JP4023055B2 - Video signal processing circuit - Google Patents
Video signal processing circuit Download PDFInfo
- Publication number
- JP4023055B2 JP4023055B2 JP34853299A JP34853299A JP4023055B2 JP 4023055 B2 JP4023055 B2 JP 4023055B2 JP 34853299 A JP34853299 A JP 34853299A JP 34853299 A JP34853299 A JP 34853299A JP 4023055 B2 JP4023055 B2 JP 4023055B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coefficient
- video signal
- value
- filter bank
- division filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルタを用いて入力映像信号(例えばディジタルの入力映像信号)から輪郭補正信号を抽出し、輪郭補正された映像信号を出力する映像信号処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の映像信号処理回路は、図11に示すように、入力端子10に入力した映像信号(例えばディジタルの映像信号)Vを所定時間遅延して出力する遅延器12と、入力端子10に入力した映像信号Vから輪郭補正信号を抽出するフィルタ14と、このフィルタ14で抽出された輪郭補正信号の補正量を制御して出力する補正量制御器16と、この補正量制御器16から出力した輪郭補正信号を遅延器12から出力した映像信号に加算し、輪郭補正された映像信号を出力端子18へ出力する加算器20とで構成されていた。
フィルタ14の振幅特性H4は図12に示すように形成されていた。この図12において、横軸は入力映像信号Vの周波数帯域の最大周波数を0.5に正規化した周波数を表し、縦軸は最大振幅を1に正規化した振幅を表す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11に示した従来例では、単一のフィルタ14によって輪郭補正信号を抽出していたので、入力映像信号Vの周波数帯域によっては全く輪郭補正効果のない出力映像信号となることがあり、ボケ感のある映像を表示してしまうことがあるという問題点があった。
すなわち、入力端子10に入力した映像信号Vの周波数帯域が、フィルタ14によって設定された振幅特性H4(図12に示す)の周波数帯域(例えば比較的高い周波数帯域)に含まれないときには、全く輪郭補正信号が抽出されず、ボケ感のある映像を表示してしまうことがあるという問題点があった。
【0004】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に適切な輪郭強調のできる出力映像信号を得ることのできる映像信号処理回路を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明による映像信号処理回路は、入力映像信号をn個(nは2以上の整数)の周波数帯域に分割する帯域分割フィルタバンクと、この帯域分割フィルタバンクで分割されたn個の映像信号のそれぞれに係数(1+β)(βは0以上1以下の可変値)を掛けて出力する係数可変可能な係数器と、帯域分割フィルタバンクで分割されたn個の映像信号の絶対値を比較して大きさ順に1番目からm番目(mはn以下の整数)までの値を検出し、n個の係数器のうちの1番目の大きな値に対応した係数器の係数(1+β)のβを1に制御し、2番目からm番目までの大きな値に対応した係数器の係数(1+β)のβを0以上1未満の値に制御し、残りの係数器の係数(1+β)のβを0に制御するゲイン調整器と、n個の係数器の出力を加算して出力映像信号とする加算器とを具備してなることを特徴とする。このとき、m=nのときは、前述の「残りの係数器」の数が0となる。
【0016】
請求項2の発明による映像信号処理回路は、入力映像信号をn個(nは2以上の整数)の周波数帯域に分割する帯域分割フィルタバンクと、この帯域分割フィルタバンクで分割されたn個の映像信号のそれぞれに係数(1+β)(βは0以上1以下の可変値)を掛けて出力する係数可変可能な係数器と、帯域分割フィルタバンクで分割されたn個の映像信号の絶対値をpフレーム期間(pは1以上の整数)にわたって積算する積算値算出器と、この積算値算出器で算出されたn個の積算値を比較して大きい順に1番目からm番目(mはn以下の整数)までの値を検出し、n個の係数器のうちの1番目の大きな値に対応した係数器の係数(1+β)のβを1に制御し、2番目からm番目までの大きな値に対応した係数器の係数(1+β)のβを0以上1未満の値に制御し、残りの係数器の係数(1+β)のβを0に制御するゲイン調整器と、n個の係数器の出力を加算して出力映像信号とする加算器とを具備してなることを特徴とする。このとき、m=nのときは、前述の「残りの係数器」の数が0となる。
このような構成において、積算値算出器によって、帯域分割フィルタバンクで抽出された複数の映像信号の絶対値がpフレーム期間にわたって積算され、ゲイン調整器によって、複数の積算値を比較して大きい順に1番目からm番目までが検出され、n個の係数器のうちの1番目の大きな値に対応した係数器の係数が2に制御され、2番目からm番目までの大きな値に対応した係数器の係数が1以上2未満の値に制御され、残りの係数器の係数が1に制御されるので、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に入力映像信号により多く含まれる周波数帯域の映像信号が輪郭補正信号となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面により説明する。
図1は本発明による映像信号処理回路の第1実施形態例を示すもので、図11と同一部分は同一符号とする。
図1において、10は入力端子、16は補正量制御器、18は出力端子、20は加算器、22、24は遅延器、26は帯域分割フィルタバンク、28は最大値検出部である。
【0022】
前記帯域分割フィルタバンク26はフィルタ261、262、263、264で構成され、これらのフィルタ261、262、263、264は、図2に示すような振幅特性H1、H2、H3、H4を有し、入力端子10に入力した映像信号(例えばディジタルの映像信号)Vを正規化周波数の0.1〜0.2、0.2〜0.3、0.3〜0.4、0.4〜0.5に相当する4つの周波数帯域FB1、FB2、FB3、FB4の映像信号V1、V2、V3、V4に分割する。
周波数帯域FB1、FB2、FB3、FB4は、入力映像信号Vの周波数帯域のうち、低周波数帯域FB0を除いた帯域を4分割した周波数帯域を表す。
【0023】
前記最大値検出部28は、前記フィルタ261、262、263、264で分割された映像信号V1、V2、V3、V4を所定時間遅延して出力する遅延器301、302、303、304と、この遅延器301、302、303、304の出力に係数を掛けて出力する係数可変可能な係数器321、322、323、324と、この係数器321、322、323、324の出力信号を加算して補正量制御器16へ出力する第2加算器34と、ゲイン調整器36とで構成されている。
【0024】
前記ゲイン調整器36は、前記フィルタ261、262、263、264で分割された映像信号V1、V2、V3、V4の絶対値を演算して比較し、そのうちの最大値を検出して前記係数器321、322、323、324のうちの対応した係数器(例えば324)の係数を1に制御し、残りの係数器(例えば321、322及び323)の係数を0に制御する。
前記ゲイン調整器36は、前記フィルタ261、262、263、264で分割された映像信号V1、V2、V3、V4の絶対値を演算して比較し、最大値を検出して前記係数器321、322、323、324のうちの対応した係数器(例えば324)をイネーブルとし、残りの係数器(例えば321、322及び323)をディセーブルとするように構成してもよい。
【0025】
前記第2加算器34は、前記係数器321、322、323、324の出力信号を加算し、前記補正量制御器16は前記加算器34の出力信号に予め設定された補正量制御用の係数(例えば0以上1未満の設定数)を掛ける。
前記加算器20は、前記補正量制御器16の出力信号を、前記遅延器22、24を介して前記入力端子10から入力した映像信号Vに加算して出力端子18へ出力する。
前記遅延器22、24及び遅延器301、302、303、304の遅延時間は、前記遅延器22、24を介して前記加算器20に入力する映像信号Vと、前記補正量制御器16を介して前記加算器20に入力する信号とのタイミングが画素毎に一致するように設定されている。
【0026】
つぎに図1の作用を図2を併用して説明する。
(1)帯域分割フィルタバンク26のフィルタ261、262、263、264は、入力端子10に入力した映像信号Vから、周波数帯域FB1(比較的高域であるが相対的に最も低い周波数帯域)、FB2、FB3、FB4(高域で相対的に最も高い周波数帯域FB4)の映像信号V1、V2、V3、V4を抽出する。
【0027】
(2)最大値検出部28のゲイン調整器36は、帯域フィルタ261、262、263、264で抽出された映像信号V1、V2、V3、V4の絶対値を演算して比較し、そのうちの最大値(例えばV4の絶対値)を検出して対応した係数器(例えば324)の係数を1に制御し(又は係数器(例えば324)をイネーブルとし)、残りの係数器(例えば321、322及び323)の係数を0に制御する(又は係数器(例えば321、322及び323)をディセーブルとする)。
【0028】
(3)このため、フィルタ261、262、263、264で抽出された映像信号V1、V2、V3、V4のうち、絶対値最大に対応した映像信号(例えばV4)のみが、輪郭補正信号として遅延器(例えば304)、係数器(例えば324)及び第2加算器34を介して補正量制御器16に入力する。
この補正量制御器16で設定係数が掛けられて補正量の制御された信号は、遅延器22、24でタイミング調整された入力映像信号と加算器20で加算され、輪郭補正された映像信号として出力端子18から表示部(例えばプラズマディスプレイ表示部、図示省略)側へ出力する。
【0029】
(4)したがって、入力映像信号の1ドット(例えば1画素)毎に係数器321、322、323、324のうちの1つの係数器の係数が1となり(又はイネーブルとなり)、残りの係数器の係数が0となり、4つの周波数帯域FB1〜FB4のうちで入力映像信号Vに最も多く含まれる周波数帯域(例えばFB4)の映像信号(例えばV4)のみが、輪郭補正信号として補正量制御器16を介して加算器20に入力し、入力映像信号に加算される。このため、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に入力映像信号に最も多く含まれる周波数帯域の映像信号が輪郭補正信号となり、常に適切な輪郭強調のできる映像信号が得られる。
【0030】
図1に示した実施形態例では、ゲイン調整器36が帯域分割フィルタバンク26の4個のフィルタ261、262、263、264で抽出された映像信号V1、V2、V3、V4の重みを等しくして比較し最大値を検出するようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、相対的に低い周波数帯域の映像信号を抽出するフィルタ(例えば261)の重みを軽く(小さく)した場合についても利用できる。
例えば、図1に点線で示すような0以上1未満の係数を掛ける係数器40を設け、この係数器40によって、相対的に最も低い周波数帯域FB1の映像信号V1の重みを、より高い周波数帯域FB2〜FB4の映像信号V2〜V4の重みより軽くした場合についても利用することができる。この場合、通常の入力映像信号中に比較的多く含まれている低い周波数帯域FB1の映像信号V1が最大値として処理される割合を相対的に小さくでき、係数器40の係数を0又は0近傍の値とした場合には映像信号V1が最大値として処理されないようにすることがでる。このため、視覚的強調効果が得られ易い高い周波数帯域の映像信号についての輪郭強調度を相対的に高くすることができる。
【0031】
図1に示した実施形態例では、タイミング調整用として入力端子10と加算器20の間に2つの遅延器22、24を挿入した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、入力端子10と加算器20の間に1つの遅延器を挿入して同一のタイミング調整機能を達成するようにした場合についても利用することができる。
【0032】
図3は本発明による映像信号処理回路の第2実施形態例を示すもので、図1と同一部分は同一符号とする。
図3において、10は入力端子、18は出力端子、20aは加算器、26aは帯域分割フィルタバンク、36aはゲイン調整器、380、381、382、383、384は係数可変可能な係数器である。
【0033】
前記帯域分割フィルタバンク26aはフィルタ260、261、262、263、264で構成され、これらのフィルタ260、261、262、263、264は、図4に示すような振幅特性H0、H1、H2、H3、H4を有し、入力端子10に入力した映像信号Vを正規化周波数の0〜0.1、0.1〜0.2、0.2〜0.3、0.3〜0.4、0.4〜0.5に相当する5つの周波数帯域FB0、FB1、FB2、FB3、FB4の映像信号V0、V1、V2、V3、V4に分割する。
【0034】
前記係数器380、381、382、383、384は、前記フィルタ260、261、262、263、264を通過した映像信号V0、V1、V2、V3、V4のそれぞれに係数(1+α)(αは0、1の可変値)を掛けて出力する。
【0035】
前記ゲイン調整器36aは、前記フィルタ260、261、262、263、264を通過した映像信号V0、V1、V2、V3、V4の絶対値を演算して比較し、そのうちの最大値を検出して前記係数器380、381、382、383、384のうちの対応した係数器(例えば383)の係数(1+α)のαを1に制御し、残りの係数器(例えば380、381、382及び384)の係数(1+α)のαを0に制御する。
【0036】
前記加算器20aは、前記係数器380、381、382、383、384の出力信号を加算し、入力映像信号Vに輪郭補正信号(例えばV3)が加算された映像信号を出力端子18へ出力する。
【0037】
つぎに図3の作用を図4を併用して説明する。
(1)帯域分割フィルタバンク26aのフィルタ260、261、262、263、264は、入力端子10に入力した映像信号Vから、周波数帯域FB0(低周波数帯域)、FB1(比較的高域であるが相対的に最も低い周波数帯域)、FB2、FB3、FB4(高域で相対的に最も高い周波数帯域)の映像信号V0、V1、V2、V3、V4を抽出する。
【0038】
(2)ゲイン調整器36aは、フィルタ260、261、262、263、264で抽出された映像信号V0、V1、V2、V3、V4の絶対値を演算して比較し、そのうちの最大値(例えばV3の絶対値)を検出して対応した係数器(例えば383)の係数(1+α)のαを1に制御し、残りの係数器(例えば380、381、382、及び384)の係数(1+α)のαを0に制御する。
【0039】
(3)このため、フィルタ260、261、262、263、264を通過した映像信号V0、V1、V2、V3、V4のうち、絶対値最大に対応した映像信号(例えばV3)のみが係数器(例えば383)で2倍され、残りの映像信号(例えばV0、V1、V2及びV4)が係数器(例えば380、381、382及び384)で1倍され、加算器20aで加算され、輪郭補正された映像信号として出力端子18から表示部側に出力する。
【0040】
(4)したがって、入力映像信号Vの1ドット(例えば1画素)毎に、係数器380、381、382、383、384のうちの1つの係数器の係数が2となり、残りの係数器の係数が1となり、5つの周波数帯域FB0〜FB4のうちで入力映像信号Vに最も多く含まれる周波数帯域(例えばFB3)の映像信号(例えばV3)のみが輪郭補正信号として入力映像信号Vに加算される。
例えば、ゲイン調整器36aで絶対値最大と検出された映像信号がV3であるとすると、係数器380、381、382、383、384の出力信号がV0、V1、V2、2V3、V4となるので、加算器20aで加算された出力端子18へ出力する映像信号は、入力映像信号V(V0+V1+V2+V3+V4=V)と輪郭補正信号V3を加算した信号となる。
【0041】
図3に示した実施形態例では、係数器380、381、382、383、384の係数(1+α)のαを0、1の可変値とし、ゲイン調整器36aがフィルタ260、261、262、263、264を通過した映像信号V0、V1、V2、V3、V4の絶対値を演算して比較し、そのうちの最大値を検出して対応した係数器(例えば383)の係数を2(α=1の場合)に制御し、残りの係数器(例えば380、381、382及び384)の係数を1(α=0の場合)に制御した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、次のような場合にも利用することができる。
すなわち、係数器380、381、382、383、384の係数を(1+β)とし、この(1+β)のβを0、0以上1未満、1の可変値とし、ゲイン調整器36aがフィルタ260、261、262、263、264を通過した映像信号V0、V1、V2、V3、V4の絶対値を演算して比較し、大きい順にm番目まで(mは分割数5(n=5の場合)以下の整数で、例えばm=3のときは1番目から3番目まで)の値を検出し、第1番目の大きな値に対応した係数器(例えば383)の係数を2(βが1の場合)に制御し、2番目からm番目までの大きな値に対応した係数器(例えば384、382)の係数を1以上2未満の設定値(βが0以上1未満の場合)に制御し、残りの係数器(例えば380)の係数を1(βが0の場合)に制御した場合についても利用することができる。このとき、mを分割数5と等しくした場合(n=mの場合)には、前述の「残りの係数器」がない場合に相当する。
【0042】
例えば、映像信号V0、V1、V2、V3、V4の絶対値の大きい順がV3、V4、V2、V0、V1の順であり第1番目から第3番目までを輪郭補正の対象とする場合には、加算器20aで加算され出力端子18へ出力する映像信号は、入力映像信号V(V0+V1+V2+V3+V4=V)と輪郭補正信号を加算した信号となり、この輪郭補正信号は、第1番目に大きい映像信号V3に1を掛けた信号と、第2、第3番目に大きい映像信号V4、V2に0以上1未満の値βを掛けた信号との和の信号となる。
【0043】
図3に示した実施形態例又は前述の段落「0041」、「0042」で記述した例では、ゲイン調整器36aがフィルタ260、261、262、263、264を通過した映像信号V0、V1、V2、V3、V4の重みを等しくして比較するようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、相対的に低い周波数帯域のフィルタ(例えば260、261)を通過した映像信号(例えばV0、V1)の重みを軽くして比較する場合についても利用することができる。
例えば、図3に点線で示すような1未満の正の係数を掛ける係数器40a、40bを設け、これらの係数器40a、40bによって、相対的に低い周波数帯域FB0、FB1のフィルタ260、261を通過した映像信号V0、V1の重みを軽くした場合についても利用することができる。この場合、通常の入力映像信号中に比較的多く含まれている低い周波数帯域FB0、FB1の映像信号V0、V1が最大値として処理される割合を相対的に小さくでき、係数器40a、40bの係数を0又は0近傍の値とした場合には、映像信号V0、V1が最大値として処理されないようにすることができる。このため、視覚的強調効果が得られ易い高い周波数帯域の映像信号についての輪郭強調度を相対的に高くすることができる。
【0044】
図5は本発明による映像信号処理回路の第3実施形態例を示すもので、図1と同一部分は同一符号とする。
図5において、10は入力端子、16は強調量制御器、18は出力端子、20は加算器、26は帯域分割フィルタバンク、321、322、323、324は係数可変可能な係数器、34は第2加算器、36bはゲイン調整器、42は遅延器、44は積算値算出器である。
前記帯域分割フィルタバンク26は、図1の場合と同様に、入力端子10に入力した映像信号Vを4つの周波数帯域FB1、FB2、FB3、FB4の映像信号V1、V2、V3、V4に分割するフィルタ261、262、263、264で構成されている。
【0045】
前記積算値算出器44はカウンタ461、462、463、464及びラッチ回路481、482、483、484で構成されている。
前記カウンタ461、462、463、464はフレームパルスでリセットされ、前記ラッチ回路481、482、483、484はフレームパルスで更新される。
前記カウンタ461、462、463、464は、前記フィルタ261、262、263、264を通過した映像信号V1、V2、V3、V4の絶対値を1フレーム期間にわたって積算し、前記ラッチ回路481、482、483、484は、前記カウンタ461、462、463、464で算出した積算値を1フレーム期間保持する。
【0046】
前記カウンタ461は、図6に示すように、絶対値回路50、D−FF(D型フリップフロップ)52、加算器54及びクロックカウンタ56で構成されている。
前記絶対値回路50は前記フィルタ261を通過した映像信号V1の絶対値を演算し、前記D−FF52は前記加算器54の和信号Sを1ドット(例えば1画素)分遅延して出力し、前記加算器54は前記絶対値回路50の演算値と前記D−FF52の出力値を入力信号A、Bとして加算し、前記クロックカウンタ56は、前記加算器54の桁上げ信号COをイネーブル信号としてクロックCKを計数し、計数値を積算値として出力する。
例えば、加算器54が8ビット加算器の場合には、加算器54の和信号Sが256(10進数表示)になる毎に桁上げ信号COがHレベルとなってクロックカウンタ56をイネーブル状態とし、クロックCKの計数値を+1するので、1フレーム期間に加算器54の和信号Sが256に達した回数が積算値として出力する。
前記カウンタ462、463、464は、前記カウンタ461と同様に構成されている。
【0047】
前記ゲイン調整器36bは、前記カウンタ461、462、463、464で算出され、前記ラッチ回路481、482、483、484でラッチされた積算値を比較し、そのうちの最大値を検出して前記係数器321、322、323、324のうちの対応した係数器(例えば324)の係数を1に制御し、残りの係数器(例えば321、322及び323)の係数を0に制御する。
【0048】
つぎに図5の作用を図2及び図6を併用して説明する。
(1)帯域分割フィルタバンク26のフィルタ261、262、263、264は、図1の場合と同様にして、入力端子10に入力した映像信号Vから図2に示した4つの周波数帯域FB1、FB2、FB3、FB4の映像信号V1、V2、V3、V4を抽出する。
【0049】
(2)積算値算出器44のカウンタ461及びラッチ回路481はつぎのように作用する。
フィルタ261を通過した映像信号V1が絶対値回路50に入力すると、その絶対値が絶対値回路50で演算され加算器54の入力信号Aとなる。加算器54の和信号SはD−FF52で1ドット分遅延して加算器54の入力信号Bとなるので、加算器54で映像信号V1の絶対値が1フレーム期間にわたって積算され、この積算値に対応したクロックカウンタ56の計数値がラッチ回路481で1フレーム期間ラッチされる。
例えば、加算器54が8ビット加算器の場合には、1フレーム期間に加算器54の和信号Sが256に達した回数が積算値として出力し、この積算値がラッチ回路481で1フレーム期間ラッチされる。
積算値算出器44のカウンタ462、463、464及びラッチ回路482、483、484は、カウンタ461及びラッチ回路481と同様にして、映像信号V2、V3、V4の絶対値を1フレーム期間にわたって積算し、この積算値に対応したクロックカウンタ56の計数値をラッチ回路482、483、484で1フレーム期間ラッチする。
【0050】
(3)ゲイン調整器36bは、積算値算出器44で算出された積算値を比較し、そのうちの最大値(例えばV4についての積算値)を検出して対応した係数器(例えば324)の係数を1に制御し、残りの係数器(例えば321、322及び323)の係数を0に制御する。
【0051】
(4)このため、フィルタ261、262、263、264で抽出された映像信号V1、V2、V3、V4のうち、積算値最大に対応した映像信号(例えばV4)のみが、輪郭補正信号として補正量制御器16に入力する。
この補正量制御器16で設定係数が掛けられて補正量の制御された信号は、遅延器42でタイミングが一致するように調整された入力映像信号と加算器20で加算され、輪郭補正された映像信号が出力端子18から表示部側へ出力する。
【0052】
(5)したがって、入力映像信号の1ドット毎に係数器321、322、323、324のうちの1つの係数器の係数が1となり、残りの係数器の係数が0となり、4つの周波数帯域FB1〜FB4のうちで入力映像信号Vに最も多く含まれる周波数帯域(例えばFB4)の映像信号(例えばV4)のみが、輪郭補正信号として補正量制御器16を介して加算器20に入力し、入力映像信号に加算される。このため、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に適切な輪郭強調のできる映像信号が得られる。
しかも、積算値算出器44を設けてフレーム毎の処理をしているので、ドット毎に処理を行うもの(例えば図1の構成のもの)と比較して回路構成が簡単になる。すなわち、ドット毎に処理を行うための遅延器24、301〜304が不要になり、後段に接続するゲイン調整器の回路構成を簡単にすることができる。
【0053】
図5に示した実施形態例では、積算値算出器44が、帯域分割フィルタバンク26の4個のフィルタ261、262、263、264で抽出された映像信号V1、V2、V3、V4の重みを等しくしてそれぞれの積算値を算出し、ゲイン調整器36bがこれらの積算値を比較し最大値を検出するようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、相対的に低い周波数帯域の映像信号を通過するフィルタ(例えば261)の重みを軽くした場合についても利用できる。
例えば、図5に点線で示すような0以上1未満の係数を掛ける係数器40cを設け、この係数器40cによって、相対的に最も低い周波数帯域FB1の映像信号V1の重みを、より高い周波数帯域FB2〜FB4の映像信号V2、V3、V4の重みより軽くした場合についても利用することができる。この場合、通常の入力映像信号中に比較的多く含まれている低い周波数帯域FB1の映像信号V1が最大値として処理される割合を相対的に小さくでき、係数器40cの係数を0又は0近傍の値とした場合には、映像信号V1が最大値として処理されないようにすることができる。このため、視覚的強調効果が得られ易い高い周波数帯域の映像信号についての輪郭強調度を相対的に高くすることができる。
【0054】
図5に示した実施形態例では、積算値算出器44が、帯域分割フィルタバンク26抽出された映像信号V1、V2、V3、V4の絶対値を1フレーム期間にわたって積算するようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、帯域分割フィルタバンク26抽出された映像信号V1、V2、V3、V4の絶対値を複数フレーム期間にわたって積算するようにした場合についても利用することができる。
【0055】
図5に示した実施形態例では、図1のゲイン調整器36の前段に積算値算出器44を挿入した構成と同等の構成としたが、本発明はこれに限るものでなく、図3のゲイン調整器36aの前段に積算値算出器44を挿入した構成のもの(請求項12、13の発明の実施形態例に相当)についても利用することができる。
この場合も、フレーム毎に処理を行うので、図5に示した実施形態例と同様の理由により、ドット毎に処理を行うもの(例えば図1の構成のもの)と比較して回路構成を簡単にすることができる。
【0056】
図1、図5に示した実施形態例では、本発明を一方向(例えば水平方向、垂直方向又は斜め方向)の輪郭補正に利用した場合ついて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、水平方向と垂直方向のような2方向、水平方向と垂直方向と斜め方向のような3方向等のように複数方向の輪郭補正に利用した場合についても利用することができる。
【0057】
図7は本発明を水平方向、垂直方向及び斜め方向の輪郭補正に利用した場合の一実施形態例(本発明による映像信号処理回路の第4実施形態例)を示すもので、図1と同一部分は同一符号とする。
図7において、10は入力端子、16は補正量制御器、18は出力端子、20は加算器、58は遅延器、60、62、64、66は複数の帯域分割フィルタバンクの一例としての水平用、垂直用、斜め用、斜め用の帯域分割フィルタバンク、70、72、74、76は個別用最大値検出部の一例としての水平用、垂直用、斜め用、斜め用の最大値検出部、78は全体用最大値検出部である。
【0058】
前記水平用、垂直用、斜め用、斜め用の帯域分割フィルタバンク60、62、64、66は、前記入力端子10に入力した映像信号Vを、図8に示す2次元周波数特性図の0°方向(水平方向)、90°方向(垂直方向)、45°方向(斜め方向)、135°方向(斜め方向)の周波数毎に、低周波数帯域を除いた4つの周波数帯域に分割するフィルタ601〜604、621〜624、641〜644、661〜664で構成されている。図8の2次元周波数特性図において、点線で示した枠80は入力映像信号Vの分布領域を示す。
前記水平用帯域分割フィルタバンク60の各フィルタ601、602、603、604は、図9に示すように、前記入力端子10に入力した映像信号Vを、水平方向の周波数を低周波数帯域を除いた4つの周波数帯域FB1、FB2、FB3、FB4の映像信号V1、V2、V3、V4に分割する。
前記垂直用、斜め用、斜め用の帯域分割フィルタバンク62、64、66の各フィルタ621〜624、641〜644、661〜664も同様に構成されている。
【0059】
前記水平用、垂直用、斜め用、斜め用の最大値検出部70、72、74、76は、それぞれ図1の遅延器301〜304、係数器321〜324、第2加算器34及びゲイン調整器36からなる最大値検出部28と同等の回路で構成され、前記水平用、垂直用、斜め用、斜め用の帯域分割フィルタバンク60、62、64、66のそれぞれで分割した複数の映像信号の絶対値のうちの最大値を検出する。
前記全体用最大値検出部78は、前記水平用、垂直用、斜め用、斜め用の最大値検出部70、72、74、76で検出した最大値のうちの最大値を検出する。
【0060】
つぎに図7の作用を図8〜図10を併用して説明する。
(1)水平用帯域分割フィルタバンク60のフィルタ601、602、603、604は、図9に示すように、入力端子10に入力した映像信号Vから、水平方向(図8の0°方向)の周波数を低周波数帯域を除いた4つの周波数帯域FB1、FB2、FB3、FB4の映像信号V1、V2、V3、V4を抽出する。
垂直用、斜め用、斜め用の帯域分割フィルタバンク62、64、66のフィルタ621〜624、641〜644、661〜664は、同様にして、入力端子10に入力した映像信号Vから、垂直方向(90°方向)、斜め方向(45°方向)、斜め方向(135°方向)の周波数を低周波数帯域を除いた4つの周波数帯域の映像信号を抽出する。
【0061】
(2)水平用最大値検出部70は、水平用帯域分割フィルタバンク60で抽出した4つの映像信号V1、V2、V3、V4の絶対値を比較し、そのうちの最大値を検出する。
垂直用、斜め用、斜め用の最大値検出部72、74、76は、同様にして、垂直用、斜め用、斜め用の帯域分割フィルタバンク62、64、66のそれぞれで抽出した4つの映像信号の絶対値を比較し、その最大値を検出する。
【0062】
(3)全体用最大値検出部78は、水平用、垂直用、斜め用、斜め用の最大値検出部70、72、74、76で検出した最大値を比較し、そのうちの最大値を検出する。
【0063】
(4)このため、入力端子10に入力し、水平用、垂直用、斜め用、斜め用の帯域分割フィルタバンク60、62、64、66の各フィルタ601〜604、621〜624、641〜644、661〜664で抽出された映像信号のうち、その絶対値最大に対応した映像信号のみが、輪郭補正信号として補正量制御器16に入力する。
この補正量制御器16で設定係数が掛けられて補正量の制御された信号は、遅延器58でタイミング調整された入力映像信号と加算器20で加算され、輪郭補正された映像信号として出力端子18から表示部側へ出力する。
【0064】
(5)したがって、入力映像信号Vの1ドット毎に、入力映像信号Vに含まれる水平方向(0°方向)、垂直方向(90°方向)、斜め方向(45°方向)、斜め方向(135°方向)の低周波数帯域を除いた4つの分割周波数帯域のうちで最も多く含まれる分割周波数帯域を通過した映像信号のみが、輪郭補正信号として補正量制御器16を介して加算器20に入力し、入力映像信号Vに加算される。このため、入力映像信号Vの周波数帯域が変化しても、水平、垂直及び斜め方向の輪郭強調を適切なものとすることができる。
【0065】
例えば、図10(a)に示すように、135°方向の斜め線を表示するドットD11〜D55が点灯し(ハッチング付きで示す。)、周辺のドットD12、D21、D23、D32、D34、…が非点灯の場合においては、水平方向と垂直方向の輪郭が重複して強調されるのを防止することができる。
すなわち、点灯ドットD22については、水平方向に隣接する非点灯ドットD21、D23との間で輪郭強調を行う輪郭補正信号と、垂直方向に隣接する非点灯ドットD12、D32との間で輪郭強調を行う輪郭補正信号との一方だけが入力映像信号Vに加算されるので、水平方向と垂直方向の輪郭が重複して強調されるのを防止することができる。
その他の点灯ドットD11、D33〜D55についても、点灯ドットD22と同様である。
【0066】
また、図10(b)に示すように、0°方向の水平線と90°方向の垂直線からなる直角線を表示するドットD22〜D24、D22〜D52が点灯し(ハッチング付きで示す。)、周辺のドットD11〜D14、D21〜D51、D33〜D53、D34、…が非点灯の場合においては、輪郭強調の抜けで直角線の角部外側が輪郭強調無しとなるのを防止することができるとともに、直角線の角部内側が輪郭強調され過ぎるのを防止することができる。
