JP4012697B2 - Bentonite slurry and method for producing the same - Google Patents
Bentonite slurry and method for producing the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP4012697B2 JP4012697B2 JP2001068715A JP2001068715A JP4012697B2 JP 4012697 B2 JP4012697 B2 JP 4012697B2 JP 2001068715 A JP2001068715 A JP 2001068715A JP 2001068715 A JP2001068715 A JP 2001068715A JP 4012697 B2 JP4012697 B2 JP 4012697B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bentonite
- mass
- slurry
- granular
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工事中における止水を目的とした止水体や、有害物の遮蔽等を目的とした遮蔽体の作製、また、空隙部の止水充填や、トンネル、シールド等の裏込め充填、地盤や岩盤中の亀裂、空隙の充填等の材料として好適に用いられる、ベントナイトスラリーとその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の止水体や遮蔽体の作製、また、各種の充填等の材料として、セメント、ベントナイト、薬液、アスファルトグラウト等の注入材が一般に用いられている。
近年、このような用途において、セメント系材料を用いることなく、土とベントナイト粉体とを混合し、あるいは土とベントナイト泥水とを混合して、得られた混合物で例えば止水壁を作る工法が一部に実用化されている。
【０００３】
ところで、セメントや水ガラス系薬液以外の材料を用いる場合（例えばベントナイト泥水を使用してこれを原地盤に混合し、施工して止水壁を構築する場合）では、土への材料混合比率を高めるに従って、形成される混合土の強度が低下してしまう。ベントナイトは、その電気化学的な力によって混合土の強度低下が低く抑えられる材料であるものの、自立強度を確保するためには注入率（原地盤への材料添加率）を２０〜３０容量％程度に抑える必要がある。
【０００４】
なお、ベントナイトを用いて形成される混合土の用途を止水壁とした場合、混合土の透水係数については１×１０-6ｃｍ／ｓ以下としなければならず、そのためには、一般的に７５ｋｇ／ｍ3 以上のベントナイト添加量が必要となる。
【０００５】
ところが、泥水掘削等に利用されるベントナイト・水スラリー（ベントナイト泥水）中のベントナイト量は、通常６質量％程度であり、最大でも１３質量％程度である。したがって、止水壁を形成するべく、この泥水を用いて原地盤に７５ｋｇ／ｍ3 のベントナイトを混合するためには、土１ｍ3 に対して３ｍ3 もの泥水を添加する必要がある。しかし、このような条件では得られる改良土は液状であり、強度を期待できる状態にはならない。一方、止水壁としての強度を確保する目的で前述した２０〜３０容量％という低い注入率で施工する場合には、ベントナイトはせいぜい１５〜２５ｋｇ／ｍ3 しか添加できず、したがって十分な止水性能を確保するのが困難である。
【０００６】
このような背景から本発明者等は、粉体のベントナイトをエタノール水溶液に混合し、混練してスラリー化することにより、ベントナイトスラリーを製造することを提案している（特願２０００−２５９８９９）。
この方法によれば、水でスラリー化する場合に比較して、単位体積あたりのベントナイト含有量を８倍以上に増やすことができることから、得られたスラリーをそのまま止水注入したり、土と原位置攪拌して止水壁を構築すれば、地盤等として充分な強度を確保しながら高い止水性を得ることができるのである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した粉体のベントナイトをエタノール水溶液でスラリー化して得られるベントナイトスラリーは、最大でもその乾燥密度（単位体積あたりのベントナイト質量）が０．７ｇ／ｃｍ3 程度であり、このときの透水係数は６×１０-10 ｃｍ／ｓ程度である。また、エタノール濃度を６０％程度とする実用的なベントナイトスラリーでは、乾燥密度が０．５ｇ／ｃｍ3 程度にしかならず、このときの透水係数も１×１０-9ｃｍ／ｓ程度にしかならない。
【０００８】
そして、このようなベントナイトスラリーは、地盤中で水と置換することにより３〜１０ｋＰａ程度の剪断強度を発現するものの、スラリー中のエタノールが水と完全に置換すると、その剪断強度は２ｋＰａ程度になってしまう。
しかして、このような強度や透水係数については、用途によってはさらに改善する必要があり、したがってその改善をなすための手段が望まれている。
【０００９】
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、原地盤等に混合するベントナイトスラリーについて、これを注入することによって形成する地盤や止水体の強度や透水係数をさらに高めることのできる、ベントナイトスラリーとその製造方法を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明のベントナイトスラリーでは、エタノール水溶液とベントナイトとが混合されてなるベントナイトスラリーであって、前記ベントナイトとして、粉体のベントナイトと、平均粒径が０．５ｍｍ〜５．０ｍｍの粒状のベントナイトとが添加され、前記エタノール水溶液として、エタノール濃度が４０質量％以上８０質量％以下のものが混合されてなることを前記課題の解決手段とした。
【００１１】
また、本発明のベントナイトスラリーの製造方法では、エタノール水溶液とベントナイトを混合してベントナイトスラリーを製造するに際して、前記ベントナイトとして、粉体のベントナイトと、平均粒径が０．５ｍｍ〜５．０ｍｍの粒状のベントナイトとを用い、前記エタノール水溶液として、エタノール濃度が４０質量％以上８０質量％以下のものを用いることを前記課題の解決手段とした。
【００１２】
平均粒径が０．５〜５．０ｍｍの粒状ベントナイトは、水に対しては容易に崩壊するものの、例えば６０％程度のエタノール水溶液に対してほとんど崩壊しない。
したがって、本発明のベントナイトスラリーとその製造方法によれば、粉体ベントナイトと粒状ベントナイトとを共に用いてスラリー化しているので、前述したように粒状ベントナイトがほとんど崩壊せずに粒状のままでスラリー中に存在することにより、乾燥密度が例えば１．１ｇ／ｃｍ3 以上にまで増加するとともに、透水係数が１×１０-10 ｃｍ／ｓ以下にまで低下し、また、ベントナイトの水和による膨潤作用が例えば１ＭＰａ以上に高まる。
【００１３】
また、エタノール水溶液は無害であり、生物分解性が高いため、他の有機溶媒に比べて環境に与える影響が小さく、したがって前述したように原地盤に混合して用いるベントナイトスラリーの媒質として好適なものとなる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をベントナイトスラリーの製造方法に基づいて詳しく説明する。
本発明のベントナイトスラリーの製造方法では、エタノール水溶液とベントナイトを混合してベントナイトスラリーを製造するに際して、前記ベントナイトとして、粉体のベントナイトと、平均粒径が０．５ｍｍ〜５．０ｍｍの粒状のベントナイトとを用いる。
【００１５】
粉体のベントナイトとしては、平均粒径が２〜１０μｍ程度、一般には５μｍ程度のものが用いられる。このような平均粒径の粉体ベントナイトは、従来のベントナイト泥水、すなわち単にベントナイトを水に添加し、混練して得られるスラリーに用いられているものである。
【００１６】
粒状ベントナイトは、前記したようにその平均粒径が０．５ｍｍ〜５．０ｍｍのもので、前記の粉状ベントナイトを製造する際、あるいはその前に得られる粒状のものを、前記粒径範囲に篩分して得られるものである。粒状ベントナイトを前記粒径範囲としたのは、この範囲であればエタノール水溶液に対してほとんど崩壊せず、したがって得られるベントナイトスラリーの乾燥密度を例えば１．１ｇ／ｃｍ3 以上にまで高めることができるとともに、透水係数を１×１０-10 ｃｍ／ｓ以下に低下させることができるからである。
【００１７】
また、この粒状ベントナイトは、粉体ベントナイト１００質量％に対して、１０質量％〜１０００質量％、好ましくは１００質量％〜５００質量％となるように添加配合される。粒状ベントナイトの質量比が１０質量％未満であると、得られるベントナイトスラリーの乾燥密度の増加効果が十分に得られなくなってしまうからであり、また粒状ベントナイトの質量比が１０００質量％を超えると、粒状ベントナイトが得られるベントナイトスラリー中において沈降してしまい、均一性が損なわれて剪断強度などについて所望する性状が得られなくなるおそれがあるからである。また、１００質量％〜５００質量％の範囲にすれば、乾燥密度の増加効果がより確実に得られ、かつ、粒状ベントナイトのベントナイトスラリー中での沈降が確実に抑えられる。
【００１８】
これらのベントナイトが、エタノール水溶液に添加され混合（混練）されることにより、本発明のベントナイトスラリーとなる。エタノール水溶液としては、エタノール濃度が４０質量％以上、好ましくは５０質量％〜８０質量％のエタノール水溶液を用いるのが好ましい。エタノール水溶液のエタノール濃度が４０質量％未満になると、これにベントナイトを添加した際、ベントナイトの水和による膨潤が始まって粘度が増加してしまい、さらには粒状ベントナイトの崩壊が生じ易くなって乾燥密度も低下してしまうからである。また、８０質量％を超えると、ベントナイトとエタノール水溶液とが分離してしまい、使用時、ポンプ圧送に支障を生ずるおそれがあるからである。
【００１９】
また、エタノール水溶液は、その水を除いたエタノール分が、粉体ベントナイト１００質量％に対して６０質量％〜２００質量％、好ましくは８０質量％〜１５０質量％となるように配合される。エタノール分が６０質量％未満であると、ベントナイトの膨潤によって得られるスラリーの粘度が大きくなり、ポンプ圧送が困難になるからであり、また、２００質量％を超えると、ベントナイト濃度が薄くなって乾燥密度の増加効果が十分に得られなくなってしまうからである。
【００２０】
このような配合割合によって得られるベントナイトスラリーは、例えば、原地盤に打設混合されて止水壁の構築に供される。
このとき、打設混合されるベントナイトスラリーでは、粒状のベントナイトがエタノール水溶液に対してほとんど崩壊せず、したがってこれが粒状のままでスラリー中に存在することにより、乾燥密度が例えば１．１ｇ／ｃｍ3 以上にまで増加しているとともに、透水係数が１×１０-10 ｃｍ／ｓ以下にまで低下しており、また、ベントナイトの水和による膨潤作用が例えば１ＭＰａ以上にまで高まっている。
【００２１】
したがって、このベントナイトスラリーが混合されて得られた原地盤からなる止水壁は、ベントナイトスラリーと地盤との密着性がより強固になり、自己修復性もより増大したものとなる。また、打設されたベントナイトスラリー中のエタノール分が地下水等の水と置き換わることにより、構築された止水壁の強度と止水性はベントナイトの膨潤作用によって極めて高いものとなる。
【００２２】
このように本発明のベントナイトスラリーとその製造方法にあっては、粉体のベントナイトに加えて粒状のベントナイトを用いたことにより、ベントナイトスラリーの乾燥密度を例えば１．１ｇ／ｃｍ3 以上にまで増加させ、透水係数を１×１０-10 ｃｍ／ｓ以下にまで低下させ、また、ベントナイトの水和による膨潤作用を例えば１ＭＰａ以上に高めることができる。したがって、地盤との密着性をより強固にすることができ、また自己修復性もより増大させることができることから、このような性状が要求される用途においてより好適なものとなる。
【００２３】
なお、本発明のベントナイトスラリーは、原地盤に打設混合されることによる止水壁の構築だけでなく、工事中における止水を目的とした止水体や、有害物の遮蔽等を目的とした遮蔽体の作製、また、空隙部の止水充填や、トンネル、シールド等の裏込め充填、地盤や岩盤中の亀裂、空隙の充填等の材料としても使用可能である。
【００２４】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のベントナイトスラリーとその製造方法は、粉体ベントナイトと粒状ベントナイトとを共に用いてスラリー化させたものであるから、粒状ベントナイトがほとんど崩壊せずに粒状のままでスラリー中に存在することにより、乾燥密度が例えば１．１ｇ／ｃｍ3 以上にまで増加するとともに、透水係数が１×１０-10 ｃｍ／ｓ以下にまで低下し、また、ベントナイトの水和による膨潤作用が例えば１ＭＰａ以上に高まる。
よって、このベントナイトスラリーを止水注入目的の注入薬剤や、止水壁構築用のスラリー材として用いることにより、得られる止水壁や注入地盤などに以下の優れた性状を付与することができる。
（１）１×１０-10 ｃｍ／ｓ以下の不透水性
（２）１ＭＰａ以上の膨潤圧による地盤との確実な密着性
（３）高い自己修復性
（４）高い長期安定性[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a waterproof body for the purpose of waterproofing during construction, production of a shield for the purpose of shielding harmful substances, etc., filling water in voids and backfilling tunnels, shields, etc. The present invention relates to a bentonite slurry and a method for producing the same, which are preferably used as a material for cracks in the ground or rock, filling a gap, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, injection materials such as cement, bentonite, chemicals, and asphalt grout are generally used as a material for the production of this type of waterstop and shield, and for various fillings.
In recent years, in such applications, without using cementitious materials, soil and bentonite powder are mixed, or soil and bentonite mud are mixed. Some have been put to practical use.
[0003]
By the way, when materials other than cement and water glass chemicals are used (for example, when bentonite mud is used to mix this with the ground and then constructed to construct a water barrier), the material mixing ratio to the soil is set to As it increases, the strength of the mixed soil formed decreases. Bentonite is a material whose strength of mixed soil can be kept low by its electrochemical force, but in order to ensure self-supporting strength, the injection rate (material addition rate to the ground) is about 20-30% by volume. It is necessary to keep it down.
[0004]
In addition, when the use of the mixed soil formed using bentonite is a water blocking wall, the hydraulic conductivity of the mixed soil must be 1 × 10 −6 cm / s or less. A bentonite addition amount of 75 kg / m 3 or more is required.
[0005]
However, the amount of bentonite in the bentonite / water slurry (bentonite mud) used for mud drilling or the like is usually about 6% by mass, and about 13% by mass at the maximum. Therefore, in order to form a water blocking wall, in order to mix 75 kg / m 3 bentonite into the raw ground using this muddy water, it is necessary to add 3 m 3 muddy water to 1 m 3 of soil. However, the improved soil obtained under such conditions is in a liquid state, and the strength cannot be expected. On the other hand, in the case of construction with a low injection rate of 20 to 30% by volume for the purpose of ensuring the strength as a water blocking wall, bentonite can only be added at most 15 to 25 kg / m 3 , and therefore sufficient water stopping It is difficult to ensure performance.
[0006]
From such a background, the present inventors have proposed that bentonite slurry is produced by mixing powdered bentonite with an aqueous ethanol solution and kneading it into a slurry (Japanese Patent Application No. 2000-259899).
According to this method, the bentonite content per unit volume can be increased by 8 times or more compared with the case of slurrying with water. If the water blocking wall is constructed by stirring the position, a high water blocking property can be obtained while securing a sufficient strength as the ground or the like.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the bentonite slurry obtained by slurrying the powdered bentonite with an aqueous ethanol solution has a dry density (the mass of bentonite per unit volume) of about 0.7 g / cm 3 at the maximum. Is about 6 × 10 −10 cm / s. Moreover, in a practical bentonite slurry with an ethanol concentration of about 60%, the dry density is only about 0.5 g / cm 3 , and the water permeability coefficient is only about 1 × 10 −9 cm / s.
[0008]
And although such bentonite slurry expresses shear strength of about 3-10 kPa by substituting with water in the ground, when ethanol in the slurry is completely replaced with water, the shear strength becomes about 2 kPa. End up.
Therefore, it is necessary to further improve such strength and water permeability depending on the application, and therefore means for improving the strength is desired.
[0009]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and the object thereof is to further increase the strength and water permeability of the ground and waterstop formed by injecting the bentonite slurry to be mixed with the raw ground and the like. It is providing the bentonite slurry which can be manufactured, and its manufacturing method.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The bentonite slurry of the present invention is a bentonite slurry in which an aqueous ethanol solution and bentonite are mixed. As the bentonite, powdered bentonite and granular bentonite having an average particle diameter of 0.5 mm to 5.0 mm are included. The solution of the above-mentioned problem is that the ethanol aqueous solution added is mixed with an ethanol concentration of 40% by mass to 80% by mass .
[0011]
Further, in the method for producing a bentonite slurry of the present invention, when the bentonite slurry is produced by mixing an aqueous ethanol solution and bentonite, as the bentonite, powdered bentonite and granules having an average particle size of 0.5 mm to 5.0 mm are used. of using a bentonite, as the aqueous ethanol solution, ethanol concentration was the solutions to problems the Rukoto using the following 80 wt% to 40 wt%.
[0012]
The granular bentonite having an average particle diameter of 0.5 to 5.0 mm is easily disintegrated in water, but hardly disintegrates in an ethanol aqueous solution of about 60%, for example.
Therefore, according to the bentonite slurry of the present invention and the manufacturing method thereof, since it is slurried using both powdered bentonite and granular bentonite, as described above, the granular bentonite remains in a granular state with almost no collapse. As a result, the dry density increases to, for example, 1.1 g / cm 3 or more, the water permeability decreases to 1 × 10 −10 cm / s or less, and the swelling action by hydration of bentonite is reduced. For example, it increases to 1 MPa or more.
[0013]
In addition, ethanol aqueous solution is harmless and highly biodegradable, so it has less impact on the environment compared to other organic solvents, so it is suitable as a medium for bentonite slurry to be used by mixing with the original ground as described above. It becomes.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on a method for producing bentonite slurry.
In the method for producing a bentonite slurry of the present invention, when the bentonite slurry is produced by mixing an aqueous ethanol solution and bentonite, as the bentonite, powdered bentonite and granular bentonite having an average particle size of 0.5 mm to 5.0 mm are used. And are used.
[0015]
As the bentonite powder, those having an average particle diameter of about 2 to 10 μm, generally about 5 μm are used. The powder bentonite having such an average particle diameter is used in a conventional bentonite mud, that is, a slurry obtained by simply adding bentonite to water and kneading.
[0016]
As described above, the granular bentonite has an average particle size of 0.5 mm to 5.0 mm, and when the powdered bentonite is produced or before, the granular particles obtained in the particle size range are used. It is obtained by sieving. The reason why the granular bentonite is in the above-mentioned particle size range is that if it is within this range, it hardly collapses with respect to the ethanol aqueous solution, and therefore the dry density of the resulting bentonite slurry can be increased to 1.1 g / cm 3 or more, for example. In addition, the water permeability coefficient can be reduced to 1 × 10 −10 cm / s or less.
[0017]
The granular bentonite is added and blended so as to be 10% by mass to 1000% by mass, preferably 100% by mass to 500% by mass, with respect to 100% by mass of the powdered bentonite. If the mass ratio of the granular bentonite is less than 10% by mass, the effect of increasing the dry density of the resulting bentonite slurry will not be sufficiently obtained, and if the mass ratio of the granular bentonite exceeds 1000% by mass, This is because the granular bentonite is settled in the bentonite slurry, and the uniformity may be impaired and desired properties such as shear strength may not be obtained. Moreover, if it is set as the range of 100 mass%-500 mass%, the increase effect of a dry density will be acquired more reliably, and sedimentation in the bentonite slurry of granular bentonite will be suppressed reliably.
[0018]
These bentonites are added to an aqueous ethanol solution and mixed (kneaded) to form the bentonite slurry of the present invention. As the ethanol aqueous solution, an ethanol aqueous solution having an ethanol concentration of 40% by mass or more, preferably 50% by mass to 80% by mass is preferably used. When the ethanol concentration of the aqueous ethanol solution is less than 40% by mass, when bentonite is added thereto, swelling due to hydration of the bentonite starts to increase the viscosity, and further, the granular bentonite tends to collapse, resulting in a dry density. It is because it will also fall. Moreover, when it exceeds 80 mass%, bentonite and ethanol aqueous solution will isolate | separate and there exists a possibility of producing a trouble in pumping at the time of use.
[0019]
Further, the aqueous ethanol solution is blended so that the amount of ethanol excluding the water is 60% by mass to 200% by mass, preferably 80% by mass to 150% by mass with respect to 100% by mass of the powder bentonite. This is because if the ethanol content is less than 60% by mass, the viscosity of the slurry obtained by the swelling of bentonite becomes large and pumping becomes difficult, and if it exceeds 200% by mass, the bentonite concentration becomes thin and dry. This is because the effect of increasing the density cannot be obtained sufficiently.
[0020]
The bentonite slurry obtained by such a blending ratio is, for example, cast and mixed on the raw ground to be used for construction of a water blocking wall.
At this time, in the bentonite slurry to be cast and mixed, the granular bentonite hardly disintegrates in the ethanol aqueous solution, and therefore, the granular bentonite exists in the slurry as it is in a granular form, so that the dry density is 1.1 g / cm 3, for example. While increasing to the above, the water permeability has decreased to 1 × 10 −10 cm / s or less, and the swelling action by hydration of bentonite has increased to, for example, 1 MPa or more.
[0021]
Therefore, the water blocking wall made of the original ground obtained by mixing the bentonite slurry has a stronger adhesion between the bentonite slurry and the ground, and the self-repairing property is further increased. Further, the ethanol content in the placed bentonite slurry is replaced with water such as ground water, so that the strength and water stoppage of the constructed water blocking wall are extremely high due to the swelling action of bentonite.
[0022]
Thus, in the bentonite slurry of the present invention and the production method thereof, the dry density of the bentonite slurry is increased to, for example, 1.1 g / cm 3 or more by using granular bentonite in addition to powdered bentonite. Thus, the water permeability can be lowered to 1 × 10 −10 cm / s or less, and the swelling action by hydration of bentonite can be increased to, for example, 1 MPa or more. Therefore, the adhesiveness with the ground can be further strengthened, and the self-repairing property can be further increased, so that it is more suitable in applications where such properties are required.
[0023]
In addition, the bentonite slurry of the present invention is intended not only for the construction of a water stop wall by being cast and mixed in the raw ground, but also for the purpose of water stop for the purpose of water stop during construction, shielding of harmful substances, etc. It can also be used as a material for manufacturing a shielding body, filling water in a gap, filling back a tunnel, shield, etc., cracking in ground or rock, filling a gap.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, the bentonite slurry of the present invention and the production method thereof are slurried using both powdered bentonite and granular bentonite. As a result, the dry density increases to, for example, 1.1 g / cm 3 or more, the water permeability decreases to 1 × 10 −10 cm / s or less, and the swelling action by hydration of bentonite is reduced. For example, it increases to 1 MPa or more.
Therefore, by using this bentonite slurry as an injecting agent for water stop injection or a slurry material for constructing a water stop wall, the following excellent properties can be imparted to the water stop wall and injection ground obtained.
(1) Impermeability of 1 × 10 −10 cm / s or less (2) Reliable adhesion to the ground due to swelling pressure of 1 MPa or more (3) High self-repairability (4) High long-term stability
Claims (4)
前記ベントナイトとして、粉体のベントナイトと、平均粒径が０．５ｍｍ〜５．０ｍｍの粒状のベントナイトとが添加され、
前記エタノール水溶液として、エタノール濃度が４０質量％以上８０質量％以下のものが混合されていることを特徴とするベントナイトスラリー。 A bentonite slurry in which an aqueous ethanol solution and bentonite are mixed,
As the bentonite, powdered bentonite and granular bentonite having an average particle size of 0.5 mm to 5.0 mm are added ,
A bentonite slurry in which an ethanol concentration of 40% by mass to 80% by mass is mixed as the aqueous ethanol solution .
前記ベントナイトとして、粉体のベントナイトと、平均粒径が０．５ｍｍ〜５．０ｍｍの粒状のベントナイトとを用い、
前記エタノール水溶液として、エタノール濃度が４０質量％以上８０質量％以下のものを用いることを特徴とするベントナイトスラリーの製造方法。When mixing an aqueous ethanol solution and bentonite to produce a bentonite slurry,
As the bentonite, using powdered bentonite and granular bentonite having an average particle size of 0.5 mm to 5.0 mm ,
Examples aqueous ethanol solution, the manufacturing method of the bentonite slurry ethanol concentration and wherein Rukoto used as a 40% by weight to 80% by weight.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001068715A JP4012697B2 (en) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | Bentonite slurry and method for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001068715A JP4012697B2 (en) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | Bentonite slurry and method for producing the same |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002265943A JP2002265943A (en) | 2002-09-18 |
| JP4012697B2 true JP4012697B2 (en) | 2007-11-21 |
Family
ID=18926864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001068715A Expired - Fee Related JP4012697B2 (en) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | Bentonite slurry and method for producing the same |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4012697B2 (en) |
-
2001
- 2001-03-12 JP JP2001068715A patent/JP4012697B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002265943A (en) | 2002-09-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5476142A (en) | Flexible contaminant-resistant grout composition and method | |
| US5512096A (en) | Flexible grouting composition | |
| JP6207149B2 (en) | Underground continuous water barrier method | |
| JP3561136B2 (en) | Grout injection method | |
| JP3514614B2 (en) | Grout material and grouting method | |
| JP4012697B2 (en) | Bentonite slurry and method for producing the same | |
| JP4276815B2 (en) | Civil lubricants containing powder lubricant | |
| JP4074570B2 (en) | Vibration isolation wall and its construction method | |
| JP4012674B2 (en) | Process for producing bentonite slurry | |
| JPH024634B2 (en) | ||
| JP2020023852A (en) | Method for injecting hardening grout into ground beneath groundwater | |
| JP3981952B2 (en) | Construction method of still water structure | |
| JP3706998B2 (en) | Ethanol bentonite grout method | |
| JP2003278144A (en) | Impregnation method | |
| JP5695300B2 (en) | Ready-made pile rooting solution and embedding method of ready-made pile using this root-setting solution | |
| JP3088628B2 (en) | Self-hardening stabilizer | |
| JPH1081879A (en) | Filling grout | |
| JP4242670B2 (en) | Soil-stabilized soil and method for producing the same | |
| JP4341884B2 (en) | Foundation pile forming composition, manufacturing method thereof, and foundation pile forming method | |
| JP2004346108A (en) | Solidifying slurry for ground improvement and ground improvement method using the same | |
| JPH05256092A (en) | Water permeable granulated composition used for backfilling | |
| JPH09165995A (en) | Slurry excavation method | |
| JPH06146788A (en) | Backfilling material and shield method using the same | |
| JP4217943B2 (en) | Method for constructing water barrier and method for preventing crack of water barrier | |
| JPH06192650A (en) | Water-permeable composition excellent in pumpability |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031216 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061005 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061017 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061130 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070821 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070910 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4012697 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914 Year of fee payment: 4 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914 Year of fee payment: 5 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914 Year of fee payment: 6 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914 Year of fee payment: 6 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914 Year of fee payment: 6 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |