatory view showing an electrode unit.
[0012]
The present invention is used in a wastewater treatment apparatus such as a combined septic tank. As shown in FIG. 1, the waste water treatment apparatus comprises a first anaerobic filter bed tank A, a second anaerobic filter bed tank B, a biological filtration tank C, a treated water tank D, and a disinfection tank E, After the waste water flowing into the first anaerobic filter bed tank A is treated in each tank, it is discharged from the disinfection tank E. And the electrolytic cell 1 is installed in the circulation path L which returns the treated water pumped up by the air pump F from the treated water tank D to the first anaerobic filter bed tank A.
[0013]
As shown in FIGS. 1 to 3, the electrolytic cell 1 is disposed such that a waste water treatment chamber 4 having a
[0014]
The
[0015]
As shown in FIGS. 2 to 3, the
[0016]
The
[0017]
In the present embodiment, the
[0018]
A conventionally known method can be adopted as the electrolytic elution method for iron (aluminum), and the electrode may be energized continuously, intermittently, or pulsed. However, the energization amount varies depending on the concentration of phosphoric acid and other ions, the flow rate of waste water, etc., but the molar ratio of the concentration of iron ions or aluminum ions in the waste water / phosphorus concentration (hereinafter abbreviated as “Fe / P”). What is necessary is just to adjust so that it may become 1.0-3.0, Preferably it is 1.5-2.0. That is, phosphorus in the waste water exists as phosphate ions, and the phosphate ions and iron ions react to generate FePO 4 or Fe (OH) x (PO 4 ) y and precipitate. For example, FePO 4 In the case of 4 , the molar ratio of Fe and P is sufficient to be 1, but considering the reaction efficiency, a high phosphorus removal efficiency of 70 to 80% or more cannot be obtained unless the molar ratio is 1 or more. On the other hand, the higher the concentration of phosphorus flowing into the electrolytic cell, the smaller the amount of iron that can be eluted with a margin, so the upper limit of the molar ratio is 3 and when the molar ratio is 3 or more, the phosphorus removal rate is This is because it becomes 99% or more (that is, the efficiency reaches the limit), and even if the molar ratio is increased further, excess iron may be discharged to the outflow side, leading to an increase in running cost and environmental pollution.
[0019]
In general, the phosphorus concentration in the untreated wastewater flowing into the septic tank is usually 3 to 5 mg / liter, but is 0.5 mg / liter when low and 8 mg / liter even when high.
[0020]
In this embodiment, the current to be applied to the electrode is controlled by the controller so that Fe / P becomes 1 to 3 with this phosphorus concentration of 0.5 to 8 mg / liter, and the necessary iron or iron is determined according to Faraday's law. Control the elution amount of aluminum.
On the other hand, when the wastewater is biologically treated with the circulation type treatment apparatus in the present embodiment, the concentration of phosphorus flowing into the electrolytic cell due to the biological treatment is reduced to 1 to 5 mg / liter, so that it is necessary to provide a margin for the elution amount. For this reason, since Fe / P cannot be sufficiently processed with 1, when the electrolytic cell is set as the circulation path of the circulation type processing apparatus, Fe / P needs to be set to 1.2 to 3.
[0021]
Thereby, phosphorus removal efficiency can be stably maintained by 70 to 80% or more.
[0022]
Here, when the amount of iron eluted is controlled by current, the current value is proportional to the amount of phosphorus flowing into the combined septic tank.
[0023]
The amount of inflow phosphorus is 1.2 g per person per day in domestic wastewater, and the amount of waste water per person per day is said to be 200 liters, so the concentration of inflow phosphorus is statistically expressed as a numerical value. From this, the inflow phosphorus concentration is calculated to be 6 mg / liter. However, it is actually a little lower, about 5 mg / liter.
[0024]
The phosphorus removal technique by the electrolytic elution method of iron needs to know the amount of inflowing phosphorus or the concentration of inflowing phosphorus, and the following parameters are required to determine the amount of inflowing phosphorus or the concentration of inflowing phosphorus.
[0025]
1. 1. Number of users of merger septic tanks or how many merger septic tanks are used The flow rate (number of users × 200 liters × circulation ratio) passing through the electrolytic cell is determined based on the number of users measuring the inflow phosphorus concentration.
[0026]
The inflow phosphorus concentration may be measured in advance. A statistical value of 6 mg / liter may also be used. However, when the inflow state changes, the phosphorus concentration may reach a maximum of 8 mg / liter. Therefore, if importance is attached to the stability of the phosphorus removal amount, the inflow phosphorus concentration may be set to a higher value of 6.5 to 7 mg / liter.
[0027]
In the present invention, the treatment by the electrolytic elution method of iron (aluminum) of phosphate ion-containing wastewater is carried out by reacting the iron ions (aluminum ions) eluted from the electrode with phosphate ions in the wastewater to form water-insoluble phosphoric acid. It uses a reaction (reaction A) that forms a salt of iron and aluminum (aluminum), but hydroxide ions are present in the waste water, and the eluted iron ions (aluminum ions) are hydroxide ions. Also react (reaction B). Since reaction B is faster than reaction A, in order to capture phosphate ions, it is necessary to increase the amount of current and increase the elution amount of iron ions (aluminum ions).
[0028]
However, if calcium ions or magnesium ions are present in the waste water, these ions react with hydroxide ions (Reaction D). Since this reaction D has priority over reaction B between iron ions (aluminum ions) and hydroxide ions, reaction B is suppressed, and iron ions (aluminum ions) are effectively used for reaction A with phosphate ions. . Furthermore, calcium ions and magnesium ions also react with phosphate ions to form water-insoluble salts, thus contributing to the removal of phosphate ions.
[0029]
For this reason, in this invention, calcium ion or magnesium ion is added, reaction B of iron ion (aluminum ion) and hydroxide ion is suppressed, and reaction A of iron ion (aluminum ion) and phosphate ion is efficiently performed. It can also be done. Thereby, the amount of energization can be reduced, power can be saved, and the elution amount of iron and aluminum can be reduced.
[0030]
As described above, the wastewater treatment apparatus of the present invention can be used particularly advantageously for general household wastewater. Therefore, it may be used alone, but it can be combined with other purification systems such as activated sludge method, membrane separation method, anaerobic / aerobic circulation method, etc. to make a comprehensive wastewater purification system for households and collective housing. it can. It can also be used in large-scale processing systems (human waste treatment plants).
[0031]
Next, the present invention will be described based on examples, but the present invention is not limited to such examples.
[0032]
Example 1
In the iron electrolytic elution wastewater treatment apparatus shown in FIG. 1, high-purity iron plates were used as the four pairs of electrodes immersed in the wastewater. The polarity inversion time was controlled to 6 hours so that the electrodes were electrolyzed at both electrodes.
[0033]
Then, domestic wastewater containing a phosphorus concentration of 3 to 5 mg / liter is introduced from the inlet at 1200 liter / day, and the circulation ratio is set to 5 so that the circulation flow rate in the processing apparatus is 6000 liter / day. The biological concentration in each treatment tank and the concentration of phosphorus in the treated water when flowing into the electrolytic tank is 1 to 3 mg / liter. At this time, when Fe / P is set to 2 out of 1.2 to 3, the elution amount of iron is (1-3 / 31) × 2 × 55.847 = 3.6 to 10 according to the following equation (1). .8 mg / liter.
[0034]
(Phosphorus concentration / phosphorus atomic weight) × (molar ratio) × (iron atomic weight) (1)
[0035]
Therefore, since the elution amount of iron is 3.6 to 10.8 mg / liter and the circulation amount is 6000 liter / day, the electrolysis current for securing 21.6 to 64.8 g of iron elution amount per day The value is (21.6 to 64.8 / 55.847) × 2 × 96500 / (24 × 60 × 60) = 0.86 to 2.56 A according to the following equation (2).
[0036]
[0037]
Therefore, it flooded surface area of the electrode for setting the current value 0.86~2.56A, when the current density 0.5 mA / cm 2, becomes 1720~5120cm 2. Therefore, the immersion surface area of the electrode was set to 1720 to 5120 cm 2 , and the electrolysis current value was controlled to 0.86 to 2.56 A so that Fe / P became 1.2 to 3.
[0038]
Then, by electrolysis of the electrode, the eluted iron ions react with phosphate ions to produce water-insoluble salts. The generated salt is stirred together with the inflowing water by the air (2 liter / min) generated from the air diffuser and flows out to the outflow side. Therefore, there was almost no accumulation of water-insoluble salts.
[0039]
Next, as a result of examining the filtrate obtained by filtering the waste water collected at the outlet with a filter having a pore diameter of 0.45 μm in accordance with the total phosphorus analysis method (46.3) standardized in JIS K 0102, the removal efficiency of phosphorus was 70 to It was found to be 80% or more.
[0040]
Next, another embodiment of the present invention will be described. In this embodiment, the current to be applied to the electrode is controlled by the controller so that Fe / P becomes 1 to 3 at a phosphorus concentration of 0.5 to 8 mg / liter, and the necessary iron or aluminum is determined according to Faraday's law. The amount of elution is controlled. When the electrode contains iron, the amount of elution is approximately 1 to 45 mg / liter (0.5 to 8/31 × (1 to 3) × 55.847 = 0. 9-43.2 mg / liter). In addition, when the electrode contains aluminum, approximately 0.5 to 25 mg / liter (0.5 to 3/31 × (1 to 3) × 27 = 0.43 to 20.9 mg / liter with a margin according to the formula (3). Liter).
[0041]
[0042]
On the other hand, when the wastewater is biologically treated with the circulation type treatment apparatus in the present embodiment, the concentration of phosphorus flowing into the electrolytic cell due to the biological treatment is reduced to 1 to 5 mg / liter. If the electrode contains iron, the margin is about 1.5 to 30 mg / liter, and if the electrode contains aluminum, the margin is about 0.5 to 15 mg / liter.
[0043]
Thereby, phosphorus removal efficiency can be stably maintained by 70 to 80% or more.
[0044]
Next, the present invention will be described based on examples, but the present invention is not limited to such examples.
[0045]
Example 2
Similarly to Example 1, in the iron electrolysis drainage treatment apparatus shown in FIG. 1, high-purity iron plates were used as the four pairs of electrodes immersed in the wastewater. The polarity inversion time was controlled to 6 hours so that the electrodes were electrolyzed at both electrodes.
[0046]
Then, domestic wastewater containing a phosphorus concentration of 3 to 5 mg / liter is introduced from the inlet at 1200 liter / day, and the circulation ratio is set to 5 so that the circulation flow rate in the processing apparatus is 6000 liter / day. When the biological treatment is performed in each treatment tank and it flows into the electrolytic tank, the phosphorus concentration in the treated water becomes 0.5 to 3 mg / liter. At this time, when Fe / P is set to 1 to 3, the elution amount of iron is (0.5 to 3/31 × (1 to 3) × 55.847) = 0.9 to 16 according to the formula (3). .2 mg / liter.
[0047]
Therefore, since the elution amount of iron is 0.9 to 16.2 mg / liter and the circulation amount is 6000 liter / day, the electrolysis current for securing 5.4 to 97.2 g of iron elution amount per day The value is (5.4 to 97.2 / 55.847) × 2 × 96500 / (24 × 60 × 60) = 0.22 to 3.88A according to the following equation (4).
[0048]
[0049]
Therefore, it flooded surface area of the electrode for setting the current value 0.22~3.8A, when the current density 0.5 mA / cm 2, becomes 440~7600cm 2. Therefore, the immersion surface area of the electrode was set to 440 to 7600 cm 2 , and the electrolysis current value was controlled to 0.22 to 3.8 A so that Fe / P was 1 to 3.
[0050]
Then, by electrolysis of the electrode, the eluted iron ions react with phosphate ions to produce water-insoluble salts. The generated salt is stirred together with the inflowing water by the air (2 liter / min) generated from the air diffuser and flows out to the outflow side. Therefore, there was almost no accumulation of water-insoluble salts.
[0051]
Next, as a result of examining the filtrate obtained by filtering the waste water collected at the outlet with a filter having a pore diameter of 0.45 μm in accordance with the total phosphorus analysis method (46.3) standardized in JIS K 0102, the removal efficiency of phosphorus was 70 to It was found to be 80% or more.
[0052]
In the above embodiment, the electrolytic cell installed in the circulation path of the wastewater treatment apparatus has been described. However, the present invention is not limited to this, and for example, a batch tank of a batch-type wastewater treatment apparatus, etc. It can also be performed for those installed in small-scale septic tanks.
[0053]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, highly efficient phosphorus removal performance can be maintained for a long time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing a waste water treatment apparatus according to an embodiment of the present invention.
2 is a partially cutaway perspective view showing the electrolytic cell in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is an explanatory view showing an electrode unit.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (4)
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