JP4011242B2 - 電子ブック - Google Patents
電子ブック Download PDFInfo
- Publication number
- JP4011242B2 JP4011242B2 JP25374099A JP25374099A JP4011242B2 JP 4011242 B2 JP4011242 B2 JP 4011242B2 JP 25374099 A JP25374099 A JP 25374099A JP 25374099 A JP25374099 A JP 25374099A JP 4011242 B2 JP4011242 B2 JP 4011242B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- book
- book information
- electronic book
- display
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Calculators And Similar Devices (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ブックに関し、特に携帯して電車の中などで立ったまま片手で操作できる電子ブックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、書籍情報はパソコン等の比較的大型の電子機器や両手を使って操作する電子機器において、表示されるものであった。
【0003】
また、特開平1−94382号公報には、読書開始時にスイッチを押し、1ページ読み終えた時にもう一度スイッチを押すと、制御回路に内蔵されたタイマでこの間の時間が記憶され、記憶された時間間隔で制御回路からページ送り信号が伝達され、初期設定した速度で自動的にページ送りがなされる電子ブックが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、文字を読む速度は内容によって異なることは言うまでもない。例えば、難解な書物や詩歌などはゆっくり、小説や新聞記事などは速く、読み進む。また、書物を初めから終わりまで同じ速度で読むわけではなく、例えば退屈なところはゆっくり読んだり、あるいは逆に飛ばし読みをして速く読んだりする。さらに、周囲の状況や集中の度合いによっても、当然読む速度は変わってくる。
【0005】
しかしながら、前記記載の技術においては、両手で持って操作しなければならないなど、使用環境に制限があり、また、ページ送りの速度を変えるためには、その都度設定をやり直さなければならず、容易かつ滑らかに変えることができない。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、片手で持った状態においても、書籍情報を表示する操作を、片手で行うことができ、さらに、ページを送る速度を変えるなどの操作を、片手で容易かつ滑らかに行うことができる電子ブックを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子ブックは、書籍情報を記憶する記憶手段と、書籍情報を表示する表示手段と、前記記憶手段から書籍情報を所定の単位で呼び出す呼び出し制御手段と、前記表示手段に表示することを指示する操作手段とを備えた電子ブックにおいて、前記操作手段は、前記記憶手段から書籍情報を所定単位で順方向に連続的に呼び出して前記表示手段に表示することを指示する第1のスイッチ手段と、前記記憶手段から書籍情報を所定単位で逆方向に連続的に呼び出して前記表示手段に表示することを指示する第2のスイッチ手段とを有し、前記第1のスイッチ手段と前記第2のスイッチ手段は、電子ブック本体を挟持する片手の指で操作できるように本体の対向側面に各々配置されてなることを特徴とする。
【0008】
さらに、上記本発明に係る電子ブックは、前記操作手段にて書籍情報の呼び出しを指示し、その所定の単位で書籍情報を呼び出した後に、引き続き次の所定の単位の書籍情報を呼び出すまでの書籍情報を連続して呼び出す際の時間間隔を決定する時間決定手段をさらに備え、前記第1のスイッチ手段は所定の単位の書籍情報を呼び出すまでの時間を増加させることを指示する機能を、前記第2のスイッチ手段は所定の単位の書籍情報を呼び出すまでの時間を減少させることを指示する機能を、それぞれ有し、前記時間決定手段は、前記第1のスイッチ手段もしくは第2のスイッチ手段による所定の単位の書籍情報を呼び出すまでの時間の増減操作に基づいて、書籍情報を連続して呼び出す際の時間間隔を決定することを特徴とする。
【0009】
さらに、上記本発明に係る電子ブックは、電子ブック本体それ自体を振動させる振動手段をさらに備え、前記呼び出し制御手段により所定の単位の書籍情報の呼び出しに連動して前記振動手段を駆動させることを特徴とする。
【0010】
さらに、上記本発明に係る電子ブックは、前記記憶手段は、電子ブック本体と分離可能に構成されてなり、前記記憶手段内に記憶されている書籍情報を読み出す読み出し手段をさらに備え、前記読み出し手段によって前記記憶手段にアクセスし、記憶されている書籍情報を所定の単位で呼び出して、前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における電子ブックの実施形態に関して、図面を用いてその一実施例を説明する。
【0012】
尚、以下の実施例においては対象とする電子ブックの形状を説明し易くするために携帯型とするが、実際にはこれに限定されるものではなく、装置の表面積が例えばA4やB5サイズの形状のものであってもよい。
【0013】
図1は、本発明における携帯型電子ブックの外観を示す斜視図である。
【0014】
1は本体ケース、6は液晶表示デバイス等で構成された表示装置、51は電子化した書籍データを格納した電子ブックのメディア等を装着するメディア挿入口、71及び72は本体ケース1の両側面の略中央に位置した例えばプッシュスイッチ等の操作ボタンである。
【0015】
尚、電子化した書籍データを格納した電子ブックのメディアとしては、記憶媒体として、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピーディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムやデータを担持する媒体であってもよい。以下では、説明上カード形状のものを電子ブックメディアとして記載する。そのため、上記メディア挿入口51は以下ではカード挿入口51として説明します。
【0016】
本体ケース1は、例えば携帯電話やPHS程度のもので片手で挟持でき、その挟持する片手の指だけで電子ブックを操作できる程度の大きさで持ち運び可能に形成され、後述する各種の回路ユニットと振動体を内蔵している。
【0017】
表示装置6は、本体ケース1の前面に設けられ、書籍情報を表示する領域60と領域60に現在表示している書籍情報のページ情報を表示する領域61と、書籍情報に関連したシオリ情報、総ページ数情報、カード識別情報、操作ガイダンス情報等の付加情報を表示する領域62を備えている。
【0018】
カード挿入口51は、本体ケース1の上側面後方に位置し、近傍に切り欠き部(図示せず)を設けているため、装着している電子カード表面の一部が露出して電子カードの識別を確認できるように形成されている。尚、このカード挿入口51は、図1においては上記説明のように本体ケース1の上側面後方に位置しているが、その場所に限定されるものではない。例えば、本体ケース1の側面で操作ボタン71、72に係らない位置や下側面や裏面等のいずれであってもよい。
【0019】
図2は本発明における携帯型電子ブックの使用形態を示す説明図である。
【0020】
上記図1のように構成された電子ブックは、図2(a)の縦書き表示形式あるいは図2(b)の横書き表示形式で示すように、例えば右片手で携帯電話を持つようにして本体ケース1を挟持し、中指あるいは人差し指で操作ボタン71の操作を行うことが可能であり、また親指で操作ボタン72の操作を行うことが可能となる。このため、片手で電子ブックを持ち、さらに持っている手の指で操作を行うことができ、電車等で立った姿勢で一般書籍を読むように、電子ブックに表示される書籍情報を読むことが可能となる。
【0021】
図3は、本発明の電子ブックの一例を示した回路構成のブロック図であり、図1及び図2と同一の部位を示すものには同一の番号を付している。
【0022】
本発明における電子ブックは、各部を制御する中央演算処理装置であって時間を計測するタイマを含むCPU2と、本発明の処理に必要なプログラム等が格納されているROM3と、本発明の処理に必要なデータが格納されていたり処理に必要な作業領域が確保されているRAM4と、電子化した書籍データ等を格納している電子ブックカード5と、その電子ブックカード5(電子ブックメディアの一例)にアクセスしデータを読み出す電子ブックメディア読み取り装置5a、書籍データを表示する表示装置6と、操作ボタン71、72の押下により作動するそれぞれの操作ボタンに対応した2つでなるプッシュスイッチ7と、例えばモータと本体ケース1に接触する振動片で形成され本体ケース1自体を振動させる振動体8と、前記RAM4に格納するデータをバックアップでき、さらに本発明のシステムを構成している半導体素子や部品等を動作させるための電源、例えば電池からなる電源9とから構成されている。
【0023】
RAM4の一部には、ページ送りを自動的にすることを示すフラッグであるAutoF41と、ページ送りの速度を示す数値変数バッファであるTimeI42の格納領域を設けており、TimeI42は、例えば秒で表す値として利用される。尚、このRAM4の機能は、電池でバックアップされたRAMだけでもよいし、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで実現してもよい。
【0024】
電子ブックカード5は、前記カード挿入口51を介して電子ブックの本体ケース1から抜き差し可能に装着され、例えばパソコンを介してインターネットやCD−ROMなどから書籍データを記憶させている。この書籍データには、書籍情報をコード化した文字データ、イメージデータ等とページ番号情報を含んでおり、このページ番号情報は書籍データのページ選択情報として用いられる。
【0025】
尚、この電子ブックカード5は、上記で記載したように固定的にプログラムやデータを担持する媒体であってもよい。また、電子ブック本体1がインターネットを含む通信ネットワークと接続可能な手段を内蔵したシステム構成の場合には、
通信ネットワークからプログラムやデータをダウンロードするように流動的にプログラムやデータを担持する媒体であってもよい。尚、このように通信ネットワークからプログラムやデータをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予め装置本体に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。
【0026】
表示装置6は、例えば液晶表示デバイスからなり、携帯性を考慮してそのドット数を例えば100×640ドットとした場合、5行40文字程度の文字を表示することができる。
【0027】
また、表示装置6の表示領域を示す領域60には、ページ番号情報に対応した書籍データが電子ブックカード5から呼び出されて展開することにより書籍情報として表示される。領域61には、ページ番号情報がページ番号として表示され、領域62には、前述したコード化した文字データ、イメージデータ等とページ番号情報等以外の情報データでなる、総ページ数情報、電子ブックカード5の識別情報等の情報を電子ブックカード5に含ませることによって、これらを表示することも可能である。
【0028】
尚、書籍データを表示装置6に展開する場合に、本実施例では縦書きの表示形式で示したが、例えば電子ブック本体を横向きで使用することを設定することによって横書きの表示形式で表示させるように構成してもよい。
【0029】
以上、電子ブックのシステム構成に関して説明してきたが、上記説明では電子ブックカード5を電子ブック本体装置に挿入した状態で操作することをメインにしたが、それに限定されるものではない。例えば、電子ブックカード5を本体装置に挿入し、その後全ての書籍に関する情報を本体装置内に取り込んで(例えば、図3のRAM4あるいは図示していないフラッシュメモリ等の別の記憶手段に)記憶する。以後、操作手段(この場合、操作ボタン7に相当)からの指示操作に基づいて、書籍関連の情報が記憶されている記憶手段から必要な情報が呼び出されて、表示手段(この場合、表示装置6)に表示される、といった構成にしてもよい。
【0030】
次に、上記各部の動作について図4と図5の本発明の電子ブックの動作を示すフローチャートに従って詳細に説明する。
【0031】
本発明の電子ブックは、下記の表1に示す通り、前記操作ボタン71(以下Lスイッチ71という)と前記操作ボタン72(以下Rスイッチ72という)のそれぞれを組み合せて操作することによって、Lスイッチ71もしくはRスイッチ72を操作する毎にあるいは操作回数に応じて、電子ブックカード5より書籍データをページ単位に呼び出し表示する手動ページ送りモードと、スイッチを操作することなく予め設定された時間ごとにページ単位に呼び出し表示する自動ページ送りモードの設定を行い、さらに、書籍データの順方向あるいは逆方向に呼び出し方向指示と、電源断指示と、自動ページ送りモードにおける送り時間変更指示、及び、自動ページ送りモードにおける強制ページ送り指示の各制御とを実行することができる。
【0032】
【表1】
図4は、電源9を入れて最初のページを表示した後で、スイッチ7を1回押したとき(シングルクリック)の動作を示すフローチャートである。
【0033】
電子ブックカード5を新たに電子ブックに取り付けて電源9を入れたときは、電子ブックカード5中のページ情報を基に書籍データの第1ページを選択して呼び出し、その書籍データを表示装置6の領域60に表示すると共に、対応するページ番号を領域61に表示する。併せて自動ページ送りにおける送り間隔の時間を保持するためのバッファTimeI42にはデフォルト値が設定される。例えば、30(sec)をセットした場合には、あるページを表示してから30秒後に自動的に次のページに送られることになる。
【0034】
図4(a)において、Lスイッチ71を1回押下すると、フラッグAutoF41が1であるかどうか、つまりページ送りが自動であるか否かを判断する(ステップS31)。そうでなければRAM4に保持する現表示ページ番号情報を更新し、電子ブックカード5から対応する次ページの書籍データを呼び出して表示する(ステップS32)。
【0035】
ページ送りが自動に設定されている場合は、後述する図5のステップS57へ移り、セットされた時間を無視して強制的に前記動作を実行して次ページを表示する。
【0036】
図4(b)において、Rスイッチ72を1回押下すると、フラッグAutoF41が1であるかどうか、つまりページ送りが自動であるか否かを判断する(ステップS41)。自動ページ送りに設定されていない場合には、RAM4に保持する現表示ページ番号情報を後退させ、電子ブックカード5から対応する前ページの書籍データを呼び出し表示する(ステップS42)。自動ページ送りに設定されている場合には、動作中のCPU2に含まれた前記タイマを停止させ(ステップS43)、フラッグAutoF41を0にセットする(ステップS44)。これは、自動ページ送りを中止し、手動送りにすることを意味する。
【0037】
図5は、スイッチ7を連続して2回押したとき(ダブルクリック)の動作を示すフローチャートである。
【0038】
Lスイッチ71を連続して2回押すと、フラッグAutoF41が1であるかどうか判断するステップS51)。1でなければ、フラッグAutoF41を1にセットし(ステップS52)、タイマの動作を開始する(ステップS54)。
【0039】
前記タイマは時間を計測しながら(ステップS55)、その経過時間がバッファTimeI42の値を超えたか否かを判断する(ステップS56)。バッファTimeI42の値を超えると、タイマの動作を停止させ(ステップS57)、振動体8を所望時間駆動して本体ケース1自体を振動させて操作者に対してページ切り替えの予告を報知する(ステップS58)。それから、例えば約2秒の待ち時間を設け(ステップS59)、待ち時間を経過すると前述の書籍データの呼び出し動作と同様に電子ブックカード5の次ページの書籍データを呼び出し表示し(ステップS60)、再びタイマ動作を開始する(ステップS61)。その後、ステップS55に戻ってタイマによって時間を計測し、スイッチ7が押下されることがない限り、ステップS55以下の自動ページ送りの処理を繰り返す。
【0040】
尚、フローチャートには示されていないが、この繰り返し動作中にスイッチ7を操作するとスイッチ操作に対応した動作の割り込み処理が実行される。
【0041】
これによりバッファTimeI42に設定した時間毎に電子ブックカード5からページ単位に順次呼び出して表示装置6に表示されるため、操作者がページめくり操作することなく書籍のページを自動的にめくるごとく動作されて読書が可能となる。また、ここでさらに重要なことは次のページの呼び出しの動作に先立って振動体8を駆動してページの切り替えの予告報知することである。
【0042】
すなわち、この予告報知に対して、ページ切り替えまでの待ち時間に、例えば、Rスイッチ72を1回押下することにより、自動ページ送り動作を終了させると(ステップS43乃至S44)、操作者は現表示ページの前記設定時間以上の熟読作業が行うことができる。
【0043】
次に、Lスイッチ71を連続して2回操作した場合(ダブルクリック)において、フラッグAutoF41が1であるかどうか判断し(ステップS51)、1であれば、バッファTimeI42の値を、例えば、2減少させる(ステップS53)。バッファTimeI42の値は、初めに30なら28になり、Lスイッチ71のダブルクリックを繰り返せば、26,24,…のように減少し、ページ呼び出しの時間間隔が短くなり、結果的には書籍データの呼び出し速度はだんだん速くなる。
【0044】
バッファTimeI42の値の最小値は0とし、そのときは、ステップS59の待ち時間だけでページを送ることになる。
【0045】
Rスイッチ72を連続して2回操作した場合(ダブルクリック)において、フラッグAutoF41が1であるかどうか判断する(ステップS71)。1であれば、バッファTimeI42の値を、例えば2増加させる(ステップS73)。バッファTimeI42の値は、初めに30なら32になり、Rスイッチ72のダブルクリックを繰り返せば、34,36,…のように増加し、ページ呼び出しの時間間隔が長くなり、結果的には書籍データの呼び出し速度はだんだん遅くなる。
【0046】
したがって、自動ページ送りモードにおいて、スイッチ7のダブルクリックを繰り返すことによってページ送り速度の変更が可能となる。
【0047】
ステップS71において、フラッグAutoF41が1でないときは、電子ブックの動作を終了し、電源9を切断する(ステップS72)。この場合、電子ブックは電池で駆動されており、RAM4はバックアップされ保存している各種情報は消失することはなく再び電源投入した際には電源9を切る前のページから継続して呼び出し表示することが可能である。
【0048】
以上、ここまで挙げた実施形態における内容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】
本発明における電子ブックでは、以下の効果が得られる。
【0050】
本発明の電子ブックは、例えば右片手で携帯電話を持つようにして本体ケースを挟持し、持っている片手の指だけで操作ボタンの操作を行うことが可能となる。このため、片手で電子ブックを持ったまま、電車等で立った姿勢で紙の書籍を読むように、電子ブックに表示される書籍情報を読むことが可能となる。
【0051】
また、本発明の電子ブックは、電子ブック本体に設けたスイッチを押下する回数に応じて、手動ページ送りや自動ページ送りの開始と停止、自動ページ送り速度の変更、電子ブック本体の動作の終了などさまざまな動作の指定を行うことができ、読書中に容易かつ滑らかに各指示事項を実現することができる。
【0052】
さらに、本発明の電子ブックは、ページが自動送りされるとき、振動によってそのことを知ることができるので、目を凝らして表示装置を見つめている必要がないし、あらかじめページが変わることを知ることができるので、不都合なときは即座に自動ページ送りを中止させることや変更を加えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子ブックの一実施例を示す外観構造図である。
【図2】本発明の電子ブックの使用形態を示す図である。
【図3】本発明の電子ブックの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の電子ブックの動作(シングルクリックでの動作)を示すフローチャートである。
【図5】本発明の電子ブックの動作(ダブルクリックでの動作)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子ブック本体ケース
2 CPU
3 ROM
4 RAM
41 フラッグAutoF
42 バッファTimeI
5 電子ブックメディア(電子ブックカード)
5a 電子ブックメディア(電子ブックカード)読み取り装置
6 表示装置
7 スイッチ
8 振動体(振動手段)
Claims (3)
- 書籍情報を記憶する記憶手段と、書籍情報を表示する表示手段と、前記記憶手段から書籍情報を所定の単位で呼び出す呼び出し制御手段と、前記表示手段に表示することを指示する操作手段とを備えた電子ブックにおいて、
前記操作手段は、前記記憶手段から書籍情報を所定単位で順方向に連続的に呼び出して前記表示手段に表示することを指示する第1のスイッチ手段と、前記記憶手段から書籍情報を所定単位で逆方向に連続的に呼び出して前記表示手段に表示することを指示する第2のスイッチ手段とを有し、
前記操作手段にて書籍情報の呼び出しを指示し、その所定の単位で書籍情報を呼び出した後に、引き続き次の所定の単位の書籍情報を呼び出すまでの書籍情報を連続して呼び出す際の時間間隔を決定する時間決定手段をさらに備え、
前記第1のスイッチ手段は所定の単位の書籍情報を呼び出すまでの時間を増加させることを指示する機能を、前記第2のスイッチ手段は所定の単位の書籍情報を呼び出すまでの時間を減少させることを指示する機能を、それぞれ有し、
前記時間決定手段は、前記第1のスイッチ手段もしくは第2のスイッチ手段による所定の単位の書籍情報を呼び出すまでの時間の増減操作に基づいて、書籍情報を連続して呼び出す際の時間間隔を決定し、
前記第1のスイッチ手段と前記第2のスイッチ手段は、電子ブック本体を挟持する片手の指で操作できるように本体の対向側面に各々配置されてなることを特徴とする電子ブック。 - 電子ブック本体それ自体を振動させる振動手段をさらに備え、
前記呼び出し制御手段により所定の単位の書籍情報の呼び出しに連動して前記振動手段を駆動させることを特徴とする請求項1記載の電子ブック。 - 前記記憶手段は、電子ブック本体と分離可能に構成されてなり、前記記憶手段内に記憶されている書籍情報を読み出す読み出し手段をさらに備え、前記読み出し手段によって前記記憶手段にアクセスし、記憶されている書籍情報を所定の単位で呼び出して、前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の電子ブック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25374099A JP4011242B2 (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 電子ブック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25374099A JP4011242B2 (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 電子ブック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001075925A JP2001075925A (ja) | 2001-03-23 |
JP4011242B2 true JP4011242B2 (ja) | 2007-11-21 |
Family
ID=17255488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25374099A Expired - Fee Related JP4011242B2 (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 電子ブック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4011242B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20030043095A1 (en) | 2001-08-31 | 2003-03-06 | Kia Silverbrook | Scanning electronic book |
JP2008152184A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Tadao Yoshida | 表示装置 |
-
1999
- 1999-09-08 JP JP25374099A patent/JP4011242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001075925A (ja) | 2001-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2244160B1 (en) | Terminal with standby state launching program on entry into normal working state | |
EP2437154A2 (en) | Apparatus and method for turning e-book pages in portable terminal | |
JP2005182687A (ja) | 表示と入力の少なくとも一方を行なうための装置 | |
US20060044285A1 (en) | Replay apparatus and replay method | |
JP2004139399A (ja) | 電子情報表示装置,電子情報表示方法,記録媒体,プログラム | |
EP0463772A2 (en) | Coordinate data processing apparatus using pointing means | |
US9645711B2 (en) | Electronic equipment with side surface touch control of image display, display control method, and non-transitory storage medium | |
JP4971695B2 (ja) | 電子アルバム | |
US20020036637A1 (en) | Information processing apparatus and display light control method | |
US6411300B1 (en) | Processing apparatus | |
US7773142B2 (en) | Electronic camera with print specifying information | |
JP6376099B2 (ja) | 撮影作業支援装置、撮影作業支援方法、及びプログラム | |
JP4011242B2 (ja) | 電子ブック | |
JP2000206956A (ja) | 表示画面の拡大縮小制御装置および表示画面の拡大縮小制御方法 | |
WO2004109494A1 (en) | Method and software application for transmitting information remaining behind an obstacle located in front of the display to the user of a data processing device | |
US20060113377A1 (en) | Compact electronic unit with display | |
JP2004062649A (ja) | 表示制御装置及びこれに用いられる表示制御プログラム | |
KR20000009265A (ko) | 어휘 학습 보조 장치 | |
JP3919103B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP2006268362A (ja) | 複数のブロックから構成されるコンテンツを表示できる携帯端末、その制御方法及びプログラム | |
JP3314737B2 (ja) | プリンタ | |
JP3879659B2 (ja) | 文書読み上げ装置、同装置用プログラム及び記録媒体 | |
JP2017128086A (ja) | 動作制御装置、動作制御方法、及びプログラム | |
TWI293892B (en) | Information processing device, image movement pointing method and information memory device | |
JPH10275208A (ja) | Icメモリカードおよびicメモリカード用情報表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070612 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070725 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20070725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070828 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070905 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |