JP4020825B2 - outer wall - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の外壁に係り、特に外壁材の上端部と軒天井との隙間に嵌挿されるパッキンの構造を改良した外壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の外壁においては、建物の躯体の壁部に通気層を介して外壁材を取付ける通気工法が主流になって来ている。このように通気層を介して外壁材を取付ける場合、一般的には、外壁材の上端部と軒天井との間の隙間(目地部)に、後から防水用のシールを施している。
【0003】
このシールの施工法として、前記隙間に流動性を持つシーリング材を充填する湿式目地工法(シーリング目地工法ともいう)がある。この湿式目地工法は、図6に示すように、外壁材4の上端部4cと軒天井45との間の隙間7の奥部に予めバックアップ材101を配置した上で、その手前側の空所にシーリング材102を屋外側から充填して固化させる工法である。
【0004】
また、別のシール施工法として、前記隙間に弾性を有するパッキン(ガスケット)を挿入する乾式目地工法(ガスケット工法)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した湿式目地工法は、シーリング材の経年劣化により、接着面の剥離や材料破断を生じて気密・水密性が低下する上、ゴミの付着により表面の汚れが目立つようになるという問題がある。また、シーリング材の施工には熟練を要すると共に、コストがかかるという問題もある。
【0006】
一方、パッキンを目地部に挿入する乾式目地工法は、前記湿式目地工法の問題点をほとんど解消できるものの、軒天井に勾配が付いている場合は、外壁材と軒天井の隙間が、外壁材の屋外側で狭く屋内側に行くほど広くなっているため、挿入したガスケットが内部側に潜り込んでしまうおそれがある。そのため、勾配付きの軒天井の場合には適用が難しいという問題があり、勾配付きの軒天井の場合は湿式目地工法に頼っているのが現状である。
【0007】
本発明は、前記事情を考慮してなされたもので、勾配付き軒天井の場合にも簡単確実に乾式目地工法を実施することができ、湿式目地工法の問題点を解消することのできる外壁を提供することを目的とする。すなわち、本発明の目的は、気密・水密性の高いパッキンを軒天井と外壁材の隙間に簡単に且つ確実に取付けることができ、施工性の向上が図れる外壁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物の躯体の壁部に通気層を介して外壁材を取付け、該外壁材の上端部と軒天井との隙間にパッキンを嵌挿した外壁であって、前記パッキンは、前記隙間に屋外側から挿入されて外壁材の上端部に支持される本体部と、該本体部の屋外側端部に下向きに突設されて外壁材の上端外面に係止される係止部と、前記本体部の上面部に挿入方向に間隔を開けて上向きに突設され、前記隙間へのパッキンの挿入に伴い屋外側に弾性変形して各先端側が前記軒天井の下面に押圧接触する少なくとも2枚の屋外側及び屋内側の気密片部とを有し、前記軒天井の下面に対する屋外側気密片部の接点と屋内側気密片部の接点とが、前記外壁材の上端外面角部から軒天井に引いた垂線を挟んで屋外側と屋内側にそれぞれ位置していることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳述する。
【0010】
図1は実施の形態の主要部構成を示し、図2は全体構成を示す。図1及び図2において、1は外壁で、この外壁1は建物の躯体2の壁部3に取付けられる外壁材4を備えている。45は勾配付きの軒天井であり、この軒天井45と外壁材4の上端部4cとの間には、屋外側から屋内側に行くほど間隔が広がる隙間(目地部)7が設けられ、この隙間7に、乾式目地工法としてパッキン(ガスケット)8が屋外側(室外側)から挿入されている。
【0011】
前記外壁材4は、例えばタイルやレンガのような窯業系の外装材(サイディング)からなり、所定寸法(例えば縦横が450mm×2700mm)のパネル状に形成されている。外壁材4の取付方法としては、縦長状態で取付ける縦張りや横長状態で取付ける横張りがあるが、何れであってもよい。また。外壁材4としては、金属系のパネルであってもよい。
【0012】
前記外壁材4の上端部には、図2に示すように、厚さ方向略中間から外表面までの厚さの凹部15と、厚さ方向略中間から裏面までの厚さの凸部16とが形成され、外壁材4の下端部には、厚さ方向略中間から外表面までの厚さの凸部17と、厚さ方向略中間から裏面までの厚さの凹部18とが形成され、これら凹部15,18と凸部16,17を互いに係合させた状態で、外壁材4が躯体2の壁部3に張設されるようになっている。また、図示例では、下部の外壁材4の下端部が第1の取付金具(取付部材)20を介して、この下部の外壁材4と上部の外壁材4の接合部(係合部)が第2の取付金具(取付部材)21を介して、躯体2の壁部3と外壁材4との間に所定隙間の通気層23が形成されるようにして、躯体2の壁部3に取付けられている。
【0013】
前記第1の取付金具20及び第2の取付金具21は、躯体2に固着具例えば釘24で固定されている。なお、前記上部の外壁材4の上端部には凹部15及び凸部16が形成されておらず、この上部の外壁材4の上端部は、躯体2の壁部3に通気胴縁25を介して釘24で固定されている。また、前記躯体2の壁部3には透湿防水紙26が張設されている。
【0014】
前記パッキン8は、弾性変形可能なゴム質ないし軟質樹脂、例えばサーモ・プラスチック・エラストマー(TPE)系の材料からなり、押出成形により、図1の紙面に垂直方向に連続した長尺に形成されている。このパッキン8は、図1にその横断面を示すように、前記隙間7に屋外側から挿入されて外壁材4の上端部4cに下面が接するように支持される帯板状の本体部8aを有し、その本体部8aの挿入方向(幅方向)の後端部(屋外側の端部)に、下向きに突設された係止部8bを有している。この係止部8bは、外壁材4の上端外面4aに係止されることで、屋内側へのパッキン8の過度挿入を規制する機能を果たす。
【0015】
また、本体部8aの挿入方向の先端部(屋内側の端部)には、パッキン8の抜け止めを果たす引掛け部8cが下向きに突設されている。この引掛け部8cは、挿入方向の前端に斜面8dを有するフック状のもので、前記隙間7への屋外側からのパッキン8の挿入の際に、その斜面8dが外壁材4に当たることで、上方に弾性的に屈曲し、パッキン8の挿入完了に伴って弾性復元することにより、外壁材4の上端内面4bに引っ掛り、屋外側へのパッキン8の抜け止め機能を果たす。引掛け部8c及び係止部8bは、本体部8aの長手方向に連続して形成されている。
【0016】
このパッキン8は、前記隙間7への挿入方向の前後両端に設けた引掛け部8cと係止部8bにより、外壁材4の上端部を厚さ方向に挟み込むことにより、自らが外壁材4の上端部に保持固定される。また、本体部8aの下面が外壁材4の上端部(上端小口)4cに面接触した状態で、挿入方向前後の引掛け部8cと係止部8bが外壁材4の上端の屋内側及び屋外側の角部を覆う上、特に、係止部8bの内面が外壁材4の上端外面4aに密着するようになっていることから、外壁材4の両角部を保護することができるし、外壁材4とパッキン8の間の気密性及び水密性を保持することができる。
【0017】
また、このパッキン8の本体部8aの上面には、本体部8aの挿入方向に間隔を開けてそれぞれ上向きに少なくとも2枚の屋外側及び屋内側の気密片部8e、8fがヒレ状に突設されている。これらの気密片部8e、8fは、軒天井45との隙間7への屋外側からのパッキン8の挿入に伴って屋外側に弾性的に倒れ変形することにより、各先端側の側面が軒天井45の下面に押圧接触して、それにより両者間に空気層9を画成するものであり、本体部8aの長手方向に連続して形成されている。これら気密片部8e、8fの突出長さは、軒天井45との隙間7を確実に余裕を持って塞ぐことができるような寸法に設定されている。
【0018】
2枚の気密片部8e、8f間に画成される空気層9は減圧用の空間であり、この空気層9が確保されることにより、外壁材4よりも屋外側の風圧をPa、外壁材4よりも屋内側の気圧をPc、前記空気層9の気圧をPbとすると、風圧がPa>Pb>Pcのように段階的に変化するようになるため、各気密片部8e、8fを境とする気圧差が小さくなり、気圧差で雨水が屋内側に侵入するのを抑制することができる。
【0019】
また、外壁材45の上端外面4aの角部Aから勾配付き軒天井45に直角に垂線をLsを引いた場合、屋外側気密片部8eの軒天井45に対する接点Bが、前記垂線Lsより寸法aだけ屋外側に位置し、屋内側気密片部8fの軒天井45に対する接点Cが、前記垂線Lsより寸法bだけ屋内側に位置し、しかも、接点Cが外壁材4の上端外面の延長線Ltよりも寸法cだけ屋内側に位置するように、気密片部8e、8fの形状や位置、弾性度が決められている。つまり点A、B、Cを頂点とする三角形ABCを考えた場合、角B、角Cがそれぞれ鋭角となるように接点B、Cの位置が定められている。
