JP4021371B2 - Partition - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内等に配置され、隣接するパネルを任意の角度に連結し、所定の空間を任意の広さに仕切る間仕切に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
隣接するパネルを任意の角度に連結し、所定の空間を任意の広さに仕切る間仕切としては、板厚方向に湾曲変形可能な変形パネルを所定の角度に折り曲げ、この変形パネルを隣接するパネル間に取り付ける態様のものや(例えば特許文献1参照)、各パネルの側端部に、平断面でそれぞれ異なる角度をなす複数の溝を設け、隣接するパネルの特定の溝にジョイナー等の連結部材をそれぞれ挿入することによりパネル同士を連結する態様のものが知られている(例えば特許文献2参照)。また、隣接するパネルの側端部にそれぞれ支柱(側框)を設けるとともに、支柱間に配置する平面視略扇形状の連結部材を介してパネル同士を連結する間仕切も知られている(例えば特許文献3参照)。この間仕切は、各支柱の一部にぞれぞれ設けた部分円弧状の円弧壁と、連結部材に設けられ前記円弧壁の径より若干大きく設定した円弧壁とを部分的に接触させた状態で各パネルを所定方向に相対移動させることにより、パネル間の角度を任意の角度に設定可能に構成したものである。
【0003】
【特許文献1】
実公昭55−11363号公報(第1〜2頁、第1図)
【特許文献2】
特開平9−1777208号公報(第2〜3頁、第2図、第3図)
【特許文献3】
実用新案登録第2604066号(第1〜3頁、第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1記載のものは、各設置部位の必要角度に対応させてそれぞれ異なる変形パネルを製作する必要があり、多くの労力とコストを要し、取付作業性をも損なうものである。また、レイアウトが変更され、設置部位の必要角度が変更した場合には、新たにその必要角度に対応する変形パネルを製作する必要があり、製作工程及び取付作業に煩雑を来たすものである。
【0005】
また、特許文献2記載のものは、ジョイナーを挿入する溝を適宜選択することによって隣接するパネルの連結角度を変更できるものの、連結角度が、予め決められた所定の角度、すなわち溝の形成角度によって規制され、設置部位に応じて最適な連結角度を形成することができず、種々の使用態様に柔軟に対応することができないという不具合が生じる。特に、近時においては、略円筒形状や、一部を湾曲させた形状等、特異な外観を有する建造物が増加する傾向にあり、このような建造物の室内の空間に、円形状或いは湾曲形状の外壁に沿うように隣接するパネルの連結角度を適宜に設定したいとの使用者のニーズに十分に応えることができず、実用性に欠けるものとなる。
【0006】
また、特許文献3記載のものは、所定範囲内の角度(90〜180度)で隣接するパネルを連結できるものの、各パネルに支柱(側框)取り付け、さらに連結部材を支柱間に介在させる構成であるため、部品点数が多くなるととともに、取付作業も煩雑になるという不具合が生じるものである。
【0007】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、簡素な構造を用いて、直線はもちろんのこと、円形や緩いコーナー部等にも柔軟に対応し得るように隣接する仕切板を任意の角度に連結可能な間仕切を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の間仕切は、隣接する仕切板を支柱を介して連設するようにしたものであって、前記支柱が、一方の仕切板を保持する第1支柱部材と、他方の仕切板を保持し前記第1支柱部材に対して接離方向に相対移動可能に配置される第2支柱部材とを具備するものであり、前記支柱に、第1支柱部材と第2支柱部材との接離方向の相対移動を両支柱部材の相対角度変化に変換する噛み合い機構を設け、当該噛み合い機構が、前記第1支柱部材または前記第2支柱部材の何れか一方に設けた第1噛合要素と、他方に設けられ前記第1噛合要素と噛合可能な第2噛合要素とを具備し、前記第1噛合要素と前記第2噛合要素との噛み合い深さを変更することにより前記第1支柱部材と前記第2支柱部材との相対角度を変化させるものであり、前記第1噛合要素及び前記第2噛合要素が、前記第1支柱部材と前記第2支柱部材とを相互に係合させた状態において、前記支柱の奥行き方向に相互に重なり合う円弧壁を複数備えたものであり、これら奥行き方向に相互に重なり合う前記各円弧壁が相互に部分的又は全体的に略接触した状態で、前記第1支柱部材と前記第2支柱部材との接離方向の相対移動を行うようにしたことを特徴とする。
【0009】
ここで「接離」とは接触及び離脱するという意味であり、「第1支柱部材と第2支柱部材との接離方向」とは、第1支柱部材と第2支柱部材とが互いに相寄る方向、及び第1支柱部材と第2支柱部材とが互いに相離反する方向を意味する。このようなものであれば、噛み合い機構を利用して、一の支柱を構成する第1支柱部材及び第2支柱部材を接離方向に相対移動させることにより、両支柱部材の相対角度を任意の角度に簡単に設定することことができる。その結果、例えば円形状や緩いカーブをなす湾曲形状の外壁に沿うように隣接する仕切板の連結角度を適宜に設定することが可能となり、種々の設置部位に柔軟に対応する間仕切を簡素な構造を用いて実現することができる。勿論、前記噛み合い機構を利用して隣接する仕切板を直線状に連結することも可能である。このように、同一部材及び同一構成の支柱を利用して、隣接する仕切板を、直線状または湾曲状等特異な形状に対応し得る任意の角度に連結することができ、極めて使い勝手に優れたものとなる。また、隣接する一対の仕切板間に一の支柱を配設するだけでよく、部品点数を最小限に抑えることができる。さらに、複数の仕切板を連結する際に、隣接する仕切板を、同一形状及び同一構成を有する支柱を介して連結することができ、各仕切板間の連結角度に合わせてそれぞれ別途の連結部材または支柱等を製造する必要がなく、製作工程の簡素化、及びコストの削減を有効に図ることができるとともに、取付作業性の向上にも資する。
【0010】
特に、前記噛み合い機構が、前記第1支柱部材または前記第2支柱部材の何れか一方に設けた第1噛合要素と、他方に設けられ前記第1噛合要素と噛合可能な第2噛合要素とを具備し、前記第1噛合要素と前記第2噛合要素との噛み合い深さを変更することにより前記第1支柱部材と前記第2支柱部材との相対角度を変化させるものであれば、簡単な操作によって両支柱部材の相対角度を変化させることができ、使い勝手に優れたものとなる。
【0011】
両支柱部材の安定した相対移動を実現するためには、前記第1噛合要素及び前記第2噛合要素に、前記第1支柱部材と前記第2支柱部材との相対移動を案内するガイド部をそれぞれ設け、前記各ガイド部が相互に略接触した状態で、前記第1支柱部材と前記第2支柱部材との接離方向の相対移動を行うように設定したものが望ましい。
【0012】
具体的な実施態様としては、前記各ガイド部が、同心円をなす略部分円弧状の円弧壁であるものが挙げれられる。この場合、特に、前記第1支柱部材及び前記第2支柱部材が前記各円弧壁に案内されながら回動動作するものであり、少なくとも前記各支柱部材の回動基端側において前記各支柱部材を略隠蔽する位置に前記各仕切板を取り付けるとともに、前記各円弧壁の共通の中心部を、前記仕切板の外面近傍に設定していることが好ましい。
【0013】
また、前記支柱に前記仕切板を保持させた状態において支柱を仕切板内に略隠蔽すべく前記支柱の奥行き寸法を、前記仕切板の奥行き寸法より小さく設定しているものであれば、支柱の露出を抑えることができ、良好な外観を呈するものとなる。
【0014】
前記第1噛合要素が、第1凹部と、当該第1凹部に連続して設けた第1凸部とを備えたものであるとともに、前記第2噛合要素が、前記第1凹部に嵌合可能な第2凸部と、この第2凸部に連続して設けられ前記第1凸部が嵌合可能な第2凹部とを備えたものであれば、凹凸係合する部位を複数設けることによって第1噛合要素と第2噛合要素との噛合状態を良好なものとすることができる。
【0015】
特に、前記噛み合い機構を設けた複数の支柱を併用して、多数の仕切板を直線状又は/及び直線以外の所定角度に連結可能に構成しているものであれば、所定の空間を直線状や略曲線状に仕切ることができるとともに、それらを組み合わせて例えば略楕円形状や略トラック形状等に仕切ることも可能である。なお、「複数の支柱」とは、少なくとも2以上の支柱を意味し、「多数の仕切板」とは、少なくとも3枚以上の仕切板を意味する。
【0016】
第1支柱部材及び第2支柱部材の相対移動時等に生じる音が外部に伝達することを抑えるためには、前記第1支柱部材と前記第2支柱部材との間に形成される所定の空間に遮音部材を設ければよい。
【0017】
具体的には、前記仕切板がパネル板、又はガラス板であることが好ましい。
【0018】
前記仕切板がガラス板である場合には、前記第1支柱部材及び前記第2支柱部材を外部から略視認不能な状態に被覆し得るカバー部材を配置していることが望ましい。例えば仕切板が透明又は半透明のガラス板である場合に、第1支柱部材及び第2支柱部材の形状がガラス板越しに視認できることによって看者に煩雑な印象を与えるという不具合を回避し、良好な外観を維持することができるからである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0020】
本発明に係る間仕切1は、図1及び図2等に示すように、主として、隣接する仕切板2と、これら仕切板2の間に介在して仕切板2を起立状態で保持する支柱3とを具備するものである。図1は、所定の高さ位置において切断した間仕切1を一部分解して示す図である。本実施形態においては仕切板2としてパネル板を適用している。なお、以下の説明において、「奥行き方向」とは図2における上下方向を意味し、「巾方向」とは同図における左右方向を意味する。また、「前端(前端側)」とは後述する各支柱部材4、5の回転基端側(各支柱部材4、5の回転中心側(同図における下端側))を意味し、「後端(後端側)」とは各支柱部材4、5の回転端側(各支柱部材4、5の反回転中心側(同図における上端側))を意味する。
【0021】
パネル板2は、例えば、前記支柱3の奥行き方向両端側に位置するようにそれぞれ取り付けられる一対のパネル板要素21から構成されるものである。各パネル板要素21は、例えば板金製の外装材211と、この外装材211の内面に添接した石膏ボード等の芯材212とを備えたものである。外装材211の巾方向両端には、内面側に2段階に略直角に折り曲げてなる平面視略L字形状の折曲部を設けている。そしてこの折曲部に、高さ方向に沿って複数の係合爪21kを間欠的に設けている。
【0022】
支柱3は、一方のパネル板2を保持する第1支柱部材4と、他方のパネル板2を保持し第1支柱部材4に対して接離方向に相対移動可能に配置される第2支柱部材5とを具備するものである。
【0023】
第1支柱部材4は、後述する噛み合い機構Kを構成する第1噛合要素6と、第1噛合要素5に取り付けられパネル板2を保持するパネル板保持部材7とを備えたものである。
【0024】
第1噛合要素6は、図1乃至図3等に示すように、例えばアルミ押出成形材を所定の高さ寸法に切断することによって高さ方向に沿って各部等断面形状をなすようにしたものであり、奥行き方向に沿って直線状に延びる基体壁61と、基体壁61の奥行き方向前端部、中間部及び後端部からそれぞれ一側方に向かって膨出させてなる前端膨出部62、中間膨出部63及び後端膨出部64とを有する。
【0025】
前端膨出部62は、基体壁61の前端から基体壁61に対して略直交する方向に延び、一部を屈曲させた平面視略クランク状の前壁62aと、前壁62aの一側端から基体壁61と略平行に延びる前側壁62bと、前側壁62bの後端から基体壁61の前端に向かって延びる部分円弧状の前円弧壁62cとからなる。この前端膨出部62は、各壁61、62a、62b、62cに囲まれ一部に湾曲面を有する中空の平面視略三角形状をなすものである。前円弧壁62cの中心点Pを、前壁62aから前方へ所定距離離間させた位置であり、且つ前側壁62bの直線上より僅かに基体壁61から離れる方向へ偏位した位置に設定してある。
【0026】
中間膨出部63は、基体壁61の奥行き方向に沿った中間点を挟む所定の二箇所からそれぞれ前記前円弧壁62cと同心円をなして延びる部分円弧状の第1中間円弧壁63a及び第2中間円弧壁63bと、これら各中間円弧壁63a、63bを接続する接続壁63cとからなる。各中間円弧壁63a、63bは、基体壁61からの突出寸法を前記前円弧壁62cより大きく設定し、各中間円弧壁63a、63bの先端部に、互いに相離反する方向にそれぞれ突出させてなる係止部63a1、63b1を設けている。そして、これら係止部63a1、63b1を結ぶ仮想直線が、各中間円弧壁63a、63b及び前円弧壁62cの中心点Pを通過するように設定している。つまり、各係止部63a1、63b1及び中心点Pを同一直線上に配置している。接続壁63cは、各中間円弧壁63a、63bからそれぞれ前記前側壁62bの略直線上に沿って相寄る方向に延びる一対の中間側壁63c1と、中間側壁63c1の先端間に形成される開口を跨ぐように設けた平面視略コ字形状の凹壁63c2とからなる。そして、各中間側壁63c1と凹壁63c2とによって囲まれる空間に上下に延びる溝部63c3を形成している。この溝部63c3は、前記開口を通じて外部に開放され、その開口縁部よりも内部の方が広がった形状をなし、各中間側壁63c1、凹壁63c2及び溝部63c3によって、後述する遮音部材Hを取り付ける取付部63xを構成している。各中間側壁63c1を前記前側壁62bより僅かに基体壁61から離れる方向へ偏位させた位置に設け、各中間円弧壁63a、63b及び前円弧壁62cの中心点Pを、各中間側壁63c1を結ぶ仮想直線m上に設定している。
【0027】
後端膨出部64は、基体壁61の後端から前記前壁62aと略平行をなすように延び、一部を屈曲させた平面視略クランク状の後壁64aと、後壁64aの一側端から前側壁62bの直線上に沿って前方に延びる後側壁64bと、後側壁64bの前端から基体壁61に向かって前記前円弧壁62c及び各中間円弧壁63a、63bと同心円をなして延びる部分円弧状の後円弧壁64cとからなる。この後端膨出部64は、各壁61、64a、64b、64cに囲まれ一部に湾曲面を有する中空の平面視略四角形状をなすものである。
