JP4014606B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光磁気記録媒体にデータを記録する記録装置に関する。
光磁気記録再生系は、全体を基底帯域伝送路と見た場合、ガウス型の低域通過フィルタと見なすことができる。したがって、記録密度を上げると、隣接する記録領域の最小信号間で符号間干渉が発生し、再生信号波形が劣化する。
このような符号間干渉を防止する方式の1つとして、光磁気記録再生系の後段に等化器を入れて伝送路全体の周波数特性をナイキスト特性に補正する方式が知られている。しかし、この方式では伝送帯域が限定されるため、高密度の光磁気ディスクの記録再生に適用することは困難である。
そこで、符号間干渉をなくすのではなく、符号間干渉も持たせて信号を伝送するPR(Partial Response:パーシャル・レスポンス)方式が高密度の光磁気ディスクの記録再生用に採用されている。
PR方式を光磁気ディスクに適用した場合の伝送系について図9を用いて説明する。図9に示されるように、プリコーダ701、光ピックアップ702と磁気ヘッド703とにより信号が記録再生される光磁気ディスク704、および等化器705により伝送系が形成される。プリコーダ701では、PR方式で伝送する符号を復号する際の誤り伝搬が除去される。等化器705では、光磁気ディスク704から再生したRF信号の波形等化処理が行なわれる。これにより、伝送系として既知の相関を持つ符号間干渉が生起される。
多値判別部706では、最尤復号により信号の最も確からしい状態が推定される。より具体的には、PR方式の持つ振幅相関を利用して、識別時刻以前(または識別時刻前後)の復号信号の状態を参照して、統計的に最も確からしい値を当該識別時刻における信号の状態と推定する。
ところで、PR方式の信号伝送において、プリコード後の信号を所定ビット数のブロックに分割し、各ブロックの前後にドライブシステムの固有パターン等を挿入したい場合がある。たとえば、光磁気ディスク704に予めクロック成分を持たせ、当該クロック成分の位置を外してデータを記録する場合がある。
しかし、プリコード後にデータを挿入すると、プリコード後の信号の符号相関がブロック分割位置で維持できなくなる。これでは、識別時刻前後の信号の相関を利用する最尤復号において、復号誤りが発生してしまう。
この発明の目的は、データの復号誤りを発生させることなく、プリコード後の信号にデータを挿入することができる記録装置を提供することである。
この発明の1つの局面に従うと、符号間干渉を利用してデータを再生する方式の記録媒体に対しデータを記録する記録装置であって、入力したデータを記録媒体に適合するようにプリコードするプリコード手段と、プリコードしたデータを複数のデータブロックにブロック分割して、複数のデータブロックのそれぞれの端部に、対応する固有パターンを付加するフォーマット手段と、複数のデータブロックのそれぞれに対し、対応する固有パターンを決定するパターン決定手段と、フォーマット手段の出力を記録媒体に記録する記録手段とを備え、パターン決定手段は、複数のデータブロックのそれぞれの端部におけるデータの復号誤りを低減するように対応する固有パターンを決定する。好ましくは、パターン決定手段は、複数のデータブロックのそれぞれ毎に、対応する固有パターンとして、予め定められた少なくとも2つ以上の固有パターンのうちから1つを選択する。好ましくは、対応する固有パターンは、対応するデータブロックに隣接するデータブロックに含まれるデータのうち、ブロック分割前に、前記対応するデータブロックの端部に隣接しているデータで構成される。
したがって、上記記録装置によれば、プリコード後のデータに対して、固有パターンを挿入して記録し、記録したデータを読出して波形等化して最尤復号を行なった場合であっても、ブロック分割位置での符号相関を維持することができる。したがって、ブロック分割位置での最尤復号の復号誤りの発生を防止することが可能となる。
この発明のもう一つの局面に従うと、符号間干渉を利用してデータを再生する方式の記録媒体に対しデータを記録する記録装置であって、入力したデータを記録媒体に適合するようにプリコードするプリコード手段と、プリコードしたデータを複数のデータブロックにブロック分割して、複数のデータブロックのそれぞれの前端に、対応する第1固有パターンを、複数のデータブロックのそれぞれの後端に、対応する第2固有パターンを付加するフォーマット手段と、複数のデータブロックのそれぞれに対して、対応する第1固有パターンおよび対応する第2固有パターンを決定するパターン決定手段と、フォーマット手段の出力を記録媒体に記録する記録手段とを備え、パターン決定手段は、対応する第1固有パターンを、対応するデータブロックの直前に位置するデータブロックの最後部のデータに応じて決定し、対応する第2固有パターンを、対応するデータブロックの最後部のデータに応じて決定する。好ましくは、記対応する第2固有パターンは、対応するデータブロックの最後部のデータと組合わせされることによりトレースバックを発生させる。好ましくは、対応する第1固有パターンの最後部のデータは、対応するデータブロックの直前に位置するデータブロックの最後部のデータと一致する。
したがって、上記記録装置によれば、プリコード後のデータに対して、固有パターンを挿入して記録し、記録したデータを読出して波形等化して最尤復号を行なった場合であっても、ブロック分割位置での符号相関を維持することができる。このため、ブロック分割位置での最尤復号の復号誤りの発生を防止することが可能となる。また、トレースバックを発生させる固有パターンを挿入した場合には、各データブロックごとに最尤復号を完結させることが可能となる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細から明らかとなるであろう。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、第1の実施の形態による記録再生装置は、誤り訂正符号部1および変調部2を含む記録系10と、光磁気ディスク3に対して配置される光ピックアップ4および磁気ヘッド5と、復調部6および誤り訂正復号部7を含む再生系20とを備える。
誤り訂正符号部1は、入力したユーザデータに誤り訂正符号を付加する。誤り訂正符号部1の出力は、変調部2においてデジタル変調される。デジタル変調後のデータは、光ピックアップ4と磁気ヘッド5とを用いて光磁気ディスク3に記録される。
光磁気ディスク3に記録された記録データは、光ピックアップ4を用いて読出され、復調部6においてデジタル復調される。デジタル復調されたデータは、誤り訂正復号部7において誤り訂正され、外部へ出力される。
変調部2は、図2に示されるように、変調ユニットU0〜U15と、変調ユニットU0〜U15により変調されたデータのDSV(digital sum value)を比較して、DC成分が最も少ないデータを判別する判別部205と、判別部205の判別結果に基づいて、変調ユニットU0〜U15のうちのいずれか1つから出力されるディジタル変調データを選択する選択部204と、選択されたデータに対して記録再生装置に固有なパターンを付加するフォーマッタ206と、選択されたデータに基づいてフォーマッタ206を制御する予測部207とを備える。
変調ユニットU0〜U15はそれぞれ、スクランブル器201と、プリコーダ202と、DSV算出部203とを含む。スクランブル器201はそれぞれ、互いに異なるスクランブルキーを用いてデータをスクランブルするとともに当該スクランブルキーをデータに付加する。プリコーダ202は、スクランブル後のデータに対して誤り伝搬を防ぐためのプリコードを行なう。DSV算出部203は、プリコード後のデータのDSVを算出する。
誤り訂正符号部1から出力されたデータは、変調ユニットU0〜U15において16種類のプリコードデータに変換される。判別部205は、変調ユニットU0〜U15のそれぞれのDSV算出部203の出力を受けて上述した判別を行なう。そして、選択部204において、16種類のプリコードデータの中からDC成分が最小のプリコードデータが選択される。フォーマッタ206は、当該選択されたデータをデータブロックに分割(ブロック分割と称す)し、予測部207により決定される固有パターンを各データブロックに付加する。
光磁気ディスク3の記憶領域は、ユーザデータを記録するためのユーザデータ領域と、記録再生装置の固有のデータが記録されるシステムデータ領域とで構成される。入力したユーザデータは、図3に示されるように、フォーマッタ206において512DCB(データ・チャンネル・ビット)単位のデータブロックに分割される。各データブロックを構成するデータをデータD(0)〜D(512)と記す。
データブロックの前後には、プリライトフィールド、ポストライトフィールドおよびFCM(Fine Clock Mark:ファインクロックマーク)フィールドが付加される。プリライトフィールドおよびポストライトフィールドは、ともに4DCB単位、FCMフィールドは、12DCB単位とする。
データブロック、プリライトフィールド、ポストライトフィールドおよびFMCフィールドは、データセグメントを構成する。図3においては、データセグメントN〜N+3が代表的に記載されている。以下、データセグメントK(ただし、Kは0以上の整数)を構成するデータブロックをデータブロックKと記す。
光磁気ディスク3のトラック上には、製造時に、クロック生成用のマーク(FCM:ファインクロックマーク)が物理的形状として予め形成されている。FCMフィールドは、当該FCMが形成される領域に対応させる。プリライトフィールドおよびポストライトフィールドには、予測部207の指示に基づき、後述する固定パターンがデータとして記録される。なお、プリライトフィールドおよびポストライトフィールドは、データブロックの記録位置が通常より若干ずれた場合にデータブロックの一部(前部または後部)がFCMに掛からないように、緩衝用として配される。すなわち、プリライトフィールドおよびポストライトフィールドは、FCMとデータとを繋ぐための緩衝用データとして機能する。こうしてフォーマットされたユーザデータが、光磁気ディスク3に記録される。
図1に示す復調部6は、図4に示されるように、光ピックアップ4により再生されたRF信号をデジタル変換するA/D変換器601と、再生されたRF信号を所望の特性に波形等化する等化器602と、等化器602の出力の振幅レベルに応じて2進データを復調する最尤復号を行なう多値判別部603と、ユーザデータを抽出するアンフォーマッタ604と、抽出されたユーザデータをスクランブルヘッダ情報に基づいてデスクランブルするデスクランブル器605とを含む。
ここで、第1の実施の形態における予測部207およびフォーマッタ206によるフォーマット処理について、データブロックN、N+1を一例に説明する。第1の実施の形態においては、データブロックN+1対応(データセグメントN+1)のプリライトフィールドには、データセグメントNのデータブロックNに含まれる最終のデータD(511)により決定される固有パターンを挿入する。データブロックN対応(データセグメントN)のポストライトフィールドには、データセグメントN+1のデータブロックN+1に含まれる最初のデータD(0)により決定される固有パターンを挿入する。
より具体的には、図5Aおよび5Bのテーブル(変換則)に示されるように、プリライトフィールドに対応する固有パターンを“1100”、“0011”とし、データブロックNにおける最後のデータD(511)が“0”であれば “1100”を、最終のデータD(511)が“1”であれば“0011”を、データブロックN+1対応のプリライトフィールドに挿入する。
ポストライトフィールドに対応する固有パターンを“0011”、“1100”とし、データブロックN+1における最初のデータD(0)が“0”であれば、“0011”を、最初のデータD(0)が“1”であれば、“1100”をデータブロックN対応のポストライトフィールドに挿入する。
予測部207は、図5A〜5Bのテーブル(変換則)を参照して、固有パターンを決定する。フォーマッタ206は、予測部207の指示に基づき、データブロックの前後に位置するプリライトフィールドおよびポストライトフィールドに固有パターンを挿入する。
このように、ブロック分割により得られるブロックデータの前後(ブロック分割位置)に、隣接するデータブロックの端部のデータにより決定される固有パターンを挿入することにより、ブロック分割位置D(0)、D(511)での符号相関が維持される。
したがって、多値判別部603での最尤復号における復号誤りを発生させることなく、プリコード後のデータに特定の固有パターンを挿入することが可能となる。
なお、本発明は、上記したデータフォーマットによらず、プリコード後のデータを所定長のデータブロックにブロック分割し、各データブロックに特定のパターンを挿入するデータフォーマットを有するストリームに対して有効である。
なお、データブロックの前後のみならず、いずれか一方に上述した変換則に従って固有パターンを挿入してもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態におけるデータフォーマットついて説明する。光磁気ディスク3には、図6に示されるグルーブ(溝)が渦巻状に形成されている。グルーブには、所定間隔で凸部55が、隣接するグルーブ間に位置するランドには、所定間隔で凹部50が形成されている。凹部50および凸部55は、クロックマークとして、製造時に形成されている。ユーザデータは、この凹部50および凸部55を除くグルーブとランドとに記録される。
フォーマッタ206は、図7に示されるように、データブロック間に非記録領域(Reserve)を、各データブロックの直前にプリライトフィールドを、各データブロックの直後にポストライトフィールドを付加する。この非記録領域(Reserve)は、上述した凹部50および凸部55に対応する。
第2の実施の形態においては、データは、プリコーダ202での拘束長L+1(ただし、Lは自然数)のプリコード後、所定長のデータブロックにブロック分割されるものとする。
予測部207は、プリライトフィールドおよびポストライトフィールドに特定の固有パターンを挿入するための制御を行なう。この際、固有パターン長はL以上であり、ポストライトパターン長とプリライトパターン長との関係は、特に限定されるものではなく同じであっても同じでなくてもよい。
ここで、第2の実施の形態における予測部207およびフォーマッタ206によるフォーマット処理について、データブロックN、N+1を一例に説明する。第2の実施の形態においては、データブロックN対応のポストライトフィールドには、データブロックN+1の最前部のデータが連続して繰返されるパターンで始まる固有パターンを挿入する。なお、繰返し回数は、L+1個以上である。データブロックN+1対応のプリライトフィールドには、データブロックNの最後部のデータで終了する固有パターンを挿入する。
たとえば、PR(1、1)方式においては、データブロックN+1の最初のデータが“0”であれば、データブロックN対応のポストライトフィールドに挿入する固有パターンの前部は、“0”から始まるパターンとする。データブロックNの最後のデータが“0”であれば、データブロックN+1対応のプリライトフィールドに挿入する固有パターンの後部は、“0”で終了するパターンとする。
すなわち、予測部207は、プリコード処理に応じて、ブロック分割位置での符号相関を維持する固有パターンを指定する。フォーマッタ206は、これに基づきデータブロックの前後に固有パターンを挿入する。これにより、多値判別部603での最尤復号における復号誤りを発生させることなく、プリコード後のデータに特定のデータを挿入することが可能となる。
なお、データブロックの前後のみならず、いずれか一方に上述した変換則に従って固有パターンを挿入してもよい。
(第3の実施の形態)
上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態では、光磁気ディスク3に記録したデータを再生する伝送系の伝達係数H(D)が、式(1)〜(2)を満たすように等化器602において波形等化を行なっている。このような伝達係数H(D)で表わされる信号伝送方式をPR(1,1)方式と称す。
H(D)=1+D …(1)
D=ejwT …(2)
なお、式(1)〜(2)において、記号Tは、ビット周期を、記号wは、周波数を、記号Dは、ビット周期Tの遅延演算素子をそれぞれ表わしている。
これに対して、伝送系の伝達係数H(D)が、式(3)〜(4)を満たすように等化器602において波形等化する場合もある。
H(D)=(1+D)2 …(3)
D=ejwT …(4)
このような伝達係数H(D)で表わされる信号伝送方式をPR(1,2,1)方式と称す。第3の実施の形態においては、PR(1,2,1)方式の信号伝送を対象とする。なお、データフォーマットは、図3で説明したとおりである。
ここで、第3の実施の形態における予測部207およびフォーマッタ206によるフォーマット処理について、データブロックN、N+1を一例に説明する。第3の実施の形態においては、データブロックN+1対応(データセグメントN+1)のプリライトフィールドには、データセグメントNのデータブロックNに含まれる最終のデータD(511)に応じて決定される固有パターンを挿入する。これは、第1の実施の形態において説明した変換則と同様に、PR方式の符号相関を維持するためである。
一方、データブロックN対応(データセグメントN)のポストライトフィールドには、データセグメントNのデータブロックNに含まれる最終のデータD(511)に応じて決定される固有パターンを挿入する。これは、ポストライトフィールドとデータブロックとの境界においてトレースバックを発生させて、最尤復号の復号誤りを確実に防止するためである。
PR方式の信号伝送での最尤復号では、各時刻において各状態に入力するパスのうち、最も確からしパスが“生き残りパス”として選択される。このとき、特定のパターンが入力されると、“生き残りパス”とその根となる状態とが一意に決定できる(マージ)。この一意に決定された状態からパスを辿る(トレースバック)ことができため、特定のパターンが入力された以前のパスを決定することができる。したがって、データブロックの前後に特定のパターンを挿入した場合、挿入する以前のパスを、一意に決定することができることになる。
PR(1,2,1)方式の信号伝送における最尤復号では、信号“000”または“111”が入力されるとトレースバックが発生する。このトレースバックをポストライトフィールド部分で発生させる。このために、データセグメントNのポストライトフィールドに挿入する固有パターンを、データセグメントNにおける最終のデータD(511)に応じて決定する。
より具体的には、図8Aおよび8Bに示されるように、プリライトフィールドに対応する固有パターンを“1100”、“0011”とし、データブロックNにおける最後のデータD(511)が“0”であれば “1100”を、最後のデータD(511)が“1”であれば“0011”を、データブロックN+1対応のプリライトフィールドに記録する。これにより、PR方式における符号相関を維持する。
ポストライトフィールドに対応する固有パターンを“0011”、“1100”とし、データブロックNにおける最後のデータD(511)が“0”であれば、“0011”を、最後のデータD(511)が“1”であれば、“1100”をデータブロックN対応のポストライトフィールドに記録する。これにより、最尤復号における復号誤りの発生を防止するとともに、トレースバックの発生によりデータブロック毎に最尤復号を完結されることが可能となる。
なお、データブロックの前後のみならず、いずれか一方に上述した変換則に従って固有パターンを挿入してもよい。
(第4の実施の形態)
第1の実施の形態の拡張として第2の実施の形態に示す構成が成立したのと同様に、上記第3の実施の形態の拡張として以下に示す第4の実施の形態の構成が可能となる。つまり、拘束長L+1(Lは自然数)のプリコード後のデータを所定長のデータブロックにブロック分割するとともに、データブロック間に特定のパターンを挿入するデータフォーマットのストリームに対し、第3の実施の形態で説明した変換則を適用する。
図7で説明したように、フォーマッタ206は、データブロック間に非記録領域(Reserve)を、各データブロックの直前にプリライトフィールドを、各データブロックの直後にポストライトフィールドを付加する。予測部207は、プリライトフィールドおよびポストライトフィールドに特定の固有パターンを挿入するための制御を行なう。
ここで、第4の実施の形態における予測部207およびフォーマッタ206によるフォーマット処理について、データブロックN、N+1を一例に説明する。第4の実施の形態においては、データブロックN+1対応のプリライトフィールドには、直前に位置するデータブロックNの最後部のデータに基づき決定される固有パターンを入れる。これにより、符号相関を維持する。
データブロックN対応のポストライトフィールドには、データブロックNの最後部のデータが連続して繰返されるパターンを挿入する。なお、繰返し回数は、拘束長がL+1であればL以上とする。これにより、ポストライトフィールドとデータブロックとの境界においてトレースバックが発生するため、最尤復号の復号誤りを確実に防止することができる。
PR(1,2,1)方式の場合について説明する。データブロックにおけるデータを表わすデータビット列をD(0)、…、D(J)とする(ただし、Jは自然数)。データブロックN+1対応のプリライトフィールドに挿入される固有パターンは、データブロックNにおける最終のビットおよび当該ビットの1ビット前のビット(すなわち、D(J)およびD(J−1))からなる2ビットを含む。また、データブロックN対応のポストライトフィールドに挿入される固有パターンは、当該データブロックNの最終ビットおよび当該ビットの1ビット前のビット(すなわち、D(J)およびD(J−1))からなる2ビットを含む。
これにより、プリコード後のデータをブロックに分割して固有パターンを挿入してこれを記録し、記録したデータを読出して波形等化して最尤復号する場合であっても、各データブロック端部での最尤復号の復号誤りの発生を防止することができる。また、直前のデータブロックの最後部のデータをその直後のデータブロックの最前部に付加し、かつデータブロックの最後部に当該データブロックの最後部でトレースバックを発生させるデータを付加した場合には、各データブロックごとに最尤復号を完結させることが可能となる。
なお、データブロックの前後のみならず、いずれか一方に上述した変換則に従って固有パターンを挿入してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施の形態による記録再生装置の全体構成を説明するための概念図である。 変調部2の構成の一例を示す概念図である。 第1の実施の形態におけるユーザデータ領域のデータフォーマットを示す概念図である。 復調部6の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるデータフォーマット時に参照するテーブルを示す図である。 光磁気ディスク3の構造について説明するための概念図である。 第2の実施の形態におけるデータフォーマットを示す概念図である。 第3の実施の形態におけるデータフォーマット時に参照するテーブルを示す図である。 従来のPR方式に対応する伝送系について説明するための概念図である。
符号の説明
1 訂正符号部、2 変調部、3,704 光磁気ディスク、4,702 光ピックアップ、5,703 磁気ヘッド、6 復調部、7 訂正復号部、10 記録系、20 再生系、50 凹部、55 凸部、201 スクランブル器、202,701 プリコーダ、203 算出部、204 選択部、205 判別部、206 フォーマッタ、207 予測部、601 変換器、602,705 等化器、603,706 多値判別部、604 アンフォーマッタ、605 デスクランブル器、U0〜U15 変調ユニット。

Claims (2)

  1. 符号間の干渉を利用してデータを再生する方式の記録媒体(3)に対しデータを記録する記録装置であって、
    入力したデータを前記記録媒体(3)に適合するようにプリードするプリコード手段と(202)、
    前記プリコードしたデータを複数のデータブロックにブロック分割して、前記複数のデータブロックのそれぞれの端部に、対応する固有パターンを付加するフォーマット手段(206)と、
    前記複数のデータブロックのそれぞれに対し、前記対応する固有パターンを決定するパターン決定手段(207)と、
    前記フォーマット手段(206)の出力を前記記録媒体に記録する記録手段(4、5)とを備え、
    前記パターン決定手段(207)は、前記複数のデータブロックのそれぞれの後端におけるデータの復号誤りを低減するように前記対応する固有パターンを決定し、
    前記対応する固有パターンは、対応するデータブロックの最後部のデータと組合されることによりトレースバックを発生させ、かつ前記対応するデータブロックの最後部のデータが“1”のときは、“1100”、前記対応するデータブロックの最後部のデータが“0”のときは、“0011”とする、記録装置。
  2. 符号間の干渉を利用してデータを再生する方式の記録媒体(3)に対しデータを記録する記録装置であって、
    入力したデータを前記記録媒体(3)に適合するようにプリコードするプリコード手段と(202)、
    前記プリコードしたデータを複数のデータブロックにブロック分割して、前記複数のデータブロックのそれぞれの端部に、対応する固有パターンを付加するフォーマット手段(206)と、
    前記複数のデータブロックのそれぞれに対し、前記対応する固有パターンを決定するパターン決定手段(207)と、
    前記フォーマット手段(206)の出力を前記記録媒体に記録する記録手段(4、5)とを備え、
    前記パターン決定手段(207)は、前記複数のデータブロックのそれぞれの後端におけるデータの復号誤りを低減するように前記対応する固有パターンを決定し、
    前記対応する固有パターンは、対応するデータブロックの最後部のデータと組合されることによりトレースバックを発生させ
    前記対応する固有パターンの最前部のデータは、前記対応するデータブロックの最後部のデータが少なくとも2回以上連続する、記録装置。
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