JP4021832B2 - スパースな状態遷移表に基づく複数記号列の照合装置および方法 - Google Patents
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Description
AC法は、入力キー集合に対してPMM(Pattern Matching Machine)と呼ばれる有限状態機械を構成することにより、文字列の照合を行う方法である。
FAST法における照合動作は次の通りである。まず、初期状態として状態番号を“0”にセットする。また、入力キー集合における最も短いキーの長さを最短キー長とし、入力テキストにおける照合開始位置を、テキストの先頭から最短キー長だけ離れた位置にセットする。
全文検索装置とは、全文検索インデックスによる検索において、検索結果が正しいかどうかを確かめるために文字列検索を行う装置を指す。ここで、全文検索インデックスとは、シグニチャファイル(signature file)や、文書中での単語の出現位置を持たないファイル(inverted file )のように、インデックスそのものが入力されたキーワードに対して、必ずしも正解だけを返すとは限らない検索用のインデックスを意味する。
AC法では、状態遷移部分を表すのにリスト構造を使用することで、記憶容量を減らすことが可能である。しかし、リスト構造ではポインタを順にたどらなければならず、アクセス処理が低速であるため、照合動作は一層低速になってしまう。
図2は、本発明に基づく照合システムの構成図である。図2の照合システムは圧縮装置101と照合装置102から成る。圧縮装置101は、キーワード入力部103、スパース配列有限状態機械作成部104、および状態遷移機械圧縮部105を備え、照合装置102は、照合用状態遷移機械部106およびテキスト入力部107を備える。
図3は、図2の照合システムの動作のフローチャートである。図3において処理が開始されると、まず、キーワード入力部103が検索対象となるキーワード群を受理する(ステップST1)。
検索対象となる入力されたキーワード群に対して、DFA化されたAC法や配列実装によるFAST法と、照合速度のオーダーは同じであるが、配列形式ではスパースとなり圧縮が可能である有限状態機械を構築することにより、照合速度が高速であり、記憶容量の節減が可能な文字列照合装置が構築される。
要素の挿入、追加などが容易であり記憶容量の問題がない2進木上に文字列照合機械を中間構造として構築し、この中間構造を照合が高速でコンパクトな、圧縮された配列形式に変換する。このとき、要素の確認用のラベルをその要素に付与し、互いに要素の重複がないように重ね合わせることにより、配列を圧縮する。
第1の実施形態では、DFA化されたAC法の表構造に対して、初期状態への遷移と初期状態の次状態への遷移とを定義せずに、これらに対する照合が失敗した場合には、初期状態からの遷移として定義し直すような状態遷移機械を構成する。
図5は、図2の照合装置102の構成図である。図5において、状態遷移判定部121および状態遷移部122は、照合用状態遷移機械部106に対応する。テキスト入力部107は、対象テキストより1文字ずつ記号を抽出し、状態遷移判定部121は、入力記号に対してどの状態に遷移するかを決定する。
図8は、図6の状態遷移表を圧縮して得られる照合用の配列を示している。図8において、indexは配列の添え字を表し、GOTOは、圧縮状態遷移部123に格納される重ね合わせられた状態遷移表を表し、CHECKは、確認ラベル部124に格納される確認用のラベルを表し、OUTPUTは、出力記号部125に格納されるポインタの配列を表す。これらのポインタは、状態遷移部122内に格納された出力用の文字列を指している。
図10は、AC法に基づく文字列照合処理のフローチャートである。図10において処理が開始されると、状態遷移判定部121は、まず入力されたテキストを指すテキストポインタをその先頭部にセットし、状態遷移部122内の状態遷移配列を指す遷移ポインタを初期状態にセットする(ステップST11)。次に、テキストポインタがテキストの最後を指すかどうかのチェックを行う(ステップST12)。テキストポインタがテキストの終わりを指せば照合は終了する。 テキストポインタがテキストの終わりを指していなければ、そのポインタの指す文字を取り出し(ステップST13)、その文字に対応する内部コードの値を遷移ポインタの値に加算し、その加算値をindexとする位置に格納された文字ラベルがこの文字と同じかどうかのチェックを行う(ステップST14)。
次に、入力記号“b”に対しては、配列CHECKにアクセスして、遷移が定義されているかいないかを確かめる必要がある(ステップST14)。そこで、現在の遷移ポインタの値26に’b=2を加算すると、index“28”を得る。index“28”の位置に格納されたラベルは“b”であるから、CHECK[28+’b]=bとなり、この入力記号に対する遷移が定義されていることが分かる。
次に、最後の入力記号“z”に対して同様の処理を行うと、CHECK[5+’z]はzではないため、index“5”の状態からの遷移は失敗し、記号“z”に対する遷移は初期状態からの遷移として定義される。この結果、遷移ポインタはGOTO[1+’z]=1となり(ステップST15)、テキストが終了したので照合動作を終了する。
次に、照合に用いる状態遷移配列の作成方法を説明する。図12は、図2の圧縮装置の第1の構成図である。図12において、2進木変換部131および遷移追加部132は、スパース配列有限状態機械作成部104に対応し、変換部133は状態遷移機械圧縮部105に対応する。
キューXが空でなければ、キューXより1文字取り出し、これをsにセットし(ステップST58)、同時にこの文字をキューXより取り除く(ステップST59)。そして、記号sによりrから次状態に遷移可能かどうかを判定する(ステップST60)。遷移可能であれば、記号sによるrの遷移先をキューQに追加し(ステップST65)、ステップST57以降の処理を繰り返す。
次に、可能な入力記号のうち、ルートノードから他のノードにその記号で遷移できないようなものをキューRに入れ(ステップST73)、キューRが空かどうかの判定を行う(ステップST74)。キューRが空でなければ、キューRより1文字取り出し、これをsにセットし(ステップST75)、これをキューRより除く(ステップST76)。
次に、図19の2進木を図8のような配列形式に変換する手順を、図20および図21のフローに沿って説明する。
次に、ノード“4”に後続するノードはノード“7”であるので、[Pn =ノード“4”,Cn =ノード“7”,Pp =28]がキューQに積まれる。そして、処理は図20のステップST82に戻る。
次に、キューQより、[Pn =ノード“5”,Cn =ノード“8”,Pp =30]が取り出される。挿入可能な場所は、図31のようなパターンを満たす場所となる。この場所に対応するpointの値は5となる。
なお、この例においては、状態遷移配列の圧縮率を高めるため、許される最小の値をpointとして用いているが、その値より大きいindexをpointとして用いても構わない。
次に、図38から図60までを参照しながら、FAST法に基づく第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態における照合装置の構成は、図5と同様である。この場合、状態遷移判定部121は、入力記号に対してどの状態に遷移するか、もしくはどの程度テキスト中でシフトするかを決定する。
また、図40の配列の下方に記されている状態s0〜s13は、図38の状態“0”〜“13”がどのように重なっているかを表している。また、記号a、e等は、図38の各入力記号に対応するアクセス先のデータの格納位置を表し、記号Dは、デフォルトシフトに対応するアクセス先のデータの格納位置を表している。
次に、図42および図43を参照しながら、第2の実施形態における照合処理について説明する。
次に、照合に用いる状態遷移配列の作成方法を説明する。図44は、図2の圧縮装置の第2の構成図である。図44において、2進木変換部141、前処理部142、およびシフト量計算部143は、スパース配列有限状態機械作成部104に対応し、変換部144は状態遷移機械圧縮部105に対応する。
図48は、各ノードに、特定文字によるシフトとfailure遷移を設定する処理を示している。図48において処理が開始されると、シフト量計算部143は、まず処理対象となるノードを格納するノードキューQを初期化する(ステップST171)。次に、2進木のルートノードから遷移可能なノードをキューQに入れる(ステップST172)。
ステップST184で遷移が定義されていなければ、次に、ノードtにおいてsのラベルでのシフト量が定義されていないか、もしくは、既に定義されているシフト量が現在のsの深さより大きいかどうかを判定する(ステップST185)。
図49は、各ノードに、最大のシフト量であるデフォルトシフト量を付加する処理のフローチャートである。図49において処理が開始されると、シフト量計算部143は、各ノードに対するデフォルトシフト量として、ノードの深さに最短キー長を加算した値を設定して(ステップST191)、処理を終了する。
ここで、ルートノードの次ノードとは、ルートノードから遷移可能な複数のノード(ノード列)において、最小の文字ラベルを持つノードを意味する。図52のような2進木の場合、Cn に入れられるノードは、ルートノードから下へのポインタで指されるノードに一致する。
ステップST233においてキューtmpが空になると、次に、s内のCn およびそれと同じ深さのノードをキューtmpに入れて(図54、ステップST237)、キューtmpが空かどうかの判定を行う(ステップST238)。