すなわち、135°の斜め方向の輪郭強調を行うための帯域分割フィルタバンク66及び最大値検出部76がないと、非点灯ドットD11については水平方向及び垂直方向に隣接する点灯ドットがないので、水平方向及び垂直方向の輪郭強調を行う輪郭補正信号が生成されず輪郭強調の抜けが生じる。しかし、図7の実施形態例では帯域分割フィルタバンク66及び最大値検出部76を具備しているので、135°の斜め方向に隣接する点灯ドットD22との間で輪郭強調を行う輪郭補正信号が生成し、直角線の角部外側が輪郭強調無しとなるのを防止できる。
また、非点灯ドットD33については、水平方向、垂直方向及び135°斜め方向に点灯ドットD32、D23、D22が隣接しているので、対応する水平用、垂直用、斜め用の最大値検出部70、72、76から輪郭強調のための映像信号の絶対値が出力するが、そのうち最大値が全体用最大値検出部78で検出され、補正量制御器16を介して輪郭補正信号として加算器で入力映像信号Vと加算されるので、水平方向、垂直方向、斜め方向の何れか一方向の輪郭成分のみが強調され、水平方向、垂直方向、斜め方向のうちの2方向又は3方向の輪郭成分が重複して強調されることがない。
【0067】
図7に示した実施形態例では、水平用、垂直用、斜め用、斜め用の最大値検出部70、72、74、76のそれぞれを、図1の遅延器301〜304、係数器321〜324、第2加算器34及びゲイン調整器36からなる最大値検出部28と同等の回路で構成した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、図5の積算値算出器44、係数器321〜324、第2加算器34及びゲイン調整器36bからなる最大値検出部と同等の回路で構成した場合(請求項10の発明の実施形態例に相当)についても利用することができる。
この場合も、フレーム毎に処理を行うので、図5に示した実施形態例と同様の理由により、ドット毎に処理を行うもの(例えば図1の構成のもの)と比較して回路構成を簡単にすることができる。
【0068】
図7に示した実施形態例では、水平用、垂直用、斜め用、斜め用の最大値検出部70、72、74、76のそれぞれが、対応する帯域分割フィルタバンク60、62、64、66の各フィルタ601〜604、621〜624、641〜644、661〜664で分割された4つの映像信号の重みを等しくして比較し最大値を検出するようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、相対的に低い周波数帯域の映像信号を通過するフィルタの重みを軽くした場合についても利用できる。
この場合、視覚的強調効果が得られにくい低い周波数帯域(例えばFB1)については重みを軽くし、視覚的強調効果が得られ易い高い周波数帯域(例えばFB4)については重みを重くし、相対的に高い周波数帯域に属する映像信号についての輪郭強調度を高めることができる。
【0069】
図1、図5、図7に示した実施形態例では、帯域分割フィルタバンクが、入力映像信号Vを、低周波数帯域を除いた4つの周波数帯域に分割した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、入力映像信号Vを、低周波数帯域を除いた4つ以外の複数の周波数帯域に分割した場合、又は低周波数帯域を含んだ複数の周波数帯域に分割した場合についても利用することができる。
【0070】
図3に示した実施形態例では、帯域分割フィルタバンクが、入力映像信号Vを5つの周波数帯域に分割した場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、入力映像信号Vを5つ以外の複数の周波数帯域に分割した場合についても利用することができる。
【0071】
【発明の効果】
請求項1の発明による映像信号処理回路は、帯域分割フィルタバンク、最大値検出部及び加算器を具備し、帯域分割フィルタバンクで分割された複数の映像信号のうちの最大値を最大値検出部で検出し、この検出された映像信号を輪郭補正信号として加算器で入力映像信号に加算して出力映像信号とするように構成したので、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に入力映像信号に最も多く含まれる周波数帯域の映像信号が輪郭補正信号となる。このため、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に適切な輪郭強調のできる映像信号を得ることができる。
【0072】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、最大値検出部を複数の係数器、ゲイン調整器及び第2加算器で構成したので、最大値検出部の構成を簡単にすることができる。
【0073】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、帯域分割フィルタバンクを、入力映像信号を複数方向の周波数毎に複数の周波数帯域に分割する複数の帯域分割フィルタバンクで構成し、最大値検出部を、複数の帯域分割フィルタバンクのそれぞれで分割した複数の映像信号のうちの最大値を検出する個別用最大値検出部と、複数の個別用最大値検出部で検出された最大値のうちの最大値を検出して加算器への出力とする全体用最大値検出部とで構成したので、複数方向の輪郭強調を適切なものとすることができる。
【0074】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、複数の帯域分割フィルタバンクを水平用、垂直用、斜め用の帯域分割フィルタバンクとし、複数の個別用最大値検出部を水平用、垂直用、斜め用の最大値検出部としたので、水平、垂直及び斜め方向の輪郭強調を適切なものとすることができる。
例えば、輪郭強調の重複で斜め線の輪郭や直角線の角部内側が輪郭強調され過ぎるのを防止するとともに、輪郭強調の抜けで直角線の角部外側が輪郭強調無しとなるのを防止することができる。
【0075】
請求項5(又は6)の発明は、請求項3(又は4)の発明において、複数の個別用(又は水平用、垂直用、斜め用)の最大値検出部のそれぞれを、対応した帯域分割フィルタバンクで分割された複数の映像信号のそれぞれに係数を掛けて出力する係数器と、対応した帯域分割フィルタバンクで分割された複数の映像信号の絶対値を比較して最大値を検出し、複数の係数器のうちの対応した係数器の係数を1に制御し残りの係数器の係数を0に制御するゲイン調整器と、複数の係数器の出力を加算して出力する第2加算器とで構成した場合には、複数の個別用(又は水平用、垂直用、斜め用)の最大値検出部の構成を簡単にすることができる。
【0076】
請求項7の発明による映像信号処理回路は、帯域分割フィルタバンク、複数の係数器、ゲイン調整器及び加算器を具備し、ゲイン調整器によって、帯域分割フィルタバンクで分割された複数の映像信号のうちの最大値を検出し、複数の係数器のうちの対応した係数器の係数(1+α)のαを1に制御し、残りの係数器の係数(1+α)のαを0に制御するように構成したので、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に入力映像信号に最も多く含まれる周波数帯域の映像信号が輪郭補正信号となる。このため、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に適切な輪郭補正のできる映像信号を得ることができる。
【0077】
請求項8の発明による映像信号処理回路は、帯域分割フィルタバンク、n個の係数器、ゲイン調整器及び加算器を具備し、ゲイン調整器によって、帯域分割フィルタバンクで分割されたn個の映像信号を比較して1番目からm番目までの大きな値を検出し、n個の係数器のうちの1番目の大きな値に対応した係数器の係数(1+β)のβを1に制御し、2番目からm番目までの大きな値に対応した係数器の係数(1+β)のβを0以上1未満の値に制御し、残りの係数器の係数(1+β)のβを0に制御するように構成したので、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に入力映像信号により多く含まれる周波数帯域の映像信号が輪郭補正信号となる。このため、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に適切な輪郭補正のできる映像信号を得ることができる。
【0078】
請求項9の発明による映像信号処理回路は、帯域分割フィルタバンク、複数の係数器、積算値算出器、ゲイン調整器及び加算器を具備し、ゲイン調整器によって、積算値算出器で算出された積算値の最大値を検出し、複数の係数器のうちの対応した係数器の係数を1に制御し、残りの係数器の係数を0に制御するように構成したので、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に入力映像信号に最も多く含まれる周波数帯域の映像信号が輪郭補正信号となる。このため、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に適切な輪郭補正のできる映像信号を得ることができる。
しかも、積算値算出器を設けてフレーム毎の処理をしているので、ドット毎に処理を行うもの(例えば図1の構成のもの)と比較して回路構成を簡単にすることができる。
【0079】
請求項10の発明は、請求項9の発明において、帯域分割フィルタバンクを複数の帯域分割フィルタバンクで構成し、複数の係数器を複数組の係数器群で構成し、積算値算出器を複数の積算値算出器で構成し、ゲイン調整器を複数のゲイン調整器で構成し、第2加算器を複数の第2加算器で構成したので、複数方向の輪郭強調を適切なものとすることができる。
【0080】
請求項11の発明は、請求項10の発明において、複数の帯域分割フィルタバンクを水平用、垂直用、斜め用の帯域分割フィルタバンクで構成し、複数組の係数器群を水平用、垂直用、斜め用の係数器群で構成し、複数の積算値算出器を水平用、垂直用、斜め用の積算値算出器で構成し、複数のゲイン調整器を水平用、垂直用、斜め用のゲイン調整器で構成し、複数の第2加算器を水平用、垂直用、斜め用の第2加算器で構成したので、水平、垂直及び斜め方向の輪郭強調を適切なものとすることができる。
例えば、斜め線が輪郭強調され過ぎるのを防止することができるとともに、直角線の角部外側が輪郭強調無しとなるのを防止することができる。
【0081】
請求項12の発明による映像信号処理回路は、帯域分割フィルタバンク、複数の係数器、積算値算出器、ゲイン調整器及び加算器を具備し、ゲイン調整器によって、積算値算出器で算出された積算値を比較して最大値を検出し、複数の係数器のうちの対応した係数器の係数を2に制御し、残りの係数器の係数を1に制御するように構成したので、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に入力映像信号に最も多く含まれる周波数帯域の映像信号が輪郭補正信号となる。このため、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に適切な輪郭補正のできる映像信号を得ることができる。
しかも、積算値算出器を設けてフレーム毎の処理をしているので、ドット毎に処理を行うもの(例えば図1の構成のもの)と比較して回路構成を簡単にすることができる。
【0082】
請求項13の発明による映像信号処理回路は、帯域分割フィルタバンク、n個の係数器、積算値算出器、ゲイン調整器、及び加算器を具備し、ゲイン調整器によって、積算値算出器で算出された積算値を比較して大きい順に1番目からm番目までを検出し、n個の係数器のうちの1番目の大きな値に対応した係数器の係数を2に制御し、2番目からm番目までの大きな値に対応した係数器の係数を1以上2未満の値に制御し、残りの係数器の係数を1に制御するように構成したので、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に入力映像信号により多く含まれる周波数帯域の映像信号が輪郭補正信号となる。このため、入力映像信号の周波数帯域が変化しても、常に適切な輪郭補正のできる映像信号を得ることができる。
しかも、積算値算出器を設けてフレーム毎の処理をしているので、ドット毎に処理を行うもの(例えば図1の構成のもの)と比較して回路構成を簡単にすることができる。
【0083】
請求項14(又は15)の発明は、請求項2、5、6、7又は8の発明において、ゲイン調整器の前段に、帯域分割フィルタバンクで分割された複数の映像信号のうちの、相対的に最も低い周波数帯域で分割された映像信号(又は相対的に低い周波数帯域で分割された複数の映像信号のそれぞれ)に0以上1未満に設定された係数を掛けて出力する係数器を設けたので、入力映像信号のうちの相対的に高い周波数帯域に属する映像信号についての輪郭強調効果を高くすることができる。
【0084】
請求項16(又は17)の発明は、請求項9、10、11、12又は13の発明において、積算値算出器の前段に、帯域分割フィルタバンクで分割された複数の映像信号のうちの、相対的に最も低い周波数帯域で分割された映像信号(又は相対的に低い周波数帯域で分割された複数の映像信号のそれぞれ)に0以上1未満に設定された係数を掛けて出力する係数器を設けたので、入力映像信号のうちの相対的に高い周波数帯域に属する映像信号についての輪郭強調効果を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像信号処理回路の第1実施形態例を示すブロック図である。
【図2】図1中の帯域分割フィルタバンク26の特性を示すもので、構成要素の各フィルタ261、262、263、264の振幅特性図である。
【図3】本発明による映像信号処理回路の第2実施形態例を示すブロック図である。
【図4】図3中の帯域分割フィルタバンク26aの特性を示すもので、構成要素の各フィルタ260、261、262、263、264の振幅特性図である。
【図5】本発明による映像信号処理回路の第3実施形態例を示すブロック図である。
【図6】図5中のカウンタ461、462、463、464の具体例を示すブロック図である。
【図7】本発明による映像信号処理回路の第4実施形態例を示すブロック図である。
【図8】図7中の水平用、垂直用、斜め用、斜め用の帯域分割フィルタバンク60、62、64、66による水平方向(0°方向)、垂直方向(90°方向)、斜め方向(45°方向)、斜め方向(135°方向)の周波数の関係を示す2次元周波数特性図である。
【図9】図7中の水平用帯域分割フィルタバンク60の特性を示すもので、構成要素の各フィルタ601、602、603、604の振幅特性図である。
【図10】図7の作用を説明するもので、(a)は斜め線の輪郭強調を説明するドットを示す図、(b)は直角線の輪郭強調を説明するドットを示す図である。
【図11】従来例を示すブロック図である。
【図12】図11中のフィルタ14の振幅特性図である。
【符号の説明】
10…入力端子、 12、22、24、301〜304、42、58…遅延器、 16…補正量制御器、 18…出力端子、 20、20a…加算器、 26、26a…帯域分割フィルタバンク、 261〜264、260〜264…帯域分割フィルタバンク26、26aを構成するフィルタ、 28…最大値検出部、321〜324、380〜384…係数可変可能な係数器、 34…第2加算器、 36、36a、36b…ゲイン調整器、 40、40a、40b、40c…係数器、 44…積算値算出器、 461〜464…カウンタ、 481〜484…ラッチ回路、 50…絶対値回路、 52…D−FF、 54…加算器、56…クロックカウンタ、 60…水平用帯域分割フィルタバンク、 62…垂直用帯域分割フィルタバンク、 64、66…斜め用帯域分割フィルタバンク、 601〜604、621〜624、641〜644、661〜664…帯域分割フィルタバンク60、62、64、66を構成するフィルタ、 70…水平用最大値検出部(個別用最大値検出部の一例)、 72…垂直用最大値検出部(個別用最大値検出部の一例)、 74、76…斜め用最大値検出部(個別用最大値検出部の一例)、 78…全体用最大値検出部、 80…入力映像信号Vの分布領域を示す枠、 D11〜D14、D21〜D24、D31〜D34、D51〜D55…ドット(画素)、 FB0〜FB4…分割された周波数帯域、 V…入力映像信号、 V0〜V4…周波数帯域FB0〜FB4で分割された映像信号。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a video signal processing circuit that extracts a contour correction signal from an input video signal (for example, a digital input video signal) using a filter and outputs a contour-corrected video signal.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 11, this type of video signal processing circuit includes a
The amplitude characteristic H4 of the filter 14 is formed as shown in FIG. In FIG. 12, the horizontal axis represents the frequency normalized to 0.5 for the maximum frequency of the frequency band of the input video signal V, and the vertical axis represents the amplitude normalized to 1 for the maximum amplitude.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional example shown in FIG. 11, since the contour correction signal is extracted by the single filter 14, depending on the frequency band of the input video signal V, there may be an output video signal having no contour correction effect. There is a problem that a blurred image may be displayed.
That is, when the frequency band of the video signal V input to the
[0004]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and provides a video signal processing circuit capable of always obtaining an output video signal capable of performing appropriate edge enhancement even when the frequency band of the input video signal changes. It is intended.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
Claim1The video signal processing circuit according to the present invention includes a band division filter bank that divides an input video signal into n frequency bands (n is an integer of 2 or more), and n video signals divided by the band division filter bank. A coefficient coefficient that can be output by multiplying each coefficient by a coefficient (1 + β) (β is a variable value between 0 and 1) and the absolute value of n video signals divided by the band division filter bank are compared. First to m-th values (m is an integer equal to or less than n) are detected in order of magnitude, and β of the coefficient (1 + β) of the coefficient unit corresponding to the first largest value among the n coefficient units is 1 The coefficient of coefficient (1 + β) corresponding to the second to mth large values is controlled to a value between 0 and less than 1, and β of the remaining coefficient (1 + β) is set to 0. Output video by adding the outputs of the gain adjuster to be controlled and n coefficient units And an adder as a signal. At this time, when m = n, the number of the “remaining coefficient units” is 0.
[0016]
Claim2The video signal processing circuit according to the present invention includes a band division filter bank that divides an input video signal into n frequency bands (n is an integer of 2 or more), and n video signals divided by the band division filter bank. A coefficient unit capable of changing a coefficient by multiplying each by a coefficient (1 + β) (β is a variable value of 0 or more and 1 or less), and an absolute value of n video signals divided by the band division filter bank for a p frame period (P is an integer equal to or greater than 1) An integrated value calculator that integrates over n and n integrated values calculated by the integrated value calculator are compared in order from the first to the mth (m is an integer equal to or less than n). The value of the coefficient (1 + β) corresponding to the first large value of the n coefficient units is controlled to 1, and the second to mth large values are supported. Β of coefficient of coefficient (1 + β) is 0 or more and less than 1 And a gain adjuster that controls β of the coefficient (1 + β) of the remaining coefficient units to 0 and an adder that adds the outputs of the n coefficient units to produce an output video signal. It is characterized by that. At this time, when m = n, the number of the “remaining coefficient units” is 0.
In such a configuration, the absolute value of the plurality of video signals extracted by the band division filter bank is integrated over the p frame period by the integration value calculator, and the plurality of integration values are compared by the gain adjuster in descending order. The first to mth are detected, and the coefficient of the coefficient unit corresponding to the first large value among the n coefficient units is controlled to 2, and the coefficient unit corresponding to the second to mth large value Is controlled to a value of 1 or more and less than 2, and the coefficients of the remaining coefficient units are controlled to 1, so even if the frequency band of the input video signal changes, the frequency band that is always included in the input video signal is increased. The video signal becomes the contour correction signal.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a first embodiment of a video signal processing circuit according to the present invention. The same parts as those in FIG.
In FIG. 1, 10 is an input terminal, 16 is a correction amount controller, 18 is an output terminal, 20 is an adder, 22 and 24 are delay devices, 26 is a band division filter bank, and 28 is a maximum value detection unit.
[0022]
The band
The frequency bands FB1, FB2, FB3, and FB4 represent frequency bands obtained by dividing the frequency band of the input video signal V excluding the low frequency band FB0 into four.
[0023]
The maximum
[0024]
The gain adjuster 36 calculates and compares the absolute values of the video signals V1, V2, V3, and V4 divided by the
The gain adjuster 36 calculates and compares absolute values of the video signals V1, V2, V3, and V4 divided by the
[0025]
The
The
The delay times of the
[0026]
Next, the operation of FIG. 1 will be described with reference to FIG.
(1) The
[0027]
(2) The gain adjuster 36 of the maximum
[0028]
(3) For this reason, only the video signal (for example, V4) corresponding to the maximum absolute value among the video signals V1, V2, V3, and V4 extracted by the
The
[0029]
(4) Therefore, the coefficient of one coefficient unit among the
[0030]
In the embodiment shown in FIG. 1, the
For example, a
[0031]
In the embodiment shown in FIG. 1, the case where two
[0032]
FIG. 3 shows a second embodiment of the video signal processing circuit according to the present invention. The same parts as those in FIG.
In FIG. 3, 10 is an input terminal, 18 is an output terminal, 20a is an adder, 26a is a band division filter bank, 36a is a gain adjuster, 380, 381, 382, 383, and 384 are coefficient units whose coefficients can be varied. .
[0033]
The band
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
The
[0037]
Next, the operation of FIG. 3 will be described with reference to FIG.
(1) The
[0038]
(2) The
[0039]
(3) For this reason, among the video signals V0, V1, V2, V3, and V4 that have passed through the
[0040]
(4) Therefore, for each dot (for example, one pixel) of the input video signal V, the coefficient of one coefficient unit of the
For example, if the video signal detected as the maximum absolute value by the
[0041]
In the embodiment shown in FIG. 3, α of the coefficient (1 + α) of the
That is, the coefficient of the
[0042]
For example, when the absolute values of the video signals V0, V1, V2, V3, and V4 are in the descending order of V3, V4, V2, V0, and V1, and the first to third targets are the contour correction targets. The video signal added by the
[0043]
In the embodiment shown in FIG. 3 or the example described in the above paragraphs “0041” and “0042”, the video signals V0, V1, and V2 that the
For example,
[0044]
FIG. 5 shows a third embodiment of the video signal processing circuit according to the present invention. The same parts as those in FIG.
In FIG. 5, 10 is an input terminal, 16 is an emphasis amount controller, 18 is an output terminal, 20 is an adder, 26 is a band division filter bank, 321, 322, 323 and 324 are coefficient multipliers with variable coefficients, and 34 is The second adder, 36b is a gain adjuster, 42 is a delay unit, and 44 is an integrated value calculator.
The band dividing
[0045]
The integrated value calculator 44 includes
The
The
[0046]
As shown in FIG. 6, the
The
For example, when the
The
[0047]
The gain adjuster 36b compares the integrated values calculated by the
[0048]
Next, the operation of FIG. 5 will be described with reference to FIGS.
(1) The
[0049]
(2) The
When the
For example, when the
The
[0050]
(3) The gain adjuster 36b compares the integrated values calculated by the integrated value calculator 44, detects the maximum value (for example, the integrated value for V4) and detects the coefficient of the corresponding coefficient unit (for example, 324). Is controlled to 1, and the coefficients of the remaining coefficient units (eg, 321, 322, and 323) are controlled to 0.
[0051]
(4) For this reason, only the video signal (for example, V4) corresponding to the maximum integrated value among the video signals V1, V2, V3, and V4 extracted by the
The
[0052]
(5) Therefore, for each dot of the input video signal, the coefficient of one coefficient unit among the
In addition, since the integrated value calculator 44 is provided to perform the processing for each frame, the circuit configuration is simplified compared to the processing for each dot (for example, the configuration of FIG. 1). That is, the
[0053]
In the embodiment shown in FIG. 5, the integrated value calculator 44 calculates the weights of the video signals V1, V2, V3, and V4 extracted by the four
For example, a
[0054]
In the embodiment shown in FIG. 5, the integrated value calculator 44 integrates the absolute values of the video signals V1, V2, V3, and V4 extracted from the band
[0055]
In the embodiment shown in FIG. 5, the configuration is the same as the configuration in which the integrated value calculator 44 is inserted in the preceding stage of the
In this case as well, since the processing is performed for each frame, the circuit configuration is simpler than that for processing for each dot (for example, the configuration shown in FIG. 1) for the same reason as in the embodiment shown in FIG. Can be.
[0056]
In the embodiment shown in FIGS. 1 and 5, the case where the present invention is used for contour correction in one direction (for example, the horizontal direction, the vertical direction, or the oblique direction) has been described. However, the present invention is not limited to this. It can also be used for contour correction in a plurality of directions such as two directions such as the horizontal direction and the vertical direction, three directions such as the horizontal direction, the vertical direction, and the diagonal direction.
[0057]
FIG. 7 shows an embodiment (the fourth embodiment of the video signal processing circuit according to the present invention) in the case where the present invention is used for contour correction in the horizontal, vertical and oblique directions, and is the same as FIG. The parts have the same reference numerals.
In FIG. 7, 10 is an input terminal, 16 is a correction amount controller, 18 is an output terminal, 20 is an adder, 58 is a delay unit, 60, 62, 64 and 66 are horizontal as an example of a plurality of band division filter banks. , Vertical, diagonal, and diagonal band
[0058]
The horizontal, vertical, diagonal, and diagonal band
As shown in FIG. 9, each of the
The
[0059]
The horizontal, vertical, diagonal, and diagonal
The overall maximum
[0060]
Next, the operation of FIG. 7 will be described with reference to FIGS.
(1) The
Similarly, the
[0061]
(2) The horizontal maximum
Similarly, the vertical, diagonal, and diagonal maximum
[0062]
(3) The overall maximum
[0063]
(4) For this reason, it inputs into the
The
[0064]
(5) Therefore, for each dot of the input video signal V, the horizontal direction (0 ° direction), vertical direction (90 ° direction), diagonal direction (45 ° direction), diagonal direction (135) included in the input video signal V Only the video signal that has passed through the most divided frequency band among the four divided frequency bands excluding the low frequency band in the direction (°) is input to the
[0065]
For example, as shown in FIG. 10A, dots D11 to D55 displaying diagonal lines in the 135 ° direction are turned on (shown with hatching), and surrounding dots D12, D21, D23, D32, D34,. When is not lit, it is possible to prevent the horizontal and vertical contours from being emphasized in an overlapping manner.
That is, with respect to the lit dot D22, the contour correction signal for performing contour enhancement between the non-lighting dots D21 and D23 adjacent in the horizontal direction and the contour enhancement between the non-lighting dots D12 and D32 adjacent in the vertical direction. Since only one of the contour correction signals to be performed is added to the input video signal V, it is possible to prevent the horizontal and vertical contours from being emphasized in an overlapping manner.
The other lighting dots D11 and D33 to D55 are the same as the lighting dot D22.
[0066]
Further, as shown in FIG. 10B, dots D22 to D24 and D22 to D52 that display a right angle line composed of a horizontal line in the 0 ° direction and a vertical line in the 90 ° direction are turned on (shown with hatching). When the surrounding dots D11 to D14, D21 to D51, D33 to D53, D34,... Are not lit, it is possible to prevent the edge of the right-angled line from becoming out of outline enhancement due to missing outline enhancement. At the same time, it is possible to prevent the outline inside of the corner portion of the right-angle line from being excessively emphasized.
That is, without the band
For the non-lighting dot D33, since the lighting dots D32, D23, and D22 are adjacent to each other in the horizontal direction, the vertical direction, and the 135 ° oblique direction, the corresponding maximum
[0067]
In the embodiment shown in FIG. 7, the horizontal, vertical, diagonal, and diagonal
In this case as well, since the processing is performed for each frame, the circuit configuration is simpler than that for processing for each dot (for example, the configuration shown in FIG. 1) for the same reason as in the embodiment shown in FIG. Can be.
[0068]
In the embodiment shown in FIG. 7, the horizontal, vertical, diagonal, and diagonal maximum
In this case, the weight is reduced for a low frequency band (for example, FB1) in which a visual enhancement effect is difficult to obtain, and the weight is increased for a high frequency band (for example, FB4) in which a visual enhancement effect is easily obtained. The degree of contour enhancement for video signals belonging to a high frequency band can be increased.
[0069]
In the embodiments shown in FIGS. 1, 5, and 7, the case where the band dividing filter bank divides the input video signal V into four frequency bands excluding the low frequency band has been described. Not limited to this, it is also used when the input video signal V is divided into a plurality of frequency bands other than four except the low frequency band, or when divided into a plurality of frequency bands including the low frequency band. can do.
[0070]
In the embodiment shown in FIG. 3, the case where the band division filter bank divides the input video signal V into five frequency bands has been described. However, the present invention is not limited to this, and the input video signal V is divided into five. It can also be used for the case of dividing into a plurality of frequency bands other than one.
[0071]
【The invention's effect】
A video signal processing circuit according to a first aspect of the present invention includes a band division filter bank, a maximum value detection unit, and an adder, and a maximum value of a plurality of video signals divided by the band division filter bank is detected as a maximum value detection unit. Since the detected video signal is added to the input video signal as an outline correction signal by the adder to the input video signal to be the output video signal, it is always input even if the frequency band of the input video signal changes. The video signal in the frequency band most contained in the video signal is the contour correction signal. For this reason, even if the frequency band of the input video signal changes, it is possible to obtain a video signal that can always perform appropriate contour enhancement.
[0072]
According to the second aspect of the invention, in the first aspect of the invention, since the maximum value detecting unit is constituted by a plurality of coefficient units, a gain adjuster, and a second adder, the configuration of the maximum value detecting unit can be simplified. .
[0073]
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the band division filter bank comprises a plurality of band division filter banks that divide the input video signal into a plurality of frequency bands for each frequency in a plurality of directions, and a maximum value detection is performed. A maximum value detected by a plurality of individual maximum value detection units, and a maximum value detected by a plurality of individual maximum value detection units, and a maximum value among a plurality of video signals divided by each of a plurality of band division filter banks The maximum value detecting unit for detecting the maximum value and outputting the result to the adder is used, so that contour enhancement in a plurality of directions can be made appropriate.
[0074]
According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect of the invention, the plurality of band division filter banks are horizontal, vertical, and diagonal band division filter banks, and the plurality of individual maximum value detectors are horizontal and vertical. Since the diagonal maximum value detection unit is used, the horizontal, vertical, and diagonal contour enhancement can be made appropriate.
For example, it is possible to prevent the outline of the diagonal line and the inside of the corner of the right-angle line from being over-emphasized due to the overlap of the outline emphasis, and to prevent the outside of the corner of the right-angle line from becoming no outline emphasis due to the omission of the outline emphasis. be able to.
[0075]
According to the invention of claim 5 (or 6), in the invention of claim 3 (or 4), each of a plurality of individual (or horizontal, vertical, and diagonal) maximum value detection units is subjected to corresponding band division. A coefficient unit that multiplies each of the plurality of video signals divided by the filter bank and outputs a coefficient, and compares the absolute values of the plurality of video signals divided by the corresponding band division filter bank to detect the maximum value, A gain adjuster for controlling the coefficient of the corresponding coefficient unit among the plurality of coefficient units to 1 and controlling the coefficients of the remaining coefficient units to 0, and a second adder for adding and outputting the outputs of the plurality of coefficient units In this case, the configuration of a plurality of individual maximum values (or horizontal, vertical, and diagonal) maximum value detection units can be simplified.
[0076]
A video signal processing circuit according to a seventh aspect of the present invention comprises a band division filter bank, a plurality of coefficient units, a gain adjuster, and an adder, and a plurality of video signals divided by the band division filter bank by the gain adjuster. The maximum value is detected, and the coefficient (1 + α) α of the corresponding coefficient unit of the plurality of coefficient units is controlled to 1, and the coefficient (1 + α) α of the remaining coefficient units is controlled to 0. Since it is configured, even if the frequency band of the input video signal changes, the video signal in the frequency band that is always included most in the input video signal is the contour correction signal. For this reason, even if the frequency band of the input video signal changes, it is possible to obtain a video signal that can always be appropriately corrected.
[0077]
According to an eighth aspect of the present invention, there is provided a video signal processing circuit comprising a band division filter bank, n coefficient units, a gain adjuster, and an adder. The n video divided by the band division filter bank by the gain adjuster. The signals are compared to detect the first to m-th large values, β of the coefficient (1 + β) of the coefficient unit corresponding to the first large value among the n coefficient units is controlled to 1, 2 The coefficient coefficient coefficient (1 + β) β corresponding to the first to m-th large values is controlled to a value between 0 and less than 1, and the remaining coefficient coefficient coefficient (1 + β) β is controlled to 0. Therefore, even if the frequency band of the input video signal changes, the video signal in the frequency band that is always included in the input video signal is the contour correction signal. For this reason, even if the frequency band of the input video signal changes, it is possible to obtain a video signal that can always be appropriately corrected.
[0078]
The video signal processing circuit according to the invention of
In addition, since the integrated value calculator is provided to perform the processing for each frame, the circuit configuration can be simplified compared to the processing for each dot (for example, the configuration of FIG. 1).
[0079]
The invention of
[0080]
According to an eleventh aspect of the present invention, in the tenth aspect of the invention, the plurality of band division filter banks are composed of horizontal, vertical, and diagonal band division filter banks, and the plurality of sets of coefficient units are for horizontal and vertical use. , Composed of diagonal coefficient units, multiple integrated value calculators composed of horizontal, vertical, and diagonal integrated value calculators, and multiple gain adjusters for horizontal, vertical, and diagonal Since it is configured by a gain adjuster and the plurality of second adders are configured by horizontal, vertical, and diagonal second adders, it is possible to appropriately enhance contour enhancement in the horizontal, vertical, and diagonal directions. .
For example, it is possible to prevent the outline of the oblique line from being excessively emphasized, and to prevent the outside of the corner portion of the right-angle line from being exaggerated.
[0081]
The video signal processing circuit according to the invention of
In addition, since the integrated value calculator is provided to perform the processing for each frame, the circuit configuration can be simplified compared to the processing for each dot (for example, the configuration of FIG. 1).
[0082]
A video signal processing circuit according to a thirteenth aspect of the present invention comprises a band division filter bank, n coefficient units, an integrated value calculator, a gain adjuster, and an adder, and is calculated by the integrated value calculator by the gain adjuster. The first to mth values are detected in order from the largest by comparing the integrated values, and the coefficient of the coefficient unit corresponding to the first largest value among the n coefficient units is controlled to 2, and the second to m Since the coefficient of the coefficient unit corresponding to the first large value is controlled to a value of 1 or more and less than 2, and the coefficient of the remaining coefficient unit is controlled to 1, the frequency band of the input video signal changes. However, a video signal in a frequency band that is always included in the input video signal is the contour correction signal. For this reason, even if the frequency band of the input video signal changes, it is possible to obtain a video signal that can always be appropriately corrected.
In addition, since the integrated value calculator is provided to perform the processing for each frame, the circuit configuration can be simplified compared to the processing for each dot (for example, the configuration of FIG. 1).
[0083]
In the invention of claim 14 (or 15), in the invention of claim 2, 5, 6, 7 or 8, relative to one of a plurality of video signals divided by the band division filter bank before the gain adjuster. A coefficient unit that multiplies a video signal divided by the lowest frequency band (or each of a plurality of video signals divided by a relatively low frequency band) by a coefficient set to 0 or more and less than 1 is provided. Therefore, it is possible to increase the edge enhancement effect for the video signal belonging to the relatively high frequency band of the input video signal.
[0084]
The invention of claim 16 (or 17) is the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of a video signal processing circuit according to the present invention.
FIG. 2 shows the characteristics of the band
FIG. 3 is a block diagram showing a second embodiment of the video signal processing circuit according to the present invention.
4 shows the characteristics of the band
FIG. 5 is a block diagram showing a third embodiment of a video signal processing circuit according to the present invention.
6 is a block diagram showing a specific example of
FIG. 7 is a block diagram showing a fourth embodiment of a video signal processing circuit according to the present invention.
8 is a horizontal direction (0 ° direction), a vertical direction (90 ° direction), and a diagonal direction by the band dividing
9 shows the characteristics of the horizontal band
FIGS. 10A and 10B are diagrams illustrating the operation of FIG. 7, in which FIG. 10A is a diagram illustrating dots for explaining outline enhancement of diagonal lines, and FIG. 10B is a diagram illustrating dots for explaining outline enhancement of right-angle lines;
FIG. 11 is a block diagram showing a conventional example.
12 is an amplitude characteristic diagram of the filter 14 in FIG. 11. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34853299A JP4023055B2 (en) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | Video signal processing circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34853299A JP4023055B2 (en) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | Video signal processing circuit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001169144A JP2001169144A (en) | 2001-06-22 |
JP4023055B2 true JP4023055B2 (en) | 2007-12-19 |
Family
ID=18397652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34853299A Expired - Fee Related JP4023055B2 (en) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | Video signal processing circuit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4023055B2 (en) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002084997A1 (en) * | 2001-04-11 | 2002-10-24 | Sony Corporation | Contour-emphasizing circuit |
JP2006287636A (en) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Pioneer Electronic Corp | Image quality adjustment apparatus, image quality adjustment method, and display apparatus |
JP2007060457A (en) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Hitachi Ltd | Image signal processor and processing method |
JP4632938B2 (en) * | 2005-11-30 | 2011-02-16 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | Image quality improvement means |
JP4693637B2 (en) * | 2006-01-18 | 2011-06-01 | シャープ株式会社 | Signal adjustment apparatus and signal adjustment method |
JP5029071B2 (en) * | 2007-03-07 | 2012-09-19 | 日本電気株式会社 | Waveform shaping circuit and method thereof |
JP4861228B2 (en) * | 2007-03-30 | 2012-01-25 | 株式会社東芝 | Noise reduction device and noise reduction method |
TW201027983A (en) * | 2009-01-15 | 2010-07-16 | Compal Electronics Inc | Apparatus for adjusting definition and method thereof |
JP5821783B2 (en) * | 2012-05-31 | 2015-11-24 | 株式会社Jvcケンウッド | Video signal processing apparatus and method |
-
1999
- 1999-12-08 JP JP34853299A patent/JP4023055B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001169144A (en) | 2001-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8421917B2 (en) | Image processing apparatus and method of controlling the same | |
US6784942B2 (en) | Motion adaptive de-interlacing method and apparatus | |
JP3689423B2 (en) | Sharpness enhancement method and apparatus for continuous images subjected to continuous zoom | |
NL1012021C2 (en) | Method and device for video line multiplication with increased sharpness. | |
EP1457925A1 (en) | Image processing device, image processing method and image processing program | |
US8731290B1 (en) | Adaptive histogram-based video contrast enhancement | |
JP4023055B2 (en) | Video signal processing circuit | |
JP3879543B2 (en) | Image processing device | |
US6563544B1 (en) | Combined vertical filter for graphic displays | |
KR20020022672A (en) | Electronic circuit and method for enhancing an image | |
JPH0736198B2 (en) | Spatial filter system | |
WO2010008039A1 (en) | Video signal processor and video signal processing method | |
US20050190301A1 (en) | Contour emphasizing circuit | |
US8330868B2 (en) | Image processing apparatus | |
EP1101352B1 (en) | Method and apparatus for reducing flicker in a video image sequence | |
US6850275B1 (en) | Edge correction apparatus for digital video camera | |
JP3630093B2 (en) | Video data correction apparatus and video data correction method | |
EA016695B1 (en) | Method of reducing noise in image | |
KR20060006062A (en) | Combined sampling rate conversion and gain-controlled filtering | |
KR100275753B1 (en) | Jitter correction apparatus and method in a television system | |
JP5147655B2 (en) | Video signal processing device and video display device | |
US10803567B2 (en) | Image processing method and image processing device | |
JP5045119B2 (en) | Color transient correction device | |
JP2000244775A (en) | Contour emphasizing device | |
WO2000057631A1 (en) | Image processing device and processing method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040930 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070316 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070316 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070911 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070924 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121012 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |