JP4009682B2 - Adrenaline and noradrenaline secretion promoting composition - Google Patents
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Description
【0001】
この発明は、スズメバチ(Vespa 属)の幼虫が分泌するだ液中に含まれるアミノ酸類で構成される組成物の知見から得られたアミノ酸組成物に関する。さらに詳しくは、アドレナリン及びノルアドレナリン分泌促進作用を有するアミノ酸組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スズメバチの幼虫に関する報告、特に幼虫が分泌するだ液に関する報告はほとんどなく、その組成は全く解明されていなかった。またスズメバチの驚異的な筋持続力はどの様な栄養に由来するのかも全く不明であった。
本発明者らは、種々のスズメバチの幼虫が分泌するだ液について研究し、その組成を明らかにするとともに、その組成物が極めて有効な脂質、糖質代謝調節作用を有することを見出し、その有効成分を解明してきた。スズメバチの幼虫が分泌するアミノ酸栄養液は、経口投与により運動時の脂質および糖質代謝を調節することが明らかになっている(例えば、特願平1−150788号公報、特願平2−210895号公報、特願平2−232977号公報、特願平2−240961号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題および課題を解決するための手段】
本発明者は、種々のスズメバチの幼虫が分泌するだ液についてさらに研究してその組成をさらに明らかにするとともに、上記以外の生理作用を有するか否について検討し、下記のアミノ酸組成物がアドレナリン、ノルアドレナリンの分泌作用を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0004】
すなわち本発明は、スレオニン、プロリン、グリシン、バリン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、リジン、メチオニン、トリプトファン、ヒスチジン、及びアルギニンを主成分として含むアドレナリン及びノルアドレナリン分泌促進組成物を提供するものである。従来使用されているアドレナリン及びノルアドレナリン分泌促進剤は副作用及び習慣性があるという問題点を有していたが、本発明の組成物は、血中のアドレナリン及びノルアドレナリン量を上昇させる作用を有するものの、高濃度投与においても全く副作用が見られず、又連続投与によっても習慣性や副作用が認められないものであり有用である。
【0005】
アドレナリン及びノルアドレナリンは、生体内で副腎髄質から分泌される物質であり、両者とも神経伝達物質として知られている。末梢交感神経からはノルアドレナリンが、脳カテコールアミン作動性ニューロンからはアドレナリン及びノルアドレナリンが分泌される。アドレナリンは、内臓・皮膚・粘膜・腎臓・脳に分布する小動脈の平滑筋を収縮させるが、一方、少量では骨格筋や心臓に分布する血管を拡張させる。また、心臓筋の収縮力や拍動力を増やすので、血圧を亢進させる作用があり、気管肢の平滑筋に対しては拡張的に、虹彩拡張筋・膀胱括約筋・立毛筋に対しては、収縮的に働くことが知られている。更に、アドレナリンは、肝臓及び骨格筋肉のグリコーゲン分解を促進させて血糖量を上昇させる作用を持ち、インシュリンと拮抗して血糖量の調節を担うことも知られている。ノルアドレナリンは、アドレナリンよりも強い血圧上昇作用を有する物質である。
【0006】
本発明の組成物は、アドレナリン及びノルアドレナリンの分泌、特に血中への分泌を促進する作用を有しており、運動能の向上、緊張の持続、肥満者の脂肪分解促進及び予防、高脂血症の治療剤として利用することができる。本発明の好ましい態様の一例として.VAAM(表1)を挙げることができるが、本発明はこの態様に限定されることはない。
【0007】
本発明の組成物は、特にL−アミノ酸を用いることが好ましい。本発明のアミノ酸組成物は、好ましくはスレオニン(Thr)を2〜15モル、プロリン(Pro)を4〜30モル、グリシン(Gly)を7〜20モル、バリン(Val)を4〜8モル、イソロイシン(I-Leu)を3〜9モル、ロイシン(Leu)を2〜12モル、チロシン(Tyr)1〜9モル、フェニルアラニン(Phe)を0.5〜5モル、リジン(Lys)5〜11モルの割合で含有し、かつそれぞれ5モル以下の割合でメチオニン(Met)、トリプトファン(Trp)、ヒスチジン(His)、アルギニン(Arg)を含有する。その他に3モル以下の割合のタウリン(Tau)、2モル以下の割合のリン酸エタノールアミン(P-EtAm)、1モル以下の割合のアスパラギン酸(Asp)、5モル以下の割合のアスパラギン(Asn)又はセリン(Ser)、4モル以下の割合のグルタミン酸(Glu)、12モル以下の割合のアラニン(Ala)、0.5モル以下の割合のシスチン(Cys)、1モル以下の割合のβ−アラニン(β−Ala)、0.5モル以下の割合のγ−アミノ酪酸(GABA) 、3モル以下の割合のオルニチン(Orn)又はエタノールアミン(EtAm) 、2モル以下の割合のアンモニア(NH3)、3モル以下の割合の1−メチルヒスチジン(1-MeHis)、1モル以下の割合の3−メチルヒスチジン(3-MeHis)を含むことができる。
【0008】
例えば、表1を参照しつつ本発明の好ましい態様について説明すれば、本発明の組成物は、スレオニンを約6.3モル、プロリンを約15.8モル、グリシンを約16.8モル、バリンを約5.1モル、イソロイシンを約4.0モル、ロイシンを約5.4モル、チロシンを約5.2モル、フェニルアラニンを約3.4モル、リジンを約7.6モル、メチオニンを約0.47モル、トリプトファンを約1.9モル、ヒスチジンを約2.3モル、及びアルギニンを約3.1モルの割合で含む組成物としてもよく、さらに上記の組成に加えてアスパラギン酸を0.14モル、セリンを約2.2モル、グルタミン酸を約2.8モル、アラニンを約5.3モルの割合で含む組成物としてもよい。
【0009】
本発明のアミノ酸組成物を製造するにあたっては、市販の上記アミノ酸を上記の所定割合で混合すれば良い。通常は粉末状で均一に混合して組成物とすればよいが、構成成分を蒸留水に溶解し若しくは溶液状態で混合し、乾燥して組成物を製造しても良い。本発明の組成物を製造する温度は特に限定されないが、室温以下で製造することが好ましい。本発明の組成物は微弱な苦味を呈し、マウスに経口投与した場合20g/kgでも全く毒性を発現せず、LD50は20g/kgを遥かに上まわる。
【0010】
本発明の組成物は医薬又は飲料等の食品として有用である。医薬として用いる場合の投与形態は特に限定されないが、経口投与、直腸投与、注射、輸液による投与等の一般的投与経路を経ることができる。経口投与の場合には、上記組成を有する組成物自体として、あるいは医薬上許容される担体、賦形剤とともに錠剤、カプセル剤、散剤、トローチ剤、シロップ剤等の製剤として用いてもよい。ただし、錠剤や散剤等の固形製剤では吸収に時間がかかる場合もあるので、液剤等による経口投与が好ましい。その場合には、適当な添加物、例えば塩化ナトリウム等の塩類、緩衝剤、キレート剤等とともに水溶液として投与することが好ましい。また、注射剤としては、適当な緩衝剤、等張剤等を添加し、滅菌蒸留水に溶解したものを用いて、例えば静脈内に点滴静注すればよい。食品として用いる場合には、適当な風味を加えてドリンク剤、例えば清涼飲料、粉末飲料とすることができる。
【0011】
本発明の組成物は極めて低毒性であり、投与量は非常に広範に設定できる。投与量は、投与方法、使用目的により異なるが、通常、1回0.5〜5g、一日の投与量として0.01〜40g、好ましくは1回に1〜2g、1日投与量として0.01〜50g、さらに好ましくは4〜10gである。これらの溶液剤とする場合には0.5〜10wt%溶液として10〜100mlを1回投与量とすればよい。注射剤としては0.5〜2wt%溶液として1回あたり10〜500ml、好ましくは100〜300mlを投与すればよい。
【0012】
【実施例】
以下に本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されることはない。
A.試験方法
動物:ddy系マウス、5週令〜8週令の雄
運動負荷:本発明の組成物の1例であるVAAMを、成分アミノ酸を室温下で蒸留水に加えて溶解することにより16mg/mlの水溶液として製造し、運動負荷試験の目的でマウスに投与した。対照として、表2に示すカゼイン・アミノ酸組成物(CAAM:表2)を用いて同様に製造した水溶液(VAAMと同窒素当量)、並びに無投与群を設けた。運動負荷は、マウスの尾に0.3gの重りを付けることにより行い、30分間にわたって35℃のリバープールで強制遊泳させた。
【0013】
採血:マウスを30分間強制遊泳させた後にエーテルで麻酔し、開復して頚動脈より採血した。
血中カテコールアミンの測定:動脈採血した血液に10mM EDTA を加え、遠心分離により血漿を得た。この血漿を1N PCA で変性した後に上清を分離し、中性条件でアルミナに吸着させ、酸性条件下で吸着したカテコールアミンを分離した。カテコールアミン分画をODS-カラムを用いてHPLCで分離し、フェリシアン化カリで酸化した後、アルカリ性でアドレノクロームを作り、その螢光を定量した。
B.試験結果
(1) 負荷遊泳マウスの血中アドレナリン濃度の変化
無投与無遊泳群の血中アドレナリン濃度は2.73±0.68ng/mlであった。これに対し、負荷遊泳群においては、CAAM投与群では3.10±0.46ng/mlを示し、VAAM投与群では5.06±0.93ng/mlとCAAM投与群よりも有意に高い値を示した(表3)。
【0014】
(2)負荷遊泳マウスの血中ノルアドレナリン濃度の変化
アドレナリンと同様に副腎髄質ホルモンであるノルアドレナリンの無投与、無遊泳時の血中濃度は、2.98±0.58ng/mlと低い値を示した。これに対し、負荷遊泳群においては、CAAM投与群では4.52±0.56ng/mlを示し、VAAM投与群では6.19±1.11ng/mlとCAAM投与群よりも有意に高い値を示した。ノルアドレナリンの血中濃度は、いずれの場合にもアドレナリンの濃度より高く、本発明の組成物VAAMはその値を高めることが分かった。特に、本発明の組成物VAAMは、アドレナリンよりもノルアドレナリンの血中濃度をより効果的に上昇させることが明らかとなった(表3)。
【0015】
(3) 血中アドレナリンとノルアドレナリン量の負荷遊泳時における相関性
個体別に負荷遊泳時に分泌される血中アドレナリンとノルアドレナリンの量を比較すると、VAAM投与群は高い相関性を示した(r=0.862、図1)。しかも、ノルアドレナリンの分泌がアドレナリンよりも促されることが明らかとなった。CAAM投与群では、相関性はVAAM投与群に比べて低かった(r=0.544、図2)。
【0016】
これらの結果は、本発明の組成物の1例であるVAAMが、負荷遊泳時に血中アドレナリン及びノルアドレナリン濃度を有意に増加する作用があることを示している。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【発明の効果】
本発明の組成物は、アドレナリン及びノルアドレナリンの血中濃度を上昇させる効果を持ち、血圧の亢進、血中血糖量の維持、運動能の向上、緊張の維持、肥満者の脂肪分解促進及び予防、高脂血症の治療剤として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、VAAM投与群における負荷遊泳後のアドレナリン血中濃度とノルアドレナリン血中濃度の相関性を示すグラフを表す図である。
【図2】図2は、CAAM投与群における負荷遊泳後のアドレナリン血中濃度とノルアドレナリン血中濃度の相関性を示すグラフを表す図である。[0001]
The present invention relates to an amino acid composition obtained from knowledge of a composition composed of amino acids contained in saliva secreted by larvae of wasps (genus Vespa). More specifically, the present invention relates to an amino acid composition having an action of promoting adrenaline and noradrenaline secretion.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there have been few reports on larvae of wasps, especially on the saliva secreted by larvae, and the composition has not been elucidated at all. It was also unclear what kind of nutrition the amazing muscle endurance of hornets came from.
The present inventors have studied the saliva secreted by various hornet larvae, clarified its composition, found that the composition has a very effective lipid and carbohydrate metabolism regulating action, I have clarified the ingredients. It has been clarified that an amino acid nutrient solution secreted by hornet larvae regulates lipid and carbohydrate metabolism during exercise by oral administration (for example, Japanese Patent Application No. 1-150788, Japanese Patent Application No. 2-210895). And Japanese Patent Application No. 2-232977 and Japanese Patent Application No. 2-240961).
[0003]
Problems to be solved by the invention and means for solving the problems
The present inventor further studied the sap secreted by various hornet larvae and further clarified its composition, examined whether it has other physiological effects, the following amino acid composition is adrenaline, The present inventors have found that it has a secretory action of noradrenaline and have completed the present invention.
[0004]
That is, the present invention provides an adrenaline and noradrenaline secretion promoting composition comprising threonine, proline, glycine, valine, isoleucine, leucine, tyrosine, phenylalanine, lysine, methionine, tryptophan, histidine, and arginine as main components. Conventionally used adrenaline and noradrenaline secretagogues have the problem of side effects and habits, but the composition of the present invention has the effect of increasing the amount of adrenaline and noradrenaline in the blood, Even when administered at a high concentration, no side effects are observed, and even after continuous administration, habits and side effects are not observed, which is useful.
[0005]
Adrenaline and noradrenaline are substances secreted from the adrenal medulla in vivo, and both are known as neurotransmitters. Peripheral sympathetic nerves secrete noradrenaline, and brain catecholaminergic neurons secrete adrenaline and noradrenaline. Adrenaline contracts the smooth muscles of small arteries distributed in the internal organs, skin, mucous membranes, kidneys, and brain, while dilating small blood vessels distributed in skeletal muscles and the heart. In addition, it increases the contraction force and pulsation power of the heart muscle, so it increases blood pressure. It expands for the smooth muscles of the tracheal limbs and contracts for the iris dilator, bladder sphincter, and napped muscle. Is known to work. Furthermore, adrenaline has been known to increase the blood sugar level by promoting glycogenolysis of the liver and skeletal muscle, and to regulate blood sugar level by antagonizing insulin. Noradrenaline is a substance having a blood pressure-increasing action stronger than adrenaline.
[0006]
The composition of the present invention has an action of promoting the secretion of adrenaline and noradrenaline, particularly the secretion into the blood, and improves exercise capacity, persists tension, promotes and prevents lipolysis in obese, hyperlipidemia It can be used as a therapeutic agent for diseases. As an example of a preferred embodiment of the present invention,. Although VAAM (Table 1) can be mentioned, this invention is not limited to this aspect.
[0007]
The composition of the present invention particularly preferably uses an L-amino acid. The amino acid composition of the present invention is preferably 2-15 mol of threonine (Thr), 4-30 mol of proline (Pro), 7-20 mol of glycine (Gly), 4-8 mol of valine (Val), Isoleucine (I-Leu) 3-9 mol, leucine (Leu) 2-12 mol, tyrosine (Tyr) 1-9 mol, phenylalanine (Phe) 0.5-5 mol, lysine (Lys) 5-11 The methionine (Met), tryptophan (Trp), histidine (His), and arginine (Arg) are contained in a molar ratio and 5 mol or less. In addition, 3 mol or less of taurine (Tau), 2 mol or less of ethanolamine phosphate (P-EtAm), 1 mol or less of aspartic acid (Asp), 5 mol or less of asparagine (Asn ) Or serine (Ser), 4 mol or less of glutamic acid (Glu), 12 mol or less of alanine (Ala), 0.5 mol or less of cystine (Cys), 1 mol or less of β- Alanine (β-Ala), 0.5 mol or less of γ-aminobutyric acid (GABA), 3 mol or less of ornithine (Orn) or ethanolamine (EtAm), 2 mol or less of ammonia (NH 3 ) 3 mol or less of 1-methylhistidine (1-MeHis) and 1 mol or less of 3-methylhistidine (3-MeHis).
[0008]
For example, referring to Table 1, a preferred embodiment of the invention will be described. The composition of the invention comprises about 6.3 moles of threonine, about 15.8 moles of proline, about 16.8 moles of glycine, and valine. About 5.1 mol, isoleucine about 4.0 mol, leucine about 5.4 mol, tyrosine about 5.2 mol, phenylalanine about 3.4 mol, lysine about 7.6 mol, methionine about A composition containing 0.47 mol, tryptophan of about 1.9 mol, histidine of about 2.3 mol, and arginine of about 3.1 mol may be added. The composition may contain .14 mol, about 2.2 mol of serine, about 2.8 mol of glutamic acid, and about 5.3 mol of alanine.
[0009]
In producing the amino acid composition of the present invention, the above-mentioned commercially available amino acids may be mixed in the above-mentioned predetermined ratio. Usually, the composition may be obtained by uniformly mixing in a powder form, but the composition may be produced by dissolving the components in distilled water or mixing them in a solution state and drying. Although the temperature which manufactures the composition of this invention is not specifically limited, It is preferable to manufacture below room temperature. The composition of the present invention exhibits a weak bitter taste, and when administered orally to mice, it does not develop any toxicity even at 20 g / kg, and the LD 50 far exceeds 20 g / kg.
[0010]
The composition of this invention is useful as foodstuffs, such as a pharmaceutical or a drink. The form of administration when used as a pharmaceutical is not particularly limited, but can be via a general administration route such as oral administration, rectal administration, injection, administration by infusion. In the case of oral administration, it may be used as the composition itself having the above composition or as a preparation such as a tablet, capsule, powder, troche, syrup together with a pharmaceutically acceptable carrier and excipient. However, since solid preparations such as tablets and powders may take a long time to be absorbed, oral administration using a liquid or the like is preferred. In that case, it is preferable to administer it as an aqueous solution together with appropriate additives, for example, salts such as sodium chloride, buffers, chelating agents and the like. Further, as an injection, an appropriate buffer, isotonic agent, etc. may be added and dissolved in sterilized distilled water, for example, by intravenous infusion. When used as a food, it can be made into a drink agent such as a soft drink or a powdered drink by adding an appropriate flavor.
[0011]
The composition of the present invention has extremely low toxicity, and the dosage can be set in a very wide range. The dose varies depending on the administration method and purpose of use, but is usually 0.5 to 5 g at a time, 0.01 to 40 g as a daily dose, preferably 1 to 2 g at a time and 0 as a daily dose. 0.01 to 50 g, more preferably 4 to 10 g. When these solutions are used, 10 to 100 ml of a 0.5 to 10 wt% solution may be taken as a single dose. As an injection, 10 to 500 ml, preferably 100 to 300 ml, may be administered as a 0.5 to 2 wt% solution at a time.
[0012]
【Example】
The present invention will be described more specifically with reference to the following examples. However, the present invention is not limited to these examples.
A. Test method Animal: ddy mouse, male exercise load of 5 to 8 weeks old: VAAM, which is one example of the composition of the present invention, was dissolved at 16 mg / mL by adding the component amino acid to distilled water at room temperature. Prepared as an aqueous solution in ml and administered to mice for exercise testing purposes. As controls, an aqueous solution (same nitrogen equivalent as VAAM) produced in the same manner using the casein / amino acid composition shown in Table 2 (CAAM: Table 2) and an untreated group were provided. The exercise load was performed by attaching a weight of 0.3 g to the tail of the mouse and forced swimming in a 35 ° C. river pool for 30 minutes.
[0013]
Blood collection: Mice were forced to swim for 30 minutes, then anesthetized with ether, recovered and collected from the carotid artery.
Measurement of blood catecholamines: 10 mM EDTA was added to blood collected from arteries, and plasma was obtained by centrifugation. After the plasma was denatured with 1N PCA, the supernatant was separated, adsorbed on alumina under neutral conditions, and catecholamine adsorbed under acidic conditions was separated. The catecholamine fraction was separated by HPLC using an ODS-column, oxidized with potassium ferricyanide, then made alkaline with adrenochrome, and its fluorescence was quantified.
B. Test results
(1) Change in blood adrenaline concentration in load-swim mice The blood adrenaline concentration in the non-administration non-swimming group was 2.73 ± 0.68 ng / ml. On the other hand, in the load swimming group, the CAAM administration group showed 3.10 ± 0.46 ng / ml, and the VAAM administration group showed 5.06 ± 0.93 ng / ml, which is significantly higher than the CAAM administration group. (Table 3).
[0014]
(2) Change in blood noradrenaline concentration in load-swimming mice As with adrenaline, no-adrenergic hormone, no-adrenergic hormone, and blood concentration when not swimming show a low value of 2.98 ± 0.58 ng / ml. It was. On the other hand, the load swimming group showed 4.52 ± 0.56 ng / ml in the CAAM administration group, and 6.19 ± 1.11 ng / ml in the VAAM administration group, a value significantly higher than that in the CAAM administration group. Indicated. It was found that the blood concentration of noradrenaline was higher than the concentration of adrenaline in all cases, and the composition VAAM of the present invention increased its value. In particular, the composition VAAM of the present invention was found to increase the blood concentration of noradrenaline more effectively than adrenaline (Table 3).
[0015]
(3) Correlation of blood adrenaline and noradrenaline during load swimming When the amount of blood adrenaline and noradrenaline secreted during load swimming is compared for each individual, the VAAM administration group showed a high correlation (r = 0. 862, FIG. 1). Moreover, it became clear that the secretion of noradrenaline was promoted more than adrenaline. In the CAAM administration group, the correlation was lower than that in the VAAM administration group (r = 0.544, FIG. 2).
[0016]
These results indicate that VAAM, which is an example of the composition of the present invention, has an effect of significantly increasing blood adrenaline and noradrenaline concentrations during swimming on load.
[0017]
[Table 1]
[0018]
[Table 2]
[0019]
[Table 3]
[0020]
【The invention's effect】
The composition of the present invention has an effect of increasing blood concentrations of adrenaline and noradrenaline, and increases blood pressure, maintains blood glucose level, improves exercise capacity, maintains tension, promotes and prevents lipolysis of obese subjects, It is useful as a therapeutic agent for hyperlipidemia.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the correlation between adrenaline blood concentration after nodal swimming and noradrenaline blood concentration in a VAAM administration group.
FIG. 2 is a graph showing the correlation between adrenaline blood concentration after nodal swimming and noradrenaline blood concentration in the CAAM administration group.
Claims (2)
アルギニン(Arg) 5モル以下、
グリシン(Gly) 7〜20モル、
ヒスチジン(His) 5モル以下、
イソロイシン(I-Leu) 3〜9モル、
ロイシン(Leu) 2〜12モル、
リジン(Lys) 5〜11モル、
メチオニン(Met) 5モル以下、
フェニルアラニン(Phe) 0.5〜5モル、
プロリン(Pro) 4〜30モル、
スレオニン(Thr) 2〜15モル、
トリプトファン(Trp) 5モル以下、
チロシン(Tyr) 1〜9モル、
バリン(Val) 4〜8モル、
アラニン(Ala) 12モル以下、
アスパラギン酸(Asp) 1モル以下、
グルタミン酸(Glu) 4モル以下、及び
セリン(Ser) 5モル以下。An adrenaline and noradrenaline secretion promoting composition comprising the following amino acids in the following molar ratios:
Arginine (Arg) 5 mol or less,
Glycine (Gly) 7-20 mol,
Histidine (His) 5 mol or less,
3-9 mol of isoleucine (I-Leu),
2-12 mol of leucine (Leu),
Lysine (Lys) 5-11 mol,
Methionine (Met) 5 mol or less,
Phenylalanine (Phe) 0.5-5 mol,
4-30 mol of proline (Pro),
2-15 mol of threonine (Thr),
Tryptophan (Trp) 5 mol or less,
Tyrosine (Tyr) 1-9 mol,
Valine (Val) 4-8 mol,
Alanine (Ala) 12 mol or less,
Aspartic acid (Asp) 1 mol or less,
Glutamic acid (Glu) 4 mol or less and serine (Ser) 5 mol or less.
アルギニン(Arg) 3.09モル、
グリシン(Gly) 16.77モル、
ヒスチジン(His) 2.26モル、
イソロイシン(I-Leu) 3.97モル、
ロイシン(Leu) 5.40モル、
リジン(Lys) 7.56モル、
メチオニン(Met) 0.47モル、
フェニルアラニン(Phe) 3.37モル、
プロリン(Pro) 15.82モル、
スレオニン(Thr) 6.31モル、
トリプトファン(Trp) 1.93モル、
チロシン(Tyr) 5.23モル、
バリン(Val) 5.13モル、
アラニン(Ala) 5.30モル、
アスパラギン酸(Asp) 0.14モル、
グルタミン酸(Glu) 2.81モル、及び
セリン(Ser) 2.17モル。The composition for promoting adrenaline and noradrenaline secretion according to claim 1, comprising the following amino acids in the following molar ratio.
Arginine (Arg) 3.09 mol,
16.77 mol of glycine (Gly),
Histidine (His) 2.26 mol,
Isoleucine (I-Leu) 3.97 mol,
Leucine (Leu) 5.40 mol,
Lysine (Lys) 7.56 mol,
Methionine (Met) 0.47 mol,
Phenylalanine (Phe) 3.37 mol,
Proline (Pro) 15.82 mol,
Threonine (Thr) 6.31 mol,
Tryptophan (Trp) 1.93 mol,
Tyrosine (Tyr) 5.23 mol,
Valine 5.13 mol,
Alanine (Ala) 5.30 mol,
Aspartic acid (Asp) 0.14 mol,
Glutamic acid (Glu) 2.81 mol and Serine (Ser) 2.17 mol.
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