JP2004522524A

JP2004522524A - Multiple tapered dental file

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Publication number: JP2004522524A
Application number: JP2002562260A
Authority: JP
Inventors: レナード・スティーヴン・ブキャナン
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-02-05
Filing date: 2002-02-05
Publication date: 2004-07-29
Also published as: CA2436300A1; WO2002062251A3; CN1527685A; WO2002062251A9; KR20030084918A; MXPA03006928A; EP1357851A2; WO2002062251A2; EP1357851A4; IL157042A0; BR0206749A

Abstract

一連の複数先細りしたやすりが内歯科使用のために開示される。やすりは少なくとも２つの区分、即ち、やすりの先端部に隣接する第１の部分及びシャンクに隣接する第２の部分を有する。２つの部分は異なる先細りを有する。やすりは組の第１のやすりから最後のやすりまで段階的に減少するすべてのやすりの第１部分の先細りを備えた少なくとも４つのやすりの組として設けられる。ある組においては、第２の部分の先細りはやすり毎に同じであり、２つの選択された先細りの１つで固定される。他の組においては、第１の部分の先細りが減少するにつれて、第２の部分の先細りはやすり毎に増大する。A series of multi-tapered files is disclosed for endodontic use. The file has at least two sections, a first portion adjacent the tip of the file and a second portion adjacent the shank. The two parts have different tapers. The file is provided as a set of at least four files with a taper of the first portion of all the files that progressively decreases from the first file of the set to the last file. In one set, the taper of the second portion is the same for each file and is fixed at one of the two selected tapers. In another set, the taper of the second portion increases with each file as the taper of the first portion decreases.

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は一般に内歯科用（endodontic）の器具に関し、特に、人間の歯の根管内に存在する物質を清掃するために、及び、充填の準備をできるように根管を拡大及びシェーピングするために使用される根管用やすり（root canal files）に関する。
【背景技術】
【０００２】
比較的一般ではあるが困難な歯科処置は患者の歯の根管のシェーピング（shaping;形成る）、清掃及び充填である。根管処置の遂行においては、歯の歯冠（クラウン）部分即ち露出部分、典型的には、奥歯に対しては歯の噛み表面又は切歯に対しては顎の内部の歯の側部において、穴を最初に切削する。次いで、根管用やすりとして一般に知られている小さな内歯科用の器具を使用して、根管内に存在する物質を掃除し、根管をシールするために充填材料を根管内に挿入できるように、根管に先細り形状（tapered shape）を与える。
【０００３】
根管が清掃及びシェーピングされているとき、１つの特定の準備装置においては、増大する直径を有する一連のやすりを使用して、根管を実質上拡大する。やすりは歯科医により片手の親指と人差し指との間に保持される。既知の従来の一組内の各やすりは切断フルート（cutting flute;縦溝）部分の一端から他端まで同一の先細りを有する。例えば、典型的なＫ型やすりの組においては、先細りは切断フルートの標準的な１６ｍｍの長さにわたって各やすりについて０．３２ミリメートルであるか、又はクルート長さ１ｍｍに先細り０．０２ｍｍである。この先細りは時々規格ＩＳＯ（国際規格機構）先細りとして参照される。
【０００４】
これらのやすりの組は同一の先細りを有するが、これらは多数の寸法を持つ。やすりを特徴づける寸法番号は数百分の１ミリメートルとしての先端部でのやすりの直径であり、従って、大きい端部でのやすりの直径はこの先端部直径よりも大きな０．３２ミリメートルである。完全な組は寸法０６、０８、１０、１５、２０、２５、３０、３５、４０、４５、５０、５５、６０、７０、８０、９０、１００、１１０、１２０、１３０、１４０を含むが、寸法０８−６０が典型的に使用される。ある製造者はある半寸法又は規格外寸法を作る。
【０００５】
根管は滅多に真直ぐではなく、根の厚さ及び根管の湾曲の厳しさや位置に応じて、シェーピング処置中に根及び根管に取り返しのつかない損傷を生じさせる危険性がある。大き過ぎてやすりが湾曲した根管内へ遠くまで前進し過ぎると、やすりが根の側部を容易に切断することがあり、これは根の穿孔として参照され、次いで、歯を抜かなければならない。
【０００６】
根の穿孔の別の原因は、薄くて湾曲した根の中間の３分の１内への大きなエンジン駆動ゲーツ・グリデン（Gates−Glidden）又はピーゾ(Peezo)バー(bur)の不注意な導入である。極めて稀だが、これらのバーが新しくて鋭利な場合、操作者は管のオリフィスにおいてのみ一層大きな寸法の１つを使用することを意図するが、頼るものもなくバーを見て管の壁をつかみ、それ自体を根の危険な深さまで引き込む。
【０００７】
穿孔は多分シェーピング処置における間違いの最悪の結果であるが、管準備の熱心すぎる開拡により生じる亜穿孔及び根弱化における一層共通の問題がある。内歯科文献においては、管のデリケートな頂点区域における器具の必要な制御を提供し、全体の根管空間を有効に塞ぐために、管準備の首部の３分の２における十分な形状が管の十分な清掃を達成するのに必須であることを述べている。しかし、これらの処置のすべてが直接見ることのできない顕微鏡的な根管用装置において達成されるので、十分なアクセスを生じさせることと危険な器具使用との間の満足できるラインを決定することは困難である。
【０００８】
更に、やすりの先端部が管の湾曲を追従せず、レッジング(ledging；棚)として参照される、根管から分岐する通路を穴明けする場合、手術的な修正の問題がしばしば必要となる。従って、根管シェーピングの技術は、歯に対する損傷を阻止し、管の理想的な充填の助けとなる先細りした管の準備を行うためにかなりの熟練を必要とすること明らかである。
【０００９】
根管を清掃し、シェーピングするために同一の先細りを有する従来の一組のやすりを使用する１つの技術は「ステップ・バック」として参照される。０８から６０まで（１２器具）の一連のやすり寸法は最小のものから最大のものまで順番に管内に導入され、各連続する一層大きなやすりが管の端部からもっと先で使用される。更に、４から６までの寸法のゲーツ・グルデン又はピーゾバーがこのステップ・バック方法で同様に使用され、合計１６乃至１８個の器具を使う。
【００１０】
ステップ・バック手順の改善は、本出願人に係る「根管準備方法」という名称の米国特許第６，０５３，７３５号明細書に開示されており、その開示を参照としてここに組み込む。
【特許文献１】米国特許第６，０５３，７３５号明細書
【特許文献２】米国特許第５，８９７，３１６号明細書
【００１１】
開示された改善された内歯科処置は、第１のクラウン・ダウン手順においてやすり又はバーのいずれかを使用する工程と、次いで、連続するステップ・バック手順における逆の順序で器具を使用する工程と、これに続いて、第２のクラウン・ダウン手順において選択された器具により根管の準備を完了する工程とを含む。標準の先細りの普通の根管用やすり又は可変の先細りのやすりのいずれかを使用することができる。
【００１２】
本出願人に係る先の米国特許第５，８９７，３１６号明細書は大きな先細り装置(Greater Taper System) （商標名）として参照される可変先細りのやすりの使用を開示する。この特許の開示を参照としてここに組み込む。
【００１３】
内歯科シェーピング処置の目的は、管の端部で最も狭く、歯の歯冠の近傍で最も幅広い連続的に先細りする準備を行うことである。その先細りが変化するやすりを使用することにより、従来のＩＳＯ先細り器具により要求される１６乃至１８個のやすりの代わりに単一のシェーピング用やすりを使用することによって、根管をしばしば準備できることが分かった。１６乃至１８個の工具の代わりに単一の工具を使用することは効率の点から望ましいことが容易に明らかであるが、可変の先細りのやすりの使用は、一層少ない訓練及び経験しかつんでいない開業医にとって理想的な根管シェーピング結果を提供することにも留意すべきである。
【００１４】
困難で時間の要するステップ・バック技術により先細りした管形状を作るのとは逆に、大きな先細り装置（商標名）は、適当な先細りのシェーピング器具で管の全長を作業するだけで済む。単一の器具での管のシェーピングの大幅に改善された容易化及び簡単化に加えて、これは、初めて、管の全長にわたっての予め定められた形状を提供する。
【００１５】
予め定められた根管準備により提供される最も重要な利点の１つは、根管装置における清掃及び充填手順を最適化する合成能力である。大きな先細り装置（商標名）により教示されたやすりのデザインが異なる先細りを含むので、シェーピング用やすりの先端部は、標準の先細りを備えたやすりにおけるように管内で経路を切断するために使用されない。規格ＩＳＯのやすりの組は同じ先細りを有するが一連のやすりにおける先端部直径が増大するけれども、大きな先細り装置（商標名）の一組のシェーピング用やすりの先端部直径は異なる先細りのやすりに対して同一とすることができる。また、その先端部直径を異にする異なる組のこのようなシェーピング用やすりも存在することができる。即ち．０４及び．０６及び．０８及び．１０及び．１２ｍｍ／ｍｍの先細りを備え、同じ０．２ｍｍの先端部直径を有する１つの組のシェーピング用のやすり；同じ範囲の先細りを備えるが、０．３５ｍｍの先端部直径を有する別の組のシェーピング用のやすり等。最後に、大きな先細り装置（商標名）は均一に又は比例的に先端部直径を増大させることにより変化する同様の非ＩＳＯ先細りを備えた組のシェーピング用やすりを含む。
【００１６】
更に、大きな先細り装置（商標名）のシェーピング用やすりは、その一層大きな先細り率にも拘らず、湾曲した管及び／又は薄い根において安全に使用できる。これは、組内のやすりが漸進的に大きくなる先細りを有し、その最大フルート直径を制限するので、漸進的に短くなるフルート長さの仕様により極めて有効に達成される。この特徴がなければ、これらの器具の先細りが増大するにつれて、可変的に先細りするシェーピング用やすりのシャンク端フルート直径は一層大きく、一層硬くなり、横方向の穿孔又は根の弱化の可能性も同様に増大する。
【００１７】
これらの増大的に先細りするシェーピング用やすりの最大フルート直径はその安全な使用を許容するが、この特徴は一層広い意味で極めて重要である。普通の１５−１８の器具セットの代わりに単一のシェーピング用やすりを使用することは、６つの異なる寸法のゲーツ・グリデンバーを使用して根管の宝冠部分を漸進的に狭くする場合のシェーピング結果とは違って、その管の全長にわたっての最終形状が予め定められることを意味する。ゲーツ・グリデン又はピーゾバーにとっては、薄い根において深過ぎる使用は極めて普通のことであり、弱化及び穿孔の危険性を生じさせる。シェーピング用やすりの最大フルート直径を単に制限することは、内歯科分野において初めて、管の宝冠の３分の２の拡大を、管の小さな頂上部分を清掃し、その区域における器具のシェーピング及び充填の制御を維持するのに正確に十分な程度であるが僅かにでも大きくならない程度まで、許容する。
【００１８】
回転切断運動でシェーピング用やすりを使用する場合、２つの主要な問題、即ち破断の可能性及び切断の遅鈍化に遭遇する。大きな先細り装置（商標名）においては、これは、器具のシャンク端部でのインラインリーマー様の角度からやすりの先端部における一層垂直なＫ型フルート角度までフルートピッチを変化させることにより、克服される。上述の代わりに又はそれに加えて、切断フルートの相対的な鋭利度はやすりの長さに沿って変化し、一層幅広いフルートによる積極的な切断を許容するように長いシャンクの端部において最も鋭利となり、やすりの一層小さくて一層脆い先端部の近傍で最も鈍くなっており、そのため、これらのフルートは回転中に管の壁から容易に解放でき、先端部が束縛されるときに生じることのあるやすりの破断を阻止する。
【００１９】
大きな先細り装置（商標名）のやすりの使用及び上述したこれらのやすりの実質的な改善による多くの利点にも拘らず、やすり毎の先細りの変化に拘らずシャンクから先端部までの一定の即ち固定の先細りを有するやすりを依然として包含する。特定の根管の準備が１つの部分においてある先細り必要とし、目的を達成するために異なるやすりの使用を要求する別の部分において異なる先細りを必要とする場合があることを発見した。先端部とシャンクとの間の異なる地点で少なくとも２つの異なる先細り角度を提示し、根管の準備における効率を実質的に改善する複数先細りしたやすりを工夫した。この複数先細りしたやすりは上述した各手順及び内歯科の一般分野における他の手順で役立つように使用できる。
【発明の開示】
【００２０】
概略的には、本発明の特定な構成は、そのフルート区分の異なる部分に沿って少なくとも２つの異なる先細り角度即ち度合いを有する先細りした根管用のやすりを有する。例えば、本発明に係る１つの特定のやすりは０．１２の先細りを有するやすりの先端部に隣接する第１の部分を有する。これは、先端部から、先細りが０．０２先細り（規格ＩＳＯ先細り）へと変化するシャンクに隣接した第２の部分まで戻る選択された距離にわたって延びる。このやすりは、すべてが第１及び第２の部分に対してやすり毎に同じ長さをそれぞれ有し、第２の部分に対して同じ０．０２の先細りを有するが、第１の部分がやすり毎に減少するような一組の４つのやすりのうちの１つである。
【００２１】
第１のやすりは第１の部分に対して０．１２の先細りを有するものである。次のやすりは第１の部分に対して０．１０の先細りを有し、第３及び第４のやすりはそれぞれ０．０８及び０．０６の第１部分の先細りを有する。第２の組のやすりは、第２の部分に対する先細りが０．０４ｍｍ／ｍｍで確立される点を除いて、すべての点で先に述べた組と正確に同様である。用語を区別する目的で、これら２つの組のやすりは第１のグループのやすりとして指名する。
【００２２】
本発明に係る別の構成においては、複数先細りしたやすりは、変化する長さの（即ち先端部から戻って延びる）その第１の部分を有する２つの同様の組の４つのやすりとして設けられる。やすりの切断部分の長さがやすり毎に同じであるので、第１の部分の長さがそれぞれ０．１２、０．１０、０．０８及び０．０６の減少した先細りを有するように増大したときに、第２の部分の長さはそれに従って減少する。第１のグループ内の２組のやすりのように、これらの２組のやすりはシャンクに隣接する第２のフルート部分の長さにわたってそれぞれ０．０２及び０．０４ｍｍ／ｍｍの先細りを伴って設けられる。これらの２組のやすりは第２のやすりグループとして参照される。
【００２３】
第３のグループは単一の組の４つのやすりからなり、これらは、第１の組のやすりと同様に、それぞれ第１及び第２の部分に対してやすり毎に等しい長さを有する。しかし、この第３のグループにおいては、第２の部分の先細りはやすり毎に第１の部分の先細りとは逆に変化する。すなわち、第３のグループのやすりの第１の部分の先細りが第１のやすりのための０．１２から０．１０及び０．０８を経て第４のやすりのための０．０６まで減少するときに、第２の部分の先細りは第１のやすりのための０．０１ｍｍ／ｍｍから０．０２及び０．０３を経て第４のやすりのための０．０４ｍｍ／ｍｍまで増大する。
【００２４】
第４のグループのやすりは第２のグループのやすりと同様であり、第１及び第２の部分の長さはやすり毎に変化し、すなわち、最も短い第１の部分従って最も長い第２の部分を有する第１のやすりから始まり、第１の部分の長さはやすり毎に増大し、一方、第２の部分の長さはそれに従って減少する。第１の部分の先細りはやすり毎に減少し、０．１２の先細りから出発して、第４のやすりにおける０．０６の先細りまで漸進的に減少する。この第４のグループにおいては、第２の部分の先細りが一定の組内においてやすり毎に同じである第２のグループとは違って、第１の部分の先細りが減少するにつれて、第２の部分の先細りはやすり毎に増大する。
【００２５】
従って、第４のグループ内のやすりに対しては、第１の部分の先細りが０．１２から０．１０及び０．０８を経て０．０６へ減少すると、第２の部分の先細りはやすり毎に増大する。０．１２の第１の部分の先細りを有する第４のグループ内のやすりに対しては、第２の部分の先細りは０．０１である。０．１０の第１部分の先細りを有する第２のやすりに対しては、第２の部分の先細りは０．０２である。０．０８の第１部分の先細りを備えた第３のやすりに対しては、第２部分の先細りは０．０３である。第４のやすりは０．０６の第１部分の先細りを有し、一方、第２の部分の先細りは０．０４である。
【００２６】
それ故、本発明に係る構成は複数先細りした組の各々４つのやすりを提供する。適当なら、５つ又は６つのやすりの組に延ばすことができる。開示の目的で、これらをグループＩ−IVとして体系づける。グループのいくつかは２組のやすりからなり；いくつかは明確に異なる先細りの少なくとも２つの部分を各々有する単一の組からなる。各組において、第１の部分の先細りはやすり毎に変化し、最大の先細りのやすりのための０．１２の先細りから出発して、０．１０及び０．０８を経て第１の部分内の０．０６の最小の先細りやすりまで漸進的に減少する。組が５つ又は６つのやすりまで延びる場合は、第１の部分の最小先細りはそれぞれ０．０４又は０．０２である。グループＩ及びIIにおいては、１つの組はその第２の部分内において０．０２の標準先細りを有するやすりからなり、一方、他方の組はやすりの第２の部分内において０．０４の先細りを提供する。
【００２７】
グループは特定のやすりの２つの部分のそれぞれの長さによっても区別することができる。グループＩ及びIIIにおいては、やすりの第１の部分はすべて同じ長さである。第２の部分の長さはまたやすり毎に一貫している。他のグループのやすりにおいては、第１の部分の長さは、最大の先細りに対して最も短く、やすりの第１の部分の先細りが０．０６での最小先細りへ減少するときに、対応的に増大し、第２の部分の長さはそれに応じて調整される。適当なら、第１の部分の先細りが０．０４又は０．０２であるような付加的なやすりが存在することができる。
【００２８】
他のグループ（グループIII及びIＶ）のやすりにおいては、一定の組内のやすりの第２の部分の先細りは固定ではなく、第１の部分の先細りとは逆に変化する；すなわち、第１の部分の先細りがやすり毎に減少するときに、第２の部分の先細りは増大する。
【００２９】
グループII及びIＶにおいては、第１及び第２の部分の先細り間の変化の位置は先端部からの距離において変化する。この距離が増大すると、やすり毎に、第２の部分の長さはそれに応じて減少する。
【００３０】
上述したＫ型やすり及びヘドストロム(Hedstrom)型やすりの如き種々の形式又は形のフルートを有するやすりにおいて、この複数先細りの特徴を上述の種々のバージョンに組み込むことができる。更に、本発明の複数先細りの特徴は１又はそれ以上の螺旋状のフルートを有するやすり又は少なくとも単一の軸方向切断縁を有するやすりに組み込むことができる。
【００３１】
本発明に係るこれらの特定の構成の１つの特定の利点は根管の宝冠部分を清掃及びシェーピングするその能力から生じ、その後、シャンクに隣接するフルート部分は根管の残りの部分のシェーピングを引き継ぎ、やすりが根管内へ更に移動するときに、選択されたやすりの第２の部分の所望の先細りを維持する。
【実施例】
【００３２】
図１の概略図において、歯１０は患者の顎の骨１２内に位置する状態で示されている。歯１０は切歯であり、歯１０の歯冠内の開口は内部で歯の側部に切削され、その開口は全体を符号１４で示す。歯１０は骨１２内に埋設された歯の先端部へ延びる神経管１６を有する。根管の準備において、神経管１６及び破線輪郭内の取り巻き部分は、根管の完成に使用される材料での引き続きの充填のために、取り除くべきである。
【００３３】
図２はやすり２０を支持するハンドル２２を有する従来技術の普通の根管用やすりを示す。このやすりはフルート長さＸ、シャンク直径Ｙ及び先端部直径Ｚを有する。この形式のＩＳＯ規格やすりにおいて、Ｘは１６ｍｍに等しく、Ｙは０．３２ｍｍ＋Ｚに等しく、Ｚはやすりの寸法に応じて変化し、最小のやすりに対する０．０６ｍｍで始まり、最大のやすりに対する１．４ｍｍまで増大する。最小のやすりは鋭利な先端部を有し、これは、一連の各やすりが先端部において一層大きな直径を有するために、必要である。
【００３４】
図３Ａ乃至図３Ｄは本発明に係る４つの複数先細りしたやすり３１、３２、３３、３４の組を概略的に示す。各やすりは、先端部４０に隣接する第１の部分Ａ及び先端部から離れ、シャンク（図示せず）へ戻るように延びる第２の部分Ｂを備えた状態で示されている。部分Ａ、Ｂは同じやすり内で異なる先細りを有し、第１の部分の先細りはまたやすり毎に変化する。やすり３１においては、第１の部分の先細りは０．１２である。やすり３２においては、第１の部分の先細りは０．１０である。やすり３３においては、第１の部分の先細りは０．０８である。やすり３４においては、第１の部分の先細りは０．０６である。一層小さなやすりに対しては、必要に応じて、第１の部分の先細りを０．０４又は０．０２とすることができる。一定の組のやすり毎の第１の部分の先細りの同じ変化はここに開示されたすべてのやすり組に適用される。
【００３５】
図３Ａ乃至図３Ｄに示す第１の組のやすりにおいては、第２の部分Ｂの先細りは０．０２ｍｍ／ｍｍである。また図３Ａ乃至図３Ｄの図面に示す第２の組のやすりにおいては、第２の部分Ｂの先細りは０．０４ｍｍ／ｍｍである。図３Ａ乃至図３Ｄのやすりは以後グループＩとして述べる。
【００３６】
図４Ａ乃至図４Ｄは、図３Ａ乃至図３Ｄのものとは異なる組のやすりを概略的に示す。上述したグループIIのやすりがある。図４Ａ乃至図４Ｄは複数先細り形状のやすり４１、４２、４３、４４を示す。各々のやすり４１−４４においては、先端部５０に隣接する第１の部分Ａと、先端部から離れ、シャンクへ延びる第２の部分Ｂとがある。これらの組のやすりにおいては、各第１の部分は他の第１の部分のものとは異なる長さであり、第１の部分Ａ（０．１２）の最大先細りを有するやすり４１に対して最小となり、第１の部分の先細りが減少するにつれて、やすり４２、４３、４４に対して漸進的に増大する。グループＩの組のやすり３１−３４のように、１つの組のやすり４１−４４は第２の部分Ｂに対して０．０２ｍｍ／ｍｍの先細りを有し、一方、別の組は第２の部分Ｂに対して０．０４ｍｍ／ｍｍの先細りを有する。
【００３７】
本発明のやすりの第１及び第２の部分はやすりの材料（ニッケルチタンであるかステンレス鋼であるか又はある他の材料）や、第１及び第２の部分の特定の先細りや、やすりの直径等の如き多数の因子に基づいて決定される。第１の部分の長さＬの選択は第２の部分の長さを（１６ｍｍのフルート長さを有するやすりに対して）１６−ＬAとして固定する。
【００３８】
図５Ａ乃至図５Ｄは本発明に係る別の組の４つの複数先細りしたやすり５１、５２、５３、５４を概略的に示す。各やすりは先端部６０に隣接する第１の部分Ａと、先端部から離れ、シャンク（図示せず）へ戻るように延びる第２の部分Ｂとを備えた状態で示されている。部分Ａ、Ｂは同じやすり内で異なる先細りを有し、第１の部分内の先細りはやすり毎に変化する。やすり５１においては、第１の部分の先細りは０．１２である。やすり５２においては、第１の部分の先細りは０．１０である。やすり５３においては、第１の部分の先細りは０．０８である。やすり５４においては、第１の部分の先細りは０．０６である。
【００３９】
これらのやすり５１−５４においては、第２の部分の先細りはやすり毎に変化し、第１の部分の先細りが減少するにつれて、先細りが増大する。やすり５１に対しては、第２の部分の先細りは０．０１ｍｍ／ｍｍであり；やすり５２に対しては、それは０．０２であり；やすり５３に対しては、それは０．０３であり；やすり５４に対しては、第２の部分の先細りは０．０４ｍｍ／ｍｍである。図５Ａ乃至図５Ｄのやすりは以後グループIIIとして述べる。
【００４０】
図６Ａ乃至図６Ｄは上述のグループIＶのやすりである本発明に係る更に別の組のやすりを概略的に示す。図６Ａ乃至図６Ｄは複数先細り形状のやすり６１、６２、６３、６４を示す。やすり６１−６４の各々においては、先端部７０に隣接する第１の部分Ａと、先端部から離れ、シャンクへ延びる第２の部分Ｂとがある。この組のやすりにおいては、各第１の部分は他の第１の部分のものとは異なる長さであり、第１の部分Ａ（０．１２）の最大先細りを有するやすり６１に対して最も短く、やすり６１に対する０．１０で開始してやすり６４に対する０．０６に至る第１の部分の先細りが減少するにつれて、やすり６２、６３、６４に対して漸進的に増大する。所望なら、０．０４及び０．０２の一層小さい先細りを第５及び第６のやすり内に適当なものとして設けることができる。
【００４１】
従って、第２の部分の先細りに対する第１の部分の先細りの比率は、０．０２の第２部分の先細りを備えたグループＩのやすりに対しては、３乃至６の範囲にある。第１の部分の最小先細りが０．０２である場合、先細り比率の範囲は１から６までである。これらのやすり６１−６４においては、第２の部分の先細りはやすり毎に変化し、第１の部分の先細りが減少するにつれて、先細りが増大する。やすり６１に対しては、第２の部分の先細りは０．０１ｍｍ／ｍｍであり；やすり６２に対しては、それは０．０２であり；やすり６３に対しては、それは０．０３であり；やすり６４に対しては、第２の部分の先細りは０．０４ｍｍ／ｍｍである。
【００４２】
歯の根管の準備のための本発明に係る複数先細りしたやすりの使用の結果、一層少ない時間で及び一層少数のやすりで、良好な結果を得ることができる。複数先細りしたやすりの１つが歯の根内へ一層深く駆動された場合、やすりの異なる深さでの切断フルートの異なる部分が、グッタペルカ又は他の充填材料を受け入れるための準備において、根管を最終形状へとシェーピングするのに有効となる。これらのやすりは図２に示す形式のハンドルを有する個々のやすりとして説明した。しかし、これらは動力駆動で使用するための器具として同様に適用できる。
【００４３】
図７Ａ、図７Ｂ、図７Ｃ及び図７Ｄに概略的に示した形状（ただし、これに限定されない）に対応して、やすりは異なる形状及び断面形状とすることができる。図７Ａは３つの切断縁１２２、１２４、１２６を備えた断面として器具１２０を示す。切断縁１２２、１２４、１２６間には、３つの面１２３、１２５、１２７がそれぞれ存在する。これらの面は確実なレーキ角度及び改善された切断縁１２２、１２４、１２６を提供するような横断面としてほぼ形状づけられる。
【００４４】
図７Ｂは３つの切断縁１３２、１３４、１３６を備えた断面として器具１３０を示す。切断縁間には、３つの面１３３、１３５、１３７が存在する。各面はフルート縁として半径方向のランド部を備えた、断面が凹状となっている。図７Ｂの形状は、図７Ａに比べて少ない製造コストで、改善された切断縁を提供する。
【００４５】
図７Ｃは器具１４０を断面で示す。この器具は切断縁１４２、１４４、１４６間に平坦な面１４３、１４５、１４７を備えた三角形断面を有する。図７Ｄは器具１５０を断面で示す。この器具は、他のものとは違って、２つの対向する切断表面１５２、１５４を有する。
【００４６】
本発明を有利に使用できるような方法を示す目的で、本発明に係る複数先細りした歯科用のやすりの種々の特定の構成を上述したが、本発明がそれに限定されないことを認識されたい。従って、当業者が行うことのできる任意の及びすべての修正、変更及び等価構成は特許請求の範囲で規定された本発明の範囲内に入るものと考えるべきである。
【図面の簡単な説明】
【００４７】
【図１】破線で示す根管シェーピング手順中に一部が除去される歯の根管の概略図である。
【図２】従来技術の普通のＩＳＯやすりを示す図である。
【図３】図３Ａ乃至図３Ｄは本発明に係る第１のグループの４つの複数先細りのやすりの概略図である。
【図４】図４Ａ乃至図４Ｄは本発明に係る第２のグループの４つの複数先細りのやすりの概略図である。
【図５】図５Ａ乃至図５Ｄは本発明に係る第３のグループの４つの複数先細りのやすりの概略図である。
【図６】図６Ａ乃至図６Ｄは本発明に係る第４のグループの４つの複数先細りのやすりの概略図である。
【図７】図７Ａ乃至図７Ｄは本発明の複数先細りのやすりの切断フルートのための４つの異なる断面形状の概略断面図である。【Technical field】
[0001]
FIELD OF THE INVENTION The present invention relates generally to endodontic instruments, particularly for cleaning materials present in the root canal of human teeth, and for enlarging and shaping the root canal so that it is ready for filling. About root canal files used for root canal.
[Background Art]
[0002]
Relatively common but difficult dental procedures are shaping, cleaning and filling the root canal of a patient's teeth. In performing a root canal procedure, the crown or exposed portion of the tooth, typically on the tooth biting surface for the posterior teeth or on the side of the teeth inside the jaw for the incisors. Cut the hole first. A small endodontic instrument commonly known as a root canal file can then be used to clean the material present in the root canal and insert a filling material into the root canal to seal the root canal. Thus, the root canal is given a tapered shape.
[0003]
As the root canal is being cleaned and shaped, one particular preparation device uses a series of files with increasing diameter to substantially enlarge the root canal. The file is held by the dentist between the thumb and index finger of one hand. Each file in the known prior art set has the same taper from one end of the cutting flute portion to the other. For example, in a typical K-file set, the taper is 0.32 millimeters for each file over a standard 16 mm length of cut flute, or 0.02 mm for a 1 mm clute length. This taper is sometimes referred to as a standard ISO (International Standards Organization) taper.
[0004]
Although these file sets have the same taper, they have multiple dimensions. The dimension number that characterizes the file is the diameter of the file at the tip as hundredths of a millimeter, so the diameter of the file at the large end is 0.32 millimeters, which is larger than the tip diameter. The complete set includes dimensions 06, 08, 10, 15, 20, 25, 30, 35, 40, 45, 50, 55, 60, 70, 80, 90, 100, 110, 120, 130, 140, Dimensions 08-60 are typically used. Some manufacturers make certain half or non-standard dimensions.
[0005]
The root canal is rarely straight and, depending on the thickness of the root and the severity and location of the curvature of the root canal, there is a risk of irreparable damage to the root and the root canal during the shaping procedure. If the file is too large and the file advances too far into the curved root canal, the file may easily cut the sides of the root, which is referred to as a root puncture, and the teeth must then be removed .
[0006]
Another cause of root perforation is the inadvertent introduction of a large engine-driven Gates-Glidden or Peeso bur into the middle third of the thin, curved root. is there. Very rarely, if these bars are new and sharp, the operator intends to use one of the larger dimensions only at the orifice of the tube, but without relying on the bar to grasp the tube wall. , Pulling itself to a dangerous depth in the root.
[0007]
Although perforation is probably the worst result of a mistake in the shaping procedure, there are more common problems in sub-perforation and root weakening caused by over-enthusiastic dilation of tube preparation. In the endodontic literature, a sufficient shape of the tube preparation neck in two thirds of the tube to provide the necessary control of the instrument in the delicate apical area of the tube and to effectively seal the entire root canal space States that it is essential to achieve a good cleaning. However, since all of these procedures are accomplished in a microscopic root canal device that is not directly visible, determining a satisfactory line between producing sufficient access and using dangerous instruments is not possible. Have difficulty.
[0008]
In addition, when the tip of the file does not follow the curvature of the tube and drills a passage branching from the root canal, referred to as ledging, a problem of surgical correction is often necessary. It is apparent, therefore, that the technique of root canal shaping requires considerable skill to prepare the tapered tube to prevent damage to the teeth and aid in ideal filling of the tube.
[0009]
One technique for using a conventional set of files with the same taper to clean and shape the root canal is referred to as "step back." A series of file sizes from 08 to 60 (12 instruments) are introduced into the tube in order, from smallest to largest, with each successive larger file being used further from the end of the tube. In addition, Gates-Gulden or Piezo bars of sizes 4 to 6 are similarly used in this step-back method, using a total of 16 to 18 instruments.
[0010]
An improved step-back procedure is disclosed in commonly assigned US Pat. No. 6,053,735, entitled "Root Canal Preparation Method," the disclosure of which is incorporated herein by reference.
[Patent Document 1] US Pat. No. 6,053,735
[Patent Document 2] US Pat. No. 5,897,316
[0011]
The disclosed improved endodontic procedure comprises the steps of using either a file or a bar in a first crown down procedure, and then using instruments in a reverse order in a successive step back procedure. , Followed by completing root canal preparation with the instrument selected in the second crown down procedure. Either a standard tapered ordinary root canal file or a variable tapered file can be used.
[0012]
Applicant's earlier U.S. Pat. No. 5,897,316 discloses the use of a variable taper rasp, referred to as the Greater Taper System. The disclosure of this patent is incorporated herein by reference.
[0013]
The purpose of the endodontic shaping procedure is to prepare for the narrowest taper at the end of the tube and the widest taper near the crown of the tooth. It has been found that by using a tapering variable file, the root canal can often be prepared by using a single shaping file instead of the 16-18 files required by conventional ISO taper instruments. Was. While it is readily apparent that using a single tool instead of 16-18 tools is desirable in terms of efficiency, the use of a variable taper file has less training and experience. It should also be noted that it provides ideal root canal shaping results for practitioners.
[0014]
Contrary to creating a tapered tube shape by a difficult and time consuming step-back technique, a large taper device only needs to work the entire length of the tube with a suitable tapered shaping instrument. In addition to the greatly improved simplicity and simplicity of shaping the tube in a single instrument, this provides, for the first time, a predetermined shape over the entire length of the tube.
[0015]
One of the most important advantages provided by the predefined root canal preparation is the combined ability to optimize the cleaning and filling procedure in the root canal device. Since the file design taught by the large taper device includes a different taper, the tip of the shaping file is not used to cut the path in the tube as in a standard tapered file. Although the standard ISO file set has the same taper but increases the tip diameter in a series of files, the tip diameter of a set of shaping files for a large taper device is different for different taper files. Can be the same. Also, there may be different sets of such shaping files having different tip diameters. That is. 04 and. 06 and. 08 and. 10 and. One set of shaping files with 12 mm / mm taper and having the same 0.2 mm tip diameter; another set of shaping files with the same range of taper but with 0.35 mm tip diameter File, etc. Finally, the large taper includes a set of shaping files with a similar non-ISO taper that changes by increasing the tip diameter uniformly or proportionally.
[0016]
Moreover, the large taper shaping file can be safely used on curved tubes and / or thin roots despite its greater taper. This is most effectively achieved with a progressively shorter flute length specification, since the file within the set has a progressively larger taper and limits its maximum flute diameter. Without this feature, as the taper of these instruments increases, the shank end flute diameter of the variably tapering shaping file becomes larger and stiffer, as well as the possibility of lateral drilling or root weakening. To increase.
[0017]
Although the maximum flute diameter of these incrementally tapering shaping files permits their safe use, this feature is of greater importance in a broader sense. The use of a single shaping file instead of the usual 15-18 instrument set can be achieved by using six differently sized gates gridden bars to progressively narrow the crown of the root canal. Unlike the result, it means that the final shape over the entire length of the tube is predetermined. For gates gridden or piezobars, too deep use in thin roots is quite common, causing weakening and the risk of perforation. Simply limiting the maximum flute diameter of the shaping file is, for the first time in the field of internal dentistry, enlarging two-thirds of the crown of the tube, cleaning the small top portion of the tube, and shaping and filling the instrument in that area. Tolerable to an extent that is exactly sufficient to maintain control but not slightly increased.
[0018]
When using a shaping file with a rotary cutting motion, two major problems are encountered: the possibility of breakage and the slowing of the cut. In a large taper, this is overcome by varying the flute pitch from an in-line reamer-like angle at the shank end of the instrument to a more vertical K-shaped flute angle at the tip of the file. . Alternatively or in addition to the above, the relative sharpness of the cutting flute varies along the length of the file and is the sharpest at the end of the long shank to allow aggressive cutting by the wider flute. The flutes are the most blunt near the smaller and more brittle tips, so that these flutes can be easily released from the wall of the tube during rotation and the files that may be created when the tips are constrained To prevent rupture.
[0019]
Despite the use of large taper® files and the many advantages of the substantial improvement of these files described above, a constant or fixed from shank to tip regardless of the tapering change from file to file. Still include tapered files. It has been discovered that the preparation of a particular root canal may require one taper in one part and a different taper in another part requiring the use of a different file to achieve the purpose. At least two different taper angles were presented at different points between the tip and the shank, devising a multiple taper file that substantially improves the efficiency in root canal preparation. This multi-tapered file can be used to advantage in each of the procedures described above and other procedures in the general field of endodontics.
DISCLOSURE OF THE INVENTION
[0020]
In general, a particular configuration of the present invention has a file for a tapered root canal having at least two different taper angles or degrees along different portions of its flute section. For example, one particular file according to the present invention has a first portion adjacent the tip of a file having a taper of 0.12. This extends for a selected distance from the tip back to a second portion adjacent to the shank where the taper changes to 0.02 taper (standard ISO taper). The files all have the same length per file for the first and second portions, respectively, and the same 0.02 taper for the second portion, but the first portion has One of a set of four files that decrease each time.
[0021]
The first file has a taper of 0.12 with respect to the first portion. The next file has a taper of 0.10 relative to the first portion, and the third and fourth files have a first portion taper of 0.08 and 0.06, respectively. The second set of files is exactly like the previously described set in all respects except that the taper for the second part is established at 0.04 mm / mm. For the purpose of distinguishing terms, these two sets of files are designated as a first group of files.
[0022]
In another configuration according to the invention, the multiple tapered files are provided as two similar sets of four files having their first portions of varying length (ie, extending back from the tip). The length of the first portion has been increased to have a reduced taper of 0.12, 0.10, 0.08 and 0.06, respectively, since the length of the cut portion of the file is the same for each file. Sometimes the length of the second part decreases accordingly. Like the two sets of files in the first group, these two sets of files are provided with a taper of 0.02 and 0.04 mm / mm, respectively, over the length of the second flute portion adjacent to the shank. Can be These two sets of files are referred to as a second file group.
[0023]
The third group consists of a single set of four files, which, like the first set of files, each have an equal length for each of the first and second parts. However, in the third group, the taper of the second portion changes from file to file in a manner opposite to the taper of the first portion. That is, when the taper of the first part of the third group of files decreases from 0.12 for the first file through 0.10 and 0.08 to 0.06 for the fourth file. In addition, the taper of the second portion increases from 0.01 mm / mm for the first file to 0.04 mm / mm for the fourth file via 0.02 and 0.03.
[0024]
The fourth group of files is similar to the second group of files, and the length of the first and second portions varies from file to file, ie, the shortest first portion and therefore the longest second portion. Starting from the first file with the length of the first part increases with each file, while the length of the second part decreases accordingly. The taper of the first portion decreases with each file, starting from a taper of 0.12 and gradually decreasing to a taper of 0.06 in the fourth file. In this fourth group, unlike the second group, where the taper of the second part is the same for each file within a given set, as the taper of the first part decreases, the second part Taper increases with each file.
[0025]
Thus, for the files in the fourth group, if the taper of the first portion decreases from 0.12 to 0.06 via 0.10 and 0.08, then the taper of the second portion becomes To increase. For a file in the fourth group having a first portion taper of 0.12, the second portion taper is 0.01. For a second file having a first portion taper of 0.10, the second portion taper is 0.02. For a third file with a first portion taper of 0.08, the second portion taper is 0.03. The fourth file has a first portion taper of 0.06, while the second portion has a taper of 0.04.
[0026]
Therefore, the arrangement according to the present invention provides four tapered sets of four files each. If appropriate, it can be extended to a set of five or six files. For disclosure purposes, these are organized as Groups I-IV. Some of the groups consist of two sets of files; some consist of a single set each having at least two parts with distinctly different tapering. In each set, the taper of the first portion varies from file to file, starting from 0.12 taper for the maximum taper file, through 0.10 and 0.08 within the first portion. It progressively decreases to a minimum taper of 0.06. If the set extends to five or six files, the minimum taper of the first part is 0.04 or 0.02, respectively. In groups I and II, one set consists of a file having a standard taper of 0.02 in its second part, while the other set has a taper of 0.04 in the second part of the file. provide.
[0027]
Groups can also be distinguished by the length of each of the two parts of a particular file. In groups I and III, the first parts of the file are all the same length. The length of the second part is also consistent from file to file. In another group of files, the length of the first portion is the shortest for the largest taper and the corresponding when the taper of the first portion of the file decreases to the minimum taper at 0.06. And the length of the second part is adjusted accordingly. If appropriate, there can be an additional file such that the taper of the first part is 0.04 or 0.02.
[0028]
In other groups of files (Groups III and IV), the taper of the second part of the file in a given set is not fixed, but varies inversely with the taper of the first part; The taper of the second portion increases as the taper of the portion decreases from file to file.
[0029]
In groups II and IV, the location of the change between the taper of the first and second portions varies in distance from the tip. As this distance increases, for each file, the length of the second portion decreases accordingly.
[0030]
In files having various types or shapes of flutes, such as the K-files and Hedstrom-type files described above, this multi-tapered feature can be incorporated into the various versions described above. Further, the multiple tapered features of the present invention can be incorporated into a file having one or more helical flutes or at least a file having a single axial cutting edge.
[0031]
One particular advantage of these particular configurations according to the present invention arises from their ability to clean and shape the crown of the root canal, after which the flute portion adjacent to the shank takes over the shaping of the remainder of the root canal. Maintain the desired taper of the second portion of the selected file as the file moves further into the root canal.
【Example】
[0032]
In the schematic diagram of FIG. 1, the teeth 10 are shown positioned within bones 12 of the patient's jaw. The tooth 10 is an incisor, and the opening in the crown of the tooth 10 is internally cut to the side of the tooth, the opening being indicated generally by the reference numeral 14. The tooth 10 has a neural tube 16 extending to the tip of the tooth embedded in the bone 12. In preparing the root canal, the neural canal 16 and surrounding areas within the dashed outline should be removed for subsequent filling with the material used to complete the root canal.
[0033]
FIG. 2 shows a conventional prior art root canal file having a handle 22 supporting a file 20. The file has a flute length X, a shank diameter Y and a tip diameter Z. In this type of ISO standard file, X is equal to 16 mm, Y is equal to 0.32 mm + Z, Z varies depending on the size of the file, starting at 0.06 mm for the smallest file and 1.4 mm for the largest file. Increase to The smallest file has a sharp tip, which is necessary because each series of files has a larger diameter at the tip.
[0034]
3A to 3D schematically show a set of four multiple tapered files 31, 32, 33, 34 according to the present invention. Each file is shown with a first portion A adjacent the tip 40 and a second portion B that extends away from the tip and back to the shank (not shown). Portions A and B have different tapers within the same file, and the taper of the first portion also varies from file to file. In the file 31, the taper of the first portion is 0.12. In the file 32, the taper of the first portion is 0.10. In the file 33, the taper of the first portion is 0.08. In the file 34, the taper of the first portion is 0.06. For smaller files, the first portion can be tapered to 0.04 or 0.02, if desired. The same change in tapering of the first portion for each set of files applies to all files disclosed herein.
[0035]
In the first set of files shown in FIGS. 3A to 3D, the taper of the second portion B is 0.02 mm / mm. In the second set of files shown in FIGS. 3A to 3D, the taper of the second portion B is 0.04 mm / mm. The files in FIGS. 3A to 3D are hereinafter referred to as Group I.
[0036]
4A to 4D schematically show a different set of files than those of FIGS. 3A to 3D. There is the Group II file mentioned above. 4A to 4D show a plurality of tapered files 41, 42, 43, 44. FIG. In each of the files 41-44, there is a first portion A adjacent the tip 50 and a second portion B away from the tip and extending to the shank. In these sets of files, each first part is of a different length than that of the other first parts, with respect to the filer 41 having the maximum taper of the first part A (0.12). It becomes a minimum and progressively increases with respect to the files 42, 43, 44 as the taper of the first portion decreases. As in group I sets of files 31-34, one set of files 41-44 has a taper of 0.02 mm / mm with respect to the second portion B, while another set has a second set of files. Part B has a taper of 0.04 mm / mm.
[0037]
The first and second portions of the file of the present invention may be a file of a file (nickel titanium, stainless steel, or some other material), a specific taper of the first and second portions, or a file of the file. It is determined based on a number of factors, such as diameter. Selection of the length L of the first part fixes the length of the second part as 16-LA (for a file having a flute length of 16 mm).
[0038]
5A-5D schematically illustrate another set of four multi-tapered files 51, 52, 53, 54 according to the present invention. Each file is shown having a first portion A adjacent the tip portion 60 and a second portion B away from the tip portion and extending back to a shank (not shown). Portions A and B have different tapers in the same file, and the taper in the first portion varies from file to file. In the file 51, the taper of the first portion is 0.12. In the file 52, the taper of the first portion is 0.10. In the file 53, the taper of the first portion is 0.08. In the file 54, the taper of the first portion is 0.06.
[0039]
In these files 51-54, the taper of the second portion changes from file to file and increases as the taper of the first portion decreases. For file 51, the taper of the second part is 0.01 mm / mm; for file 52, it is 0.02; for file 53, it is 0.03; For the file 54, the taper of the second portion is 0.04 mm / mm. The files in FIGS. 5A to 5D are hereinafter referred to as Group III.
[0040]
6A to 6D schematically show yet another set of files according to the invention, which are the above group IV files. 6A to 6D show a plurality of tapered files 61, 62, 63, 64. FIG. In each of the files 61-64, there is a first portion A adjacent the tip 70 and a second portion B away from the tip and extending to the shank. In this set of files, each first portion is of a different length than that of the other first portions, and is most susceptible to the filer 61 having the maximum taper of the first portion A (0.12). Short and progressively increase for files 62, 63, 64 as the taper of the first portion decreases from 0.10 for file 61 to 0.06 for file 64. If desired, smaller tapers of 0.04 and 0.02 can be provided as appropriate in the fifth and sixth files.
[0041]
Thus, the ratio of the taper of the first portion to the taper of the second portion is in the range of 3 to 6 for a Group I file with a second portion taper of 0.02. If the minimum taper of the first part is 0.02, the range of the taper ratio is from 1 to 6. In these files 61-64, the taper of the second portion changes from file to file and increases as the taper of the first portion decreases. For file 61, the taper of the second part is 0.01 mm / mm; for file 62, it is 0.02; for file 63, it is 0.03; For the file 64, the taper of the second portion is 0.04 mm / mm.
[0042]
The use of the multiple tapered file according to the invention for the preparation of the root canal of the tooth results in good results in less time and with fewer files. If one of the multiple tapered files is driven deeper into the root of the tooth, different portions of the cutting flute at different depths of the file will cause the root canal to be finalized in preparation for receiving gutta percha or other filler material. This is effective for shaping into a shape. These files have been described as individual files having handles of the type shown in FIG. However, they are equally applicable as instruments for power-driven use.
[0043]
The file can have different shapes and cross-sections corresponding to the shape (but not limited to) schematically illustrated in FIGS. 7A, 7B, 7C and 7D. FIG. 7A shows the instrument 120 as a cross section with three cutting edges 122, 124, 126. Between the cutting edges 122, 124, 126 there are three faces 123, 125, 127 respectively. These surfaces are generally shaped as cross-sections to provide secure rake angles and improved cutting edges 122,124,126.
[0044]
FIG. 7B shows the device 130 as a cross section with three cutting edges 132, 134, 136. Between the cutting edges there are three faces 133, 135, 137. Each surface is concave in cross section with radial lands as flute edges. The shape of FIG. 7B provides an improved cutting edge at a lower manufacturing cost than FIG. 7A.
[0045]
FIG. 7C shows the device 140 in cross section. The instrument has a triangular cross section with flat surfaces 143, 145, 147 between the cutting edges 142, 144, 146. FIG. 7D shows the device 150 in cross section. This instrument, unlike the others, has two opposing cutting surfaces 152,154.
[0046]
While various specific configurations of the multi-tapered dental file according to the present invention have been described above for purposes of illustrating how the present invention can be used to advantage, it should be appreciated that the present invention is not so limited. Accordingly, any and all modifications, changes, and equivalents that can be made by those skilled in the art should be considered to be within the scope of the invention as defined in the appended claims.
[Brief description of the drawings]
[0047]
FIG. 1 is a schematic illustration of a root canal of a tooth that is partially removed during the root canal shaping procedure shown in dashed lines.
FIG. 2 is a diagram showing a conventional ISO file of the prior art;
3A to 3D are schematic diagrams of a first group of four multi-tapered files according to the present invention.
4A to 4D are schematic diagrams of a second group of four multi-tapered files according to the present invention.
FIGS. 5A to 5D are schematic diagrams of a fourth group of four multi-tapered files according to the present invention.
6A to 6D are schematic diagrams of a fourth group of four multi-tapered files according to the present invention.
7A to 7D are schematic cross-sectional views of four different cross-sectional shapes for a multiple tapered file cutting flute of the present invention.

Claims

Internal dental file,
A round shank having a first diameter, a tip located at the end of the file remote from the shank and having a second diameter smaller than the first diameter, extending between the tip and the shank; A tapered flute portion having at least one helical cutting edge throughout its length;
The tapered flute portion includes at least two different degrees of tapering at different portions of the flute portion.

The file of claim 1, further comprising a handle attached to the file shank to facilitate manipulation of the file.

The file of claim 1 wherein said shank includes a latch grip for coupling to a dental handpiece.

A first portion of the flute portion adjacent the tip includes a first constant degree of taper over the entire length of the first portion, and a second portion of the flute portion adjacent the shank includes a taper of the first portion. 2. The file of claim 1 comprising a second constant degree of taper that is less than.

5. The file of claim 4, wherein the first portion of the flute portion has a taper greater than the second portion.

6. The file of claim 5, wherein the taper of the second portion of the flute portion is 0.02 mm / mm.

6. The file of claim 5, wherein the taper of the second portion of the flute portion is 0.04 mm / mm.

The file according to claim 4, wherein the first portion of the flute portion has a taper of 0.12 mm / mm.

5. The file according to claim 4, wherein the first portion of the flute portion has a taper of 0.10 mm / mm.

5. The file according to claim 4, wherein the first portion of the flute portion has a taper of 0.08 mm / mm.

The file according to claim 4, wherein the first portion of the flute portion has a taper of 0.06 mm / mm.

5. The file according to claim 4, wherein the first portion of the flute portion has a taper of 0.04 mm / mm.

The file according to claim 4, wherein the first portion of the flute portion has a taper of 0.02 mm / mm.

The file of claim 4, wherein the taper of the first and second portions of the flute portion is within a selected ratio with respect to each other.

15. The file of claim 14, wherein said ratio is in the range of 3-6.

13. The file of claim 12, wherein the degree of taper changes rapidly between the first and second portions of the flute portion.

17. The file of claim 16, wherein a boundary point between the first and second portions of the flute portion is a preselected distance from a tip of the file.

A set of endodontic files each corresponding to claim 4, wherein the taper of the first portion of the flute portion varies from file to file within the set.

20. The set of internal dental files of claim 18, wherein the first portion of the flute portion has a tapered change in a range from 0.02 mm / mm to 0.12 mm / mm.

20. A set of internal dental files as set forth in claim 18, wherein the first portion of the flute portion has a tapered change range of 0.06 mm / mm to 0.12 mm / mm.

21. A set of endodontic files according to claim 20, wherein the taper of the second portion of the flute portion is a selected value of 0.02 mm / mm.

21. A set of endodontic files as set forth in claim 20, wherein the taper of the second portion of the flute portion is a selected value of 0.04 mm / mm.

21. A set of internal dental files as claimed in claim 20, wherein the degree of taper at the second portion of the flute portion varies from file to file in inverse proportion to the change in the degree of taper at the first portion of the flute portion.

21. The taper of the second portion of the flute portion increases from 0.01 to 0.04 mm / mm when the taper of the first portion of the flute portion decreases from 0.12 to 0.06 mm / mm. A set of inner dental files.