JP4000254B2 - Lumbar burden relief device - Google Patents

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JP4000254B2
JP4000254B2 JP2001358000A JP2001358000A JP4000254B2 JP 4000254 B2 JP4000254 B2 JP 4000254B2 JP 2001358000 A JP2001358000 A JP 2001358000A JP 2001358000 A JP2001358000 A JP 2001358000A JP 4000254 B2 JP4000254 B2 JP 4000254B2
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waist
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knee
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信寿 山崎
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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に介護等の分野において利用される腰部負担軽減具であって、身体に装着することにより、その変形張力で前傾介護姿勢の維持に必要な筋負担の軽減を図るための腰部負担軽減具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
移乗介助や体位変換などの介護動作は、体幹を深く前屈した姿勢（約４０度以上）で行われることが多く、またその姿勢の持続時間が長いこともあって、腰部に作用する筋負担が大きく、介護者に腰痛等の障害が引き起こされ易いという問題がある。
【０００３】
このような事情から、従来より機械式の介護リフトの利用が薦められているが、介護リフトは大型で使い勝手が悪く、かつ高価であるため、あまり普及していないのが現状である。
【０００４】
そこで、介護者の腰部にかかる負担をより簡便に軽減すべく、介護者に装着させて腰部を補強するコルセットなどの補強具が種々提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のコルセットなどの補強具では、介護者の動作が拘束されて動作の柔軟性や俊敏性が阻害されるため、作業性が低下してしまうという問題があった。また、従来のコルセットなどの補強具では、常時固定力を作用させているため、長期間の装着では使用者の本来の支持力を低下させてしまうという問題があった。
【０００６】
そこで本発明は、作業性と本来の支持性を低下させることなく、腰部に作用する筋負担を十分に軽減することが可能な腰部負担軽減具を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
発明者は、上記目的を達成するため実際の介護動作を計測した結果、介護動作において特徴的な体幹を前屈させる姿勢をとったときには、背部や臀部、大腿部の表面距離が大きく変化することに着目した。すなわち、図１５（ａ）に示すように、直立している状態で、肩から足裏までの距離をｌ0とし、肩から膝までの距離をｍ0とする。そして、膝を伸ばした状態で体幹を前屈させたとき、図１５（ｂ）に示すように、肩から足裏までの距離はｌ0+Δｌと大きく変化する。また、膝を曲げた状態で体幹を前屈させたとき、図１５（ｃ）に示すように、肩から膝までの距離はｍ0+Δｍと大きく変化する。このとき、伸び量ΔｌとΔｍはほとんど同一である。そして、伸び率は、前屈角度にほぼ比例し、１０度当たり約１．５〜２．０％程度伸展することが実験により確かめられている。
【０００８】
よって、この表面距離が大きく変化するラインに沿って伸張性を有するベルトを配し、このベルトが伸張することによって生じる張力を利用して腰背部の筋張力を補うことで、腰部への筋負担を十分に軽減することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００９】
すなわち本発明に係る腰部負担軽減具は、（１）装着時において、少なくとも右肩部から背中、左腰部、左臀部、及び左大腿部を通って左膝部に至るように設けられる伸張性を有する第１ベルトと、（２）装着時において、少なくとも左肩部から背中、右腰部、右臀部、及び右大腿部を通って右膝部に至るように設けられる伸張性を有する第２ベルトと、を備え、第１及び第２ベルトは背中で互いに交差するように設けられていることを特徴とする。ここで、「左膝部」とは、左大腿部と左下腿部との関節部の前面のみならず、後面及び側面をも含めた広い部分を指す。また「右膝部」とは、右大腿部と右下腿部との関節部の前面のみならず、後面及び側面をも含めた広い部分を指す。
【００１０】
この腰部負担軽減具では、伸張性を有する第１ベルトは、体幹の前屈時に表面距離が大きく変化する少なくとも右肩部から背中、左腰部、左臀部、及び左大腿部を通って左膝部に至るラインに沿うように設けられている。また、伸張性を有する第２ベルトは、体幹の前屈時に表面距離が大きく変化する少なくとも左肩部から背中、右腰部、右臀部、及び右大腿部を通って右膝部に至るラインに沿うように設けられている。よって、体幹の前屈時にこれら表面距離が大きく変化したとき、第１及び第２ベルトが伸張することによってこれらベルトに張力が生じ、この張力を利用して腰背部の筋張力を補うことで、腰部への筋負担を十分に軽減することができる。また、このように２本のベルトを利用することで、発揮された張力を各ベルトに分散させることが可能となると共に、張力による左右両肩部への圧迫の偏りを抑制することができる。また、第１ベルトは右肩部から左膝部に至るように、また第２ベルトは左肩部から右膝部に至るように、第１及び第２ベルトが背中で互いに交差するように設けられているため、体幹の前屈の他に回旋や側屈などの動作が複合された場合であっても、側屈や回旋動作を阻害することなく、一方のベルトが作用しなくなるおそれを低減することができる。更に、コルセット等のように体を締め付けることがないため、作業性の低下を招くおそれがなく、また常時固定力を作用させるものではないため、使用者本来の支持力を低下させるおそれもない。
【００１１】
なお、この第１及び第２ベルトの各々は、一連長のベルトであっても、複数のベルトをつなぎ合わせたベルトであってもよい。一連長のベルトの場合は、特に固定具などを利用して腰部付近で第１及び第２ベルトを固定する必要がなく、腰部が締め付けられるおそれがない。また分割型のベルトの場合は、各ベルトが同一のばね定数を有していれば、伸張時と非伸張時とで連結部の変位がほとんどなく、不快感を与えるおそれがほとんどない。
【００１２】
上記した腰部負担軽減具では、第１ベルトは、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左膝下前部に至るように設けられており、第２ベルトは、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右膝下前部に至るように設けられている、ことを特徴とする。これにより、膝を曲げた状態で体幹を前屈させた時に、第１及び第２ベルトを左右両膝下前部に引っ掛けて十分に伸張させることが可能となる。
【００１３】
また上記した腰部負担軽減具では、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐された第１ベルトは、左膝下前部で互いに交差されると共に左下腿部後部で連結されるように設けられており、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐された第２ベルトは、右膝下前部で互いに交差されると共に右下腿部後部で連結されるように設けられている、ことを特徴としてもよい。
【００１４】
上記した腰部負担軽減具では、第１ベルトは、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部及び左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左足裏部で連結されるように設けられており、第２ベルトは、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部及び右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右足裏部で連結されるように設けられている、ことを特徴とする。これにより、膝を伸ばした状態で体幹を前屈させた時に、第１及び第２ベルトを左右両足裏部に引っ掛けて十分に伸張させることが可能となる。
【００１５】
また上記した腰部負担軽減具では、第１ベルトは、左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左足裏部で連結される部分が非伸張性素材から形成されており、第２ベルトは、右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右足裏部で連結される部分が非伸張性素材から形成されている、ことを特徴としてもよい。このようにすれば、左右両足裏部でベルト幅を細くすることができ、足裏での違和感を低減することができる。また、第１及び第２ベルトとして、左右両肩部から右左両足裏部に至るベルト（ベルト１という）だけでなく、左右両肩部から右左両膝下前部に至るベルト（ベルト２という）を共用したとき、この部分を非伸張性素材から形成することで、膝を伸ばした状態で体幹を前屈させたときにベルト１により得られる張力と、膝を曲げた状態で体幹を前屈させたときにベルト２により得られる張力とを、実質的に同じにすることができる。
【００１６】
また上記した腰部負担軽減具では、第１ベルトは、少なくとも右肩部から背中を通って左腰部に至るように設けられる第１上部ベルトと、少なくとも左腰部から左臀部、及び左大腿部を通って左膝部に至るように設けられる第１下部ベルトと、を有し、第１上部ベルトと第１下部ベルトとは左腰部付近において着脱可能に設けられており、第２ベルトは、少なくとも左肩部から背中を通って右腰部に至るように設けられる第２上部ベルトと、少なくとも右腰部から右臀部、及び右大腿部を通って右膝部に至るように設けられる第２下部ベルトと、を有し、第２上部ベルトと第２下部ベルトとは右腰部付近において着脱可能に設けられている、ことを特徴としてもよい。このようにすれば、腰部負担軽減具の装着及び装脱を容易に行うことが可能となる。
【００１７】
また上記した腰部負担軽減具では、第１ベルトは、更に右肩部から右胸、及び右脇を通って右腰部に至るように設けられており、第２ベルトは、更に左肩部から左胸、及び左脇を通って左腰部に至るように設けられている、ことを特徴としてもよい。このようにすれば、体幹を前屈させたとき、第１及び第２ベルトを左右両腕付け根部の周りに引っ掛けて十分に伸張させることができる。
【００１８】
また上記した腰部負担軽減具では、第１及び第２ベルトは、体幹の前屈角度が２０度以上で伸張して張力を生じるように長さ調節されていることを特徴としてもよい。日常動作において体幹を前屈させるとき、その角度は２０度未満であることが多いのに対し、介護動作では２０度以上、特に３０度以上の深い前屈姿勢をとることが頻繁に行われる。よって、第１及び第２ベルトが、体幹の前屈角度が２０度以上で伸張して張力を生じるように長さ調節されていることで、日常動作時には第１及び第２ベルトがほとんど作用することがない。その結果、長期間装着する場合であっても、コルセット等のように筋力低下を招くおそれをなくすことができる。
【００１９】
また上記した腰部負担軽減具では、第１及び第２ベルトは、長さ調節機構を有することを特徴としてもよい。このようにすれば、体格の異なる人にも装着させることが可能となる。
【００２０】
また上記した腰部負担軽減具では、第１及び第２ベルトは、ジャケット及びパンツを含む衣類に取り付けられていることを特徴としてもよい。このように、第１及び第２ベルトがジャケット及びパンツを含む衣類に取り付けられていることで、衣類を着用する感覚で腰部負担軽減具を容易に装着することが可能となる。なお、ジャケット及びパンツは一体として設けられていてもよく、別体として設けられていてもよい。また、第１及び第２ベルトは、衣類の内側及び外側のいずれに取り付けられていてもよい。また、ベルト部分とその他の部分とを異なる素材を用いて製織するなどして、第１及び第２ベルトが衣類の一部を構成していてもよい。このように第１及び第２ベルトが衣類の一部を構成する場合も、「衣類に取り付けられている」に含まれるものとする。
【００２１】
本発明に係る腰部負担軽減具は、（１）上半身を覆うジャケット及び下半身を覆うパンツを含む衣類と、（２）衣類に取り付けられた伸張性を有する第１及び第２ベルトと、を備え、第１及び第２ベルトはジャケットの背中で互いに交差するように設けられており、第１ベルトは、ジャケットの右肩部から左腰部を通り、パンツの左臀部、及び左大腿部を通って左膝部に至るように設けられており、第２ベルトは、ジャケットの左肩部から右腰部を通り、パンツの右臀部、及び右大腿部を通って右膝部に至るように設けられている、ことを特徴とする。そして、第１ベルトは、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通ってパンツの左膝下前部に至るように設けられており、第２ベルトは、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通ってパンツの右膝下前部に至るように設けられている、ことを特徴とする。或いは、第１ベルトは、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部及び左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左足裏部で連結されるように設けられており、第２ベルトは、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部及び右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右足裏部で連結されるように設けられている、ことを特徴とする。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【００２３】