次に、図52の2進木を図40のような配列形式に変換する手順を、図53および図54のフローに従って説明する。この変換処理では、先行するノードと、それから遷移可能なノードあるいはシフト可能なノードとの関係が、2進木から配列形式にマップされる。
以上説明した第1および第2の実施形態では、基本的に表構造のDFAを圧縮した状態遷移配列を用いているため、入力記号の数と同じ回数の遷移操作で照合を終了することができ、DFAの高速性が保たれる。しかし、状態遷移配列を格納するために必要な記憶容量は、従来の状態遷移表に比べてはるかに少なくて済む。
第1の方法では、まずキーワード群に対して1byte毎に状態遷移配列を作成する。そして、テキスト中でいずれかのキーワードのパターンを検出した段階で、そのパターンの前にある改行記号まで戻る。次に、その改行記号の次の位置から始まる文において、検出されたパターンが1byteずれていないかどうかを確認する。
ASCII(American Standard Code for Information Interchange)のような1byte文字と日本語EUC(Extended UNIX Code)のような2byte文字とが混在するテキストでは、第2の実施形態においてシフトした際に、2byte文字が1byte分ずれて照合される可能性がある。
まず、AC法に基づくキーワード検索の場合について比較してみる。図61は、従来法と本発明の方法におけるメモリ使用量の変化を示している。図61において、グラフの縦軸はメモリ使用量を表し、横軸はキーワード数を表す。また、“AC+ours”は、DFA化されたAC法に基づく本発明の第1の実施形態の照合装置に対応し、“DFA of AC”は、従来の状態遷移表を用いた照合装置に対応する。
また、図62は、75Mbyteのテキストに対してキーワード検索を行った場合の、それぞれの照合装置の検索速度の変化を示している。図62において、縦軸は検索に要した時間(秒)、横軸はキーワード数を表す。ここでは、比較のために、従来のAC法の検索速度を“AC”として追加している。
2 照合手段
101 圧縮装置
102 照合装置
103 キーワード入力部
104 スパース配列有限状態機械作成部
105 状態遷移機械圧縮部
106 照合用状態遷移機械部
107 テキスト入力部
111 CPU
112 メモリ
113 入力装置
114 出力装置
115 外部記憶装置
116 媒体駆動装置
117 ネットワーク接続装置
118 バス
119 可搬記録媒体
120 情報提供者の装置
121 状態遷移判定部
122 状態遷移部
123 圧縮状態遷移部
124 確認ラベル部
125 出力記号部
131、141 2進木変換部
132 遷移追加部
133、144 変換部
142 前処理部
143 シフト量計算部
Claims (14)
- 与えられた記号列をキーとし、照合対象ファイル中に該キーが存在するか否かを、有限状態機械を用いて判定する照合装置であって、
少なくとも1つ以上のキーに関する照合操作を定義した前記有限状態機械の状態遷移表であって、前記ファイル内の照合位置を照合方向と逆の方向に戻すシフト操作を表すデータを削減したスパースな該状態遷移表を、圧縮された配列形式で記憶する状態遷移記憶手段と、
前記スパースな状態遷移表を参照しながら、前記ファイルに含まれる各記号に対応する操作を行い、該ファイル中の記号列を前記1つ以上のキーと照合する照合手段とを備え、
前記状態遷移記憶手段は、前記ファイル内の照合位置から入力される入力記号に対して現状態からの遷移先となる次の状態を格納する圧縮された遷移先配列と、該入力記号に対する操作が該遷移先配列内の対応する位置に格納されているかどうかを表すラベルを格納する確認ラベル配列とを記憶し、
前記照合手段は、前記確認ラベル配列内の前記ラベルを確認することで前記スパースな状態遷移表に前記入力記号に対する操作が定義されているか否かをチェックし、該入力記号に対する遷移先が前記対応する位置に格納されているとき、該遷移先への遷移操作を行い、該入力記号に対する操作が該対応する位置に格納されていないとき、前記シフト操作を行うことを特徴とする照合装置。 - 前記照合手段は、前記入力記号に対する特定のシフト操作を表すデータが前記対応する位置に格納されているとき、前記ファイル内の照合位置を該特定のシフト操作によりシフトさせることを特徴とする請求項1記載の照合装置。
- 請求項1記載の照合装置と、前記1つ以上のキーに含まれる入力記号に対応してキーを特定するデータを格納する出力記号配列を記憶する記憶手段と、該出力記号配列内のデータに基づいて前記入力記号に対応するキーを出力する出力手段とを備えることを特徴とする検索装置。
- 請求項1記載の照合装置と、前記1つ以上のキーに含まれる入力記号に対応して、キーの代わりに出力される置換記号列を特定するデータを格納する置換記号配列を記憶する記憶手段と、該置換記号配列内のデータに基づいて前記入力記号に対応する置換記号列を出力する出力手段とを備えることを特徴とする置換装置。
- 請求項1記載の照合装置を備え、該照合装置を用いた記号列検索機能と記号列置換機能のうち少なくとも一方の機能を行うことを特徴とするワードプロセッサ装置。
- 請求項1記載の照合装置を備え、該照合装置を用いた記号列検索機能と記号列置換機能のうち少なくとも一方の機能を行うことを特徴とするデータベースシステム。
- 請求項1記載の照合装置を備え、該照合装置を用いた記号列検索機能と記号列置換機能のうち少なくとも一方の機能を行うことを特徴とする全文検索装置。
- 与えられた記号列をキーとし、照合対象ファイル中に該キーが存在するか否かを判定するための有限状態機械を作成する照合装置であって、
少なくとも1つ以上のキーを表現する2進木データを作成し、前記ファイル内の照合位置を照合方向と逆の方向に戻すシフト操作を表すデータを削減したスパースな状態遷移表に対応する中間構造の有限状態機械を、該2進木データに基づいて作成するスパース有限状態機械作成手段と、
前記中間構造の有限状態機械を、前記ファイル内の照合位置から入力される入力記号に対して現状態からの遷移先となる次の状態を格納する圧縮された遷移先配列と、該入力記号に対する操作が該遷移先配列内の対応する位置に格納されているかどうかを表すラベルを格納する確認ラベル配列とからなる、圧縮された配列形式に変換する状態遷移機械圧縮手段とを備え、
前記配列形式に変換された前記スパースな状態遷移表を参照して前記確認ラベル配列内の前記ラベルを確認することで、該スパースな状態遷移表に前記入力記号に対する操作が定義されているか否かがチェックされ、該入力記号に対する遷移先が前記対応する位置に格納されているとき、該遷移先への遷移操作が行われ、該入力記号に対する操作が該対応する位置に格納されていないとき、前記シフト操作が行われることを特徴とする照合装置。 - 前記スパース有限状態機械作成手段は、前記1つ以上のキーを表現する2進木データ作成手段と、failure遷移先、デフォルトシフト、および特定の記号による特定のシフトを計算して、該2進木データに加えるシフト量計算手段とを含み、前記状態遷移機械圧縮手段は、該シフト量計算手段から受け取る該2進木データに基づいて、複数の要素が互いに重複しないように圧縮された前記遷移先配列を作成することを特徴とする請求項8記載の照合装置。
- 与えられた記号列をキーとし、照合対象ファイル中に該キーが存在するか否かを、有限状態機械を用いて判定する照合装置であって、
少なくとも1つ以上のキーを表現する2進木データを作成し、前記ファイル内の照合位置を照合方向と逆の方向に戻すシフト操作を表すデータを削減したスパースな状態遷移表に対応する中間構造の有限状態機械を、該2進木データに基づいて作成するスパース有限状態機械作成手段と、
前記中間構造の有限状態機械を、前記ファイル内の照合位置から入力される入力記号に対して現状態からの遷移先となる次の状態を格納する圧縮された遷移先配列と、該入力記号に対する操作が該遷移先配列内の対応する位置に格納されているかどうかを表すラベルを格納する確認ラベル配列とからなる、圧縮された配列形式に変換する状態遷移機械圧縮手段と、
前記配列形式に変換された前記スパースな状態遷移表を記憶する状態遷移記憶手段と、
前記スパースな状態遷移表を参照しながら、前記ファイルに含まれる各記号に対応する操作を行い、該ファイル中の記号列を前記1つ以上のキーと照合する照合手段とを備え、
前記照合手段は、前記確認ラベル配列内の前記ラベルを確認することで前記スパースな状態遷移表に前記入力記号に対する操作が定義されているか否かをチェックし、該入力記号に対する遷移先が前記対応する位置に格納されているとき、該遷移先への遷移操作を行い、該入力記号に対する操作が該対応する位置に格納されていないとき、前記シフト操作を行うことを特徴とする照合装置。 - 与えられた記号列をキーとし、照合対象ファイル中に該キーが存在するか否かを、有限状態機械を用いて判定するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも1つ以上のキーに関する照合操作を定義した前記有限状態機械の状態遷移表であって、前記ファイル内の照合位置を照合方向と逆の方向に戻すシフト操作を表すデータを削減したスパースな該状態遷移表を参照しながら、前記ファイルに含まれる各記号に対応する操作を行い、該ファイル中の記号列を前記1つ以上のキーと照合する際に、
前記ファイル内の照合位置から入力される入力記号に対して現状態からの遷移先となる次の状態を格納する圧縮された遷移先配列と、該入力記号に対する操作が該遷移先配列内の対応する位置に格納されているかどうかを表すラベルを格納する確認ラベル配列とからなる、圧縮された配列形式で格納された前記スパースな状態遷移表を参照して該確認ラベル配列内の該ラベルを確認することで、該入力記号に対する操作が該スパースな状態遷移表に定義されているか否かをチェックする機能と、
前記入力記号に対する遷移先が前記対応する位置に格納されているとき、該遷移先への遷移操作を行う機能と、
前記入力記号に対する操作が前記対応する位置に格納されていないとき、前記シフト操作を行う機能と
を前記コンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 与えられた記号列をキーとし、照合対象ファイル中に該キーが存在するか否かを判定するための有限状態機械を作成するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、
少なくとも1つ以上のキーを表現する2進木データを作成する機能と、
前記ファイル内の照合位置を照合方向と逆の方向に戻すシフト操作を表すデータを削減したスパースな状態遷移表に対応する中間構造の有限状態機械を、該2進木データに基づいて作成する機能と、
前記中間構造の有限状態機械を、前記ファイル内の照合位置から入力される入力記号に対して現状態からの遷移先となる次の状態を格納する圧縮された遷移先配列と、該入力記号に対する操作が該遷移先配列内の対応する位置に格納されているかどうかを表すラベルを格納する確認ラベル配列とからなる、圧縮された配列形式に変換する際に、該確認ラベル配列内の該ラベルを確認することで前記スパースな状態遷移表に該入力記号に対する操作が定義されているか否かがチェックされ、該入力記号に対する遷移先が該対応する位置に格納されているとき、該遷移先への遷移操作が行われ、該入力記号に対する操作が該対応する位置に格納されていないとき、前記シフト操作が行われるように、該中間構造の有限状態機械を該圧縮された配列形式に変換する機能と
を前記コンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - コンピュータが、与えられた記号列をキーとし、照合対象ファイル中に該キーが存在するか否かを、有限状態機械を用いて判定する方法において、
前記コンピュータが、少なくとも1つ以上のキーに関する照合操作を定義した前記有限状態機械の状態遷移表であって、前記ファイル内の照合位置を照合方向と逆の方向に戻すシフト操作を表すデータを削減したスパースな該状態遷移表を参照しながら、前記ファイルに含まれる各記号に対応する操作を行い、該ファイル中の記号列を前記1つ以上のキーと照合する際に、
前記コンピュータが、前記スパースな該状態遷移表を、前記ファイル内の照合位置から入力される入力記号に対して現状態からの遷移先となる次の状態を格納する圧縮された遷移先配列と、該入力記号に対する操作が該遷移先配列内の対応する位置に格納されているかどうかを表すラベルを格納する確認ラベル配列とからなる、圧縮された配列形式で格納し、
前記コンピュータが、前記確認ラベル配列内の前記ラベルを確認することで前記入力記号に対する操作が前記スパースな状態遷移表に定義されているか否かをチェックし、
前記コンピュータが、前記入力記号に対する遷移先が前記対応する位置に格納されているとき、該遷移先への遷移操作を行い、
前記コンピュータが、前記入力記号に対する操作が前記対応する位置に格納されていないとき、前記シフト操作を行う
ことを特徴とする照合方法。 - コンピュータが、与えられた記号列をキーとし、照合対象ファイル中に該キーが存在するか否かを判定するための有限状態機械を作成する方法において、
前記コンピュータが、少なくとも1つ以上のキーを表現する2進木データを作成し、
前記コンピュータが、前記ファイル内の照合位置を照合方向と逆の方向に戻すシフト操作を表すデータを削減したスパースな状態遷移表に対応する中間構造の有限状態機械を、該2進木データに基づいて作成し、
前記コンピュータが、前記中間構造の有限状態機械を、前記ファイル内の照合位置から入力される入力記号に対して現状態からの遷移先となる次の状態を格納する圧縮された遷移先配列と、該入力記号に対する操作が該遷移先配列内の対応する位置に格納されているかどうかを表すラベルを格納する確認ラベル配列とからなる、圧縮された配列形式に変換する際に、該確認ラベル配列内の該ラベルを確認することで前記スパースな状態遷移表に該入力記号に対する操作が定義されているか否かがチェックされ、該入力記号に対する遷移先が該対応する位置に格納されているとき、該遷移先への遷移操作が行われ、該入力記号に対する操作が該対応する位置に格納されていないとき、前記シフト操作が行われるように、該中間構造の有限状態機械を該圧縮された配列形式に変換する
ことを特徴とする有限状態機械作成方法。
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