JP4019459B2 - Portable recording / reproducing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、他人に知られたくない情報を記録した場合における所謂シークレット機能を備えた携帯型記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、記録媒体に対してデータの記録再生を行う記録再生装置においては、他人に知られたくない情報を記録した場合に、パスワードの入力を条件として当該情報の再生を行う所謂シークレット機能が備えられている場合が多い。例えば、文字情報等の記録及び再生を行うワードプロセッサーやいわゆる電子手帳等の個人情報を扱う機器においては、上述のシークレット機能が備えられているものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の記録再生装置におけるシークレット機能の多くは、使い難いものが非常に多かった。例えば、従来の記録再生装置におけるシークレット機能は、データ記録後に毎回シークレットについての設定操作をしなければならないものが多かった。しかし、通常は、これから記録しようとする情報が他人に知られても構わない内容かそうでない内容であるかは、記録媒体に格納する前に既に明らかである場合が多い。そのため、当該情報を記録媒体に格納した後に更にシークレットに関する操作を行うのは、二度手間となり操作が煩雑となる。
【0004】
また、従来の記録再生装置におけるシークレット機能は、記録した情報を再生する際にも、パスワードが設定されている情報の再生にあたり、当該情報を再生するたびにパスワードを入力しなければならないものが一般的だったため、このような操作も不便であり、特にパスワードが設定されている情報を複数件分続けて再生したい場合などには、非常に煩わしい操作を要した。
【0005】
さらに、従来の記録再生装置におけるシークレット機能は、シークレットにしたい情報に対して1件ずつ個別にパスワードを設定するため、1件毎に異なるパスワードを設定した場合には、その管理が非常に煩雑となった。
【0006】
本発明は、上述した従来の実情に鑑みて提案されたものであり、シークレット機能の操作性の向上が図られた携帯型記録再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る携帯型記録再生装置は、上述の課題を解決するため、複数件分の音声データが格納されるファイルが複数設定され、これら複数のファイルの中の一がシークレットファイルに割り当てられた記録媒体と、上記ファイル内に音声データを格納することによって上記記録媒体に音声データを記録する記録手段と、上記記録媒体の上記ファイル内に格納された各音声データを読み出して再生する再生手段と、上記記録媒体の上記シークレットファイルに対して、パスワードを要求するシークレットにするか否かについての設定を行うシークレット設定手段と、上記各手段を制御する制御手段と、上記制御手段に指示を与える指示入力手段とを備える。上記制御手段は、上記シークレット設定手段によって上記シークレットファイルをシークレットにする旨の設定がなされた場合に、上記指示入力手段からのパスワードの入力待ち状態になるとともに、当該パスワードが入力された場合にこのパスワードを記憶し、当該パスワードが再び上記指示入力手段によって入力されるまで上記シークレットファイルに格納された各音声データの再生を禁止するように上記再生手段を制御し、上記シークレットファイルをシークレットにする旨の設定がされているときに、このシークレットファイルが選択され、上記指示入力手段から上記パスワードが入力されることで、上記シークレットファイル内の各音声データの再生を行うことができるようにする。
更に、パスワードが再び上記指示入力手段によって入力されたことにより上記シークレットファイルに格納された各音声データの再生が可能な状態となった場合であっても、上記指示入力手段からの指示が与えられないまま所定時間が経過した場合には、さらに当該パスワードが上記指示入力手段によって再度入力されるまで当該ファイルに格納された各音声データの再生を禁止するように上記再生手段を制御する。
更に、上記シークレット設定手段によって上記シークレットファイルをシークレットにする旨の設定がなされている場合において、上記音声データを上記シークレットファイルに記録するとき、上記シークレットファイルに格納されている音声データの件数を表示手段に表示しないようにする。
【0008】
以上のような、本発明に係る携帯型記録再生装置によれば、制御手段が、シークレットファイルにシークレット設定手段によってシークレットにする旨の設定がなされた場合に、指示入力手段からのパスワードの入力待ちの状態になるとともに、パスワードが入力された場合にこのパスワードを記憶し、当該パスワードが再び指示入力手段によって入力されるまでシークレットファイルに格納された各データの再生を禁止するように再生手段を制御する。また、シークレットファイルをシークレットにする旨の設定がされているときに、このシークレットファイルが選択され、指示入力手段から上記パスワードが入力されることで、シークレットファイル内の各音声データの再生を行う。
また、制御手段は、パスワードが再び上記指示入力手段によって入力されたことによりシークレットファイルに格納された各音声データの再生が可能な状態となった場合であっても、指示入力手段からの指示が与えられないまま所定時間が経過した場合には、さらにパスワードが指示入力手段によって再度入力されるまでファイルに格納された各音声データの再生を禁止するように再生手段を制御する。また、シークレット設定手段によってシークレットファイルをシークレットにする旨の設定がなされている場合において、音声データをシークレットファイルに記録するとき、シークレットファイルに格納されている音声データの件数を表示手段に表示しないようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係る記録再生装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態では、記録媒体としての半導体メモリにマイクロホーンからの音声信号を音声データに変換して書き込み、また、この半導体メモリに記憶されている音声データを読み出し、スピーカから音声データに基づく音を出力するICレコーダに、本発明の記録再生装置を適用している。このICレコーダは、ユーザがメモ用紙等に所定の事項を書き記す代わりに、口頭で必要事項を音声データとして記憶させておくことができるものである。
【0010】
図1に示すように、このICレコーダ1は、マイクロホーン11からの音声信号を音声データに変換して半導体メモリ9に格納する記録部10と、上記半導体メモリ9に記憶されている音声データを読み出し、音声信号に変換してスピーカ24を駆動する再生部20と、記録部10等を制御する制御部30と、動作状態や操作手順等を表示するための表示部40と、ユーザーが各種操作を行うことにより制御部30に指示を与える操作部50とを備える。
【0011】
記録部10は、マイクロホーン11からの音声信号を増幅する増幅器12と、増幅器12で増幅された音声信号のレベルを適切なレベルとする自動利得制御回路(Automatic Gain Controller、以下AGCという。)13と、AGC13からの音声信号を音声データに変換するエンコーダ14と、エンコーダ14からの音声データを一時蓄積するバッファメモリ15とを備える。
【0012】
記録部10においては、マイクロホーン11が入力される音を音声信号に変換して増幅器12に供給し、増幅器12が音声信号を増幅してAGC13に供給する。そして、AGC13は、増幅器12で増幅された音声信号を、そのレベルが適切なレベルとなるように増幅してエンコーダ14に供給する。
【0013】
エンコーダ14は、音声信号が時間的に相関が強いことから、例えば適応型差分パルスコードモジュレーション(Adaptive Differential Pulse Code Modulation、以下ADPCMという。)により、少ないデータ量で音声信号を符号化して音声データを生成し、この音声データをバッファメモリ15に供給する。
【0014】
バッファメモリ15は、エンコーダ14から供給される音声データを一時蓄積して半導体メモリ9に供給する。
【0015】
半導体メモリ9は、例えば電気的消去形(エレクトリカル・イレーザブル)プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(Electrical Erasable/Programmable Read-Only Memory、以下EEPROMという。)等の、メモリの駆動電源がOFFの状態にされても記憶素子の持つ記憶内容が消えないで保持される不揮発性のフラッシュメモリにより構成されている。この半導体メモリ(以下、フラッシュメモリという。)9は、例えば4M×8ビットの記憶容量を有し、バッファメモリ15から供給される音声データをデータ領域9a内に記憶すると共に、各音声データのインデックス番号,格納領域,格納された時刻等につき管理する管理情報(以下、TOC情報という。)を管理領域(以下、TOCという。)9b内に記憶することにより、所定帯域の音声信号に対応した音声データを最大約24分間記憶できるようになっている。なお、フラッシュメモリ9には複数のファイルが設定されており、ICレコーダ1においては、これら各ファイル内にそれぞれ上記音声データを複数件分格納することにより、上記データ領域9a内に音声データが最大99件まで記憶できるようになっている。そして、音声データの記録時には、上記TOC9bに音声データがいずれのファイル内に格納されたかについての情報もTOC情報として記憶する。
【0016】
ここで、ファイルとは、上述のように複数件分の音声データを格納するためのものであり、ここではパーソナルコンピュータで用いるディレクトリあるいはフォルダの概念に相当するものである。そして、この実施の形態では、5種類のファイルが設定されている。さらに、ICレコーダ1においては、これら各ファイルうちの1つのファイルがプライベートな情報を格納するためのシークレットファイルに割り当てられている。なお、このシークレットファイルについての詳細は後述する。
【0017】
一方、再生部20は、図1に示すように、フラッシュメモリ9のデータ領域9aから読み出された音声データを音声信号に変換するデコーダ21及びフィルタ22と、フィルタ22からの音声信号を増幅してスピーカ24に供給する増幅器23とを備える。
【0018】
デコーダ21は、記録部10のエンコーダ14に対応したものであり、上記データ領域9aから読み出された音声データ、すなわちADPCM方式で符号化された音声データを復号化して、いわゆるPAM信号を生成する。フィルタ22は、このPAM信号から音声帯域以上の高周波成分を除去して、音声信号を出力する。増幅器23は、フイルタ22から供給される音声信号を増幅してスピーカ24を駆動する。かくして、録音された音がスピーカ24から出力される。
【0019】
制御部30は、このICレコーダ1の動作を制御するためのプログラムが記憶されているROM31と、ROM31に記憶されているプログラムを実行して、各ブロックを制御するマイクロコンピュータ(以下、CPUという。)32と、時刻やプログラムの実行結果等を一時的に記憶するランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory、以下RAMという。)34とを備える。
【0020】
表示部40は、ICレコーダ1の動作状態や音声データの格納状態等を制御部30からの制御信号に基づいて表示するものであり、液晶表示パネル41と、この液晶表示パネル41を照明するためのバックライト42とが備えられている。
【0021】
操作部50は、音声の記録/再生やそれに関する様々の設定を行う場合に制御部30に種々の入力信号を供給して制御部30に指示を与えるものである。操作部50には、記録/再生時にユーザーが操作するための後述する各種の操作ボタンや操作スイッチ,及びジョグダイヤルが備えられている。そして、ICレコーダ1においては、これら各操作ボタン/スイッチ,及びジョグダイヤルからの種々の入力信号が制御部30に供給されるようになっている。
【0022】
制御部30のCPU32は、操作部50からの入力信号を検出した場合、その入力信号に対応したプログラムをROM31から読み出して実行し、各ブロックを制御する。例えば後述する録音開始ボタンからの入力信号を検出すると、CPU32は、録音に対応したプログラムをROM31から読み出して実行し、増幅器12、AGC13、エンコーダ14、表示部40等を動作させ、バッファメモリ15で一時蓄積された音声データを、上記いずれかのファイル内に格納することによって、フラッシュメモリ9におけるデータ領域9aの空いている領域に記録するとともに、当該音声データに関するTOC情報をフラッシュメモリ9のTOC9bに書き込む制御を行う。また、音声データの再生の際には、CPU32は、再生に対応したプログラムをROM31から読み出して実行し、デコーダ21、フィルタ22、増幅器23、表示部40等を動作させ、フラッシュメモリ9のTOC9bに格納されたTOC情報を参照することにより、データ領域9aの所定アドレスに格納されている音声データを読み出してスピーカ24に出力する制御を行う。
【0023】
CPU32は、このようにフラッシュメモリ9に対する音声データの書き込み及び読み出しを制御しており、例えば上記各ファイル内に音声データを99件まで格納できるように設定しておき、それぞれを識別するインデックス番号を付けてフラッシュメモリ9のTOC9bに書き込む制御を行う。このインデックス番号は、最初に記録された音声データのインデックス番号が01、次に記録された音声データのインデックス番号が02・・・・というように、記録された順に大きくなってゆく。
【0024】
また、CPU32は、再生時には、TOC9bに書き込まれたこのインデックス番号に基づいて、データ領域9aからインデックス番号の小さい順に対応する音声データを読み出す制御を行う。
【0025】
さらに、CPU32には、図2に示すように、初期設定変更部35とTOC書換え部36とが備えられている。CPU32のこの初期設定変更部35は、上記操作部50からの入力信号に基づいて上記ROM31に記憶されているプログラムの初期設定を変更するものであり、具体的には、記録及び/又は再生に関して設けられているアラーム、タイマー、ビープ音、マイクロホーン11の感度等の種々の機能における設定の変更を行う。また、初期設定変更部35は、割り当てられた上記シークレットファイルに対して、シークレットにするか否か、すなわちシークレット機能のON/OFFについての設定を行う。
【0026】
また、CPU32のTOC書換え部36は、初期設定変更部35によって変更された結果に基づいて、必要に応じてフラッシュメモリ9のTOC9におけるTOC情報を書き換える処理を行う。なお、初期設定変更部35によって変更された結果のうち、上記TOC情報を書き換える必要がないものについては、CPU32の上記RAM34に記憶される。例えば、この実施の形態では、初期設定変更部35によって設定された上記シークレットファイルに対してのシークレットにするか否かについての結果は、上記RAM34に記憶されるようになっている。
【0027】
なお、CPU32は、音声データの記録/再生時あるいは初期設定の変更等の動作時以外の停止状態時には、所謂スリープモードに移行し、消費電力を最小限に抑えるとともに、RAM34に記憶された各種データが消滅しないように制御する。
【0028】
図3はICレコーダ1の外観を概略的に表したものである。図3に示すこのICレコーダ1は、携帯用であり、手のひらで把持できる大きさに構成された外装筐体2の内部に、上述した記録部10、再生部20等の電気回路が実装されたプリント基板(図示せず)が配設されている。また、この外装筐体2の主面部2aには、上述した液晶表示パネル41及びスピーカ24が配設されている。
【0029】
そして、ICレコーダ1は、外装筐体2の主面部2a及び各側面部に、操作部50を構成する各種操作ボタン/スイッチ51〜57等、及びジョグダイヤル60が配設されている。これにより、ICレコーダ1においては、左手で把持しながら操作できるようになっており、通常ユーザーが右手で行う筆記等の作業と併用して使用することができる。
【0030】
ここで、操作ボタンとしては、図3に示すように、ファイル(FILE)ボタン51と、メニュー(MENU)ボタン52と、プライオリティ(PRIORITY)ボタン53と、録音等を停止するための停止(STOP)ボタン54と、録音を開始するための上述の録音開始(REC)ボタン55と、フラッシュメモリ9に記憶されている音声データを消去するための消去(ERASE)ボタン56とがそれぞれ外装筐体2の主面部2aに配設されている。また、操作スイッチとしては、外装筐体2の左側面部2bのやや下側にスライド型のホールドスイッチ57が取り付けられている。なお、操作部50には、再生音の大きさを調整するボリューム、イヤホーンジャック等が含まれ、図示しないが、それぞれ外装筐体2の側面部に備えられている。
【0031】
ファイルボタン51は、音声データの記録/再生の際において上記5つのファイルについて切り換えるためのボタンである。ICレコーダ1においては、液晶表示パネル41にそれぞれ異なったアイコンを表示させることによって各ファイルの識別が出来るようになっている。これにより、ICレコーダ1では、いずれのファイルに対して音声データを格納するか、またはいずれのファイルに格納された音声データを再生するかが一目で分かるようになっている。
【0032】
ここで、液晶表示パネル41には、例えば図4に示すように、5つのファイルについてのアイコン71,72,73,74,75のいずれか1つを選択的に表示するアイコン表示部70と、上記いずれかのファイル内に格納された各音声データについての情報を示す音声データ表示部80と、初期設定状態や操作等に関する種々の文字情報を表示する文字情報表示部90とが備えられている。なお、図示しないが、液晶表示パネル41は、この他にも各音声データの記録或いは再生時間、現在の日付及び時刻、記録中或いは再生中である旨、電源の残量、及び動作状態や操作等に関する種々の情報を表示するようになっている。
【0033】
アイコン表示部70に表示される各アイコンは、例えばアイコン71が行動用の音声データを格納するファイルに対応し、アイコン72がスケジュール用の音声データを格納するファイルに対応し、アイコン73が第1のメモ用の音声データを格納するファイルに対応し、アイコン74が第2のメモ用の音声データを格納するファイルに対応する。そして、ICレコーダ1においては、鍵状のアイコン75が他人に知られたくないプライベートな音声データを格納するシークレットファイルに対応している。ICレコーダ1においては、このように用途別に複数のファイルを設定し、それぞれのファイル内に音声データを格納することによって、用途に応じた音声データの整理ができるようになっている。
【0034】
なお、このアイコン75に対応するシークレットファイルは、初期状態では他の4つのファイルと同様の、所謂オープンファイルの状態になっており、音声データの格納、再生、及び他の4つのファイルとの間における音声データのコピー、移動等がパスワードの設定、入力を要することなく自由にできるようになっている。そして、ICレコーダ1では、この初期状態に対して、詳細を後述する初期状態の変更の操作を行うことによって、このアイコン75に対応するシークレットファイルにシークレット機能を付与する(ONにする)設定を行うことができるようになっている。
【0035】
一方、音声データ表示部80には、音声データのインデックス番号についての表示が行われるようになっており、具体的には、分子分母がそれぞれ2桁の整数による分数で表示が行われる。ここで、音声データ表示部80に表示される分母の数がアイコン表示部70に表示されたアイコンに対応するファイルに格納された音声データの件数を、分子の数が現在再生している或いは即座に再生可能な状態にある音声データのインデックス番号をそれぞれ表している。
【0036】
また、文字情報表示部90には、初期設定状態や操作等に関する種々の文字情報が例えば10文字まで表示できるようになっている。
【0037】
なお、図3に示すICレコーダ1においては、液晶表示パネル41のアイコン表示部70には上述したシークレットファイルを示すアイコン75が表示され、音声データ表示部80には分数「02/37」が表示され、さらに文字情報表示部90には何も文字が表示されていない。この場合は、シークレットファイルが上述したオープンファイルの状態であって、このファイル内に37件の音声データが格納されており、そのうちのインデックス番号02の音声データについて再生している状態または再生待機状態であることを示している。
【0038】
メニューボタン52は、ICレコーダ1の初期設定を表示あるいは変更等させるために押されるボタンである。
【0039】
プライオリティボタン53は、各音声データに対して再生順についてのプライオリティ(優先度)を設定するためのボタンである。ICレコーダ1では、このプライオリティボタン53が押されると、対象となる音声データのプライオリティの値の変更が可能となり、この値が変更された場合にそれに応じてフラッシュメモリ9のTOC9bに記載されたインデックス番号がCPU32のTOC書換え部36によって書き換えられる。具体的には、ICレコーダ1では、プライオリティの値が0,1,2,3の4段階に設定されており、このプライオリティの値が大きい音声データであるほど重要なデータとして優先的に再生するようにインデックス番号が変更されるようになっている。
【0040】
消去ボタン56は、フラッシュメモリ9に記憶されている音声データを消去するためのボタンである。ICレコーダ1にいては、消去したい音声データの属するファイルを指定し、そのファイル内の消去対象となる音声データを再生させながら、或いは当該音声データの再生待機状態でこの消去ボタン56を押圧することにより消去が行われるようになっている。
【0041】
ホールドスイッチ57は、ICレコーダ1の動作または停止状態を保持するためのスイッチである。ICレコーダ1は、このホールドスイッチ57がオンになっている場合には、各操作ボタン51〜56、ジョグダイヤル60等の操作を受け付けない状態となる。
【0042】
そして、ICレコーダ1においては、外装筐体2の左側面部2bの上部側に形成された切欠部2cからジョグダイヤル60の一部が露呈されている。このジョグダイヤル60は、回転中心軸62を備えた円板状の回転操作部材61及びこの回転操作部材61に取り付けられた図示しない電極等を有しており、これら大部分の構成部材が外装筐体2内に収納され、回転操作部材61の一部が上記切欠部2cから外方を臨んでいる。そして、ジョグダイヤル60の回転操作部材61は、回転中心軸62を中心として図3に示すA及びB方向に回転可能となっている。
【0043】
さらに、ジョグダイヤル60の回転操作部材61は、その回転中心軸62が外装筐体2内で図3に示すX及びY方向に移動可能となっており、通常の状態では図示しないバネによりY方向に付勢されている。従って、ジョグダイヤル60の回転操作部材61は、ユーザの操作によって、上記AB方向に回動させることができるとともに、回転中心軸62と直交するX方向に押圧できるようになっている。
【0044】
そして、ジョグダイヤル60は、この回転操作部材61がAB方向に回動操作されることにより、回動角度及び回動の速度に応じた入力信号を制御部30に供給するとともに、X方向に押圧操作されることにより、押圧時間に応じた入力信号を制御部30に供給するようになっている。具体的には、ICレコーダ1においては、CPU32が回転操作部材61の回動方向,回動角度,及び回動速度を検出し、または回転操作部材61の押圧がなされたか否か、さらにはその押圧が一定時間を超えたか否かを検出することにより、それぞれの結果に応じたプログラムをROM31から読み出して実行し、図1に示す各ブロックを制御することになる。
【0045】
ジョグダイヤル60は、再生時における種々の動作を行わせるため或いは上述した初期設定を変更するため等、種々の場合に操作されるものであり、使用頻度の高いものである。そのため、ジョグダイヤル60は、上述のような位置に配設されることにより、ユーザが左手で外装筐体を把持した場合にその親指だけで回動及び押圧操作ができるようになっている。なお、説明の便宜のため、以下ではジョグダイヤル60における回転操作部材61の回動/押圧を、単にジョグダイヤル60の回動/押圧と言い替えて説明する。
【0046】
次に、ICレコーダ1において、初期設定を変更する場合の処理について図5等を参照して説明する。ICレコーダ1の停止状態においてユーザーが例えばジョグダイヤル60を回動させて所定の音声データのインデックス番号を選択してからメニューボタン52を押圧すると、CPU32は、図2に示す初期設定変更部35を駆動してメニューモードに移行する。そして、CPU32は、このメニューモードの開始時において、液晶表示パネル41の文字情報表示部90に「ALARM」の文字を表示させる。そして、ジョグダイヤル60が例えば図3に示すX方向に回動されると、図5に示すように、文字情報表示部90には「TIMER」,「SECRET」,「REC MODE」,「BEEP」,「VOR」,「MIC SENCE」,「CONTINUE」,「LIGHT」,「DATE&TIME」の各文字がこの順に表示される。さらにジョグダイヤル60がX方向に回動されると、再び「ALARM」,「TIMER」・・・が表示される。なお、ジョグダイヤル60が逆のY方向に回動されると、「ALARM」,「DATE&TIME」,「LIGHT」・・・と上述と逆の順番で表示される。
【0047】
ここで、例えば「ALARM」が液晶表示パネル41の文字情報表示部90に表示されているときにジョグダイヤル60が図3に示すX方向に押圧されると、CPU32は、ジョグダイヤル60からの入力信号を検知し、既に選択されたインデックス番号についての音声データを所定の時刻に再生するための設定を行うアラーム設定モードに移行する。
【0048】
「TIMER」が文字情報表示部90に表示されているときにジョグダイヤル60が上記X方向に押圧されると、CPU32は、タイマー設定モードに移行する。このタイマー設定モードは、所定の時間を設定することにより、この所定時間経過後に所望の音声データを再生させるタイマーの設定を行うためのモードである。
【0049】
「SECRET」が文字情報表示部90に表示されているときにジョグダイヤル60がX方向に押圧されると、CPU32は、シークレット設定モードに移行する。このシークレット設定モードでは、シークレットファイル内に格納する音声データの秘密性を保持するためのパスワードの設定、あるいはそれを解除するための設定等が行われることになる。なお、このシークレット設定モードにおける設定の詳細な内容については後述する。
【0050】
「REC MODE」が文字情報表示部90に表示されているときにジョグダイヤル60がX方向に押圧されると、CPU32は、録音設定モードに移行する。この録音設定モードでは、エンコーダ14をSPモード又はLPモードのいずれかに設定することにより、符号化する音声の帯域幅及びそれに伴う録音可能時間の切り換え設定が行われる。
【0051】
「BEEP」が文字情報表示部90に表示されているときにジョグダイヤル60がX方向に押圧されると、CPU32は、ビープ音設定モードに移行する。このビープ音設定モードでは、例えば操作部50のいずれかのボタンを押す毎にビープ音を鳴らすか鳴らさないかの切り換え設定等が行われる。
【0052】
「VOR」が文字情報表示部90に表示されているときにジョグダイヤル60がX方向に押圧されると、CPU32は、VOR(Voice Operated Recording)設定モードに移行する。このモードでは、一定レベル以上の音声が検出された場合にのみ自動的に録音を行い、いわゆる無音時には録音を行わない上記VORの機能を実行させるか否かの設定を行う。
【0053】
「MIC SENCE」が文字情報表示部90に表示されているときにジョグダイヤル60がX方向に押圧されると、CPU32は、マイク感度設定モードに移行する。マイク感度設定モードでは、増幅器12による増幅度のレベルがH(ハイ)/L(ロー)の2段階で切り換えられる。
【0054】
「CONTINUE」が文字情報表示部90に表示されているときにジョグダイヤル60がX方向に押圧されると、CPU32は、連続再生設定モードに移行する。この連続再生設定モードでは、複数件分の音声データが録音されている場合に、これらの複数の音声データを連続して再生する上記連続再生を行うか、又はこれを行わずに音声データを1件再生する毎に停止させるかのいずれかを設定する。
【0055】
「LIGHT」が文字情報表示部90に表示されているときにジョグダイヤル60がX方向に押圧されると、CPU32は、ライト点灯設定モードに移行する。このモードでは、例えば操作部50のいずれかのボタンが押圧された場合に10秒間バックライト42を点灯させたり、又は記録/再生の動作時においてのみバックライト42を点灯させるといった設定ができる。
【0056】
「DATE&TIME」が文字情報表示部90に表示されているときにジョグダイヤル60がX方向に押圧されると、CPU32は、日付・時刻設定モードに移行する。日付・時間設定モードでは、例えば既に設定された時刻等を変更したいときに、年,月,日,及び時分の変更がジョグダイヤル60の回動及び押圧操作によって行われる。
【0057】
このように、上記各モードでは、文字情報表示部90にそれぞれのモードに対応した文字情報が表示され、ジョグダイヤル60の回動によってこの表示が切り換えられ、X方向への押圧によって文字情報表示部90に表示された情報についての決定がなされる。そして、各モードにおけるそれぞれの設定が終了すると、CPU32は、初期設定変更部35の駆動を停止させ、必要に応じて設定事項に関するデータを例えばRAM34に記憶し、またはTOC書換え部36を駆動してフラッシュメモリ9のTOC9bのTOC情報を書き換えた後に停止状態に戻る。
【0058】
次に、上記シークレット設定モードにおける処理の詳細について説明する。このICレコーダ1においては、シークレット設定モードになると、図6に示すように、文字情報表示部90に「OFF」の文字が表示される。そして、この状態でジョグダイヤル60がいずれかの方向に回転されると、CPU32は、この表示が「ON」、「OFF」、「ON」・・・・と切り替わるように表示部40を制御する。そして、「ON」が表示されている状態でジョグダイヤル60がX方向に押圧されると、CPU32は、シークレット機能をオンにするためのシークレットONモードに移行する。一方、「OFF」が表示されている状態でジョグダイヤル60がX方向に押圧されると、CPU32は、当該シークレット機能を解除するためのシークレットOFFモードに移行する。
【0059】
CPU32は、シークレットONモードに移行すると、図6下段に示すように、パスワードが既に設定されているか否かについて判定する。YESすなわち既に設定済みの場合には、CPU32は、シークレット機能が既にONの状態であり処理の必要なしとして停止状態に移行する。一方、NOすなわち未だパスワードが設定されていない場合は、CPU32は、パスワード入力モードに移行する。そしてCPU32は、このパスワード入力モードで所定のパスワードが入力された時点で、このパスワードをRAM34に記憶してシークレット機能をONにする処理を行った後に停止状態に移行する。
【0060】
一方CPU32は、シークレットOFFモードに移行すると、図6上段に示すように、シークレット機能がONの状態となっているか否かについて判断する。なお、この判断は、上述と同様にパスワードが既に設定されているか否かについて判定すればよい。
【0061】
YESすなわちシークレット機能がONの状態となっている場合には、CPU32は、パスワード入力モードに移行して、既に設定されているパスワードが入力されるのを待つ入力待ち状態となる。そして、CPU32は、当該パスワードが入力された時点で、RAM34に記憶したパスワードを消去する処理、及びシークレット機能をOFFにするシークレット解除に関する所定処理を行った後に停止状態に移行する。
【0062】
一方、NOすなわち未だパスワードが設定されておらずシークレット機能が既にOFFの状態となっている場合には、CPU32は、処理の必要なしとして停止状態に移行する。
【0063】
なお、CPU32は、上述のシークレットONモード或いはシークレットOFFモードでシークレット機能のON/OFFについて変更した場合は、例えばRAM34にその旨のデータを記憶させておく。
【0064】
次に、上述したパスワード入力モードにおいて行われる処理を図7を参照して説明する。パスワード入力モードにおいて、CPU32は、パスワードとして例えば4桁の数字による暗証番号をユーザーに入力させるようにする。具体的には、CPU32は、例えば「PASS−INPUT」という文字を文字情報表示部90に表示させて、上記暗証番号の入力待ち状態となる。ここで、ジョグダイヤル60が回動されることにより、CPU32は、液晶表示パネル41の例えば文字情報表示部90に「0」,「1」,「2」,・・・・「9」,「0」,「1」・・・・と、1つの数字を順に表示させるように表示部40を制御する。そして、特定の数字が表示されているところでジョグダイヤル60がX方向に押圧されることにより、CPU32は、この数字を暗証番号の1桁目の数字として登録し、2桁目〜4桁目の数字についても上述と同様の処理によって登録する。そして、CPU32は、暗証番号の4桁をすべて登録した時点でパスワード入力モードの処理を終了させる。この際、CPU32は、当該暗証番号を例えばRAM34に記憶させておく。
【0065】
このような構成とされるICレコーダ1においては、録音に先立ち、例えばファイルボタン51を押すことにより、CPU32が各種ファイルに対応する図4に示すアイコン71乃至75のいずれか1つを液晶表示パネル41のアイコン表示部70に表示する処理を行う。CPU32は、ジョグダイヤル60の回動に伴ってこのアイコンを順次アイコン表示部70に表示するように制御する。そして、ジョグダイヤル60を回動操作していずれかのアイコンを選択し、このジョグダイヤル60を押圧操作することにより、当該アイコンが指定される。これにより、CPU32は、いずれのファイルに音声データを格納するかを決定する。
【0066】
ここで、シークレットファイルを示すアイコン75を選択した場合、シークレット機能がONに設定されている場合には、CPU32は、液晶表示パネル41の音声データ表示部80に「−−/−−」を表示するように表示部40を制御する。これにより、ICレコーダ1においては、シークレットファイルに格納された音声データの件数等の情報を秘密にすることができる。
【0067】
そして、ICレコーダ1においては、録音開始ボタン55が押された場合に録音開始状態となり、ここでユーザがマイクロホーン11に向かって音声を発すると、フラッシュメモリ9におけるデータ領域9aの指定されたアドレスから音声データの書き込みが開始される。そして、停止ボタン54が押されることで、録音の処理が解除され、1件分の音声データが上記データ領域9aに格納される。この際、CPU32の制御により、フラッシュメモリ9のTOC9bに、TOC情報として先頭アドレス,インデックス番号,当該音声データが格納されるファイル(この場合はシークレットファイル),記録開始時刻,記録時間等についての種々の情報が記録される。
【0068】
ICレコーダ1においては、この録音終了後においてさらに続けて録音を行うことにより、99件以内であれば続けて何件もの音声データをこのシークレットファイルに格納することが可能となる。このように、ICレコーダ1においては、シークレット機能をONの状態にした場合には、音声データの記録後にシークレット機能の設定操作をする必要がない。すなわち、予めパスワードの設定を1回だけ行うだけで、複数件分の音声データをシークレットファイルに格納することができる。
【0069】
なお、シークレット機能がOFFに設定されている場合には、上述のように他の4つのファイルと同様の処理がされることとなるため、CPU32は、録音開始ボタン55が押された場合に、液晶表示パネル41の音声データ表示部80に例えば「38/38」を表示するように表示部40を制御する。これにより、ICレコーダ1においては、シークレットファイルには既に37件の音声データが格納されており、これから38件目の音声データを記録するという事実をユーザーに伝えることができる。
【0070】
また、この場合でも、音声データの記録後にメニューボタン52を押圧して図5及び図6で上述したシークレットONの設定を行うことにより、このシークレットファイルに格納された38件の音声データを一度の操作で他人に対して秘密にすることができる。
【0071】
次に、ICレコーダ1において、記録されている音声データを再生する場合には、録音時と同様に例えばファイルボタン51が押されると、CPU32が各種ファイルに対応するアイコン71乃至75のいずれかを液晶表示パネル41のアイコン表示部70に表示する処理を行う。そして、ジョグダイヤル60を回動操作していずれかのアイコンを選択し、このジョグダイヤル60を押圧操作することにより当該アイコンが指定される。これにより、CPU32は、いずれのファイルに格納されている音声データを再生するかを決定する。この状態で、さらにジョグダイヤル60をX方向に押圧した場合に、CPU32は、当該ファイルに格納されている音声データの再生を開始する処理を行う。
【0072】
ここで、アイコン表示部70にシークレットファイルに対応するアイコン75を表示させた状態でジョグダイヤル60を押圧操作すると、以下のように処理が行われる。すなわち、シークレット機能がOFFの状態の場合は、上述のように他のファイルと同様の処理がされるため、ジョグダイヤル60をX方向に押圧操作すると、CPU32は、パスワードの入力を要求することなく当該シークレットファイルに格納されている各音声データの再生を開始する処理を行う。
【0073】
一方、シークレット機能がONの状態の場合においてジョグダイヤル60をX方向に押圧操作すると、CPU32は、図6で説明したパスワード入力モードに移行し、パスワードとして登録した4桁の暗証番号が入力されるまで当該シークレットファイルに格納されている音声データの再生処理を行わない。すなわち、この状態においては、パスワードが入力されるまでシークレットファイル内の音声データの再生が禁止される。そして、図7で説明したジョグダイヤル60の回動及び押圧操作によってパスワードである4桁の暗証番号が入力された場合に、CPU32は、当該シークレットファイルに格納されている各音声データの再生を開始する処理を行う。
【0074】
なお、この再生処理開始後においては、例えばジョグダイヤル60が図3に示すA方向に回動操作されることにより、CPU32は、当該再生中の音声データの再生処理を中止して、次のインデックス番号の音声データを再生するように制御する。
【0075】
また、この再生処理開始後において、例えば停止ボタン54が押圧されることにより、CPU32は、当該再生中の音声データの再生処理を中止するように再生部20を制御する。
【0076】
さらに、ICレコーダ1においては、この再生処理が中止された所謂停止状態において、各操作ボタン及びジョグダイヤル60等の操作がなされないことにより操作部50からの入力信号が所定時間検出されない場合には、CPU32は、再び上述したパスワード入力モードに移行して、上記4桁の暗証番号が再度入力されるまで当該シークレットファイルに格納されている音声データの再生処理を行わないように制御する。そして、図7で説明したジョグダイヤル60の回動及び押圧操作によって4桁の暗証番号が再度入力された場合に、CPU32は、当該シークレットファイルに格納されている各音声データの再生を再び開始する処理を行う。ICレコーダ1においては、CPU32がこのような処理を行うことにより、シークレット機能の強化が図られている。
【0077】
以上のように、ICレコーダ1においては、複数の音声データが格納可能なファイル全体に対してパスワードの設定を行うように構成したので、シークレットONとなっているシークレットファイル内の音声データの再生にあたり、1回のパスワードの入力で複数の音声データを再生することができ、このため操作性が非常に優れたものとなっている。
【0078】
一方、万一パスワードを忘れてしまった場合等のために、CPU32は、シークレットファイル内に格納された音声データを消去ボタン56の操作により全て消去した場合に、RAM34に記憶していたパスワードを消去する処理を行う。これにより、ICレコーダ1においては、図6で上述したシークレット解除のための操作とは別の操作によりシークレットを解除することができる。
【0079】
さらに、ICレコーダ1では、シークレットファイル以外のファイル内に格納された音声データを以下の操作によりシークレットファイル内に移動させることができるようになっている。ICレコーダ1においては、シークレットファイル内の音声データの再生中にファイルボタン51が押圧されることにより、CPU32が液晶表示パネル41のアイコン表示部70の表示を他のアイコンに切り換えるように表示部40を制御する。具体的には、CPU32は、ファイルボタン51の押圧回数に従って表示するアイコンがアイコン71,アイコン72,アイコン73,アイコン74,アイコン71・・・・となるように表示部40を制御する。そして、移動させたいファイルに対応したアイコンが表示されたときに例えばジョグダイヤル60が押圧されることにより、CPU32は、TOC書換え部36を駆動してフラッシュメモリ9のTOC9bの内容を書き換えることにより、音声データのファイル間移動の処理を行う。この操作により、ICレコーダ1においては、移動させたい音声データがシークレットファイル内に格納されるので、パスワードを入力することなく当該音声データを他人に聴かれない状態にすることが可能となる。
【0080】
一方、ICレコーダ1では、シークレットファイル内に格納された音声データを他のファイル内に移動させるには、予めパスワードの設定を解除してシークレット機能をオフの状態にしておくことが条件となっている。このような設定とすることにより、ICレコーダ1においては、シークレットファイル内の音声データの秘密性を保持することができる。
【0081】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る携帯型記録再生装置によれば、個々のデータに対してではなく、複数件分のデータが格納されるシークレットファイルに対してパスワードの設定を行うこととしたので、パスワードの設定を予め1回行っておけば通常の操作方法で複数件分の音声データを当該シークレットファイル内に格納することが可能となる。一方、この記録再生装置によれば、音声データの再生時においても、一度だけパスワードを入力すればシークレットファイル内のすべての音声データを再生することが可能となる。そのため、本発明に係る携帯型記録再生装置によれば、操作性及び使い勝手が大幅に向上する。
また、パスワードが再び上記指示入力手段によって入力されたことによりシークレットファイルに格納された各音声データの再生が可能な状態となった場合であっても、指示入力手段からの指示が与えられないまま所定時間が経過した場合には、さらにパスワードが指示入力手段によって再度入力されるまでファイルに格納された各音声データの再生を禁止するように再生手段を制御することで、シークレット機能の強化を図ることができる。
更に、シークレット設定手段によってシークレットファイルをシークレットにする旨の設定がなされている場合において、音声データをシークレットファイルに記録するとき、シークレットファイルに格納されている音声データの件数を表示手段に表示しないようにすることで、シークレットファイルに格納された音声データの件数等の情報を秘密にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したICレコーダの回路構成図である。
【図2】CPUに備えられた初期設定変更部及びTOC書換え部を説明するための図である。
【図3】ICレコーダの外観を概略的に表した図である。
【図4】液晶表示パネルの構成を説明するための図である。
【図5】ICレコーダの初期設定を変更する場合の処理について説明するための図である。
【図6】シークレット設定モードにおけるシークレット機能の設定及び解除のための処理を説明するための図である。
【図7】パスワード入力モードにおけるパスワード入力のための処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ICレコーダ、2 外装筐体、9 半導体メモリ、10 記録部、20 再生部、30 制御部、40 表示部、41 液晶表示パネル、50 操作部、51 ファイルボタン、52 メニューボタン、60 ジョグダイヤル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention has a so-called secret function when information that is not desired to be known to others is recorded.PortableThe present invention relates to a recording / reproducing apparatus.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a recording / reproducing apparatus for recording / reproducing data on / from a recording medium has a so-called secret function for reproducing information on condition that a password is input when information that is not desired to be known to others is recorded. In many cases. For example, a word processor that records and reproduces character information and the like, and a device that handles personal information such as a so-called electronic notebook generally have the above-described secret function.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, many of the secret functions in the conventional recording / reproducing apparatus are very difficult to use. For example, a secret function in a conventional recording / reproducing apparatus often requires a setting operation for the secret every time after data recording. However, in general, it is often already clear whether the information to be recorded from now on is content that may be known to others or not. For this reason, after the information is stored in the recording medium, the operation related to the secret is troublesome twice.
[0004]
In addition, the secret function in the conventional recording / playback apparatus generally requires a password to be input each time the information is played back when the recorded information is played back. Such operations are also inconvenient, especially when it is necessary to continuously reproduce a plurality of pieces of information for which passwords are set.
[0005]
Furthermore, the secret function in the conventional recording / reproducing apparatus sets passwords individually for information that is to be secreted. Therefore, when a different password is set for each item, the management is very complicated. became.
[0006]
The present invention has been proposed in view of the above-described conventional situation, and the operability of the secret function has been improved.PortableAn object is to provide a recording / reproducing apparatus.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the portable recording / reproducing apparatus according to the present invention sets a plurality of files in which a plurality of pieces of audio data are stored, and one of the plurality of files is assigned to the secret file. A recording medium, recording means for recording the audio data in the recording medium by storing the audio data in the file, and reproducing means for reading out and reproducing each audio data stored in the file of the recording medium; , Secret setting means for setting whether or not the secret file of the recording medium is a secret requiring a password, control means for controlling the means, and an instruction for giving an instruction to the control means Input means. The control means waits for input of a password from the instruction input means when the secret setting means is set to make the secret file secret, and when the password is input, the control means Storing the password, controlling the reproduction means to prohibit reproduction of each audio data stored in the secret file until the password is input again by the instruction input means, and making the secret file a secret When the secret file is set, the secret file is selected and the password is input from the instruction input means, so that each audio data in the secret file can be reproduced.
Further, even when the voice data stored in the secret file can be reproduced because the password is again input by the instruction input means, an instruction from the instruction input means is given. If the predetermined time elapses without the password, the playback unit is further controlled to prohibit playback of each audio data stored in the file until the password is input again by the instruction input unit.
Further, when the secret file is set to be a secret by the secret setting means, the number of audio data stored in the secret file is displayed when the audio data is recorded in the secret file. Do not display on the means.
[0008]
According to the portable recording / reproducing apparatus of the present invention as described above, when the control unit is set to make the secret file a secret by the secret setting unit, it waits for the password input from the instruction input unit. When the password is entered, the password is stored, and the playback means is controlled to prohibit the playback of each data stored in the secret file until the password is input again by the instruction input means. To do. Also, when the secret file is set to be a secret, this secret file is selected and the password is input from the instruction input means, so that each audio data in the secret file is reproduced.
In addition, the control means receives an instruction from the instruction input means even when the voice data stored in the secret file can be reproduced due to the password being input again by the instruction input means. When the predetermined time has passed without being given, the reproducing means is controlled so as to prohibit the reproduction of each audio data stored in the file until the password is input again by the instruction input means. In addition, when the secret setting means is set to make the secret file secret, when recording the audio data in the secret file, the number of audio data stored in the secret file is not displayed on the display means. To.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of a recording / reproducing apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the embodiment described below, an audio signal from a microphone is converted into audio data and written to a semiconductor memory as a recording medium, and audio data stored in the semiconductor memory is read out from a speaker. The recording / reproducing apparatus of the present invention is applied to an IC recorder that outputs sound based on audio data. This IC recorder is capable of verbally storing necessary items as voice data, instead of a user writing predetermined items on a memo sheet or the like.
[0010]
As shown in FIG. 1, the
[0011]
The
[0012]
In the
[0013]
Since the audio signal has a strong temporal correlation, the
[0014]
The
[0015]
In the
[0016]
Here, the file is used to store a plurality of pieces of audio data as described above, and corresponds to the concept of a directory or folder used in a personal computer here. In this embodiment, five types of files are set. Further, in the
[0017]
On the other hand, as shown in FIG. 1, the
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
When detecting an input signal from the
[0023]
The
[0024]
Further, during reproduction, the
[0025]
Further, the
[0026]
Further, the
[0027]
Note that the
[0028]
FIG. 3 schematically shows the appearance of the
[0029]
In the
[0030]
Here, as the operation buttons, as shown in FIG. 3, a file (FILE)
[0031]
The
[0032]
Here, on the liquid
[0033]
For example, each icon displayed on the
[0034]
Note that the secret file corresponding to the
[0035]
On the other hand, the voice
[0036]
In addition, the character
[0037]
In the
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
In the
[0043]
Further, the rotation operation member 61 of the
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
Next, a process for changing the initial setting in the
[0047]
Here, for example, if the
[0048]
When the
[0049]
When the
[0050]
When the
[0051]
When the
[0052]
When the
[0053]
When the
[0054]
When the
[0055]
When the
[0056]
When the
[0057]
Thus, in each of the above modes, character information corresponding to each mode is displayed on the character
[0058]
Next, details of processing in the secret setting mode will be described. In the
[0059]
When the
[0060]
On the other hand, when the
[0061]
If YES, that is, if the secret function is in the ON state, the
[0062]
On the other hand, if NO, that is, if the password has not yet been set and the secret function is already in the OFF state, the
[0063]
When the secret function ON / OFF is changed in the above-described secret ON mode or secret OFF mode, the
[0064]
Next, processing performed in the password input mode described above will be described with reference to FIG. In the password input mode, the
[0065]
In the
[0066]
Here, when the
[0067]
The
[0068]
In the
[0069]
Note that, when the secret function is set to OFF, the same processing as the other four files is performed as described above, and therefore the
[0070]
Even in this case, by pressing the
[0071]
Next, when the recorded audio data is reproduced in the
[0072]
Here, when the
[0073]
On the other hand, when the
[0074]
After the start of the reproduction process, for example, when the
[0075]
Further, after the reproduction process is started, for example, when the
[0076]
Further, in the so-called stop state in which the reproduction process is stopped in the
[0077]
As described above, since the
[0078]
On the other hand, in the event that the password is forgotten, the
[0079]
Furthermore, the
[0080]
On the other hand, in the
[0081]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the portable recording / reproducing apparatus of the present invention, a password is set not for individual data but for a secret file in which a plurality of data is stored. Therefore, if the password is set once in advance, a plurality of pieces of audio data can be stored in the secret file by a normal operation method. On the other hand, according to this recording / reproducing apparatus, even when audio data is reproduced, it is possible to reproduce all audio data in the secret file by inputting the password only once. Therefore, according to the portable recording / reproducing apparatus of the present invention, operability and usability are greatly improved.
Also,Even when the voice data stored in the secret file can be reproduced because the password is input again by the instruction input means, the instruction input means does not give an instruction for a predetermined time. When the password has elapsed, the secret function can be enhanced by controlling the reproduction means so as to prohibit the reproduction of each audio data stored in the file until the password is input again by the instruction input means. it can.
Further, when the secret file is set to be a secret by the secret setting unit, when recording the audio data in the secret file, the number of audio data stored in the secret file is not displayed on the display unit. By doing so, information such as the number of pieces of audio data stored in the secret file can be kept secret.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit configuration diagram of an IC recorder to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram for explaining an initial setting changing unit and a TOC rewriting unit provided in a CPU.
FIG. 3 is a diagram schematically showing the appearance of an IC recorder.
FIG. 4 is a diagram for explaining a configuration of a liquid crystal display panel.
FIG. 5 is a diagram for explaining processing when changing the initial setting of the IC recorder.
FIG. 6 is a diagram for explaining processing for setting and canceling a secret function in a secret setting mode.
FIG. 7 is a diagram for explaining processing for password entry in a password entry mode.
[Explanation of symbols]
1 IC recorder, 2 exterior housing, 9 semiconductor memory, 10 recording unit, 20 playback unit, 30 control unit, 40 display unit, 41 liquid crystal display panel, 50 operation unit, 51 file button, 52 menu button, 60 jog dial
Claims (3)
上記ファイル内に音声データを格納することによって上記記録媒体に音声データを記録する記録手段と、
上記記録媒体の上記ファイル内に格納された各音声データを読み出して再生する再生手段と、
上記記録媒体の上記シークレットファイルに対して、パスワードを要求するシークレットにするか否かについての設定を行うシークレット設定手段と、
上記各手段を制御する制御手段と、
上記制御手段に指示を与える指示入力手段とを備え、
上記制御手段は、上記シークレット設定手段によって上記シークレットファイルをシークレットにする旨の設定がなされた場合に、上記指示入力手段からのパスワードの入力待ち状態になるとともに、当該パスワードが入力された場合にこのパスワードを記憶し、当該パスワードが再び上記指示入力手段によって入力されるまで上記シークレットファイルに格納された各音声データの再生を禁止するように上記再生手段を制御し、
上記シークレットファイルをシークレットにする旨の設定がされているときに、このシークレットファイルが選択され、上記指示入力手段から上記パスワードが入力されることで、上記シークレットファイル内の各音声データの再生を行うことができるようにし、
パスワードが再び上記指示入力手段によって入力されたことにより上記シークレットファイルに格納された各音声データの再生が可能な状態となった場合であっても、上記指示入力手段からの指示が与えられないまま所定時間が経過した場合には、さらに当該パスワードが上記指示入力手段によって再度入力されるまで当該ファイルに格納された各音声データの再生を禁止するように上記再生手段を制御し、
上記シークレット設定手段によって上記シークレットファイルをシークレットにする旨の設定がなされている場合において、上記音声データを上記シークレットファイルに記録するとき、上記シークレットファイルに格納されている音声データの件数を表示手段に表示しないようにすることを特徴とする携帯型記録再生装置。A recording medium in which a plurality of files in which a plurality of audio data is stored is set, and one of the plurality of files is assigned to the secret file;
Recording means for recording audio data in the recording medium by storing the audio data in the file;
Reproduction means for reading out and reproducing each audio data stored in the file of the recording medium;
Secret setting means for setting whether to make a secret requiring a password for the secret file of the recording medium;
Control means for controlling the above means;
Instruction input means for giving an instruction to the control means,
The control means waits for input of a password from the instruction input means when the secret setting means is set to make the secret file secret, and when the password is input, the control means Storing the password and controlling the reproduction means to prohibit reproduction of each audio data stored in the secret file until the password is input again by the instruction input means;
When the secret file is set to be a secret, the secret file is selected, and the password is input from the instruction input unit, thereby reproducing each audio data in the secret file. to be able,
Even if the voice data stored in the secret file can be reproduced because the password is input again by the instruction input means, the instruction from the instruction input means is not given. If the predetermined time has elapsed, the playback unit is further controlled to prohibit playback of each audio data stored in the file until the password is input again by the instruction input unit.
In the case where the secret file is set to be a secret by the secret setting means, when recording the voice data in the secret file, the number of voice data stored in the secret file is displayed on the display means. A portable recording / reproducing apparatus characterized in that it is not displayed .
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