JP4014983B2

JP4014983B2 - Root canal treatment instrument

Info

Publication number: JP4014983B2
Application number: JP2002275099A
Authority: JP
Inventors: 貫司松谷; 洋平野; 勝利佐藤; 貴幸松本
Original assignee: Mani Inc
Current assignee: Mani Inc
Priority date: 2002-09-20
Filing date: 2002-09-20
Publication date: 2007-11-28
Anticipated expiration: 2022-11-28
Also published as: JP2003144456A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科治療用の根管治療器具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
歯の根管を治療する器具としては、根管を切削して成形するリーマ，ファイル、根管に熱可塑性樹脂を充填するコンパクター，フィラー，スプレッダー，プラガー、根管内の残留物を除去するクレンザー、根管に綿を充填するブローチ等種々のものがある。
【０００３】
上記根管治療器具は、細い軸状の部材に治療目的に対応して切刃や刺状の突起等からなる作業部を形成し、或いは軸棒をスパイラル状に成形して作業部を形成した部材によって構成されている。そして機種によっては、前記部材の端部に歯科医師が把持して操作するハンドルを一体的に取り付けて構成され、或いはハンドピース等のチャックに把持したり、歯科医師が直接操作し得るようにシャンク部を形成して構成されている。
【０００４】
根管の形状及び太さは多様であり且つ極めて細く個人差も大きい。このため、根管治療器具は同一の機種であっても異なる太さを持った多数の種類となる。また根管を治療する場合、例えばリーマによって根管を切削して成形するような場合、根管の周囲を傷めることのないようにリーマは根管の形状に沿って変形することが必要である。即ち、根管治療器具は適度な弾性を有することが必須である。
【０００５】
上記根管治療器具は素材としてステンレス鋼からなる線材を用い、この線材の先端から所定長さ範囲にわたって作業部を形成すると共に他方の端部に操作用のハンドルを取り付けて構成され、且つ所定位置に着色して同一機種に於ける太さの違いを表示している。尚、根管治療器具の太さと色の関係はＩＳＯ規格によって規定されている。
【０００６】
根管の形状が多様であり且つ個人差が大きいため、治療に際して撮影したレントゲン写真から根尖までの距離を正確に測定することが困難であるという問題が生じている。この問題を解決するために、電気的に根尖までの距離を測定することが行われている（例えば特許文献１参照）。
【０００７】
【特許文献１】
実公平６−２６２５７号公報
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
上記根管治療器具は適度な強度と弾性を有するステンレス鋼を用いて構成されている。然し、屈曲し且つ屈曲の度合いに個人差のある根管を治療するためには復元性が高く、より柔軟性を持った根管治療器具の開発も要求されている。
【０００９】
また特許文献１に開示された技術に用いられる根管治療器具は、歯科医師が手操作し得るものが対象になっている。このため、ハンドピース等のチャックに把持した状態で根尖までの距離を測定し得る根管治療器具の開発も要求されている。
【００１０】
またハンドピースを用いて治療する場合、ハンドルと作業部を形成した軸棒との同心性が要求される。即ち、軸棒とハンドルとが偏心しているような場合、ハンドピースを高速回転させたときに遠心力が作用して良好な治療を行うことが困難になるという問題がある。
【００１１】
本発明の目的は、シャンクと柄との同心性が高くハンドピースに装着して使用した場合であっても遠心力が作用することがなく、且つ導通による根尖確認作業が可能な根管治療器具を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る根管治療器具は、使用後加熱又は薬剤により滅菌処理して再利用する根管治療器具に於いて、先端から所定の長さ範囲にわたって作業部が形成されると共に残部が軸状のシャンクとして形成された金属製針部を有し、前記シャンクを金属製の柄に形成された穴に嵌合させて両者を嫌気性接着剤で接着することで前記金属製針部と金属製の柄を導通させ、前記金属製の柄を人体との間の抵抗値を測定し得るように構成したハンドピースに装着して根尖までの距離を測定し得るように構成したものである。
【００１３】
上記根管治療器具では、金属製針部のシャンクを金属製の柄に形成された穴に嵌合させて両者を嫌気性接着剤で接着することによって、針部と柄との同心性を向上させることが出来る。このため、根管治療器具をハンドピース等の回転駆動装置に装着した場合であっても、偏心回転する虞がない。
【００１４】
上記根管治療器具では、金属製針部と金属製の柄とを電気的に導通することによって、該柄をハンドピース等の回転駆動装置に装着した場合、柄，針部を介してハンドピースと人体が導通する。このため、柄と人体の間に通電して抵抗値を計測することで、根尖までの距離を測定することが出来る。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、上記根管治療器具の製造方法の実施例及び根管治療器具の一実施例について図を用いて説明する。図１は代表的な根管治療器具としてのリーマの金属製針部を製造する方法を説明する図である。図２は根尖までの距離を計測する方法を説明する模式図である。
【００１６】
本発明に係る根管治療器具は根管を治療する全ての器具に適用される。然し、本実施例では代表的な根管治療器具であるリーマを製造する方法及びリーマについて説明する。
【００１７】
先ず、図１（ｃ）、図２によりリーマＡについて説明する。このリーマＡは根管の内壁面を切削するための器具であり、金属製針部となる針部１と、針部１の端部に取り付けた柄２とによって構成されている。
【００１８】
針部１には先端から所定の長さ範囲にわたってテーパ状の作業部３が形成され、残部は軸状のシャンク４として形成されている。前記作業部３はスパイラル状の溝３ａ及び該溝３ａに沿った切刃３ｂによって構成されている。
【００１９】
柄２はステンレス鋼等の金属からなり、針部１に於けるシャンク４に取り付けられている。針部１に対する柄２の取り付けは、予め図示しない穴を有する柄２を成形しておき、この穴に針部１を挿通して嫌気性接着剤によって接着されている。
【００２０】
尚、リーマ以外の根管治療器具では作業部３に必ずしも切刃３ｂが形成されるものではなく、刺状の突起やテーパを持ったコイル状に形成される。
【００２１】
針部１はステンレス鋼や超弾性合金（以下説明する本実施例では超弾性合金を用いている）を素材とし、目的の治療器具の形状に形成されると共に記憶熱処理がなされ、常温領域では超弾性能を発揮するように構成される。このため、針部１は極めて柔軟性に富み、且つ高い復元性を有している。従って、根管治療に際し、個人差の大きい根管形状の変化に対し高い適応性を有している。
【００２２】
また針部１を屈曲させた状態で回転させた場合、針部１には繰り返し曲げによる疲労が生じ破断に至ることが知られている。超弾性合金からなる針部１は繰り返し曲げに対する疲労限が高く、耐久性に富んでおり、ハンドピース等の回転駆動装置に装着して高速回転させて治療を行うことが可能である。
【００２３】
本件発明者等は、＃25のリーマ（素材径 0.6mm）の超弾性合金からなる針部１とステンレス鋼からなる針部の耐久性の比較実験を行った。この実験は、夫々の針部をチャックから25mm突出させてハンドピースに装着すると共に突出部分を端部から12mmの位置を60度に屈折させた内径0.82mmのステンレスパイプに挿通し、125r.p.m.で回転させて破断に至る時間と回転数を計測した。各針部のサンプル数は３とした。
【００２４】
上記実験の結果、超弾性合金からなる針部１では、破断に至る平均時間は２分31秒であり、このときの回転数は314 回であった。これに対しステンレス鋼からなる針部１では、破断に至る平均時間は10秒であり、このときの回転数は21回であった。
【００２５】
上記実験結果は、超弾性合金からなる針部１を用いた根管治療器具では、歯科医師がハンドピース等の回転駆動装置を利用して根管治療の高速化をはかることが可能となることを示唆する。従って、患者に対する治療時間の短縮化及び患者の苦痛をやわらげるような治療法を採用することが可能となる。しかし本発明では、針部１が超弾性合金製であるか、ステンレス鋼製であるかを問うものではない。
【００２６】
リーマＡを製造する方法について簡単に説明する。リーマＡを構成する針部１は超弾性合金の線材から製造される。本実施例では、超弾性合金としてニッケル−チタン合金を用いており、この超弾性合金を線引き加工して目的のリーマＡの針部１に対応する太さの線材を製造し、更に、前記線材を所定の長さに切断して図１（ａ）に示す素材11を得ている。素材11としては製造すべきリーマＡの機種に対応して、太さが0.4mm〜 1.8mmの範囲で段階的に設定されている。
【００２７】
上記素材11からリーマＡの針部１を構成する場合、図１（ｂ）に示すように、素材11の一方の端部から作業部３の長さに対応する範囲をテーパ状に研削し、次いで、図１（ｃ）に示すように溝３ａを研削して切刃３ｂを形成する。このテーパ加工及び溝加工によって素材11から目的のリーマＡに対応した針部１を製造することが可能である。
【００２８】
尚、素材11に対するテーパ加工と溝加工は、上記順序に限定するものではなく、素材11に溝加工を施した後テーパ加工を施しても、同一の針部１を製造することが可能である。
【００２９】
上記の如く、テーパ加工と溝加工を異なる工程で実施することによって、素材11に対する１工程当たりの加工量（切削量或いは研削量）を少なくすることが可能となり、加工による発熱を軽減させることが可能となる。
【００３０】
素材11から針部１を製造するに際し、予め素材11に記憶熱処理を施して所定の形状（リーマＡでは真直状）を記憶させた後、研削によるテーパ加工，溝加工を施して目的の針部１を製造することが可能である。
【００３１】
素材11がニッケル−チタン合金である場合、記憶熱処理は、素材11を記憶させるべき形状（直状）に保持して400 度Ｃ〜500 度Ｃに加熱して一定時間保持することで行われる。また前記温度で記憶処理した後、600度Ｃ程度に加熱することで記憶形状を消失させることが可能である。
【００３２】
従って、記憶熱処理後、研削により素材11にテーパ加工，溝加工を施して針部１を製造する場合、前記研削加工中に素材11が600 度Ｃ以上に昇温することのないように厳密な温度管理を実施することが必要である。このため、前記各加工を異なる工程で実施することによって素材11の加工に伴う発熱を軽減させて、該素材11の温度上昇を軽減させることが可能である。また前記温度管理は、研削加工中に素材11を充分な研削液によって冷却することでも実現可能である。
【００３３】
また記憶熱処理前の素材11にテーパ加工，溝加工を施して針部１を製造する場合、加工中の素材11の上昇温度に対する管理を厳密に実施する必要はない。そして素材11に対し所定の加工を施した後、該素材11を直状に保持して記憶熱処理を実施することで、超弾性能を持った針部１を構成することが可能である。
【００３４】
本実施例では、針部１の形状回復温度を約０度Ｃに設定し、常温で超弾性能を発揮し得るように構成している。従って、リーマＡを用いた場合、針部１は通常記憶形状である直状を維持し、根管内への挿入に伴って該針部１は根管の内壁に沿って極めて容易且つしなやかに変形し、歯科医師の回転操作或いは軸方向への往復操作に応じて根管を成形することが可能である。
【００３５】
また根管内壁を成形するに際し、針部１は作用する外力に応じてしなやかに変形するため、根管内壁を不必要に切削することがなく、良好な成形形状を得ることが可能である。このため、従来のステンレス鋼からなる針部を有する根管治療器具を用いたのと比較して治療し易くなる。そして根管の成形が終了して針部１を根管から離脱させると、針部１に作用する外力が除去されて該針部１は記憶形状である直状に復帰する。
【００３６】
本実施例では、素材11に対する記憶熱処理と研削によるテーパ加工，溝加工の順序は特に限定するものではなく、リーマＡ或いは他の根管治療器具の形状や加工上の制約等に基づいて適宜設定している。
【００３７】
上記の如く、超弾性合金からなる素材11を記憶熱処理後、該素材11に対する温度管理を実施しつつテーパ加工，溝加工を施すことで、或いは記憶熱処理前にテーパ加工，溝加工を施して所定の形状に形成した後、記憶熱処理を施すことで、リーマＡを代表とする目的の根管治療器具の針部１を構成することが可能である。
【００３８】
リーマＡによって奥歯の根管を成形する場合、リーマＡを操作し得る空間が狭く該リーマＡの操作が不自由である。この場合、針部１をシャンク４の途中で屈折させて先端の作業部３のみを奥歯に対向させて根管内に挿入し、リーマＡを回転させることなく軸方向への押し引きによって根管の成形を行うことがある。このような操作を実施するとき、針部１が全長にわたって超弾性能を有していてはシャンク４を屈折させた状態で維持することが出来ない。
【００３９】
上記条件を満足させるため、本実施例に係るリーマＡは、針部１を構成するシャンク４の全部又は一部が超弾性能を示すことがないように構成されている。即ち、シャンク４の全部又は一部は超弾性能を有することなく、素材固有の弾性を有しており、塑性変形が可能なように構成されている。このように針部１のシャンク４の全部又は一部を素材固有の弾性を有するように構成した場合であっても、根管の治療に際し該根管内に挿入される部分は作業部１ａであり、針部１の回転に伴う繰り返し曲げに対する耐久性は充分に確保することが可能である。
【００４０】
針部１に於ける作業部３に超弾性能を維持或いは付与し、且つシャンク４の全部又は一部に超弾性能を消失或いは付与しないように加工するには、素材11が既に記憶熱処理されたものであればシャンク４に対応する部分の一部又は全部を部分的に加熱して600度Ｃ以上に昇温させることで記憶形状を消失させ、また素材11に記憶熱処理を施す以前であればそのままの状態で良い。
【００４１】
上記の如く、シャンク４の全部又は一部を超弾性能を有することのないように構成することによって、歯科医師が奥歯のように極めて操作性の劣る部分の治療を施す場合であっても、シャンク４の所望の位置で屈折させることで、操作性を向上させることが可能である。
【００４２】
本実施例では、リーマＡの針部１の作業部３或いはシャンク４を超弾性合金からなる母材の色とは異なる色とすることによって、他のリーマとの区別を行うことが可能なように構成している。
【００４３】
特定のリーマを他のリーマから区別する目的の一つとして、リーマを構成する材料の違いがある。即ち、現在リーマ及び他の根管治療器具は、ステンレス鋼を材料として構成されるのが一般である。このステンレス鋼からなるリーマと超弾性合金からなるリーマＡを比較した場合、根管を成形する際の歯科医師の操作感覚は異なる。従って、ステンレス鋼からなるリーマと超弾性合金からなるリーマが治療台上に並んでいたとき、これ等のリーマを判別することが必要となる。
【００４４】
特に、リーマＡは針部１の先端の太さが0.08mm〜0.8 mmの範囲で、0.02mm，0.05mm，0.1 mmの段階を持って14機種が設定されている。そしてＩＳＯ規格では前記機種毎に対応させて色を設定しており、通常は柄２を着色することで機種の区別をはかっている。
【００４５】
このため、リーマＡの針部１の作業部３或いはシャンク４の少なくとも一部を超弾性合金の母材の色とは異なる色にすることによって、針部全体が母材の色であるステンレス鋼製のリーマとの区別をはかることが可能である。
【００４６】
ニッケル−チタン合金からなる針部１を母材の色とは異なる色に着色或いは発色するには、記憶熱処理を実施する際の雰囲気を調整する方法や陽極酸化処理による方法等がある。
【００４７】
記憶熱処理を実施する際の雰囲気を調整する方法では、前記処理を大気雰囲気で実施するか非酸化性雰囲気で実施するかによって針部１に色を発生させるか否かを選択することが可能であり、色を発生させる場合、酸素の含有量によって針部１の色の濃度を変化させることが可能である。このようにして針部１の少なくとも一部を母材の色とは異なる色にすることによって、ステンレス製のリーマ或いは他の根管治療器具と明瞭に区別することが可能となる。
【００４８】
また陽極酸化法による場合、印加電圧を変化させることで異なる複数の色を発色させることが可能である。この場合、針部１の太さに対応させて明瞭に区別し得る複数の色（例えば14色）を発色させることで、ＩＳＯ規格に基づく機種ごとの色分けに加えて針部１の色により太さに応じた機種を視覚によって明瞭に区別することが可能となる。
【００４９】
従って、超弾性合金からなるリーマＡとステンレス鋼製のリーマとを容易に区別することが可能となり、且つリーマＡに於ける太さに応じた機種の区別を行うことも可能となる。
【００５０】
本実施例に係るリーマＡは、金属の機械加工によって単体の柄２を製造し、この柄２にシャンク４を嵌合させて嫌気性接着剤によって接着して一体化している。
【００５１】
根管治療器具は、使用後加熱して或いは薬剤により滅菌処理がなされる。このため、接着剤は適度の温度に耐えることが可能なものを選択して用いることが必要である。従って、柄２を金属によって構成した場合には、滅菌処理に伴う柄２の劣化等の虞がなく、長期間継続して繰り返し使用することが可能である。
【００５２】
また柄２を金属によって構成することで、リーマＡを導電体として構成することが可能である。このため、図２に示すように、リーマＡを装着したハンドピースＢと人体Ｃとの間に通電して抵抗値の変化を計測することで、根尖までの距離を測定しつつ、根管の治療を行うことが可能である。
【００５３】
また柄２と針部１を接着してリーマＡを構成した場合、柄２と針部１との同心性を向上させることが可能である。このため、リーマＡを高速回転させた場合に偏心による遠心力が作用することがなく、根管の成形を良好な状態で実施することが可能となる。
【００５４】
例えば、歯科医師がリーマＡを手で操作する場合、柄２と針部１の同心性が損なわれていても、作業性が劣化することはない。然し、リーマＡを高速回転させる場合、同心性が損なわれていると針部１が偏心回転し、ハンドピースを操作する歯科医師に振動が伝わって操作性が損なわれたり、根管の成形形状が損なわれることとなる。
【００５５】
また柄２と針部１を接着する際に使用する接着剤によっては、該接着剤の液膜が柄２と針部１との間に形成された微小な間隙に入り込んで両者の導通を阻害することがある。然し、嫌気性接着剤を用いた場合、前記の如き障害はなく、柄２と針部１の導通をはかることが可能である。
【００５６】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係る根管治療器具では、金属製の柄を単体で構成し、該柄にシャンクを嵌合させて嫌気性接着剤で接着することによって針部と柄とを電気的に導通させ、この柄を人体との間の抵抗値を測定し得るように構成したハンドピースに装着して人体との間に通電することで、抵抗値を測定することが出来る。このため、根管の治療に際し抵抗値を監視して根尖までの距離を計測しつつ根管治療を実施することが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】代表的な根管治療器具としてのリーマの金属製針部を製造する方法を説明する図である。
【図２】根尖までの距離を計測する方法を説明する模式図である。
【符号の説明】
Ａリーマ
Ｂハンドピース
Ｃ人体
１針部
２柄
３作業部
３ａ溝
３ｂ切刃
４シャンク
11 素材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a root canal treatment instrument for dental treatment.
[0002]
[Prior art]
Tools for treating tooth root canals include reamers, files that cut and shape the root canal, compactors that fill the root canal with thermoplastic resin, fillers, spreaders, pluggers, and cleansers that remove residues in the root canal. There are various types such as broaches for filling the root canal with cotton.
[0003]
In the above root canal treatment instrument, a thin shaft-shaped member is formed with a working portion made of a cutting blade, a stab-like protrusion, or the like corresponding to a treatment purpose, or a shaft rod is formed into a spiral shape to form a working portion It is comprised by the member. Depending on the model, a handle that is gripped and operated by the dentist may be integrally attached to the end of the member, or may be gripped by a chuck such as a handpiece or may be directly operated by the dentist. A part is formed.
[0004]
The shape and thickness of the root canal are diverse and extremely thin and have great individual differences. For this reason, even if it is the same model, there are many kinds of root canal treatment instruments having different thicknesses. When treating the root canal, for example, when cutting and shaping the root canal with a reamer, the reamer needs to be deformed along the shape of the root canal so as not to damage the periphery of the root canal. . That is, it is essential for the root canal treatment instrument to have appropriate elasticity.
[0005]
The root canal treatment instrument uses a wire made of stainless steel as a material, and is formed by forming a working portion from the tip of the wire over a predetermined length range and attaching an operation handle to the other end, and at a predetermined position. It is colored to indicate the difference in thickness in the same model. The relationship between the thickness and color of the root canal treatment instrument is defined by the ISO standard.
[0006]
Since there are various root canal shapes and individual differences are large, there is a problem that it is difficult to accurately measure the distance from the X-ray photograph taken at the time of treatment to the apex. In order to solve this problem, the distance to the apex is electrically measured (for example, refer to Patent Document 1).
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 6-26257 [0008]
[Problems to be solved by the invention]
The root canal treatment instrument is made of stainless steel having moderate strength and elasticity. However, in order to treat a root canal that is bent and has an individual difference in the degree of flexion, it is required to develop a root canal treatment device that is highly recoverable and more flexible.
[0009]
Further, the root canal treatment instrument used in the technique disclosed in Patent Document 1 is targeted for a dentist that can be manually operated. For this reason, development of a root canal treatment instrument that can measure the distance to the apex while being held by a chuck such as a handpiece is also required.
[0010]
Moreover, when treating using a handpiece, the concentricity of the handle | steering-wheel which formed the handle | steering-wheel and the working part is requested | required. That is, when the shaft bar and the handle are eccentric, there is a problem that it is difficult to perform good treatment due to the centrifugal force when the handpiece is rotated at a high speed.
[0011]
The object of the present invention is a root canal treatment in which the concentricity of the shank and the handle is high and the centrifugal force does not act even when the handpiece is mounted and used, and the apex confirmation work by conduction is possible. To provide an instrument.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a root canal treatment instrument according to the present invention is a root canal treatment instrument that is reused after use or sterilized by a medicine, and a working portion is formed over a predetermined length range from the tip. And the remainder has a metal needle portion formed as a shaft-shaped shank, the shank is fitted into a hole formed in a metal handle, and the two are bonded with an anaerobic adhesive. It is possible to measure the distance to the apex by attaching a metal needle part and a metal handle to a handpiece configured to measure the resistance between the metal handle and the human body. It is configured.
[0013]
In the above root canal treatment instrument, the concentricity between the needle and the handle is improved by fitting the shank of the metal needle into the hole formed in the metal handle and bonding them with an anaerobic adhesive. It can be made. For this reason, even if it is a case where a root canal treatment instrument is mounted | worn with rotational drive apparatuses, such as a handpiece, there is no possibility of eccentric rotation.
[0014]
In the above-mentioned root canal treatment instrument, when the metal needle part and the metal handle are electrically connected to each other, when the handle is mounted on a rotary drive device such as a handpiece, the handpiece is passed through the handle and needle part. And the human body conducts. For this reason, it is possible to measure the distance to the apex by energizing the handle and the human body and measuring the resistance value.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of a method for manufacturing the root canal treatment instrument and an example of a root canal treatment instrument will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a view for explaining a method of manufacturing a reamer metal needle as a representative root canal treatment instrument. FIG. 2 is a schematic diagram for explaining a method for measuring the distance to the apex.
[0016]
The root canal treatment device according to the present invention is applied to all devices for treating a root canal. However, in this embodiment, a method and a reamer for manufacturing a reamer, which is a representative root canal treatment instrument, will be described.
[0017]
First, the reamer A will be described with reference to FIGS. The reamer A is an instrument for cutting the inner wall surface of the root canal, and includes a needle portion 1 that is a metal needle portion and a handle 2 that is attached to the end portion of the needle portion 1.
[0018]
The needle portion 1 is formed with a tapered working portion 3 over a predetermined length range from the tip, and the remaining portion is formed as an axial shank 4. The working unit 3 is composed of a spiral groove 3a and a cutting edge 3b along the groove 3a.
[0019]
The handle 2 is made of metal such as stainless steel, and is attached to the shank 4 in the needle portion 1. In order to attach the handle 2 to the needle portion 1, a handle 2 having a hole (not shown) is formed in advance, and the needle portion 1 is inserted into the hole and bonded by an anaerobic adhesive.
[0020]
It should be noted that the root canal treatment instrument other than the reamer is not necessarily formed with the cutting edge 3b in the working portion 3, but is formed in a coil shape having a stab-like protrusion or a taper.
[0021]
The needle portion 1 is made of stainless steel or a superelastic alloy (a superelastic alloy is used in the present embodiment to be described below), is formed into the shape of a target treatment instrument, and is subjected to memory heat treatment. It is configured to exhibit bullet performance. For this reason, the needle part 1 is very flexible and has a high resilience. Therefore, in root canal treatment, it has high adaptability to changes in root canal shape with great individual differences.
[0022]
Further, it is known that when the needle portion 1 is rotated in a bent state, the needle portion 1 is repeatedly fatigued due to bending, leading to breakage. The needle portion 1 made of a superelastic alloy has a high fatigue limit against repeated bending and is highly durable. The needle portion 1 can be attached to a rotary drive device such as a handpiece and rotated at high speed to perform treatment.
[0023]
The inventors of the present invention conducted a comparative experiment of the durability of a needle part 1 made of a super elastic alloy of # 25 reamer (material diameter 0.6 mm) and a needle part made of stainless steel. In this experiment, each needle part protruded 25 mm from the chuck and attached to the handpiece, and the protruding part was inserted into a stainless steel pipe with an inner diameter of 0.82 mm that was refracted at 12 mm from the end by 60 degrees. The time and the number of revolutions until the fracture was caused to rotate were measured. The number of samples in each needle part was three.
[0024]
As a result of the above experiment, in the needle part 1 made of a superelastic alloy, the average time to break was 2 minutes 31 seconds, and the number of rotations at this time was 314 times. On the other hand, in the needle part 1 made of stainless steel, the average time to break was 10 seconds, and the number of rotations at this time was 21 times.
[0025]
The above experimental results show that with a root canal treatment instrument using the needle portion 1 made of a superelastic alloy, a dentist can speed up root canal treatment using a rotary drive device such as a handpiece. To suggest. Therefore, it is possible to adopt a treatment method that shortens the treatment time for the patient and eases the patient's pain. However, the present invention does not ask whether the needle part 1 is made of a superelastic alloy or stainless steel.
[0026]
A method for manufacturing the reamer A will be briefly described. The needle portion 1 constituting the reamer A is manufactured from a superelastic alloy wire. In this embodiment, a nickel-titanium alloy is used as the superelastic alloy, and the superelastic alloy is drawn to produce a wire having a thickness corresponding to the needle portion 1 of the target reamer A. Further, the wire Is cut into a predetermined length to obtain a material 11 shown in FIG. The thickness of the material 11 is set stepwise in the range of 0.4 mm to 1.8 mm corresponding to the model of the reamer A to be manufactured.
[0027]
When configuring the needle portion 1 of the reamer A from the material 11, as shown in FIG. 1 (b), the range corresponding to the length of the working portion 3 from one end of the material 11 is ground into a taper shape, Next, as shown in FIG. 1C, the groove 3a is ground to form the cutting edge 3b. The needle portion 1 corresponding to the target reamer A can be manufactured from the material 11 by this taper processing and groove processing.
[0028]
In addition, the taper processing and the groove processing on the material 11 are not limited to the above order, and the same needle portion 1 can be manufactured even if the material 11 is subjected to the groove processing after the groove processing. .
[0029]
As described above, by performing the taper processing and the grooving in different processes, it is possible to reduce the processing amount (cutting amount or grinding amount) per process on the material 11 and reduce the heat generated by the processing. It becomes possible.
[0030]
When manufacturing the needle part 1 from the material 11, the material 11 is subjected to a memory heat treatment in advance to store a predetermined shape (straight shape in the reamer A), and then subjected to taper processing and groove processing by grinding to obtain the target needle portion. 1 can be produced.
[0031]
When the material 11 is a nickel-titanium alloy, the memory heat treatment is performed by holding the material 11 in a shape (straight shape) to be memorized, heating it to 400 ° C. to 500 ° C. and holding it for a certain time. In addition, after the memory treatment at the temperature, the memory shape can be lost by heating to about 600 ° C.
[0032]
Therefore, when the needle part 1 is manufactured by subjecting the material 11 to taper processing and groove processing by grinding after the memory heat treatment, it is strictly necessary that the temperature of the material 11 does not rise to 600 ° C. or more during the grinding processing. It is necessary to implement temperature control. For this reason, it is possible to reduce the heat generated by the processing of the material 11 and to reduce the temperature rise of the material 11 by performing each processing in different steps. The temperature control can also be realized by cooling the material 11 with a sufficient grinding liquid during grinding.
[0033]
Further, when the needle part 1 is manufactured by subjecting the material 11 before the storage heat treatment to taper processing and groove processing, it is not necessary to strictly manage the temperature rise of the material 11 during processing. Then, after a predetermined processing is performed on the material 11, the material 11 is held in a straight shape and subjected to a storage heat treatment, whereby it is possible to configure the needle unit 1 having super elastic performance.
[0034]
In this embodiment, the shape recovery temperature of the needle portion 1 is set to about 0 ° C., and the super elastic performance can be exhibited at room temperature. Therefore, when the reamer A is used, the needle part 1 maintains a straight shape which is usually a memory shape, and the needle part 1 is very easy and supple along the inner wall of the root canal as it is inserted into the root canal. It is possible to deform the root canal according to the rotation operation of the dentist or the reciprocation operation in the axial direction.
[0035]
Further, when the root canal inner wall is formed, the needle portion 1 is deformed flexibly according to the external force acting, so that it is possible to obtain a good molded shape without unnecessarily cutting the root canal inner wall. For this reason, compared with using the root canal treatment instrument which has the needle part which consists of conventional stainless steel, it becomes easy to treat. When the formation of the root canal is completed and the needle part 1 is detached from the root canal, the external force acting on the needle part 1 is removed, and the needle part 1 returns to a straight shape that is a memory shape.
[0036]
In this embodiment, the order of taper processing and groove processing by storage heat treatment and grinding for the material 11 is not particularly limited, and is set as appropriate based on the shape of reamer A or other root canal treatment instrument, processing restrictions, etc. is doing.
[0037]
As described above, the material 11 made of a superelastic alloy is subjected to a memory heat treatment, and then subjected to taper processing and groove processing while performing temperature control on the material 11, or is subjected to taper processing and groove processing before the memory heat treatment. After forming into the shape, the needle part 1 of the target root canal treatment instrument represented by the reamer A can be configured by performing a memory heat treatment.
[0038]
When the root canal of the back tooth is formed with the reamer A, the space in which the reamer A can be operated is narrow, and the operation of the reamer A is inconvenient. In this case, the needle portion 1 is refracted in the middle of the shank 4 and only the distal working portion 3 is inserted into the root canal so as to face the back teeth, and the root canal is pushed and pulled in the axial direction without rotating the reamer A. May be formed. When such an operation is carried out, it is impossible to maintain the state in which the shank 4 is refracted if the needle portion 1 has super-elastic performance over the entire length.
[0039]
In order to satisfy the above conditions, the reamer A according to the present embodiment is configured such that all or a part of the shank 4 constituting the needle portion 1 does not exhibit super-elastic performance. That is, all or a part of the shank 4 does not have superelasticity, has elasticity inherent to the material, and is configured to be capable of plastic deformation. Thus, even when all or part of the shank 4 of the needle portion 1 is configured to have elasticity inherent to the material, the portion inserted into the root canal in the treatment of the root canal is the working portion 1a. In addition, it is possible to sufficiently ensure the durability against repeated bending accompanying the rotation of the needle portion 1.
[0040]
In order to maintain or impart superelastic performance to the working section 3 in the needle section 1 and to process the whole or a part of the shank 4 so that the superelastic performance is not lost or imparted, the material 11 is already subjected to memory heat treatment. If this is the case, part or all of the part corresponding to the shank 4 is partially heated to raise the temperature to 600 ° C. or more, and the memorized shape disappears. If so, it can be left as is.
[0041]
As described above, by configuring all or part of the shank 4 so as not to have super-elastic performance, even when the dentist performs treatment of a portion with extremely poor operability such as the back teeth, By refracting the shank 4 at a desired position, it is possible to improve operability.
[0042]
In this embodiment, the working part 3 or the shank 4 of the needle part 1 of the reamer A can be distinguished from other reamers by making the color different from the color of the base material made of superelastic alloy. It is configured.
[0043]
One of the purposes of distinguishing a specific reamer from other reamers is the difference in the materials constituting the reamer. That is, reamers and other root canal treatment instruments are generally constructed of stainless steel. When the reamer made of stainless steel and the reamer A made of a superelastic alloy are compared, the operation feeling of the dentist when forming the root canal is different. Therefore, when a reamer made of stainless steel and a reamer made of a superelastic alloy are arranged on the treatment table, it is necessary to distinguish these reamers.
[0044]
In particular, 14 types of reamer A are set in the range of 0.02 mm, 0.05 mm, and 0.1 mm, with the tip portion 1 having a thickness of 0.08 mm to 0.8 mm. In the ISO standard, a color is set corresponding to each model, and the model 2 is usually distinguished by coloring the pattern 2.
[0045]
Therefore, by making at least a part of the working part 3 or the shank 4 of the needle part 1 of the reamer A different from the color of the superelastic alloy base material, the entire needle part is stainless steel whose color is the base material. It is possible to make a distinction from made reamers.
[0046]
In order to color or develop the needle portion 1 made of a nickel-titanium alloy in a color different from the color of the base material, there are a method of adjusting the atmosphere when performing the memory heat treatment, a method of anodizing treatment, and the like.
[0047]
In the method of adjusting the atmosphere when performing the memory heat treatment, it is possible to select whether or not to generate a color in the needle portion 1 depending on whether the treatment is performed in an air atmosphere or a non-oxidizing atmosphere. Yes, when color is generated, it is possible to change the color density of the needle portion 1 depending on the oxygen content. Thus, by making at least a part of the needle part 1 a color different from the color of the base material, it is possible to clearly distinguish it from a stainless steel reamer or other root canal treatment instrument.
[0048]
In the case of the anodic oxidation method, it is possible to develop a plurality of different colors by changing the applied voltage. In this case, a plurality of colors (for example, 14 colors) that can be clearly distinguished corresponding to the thickness of the needle portion 1 are developed, so that the thickness of the needle portion 1 depends on the color of each model based on the ISO standard. It is possible to clearly distinguish the model according to the situation visually.
[0049]
Accordingly, it is possible to easily distinguish the reamer A made of a superelastic alloy and the reamer made of stainless steel, and it is also possible to distinguish between models according to the thickness of the reamer A.
[0050]
The reamer A according to the present embodiment manufactures a single handle 2 by metal machining, and a shank 4 is fitted to the handle 2 and bonded and integrated with an anaerobic adhesive.
[0051]
The root canal treatment instrument is sterilized by heating or using a medicine after use. For this reason, it is necessary to select and use an adhesive that can withstand an appropriate temperature. Therefore, when the handle 2 is made of metal, there is no risk of deterioration of the handle 2 due to sterilization, and the handle 2 can be used continuously for a long period of time.
[0052]
Further, by configuring the handle 2 with a metal, the reamer A can be configured as a conductor. Therefore, as shown in FIG. 2, the root canal is measured while measuring the distance to the apex by energizing between the handpiece B on which the reamer A is mounted and the human body C and measuring the change in resistance value. It is possible to perform treatment.
[0053]
Further, when the reamer A is configured by bonding the handle 2 and the needle portion 1, the concentricity between the handle 2 and the needle portion 1 can be improved. For this reason, when the reamer A is rotated at a high speed, the centrifugal force due to eccentricity does not act, and the root canal can be molded in a good state.
[0054]
For example, when the dentist manually operates the reamer A, the workability is not deteriorated even if the concentricity of the handle 2 and the needle portion 1 is impaired. However, when the reamer A is rotated at a high speed, if the concentricity is impaired, the needle portion 1 rotates eccentrically, vibration is transmitted to the dentist who operates the handpiece, and the operability is impaired, or the shape of the root canal Will be damaged.
[0055]
In addition, depending on the adhesive used when bonding the handle 2 and the needle portion 1, the liquid film of the adhesive enters the minute gap formed between the handle 2 and the needle portion 1 and inhibits the conduction between them. There are things to do. However, when an anaerobic adhesive is used, there is no obstacle as described above, and the handle 2 and the needle portion 1 can be electrically connected.
[0056]
【The invention's effect】
As described in detail above, in the root canal treatment instrument according to the present invention, the metal handle is configured as a single piece, the shank is fitted to the handle, and the needle portion and the handle are bonded together with an anaerobic adhesive. Can be electrically connected, and the resistance value can be measured by attaching the handle to a handpiece configured to measure the resistance value with the human body and energizing the human body. For this reason, in the treatment of the root canal, the resistance value is monitored and the root canal treatment can be performed while measuring the distance to the apex.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining a method of manufacturing a reamer metal needle portion as a representative root canal treatment instrument.
FIG. 2 is a schematic diagram for explaining a method for measuring a distance to a root apex.
[Explanation of symbols]
A Reamer B Handpiece C Human body 1 Needle part 2 Handle 3 Working part 3a Groove 3b Cutting blade 4 Shank
11 material

Claims

In a root canal treatment instrument that is reused after heating or sterilizing with a drug, a working part is formed over a predetermined length range from the tip, and the remainder is formed as a shaft-shaped shank. The metal needle part and the metal handle are made conductive by fitting the shank into a hole formed in the metal handle and adhering them with an anaerobic adhesive. A root canal treatment instrument characterized in that a handle is attached to a handpiece configured to measure a resistance value between a human body and a distance to the apex can be measured.