JP4001847B2 - 端子金具の誘導挿入装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタハウジングの端子収容室に端子金具を挿入する際に用いられ、端子金具を挿入するコネクタハウジングの端子収容室を順次示す端子金具の誘導挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
【0003】
電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線は、所謂被覆電線である。前記電線は、芯線の外周に絶縁性の合成樹脂を押し出し被覆して製造される。前記電線は、前述した押し出し被覆を行う際に、前述した合成樹脂に所望の着色剤が混入されて、所望の色に着色される。
【0004】
コネクタは、導電性の端子金具と絶縁性のコネクタハウジング100(図10に示す)とを備えている。端子金具は、電線の端部などに取りつけられかつ該電線の芯線と電気的に接続する。コネクタハウジング100は、箱状に形成されかつ端子金具を収容する端子収容室101を複数備えている。
【0005】
前記ワイヤハーネスを組み立てる際には、まず電線を所定の長さに切断した後、該電線の端部などに端子金具を取り付ける。必要に応じて電線同士を接続する。その後、端子金具をコネクタハウジング100の端子収容室101内に挿入する。こうして、前述したワイヤハーネスを組み立てる。コネクタが前述した電子機器のコネクタと結合して、ワイヤハーネスは自動車などに配索される。ワイヤハーネスは、電子機器に所定の信号や電力などを供給する。
【0006】
一方、自動車には、ユーザなどから多種多様な要望がよせられている。このため、前記自動車は、より多種多様な電子機器を搭載することが望まれている。したがって、前記ワイヤハーネスを構成する電線は、増加する傾向である。電線が増加するため、ワイヤハーネスの重量が増加することが考えられる。この重量の増加を抑制するために、特に制御信号を伝送する電線をより細くすることが提案されている。電線を細くすると、勿論、端子金具とコネクタハウジング101即ちコネクタ100の小型化を図ることとなる。
【0007】
前述したワイヤハーネスを組み立てる際には、所望の端子収容室101に所望の端子金具を挿入しなければならない。一方、前述したワイヤハーネスの電線は、芯線の太さと、被覆部の材質(耐熱性の有無などによる材質の変更)と、使用目的などを識別するため、外表面が種々の色に着色されている。外表面の色を変更することにより、電線同士を識別可能としている。
【0008】
このため、所望の端子収容室101に所望の端子金具を挿入するために、従来から種々の組立治具(例えば、特許文献1参照。)が用いられてきた。一例を図10に示す。図10に例示された組立治具102は、板状の治具本体103と、複数の印104とを備えている。治具本体103は、コネクタハウジング100に着脱自在である。
【0009】
印104は、治具本体103の表面に形成されている。印104は、コネクタハウジング100の端子収容室101それぞれに対応して設けられている。各印104は、治具本体103がコネクタハウジング100に取り付けられると、対応する端子収容室101の開口部101aの近傍に位置する。印104は、対応する端子収容室101が収容すべき端子金具に取り付けられた電線の外表面の色に着色されている。
【0010】
前述した構成の組立治具102を用いて、コネクタハウジング100の各端子収容室101に端子金具を挿入する際には、まず、治具本体103をコネクタハウジング100に取り付ける。作業員は、印104と同じ色の電線が取り付けられた端子金具を、順に、前記印104が対応する端子収容室101に挿入する。こうして、コネクタハウジング100の端子収容室101に端子金具を挿入して、コネクタを組み立てる。
【0011】
【特許文献1】
実開平5−92976号公報(図1)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の組立治具102では、治具本体103が、コネクタハウジング100に着脱自在であるので、治具本体103とコネクタハウジング100とが位置ずれする虞があった。治具本体103が位置ずれすると、印104の位置も勿論ずれ、所望の端子金具を所望の端子収容室101に挿入することが困難となる虞があった。
【0013】
端子収容室101に誤った端子金具を挿入した際には、端子金具を抜き取って、再度正規の端子収容室101に挿入してきた。端子金具を端子収容室101から抜き取る際に、端子金具が破損する虞があった。端子金具が破損すると、勿論、再度端子収容室101に挿入できなくなる。このため、端子金具を交換する必要が生じる。
【0014】
また、前述したように、端子金具とコネクタハウジング101の小型化が図られると、前述した印104も勿論小さくなる。このため、印104同士を識別することが困難となり、所望の端子収容室に端子金具を挿入することがより一層困難となる。さらに、端子金具とコネクタハウジング101の小型化が図られると、治具本体103のコネクタハウジング100に対する位置ずれが小さくても、各印104と対応する端子収容室101とが相対的にずれることがある。この場合、印104どおりに端子金具を端子収容室101に挿入しても、端子金具を誤った端子収容室101に挿入することとなる。
【0015】
したがって、本発明の目的は、端子金具をコネクタハウジングの誤った端子収容室に挿入することを防止できる端子金具の誘導挿入装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の端子金具の誘導挿入装置は、電線が取り付けられた端子金具を収容するコネクタハウジングの端子収容室を順次示してワイヤハーネスを組み立てる端子金具の誘導挿入装置において、装置本体と、この装置本体に回転自在に設けられかつ回転中心を中心とした周方向に前記ワイヤハーネスを構成する前記コネクタハウジングを複数並べて保持する回転部材と、前記装置本体に取り付けられかつ前記回転部材に保持された一つのコネクタハウジングの下方に位置付けられているとともにこの一つのコネクタハウジングの端子収容室のうち前記端子金具を挿入する端子収容室内を光輝させる前記回転部材とは別体の表示部と、各端子金具を収容するコネクタハウジングの端子収容室を記憶した制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記回転部材の回転によって、挿入する端子金具を収容する端子収容室を有したコネクタハウジングが前記表示部の上方に順に位置付けられると、前記表示部に挿入する端子金具を収容するコネクタハウジングの端子収容室内を順に光輝させることを特徴としている。
【0017】
請求項2に記載の本発明の端子金具の誘導挿入装置は、請求項1記載の端子金具の誘導挿入装置において、前記表示部は、前記コネクタハウジングの端子収容室に対応した点灯手段を複数備え、複数の点灯手段のうち一つの点灯手段が点灯して端子収容室内を光輝させることで、挿入する端子金具を収容する端子収容室を表示することを特徴としている。
【0018】
請求項3に記載の本発明の端子金具の誘導挿入装置は、請求項1または請求項2記載の端子金具の誘導挿入装置において、前記コネクタハウジングの複数の端子収容室は互いに平行に配されかつコネクタハウジングの外表面に開口しているとともに、端子収容室が開口したコネクタハウジングの外表面は、矩形状に形成されており、前記回転部材は、前記外表面の長手方向が前記回転中心を中心とした周方向に沿う状態で複数のコネクタハウジングを保持することを特徴としている。
【0019】
請求項4に記載の本発明の端子金具の誘導挿入装置は、請求項1または請求項2記載の端子金具の誘導挿入装置において、前記コネクタハウジングの複数の端子収容室は互いに平行に配されかつコネクタハウジングの外表面に開口しているとともに、端子収容室が開口したコネクタハウジングの外表面は、矩形状に形成されており、前記回転部材は、前記外表面の長手方向が前記回転中心を中心とした径方向に沿う状態で複数のコネクタハウジングを保持することを特徴としている。
【0020】
請求項1に記載した本発明の端子金具の誘導挿入装置によれば、表示部が制御手段からの命令に基づいて、端子金具を収容する端子収容室内を順に光輝させる。また、表示部が回転部材に保持されたコネクタハウジングの下方に位置している。このため、光輝した端子収容室を確実に認識できる。
【0021】
請求項2に記載した本発明の端子金具の誘導挿入装置によれば、複数の点灯手段が端子収容室にそれぞれ対応している。複数の点灯手段のうち一つが点灯するので、端子金具を収容する端子収容室を確実に認識できる。
【0022】
請求項3に記載した本発明の端子金具の誘導挿入装置によれば、コネクタハウジングの外表面の長手方向が回転部材の周方向に沿っている。このため、回転部材が複数のコネクタハウジングを確実に保持できる。
【0023】
請求項4に記載した本発明の端子金具の誘導挿入装置によれば、コネクタハウジングの外表面の長手方向が回転部材の径方向に沿っている。このため、回転部材が複数のコネクタハウジングを確実に保持できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる端子金具の誘導挿入装置(以下、単に誘導挿入装置と呼ぶ)を、図1ないし図8を参照して説明する。誘導挿入装置1は、図5及び図6に示すコネクタハウジング3(図5及び図6に示す)の各端子収容室4に所望の端子金具としての雌型の端子金具(以下、単に雌端子と呼び、図6に示す)2を挿入する。そして、誘導挿入装置1は、自動車などに配索されるワイヤハーネス(サブハーネスともいう)を組み立てる装置である。
【0025】
コネクタハウジング3は、絶縁性の合成樹脂からなり、図5及び図6に示すように、箱状に形成されている。コネクタハウジング3は、端子収容室4を複数備えている。端子収容室4は、直線状に形成されかつ隔壁12により互いに区画されている。
【0026】
複数の端子収容室4の長手方向は、互いに平行である。端子収容室4は、コネクタハウジング3の図5及び図6中上方に位置する外表面3aと、この外表面3aの裏側の外表面3b(図7及び図8に示す)に開口している。端子収容室4は、雌端子2を収容する。複数の端子収容室4は、図3中の矢印Mに沿って互いに並べられている。なお、この矢印Mは、本明細書に記した一方向をなしている。また、コネクタハウジング3の端子収容室4が開口した外表面3aの平面形状は、矩形状に形成されている。
【0027】
各端子収容室4に収容される雌端子2は、前述したワイヤハーネスやサブハーネスの設計段階などで予め定められている。
【0028】
雌端子2は、板金を折り曲げるなどして得られ、図6に示すように、電線接続部5と電気接触部6とを一体に備えている。電線接続部5は、複数のかしめ片7を備えている。電線接続部5は、かしめ片7で電線9を加締めることにより、電線9の芯線と電気的に接続される。電気接触部6は、電線接続部5に連なっているとともに筒状に形成されている。
【0029】
電気接触部6の内側には、ばね片が設けられている。ばね片は、電気接触部6内に挿入された相手側の端子金具(図示せず)のタブなどを電気接触部6の内面に向かって付勢する。ばね片は、電気接触部6の内面との間にタブを挟む。電気接触部6は、ばね片が相手側の端子金具のタブを内面に向かって付勢することにより、前記相手側の端子金具と電気的に接続される。
【0030】
前記雌端子2に取り付けられる電線9は、導電性の芯線と、この芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えている。電線9は、所謂被覆電線である。電線9の両端部に雌端子2が取り付けられている。
【0031】
誘導挿入装置1は、コネクタハウジング3の各端子収容室4に所望の雌端子2を挿入するための装置である。誘導挿入装置1は、作業員に対して、各雌端子2を挿入すべきコネクタハウジング3の端子収容室4を順に示して、作業員が誤り無く端子収容室4に雌端子2を挿入できるようにする装置である。即ち、誘導挿入装置1は、作業員が、各雌端子2を誤った端子収容室4に挿入すること(雌端子2の誤挿入)を防止する。
【0032】
誘導挿入装置1は、図1に示すように、電線収容棚20と、装置本体21と、回転部材としての回転テーブル22と、表示部としての表示ユニット23と、制御手段としての制御装置24(図2に示す)とを備えている。
【0033】
電線収容棚20は、工場のフロア上などに設置される棚本体25と、この棚本体25に取り付けられた複数の電線収容筒26を備えている。電線収容筒26は、それぞれ、少なくとも一端部が開口した筒状に形成されている。電線収容筒26は、互いに平行な状態で、棚本体25の上部に取り付けられている。電線収容筒26は、電線9が取り付けられた雌端子2を収容する。各電線収容筒26内に収容する電線9付きの雌端子2の品番は、互いに異なっている。
【0034】
また、前述した電線収容棚20の各電線収容筒26は、回転テーブル22の保持される複数のコネクタハウジング3の端子収容室4と1対1で対応している。このため、電線収容筒26が収容する電線9が取り付けられた雌端子2は、前記電線収容筒26に対応するコネクタハウジング3の端子収容室4内に収容される。このため、電線収容筒26に収容された電線9が取り付けられた雌端子2は、予め定められるコネクタハウジング3の端子収容室4内に収容される。
【0035】
装置本体21は、箱状に形成されかつ工場のフロア上などに設置される。回転テーブル22は、図2などに示すように、円盤状のテーブル本体27と、回転軸28と、複数の保持部29などを備えている。回転軸28は、テーブル本体27の中央から立設している。回転軸28は、テーブル本体27に固定されている。回転軸28は、図2に示すように、周知の軸受30により装置本体21に軸芯周りに回転自在に支持されている。このため、テーブル本体27即ち回転テーブル22は、装置本体21に回転軸28を中心として回転自在に支持されている。回転軸28は、本明細書に記した回転テーブル22の回転中心をなしている。
【0036】
保持部29は、図4に示すように、テーブル本体27の外縁部に複数設けられている。保持部29は、テーブル本体27の外縁部を貫通した孔である。複数の保持部29は、回転軸28を中心とした(即ちテーブル本体27の)周方向に沿って、並べられている。複数の保持部29は、回転軸28を中心とした(即ちテーブル本体27の)周方向に等間隔に配されている。保持部29の平面形状は、コネクタハウジング3の前述した外表面3aの平面形状と同等である。
【0037】
保持部29は、前記外表面3a即ち端子収容室4の開口が上方に向くように内側にコネクタハウジング3を収容する。保持部29は、コネクタハウジング3を保持する。保持部29がコネクタハウジング3を保持することで、回転テーブル22は、複数のコネクタハウジング3を保持する。保持部29が、コネクタハウジング3を保持すると、テーブル本体27の上面と前述した外表面3aとが面一になる。
【0038】
また、保持部29の長手方向は、回転軸28を中心とした(即ちテーブル本体27の)周方向に沿っている。即ち、保持部29即ち回転テーブル22は、外表面3aの長手方向が回転軸28を中心とした(即ちテーブル本体27の)周方向に沿う状態で、複数のコネクタハウジング3を保持する。また、保持部29即ち回転テーブル22は、外表面3aの長手方向が回転軸28を中心とした(即ちテーブル本体27の)周方向に沿って、複数のコネクタハウジング3を並べて保持する。
【0039】
表示ユニット23は、装置本体21上でかつ回転テーブル22のテーブル本体27の下方に設置されている。表示ユニット23は、回転テーブル22の複数の保持部29のうち一つの保持部29の下方に配されている。即ち、表示ユニット23は、回転テーブル22に保持される複数のコネクタハウジング3のうち一つのコネクタハウジング3の下方に配されている。
【0040】
表示ユニット23は、図2及び図3に示すように、ユニット本体31と、複数のLED(Light Emitting Diode)32とを備えている。ユニット本体31は、箱状に形成されており、複数のLED収容室33を備えている。各LED収容室33は、表示ユニット23の上方に位置付けられる回転テーブル22に保持される複数のコネクタハウジング3のうち一つのコネクタハウジング3の各端子収容室4に1体1で対応している。LED収容室33は、一つのコネクタハウジング3の端子収容室4と同数設けられている。各LED収容室33は、対応する端子収容室4の下方に位置している。
【0041】
LED32は、各LED収容室33に一つずつ収容されている。このため、LED32は、表示ユニット23の上方に位置付けられる一つのコネクタハウジング3の各端子収容室4と、1体1で対応している。LED32は発光すると、LED収容室33を通して、対応するコネクタハウジング3の端子収容室4内に光を照射する。LED32は、端子収容室4内に光を照射することで、端子収容室4内を光輝させる。なお、LED32は、本明細書に記した点灯手段をなしている。
【0042】
前述した表示ユニット23は、制御装置24の命令に基づいて、複数のLED32のうち一つを発光させる。表示ユニット23は、一つのLED32を発光させて、端子収容室4を光輝させることで、雌端子2を収容する端子収容室4を順に示す(表示する)。
【0043】
また、前述した誘導挿入装置1は、回転テーブル22の回転位置を測定する図示しない角度検出手段と、各端子収容室4に雌端子2が挿入されたか否かを検出する挿入検出手段と、取り出し検出手段などを備えている。角度検出手段は、回転テーブル22のテーブル本体27の回転位置を検出することで、表示ユニット23の上方にどの保持部29即ちコネクタハウジング3が位置付けられているか検出する。角度検出手段は、検出して得た情報を制御装置24に向かって出力する。
【0044】
挿入検出手段は、表示ユニット23の上方に位置付けられる一つのコネクタハウジング3の各端子収容室4に対応して設けられている。挿入検出手段は、対応する端子収容室4内に雌端子2が挿入されたか否かを検出する。挿入検出手段は、検出して得た情報を制御装置24に向かって出力する。
【0045】
取り出し検出手段は、電線収容棚20の各電線収容筒26に設けられている。取り出し検出手段は、電線収容筒26内から電線9付きの雌端子2が取り出されたか否かを検出する。取り出し検出手段は、検出して得た情報を制御装置24に向かって出力する。
【0046】
制御装置24は、周知のRAM、ROM、CPUなどを備えたコンピュータである。制御装置24は、前述した表示ユニット23と、角度検出手段と、挿入検出手段などと接続しており、これらの動作を制御することにより、誘導挿入装置1全体の制御をつかさどる。
【0047】
制御装置24は、電線収容棚20の各電線収容筒26が収容した電線9付きの雌端子2を収容すべき保持部29に保持されたコネクタハウジング3の端子収容室4を示すデータを記憶している。則ち、制御装置24は、各端子金具2を収容するコネクタハウジング3の端子収容室4を記憶している。このデータは、回転テーブル22に保持された全てのコネクタハウジング3の各端子収容室4と各電線収容筒26が収容した電線9付きの雌端子2との対応する関係を示している。
【0048】
制御装置24は、作業員が一つの電線収容筒26から電線9付きの雌端子2を取り出すと、この取り出したことを示す情報が、雌端子2が取り出された電線収容筒26に設けられた取り出し検出手段から入力する。制御装置24は、取り出し検出手段から前述した情報が入力すると、前記データから取り出された雌端子2を収容すべきコネクタハウジング3の端子収容室4を抽出する。
【0049】
そして、制御装置24は、作業員などが回転テーブル22を回転して、前述したように抽出したコネクタハウジング3が表示ユニット23の上方に位置付けられたことを示す情報が、前記角度検出手段から入力する。角度検出手段から雌端子2を収容すべきコネクタハウジング3が表示ユニット23の上方に位置付けられたことを示す情報が入力すると、制御装置24は、前記データから抽出した雌端子2を収容すべき端子収容室4に対応したLED32を発光させる。こうして、制御装置24は、雌端子2を収容すべき端子収容室4内を光輝させる。
【0050】
制御装置24は、光輝した端子収容室4内に雌端子2が挿入されたことを示す情報が挿入検出手段から入力すると、前記LED32を消灯する。上記工程を繰り返すことで、制御装置24は、挿入する雌端子2を収容する端子収容室4を有したコネクタハウジング3が表示ユニット23の上方に位置付けられると、表示ユニット23に挿入する雌端子2を収容する端子収容室4内を光輝させる。また、制御装置24は、雌端子2を挿入する端子収容室4内を順次光輝させることで、電線9が取り付けられた雌端子2を収容するコネクタハウジング3の端子収容室4を順次示す。
【0051】
前述した構成の誘導挿入装置1を用いて、各コネクタハウジング3の端子収容室4に所望の雌端子2を挿入してワイヤハーネス(サブハーネス)を、以下のように組み立てる。まず、図5に示すように、各保持部29内に所望のコネクタハウジング3を挿入して、回転テーブル22にコネクタハウジング3を保持させる。このとき、図6に示すように、前述した外表面3aが上方に向いた状態となる。
【0052】
そして、作業員が、電線収容棚20の一つの電線収容筒26から電線9付きの雌端子2を取り出す。なお、この雌端子2は、電線9の一端部に取り付けられている。また、電線9の他端部にも雌端子2が取り付けられている。雌端子2が取り出されたことを示す情報が、前述した一つの電線収容筒26に設けられた取り出し検出手段から制御装置24に向かって出力される。制御装置24は、前述したデータから前述した一つの電線収容筒26から取り出された電線9の一端部に取り付けられた雌端子2を挿入すべきコネクタハウジング3の端子収容室4を抽出する。
【0053】
そして、作業員が、前述した一つの電線収容筒26から取り出された雌端子2を挿入すべき端子収容室4を有したコネクタハウジング3が表示ユニット23の上方に位置するまで、回転テーブル22のテーブル本体27を回転させる。即ち、作業員は、表示ユニット23の一つのLED32が点灯するまで、回転テーブル22のテーブル本体27を回転させる。
【0054】
前述した一つの電線収容筒26から取り出された雌端子2を挿入すべき端子収容室4を有したコネクタハウジング3が表示ユニット23の上方に位置付けられると、制御装置24は、前記雌端子2を挿入すべき端子収容室4に対応したLED32を点灯させる。すると、図7及び図8中の一対の一点鎖線P,Q間にLED32からの光が進んで、図6中の平行斜線で示すように、端子収容室4内が光輝する。なお、図6ないし図8中には、図6中の最も左側の端子収容室4内が光輝した状態を示している。
【0055】
作業員が、光輝した端子収容室4に電線9の一端部に取り付けられた雌端子2を挿入する。すると、雌端子2が端子収容室4内に挿入されたことを示す情報が、挿入検出手段から制御装置24に向かって出力される。すると、制御装置24は、LED32を消灯する。そして、先ほどの工程と同様に、制御装置24は、電線9の他端部に取り付けられた雌端子2を挿入すべきコネクタハウジング3の端子収容室4を抽出する。
【0056】
そして、作業員が、抽出した端子収容室4を有したコネクタハウジング3を表示ユニット23の上方に位置付ける。制御装置24は、電線9の他端部に取り付けられた雌端子2を収容すべき端子収容室4を光輝させる。作業員が、光輝した端子収容室4に雌端子2を挿入する。制御装置24は、LED32を消灯する。
【0057】
そして、前述した工程と同様に、作業員が、電線収容棚20の電線収容筒26から電線9付きの雌端子2を取り出して、該電線9の両端部に取り付けられた雌端子2を光輝した即ち所望の端子収容室4に順に挿入する。前述した工程を繰り返して、各雌端子2を所望の端子収容室4内に挿入して、ワイヤハーネス(サブハーネス)を組み立てる。
【0058】
本実施形態によれば、表示ユニット23が制御装置24からの命令に基づいて、雌端子2を収容する端子収容室4内を順に光輝させる。また、表示ユニット23が回転テーブル22に保持されたコネクタハウジング3の下方に位置している。このため、作業員は、光輝した端子収容室4を確実に認識できる。
【0059】
また、複数のLED32が端子収容室4にそれぞれ対応している。複数のLED32のうち一つが点灯するので、雌端子2を収容する端子収容室4を確実に認識できる。したがって、光輝した端子収容室4に雌端子2を順次挿入することで、雌端子2を所望の端子収容室4に挿入でき、端子収容室4に誤った雌端子2を挿入することを防止できる。
【0060】
コネクタハウジング3の外表面3aの長手方向が回転テーブル22のテーブル本体27の周方向に沿っている。このため、回転テーブル22が複数のコネクタハウジング3を確実に保持できる。したがって、ワイヤハーネス(サブハーネス)を確実に組み立てることができる。
【0061】
前述した実施形態では、保持部29即ち回転テーブル22は、外表面3aの長手方向が回転軸28を中心とした(即ちテーブル本体27の)周方向に沿う状態で、複数のコネクタハウジング3を保持する。しかしながら、本発明では、図9に示すように、保持部29の平面形状の長手方向を、回転軸28を中心とした(即ちテーブル本体27の)径方向に沿わしても良い。即ち、本発明では、保持部29即ち回転テーブル22は、外表面3aの長手方向が回転軸28を中心とした(即ちテーブル本体27の)径方向に沿う状態で、複数のコネクタハウジング3を保持しても良い。
【0062】
この場合も、回転テーブル22は、複数のコネクタハウジング3を確実に保持でき、ワイヤハーネス(サブハーネス)を確実に組み立てることができる。
【0063】
また、前述した実施形態では、作業員が、回転テーブル22を回転するようにしている。しかしながら、本発明では、装置本体21にモータなどの駆動源を設け、該駆動源により回転テーブル22のテーブル本体27を回転させるようにしても良い。この場合、モータなどの駆動源は、電線収容筒26から取り出された雌端子2などの端子金具を収容すべき端子収容室4を備えたコネクタハウジング3が表示ユニット23の上方に位置するように、制御装置24からの命令に基づいて、回転テーブル22のテーブル本体27を回転する。
【0064】
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、表示部が制御装置からの命令に基づいて、端子金具を収容する端子収容室内を順に光輝させる。また、表示部が回転部材に保持されたコネクタハウジングの下方に位置している。このため、光輝した端子収容室を確実に認識できる。したがって、光輝した端子収容室に端子金具を順次挿入することで、端子金具を所望の端子収容室に挿入でき、端子収容室に誤った端子金具を挿入することを防止できる。
【0066】
請求項2に記載の本発明によれば、複数の点灯手段が端子収容室にそれぞれ対応している。複数の点灯手段のうち一つが点灯するので、端子金具を収容する端子収容室を確実に認識できる。したがって、光輝した端子収容室に端子金具を順次挿入することで、端子金具を所望の端子収容室に挿入でき、端子収容室に誤った端子金具を挿入することを防止できる。
【0067】
請求項3に記載の本発明によれば、コネクタハウジングの外表面の長手方向が回転部材の周方向に沿っている。このため、回転部材が複数のコネクタハウジングを確実に保持できる。
【0068】
請求項4に記載の本発明によれば、コネクタハウジングの外表面の長手方向が回転部材の径方向に沿っている。このため、回転部材が複数のコネクタハウジングを確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る端子金具の誘導挿入装置の構成を示す説明図である。
【図2】図1中のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2中のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1に示された端子金具の誘導挿入装置の回転テーブルの平面図である。
【図5】図1に示された端子金具の誘導挿入装置の回転テーブルの保持部とコネクタハウジングなどを示す斜視図である。
【図6】図5に示された保持部にコネクタハウジングを保持して一つの端子収容室が光輝した状態を示す斜視図である。
【図7】図6中のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図7中のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】図4に示された回転テーブルの変形例の平面図である。
【図10】従来のコネクタハウジングと端子金具を挿入する際に用いられる組立治具とを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 端子金具の誘導挿入装置
2 雌端子(端子金具)
3 コネクタハウジング
3a 外表面
4 端子収容室
9 電線
21 装置本体
22 回転テーブル(回転部材)
23 表示ユニット(表示部)
24 制御装置(制御手段)
28 回転軸(回転中心)
32 LED(点灯手段)
Claims (4)
- 電線が取り付けられた端子金具を収容するコネクタハウジングの端子収容室を順次示してワイヤハーネスを組み立てる端子金具の誘導挿入装置において、
装置本体と、
この装置本体に回転自在に設けられかつ回転中心を中心とした周方向に前記ワイヤハーネスを構成する前記コネクタハウジングを複数並べて保持する回転部材と、
前記装置本体に取り付けられかつ前記回転部材に保持された一つのコネクタハウジングの下方に位置付けられているとともにこの一つのコネクタハウジングの端子収容室のうち前記端子金具を挿入する端子収容室内を光輝させる前記回転部材とは別体の表示部と、
各端子金具を収容するコネクタハウジングの端子収容室を記憶した制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記回転部材の回転によって、挿入する端子金具を収容する端子収容室を有したコネクタハウジングが前記表示部の上方に順に位置付けられると、前記表示部に挿入する端子金具を収容するコネクタハウジングの端子収容室内を順に光輝させることを特徴とする端子金具の誘導挿入装置。 - 前記表示部は、前記コネクタハウジングの端子収容室に対応した点灯手段を複数備え、複数の点灯手段のうち一つの点灯手段が点灯して端子収容室内を光輝させることで、挿入する端子金具を収容する端子収容室を表示することを特徴とする請求項1記載の端子金具の誘導挿入装置。
- 前記コネクタハウジングの複数の端子収容室は互いに平行に配されかつコネクタハウジングの外表面に開口しているとともに、端子収容室が開口したコネクタハウジングの外表面は、矩形状に形成されており、
前記回転部材は、前記外表面の長手方向が前記回転中心を中心とした周方向に沿う状態で複数のコネクタハウジングを保持することを特徴とする請求項1または請求項2記載の端子金具の誘導挿入装置。 - 前記コネクタハウジングの複数の端子収容室は互いに平行に配されかつコネクタハウジングの外表面に開口しているとともに、端子収容室が開口したコネクタハウジングの外表面は、矩形状に形成されており、
前記回転部材は、前記外表面の長手方向が前記回転中心を中心とした径方向に沿う状態で複数のコネクタハウジングを保持することを特徴とする請求項1または請求項2記載の端子金具の誘導挿入装置。
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