【0020】
従って、屋外側の気密片部8eの接点Bが軒天井45に押圧する力による点A回りのモーメント(図中反時計回りのモーメント)は、係止部8bの内面を外壁材4の上端外面4aに強く押し付ける力として作用し、また、屋内側の気密片部8fの接点Cが軒天井45に押圧する力による点A回りのモーメント(図中時計回りのモーメント)は、本体部8aの下面を外壁材4の上端部4cに強く押し付ける力として作用し、結果的に、外壁材4に対するパッキン8の密着力が増強して、気密・水密性が向上すると共に、パッキン8がバランス良く安定的に保持されることになる。また、勾配付きの軒天井45に各気密片部8e、8fが押圧することによって、外壁材4の上端部4c上に配置されたパッキン8には屋内側へ向かう分力が作用する。従って、その分力と、係止部8aによる係止力との釣り合いにより、パッキン8の位置ずれ防止及び抜け止めがなされる。
【0021】
このパッキン8を外壁材4の上端に取付ける場合は、図3の(a)に示すように、外壁材4の外側で軒天井45の下側に、2つの気密片部8e、8fを上に向け且つ引掛け部8cを外壁材4側に向けた姿勢でパッキン8を準備し、次いで(b)に示すように、軒天井45の下面に2つの気密片部8e、8fを湾曲させて押し当てながら、引掛け部8cの前端を、外壁材4の上端と軒天井45の隙間7に斜めの姿勢で挿入する。その際、突条部8cの前端の斜面8dの案内作用によって、突条部8cに誘導されながら、パッキン8が楽に隙間7に入って行く。
【0022】
次いで、更にパッキン8を挿入すると、屋内側の気密片部8fの軒天井45に対する接点Cが、前述した点Aを通る垂線Lsを越えて屋内側に入っていくに従い(二点鎖線で示す位置まで入ると)、軒天井45に押圧する気密片部8fの弾性反力により、パッキン8に図中時計回りのモーメントが作用するようになり、そのモーメントによってパッキン8の本体部8aが外壁材45の上端部4cに押し付けられる。その際、引掛け部8cは、上向きに屈曲した姿勢で外壁材4の上端部4cを滑り移動し、引掛け部8cの先端フック部が外壁材4の上端内面4bの位置を越えた時点で、引掛け部8cが弾性復元して外壁材4の上端内面4bに引っ掛り、これによりパッキン8が抜け止めされる。また、挿入するに従い、適正位置で係止部8eが外壁材4の上端外面4aに係止されので、隙間7の奥に過度にパッキン8が潜り込むことがなくなる。
【0023】
以上の構成からなる外壁1によれば、建物の躯体2の壁部3に通気層23を介して外壁材4を取付け、その外壁材4の上端に、軒天井45との間の隙間7をシールするパッキン8を挿入し、前記パッキン8は、外壁材4の上端部4cに当接する帯板状の本体部8aと、外壁材4の上端外面4aに係合して屋内側へのパッキン8の過度挿入を規制する係止部8bと、外壁材4の上端内面4bに係合して屋外側へのパッキン8の抜けを防止する引掛け部8cと、軒天井45に弾性的に押圧することで両者間に空気層9を画成する2枚の気密片部8e、8fとを有するため、適正な位置に楽にパッキン8を挿入セットすることができる。
【0024】
即ち、勾配付きの軒天井45である場合、外壁材4の上端部4cと軒天井45の隙間(目地部)7は、外壁材4の外部側が狭く内部側に行くほど広くなるため、前記隙間7に挿入したパッキン8は屋内側に潜り込みやすくなるが、適当な位置までパッキン8を挿入したところで、屋外側の係止部8bが外壁材4の上端外面4aに引っ掛かって係止されるので、それ以上の挿入ができなくなり、パッキン8の過度挿入が確実に防止される。また、勾配付き軒天井45に気密片部8e、8fが押圧した際には、その反力によってパッキン8に屋内側へ向かう分力が作用することになるので、その分力と屋外側の係止部8bによる係止力の釣り合いにより、パッキン8は位置ずれすることなく定位置に安定保持される。
【0025】
特に、屋外側の気密片部8eの軒天井45に対する接点Bと、屋内側の気密片部8fの軒天井45に対する接点Cとが、外壁材4の上端外面角部Aから軒天井45に引いた垂線Lsを挟んで屋外側と屋内側にそれぞれ位置するため、一旦パッキン8を挿入すると、パッキン8をバランス良く定位置に安定的に保持することができる。
【0026】
また、2枚の気密片部8e、8fの先端側側面が軒天井45の下面に密着することで、目地部の気密・水密性が保持される上、気密片部8e、8f間に空気層9が確保されているので、屋外側の風圧を屋内側に向けて徐々に減圧することができ、気密・水密性を一層高めることができる。
【0027】
また、パッキン8の屋内側には抜け止め用の引掛け部8cを設けているので、気圧差等の関係で屋外側へ抜け力が作用した場合にも簡単に抜ける心配がない。また、その引掛け部8cの前端には斜面8dを設けている上、その引掛け部8c自体が弾力性を有しているので、挿入時の抵抗を小さくすることができ、パッキン8を楽に隙間7に挿入することができる。また、従来の湿式目地工法によらないので、その問題点を全て解消することができ、施工性の向上及びコストの低減が図れる。
【0028】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、気密片部8e、8fの枚数は3枚以上の複数枚であってもよく、3枚以上にした場合は、隣接する気密片部の間に確保された空気層が多段になることで、より気密・水密性能を高めることができる。
【0029】
また、前記実施の形態では、軒天井45が勾配付きの場合に適用したが、図4に示すように、水平な軒天井45の場合にも本発明は適用することができる。その場合、外壁材45の屋外側角部Aから勾配軒天井45に垂線Lsを引くと、前記実施の形態と同様に、屋外側の気密片部8eの軒天井45に対する接点Bが、垂線Lsより寸法aだけ屋外側に位置し、屋内側の気密片部8fの軒天井45に対する接点Cが、垂線Lsより寸法bだけ屋内側に位置する。また、接点Cが外壁材4の上端外面の延長線Lt(軒天井45が水平の場合はLt=Lsとなる)よりも寸法c(軒天井45が水平の場合はc=bとなる)だけ屋内側に位置する。
【0030】
従って、前記実施の形態と同様に、欠く接点の位置関係より、外壁材4に対するパッキン8の密着力が増強して、気密・水密性が向上すると共に、パッキン8がバランス良く保持されることになる。
【0031】
また、前記実施の形態では、外壁材4を取付金具20、21を介して建物の躯体2の壁部3に取付ける場合を示したが、図5に示すように、建物の躯体2の壁部3に縦胴縁30があり、その縦胴縁30に釘等の固定具で外壁材4を固定する場合にも適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、建物の躯体の壁部に通気層を介して外壁材を取付け、該外壁材の上端部と軒天井との隙間にパッキンを嵌挿した外壁であって、前記パッキンは、前記隙間に屋外側から挿入されて外壁材の上端部に支持される本体部と、該本体部の屋外側端部に下向きに突設されて外壁材の上端外面に係止される係止部と、前記本体部の上面部に挿入方向に間隔を開けて上向きに突設され、前記隙間へのパッキンの挿入に伴い屋外側に弾性変形して各先端側が前記軒天井の下面に押圧接触する少なくとも2枚の屋外側及び屋内側の気密片部とを有し、前記軒天井の下面に対する屋外側気密片部の接点と屋内側気密片部の接点とが、前記外壁材の上端外面角部から軒天井に引いた垂線を挟んで屋外側と屋内側にそれぞれ位置しているため、気密・水密性の高いパッキンを軒天井と外壁材の隙間に簡単に且つ確実に取付けることができ、施工性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す外壁の主要部構成を示す拡大断面図である。
【図2】同外壁の全体構成を示す断面図である。
【図3】パッキンの挿入手順の説明図で、(a)は挿入する前の状態を示す断面図、(b)は挿入途中の状態を示す断面図である。
【図4】本発明を水平な軒天井を有する建物に適用した例を示す拡大断面図である。
【図5】建物の躯体に縦胴縁を介して外壁材を取り付ける場合の説明図である。
【図6】従来の湿式目地工法の説明のための拡大断面図である。
【符号の説明】
1 外壁
2 躯体
3 壁部
4 外壁材
7 隙間
8 パッキン
8a 本体部
8b 係止部
8e 屋外側気密片部
8f 屋内側気密片部
23 通気層
45 軒天井
Ls 垂線
A 外壁材の上端外面角部
B,C 接点[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an outer wall of a building, and more particularly to an outer wall having an improved packing structure inserted into a gap between an upper end portion of an outer wall material and an eaves ceiling.
[0002]
[Prior art]
In recent outer walls, a ventilation method for attaching an outer wall material to a wall portion of a building frame via a ventilation layer has become mainstream. Thus, when attaching an outer wall material through a ventilation layer, the waterproof seal | sticker is generally given to the clearance gap (joint part) between the upper end part of an outer wall material, and an eaves ceiling later.
[0003]
As a method of applying this seal, there is a wet joint method (also referred to as a sealing joint method) in which the gap is filled with a fluid sealing material. In this wet joint method, as shown in FIG. 6, a
[0004]
As another seal construction method, there is a dry joint method (gasket method) in which an elastic packing (gasket) is inserted into the gap.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the above-mentioned wet joint method has a problem that due to the deterioration of the sealing material over time, the adhesion surface peels off and the material breaks down, resulting in a decrease in airtightness and watertightness. is there. In addition, the construction of the sealing material requires skill and costs.
[0006]
On the other hand, the dry joint method in which the packing is inserted into the joint part can almost eliminate the problems of the wet joint method, but when the eaves ceiling has a slope, the gap between the outer wall material and the eaves ceiling Since it is narrow on the outdoor side and becomes wider toward the indoor side, the inserted gasket may be buried inside. Therefore, there is a problem that it is difficult to apply in the case of an eave ceiling with a gradient, and in the case of an eave ceiling with a gradient, the current situation is that it relies on a wet joint method.
[0007]
The present invention has been made in consideration of the above circumstances, and it is possible to easily and surely implement a dry joint method even in the case of a sloped eave ceiling, and an outer wall that can solve the problems of the wet joint method. The purpose is to provide. That is, an object of the present invention is to provide an outer wall that can easily and reliably attach a highly airtight and watertight packing to a gap between an eaves ceiling and an outer wall material, and can improve workability.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is an outer wall in which an outer wall member is attached to a wall portion of a building frame via a ventilation layer, and a packing is inserted into a gap between an upper end portion of the outer wall member and an eaves ceiling, and the packing includes the gap A main body portion that is inserted from the outdoor side and supported by the upper end portion of the outer wall material, and a locking portion that projects downward from the outdoor side end portion of the main body portion and is locked to the upper end outer surface of the outer wall material, At least 2 projecting upward from the upper surface portion of the main body portion with an interval in the insertion direction, elastically deforming to the outdoor side as the packing is inserted into the gap, and each tip side is in pressure contact with the lower surface of the eaves ceiling A plurality of outdoor-side and indoor-side airtight piece portions, and the contact points of the outdoor-side airtight piece portion and the indoor-side airtight piece portion with respect to the lower surface of the eaves ceiling are connected to the eaves from the upper-end outer surface corner of the outer wall material. It is located on the outdoor side and indoor side across the vertical line drawn on the ceiling
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0010]
FIG. 1 shows the main configuration of the embodiment, and FIG. 2 shows the overall configuration. 1 and 2, reference numeral 1 denotes an outer wall, and the outer wall 1 includes an
[0011]
The
[0012]
As shown in FIG. 2, a
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
Further, a hooking portion 8c that prevents the
[0016]
The packing 8 sandwiches the upper end portion of the
[0017]
Further, at least two outdoor side and indoor side
[0018]
The air layer 9 defined between the two
[0019]
Further, when a perpendicular line Ls is drawn perpendicularly from the corner A of the upper end
[0020]
Therefore, the moment around the point A (counterclockwise moment in the figure) due to the force that the contact point B of the
[0021]
When the
[0022]
Next, when the
[0023]
According to the outer wall 1 having the above-described configuration, the
[0024]
That is, in the case of the
[0025]
In particular, the contact B with the
[0026]
Further, since the front side surfaces of the two
[0027]
In addition, since the hooking portion 8c for retaining is provided on the indoor side of the
[0028]
Although the embodiments of the present invention have been described in detail with reference to the drawings, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various design changes and the like can be made without departing from the scope of the present invention. is there. For example, the number of the
[0029]
Moreover, in the said embodiment, although applied when the
[0030]
Therefore, as in the above-described embodiment, the adhesion of the
[0031]
Moreover, in the said embodiment, although the case where the
[0032]
【The invention's effect】
In short, according to the present invention, an outer wall member is attached to a wall portion of a building frame via a ventilation layer, and a packing is inserted into a gap between an upper end portion of the outer wall member and an eaves ceiling. A main body part inserted into the gap from the outdoor side and supported by the upper end part of the outer wall member, and a member projecting downward from the outer end part of the main body part and locked to the upper outer surface of the outer wall member The stopper and the upper surface of the main body are protruded upward with a gap in the insertion direction, and elastically deformed to the outside as the packing is inserted into the gap, so that each tip is pressed against the lower surface of the eaves ceiling At least two outdoor side and indoor side airtight piece portions in contact with each other, and the contact point of the outdoor side airtight piece portion and the contact point of the indoor side airtight piece portion with respect to the lower surface of the eaves ceiling is an upper end outer surface of the outer wall material Located on the outdoor side and indoor side across the vertical line from the corner to the eaves ceiling. Therefore, simply with high airtightness, watertightness gasket in the gap eaves ceiling and exterior wall materials and can be surely attached, thereby improving the workability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged cross-sectional view showing a main part configuration of an outer wall according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing the overall configuration of the outer wall.
FIGS. 3A and 3B are explanatory views of a packing insertion procedure, in which FIG. 3A is a sectional view showing a state before insertion, and FIG. 3B is a sectional view showing a state during insertion;
FIG. 4 is an enlarged sectional view showing an example in which the present invention is applied to a building having a horizontal eave ceiling.
FIG. 5 is an explanatory diagram in a case where an outer wall material is attached to a building frame via a vertical trunk edge.
FIG. 6 is an enlarged sectional view for explaining a conventional wet joint method.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Outer wall 2
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2003
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