JP4021681B2 - ページレイティング/フィルタリング方法および装置とページレイティング/フィルタリングプログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

ページレイティング/フィルタリング方法および装置とページレイティング/フィルタリングプログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドキュメント間のリンク情報を利用してドキュメントのレイティングおよびフィルタリングを行うページレイティング/フィルタリング方法および装置に関し、更に詳しくは、ある対象ページが予め設定した規準に対してどの程度関連があるかどうかについてのレイティングを行い、このレイティング結果に基づき対象ページに対するフィルタリングを行うページレイティング/フィルタリング方法および装置とページレイティング/フィルタリングプログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザがあるカテゴリに属するコンテンツのみを取得したい時、あるいはあるカテゴリに属するコンテンツのみを取得したくない時、コンテンツのフィルタリングおよびレイティングと呼ばれる技術が使われてきた。あるコンテンツのレイティングとは情報に対して一定の基準に沿った格付けを行うことである。フィルタリングとは、情報を受信者が設定する基準に合わせて選択的に受信することである。
【0003】
これらを行うために一定の基準に従ってコンテンツに得点を計算し、その得点に基づいて、コンテンツを格付けするのがレイティングであり、その得点に基づいてコンテンツがユーザの望む情報であるかまたは望まない情報であるかを判断するのがフィルタリングである。インターネットのWebページの閲覧にフィルタリングを適用する例としては、親が子供に対して閲覧可能なWebページを制限する場合や社員に対して、業務に関係のないWebページの閲覧を制限する場合などがある。
【0004】
ただし、一般的にはレイティングの結果に基づいてフィルタリングを行うことが多く、レイティングおよびフィルタリングは近い意味の言葉として使われる。すなわち、コンテンツを「18歳未満閲覧禁止」のように格付けし(レイティング)、そのように格付けに従って、コンテンツがユーザに望まれていないと判断する(フィルタリング)ためである。
【0005】
これらレイティングおよびフィルタリングを行う際の、コンテンツの得点付けの方法としては、従来は、(1)単語に基づく方法、および(2)コンテンツ指定方法(URL指定方法)がある。
【0006】
単語に基づく方法は、あるコンテンツに指定された単語が含まれているか、あるいはどの程度含まれているかによって得点付けを行う。
【0007】
コンテンツ指定方法は、レイティングおよびフィルタリングの基準として、あるカテゴリに入るコンテンツを指定しておく方法である。つまり、例えばユーザに閲覧させるコンテンツを制限する際には、予めどのコンテンツをユーザに閲覧させるのかを閲覧可能なコンテンツとして指定しておき、ユーザがコンテンツを閲覧しようとしたとき、そのコンテンツが閲覧可能なコンテンツとして指定されていれば閲覧させるというものである。例えば、インターネットのWebページであれば、http://www.xxx.yyy/のページは閲覧させないという指定を予めして おきユーザがそのページを閲覧しようとしても、ページを表示させなくする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の方法のうち、単語に基づく方法では、次のような問題がある。
【0009】
(1)ユーザが予め単語を指定しておく必要がある。
【0010】
(2)画像や音楽データには適用できない。
【0011】
(3)単語の含まれているコンテンツにのみ適用可能であり、指定した単語を更新し続ける、つまり新たな単語を登録し続ける必要がある。
【0012】
(4)インターネットWebなどにおいては、従来使われなかった単語(新語・未知語)が極めて頻繁に利用されるため、それに対応できない。例えば、「切れる」という言葉が、従来から利用されていた「対象を切断する」という意味のみでなく、「急に怒り出す」という意味に使われ始めるような例がインターネットでも多い。これに対応するために継続的に更新をしていく必要があり、更新の頻度は頻繁であるほどよい。
【0013】
(5)予め指定されていた単語「A」の代わりに同じ意味の別の単語「A′」が使用された場合には対応できない。
【0014】
また、コンテンツ指定方法では、次のような問題がある。
【0015】
(1)新たなコンテンツに対応できない。
【0016】
(2)指定したコンテンツのみに対応できるため、コンテンツを指定した時点では存在せず、それ以降に出現したコンテンツに対しては、あまり指定ができない。
【0017】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、リンクパス情報を用いて対象ページのレイティングおよびフィルタリングを効率的かつ適確に行い得るページレイティング/フィルタリング方法および装置とページレイティング/フィルタリングプログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0024】
請求項記載の本発明は、ある対象ページが予め設定した規準に対してどの程度関連があるかどうかについてのレイティングを行い、このレイティング結果に基づき対象ページに対するフィルタリングを行うページレイティング/フィルタリング装置であって、前記規準となる複数の規準URLを格納しておく第1格納手段と、ウェブページにおけるリンク元URLとリンク先URLとを関連付けて格納しておく第2格納手段と、前記複数の規準URLを前記第1格納手段から読み出して、前記第2格納手段から読み出した前記リンク元URLと前記リンク先URLとに基づいて、前記対象ページの対象ページURLと当該規準URLのそれぞれとを結ぶリンクのパスを検索する検索手段と、前記対象ページURLから当該検索された規準URLに到達するまでのリンクの総数を計算する計算手段と、検索された前記パスの総数をパス数とし、計算された前記リンクの総数をパス距離とした場合に、当該パス数を当該パス距離で除算した関連度に基づいてレイティングを行うレイティング手段と、このレイティング結果に基づき前記対象ページをフィルタリングするフィルタリング手段と、を有することを特徴とする。
請求項記載の本発明にあっては、規準となる複数の規準URLを格納しておく第1格納手段と、ウェブページにおけるリンク元URLとリンク先URLとを関連付けて格納しておく第2格納手段と、複数の規準URLを第1格納手段から読み出して、第2格納手段から読み出したリンク元URLとリンク先URLとに基づいて、対象ページの対象ページURLと規準URLのそれぞれとを結ぶリンクのパスを検索する検索手段と、対象ページURLから検索された規準URLに到達するまでのリンクの総数を計算する計算手段と、検索されたパスの総数をパス数とし、計算されたリンクの総数をパス距離とした場合に、パス数をパス距離で除算した関連度に基づいてレイティングを行うレイティング手段と、このレイティング結果に基づき対象ページをフィルタリングするフィルタリング手段と、を有するため、規準となる各ページのURL群のみ指定すれば、この指定されたURL群と対象ページとの関連度を判定し、対象ページのフィルタリングを効率的かつ適確に行うことができる。特に、パス数をパス距離で除算して関連度を計算するため、URL間の接続関係に即した関連度を用いて判定することが可能となる。即ち、パス数が多いほど、また、パスの距離が短いほど、関連度が大きいと判定をすることができる。
【0027】
請求項記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記レイティング手段は、予め設定した規準が複数ある場合に、当該複数の規準で前記関連度を計算し、計算された複数の関連度の差分に基づいてレイティングを行い、前記フィルタリング手段は、当該レイティング結果と当該複数の規準のうちのいずれかの規準とに基づいて前記対象ページをフィルタリングすることを要旨とする。
【0028】
また、請求項記載の本発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記リンク元URL,前記リンク先URL,前記規準URLのうち少なくともいずれか1つのURLは、当該URLのディレクトリ階層数が予め設定されている値よりも多い場合に、前記URLの左端から当該値のディレクトリ階層目までのURLであることを要旨とする。
【0029】
請求項記載の本発明は、ある対象ページが予め設定した規準に対してどの程度関連があるかどうかについてのレイティングを行い、このレイティング結果に基づき対象ページに対するフィルタリングを行うページレイティング/フィルタリングプログラムであって、前記規準となる複数の規準URLを第1格納手段に格納しておく第1処理と、ウェブページにおけるリンク元URLとリンク先URLとを関連付けて第2格納手段に格納しておく第2処理と、前記複数の規準URLを前記第1格納手段から読み出して、前記第2格納手段から読み出した前記リンク元URLと前記リンク先URLとに基づいて、前記対象ページの対象ページURLと当該規準URLのそれぞれとを結ぶリンクのパスを検索する第3処理と、前記対象ページURLから当該検索された規準URLに到達するまでのリンクの総数を計算する第4処理と、検索された前記パスの総数をパス数とし、計算された前記リンクの総数をパス距離とした場合に、当該パス数を当該パス距離で除算した関連度に基づいてレイティングを行う第5処理と、このレイティング結果に基づき前記対象ページをフィルタリングする第6処理と、をコンピュータに実行させることを要旨とする。
請求項記載の本発明にあっては、規準となる複数の規準URLを第1格納手段に格納しておく第1処理と、ウェブページにおけるリンク元URLとリンク先URLとを関連付けて第2格納手段に格納しておく第2処理と、複数の規準URLを第1格納手段から読み出して、第2格納手段から読み出したリンク元URLとリンク先URLとに基づいて、対象ページの対象ページURLと規準URLのそれぞれとを結ぶリンクのパスを検索する第3処理と、対象ページURLから検索された規準URLに到達するまでのリンクの総数を計算する第4処理と、検索されたパスの総数をパス数とし、計算されたリンクの総数をパス距離とした場合に、パス数をパス距離で除算した関連度に基づいてレイティングを行う第5処理と、このレイティング結果に基づき対象ページをフィルタリングする第6処理とを有するため、規準となる各ページのURL群のみ指定すれば、この指定されたURL群と対象ページとの関連度を判定し、対象ページのフィルタリングを効率的かつ適確に行うことができる。特に、パス数をパス距離で除算して関連度を計算するため、URL間の接続関係に即した関連度を用いて判定することが可能となる。即ち、パス数が多いほど、また、パスの距離が短いほど、関連度が大きいと判定をすることができる。
【0032】
請求項記載の本発明は、請求項4記載の発明において、前記第5処理は、予め設定した規準が複数ある場合に、当該複数の規準で前記関連度を計算し、計算された複数の関連度の差分に基づいてレイティングを行い、前記第6処理は、当該レイティング結果と当該複数の規準のうちのいずれかの規準とに基づいて前記対象ページをフィルタリングすることを要旨とする。
【0033】
また、請求項記載の本発明は、請求項4又は5記載の発明において、前記リンク元URL,前記リンク先URL,前記規準URLのうち少なくともいずれか1つのURLは、当該URLのディレクトリ階層数が予め設定されている値よりも多い場合に、前記URLの左端から当該値のディレクトリ階層目までのURLであることを要旨とする。
【0034】
請求項記載の本発明は、ある対象ページが予め設定した規準に対してどの程度関連があるかどうかについてのレイティングを行い、このレイティング結果に基づき対象ページに対するフィルタリングを行うページレイティング/フィルタリングプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記規準となる複数の規準URLを第1格納手段に格納しておく第1処理と、ウェブページにおけるリンク元URLとリンク先URLとを関連付けて第2格納手段に格納しておく第2処理と、前記複数の規準URLを前記第1格納手段から読み出して、前記第2格納手段から読み出した前記リンク元URLと前記リンク先URLとに基づいて、前記対象ページの対象ページURLと当該規準URLのそれぞれとを結ぶリンクのパスを検索する第3処理と、前記対象ページURLから当該検索された規準URLに到達するまでのリンクの総数を計算する第4処理と、検索された前記パスの総数をパス数とし、計算された前記リンクの総数をパス距離とした場合に、当該パス数を当該パス距離で除算した関連度に基づいてレイティングを行う第5処理と、このレイティング結果に基づき前記対象ページをフィルタリングする第6処理と、をコンピュータに実行させるページレイティング/フィルタリングプログラムを記録することを要旨とする。
請求項記載の本発明にあっては、規準となる複数の規準URLを第1格納手段に格納しておく第1処理と、ウェブページにおけるリンク元URLとリンク先URLとを関連付けて第2格納手段に格納しておく第2処理と、複数の規準URLを第1格納手段から読み出して、第2格納手段から読み出したリンク元URLとリンク先URLとに基づいて、対象ページの対象ページURLと規準URLのそれぞれとを結ぶリンクのパスを検索する第3処理と、前記対象ページURLから当該検索された規準URLに到達するまでのリンクの総数を計算する第4処理と、検索されたパスの総数をパス数とし、計算されたリンクの総数をパス距離とした場合に、パス数をパス距離で除算した関連度に基づいてレイティングを行う第5処理と、このレイティング結果に基づき対象ページをフィルタリングする第6処理と、をコンピュータに実行させるページレイティング/フィルタリングプログラムを記録するため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0037】
請求項記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記第5処理は、予め設定した規準が複数ある場合に、当該複数の規準で前記関連度を計算し、計算された複数の関連度の差分に基づいてレイティングを行い、前記第6処理は、当該レイティング結果と当該複数の規準のうちのいずれかの規準とに基づいて前記対象ページをフィルタリングページレイティング/フィルタリングプログラムを記録することを要旨とする。
また、請求項記載の本発明は、請求項7又は8記載の発明において、前記リンク元URL,前記リンク先URL,前記規準URLのうち少なくともいずれか1つのURLは、当該URLのディレクトリ階層数が予め設定されている値よりも多い場合に、前記URLの左端から当該値のディレクトリ階層目までのURLのページレイティング/フィルタリングプログラムを記録することを要旨とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るページレイティング/フィルタリング装置の構成を示すブロック図である。同図に示すページレイティング/フィルタリング装置は、ある対象ページが予め設定した規準に対してどの程度関連があるかどうかについてのレイティングを行い、このレイティング結果に基づき対象ページに対するフィルタリングを行うページレイティング/フィルタリング装置であって、前記規準となる各ページのURLの連結であるリンクパス情報からなるハイパーリンク情報を格納するデータベース部(DB部と称する)101と、前記対象ページからDB部101に格納されたリンクパス情報を検索するパス探索部102と、対象ページがDB部101に格納されたリンクパス情報に対して所定の基準に合致するか否かのレイティングを行うレイティング手段およびこのレイティング結果に基づき前記対象ページをフィルタリングするフィルタリング手段を構成するページ得点計算部103と、ユーザからの入力およびレイティング/フィルタリング結果の出力を行う入出力部104とから構成されている。
【0039】
また、レイティング手段は、DB部101に格納されているリンクパス情報を構成する各URLに対する対象ページの関連度に基づき行い、関連度は、リンクパス情報を構成する各URLから対象ページへとハイパーリンクを辿って、対象ページに到達できる経路があるかどうかを探索し、この経路に沿った距離が短いほど、関連度が大きいとし、また対象ページに到達できる経路がある場合には、すべての到達可能な経路を探索し、経路が多いほど、関連度が大きいとする。
【0040】
本実施形態においては、入力はあるWebページのURLである。以下、ユーザの指定したページを対象ページ、そのページのURLを対象ページURLという。本実施形態において、出力はその対象ページの得点と、ユーザの指定したルールに一致するかどうかである。得点は、予め指定されたURL群とそのページの関連度である。ルールは、対象ページを取得すべきか否かを記述したものであり、上記関連度に基づいて判断される。
【0041】
具体的には、本実施形態では、予めURL群を前記規準として指定しておき、対象ページをフィルタリングするか否かの判定は、対象ページがURL群に含まれるページとの関連度を計算することにより行う。関連度の計算は、URL群に含まれるページと対象ページの間にハイパーリンクを辿って到達できる経路があるかどうかを探索し、経路がある場合には、すべての到達可能な経路を探索し、経路の数が多いほど、また経路の距離が近いほど、関連が大きいと判定する。
【0042】
例えば、社員にWWWページを閲覧させるかどうかの判断を行う場合、業務に必要なページのURL群のみを前記規準として指定しておき、関連度が予め指定されたしきい値以上の場合のみ閲覧を許可するというルールを定めておく。そして、対象ページとそのURL群との関連度を計算し、関連度が予め指定されたしきい値以上の場合のみ、社員に対象ページの閲覧を許可する。なお、規準となるURL群の指定は一度だけでよく、継続的に更新する必要はない。
【0043】
すなわち、本実施形態のコンテンツ配信方法では、対象ページからリンクされているページへのリンクパス情報および対象ページへリンクされているページからのリンクパス情報を用いて、指定されたURL群と対象ページとの関連度を判定することにより、従来のように単語情報を利用せずに、すなわちコンテンツの内容を閲覧せずに、対象コンテンツが閲覧を許可されているかどうかの判定が可能となる。また、従来のようにコンテンツを予め閲覧して判断する必要もない。
【0044】
なお、ここでいうリンクのパス、リンクパスとは、ハイパーリンクを辿って到達できるWebページのことであり、URL1→URL2→URL3→…→URLmのような一連のURLが連続したものである。リンクパスは、具体的には、図4に示すようなグラフ構造であり、URLをノードとし、各ノードは向きを持つアーク(この場合はアークがリンクである)を接続し、アークは向きの識別のために一方の端をHEADとし、他方の端をTAILとし、ノードに連結しており、各ノードはHEAD,TAILをそれぞれ最大1つ接続できるものである。
【0045】
また、対象ページの関連度は、予め計算しておく必要はないので、新たなページの関連度を計算する必要が生じた時点でそのページとURL群のリンク関係をハイパーリンクに基づき計算すればよい。このようにハイパーリンク情報に基づく対象ページの得点計算方法は、あるページAにおいてリンクがページBに張られているとすると、それはページAの作者がページBを推薦していると考えられる。多くの場合、リンクは自分のページに関連するページに張られるため、リング情報を使用してページの関連性を判定することができる。
【0046】
次に、ページの得点を計算するための準備とその計算処理について説明する。ここでは、アダルトページ、アダルトサイトと呼ばれるページの閲覧を禁止するために、対象ページがアダルトページに該当するかどうかを判定する場合を例にとって説明する。
【0047】
まず、準備について説明する。ユーザが対象ページとの関連度を計算するために指定したURLをシードURLという。シードURLは複数のURLを指定することができる。また、シードURLは何らかのシードURLグループに分けて登録することもできる。ユーザの指定したシードURLはページ得点計算部103に保存される。
【0048】
本実施形態においては、2つのシードURLグループを登録する。この2つのグループは、それぞれ、アダルトサイトのURL登録がされたブラックリスト・グループ(以下グループ1またはG1という)と、非アダルトサイトで、閲覧を推薦されるサイトのURLが登録されたホワイトリスト・グループ(以下グループ2またはG2という)である。各グループに属するWebページのURLは、登録者が判定した結果に基づいて登録されたものである。
【0049】
ハイパーリンク情報の登録では、インターネットのWWWページ内(リンク元URL)からリンク先URLへと設定されているハイパーリンクを取り出し、そのリンクの情報が登録される。
【0050】
ハイパーリンク1つにつき、
リンク元URL:リンク先URL
という情報がDB部101のリンクテーブルに登録される。登録時には、既に登録されたリンク情報が再登録されないように、重複登録のチェックを行う。つまり、登録しようとしている
リンク元URL:リンク先URL
という情報が既に登録されていた場合は、それは登録しない。
【0051】
リンクテーブルは、準備段階で作成しておく。これは、ある瞬間のWebページのリンクの状態を表す。準備段階で作成しておくと、ちょうどリンク情報のみをキャッシュした状態になるので、同じ情報を取得するために何度もネットワークに接続することなく、DBにアクセスすることで必要なリンク情報を取得できる。探索と同時にWebページを取得すると、あるURLのWebサーバからのレスポンスが返って来るまで探索処理がそこで止まってしまう。これを防ぐために、予めリンクテーブルを準備する。キャッシュしたのちに、ページが更新されると、Webのリンク情報とDBのリンク情報が矛盾してしまうが、頻繁に更新されてしまうWebページのリンク情報は、更新されない固定的なリンクと比べ、それほど重要でないと考えられるので、パス探索時にWebページからリンク情報を取得することはここでは考えていない。
【0052】
ルールの登録について説明する。すなわち、ページ得点の計算結果に基づいて、更に得点に基づいて対象ページを取得すべきか否かを記述するルールの設定について説明する。
【0053】
ルールは必ずしも設定しなくてもよく、設定しない場合はページ得点のみが出力される。今回はアダルトページの閲覧を禁止するためのレイティングであるので、ルールとして、(1)ページ得点が定められた一定値を超える場合、「ページ取得禁止」と出力するルールと、(2)ページ得点が定められた一定値を超えない場合、「ページ取得許可」と出力するルールとを設定する。
【0054】
次に、図2に示すフローチャートを参照して、ページ得点計算処理について説明する。
【0055】
ユーザがある対象ページURLobjを入出力部104から入力すると(ステップS201)。ページ得点計算部103は、パス探索部102にURLobjとホワイトリスト・グループG2に登録されているURL群を渡す。パス探索部102は、URLobjとG2のURLでパス探索処理を行い(ステップS202)、パス探索処理結果をページ得点計算部103に渡す。ページ得点計算部103は、パス探索処理の結果をパス探索部102から受け取り、対象ページとの関連度R(URLobj,G2)を計算する(ステップS203)。
【0056】
次に、ブラックリスト・グループG1に登録されているURL群のそれぞれと、対象ページとの関連度R(URLobj,G1)を計算する(ステップS204,S205)。すなわち、パス探索部102は、URLobjとG1のURLでパス探索処理を行い(ステップS204)、ページ得点計算部103はそのパス探索処理結果を受け取り、対象ページとの関連度R(URLobj,G1)を求める(ステップS205)。なお、R(URLobj,G1)は、グループ1と対象ページの関連度、R(URLobj,G2)はグループ2と対象ページの関連度である。
【0057】
アダルトページの判定であるので、対象ページURLobjのページ得点を以下の式で計算する(ステップS206)。
【0058】
【数1】
ページ得点(URLobj)
=R(URLobj,G1)−R(URLobj,G2)
ここで、ページ得点の意味について説明する。R(URLobj,G1)は、値が大きいほどブラックリストと関連が深いことを示し閲覧を禁止すべき度合いが大きいことを示す。R(URLobj,G2)は、値が大きいほどホワイトリストと関連が深いことを示し閲覧を許可すべき度合いが大きいことを示す。従って、ページ得点のR(URLobj,G1)−R(URLobj,G2)は、値が大きいほど、閲覧を禁止すべきことを示す。すなわち、定められた値を超える場合は閲覧を禁止する。
【0059】
このページ得点が、URLobjのページのページ得点である。この得点に基づいて、上記ルールに従い「ページ取得禁止またはページ取得許可」を判断する。この得点とルールに従った判断結果、つまりルール適用結果を入出力部104へ渡し、入出力部104は得点と判断結果を出力する。
【0060】
次に、関連度の計算方法について2つの方法を説明する。
【0061】
まず、関連度R(URLobj,Gi)の計算方法1について説明する。ページ得点計算部103は、対象ページURLobjと、URL群Giとの関連度R(URLobj,Gi)を計算する。関連度RはURLobjとURLg1内各ページとを結ぶリンクのパスの数、およびそのリンクパスの距離によって計算される。つまり、以下の計算式で求められる。
【0062】
【数2】
関連度R(URLobj,Gi)=パス数÷パス距離合計
パス数は、URLobjとURLg1内各ページとを結ぶリンクのパスの数を合計したものであり、リンクパスの距離は、URLobjとGiに含む各ページとを結ぶリンクパスにいくつリンクがあるか、つまり、いくつ他のページがあるかにより計算する。例えば、URLobjからリンクを1つ辿って到達する場合は距離1、2回辿る場合は距離2となる。
【0063】
関連度計算に必要なパス数およびパス距離合計は以下のように計算する。
【0064】
【数3】
Figure 0004021681
nは指定されたURL群、つまりブラックリストまたはホワイトリストに含まれるURLの数を示す。
【0065】
次に、図3に示すフローチャートを参照して、パス探索処理について説明する。
【0066】
対象ページURLobjとURL群Giとの関連度R(URLobj,Gi)は、URLobjとURLg1内各ページとを結ぶリンクのパスの数およびそのリンクパスの距離によって計算される。従って、そのために、パス探索処理を行う。
【0067】
パス数およびパス距離の具体的な処理としては、Gi内の各URLimについて、URLobjとそのURLimを結ぶリンクのパスをすべて探索する。パスの探索結果は、例えば図4に示すように、節にURL情報を持った木構造で表現される。根はURL情報としてURLobjを持つ。
【0068】
図3に示すパス探索処理では、まず木構造の根URLobjを注目点とする(ステップS301)。それから、DB部101のリンクテーブルから
リンク元=注目点のURL
という行を取り出し、注目節、すなわち現在の処理の基点となるURLを示す節をチェック済みとする(ステップS302)。
【0069】
次に、各行のリンク先のURLを注目点の子節として木構造に節を追加する(ステップS303)。ただし、ステップS302の処理で条件に一致する行がDB部101になかった場合はなにもしない。追加した節の階層が探索限界階層数に達しているか否かをチェックし、達していれば(ステップS304)、追加した接点をチェック済みにする(ステップS305)。
【0070】
次に、注目点と同じ階層(根からの注目点までの節の数)にチェック済みでない節があるか否かをチェックし、あれば(ステップS306)、その中の1つを次の注目点にする(ステップS307)。そして、ステップS302に戻り、同じ処理を繰り返し行うが、ない場合には、ステップS308に進み、1つ多い階層でチェック済みでない節があるか否かをチェックし、あれば(ステップS308)、その中の1つを注目点とし(ステップS309)、ステップS302に戻り、同じ処理を繰り返し行う。注目点とする節がない場合は探索を終了する。根からURLがURLimである葉までの節のURLがURLobjとそのURLimを結ぶリンクのパスである。
【0071】
上記探索終了後の木構造を図4に示す。route(URLobj,URLi )は、上記探索終了後の木構造において、URLがURLiである葉の数である。dist(Lij,URLi)は、葉LijのURLがURLiである場合、葉Lijの階層数である。葉LijのURLがURLiでない場合、0である。
【0072】
なお、同じホームページに複数のルートから辿り着く場合がある。例えば、AからXに辿り着くのに、A→B→Xがあれば、A→C→D→Xとなる場合もある。このようなときは、別々にカウントする。
【0073】
関連度は、2URL間の関連の大きさを表し、その計算は2URL間を指定して行う。複数のURLとURLobjとの関連度は、複数のURLに含まれる個々のURLとURLobjとの2URL間の関連度に基づいて計算される。
【0074】
例えば、ブラックリストとURLobjの場合は、両者の関連度は次のように算出される。
【0075】
(1)関連度合計R_all=0とする。関連度合計は、ブラックリスト中の各URLとURLobjとの関連度の合計値を示す。
【0076】
(2)ブラックリストから1つURLを選択する。
【0077】
(3)選択したURLとURLobjの関連度を計算し、関連度合計R_allに加算する。
【0078】
(4)ブラックリストにまだ選択されていないURLがある場合は、(2)へ戻る。そうでない場合は次の(5)へ進む。
【0079】
(5)ブラックリストとURLobjの関連度として関連度合計R_allを出力する。
【0080】
上述した関連度の計算方法1では、2つのURL間の関連度をそのURLを結ぶリンクパスを探索し、距離の短いリンクパスが多いほど、またリンクパスの数が多いほど関連度が大きくなるというように計算する。
【0081】
これに対して、次に示す関連度の計算方法2では、最短のパスだけ見つける。これは、パス探索処理で探索するリンクパス、つまりパス探索部102の返すリンクパスが2URL間の最短の経路の場合に相当する。ただし、リンクパスの数は常に1になる。
【0082】
関連度の計算方法2では、一度あるURLを探索してしまうとそのURLを再度探索することはない。すなわち、計算方法1では、2URLを結ぶリンクパス探索結果で、ある同じURLを含むパスを複数返すことがあるが、計算方法2ではそのようなことはない。計算方法2では以下の方法で対象ページURLobjと、URL群Giとの関連度R(URLobj,Gi)をより少ない計算量で高速に行うことができる。
【0083】
関連度の計算方法2について説明する。
【0084】
まず、初期処理を行う(ステップS1)。この初期処理では、探索リストを((URLobj,0))に設定する。探索リストは探索が必要なURLを保持し、(URL名、階層数)を要素とする集合である。初期値は対象ページのURLobjとその階層数を要素とする集合となる。
【0085】
また、探索済みURLリストを空とする。探索済みリストは、探索が終わったURLを保持する。URLを要素とする集合であり、例えば(URL1,URL2,URL3)である。
【0086】
更に、探索結果リストを空とする。探索結果リストは、目的とするブラックリストやホワイトリストに辿り着いた結果を保持する(URL名、階層数)を要素とする信号である。例えば((URLx,5),(URLy,6))である。
【0087】
次に、着目URLの決定処理を次のように行う(ステップS2)。
【0088】
(1)探索リストの中から階層数が小さいものを1つ選ぶ。探索リストが((URLa,3),(URLb,4))であれば、(URLa,3)を選ぶ。探索リストが空であれば、選ばれるものがなく、探索が終了する。階層数が小さいものから選ぶのは、パス距離が小さいURLを優先して探索するためである。
【0089】
(2)探索リストからは、選ばれた要素を除外する。上記(1)の場合、探索リストは((URLb,4))となる。
【0090】
(3)選ばれた要素のURLを探索済みURLリストに追加する。この例ではURLaが探索済みURLリストに追加される。
【0091】
(4)選ばれた要素のURLがブラックリストあるいはホワイトリストに存在すれば、探索結果リストに追加する。この例では、(URLa,3)を追加する。
【0092】
次に、探索空間の追加処理を次のように行う(ステップS3)。
【0093】
(1)ステップS2で選ばれたURLの階層数が一定の値に達していれば、ステップS2に戻る。これは、階層数が一定値に達していれば、探索を打ち切ることを目的としている。
【0094】
(2)ステップS2で選ばれたURLからリンクが張られているページのURL(これを追加候補URLと呼ぶ)のそれぞれに以下を行う。
【0095】
追加候補URLが探索済みURLリストに存在するかを調べる。存在する場合には、既に調査済みのURLを意味するので、何もしない。存在しない場合には、未調査のURLを意味するので、探索リストに追加する。階層数は1つ増加する。すなわち、(URLa,3)からURLcへのリンクがあって、URLcを追加する場合は(URLc,4)が探索リストに追加される。
【0096】
最後に探索結果リストに入っている要素が探索結果であり、URLと階層数が組になったものがリストの要素である。
【0097】
なお、上述した従来のコンテンツ指定方法(URL指定方法)、すなわちリストに含まれるか含まれないかでページをフィルタリングする方法は、本発明の特別な場合として考えることができる。「ホワイトリストに含まれる」状態はホワイトリストからのホップ数が0の状態となる。つまり、パス探索処理において、探索限界階層数が0のときに相当し、ホワイトリストのURL自身が対象ページURLobjと一致した場合になる。
【0098】
なお、本発明の方法を利用して、特にインターネットのコンテンツの表示の可否を判断する場合には、コンテンツを表示する端末とサーバとの間にフィルタリングおよびレイティングのための本発明の方法を実装したソフトウェアを動作させ、端末はそのソフトウェアを経由してサーバとアクセスする。端末機器自体で該ソフトウェアを動作させる場合や、端末のサーバとは別のハードウェアを設置し、そこで該ソフトウェアを動作させる場合などがあるが、その方法はいずれでもよい。
【0099】
また、DB部101のURLは非常に深いディレクトリを持つことがある。例えば、以下のようにD1以下がディレクトリである。jp/ まではホスト部分である。
【0100】
Http://www.hyp.jp/D1/D2/D3/content.html
通常、一般的にはURLではディレクトリ部分を含めてURLとして扱う。本発明の方法の問題として、URLが増加すると探索空間、つまりパス探索処理における木構造の情報量、およびパス探索処理の計算量が爆発的に大きくなる。そこで、探索空間および計算量の削減を目的とし、URLの代わりに近似URLを利用する。ここで、近似URLとは、元のURLの左端先頭からホスト名以下のn番目の“/”までを取り出したものである。nは予め指定するものとする。これは、URL先頭からディレクトリのn階層目までを取り出したのと同じである。n=2のときは、上記例のURLの近似URLは次のようになる。
【0101】
Http://www.hyp.jp/D1/D2/
一般的に、URL内のディレクトリは、階層が大きくなるほど、詳細に記述内容を分類して行くが、一般的には、n=2程度で近似URLが一致するURLをまとめると、ほぼ内容的にまとまりのあるページがまとまるであろうという仮説に基づく。例えば、ある実験では、1500Webページ中の28000のユニークなリンクを取り出した場合に、この中で、URLを近似URL(n=1)とすると、ユニークなリンクは3500リンクになり、80%以上、データベース件数を削減できる。
【0102】
なお、上記実施形態のページレイティング/フィルタリング方法の処理手順をプログラムとして例えばCDやFDなどの記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータシステムに組み込んだり、または記録媒体に記録されたプログラムを通信回線を介してコンピュータシステムにダウンロードしたり、または記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータシステムを作動させることによりページレイティング/フィルタリング方法を実施するページレイティング/フィルタリング装置として機能させることができることは勿論であり、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることができるものである。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、規準となる複数の規準URLを第1格納手段に格納しておく第1格納手段と、ウェブページにおけるリンク元URLとリンク先URLとを関連付けて第2格納手段に格納しておく第2格納手段と、複数の規準URLを第1格納手段から読み出して、第2格納手段から読み出したリンク元URLとリンク先URLとに基づいて、対象ページの対象ページURLと規準URLのそれぞれとを結ぶリンクのパスを検索する検索手段と、対象ページURLから検索された規準URLに到達するまでのリンクの総数を計算する計算手段と、検索されたパスの総数をパス数とし、計算されたリンクの総数をパス距離とした場合に、パス数をパス距離で除算した関連度に基づいてレイティングを行うレイテリング手段と、このレイティング結果に基づき対象ページをフィルタリングするフィルタリング手段とを有するので、規準となる各ページのURL群のみ指定すれば、この指定されたURL群と対象ページとの関連度を判定し、対象ページのフィルタリングを効率的かつ適確に行うことができる。特に、パス数をパス距離で除算して関連度を計算するため、URL間の接続関係に即した関連度を用いて判定することが可能となる。即ち、パス数が多いほど、また、パスの距離が短いほど、関連度が大きいと判定をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るページレイティング/フィルタリング装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態のページレイティング/フィルタリング装置に使用されているページ得点計算部のページ得点計算処理を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す実施形態のページレイティング/フィルタリング装置に使用されているパス探索部のパス探索処理を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す実施形態のパス探索処理後にできる木構造を示す図である。
【符号の説明】
101 DB部
102 パス探索部
103 ページ得点計算部
104 入出力部

Claims (9)

  1. ある対象ページが予め設定した規準に対してどの程度関連があるかどうかについてのレイティングを行い、このレイティング結果に基づき対象ページに対するフィルタリングを行うページレイティング/フィルタリング装置であって、
    前記規準となる複数の規準URLを格納しておく第1格納手段と、
    ウェブページにおけるリンク元URLとリンク先URLとを関連付けて格納しておく第2格納手段と、
    前記複数の規準URLを前記第1格納手段から読み出して、前記第2格納手段から読み出した前記リンク元URLと前記リンク先URLとに基づいて、前記対象ページの対象ページURLと当該規準URLのそれぞれとを結ぶリンクのパスを検索する検索手段と、
    前記対象ページURLから当該検索された規準URLに到達するまでのリンクの総数を計算する計算手段と、
    検索された前記パスの総数をパス数とし、計算された前記リンクの総数をパス距離とした場合に、当該パス数を当該パス距離で除算した関連度に基づいてレイティングを行うレイティング手段と、
    このレイティング結果に基づき前記対象ページをフィルタリングするフィルタリング手段と、
    を有することを特徴とするページレイティング/フィルタリング装置。
  2. 前記レイティング手段は、予め設定した規準が複数ある場合に、当該複数の規準で前記関連度を計算し、計算された複数の関連度の差分に基づいてレイティングを行い、
    前記フィルタリング手段は、当該レイティング結果と当該複数の規準のうちのいずれかの規準とに基づいて前記対象ページをフィルタリングすることを特徴とする請求項1に記載のページレイティング/フィルタリング装置。
  3. 前記リンク元URL,前記リンク先URL,前記規準URLのうち少なくともいずれか1つのURLは、当該URLのディレクトリ階層数が予め設定されている値よりも多い場合に、前記URLの左端から当該値のディレクトリ階層目までのURLであることを特徴とする請求項1又は2に記載のページレイティング/フィルタリング装置。
  4. ある対象ページが予め設定した規準に対してどの程度関連があるかどうかについてのレイティングを行い、このレイティング結果に基づき対象ページに対するフィルタリングを行うページレイティング/フィルタリングプログラムであって、
    前記規準となる複数の規準URLを第1格納手段に格納しておく第1処理と、
    ウェブページにおけるリンク元URLとリンク先URLとを関連付けて第2格納手段に格納しておく第2処理と、
    前記複数の規準URLを前記第1格納手段から読み出して、前記第2格納手段から読み出した前記リンク元URLと前記リンク先URLとに基づいて、前記対象ページの対象ページURLと当該規準URLのそれぞれとを結ぶリンクのパスを検索する第3処理と、
    前記対象ページURLから当該検索された規準URLに到達するまでのリンクの総数を計算する第4処理と、
    検索された前記パスの総数をパス数とし、計算された前記リンクの総数をパス距離とした場合に、当該パス数を当該パス距離で除算した関連度に基づいてレイティングを行う第5処理と、
    このレイティング結果に基づき前記対象ページをフィルタリングする第6処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするページレイティング/フィルタリングプログラム。
  5. 前記第5処理は、予め設定した規準が複数ある場合に、当該複数の規準で前記関連度を計算し、計算された複数の関連度の差分に基づいてレイティングを行い、
    前記第6処理は、当該レイティング結果と当該複数の規準のうちのいずれかの規準とに基づいて前記対象ページをフィルタリングすることを特徴とする請求項4に記載のページレイティング/フィルタリングプログラム。
  6. 前記リンク元URL,前記リンク先URL,前記規準URLのうち少なくともいずれか1つのURLは、当該URLのディレクトリ階層数が予め設定されている値よりも多い場合に、前記URLの左端から当該値のディレクトリ階層目までのURLであることを特徴とする請求項4又は5に記載のページレイティング/フィルタリングプログラム。
  7. ある対象ページが予め設定した規準に対してどの程度関連があるかどうかについてのレイティングを行い、このレイティング結果に基づき対象ページに対するフィルタリングを行うページレイティング/フィルタリングプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記規準となる複数の規準URLを第1格納手段に格納しておく第1処理と、
    ウェブページにおけるリンク元URLとリンク先URLとを関連付けて第2格納手段に格納しておく第2処理と、
    前記複数の規準URLを前記第1格納手段から読み出して、前記第2格納手段から読み出した前記リンク元URLと前記リンク先URLとに基づいて、前記対象ページの対象ページURLと当該規準URLのそれぞれとを結ぶリンクのパスを検索する第3処理と、
    前記対象ページURLから当該検索された規準URLに到達するまでのリンクの総数を計算する第4処理と、
    検索された前記パスの総数をパス数とし、計算された前記リンクの総数をパス距離とした場合に、当該パス数を当該パス距離で除算した関連度に基づいてレイティングを行う第5処理と、
    このレイティング結果に基づき前記対象ページをフィルタリングする第6処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするページレイティング/フィルタリングプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 前記第5処理は、予め設定した規準が複数ある場合に、当該複数の規準で前記関連度を計算し、計算された複数の関連度の差分に基づいてレイティングを行い、
    前記第6処理は、当該レイティング結果と当該複数の規準のうちのいずれかの規準とに基づいて前記対象ページをフィルタリングすることを特徴とする請求項7に記載のページレイティング/フィルタリングプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 前記リンク元URL,前記リンク先URL,前記規準URLのうち少なくともいずれか1つのURLは、当該URLのディレクトリ階層数が予め設定されている値よりも多い場合に、前記URLの左端から当該値のディレクトリ階層目までのURLであることを特徴とする請求項7又は8に記載のページレイティング/フィルタリングプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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