JP4002248B2 - Cable connection structure - Google Patents
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Description
本発明は、ケーブルの接続構造に関するものである。 The present invention relates to a cable connection structure.
電力ケーブルを地中に直接埋設して敷設する場合、ケーブルの接続部分は、外傷や浸水から保護される必要がある。このようにケーブル接続部分を保護する手段として、コフィンボックスがある。コフィンボックスは、FRP(ファイバー強化プラスチック)等からなる容器であり、たとえば特許文献1に記載されているように、円筒を長手方向に対して二つ割りした舟形のコフィンボックス片を向かい合わせてケーブルの接続部分を覆うようにしたものである。
When a power cable is directly buried in the ground and laid, the connection portion of the cable needs to be protected from external damage and flooding. As a means for protecting the cable connection portion in this way, there is a coffin box. The coffin box is a container made of FRP (fiber reinforced plastic) or the like. For example, as described in
また、特許文献2に記載されているように、ケーブルの接続部分から接地線を外部に引き出すために、コフィンボックスに接地線取出し口が設けられる場合もある。 Further, as described in Patent Document 2, a ground wire outlet may be provided in the coffin box in order to draw the ground wire from the connection portion of the cable to the outside.
また、上のような二つ割りタイプのコフィンボックスを用いる代わりに、筒状の胴体及びその端部に設けたフランジ部からなるコフィンボックスを用い、ケーブルや接地線の外部への取出しはフランジ部を通して行うという構造もある。このような筒型のコフィンボックスは製作が容易であるため、低コストとすることができる。 Also, instead of using the split-type coffin box as described above, a coffin box consisting of a cylindrical body and a flange provided at its end is used, and cables and ground wires are taken out through the flange. There is also a structure. Since such a cylindrical coffin box is easy to manufacture, the cost can be reduced.
上記のような筒型のコフィンボックスは、図7(a)に示すように、コフィンボックス胴体22と、該コフィンボックス胴体22の両端にそれぞれ接続されるフランジ20A、20Bを備えている。コフィンボックス胴体22は円筒形をしている。一方のフランジ20Aはケーブル挿通口3A及び接地線引出し管21を備えており、もう一方のフランジ20Bはケーブル挿通口3Bを備えている。
As shown in FIG. 7A, the cylindrical coffin box as described above includes a
次に、この筒型のコフィンボックスを用いたケーブル接続構造の形成方法を図7〜8を用いて説明する。まず、図7(a)に示すように、フランジ20Aのケーブル挿通口3Aに、接続される一方のケーブル2Aを挿通する。このフランジ20Aには、接地線引出し管21が、ケーブル挿通口3Aと同じ側に設けられている。また、もう一つのフランジ20Bにコフィンボックス胴体22を取り付け、ケーブル挿通口3Bに他方のケーブル2Bを挿通する。ケーブル挿通口3A及び3Bは、後述する防食テープの巻きつけを行うため、フランジ20A及び20Bの面から、それぞれ適当な長さを持って設けられている。
Next, a method for forming a cable connection structure using this cylindrical coffin box will be described with reference to FIGS. First, as shown in FIG. 7A, one of the
ケーブル2A、2Bの絶縁層、遮蔽層などを順に段剥ぎ処理したのち、導体接続管等を用いて導体同士の接続を行い、その周囲にゴムブロック等の補強絶縁層を取付けることにより、ケーブル接続部本体1を組み立てる(図7(b))。図中では、ケーブル接続部本体1の内部は省略されている。また、接地線引出し管21に接地線6を挿通する。
After stripping the insulation layers and shielding layers of
接地線6を適切な長さに切断し、接地線6の絶縁層端部から外側導体層6a、内側導体層6bを露出させる(図7(c))。続いて、ケーブル2A、2Bから露出された遮蔽層9A、9Bに、接地線6の外側導体層6a、内側導体層6bを接続する(図8(a))。その後、コフィンボックス胴体22を、ケーブル2B側から移動させてケーブル接続部本体1を覆うようにし、フランジ20Aに嵌め込み固定する(図8(b))。これにより、ケーブル接続部本体1を収容する一体のコフィンボックス23ができる。
The
次に、ケーブル挿通口3A、3B及び接地線引出し管21に防食テープ8A、8B及び8Cを巻き付けることにより、防食処理を行う(図8(c))。この防食処理によって、コフィンボックス23内部への水分の侵入を防止することができる。最後に、コフィンボックス23に設けられた注入口(図示せず)から防水混和物7を充填する。防水混和物7は、液状で注入されるが、コフィンボックス23内で硬化しゴム状となってケーブル接続部本体1を覆う。以上のようにして、ケーブル接続構造が完成する。
Next, the anticorrosion treatment is performed by winding the
この従来のケーブル接続構造においては、接地線引出し管21や近接する挿通口3Aに防食テープ8Cを巻く作業を容易にするために、接地線引出し管21はコフィンボックス23外部に突き出して比較的長いサイズで作られており、また、図8(a)(b)(c)に示されているように角度を持たせて形成されていた。
しかしながら、上記のような従来のケーブル接続構造においては、コフィンボックスを地中に埋設する際に、外部に突出した接地線引出し管21が荷重により破損し易いという問題を有していた。これを避けるために接地線引出し管21を短く作るとすれば、ケーブル挿通口3Aが干渉して防食テープの巻きつけ作業に著しく支障をきたす結果、シールが不完全となり易い。上記のような接地線引出し管の破損やシールの不完全さは、接地線引出し管からケーブル接続部への水分の浸入を招き、絶縁不良による事故の原因となる。
However, the conventional cable connection structure as described above has a problem that when the coffin box is embedded in the ground, the ground
かかる点から、従来のケーブル接続構造においては信頼性に問題があった。コフィンボックスを肉厚で大型なものとすれば、接地線引出し管を頑丈な構造として信頼性を確保することも可能であるが、広い設置スペースが必要となると共にコスト増大を招くため好ましくなかった。 From this point, the conventional cable connection structure has a problem in reliability. If the coffin box is thick and large, it is possible to ensure the reliability by making the grounding lead pipe a sturdy structure, but this is not preferable because it requires a large installation space and increases costs. .
これに鑑み、本発明は、安価でコンパクト、かつ信頼性に優れたケーブル接続構造を提供することを目的としてなされたものである。 In view of this, the present invention has been made for the purpose of providing a cable connection structure that is inexpensive, compact, and excellent in reliability.
本発明は、ケーブル相互の接続部がコフィンボックスに収容されてなるケーブル接続構造において、前記コフィンボックスには内側に向かって引出し管が突設され、前記引出し管を通してリード線が外部に引き出されており、前記引出し管の前記コフィンボックスの内側の端部と前記リード線との間にシールが施されていることを特徴とするものである。 The present invention provides a cable connection structure in which connection portions between cables are accommodated in a coffin box, and a drawing pipe projects inwardly from the coffin box, and a lead wire is drawn out through the drawing pipe. And a seal is provided between the inner end of the coffin box of the drawer tube and the lead wire.
前記リード線は、たとえば、ケーブル接続部を接地するために外部へ引き出される接地線などである。 The lead wire is, for example, a ground wire drawn out to ground the cable connecting portion.
前記所定の手段としては、防食テープの巻きつけなどが挙げられる。 Examples of the predetermined means include winding of an anticorrosion tape.
本発明によれば、引出し管はコフィンボックスの内部に突設しているため、防食テープ等を用いたシールを行うための引出し管の十分な長さを確保しながらも、コフィンボックス外部に突出部が作られず、信頼性に優れたケーブル接続構造を構成できる。また、コフィンボックスを大型にすることなく信頼性を実現することができるため、安価でコンパクトなケーブル接続構造となる。 According to the present invention, since the drawer pipe projects from the inside of the coffin box, the drawer pipe projects outside the coffin box while ensuring a sufficient length of the drawer pipe for sealing with anticorrosion tape or the like. No part is made, and a cable connection structure with excellent reliability can be configured. In addition, since the reliability can be realized without increasing the size of the coffin box, the cable connection structure is inexpensive and compact.
本発明は、ケーブル接続構造が地中に埋設される場合に特に優れた効果を奏する。 The present invention has a particularly excellent effect when the cable connection structure is buried in the ground.
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明に係るケーブル接続構造を示す説明図である。ケーブル接続部本体1は、従来の構造におけるものと同様に、ケーブル2Aとケーブル2Bの導体同士が接続され、ゴムブロックからなる補強絶縁層に覆われたものである。このケーブル接続部本体1は、コフィンボックス10に収容されている。
FIG. 1 is an explanatory view showing a cable connection structure according to the present invention. As in the conventional structure, the cable connecting portion
コフィンボックス10は、コフィンボックス胴体4と、該コフィンボックス胴体4の両端にそれぞれ接続されるフランジ20A、20Bを備えている。コフィンボックス胴体4は円筒形をしている。一方のフランジ20Aはケーブル挿通口3A及び接地線引出し管5を備えており、もう一方のフランジ20Bはケーブル挿通口3Bを備えている。
The
ケーブル挿通口3Aに近接して、接地線引出し管5が、コフィンボックス10の内側に向かって突設されている。この接地線引出し管5は、パイプをフランジ20Aに取り付けることにより形成されている。このように、筒型のコフィンボックスを用い、フランジへのパイプ取り付けにより接地線引き出し管を設けることで、コフィンボックスを低コストで作製することができる。
In the vicinity of the cable insertion port 3 </ b> A, a ground wire lead-out
ケーブル接続部本体1近傍において、遮蔽層9A、9Bに接地線6が接続され、接地線6は接地線引出し管5を通ってコフィンボックス10の外部に引き出されている。コフィンボックス10内の隙間は、防水混和物7により充填されている。
In the vicinity of the cable connecting portion
ケーブル挿通口3A、3B及び接地線引出し管5の各端部は、防食テープ8A,8B及び8Cが巻きつけられることにより、それぞれケーブル2A、2B及び接地線6との間のシールがなされている。
The
接地線引出し管5はコフィンボックス10の内側に設けられているため、防食テープ8Cを巻きつける際にケーブル挿通口3Aが干渉せず、巻きつけ作業性を従来に比べて格段に向上させることができる。よって、接地線引出し管5の端部と接地線6の間のシールは確実なものとなる。
Since the ground
また、接地線引出し管5の長さは、防食テープ8Cの巻き易さを確保するために十分長くなっているが、コフィンボックス10の内部に突設されているため、従来のコフィンボックスのように地中に埋設したときに折れてしまうということがない。なお、接地線引出し管5は、短い長さであればコフィンボックス10の外部に突出部分があっても問題はない。
Further, the length of the ground wire lead-out
以上説明したように、本発明のケーブル接続構造は、外部からの水分の浸入などがなく、信頼性に優れたものとなる。 As described above, the cable connection structure of the present invention is excellent in reliability without the entry of moisture from the outside.
本発明の実施例1として、筒型のコフィンボックスを使用した接続構造の形成方法を、図2〜4を参照しながら説明する。
As
図2(a)に示すように、FRP製のフランジ20Aに、ケーブル挿通口3Aおよび接地線引出し管5が、フランジ20Aの面に対して互いに反対側に向かって設けられている。
As shown in FIG. 2A, the
図2(b)に示すように、接地線引出し管5に接地線6を挿通してから、接地線引出し管5の端部近傍に防食テープ8Cを巻きつけることにより防食処理を行う。また、接地線6を適当な長さに切断し、接地線6の絶縁層端部から外側導体層6a、内側導体層6bを露出させておく。
As shown in FIG. 2 (b), the anticorrosion treatment is performed by inserting the anticorrosion tape 8 </ b> C in the vicinity of the end of the grounding
次に、図2(c)に示すように、ケーブル挿通口3Aに、接続される一方のケーブル2Aを挿通する。また、もう一つのフランジ20BにFRP製で円筒状のコフィンボックス胴体4を取り付け、フランジ20Bのケーブル挿通口3Bに、接続されるもう一方のケーブル2Bを挿通する。
Next, as shown in FIG. 2C, one of the
次に、ケーブル2A及び2Bの導体と、その周りに被覆されている絶縁層、遮蔽層などを順に段剥ぎ処理したのち、導体接続管等を用いて導体同士の接続を行い、その周囲にゴムブロック等の補強絶縁層を取付けることにより、ケーブル接続部本体1を組み立てる(図3(a))。
Next, the conductors of the
次に、フランジ20Aをケーブル接続部本体1の近くまで移動させる(図3(b))。そして、ケーブル2A、2Bから露出させた遮蔽層9A、9Bに接地線6の外側導体層6a、内側導体層6bを接続する(図3(c))。その後、コフィンボックス胴体4をケーブル2B側から移動させてケーブル接続部本体1を覆うようにし、フランジ20Aに嵌め込み固定する。これにより、ケーブル接続部本体1を収容する一体のコフィンボックス10ができる(図4(a))。
Next, the
次に、図4(b)の外観斜視図に示すように、挿通口3A及び3Bに防食テープ8A及び8Bを巻きつけることにより防食処理を行う。この防食処理によって、コフィンボックス10内部への水分の侵入を防止することができる。最後に、コフィンボックス10に設けられた注入口(図示せず)から防水混和物を充填したのち、密閉する。以上のようにして、ケーブル接続構造が完成する。
Next, as shown in the external perspective view of FIG. 4B, anticorrosion treatment is performed by winding
実施例1では筒型のコフィンボックスを使用した場合について説明したが、実施例2では、二つ割りタイプのコフィンボックスを使用した接続構造の形成方法を図5〜6を用いて説明する。 In the first embodiment, the case where a cylindrical coffin box is used has been described. In the second embodiment, a method of forming a connection structure using a split-type coffin box will be described with reference to FIGS.
本実施例で用いるコフィンボックスは、円筒部分とその両端の略円錐部分からなる形状であり、組立て前には、この形状を長手方向に二つ割りにした舟形をしている。図5(a)は、この舟形のコフィンボックス片30を上面から見たものを示す。コフィンボックス片30は、長手方向の両端部に半円筒状のケーブル挿通口31A、31Bを有している。また、上部には半円筒状の防水混和物注入口32A、32Bが設けられている。コフィンボックス片30の略円錐部分において、一方のケーブル挿通口31Aの近傍に接地線引出し管33が内部に向かって突設されている。
The coffin box used in the present embodiment has a cylindrical portion and a substantially conical portion at both ends thereof, and has a boat shape that is divided into two in the longitudinal direction before assembly. FIG. 5A shows the boat-shaped
ケーブル挿通口31A、32B及び防水混和物注入口32A、32Bは、それぞれ開口領域の半周がコフィンボックス片30に属し、開口領域の残りの半周は、後述するもう一方のコフィンボックス片(図示せず)に属するように設けられている。これに対し、接地線引出し管33は、一方のコフィンボックス片30のみに管状に設けられている。接地線引出し管33は、コフィンボックス片30に一体成形により設けられているものであってもよいし、パイプを接着等の手段により取り付けることとしてもよい。
The
図5(b)に示すように、接地線引出し管33に接地線6を挿通したのち、接地線6との間が確実にシールされるよう、接地線引出し管33の端部付近に防食テープ8Cを巻きつける。この巻きつけ作業に当たって、接地線引出し管33の端部の近くに防水混和物注入口32Aが位置しているために、そのスペースを利用して巻きつけ作業を効率的に行うことができる。また、接地線6を適切な長さに切断し、接地線6の絶縁層端部から外側導体層6a、内側導体層6bを露出させておく。
As shown in FIG. 5B, after the
次に、ケーブル2A及び2Bの絶縁層、遮蔽層などを順に段剥ぎ処理したのち、導体接続管等を用いて導体同士の接続を行い、その周囲にゴムブロック等の補強絶縁層を取付けることにより、ケーブル接続部本体1を組み立てる。続いて、コフィンボックス片30にケーブル接続部本体1が収まるように、ケーブル2A及び2Bをケーブル挿通口31A及び31Bに合わせて配置する(図5(c))。更に、ケーブル2A、2Bから露出させた遮蔽層9A、9Bに接地線6の外側導体層6a、内側導体層6bを接続する(図6(a))。
Next, after stepping off the insulation layers and shielding layers of the
その後、もう一方のコフィンボックス片(図示せず)をコフィンボックス片30に向かい合わせて嵌め込み、固定したのち、図6(b)の外観斜視図に示すように、ケーブル挿通口31A及び31Bに防食テープ8A及び8Bを巻きつけることにより防食処理を行う(図6(b))。最後に、防水混和物注入口32A、32Bから防水混和物を充填し、密閉する。以上のようにして、ケーブル接続構造が完成する。
Thereafter, the other coffin box piece (not shown) is fitted into the
1 ケーブル接続部本体
2A、2B ケーブル
3A、3B、31A、31B ケーブル挿通口
4、22 コフィンボックス胴体
5、21、33 接地線引出し管
6 接地線
8A、8B、8C 防食テープ
10、23 コフィンボックス
20A、20B フランジ
30 コフィンボックス片
32A、32B 防水混和物注入口
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