JP4007999B2 - 女性用採尿器 - Google Patents
女性用採尿器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4007999B2 JP4007999B2 JP2005167722A JP2005167722A JP4007999B2 JP 4007999 B2 JP4007999 B2 JP 4007999B2 JP 2005167722 A JP2005167722 A JP 2005167722A JP 2005167722 A JP2005167722 A JP 2005167722A JP 4007999 B2 JP4007999 B2 JP 4007999B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urine
- urine collector
- female
- edge
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
このようなコップの開口部は、直径が大体6−8cmの円形となっており、女性局部から排出される不規則な尿の流れを受け止めるには不適切な形となっている。
その結果、尿がはじけたりこぼれたりしやすく、手、腿、衣服、そして便座などを汚してしまうことになる。
そのような汚れをきれいにするため多量のトイレット・ペーパーが使われるなど、結局、資源の浪費につながっている。
このように、従来の採尿コップを使用する女性は、非衛生的な状況におかれるのみならず、検尿のたびに赤面し、羞恥心を覚えながら、おどおどして検尿検査を受けている、というのは否めない事実である。
これまでにも採尿を容易にするため、特に女性を対象とした形の工夫が考案されている。以下にその例を挙げる。
米国特許番号6,775,852及び6,358,477の採尿器では、柔らかなシートを便座の縁に取り付けた際、トイレの内側に漏斗の形状ができるようになっており、その漏斗の下に採尿用のコップがついている。
このような構造では、使用者が排尿している間コップを直接手に持つことは避けられるが、シートを便座に取り付けたりはずしたりしなければならないので、手間がかかるのみならず不衛生になりがちである。
米国特許番号4,198,979では、漏斗の形状をした採尿器の一部分を膣に挿入して固定するやり方をとっている。
このタイプの採尿器は、ベッドに寝たきりの女性から継続的に採尿する場合に役立つ。
また、米国特許番号5,125,118では、比較的汚れや不純物の少ない尿を採取するため、尿口の中に直接管を挿入して採尿するやり方をとっている。
しかしながら、これらは直接女性局部や膣に接触するため、装着は非常な違和感や痛み、さらには精神的ストレスを伴う。
米国特許番号6,719,951では、採尿用コップとそのコップを支えて適所に保持するための長い取っ手よりなる採尿器が考案されている。
このような長い取っ手は、尿が入って重量が増したコップを支えるために頑丈な材質で作られることが不可欠なため、使い捨てタイプにするのはむずかしいと考えられる。
さらに、その形状や長さのため、重ねたり収納したりするにも不便がある。
特開2001−99836(特願平11−312829)では、採尿用漏斗が考案され、この漏斗の一方の口は円形ではなく女性局部にフィットするような形状を持ち、他方の口は従来の採尿コップに挿入するようになっている。
一方の口の形状が女性局部にフィットするようになっているため、尿がはじけこぼれる可能性は従来の採尿コップよりも低い。
この採尿器では漏斗の側面につまみが取り付けられているが、使用者が手で持つためのつまみとは考えられない。
なぜなら、もし使用者がそのつまみを持てば、尿の重みで重くなったコップは漏斗から逸脱して落下することになる。
さらに、このつまみは、排尿時コップを保持する際、使用者が体の正面からこのつまみを持つことはできないような位置にある。
以上の考察から、この日本特許出願のつまみは、漏斗をコップに差し込んでずれないようにするためのストッパーのような役割を果たすためのものだと考えられる。
そのため、この日本特許出願の採尿器においては、コップの持ち方は従来の採尿コップと同様であり、やはり尿がこぼれて手などを汚す可能性が高い。
右利き、左利き、どちらの使用者も身体の正面から採尿器を保持できるように、前記開口で外側へより長く伸びている方の前縁の真下の位置の前記側面上に取っ手が付いているようにしてもよい。
重ねて収納しやすいように、前記取っ手は折りたたみ可能で、前記側面へと折り畳んだ状態にできるようにしてもよい。
また、前記取っ手は二次元の形を持ち、一枚または一対で装着されていてもよい。
採取した尿の視覚検査が容易にできるように、薄い色の材質を持つようにしてもよい。また、材質は紙、プラスチック、または発泡スチロールにしてもよい。
このように、女性の場合に特に有効であるが女性に限らず、男性の場合であってもより安定した状態で採尿することができる男女兼用の採尿器として利用できる。
本発明に係る女性用採尿器は、対称的な形になっているため、取っ手を使って左利きの人も右利きの人も身体の正面から簡単に採尿をすることができる。
本発明に係る女性用採尿器は、折りたたみ式の取っ手を側面に畳んで、採尿器を多数個重ねて簡単に収納が可能である。
本発明に係る女性用採尿器は、検査技師が尿を女性用採尿器から試験管やビーカーなどに注ぐ場合に手の力で簡単に女性用採尿器のとがった部分を利用することができ、結果として検査する人たちにも衛生面で好ましい。
本発明に係る女性用採尿器は、製造コストが低いので、使い捨てを前提に製造することが可能となる。
図1、2、及び3は、本発明に係る女性用採尿器10の斜視図、平面図、及び側面図である。
前記採尿器10は、一体に形成された上部開口部12、底面14、側面16を有し、そして側面16に設けた取っ手18より構成される。
図2で明らかなように、上部開口部12は、だいたい楕円形をしており、一方の前縁12aとそれに対向する後縁12bを比較すると、後縁12bよりは前縁12aの方へより長く伸びた形を持つ。
前記底面14と前記側面16の側面下部16aは、尿を受けそれを溜めるための有底円筒状容器を形どり、側面16の側面上部16bは前記側面下部16a上端から上に行くに従って徐々に広がって、上部開口部12の形をとる。
図3で明らかなように、側面16のうち、より長く伸びた方の前縁12aの側は、それに対向する後縁12bの側に比べて高く、さらに外側に向かって広がっている。
前記取っ手18は、折りたたみ式で側面下部16aに取り付けられており、より長く伸びた方の前縁12aの真下に位置する。
そのため、本発明に係る女性用採尿器は従来の採尿コップに比べ、女性局部から排出されるかなり不規則な尿の流れを受け止め、尿のもれを防ぐことが可能である。
前記取っ手18をつまんで、使用者は前記採尿器10を簡単に保持することができる。
前記採尿器10は対称的な形になっているため、取っ手18を使って左利きの人も右利きの人も身体の正面から簡単に採尿器10を保持することができる。
この取っ手18は、より長く伸びた方の前縁12aの真下に位置しており、側面上部16bのより外側に広がった部分の下に付いているので、たとえ尿がもれたとしても使用者の手にはこぼれにくい。
前記底面14と前記側面16の側面下部16aは、尿を受けそれを溜めるための有底円筒状容器を形どり、その形は円形の底面を持つコップでもよいし、楕円形の底面を持つものであってもよい。
このことは、前記側面上部16b及び側面下部16aの横切断面の長径・短径とも底面から開口に向かって、徐々に単調増加していること及び前記側面上部16bの長径・短径が前記側面下部16aの長径・短径よりも長いことを示している。
これは折りたたみ式の取っ手18を側面に畳んで、重ねる際に取っ手18が邪魔にならないようにすることにより実現される。
使用の際には、使用者が取っ手18を適当な位置に広げて使う。
図1−4では、前記取っ手18は対の平たい形となっているが、これは側面下部16aに折りたためるならばどんな形でもかまわない。
そして使用者が簡単に広げて持ちやすいものであれば良く、例えば平たい輪状、三角形、四角形などで、一枚でも対でも良い。
前記採尿器10は簡単な構造を持っているため、尿を短時間入れておける程度に強く、しかも形成しやすい柔軟な材質であれば簡単に製造することができる。
例えば、紙、発泡スチロール、プラスチック等が好ましい。
使用材質の色は、尿の視覚によるチェックに支障をきたさない色であればどんな色でもよい。
以上により、本発明に係る採尿器は製造コストが低いので、使い捨てを前提に製造することが可能となる。
12 開口
12a前縁
12b後縁
14 底面
16 側面
16a側面下部
16b側面上部
18 取っ手
Claims (4)
- 楕円形の底面と、側面が側面上部及び側面下部から構成され、前記側面下部は底面の縁に立設してともに尿を受け取りそれを溜める有底楕円筒状容器を形成し、前記側面下部の横切断面の長径・短径とも底面から開口に向かって徐々に単調増加し、前記側面上部は前記側面上部の長径・短径が前記側面下部の長径・短径よりも長く、前記側面下部上端から上へ向かって徐々に外側へ広がりだいたい楕円形の開口を形成し、開口の一方の前縁はそれに対向する後縁よりもさらに外側へ長く伸び、その外側へ長く伸びている方の前縁での高さは、それに対向する後縁での高さよりも高くなっており、全体として開口の形は女性の局部にフィットするような形状となっており、さらに右利き、左利き、どちらの使用者も身体の正面から容器を保持できるように前記前縁の真下の側面下部位置に、且つ重ねて収納しやすいように折りたたみ可能で前記側面下部へと折り畳んだ状態にできる取っ手が付いていることを特徴とする女性用採尿器。
- 前記取っ手は、二次元の形を持ち、一枚または一対で装着されていることを特徴する請求項1記載の女性用採尿器。
- 前記容器は、採取した尿の視覚検査が容易にできるように、薄い色を持つことを特徴する請求項1記載の女性用採尿器。
- 前記容器の材質は、紙、プラスチック、または発泡スチロールであることを特徴する請求項1記載の女性用採尿器。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/973,962 US20050059907A1 (en) | 2001-04-13 | 2004-10-25 | Urine sample collector for women |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006119117A JP2006119117A (ja) | 2006-05-11 |
JP4007999B2 true JP4007999B2 (ja) | 2007-11-14 |
Family
ID=36537124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005167722A Expired - Fee Related JP4007999B2 (ja) | 2004-10-25 | 2005-06-08 | 女性用採尿器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4007999B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO2819623T3 (ja) * | 2012-02-28 | 2018-03-10 |
-
2005
- 2005-06-08 JP JP2005167722A patent/JP4007999B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006119117A (ja) | 2006-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4305161A (en) | Urinating aid for women | |
US2878486A (en) | Sanitary device | |
US6475198B1 (en) | Feminine urinary device | |
US9744068B2 (en) | Foldable, disposable, urine receptacle | |
US5687429A (en) | Urinal | |
US5091998A (en) | Funnel device to facilitate urination by women in an upright position | |
NL1039286C2 (en) | Portable non-invasive urinary aids for women. | |
US20060218709A1 (en) | Female urination aid device | |
US20070006368A1 (en) | Disposable funnel for urine samples | |
US5243712A (en) | Disposable urinary device | |
US20050097662A1 (en) | Female urinary device | |
ES2339849T3 (es) | Cono para miccion femenina de pie. | |
US4756029A (en) | Feminine urinary device | |
US4696067A (en) | Women's urinal for use in erect position | |
US6021530A (en) | Female urinal bottle | |
US4795450A (en) | Non-spattering hygienic napkin for men | |
JP4007999B2 (ja) | 女性用採尿器 | |
WO2007050716A1 (en) | Urination funnel for women | |
JP7377579B1 (ja) | 採尿具 | |
US6669675B2 (en) | Feminine urinary device | |
JP3166808U (ja) | 女性用採尿カップ | |
US20210000638A1 (en) | Disposable urination device for women | |
US20050059907A1 (en) | Urine sample collector for women | |
US20060218708A1 (en) | Female standing urination cone | |
TWI657782B (zh) | 拋棄式容置袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070328 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070828 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |