JP4013602B2 - toothbrush - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯ブラシに関し、更に詳しくは、ハンドル部に熱可塑性エラストマーからなる滑止部が設けられた歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、歯ブラシのハンドル部は熱可塑性樹脂から構成されているが、その機能面では、握ったときに滑り易いという問題がある。このため、ハンドル部に合成ゴムや熱可塑性エラストマーからなる滑止部を設けて、握ったときの滑りを防止して操作性を向上させた歯ブラシが種々提案され実用化されている。例えば、本出願人による特開平7−327737号公報では、ハンドル部の首部側の先端近傍部に表側滑止部及び裏側滑止部を設け、首部とは反対側の基端近傍部にハンドル部の全外周にわたって連なる環状滑止部を設けた歯ブラシを開示している。また、特開2000−4944には、首部と握り部との境界付近と尾端側にハンドルの全外周にわたって連なる熱可塑性エラストマ材料の被覆部をハンドルに沿って備えた歯ブラシが提案されている。これら滑止部を設けたハンドル部は、一般的にはポリプロピレンとポリオレフィン系熱可塑性エラストマーから構成されている。
【0003】
また、歯ブラシのハンドル部として、その意匠性の観点から、透明な熱可塑性樹脂からなるものが種々提案され実用化されている。しかし、このようにハンドル部を透明な熱可塑性樹脂から構成した場合、前記のように合成ゴムや熱可塑性エラストマーからなる滑止部をハンドル部の表側または裏側、更にはハンドル部の全外周にわたって設けると、合成ゴムや熱可塑性エラストマーは一般に着色不透明であるため、透明なハンドル部の表面が不透明な滑止部により被覆されてしまい、ハンドル部の表裏における透明部の面積が減少する。歯ブラシのハンドル部の意匠性は、その表裏面の外観によるところが大きく、前記のようにハンドルの表裏面が不透明な滑止部で被覆されては、せっかく透明な熱可塑性樹脂から構成したハンドル部の意匠性が損なわれてしまうという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような歯ブラシのハンドル部における機能性と意匠性との両観点から、ハンドル部を透明な熱可塑性樹脂にて構成することで意匠性に優れた歯ブラシとするとともに、その意匠性を充分に生かしたまま滑止部を設けて操作性を向上させ、意匠性と機能性とを両立させた歯ブラシを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る歯ブラシは、植毛部と、該植毛部のある頭部と首部とハンドル部とを有する歯ブラシであって、前記ハンドル部を透明な飽和ポリエステル系樹脂からなるハンドル基台とポリエステル系熱可塑性エラストマーからなるゴム部とで構成してなり、ハンドル基台の長さ方向に連続した凸条を有する幅方向両側端面に、ゴム硬度が55〜95(JIS K6253、タイプA)の範囲であるポリエステル系熱可塑性エラストマーを被覆して、ハンドル部の幅方向両側に、ほぼ全長にわたって、その長手方向に伸びる帯状の滑止部を、ハンドル部両側の滑止部が互いに連結された状態で設けたものである。
【0006】
上記のように、本発明に係る歯ブラシは、ハンドル基台を透明な熱可塑性樹脂で構成するとともに、このハンドル基台の幅方向両側端面に熱可塑性エラストマーを被覆することにより、滑止部を、ハンドル部の幅方向の両側に、ハンドル部の長手方向にそって伸びる帯状に設けた。ここで、前記ハンドル部の幅方向両側とは、歯ブラシを表側(植毛面側)から見たハンドル部の幅方向両側のことである。このように、ハンドル部の幅方向の側面に帯状に滑止部を設けることで、ハンドル部の表面が熱可塑性エラストマーからなる滑止部により覆われる面積を極力狭くすることができ、ハンドル部における透明部の面積が広く意匠性に優れた歯ブラシとすることができる。また、滑止部をハンドル部の長手方向に伸びる帯状に設けることで、滑止部をハンドル部の広い範囲に設けることができ、充分な操作性向上効果が得られる。しかし、歯ブラシのハンドル部の側面は、表側や裏側の表面に較べて使用時にハンドル部を手で握ったときに力がかかり易い部分であるため、前記のように熱可塑性樹脂からなるハンドル基台に対してハンドル部の側面に熱可塑性エラストマーにより帯状に滑止部を設けた場合、従来の歯ブラシのように、ハンドル部における、ほぼ平坦な表裏表面や表裏全外周にわたって連なる状態で滑止部を設ける場合に較べて接着面積が少ないので熱可塑性エラストマーが剥がれ易いという問題がある。そこで、本発明では、前記ハンドル部の幅方向両側に帯状に設けた滑止部を剥がれ難いものとするために、ハンドル基台を構成する透明な熱可塑性樹脂として飽和ポリエステル系樹脂を採用するとともに、前記滑止部を構成する熱可塑性エラストマーとして、ゴム硬度が55〜95(JIS K6253、タイプA)の範囲であるポリエステル系熱可塑性エラストマー(以下、ポリエステル系TPEと略記する)を採用することで、飽和ポリエステル系樹脂とポリエステル系TPEとの融着強度を充分に確保した。更に、ハンドル基台の両側端面がハンドル基台の長さ方向に連続した凸条を有するので、前記飽和ポリエステル系樹脂からなるハンドル基台と前記ポリエステル系TPEからなる滑止部との接触面積が増大して両者の固着強度を大きくすることができる。前記飽和ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)が最も好ましい。前記ポリエステル系TPEのゴム硬度が55未満では、ハンドル基台を構成する飽和ポリエステル系樹脂との融着強度が弱く、しかもポリエステル系TPE自体の強度も低いため、滑止部をハンドル部の側面に帯状に設けた場合には、滑止部が剥がれ易くなる。また、滑止部のベタつき感が強く、汚れも付着しやすく不潔になり易い。更に、滑止部のクリープ性が劣り、押さえた後に復元し難くなる。一方、ポリエステル系TPEのゴム硬度が95を越えると飽和ポリエステル系樹脂との融着強度には問題はないがエラストマーとしてのゴム弾力の感触が得られず、滑止部としての機能が低下する。
【0007】
更に、前記滑止部は、ハンドル部の、ほぼ全長にわたって、その幅方向両側に設けることにより、ハンドル部を手で握った場合に広い範囲で滑止部が手指と接し、どのような握り方をした場合にも滑り止め効果が発揮されるので、より操作性のよい歯ブラシとすることができる。
【0008】
また、ハンドル部のゴム部は、ハンドル部両側の滑止部が互いに連結された状態で設けることが好ましい。これにより、ハンドル部の両側に設けたポリエステル系TPEからなる滑止部が一体化されて、より一層剥がれ難くなる。更に、本発明の歯ブラシは、頭部と首部とハンドル基台とからなる樹脂基材を飽和ポリエステル系樹脂により射出成形したのち、ハンドル基台を別の金型にセットしてポリエステル系TPEを射出成形してゴム部を成形する多色成形によりハンドル部が成形されるが、前記のようにハンドル部両側の滑止部が連結された状態でゴム部を設ければ、金型内へのポリエステル系TPEの注入口が一箇所ですみ、成形金型、成形装置及び成形工程が簡略化される。
【0009】
更に前記の場合に、ハンドル部両側の滑止部がハンドル部の首部側及び首部と反対のハンドル部の尾端側で連結された状態でゴム部を設けてハンドル部の周囲をゴム部で囲むようにしたものでは、ハンドル基台への滑止部などのゴム部の固着強度をより大きなものとすることができる。
【0010】
また、前記ポリエステル系TPEからなるゴム部は、歯ブラシの表側から見たハンドル部の面積のうち、ゴム部によって囲まれた面積に占める透明部分、即ちハンドル基台の面積が50%以上、好ましくは60%以上となるように設けることが好ましい。透明部分の面積が前記の範囲であれば、歯ブラシを表側から見たハンドル部における透明部分が大きく、意匠性に優れた歯ブラシとすることができる。また、歯ブラシを表側から見たハンドル部両側の帯状滑止部の厚さ、即ちハンドル部の幅方向両側端部からハンドル部表面の透明部分までの距離を、好ましくは3mm程度以下とすることで、歯ブラシを表側から見たハンドル部における透明部分の面積が広く、意匠性に優れた歯ブラシとなる。
【0011】
更に、上記歯ブラシにおいては、特に限定するものではないが、ハンドル部に設けたゴム部が、ハンドル部の表側と裏側に、ほぼ同一形状に表れるように設けることが好ましい。これにより、裏側のゴム部に遮られることなく表側の透明部分の、ほぼ全面がハンドル部の裏側まで透き通って見え、意匠性に優れたものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の歯ブラシは、頭部と首部とハンドル基台とからなる樹脂基材を透明な飽和ポリエステル系樹脂から射出成形により成形し、ハンドル基台を別の金型にセットしてポリエステル系TPEを金型内に射出成形する多色成形によりゴム部を成形して歯ブラシ本体を得、この歯ブラシ本体の頭部に合成樹脂フィラメントを植設して植毛部を設けることで製造される。
【0013】
前記樹脂基材を構成する飽和ポリエステル系樹脂としては、透明なものであれば特に限定はなく、また透明であれば着色されたものであってもよい。透明な飽和ポリエステル系樹脂としては、PET(ポリエチレンレテフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PTT(ポリトリメチルテレフタレート)などが挙げられるが、これらの中でもPETが最も好ましい。このPETとしては、例えば三菱レイヨン(株)の商品名「ダイヤナイト」KR265、KR461S、KR465S、ユニチカ(株)の商品名「ユニチカポリエステル樹脂」SA−1206、MA−1344、三井化学(株)の商品名「三井PET」J005、三井デュポンケミカル(株)の商品名「シーラPT」8166、7451、イーストマンケミカルジャパン(株)の商品名「イースター」DN004、GN007、6763などが挙げられる。また、ゴム部を構成するポリエステル系TPEとしては、成形後のゴム硬度(JIS K6253、タイプAで測定)が、55〜95の範囲であるものを用いることで、飽和ポリエステル系樹脂との充分な融着強度を確保できるとともにエラストマー自体の強度も大きく、ハンドル部両側の帯状滑止部などのゴム部が容易に剥離することがない。このようなポリエステル系TPEの例としては、東レデュポン(株)の商品名「ハイトレル」3046、3548L、4047、4057、SB654、SB704、SB754、4001T−X03、東洋紡績(株)の商品名「ヘルプレン」P−30B、P−40B、P−40H、P−55B、P−70B、東ソー(株)の商品名「エラステージ」ED−1023H、ED−1101W、ED−1230E、ED−1615U、ED−1920N、ES−5000A、積水化学工業(株)の商品名「S−TPE」A60、三菱化学(株)の商品名「プリマロイ」A1500、A1700、A1800、A1900などが挙げられる。これらのポリエステル系TPEは、有機又は無機の顔料を添加して適宜着色してゴム部の成形に使用される。このようにポリエステル系TPEに着色を施すことで、飽和ポリエステル系樹脂からなる透明部分と着色されたポリエステル系TPEからなる着色ゴム部とのコントラストにより、ハンドル部が意匠性に優れたものとなる。
【0014】
前記ハンドル基台を含む樹脂基材及びゴム部を飽和ポリエステル系樹脂及びポリエステル系TPEにより射出成形する場合の成形機としては、公知の射出成形機を用いることができる。また、成形条件も通常条件でよく、例えば飽和ポリエステル系樹脂からの樹脂基材の成形は金型温度が15〜50℃、成形温度200〜250℃程度、またポリエステル系TPEからのゴム部の成形は、金型温度が20〜40℃、シリンダー温度が160〜230℃程度で、使用する飽和ポリエステル系樹脂及びポリエステル系TPEの種類に応じて最適な条件を選択すればよい。
【0015】
前記ハンドル部の幅方向両側にポリエステル系TPEで設けられる帯状滑止部は、必ずしもハンドル部の全長にわたって設ける必要はなく、ハンドル部における首部側及び首部とは反対の尾端部側を除いて長さ方向の中央部のみに設けてもよいし、首部側と尾端側とに分離して設けてもよいし、さらにはハンドル部の長手方向に断続的に設けてもが、少なくともハンドル部の全長の50%以上に滑止部を設けることが好ましく、滑止部をハンドル部の全長にわたって設ければ、パームグリップ、ペングリップなど、どのような握り方をした場合でも確実な滑り止め効果が得られ、歯ブラシの操作性が向上することからより好ましい。また、前記ハンドル基台の両側端面の帯状の滑止部は、歯ブラシを表側から見たとき飽和ポリエステル系樹脂からなる透明なハンドル基台の表面に被らないように設けることで、ハンドル部の表面に表れる透明部分の面積が大きくなり、意匠性の優れたものとなる。また滑止部がハンドル基台の表面に少し被るように設けた場合には、ハンドル基台表面の飽和ポリエステル系樹脂が隠れて透明部分の面積は多少減少するが、この場合には、ハンドル基台に対する滑止部(ゴム部)の固着強度が大きくなる。また、ハンドル基台の両側端面に外側に向けて凸部を設けておけば、飽和ポリエステル系樹脂からなるハンドル基台とポリエステル系TPEからなる滑止部(ゴム部)との接触面積が増大して両者の固着強度を大きくすることができ、また、飽和ポリエステル系樹脂に較べて高価なポリエステル系TPEの使用量を前記凸部の分だけ減らすことで歯ブラシの製造コストを下げることができる。前記ハンドル基台の両側端面に凸部を設ける場合は、滑止部の長さに応じて適宜設ければよく、長さ方向に連続した凸条であってもよいし、長さ方向に断続的に設けてもよい。また、前記凸部は、ハンドル基台の側端面における厚み方向(ハンドル部の表裏方向)の、ほぼ中央部に設けることが好ましいが、厚み方向に複数設けてもよい。また、ハンドル基台の側端面を凹凸形成することで、飽和ポリエステル系樹脂とポリエステル系TPEとの接触面積を増大させるようにしてもよい。
【0016】
前記ハンドル部両側に設ける滑止部は、ハンドル部の左右両側に互いに独立した状態で設けてもよいが、両側の滑止部が連結された状態でゴム部を設けておけば、歯ブラシ製造時に射出成形によりハンドル部を成形する場合の、金型へのポリエステル系TPEの注入口を1箇所のみとすることができ、成形金型や成形装置、成形工程を簡略化することができる。ハンドル部両側の滑止部が連結された状態でゴム部を設ける場合は、ハンドル部における首部側で連結させてもよいし、首部と反対の尾端側で連結させてもよい。両側の滑止部が互いに連結した状態でゴム部を設ける場合には、ハンドル部の表側(植毛面側)、裏側(植毛面と反対側)のいずれで連結させてもよく、また表裏両側で連結させてもよい。更に、飽和ポリエステル系樹脂からなるハンドル基台に、その幅方向両側に貫通する連通孔を設けてハンドル基台を貫通して連結させてもよい。また、両側の滑止部がハンドル部の尾端側で連結した状態にゴム部を設ける場合には、ハンドル基台の両側端面から連続して尾端側端面をもポリエステル系TPEで被覆することで両側の滑止部を連結させるようにしてもよい。この場合、ハンドル基台の尾端側端面に凸部を設けておけば、飽和ポリエステル系樹脂からなるハンドル基台とポリエステル系TPEからなるゴム部との接触面積が増大することで両者の固着強度をより大きなものとすることができ、また、飽和ポリエステル系樹脂に較べて高価なポリエステル系TPEの使用量を前記凸部の分だけ減らすことで歯ブラシの製造コストを下げることができる。
【0017】
更に、前記ハンドル部両側の滑止部がハンドル部の首部側及び首部と反対側の尾端側で連結された状態でゴム部を設けてハンドル部の周囲をゴム部で囲んだ場合には、飽和ポリエステル系樹脂からなるハンドル基台の外周縁にポリエステル系TPEからなるゴム部が外嵌された状態となり、ハンドル基台とゴム部との固着強度がより大きなものとなる。この場合、ハンドル部の首部側では、ハンドル基台の表裏両面で両側の滑止部を連結させるとともに、首部と反対の尾端側ではハンドル基台の外側端面を両側端面から連続してポリエステル系TPEで被覆して連結させることで、ハンドル基台に対してゴム部を強固に固着させることができる。
【0018】
本発明の歯ブラシでは、前記ポリエステル系TPEからなるゴム部は、歯ブラシを表側から見たハンドル部の面積のうち、ゴム部によって囲まれた面積に占める透明部分の面積が50%以上、好ましくは60%以上となるように設けることが好ましい。透明部分の面積が前記の範囲であれば、歯ブラシ表側から見たハンドル部における透明部分が大きく、意匠性に優れた歯ブラシとすることができる。前記歯ブラシを表側から見たハンドル部の面積とは、歯ブラシを植毛面側から見た平面図におけるハンドル部の面積である。また、ゴム部によって囲まれた面積とは、例えば図8(a)に示すように、前記平面図においてゴム部9が透明なハンドル基台7を取り囲むように表れる場合は該ゴム部9の外形線によって切り取られる平面形状の面積をいい、また、例えば図8(b)〜(d)に示すように、ゴム部9がハンドル部5における首部6側またはハンドル部5の尾端側で連結されていない場合には、ハンドル部5におけるゴム部9の首部側端部E1とハンドル部5の尾端側端部E2においてハンドル部5の長手方向と直交する直線L1、L2とゴム部9の外形線とで切り取られる平面形状の面積をいう。
【0019】
また、上記ゴム部をハンドル部の表側と裏側とに、ほぼ同一形状に表れるように設けることで、裏側のゴム部に遮られることなく表側の透明部分の、ほぼ全面がハンドル部の裏側まで透き通って見え、意匠性に優れたものとなる。前記ハンドル部の表側に表れるゴム部の形状とは歯ブラシを植毛面側から見た平面図におけるゴム部の形状のことをいい、ハンドル部の裏側に表れるゴム部の形状とは、植毛面と反対側から見た平面図におけるゴム部の形状のことをいう。なお、本発明の歯ブラシにおいては、本発明の目的を損なわない範囲で、ハンドル部表裏の指当部などにポリエステル系TPEにより滑止部を設けてもよいが、この場合にも、ハンドル部の表裏の、ほぼ同じ位置に滑止部を設けることで、透明なハンドル基台による意匠性を極力阻害しないようにすることが好ましい。
【0020】
【実施例】
本発明の実施例を図1〜7に基づき説明する。歯ブラシ1は、植毛部2と、歯ブラシ本体3とからなり、前記歯ブラシ本体3は、植毛部2のある頭部4とハンドル部5と、前記頭部4とハンドル部5とを連結する細長い首部6とを有する。歯ブラシ本体3は、透明な飽和ポリエステル系樹脂から一体成形された頭部4、首部6及びハンドル基台7からなる樹脂基材8と、着色されたポリエステル系TPEにより前記樹脂基材8のハンドル基台7に一体的に形成されたゴム部9とからなり、ハンドル部5がハンドル基台7とゴム部9とから構成されている。
【0021】
本実施例では、前記頭部4、首部6及びハンドル基台7からなるからなる樹脂基材8を、透明なPETにより、射出成形機を用いて射出成形したのち、ハンドル基台7を別の金型にセットし、ポリエステル系TPE(JIS K6253のタイプAで測定したゴム硬度82)を、金型内に注入して充填、固化させることで、透明なPETからなるハンドル基台7とポリエステル系TPEからなるゴム部9とからなる歯ブラシ1のハンドル部5を構成した。
【0022】
前記歯ブラシ本体3の頭部4は、平坦状で先細りの卵型に形成され、その表側には多数の植毛穴10を設けてあり、植毛穴10に合成樹脂フィメントを植設することで植毛部2を構成してある。前記頭部4とハンドル部5とを連結する細長い首部6は、断面形状が、ほぼ円形又は楕円形で、頭部4側が植毛部2を設けた表側(植毛面側)に持ち上がるように緩やかに湾曲形成してある。
【0023】
また、樹脂基材8のハンドル基台7は、首部6との境界部近傍の表側に指当て用の盛上部11を形成し、この盛上部11の首部側には、表側から裏側にかけてハンドル部5の尾端側に傾斜してのびる環状溝12をハンドル基台7の全外周にわたって設けるとともに、盛上部11の尾端側のハンドル基台7の表面には、首部6側から順に大、中、小の3つの円が連なった形状の表面凹部13を形成し、ハンドル基台7の裏側にも前記表面凹部13と、ほぼ同じ位置に、ほぼ同じ形状の裏面凹部14を形成し、これら表面凹部13と裏面凹部14とを、それらの尾端側に設けた表裏貫通孔15で連通連結させ、裏面凹部14は、その首部側を前記環状溝12に連通溝16により連通連結させてある。また、ハンドル基台7の両側面は、その厚さ方向には、ほぼ直線状に形成するとともに、平面形状は、首部側においては、環状溝12から連続して表裏面凹部13、14の形状に応じて湾曲形成し、これに続く尾端側は中間部分がやや狭まった緩やかな湾曲状に形成するとともに、前記幅狭部分の両側端面には、ハンドル基台7の長手方向に伸びる凸条17、17をハンドル基台7の厚さ方向の、ほぼ中間位置に形成し、またハンドル基台7の尾端部は円弧状に形成するとともに、尾端側端面には、ハンドル基台7の厚さ方向の、ほぼ中間位置に凸部18を形成してある。また、ハンドル基台7の尾端近傍には歯ブラシ1をフックなどに掛けるための貫通孔19を設けてある。なお、ハンドル基台7と首部6との境界付近の裏面に形成された三角形状の突出部20は、ハンドル部5をその長手方向の途中部を表側へ突出した湾曲状に形成することと相まって、歯ブラシ1を水平なテーブル上に置いた状態で、ゴム部9がテーブルの上面に接触しないようにするものである。
【0024】
ハンドル部5のゴム部9は、上記頭部4、首部6及びハンドル基台7からなる樹脂基材8をPETにて射出成形により一体的に成形したのち、ハンドル基台7を、歯ブラシ1のハンドル部5の最終的な外形形状に応じた成形空間を有する別の金型にセットし、溶融ポリエステル系TPE材料を加圧注入し、充填、固化することにより成形される。溶融ポリエステル系TPE材料の注入は、ハンドル基台7の裏面に形成した裏面凹部14部分から行う。注入された溶融ポリエステル系TPE材料は、該裏面凹部14、表面凹部13、更には裏面凹部14に連通連結された環状溝12を通じて該環状溝12に連なるハンドル基台7の両側端面及び尾端側端面にかけてのハンドル基台7の周囲に連続して充填、固化される。この結果、表面凹部13及び裏面凹部14に充填されたポリエステル系TPE材料により、ハンドル基台7の表裏面に大中小の2つの円がハンドル基台7表面から僅かに盛り上がった状態の表面滑止部21及び裏面滑止部22からなるゴム部9が形成される。また、環状溝12から該環状溝12に連なる両側端面及び尾端側端面にかけてのハンドル基台7の周囲に連続して充填されたポリエステル系TPE材料により、ハンドル基台7の表裏面に、ほぼ段差なく滑らかに連なるゴム部9が、ハンドル部5の周囲を取り囲む状態で形成される。このゴム部9は、ハンドル部5の幅方向両側に、その長手方向に伸びる帯状の滑止部23、23を構成する。このハンドル部5両側の帯状滑止部23、23部分は、ハンドル部5の断面形状が、ほぼ楕円形となるように、その外面がハンドル部5の厚さ方向に湾曲した形状に成形されている。また、帯状滑止部23は、ハンドル基台7の長手方向途中部の幅狭部分で厚さtが他の部分よりやや肉厚に形成されている。ハンドル部5の首部側では、環状溝12に充填されたポリエステル系TPEにより、両側の帯状滑止部23、23が、ハンドル部5の表裏でそれぞれ連結された状態でゴム部9が形成されている。更にハンドル部5の尾端側は、ハンドル部5の厚さ方向の、ほぼ中央部が外側に向かって突出するように湾曲した形状で、ハンドル部5両側の滑止部23、23が連結された状態にゴム部9が形成されている。この歯ブラシ1における表側から見たハンドル部5の面積のうち、ゴム部9によって囲まれた面積に占める透明部分、即ち、ハンドル基台7が露出している面積は68%である。また、帯状滑止部23の長手方向途中部の肉厚部分の厚さtは約3mmである。
【0025】
上記のような歯ブラシ1によれば、歯ブラシ本体3のハンドル部5の幅方向両側にハンドル部5の長手方向全長にわたって帯状に伸びる滑止部23、23がハンドル部5の首部側及び尾端側で連結された状態でハンドル部5の周囲を取り囲むようにゴム部9が形成されるとともに、ハンドル部5の表裏両面に表面滑止部21及び裏面滑止部22を設けてあることから、ペングリップ、パームグリップなど、どのような握り方をした場合にも、確実な滑り止め効果が発揮される。また、滑止部23をハンドル部5の幅方向両側に帯状に設けているので、ハンドル部5の全長にわたって滑止部を設けてあるにもかかわらず、ハンドル部5の表面の滑止部によって覆われる面積を少なくすることができ、ハンドル部5表面における透明部分の面積が大きく、また、ゴム部9がハンドル部5の表裏に、ほぼ同一形状に表れることから、ハンドル部5の表側の透明部分の、ほぼ全面が裏側まで透き通って見え、極めて意匠性に優れた歯ブラシである。しかも、ハンドル基台7を透明なPETにて成形するとともに、ゴム部9を特定のゴム硬度を有するポリエステル系TPEにて成形することで、ハンドル部5の側面に帯状に滑止部23、23を設けた場合にも、滑止部23、23がハンドル基台7から容易に剥離するようなことはない。また、帯状滑止部23の長手方向途中部の厚さtを他の部分に較べてやや肉厚に設けることで、帯状滑止部23の長手方向途中部の強度を大きくできる。更に、ハンドル基台7の両側端面や尾端側端面に凸条17や凸部18を設けてあるので、ハンドル基台7を構成するPETとゴム部9を構成するポリエステル系TPEとの接触面積が大きく、両者が強固に固着されているのに加え、高価なポリエステル系TPEの使用量を低減して歯ブラシの製造コストを下げることができる。
【0026】
【発明の効果】
上記のように、本発明に係る歯ブラシは、ハンドル基台を透明な熱可塑性樹脂で構成するとともに、ハンドル基台の幅方向両側端面に、熱可塑性エラストマーを被覆してハンドル部の幅方向の両側に、ハンドル部の長手方向にそって伸びる帯状の滑止部を設けたことで、歯ブラシを表側から見たときのハンドル部の表面を覆う熱可塑性エラストマーの面積が狭く、ハンドル部における透明部の面積が広く意匠性に優れるとともに、滑止部をハンドル部の広い範囲に設けることができ、操作性に優れている。しかも、ハンドル基台を構成する透明な熱可塑性樹脂として飽和ポリエステル系樹脂を採用するとともに、前記滑止部を構成する熱可塑性エラストマーとして特定のゴム硬度を有するポリエステル系TPEを採用することで飽和ポリエステル系樹脂との融着強度を充分に確保でき、しかもハンドル基台の両側端面がハンドル基台の長さ方向に連続した凸条を有するので、前記飽和ポリエステル系樹脂からなるハンドル基台と前記ポリエステル系TPEからなる滑止部との接触面積が増大して両者の固着強度を大きくすることができ、ハンドル部の側面に帯状に滑止部を設けても、滑止部がハンドル部から容易に剥がれ落ちてしまうといったこともない。
【0027】
更に、前記滑止部をハンドル部の、ほぼ全長にわたって、その幅方向両側に設けることにより、ハンドル部を手で握った場合に広い範囲で滑止部が手指と接し、どのような握り方をした場合にも滑り止め効果が発揮され、より操作性のよい歯ブラシとなる。
【0028】
ハンドル部のゴム部を、ハンドル部両側の滑止部が互いに連結された状態で設けたので、ハンドル部の両側に設けたポリエステル系TPEからなる滑止部が一体化されて、より一層剥がれ難くなると同時に、ゴム部の成形時の金型内へのポリエステル系TPEの注入口が一箇所ですみ、成形金型、成形装置及び成形工程が簡略化される。
【0029】
ハンドル部両側の滑止部がハンドル部の首部側及び首部と反対のハンドル部の尾端側で連結された状態でゴム部を設けてハンドル部の周囲をゴム部で囲むことで、ハンドル基台へのゴム部の固着強度がより大きなものなる。
【0030】
前記ポリエステル系TPEからなるゴム部を、歯ブラシの表側から見たハンドル部の面積のうち、ゴム部によって囲まれた面積に占める透明部分、即ちハンドル基台の面積が50%以上、好ましくは60%以上となるように設けることで、歯ブラシを表側から見たハンドル部における透明部分が大きく、意匠性に優れた歯ブラシとなる。
【0031】
ハンドル部に設けたゴム部が、ハンドル部の表側と裏側に、ほぼ同一形状に表れるように設けることで、裏側のゴム部に遮られることなく表側の透明部分の、ほぼ全面がハンドル部の裏側まで透き通って見え、意匠性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 歯ブラシの正面図。
【図2】 歯ブラシの背面図。
【図3】 歯ブラシの側面図。
【図4】 歯ブラシの縦断側面図で、図1におけるI−I線断面図。
【図5】 ハンドル部の断面図で、(a)は図1におけるII−II線断面図、(b)は同じくIII−III線断面図、(c)は同じくIV−IV線断面図、(d)は同じくV−V線断面図。
【図6】 樹脂基材の正面図。
【図7】 樹脂基材の背面図。
【図8】 (a)〜(d)は、歯ブラシを表側から見たハンドル部の面積のうち、ゴム部によって囲まれた面積に占める透明部分の面積を示すハンドル部の正面図。
【符号の説明】
1:歯ブラシ、2:植毛部、3:歯ブラシ本体、4:頭部、5:ハンドル部、6:首部、7:ハンドル基台、8:樹脂基材、9:ゴム部、10:植毛穴、11:盛上部、12:環状溝、13:表面凹部、14:裏面凹部、15:表裏貫通孔、16:連通溝、17:凸条、18:凸部、19:貫通孔、20:突出部、21:表面滑止部、22:裏面滑止部、23:帯状滑止部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a toothbrush, and more particularly to a toothbrush in which a handle portion is provided with a non-slip portion made of a thermoplastic elastomer.
[0002]
[Prior art]
Normally, the handle portion of the toothbrush is made of a thermoplastic resin, but in terms of its function, there is a problem that it is easy to slip when grasped. For this reason, various types of toothbrushes have been proposed and put to practical use in which a non-slip portion made of a synthetic rubber or a thermoplastic elastomer is provided on the handle portion to prevent slipping when gripped and the operability is improved. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-327737 by the present applicant, a front side non-slip portion and a back side anti-slip portion are provided in the vicinity of the front end of the handle portion on the neck side, and the handle portion is provided in the vicinity of the base end on the opposite side of the neck portion. The toothbrush which provided the cyclic | annular antiskid part which continues over the whole outer periphery of this is disclosed. Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-4944 proposes a toothbrush provided with a coating portion of a thermoplastic elastomer material extending along the entire periphery of the handle near the boundary between the neck and the grip and on the tail end side. The handle portion provided with these non-slip portions is generally composed of polypropylene and a polyolefin-based thermoplastic elastomer.
[0003]
Further, various handle parts made of transparent thermoplastic resins have been proposed and put into practical use from the viewpoint of design as a handle part of a toothbrush. However, when the handle portion is made of a transparent thermoplastic resin as described above, the anti-slip portion made of synthetic rubber or thermoplastic elastomer as described above is provided on the front side or the back side of the handle portion, and further on the entire outer periphery of the handle portion. Since synthetic rubber and thermoplastic elastomer are generally colored and opaque, the surface of the transparent handle portion is covered with an opaque non-slip portion, and the area of the transparent portion on the front and back of the handle portion is reduced. The design of the handle portion of the toothbrush is largely due to the appearance of the front and back surfaces of the handle portion. As described above, when the front and back surfaces of the handle are covered with opaque non-slip portions, the handle portion made of a transparent thermoplastic resin is used. There is a problem that the designability is impaired.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a toothbrush with excellent designability by constituting the handle portion with a transparent thermoplastic resin from the viewpoint of both functionality and designability of the handle portion of the toothbrush as described above, and its designability. An object of the present invention is to provide a toothbrush that improves the operability by providing a non-slip part while fully utilizing the above, and has both design and functionality.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The toothbrush according to the present invention is a toothbrush having a flocked portion, a head portion with the flocked portion, a neck portion, and a handle portion, wherein the handle portion is made of a transparent saturated polyester resin and a polyester base heat. It is composed of a rubber part made of a plastic elastomer. Has continuous ridges in the length direction Both end faces in the width direction are covered with a polyester-based thermoplastic elastomer having a rubber hardness in the range of 55 to 95 (JIS K6253, type A), and extend in the longitudinal direction over almost the entire length on both sides in the width direction of the handle portion. The belt-like non-slip part In the state where the anti-slip parts on both sides of the handle part are connected to each other It is provided.
[0006]
As described above, in the toothbrush according to the present invention, the handle base is made of a transparent thermoplastic resin, and the both ends of the handle base in the width direction are covered with a thermoplastic elastomer, thereby providing a non-slip portion. On both sides in the width direction of the handle portion, it was provided in a strip shape extending along the longitudinal direction of the handle portion. Here, the both sides in the width direction of the handle portion are both sides in the width direction of the handle portion when the toothbrush is viewed from the front side (flocked surface side). Thus, by providing a non-slip part in a band shape on the side surface in the width direction of the handle part, the area covered by the non-slip part made of thermoplastic elastomer can be minimized as much as possible. A toothbrush having a wide transparent portion area and excellent design can be obtained. Further, by providing the anti-skid part in a strip shape extending in the longitudinal direction of the handle part, the anti-skid part can be provided in a wide range of the handle part, and a sufficient operability improvement effect can be obtained. However, since the side surface of the handle portion of the toothbrush is a portion where force is easily applied when the handle portion is gripped by hand in comparison with the front and back surfaces, the handle base made of thermoplastic resin as described above. On the other hand, when a non-slip portion is provided on the side surface of the handle portion by a thermoplastic elastomer, the anti-slip portion is connected to the handle portion over a substantially flat front and back surface and the entire outer periphery of the front and back surfaces like a conventional toothbrush. There is a problem that the thermoplastic elastomer is easily peeled off because the adhesion area is small compared to the case of providing. Therefore, in the present invention, in order to make it difficult for the non-slip portions provided in a band shape on both sides in the width direction of the handle portion to be peeled off, a saturated polyester resin is adopted as a transparent thermoplastic resin constituting the handle base. By adopting a polyester-based thermoplastic elastomer (hereinafter abbreviated as polyester-based TPE) having a rubber hardness in the range of 55 to 95 (JIS K6253, type A) as the thermoplastic elastomer constituting the non-slip portion. The fusion strength between the saturated polyester resin and the polyester TPE was sufficiently ensured. Furthermore, since both side end surfaces of the handle base have ridges continuous in the length direction of the handle base, the contact area between the handle base made of the saturated polyester resin and the non-slip portion made of the polyester TPE is increased. It is possible to increase the fixing strength between the two. The saturated polyester resin is most preferably polyethylene terephthalate (PET). When the rubber hardness of the polyester-based TPE is less than 55, since the fusion strength with the saturated polyester-based resin constituting the handle base is weak and the strength of the polyester-based TPE itself is low, the non-slip portion is provided on the side surface of the handle portion. When it is provided in a band shape, the non-slip portion is easily peeled off. In addition, the non-slip portion has a strong stickiness, and dirt easily attaches to the anti-slip portion. Further, the creep property of the non-slip portion is inferior, and it becomes difficult to restore after pressing. On the other hand, when the rubber hardness of the polyester-based TPE exceeds 95, there is no problem in the fusion strength with the saturated polyester-based resin, but the feeling of rubber elasticity as an elastomer cannot be obtained, and the function as a non-slip portion is lowered.
[0007]
Furthermore, The anti-skid part extends substantially over the entire length of the handle part on both sides in the width direction. Providing Therefore, when the handle part is gripped by hand, the non-slip part will come into contact with the fingers in a wide range, and the anti-slip effect will be exhibited no matter what kind of gripping is done, so make a toothbrush with better operability Can do.
[0008]
Further, it is preferable that the rubber part of the handle part is provided in a state where the anti-slip parts on both sides of the handle part are connected to each other. As a result, the non-slip portions made of polyester-based TPE provided on both sides of the handle portion are integrated and are more difficult to peel off. Furthermore, the toothbrush of the present invention is a method of injecting a polyester TPE by injecting a resin base material composed of a head, a neck and a handle base with a saturated polyester resin, and then setting the handle base in another mold. The handle part is formed by multi-color molding to mold the rubber part, but if the rubber part is provided with the anti-slip parts on both sides of the handle part connected as described above, the polyester into the mold Only one injection port for the system TPE is required, and the molding die, molding apparatus and molding process are simplified.
[0009]
Further, in the above case, a rubber part is provided in a state where the anti-slip parts on both sides of the handle part are connected on the neck part side of the handle part and the tail end side of the handle part opposite to the neck part, and the periphery of the handle part is surrounded by the rubber part. In such a configuration, it is possible to increase the fixing strength of a rubber part such as a non-slip part to the handle base.
[0010]
Further, the rubber part made of the polyester-based TPE has a transparent part in the area surrounded by the rubber part in the area of the handle part viewed from the front side of the toothbrush, that is, the area of the handle base is 50% or more, preferably It is preferable to provide it to be 60% or more. If the area of a transparent part is the said range, the transparent part in the handle | steering-wheel part which looked at the toothbrush from the front side is large, and it can be set as the toothbrush excellent in the designability. Further, the thickness of the belt-like non-slip portion on both sides of the handle portion when the toothbrush is viewed from the front side, that is, the distance from the both side ends in the width direction of the handle portion to the transparent portion on the handle portion surface is preferably about 3 mm or less. The toothbrush having a large transparent portion in the handle portion when the toothbrush is viewed from the front side is excellent in design.
[0011]
Further, the toothbrush is not particularly limited, but it is preferable that the rubber part provided in the handle part is provided on the front side and the back side of the handle part so as to appear in substantially the same shape. Thereby, almost the entire surface of the transparent part on the front side is seen through to the back side of the handle part without being blocked by the rubber part on the back side, and the design is excellent.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the toothbrush of the present invention, a resin base material composed of a head, a neck, and a handle base is formed by injection molding from a transparent saturated polyester resin, and the handle base is set in another mold to form a polyester TPE. It is manufactured by molding a rubber part by multicolor molding by injection molding into a mold to obtain a toothbrush main body, and implanting a synthetic resin filament on the head of the toothbrush main body to provide a flocked part.
[0013]
The saturated polyester resin constituting the resin base material is not particularly limited as long as it is transparent, and may be colored if it is transparent. Examples of the transparent saturated polyester resin include PET (polyethylene terephthalate), PEN (polyethylene naphthalate), and PTT (polytrimethyl terephthalate). Among these, PET is most preferable. As this PET, for example, Mitsubishi Rayon Co., Ltd. trade name “Dianite” KR265, KR461S, KR465S, Unitika Ltd. trade name “Unitika Polyester Resin” SA-1206, MA-1344, Mitsui Chemicals, Inc. Examples include trade name “Mitsui PET” J005, trade name “Sila PT” 8166, 7451 of Mitsui DuPont Chemical Co., Ltd., trade names “Easter” DN004, GN007, 6763 of Eastman Chemical Japan Co., Ltd., and the like. Moreover, as polyester-type TPE which comprises a rubber part, it is sufficient with saturated polyester-type resin by using the rubber hardness (measured by JIS K6253, type A) after a shaping | molding in the range of 55-95. The fusion strength can be ensured and the strength of the elastomer itself is large, and the rubber portions such as the belt-like non-slip portions on both sides of the handle portion are not easily peeled off. Examples of such polyester-based TPE include Toray Du Pont Co., Ltd. trade names “Hytrel” 3046, 3548L, 4047, 4057, SB654, SB704, SB754, 4001T-X03, Toyobo Co., Ltd. trade names “Help” "Len" P-30B, P-40B, P-40H, P-55B, P-70B, Tosoh Corporation product names "Elastage" ED-1023H, ED-1101W, ED-1230E, ED-1615U, ED -1920N, ES-5000A, Sekisui Chemical Co., Ltd. trade name “S-TPE” A60, Mitsubishi Chemical Corporation trade name “Primalloy” A1500, A1700, A1800, A1900, and the like. These polyester-based TPEs are appropriately colored by adding organic or inorganic pigments and used for molding rubber parts. By coloring the polyester TPE in this way, the handle portion is excellent in design due to the contrast between the transparent portion made of the saturated polyester resin and the colored rubber portion made of the colored polyester TPE.
[0014]
A known injection molding machine can be used as a molding machine when the resin base material and the rubber part including the handle base are injection molded with a saturated polyester resin and a polyester TPE. The molding conditions may be normal conditions. For example, molding of a resin base material from a saturated polyester resin is performed at a mold temperature of 15 to 50 ° C., a molding temperature of about 200 to 250 ° C., and molding of a rubber part from polyester TPE. The mold temperature is about 20 to 40 ° C. and the cylinder temperature is about 160 to 230 ° C., and the optimum conditions may be selected according to the type of saturated polyester resin and polyester TPE to be used.
[0015]
The belt-like non-slip portion provided with polyester-based TPE on both sides in the width direction of the handle portion does not necessarily need to be provided over the entire length of the handle portion, and is long except for the neck portion side of the handle portion and the tail end portion opposite to the neck portion. It may be provided only at the center in the vertical direction, may be provided separately on the neck side and the tail end side, or may be provided intermittently in the longitudinal direction of the handle part. It is preferable to provide a non-slip part over 50% of the total length. If the anti-slip part is provided over the entire length of the handle part, a reliable anti-slip effect can be obtained regardless of how the palm grip, pen grip, etc. are gripped. It is more preferable because it is obtained and the operability of the toothbrush is improved. Further, the belt-like non-slip portions on both end surfaces of the handle base are provided so as not to cover the surface of the transparent handle base made of a saturated polyester resin when the toothbrush is viewed from the front side. The area of the transparent portion appearing on the surface is increased, and the design is excellent. If the non-slip part is provided so as to cover the surface of the handle base a little, the saturated polyester resin on the surface of the handle base is hidden and the area of the transparent part is somewhat reduced. The fixing strength of the non-slip portion (rubber portion) to the base is increased. In addition, if convex portions are provided on both end surfaces of the handle base toward the outside, the contact area between the handle base made of saturated polyester resin and the non-slip portion (rubber part) made of polyester TPE increases. The fixing strength between the two can be increased, and the manufacturing cost of the toothbrush can be reduced by reducing the amount of the polyester-based TPE, which is more expensive than the saturated polyester-based resin, by the amount of the convex portion. When providing convex portions on both side end surfaces of the handle base, it may be appropriately provided according to the length of the non-slip portion, and may be a convex strip continuous in the length direction, or intermittent in the length direction. It may be provided. Moreover, although it is preferable to provide the said convex part in the center part of the thickness direction (front-and-back direction of a handle part) in the side end surface of a handle base, you may provide two or more in the thickness direction. Moreover, you may make it increase the contact area of saturated polyester-type resin and polyester-type TPE by forming unevenness in the side end surface of a handle base.
[0016]
The anti-skid parts provided on both sides of the handle part may be provided independently on the left and right sides of the handle part, but if a rubber part is provided with the anti-slip parts on both sides connected, at the time of manufacturing the toothbrush When the handle portion is molded by injection molding, the polyester-type TPE can be injected into the mold only at one location, and the molding mold, molding apparatus, and molding process can be simplified. When the rubber part is provided in a state where the anti-slip parts on both sides of the handle part are connected, the rubber part may be connected on the neck part side of the handle part or on the tail end side opposite to the neck part. When providing rubber parts with the anti-slip parts on both sides connected to each other, they can be connected either on the front side (flocked surface side) or back side (opposite side of the flocked surface) of the handle part. You may connect. Furthermore, a handle base made of a saturated polyester resin may be provided with communication holes penetrating on both sides in the width direction so as to pass through the handle base. In addition, when the rubber part is provided in a state where the anti-slip parts on both sides are connected on the tail end side of the handle part, the tail end side end face should also be covered with the polyester TPE continuously from the both end faces of the handle base. The anti-slip portions on both sides may be connected with each other. In this case, if a convex part is provided on the end surface on the tail end side of the handle base, the contact area between the handle base made of saturated polyester resin and the rubber part made of polyester TPE increases, so that the adhesion strength between them is increased. The manufacturing cost of the toothbrush can be reduced by reducing the amount of the polyester-based TPE, which is more expensive than the saturated polyester-based resin, by the amount of the convex portion.
[0017]
Furthermore, when the anti-slip part on both sides of the handle part is connected to the neck part side of the handle part and the tail end side opposite to the neck part, the rubber part is provided and the periphery of the handle part is surrounded by the rubber part, A rubber part made of polyester TPE is fitted on the outer periphery of the handle base made of saturated polyester resin, and the fixing strength between the handle base and the rubber part becomes larger. In this case, on the neck side of the handle part, the anti-slip parts on both sides are connected on both the front and back sides of the handle base, and on the tail end side opposite to the neck part, the outer end face of the handle base is continuously connected from both end faces to the polyester system. By covering and connecting with TPE, the rubber part can be firmly fixed to the handle base.
[0018]
In the toothbrush of the present invention, the rubber part made of the polyester-based TPE has an area of a transparent part in an area surrounded by the rubber part in an area of the handle part when the toothbrush is viewed from the front side, preferably 60% or more. It is preferable to provide it so that it may become more than%. If the area of a transparent part is the said range, the transparent part in the handle | steering-wheel part seen from the toothbrush front side is large, and it can be set as the toothbrush excellent in the designability. The area of the handle portion when the toothbrush is viewed from the front side is the area of the handle portion in a plan view when the toothbrush is viewed from the flocked surface side. Further, the area surrounded by the rubber part is, for example, as shown in FIG. 8A, when the
[0019]
In addition, by providing the rubber part on the front side and the back side of the handle part so that they appear in almost the same shape, almost the entire transparent part on the front side is transparent to the back side of the handle part without being blocked by the rubber part on the back side. And looks excellent in design. The shape of the rubber part appearing on the front side of the handle part means the shape of the rubber part in a plan view of the toothbrush seen from the flocked surface side, and the shape of the rubber part appearing on the back side of the handle part is opposite to the flocked surface The shape of the rubber part in the top view seen from the side is said. In addition, in the toothbrush of the present invention, a non-slip portion may be provided by polyester-based TPE on the finger rests on the front and back of the handle portion within a range that does not impair the object of the present invention. It is preferable to prevent the design property by the transparent handle base from being hindered as much as possible by providing non-slip portions at substantially the same positions on the front and back sides.
[0020]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The
[0021]
In this embodiment, the
[0022]
The
[0023]
Moreover, the
[0024]
The
[0025]
According to the
[0026]
【The invention's effect】
As described above, in the toothbrush according to the present invention, the handle base is made of a transparent thermoplastic resin, and both end faces in the width direction of the handle base are covered with the thermoplastic elastomer so that both sides in the width direction of the handle part are covered. In addition, by providing a band-shaped non-slip portion extending along the longitudinal direction of the handle portion, the area of the thermoplastic elastomer covering the surface of the handle portion when the toothbrush is viewed from the front side is narrow, and the transparent portion of the handle portion is The area is wide and the design is excellent, and the non-slip part can be provided in a wide range of the handle part, and the operability is excellent. In addition, a saturated polyester resin is employed as a transparent thermoplastic resin constituting the handle base, and a polyester TPE having a specific rubber hardness is employed as the thermoplastic elastomer constituting the non-slip portion, thereby providing a saturated polyester. Sufficient fusion strength with resin, Moreover, since both side end surfaces of the handle base have ridges continuous in the length direction of the handle base, the contact area between the handle base made of the saturated polyester resin and the non-slip portion made of the polyester TPE is increased. To increase the adhesion strength between the two, Even if the anti-skid part is provided in a band shape on the side surface of the handle part, the anti-skid part does not easily peel off from the handle part.
[0027]
Furthermore, The anti-slip part extends over the entire length of the handle part on both sides in the width direction. By providing When the handle portion is gripped with a hand, the anti-slip portion comes into contact with fingers in a wide range, and the anti-slip effect is exhibited regardless of how the hand is gripped, resulting in a toothbrush with better operability.
[0028]
The rubber part of the handle part was provided with the anti-slip parts on both sides of the handle part connected to each other So Non-slip parts made of polyester-based TPE on both sides of the handle are integrated, making it even more difficult to peel off, and at the same time, there is only one injection port for polyester-based TPE into the mold when the rubber part is molded The molding die, the molding apparatus and the molding process are simplified.
[0029]
A handle base is provided by providing a rubber part with the anti-slip parts on both sides of the handle part connected to the neck part side of the handle part and the tail end side of the handle part opposite to the neck part, and surrounding the handle part with the rubber part. The adhesion strength of the rubber part to the rubber becomes larger.
[0030]
Of the area of the handle part as viewed from the front side of the toothbrush, the rubber part made of the polyester TPE has a transparent part occupying the area surrounded by the rubber part, that is, the area of the handle base is 50% or more, preferably 60% By providing it as mentioned above, the transparent part in the handle | steering-wheel part which looked at the toothbrush from the front side is large, and it becomes a toothbrush excellent in the designability.
[0031]
The rubber part provided in the handle part is provided on the front side and the back side of the handle part so that it appears in almost the same shape, so that almost the entire transparent part on the front side is not obstructed by the rubber part on the back side, and the back side of the handle part. It can be seen through and has excellent design.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a toothbrush.
FIG. 2 is a rear view of the toothbrush.
FIG. 3 is a side view of a toothbrush.
4 is a longitudinal side view of the toothbrush, and is a cross-sectional view taken along line II in FIG. 1. FIG.
5A is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. 1, FIG. 5B is a cross-sectional view taken along the line III-III, and FIG. 5C is a cross-sectional view taken along the line IV-IV; d) is a cross-sectional view taken along the line VV.
FIG. 6 is a front view of a resin base material.
FIG. 7 is a rear view of a resin base material.
FIGS. 8A to 8D are front views of the handle portion showing the area of the transparent portion in the area surrounded by the rubber portion of the handle portion when the toothbrush is viewed from the front side.
[Explanation of symbols]
1: toothbrush, 2: flocked part, 3: toothbrush main body, 4: head, 5: handle part, 6: neck, 7: handle base, 8: resin base, 9: rubber part, 10: flocked hole, 11: Embossed portion, 12: Annular groove, 13: Front concave portion, 14: Back concave portion, 15: Front and back through holes, 16: Communication groove, 17: Convex strip, 18: Convex portion, 19: Through hole, 20: Protruding portion , 21: front antiskid part, 22: back antiskid part, 23: belt-like antiskid part.
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