JP4022434B2 - Liquid concentration detection apparatus and image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液濃度検出装置、及び液濃度検出装置を備えた複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に係るものである。詳しくは、光学センサを用いる液濃度検出装置及びこの液濃度検出装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、キャリアとしての液体溶媒中に固体成分としてのトナーが分散されてなる液体現像剤(以下、現像液という)を用いて潜像を現像し、転写材表面にトナー像を形成する画像形成装置が種々知られている。
【0003】
この種の画像形成装置における現像液の濃度検出方法としては、例えば、現像液の液膜を形成し、この液膜についての現像液濃度を透過式あるいは反射式の光学センサで検出する方法が検討されている。例えば透過式光学センサを用いた検出方法では、発光部から出射された光が液膜を透過し、液膜を透過した光が受光部で受光され、受光光量に応じた検出値が出力される。したがって、現像液濃度が高くなるほど出力が低くなる特性がある。また、現像液の膜厚に追従してセンサ出力が変化する。よって、膜厚とセンサ出力とから現像液の濃度を検出することができる。
【0004】
上記光学センサで検出する方法では、現像液の膜厚に追従してセンサ出力が変化することから、薄膜部及び厚膜部ではセンサ出力が飽和特性を示し、感度が低くなる場合がある。このため、一定の膜厚では、広範囲に渡って精度のよい液濃度を検出することが困難となる。そこで、本出願人は、特開平12−249653号において、光学センサを用いて広範囲の液濃度を検出できるようにする方法を提案した。この提案は、一定の膜厚を形成せず、液濃度検出対象の液の互いに異なる複数の厚み分についての光学センサの出力に基づいて液濃度を検出するというものである。
【0005】
上記特開平12−249653号公報で提案した検出方法を適用した液濃度検出装置は、例えば図6に示すような概略構造となっている。2つの同径の基準円盤部42の間に基準円盤部42よりも径が小さい偏心円盤部43を挾持してなる液担持ローラ41を有する。また、この液担持ローラ41に当接し、液担持ローラ41に担持された液を規制して薄膜化する膜厚規制部材としてのメータリングブレード44、薄層化された液薄膜の光学的特性を検出する光学センサ45を有する。更に、偏心円盤部43に当接し、検出後の液膜を掻き取って偏心円盤部43表面をクリーニングするクリーニング部材としてのクリーニングブレード46も有するものである。
【0006】
そして、液担持ローラ41を現像液タンク24中の現像液7に部分的に浸漬させて回転させ、偏心円盤部43と2つの基準円盤部42との段差部に形成される円周方向の凹部に濃度検出対象の現像液7を充填する。このようにして現像液7を凹部に応じた互いに異なる複数の膜厚に形成する。光学センサ45の発光部から発せられた光は、凹部に形成された現像液薄層に照射される。現像液薄層に照射された光は、現像液薄層を透過し偏心円盤部43の外周面で反射する。反射された光を光学センサ45の受光部で受光し、反射光の強度に応じたアナログ値を出力する。この液濃度検出装置では、上記複数の厚み分についてのセンサ出力を用いるので、この複数の厚み分を、検出したい濃度範囲の全領域について、いずれかの厚み分で精度良く検出できるように設定しておくことが可能である。このように設定しておけば、センサ出力の中には、常に光学センサ45の感度が高い領域のセンサ出力が含まれる。このように複数の厚み分についてのセンサ出力を用いることにより、単一の厚み分について検出を行う場合においてセンサが正確な出力を示さないときにも、広範囲での正確な液濃度の検出ができるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記液担持ローラ41の凹部に形成する現像液薄層の厚みが予定していた厚みから予期せぬ変動をし、液濃度が正確に検出できなくなることがあった。
上記構成においては、上記メータリングブレード44を液担持ローラ41に当接させ、メータリングブレード44で現像液7を擦り切ることによって、現像液7を凹部に充填している。この擦り切る現像液に例えば装置内に浮遊する異物やトナーの凝集体などが混入した場合、液担持ローラ41の回転によりこれら異物がメータリングブレード44と液担持ローラ41との間の楔形の領域に移動して挾まってしまう。この挾まった異物やトナーの凝集体が擦り切り位置での現像液の通過を阻止し、現像液薄層の層厚に影響を及ぼす。また、経時的な使用によってメータリングブレード先端にトナー塊が固着して現像液を多く擦り切りすぎ、現像液薄層の層厚に影響を及ぼすこともある。
そして、光学センサ45による濃度検出位置で現像液薄層の膜厚が予め予期した厚みと異なると、予期した厚みにセンサ出力値を対応させて得られる液濃度が実際と異なってしまい正確な測定ができなくなってしまう。
【0008】
なお、光学センサを用いる液濃度検出方法として、既に述べたように一定膜厚についての液濃度を検出する方法もある。これは、上記偏心円盤部に代えて同心円状の円盤部を用い、上記2つの基準円盤部と同心円状の円盤部との段差部に形成される円周方向の凹部に検出対象の液を充填し、液を凹部に応じた一定膜厚に形成するものである。この方法では、上記偏心円盤部を用いる場合に比して光学センサによる正確な検出が可能となる液濃度範囲が狭まる。しかし、液の膜厚を光学センサが飽和特性を示さないような膜厚に設定すれば、光学センサの高感度領域で検出がなされることになり、精度の良い検出が可能となる。このような一定膜厚での検出方法を用いた液濃度検出装置においても、上記現像液薄層の膜厚の予期せぬ変動に起因した液濃度誤検出の問題は同様に発生するおそれがある。
【0009】
以上のような液濃度誤検出の問題は、濃度検出の対象が現像液でなくても、液体溶媒中に他の成分が分散されている液体の濃度を検出するために上記構成の濃度検出装置を用いる場合には発生する恐れがある。
【0010】
また、上記のような液濃度検出装置を現像液の濃度検出に用い、検出結果に基づいて現像液の濃度調整や画像形成動作の切り替え等の操作を行う画像形成装置の場合、液濃度を誤検出すると次のような問題が生じる。即ち、誤検出した液濃度を元に操作が行われるので、形成される画像の濃度が薄過ぎたり、濃過ぎたりして高品質な画像が得られなくなってしまうという問題である。
【0011】
ここで、先に本出願人は特願2001−082232号で、液担持ローラと膜厚規制部材との間に異物が挟まり液濃度検出手段で正確な液濃度が検出できなくなることを防止するために、次のような発明を提案している。それは、液濃度の検出が誤検出か否かを判断する判断手段を設け、誤検出していると判断したときに、液担持ローラを液濃度検出時の回転方向と逆方向に所定角度回転させるものである。これによって、液担持ローラと膜厚規制部材との間に挟まった異物を除去し、液担持ローラに再び均一な膜厚の液体現像剤層が形成できるようにして、液濃度検出手段で正確な液濃度の検出ができるようにしている。
しかしながら、特願2001−082232号では、液体現像剤層を予期した厚みに形成できるようにし、その後再び液濃度を検出して正しい液濃度を得ようとするものである。従って、膜厚を予期した厚みにして正しい液濃度を検出できるようにしようとするものであって、膜厚が予期した厚みと異なっている場合に正しい液濃度が検出できるようにすることを目指したものではない。
【0012】
尚、画像形成装置の経時的な使用によって発生する濃度検出結果の誤差を補正するものとして、特開2000−127500号が提案されている。
特開2000−127500号公報は、感光体上の現像濃度を測定するパッチセンサ窓がコピーを重ねるうちに浮遊トナーにより汚れて生じる誤検出を解決できるようにしたものである。この公報では、現像器又は現像剤が途中で交換された場合でも、適正なパッチセンサ窓汚れ補正値を算出し、パッチATR制御時の出力値を適正に補正できるようにしてその誤検出を防止している。
しかしながら、特開2000−127500号公報の構成は、パッチセンサ窓の汚れによって生じるセンサ出力値の誤差を補正するものである。よって、上記の問題である、現像液薄層の膜厚の予期せぬ変動に起因した液濃度誤検出や、その誤検出からくる濃度調整不良等を防止できるものではない。
【0013】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その第一の目的とするところは、液膜の厚みの予期せぬ変動が生じても光学センサを用いて正確な液濃度検出ができる液濃度検出装置を提供することである。
また、その第二の目的とするところは、現像液の液濃度を正しく検出できる液濃度検出装置を搭載した画像形成装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記第一の目的を達成するために、請求項1の液濃度検出装置は、濃度検出対象の液を担持して回転する液担持部材と、該液担持部材に担持された液に対する光透過率又は光反射率を検出する光学センサと、該液担持部材に担持された液が該光学センサによる検出位置で所定の膜厚となるよう該液の液厚を規制する膜厚規制部材とを有し、該所定の膜厚と該光学センサによる上記検出結果とから液濃度を検出する液濃度検出装置において、上記光学センサによる上記光透過率又は光反射率の検出位置における上記液担持部材に担持された液の膜厚を検出する膜厚検出手段と、該膜厚検出手段の検出結果に基づいて上記液濃度の検出値を補正する液濃度検出値補正手段とを設け、上記膜厚規制部材による上記所定の膜厚形成を阻害する物質を、上記液担持部材の液濃度検出時とは逆向きの回転によって除去する除去動作を、上記膜厚検出手段の検出結果に基づいて所定のタイミングで行うことを特徴とするものである。
請求項2の液濃度検出装置は、請求項1の液濃度検出装置において、上記所定のタイミングとして、上記膜厚検出手段の検出結果が予め定めた除去動作開始用規定値を下回ったタイミングを用いたことを特徴とするものである。
請求項3の液濃度検出装置は、請求項1又は2の液濃度検出装置において、上記所定のタイミングとして、上記膜厚検出手段による検出結果のバラツキを示す値が所定値を上回ったタイミングを用いたことを特徴とするものである。
請求項4の液濃度検出装置は、請求項1,2又は3の液濃度検出装置において、上記所定の膜厚形成を阻害する物質の除去を行った後に上記液担持部材に担持されている液の膜厚である除去動作後膜厚又は除去動作後膜厚のバラツキを検知し、該除去動作後膜厚、該除去動作後膜厚のバラツキを示す値のうち少なくとも一方が予め定めたそれぞれの警告用規定値から逸脱したとき、警告を出すことを特徴とするものである。
請求項5の液濃度検出装置は、請求項1,2,3又は4の液濃度検出装置において、上記所定の膜厚形成を阻害する物質の除去を行うタイミングの間隔が所定の間隔より短くなったとき、警告を出すことを特徴とするものである。
また、第二の目的を達成するために、請求項6の画像形成装置は、液体現像剤の液濃度を検出する液濃度検出装置と、該濃度検出装置の検出値に基づいて行う操作手段とを有し、該液体現像剤を用いて画像形成を行う画像形成装置において、上記液濃度検出装置として、請求項1,2,3,4又は5の液濃度検出装置を用いることを特徴とするものである。
請求項1乃至5の液濃度検出装置においては、光学センサによる光透過率又は光反射率の検出位置における液の実際の膜厚を膜厚検出手段によって検出する。通常、所定の膜厚の液体を透過したり液膜の担持部で反射したりする光の受光量は、液濃度が高い程、また膜厚が厚い程低下する。従って、膜厚が決まれば光学センサの検出結果から液濃度は一意的に求まるものである。ここで、光学センサによる検出位置の実際の膜厚が所定の膜厚とは異なっていると、センサの検出結果から求めた液濃度は実際の濃度とは異なったものとなってしまう。本発明においては、膜厚検出手段によって検出位置での実際の膜厚を検出する。そして、液濃度検出値補正手段によって、例えば膜厚検出手段による検出結果を所定の膜厚に置き換え、液濃度を検出する。これによって、液担持体と膜厚規制部材との間に異物等が挟まったり経時使用による劣化が発生したりして予期せぬ膜厚の変動が生じても、その膜厚に応じた正しい液濃度を検出することができるようになる。
また、請求項6の画像形成装置においては、液膜の厚みの予期せぬ変動が生じても光学センサを用いて正確な液濃度検出ができる液濃度検出装置を用いて現像液の濃度を検出する。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕
以下、本発明を液体現像剤を用いる画像形成装置である電子写真複写機(以下単に「複写機」という)に適用した一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機の概略について説明する。図1は、本実施形態に係る複写機の要部概略構成図である。
【0016】
潜像担持体としての感光体ドラム11の回りに、帯電ユニット12、現像ユニット13、中間転写体14、感光体ドラムクリーニングユニット15等が配設されている。また、上記中間転写体14に対向し、最終転写材としての転写紙16に現像像を転写するための転写手段として転写ローラ17も配設されている。
【0017】
そして、以上の構成において、感光体ドラム11は、図示しないモータ等の駆動手段によって複写時には一定速度で矢印方向に回転駆動される。そして帯電ユニット12により暗中にて一様に帯電された後に、図示しない光書込ユニットにより、画像情報に基づいて書込光LBが照射結像されて静電潜像が感光体ドラム11上に形成される。そして、上記静電潜像は、現像ユニット13によって現像され、感光体ドラム11上に画像が形成される。感光体ドラム11上に形成された画像は、感光体ドラム11と等速駆動されている中間転写体14上に転写される。中間転写体14上の画像は、図示しない給紙カセットから転写部に搬送された転写紙16に、転写ローラ17により転写される。
転写終了後、転写紙16は図示しない定着ユニットにより定着され、排紙される。なお、中間転写体14上に転写されなかった感光体ドラム11上の現像液7は、感光体ドラムクリーニングユニット15により感光体ドラム11から除去される。また、中間転写体14上の残存現像液は、図示しない中間転写ベルトクリーニングユニットにより除去される。その後、感光体ドラム11の表面は図示しない除電ランプにより残留電位が除去されて次の複写に備えられる。
【0018】
上記現像ユニット13は、図1に示すように、現像部21と、現像ローラ22と、現像剤回収部23と、現像剤収容部(以下、「現像剤調整部」という)18と、トナーボトル19と、キャリアボトル20とから主に構成されている。
【0019】
上記現像部21には、現像液7が貯蔵された貯蔵タンク24と、現像ローラ22に現像液7を塗布する塗布ローラ25とが配設されている。現像部21には更に、塗布ローラ25に現像液7を供給する一対のスクリュー26a、26bと、塗布ローラ25表面の現像液7の量を規制する規制ブレード27も配設されている。貯蔵タンク24は100〜150[cc]の現像液7を貯蔵することができる。一対のスクリュー26a、26bが駆動することで貯蔵タンク24内の現像液7の液面が盛り上がり、この盛り上がり部が塗布ローラ25に接触することで、現像液7が塗布ローラ25に供給される。塗布ローラ25に供給された現像液7は規制ブレード27によって現像液量が規制され、現像ローラ22に毎分約30[cc]の現像液7が塗布される。
上記現像剤回収部23は掻き取りローラ28と、クリーニングブレード29から主に構成されており、現像ローラ22表面に残った現像液7をクリーニングする。
【0020】
上記現像剤調整部18は、現像液7が貯蔵された貯蔵手段である調整タンク30と、調整タンク30に貯蔵された現像液7の濃度を検出する液濃度検出装置40を有している。更に、現像液7を攪拌する攪拌手段32と、現像液7を搬送する正逆回転可能な搬送ポンプ33と、調整タンク30の上部に脱着可能に設けられた蓋34とも有している。現像剤調整部18の上部には、液濃度検出装置40の検出値に基づいて行う操作手段として、トナーボトル19と、キャリアボトル20とを有している。液濃度検出装置40の検出値に基づいて、調整タンク30に供給するトナーやキャリアの量を調整できるようになっており、これによって現像剤濃度が調整できるものである。
【0021】
そして、上記現像ユニット13の構成要素のうち、現像部21と、現像ローラ22と、現像剤回収部23とは一のカートリッジ内に設けられている(図中一点鎖線で囲まれた部分)。そして、メインテナンスあるいは交換する場合に、このカートリッジを複写機本体から取り外すことができるようになっている。
上記カートリッジを現像ユニット13から分離させて複写機本体から取り外す場合には、あらかじめ現像剤調整部18の液濃度検出装置40を図示しない移動手段によって上方へ退避させておく。そして、搬送ポンプ33を逆回転させて貯蔵タンク24内の現像液7を調整タンク30に戻し、貯蔵タンク24を空にする。そして、搬送ポンプ33と貯蔵タンク24との間の配管部に設けられたドレインコック35を閉じ、カップリング36の接続を解除することで、取り外すことができる。このように、貯蔵タンク24を空にしてからカートリッジを取り外すため、現像液7の漏れや廃棄を防止することができる。
【0022】
次に、本発明の特徴部である液濃度検出装置について説明する。
図2は、本実施形態における液濃度検出装置の概略構成図であり、図3は、液濃度検出装置の分解斜視図である。なお、図3は、図2の構成図の左右を逆にしたものである。この液濃度検出装置は、現像液7を担持して回転する液担持部材としての液担持ローラ41、膜厚規制部材としてのメータリングブレード44、光学センサ45、クリーニングブレード46等を有している。メータリングブレード44は、液担持ローラ41に当接して液担持ローラ上に担持された現像液7の膜厚を規制して薄層化する。光学センサ45は、液担持ローラ41上に薄層化された液膜についての光学的特性を検出する。クリーニングブレード46は、液担持ローラ41に当接して液膜を掻き取ってクリーニングする。また、図3に示すように、メータリングブレード44及びクリーニングブレード46には加圧手段としての板バネ部材48及び49が設けられている。図4は、液担持ローラ41を固定ブラケット47に組み付けた状態で軸方向一端から見た平面図である。板バネ部材48及び49を含む上記各部材は、図3、4のように、固定ブラケット47にそれぞれ支持されている。
上記板バネ部材48は、メータリングブレード44が各基準円盤部42に所定圧力で当接するように2箇所で加圧する。一方、板バネ部材49は、クリーニングブレード46が偏心円盤部43に対して所定の圧力で当接するように一箇所で加圧する。なお、板バネ部材49は、クリーニングブレード46の鉛直方向上面を流れる現像液7の流れを妨げないように、一部開口部が設けられている。
メータリングブレード44は、バネ鋼からなる平板を揺動軸44aを中心に揺動自在としたもので、所定の接圧で基準円筒10の外周面に接触するように、かつ接離自在に設けられている。また、クリーニングブレード46は、メータリングブレード44と同様、バネ鋼からなる平板を揺動軸46aを中心に揺動自在とし、所定の接圧で偏心円盤部43外周面に接触するように、かつ接離自在に設けられている。
【0023】
図5は、液担持ローラ41の拡大斜視図である。それぞれ厚みのある同径の2つの基準円盤部42で、基準円盤部42よりも径が小さい偏心円盤部43を挟持し、図2で示した点Oを中心として、これら3つの円盤部は一体回動かされるようになっている。なお、偏心円盤部43の側面は、上記光学センサ45の発光部からの光を反射させるため、鏡面処理された光沢面となっている。
【0024】
上記光学センサ45は、上記偏心円盤部43に対して光を照射する発光部と、偏心円盤部43からの反射光を受光する受光部とを有しており、この反射光の強度を測定することで現像液7のトナー濃度を検出するものである。
【0025】
つぎに、液濃度検出装置によるトナー濃度の測定方法について説明する。図2において、液担持ローラ41を図示のように、図略の駆動機構により反時計方向に連続的に回転させる。これにより、調整タンク30の現像液7が、偏心円盤部43と2つの基準円盤部42との段差部に形成される円周方向の凹部に汲み上げられる。この汲み上げ液の一部がメータリングブレード44で掻き取られ、現像液7の膜厚が凹部の深さに等しくなるのと並行して、基準円盤部42外周面上の現像液7は排出溝42aを伝って排出される。これによって、液担持ローラ表面に現像液薄層が形成される。
【0026】
光学センサ45の発光部から発せられた光は、凹部に形成された現像液薄層に照射される。現像液薄層に照射された光は、現像液薄層を透過し偏心円盤部43の外周側面で反射する。反射された光を光学センサ45の受光部で受光し、反射光の強度に応じたアナログ値を出力する。液担持ローラ41を回転させながら、上記複数の厚み分の現像液薄層について連続的に出力される光学センサ45のアナログ値を積分し、予め求めておいた値と比較することで、液体現像剤濃度を検出する。このように液濃度のデータを逐次集計し管理していく方式で、現像剤濃度の傾向を判断する。得られた現像剤濃度は、現像剤の濃度値を一定に保つ際のデータに用いるもので、濃度値としてメモリに蓄える。メモリはリングバッファの形になっており、新しいデータが入るたびに古いデータを逐次捨てるようにしている。そして、現像剤濃度を検出した後に凹部に当接するクリーニングブレード46によって現像剤濃度検出面である凹部をクリーニングする。
【0027】
この液濃度検出装置では、上記複数の厚み分についてのセンサ出力を用いている。この複数の厚み分を、検出したい濃度範囲の全領域について、いずれかの厚み分で精度良く検出できるように設定しておけば、センサ出力の中には、常に光学センサ45の感度が高い領域のセンサ出力が含まれる。よって、単一の厚み分について検出を行う場合においてセンサが正確な出力を示さないときにも、上記のようなセンサ出力を適宜処理することによって、広範囲での正確な液濃度の検出ができる。
なお、トナー濃度検出後の現像液7は、上記クリーニングブレード46により掻き取られ、クリーニングされる。
【0028】
ところで、上記構成液担持ローラ41の凹部に形成する現像液薄層の厚みが予定していた厚みから予期せぬ変動をし、液濃度が正確に検出できなくなることがあった。上記構成においては、メータリングブレード44を液担持ローラ41に当接させ、メータリングブレード44で現像液7を擦り切ることによって、現像液7を上記凹部に充填している。メータリングブレード44と液担持ローラ41との対向位置が現像液薄層の膜厚を規制する膜厚規制位置である。この擦り切る現像液7に例えば装置内に浮遊する異物やトナーの凝集体などが混入する場合がある。異物の原因の一つは、液体現像剤中に混入した紙粉あるいはホコリが考えられる。そして、このような異物やトナー塊が混入した場合、液担持ローラ41の回転により、これら異物やトナー塊がメータリングブレード44と液担持ローラ41との間の楔型の領域に移動して挾まってしまう。この挾まった異物やトナー塊が擦り切り位置での現像液7の通過を阻止し、現像液薄層の層厚に影響を及ぼす。また、経時的な使用によってメータリングブレード先端にトナー塊が固着して現像液7を多く擦り切りすぎ、現像液薄層の層厚に影響を及ぼすこともある。そして、光学センサ45による検出位置での現像液薄層の膜厚が予め設定しておいた厚み(以下、膜厚設定値という)と異なると、正確な測定ができなくなってしまう。それは、膜厚設定値にセンサ出力値を対応させて得られる液濃度が実際と異なるものとなってしまうからである。例えば、実際の膜厚が膜厚設定値より薄くなると、光学センサ45で検出される反射光の強度は強く検出され、実際の液体現像剤濃度より低く検出してしまう。但し、発光する光の種類、用いるトナー及び磁性粒子の種類等によって液濃度とセンサ出力値の変化の傾向は逆の場合もある。
そこで、本実施形態においては、現像液薄層が予め予期した厚みと異なる場合、その厚みに応じて液濃度の検出値を補正するための液濃度検出値補正手段を設けている。本実施形態の特徴部について説明する。
【0029】
図2は、本実施形態にかかる液濃度検出装置を示した図である。この液濃度検出装置には、液担持ローラ表面の現像液薄層の膜厚を検出する膜厚検出手段として膜厚検出センサ50を設けている。この膜厚検出センサ50は、光学センサ45による光照射位置の液担持ローラ回転方向下流側に隣接した液担持ローラ表面に対向するよう配置している。膜厚検出センサ50の構成としては、例えば、レーザーや超音波を検出位置に照射し、返って来た超音波等を利用して求めるものがある。但し、これに限るものではなく、現像液7の膜厚を検出できる装置ならばいずれの装置も利用可能である。
この膜厚検出センサ50は、液担持ローラ41上に形成された現像液薄層の膜厚を少なくとも光学センサ45による液濃度検出のタイミングごとに検出する。更に、膜厚の検出結果が、予め設定している現像剤薄層の膜厚(以下、膜厚設定値という)と異なる場合、正しい液濃度となるよう検出値を補正するための液濃度検出値補正手段を設けている。この液濃度検出値補正手段は、得られた光学センサ45のアナログ値が実際の膜厚ではどの程度の液濃度になるか、という予め膜厚ごとに求めておいた値と比較することで正しい濃度に補正する。例えば、実際の膜厚が膜厚設定値より薄い場合は、本実施形態の場合は検出された液濃度の値を高くする方向に補正する。但し、補正の仕方は出力する光に対する磁性粒子とトナーの反射率の違いによって液濃度に対するセンサ出力値も変わる。従って、本実施形態の補正の仕方に限るものではない。
【0030】
また、本実施形態の液濃度検出装置では、図5に示すように基準円盤部42の外周面に排出溝42aを、所定ピッチで複数形成している。これは、メータリングブレード44と液担持ローラ41との間の膜厚規制位置を形成している楔型の領域に滞留した現像液7や異物を上記偏心円盤部43と当接する基準円盤部端面とは反対の端面側へ排出するための溝である。この排出溝42aは、膜厚規制位置における回転軸線方向の溝位置が、液担持ローラ41の回転に伴って外側に移動するように、基準円盤部42の表面移動方向に対して斜めに形成されている。このような排出溝42aは、はすば歯車やウォームを製作するのと同じ歯切りや成形方法で形成することができる。
なお、排出溝42aは、図示のように偏心円盤部43側に溝が開口しないように形成することにより、上記凹部に充填された現像液7が排出溝42aに流出するのを防止でき、液膜形成に支障を来たすことがない。また、排出溝42aを、偏心円盤部43側に延在させ、偏心円盤部側に溝が開口するように形成する場合でも、例えば次のようにすることが有効である。即ち、メータリングブレード44を図3で示すクリーニングブレード46のように、偏心円盤部43に当接する部分をが基準円盤部42に当接する部分よりも長くなるよう形成する。これによって、上記凹部に充填される液膜を、排出溝42aの底部よりも低い位置に形成することで対応可能である。
【0031】
上記構成においては、液担持ローラ41の回転に伴ってその基準円盤部42に形成された排出溝42aの上記膜厚規制位置における回転軸線方向の位置が外側に移動する。この移動により、膜厚規制位置に滞留した現像液7が排出溝42aを伝って基準円盤部端面側に排出される。そして、液担持ローラ41の回転によって膜厚規制位置に移動した異物を、現像液7とともに排出溝42aを伝って外部に排出させる、あるいは排出溝42aに挟まらせる。そして、排出された現像液7は、速やかに現像液タンク24に戻される。
【0032】
更に、本実施形態においては、膜厚検出センサ50の検出結果が予定膜厚よりある程度薄くなったら、メータリングブレード44と液担持ローラ41との対向位置である膜厚規制位置をクリーニングするようにしている。これは、膜厚が予定膜厚より薄くなったとき、膜厚規制位置に異物等が挟まって現像液7の通過を余計に規制してしまい、膜厚が均一に形成できなくなっていると判断するものである。即ち、膜厚規制位置に挟まっている異物が所定の膜厚形成を阻害する物質であると判断し、その物質の除去を除去するのである。上記のように基準円盤部42の外周面に形成した排出溝42aを介して常時異物を排出できるようにしていても、上記楔型の膜厚規制位置にせき止められる等して自動的に排出されないものもある。そのような異物も、本実施形態においては積極的に除去する構成を設けている。そのため、膜厚として例えば100[μm]を除去動作開始用規定値として記憶しておく。そして、膜厚検出センサ50の検出データを除去動作開始用規定値と比較する。比較した結果、検出データが100[μm]を下回ったときに除去動作動作を行うようにしている。本実施形態は、偏心円盤部43を用いて複数の膜厚に現像液薄層を形成する構成を用いている。これに変えて一定膜厚の現像液薄層を形成する構成の場合も、除去動作開始用規定値の一例としては例えば100[μm]程度の膜厚が考えられる。但し、複数膜厚の場合も一定膜厚の場合も、その除去動作開始用規定値は上記に限るものではない。用いる現像剤の組成、現像剤濃度検出装置の構成等に応じて、適当な膜厚に設定するものである。また、除去動作開始用規定値としては、下限のみを設定しているが、これは、膜厚規制位置に異物等が挟まると、異物等によって現像液7の通過が規制され、膜厚が薄くなる傾向にあるためである。但し、現像剤濃度検出手段の構成上、異物が挟まることによって膜厚が厚くなる傾向にある場合は、その上限を除去動作開始用規定値とし、これを超えたときに除去動作を開始するようにすることもできる。また、上限及び下限の両方を開始用規定値とし、この範囲を外れたときに除去動作を開始するようにすることもできる。
【0033】
除去動作動作は、液担持ローラ41を一定周期逆回転させることで行う。液担持ローラ41を逆回転させると、上記凹部とメータリングブレード44との間に挟まっている異物がフリーな状態となって下方に落下したり液担持ローラ表面に転移したりする。液担持ローラ表面に転移した異物は、現像液面に浸漬するとき、現像液7に分散される。また、現像液7をろ過等によって異物を取り除くことができるようにしておけば、更に効果的である。また、液体現像剤濃度を検出した後に凹部に当接するクリーニングブレード46によって現像剤濃度検出面である凹部をクリーニングするので、この凹部面の異物が除去され、予定膜厚を形成することが可能となる。
【0034】
また、上記除去動作に加えて、メータリングブレード44の先端を拭き取る動作を加えても良い。この際には、メータリングブレード44を液担持ローラ41から離間させ、手動等で拭き取ることができる。これによって、メータリングブレード44先端に固着したトナー塊を確実に取り除くことができる。
【0035】
更に、本実施形態においては、膜厚検出センサ50の検出結果の変動率(バラツキを示す値)が所定値を上回ったら、上記膜厚規制位置を異物除去動作する。これは、膜厚のバラツキが所定値を上回ったとき、膜厚規制位置に異物等が挟まって現像液7の通過を余計に規制してしまい、膜厚が均一に形成できなくなっていると判断するものである。即ち、膜厚規制位置に挟まっている異物が所定の膜厚形成を阻害する物質であると判断し、その物質の除去を除去するのである。
このため、膜厚検出センサ50の検出結果を連続してメモリに保存しておき、所定の周期ごとにメモリに貯められた現像剤薄層の膜厚データを呼び出す。呼び出されたデータから膜厚の変動率(バラツキを示す値)を計算する。このバラツキを示す値がある値以上になったタイミングで膜厚規制位置の異物除去動作を行う。異物除去方法は、上記のように液担持ローラ41を一定周期逆回転させる。また。メータリングブレード44の先端を拭き取る動作を加えても良い。
【0036】
本実施の形態では、より高精度な現像剤濃度が測定できるようにするために、また、できるだけ高品質の画像を得るために、以下の警告を出すようにしている。但し、これらは複数を平行して実効しても良いし、いずれかを単独で実行しても良い。
(1)膜厚規制位置の異物除去動作を行った後の膜厚を膜厚検出センサ50によって測定する。この結果、現像剤の膜厚が予め定めた膜厚の警告用規定値を逸脱即ち下回ったとき、警告を出す。
(2)膜厚規制位置の異物除去動作を行った後の膜厚を膜厚検出センサ50によって測定し、連続してメモリに保存しておく。そして、所定の周期分メモリに膜厚データが蓄積されたら膜厚データを呼び出し、呼び出されたデータから膜厚の変動率(バラツキを示す値)を計算する。このバラツキを示す値が予め定めた警告用規定値から逸脱即ちバラツキを示す値の警告用規定値を上回ったとき、警告を出す。
(3)膜厚規制位置の異物除去動作を行うごとに、その日時をメモリに記録する。除去動作が行われたタイミングの間隔を計算する。この除去動作を行うタイミングの間隔が予め定めた所定の間隔より短くなったとき、警告を出す。
上記(1)乃至(3)の警告は、装置の表示パネルに表示したり、警告音を発したりするなど、種々の方法がある。
【0037】
更に、上述した実施形態においては膜厚形成部材としてメータリングブレード44を用いたが、これに限るものではない。例えば液担持ローラ41に対向して設けられるローラを膜厚形成部材として用いることも可能である。
【0038】
以上のように、本実施形態の液濃度検出装置においては、膜厚検出センサ50によって現像液濃度検出位置の実際の現像液膜厚を検出し、その膜厚に応じて光学センサ45の検出結果を補正している。これによって、液担持ローラ41とメータリングブレード44との間に異物等が挟まるなどして膜厚の変動が生じても、その膜厚に応じた正しい液濃度を得ることができるようになる。
また、本実施形態の液濃度検出装置においては、膜厚検出センサ50の検出結果が予定膜厚より薄くなったら、メータリングブレード44と液担持ローラ41との対向位置である膜厚規制位置をの異物を除去する。具体的には、膜厚が100[μm]のときを除去動作開始用規定値とし、膜厚検出センサ50による検出結果が100[μm]を下回ったとき、異物除去動作を行うようにしている。これは、膜厚規制位置に異物やトナー塊が溜まったことをある程度膜厚が薄くなることで検出し、異物除去動作を行うものである。膜厚規制位置に異物やトナー塊が溜まると現像剤の通過が阻止され膜厚が薄くなる部分が発生するため、膜厚を測定すれば異物除去動作の必要性を検出することができる。これによって、膜厚規制位置の異物の溜まり具合等を適宜チェックしなくても、異物除去動作が必要なタイミングを検出することができる。
更に、現像剤薄層の膜厚が100[μm]を下回り、除去動作が必要となったときに適宜異物除去を行うようにしている。これによって、膜厚規制位置に異物やトナー塊が溜まったために膜厚が変化して現像剤濃度の検出結果に誤差が生じることを防止でき、現像剤濃度を常に正確に行うことができるようになる。尚、本実施形態においては、膜厚検出センサ50はもともと液濃度検出値の補正のために設けているもので、除去動作のタイミングを計るために新たに設けたものではない。従って、除去動作開始のタイミング測定のために新たな膜厚検出センサを設けるのに比して低コスト化や、装置の大型化防止等に効果がある。
また、本実施形態の液濃度検出装置においては、膜厚検出センサ50の検出結果のバラツキを示す値が所定値を上回ったら、メータリングブレード44と液担持ローラ41との対向位置である膜厚規制位置を異物除去している。これは、膜厚規制位置に異物やトナー塊が溜まったことをある程度膜厚にバラツキが出てくることで検出し、異物除去を行うものである。そして、除去動作を行った後は、膜厚のバラツキを防止でき、現像剤濃度を正しく検出できるようになる。尚、膜厚のバラツキを検知するために用いる膜厚検出センサ50も、もともと液濃度検出値の補正のために設けているもので、異物除去動作のタイミングを計るために新た設けたものではない。従って、除去動作開始のタイミング測定のために新たな膜厚検出センサを設けるのに比して低コスト化や、装置の大型化防止等に効果がある。
【0039】
尚、膜厚規制位置の異物除去を行った後の膜厚が、予め定めた膜厚の警告用規定値を下回ったとき、警告を出すようにしている。異物除去動作を行ったにも関わらず現像剤薄層の膜厚が膜厚設定値よりも過度に薄くなる場合、異物除去性能などどこかに異常が有ると考えられる。また、膜厚検出センサ50の検出異常である恐れも有る。そして光センサによる検出結果と膜厚設定値とから得られる液濃度と実際の液濃度との間の誤差も大きくなってしまう。警告を発することで、ユーザーにそのことを知らせることができる。これによって、ユーザーが適宜メインテナンス等の操作を行えば、現像剤の膜厚を膜厚設定値に近い膜厚で形成できるようになる。
また、膜厚規制位置の異物除去動作を行った後の膜厚の変動率(バラツキを示す値)が予め定めたバラツキを示す値の警告用規定値を上回ったとき、警告を出すようにしている。これも、上記膜厚と同様、ユーザーにそのことを知らせることができる。これによって、ユーザーが適宜メインテナンス等の操作を行えば、現像剤の膜厚のバラツキを抑え安定した膜厚を形成できるようになる。
また、膜厚規制位置の異物除去動作を行うタイミングの間隔が予め定めた所定の間隔より短くなったとき、警告を出すようにしている。異物除去は、もともと膜厚が100[μm]を下回ったり、膜厚のバラツキを示す値が所定値を上回ったりしたときに行うようにしている。よって、異物除去を行うときは膜厚、膜厚のバラツキを示す値の少なくとも一方に異常が有る場合である。この異物除去を行う間隔が短くなることは、異物除去動作を行っても膜厚やそのバラツキを示す値の補正効果が劣ってきていることになる。本実施形態においては、このことを警告音によってユーザーに知らせる。これによって、ユーザーが適宜メインテナンス等の操作を行えば、現像剤の膜厚のバラツキを抑え安定した膜厚を形成できるようになる。
また、本実施形態のプリンタにおいては、以上のような液濃度検出装置による現像剤濃度の検出値に基づいてトナーボトル19やキャリアボトル20からの供給量を調整できるようになっている。これによって、現像剤濃度が正しく検出されることで、トナーやキャリアも必要量だけ正しく供給することができるようになる。よって、現像剤濃度を所望の濃度に保つことができる。
【0040】
【発明の効果】
請求項1乃至5の液濃度検出装置によれば、液担持体と膜厚規制部材との間に異物等が挟まったり経時使用による劣化が発生したりして予期せぬ液の膜厚の変動が生じても、その膜厚に応じた正しい液濃度を検出できる。よって、液膜の厚みの予期せぬ変動が生じても光学センサを用いて正確な液濃度検出ができるという優れた効果がある。
また、請求項6の画像形成装置によれば、現像液の液濃度を正しく検出できる液濃度検出装置を搭載することができるという優れた効果がある。また、正しく検出された現像液の濃度に基づいた濃度調整操作を行うことが可能となるので、画像の濃度が薄過ぎたり、濃過ぎたりすることがなく、高品質な画像を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る画像形成装置の要部の説明図。
【図2】本実施形態における液濃度検出装置の概略構成図。
【図3】本実施形態における液濃度検出装置の分解斜視図。
【図4】液濃度検出装置の液担持ローラを固定ブラケットに組み付けた状態で軸方向一端から見た平面図。
【図5】液担持ローラの拡大斜視図。
【図6】従来提案されていた液濃度検出装置の概略構成図。
【符号の説明】
7 現像液
11 感光体ドラム
13 現像ユニット
18 現像剤調整部
19 トナーボトル
20 キャリアボトル
21 現像部
22 現像ローラ
23 現像剤回収部
40 液濃度検出装置
41 液担持ローラ
44 メータリングブレード
45 光学センサ
46 クリーニングブレード
47 固定ブラケット
48、49 板バネ部材
50 膜厚検出センサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid concentration detecting device and an image forming apparatus such as a copying machine, a facsimile, and a printer provided with the liquid concentration detecting device. Specifically, the present invention relates to a liquid concentration detection device using an optical sensor and an image forming apparatus including the liquid concentration detection device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an image forming apparatus that develops a latent image using a liquid developer (hereinafter referred to as a developer) in which toner as a solid component is dispersed in a liquid solvent as a carrier and forms a toner image on a transfer material surface. There are various known.
[0003]
As a method for detecting the concentration of the developer in this type of image forming apparatus, for example, a method is considered in which a liquid film of the developer is formed and the developer concentration of the liquid film is detected by a transmission type or reflection type optical sensor. Has been. For example, in a detection method using a transmissive optical sensor, light emitted from the light emitting part passes through the liquid film, and the light that has passed through the liquid film is received by the light receiving part, and a detection value corresponding to the amount of received light is output. . Accordingly, there is a characteristic that the output decreases as the developer concentration increases. Further, the sensor output changes following the film thickness of the developer. Therefore, the concentration of the developer can be detected from the film thickness and the sensor output.
[0004]
In the method of detecting by the optical sensor, the sensor output changes in accordance with the film thickness of the developing solution. Therefore, in the thin film portion and the thick film portion, the sensor output exhibits saturation characteristics, and the sensitivity may be lowered. For this reason, it is difficult to detect an accurate liquid concentration over a wide range with a certain film thickness. In view of this, the present applicant has proposed a method in which a wide range of liquid concentrations can be detected using an optical sensor in JP-A-12-249653. This proposal is not to form a constant film thickness, but to detect the liquid concentration based on the output of the optical sensor for a plurality of different thicknesses of the liquid whose liquid concentration is to be detected.
[0005]
A liquid concentration detection apparatus to which the detection method proposed in the above Japanese Patent Laid-Open No. 12-249653 is applied has a schematic structure as shown in FIG. 6, for example. Between the two
[0006]
Then, the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the thickness of the developer thin layer formed in the recess of the
In the above configuration, the
If the thickness of the developer thin layer is different from the expected thickness at the position where the concentration is detected by the
[0008]
In addition, as already described, there is a method for detecting the liquid concentration for a certain film thickness as a liquid concentration detection method using an optical sensor. This uses a concentric disk part instead of the eccentric disk part, and fills the circumferential recess formed in the step between the two reference disk parts and the concentric disk part with the liquid to be detected. Then, the liquid is formed in a certain film thickness according to the recess. In this method, the liquid concentration range in which accurate detection by an optical sensor is possible is narrower than in the case of using the eccentric disk portion. However, if the film thickness of the liquid is set so that the optical sensor does not exhibit saturation characteristics, detection is performed in the high sensitivity region of the optical sensor, and accurate detection is possible. Even in a liquid concentration detection apparatus using such a detection method with a constant film thickness, there is a possibility that a problem of erroneous detection of liquid concentration due to an unexpected variation in the film thickness of the developer thin layer may also occur. .
[0009]
The problem of liquid concentration misdetection as described above is that the concentration detection device configured as described above is used to detect the concentration of a liquid in which other components are dispersed in a liquid solvent even if the concentration detection target is not a developer. May occur when using.
[0010]
In the case of an image forming apparatus that uses the liquid concentration detection device as described above for detecting the concentration of the developer and performs operations such as adjusting the concentration of the developer and switching the image forming operation based on the detection result, the liquid concentration may be incorrect. When detected, the following problems occur. That is, since the operation is performed based on the erroneously detected liquid concentration, the density of the formed image is too thin or too dark, and a high-quality image cannot be obtained.
[0011]
Here, in order to prevent the present applicant from applying Japanese Patent Application No. 2001-082232 to prevent foreign matter from being caught between the liquid carrying roller and the film thickness regulating member, the liquid concentration detecting means cannot detect the accurate liquid concentration. The following inventions have been proposed. It is provided with a determination means for determining whether or not the detection of the liquid concentration is an erroneous detection, and when it is determined that the detection is erroneous, the liquid carrying roller is rotated by a predetermined angle in the direction opposite to the rotation direction at the time of detecting the liquid concentration Is. As a result, the foreign substance sandwiched between the liquid carrying roller and the film thickness regulating member is removed, and a liquid developer layer having a uniform film thickness can be formed again on the liquid carrying roller. The liquid concentration can be detected.
However, in Japanese Patent Application No. 2001-082232, the liquid developer layer can be formed to an expected thickness, and then the liquid concentration is detected again to obtain a correct liquid concentration. Therefore, it is intended to make it possible to detect the correct liquid concentration by setting the film thickness to an expected thickness, and to aim to detect the correct liquid concentration when the film thickness is different from the expected thickness. Not a thing.
[0012]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-127500 has been proposed as a means for correcting an error in a density detection result caused by use of an image forming apparatus over time.
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-127500 makes it possible to solve a false detection caused by contamination by floating toner while a patch sensor window for measuring a developing density on a photosensitive member overlaps a copy. In this publication, even when the developing device or the developer is replaced in the middle, an appropriate patch sensor window dirt correction value is calculated, and the output value at the time of patch ATR control can be corrected appropriately to prevent erroneous detection. is doing.
However, the configuration of Japanese Patent Laid-Open No. 2000-127500 corrects an error in the sensor output value caused by dirt on the patch sensor window. Therefore, it is not possible to prevent the above-mentioned problems, such as erroneous detection of liquid concentration due to unexpected fluctuations in the film thickness of the developer thin layer, and poor density adjustment resulting from the erroneous detection.
[0013]
The present invention has been made in view of the above problems, and the first object thereof is to enable accurate liquid concentration detection using an optical sensor even if an unexpected variation in the thickness of the liquid film occurs. It is to provide a liquid concentration detection device.
The second object is to provide an image forming apparatus equipped with a liquid concentration detecting device capable of correctly detecting the liquid concentration of the developer.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the first object, the liquid concentration detection device according to claim 1 carries a liquid whose concentration is to be detected.Then rotateA liquid carrying member, an optical sensor for detecting light transmittance or light reflectance with respect to the liquid carried on the liquid carrying member, and a liquid film carried on the liquid carrying member at a predetermined thickness at a position detected by the optical sensor. A liquid concentration detecting device for detecting a liquid concentration from the predetermined film thickness and the detection result by the optical sensor, wherein the optical sensor A film thickness detecting means for detecting a film thickness of the liquid carried on the liquid carrying member at the detection position of the light transmittance or light reflectance;,Liquid concentration detection value correction means for correcting the liquid concentration detection value based on the detection result of the film thickness detection means is provided.The film thickness detecting means detects the removal operation of removing the substance that obstructs the predetermined film thickness formation by the film thickness regulating member by rotating in the direction opposite to the liquid concentration detection of the liquid carrying member. Based on the predetermined timingIt is characterized by.
ContractClaim2The liquid concentration detection device of claim1In the liquid concentration detecting apparatus, the timing at which the detection result of the film thickness detecting means falls below a predetermined value for starting the removal operation is used as the predetermined timing.
Claim3The liquid concentration detection device of claim1Or2In the liquid concentration detection apparatus, a timing at which a value indicating a variation in the detection result by the film thickness detection means exceeds a predetermined value is used as the predetermined timing.
Claim4The liquid concentration detection device of claim1, 2 or 3In the liquid concentration detecting apparatus, after removal of the substance hindering the formation of the predetermined film thickness, the film thickness after removal operation or the film thickness after removal operation which is the film thickness of the liquid carried on the liquid carrying member A variation is detected, and a warning is issued when at least one of the post-removal film thickness and the value indicating the variation of the post-removal film thickness deviates from a predetermined warning value. Is.
Claim5The liquid concentration detection device of claim1, 2, 3 or 4In the liquid concentration detection apparatus, a warning is issued when the interval of the timing for removing the substance that inhibits the formation of the predetermined film thickness is shorter than the predetermined interval.
In order to achieve the second object, the claim6The image forming apparatus includes a liquid concentration detection device that detects a liquid concentration of the liquid developer, and an operation unit that performs operation based on a detection value of the concentration detection device, and performs image formation using the liquid developer. In the image forming apparatus, the liquid concentration detecting device is defined in claim 1, 2, 3, 4Or 5The liquid concentration detecting device is used.
Claims 1 to5In the liquid concentration detecting apparatus, the film thickness detecting means detects the actual film thickness of the liquid at the position where the optical transmittance or the light reflectance is detected by the optical sensor. Usually, the amount of light that is transmitted through a liquid having a predetermined film thickness or reflected by the liquid film carrier decreases as the liquid concentration increases or the film thickness increases. Therefore, if the film thickness is determined, the liquid concentration can be uniquely obtained from the detection result of the optical sensor. Here, if the actual film thickness at the detection position by the optical sensor is different from the predetermined film thickness, the liquid concentration obtained from the detection result of the sensor is different from the actual concentration. In the present invention, the actual film thickness at the detection position is detected by the film thickness detecting means. Then, by the liquid concentration detection value correcting means, for example, the detection result by the film thickness detecting means is replaced with a predetermined film thickness, and the liquid concentration is detected. As a result, even if foreign matter or the like is caught between the liquid carrier and the film thickness regulating member or deterioration due to use over time occurs, an unexpected change in film thickness occurs. The concentration can be detected.
Claims6In this image forming apparatus, the concentration of the developing solution is detected by using a liquid concentration detecting device capable of accurately detecting the liquid concentration using an optical sensor even if an unexpected variation in the thickness of the liquid film occurs.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Embodiment 1]
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to an electrophotographic copying machine (hereinafter simply referred to as “copying machine”) which is an image forming apparatus using a liquid developer will be described.
First, an outline of the copying machine according to the present embodiment will be described. FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a main part of a copying machine according to the present embodiment.
[0016]
Around the photosensitive drum 11 as a latent image carrier, a charging unit 12, a developing
[0017]
In the above configuration, the photosensitive drum 11 is rotationally driven in the arrow direction at a constant speed during copying by a driving unit such as a motor (not shown). Then, after being uniformly charged in the dark by the charging unit 12, the writing light LB is irradiated and imaged based on the image information by an optical writing unit (not shown), and the electrostatic latent image is formed on the photosensitive drum 11. It is formed. The electrostatic latent image is developed by the developing
After the transfer is completed, the
[0018]
As shown in FIG. 1, the developing
[0019]
The developing unit 21 is provided with a storage tank 24 in which the
The developer recovery unit 23 mainly includes a scraping roller 28 and a cleaning blade 29, and cleans the
[0020]
The
[0021]
Of the constituent elements of the developing
When the cartridge is separated from the developing
[0022]
Next, a liquid concentration detection device that is a feature of the present invention will be described.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of the liquid concentration detection device in the present embodiment, and FIG. 3 is an exploded perspective view of the liquid concentration detection device. FIG. 3 is a diagram in which the left and right sides of the configuration diagram of FIG. 2 are reversed. This liquid concentration detection apparatus includes a
The
The
[0023]
FIG. 5 is an enlarged perspective view of the
[0024]
The
[0025]
Next, a method for measuring the toner concentration using the liquid concentration detection device will be described. In FIG. 2, the
[0026]
The light emitted from the light emitting portion of the
[0027]
In this liquid concentration detection apparatus, sensor outputs for the plurality of thicknesses are used. If the plurality of thicknesses are set so that they can be accurately detected in any of the thickness ranges of the concentration range to be detected, the sensor output always has a high sensitivity of the
The
[0028]
By the way, the thickness of the developer thin layer formed in the concave portion of the component
Therefore, in the present embodiment, when the developer thin layer is different from the expected thickness, liquid concentration detection value correction means for correcting the liquid concentration detection value according to the thickness is provided. The characteristic part of this embodiment will be described.
[0029]
FIG. 2 is a diagram showing a liquid concentration detection apparatus according to the present embodiment. In this liquid concentration detection device, a film
The film
[0030]
Further, in the liquid concentration detection apparatus of the present embodiment, a plurality of discharge grooves 42a are formed at a predetermined pitch on the outer peripheral surface of the
As shown in the figure, the discharge groove 42a is formed so that the groove does not open on the side of the
[0031]
In the above configuration, as the
[0032]
Further, in the present embodiment, when the detection result of the film
[0033]
The removing operation is performed by rotating the
[0034]
Further, in addition to the above removal operation, an operation of wiping the tip of the
[0035]
Furthermore, in the present embodiment, when the variation rate (a value indicating variation) of the detection result of the film
For this reason, the detection results of the film
[0036]
In the present embodiment, the following warning is issued in order to make it possible to measure the developer concentration with higher accuracy and to obtain an image with the highest possible quality. However, a plurality of these may be executed in parallel, or one of them may be executed alone.
(1) The film thickness after the foreign substance removing operation at the film thickness regulation position is measured by the film
(2) The film thickness after the foreign substance removal operation at the film thickness regulation position is measured by the film
(3) Every time the foreign substance removal operation at the film thickness regulation position is performed, the date and time is recorded in the memory. The interval of timing at which the removal operation is performed is calculated. A warning is issued when the timing interval for performing this removal operation becomes shorter than a predetermined interval.
There are various methods for displaying the warnings (1) to (3), such as displaying them on the display panel of the apparatus or generating a warning sound.
[0037]
Furthermore, although the
[0038]
As described above, in the liquid concentration detection device of the present embodiment, the film
Further, in the liquid concentration detection device of this embodiment, when the detection result of the film
Further, when the film thickness of the developer thin layer is less than 100 [μm] and the removal operation becomes necessary, the foreign matter is appropriately removed. As a result, it is possible to prevent the occurrence of an error in the detection result of the developer concentration due to a change in the film thickness due to accumulation of foreign matter or toner lump at the film thickness regulation position, so that the developer concentration can always be accurately performed. Become. In the present embodiment, the film
Further, in the liquid concentration detection device of the present embodiment, when the value indicating the variation in the detection result of the film
[0039]
It should be noted that a warning is issued when the film thickness after removing the foreign matter at the film thickness regulation position falls below a predetermined value for warning of a predetermined film thickness. If the film thickness of the developer thin layer becomes excessively thinner than the film thickness setting value in spite of performing the foreign substance removing operation, it is considered that there is an abnormality somewhere such as the foreign substance removing performance. Further, there is a possibility that the film
In addition, a warning is issued when the rate of change in film thickness (value indicating variation) after performing the foreign substance removal operation at the film thickness regulation position exceeds a predetermined value for warning that indicates a predetermined variation. Yes. This can also inform the user of this as with the film thickness. Thus, if the user performs an operation such as maintenance as appropriate, a stable film thickness can be formed while suppressing variations in the film thickness of the developer.
Further, a warning is issued when the timing interval for performing the foreign substance removal operation at the film thickness regulating position is shorter than a predetermined interval. Foreign matter removal is originally performed when the film thickness is less than 100 [μm] or when the value indicating the variation in film thickness exceeds a predetermined value. Therefore, when removing the foreign matter, there is an abnormality in at least one of the film thickness and the value indicating the film thickness variation. If the interval for removing the foreign matter is shortened, the effect of correcting the value indicating the film thickness and its variation is inferior even if the foreign matter removing operation is performed. In the present embodiment, this is notified to the user by a warning sound. Thus, if the user performs an operation such as maintenance as appropriate, a stable film thickness can be formed while suppressing variations in the film thickness of the developer.
In the printer of this embodiment, the supply amount from the toner bottle 19 and the carrier bottle 20 can be adjusted based on the detected value of the developer concentration by the liquid concentration detection device as described above. As a result, when the developer concentration is correctly detected, the toner and carrier can be supplied in the required amount correctly. Therefore, the developer concentration can be maintained at a desired concentration.
[0040]
【The invention's effect】
Claims 1 to5According to the liquid concentration detection device of the present invention, even if foreign matter or the like is caught between the liquid carrier and the film thickness regulating member or deterioration due to use over time occurs, The correct liquid concentration according to the film thickness can be detected. Therefore, there is an excellent effect that an accurate liquid concentration can be detected using an optical sensor even if an unexpected variation in the thickness of the liquid film occurs.
Claims6According to this image forming apparatus, there is an excellent effect that it is possible to mount a liquid concentration detecting device that can correctly detect the liquid concentration of the developer. Further, since it is possible to perform a density adjustment operation based on the density of the developer that has been correctly detected, it is possible to form a high-quality image without causing the image density to be too light or too dark. It becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a main part of an image forming apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a liquid concentration detection device according to the present embodiment.
FIG. 3 is an exploded perspective view of a liquid concentration detection device according to the present embodiment.
FIG. 4 is a plan view seen from one end in the axial direction in a state where the liquid carrying roller of the liquid concentration detection device is assembled to the fixed bracket.
FIG. 5 is an enlarged perspective view of a liquid carrying roller.
FIG. 6 is a schematic configuration diagram of a conventionally proposed liquid concentration detection apparatus.
[Explanation of symbols]
7 Developer
11 Photosensitive drum
13 Development unit
18 Developer adjustment section
19 Toner Bottle
20 Carrier bottle
21 Developer
22 Development roller
23 Developer recovery unit
40 Liquid concentration detector
41 Liquid carrying roller
44 Metering blade
45 Optical sensor
46 Cleaning blade
47 Fixing bracket
48, 49 Leaf spring member
50 Film thickness detection sensor
Claims (6)
該液担持部材に担持された液に対する光透過率又は光反射率を検出する光学センサと、
該液担持部材に担持された液が該光学センサによる検出位置で所定の膜厚となるよう該液の液厚を規制する膜厚規制部材とを有し、
該所定の膜厚と該光学センサによる上記検出結果とから液濃度を検出する液濃度検出装置において、
上記光学センサによる上記光透過率又は光反射率の検出位置における上記液担持部材に担持された液の膜厚を検出する膜厚検出手段と、
該膜厚検出手段の検出結果に基づいて上記液濃度の検出値を補正する液濃度検出値補正手段とを設け、
上記膜厚規制部材による上記所定の膜厚形成を阻害する物質を、上記液担持部材の液濃度検出時とは逆向きの回転によって除去する除去動作を、上記膜厚検出手段の検出結果に基づいて所定のタイミングで行うことを特徴とする液濃度検出装置。 A liquid carrying member that carries and rotates the liquid whose concentration is to be detected;
An optical sensor for detecting light transmittance or light reflectance with respect to the liquid carried on the liquid carrying member;
A film thickness regulating member that regulates the liquid thickness of the liquid so that the liquid carried on the liquid carrying member has a predetermined film thickness at a position detected by the optical sensor;
In the liquid concentration detection device for detecting the liquid concentration from the predetermined film thickness and the detection result by the optical sensor,
A film thickness detecting means for detecting a film thickness of the liquid carried on the liquid carrying member at a position where the light transmittance or light reflectance is detected by the optical sensor ;
Liquid concentration detection value correction means for correcting the detection value of the liquid concentration based on the detection result of the film thickness detection means ,
Based on the detection result of the film thickness detection means, the removal operation for removing the substance that inhibits the formation of the predetermined film thickness by the film thickness regulating member by the rotation opposite to that at the time of detecting the liquid concentration of the liquid carrying member. And a liquid concentration detecting device, which is performed at a predetermined timing .
上記所定のタイミングとして、上記膜厚検出手段の検出結果が予め定めた除去動作開始用規定値を下回ったタイミングを用いたことを特徴とする液濃度検出装置。In the liquid concentration detection apparatus of Claim 1 ,
The liquid concentration detection apparatus according to claim 1, wherein the predetermined timing is a timing at which a detection result of the film thickness detection means falls below a predetermined value for starting the removal operation.
上記所定のタイミングとして、上記膜厚検出手段による検出結果のバラツキを示す値が所定値を上回ったタイミングを用いたことを特徴とする液濃度検出装置。In the liquid concentration detection apparatus according to claim 1 or 2 ,
The liquid concentration detection apparatus according to claim 1, wherein the predetermined timing is a timing at which a value indicating variation in a detection result by the film thickness detection means exceeds a predetermined value.
上記所定の膜厚形成を阻害する物質の除去を行った後に上記液担持部材に担持されている液の膜厚である除去動作後膜厚又は除去動作後膜厚のバラツキを検知し、
該除去動作後膜厚、該除去動作後膜厚のバラツキを示す値のうち少なくとも一方が予め定めたそれぞれの警告用規定値から逸脱したとき、警告を出すことを特徴とする液濃度検出装置。In the liquid concentration detection apparatus according to claim 1, 2, or 3 ,
After removing the substance hindering the formation of the predetermined film thickness, a film thickness after removal operation that is a film thickness of the liquid carried on the liquid carrying member or a variation in film thickness after removal operation is detected,
A liquid concentration detection device that issues a warning when at least one of the post-removal film thickness and the value indicating the variation in post-removal film thickness deviates from a predetermined warning value.
上記所定の膜厚形成を阻害する物質の除去を行うタイミングの間隔が所定の間隔より短くなったとき、警告を出すことを特徴とする液濃度検出装置。In claim 1, 2, 3, or 4 liquid concentration detector,
A liquid concentration detection apparatus that issues a warning when an interval of timing for removing a substance that inhibits the formation of the predetermined film thickness is shorter than a predetermined interval.
該濃度検出装置の検出値に基づいて行う操作手段とを有し、
該液体現像剤を用いて画像形成を行う画像形成装置において、
上記液濃度検出装置として、請求項1,2,3,4又は5の液濃度検出装置を用いることを特徴とする画像形成装置。A liquid concentration detection device for detecting the liquid concentration of the liquid developer;
Operating means based on the detection value of the concentration detection device,
In an image forming apparatus that forms an image using the liquid developer,
An image forming apparatus using the liquid concentration detecting device according to claim 1, 2, 3, 4, or 5 as the liquid concentration detecting device.
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