JP4004473B2 - 回路構成、電気化学センサ、センサ構成、およびセンサ電極を介して電気信号を処理する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回路構成、電気化学センサ、センサ構成、およびセンサ電極を介して提供された電気信号を処理する方法に関する。
図2Aおよび図2Bは、非特許文献1に記載されるバイオセンサチップを示す。センサ200は、電気的絶縁材料でできた絶縁層203が埋め込まれた、金でできた2つの電極201、202を有する。電極201、202には電極端子204、205が接続され、この端子により電極201、202に電位が印加され得る。電極201、202は、プレーナ電極として構成される。各電極201、203上には、DNA分子206(捕獲分子とも呼ばれる)が固定される(図2A参照)。固定は、金−硫黄カップリングで行われる。電極201、202上には、例えば、電解質207等の検査されるべき検体が付与される。
電解質207が、DNAプローブ分子206の配列と相補的な、すなわち、キーロック原理により捕獲分子と立体的に整合する塩基配列を有するDNA鎖208を含む場合、これらのDNA鎖208は、DNAプローブ分子206とハイブリダイズする(図2B参照)
DNAプローブ分子206とDNA鎖208のハイブリダイズは、DNAプローブ分子の配列および対応するDNA鎖208の配列それぞれが互いに相補的である場合にのみ生じる。そうでない場合、ハイブリダイズは生じない。従って、所定の配列を有するDNAプローブ分子は、特定の、すなわち、それぞれ相補的な配列を有するDNA鎖と結合、すなわち、このDNA鎖としかハイブリダイズできず、その結果、センサ200の選択度が高くなる。
ハイブリダイズが生じた場合、図2Bに見出され得るように、電極201と202との間のインピーダンスの値が変化する。この変化したインピーダンスは、適切な電圧を電極端子204、205に印加することによって、および、その結果としての電流を記録することによって検出される。
ハイブリダイズが生じた場合、電極201、202間のインピーダンスが変化する。これは、DNAプローブ分子206、およびDNAプローブ分子206とハイブリダイズする可能性があるDNA鎖208の両方が、電解質207よりも小さい導電性を有し、従って、見出され得るように、それぞれの電極201、202を部分的に、電気的に遮蔽するという事実に起因し得る。
測定の精度を高めるために、非特許文献2から、複数の電極ペア201、202を用い、かつ、これらを互いに並行に構成することが知られ、見出され得るように、これらの電極は、互いに噛合うように配置され、これにより、いわゆる、インターデジタル電極300がもたらされ、図3は、この平面図を示し、図3Bは、図3Aからの切断線I−I’に沿う断面図を示す。
さらに、生体高分子を記録するための還元/酸化再生プロセスに関する原理は、例えば、非特許文献1、非特許文献3から知られる。以後、酸化還元リサイクルプロセス(redox recycling process)とも呼ばれる還元/酸化リサイクルプロセスは、図4A、図4B、図4Cを参照して、以下において、より詳細に説明される。
図4Aは、絶縁層403上に設けられた第1の電極401および第2の電極402を有するバイオセンサを示す。金でできた第1の電極401上に保持領域404が設けられる。この保持領域404は、DNAプローブ分子405を第1の電極401上に固定するために利用される。このような保持領域は、第2の電極402には提供されない。
固定されたDNAプローブ分子405の配列と相補的である配列を有するDNA鎖407がバイオセンサ400により記録されることが意図される場合、センサ400は、検査されるべき溶液406に含まれている可能性があるDNA鎖407が、DNAプローブ分子405の配列と相補的な配列とハイブリダイズし得るように、DNA鎖407検査されるべき溶液、例えば、電解質406と接触させられる。
図4Bは、検査されるべき溶液中に、記録されるべきDNA鎖407が含まれ、かつ、DNAプローブ分子405とハイブリダイズしている場合を示す。
検査されるべき溶液中のDNA鎖407は、酵素408でマーキングされ、これにより、後述される分子を、少なくとも1つが酸化還元活性である部分分子に切断することが可能になる。通常、検査されるべき溶液406中で検出されるべきDNA鎖407よりも、かなり多数のDNAプローブ分子405が取得される。
DNA鎖407が、検査されるべき溶液406中に酵素408と共に含まれる可能性があるDNA鎖407が固定されたDNAプローブ分子405とハイブリダイズした後に、バイオセンサ400がすすがれ、その結果、ハイブリダイズされていないDNA鎖が除去され、バイオセンサチップ400は、検査されるべき溶液406で洗浄される。すすぎに用いられるすすぎ溶液、または、さらなる段階で別個に供給されるさらなる溶液には非帯電物質が添加され、ハイブリダイズDNA鎖407にて酵素408によって、第1の部分分子410および第2の部分分子に分割され得る分子を含む。これらの両方の分子の一方は、酸化還元活性(redox−active)である。
図4Cに示されるように、例えば、負に帯電した第1の部分分子410は、正に帯電した第1の電極401に引き寄せられ、これは、図4Cにおける矢印411によって示される。負に帯電した第1の部分分子410は、正の電位を有する第1の電極401にて酸化され、酸化された部分分子413として負に帯電した第2の電極402に引き寄せられ、ここで、これらの部分分子は、再び還元される。還元された部分分子414は、再び、正に帯電した第1の電極401に移動される。このようにして、酵素406によりそれぞれ生成された電荷キャリアの数に比例する循環電流(electrical circulating current)が生成される。
図5にグラフ500で模式的に示されるように、この方法で評価された電気的パラメータは、時間の関数tとしての電流m=dI/dtの変化である。
図5は、時間502によって決まる電流501の関数を示す。結果としての曲線プロファイル503は、時間のプロファイルとは独立したオフセット電流Ioffsetを有する。オフセット電流Ioffset504は、バイオセンサ400の非理想性に基づいて生成される。オフセット電流offsetの実質的な原因は、DNDプローブ分子405を有する第1の電極401の被覆が、理想的に、すなわち、完全に高密度に行われないことである。第1の電極401が、DNAプローブ分子405で完全に高密度に被覆された場合、固定されたDNAプローブ分子405によって生成される、いわゆる2重層キャパシタンスに基づいて、第1の電極401と導電性の、検査されるべき溶液406との間に、実質的な静電結合が生じる。しかしながら、不完全な被覆は、第1の電極401と、検査されるべき溶液406との間に寄生電流経路をもたらし、これはまた、特に、抵抗コンポーネントを有する。
しかしながら、酸化/還元プロセスを可能にするために、DNAプローブ分子405を有する第1の電極401の被覆は、まったく完全でなく、すなわち、負に帯電した第1の部分分子410は、電気力(electrical force)に基づいて、および拡散プロセスによって、第1の電極401に移動し得る。他方、このようなバイオセンサの可能な限り大きい感度を達成するために、および、同時に、可能な限り小さい寄生効果を達成するために、DNAプローブ分子405を有する第1の電極401の被覆は十分に高密度であるべきである。このようなバイオセンサ400により決定された測定値の高い再現性を達成するために、2つの電極401、402には、酸化還元リサイクルプロセスの枠内で、酸化/還元プロセスのために十分に大きい面積を常に提供することが意図される。
生体高分子は、例えば、タンパク質またはペプチド、あるいは、それぞれ所定の配列を有する他のDND鎖と理解され得る。タンパク質またはペプチドが生体高分子と記録することが意図された場合、第1の分子および第2の分子は、例えば、対応するリガンドが設けられるそれぞれの電極に記録されるべきタンパク質またはペプチドを結合する可能な結合活性を有する活性物質等のリガンドある。
用いられ得るリガンドは、酵素アゴニスト、医薬、糖、または抗体、あるいは、タンパク質またはペプチドを特に結合する能力を有するその他の分子である。
用いられる生体高分子が、バイオセンサによって記録するように意図された所定の配列を有するDNA鎖である場合、所定の配列を有するDNA鎖が、バイオセンサによって、第1の電極上の分子として、DNA鎖の配列に相補的である配列を有するDNAプローブ分子とハイブリダイズすることが可能である。
プローブ電極(捕獲分子とも呼ばれる)は、リガンドまたはDNAプローブ分子と理解され得る。
図5の直線503の勾配に対応する、前に導入された値m=dI/dtは、測定電流を記録するために用いられる電極の長さ、および、さらに幅によって決まる。従って、例えば、図2Aおよび図2Bの図面に対して垂直方向の長さに比例する第1の電極201および第2の電極202の場合、値mは、用いられる電極の縦の広がりにほぼ比例する。複数の電極が、例えば、公知のインターデジタル電極構成(図3A、図3B参照)で、並列接続される場合、測定電流の変化は、それぞれ並列接続された電極の数に比例する。
しかしながら、測定電流の変化の値は、種々の影響に基づいて、非常に大きいゆらぎの値の範囲を有し得、ここで、センサによって検出可能な電流の範囲は、ダイナミック範囲と呼ばれる。10の電流強度範囲は、好ましいダイナミック範囲と呼ばれることが多い。大きいゆらぎの原因は、センサジオメトリに加えて、さらに、生化学的境界条件であり得る。従って、記録されるべき異なったタイプの生体高分子が、結果としての測定信号、すなわち、特に、測定電流、およびその時間的変化のかなり異なった値の範囲をもたらし、これは、さらに、後続の均一な測定電子機器を有する所定の電極構成の対応する要件を有する必要な全ダイナミック範囲を広くする。
このような回路の大きいダイナミック範囲の要件は、必要とされるダイナミック範囲で十分に正確かつ確実に動作するために、測定電子機器を高価にし、かつ構成を複雑にする。
さらに、オフセット電流Ioffsetは、多くの場合、全測定継続時間にわたって測定電流mの時間的変化よりもはるかに大きい。このような場合、大きい信号内での、時間による非常に小さい変化を高精度で測定することが必要である。これは、用いられる測定機器の要件を非常に高くする。これは、測定電流を記録することを労力のいる、複雑、かつ高価なものにする。この事実は、さらに、センサ構成を小型化する試みを妨害する。
要約すると、ダイナミック範囲による要件、従って、センサイベントを検出するための回路の質の要件が著しく高くなる。
回路の設計中に、用いられるコンポーネントの非理想性(雑音、パラメータの変動)が、回路内のこれらのコンポーネントに対して、これらの非理想性が可能な限り問題にならない動作点が選択されるように考慮することが知られている。
しかしながら、回路を大きいダイナミック範囲にわたって動作させることを意図する場合、範囲全体にわたって最適な動作点を維持することは、ますます困難、ますます複雑、従って、より高価になる。センサで取得された小さい信号電流は、例えば、増幅器回路の支援により、信号電流が、例えば、外部デバイスまたは内部定量化へと転送されることを可能にするレベルに上昇され得る。
センサと評価システムとの間のデジタルインターフェースは、障害耐性および使い易さという理由から有利である。従って、アナログ測定電流は、さらに、センサのすぐ近傍でデジタル信号に変換されることが意図され、これは、集積アナログデジタルコンバータ(ADC)により行われ得る。アナログの小さい電流信号をデジタル化するためのこのような統合型コンセプトは、例えば、非特許文献4に記載される。
必要とされるダイナミック範囲を達成するために、ADCは、対応して高い解像度および十分に高い信号対雑音比を有するべきである。このようなアナログデジタルコンバータをセンサ電極のすぐ近くに統合することは、さらに、高い技術的課題をなし、対応するプロセスの実現は、複雑かつ高価である。さらに、センサにおいて十分に高い信号対雑音比を達成することは極めて困難である。
以下の刊行物が本明細書中で引用される。
[1] Hintsche,R.、Paeschke,M.、Uhlig,A.、Seitz、R.による「Microbiosensors using Electrodes made in Si−technology」(1997年)Frontiers in Biosensorics、Fundamental Aspects、Scheller,FW.、Schubert,F.、Fedrowitz,J.(ees.)、Birkhauser Verlag Basle、Switzerland、267〜283ページ。 [2]Van Gerwen,P.による「Nanoscaled Interdigitated Electrode Arrays for Biochemical Sensors」(1997年)IEEE、International Conference on Solid−State Sensors and Actuators、June 16〜19 1997年、Chicago、907〜910ページ。 [3]Paeschke,M.、Dietrich,F.、Uhlig,A.、Hintsche,R.による「Voltammetric Multichannel Measurements Using Silicon Fabricated Microelectode Arrays」(1996年)、Electroanalysis、Vol.7、No.1、1〜8ページ。 [4]Uster,M.、Loeliger,T.、Guggenbuehl,W.、Jaeckel,H.による「Integrating ADC Using a Single Transistor asIntegrator and Amplifier for Very Low(lfA Minimum)Input Currents」(1996年)Advanced A/D and D/A Conversion Techniques and their Applications、Conference at the University of Strathclyde(Great Britain)July 27〜28、1999年、Conference Publication No.466、86〜89ページ、IEE。
本発明は、時間による変動が非常に小さい電流の検出感度が改善されたエラーに強い回路構成を提供するという課題に基づく。
この課題は、独立請求項による特徴を有するセンサ電極を介して提供される電流信号を処理するための回路構成、電子化学センサ、センサ構成、および方法によって解決される。
本発明は、センサ電極と、このセンサ電極と電気的に結合された第1の回路ユニットと、第1のキャパシタを有する第2の回路ユニットとを有する回路構成を提供する。
第1の回路ユニットは、電位の整合が可能になるように第1のキャパシタとセンサ電極とを結合することによって、センサ電極の電位を、所定の第1の基準範囲内のほぼ所定の所望の電位に維持するようにセットアップされる。第2の回路ユニットは、第1のキャパシタの電位が第2の基準範囲の外側である場合、第2の回路ユニットは、このイベントを検出し、かつ、第1のキャパシタを第1の基準電位にする。
以下において、本発明のこの回路構成の機能が明瞭に説明される。本発明の回路構成は、センサイベントが生じ得るセンサ電極を有する。例えば、検査されるべき液体中に含まれるDNA半鎖とセンサ電極に固定された捕獲分子との間のハイブリダイズイベントは、センサ電極で行なわれ得る。記録されるべき分子が、例えば、検査されるべき液体中に自由な電荷キャリアを生成する酵素標識を有する場合、検出されるべき電流信号は、センサ電極から本発明の回路構成に向かって流れる。この回路構成の第1の回路ユニットは、明らかに、センサ電極の電位を第1の基準範囲内に維持するようにセットアップされる。センサ電極の電位がこの基準範囲内にある限り、第1の回路ユニットは、第2の回路ユニットのキャパシタからセンサ電極を切断する。センサ電極の電位が第1の基準範囲の外側に移動した場合、第1の回路ユニットは、センサ電極と第2の回路ユニットの第1のキャパシタとの間に新しい電気接続を生成する。センサ電極の電位と第2の回路ユニットの第1のキャパシタの電位との整合は、この電気的結合に基づいて可能になる。具体的には、自由な電荷は、センサ電極の電位が第1の基準範囲に戻されるように、キャパシタとセンサ電極との間で前方および後方に向かって流れ得る。その結果、センサ電極から第2の回路ユニットの第2のキャパシタに向かって、およびその逆に、わずかな電荷が漸進的に移動し得る。具体的には、検出されるように、電荷パケットが所定の十分な大きさを有するまで、わずかなセンサ電流が、キャパシタ上に電荷パケットを形成するまで取り込まれる。従って、第2の回路ユニットの第1のキャパシタに位置する電荷の量は、センサ電極上で行なわれるセンサイベントの数に特徴的な態様で変化する。換言すると、第2の回路ユニットの第1のキャパシタは、次に、センサイベントに基づいて、センサ電極から流れ出す電荷の量をセンサ電極に供給する。従って、第1の回路ユニットおよびキャパシタは、センサ電極の電圧を第1の基準範囲内、好ましくは、所望の電位に維持することによって、特に、ポテンシオスタットと同様に機能する。
しかしながら、第1のキャパシタの電位が、センサ電極と交換された電荷キャリアに基づいて、第2の基準範囲の外側に移動した場合、このイベントは、第2の回路ユニットによって検出され、第2の回路ユニットは、第1のキャパシタが第1の基準電位にされることを保証する。明確に表現すると、第2の回路ユニットは、以下の機能を利用する。これらは、十分に多量の電荷がセンサ電極によって第1のキャパシタから取り出された場合(または、逆に、十分に多量の電荷がセンサ電極から第1のキャパシタに流れた場合)、このイベントは、例えば、パルスを出力することによって第2の回路ユニットによって検出される。さらに、キャパシタを、再び所定の動作点、すなわち、第1の基準電位に戻すために、センサ電極に流れ出た電荷は、次に、第1のキャパシタに供給される(か、または、センサ電極から第1のキャパシタに流れた電荷は、第1のキャパシタから取り出される。
上述の機能を有する本発明による回路構成は、極めて小さいアナログ電流信号を記録するため、および、これらの信号をデジタル信号、すなわち、時間配列的な別々のパルスの配列に変換するために適切であり、これにより、アナログ信号の時間的および空間的に長い通信経路に基づいて、寄生のさらなるノイズを大幅に回避する。従って、本発明による回路構成は、電流を記録する際に、高い信号対雑音比を有する。
本発明による回路構成は、酸化還元リサイクルの原理(図5を参照)により漸進的に上昇する電流信号を検出するために、特に適切である。測定時間、またはセンサ電極の、および本発明による回路構成の機能に関連した第1のキャパシタの電位の基準範囲を適切に設定することによって、(例えば、パルスの形態で)検出されるべきイベントの数は、個々の場合の要件に対して柔軟に設定され得る。
好ましくは、回路構成は、第2の回路ユニットと電気的に結合され、かつ、イベントの数および/または時間配列をカウントするようにセットアップされるカウンタ素子を有する。さらに、回路構成は、センサ周波数、すなわち、イベントの周波数の直接的出力が提供されるようにセットアップされ得る。
有利な実施形態によると、カウンタ素子は、イベントの時間配列を、互いにある時間間隔をおいた少なくとも2つのタイムインターバルで記録するようにセットアップされる。
換言すると、第1のキャパシタの電位が第2の基準範囲の外側に移動するという事実に基づいて、2の回路ユニットによって検出されたイベントは、カウンタ素子によってカウントされ、特に、連続するイベント間の時間間隔が検出される。イベント間の時間間隔は、イベントの周波数の決定に対応する。これは、センサ電極上のアナログ電流信号が、決定された周波数に含まれるデジタル信号に変換されることを意味する。その結果、特に、回路構成の高いダイナミック範囲を達成することが可能である。技術的には、是認できる範囲のコストで、例えば、100Hz〜10MHzの周波数を生成、検出、および処理することが可能であり、これにより、10よりも大きいダイナミック範囲が達成され得る。
好ましくは、本発明による回路構成は、第1の回路に結合され得る較正デバイスを有し、かつ、第2の基準電位が、較正デバイスによって第1の回路ユニットに印加され得るようにセットアップされる回路構成を較正するために利用され、ここで、第2の回路ユニットは、較正デバイスまたはセンサ電極と結合される。
本発明によって回路構成を較正し得る可能性は、記録された信号の信頼度を高め、かつ、回路構成の完璧な機能性のモニタリングを可能にする。さらに、較正デバイスにより、回路構成の測定精度が向上し得る。
好ましくは、第1の回路ユニットは、2つの入力と1つの出力を有する第1の比較素子を有し、第1の入力は、第1の入力がセンサ電極の電位にあるようにセンサ電極に結合され、これに対して、第2の入力は、所望の電位を規定する第3の基準電位にされる。第1の比較素子は、電気信号が、その出力で生成されるようにセットアップされ、これにより、センサ電極の電位は、所定の第1の基準範囲内のほぼ所定の所望の電位に維持される。
第1の回路ユニットは、本明細書において所望の電位と呼ばれる所定のセンサ電極の電圧を一定に保つために利用される。
この回路構成の場合の有利な改良点により、第1の回路ユニットは、可変の非リアクタンス性抵抗器を有し、これにより、センサ電極は、センサ電極の電位が、所定の第1の基準範囲内のほぼ所定の所望の電位に保たれるように第2の回路ユニットの第1のキャパシタに結合され得る。
換言すると、センサ電極の電位を一定に保つために、センサ電極の第1のキャパシタへの結合が、制御可能な非リアクタンス性抵抗器により実現され得る。それぞれの場合について現在設定されている非リアクタンス性抵抗の値は、センサ電極と第1のキャパシタとの間の電気的結合の現在の強さである。
さらに、第1の回路ユニットは、トランジスタを有することが好ましく、そのトランジスタのゲート領域は、第1の比較素子の出力に結合され、そのトランジスタのソース/ドレイン領域は、センサ電極に結合され、そのトランジスタの第2のソース/ドレイン領域は、第1のキャパシタに結合される。
換言すると、上述のトランジスタは、センサ電極と第1のキャパシタとの間の電流の流れを設定する制御素子として機能する。
さらに、第2の回路ユニットは、2つの入力と1つの出力とを有する第2の比較素子を有し得、第1の入力は、第1の入力が第1のキャパシタの電位にあるように第1のキャパシタに結合され、第2の入力は、第2の電気的基準範囲を規定する第4の基準電位にある。第2の比較素子は、電気信号がその出力で生成されるようにセットアップされ、これにより、第1の比較器の電位が第4の基準電位を超過する場合、第1のキャパシタは、第1の基準電位にされる。
上述の改良点の代替案として、回路構成の第2の回路ユニットが、2つの入力と1つの出力とを有する第2の比較素子を有し、第1の入力は、第1の入力が第1のキャパシタの電位にあるように第1のキャパシタに結合され、第2の入力は、第2の電気的基準範囲を規定する第4の基準電位にある。さらに、第2の比較素子は、電気信号がその出力にて生成されるようにセットアップされ、これにより、第1のキャパシタの電位が、第4の基準電位未満に降下した場合、第1のキャパシタは、第1の基準電位にされる。
第1および/または第2の比較素子は、動作増幅器であることが好ましい。
上述の説明は、本発明による回路構成を形成するための素子は、すべて、製作において有利であり、かつ、標準的方法で製造され得る標準的電子コンポーネントであることを示す。従って、本発明による回路構成は、わずかな労力で製作され得る。
本発明による回路構成の好ましい実施形態により、この回路構成の第2の回路ユニットは、少なくとも1つの第2のキャパシタを有し、回路構成は、少なくとも1つの第2のキャパシタまたは第1のキャパシタの1つ、あるいは、キャパシタの少なくとも2つが、回路構成に同時に接続されるようにセットアップされる。
明らかに、回路構成は、異なっているか、または同一の材料パラメータ(例えば、キャバシタンスC)を有する複数の並列接続されたキャパシタを有し、それぞれの場合について、そのうちの1つ以上が、選択的に回路構成と能動的に接続され得る。従って、ユーザは、個々の場合の用件により、測定制度および所望のダイナミック範囲に有利である1つ以上のキャパシタを選択する可能性を有する。それぞれが回路構成に能動的に接続され得る異なったキャパシタを提供することにより、電流を記録するための回路構成の検出感度を向上させ、同様に、ダイナミック範囲を増加させる。
本発明による回路構成は、集積回路として設計され得る。
特に、本発明の回路構成は、半導体基板(例えば、シリコンウェハのチップ)に集積されるか、または、部分的に半導体基板上に形成され得る。回路構成の集積は、感度を向上させ、かつ、回路構成を小型化する。小型化は、コストを有利にする。なぜなら、マクロ構造の測定機器が省略されるからである。さらに、本発明による回路構成は、製造コストに対する有利な効果を有する標準的半導体技術の方法により製作され得る。さらに、半導体基板への回路構成の集積は、記録されるべき電流信号がチップ上、すなわち、センサイベントのすぐ近傍で処理されることを可能にする。電流信号の短い伝送経路は、ノイズ等の妨害的影響をわずかに留め、これにより、高い信号対雑音比が達成され得る。
本発明は、さらに、上述の特徴を有する回路構成を有する電気化学センサを提供する。電気化学センサは、さらに、酸化還元リサイクルセンサとして構成され得る。
図4A、図4B、図4Cを参照してすでに記載されたように、酸化還元リサイクルの原理に基づいたセンサは、時間に対して漸進的に上昇するセンサ電流特性を有する。時間に対して実質的に単調に上昇するこのような電流信号は、本発明による回路構成を用いて記録するために非常に適切である。なぜなら、漸進的に増加する電流信号は、第1のキャパシタに蓄積し、かつ、本発明による回路構成によって、パルスによって個別に検出される電荷パケットに分解され得るからである。特に、本発明による回路構成の検出感度は、酸化還元リサイクルの原理により従来のセンサ電極のジオメトリでバイオセンサによって頻繁に生成される、約1pA〜約100nAの規模の電流を記録するために十分な高さである。
さらに、本発明は、上述の特徴を有する複数の回路構成を有するセンサ構成を提供する。
従って、例えば、センサ電極に固定された異なった捕獲分子を有する複数の酸化還元リサイクルセンサにより、例えば、異なったDNA半鎖を並行して記録する等の並行解析が可能である。検査されるべき液体の並行解析は、バイオおよび遺伝子技術において、または、食品技術における複数の応用分野に関して是非とも必要である。時間的な並行解析は、時間、従って、コストを節約する。さらに、センサ構成は、個々のセンサセル(それぞれ、回路構成により形成される)が、連続的に読み出しされ得るように設定され得る。特に、このセンサ構成の場合、回路構成の各々が、自律的に動作するセンサ素子としてセットアップされ得る。
このセンサ構成の回路構成は、実質的にマトリクス形状で構成されるが、これに代えて、例えば、6角形にも構成されてもよい。
さらに、センサ構成は、回路構成を駆動するための中央駆動回路、供給電圧または供給電流を提供するための中央供給回路、ならびに/あるいは、回路構成を読み出すための中央読み出し回路を有し得る。この回路(単数または複数)は、回路構成の少なくとも1つの部分に結合されることが好ましい。
センサ電極を介して提供される電流信号を処理するための、本発明による方法が以下に説明される。回路構成、電気化学センサ、およびセンサ構成の改良点は、センサ電極を介して提供された電流信号を処理する方法にも適用される。
センサ電極を介して提供される電流信号を処理するための、本発明による方法は、上述の特徴を有する本発明による回路構成を用いて行われる。本方法により、センサ電極の電位は、電位の整合が可能になるように第1のキャパシタとセンサ電極が結合されることによって、所定の第1の基準範囲内で、ほぼ所定の所望の電位に保たれる。さらに、第1のキャパシタの電位が、第2の基準範囲の外側に移動した場合、このイベントは第2の回路ユニットによって検出され、第1のキャパシタは、第1の基準電位にされる。
本発明による方法の好ましい実施形態によると、イベントの数および/または時間配列が、第2の回路ユニットと電気的に結合されたカウンタ素子によってカウントされる。
好ましくは、カウンタ素子は、互いにある時間間隔をおいた少なくとも2つのタイムインターバルで、イベントの時間配列を記録するために用いられる。
本発明の例示的実施形態は、図に示され、かつ、以下においてより詳細に説明される。
本発明による回路構成の第1の好ましい例示的実施形態が、以下において図1を参照して記載される。
図1に示される回路構成100は、センサ電極101と、センサ電極101と電気的に結合された第1の回路ユニット102と、第1のキャパシタ104を有する第2の回路ユニット103とを有する。第1の回路ユニット102(例示的にポテンシオスタット)は、第1のキャパシタ104とセンサ電極101とを結合することによって、センサ電極101の電位を所定の第1の基準範囲内の、ほぼ所定の所望の電位に保持し、これにより、(制御用の電流の流れを用いて)電位の整合が可能になるようにセットアップされる。さらに、第2の回路ユニット103は、第1のキャパシタ104の電位が第2の基準範囲の外側にある場合、第2の回路ユニットは、このイベントを検出し、かつ、第1のキャパシタ104を第1の基準電位にするようにセットアップされる。
図1にさらに示されるように、捕獲分子105は、センサ電極101の表面に固定される。図1からの捕獲分子105は、記録されるべき分子106とハイブリダイズし、記録されるべきこれらの分子106の各々は、酵素標識107を有する。
図1に示されるように、捕獲分子が固定されたセンサ電極101は、酸化還元リサイクルの原理(図4A、図4B、図4C参照)により機能する。従って、図1は、検査されるべき液体中の酵素標識107により生成され、かつ、第1のセンサ電極101からの回路構成100に結合される電気センサ電流を生成する帯電粒子108を示す。
このセンサ電流は、特徴的な態様でセンサ電極101の電位を変更する。この電位は、第1の回路ユニット102の第1の制御ユニット109の入力に存在する。第1の回路ユニット102、特に、第1の制御ユニット109は、センサ電極電位が所望の電位から十分に大きくずれた場合、第1のキャパシタ104とセンサ電極101との間で電荷キャリアをシフトさせて、センサ電極101が所定の一定の電位に残ることを保証する。これは、図1において、第1の制御ユニット109により制御され得る制御可能な非リアクタンス性抵抗器110で模式的に示される。示された回路ブロックは、センサ電極101の電圧が一定の状態に留まるように、キャパシタ104とセンサ電極101との間の電流の流れを制御するアナログ制御ループである。電流の流れの連続的制御は、制御可能な抵抗器110によって可能にされる。センサ電極101の電位が、その表面での十分に多数のセンサイベントに基づいて第1の基準範囲の外側に移動した場合、第1の回路ユニット102、特に、第1の制御ユニット109は、センサ電極101と第1のキャパシタ104との間の電流の流れが増減し、これにより、第1のキャパシタ104とセンサ電極101との整合を可能にすることを保証する。具体的には、従って、制御可能な抵抗器110の抵抗が、第1の回路ユニット102の第1の制御ユニット109により増減し、これにより、センサ電極101と第1のキャパシタ104との間の電流の流れを可能にする。この関連で、電荷は、第1のキャパシタ104とセンサ電極101との間で前方および後方に流れ得る。
第1のキャパシタ104の電位がこの電荷シフトに基づいて第2の基準範囲の外側に移動した場合、このイベントは、第2の回路ユニット103、特に、比較器を有することが好ましい第2の回路ユニット103の第2の制御ユニット111により検出される。図1に示されるように、この検出は、第2の制御ユニット111の出力にて生成される電気パルス112が生成されることであり得る。
さらに、第1のキャパシタ104の電位が第2の基準範囲の外側に移動した場合、第1のキャパシタ104は、第2の回路ユニット103、特に、第2の回路ユニット103の第2の制御ユニット111により第1の基準電位にされる。これは、図1に示され、ここで、第2の回路ユニット103の第2の制御ユニット111によって発せられた信号に基づいて閉じられ、その結果、第1のキャパシタ104は、電圧源114に電気的に結合され、その結果、第1のキャパシタ104は、電圧源114により規定された第1の基準電位にされる。
本発明による回路構成の基本的考え方は、記録されるべきセンサ電流が予めアナログ増幅されていない電流に比例する周波数に変更される。本発明による回路構成により、センサ電極の電位は、一定に保たれ、このために必要とされる電荷(負または正の符号を有する)がキャパシタンスCを有するキャパシタから取り出される。取り出された電荷ΔQにより、
ΔQ=∫Idt (1)
第1のキャパシタとセンサ電極との間の電流の流れIに基づいて、時間tにわたって積算された、第1のキャパシタに印加された電圧ΔUは、関係
ΔQ=CΔU (2)
に従って変化する。
キャパシタに存在する電圧は、閾値電圧回路によりモニタリングされる。特定の値を超過するか、それ未満である場合、回路は、デジタルパルスを発し、これにより、スイッチが閉じられ、その結果、キャパシタの電圧が所定の値にリセットされる。その結果として、測定動作において、周波数が信号電流と比例する閾値回路からのパルス配列が取得される。
図1を参照してすでに記載されたように、本発明による回路構成は、電気化学センサを動作させるために、実質的に、2つの回路ユニットを有する。第1の回路ユニットは、線さ電極に存在する電位(すなわち、基準点に対する電圧)をモニタリングする。例えば、動作増幅器は、センサ電極の電位を基準電位と比較し、かつ、センサ電極の電位が一定の状態に留まるように、センサ電極と第1のキャパシタとの間の電流の流れを制御するために用いられ得る。
センサ電流を整合させるために必要とされるカウンタ電流が、上述のように、第2の回路ユニットの第1のキャパシタから引出される。第1のキャパシタの電圧は、第2の回路ユニットにおいて、例えば、比較器回路等の閾値回路によってモニタリングされる。第1のキャパシタの電位の第2の基準範囲を超過するか、またはこれ未満である場合、第2の回路ユニットは、リセットパルスを出力する。固定された時間長を有することが好ましい、このデジタルパルスは、キャパシタの電位(または2つのキャパシタプレート間の電圧)を第1の基準電位にリセットする。パルスは、一定の長さを有するべきである。なぜなら、カウンタ電流が、この時間の間に電圧源から引出されるからである。このデッドタイムは、測定周波数を低減し、かつ、このデッドタイムが極度に短くない限り、データを評価する際に考慮に入れられる必要がある。
デッドタイムが無視できないか、または、補償が意図される場合、回路をリセットした結果としての測定誤差を最小化するために、上述のように、交互に動作される2つ(以上)のキャパシタを提供することが可能である。一方の(能動)キャパシタがセンサ電流によって充電された場合、他方の(受動)キャパシタがこのタイムインターバルで第1の基準電位にリセットされる。能動キャパシタの電位が所定の値を超過した場合、第2の回路ユニット103によって、リセットパルスがすぐに発せられず、まず、2つのキャパシタ間が切換えられ、その後にはじめて、ここで受動キャパシタがリセットされる。この手順では、センサ電流は、任意の時点に電圧源から直接引出されるのではなく、電荷リザーバとして利用されるキャパシタからいつでも引出される。
再び、図1を参照して、リセットプロセスが、第1のキャパシタをリセット段階で所定の電位に放電する(例えば、完全に放電する)スイッチングトランジスタにより行われることが好ましい。第1の基準電位は、グラウンド電位であることが好ましい。次に、センサ電流は、再び第1のキャパシタを充電する。第1のキャパシタの電圧の時間依存性は、以下の数式
で示され得る。
センサ電極から導出されたセンサ電流Isensorは、図5を参照してすでに記載されたように、一定のオフセット成分Ioffsetと、時間とともに(理想的にも)直線的に上昇する信号電流を有する。
sensor=Ioffset+mt (4)
等式(4)が等式(3)に代入され、積分の値が計算された場合、第1の時点tと第2の時点t間で増大した電圧は、
U(t)=1/C(Ioffset[t−t]+m/2[t −t ] (5)
になる。
従って、特定の電圧差ΔUが増大したタイムインターバルΔtは、
Δt=t−t=(CΔU)/(Ioffset+m) (6)
であり、この場合、は、考察されるインターバルの平均時間、すなわち、
t=(t−t)/2 (7)
である。
従って、キャパシタをリセットする間(tdead<<Δt)のデッドタイムtdeadを無視した、十分に短いインターバルΔt内で測定される周波数fは、
f=Δt−1=Ioffset/(CΔU)+m/(CΔU) (8)
になる。
この周波数fは、回路構成からデジタル信号として直接導出され得(例えば、回路構成が半導体基板に組み込まれている場合はチップから)、かつ、さらに処理され、そして評価され得る。等式(8)は、周波数fがセンサ電極のオフセット電流Ioffsetに起因した一定の成分を有することを示す。(8)における第2の項は、時間とともに直線的に上昇し(正確に直線的に上昇する電流信号が、当然、理想化されるという仮定)、酸化還元リサイクル原理によるセンサイベントに起因し、かつ、実際の測定変数mを含む周波数成分を表す。
計測学的に適切な変数mは、例えば、2つの周期測定、または周波数測定を所定の時間間隔Δtmeas=t−tで実行することによって取得される。tおよびtのそれぞれが、等式(8)に代入され、ここから周波数fおよびfが引かれた場合、取得される周波数差Δは、
Δ=f−f=mΔtmeas/(CΔU) (9)
である。
ここから、計測学的に適切な変数mは、
m=ΔfCΔU/Δtmeas (10)
になる。従って、センサの出力周波数の2つの測定値から、計測学的に適切な変数m、具体的には、図5からの電流対時間の曲線プロファイル503の勾配を直接決定することが可能である。
上述の周波数または周期継続時間の測定に代えて、第2の回路のパルスが、パルスの数または時間配列を合計し、好ましくは、これを、経過したタイムインターバルΔtの数を符号化するバイナリワードに変換するカウンタ素子の入力に提供されることが可能である。
このようなカウンタ素子は、所定の時間長にわたって、第1のキャパシタのリセットパルスをカウントし、外部パルスの後でカウンタの読み出しをデジタル出力し、その後、そのカウンタ素子をリセットし得る。
時点tc1および時点tc2により規定された時間周期tcount=tc2−tc1が経過した後で回路構成のカウンタ素子のカウンタの読み出しnは、
と十分に近似するように計算される。
周波数測定値からmの決定に関する前の説明と対応して、カウンタの読み出しの少なくとも2つの測定値nが必要であり、ここから、Ioffsetと、計測学的に適切な変数mの両方が、等式(11)によって決定され得る。
カウンタ素子を本発明の回路構成に組み込むことの1つの利点は、その結果として自動的に行われる測定結果の時間的平均化である。特に、生体分子の検出において小さいセンサ電流が予測され得る場合、測定変数の瞬間値のゆらぎが起こり得る(例えば、ノイズの影響等により)ので、平均化は、特に、有利である。
本発明による回路構成の好ましい例示的実施形態により、第2の回路ユニットは、少なくとも1つの第2のキャパシタを有し、回路構成は、少なくとも1つの第2のキャパシタまたは第1のキャパシタのうちの1つ、あるいは、キャパシタの少なくとも2つが、回路構成に同時に接続されるようにセットアップされる。
ダイナミック範囲を拡大するため、および、測定精度を改善するために、切換えられ得る記憶キャパシタンスが例示的に提供される。センサ電極が上昇した電気センサ電流を供給する場合、これにより、出力周波数が大きくなり、さらなるキャパシタが、例えば、第1のキャパシタと並列接続され得る。これは、出力周波数、従って、第1のキャパシタのリセット中のデッドタイムに基づく、可能な測定の不正確さを低減する。このようにして実現された測定領域のスイッチングに加えて、キャパシタ電圧が変動するインターバルΔUを変更することも可能である。これにより、測定範囲の連続的同調が可能になる。
本発明の第2の好ましい例示的実施形態による回路構成600は、図6Aを参照して後述される。
回路構成600は、センサ電極と、このセンサ電極601に結合された第1の回路ユニット602と、第1のキャパシタ604を有する第2の回路ユニット602とを有する。第1の回路ユニット602は、センサ電極601の電位を所定の第1の基準範囲内の、ほぼ所定の所望の電位に保持し、これにより、電位の整合が可能になるようにセットアップされる。さらに、第2の回路ユニット603は、第1のキャパシタ604の電位が、第2の基準範囲の外側にある場合、第2の回路ユニットは、このイベントを検出し、第1のキャパシタ604を、第2の回路ユニット603のノード605における第1の電圧源によって提供された、第1の基準電位にするようにセットアップされる。
さらに、回路構成600は、カウンタ素子606であり、これは、第2の回路ユニット603に電気的に結合され、かつ、イベントの数および時間配列をカウントするようにセットアップされる。
さらに、第1の回路ユニット602は、2つの入力および1つの出力を有する第1の比較器素子607を有し、第1の入力は、第1の入力がセンサ電極601の電位にあるようにセンサ電極601に結合される。第2の入力は、所望の電位(または第1の電気的基準範囲)を規定する第3の基準電位にされる。第3の基準電位、第1の比較器素子607の第2の入力の電位は、第2の電圧源608によって提供される。さらに、第1の比較器素子607は、電気信号がその出力に生成され、これにより、センサ電極601の電位が、所定の第1の基準範囲内のほぼ所定の所望の電位に保持されるようにセットアップされる。
図6Aにさらに示されるように、第1の回路ユニット602は、トランジスタ609、第1の比較器素子607の出力に結合されるゲート領域と、線さ電極601に結合された第1のソース/ドレイン領域と、第1のキャパシタ604に結合された第2のソース/ドレイン領域とを有する。
具体的には、電解効果トランジスタ609は、非リアクタンス性抵抗器(第1の比較器素子607によって制御可能)であり、この抵抗器により、センサ電極601は、センサ電極601の電位が所定の第1の基準範囲内のほぼ所定の所望の電位に保持されるように、第2の回路ユニット603の第1のキャパシタ604に結合され得る。換言すると、センサ電極601およびキャパシタ604の完全な結合と完全な切断との間の任意の中間値が、トランジスタ609により設定され得る。
さらに、第2の回路ユニット603は、2つの入力と1つの出力とを有する第2の比較器素子610を有し、第1の入力は、第1の入力が第1のキャパシタ604の電位にあるように第1のキャパシタ604に結合され、第2の入力は、第3の電圧源611によって提供された第4の基準電位にあり、その第4の基準電位は、第2の電気的基準範囲を規定する。第2の比較器素子610は、電気信号が、その出力にて生成され、これにより、第1のキャパシタ604の電位が第4の基準電位を超過した場合、第1のキャパシタ604が第1の基準電位にされるようにセットアップされる。この目的で、第2の回路ユニット603は、(例えば、トランジスタとして設計され得る)スイッチ612に電気信号を提供し、これにより、スイッチ612が閉じられ、電気的結合が第1の電圧源605と第1のキャパシタ604との間に生成される。
さらに、パルス送信器613は、第2の比較器610の出力に接続され、第1のキャパシタ604の電位が第2の基準範囲の外側にあり、かつ、所定の長さτを有するデジタルパルスを出力するイベントを検出する。
図6Aにさらに示されるように、パルス送信器613のこのパルス信号は、カウンタ素子606に提供され、このカウンタ素子は、パルスの数、およびその時間配列をカウントする(すなわち、パルスが到着する周波数)。
回路構成600の第1の比較器素子607および第2の比較器素子610は、それぞれ、動作増幅器として構成される。
従って、図6Aに示される本発明による回路構成600の基本回路図は、第1の回路ユニット602および第1のキャパシタ604のそれぞれにより実現されるポテンシオスタットを有する。これは、センサ電極601の電位を、第3の基準電位によって規定された第1の基準範囲内の所望の電位に保持する。センサ電極601から導出されたセンサ電流は、第2の回路ユニット603から引出され、これは、さらに、電流−周波数コンバータとして機能する。次に、第1のキャパシタ604は、電荷を、その電位を保持する目的でセンサ電極601に供給し、第1のキャパシタ604に存在する電圧は、上述のキャパシタ回路によりモニタリングされる。第1のキャパシタ604の電圧が閾値未満に降下した場合、キャパシタ610またはパルス送信器613は、所定の長さτを有するパルスを発し、これは、スイッチ612により、第1のキャパシタ604に第1の電圧源605の電位と逆転して荷電される。パルスは、さらに、第2の比較器素子610の出力に結合されたカウンタ素子606へのカウントパルスとして利用される。
図6Aに示された回路構成600は、センサ電極601に電流を提供するようにセットアップされ、センサ電極601は、この場合、電流シンクとして動作することが強調される必要がある。これに対して、センサ電極601で生成された電流が、回路構成600によって取り出されることが意図される場合、この構成は、相補的に構成される必要がある。
本発明による回路構成の第3の好ましい例示的実施形態は、図6Bを参照して後述される。図6Aに示され、かつ、すでに記載された回路構成600に対応する回路構成620のこれらの素子には、同じ参照符号が提供される。図6Aに示される回路構成600とは異なる回路構成620のコンポーネントのみがより詳細に後述される。
回路構成620は、第1の回路ユニット602に結合され得る較正デバイス621を有し、かつ、第2の基準電位が、1の回路ユニット602に印加され得、第1の回路ユニット602が較正デバイス621またはセンサ電極601に結合されるようにセットアップされる回路構成620を較正するために利用される。
図6Bに示される回路構成620について特に有利であるのは、センサ電極601が、第1の回路ユニット602から選択的に切断され得、その代わりに、較正デバイス621に結合され得、基準電流源621aは、そのために不可欠なコンポーネントである。回路構成620の較正は、較正デバイス621によって生成される較正電流により実行され得る。これは、第1のキャパシタ604のキャパシタンスCの正確な値が知られていない場合に特に有利である。
第1のキャパシタ604を生成する方法において、プロセス技術が異なるために、第1のキャパシタ604のキャパシタンスの統計的なゆらぎに加えて、計算が極めて複雑であり得るか、または、正確には計算され得ない回路構成620の寄生キャパシタンスは、ストレージノードの全キャパシタンスに実質的に寄与し、記録されるべき電流信号が符号化される結果としての出力周波数に決定的な影響を及ぼす。特に、電流−周波数コンバータにおける第2の比較器610のオフセット電圧は、さらに、記録されるべき出力周波数に直接的な影響を及ぼす。図6Bに示されるように、基準電流源621aがセンサと並列接続される場合、較正デバイス621は、既知のセンサ電流を提供するか、または、これを特定の量だけ増減させる接続可能な基準電流源621aを有する。接続に基づいて生じる周波数の変化は、回路較正620を較正するために利用される。このような較正は、特に、検体がセンサ電極601に印加される前に実行され得る。この場合、センサ電極k601は、センサイベントから発生する信号電流を供給せず、出力周波数は、基準電流源621aの基準電流によって決定される。
センサ電極601または較正デバイス621の第1の回路ユニット602への選択的接続は、さらなるスイッチ622によって実現される。スイッチ622は、較正デバイス621が図6Bに示される動作状態で第2の回路ユニット602に接続されるように切換えられ得、これに対して、センサ電極601は、図6Bに示される動作状態で第1の回路ユニット602に接続されない。図6Bに示されるさらなるスイッチ622の切換えに対応する相補の関連で、センサ電極601は、第1の回路ユニット602に接続され、これに対して、較正デバイス621は、第1の回路に接続される。
本発明による回路構成700の第4の好ましい例示的実施形態は、図7を参照して後述される。図6Bと直接対応する部分を有する図7からのコンポーネントまたはブロックは、図6Bと同じ参照符号で図7に示される。
図7は、複数のセンサユニットのマトリクスタイプの構成において用いられ得るセンサユニットの実施形態を示す。
図7は、センサ電極601を示す。さらに、図7は、さらなるセンサ電極701を示す。センサ電極601は、第1の電気ノード702に結合される。第1の電気ノード702は、第1の回路ユニット602(機能的には電圧レギュレータまたはポテンシオスタットであり、以後、制御素子602とも呼ばれる)の反転された入力に結合される。さらに、第1の電気ノード702は、第1のトランジスタ703の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第1のトランジスタ703の他方のソース/ドレイン領域は、第2の電気ノード704に結合される。第2の電気ノード704は、較正デバイスの基準電流源621aに結合される。第1のトランジスタ703のゲート領域は、第1の電圧供給705に結合される。第1の電圧供給705および第1のトランジスタ703は、さらなるスイッチ622を形成する。特に、動作増幅器を備える制御素子602の非反転入力は、第3の電気ノード706と結合される。第3の電気ノード706は、第4の電気ノード707と同一である。この意味合いでの「同一」とは、「電気的に同一」、すなわち、電気ノード706および電気ノード707が(ほぼ)同じ電位にあることを意味する。第4の電気ノード707は、さらに、第1のキャパシタンス708、さらに、第2の電圧源608に結合される。さらなる電極701は、第5の電気ノード709に結合される。第5の電気ノード709は、第6の電気ノード710と同一である。第6の電気ノード710は、第2のキャパシタンス711に結合される。さらに、第6の電気ノード710は、第6の電圧供給712に結合される。第1の制御素子602の出力は、第7の電気ノード713に結合される。第7の電気ノード713は、動作増幅器として接続される第2の比較器素子610の反転した入力に結合される。第2の比較器素子610の非反転入力は、第8の電気ノード714に結合される。第8の電気ノード714は、第3のキャパシタンス715に結合される。さらに、第8の電気ノード714は、第9の電気ノード716と同一である。第9の電気ノード716は、第3の電圧源611に結合される。さらに、比較器素子610の出力は、第10の電気ノード717に結合される。第10の電気ノード717は、このスイッチ612のゲート領域に結合され、このスイッチ612は、トランジスタとして設計される。スイッチ612の一方のソース/ドレイン領域は、第11の電気ノード718に結合される。第11の電気ノード718は、第7の電気ノード713と同一であり、かつ、第1のキャパシタ604に結合される。スイッチ612の他方のソース/ドレイン領域は、第12の電気ノード719に結合される。第12の電気ノード719は、一方で第1のキャパシタ604に結合され、他方、第13の電気ノード720と同一である。第13の電気ノード720が第4のキャパシタンス721に結合され、かつ、第5のキャパシタンス722に結合される。正の動作電圧は、ノード720に存在する。さらに、回路構成700は、第1の電圧供給ユニット723および第2の電圧供給ユニット724を有する。第1の電圧供給ユニット723の第1および第2の端子は、制御素子602の2つのさらなる端子に結合され、これらのさらなる端子は、第2の電圧供給ユニット724にさらに結合される。第2の電圧供給ユニット724のさらなる端子は、第14の電気ノード725に結合される。第14の電気ノード725は、制御素子602のさらなる端子および制御素子610のさらなる端子の両方に結合される。第2の電圧供給ユニット724のさらなる端子は、第15の電気ノード726に結合される。第15の電気ノード726は、第3の電圧供給727に結合される。
さらに、カウンタ素子606は、図7に示される。カウンタ素子606は、第4の電圧供給728に結合される。カウンタ素子606は、第1の制御信号729と、第2の制御信号730と、第3の制御信号731と、第4の制御信号732と、第5の制御信号733と、第6の制御信号734と、第7の制御信号735とを有する。さらに、カウンタ素子606は、カウンタユニット736を有する。第1の制御信号729は、第16の電気ノード737に結合される。第16の電気ノード737は、カウンタユニット736の入力に結合される。第2の制御信号730は、第17の電気ノード738に結合される。第17の電気ノード738は、カウンタユニット736のさらなる入力に結合される。第3の制御信号731は、第18の電気ノード739にけつごうされる。第18の電気ノード739は、カウンタユニット736のさらなる入力に結合される。第4の制御信号732は、第19の電気ノード740に結合される。第19の電気ノードは、カウンタユニット736のさらなる入力に結合される。第5の制御信号733は、第20の電気ノード741に結合される。第20の電気ノード741は、カウンタユニット736のさらなる入力に結合される。第6の制御信号734は、第21の電気ノード742に結合される。第21の電気ノード742は、カウンタユニット736のさらなる入力に結合される。第7の制御信号735は、第22の電気ノード743に結合される。第22の電気ノード743は、第6のキャパシタンス744に結合される。さらに、第22の電気ノード743は、第23の電気ノード745と同一である。第23の電気ノード745は、第7のキャパシタンス756に結合される。カウンタの読み出しが符号化された信号が、カウンタユニット736の出力に存在する。この信号は、第24の電気ノード747に提供される。カウンタ読み出し信号は、第24の電気ノード747から連続的に出力端子748に伝送される。
要約すると、図7に示される回路構成700の実質的なコンポーネントは、2つのセンサ電極601、701、第1の回路ユニット602、キャパシタ電圧をリセットするために利用されるトランジスタとして形成されたスイッチ612が並列接続された第1のキャパシタ604(ストレージキャパシタンスとして利用される)である。このリセットは、同様に、動作増幅器として設計され、かつ、第1のキャパシタ604にわたる電圧を第3の電圧源611の電圧信号と比較し、これに対応して、トランジスタとして設計されたスイッチ612を駆動する第2の比較器素子610によって開始される。
一定の長さを有するパルスを生成する独立した回路ブロックは、図7に示される実装例には提供されないことが強調される。適切なパルス持続時間により、示された回路により、システム「第2の比較器素子610(第1の比較器604)、スイッチ612」の応答時間から自動的にもたらされ、かつ、広い測定範囲にわたって十分に一定である値を有する。
第2の比較器素子610のパルスは、カウンタ素子606のカウンタユニット736においてカウントされる。制御信号により、カウンタユニット736は、シフトレジスタ動作全体にわたって変更され得、その結果、現在のカウンタの読み出しが出力端子748にて連続的に出力される。
さらに、図8を参照して、図7に示される回路構成における第1の比較器素子607の回路技術的実施形態が詳細に説明される。図7または図6Bの対応部分を有する図8に示されるこのコンポーネントに、同じ参照符号が提供される。
図8は、第1の制御素子602(第1の回路ユニット602とも呼ばれる)を示す。図7からの第1の電気ノード702は、第1の電気ノード801に結合され、第1の電気ノード801は、(第1の比較器素子607の)動作増幅器607の非反転入力に結合される。図7からの第3の電気ノード706は、動作増幅器607の反転入力803に結合される。さらに、動作増幅器607は、第1の端子804a、第2の端子804b、および第3の端子804cに結合される。第1の端子804aは、第2の電圧供給ユニット724に結合される。第2の端子804bおよび第3の端子804bは、第1の電圧供給ユニット823にそれぞれ結合される。動作増幅器607の出力805は、第2の電気ノード806に結合される。第2の電気ノード806は、キャパシタ807に結合される。キャパシタ807は、第3の電気ノード808に結合される。第3の電気ノード808は、第1の電気ノード801と同一である。さらに、第2の電気ノード806は、トランジスタ609のゲート領域に結合される。トランジスタ609の一方のソース/ドレイン領域は、第3の電気ノード808に結合され、トランジスタ609の他方のソース/ドレイン領域は、出力端子810に結合され、この出力端子810は、図7における第1の制御素子602の出力に対応する。
図8からの動作増幅器607の回路構成は、図9を参照してより詳細に後述される。図8に示される動作増幅器607の入力および出力または端子に、図9と同じ参照符号が提供される。
図9に示される動作増幅器607の非反転入力800は、第1の電気ノード900に結合される。第1の電気ノード900は、第1のトランジスタ901のゲーt領域に結合される。さらに、第1の電気ノード900は、第2のトランジウスタ902のゲート領域に結合される。第1のトランジスタ901の一方のソース/ドレイン領域は、第2の電気ンード903に結合される。第2のトランジスタ902の他方のソース/ドレイン領域は、第3の電気ノード904に結合される。第3の電気ノード904は、第1のトランジスタ901に結合され、かつ、第4の電気ノード905と同一である。第4の電気ノード905は、第1のトランジスタ901の他方のソース/ドレイン領域に結合される。さらに、第4の電気ノード905は、第5の電気ノード906と同一である。第5の電気ノード906は、第6の電気ノード907と同一である。第6の電気ノード907は、第2のトランジスタ902および第3のトランジスタ908に結合される。第5の電気ノード906は、第4のトランジスタ909の一方のソース/ドレイン領域にさらに結合される。第4のトランジスタ909のゲート領域は、動作増幅器607の第1の端子804aに結合される。第3のトランジスタ908一方のソース/ドレイン領域は、第7の電気ノード910に結合される。第3のトランジスタ908の他方のソース/ドレイン領域は、第8の電気ノード911に結合される。第8の電気ノード911は、第9の電気ノード912と同一である。第9の電気ノード912は、第5のトランジスタ913の一方のソース/ドレイン領域に結合される。さらに、第9の電気ノード912は、第5の電気ノード906と同一である。第9のトランジスタ913の他方のソース/ドレイン領域は、第7の電気ノード910に結合される。さらに、第8の電気ノード911は、第5のトランジスタ913に結合される。第3のトランジスタ908のゲート領域は、第10の電気ノード914に結合される。第10の電気ノード914は、第5のトランジスタ913のゲート領域にさらに結合される。さらに、第10の電気ノード914は、動作増幅器607の反転入力803に結合される。第2の電気ノード903は、第11の電気ノード915と同一である。第11の電気ノード915は、第6のトランジスタ916の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第6のトランジスタ916のゲート領域は、第12の電気ノード917に結合される。第12の電気ノード917は、比較器ユニット607の第2の端子804bに結合される。さらに、第12の電気ノード917は、第7のトランジスタ918のゲート領域に結合される。第7のトランジスタ918の一方のソース/ドレイン領域は、第13の電気ノード919に結合される。第13の電気ノード919は、第7の電気ノード910と同一である。さらに、際13の電気ノード919は、第8のトランジスタ920の第1のソース/ドレイン領域に結合される。第8のトランジスタ920のゲート領域は、第14の電気ノード921に結合される。第14の電気ノード921は、動作増幅器607の第3の端子804cに結合され、かつ、第9のトランジスタ922のゲート領域にさらに結合される。第9のトランジスタ922の一方のソース/ドレイン領域は、第11の電気ノード915に結合され、第9のトランジスタ922の他方のソース/ドレイン領域は、第15の電気ノード923に結合される。第15の電気ノード923は、動作増幅器607の出力805に結合され、かつ、第10のトランジスタ924の第1のソース/ドレイン領域にさらに結合される。第10のトランジスタ924のゲート領域は、第16の電気ノード925に結合される。第16の電気ノード925は、さらに、第17の電気ノード926と同一である。第17の電気ノード926は、第11のトランジスタ927の一方のソース/ドレイン領域に結合され、第11のトランジスタ927のゲート領域は、第16の電気ノード925に結合される。さらに、第17の電気ノード926は、第8のトランジスタ920の他方のソース/ドレイン領域に結合される。
図6B、図7に示される第2に比較器素子610の好ましい例示的実施形態は、図10を参照して後述される。
図10に示される比較器素子610は、図7に示される第7の電気ノード713に結合される第1の入力1000を有する。比較器素子610は、さらに、図7からの第8の電気ノード714に結合された第2の入力1001を有する。さらに、比較器素子610は、図7からの回路構成700の第10の電気ノード717に結合された出力1002を有する。さらに、第2の比較器素子610は、供給入力1003を有し、これは、回路構成700の第14の電気ノード725に結合され、従って、第2の電圧供給ユニット724に間接的に電気的に結合される。
第1の入力1000は、第1のトランジスタ1004のゲート領域に結合される。第1のトランジスタ1004の一方のソース/ドレイン領域が第1の電気ノード1005に結合される。第1の電気ノード1005は、第2のトランジスタ1006の一方のソース/ドレイン領域にさらに結合される。第2のトランジスタ1006のゲート領域は、第2の比較器素子610の第2の入力1001に結合される。第2のトランジスタ1006の他方のソース/ドレイン領域は、第2の電気ノード1007に結合される。第2の電気ノード1007は、第3のトランジスタ1008の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第3のトランジスタ1008の他方のソース/ドレイン領域は、第3の電気ノード1009に結合される。第3の電気ノード1009は、第4のトランジスタ1010の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第3のトランジスタ1008のゲート領域は、第4のトランジスタ1010のゲート領域に結合され、第4のトランジスタ1010のゲート領域は、第4の電気ノード1011にさらに結合される。第4の電気ノード1011は、第1のトランジスタ1004の他方のソース/ドレイン領域に結合される。さらに、第1の電気ノード1005は、第5のトランジスタ1012の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第5のトランジスタ1012のゲート領域は、第5の電気ノード1013に結合される。第5の電気ノード1013は、第6のトランジスタ1014のゲート領域および一方のソース/ドレイン領域に結合される。第6のトランジスタ1014の一方のソース/ドレイン領域は、第7のトランジスタ1015の一方のソース/ドレイン領域に結合される。
さらに、第7のトランジスタ1015のゲート領域は、供給入力1003に結合される。第5の電気ノード1013は、第6の電気ノード1016と同一である。さらに、第6の電気ノード1016は、第8のトランジスタ1017のゲート領域に結合される。第8のトランジスタ1017の一方のソース/ドレイン領域は、第7の電気ノード1018に結合される。第6の電気ノード1016は、第9のトランジスタ1019のゲート領域にさらに結合される。第9のトランジスタ1019の一方のソース/ドレイン領域は、第10のトランジスタ1020の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第7の電気ノード1018は、第8の電気ノード1021と同一である。第10のトランジスタ1020のゲート領域は、第8の電気ノード1021に結合される。第10のトランジスタ1020の他方のソース/ドレイン領域は、第9の電気ノード1022に結合される。第9の電気ノード1022は、第2の比較器素子610の出力に結合される。さらに、第9の電気ノード1022は、第11のトランジスタ1023の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第8の電気ノード1021は、第11のトランジスタ1023のゲート領域に結合される。さらに、第7の電気ノード1018は、第12のトランジスタ1024の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第12のトランジスタ1024のゲート領域は、第2の電気ノード1007に結合される。
本発明による回路構成のカウンタ素子の好ましい例示的実施形態は、図11を参照して後述される。
図11に示されるカウンタ素子1100は、第1の入力1101と、第2の入力1102と、第3の入力1103と、第4の入力1104と、第5の入力1105とを有する。さらに、カウンタ素子1100は、第1の出力1106と第2の出力1107とを有する。第1の入力1101は、第1の電気ノード1108に結合される。第1の電気ノード1108は、第1のトランジスタ1109のゲート領域に結合される。第1のトランジスタ1109の一方のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタ1110の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第2のトランジスタ1110のゲート領域は、第2の電気ノード1111に結合される。第2の電気ノード1111は、カウンタ素子1100の第3の入力1103に結合される。第1のトランジスタ1109の他方のソース/ドレイン領域は、第3の電気ノード1112に結合される。第3の電気ノード1112は、第3のトランジスタ1113の一方のソース/ドレイン領域に結合される。さらに、第3の電気ノード1112は、第4のトランジスタ1114の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第3のトランジスタ1113の他方のソース/ドレイン領域は、第4の電気ノード1115に結合される。第4の電気ノード1115は、第5の電気ノード1116に結合される。第5の電気ノード1116は、第5のトランジスタ1117の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第5のトランジスタ1117のゲート領域は、第6の電気ノード1118に結合される。第6の電気ノード1118は、カウンタ素子1100の第4の入力1104に結合される。さらに、第6の電気ノード1118は、第7の電気ノード1119と同一である。第5のトランジスタ1117の他方のソース/ドレイン領域は、第6のトランジスタ1120の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第6のトランジスタ1120のゲート領域は、第8の電気ノード1121に結合される。第8の電気ノード1121は、カウンタ素子1100の第2の入力1102に結合される。さらに、第8の電気ノード1121は、第7のトランジスタ1122のゲート領域に結合される。第7のトランジスタ1122の一方のソース/ドレイン領域は、第8のトランジスタ1123の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第8のトランジスタ1123のゲート領域は、第9の電気ノード1124に結合される。第9の電気ノード1124は、第2の電気ノード1111と同一である。第8のトランジスタ1123の他方のソース/ドレイン領域は、第10の電気ノード1125に結合される。第10の電気ノード1125は、第11の電気ノード1126と同一である。第11の電気ノード1126は、第9のトランジスタ1127の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第9のトランジスタ1127のゲート領域は、第12の電気ノード1128に結合される。第12の電気ノード1128は、カウンタ素子1100の第5の入力1105に結合される。第11の電気ノード1126は、第10のトランジスタ1129の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第10のトランジスタ1129のゲート領域は、第4の電気ノード1115に結合される。第10のトランジスタ1129の他方のソース/ドレイン領域は、第13の電気ノード1130に結合される。第13の電気ノード1130は、第14の電気ノード1131と同一である。第14の電気ノード1131は、カウンタ素子1100の第2の出力1107に結合される。さらに、第13の電気ノード1130は、第4のトランジスタ1114のゲート領域に結合される。第4のトランジスタ1114の他方のソース/ドレイン領域は、第15の電気ノード1132に結合される。第15の電気ノード1132は、第16の電気ノード1133と同一である。第16の電気ノード1133は、第11のトランジスタ1134の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第16の電気ノード1133は、第12のトランジスタ1135のゲート領域にさらに結合される。第12のトランジスタ1135の一方のソース/ドレイン領域は、第10の電気ノード1125に結合される。第11のトランジスタ1134のゲート領域は、第7の電気ノード1119に結合される。第11のトランジスタ1134の他方のソース/ドレイン領域は、第13のトランジスタ1136の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第13のトランジスタ1136のゲート領域は、第1の電気ノード1108に結合される。第12のトランジスタ1135の他方のソース/ドレイン領域は、第17の電気ノード1137に結合される。第17の電気ノード1137は、第18の電気ノード1138と同一である。さらに、第17の電気ノード1137は、カウンタ素子1100の第1の出力1106に結合される。第3のトランジスタ1113のゲート領域は、第18の電気ノード1138にさらに結合される。第5の電気ノード1116は、第19の電気ノード1139と同一である。第19の電気ノード1139は、第14のトランジスタ1140の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第14のトランジスタ1140のゲート領域は、第12の電気ノード1141に結合される。第12の電気ノード1140は、第15のトランジスタ1142のゲート領域に結合される。第19の電気ノード1139は、第15のトランジスタ1142の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第14のトランジスタ1140のゲート領域は、第21の電気ノード1143に結合される。第22の電気ノード1144は、第19の電気ノード1139と同一である。第22の電気ノード1143は、第16のトランジスタ1145の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第16のトランジスタ1145のゲート領域は、第22の電気ノード1144に結合される。第17のトランジスタ1146のゲート領域は、第22の電気ノード1144に結合される。第17のトランジスタ1146の一方のソース/ドレイン領域は、第21の電気ノード1143に結合される。第22の電気ノード1143は、第15の電気ノード1132と同一である。さらに、第22の電気ノード1144は、第17のトランジスタ1146のゲート領域に結合される。第17のトランジスタ1146の一方のソース/ドレイン領域は、第21の電気ノード1143に結合される。第19の電気ノード1138は、第23の電気ノード1147と同一である。第23の電気ノード1147は、第18のトランジスタ1148の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第18のトランジスタ1148のゲート領域は、第24の電気ノード1149に結合される。第24の電気ノード1149は、第19のトランジスタ1150のゲート領域に結合される。第23の電気ノード1147は、第19のトランジスタ1150の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第18のトランジスタのゲート領域は、第25の電気ノード1151に結合される。第25の電気ノード1151は、第20のトランジスタ1152の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第20のトランジスタ1152のゲート領域は、第26の電気ノード1153に結合される。第26の電気ノード1153は、第23の電気ノード1147と同一である。第25の電気ノード1151は、第21のトランジスタ1154の一方のソース/ドレイン領域に結合される。第21のトランジスタ1154のゲート領域は、第26の電気ノード1153に結合される。第25の電気ノード1151は、第14の電気ノード1131と同一である。第1の電気ノード1108は、第13のトランジスタ1136のゲート領域に結合される。
図12は、チップ1202上にマトリクス形状で構成される複数の回路構成1201(各々が図7に示される回路構成700のように構成され得る)を有する、本発明によるセンサ構成の好ましい例示的実施形態を示す。回路構成1200の各々は、他の回路構成から独立したセンサセンサとして動作され得る。回路構成1200は、種々の分子を検出するためのセンサとして構成された(例えば、各々が特定のタイプのDNA鎖でハイブリダイズされ得る捕獲分子を有する)場合、センサ構成1200により、検査されるべき液体の並行解析が可能である。この場合、駆動、電圧および電流供給、ならびにセンサセルの読み出しのために利用される回路ユニットは、センサ電極のマトリクスタイプのエッジに配置される。
これらの回路ユニットは、例えば、個々のセンサアレイを較正する基準電流621a、センサ素子に含まれる制御ユニット602および比較器ユニット603用の供給電圧および基準電圧、ならびにカウンタ736へのデジタル制御信号を供給する。これらは、特に、カウンタ用のリセット信号、カウンタ/シフトレジスタを動作させるための切換え信号、そして、さらに、場合によっては、第1のキャパシタ604と並列に接続されたさらなるキャパシタ用の切り替え信号である。特に、マトリクスのエッジにおけるユニットは、特に、個々のセンサ素子のカウンタの内容を読み出し、格納、さらに処理するために測定信号を事前評価する回路を備える。
本発明によるセンサ回路の有利な点は、半導体チップ上の複数のセンサユニットの国政において特に明らかである。なぜなら、各センサ素子は、センサ電極の電流信号を自律的に測定し、これをデジタルカウンタ信号の形態でセンサ素子内に格納することができるからである。同時に、電極電位は、所望の電位で一定に保たれる。このカウンタ信号は、その後、マトリクスのエッジにて回路ユニットにより任意の時点に問い合わせられ、さらに処理され得る。
バイナリカウンタ736の大きいワード幅に基づいて、センサ素子からのカウンタ読み出しを連続的に読み出すことが有用である。なぜなら、並行読み出しする場合、マトリクス全体にわたって非常に幅広いデータバスがルーティングされる必要があるためである。カウンタ読み出しの連続的出力は、バイナリカウンタ736をカウンタ動作モードからシフトレジスタ動作モードに切換えることによって行われる。クロック信号を印加することによって、カウンタの内容、すなわち、カウンタ段における個々のデータビットが、それぞれの後続のカウンタ段に漸進的に進行し、これにより、n段カウンタのすべてのデータビットが、n個のクロックパルスの後でカウンタの出力にて出力される。必要とされるカウンタ段の数は、必要とされるダイナミック範囲と直接関連する。例えば、10の測定範囲で6ビットの精度を有する測定信号が検出された場合、23ビットのワード幅を有するカウンタが必要である。データ通信用のシリアルプロトコルを用いることは、同時に、チップが組み込まれた読み出しデバイスとの通信が簡単になるので特に有利である。
センサユニット内でのカウンタ回路の使用は、必ずしも必要ではなく、その代わりに、例えば、センサ電極における測定電流の強度が周波数の形態で符号化されるパルス送信器613の出力信号を直接出力することも可能である。従って、マトリクスのエッジにおける回路ユニットは、個々のセンサユニットの周波数またはパルスの持続を測定およびさらに処理するために利用される。
図1は、本発明の第1の例示的実施形態による、回路構成の模式図を示す。 図2Aは、第1の動作状態である従来技術によるセンサの断面図を示す。図2Bは、第2の動作状態である従来技術によるセンサの断面図を示す。 図3Aは、従来技術によるインターデジタル電極の平面図を示す。 図3Bは、図3Aに示される従来技術によるインターデジタル電極の切断線I−I‘に沿う断面図を示す。 図4Aは、従来技術による第1の動作状態である酸化還元リサイクルの原理に基づいたバイオセンサを示す。図4Bは、従来技術による第2の動作状態である酸化還元リサイクルの原理に基づいたバイオセンサを示す。 図4Cは、従来技術による第3の動作状態である酸化還元リサイクルの原理に基づいたバイオセンサを示す。 図5は、酸化還元リサイクルプロセスに関連した文脈でのセンサ電流の関数プロファイルを示す。 図6Aは、本発明の第2の例示的実施形態による、回路構成の模式図を示す。 図6Bは、本発明の第3の例示的実施形態による、回路構成の模式図を示す。 図7は、本発明の第4の例示的実施形態による回路構成のブロック図を示す。 図8は、図7に示される第1の回路ユニット(電圧レギュレータ)の構成を示すブロック図を示す。 図9は、図8に示される第1の比較器の構成を示すさらなるブロック図を示す。 図10は、図7に示される第2の比較器の構成を示すさらなるブロック図を示す。 図11は、図7からのカウンタおよびシフト抵抗器の段の構成をそれぞれ示すさらなるブロック図を示す。 図12は、本発明によるセンサ構成の好ましい例示的実施形態を示す。
符号の説明
100 回路構成
101 センサ電極
102 第1の回路ユニット
103 第2の回路ユニット
104 第1のキャパシタ
105 捕獲分子
106 記録されるべき分子
107 酵素標識
108 帯電粒子
109 第1の制御ユニット
110 制御可能非リアクタンス性抵抗器
111 第2の制御ユニット
112 パルス
113 さらなるスイッチ
114 電圧源
200 センサ
201 電極
202 電極
203 絶縁体
204 電極端子
205 電極端子
206 DNAプローブ分子
207 電解質
208 DNA鎖
300 インターデジタル電極
400 バイオセンサ
401 第1の電極
402 第2の電極
403 絶縁層
404 第1の電極の保持領域
405 DNAプローブ分子
406 電解質
407 DNA鎖
408 酵素
409 切断可能分子
410 負に帯電した第1の部分分子
411 矢印
412 さらなる溶液
413 酸化された第1の部分分子
414 還元された第1の部分分子
500 グラフ
501 電流
502 時間
503 電流−時間曲線プロファイル
504 オフセット電流
600 回路構成
601 センサ電極
602 第1の回路ユニット
603 第2の回路ユニット
604 第1のキャパシタ
605 ノード
606 カウンタ素子
607 第1の比較器素子
608 第2の電圧源
609 トランジスタ
610 第2の比較器素子
611 第3の電圧源
612 スイッチ
613 パルス送信器
620 回路構成
621 較正デバイス
621a 基準電流源
622 さらなるスイッチ
700 回路構成
701 さらなるセンサ電極
702 第1のセンサ電極
703 第1のトランジスタ
704 第2の電気ノード
705 第1の電圧源
706 第3の電気ノード
707 第4の電気ノード
708 第1のキャパシタンス
709 第5の電気ノード
710 第6の電気ノード
711 第2のキャパシタンス
712 第2の電圧
713 第7の電気ノード
714 第8の電気ノード
715 第3のキャパシタンス
716 第9の電気ノード
717 第10の電気ノード
718 第11の電気ノード
719 第12の電気ノード
720 第13の電気ノード
721 第4のキャパシタンス
722 第5のキャパシタンス
723 第1の電圧源ユニット
724 第2の電圧源ユニット
725 第14の電気ノード
726 第15の電気ノード
727 第3の電圧源
728 第4の電圧源
729 第1の制御信号
730 第2の制御信号
731 第3の制御信号
732 第4の制御信号
733 第5の制御信号
734 第6の制御信号
735 第7の制御信号
736 カウンタユニット
737 第16の電気ノード
738 第17の電気ノード
739 第18の電気ノード
740 第19の電気ノード
741 第20の電気ノード
742 第21の電気ノード
743 第22の電気ノード
744 第6のキャパシタンス
745 第23の電気ノード
746 第7のキャパシタンス
747 第24の電気ノード
748 出力端子
800 非反転入力
801 第1の電気ノード
803 反転入力
804a 第1の端子
804b 第2の端子
804c 第3の端子
805 出力
806 第2の電気ノード
807 キャパシタ
808 第3の電気ノード
810 出力端子
900 第1の電気ノード
901 第1のトランジスタ
902 第2のトランジスタ
903 第2電気ノード
904 第3の電気ノード
905 第4の電気ノード
906 第5の電気ノード
907 第6の電気ノード
908 第3のトランジスタ
909 第4のトランジスタ
910 第7の電気ノード
911 第8の電気ノード
912 第9の電気ノード
913 第5のトランジスタ
914 第10の電気ノード
915 第11の電気ノード
916 第6のトランジスタ
917 第12の電気ノード
918 第7のトランジスタ
919 第13の電気ノード
920 第8のトランジスタ
921 第14の電気ノード
922 第9のトランジスタ
923 第15の電気ノード
924 第10のトランジスタ
925 第16の電気ノード
926 第17の電気ノード
927 第11のトランジスタ
1000 第1の入力
1001 第2の入力
1002 出力
1003 供給入力
1004 第1のトランジスタ
1005 第1の電気ノード
1006 第2のトランジスタ
1007 第2の電気ノード
1008 第3のトランジスタ
1009 第3の電気ノード
1010 第4のトランジスタ
1011 第4の電気ノード
1012 第5のトランジスタ
1013 第5の電気ノード
1014 第6のトランジスタ
1015 第7のトランジスタ
1016 第6の電気ノード
1017 第8のトランジスタ
1018 第7の電気ノード
1019 第9のトランジスタ
1020 第10のトランジスタ
1021 第8の電気ノード
1022 第9の電気ノード
1023 第11のトランジスタ
1024 第12のトランジスタ
1100 カウンタ素子
1101 第1の入力
1102 第2の入力
1103 第3の入力
1104 第4の入力
1105 第5の入力
1106 第1の出力
1107 第2の出力
1108 第1の電気ノード
1109 第1のトランジスタ
1110 第2のトランジスタ
1111 第2の電気ノード
1112 第3の電気ノード
1113 第3のトランジスタ
1114 第4のトランジスタ
1115 第4の電気ノード
1116 第5の電気ノード
1117 第5のトランジスタ
1118 第6の電気ノード
1119 第7の電気ノード
1120 第6のトランジスタ
1121 第8の電気ノード
1122 第7のトランジスタ
1123 第8のトランジスタ
1124 第9の電気ノード
1125 第10の電気ノード
1126 第11の電気ノード
1127 第9のトランジスタ
1128 第12の電気ノード
1129 第10のトランジスタ
1130 第13の電気ノード
1131 第14の電気ノード
1132 第15の電気ノード
1133 第16の電気ノード
1134 第11のトランジスタ
1135 第12のトランジスタ
1136 第13のトランジスタ
1137 第17の電気ノード
1138 第18の電気ノード
1139 第19の電気ノード
1140 第14のトランジスタ
1141 第20の電気ノード
1142 第15のトランジスタ
1143 第21の電気ノード
1144 第22の電気ノード
1145 第16のトランジスタ
1146 第17のトランジスタ
1147 第23の電気ノード
1148 第18のトランジスタ
1149 第24の電気ノード
1150 第19のトランジスタ
1151 第25の電気ノード
1152 第20のトランジスタ
1153 第26の電気ノード
1154 第21のトランジスタ
1200 センサ構成
1201 回路構成
1202 チップ

Claims (21)

  1. センサ電極と、
    該センサ電極に電気的に結合された第1の回路ユニットと、
    第1のキャパシタを有する第2の回路ユニットと
    を備えた回路構成物であって、
    該第1の回路ユニットは、該センサ電極の電位と所定の所望の電位との整合が存在するように、該第1のキャパシタと該センサ電極とを結合することによって、該所定の所望の電位付近の所定の第1の基準範囲内に該センサ電極の電位を保持し、
    該第1のキャパシタの電位が第2の基準範囲の外側であると該第2の回路ユニットが検出した場合には、該第2の回路ユニットは、該第1のキャパシタを第1の基準電位にする、回路構成物。
  2. 前記第2の回路ユニットに電気的に結合されたカウンタ素子をさらに備え、該カウンタ素子は、イベントの数および/またはイベントの時間配列をカウントする、請求項1に記載の回路構成物。
  3. 前記カウンタ素子は、互いに時間間隔をおいた少なくとも2つのタイムインターバルで前記イベントの時間配列を登録する、請求項2に記載の回路構成物。
  4. 前記第1の回路ユニットに結合された較正デバイスをさらに備え、該較正デバイスは、前記回路構成物を較正し、
    該較正デバイスによって第2の基準電位が該第1の回路ユニットに印加され、該第1の回路ユニットは、該較正デバイスまたは前記センサ電極のいずれかに結合されている、請求項1に記載の回路構成物。
  5. 前記第1の回路ユニットは、2つの入力と1つの出力とを有する第1の比較器素子を有し、
    第1の入力は、該第1の入力が前記センサ電極の電位にあるように、該センサ電極に結合されており、
    第2の入力は、前記所望の電位を規定する第3の基準電位にあり、
    該第1の比較素子は、該センサ電極の電位が該所定の所望の電位付近の前記所定の第1の基準範囲内に保持されるように、該第1の比較素子の出力において電気信号を生成する、請求項1に記載の回路構成物。
  6. 前記第1の回路ユニットは、可変の非リアクタンス性抵抗器を有し、該可変の非リアクタンス性抵抗器は、前記センサ電極の電位が前記所定の所望の電位付近の前記所定の第1の基準範囲内に保持されるように、該センサ電極を前記第2の回路ユニットの前記第1のキャパシタに結合する、請求項1に記載の回路構成物。
  7. 前記第1の回路ユニットは、前記第1の比較素子の出力に結合されたゲート領域を有するトランジスタと、前記センサ電極に結合された第1のソース/ドレイン領域と、前記第1のキャパシタに結合された第2のソース/ドレイン領域とを有する、請求項5に記載の回路構成物。
  8. 前記第2の回路ユニットは、2つの入力と1つの出力とを有する第2の比較器素子を有し、
    第1の入力は、該第1の入力が前記第1のキャパシタの電位にあるように、該第1のキャパシタに結合されており、
    第2の入力は、前記第2の電気的基準範囲を規定する第4の基準電位にあり、
    該第2の比較器素子は、前記第1のキャパシタの電位が該第4の基準電位を超過した場合には、該第1のキャパシタが該第1の基準電位にされるように、該第2の比較器素子の出力において電気信号を生成する、請求項5に記載の回路構成物。
  9. 前記第2の回路ユニットは、2つの入力と1つの出力とを有する第2の比較器素子を有し、
    第1の入力は、該第1の入力が前記第1のキャパシタの電位にあるように、該第1のキャパシタに結合されており、
    第2の入力は、前記第2の電気的基準範囲を規定する第4の基準電位にあり、
    該第1のキャパシタの電位が該第4の基準電位未満に降下した場合には、該第1のキャパシタが該第1の基準電位にされるように、該第2の比較器素子は、該第2の比較器素子の出力において電気信号を生成する、請求項5に記載の回路構成物。
  10. 前記第1の比較器素子および/または前記第2の比較器素子は、動作増幅器である、請求項8に記載の回路構成物。
  11. 前記第1の比較器素子および/または前記第2の比較器素子は、動作増幅器である、請求項9に記載の回路構成物。
  12. 前記第2の回路ユニットは、少なくとも1つの第2のキャパシタを有し、該少なくとも1つの第2のキャパシタまたは前記第1のキャパシタのいずれか1つ、あるいは、該キャパシタの少なくとも2つが、前記回路構成物に同時に接続されるように、前記回路構成物はセットアップされる、請求項1に記載の回路構成物。
  13. 集積回路として設計されている、請求項1に記載の回路構成物。
  14. 請求項1に記載の回路構成物を備えている電気化学センサ。
  15. 請求項1に記載の複数の回路構成物を備えているセンサ構成物。
  16. 前記複数の回路構成物の各々は、自律的に動作するセンサ素子としてセットアップされる、請求項15に記載のセンサ構成物。
  17. 前記複数の回路構成物は、実質的にマトリクス形状で構成されている、請求項15に記載のセンサ構成物。
  18. 中央駆動回路と、
    中央供給回路と、および/または
    中央読み出し回路とを有し、該回路(単数または複数)は、前記複数の回路構成物のうちの少なくとも一部分に結合されている、請求項15に記載のセンサ構成物。
  19. センサ電極と該センサ電極に電気的に結合された第1の回路ユニットと第1のキャパシタを有する第2の回路ユニットとを有する回路構成物において、該センサ電極を介して提供される電流信号を処理する方法であって、該方法は、
    該センサ電極の電位と所定の所望の電位との整合が存在するように、該第1のキャパシタと該センサ電極とを結合することによって、該所定の所望の電位付近の所定の第1の基準範囲内に該センサ電極の電位を保持するステップと、
    該第1のキャパシタの電位が第2の基準範囲の外側にある場合には、該第2の回路ユニットが、
    このイベントを検出するステップと、
    該第1のキャパシタを該第1の基準電位にするステップと
    を包含する、方法。
  20. 前記イベントの時間配列は、前記第2の回路ユニットに電気的に結合されたカウンタ素子によってカウントされる、請求項19に記載の方法。
  21. 前記カウンタ素子は、互いに時間間隔をあけた少なくとも2つのタイムインターバルで前記イベントの時間配列を登録するために用いられる、請求項20に記載の方法。
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