JP4023540B2 - 電気コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、コンピューター、サーバー若しくはバックボード−パッケージ間におけるプリント基板と機器若しくはプリント基板同士の接続用に使用されるコネクタであって、主に高周波数の電気信号を伝送する電気コネクタとペアコンタクトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気コネクタ11としては、図10に示すように、ノイズ対策として一つの信号線を一対のペア端子12で構成し、該ペア端子によって高速信号を伝送する差動伝送方式を採用したものが知られている。このペア端子12においては、信号エネルギーが隣接の端子に漏れるというクロストークがあっても、同相ノイズとして除去されるものである。そして、各ペア端子間には、隣接するペア端子へのクロストークを防止するため、グランド端子13を設置することで、他の信号から又は他の信号へのエネルギーの漏れを防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記電気コネクタ11は、伝送特性を良くするためにグランド端子を設けることで解決を図っている、それにより、部品点数が増加し全体の構造が複雑となり、組立コストが嵩むという課題がある。また、高密度実装化が進展して、前記ペア端子12と該ペア端子間に配設されるグランド端子13との間隔が狭くなり、このグランド端子によって失われる信号エネルギーが大きくなって挿入損失が大きくなるという課題がある。
【0004】
また、ペア端子12同士間の間隔bも狭くなることから、端子の板厚が薄くなって、プレスイン端子としての端子保持力が確保しにくくなり、端子が曲がりやすかったりプレスイン時に端子の座屈が生じたりする等の課題がある。
更に、前記ペア端子12のコンタクト12a,12bを、上下方向に配設しているので、プリント基板の回路に至る線路の長さが異なることにより、電気信号の伝播遅延が生じて、当該電気信号によるノイズが発生する、という種々の課題がある。
本発明に係る電気コネクタとペアコンタクトは、このような課題を解消するために提案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電気コネクタの上記課題を解決するための要旨は、複数の信号端子と、該信号端子を収納する複数の収納孔を左右方向に列設したものを上下方向に複数段設けて形成してなる接合ハウジングとを有して構成され、前記一つの収納孔に一つの電気信号を伝送する一対の信号端子を収納し、前記ペア端子における両信号端子の間隔aと、ペア端子同士の間隔bとの比を、a/b≦1/3とした差動伝送用の電気コネクタであって、前記ペア端子は、収納孔からプリント基板に接合させる端子部の直前に至るまで、近接状態が平行に維持されているとともに、前記ペア端子同士の間にグランド端子を設けないで当該ペア端子が配設されていることである。
【0006】
また、一対の信号端子は、近接させて対向配置にされ絶縁部材によってその一部を埋設させて一体に形成してペア端子にされ、当該ペア端子の対向背面側若しくは前記絶縁部材の一端面部に圧入用の肩部が設けられていること、;
前記絶縁部材に埋設されるペア端子の一部に設けられる前記絶縁部材との付着強度強化用の切欠き又は貫通孔が、前記ペア端子の対向背面側に配置して設けられることを含むものである。
【0008】
本発明に係る電気コネクタによれば、一つの電気信号を伝送するペア端子が、左右方向に列設しているので、プリント基板の回路までの線路の長さが同じとなって、伝播遅延が無くノイズの発生が防止される。また、ペア端子同士の間にはグランド端子が設けられていないので、電気信号のエネルギーの挿入損失が減少し高速伝送特性が大幅に向上する。
【0009】
前記ペア端子における両信号端子の間隔aと、ペア端子同士の間隔bとの比を、a/b≦1/3としたことで、グランド端子が無くても、高速伝送において良好な高周波特性が得られる。
【0010】
また、ペア端子は、絶縁部材によって、一体に形成されているので、ペア端子及びペアコンタクト両端子の間隔を極力、接近させて構成することができるようになる。また、ペアコンタクトが強固に支持される。よって、コネクタ挿抜時にこじり等の力が加わっても、端子が曲がってペアコンタクト同士が接触するという不具合がない。更に、ペアコンタクトにおける電気磁気的結合が強くなり、電気信号のエネルギー損失が少なく高速伝送特性が良好になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る電気コネクタとペアコンタクトについて図面を参照して説明する。なお、発明の理解を容易にするため、従来例に対応する部分には、従来例と同一符号を付けて説明する。
【0012】
本発明に係る電気コネクタ1は、図1に示すように、プリント基板に載置されてコンタクト端部が回路に接続されコンタクト他端部が雌型接続部となっている雌型パッケージコネクタ2と、該パッケージコネクタ2と接続する雄型コンタクトを有して機器筐体に設けられるバックボードコネクタ3とから構成されている。
【0013】
前記パッケージコネクタ2は、接合ハウジング2bと、絶縁ハウジング2aと、該ハウジング2aにインサート成形される雌型コンタクト4とからなる。雌型コンタクト4は、上下方向に例えば6段にして設けられる。そして、左右方向には、図1乃至図2に示すように、接合ハウジング2bに絶縁ハウジング2aを挿入して併設していくものである。
【0014】
前記雌型コンタクト4は、図3に示すように、上下方向に例えば、6段にして設けられるが、図4に示すように、一つの電気信号に対して、左右方向において平行に近接(例えば、0.4mm〜0.5mm程度)させた状態の雌型コンタクト4,4をペア端子として配設するものである。該雌型コンタクト4の板厚は、例えば、約0.4mmである。
【0015】
前記ペア端子としての雌型コンタクト4、4における近接状態は、図4(A)に示すように、相手方のペアコンタクトである雄型コンタクト5との接合を図る接合部4aから、プリント基板にプレスインされる端子部4bの直前まで平行に維持するのが、信号エネルギーの挿入損失を抑える上で好ましい。しかしながら、前記端子部4b,4bの間隔は、例えば、図13(A)に示すように、プリント基板のスルーホール6の間隔が約2mmで略格子状の配列になっているので、この間隔に一致させなければならない。前記スルーホール6の間隔を略格子状にしているのは、図13(B)に示すように、当該スルーホール6からの配線パターン7の引出しを容易にするためである。
【0016】
そこで、図4(B)に示すように、前記端子部4bの直前にて、屈曲部4cを設けることで、このペア端子の近接状態を可能な限り長く平行に維持して、前記プリント基板におけるプレスイン部の直前で、図13(A)に示す配列と同じ略格子状に拡幅させているのである。
【0017】
前記雌型コンタクト4の接合部4aには、図5に示すように、コンタクト用の収納孔2cを有する接合ハウジング2bが、挿入されて嵌合される。この収納孔2cには、図5に示すように、上下方向に突出する仕切り壁2dが設けられており、該仕切り壁2dによって前記接合部4aの絶縁を確保して、この一つの収納孔2cに、前記ペア端子である雌型コンタクト4,4が挿入される。
【0018】
このように、一つの収納孔2cに前記ペア端子を収めたのは、一つの雌型コンタクト4を一つの収納孔として、これを近接させると、接近する収納孔の開口部における導入用テーパ部同士がその形状を維持できなくなるからである。また、収納孔2cの開口部には、相手方のペアコンタクトである雄型コンタクト5を導入するテーパ状のガイド部2eが設けられている。
【0019】
更に、前記収納孔2cの配列は、図6(A)に示すように、a〜fの6段における上下段において、左右方向の収納孔2c間のピッチのハーフピッチ分をずらして千鳥配置にして配設されている。そして、図7に示すように、ペア端子の雌型コンタクト4,4における両信号端子の間隔a(0.4mm〜0.5mm程度)と、当該ペア端子同士の間隔bとの比が、a/b≦1/3となるように設定されている。
【0020】
例えば、前記間隔aが、0.5mmの場合、左右方向の間隔bは約1.5mmで、その比が3倍であり、上下段のペア端子同士の間隔bは、例えば約1.6mm程度である。この間隔bは、大きいほどノイズ対策上好ましいが、実際には高密度にコンタクトが配設されるので、可能な限りで近接させる場合の最低値を確保するという意味合いである。
【0021】
次に、前記バックボードコネクタ3について説明する。図8に示すように、バックボードコネクタ3は、絶縁ハウジング3aと、該絶縁ハウジング3aに配設されたコンタクト挿入孔3bに圧入されて支持される雄型コンタクト5とから構成されている。
【0022】
前記コンタクト挿入孔3bは、前記パッケージコネクタ2の収納孔2cの配列に対応させてある。また、雄型コンタクト5は、図9に示すように、雄コンタクト5aを対向させて、その間に、絶縁合成樹脂部材5bが一体に形成されなるペアコンタクトである。これにより、雄型コンタクト5の間隔aを狭くして、安定して形成できるものである。この雄型コンタクト5が、前記一つのコンタクト挿入孔3bに装着されているのである。
【0023】
なお、図14(A)〜(D)に示すように、ペアコンタクトとして、他の実施例に係る雄型コンタクト8a〜8dが提案される。これは、高速の差動信号伝送を行う場合に、前記雌型コンタクト4,4からなるペア端子の間隔が均等に近接し、更に、高速信号が前記ペアコンタクトである雄型コンタクトの対向面側のコンタクト表面を通るので、切欠き等は高速伝送に悪影響を与えないように、対向面と反対側に設けるようにすること、を考慮した実施例を示している。
【0024】
同図(A)では、雄型コンタクト8aを、絶縁部材である絶縁合成樹脂部材5bで一体にしてペアコンタクトに形成する際に、コンタクトと絶縁合成樹脂部材5との付着強度を増すための切欠き部8eを、コンタクト同士の対向面の反対側である対向背面側に設けたものであり、更に、前記絶縁合成樹脂部材5bの一端面部をプレスイン用の肩部に兼用させるものである。このようにすれば、同図(E)に示す従来のペアコンタクト9,9において、それぞれに圧入用の肩部をコンタクト9の両側に突出させて設けると、両コンタクト9,9間の間隔a1が広くなって、高速の差動信号伝送には不利となってしまうのを、解消できるものである。
【0025】
また、同図(B)では、ペアコンタクトにした雄型コンタクト8bにプレスイン用の肩部8fを設けた例であるが、前記肩部8fは、対向するコンタクト8bの対向背面側に1箇所ずつ、絶縁合成樹脂部材5bから一部(押圧部)を外部に露出させて設けたものである。この肩部8fを、仮に、一つのコンタクト8bの両側に設けると、ペアコンタクトの間隔が広くなってしまい、逆に隣接するペア端子との距離が近くなってクロストークが大きくなり、高速の差動信号伝送に不利となる。
【0026】
こうして、一つのコンタクト8bに肩部8fを片側にだけ設けたのでは圧入時にバランスを崩すが、一体成型した一対のペアコンタクト8b,8bにおいて、外側の2箇所に肩部8f,8fを設けると、全体としてバランス良く圧入することができ、コンタクトの対向面側を均等に近接させることができる。同図(C)も同様で、プリント基板側に同じ間隔aでプレスインできる場合を示している。
【0027】
同図(D)では、雄型コンタクト8dに付着度強化用の切欠き部8eを設けると共に、貫通孔8gを設けたものである。これによっても、絶縁合成樹脂部材5bが前記貫通孔8gにも充填されて、雄型コンタクト8dと絶縁合成樹脂部材5bとが強固に一体化されるものである。前記貫通孔8gは、対向したコンタクト表面を避けて、コンタクト幅の中央付近、または、コンタクトの対向背面側に近い位置に設けるものである。以上、図14に示したペアコンタクトの他の実施例において、絶縁合成樹脂部材5bが、絶縁ハウジング3aのコンタクト挿入孔3bに圧入されるので、係合用突起3cを設けておくものである。
【0028】
前記図8乃至図9に示した雄コンタクト5aにおいて、前記雌型コンタクト4の接合部4aに挿入されて電気的に接合される先端部5c側の間隔は、前記雌型コンタクト4の接合部4aの間隔aとほぼ同じである。また、これと反対側のプリント基板に接合される後端部5d側の間隔は、当該プリント基板のスルーホールのピッチと同じに、略格子状の配列になるようにしてある。
【0029】
以上のようにして構成される本発明の電気コネクタ1によれば、クロストークが1%以下となって使用に十分な性能を示し、挿入損失が向上する。これらを従来のコネクタと比較してみると、(ペア端子同士の間隔b=ペア端子における両信号端子の間隔a×3とし、クロストークの上側は上側端子、右側は右側端子のことである、なお、図7及び図11乃至図12の図中における同心円状の波線は電界の及ぼす影響線を示す)、以下の表のようになる。
このように、本発明に係る電気コネクタ1は、挿入損失においては、低・中速タイプの従来コネクタに対して大幅に向上しており、また、高速タイプの従来コネクタに対しては、前記雌型コンタクト4,4のペア端子同士の間に、グランド端子(シールド用)が無いので、挿入損失が向上している。
一方、クロストークにおいては、低・中速タイプの従来コネクタに対して大幅に向上しており、また、高速タイプの従来コネクタに対しては、上側端子において0.2%であって向上している。右側端子においては、0.6%となって数値的には従来例よりも高いが、グランド端子が無いにも関わらず上側端子と右側端子とのいずれもが1%以下であって、使用に十分な性能を示している。
このように、前記雌型コンタクト4,4のペア端子では、その間隔aを近接させてその平行状態をプリント基板のプレスイン部の直前まで維持しているので、ペアで伝送される電気信号の伝播遅延が無い。
【0030】
前記電気コネクタ1においては、前記ペア端子を千鳥配置にして間隔bを大きく採っているので、雌型コンタクト4の板厚を0.4mm程度に確保することができる。これによって、端子部4bをプリント基板のスルーホールにプレスイン接続させても、雌型コンタクト4の腰が強く座屈・折曲がり等などの不都合が生じるおそれがなく、固定強度も強い。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電気コネクタは、複数の信号端子と、該信号端子を収納する複数の収納孔を左右方向に列設したものを上下方向に複数段設けて形成してなる接合ハウジングとを有して構成され、前記一つの収納孔に一つの電気信号を伝送する一対の信号端子を収納し、前記ペア端子における両信号端子の間隔aと、ペア端子同士の間隔bとの比を、a/b≦1/3とした差動伝送用の電気コネクタであって、前記ペア端子は、収納孔からプリント基板に接合させる端子部の直前に至るまで、近接状態が平行に維持されているとともに、前記ペア端子同士の間にグランド端子を設けないで当該ペア端子が配設されているので、ペア端子の線路が等しく維持されて電気信号の伝播遅延が無くクロストークが抑えられ、また、グランド端子を無くした分だけ、ペア端子同士を可能な限り離隔させて配設できるようになり、グランド端子の無い構成にしても、高速伝送特性の良い電気コネクタとなると言う優れた効果を奏するものである。
【0033】
また、グランド端子を省いたコネクタとしたので、部品点数が削減され、コネクタの組立工数も低減されることとなった。
【0034】
複数の信号端子と、該信号端子を収納する複数の収納孔を左右方向に列設したものを上下方向に複数段設けて形成してなる接合ハウジングとを有して構成され、前記収納孔に一つの電気信号を伝送する一対の信号端子をペア端子として収納した差動伝送用の電気コネクタにおいて、前記ペア端子における両信号端子の間隔aと、ペア端子同士の間隔bとの比を、a/b≦1/3としたことにより、高速伝送特性をグランド端子無しで良好に維持できるものである。また、それにより、雌型コンタクト4の板厚も低・中速用コネクタのコンタクトと同等の板厚を確保できるようになり、プリント基板のスルーホールにプレスイン接続させても、座屈・折曲がり等などの不都合が生じないので作業効率が良く、プリント基板への固定強度も強いので安定した性能が維持されると言う優れた効果を奏するものである。
【0035】
前記ペア端子は、収納孔からプリント基板に接合させる端子部の直前に至るまで、近接状態が平行に維持されているので、電気磁気的結合が強くなって、クロストークノイズが低減される。
【0036】
前記一対の信号端子は、近接させて対向配置にされ絶縁部材によってその一部を埋設させて一体に形成してペア端子にされ、当該ペア端子の対向背面側若しくは前記絶縁部材の一端面部に圧入用の肩部が設けられているので、端子間隔を狭く維持することができるものである。更に、前記絶縁部材に埋設されるペア端子の一部に設けられる前記絶縁部材との付着強度強化用の切欠き又は貫通孔が、前記ペア端子の対向背面側に配置して設けられるので、高速伝送に悪影響を与えることなく絶縁部材への付着強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気コネクタ1の概略全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】同本発明に係る電気コネクタ1の、単列の構成を示す分解斜視図である。
【図3】同本発明に係る電気コネクタ1の側面図である。
【図4】同本発明に係る電気コネクタ1における、雌型コンタクト4と雄型コンタクト5とを接続させる様子を示す斜視図(A)と、雌型コンタクトの端子部4bと屈曲部4cとの拡大斜視図(B)である。
【図5】同本発明に係る電気コネクタ1における、雌型コンタクト4の接合部4aを収納孔2cに収納させた状態の、断面図(A)と、該断面図におけるA−A線に沿った断面図(B)、収納孔2cの開口部の正面図(C)である。
【図6】同本発明に係る電気コネクタ1における、パッケージコネクタ2の正面図(A)、該正面図におけるA−A線に沿った断面図(B)、及び同B−B線に沿った断面図(C)である。
【図7】同本発明に係る電気コネクタ1における、雌型コンタクト4のペア端子の配設状態と電界の影響を示す概略説明図である。
【図8】同本発明に係る電気コネクタ1における、バックボードコネクタ3の正面図(A)、側面図(B)、底面図(C)、前記正面図におけるC−C線に沿った一部の断面図(D)である。
【図9】同本発明に係る電気コネクタ1における、バックボードコネクタ3の雄型コンタクト5の正面図(A)と側面図(B)である。
【図10】従来例に係る電気コネクタ11の断面図である。
【図11】同従来例における電気コネクタ11のペア端子の配列状態と電界の影響とを示す説明図である。
【図12】同従来例に係るコネクタにおけるコンタクトの配列状態と電界の影響とを示す説明図である。
【図13】プリント基板のスルーホールの配列を示す説明図(A)、同パターンの配線状態を示す説明図(B)である。
【図14】本発明に係る電気コネクタ1における、バックボードコネクタ3の雄型コンタクト5の他の実施例に係る、使用状態の縦断正面図(A),(B),(C),(D)と、従来例に係る雄型コンタクト9の使用状態を示す正面図(E)である。
【符号の説明】
1 電気コネクタ、 2 雌型パッケージコネクタ、
2a 絶縁ハウジング、 2b 接合ハウジング、
2c 収納孔、 2d 仕切り壁、
2e ガイド部、
3 バックボードコネクタ、 3a 絶縁ハウジング、
3b コンタクト挿入孔、 4 雌型コンタクト、
4a 接合部、 4b 端子部、
4c 屈曲部、 5 雄型コンタクト、
5a 雄コンタクト、 5b 絶縁合成樹脂部材、
5c 先端部、 5d 後端部、
6 スルーホール、 7 配線パターン、
8,8a,8b,8c,8d 雄型コンタクト、
8e 切欠き部、 8f 肩部、
8g 貫通孔、 9 雄型コンタクト。
Claims (3)
- 複数の信号端子と、該信号端子を収納する複数の収納孔を左右方向に列設したものを上下方向に複数段設けて形成してなる接合ハウジングとを有して構成され、前記一つの収納孔に一つの電気信号を伝送する一対の信号端子を収納し、前記ペア端子における両信号端子の間隔aと、ペア端子同士の間隔bとの比を、a/b≦1/3とした差動伝送用の電気コネクタであって、前記ペア端子は、収納孔からプリント基板に接合させる端子部の直前に至るまで、近接状態が平行に維持されているとともに、前記ペア端子同士の間にグランド端子を設けないで当該ペア端子が配設されていること、
を特徴とする電気コネクタ。 - 一対の信号端子は、近接させて対向配置にされ絶縁部材によってその一部を埋設させて一体に形成してペア端子にされ、当該ペア端子の対向背面側若しくは前記絶縁部材の一端面部に圧入用の肩部が設けられていること、
を特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。 - 絶縁部材に埋設されるペア端子の一部に設けられる前記絶縁部材との付着強度強化用の切欠き又は貫通孔が、前記ペア端子の対向背面側に配置して設けられること、
を特徴とする請求項1または2に記載の電気コネクタ。
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