JP4280310B2

JP4280310B2 - Amino acid composition

Info

Publication number: JP4280310B2
Application number: JP20470395A
Authority: JP
Inventors: 富久佐々木
Original assignee: SASAKI CHEMICAL INDUSTRY CO., LTD.
Current assignee: SASAKI CHEMICAL INDUSTRY CO., LTD.
Priority date: 1995-08-10
Filing date: 1995-08-10
Publication date: 2009-06-17
Anticipated expiration: 2015-08-10
Also published as: JPH0952828A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、肉体的疲労や精神的疲労の回復を早めることができるアミノ酸組成剤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来からアミノ酸組成剤をマウスなどに投与し、運動能力を改善する試みはいくつか報告されている。例えば、必須アミノ酸と非必須アミノ酸を含有し、血糖値を調節するためのアミノ酸組成剤が知られている。すなわち、スズメバチの幼虫が分泌する唾液中のアミノ酸組成剤を、遊泳による運動負荷を行ったマウスに与え、その効果が確認されている（特開平４−１１２８２５号公報）。
【０００３】
その他、必須アミノ酸と非必須アミノ酸を含有し、アドレナリンおよびノルアドレナリンの分泌を促進するための組成剤が知られている（特開平６−３３６４３２号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これらの従来技術では、アミノ酸の投与効果をスズメバチを用いて実験を行ったものであり、人間を対象としたものではない。すなわち、スズメバチの代謝については当てはまるが、人間について確認したものではなく、そのアミノ酸組成剤をそのまま人間に適用できるものではない。
【０００５】
しかも、人間の肉体的疲労や精神的疲労を回復するために行ったものではなく、まして血液検査を実施し評価したものでもない。加えて、アミノ酸は２０種類と多く存在し、そのうちどのようなアミノ酸が人間の肉体的疲労や精神的疲労の回復を早めるのに有効であるのか不明である。
【０００６】
この発明は、このような従来技術に存在する問題に着目してなされたものである。その目的とするところは、人間に対する肉体的疲労や精神的疲労の回復を早めることができるとともに、その他の体調などの多岐にわたる項目を向上させることができるアミノ酸組成剤を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第１の発明のアミノ酸組成剤では、必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、スレオニン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニンおよびトリプトファンまたはそれらの誘導体を含有し、さらに、非必須アミノ酸であるアルギニン、グルタミンおよびプロリンまたはそれらの誘導体を含有し、各アミノ酸の含有量が、バリン５〜２０重量％、ロイシン５〜２０重量％、イソロイシン５〜２０重量％、リジン３〜２０重量％、スレオニン５〜２０重量％、メチオニン３〜２０重量％、ヒスチジン２〜１０重量％、フェニルアラニン２〜３重量％、トリプトファン１〜１０重量％、アルギニン５〜３０重量％、グルタミン５〜３０重量％およびプロリン２〜１０重量％である。
【０００９】
第３の発明では、第２の発明において、非必須アミノ酸に対する必須アミノ酸の比率が１より大きい。
【００１１】
従って、第１の発明のアミノ酸組成剤は、タンパク質を構成する９種類の必須アミノ酸を含有することから、人の体内で細胞の働きを活性化し、肉体的疲労や精神的疲労を早く回復させる。
【００１２】
また、アミノ酸組成剤は、９種類の必須アミノ酸以外に、食物中に多く含まれ、非必須アミノ酸としてのアルギニン、グルタミンおよびプロリンよりなる群から選ばれる少なくとも１種類以上を含有する。このため、アミノ酸組成剤は、栄養成分が強化され、疲労回復の機能が高められる。しかも、これら非必須アミノ酸は、いずれも入手が容易である。
また、アミノ酸組成剤は、前記必須アミノ酸と非必須アミノ酸の各成分の含有量が所定範囲に限定されている。このため、各成分が最適な配合量で含有され、栄養成分としての効果が充分に発揮される。
【００１３】
第３の発明のアミノ酸組成剤は、非必須アミノ酸に対する必須アミノ酸の比率が１より大きい。自然界に存在するアミノ酸中のその比率は、通常１以下である。従って、この比率を１より大きく設定することにより、必須アミノ酸を自然界に存在する必須アミノ酸以上に含有させることができ、疲労回復の効果をより高めることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施形態について説明する。
必須アミノ酸または非必須アミノ酸にはＬ型、Ｄ型、ＤＬ型があるが、栄養効果のある点からＬ型が望ましい。また、アミノ酸はその誘導体であってもよい。誘導体としては、ペプチド類、水和物、エステル、塩類などが挙げられる。ペプチド類としては、例えば２個以上のアミノ酸が結合したペプチド結合を有する化合物が挙げられる。塩類としては、塩酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、酢酸塩が挙げられる。アミノ酸の純度については、食品あるいは医薬品グレードの高純度のアミノ酸が好ましい。各種グレードについては、目的とする用途に応じて使用される。
【００１７】
この実施形態では、前記９種類の必須アミノ酸を含有するもののほか、必須アミノ酸に前記所定の非必須アミノ酸を含有するものであってもよい。非必須アミノ酸を併用する場合には、疲労回復の効果を高めるため、非必須アミノ酸に対する必須アミノ酸の比率が１以上であることが必要である。なお、その比率は、通常１０以下である。
【００１８】
また、必須アミノ酸と非必須アミノ酸の各々の含有量は、前述した範囲内で適宜設定される。含有量がそれぞれの範囲を外れると、肉体的疲労や精神的疲労を回復させる効果が低下する。
【００１９】
アミノ酸組成剤を摂取する場合、その摂取量は体に対する運動量、摂取する人の体重などにより異なるが、一日に体重１０kg当たり0.3g以上であることが必要である。0.3g未満では筋肉疲労や精神的疲労を回復するには至らない。その上限は１１ｇ程度である。それ以上摂取しても疲労回復の効果は向上せず、かえって体に負担をかけるし、経済的に不利である。アミノ酸組成剤を摂取する時期については、特に制限されない。
【００２０】
アミノ酸組成剤を最も必要とする人は、特に高齢者、胃腸障害をもつ中高年の人、消化器系の手術をした人などの消化吸収の悪い人である。もちろん、健康な人が摂取してもタンパク質を構成するアミノ酸であるから、栄養状態がさらに良好になる。そして、特に肝臓機能が改善され、風邪などのウイルスの感染に対して強くなり、結果として免疫力等のアップを期待できる。さらに、荒れ肌、乾燥肌等の皮膚疾患が改善される。われわれにとって最も大切な栄養素はタンパク質であるが、これは経口摂取により胃腸で消化され、アミノ酸として小腸から吸収されるまでに３〜５時間程かかる。
【００２１】
特に、上記の消化吸収の悪い人にとって、すでにタンパク質が消化されて形成されたアミノ酸を含む組成剤を経口により摂取することは、吸収が２０〜３０分と早く、効率が良く、しかも消化器系に負担をかけないために大変好ましい。また、肝臓機能低下に起因した各種症状が見られる場合において、その症状が改善される。
【００２２】
アミノ酸組成剤としては、前述した必須アミノ酸や非必須アミノ酸が含まれておればよく、粉末状、顆粒状あるいは水に溶解あるいは懸濁した液体状のいずれでもよい。
【００２３】
このアミノ酸組成剤に、例えば、味を改良するためにアミノ酸以外の成分を添加しても差し支えない。これらの添加成分としては、甘味料、ビタミン類、ミネラル類、有機酸類などが使用される。甘味料としては、還元糖類、非還元糖類、オリゴ糖類、アスパルテーム等が挙げられる。ビタミン類としては、ビタミンＡ、Ｂ誘導体、Ｃ、Ｄ、Ｅ等が挙げられる。ミネラル類としては、カルシウム、鉄、マグネシウム等が挙げられる。有機酸類としては、クエン酸、リンゴ酸等が挙げられる。
【００２４】
アミノ酸組成剤を摂取するための形態としては、特に限定されない。例えば、粉末、顆粒、カプセル、タブレットなどの形態でもよく、牛乳、水、ジュース等に溶解したものでもよい。
【００２５】
アミノ酸組成剤は、肉体的疲労感を和らげるため、ある期間継続して摂取することにより、より効果的になる。リハビリテーション等で毎日体を鍛錬する場合は、毎日ある一定量のアミノ酸組成剤を摂取すれば良い。また、皮膚の症状を改善する場合においても同様でよい。
【００２６】
この実施形態のアミノ酸組成剤は、脊椎損傷者で車椅子でハードなトレーニングをしている人の筋肉疲労感を回復できる。また、脳血管障害で病院に入院中で、各種リハビリテーションを実施している患者の血液検査により、アミノ酸組成剤の摂取前後の効果を確認できる。さらに、あれ肌症の人についてもその症状を回復できる。
【００２７】
肉体的疲労は、個々のアミノ酸投与では回復を早めることは殆ど期待できず、ある特定の組成のアミノ酸組成剤の場合のみ効果がある。さらに、ある特定の組成のアミノ酸組成剤の内臓機能の改善効果がある。その結果として、皮膚の状態が悪い人に対して著しい症状改善効果がある。
【００２８】
以上のように、この実施形態のアミノ酸組成剤は次のような利点を有する。
(1) 人の体に対する負荷時における肉体的疲労の回復を早めることができる。
(2) 人の精神的疲労の回復を早めることができる。
(3) 肝臓機能を改善することができる。
(4) 風邪などのウイルスの感染に対して強くなり、結果として免疫力等のアップを図ることができる。
(5) 皮膚の状態を改善することができる。
(6) 体調、食欲などの多岐にわたる項目を向上させることができる。
【００２９】
【実施例】
（実施例１）
次に、実施例によりこの発明をさらに具体的に説明する。
【００３０】
アミノ酸組成剤の組成は、Ｌ−アルギニン１１％、Ｌ−イソロイシン９％、Ｌ−ロイシン１２％、Ｌ−バリン８％、Ｌ−リジン１０％、Ｌ−スレオニン１２％、Ｌ−メチオニン８％、Ｌ−ヒスチジン５％、Ｌ−プロリン７％、Ｌ−フェニルアラニン３％、Ｌ−トリプトファン４％、Ｌ−グルタミン１１％であり、結晶性アミノ酸を粉砕後、アルコールを添加して造粒したものである。このアミノ酸組成剤の必須アミノ酸／その他のアミノ酸＝２．５である。
【００３１】
次に、神奈川県の身体障害者スポーツセンターでのテスト結果を示す。対象者は、東京都のスポーツセンターでトレーニング中の人で脊椎損傷者６０名であった。
【００３２】
テストの方法としては、当該アミノ酸組成剤を毎朝、夕食事後に対象者に対して一日に体重１０kg当たり0.6g摂食させた。摂食前と後のアンケート調査を行った。その結果を表１に示した。
【００３３】
【表１】

【００３４】
【表２】

表１および表２に示したように、実施例１のアミノ酸組成剤では、一日に体重１０ｋｇ当たり０．６ｇ摂食すると、１０日程度で各種良好な体感を得ることができる。
（比較例１）
神奈川県の身体障害者スポーツセンターでのテスト結果を示す。対象者は、東京都のスポーツセンターでトレーニング中の人で脊椎損傷者６０名であった。
【００３５】
テストの方法としては、アミノ酸組成剤を毎朝、夕食後に対象者に対して一日に体重１０kg当たり0.2g摂食させた。そして、摂食前と後のアンケート調査を行った。その結果を表３に示した。
【００３６】
【表３】

表３に示したように、比較例１においては、アミノ酸組成剤でも、一日体重１０ｋｇ当たり０．２ｇの摂食量では、良好な結果は得られなかった。
（実施例２）
神奈川県のリハビリテーション病院での臨床テスト結果を示す。対象者は、神奈川県リハビリテーション病院の入院中の患者で、脳出血、半身麻痺患者１１名と脳梗塞、半身麻痺患者９名の合計２０名であった。
【００３７】
臨床テストの方法としては、実施例１のアミノ酸組成剤を毎朝、夕食事後に一日体重当たり、1.0g摂食した。そして、摂食前と後のアンケート調査、及び血液検査項目を比較した。その結果を表４に示した。
【００３８】
【表４】

【００３９】
【表５】

【００４０】
【表６】

表４および表５に示したように、実施例１のアミノ酸組成剤を、一日体重１０ｋｇあたり１．０ｇ摂食すると、７日程度と極めて早く、各種良好な体感を得ることができた。しかも、表６に示したように、肝臓機能の改善を図ることができ、この肝臓機能の改善により前記項目を向上することができる。
（比較例２）
この比較例２のアミノ酸組成剤の組成は、Ｌ−アルギニン１０％、Ｌ−ハイドロキシプロリン１０％、Ｌ−プロリン１０％、Ｌ−アラニン１０％、Ｌ−グルタミン１０％、Ｌ−グリシン５％、Ｌ−アスパラギン酸１０％、Ｌ−バリン５％、Ｌ−イソロシン５％、Ｌ−ロイシン５％、Ｌ−リジン１０％、Ｌ−メチオニン５％、Ｌ−スレオニン２％、Ｌ−ヒスチジン１％、Ｌ−フェニルアラニン１％、Ｌ−トリプトファン１％であり、各結晶性アミノ酸を粉砕後、アルコールを添加して造粒したものである。
【００４１】
比較例２のアミノ酸組成剤の必須アミノ酸／その他のアミノ酸＝０．５４である。
そして、神奈川県の身体障害者スポーツセンターでのテスト結果を示す。対象者は、東京都のスポーツセンターでトレーニング中の人で、脊椎損傷者６０名であった。
【００４２】
テストの方法としては、アミノ酸組成剤を毎朝、夕食事後に対象者に対して一日に体重１０kg当たり0.4g摂食させた。そして、摂食前と後のアンケート調査を行った。その結果を表７に示した。
【００４３】
【表７】

表７に示したように、比較例２のアミノ酸組成剤では、一日体重１０ｋｇ当たり０．４ｇの摂食量でも、良好な結果は得られなかった。
（実施例３）
この実施例３のアミノ酸組成剤の組成は、Ｌ−アルギニングルタメート３５％、Ｌ−アラニン５％、Ｌ−プロリン５％、Ｌ−バリン１０％、Ｌ−イソロシン１０％、Ｌ−ロイシン１３％、Ｌ−リジン５％、Ｌ−メチオニン５％、Ｌ−スレオニン５％、Ｌ−ヒスチジン４％、Ｌ−フェニルアラニン２％、Ｌ−トリプトファン１％であり、各結晶性アミノ酸を粉砕後、アルコールを添加して造粒したものである。
【００４４】
この実施例３のアミノ酸組成剤の必須アミノ酸／その他のアミノ酸＝１．２２である。
テストの方法としては、腰痛を持病とするゴルファー５０名に実施例３のアミノ酸組成剤を毎朝、夕食事後に一日体重当たり、2.0g摂食した。そして、摂食前と後のアンケート調査を行った。その結果を表８に示した。
【００４５】
【表８】

表８に示したように、実施例３のアミノ酸組成剤では、一日体重１０ｋｇ当たり２．０ｇの摂食量で、８５％ものゴルファーの腰痛が和らぎ、とても良好な結果が得られた。
（実施例４）
この実施例４のアミノ酸組成剤の組成は、Ｌ−アルギニン−Ｌ−グルタミンペプチド３５％、Ｌ−アラニンーＬ−プロリンペプチド１０％、Ｌ−バリン１０％、Ｌ−イソロシン１０％、Ｌ−ロイシン１３％、Ｌ−リジン５％、Ｌ−スレオニン５％、Ｌ−メチオニン５％、Ｌ−ヒスチジン４％、Ｌ−フェニルアラニン２％、Ｌ−トリプトファン１％であり、各結晶性アミノ酸を粉砕後、アルコールを添加して造粒したものである。
【００４６】
この実施例４のアミノ酸組成剤の必須アミノ酸／その他のアミノ酸＝１．２２である。
テストの方法としては、肌荒れ症の女性６０名に当該アミノ酸組成剤を毎朝、夕食事後に一日体重当たり、0.8g摂食した。摂食前と後のアンケート調査を行って、比較した。その結果を表９に示した。
【００４７】
【表９】

表９に示したように、実施例４のアミノ酸組成剤では、一日体重１０ｋｇ当たり０．８ｇの摂食量で、６５％以上もの肌荒れ症の女性の肌、皮膚の改善が見られた。
【００４８】
なお、この発明は例えば以下のように構成を変更して具体化してもよい。
（ａ）アミノ酸組成剤を炭酸飲料やお湯に溶解して摂取すること。
（ｂ）アミノ酸組成剤を、肉体的または精神的疲労を感じたとき、あるいは就寝前や食間に摂取すること。
【００４９】
また、前記実施形態より把握される技術的思想について、以下に記載する。
（１）前記必須アミノ酸はＬ型である請求項１に記載のアミノ酸組成剤。このように構成すれば、Ｌ型の必須アミノ酸は栄養効果に優れているため、栄養組成剤として好適である。
（２）前記非必須アミノ酸はＬ型である請求項２に記載のアミノ酸組成剤。この構成により、Ｌ型の非必須アミノ酸は栄養効果があるため、栄養組成剤として好適である。
（３）さらに、甘味料、ビタミン類、ミネラル類および有機酸類よらなる群より選ばれる少なくとも１種を含有する請求項２に記載のアミノ酸組成剤。このように構成すれば、さらに多種類の栄養を補給することができ、健康の増進を図ることができる。
（４）アミノ酸組成剤を消化吸収の悪い人に対し摂取させる請求項５に記載のアミノ酸組成剤の使用方法。この方法によれば、アミノ酸はタンパク質が消化されて形成されているため、消化吸収の悪い人でも容易に吸収され、肉体的疲労や精神的疲労の回復を効果的に行うことができる。
【００５０】
【発明の効果】
以上詳述したように、第１の発明のアミノ酸組成剤によれば、人間に対する肉体的疲労や精神的疲労の回復を早めることができるとともに、その他の体調などの多岐にわたる項目を向上させることができる。
【００５１】
また、入手が容易な非必須アミノ酸を配合することにより、栄養成分が強化され、疲労回復の機能を高めることができる。
また、必須アミノ酸と非必須アミノ酸の各成分の含有量が所定範囲に限定されているため、各成分が最適な配合量で含有され、栄養成分としての効果が充分に発揮される。
第３の発明によれば、非必須アミノ酸に対する必須アミノ酸の比率を１より大きく設定することにより、必須アミノ酸を自然界に存在する必須アミノ酸以上に含有させることができ、疲労回復の効果をより高めることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to amino acid composition agent which can provide a faster recovery of physical fatigue and mental fatigue.
[0002]
[Prior art]
Some attempts have been reported to improve exercise ability by administering an amino acid composition to mice and the like. For example, an amino acid composition agent that contains an essential amino acid and a non-essential amino acid and regulates blood glucose level is known. That is, an amino acid composition agent in saliva secreted by hornet larvae is given to a mouse subjected to exercise load by swimming, and its effect has been confirmed (Japanese Patent Laid-Open No. 4-112825).
[0003]
In addition, a composition for promoting the secretion of adrenaline and noradrenaline containing an essential amino acid and a non-essential amino acid is known (Japanese Patent Laid-Open No. 6-336432).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in these prior arts, the effect of amino acid administration was tested using wasps, and was not intended for humans. That is, it is true for wasp metabolism, but it has not been confirmed for humans, and the amino acid composition is not directly applicable to humans.
[0005]
Moreover, it was not performed to recover human physical or mental fatigue, nor was it evaluated by blood tests. In addition, there are as many as 20 amino acids, and it is unclear what amino acids are effective in accelerating the recovery of human physical and mental fatigue.
[0006]
The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art. The object is to provide an amino acid composition capable of speeding up the recovery of physical fatigue and mental fatigue for human beings and improving various items such as other physical conditions.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the amino acid composition of the first invention contains the essential amino acids valine, leucine, isoleucine, lysine, threonine, methionine, histidine, phenylalanine and tryptophan or their derivatives, It contains an essential amino acid arginine, glutamine and proline, or their induction body, the content of each amino acid, valine 5 to 20 wt%, leucine 5-20 wt%, isoleucine 5-20 wt%, lysine 3-20 Wt%, threonine 5-20 wt%, methionine 3-20 wt%, histidine 2-10 wt%, phenylalanine 2-3 wt%, tryptophan 1-10 wt%, arginine 5-30 wt%, glutamine 5-30 wt% % And proline 2-10% by weight.
[0009]
In a third invention, in the second invention, the ratio of essential amino acids to non-essential amino acids is greater than 1 .
[0011]
Therefore, since the amino acid composition of the first invention contains nine essential amino acids constituting the protein, it activates the function of cells in the human body and quickly recovers physical fatigue and mental fatigue.
[0012]
In addition to the nine essential amino acids , the amino acid composition is contained in a large amount in food and contains at least one selected from the group consisting of arginine, glutamine and proline as non-essential amino acids. For this reason, the amino acid composition has enhanced nutritional components and enhanced fatigue recovery function. Moreover, all of these non-essential amino acids are easily available.
In the amino acid composition, the content of each component of the essential amino acid and the non-essential amino acid is limited to a predetermined range. For this reason, each component is contained in the optimal compounding quantity, and the effect as a nutrient component is fully exhibited.
[0013]
In the amino acid composition of the third invention, the ratio of essential amino acids to non-essential amino acids is greater than 1. Its ratio in naturally occurring amino acids is usually 1 or less. Therefore, by setting this ratio to be greater than 1, essential amino acids can be contained more than essential amino acids existing in nature, and the effect of fatigue recovery can be further enhanced.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
Essential amino acids or non-essential amino acids include L-type, D-type, and DL-type, and L-type is desirable from the viewpoint of nutritional effect. The amino acid may be a derivative thereof. Derivatives include peptides, hydrates, esters, salts and the like. Examples of the peptides include compounds having a peptide bond in which two or more amino acids are bonded. Examples of the salts include hydrochloride, sodium salt, potassium salt, calcium salt, and acetate. As for the purity of amino acids, food or pharmaceutical grade high purity amino acids are preferred. Various grades are used according to the intended application.
[0017]
In this embodiment, in addition to those containing the nine types of essential amino acids, the essential amino acids may contain the predetermined non-essential amino acids. When a non-essential amino acid is used in combination, it is necessary that the ratio of the essential amino acid to the non-essential amino acid is 1 or more in order to enhance the effect of fatigue recovery. The ratio is usually 10 or less.
[0018]
The contents of the essential amino acids and the non-essential amino acids are appropriately set within the above-described range. When the content is out of the respective ranges, the effect of recovering physical fatigue and mental fatigue is reduced.
[0019]
When an amino acid composition is ingested, the amount of intake varies depending on the amount of exercise with respect to the body, the body weight of the person to be ingested, etc., but it is necessary to be 0.3 g or more per 10 kg of body weight per day. Less than 0.3g does not lead to recovery of muscle fatigue and mental fatigue. The upper limit is about 11 g. Ingestion beyond that does not improve the effect of recovery from fatigue, but rather puts a burden on the body and is economically disadvantageous. There is no particular limitation on the timing of taking the amino acid composition.
[0020]
Those who need the amino acid composition most are especially those who have poor digestion and absorption such as elderly people, middle-aged and elderly people with gastrointestinal disorders, and those who have undergone digestive surgery. Of course, even if it is ingested by a healthy person, it is an amino acid that constitutes a protein, so the nutritional state becomes even better. In particular, the liver function is improved, and it is strong against infection with viruses such as colds. As a result, an improvement in immunity can be expected. Furthermore, skin diseases such as rough skin and dry skin are improved. The most important nutrient for us is protein, which takes about 3-5 hours to be digested in the gastrointestinal tract by ingestion and absorbed from the small intestine as an amino acid.
[0021]
In particular, for those with poor digestion and absorption, ingesting a composition containing an amino acid that has already been digested with a protein by oral means that absorption is as fast as 20 to 30 minutes, and the digestive system is efficient. It is very preferable because it does not place a burden on In addition, when various symptoms due to liver function deterioration are observed, the symptoms are improved.
[0022]
The amino acid composition agent only needs to contain the above-mentioned essential amino acids and non-essential amino acids, and may be any of powder, granule, or liquid dissolved or suspended in water.
[0023]
For example, components other than amino acids may be added to the amino acid composition to improve the taste. As these additive components, sweeteners, vitamins, minerals, organic acids and the like are used. Examples of sweeteners include reducing sugars, non-reducing sugars, oligosaccharides, aspartame and the like. Vitamins include vitamin A, B derivatives, C, D, E and the like. Examples of minerals include calcium, iron, magnesium and the like. Examples of organic acids include citric acid and malic acid.
[0024]
The form for ingesting the amino acid composition is not particularly limited. For example, it may be in the form of powder, granules, capsules, tablets, etc., or may be dissolved in milk, water, juice or the like.
[0025]
Amino acid composition agents become more effective when taken continuously for a certain period of time to relieve physical fatigue. When you train your body every day, such as rehabilitation, you should take a certain amount of amino acid composition every day. The same applies to the case of improving skin symptoms.
[0026]
The amino acid composition of this embodiment can recover the muscular fatigue of a person with spinal injury who is training hard in a wheelchair. In addition, the effects of before and after the intake of the amino acid composition can be confirmed by blood tests of patients who are hospitalized for cerebrovascular disorders and are undergoing various types of rehabilitation. Moreover, the symptoms can be recovered for people with that skin condition.
[0027]
Physical fatigue can hardly be expected to accelerate recovery by administration of individual amino acids, and is effective only with an amino acid composition having a specific composition. Furthermore, there is an effect of improving the visceral function of an amino acid composition having a specific composition. As a result, there is a significant symptom improvement effect for people with poor skin condition.
[0028]
As described above, the amino acid composition of this embodiment has the following advantages.
(1) The recovery of physical fatigue during a load on a human body can be accelerated.
(2) It can speed up the recovery of human mental fatigue.
(3) It can improve liver function.
(4) It becomes strong against infection with viruses such as colds, and as a result, immunity can be improved.
(5) The skin condition can be improved.
(6) A variety of items such as physical condition and appetite can be improved.
[0029]
【Example】
(Example 1)
Next, the present invention will be described more specifically with reference to examples.
[0030]
The composition of the amino acid composition was as follows: L-arginine 11%, L-isoleucine 9%, L-leucine 12%, L-valine 8%, L-lysine 10%, L-threonine 12%, L-methionine 8%, L -Histidine 5%, L-proline 7%, L-phenylalanine 3%, L-tryptophan 4%, L-glutamine 11%. After pulverizing the crystalline amino acid, it is granulated by adding alcohol. Essential amino acid / other amino acids of this amino acid composition = 2.5.
[0031]
Next, the test results at the Sports Center for the Handicapped in Kanagawa Prefecture are shown. The subjects were 60 people who were training at a sports center in Tokyo and suffered from spinal injury.
[0032]
As a test method, the subject was fed 0.6 g per 10 kg of body weight per day after dinner for the subject every morning. A questionnaire survey was conducted before and after eating. The results are shown in Table 1.
[0033]
[Table 1]

[0034]
[Table 2]

As shown in Table 1 and Table 2, when the amino acid composition of Example 1 is fed 0.6 g per 10 kg of body weight per day, various good sensations can be obtained in about 10 days.
(Comparative Example 1)
The test results at the Sports Center for Persons with Disabilities in Kanagawa Prefecture are shown. The subjects were 60 people who were training at a sports center in Tokyo and suffered from spinal injury.
[0035]
As a test method, the subject was fed with 0.2 g of amino acid composition per 10 kg of body weight per day after dinner every morning. A questionnaire survey was conducted before and after feeding. The results are shown in Table 3.
[0036]
[Table 3]

As shown in Table 3, in Comparative Example 1, even with an amino acid composition, good results were not obtained at a daily intake of 0.2 g per 10 kg body weight.
(Example 2)
The clinical test results at the rehabilitation hospital in Kanagawa are shown. The subjects were hospitalized patients at Kanagawa Rehabilitation Hospital, including a total of 20 patients, including 11 patients with cerebral hemorrhage and hemiplegia and 9 patients with cerebral infarction and hemiplegia.
[0037]
As a method for the clinical test, 1.0 g of the amino acid composition of Example 1 was eaten every morning after dinner and per day of body weight. And the questionnaire survey before and after eating and the blood test item were compared. The results are shown in Table 4.
[0038]
[Table 4]

[0039]
[Table 5]

[0040]
[Table 6]

As shown in Tables 4 and 5, when 1.0 g of the amino acid composition of Example 1 was ingested per 10 kg of body weight per day, various good sensations could be obtained as early as 7 days. Moreover, as shown in Table 6, the liver function can be improved, and the items can be improved by improving the liver function.
(Comparative Example 2)
The composition of the amino acid composition of Comparative Example 2 was as follows: L-arginine 10%, L-hydroxyproline 10%, L-proline 10%, L-alanine 10%, L-glutamine 10%, L-glycine 5%, L Aspartic acid 10%, L-valine 5%, L-isolosin 5%, L-leucine 5%, L-lysine 10%, L-methionine 5%, L-threonine 2%, L-histidine 1%, L- They are 1% phenylalanine and 1% L-tryptophan, and after pulverizing each crystalline amino acid, alcohol is added and granulated.
[0041]
Essential amino acid / other amino acids in the amino acid composition of Comparative Example 2 = 0.54.
And the test result in the physically disabled sports center in Kanagawa is shown. The subjects were 60 people who were trained at a sports center in Tokyo and had spinal cord injuries.
[0042]
As a test method, the subject was fed 0.4 g per 10 kg body weight per day after dinner at the subject every morning. A questionnaire survey was conducted before and after feeding. The results are shown in Table 7.
[0043]
[Table 7]

As shown in Table 7, the amino acid composition of Comparative Example 2 did not give good results even at a daily intake of 0.4 g per 10 kg body weight.
(Example 3)
The composition of the amino acid composition of Example 3 was as follows: L-arginine glutamate 35%, L-alanine 5%, L-proline 5%, L-valine 10%, L-isolosin 10%, L-leucine 13%, L -Lysine 5%, L-methionine 5%, L-threonine 5%, L-histidine 4%, L-phenylalanine 2%, L-tryptophan 1%, and after pulverizing each crystalline amino acid, alcohol was added. It is granulated.
[0044]
Essential amino acid / other amino acids in the amino acid composition of this Example 3 = 1.22.
As a test method, 50 golfers suffering from back pain were fed the amino acid composition of Example 3 every morning and 2.0 g per body weight daily after dinner. A questionnaire survey was conducted before and after feeding. The results are shown in Table 8.
[0045]
[Table 8]

As shown in Table 8, with the amino acid composition of Example 3, with a consumption of 2.0 g per 10 kg of body weight per day, 85% of the golfer's back pain was relieved and very good results were obtained.
(Example 4)
The composition of the amino acid composition of Example 4 was as follows: L-arginine-L-glutamine peptide 35%, L-alanine-L-proline peptide 10%, L-valine 10%, L-isolosin 10%, L-leucine 13% L-lysine 5%, L-threonine 5%, L-methionine 5%, L-histidine 4%, L-phenylalanine 2%, L-tryptophan 1%, each crystalline amino acid was crushed, and alcohol was added And then granulated.
[0046]
Essential amino acid / other amino acids in the amino acid composition of Example 4 = 1.22.
As a test method, 60 women with rough skin were fed the amino acid composition every morning and 0.8 g per body weight after dinner. A questionnaire survey before and after eating was conducted and compared. The results are shown in Table 9.
[0047]
[Table 9]

As shown in Table 9, with the amino acid composition of Example 4, the skin and skin of women with rough skin as much as 65% or more were improved at a daily intake of 0.8 g per 10 kg of body weight.
[0048]
The present invention may be embodied by changing the configuration as follows, for example.
(A) Ingesting an amino acid composition by dissolving in a carbonated beverage or hot water.
(B) Ingesting an amino acid composition when physical or mental fatigue is felt, or before going to bed or between meals.
[0049]
Moreover, the technical idea grasped | ascertained from the said embodiment is described below.
(1) The amino acid composition according to claim 1, wherein the essential amino acid is L-type. If comprised in this way, since an L type essential amino acid is excellent in the nutrition effect, it is suitable as a nutrient composition.
(2) The amino acid composition according to claim 2, wherein the non-essential amino acid is L-type. With this configuration, L-type non-essential amino acids are suitable as a nutritional composition because they have a nutritional effect.
(3) The amino acid composition according to claim 2, further comprising at least one selected from the group consisting of sweeteners, vitamins, minerals and organic acids. If comprised in this way, more types of nutrition can be replenished and health can be promoted.
(4) The method of using an amino acid composition according to claim 5, wherein the amino acid composition is taken by a person having poor digestion and absorption. According to this method, since the amino acid is formed by digesting the protein, even a person with poor digestion and absorption can easily absorb it, and can effectively recover physical fatigue and mental fatigue.
[0050]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the amino acid composition of the first invention, recovery of physical fatigue and mental fatigue for humans can be accelerated, and various items such as other physical conditions can be improved. it can.
[0051]
Moreover , a nutritional component is strengthened by mix | blending the non-essential amino acid with easy acquisition, and the function of fatigue recovery can be improved.
Moreover, since the content of each component of the essential amino acid and the non-essential amino acid is limited to a predetermined range, each component is contained in an optimum blending amount, and the effect as a nutritional component is sufficiently exhibited.
According to the third invention, by setting the ratio of the essential amino acid to the non-essential amino acid to be larger than 1, the essential amino acid can be contained more than the essential amino acid existing in nature, and the effect of fatigue recovery is further enhanced. Can do.

Claims

Containing the essential amino acids valine, leucine, isoleucine, lysine, threonine, methionine, histidine, phenylalanine and tryptophan or their derivatives;
Furthermore, arginine is a non-essential amino acids, containing glutamine and proline, or their induction body,
The content of each amino acid is 5-20% by weight of valine, 5-20% by weight of leucine, 5-20% by weight of isoleucine, 3-20% by weight of lysine, 5-20% by weight of threonine, 3-20% by weight of methionine, histidine. An amino acid composition comprising 2-10 wt%, phenylalanine 2-3 wt%, tryptophan 1-10 wt%, arginine 5-30 wt%, glutamine 5-30 wt%, and proline 2-10 wt%.

The amino acid composition according to claim 1, wherein the ratio of essential amino acids to non-essential amino acids is greater than 1.