【0028】
以上の構成を有する第1噛合要素6は、図3(a)に示すように、前円弧壁62cと基体壁61と第1中間円弧壁63aとによって囲まれる領域、及び第2中間円弧壁63bと基体壁61と後円弧壁64cとによって囲まれる領域に、他の領域より窪ませてなる第1凹部6K1、6K2をそれぞれ形成するとともに、第1中間円弧壁63aと接続壁63cと第2中間円弧壁63bとによって第1凸部6K3を形成している。このように、第1噛合要素6は、これら各第1凹部6K1、6K2と第1凸部6K3とを連続して形成し、第1凸部6K3が第1凹部6K1、6K2間に挟まれた凹凸形状をなすものである。なお、前壁62a及び後壁64aには、それぞれクランク状をなすように略直角に屈曲させてなる段部62a1、64a1を設けている。また、基体壁61の奥行き方向略中央部近傍領域を他の領域より肉厚とし、この領域に高さ方向に沿って複数のねじ孔61aを間欠的に形成してある。
【0029】
パネル板保持部材7は、図1及び図2等に図示するように、第1噛合要素6と略同一の高さ寸法を有し、前記基体壁61に略沿って取り付けられるものであり、例えば一枚の鋼板を折曲成形したものである。具体的には、基体壁61の奥行き方向に沿って略平行をなす側壁71と、側壁71の前端部及び後端部を略直角に屈曲させてなる一対の折曲壁72と、側壁71の中央部を折曲壁72と同一方向に平面視略コ字形状に窪ませてなる凹陥壁73とからなる。各折曲壁72には高さ方向に沿って前記パネル板要素21に設けた係合爪21kが係合可能な係合孔72kを間欠的に複数形成している。また、凹陥壁73のうち、前記基体壁61に当接し得る当たり壁731には高さ方向に沿ってねじ貫通孔731aを複数形成している。
【0030】
第1噛合要素6と、パネル板保持部材7とを取り付けるには、先ず、第1噛合要素6の基体壁61側にパネル板保持部材7を位置させる。そして、パネル板保持部材7の各折曲壁72を第1噛合要素6の前壁62a及び後壁64aに設けた段部62a1、64a1に当接または近接させるとともに、基体壁61とパネル板保持部材7の当たり壁731とを当接させる。引き続き、基体壁61に形成したねじ孔61aと、当たり壁731に形成したねじ貫通孔731aとを略一致させて、パネル板保持部材7側からねじVをねじ貫通孔731aに挿通し、ねじ孔61aにねじ合わせする。これにより、第1噛合要素6と、パネル板保持部材7とが一体的に組み付けられ、第1支柱部材4が形成される。
【0031】
一方、第2支柱部材5は、第1噛合要素6とともに噛み合い機構Kを構成する第2噛合要素8と、第2噛合要素8に取り付けられパネル板2を保持するパネル板保持部材9とを備えたものである。
【0032】
第2噛合要素8は、図1乃至図3に示すように、例えばアルミ押出成形材を所定の高さ寸法に切断することによって高さ方向に沿って各部等断面形状をなすようにしたものであり、奥行き方向に沿って直線状に延びる基体壁81と、基体壁81の奥行き方向前端部、及び後端部からそれぞれ一側方に向かって膨出させてなる前端膨出部82及び後端膨出部83とを有する。基体壁81の奥行き寸法を第1噛合要素6の基体壁61の奥行き寸法と略同一に設定している。
【0033】
前端膨出部82は、基体壁81の前端から基体壁81に対して略直交する方向に延び、一部を屈曲させた平面視略クランク状の前壁82aと、前壁82aの一端から基体壁81と略平行に延びる第1前側壁82bと、第1前側壁82bの後端からさらに一側方側に向かって延びる部分円弧状の第1前円弧壁82cと、第1前円弧壁82cの一端から基体壁81と略平行に延びる第2前側壁82dと、第2前側壁82dの後端から基体壁81に向かって第1前円弧壁82cと同心円をなして延びる部分円弧状の第2前円弧壁82eとからなる。この前端膨出部82は、各壁81、82a、82b、83c、84d、85dに囲まれ一部に湾曲面を有する中空の平面視略下向きL字形状をなすものである。第1前円弧壁82c及び第2前円弧壁82eの中心点Qを、前壁82aから前方へ所定距離離間させた位置であり、且つ第1前側壁82bの直線上より僅かに基体壁81から離れる方向へ偏位した位置に設定してある。
【0034】
後端膨出部83は、基体壁81の後端から前記前壁82aと略平行をなすように延び、一部を屈曲させた平面視略クランク状の後壁83aと、後壁83aの一端から第1前側壁82bの直線上に沿って前方に延びる第1後側壁83bと、第1後側壁83bの前端から基体壁81に向かって前記各前円弧壁82c、82eと同心円をなして延びる部分円弧状の第1後円弧壁83cと、第1後円弧壁83cの一端から前記第2前側壁82dの直線上に沿って基体壁81と略平行に延びる第2後側壁83dと、第2後側壁83dの前端から基体壁81に向かって前記各前円弧壁82c、82e及び第1後円弧壁83cと同心円をなして延びる部分円弧状の第2後円弧壁83eとからなる。この後端膨出部83は、各壁81、83a、83b、83c、83d、83eに囲まれ一部に湾曲面を有する中空の平面視略L字形状をなすものである。
【0035】
以上の構成を有する第2噛合要素8は、図3(b)に示すように、第1前円弧壁82cと第2前側壁82dと第2前円弧壁82eとによって囲まれる領域、及び第2後円弧壁83eと第2後側83d壁と第1後円弧壁83cとによって囲まれる領域に、他の領域より突出させてなる第2凸部8K1、8K2をそれぞれ形成し、第2前円弧壁82eと基体壁81と第2後円弧壁83eとによって囲まれる領域に第2凹部8K3を形成している。このように、第2噛合要素8は、これら各第2凸部8K1、8K2と第2凹部8K3とを連続して形成し、第2凹部8K3が第2凸部8K1、8K2間に挟まれた凹凸形状をなすものである。なお、第2前円弧壁82e及び第2後円弧壁83eには、それぞれ一部を屈曲させてなる係止段部82e1、83e1を設けている。そして、これら係止段部82e1、83e1を結ぶ仮想直線が、各円弧壁82c、82e、83c、83eの中心点Qを通過するように設定している。つまり、各係止段部82e1、83e1及び中心点Qを同一直線上に配置している。なお、前壁82a及び後壁83aには、それぞれクランク状をなすように略直角に屈曲させてなる段部82a1、83a1を設けている。また、基体壁81の奥行き方向略中央部近傍領域を他の領域より肉厚とし、この領域に高さ方向に沿って複数のねじ孔81aを間欠的に形成してある。
【0036】
パネル板保持部材9は、図1及び図2等に示すように、第1支柱部材4のパネル板保持部材7と同一形状、同一構成を有するものである。簡単に説明すると、側壁91と、側壁91の前端部及び後端部を略直角に屈曲させてなる一対の折曲壁92と、側壁91の中央部を窪ませてなる凹陥壁93とからなる。各折曲壁92には高さ方向に沿って係合孔92kを間欠的に複数形成し、凹陥壁93の当たり壁931には高さ方向に沿ってねじ貫通孔931aを複数形成している。
【0037】
第2噛合要素8と、パネル板保持部材9とを一体的に組み付けることにより、第2支柱部材5が形成される。なお、第2噛合要素8と、パネル板保持部材9との取り付けは前記第1噛合要素6とパネル板保持部材7との取付手順に準じて行うことができ、詳細な説明は割愛する。
【0038】
上記構成を有する第1支柱部材4と第2支柱部材5とを、各噛合要素6、8の凹凸形状を利用して係合させることにより一の支柱3を形成する。具体的には、第1噛合要素6の各第1凹部6K1、6K2に、第2噛合要素8の各第2凸部8K1、8K2を嵌合させるとともに、第1噛合要素6の第1凸部6K3を第2噛合要素8の第2凹部8K3に嵌合させ、全体として第1噛合要素6と第2噛合要素8とが相互に噛み合うように構成されている。そして、各支柱部材4、5を係合させて一の支柱3を構成した状態において、支柱3の巾方向の中心が、第1噛合要素6の接続壁63cの各中間側壁63c1を結ぶ仮想直線m上に位置する。また、第1噛合要素6を構成する各円弧壁62c、63a、63b、64cの共通の中心点Pと、第2噛合要素8を構成する各円弧壁82c、82e、83e、83cの共通の中心点Qとが、この仮想直線m上に一致するように設定している(図2参照)。しかして本実施形態においては、この支柱3に、第1支柱部材4と第2支柱部材5との接離方向の相対移動を両支柱部材4、5の相対角度変化に変換する噛み合い機構Kを設けている。「第1支柱部材4と第2支柱部材5との接離方向」とは、第1支柱部材4と第2支柱部材5とが互いに相寄る方向、及び第1支柱部材4と第2支柱部材5とが互いに相離反する方向を意味する。
【0039】
噛み合い機構Kは、図4に示すように、第1噛合要素6と第2噛合要素8とから構成され、両噛合要素6、8の噛み合い深さを変更することにより第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度を変化させるものである。具体的には、同図(a)に示す、各噛合要素6、8が相互に最も深く噛み合う位置である最深噛合位置Kaと、同図(b)に示す、各噛合要素6、8が相互に最も浅く噛み合う位置である最浅噛合位置Kbとの間で、所望の噛み合い深さになるように各支柱部材4、5を相対移動させて調整し、この動作に伴って各支柱部材4、5の相対角度を変化させるように構成している。各支柱部材4、5は、各噛合要素6、8に設けた各円弧壁62c、63a、63b、64c、82c、82e、83e、83cの共通の中心点P、Qを中心として相互に回動動作可能に設定している。ここで、最深噛合位置Kaとは、第2噛合要素8の各第2凸部8K1、8K2を形成する第2前側壁82d及び第2後側壁83dと、第1噛合要素6の各1凹部6K1、6K2を構成する基体壁61とが略当接または近接して各噛合要素6、8がそれ以上相接近する方向へ相対移動できない位置である。この最深噛合位置Kaに設定した場合、各噛合要素6、8の基体壁61、81が相互に平行をなす位置関係となり、第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度が略180度となる。一方、最浅噛合位置Kbとは、第1噛合要素6の各中間円弧壁63a、63bに設けた係止部63a1、63b1と、第2噛合要素8の第2前円弧壁82e及び第2後円弧壁83eに設けた係止段部82e1、83e1とが当接または近接して各噛合要素6、8がそれ以上相離反する方向へ相対移動できない位置である。最浅噛合位置Kbに設定した場合、本実施形態においては、第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度が略170度となる。つまり、第1支柱部材4と第2支柱部材5との接離方向の相対移動に対応させて、両支柱部材4、5の相対角度を180度から170度の間で無段階で変化するように設定している。また、各支柱部材4、5を相互に係合させた状態において、奥行き方向に相互に重合する位置関係にある各円弧壁(例えば第1噛合要素6の前円弧壁62cと第2噛合要素8の第1前円弧壁82c)が、第1支柱部材4及び第2支柱部材5の相対移動時に、相互に部分的又は全体的に略接触した状態で移動する。奥行き方向に相互に重合する位置関係にある円弧壁としては、第1噛合要素6の前円弧壁62cと第2噛合要素8の第1前円弧壁82cの他に、第2噛合要素8の第2前円弧壁82eと第1噛合要素6の第1中間円弧壁63a、第1噛合要素6の第2中間円弧壁63bと第2噛合要素8の第2後円弧壁83e、第2噛合要素8の第1後円弧壁83cと第1噛合要素6の後円弧壁64cが挙げられる。このように各円弧壁62c、63a、63b、64c、82c、82e、83e、83cが、第1支柱部材4及び第2支柱部材5の相対移動を案内するガイド部として機能する。また、本実施形態においては、第1噛合要素6と第2噛合要素8との間、具体的には、第1噛合要素6の第1凸部6K3と第2噛合要素8の第2凹部8K3との間に形成される所定の空間に遮音部材Hを設けている。
【0040】
遮音部材Hは、図1乃至図4等に図示するように、例えば支柱3の高さ寸法と略同一若しくは若干短い高さ寸法を有するゴム素材からなるものである。この遮音部材Hは、平面視略コ字形状をなす遮音部材本体H1と、遮音部材本体H1から突出し第1噛合要素6の接続壁63cに形成した取付部63xに係合可能な形状をなす被取付部H2とを一体に有するものである。遮音部材本体H1は、第1噛合要素6の各中間側壁63c1及び各中間円弧壁63a、63bに略接触し得る形状をなし、両先端部を奥行き方向に沿って相離反する方向に屈曲させて第2噛合要素8の第2前円弧壁82e及び第2後円弧壁83eに接触し得るように設定している。この遮音部材Hは、前記被取付部H2を第1噛合要素6の取付部63xに係合させることにより、第1噛合要素6に抜脱不能に取り付けられている。
【0041】
次に、間仕切1の組み立て手順を説明する。先ず、図5に示すように、複数の支柱3を間欠的に所定箇所に起立させ、各支柱3の第1支柱部材4と第2支柱部材5とを、互いに接近する方向または互いに離れる方向に相対移動させて、第1噛合要素6と第2噛合要素8との噛み合い深さを調整し、第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度を所望の角度に設定する。次いで、隣接する支柱3の上端部間を接続し得るように天井レールR1を天井Rに固定するとともに、支柱3の下端部間を接続し得るように巾木F1を天井レールR1に対応させて床Fに固定する。天井レールR1は下方に開口する下向き略コ字形状をなし、巾木F1は上方に開口する上向き略コ字形状をなしている(図6参照)。支柱3と天井レールR1又は巾木F1は、それぞれ例えば図示しないL型のアングル等を用いて連結固定している。そして各支柱部材4、5のパネル板保持部材7、9に形成した係合孔72k、92kに、パネル板要素21に設けた係合爪21kを係合させることによって、各支柱部材4、5の奥行き方向両端面にそれぞれパネル板要素21を落下不能に取り付ける。このようにして、一対のパネル板要素21からなるパネル板2を支柱3を介して隣接するように取り付ける。この取付状態において、隣接するパネル板2間の連結角度は、第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度に対応している。すなわち、図5に示すように、噛み合い機構Kを最深噛合位置Kaに設定し、第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度を180度に設定した場合、隣接するパネル板2の連結角度は180度となり、平面視直線上にパネル板2が連結される。一方、噛み合い機構Kを最浅噛合位置Kbに設定し、第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度を170度に設定した場合には、隣接するパネル板2の連結角度が170度となる。なお、図示していないが、第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度を171度〜179度の間の所望の角度に設定した場合、隣接するパネル板2の連結角度が第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度に対応することは勿論である。また、この取付状態において、各パネル板2の奥行き寸法、すなわち一のパネル板2を構成する一対のパネル板要素21の外装材211間の離間距離を、支柱3の奥行き寸法より大きく設定し、支柱3をパネル板2内にほぼ隠蔽し得るようにしている。また、隣接するパネル板2(パネル板要素21)の側端部同士を所定距離離間させ、パネル板2同士(パネル板要素21同士)が相互に干渉することを回避している。各噛合要素6、8の各円弧壁62c、63a、63b、64c、82c、82e、83e及び83cの共通の中心点P、Qを、各支柱部材4、5の回動基端側(各支柱部材の回転中心側)において隣接するパネル板2の側端部間の略中央であり、且つ支柱部材4、5の相対角度を略180度に設定した状態におけるパネル板2の外面同士を結ぶ仮想直線n上若しくはその近傍に設定している(図2参照)。隣接するパネル板2の側端部間の略中央は、支柱3の巾方向に沿った中心、すなわち第1噛合要素6の各中間側壁63c1を結ぶ仮想直線m上に略対応している。
【0042】
このように、本実施形態に係る間仕切1は、支柱3が、一方のパネル板2を保持する第1支柱部材4と、他方のパネル板2を保持し第1支柱部材4に対して接離方向に相対移動可能に配置される第2支柱部材5とを備え、支柱3に、第1支柱部材4と第2支柱部材5との接離方向の相対移動を両支柱部材4、5の相対角度変化に変換する噛み合い機構Kを設けているため、この噛み合い機構Kを利用して、一の支柱3を構成する第1支柱部材4及び第2支柱部材5を接離方向に相対移動させることにより、両支柱部材4、5の相対角度を任意の角度に簡単に設定することことができる。その結果、例えば円形状や緩いカーブをなす湾曲形状の外壁に沿うように隣接するパネル板2の連結角度を適宜に設定することが可能となる。勿論、噛み合い機構Kを利用して各支柱部材4、5を相対移動させて両支柱部材4、5の相対角度を180度に設定することにより、隣接するパネル板2を直線状に連結することも可能である。このように、同一部材及び同一機構を有する支柱3を利用して、隣接するパネル板2を、直線状または特異な形状に対応し得る所望の角度に連結することができ、種々の設置部位に柔軟に対応する間仕切1を簡素な構造を用いて実現することができる。また、隣接する一対のパネル板2間に一の支柱3を配設するだけでよく、部品点数を最小限に抑えることができる。さらに、複数のパネル板2を連結する際に、隣接するパネル板2を、同一形状及び同一構成を有する支柱3を介して連結することができ、パネル板2間の連結角度に合わせてそれぞれ別途の連結部材または支柱等を製造する必要がなく、製作工程の簡素化、及びコストの削減を有効に図ることができるとともに、取付作業性の向上にも資する。
【0043】
また、噛み合い機構Kが、第1支柱部材4に設けた第1噛合要素6と、第2支柱部材5に設けられ第1噛合要素6と噛合可能な第2噛合要素8とを具備し、第1噛合要素6と第2噛合要素8との噛み合い深さを変更することにより第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度を変化させるものであるため、簡単な操作によって第1支柱部材4と第2支柱部材5との相対角度を変化させることができ、使い勝手に優れたものとなる。
【0044】
第1噛合要素6に円弧壁62c、63a、63b及び64cを設けるとともに、第2噛合要素8に82c、82e、83e及び83cを設け、これら各円弧壁を両支柱部材4、5の相対移動を案内するガイド部として機能させ、前記各円弧壁が相互に略接触した状態で、第1支柱部材4と第2支柱部材5との接離方向の相対移動を行うように設定しているため、安定した相対移動を実現することができる。
【0045】
各円弧壁部62c、63a、63b、64c、82c、82e、83e、83が、同心円をなす略部分円弧状のものであるため、各支柱部材4、5の回動動作を各円弧壁の中心点P、Qを中心に安定したものとすることができる。
【0046】
また、各支柱部材4、5の回動基端側において各支柱部材4、5を略隠蔽する位置に各パネル板2を取り付けるとともに、各円弧壁62c、63a、63b、64c、82c、82e、83e、83の共通の中心点P、Qを、パネル板2の外面近傍に設定している。そのため、例えば、各円弧壁の中心部P、Qを、各支柱部材4、5の外面近傍に設定した場合に両支柱部材4、5が干渉し易く両支柱部材4、5の相対移動(回動動作)をスムーズに行うことができないという不都合や、中心部P、Qを、各支柱部材4、5から遠い位置に設定した場合に、両支柱部材4、5の相対移動時のストロークが大きくなり、相対角度が変化し難く使い勝手に優れないという不具合が生じることなく、各支柱部材4、5の相対移動をスムーズに行うことができ、両支柱部材4、5の相対角度を適切に変化させることができる。
【0047】
支柱3にパネル板2を保持させた状態において支柱3の奥行き寸法を、パネル板2の奥行き寸法より小さく設定しているため、支柱3をパネル板2内にほぼ隠蔽し支柱3の露出を抑えることができ、高い意匠性を保つことができる。
【0048】
特に、第1噛合要素6が、第1凹部6K1、6K2と、第1凹部6K1、6K2間に連続して設けた第1凸部6K3とを備えたものであるとともに、第2噛合要素8が、第1凹部6K1、6K2に嵌合可能な第2凸部8K1、8K2と、第2凸部8K1、8K2間に連続して設けられ第1凸部6K3が嵌合可能な第2凹部8K3とを備えているため、凹凸係合部位(噛合部位)を複数設けることとなり、第1噛合要素6と第2噛合要素8との凹凸係合状態(噛合状態)を良好なものとすることができる。
【0049】
噛み合い機構Kを設けた2個以上の支柱3を併用して、3枚以上のパネル板2を直線状又は/及び直線以外の所定角度に連結可能に構成しているため、例えば、複数のパネル板2を平面視直線状に連結することは勿論のこと、複数のパネル板2を平面視略部分円弧形状、部分楕円形状又は湾曲状に連結することができる。さらに、平面視直線状に連結したパネル板2と、平面視略部分円弧形状、部分楕円形状又は湾曲状に連結したパネル板2とを組み合わせることにより、直線領域と湾曲領域とを有する概略トラック形状又は平面視略楕円形状にパネル板2を連結した間仕切1とすることができる。このように、複数のパネル板2の連結角度や組み合わせを適宜変更したり調節することによって、所定の空間を様々な形状に仕切ることができ、設置場所に応じて使用者のニーズに十分応えることができる。このような構成を有する間仕切1であるため、レイアウト変更時にも、柔軟に対応することができ好適である。
【0050】
また、第1支柱部材4と第2支柱部材5との間、具体的には第1噛合要素6と第2噛合要素8との間に形成される所定の空間に遮音部材Hを設けているため、両支柱部材4、5の相対移動時に生じる音や、パネル板2に外力が加わった際に生じる音が外部に伝わることを有効に抑えることができる。
【0051】
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
【0052】
例えば、仕切板としてガラス板X2を用いても構わない。ガラス板X2を用いた間仕切り1を図7及び図8に示す。ガラス板X2は、前記支柱3の奥行き方向両端側に位置するようにそれぞれ取り付けられる一対のガラス板要素X21から構成されるものである。各ガラス板要素X21は、例えば所定の肉厚を有する板状の強化ガラス材X211と、この強化ガラス材X211の巾方向両端部に取り付けられるカバー部材X212と、カバー部材X212に取り付けられる平面視略L字状の係合爪X213とを備える。カバー部材X212は、例えば一枚の鋼板を折曲成形したものであり、板平面視略L字状のカバー部材本体X212aと、カバー部材本体X212aの一端を略直角に屈曲させ強化ガラス材X211の側端に添接する添接部X212bと、カバー部材本体X212aの一端を略直角に屈曲させた折曲部X212cとからなる。なお、強化ガラス材X211の内面とカバー部材本体X212aとの間に薄板状のいわゆるパッキンXP1を介在させている。係合爪X213は、前記パネル板保持部材7、9に形成した係合孔72k、92kに係合可能なものであり、一部をカバー部材本体X212aに固着している。強化ガラス材X211、カバー部材X212、パッキンXP1及び係合爪X213は、相互に添接し得る部位を適宜の手段で固着している。
【0053】
上記構成を有するガラス板要素X21を、各支柱部材4、5のパネル板保持部材7、9に形成した係合孔72k、92kに係合爪X213を係合させることによって、各支柱部材4、5の奥行き方向両端面にそれぞれ落下不能に取り付ける。このようにして、一対のガラス板要素X21からなるガラス板X2を支柱3を介して隣接するように取り付ける。この取付状態において、各支柱部材4、5の奥行き方向両端部とカバー部材X212との間にパッキンXP2を介在させている。また、一のガラス板X2を構成する各ガラス板要素X21の折曲部X212cが相互に当接または近接するように設定している。これにより、カバー部材X212が各支柱部材4、5を外部からほぼ視認不能な状態に被覆するため、例えば透明または半透明の強化ガラス板X211を用いた場合であっても、強化ガラス材X211越しに、各支柱部材4、5が見えることなく、良好な外観を維持することができる。また、この取付状態において、各噛合要素6、8の各円弧壁の共通の中心点P、Qを、支柱3の回動端側において隣接するガラス板X2の側端部間の略中央であり、且つ支柱部材4、5の相対角度を略180度に設定した状態におけるガラス板X2の外面同士を結ぶ仮想直線上若しくはその近傍に設定させ、前記実施形態と同様の効果を奏するようにしている。また、隣接するガラス板X2の側端部間の略中央は、支柱3の巾方向に沿った中心、すなわち第1噛合要素6の各中間側壁63c1を結ぶ仮想直線m上に略対応させていることは前記実施形態と同様である。
【0054】
また、前記第1支柱部材と前記第2支柱部材との相対移動を案内するガイド部は部分円弧状の円弧壁に限らず、相対移動に支障を来たさない形状のものでれば種々のものを採用することができる。
【0055】
また、各支柱部材の相対移動を段階的に行うように設定し、それに応じて両支柱部材の相対角度を段階的に変化させるように構成してもよい。加えて、各部の形状等を適宜変更することにより、各支柱部材の接離方向の相対移動許容範囲を拡大または縮小させ、両支柱部材の相対角度を所望の角度に設定できるように構成しても勿論構わない。
【0056】
また、各噛合要素の凸部及び凹部の個数も特に限定されず、例えば各噛合要素が相互に嵌合し得る一対の凸部及び凹部を有するものであってもよく、一方、各噛合要素が相互に嵌合し得る複数の凸部及び凹部を有するものであってもよい。
【0057】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、噛み合い機構を利用して、一の支柱を構成する第1支柱部材及び第2支柱部材を接離方向に相対移動させることにより、両支柱部材の相対角度を任意の角度に簡単に設定することことができ、例えば円形や緩いカーブ等にも柔軟に対応する間仕切を簡素な構造を用いて実現することができる。勿論、前記噛み合い機構を利用して隣接する仕切板を直線状に連結することも可能である。このように、同一部材及び同一機構を利用して、隣接する仕切板を、直線状または特異な形状に対応し得る任意の角度に連結することができ、極めて使い勝手に優れたものとなる。また、隣接する一対の仕切板間に一の支柱を配設するだけでよく、部品点数を最小限に抑えることができる。さらに、複数の仕切板を連結する際に、隣接する仕切板を、同一形状及び同一構成を有する支柱を介して連結することができ、各仕切板間の角度に合わせてそれぞれ別途の連結部材または支柱等を製造する必要がなく、製作工程の簡素化、及びコストの削減を有効に図ることができるとともに、取付作業性の向上にも資する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る間仕切の上端部近傍を一部分解して示す斜視図。
【図2】同実施形態に係る間仕切の要部を拡大して模式的に示す平面図。
【図3】同実施形態における第1噛合要素及び第2噛合要素の平面図。
【図4】同実施形態における噛み合い機構の作用説明図。
【図5】同実施形態における間仕切の使用状態を一部省略して模式的に示す平面図。
【図6】同実施形態における間仕切を側断面図を一部省略して示す模式図。
【図7】同実施形態の変形例を図2に対応させて示す図。
【図8】同変形例を図5に対応させて示す図。
【符号の説明】
1…間仕切
2…仕切り板(パネル板)
3…支柱
4…第1支柱部材
5…第2支柱部材
6…第1噛合要素
6K1、6K2…第1凹部
6K3…第1凸部
8…第2噛合要素
8K1、8K2…第2凸部
8K3…第2凹部
K…噛み合い機構
H…遮音部材
X2…仕切板(ガラス板)
X212…カバー部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a partition that is arranged in a room or the like, connects adjacent panels at an arbitrary angle, and partitions a predetermined space into an arbitrary width.
[0002]
[Prior art]
As a partition that connects adjacent panels at an arbitrary angle and partitions a predetermined space into an arbitrary width, a deformable panel that can be bent and deformed in the thickness direction is bent at a predetermined angle, and this deformed panel is connected between adjacent panels. (See, for example, Patent Document 1), a plurality of grooves each having a different angle in a plane cross section are provided in the side end portion of each panel, and a connecting member such as a joiner is provided in a specific groove of an adjacent panel. The thing of the aspect which connects panels by inserting each is known (for example, refer patent document 2). In addition, a partition for connecting panels to each other via a connecting member having a substantially fan shape in a plan view arranged between the support columns is also known (for example, a patent). Reference 3). The partition is in a state in which a partial arc-shaped arc wall provided in each part of each support column and an arc wall provided in the connecting member and set slightly larger than the diameter of the arc wall are in partial contact with each other. Thus, each panel is relatively moved in a predetermined direction so that the angle between the panels can be set to an arbitrary angle.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 55-11363 (
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-1777208 (
[Patent Document 3]
Utility model registration No. 26004066 (pages 1 to 3, Fig. 1 and Fig. 2)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the one described in Patent Document 1 needs to produce different deformation panels corresponding to the required angles of the respective installation parts, which requires a lot of labor and cost, and impairs the mounting workability. Further, when the layout is changed and the required angle of the installation site is changed, it is necessary to newly manufacture a deformed panel corresponding to the required angle, which complicates the manufacturing process and the mounting work.
[0005]
Moreover, although the thing of
[0006]
Moreover, although the thing of
[0007]
The present invention has been made paying attention to such problems, and the main purpose is to use a simple structure and flexibly deal with not only straight lines but also round and loose corners. Another object of the present invention is to provide a partition that can connect partition plates adjacent to each other at an arbitrary angle.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
That is, the partition of the present invention is such that adjacent partition plates are connected via a support column, and the support column includes a first support member that holds one partition plate, and the other partition plate. And a second support member disposed so as to be relatively movable in the contact / separation direction with respect to the first support member. The contact / separation of the first support member and the second support member on the support column. A meshing mechanism is provided to convert the relative movement of the direction into a change in the relative angle of both strut members. The meshing mechanism includes a first meshing element provided on one of the first strut member and the second strut member, and a second meshing element provided on the other and meshable with the first meshing element. And changing the relative depth between the first strut member and the second strut member by changing the meshing depth of the first meshing element and the second meshing element, and the first meshing element And the second meshing element includes a plurality of arc walls that overlap each other in the depth direction of the column in a state where the first column member and the second column member are engaged with each other. Relative movement in the contact / separation direction between the first strut member and the second strut member is performed in a state in which the arc walls that overlap each other in the depth direction are partially or totally in contact with each other. It is characterized by that.
[0009]
Here, “contact / separation” means contact and separation, and “contact / separation direction between the first support member and the second support member” means that the first support member and the second support member come together. It means a direction and a direction in which the first support member and the second support member are separated from each other. If this is the case, the relative angle between the two strut members can be arbitrarily set by moving the first strut member and the second strut member constituting one strut in the contact / separation direction using the meshing mechanism. The angle can be set easily. As a result, for example, it is possible to appropriately set the connecting angle of adjacent partition plates so as to follow a circular shape or a curved outer wall that forms a loose curve, and the partition that flexibly corresponds to various installation sites has a simple structure It can be realized using. Of course, it is also possible to connect the adjacent partition plates linearly using the meshing mechanism. In this way, using the same members and struts of the same configuration, adjacent partition plates can be connected to any angle that can correspond to a specific shape such as a straight shape or a curved shape, which is extremely easy to use. It will be a thing. Moreover, it is only necessary to arrange one support column between a pair of adjacent partition plates, and the number of parts can be minimized. Furthermore, when connecting a plurality of partition plates, adjacent partition plates can be connected via struts having the same shape and the same configuration, and separate connection members according to the connection angles between the partition plates. Or, it is not necessary to manufacture a support column or the like, and it is possible to effectively simplify the manufacturing process and reduce the cost, and also contribute to the improvement of the mounting workability.
[0010]
In particular, the meshing mechanism includes a first meshing element provided on one of the first strut member and the second strut member, and a second meshing element provided on the other and meshable with the first meshing element. A simple operation as long as the relative angle between the first strut member and the second strut member is changed by changing the meshing depth between the first meshing element and the second meshing element. As a result, the relative angle of both strut members can be changed, and it becomes easy to use.
[0011]
In order to realize stable relative movement of both the strut members, guide portions for guiding the relative movement between the first strut member and the second strut member are provided on the first meshing element and the second meshing element, respectively. It is preferable that the first support member and the second support member are set to perform relative movement in the contact / separation direction in a state where the guide portions are substantially in contact with each other.
[0012]
As a specific embodiment, one in which each of the guide portions is a substantially partial arc-shaped arc wall forming a concentric circle can be mentioned. In this case, in particular, the first support member and the second support member rotate while being guided by the arc walls, and at least the support members on the rotation base end side of the support members. It is preferable that each partition plate is attached at a position where it is substantially concealed, and a common central portion of each arc wall is set in the vicinity of the outer surface of the partition plate.
[0013]
In addition, in the state where the partition plate is held by the support column, if the depth dimension of the support column is set smaller than the depth dimension of the partition plate so that the support column is substantially concealed in the partition plate, Exposure can be suppressed and a good appearance can be obtained.
[0014]
The first engagement element includes a first recess and a first protrusion provided continuously to the first recess, and the second engagement element can be fitted into the first recess. If there is provided a second convex portion and a second concave portion that is provided continuously to the second convex portion and into which the first convex portion can be fitted, by providing a plurality of concave and convex engaging portions. The meshing state between the first meshing element and the second meshing element can be made favorable.
[0015]
In particular, if a plurality of support plates provided with the meshing mechanism are used together so that a large number of partition plates can be connected in a straight line and / or a predetermined angle other than a straight line, a predetermined space is linear. And can be partitioned into a substantially curved shape, and can be partitioned into a substantially elliptical shape or a substantially track shape by combining them. The “plurality of support columns” means at least two or more support columns, and the “multiple partition plates” mean at least three or more partition plates.
[0016]
A predetermined space formed between the first strut member and the second strut member in order to suppress the transmission of sound generated during relative movement of the first strut member and the second strut member to the outside. What is necessary is just to provide a sound insulation member.
[0017]
Specifically, the partition plate is preferably a panel plate or a glass plate.
[0018]
When the partition plate is a glass plate, it is desirable that a cover member capable of covering the first support column member and the second support column member so as to be substantially invisible from the outside is disposed. For example, when the partition plate is a transparent or semi-transparent glass plate, the problem of giving a complicated impression to the viewer by being able to see the shape of the first support member and the second support member through the glass plate is good. This is because a good appearance can be maintained.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
As shown in FIGS. 1 and 2, the partition 1 according to the present invention mainly includes
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The first strut member 4 includes a
[0024]
As shown in FIG. 1 to FIG. 3 and the like, the
[0025]
The front
[0026]
The intermediate bulging
[0027]
The rear
[0028]
As shown in FIG. 3A, the
[0029]
As shown in FIGS. 1 and 2, etc., the panel
[0030]
To attach the
[0031]
On the other hand, the
[0032]
As shown in FIGS. 1 to 3, the
[0033]
The front
[0034]
The rear
[0035]
As shown in FIG. 3B, the
[0036]
The panel
[0037]
The
[0038]
One
[0039]
As shown in FIG. 4, the meshing mechanism K is composed of a
[0040]
As shown in FIGS. 1 to 4 and the like, the sound insulating member H is made of a rubber material having a height dimension substantially the same as or slightly shorter than the height dimension of the
[0041]
Next, the procedure for assembling the partition 1 will be described. First, as shown in FIG. 5, the plurality of
[0042]
Thus, in the partition 1 according to the present embodiment, the
[0043]
The meshing mechanism K includes a
[0044]
The
[0045]
Since each
[0046]
In addition, each
[0047]
Since the depth dimension of the
[0048]
In particular, the
[0049]
Since two or
[0050]
Further, a sound insulation member H is provided in a predetermined space formed between the first support member 4 and the
[0051]
The present invention is not limited to the embodiment described in detail above.
[0052]
For example, a glass plate X2 may be used as the partition plate. The partition 1 using the glass plate X2 is shown in FIG.7 and FIG.8. The glass plate X2 is composed of a pair of glass plate elements X21 that are respectively attached so as to be positioned at both ends in the depth direction of the
[0053]
By engaging the engaging claws X213 with the engaging
[0054]
Further, the guide portion for guiding the relative movement between the first support column member and the second support column member is not limited to a partial arc-shaped arc wall, and may have various shapes as long as it does not hinder the relative movement. Things can be adopted.
[0055]
Further, it may be configured to set the relative movement of the respective strut members in a stepwise manner, and to change the relative angle of both the strut members in accordance with the step. In addition, by appropriately changing the shape of each part, etc., the relative movement allowable range in the contact / separation direction of each column member can be expanded or reduced, and the relative angle between both column members can be set to a desired angle. Of course.
[0056]
Further, the number of convex portions and concave portions of each meshing element is not particularly limited, and for example, each meshing element may have a pair of convex portions and concave portions that can be fitted to each other. You may have a some convex part and recessed part which can be mutually fitted.
[0057]
In addition, the specific configuration of each part is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0058]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by using the meshing mechanism, the first strut member and the second strut member constituting one strut are relatively moved in the contact / separation direction, whereby the relative angle between both strut members is determined. Can be easily set to an arbitrary angle. For example, a partition that can flexibly cope with a circular shape or a loose curve can be realized using a simple structure. Of course, it is also possible to connect the adjacent partition plates linearly using the meshing mechanism. In this way, by using the same member and the same mechanism, the adjacent partition plates can be connected at an arbitrary angle that can correspond to a linear shape or a specific shape, which is extremely easy to use. Moreover, it is only necessary to arrange one support column between a pair of adjacent partition plates, and the number of parts can be minimized. Furthermore, when connecting a plurality of partition plates, adjacent partition plates can be connected via struts having the same shape and the same configuration, and separate connection members or There is no need to manufacture support posts and the like, which can effectively simplify the manufacturing process and reduce costs, and contribute to improvement in mounting workability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially exploded perspective view showing the vicinity of an upper end portion of a partition according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view schematically showing an enlarged main part of a partition according to the embodiment.
FIG. 3 is a plan view of a first engagement element and a second engagement element in the same embodiment.
FIG. 4 is an operation explanatory diagram of a meshing mechanism in the same embodiment.
FIG. 5 is a plan view schematically showing the partition in a partially omitted usage state in the embodiment.
FIG. 6 is a schematic view showing a partition in the same embodiment with a side sectional view partially omitted.
FIG. 7 is a view showing a modification of the embodiment corresponding to FIG. 2;
FIG. 8 is a view showing the modification corresponding to FIG. 5;
[Explanation of symbols]
1 ... partition
2 ... Partition plate (panel plate)
3 ... post
4 ... 1st support member
5 ... Second support member
6 ... 1st meshing element
6K1, 6K2 ... first recess
6K3 ... 1st convex part
8 ... Second meshing element
8K1, 8K2, ... 2nd convex part
8K3 ... Second recess
K ... Meshing mechanism
H ... Sound insulation member
X2 ... Partition plate (glass plate)
X212 ... Cover member
Claims (11)
前記支柱が、一方の仕切板を保持する第1支柱部材と、他方の仕切板を保持し前記第1支柱部材に対して接離方向に相対移動可能に配置される第2支柱部材とを具備するものであり、
前記支柱に、第1支柱部材と第2支柱部材との接離方向の相対移動を両支柱部材の相対角度変化に変換する噛み合い機構を設け、
当該噛み合い機構が、前記第1支柱部材または前記第2支柱部材の何れか一方に設けた第1噛合要素と、他方に設けられ前記第1噛合要素と噛合可能な第2噛合要素とを具備し、前記第1噛合要素と前記第2噛合要素との噛み合い深さを変更することにより前記第1支柱部材と前記第2支柱部材との相対角度を変化させるものであり、
前記第1噛合要素及び前記第2噛合要素が、前記第1支柱部材と前記第2支柱部材とを相互に係合させた状態において、前記支柱の奥行き方向に相互に重なり合う円弧壁を複数備えたものであり、
これら奥行き方向に相互に重なり合う前記各円弧壁が相互に部分的又は全体的に略接触した状態で、前記第1支柱部材と前記第2支柱部材との接離方向の相対移動を行うようにしたことを特徴とする間仕切り。A partition that connects adjacent partition plates via struts,
The column includes a first column member that holds one partition plate, and a second column member that holds the other partition plate and is disposed so as to be movable relative to the first column member in a contact / separation direction. Is what
The strut is provided with a meshing mechanism for converting the relative movement in the contact / separation direction between the first strut member and the second strut member into a relative angle change of both strut members ,
The meshing mechanism includes a first meshing element provided on one of the first strut member and the second strut member, and a second meshing element provided on the other and meshable with the first meshing element. The relative angle between the first strut member and the second strut member is changed by changing the meshing depth between the first meshing element and the second meshing element.
The first engagement element and the second engagement element include a plurality of arc walls that overlap each other in the depth direction of the support column in a state where the first support member and the second support member are engaged with each other. Is,
The arc walls overlapping each other in the depth direction are partially or entirely substantially in contact with each other, and the first column member and the second column member are moved relative to each other in the contact / separation direction. A partition characterized by that.
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