（第１実施形態）
図１は、第１実施形態に係る腰部負担軽減具としての腰部負担軽減衣服の構成を示す図である。なお、図１（ａ）、（ｂ）、（ｃ）それぞれは、腰部負担軽減衣服を装着したときの介護者の正面図、左側面図、背面図である。
【００２４】
図１に示すように、腰部負担軽減衣服１０は、ジャケット部１２とパンツ部１４とを備えている。ジャケット部１２は、ジャケット１６と、このジャケット１６の外側に取り付けられた第１上部ベルト１８及び第２上部ベルト２０を有している。
【００２５】
ジャケット１６は、体幹を覆う形態を有していれば、長袖、半そで、ノースリーブ等、腕部分の形態は特に限定されない。このジャケット１６を構成する素材も特に限定されず、例えば織物、編物等から構成することができる。
【００２６】
第１上部ベルト１８は、介護者がジャケット部１２を装着した状態で、右肩部から背中を通って左腰部に至るように設けられている。この第１上部ベルト１８の左腰部に至る端部は、左腰部にてジャケット１６に対して縫着されている。そして、縫着部分には、後述する第１下部ベルト２８と着脱可能に連結するための連結部２２が設けられている。また第１上部ベルト１８は、右肩部から右胸及び右脇を通って右腰部に至るように設けられている。この第１上部ベルト１８の右腰部に至る端部は、右腰部にてジャケット１６に対して縫着されている。なお、第１上部ベルト１８は、少なくとも右肩部においてジャケット１６に縫着されていると好ましい。このようにすれば、ジャケット部１２を装着するときに、装着し易くなる。
【００２７】
第１上部ベルト１８の右肩部から背中を通って左腰部に至る部分１８ｃ及び右腰部から右脇を通って右胸に至る部分１８ｄは、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００２８】
また、第１上部ベルト１８の右肩部から右胸に至る部分１８ｅは、非伸張性の材料、例えば車のシートベルトやかばんのショルダーベルトで使用されている帯状布や非伸縮性素材を帯状に加工したもの等から幅広に構成されている。このように、この部分１８ｅを非伸張性の材料で幅広に構成することで、第１上部ベルト１８が伸張したときに右胸に働く力が分散され、右胸が局所的に圧迫されることが抑制される。なお、ジャケット１６が非伸縮性の材料から構成されているときは、この部分１８ｅはジャケット１６自体に代用させてもよい。
【００２９】
また第２上部ベルト２０は、介護者がジャケット部１２を装着した状態で、左肩部から背中を通って右腰部に至るように設けられている。この第２上部ベルト２０の右腰部に至る端部は、右腰部にてジャケット１６に対して縫着されている。そして、縫着部分には後述する第２下部ベルト３０と着脱可能に連結するための連結部２４が設けられている。また第２上部ベルト２０は、左肩部から左胸及び左脇を通って左腰部に至るように設けられている。この第２ベルト２０の左腰部に至る端部は、左腰部にてジャケット１６に対して縫着されている。なお、第２上部ベルト２０は、少なくとも左肩部においてジャケット１６に縫着されていると好ましい。このようにすれば、ジャケット部１２を装着するときに、装着し易くなる。
【００３０】
第２上部ベルト２０の左肩部から背中を通って右腰部に至る部分２０ｃ及び左腰部から左脇を通って左胸に至る部分２０ｄは、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００３１】
また、第２上部ベルト２０の左肩部から左胸に至る部分２０ｅは、非伸張性の材料、例えば車のシートベルトやかばんのショルダーベルトで使用されている帯状布や非伸縮性素材を帯状に加工したもの等から幅広に構成されている。このように、この部分２０ｅを非伸張性の材料で幅広に構成することで、第２上部ベルト２０が伸張したときに左胸に働く力が分散され、左胸が局所的に圧迫されることが抑制される。なお、ジャケット１６が非伸張性の材料から構成されているときは、この部分２０ｅはジャケット１６自体に代用させてもよい。
【００３２】
これら第１上部ベルト１８及び第２上部ベルト２０は、背中で互いに交差するが、互いの伸張性を阻害しないように、交差部分は縫着されていない。
【００３３】
パンツ部１４は、パンツ２６と、このパンツ２６の外側に取り付けられた第１下部ベルト２８及び第２下部ベルト３０を有している。
【００３４】
パンツ２６は、くるぶし付近まで覆う長裾のパンツである。このパンツ２６を構成する素材は特に限定されず、例えば織物、編物等から構成することができる。
【００３５】
第１下部ベルト２８は、第１膝ベルト８６と第１足裏ベルト８８とを含んでおり、第２下部ベルト３０は、第２膝ベルト９０と第２足裏ベルト９２とを含んでいる。
【００３６】
第１膝ベルト８６は、介護者がパンツ部１４を装着した状態で、左腰部から左臀部、及び左大腿部を通って左膝下前部に至るように設けられている。この第１膝ベルト８６の左腰部に至る端部は、パンツ２６に対して縫着されている。この第１膝ベルト８６の左臀部に沿う部分は、左臀部を覆うように幅広に形成されており、座ったときの違和感の低減が図られている。そして、第１膝ベルト８６の左臀部を覆う部分に、上記した第１上部ベルト１８と着脱可能に連結するための連結部３４が設けられている。この第１膝ベルト８６は、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左膝下前部に至るように設けられている。そして、左膝下前部で互いに交差すると共に左下腿部後部で連結されている。この第１膝ベルト８６は、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００３７】
第１足裏ベルト８８は、介護者がパンツ部１４を装着した状態で、左腰部から左臀部、左大腿部、及び左下腿部を通って左足裏部に至るように設けられている。この第１足裏ベルト８８の左腰部に至る端部は、パンツ２６に対して縫着されている。この第１足裏ベルト８８の左臀部に沿う部分は、左臀部を覆うように幅広に形成されており、座ったときの違和感の低減が図られている。そして、第１足裏ベルト８８の左臀部を覆う部分に、上記した第１上部ベルト１８と着脱可能に連結するための連結部３４が設けられている。この第１足裏ベルト８８は、左臀部に沿う部分が左臀部を覆うように幅広に形成されており、座ったときの違和感の低減が図られている。この第１足裏ベルト８８は、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部及び左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左足裏部で連結されている。この第１足裏ベルト８８は、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００３８】
なお、第１膝ベルト８６と第１足裏ベルト８８とは、図１に示すように、左腰部から左大腿部中央付近まで共通に構成されていてもよい。また、第１足裏ベルト８８の左下腿部から左足裏部に至る部分は、非伸張性の材料から構成されていると好ましい。このようにすれば、左足裏部でベルト幅を細くすることができ、足裏での違和感を低減することができる。また、左下腿部には体幹の前屈に伴う表面変形がほとんどないため、図１に示すように第１膝ベルト８６と第１足裏ベルト８８とを共用したとき、この部分を非伸張性素材から形成することで、ベルトが膝に固定される場合でも足裏に固定される場合でも同等の弾性材料自然長とすることができる。その結果、膝を伸ばした状態で体幹を前屈させたときに第１膝ベルト８６により得られる張力と、膝を曲げた状態で体幹を前屈させたときに第１足裏ベルト８８により得られる張力とを、実質的に同じにすることができる。
【００３９】
第２膝ベルト９０は、介護者がパンツ部１４を装着した状態で、右腰部から右臀部、及び右大腿部を通って右膝下前部に至るように設けられている。この第２膝ベルト９０の右腰部に至る端部は、パンツ２６に対して縫着されている。この第２膝ベルト９０の右臀部に沿う部分は、右臀部を覆うように幅広に形成されており、座ったときの違和感の低減が図られている。そして、第２膝ベルト９０の右臀部を覆う部分に、上記した第２上部ベルト２０と着脱可能に連結するための連結部３６が設けられている。この第２膝ベルト９０は、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右膝下前部に至るように設けられている。そして、右膝下前部で互いに交差すると共に右下腿部後部で連結されている。この第２膝ベルト９０は、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００４０】
第２足裏ベルト９２は、介護者がパンツ部１４を装着した状態で、右腰部から右臀部、右大腿部、及び右下腿部を通って右足裏部に至るように設けられている。この第２足裏ベルト９２の右腰部に至る端部は、パンツ２６に対して縫着されている。この第２足裏ベルト９２は、右臀部に沿う部分が右臀部を覆うように幅広に形成されており、座ったときの違和感の低減が図られている。そして、第２足裏ベルト９２の右臀部を覆う部分に、上記した第２上部ベルト２０と着脱可能に連結するための連結部３６が設けられている。この第２足裏ベルト９２は、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部及び右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右足裏部で連結されている。この第２足裏ベルト９２は、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００４１】
なお、第２膝ベルト９０と第２足裏ベルト９２とは、図１に示すように、右腰部から右大腿部中央付近まで共通に構成されていてもよい。また、第２足裏ベルト９２の右下腿部から右足裏部に至る部分は、非伸張性の材料から構成されていると好ましい。このようにすれば、右足裏部でベルト幅を細くすることができ、足裏での違和感を低減することができる。また、右下腿部には体幹の前屈に伴う表面変形がほとんどないため、第２膝ベルト９０と第２足裏ベルト９２とを共用したとき、ベルトが膝に固定される場合でも足裏に固定される場合でも同等の弾性材料自然長とすることができる。その結果、この部分を非伸張性素材から形成することで、膝を伸ばした状態で体幹を前屈させたときに第２膝ベルト９０により得られる張力と、膝を曲げた状態で体幹を前屈させたときに第２足裏ベルト９２により得られる張力とを、実質的に同じにすることができる。
【００４２】
以上のようにして腰部負担軽減衣服１０が構成されている。次に、この腰部負担軽減衣服１０の装着について説明する。
【００４３】
例えば、まずジャケット部１２とパンツ部１４とが分離された状態で、通常のパンツを履くのと同じ感覚でパンツ部１４を履く。次に、通常のジャケットを着るのと同じ感覚でジャケット部１２を着る。そして、第１上部ベルト１８と第１下部ベルト２８とを連結部２２，３４を介して連結する。また第２上部ベルト２０と第２下部ベルト３０とを連結部２４，３６を介して連結する。この連結部２２，２４，３４，３６としては、公知の連結機構を使用することができる。例えば図２（ａ）に示すような、オス部の剛性突起をメス部と連結させる機構、図２（ｂ）及び（ｃ）にそれぞれ示すような、メス部としての穴にオス部としてのピンを挿入して連結させる機構などいずれも使用することができる。
【００４４】
以上のように構成される腰部負担軽減衣服１０を装着したとき、第１上部ベルト１８及び第１膝ベルト８６を含む第１ベルト３８は、右腰部から右脇、右胸、右肩部、及び背中を通って左腰部に至る。更に、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、左膝下前部に至る。そして、左膝下前部で交差されて左下腿部後部で連結される。また、第２上部ベルト２０及び第２膝ベルト９０を含む第２ベルト４０は、左腰部から左脇、左胸、左肩部、及び背中を通って右腰部に至る。更に、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、右膝下前部に至る。そして、右膝下前部で交差されて右下腿部後部で連結される。
【００４５】
あるいは、第１上部ベルト１８及び第１足裏ベルト８８を含む第１ベルト３８は、右腰部から右脇、右胸、右肩部、及び背中を通って左腰部に至る。更に、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部及び左下腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、左足裏部で連結される。また、第２上部ベルト２０及び第２足裏ベルト９２を含む第２ベルト４０は、右腰部から右脇、右胸、右肩部、及び背中を通って左腰部に至る。更に、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部及び左下腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、左足裏部で連結される。
【００４６】
このように配設された第１及び第２ベルト３８，４０は、遊び部分が設けられることにより、体幹の前屈角度が２０度以上で伸張して張力を生じるように長さ調節されていると好ましい。ここで前屈角度は、介護者の第４／５腰椎点と第７頸椎とを結ぶ直線と、水平面の法線とがなす角度により規定される。日常動作において体幹を前屈させるとき、その角度は２０度未満であることが多いのに対し、介護動作では２０度以上、特に３０度以上の深い前屈姿勢をとることが頻繁に行われる。よって、第１及び第２ベルト３８，４０が、体幹の前屈角度が２０度以上で伸張して張力を生じるように長さ調節されていることで、日常動作時には第１及び第２ベルト３８，４０がほとんど作用することがない。その結果、長期間装着する場合であっても、コルセット等のように筋力低下を招くおそれをなくすことができる。
【００４７】
また、第１及び第２ベルト３８，４０は、長さ調節機構４２を有すると好ましい。図１に示す腰部負担軽減衣服１０では、右腰部から右胸に至る第１上部ベルト１８の途中、及び左腰部から左胸に至る第２上部ベルト２０の途中に長さ調節機構４２が設けられている。また、左腰部から左足裏部に至る第１足裏ベルトの途中、及び右腰部から右足裏部に至る第２足裏ベルト９２の途中に長さ調節機構４２が設けられている。長さ調節機構４２としては公知のものを使用することができ、例えば図３（ａ），（ｂ）にそれぞれ示すようなバックルを使用することができる。上述したように、第１及び第２ベルト３８，４０は、体幹の前屈角度が２０度以上で伸張して張力を生じるように長さ調節されていると好ましいが、このように長さ調節機構４２を有することで、第１及び第２ベルト３８，４０を所望の長さに設定することができる。これにより、体格の異なる人にも、最適な条件で腰部負担軽減衣服１０を装着させることが可能となる。なお、左腰部から左膝下前部に至る第１膝ベルト８６の途中、及び右腰部から右膝下前部に至る第２膝ベルト９０の途中にも長さ調節機構４２を設けてもよい。また、左腰部から左足裏部に至る第１足裏ベルト８８の途中、及び右腰部から右足裏部に至る第２足裏ベルト９２の途中にも長さ調節機構４２を設けてもよい。また、必要に応じてその他の部分に長さ調節機構４２を設けてもよい。また、上部ベルト１８，２０と下部ベルト２８，３０を連結する連結部２２，２４，３４，３６にバックルを設けて長さ調節機能を持たせてもよい。
【００４８】
次に、本実施形態に係る腰部負担軽減衣服１０の作用および効果について説明する。
【００４９】
この腰部負担軽減衣服１０では、伸張性を有する第１ベルト３８は、体幹の前屈時、特に膝を曲げた状態での体幹の前屈時に表面距離が大きく変化する少なくとも右肩部から背中、左腰部、左臀部、及び左大腿部を通って左膝下前部に至るラインに沿うように設けられている。また、伸張性を有する第２ベルト４０は、体幹の前屈時、特に膝を曲げた状態での体幹の前屈時に表面距離が大きく変化する少なくとも左肩部から背中、右腰部、右臀部、及び右大腿部を通って右膝下前部に至るラインに沿うように設けられている。よって、体幹の前屈時にこれら表面距離が大きく変化したとき、第１及び第２ベルト３８，４０が伸張することによってこれらベルトに張力が生じ、この張力を利用して腰背部の筋張力を補うことで、腰部への筋負担を十分に軽減することができる。
【００５０】
また、伸張性を有する第１ベルト３８は、左腰部から左膝下前部に至るように設けられているだけでなく、体幹の前屈時、特に膝を伸ばした状態での体幹の前屈時に表面距離が大きく変化する少なくとも右肩部から背中、左腰部、左臀部、左大腿部、及び左下腿部を通って左足裏部に至るラインに沿うようにも設けられている。また、伸張性を有する第２ベルト４０は、右腰部から右膝下前部に至るように設けられているだけでなく、体幹の前屈時、特に膝を伸ばした状態での体幹の前屈時に表面距離が大きく変化する少なくとも左肩部から背中、右腰部、右臀部、右大腿部、及び右下腿部を通って右足裏部に至るラインに沿うようにも設けられている。
【００５１】
よって、膝を曲げた状態及び膝を伸ばした状態のいずれの状態おいても、体幹の前屈時にこれら表面距離が大きく変化したとき、第１及び第２ベルト３８，４０が伸張することによってこれらベルトに張力が生じ、この張力を利用して腰背部の筋張力を補うことで、腰部への筋負担を十分に軽減することができる。一般に、体重が５０ｋｇ程度の人が体幹を３０度〜８０度に前屈した場合には、腰部への筋負担は６００Ｎ〜１１００Ｎ程度に達する。よって、例えば第１及び第２ベルト３８，４０の片方づつで４０Ｎ〜８０Ｎ程度の筋張力を補うことで、前屈維持に必要な筋張力の１０％〜２０％をサポートすることができる。
【００５２】
また、このように２本のベルト３８，４０を利用することで、発揮された張力を各ベルトに分散させることが可能となると共に、張力による左右両肩部への圧迫の偏りを抑制することができる。また、第１ベルト３８は右肩部から左膝下前部に至るように、また第２ベルト４０は左肩部から右膝下前部に至るように、第１及び第２ベルト３８，４０が背中で互いに交差するように設けられているため、体幹の前屈の他に回旋や側屈などの動作が複合された場合であっても、側屈や回旋動作を阻害することなく、一方のベルトが作用しなくなるおそれを低減することができる。
【００５３】
また、コルセット等のように体を締め付けることがないため、作業性の低下を招くおそれがなく、また常時固定力を作用させるものでないため、使用者本来の支持力を低下させるおそれもない。
【００５４】
また、膝を曲げた状態で体幹を前屈させた時に、第１及び第２ベルト３８，４０を左右両膝下前部に引っ掛けることができるため、第１及び第２ベルト３８，４０を十分に伸張させることができる。また、膝を伸ばした状態で体幹を前屈させた時に、第１及び第２ベルト３８，４０を左右両足裏部に引っ掛けることができるため、第１及び第２ベルト３８，４０を十分に伸張させることができる。
【００５５】
また、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐された第１ベルト３８は、左膝下前部で互いに交差すると共に左下腿部後部で連結されるように設けられており、また右腰部と右大腿部との間で２本に分岐された第２ベルト４０は、右膝下前部で互いに交差すると共に右下腿部後部で連結されるように設けられているため、左右両膝を曲げて左右両下腿部周りの長さが大きくなったとき、左右両下腿部の周りを周るように設けられた第１及び第２ベルト３８，４０は、左右両下腿部に固定される。これにより、膝を曲げた状態で体幹を前屈させ、第１及び第２ベルト３８，４０を左右両膝下前部に引っ掛けて十分に伸張させたとき、張力により第１及び第２ベルト３８，４０が左右両膝下前部からずり上がるおそれを低減することが可能となる。
【００５６】
また、第１ベルト３８は、右肩部から右胸、及び右脇を通って右腰部に至るように設けられており、第２ベルト４０は、左肩部から左胸、及び左脇を通って左腰部に至るように設けられているため、体幹を前屈させたとき、第１及び第２ベルト３８，４０を左右両腕付け根部の周りに引っ掛けて十分に伸張させることができる。また、このように第１及び第２ベルト３８，４０を左右両腕付け根部の周りに引っ掛けることができるため、ジャケット部１２の肩の部分が背中の方までずり下がったりする不具合が発生するおそれを低減することができる。
【００５７】
また、腰部負担軽減衣服１０はジャケット部１２とパンツ部１４とに分割され、第１及び第２ベルト３８，４０は左右腰部付近で着脱可能に構成されているため、装着及び装脱を容易に行うことができ、特にトイレ等で用を足すに際して便利である。
【００５８】
また、第１及び第２ベルト３８，４０がジャケット１６及びパンツ２６に取り付けられていることで、衣類を着用する感覚で腰部負担軽減衣服１０を容易に装着することができる。
【００５９】
（第２実施形態）
以下、図４を参照しながら、本発明の第２実施形態について説明する。なお、上述した第１実施形態において説明した要素と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【００６０】
図４は、第２実施形態に係る腰部負担軽減具としての腰部負担軽減衣服５０の構成を示す図である。なお、図４（ａ）、（ｂ）は、それぞれ腰部負担軽減衣服５０が備えるジャケット部１２及びパンツ部１４の構成を示す斜視図である。
【００６１】
図４に示すように、第２実施形態に係る腰部負担軽減衣服５０は、ジャケット１６の内側に第１上部ベルト１８及び第２上部ベルト２０が取り付けられており、またパンツ２６の内側に第１下部ベルト２０及び第２下部ベルト３０が取り付けられていること以外は、第１実施形態に係る腰部負担軽減衣服１０と実質的に同じ構成を有する。
【００６２】
この腰部負担軽減衣服５０では、ウレタン、不織布、フェルト等の材料から形成された当て布４４が、ジャケット１６の内側の腰部付近に縫着されている。そして、第１及び第２上部ベルト１８，２０は、この当て布４４内部を通るように構成されている。これにより、第１上部ベルト１８と第１下部ベルト２８との連結部２２，３４、及び第２上部ベルト２０と第２下部ベルト３０との連結部２４，３６が左右腰部に当たるときの不快感を低減することができる。
【００６３】
以上のように構成される第２実施形態に係る腰部負担軽減衣服５０においても、上記した第１実施形態に係る腰部負担軽減衣服１０と同様の作用効果を奏し得る。特に、第２実施形態に係る腰部負担軽減衣服５０では、第１及び第２ベルト３８，４０が外部から見えないため、見た目がシンプルで意匠性を阻害するおそれがなくなる。
【００６４】
（第３実施形態）
以下、図５を参照しながら、本発明の第３実施形態について説明する。なお、上述した第１実施形態において説明した要素と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【００６５】
図５は、第３実施形態に係る腰部負担軽減具としてのサスペンダー式腰部負担軽減衣服６０の構成を示す図である。なお、図５（ａ）、（ｂ）、（ｃ）それぞれは、サスペンダー式腰部負担軽減衣服６０を装着したときの介護者の正面図、左側面図、背面図である。
【００６６】
図５に示すように、サスペンダー式腰部負担軽減衣服６０は、サスペンダー部６２とパンツ部１４とを備えている。パンツ部１４は、パンツ２６と、このパンツ２６の外側に取り付けられた第１下部ベルト２８及び第２下部ベルト３０を有している。このパンツ部１４は、上記第１実施形態において説明した腰部負担軽減衣服１０のパンツ部１４と同じ構成を有する。サスペンダー部６２は、第１上部ベルト６４及び第２上部ベルト６６を有している。
【００６７】
第１上部ベルト６４は、介護者がサスペンダー部６２を装着した状態で、右肩部から背中を通って左腰部に至るように設けられている。この第１上部ベルト６４の左腰部に至る端部は、連結部２２，３４を介してパンツ部１４の第１下部ベルト２８と着脱可能に連結されている。また第１上部ベルト６４は、右肩部から右胸及び右脇を通って右腰部に至るように設けられている。この第１上部ベルト６４の右腰部に至る端部は、連結部２４，３６を介してパンツ部１４の第２下部ベルト３０と着脱可能に連結されている。
【００６８】
第１上部ベルト６４の右肩部から背中を通って左腰部に至る部分６４ｃ及び右腰部から右脇を通って右胸に至る部分６４ｄは、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００６９】
また、第１上部ベルト６４の右肩部から右胸に至る部分６４ｅは、非伸張性の材料、例えば車のシートベルトやかばんのショルダーベルトで使用されている帯状布や非伸縮性素材を帯状に加工したもの等から幅広に構成されている。このように、この部分６４ｅを非伸張性の材料で幅広に構成することで、第１上部ベルト６４が伸張したときに右胸に働く力が分散され、右胸が局所的に圧迫されることが抑制される。
【００７０】
また第２上部ベルト６６は、介護者がサスペンダー部６２を装着した状態で、左肩部から背中を通って右腰部に至るように設けられている。この第２上部ベルト６６の右腰部に至る端部は、連結部２４，３６を介してパンツ部１４の第２下部ベルト３０と着脱可能に連結されている。また第２上部ベルト６６は、左肩部から左胸及び左脇を通って左腰部に至るように設けられている。この第２上部ベルト６６の左腰部に至る端部は、連結部２２，３４を介してパンツ部１４の第１下部ベルト２８と着脱可能に連結されている。
【００７１】
第２上部ベルト６６の左肩部から背中を通って右腰部に至る部分６６ｃ及び左腰部から左脇を通って左胸に至る部分６６ｄは、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００７２】
また、第２上部ベルト６６の左肩部から左胸に至る部分６６ｅは、非伸張性の材料、例えば車のシートベルトやかばんのショルダーベルトで使用されている帯状布や非伸張性素材を帯状に加工したもの等から幅広に構成されている。このように、この部分６６ｅを非伸張性の材料で幅広に構成することで、第２上部ベルト６６が伸張したときに左胸に働く力が分散され、左胸が局所的に圧迫されることが抑制される。
【００７３】
このサスペンダー部６２では、装着時に第１上部ベルト６４及び第２上部ベルト６６が左右両脇に引っ張られることを防止するため、図５に示すように、特に左右両胸に亘って設けられており、第１上部ベルト６４と第２上部ベルト６６とを引き寄せるための長さ調節可能なベルト７０が設けられている。
【００７４】
かかるサスペンダー式腰部負担軽減衣服６０を装着した状態で、第１上部ベルト６４及び第１膝ベルト８６を含む第１ベルト３８は、右腰部から右脇、右胸、右肩部、及び背中を通って左腰部に至る。更に、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、左膝下前部に至る。そして、左膝下前部で交差されて左下腿部後部で連結される。一方、第２上部ベルト６６及び第２膝ベルト９０を含む第２ベルト４０は、左腰部から左脇、左胸、左肩部、及び背中を通って右腰部に至る。更に、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、右膝下前部に至る。そして、右膝下前部で交差されて右下腿部後部で連結される。
【００７５】
また、第１上部ベルト６４及び第１足裏ベルト８８を含む第１ベルト３８は、右腰部から右脇、右胸、右肩部、及び背中を通って左腰部に至る。更に、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部及び左下腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、左足裏部で連結される。一方、第２上部ベルト６６及び第２足裏ベルト９２を含む第２ベルト４０は、左腰部から左脇、左胸、左肩部、及び背中を通って右腰部に至る。更に、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部及び右下腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、右足裏部で連結される。
【００７６】
このように配設された第１及び第２ベルト３８，４０は、遊び部分を設けることにより、体幹の前屈角度が２０度以上で伸張して張力を生じるように長さ調節されていると好ましい。
【００７７】
また、第１及び第２ベルト３８，４０は、長さ調節機構４２を有すると好ましい。図５に示すサスペンダー式腰部負担軽減衣服６０では、右腰部から右胸に至る第１上部ベルト６４の途中、及び左腰部から左胸に至る第２上部ベルト６６の途中に長さ調節機構４２が設けられている。なお、左腰部から左膝下前部に至る第１下部ベルト２８の途中、及び右腰部から右膝下前部に至る第２下部ベルト３０の途中にも長さ調節機構４２を設けてもよい。また、左腰部から左足裏部に至る第１足裏ベルト８８の途中、及び右腰部から右足裏部に至る第２足裏ベルト９２の途中にも長さ調節機構４２を設けてもよい。また、必要に応じてその他の部分に長さ調節機構４２を設けてもよい。また、上部ベルト６４，６６と下部ベルト２８，３０を連結する連結部２２，２４，３４，３６にバックルを設けて長さ調節機能を持たせてもよい。
【００７８】
以上のように構成されるサスペンダー式腰部負担軽減衣服６０においても、上記した第１実施形態に係る腰部負担軽減衣服１０と同様の作用効果を奏し得る。特に、第３実施形態に係るサスペンダー式腰部負担軽減衣服６０では、サスペンダー部６２を肌着の上から、あるいは素肌の上に直接装着することができるため、高温環境下で有利である。なお、第１上部ベルト６４及び第２上部ベルト６６が外部から見えるのを嫌う場合は、サスペンダー部６２を装着した上からジャンバー等を着用すればよい。
【００７９】
（第４実施形態）
以下、図６を参照しながら、本発明の第４実施形態について説明する。なお、上述した第１実施形態において説明した要素と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【００８０】
図６は、第４実施形態に係る腰部負担軽減具としての腰部負担軽減ベルト８０の構成を示す図である。なお、図６（ａ）、（ｂ）、（ｃ）それぞれは、腰部負担軽減ベルト８０を装着したときの介護者の正面図、左側面図、背面図である。
【００８１】
図６に示すように、腰部負担軽減ベルト８０は、サスペンダー部６２とボトム部８２と腰部ベルト部８４とを備えている。サスペンダー部６２は、上記第３実施形態において説明したサスペンダー式腰部負担軽減衣服６０のサスペンダー部６２と同じ構成を有する。
【００８２】
ボトム部８２は、第１下部ベルト２８と第２下部ベルト３０とを有している。この第１下部ベルト２８は、第１膝ベルト８６と第１足裏ベルト８８とを含んでおり、第２下部ベルト３０は、第２膝ベルト９０と第２足裏ベルト９２とを含んでいる。
【００８３】
第１膝ベルト８６は、介護者がボトム部８２を装着した状態で、左腰部から左臀部、及び左大腿部を通って左膝下前部に至るように設けられている。この第１膝ベルト８６の左腰部に至る端部は、連結部３４を介して腰部ベルト部８４に連結されている。この第１膝ベルト８６は、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左膝下前部に至るように設けられている。そして、左膝下前部で互いに交差すると共に左下腿部後部で連結されている。この第１膝ベルト８６は、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００８４】
第１足裏ベルト８８は、介護者がボトム部８２を装着した状態で、左腰部から左臀部、左大腿部、及び左下腿部を通って左足裏部に至るように設けられている。この第１足裏ベルト８８の左腰部に至る端部は、連結部３４を介して腰部ベルト部８４に連結されている。この第１足裏ベルト８８は、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部及び左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左足裏部で連結されている。この第１足裏ベルト８８は、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００８５】
なお、第１膝ベルト８６と第１足裏ベルト８８とは、左腰部から左大腿部中央付近まで共通に構成されていてもよい。また、第１足裏ベルト８８の左下腿部から左足裏部に至る部分は、非伸張性の材料、例えば車のシートベルトやかばんのショルダーベルトで使用されている帯状布や非伸縮性素材を帯状に加工したもの等から構成されていてもよい。このようにすれば、左足裏部でベルト幅を細くすることができ、足裏での違和感を低減することができる。また、左下腿部には体幹の前屈に伴う表面変形がほとんどないため、第１膝ベルトと第１足裏ベルトとを共用したとき、ベルトが膝に固定される場合でも足裏に固定される場合でも同等の弾性材料自然長とすることができる。その結果、この部分を非伸張性素材から形成することで、膝を伸ばした状態で体幹を前屈させたときに第１膝ベルトにより得られる張力と、膝を曲げた状態で体幹を前屈させたときに第１足裏ベルトにより得られる張力とを、実質的に同じにすることができる。
【００８６】
第２膝ベルト９０は、介護者がボトム部８２を装着した状態で、右腰部から右臀部、及び右大腿部を通って右膝下前部に至るように設けられている。この第２膝ベルト９０の右腰部に至る端部は、連結部３６を介して腰部ベルト部８４に連結されている。この第２膝ベルト９０は、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右膝下前部に至るように設けられている。そして、右膝下前部で互いに交差すると共に右下腿部後部で連結されている。この第２膝ベルト９０は、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００８７】
第２足裏ベルト９２は、介護者がボトム部８２を装着した状態で、右腰部から右臀部、右大腿部、及び右下腿部を通って右足裏部に至るように設けられている。この第２足裏ベルト９２の右腰部に至る端部は、連結部３６を介して腰部ベルト部８４に連結されている。この第２足裏ベルト９２は、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部及び右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右足裏部で連結されている。この第２足裏ベルト９２は、伸張性を有する材料、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等から構成されている。
【００８８】
なお、第２膝ベルト９０と第２足裏ベルト９２とは、右腰部から右大腿部中央付近まで共通に構成されていてもよい。また、第２足裏ベルト９２の右下腿部から右足裏部に至る部分は、非伸張性の材料、例えば車のシートベルトやかばんのショルダーベルトで使用されている帯状布や非伸縮性素材を帯状に加工したもの等から構成されていてもよい。このようにすれば、右足裏部でベルト幅を細くすることができ、足裏での違和感を低減することができる。また、右下腿部には体幹の前屈に伴う表面変形がほとんどないため、第２膝ベルトと第２足裏ベルトとを共用したとき、ベルトが膝に固定される場合でも足裏に固定される場合でも同等の弾性材料自然長とすることができる。その結果、この部分を非伸張性素材から形成することで、膝を伸ばした状態で体幹を前屈させたときに第２膝ベルトにより得られる張力と、膝を曲げた状態で体幹を前屈させたときに第２足裏ベルトにより得られる張力とを、実質的に同じにすることができる。
【００８９】
腰部ベルト部８４は、腰周りに締結される。この腰部ベルト部８４は、非伸張性の素材から構成されている。この腰部ベルト部８４の左腰部には、サスペンダー部６２の第１上部ベルト６４とボトム部８２の第１下部ベルト２８とを連結するための連結部３４が設けられている。また腰部ベルト部８４の右腰部には、サスペンダー部６２の第２上部ベルト６６とボトム部８２の第２下部ベルト３０とを連結するための連結部３６が設けられている。なお、連結部２２，２４，３４，３６の連結機構としては、例えば図２に示すような連結機構を用いることができる。
【００９０】
以上のように構成される腰部負担軽減ベルト８０を装着した状態で、第１上部ベルト６４及び第１膝ベルト８６を含む第１ベルト３８は、右腰部から右脇、右胸、右肩部、及び背中を通って左腰部に至る。更に、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、左膝下前部に至る。そして、左膝下前部で交差されて左下腿部後部で連結される。また、第２上部ベルト６６及び第２膝ベルト９０を含む第２ベルト４０は、左腰部から左脇、左胸、左肩部、及び背中を通って右腰部に至る。更に、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、右膝下前部に至る。そして、右膝下前部で交差されて右下腿部後部で連結される。
【００９１】
あるいは、第１上部ベルト６４及び第１足裏ベルト８８を含む第１ベルト３８は、右腰部から右脇、右胸、右肩部、及び背中を通って左腰部に至る。更に、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部及び左下腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、左足裏部で連結される。また、第２上部ベルト６６及び第２足裏ベルト９２を含む第２ベルト４０は、右腰部から右脇、右胸、右肩部、及び背中を通って左腰部に至る。更に、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部及び左下腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、左足裏部で連結される。
【００９２】
このように配設された第１及び第２ベルト３８，４０は、遊び部分を設けることにより、体幹の前屈角度が２０度以上で伸張して張力を生じるように長さ調節されていると好ましい。
【００９３】
また、第１及び第２ベルト３８，４０は、図３に示すような長さ調節機構４２を有すると好ましい。例えば、右腰部から右胸に至る第１上部ベルト６４の途中、及び左腰部から左胸に至る第２上部ベルト６６の途中に長さ調節機構４２を設けると好ましい。また、左腰部から左膝下前部に至る第１膝ベルト８６の途中、及び右腰部から右膝下前部に至る第２膝ベルト９０の途中にも長さ調節機構４２を設けてもよい。また、左腰部から左足裏部に至る第１足裏ベルト８８の途中、及び右腰部から右足裏部に至る第２足裏ベルト９２の途中にも長さ調節機構４２を設けてもよい。さらに、上部ベルト６４，６６と下部ベルト２８，３０を連結する連結部２２，２４，３４，３６にバックルを設けて長さ調節機能を持たせてもよい。
【００９４】
以上のように構成される腰部負担軽減ベルト８０においても、上記した第１実施形態に係る腰部負担軽減衣服１０と同様の作用効果を奏し得る。特に、第４実施形態に係る腰部負担軽減ベルト８０は、衣服の上から直接装着することができるため、着替えなどの面倒な作業を省くことができる。なお、本実施形態に係る腰部負担軽減ベルト８０は、肌着の上から、あるいは素肌の上に直接装着してもよい。また、腰部負担軽減ベルト８０が外部から見えるのを嫌う場合は、この腰部負担軽減ベルト８０を装着した上からジャンバーやズボン等を着用すればよい。
【００９５】
なお、本実施形態に係る腰部負担軽減ベルト８０では、図７に示すように、左右両膝下前部に膝パッド９４を設けると好ましい。この膝パッド９４は、例えばウレタン、不織布、フェルト等の素材を用いて構成することができる。なお、膝パッド９４を設けるときは、ベルト８６，９０を案内するためのガイド部材が膝パッド９４に設けられていると好ましい。図７に示す例では、ベルト８６，９０を案内するためのガイド布９６が膝パッド９４に縫着されている。特に、図８（ａ），（ｂ）に示すようなサポータータイプのリング状の膝パッド９４を設ければ、膝に作用する締め付け力を緩和することができるだけでなく、ベルト８６，９０が膝からずり上がることを防止することができるため好ましい。なお、このようなリング状の膝パッド９４を設けるとき、膝前面を覆う部分をパッドで構成し、膝裏を覆う部分はストレッチ素材で構成すると好ましい。このようにすれば、膝を曲げ易くなる。
【００９６】
また、膝パッド９４を設けるときは、図８（ｃ）に示すように、分岐された膝ベルト８６，９０は膝下前部で連結されていてもよい。またこの場合、膝ベルト８６，９０がずり上がることを防止するために、図８（ｄ）に示すように、膝パッド９４をくるぶしまで伸ばし、引っ掛け部３２を介して足裏に引っ掛けるようにしてもよい。
【００９７】
上記のように第４実施形態に係る腰部負担軽減ベルト８０を構成したが、腰部負担軽減ベルト８０は、図９に示すように、変形して用いることも可能である。この変形例では、ボトム部８２の構成が上記したボトム部と相違している。
【００９８】
この変形例では、第１下部ベルト２８は、介護者がボトム部８２を装着した状態で、左腰部から左臀部、及び左大腿部を通って左膝下前部に至るように設けられている。この第１下部ベルト２８の左腰部に至る端部は、連結部３４を介して腰部ベルト部８４に連結されている。この第１下部ベルト２８は、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左膝下前部に至るように設けられている。そして、左膝下前部で互いに交差した後、左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左足裏部で連結されている。この第１下部ベルト２８の左腰部から左大腿部及び左膝下前部までは、伸張性を有する材料から構成し、左下腿部から左足裏部までは、非伸張性の材料から構成すると好ましい。伸張性を有する材料としては、例えばスパンデックス等の伸縮性素材を複数枚重ね合わせたものや、伸縮性素材に低伸度の素材を重ね合わせたもの、伸縮性素材に合成樹脂等のコーティング加工を施し帯状に裁断加工されたもの等が挙げられる。非伸張性を有する材料としては、例えば車のシートベルトやかばんのショルダーベルトで使用されている帯状布や非伸縮性素材を帯状に加工したもの等が挙げられる。このようにすれば、膝を伸ばした状態で体幹を前屈させた場合でも、膝を曲げた状態で体幹を前屈させた場合と同様に十分な張力を発揮することができる。なお、左下腿部の後部には、第１下部ベルト２８の位置ずれを防止するためのベルト９８が２箇所設けられている。
【００９９】
第２下部ベルト３０は、図９では図示されないが、第１下部ベルト２８と同様の構成を有する。すなわち、介護者がボトム部８２を装着した状態で、右腰部から右臀部、及び右大腿部を通って右膝下前部に至るように設けられている。この第２下部ベルト３０の右腰部に至る端部は、連結部３６を介して腰部ベルト部８４に連結されている。この第２下部ベルト３０は、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右膝下前部に至るように設けられている。そして、右膝下前部で互いに交差した後、右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右足裏部で連結されている。この第２下部ベルト３０の右腰部から右大腿部及び右膝下前部までは、伸張性を有する材料から構成し、右下腿部から右足裏部までは、非伸張性の材料から構成すると好ましい。このようにすれば、膝を伸ばした状態で体幹を前屈させた場合でも、膝を曲げた状態で体幹を前屈させた場合と同様に十分な張力を発揮することができる。なお、右下腿部の後部には、第２下部ベルト３０の位置ずれを防止するためのベルト９８が２箇所設けられている。
【０１００】
このように構成した場合、膝を曲げた状態及び膝を伸ばした状態のいずれにおいても、第１及び第２ベルト３８，４０が伸張することによってこれらベルトに張力が生じ、この張力を利用して腰背部の筋張力を補うことで、腰部への筋負担を十分に軽減することができる。
【０１０１】
（第５実施形態）
以下、図１０を参照しながら、本発明の第５実施形態について説明する。なお、上述した第１実施形態において説明した要素と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【０１０２】
図１０は、第５実施形態に係る腰部負担軽減具としての腰部負担軽減衣服１００の構成を示す図である。なお、図１０（ａ）、（ｂ）、（ｃ）それぞれは、腰部負担軽減衣服１００を装着したときの介護者の正面図、左側面図、背面図である。
【０１０３】
図１０に示すように、本実施形態に係る腰部負担軽減衣服１００は、ボディースーツのようにワンピースで構成されており、第１及び第２ベルト３８，４０は、腰部負担軽減衣服１００の一部として一体的に形成されている。すなわち、本実施形態に係る腰部負担軽減衣服１００は、緊締力の強い素材を用いて形成された第１及び第２ベルト３８，４０の部分と、緊締力の弱い素材を用いて形成されたその他１０２の部分とを接ぎ合わせ、または編み立てるるなどして一体的に形成されている。
【０１０４】
腰部負担軽減衣服１００の第１及び第２ベルト３８，４０の部分は、緊締力の強い素材、例えば太いデニールのパワーネットや、デニール切り替え及び組織切り替えをした布地等から構成することができる。また、その他１０２の部分は、緊締力の弱い素材、例えばツーウェイトリコット、細いデニールのパワーネット等から構成することができる。なお、この腰部負担軽減衣服１００では、くるぶしの辺りから足裏に向かって延設され、足裏に引っ掛け可能な引っ掛け部３２が設けられている。これにより、腰部負担軽減衣服１００のずり上がりが防止されている。
【０１０５】
かかる構成の腰部負担軽減衣服１００を装着した状態で、第１ベルト３８は、右腰部から右脇、右胸、右肩部、及び背中を通って左腰部に至る。更に、左腰部と左大腿部との間で２本に分岐され、左大腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、左膝下前部に至る。そして、左膝下前部で交差されて左下腿部後部に至る。一方、第２ベルト４０は、左腰部から左脇、左胸、左肩部、及び背中を通って右腰部に至る。更に、右腰部と右大腿部との間で２本に分岐され、右大腿部の内側部及び外側部をそれぞれ通って、右膝下前部に至る。そして、右膝下前部で交差されて右下腿部後部に至る。
【０１０６】
なお、腰部負担軽減衣服１００の一部として設けられた第１及び第２ベルト３８，４０が、体幹の前屈角度が２０度以上で伸張して張力を生じるように、腰部負担軽減衣服１００にいくつかのサイズ（例えばＭサイズ、Ｌサイズなど）を設けることが好ましい。
【０１０７】
以上のように構成される腰部負担軽減衣服１００においても、上記した第１実施形態に係る腰部負担軽減衣服１０と同様の作用効果を奏し得る。特に、第５実施形態に係る腰部負担軽減衣服１００では、第１及び第２ベルト３８，４０が腰部負担軽減衣服１００の一部として一体的に形成されているため、取り扱いが容易になり、洗濯などが極めて容易になる。また、保存に際してかさばるおそれがない。
【０１０８】
なお、本実施形態では腰部負担軽減衣服１００をワンピースで構成したが、上半身部と下半身部とを分けて構成してもよい。この場合、上半身部と下半身部とで分断された第１及び第２ベルト３８，４０を連結するために、分断部分に図２に示すような連結機構を設ける必要がある。
【０１０９】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。
【０１１０】
例えば、第５実施形態に係る腰部負担軽減衣服１００おいても、右肩部から左膝下前部に至る第１ベルト３８及び左肩部から右膝部に至る第２ベルト４０以外に、更に第１実施形態に係る腰部負担軽減衣服１０と同様に、右肩部から左足裏部に至るように第１ベルト３８を設け、また左肩部から右足裏部に至るように第２ベルト４０を設けてもよい。このようにすれば、右肩部から左膝下前部に至る第１ベルト３８及び左肩部から右膝部に至る第２ベルト４０と、右肩部から左足裏部に至る第１ベルト３８、及び左肩部から右足裏部に至る第２ベルト４０とにより、膝を曲げた状態及び膝を伸ばした状態のいずれにおいても、第１及び第２ベルト３８，４０が伸張することによってこれらベルトに張力が生じ、この張力を利用して腰背部の筋張力を補うことで、腰部への筋負担を十分に軽減することができる。
【０１１１】
また、第１及び第２実施形態に係るジャケット部１２及びパンツ部１４、第３実施形態に係るパンツ部１４において、図１１〜図１４に示すように、ベルト３８，４０が通る部分に適宜ガイド部材を設けてもよい。図１１（ａ）は、ベルト３８，４０を案内するガイド布１１２が下地１１４に縫着されている様子を示す斜視図であり、図１１（ｂ）は図１１（ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。また図１２（ａ）は、ベルト３８，４０を案内するガイド帯１１６が下地１１４に縫着されている様子を示す斜視図であり、図１２（ｂ）は図１２（ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。また図１３（ａ）は、ベルト３８，４０を案内する樹脂リング１１８が、下地１１４に縫着された布１２０を介して前後動可能に取り付けられている様子を示す斜視図であり、図１３（ｂ）は図１３（ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。また図１４（ａ）は、ベルト３８，４０を案内する樹脂リング１１８が、下地１１４に縫着された布１２０を介して前後動可能に取り付けられている様子を示す斜視図であり、図１４（ｂ）は図１４（ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。
【０１１２】
このようにすれば、ベルト３８，４０が所望の位置を確実に通ることになり、所望の効果を確実に得ることができる。かかるガイド部材は、ベルト３８，４０が通る部位の全体に、あるいは所々に設けると好ましい。
【０１１３】
上記した実施形態では、腰部保護具を介護分野に用いる場合について説明したが、使用される分野はこれに限定されることなく、運輸、物流分野等における物品の運搬作業などに幅広く適用できることは言うまでもない。
【０１１４】
【発明の効果】
本発明によれば、作業性と本来の支持性を低下させることなく、腰部に作用する筋負担を十分に軽減することが可能な腰部負担軽減具が提供される。これにより、この腰部負担軽減具を装着することで、腰痛等の障害が引き起こされるおそれを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態に係る腰部負担軽減具としての腰部負担軽減衣服の構成を示す図である。なお、図１（ａ）、（ｂ）、（ｃ）それぞれは、腰部負担軽減衣服を装着したときの介護者の正面図、左側面図、背面図である。
【図２】連結部として使用可能な連結機構を例示する斜視図である。
【図３】使用可能な長さ調節機構を例示する斜視図である。
【図４】第２実施形態に係る腰部負担軽減具としての腰部負担軽減衣服の構成を示す図である。なお、図４（ａ）、（ｂ）は、それぞれ腰部負担軽減衣服が備えるジャケット部及びパンツ部の構成を示す斜視図である。
【図５】第３実施形態に係る腰部負担軽減具としてのサスペンダー式腰部負担軽減衣服の構成を示す図である。なお、図５（ａ）、（ｂ）、（ｃ）それぞれは、サスペンダー式腰部負担軽減衣服を装着したときの介護者の正面図、左側面図、背面図である。
【図６】第４実施形態に係る腰部負担軽減具としての腰部負担軽減ベルトの構成を示す図である。なお、図６（ａ）、（ｂ）、（ｃ）それぞれは、腰部負担軽減ベルトを装着したときの介護者の正面図、左側面図、背面図である。
【図７】膝パッドの構成の一例を示す図である。
【図８】膝パッドの構成の一例を示す図である。
【図９】第４実施形態に係る腰部負担軽減具としての腰部負担軽減ベルトの変形例を示す図である。なお、図９は、腰部負担軽減ベルトを装着したときの介護者の左側面を示す。
【図１０】第５実施形態に係る腰部負担軽減具としての腰部負担軽減衣服の構成を示す図である。なお、図１０（ａ）、（ｂ）、（ｃ）それぞれは、腰部負担軽減衣服を装着したときの介護者の正面図、左側面図、背面図である。
【図１１】第１及び第２ベルトをジャケットやパンツに固定する方法の一例を示す斜視図である。
【図１２】第１及び第２ベルトをジャケットやパンツに固定する方法の一例を示す斜視図である。
【図１３】第１及び第２ベルトをジャケットやパンツに固定する方法の一例を示す斜視図である。
【図１４】第１及び第２ベルトをジャケットやパンツに固定する方法の一例を示す斜視図である。
【図１５】体幹を前屈させたときに肩から膝あるいは足裏に至る表面距離が変化する様子を示す図である。
【符号の説明】
１０，５０，１００…腰部負担軽減衣服、６０…サスペンダー式腰部負担軽減衣服、８０…腰部負担軽減ベルト、３８…第１ベルト、４０…第２ベルト、１８，６４…第１上部ベルト、２０，６６…第２上部ベルト、２８…第１下部ベルト、３０…第２下部ベルト、８６…第１膝ベルト、９０…第２膝ベルト、８８…第１足裏ベルト、９２…第２足裏ベルト、４２…長さ調節機構、２２，２４，３４，３６…連結部、１２…ジャケット部、１４…パンツ部、１６…ジャケット、２６…パンツ、６２…サスペンダー部、８２…ボトム部、８４…腰部ベルト部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a lower back burden reducing device mainly used in the field of nursing and the like, and is intended to reduce muscle strain necessary for maintaining a forward leaning posture with its deformation tension by wearing on the body. It relates to a lower back burden reducing device.
[0002]
[Prior art]
Nursing care, such as transfer assistance and posture change, is often performed in a posture where the trunk is bent forward deeply (approximately 40 degrees or more), and the duration of the posture is long, so that muscles acting on the waist There is a problem that the burden is large and the caregiver is liable to cause problems such as back pain.
[0003]
Under these circumstances, the use of a mechanical care lift has been recommended in the past. However, the care lift is large, inconvenient and expensive, and is not widely used.
[0004]
In view of this, various reinforcing tools such as a corset that are worn by a caregiver to reinforce the waist have been proposed to more easily reduce the burden on the waist of the caregiver.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described conventional reinforcing tool such as a corset has a problem that workability is deteriorated because the caregiver's motion is restricted and the flexibility and agility of the motion are hindered. In addition, in a conventional reinforcing tool such as a corset, since a fixing force is always applied, there is a problem that a user's original supporting force is reduced when the device is worn for a long time.
[0006]
Therefore, an object of the present invention is to provide a lower back burden reducing tool capable of sufficiently reducing the muscle load acting on the lower back without reducing the workability and the original supportability.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of measuring the actual nursing action to achieve the above object, the inventor greatly changed the surface distance of the back, hips, and thighs when taking a posture that causes the trunk to bend forward characteristically in the nursing action. Focused on doing. That is, as shown in FIG. 15 (a), the distance from the shoulder to the sole is l in the upright state.0And the distance from shoulder to knee is m0And When the trunk is bent forward with the knees stretched, the distance from the shoulder to the sole is l as shown in FIG.0It changes greatly with + Δl. When the trunk is bent forward with the knee bent, the distance from the shoulder to the knee is m as shown in FIG.0It changes greatly with + Δm. At this time, the elongation amounts Δl and Δm are almost the same. And it has been confirmed by experiments that the elongation rate is approximately proportional to the forward bending angle and extends about 1.5 to 2.0% per 10 degrees.
[0008]
Therefore, by placing a stretchable belt along the line where the surface distance changes greatly and using the tension generated by the stretch of the belt to compensate for the muscle tension of the waist and back, the muscle load on the waist Has been found to be sufficiently reduced, and the present invention has been completed.
[0009]
  That is, the lower back burden reducing device according to the present invention is (1) stretchable so as to extend from the right shoulder to the left knee through at least the back, the left hip, the left hip, and the left thigh. And (2) a second belt having stretchability provided so as to extend from at least the left shoulder to the right knee through the back, the right hip, the right hip, and the right thigh when worn. And be preparedThe first and second belts are provided to cross each other on the backIt is characterized by that. Here, the “left knee” refers to a wide portion including not only the front surface of the joint portion between the left thigh and the left lower leg, but also the rear surface and the side surface. The “right knee” refers to a wide portion including not only the front surface of the joint portion between the right thigh and the right lower leg, but also the rear surface and side surfaces.
[0010]
In this lower back burden reducing device, the stretchable first belt passes through at least the right shoulder, the back, the left hip, the left hip, and the left thigh where the surface distance changes greatly when the trunk is bent forward. It is provided along the line leading to the knee. In addition, the stretchable second belt is a line from at least the left shoulder to the right knee through the back, right waist, right hip, and right thigh where the surface distance changes greatly when the trunk is bent forward. It is provided along. Therefore, when these surface distances change greatly when the trunk is bent forward, the first and second belts are stretched, and tension is generated in these belts. By using this tension, the muscle tension of the lower back is compensated. The muscle load on the lumbar region can be sufficiently reduced. In addition, by using the two belts in this way, it is possible to distribute the exerted tension to each belt, and it is possible to suppress the bias of the pressure on the left and right shoulders due to the tension. In addition, the first belt is provided so that the first belt extends from the right shoulder to the left knee, and the second belt is provided from the left shoulder to the right knee so that the first and second belts cross each other on the back. Therefore, even if the rotation of the trunk and the side bending are combined in addition to the forward bending of the trunk, the possibility of one belt not working without hindering the side bending or rotation is reduced. can do. Further, since the body is not tightened unlike a corset or the like, the workability is not lowered, and the fixing force is not always applied, so that the user's original supporting force is not lowered.
[0011]
Each of the first and second belts may be a continuous belt or a belt in which a plurality of belts are connected. In the case of a continuous belt, there is no need to fix the first and second belts in the vicinity of the waist using a fixture or the like, and there is no possibility that the waist is tightened. Further, in the case of split belts, if each belt has the same spring constant, there is almost no displacement of the connecting portion between the stretched state and the non-stretched state, and there is almost no risk of uncomfortable feeling.
[0012]
  In the above-described lower back burden reducing device, the first belt is branched into two between the left waist and the left thigh, and passes through the outer side and the inner side of the left thigh to the left lower knee front part. The second belt is bifurcated between the right waist and the right thigh, and passes through the outer and inner parts of the right thigh to the front part below the right knee. The feature is thatTo do. ThisWhen the trunk is bent forward with the knee bent, the first and second belts can be sufficiently stretched by being hooked on the front portions of the left and right knees.
[0013]
Further, in the above-described lower back burden reducing device, the first belt branched in two between the left lower back and the left thigh is crossed with each other at the front lower left knee and connected at the rear rear left leg. The second belt branched in two between the right waist and the right thigh is provided to cross each other at the front part below the right knee and to be connected at the rear part of the right leg It may be characterized by that.
[0014]
  In the above-described waist load reducing device, the first belt is branched into two between the left waist and the left thigh, and passes through the left and right thighs and the outer and inner parts of the left thigh and the left foot. It is provided so that it may be connected with a back part, and the 2nd belt is branched into two between a right waist part and a right thigh part, and the outside part and inside part of a right thigh part and a right leg part It is provided to be connected at the back of the right foot throughTo do. ThisWhen the trunk is bent forward with the knees extended, the first and second belts can be hooked on the left and right soles and fully extended.
[0015]
Further, in the above-described lower back burden reducing device, the first belt is formed of a non-extensible material through the outer part and the inner part of the left lower leg part and connected by the left foot sole part. May be characterized in that the portion connected by the right foot sole part through the outer part and the inner part of the right lower leg part is formed of a non-extensible material. In this way, the belt width can be narrowed at the left and right foot soles, and the uncomfortable feeling at the soles can be reduced. Further, as the first and second belts, not only a belt (referred to as belt 1) that extends from the left and right shoulders to the right and left foot soles, but also a belt (referred to as belt 2) that extends from the left and right shoulders to the front left and right knees. When shared, this part is made of non-stretchable material, so that the tension obtained by the belt 1 when the trunk is bent forward with the knee stretched and the trunk forward with the knee bent The tension obtained by the belt 2 when bent can be made substantially the same.
[0016]
In the above-described lower back burden reducing device, the first belt includes at least a first upper belt provided so as to reach the left waist from the right shoulder through the back, and at least the left waist, the left hip, and the left thigh. A first lower belt provided so as to pass through to the left knee, and the first upper belt and the first lower belt are detachably provided in the vicinity of the left waist, and the second belt includes at least A second upper belt provided from the left shoulder to the right waist through the back; a second lower belt provided at least from the right waist to the right hip and the right thigh to the right knee; The second upper belt and the second lower belt may be detachably provided near the right waist. In this way, it is possible to easily attach and detach the lumbar portion burden reducing device.
[0017]
In the above-described lower back burden reducing device, the first belt is further provided from the right shoulder to the right chest and through the right side to the right waist, and the second belt is further provided from the left shoulder to the left chest. , And the left side through the left side may be provided. In this way, when the trunk is bent forward, the first and second belts can be sufficiently stretched by being hooked around the left and right arm bases.
[0018]
Further, in the above-described waist burden reducing device, the lengths of the first and second belts may be adjusted so that the trunk bends when the forward bending angle of the trunk is 20 degrees or more to generate tension. When the trunk is bent forward in daily activities, the angle is often less than 20 degrees, while in the care operation, a deep forward bending posture of 20 degrees or more, particularly 30 degrees or more is frequently performed. . Therefore, the lengths of the first and second belts are adjusted so as to generate tension by extending the trunk forward bending angle of 20 degrees or more. There is nothing to do. As a result, even if it is worn for a long period of time, it is possible to eliminate the possibility of causing muscular strength reduction like a corset or the like.
[0019]
Moreover, in the above-described waist burden reducing device, the first and second belts may have a length adjusting mechanism. In this way, people with different physiques can be worn.
[0020]
Moreover, in the above-described waist burden reducing device, the first and second belts may be attached to clothing including a jacket and pants. As described above, since the first and second belts are attached to the clothing including the jacket and the pants, it is possible to easily attach the waist burden reducing tool as if wearing the clothing. Note that the jacket and the pants may be provided as a single body or as separate bodies. The first and second belts may be attached to either the inside or the outside of the garment. Moreover, the 1st and 2nd belt may comprise a part of clothing, such as weaving a belt part and another part using a different raw material. Thus, the case where the first and second belts constitute a part of clothing is also included in “attached to clothing”.
[0021]
  The lower back burden reducing device according to the present invention includes (1) a garment including a jacket covering the upper body and a pant covering the lower body, and (2) first and second belts having extensibility attached to the garment,The first and second belts are provided to cross each other on the back of the jacket,The first belt is provided so as to pass from the right shoulder of the jacket through the left waist, through the left side of the pants and through the left thigh to the left knee, and the second belt is provided on the left shoulder of the jacket. It is provided so that it may pass through the right waist part through the right hip part of the pants, and the right thigh part.The first belt is bifurcated between the left waist and the left thigh, and is provided so as to pass through the outer side and the inner side of the left thigh to reach the front left lower knee of the pants. The second belt is bifurcated between the right waist and the right thigh so as to pass through the outer side and the inner side of the right thigh to reach the front part below the right knee of the pants. It is provided in that. Alternatively, the first belt is bifurcated between the left waist and the left thigh, and is connected to the left foot sole through the outer and inner parts of the left thigh and left lower thigh. The second belt is bifurcated between the right waist and the right thigh, and passes through the outer and inner sides of the right thigh and right lower leg, respectively. It is provided so that it may be connected by a back part.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In the description of the drawings, the same elements are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
[0023]
(First embodiment)
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration of a lower back burden reducing garment as a lower back burden reducing device according to the first embodiment. 1A, 1B, and 1C are a front view, a left side view, and a rear view, respectively, of a caregiver when wearing a lumbar burden reducing garment.
[0024]
As shown in FIG. 1, the lower back burden reducing garment 10 includes a jacket portion 12 and a pants portion 14. The jacket portion 12 includes a jacket 16 and a first upper belt 18 and a second upper belt 20 attached to the outside of the jacket 16.
[0025]
As long as the jacket 16 has a form covering the trunk, the form of the arm portion such as a long sleeve, a half sleeve, and a sleeveless is not particularly limited. The material which comprises this jacket 16 is not specifically limited, either, For example, it can comprise from a textile fabric, a knitted fabric, etc.
[0026]
The first upper belt 18 is provided so as to reach the left waist portion from the right shoulder portion through the back when the caregiver wears the jacket portion 12. The end of the first upper belt 18 reaching the left waist is sewn to the jacket 16 at the left waist. And the connection part 22 for connecting with the 1st lower belt 28 mentioned later so that attachment or detachment is possible is provided in the sewing part. The first upper belt 18 is provided so as to reach the right waist from the right shoulder through the right chest and the right side. The end portion of the first upper belt 18 reaching the right waist is sewn to the jacket 16 at the right waist. The first upper belt 18 is preferably sewn to the jacket 16 at least at the right shoulder. If it does in this way, when mounting the jacket part 12, it will become easy to mount | wear.
[0027]
A portion 18c that extends from the right shoulder of the first upper belt 18 through the back to the left waist portion and a portion 18d that extends from the right waist portion to the right side of the chest through the right side of the first upper belt 18 are stretchable materials, for example, stretchable materials such as spandex. Are formed by overlapping a plurality of sheets, a stretchable material superimposed with a low elongation material, a stretchable material coated with a synthetic resin or the like, and cut into a strip shape.
[0028]
Further, a portion 18e extending from the right shoulder to the right chest of the first upper belt 18 is made of a non-stretchable material, for example, a belt-like cloth or a non-stretchable material used in a car seat belt or a bag shoulder belt. It is made up of a wide range from what has been processed. In this way, by configuring the portion 18e to be wide with a non-stretchable material, the force acting on the right chest is distributed when the first upper belt 18 is stretched, and the right chest is locally compressed. Is suppressed. When the jacket 16 is made of a non-stretchable material, this portion 18e may be substituted for the jacket 16 itself.
[0029]
The second upper belt 20 is provided so as to reach the right waist from the left shoulder through the back in a state where the caregiver wears the jacket portion 12. An end portion of the second upper belt 20 reaching the right waist is sewn to the jacket 16 at the right waist. And the connection part 24 for connecting with the 2nd lower belt 30 mentioned later detachably is provided in the sewing part. The second upper belt 20 is provided from the left shoulder to the left waist through the left chest and the left side. The end of the second belt 20 reaching the left waist is sewn to the jacket 16 at the left waist. The second upper belt 20 is preferably sewn to the jacket 16 at least at the left shoulder. If it does in this way, when mounting the jacket part 12, it will become easy to mount | wear.
[0030]
A portion 20c extending from the left shoulder portion of the second upper belt 20 through the back to the right waist portion and a portion 20d extending from the left waist portion to the left side through the left chest are made of a stretchable material, for example, an elastic material such as spandex. It is composed of a stack of a plurality of sheets, a stack of a stretchable material with a low elongation material, a stretchable material coated with a synthetic resin or the like, and cut into a strip shape.
[0031]
Further, a portion 20e extending from the left shoulder portion to the left chest of the second upper belt 20 is formed of a non-stretchable material, for example, a belt-like cloth or a non-stretchable material used in a car seat belt or a bag shoulder belt. It is constructed from a wide range of processed materials. In this way, by forming the portion 20e wide with a non-stretchable material, the force acting on the left chest when the second upper belt 20 is stretched is dispersed, and the left chest is locally compressed. Is suppressed. When the jacket 16 is made of a non-extensible material, the portion 20e may be substituted for the jacket 16 itself.
[0032]
The first upper belt 18 and the second upper belt 20 intersect with each other on the back, but the intersecting portions are not sewn so as not to disturb each other's extensibility.
[0033]
The pant part 14 includes a pant 26 and a first lower belt 28 and a second lower belt 30 attached to the outside of the pant 26.
[0034]
The pants 26 are long hem pants that cover the vicinity of the ankle. The material which comprises this underpants 26 is not specifically limited, For example, it can comprise from a textile fabric, a knitted fabric, etc.
[0035]
The first lower belt 28 includes a first knee belt 86 and a first sole belt 88, and the second lower belt 30 includes a second knee belt 90 and a second sole belt 92.
[0036]
The first knee belt 86 is provided so as to reach from the left lower back portion to the left lower hip portion and the left thigh front portion to the left lower knee front portion when the caregiver wears the pants portion 14. The end of the first knee belt 86 reaching the left waist is sewn to the pants 26. A portion of the first knee belt 86 along the left buttock portion is formed wide so as to cover the left buttock portion, so that a sense of incongruity when sitting is reduced. And the connection part 34 for connecting with the above-mentioned 1st upper belt 18 so that attachment or detachment is possible is provided in the part which covers the port part of the 1st knee belt 86. As shown in FIG. The first lap belt 86 is bifurcated between the left waist and the left thigh, and is provided so as to reach the front part below the left knee through the outer and inner parts of the left thigh. ing. And it crosses with each other at the front part under the left knee and is connected with the rear part of the left leg. This first knee belt 86 is composed of a stretchable material, for example, a stack of a plurality of stretchable materials such as spandex, a stretchable material overlaid with a low elongation material, or a stretchable material. It is composed of a material that has been coated with a resin and cut into a strip shape.
[0037]
The first sole belt 88 is provided so as to extend from the left waist to the left sole through the left hip, left thigh, and left lower leg with the pants 14 worn by the caregiver. The end of the first sole belt 88 reaching the left waist is sewn to the pants 26. The portion along the left buttock portion of the first sole belt 88 is formed to be wide so as to cover the left buttock portion, thereby reducing the uncomfortable feeling when sitting. And the connection part 34 for connecting with the above-mentioned 1st upper belt 18 so that attachment or detachment is possible is provided in the part which covers the port part of the 1st sole belt 88. FIG. The first sole belt 88 is formed to be wide so that a portion along the left buttock portion covers the left buttock portion, thereby reducing a sense of incongruity when sitting. The first sole belt 88 is bifurcated between the left waist and the left thigh, and is connected to the left foot by passing through the outer and inner parts of the left thigh and left lower thigh. Has been. This first sole belt 88 is made of a stretchable material such as a material in which a plurality of stretchable materials such as spandex are superposed, a material in which a low-stretch material is superposed on a stretchable material, or a stretchable material. It is composed of a material that has been coated with a synthetic resin or the like and cut into a strip shape.
[0038]
In addition, the 1st knee belt 86 and the 1st sole belt 88 may be comprised in common from the left waist part to the left thigh center vicinity, as shown in FIG. Moreover, it is preferable that the part from the left lower leg part to the left foot sole part of the 1st sole belt 88 is comprised from the non-extensible material. If it does in this way, a belt width can be made thin at a left foot sole part, and a sense of incongruity in a sole can be reduced. Further, since the surface of the left lower leg is hardly deformed due to the forward bending of the trunk, when the first knee belt 86 and the first sole belt 88 are shared as shown in FIG. The elastic material can be formed to have the same natural length of the elastic material regardless of whether the belt is fixed to the knee or the foot sole. As a result, the tension obtained by the first lap belt 86 when the trunk is bent forward with the knee extended and the first sole belt 88 when the trunk is bent forward with the knee bent. Can be made substantially the same.
[0039]
The second knee belt 90 is provided so as to reach the front part under the right knee from the right waist part through the right hip part and the right thigh part in the state where the caregiver wears the pants part 14. The end of the second knee belt 90 reaching the right waist is sewn to the pants 26. The portion along the starboard portion of the second lap belt 90 is formed to be wide so as to cover the starboard portion, thereby reducing the uncomfortable feeling when sitting. And the connection part 36 for connecting with the above-mentioned 2nd upper belt 20 so that attachment or detachment is possible is provided in the part which covers the starboard part of the 2nd knee belt 90. As shown in FIG. The second lap belt 90 is provided so as to be bifurcated between the right waist and the right thigh, and to reach the front part below the right knee through the outer and inner parts of the right thigh. ing. And it crosses with each other at the front part below the right knee and is connected at the rear part of the right leg. This second lap belt 90 is composed of a stretchable material, for example, a stack of stretchable materials such as spandex, a stretchable material overlaid with a low stretch material, or a stretchable material. It is composed of a material that has been coated with a resin and cut into a strip shape.
[0040]
The second sole belt 92 is provided so as to reach the right sole from the right waist through the right hip, right thigh and right lower leg with the pants 14 worn by the caregiver. . The end of the second sole belt 92 reaching the right waist is sewn to the pants 26. The second sole belt 92 is formed to be wide so that a portion along the starboard portion covers the starboard portion, so that a sense of incongruity when sitting is reduced. A connecting portion 36 for detachably connecting to the second upper belt 20 is provided at a portion covering the starboard portion of the second sole belt 92. The second sole belt 92 is bifurcated between the right waist and the right thigh, and passes through the outer side and the inner side of the right thigh and the right lower leg, respectively. It is connected. This second sole belt 92 is made of a stretchable material such as a material in which a plurality of stretchable materials such as spandex are superposed, a material in which a low-stretch material is superposed on a stretchable material, or a stretchable material. It is composed of a material that has been coated with a synthetic resin or the like and cut into a strip shape.
[0041]
Note that the second knee belt 90 and the second sole belt 92 may be configured in common from the right waist to the vicinity of the center of the right thigh as shown in FIG. Moreover, it is preferable that the part from the right lower leg part to the right foot sole part of the 2nd sole belt 92 is comprised from the non-extensible material. In this way, the belt width can be narrowed at the right foot sole, and the uncomfortable feeling at the sole can be reduced. In addition, since the right lower leg has almost no surface deformation due to the forward flexion of the trunk, when the second knee belt 90 and the second sole belt 92 are shared, even if the belt is fixed to the knee, Even when fixed to the back, the natural length of the elastic material can be made equal. As a result, by forming this part from a non-stretchable material, the tension obtained by the second lap belt 90 when the trunk is bent forward with the knee extended, and the trunk with the knee bent. The tension obtained by the second sole belt 92 when the heel is bent forward can be made substantially the same.
[0042]
As described above, the waist burden reducing garment 10 is configured. Next, wearing of the lower back burden reducing garment 10 will be described.
[0043]
For example, first, the pants 14 are put on with the same feeling as wearing normal pants in a state where the jacket 12 and the pants 14 are separated. Next, the jacket part 12 is worn with the same feeling as wearing a normal jacket. Then, the first upper belt 18 and the first lower belt 28 are connected via the connecting portions 22 and 34. Further, the second upper belt 20 and the second lower belt 30 are connected via the connecting portions 24 and 36. As this connection part 22, 24, 34, 36, a well-known connection mechanism can be used. For example, as shown in FIG. 2 (a), a mechanism for connecting the rigid projection of the male part to the female part, and a pin as the male part in the hole as the female part as shown in FIGS. 2 (b) and (c), respectively. Any mechanism such as a mechanism for inserting and connecting the members can be used.
[0044]
When the lumbar burden reducing garment 10 configured as described above is worn, the first belt 38 including the first upper belt 18 and the first knee belt 86 extends from the right waist to the right side, right chest, right shoulder, and Go through the back to the left waist. Furthermore, it branches into two between the left waist and the left thigh, and passes through the inner and outer parts of the left thigh to reach the front part under the left knee. Then, they are crossed at the front part below the left knee and connected at the rear part of the left leg. The second belt 40 including the second upper belt 20 and the second knee belt 90 extends from the left waist to the left waist, left chest, left shoulder, and back through the right waist. Furthermore, it branches into two between the right waist and the right thigh, and passes through the inner side and the outer side of the right thigh to reach the front part below the right knee. Then, they are crossed at the front part below the right knee and connected at the rear part of the right leg.
[0045]
Alternatively, the first belt 38 including the first upper belt 18 and the first sole belt 88 extends from the right waist through the right side, right chest, right shoulder, and back to the left waist. Furthermore, it branches into two between the left waist and the left thigh, and is connected by the left foot sole part through the inner part and the outer part of the left thigh part and the left lower leg part, respectively. The second belt 40 including the second upper belt 20 and the second sole belt 92 extends from the right waist to the left waist through the right side, right chest, right shoulder, and back. Furthermore, it branches into two between the left waist and the left thigh, and is connected by the left foot sole part through the inner part and the outer part of the left thigh part and the left lower leg part, respectively.
[0046]
The first and second belts 38 and 40 arranged in this way are adjusted in length so as to generate tension by extending the trunk forward bending angle of 20 degrees or more by providing a play portion. It is preferable. Here, the forward bending angle is defined by an angle formed by a straight line connecting the 4/5 lumbar vertebra point of the caregiver and the seventh cervical vertebra and a normal line of the horizontal plane. When the trunk is bent forward in daily activities, the angle is often less than 20 degrees, while in the care operation, a deep forward bending posture of 20 degrees or more, particularly 30 degrees or more is frequently performed. . Therefore, the first and second belts 38 and 40 are adjusted in length so that the trunk bends at an angle of 20 degrees or more to generate tension, so that the first and second belts can be used during daily operation. 38 and 40 hardly act. As a result, even if it is worn for a long period of time, it is possible to eliminate the possibility of causing muscular strength reduction like a corset or the like.
[0047]
The first and second belts 38 and 40 preferably have a length adjusting mechanism 42. In the waist burden reducing garment 10 shown in FIG. 1, a length adjusting mechanism 42 is provided in the middle of the first upper belt 18 from the right waist to the right chest and in the middle of the second upper belt 20 from the left waist to the left chest. ing. A length adjusting mechanism 42 is provided in the middle of the first sole belt from the left waist to the left sole and in the middle of the second sole belt 92 from the right waist to the right sole. As the length adjusting mechanism 42, a known one can be used. For example, buckles as shown in FIGS. 3A and 3B can be used. As described above, the lengths of the first and second belts 38 and 40 are preferably adjusted so that the trunk bends at an angle of 20 degrees or more to generate tension, and thus the length is long. By having the adjusting mechanism 42, the first and second belts 38, 40 can be set to a desired length. As a result, it is possible for people of different physiques to wear the lumbar burden reducing garment 10 under optimum conditions. The length adjusting mechanism 42 may be provided in the middle of the first lap belt 86 from the left waist to the front part below the left knee and in the middle of the second lap belt 90 from the right waist to the front part under the right knee. Further, the length adjusting mechanism 42 may be provided in the middle of the first sole belt 88 from the left waist to the left sole, and in the middle of the second sole belt 92 from the right waist to the right sole. Moreover, you may provide the length adjustment mechanism 42 in another part as needed. Further, the connecting portions 22, 24, 34, and 36 that connect the upper belts 18 and 20 and the lower belts 28 and 30 may be provided with buckles to have a length adjusting function.
[0048]
Next, the operation and effect of the lower back burden reducing garment 10 according to the present embodiment will be described.
[0049]
In this waist burden reducing garment 10, the stretchable first belt 38 is at least from the right shoulder where the surface distance greatly changes when the trunk is bent forward, particularly when the trunk is bent forward with the knee bent. It is provided along a line extending through the back, left waist, left buttock, and left thigh to the left lower knee front. Further, the stretchable second belt 40 has at least a left shoulder portion, a back waist portion, a right hip portion, and a right hip portion where the surface distance greatly changes when the trunk is bent forward, particularly when the trunk is bent forward with the knee bent. , And along the line extending through the right thigh to the front part below the right knee. Therefore, when these surface distances change greatly when the trunk is bent forward, the first and second belts 38 and 40 are stretched, and tension is generated in these belts. By supplementing, the muscle burden on the waist can be sufficiently reduced.
[0050]
The stretchable first belt 38 is not only provided from the left waist to the front part under the left knee, but also when the trunk is bent forward, especially in front of the trunk when the knee is stretched. It is also provided along a line extending from at least the right shoulder to the back, the left waist, the left hip, the left thigh, and the left lower leg where the surface distance changes greatly when bent. The stretchable second belt 40 is not only provided from the right waist to the front part under the right knee, but also in front of the trunk when the trunk is bent forward, particularly when the knee is stretched. It is also provided along a line extending from at least the left shoulder to the back, right waist, right hip, right thigh, and right lower leg to the right sole, where the surface distance changes greatly when bent.
[0051]
Therefore, in any of the bent state and the extended knee state, when these surface distances change greatly when the trunk is bent forward, the first and second belts 38 and 40 are stretched. Tension is generated in these belts, and by using this tension to compensate the muscle tension of the waist and back, the muscle load on the waist can be sufficiently reduced. In general, when a person with a weight of about 50 kg bends the trunk forward at 30 to 80 degrees, the muscle burden on the waist reaches about 600N to 1100N. Therefore, for example, by supplementing the muscle tension of about 40N to 80N with one of the first and second belts 38 and 40, 10% to 20% of the muscle tension necessary for maintaining forward bending can be supported.
[0052]
In addition, by using the two belts 38 and 40 in this way, it is possible to distribute the exerted tension to each belt, and to suppress the bias of the pressure on the left and right shoulders due to the tension. Can do. Also, the first and second belts 38, 40 are on the back so that the first belt 38 extends from the right shoulder to the front left lower knee, and the second belt 40 extends from the left shoulder to the front right lower knee. Since it is provided so as to intersect with each other, one belt can be used without obstructing the side bending or turning operation even if the operation such as turning or side bending is combined in addition to the trunk forward bending. Can reduce the risk that the will not work.
[0053]
Further, since the body is not tightened unlike a corset or the like, the workability is not lowered, and the fixing force is not always applied, so that the user's original supporting force is not lowered.
[0054]
In addition, when the trunk is bent forward with the knee bent, the first and second belts 38, 40 can be hooked on the front left and right knees. Can be stretched to. In addition, when the trunk is bent forward with the knees extended, the first and second belts 38 and 40 can be hooked on the left and right soles, so that the first and second belts 38 and 40 are sufficiently attached. Can be stretched.
[0055]
The first belt 38 branched in two between the left waist and the left thigh is provided so as to intersect each other at the front part below the left knee and to be connected at the rear part of the left leg. Since the second belt 40 branched in two between the right waist and the right thigh is provided so as to cross each other at the front part below the right knee and to be connected at the rear part of the right leg, The first and second belts 38 and 40 provided around the left and right lower leg portions when the knees are bent and the lengths around the left and right lower leg portions are increased. Fixed to the part. As a result, when the trunk is bent forward with the knee bent, and the first and second belts 38 and 40 are hooked on the front left and right lower knees and fully extended, the first and second belts 38 are tensioned. , 40 can be prevented from sliding up from the front part of the left and right knees.
[0056]
The first belt 38 is provided from the right shoulder to the right chest and the right side to reach the right waist, and the second belt 40 passes from the left shoulder to the left chest and the left side. Since it is provided to reach the left waist, when the trunk is bent forward, the first and second belts 38 and 40 can be sufficiently stretched by being hooked around the left and right arm bases. In addition, since the first and second belts 38 and 40 can be hooked around the bases of the left and right arms in this way, there is a possibility that the shoulder portion of the jacket portion 12 may slide down to the back. Can be reduced.
[0057]
Further, the waist load reducing garment 10 is divided into a jacket portion 12 and a pants portion 14, and the first and second belts 38 and 40 are configured to be detachable near the left and right waist portions, so that they can be easily attached and detached. This is particularly convenient when using a toilet or the like.
[0058]
In addition, since the first and second belts 38 and 40 are attached to the jacket 16 and the pants 26, the lumbar burden reducing garment 10 can be easily worn as if wearing clothes.
[0059]
(Second Embodiment)
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the element same as the element demonstrated in 1st Embodiment mentioned above, and the overlapping description is abbreviate | omitted.
[0060]
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of a lumbar portion burden reducing garment 50 as a lumbar portion burden reducing device according to the second embodiment. FIGS. 4A and 4B are perspective views showing the configurations of the jacket portion 12 and the pants portion 14 included in the lower back burden reducing garment 50, respectively.
[0061]
As shown in FIG. 4, the waist burden reducing garment 50 according to the second embodiment has the first upper belt 18 and the second upper belt 20 attached to the inner side of the jacket 16, and the first inner side of the pants 26. Except that the lower belt 20 and the second lower belt 30 are attached, it has substantially the same configuration as the lumbar portion burden reducing garment 10 according to the first embodiment.
[0062]
In the lower back portion burden reducing garment 50, a patch 44 made of a material such as urethane, nonwoven fabric, or felt is sewn near the lower back portion inside the jacket 16. The first and second upper belts 18 and 20 are configured to pass through the inside of the patch 44. As a result, the uncomfortable feeling when the connecting portions 22 and 34 between the first upper belt 18 and the first lower belt 28 and the connecting portions 24 and 36 between the second upper belt 20 and the second lower belt 30 hit the left and right waists. Can be reduced.
[0063]
Also in the lumbar burden reducing garment 50 according to the second embodiment configured as described above, the same operational effects as the above-described lumbar burden reducing garment 10 according to the first embodiment can be obtained. In particular, in the lower back burden reducing garment 50 according to the second embodiment, since the first and second belts 38 and 40 cannot be seen from the outside, the appearance is simple and there is no possibility of hindering the design.
[0064]
(Third embodiment)
Hereinafter, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the element same as the element demonstrated in 1st Embodiment mentioned above, and the overlapping description is abbreviate | omitted.
[0065]
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration of a suspender-type lower back load reducing garment 60 as a lower back load reducing tool according to the third embodiment. 5A, 5 </ b> B, and 5 </ b> C are a front view, a left side view, and a rear view, respectively, of the caregiver when the suspender-type waist burden reducing clothes 60 are worn.
[0066]
As shown in FIG. 5, the suspender type waist burden reducing garment 60 includes a suspender portion 62 and a pants portion 14. The pant part 14 includes a pant 26 and a first lower belt 28 and a second lower belt 30 attached to the outside of the pant 26. The pant part 14 has the same configuration as the pant part 14 of the lower back burden reducing garment 10 described in the first embodiment. The suspender 62 has a first upper belt 64 and a second upper belt 66.
[0067]
The first upper belt 64 is provided so that the caregiver wears the suspender 62 and extends from the right shoulder through the back to the left waist. An end portion of the first upper belt 64 reaching the left waist portion is detachably connected to the first lower belt 28 of the pants portion 14 via connecting portions 22 and 34. The first upper belt 64 is provided so as to reach the right waist from the right shoulder through the right chest and the right side. The end portion of the first upper belt 64 reaching the right waist is detachably connected to the second lower belt 30 of the pants portion 14 via the connecting portions 24 and 36.
[0068]
A portion 64c extending from the right shoulder portion of the first upper belt 64 through the back to the left waist portion, and a portion 64d extending from the right waist portion to the right side of the first waist belt 64 to the right chest is a stretchable material such as a stretchable material such as spandex. Are formed by overlapping a plurality of sheets, a stretchable material superimposed with a low elongation material, a stretchable material coated with a synthetic resin or the like, and cut into a strip shape.
[0069]
Further, a portion 64e extending from the right shoulder to the right chest of the first upper belt 64 is made of a non-stretchable material, for example, a belt-like cloth or a non-stretchable material used in a car seat belt or a bag shoulder belt. It is made up of a wide range from what has been processed. In this way, by configuring the portion 64e to be wide with a non-stretchable material, the force acting on the right chest is dispersed when the first upper belt 64 is stretched, and the right chest is locally compressed. Is suppressed.
[0070]
The second upper belt 66 is provided so that the caregiver wears the suspender 62 and extends from the left shoulder to the right waist through the back. An end portion of the second upper belt 66 reaching the right waist is detachably connected to the second lower belt 30 of the pants portion 14 through connecting portions 24 and 36. The second upper belt 66 is provided from the left shoulder to the left waist through the left chest and the left side. An end portion of the second upper belt 66 reaching the left waist portion is detachably connected to the first lower belt 28 of the pants portion 14 via connecting portions 22 and 34.
[0071]
A portion 66c extending from the left shoulder portion of the second upper belt 66 through the back to the right waist portion and a portion 66d extending from the left waist portion to the left chest through the left chest portion are made of a stretchable material, for example, an elastic material such as spandex. It is composed of a stack of a plurality of sheets, a stack of a stretchable material with a low elongation material, a stretchable material coated with a synthetic resin or the like, and cut into a strip shape.
[0072]
Further, a portion 66e extending from the left shoulder portion to the left chest of the second upper belt 66 is made of a non-stretchable material, for example, a belt-like cloth or a non-stretchable material used in a car seat belt or a bag shoulder belt. It is constructed from a wide range of processed materials. In this way, by configuring the portion 66e to be wide with a non-stretchable material, the force acting on the left chest when the second upper belt 66 is stretched is dispersed, and the left chest is locally compressed. Is suppressed.
[0073]
In order to prevent the first upper belt 64 and the second upper belt 66 from being pulled to the left and right sides at the time of wearing, the suspender portion 62 is provided particularly over both the left and right chests as shown in FIG. A length-adjustable belt 70 for pulling the first upper belt 64 and the second upper belt 66 is provided.
[0074]
The first belt 38 including the first upper belt 64 and the first knee belt 86 with the suspender-type waist burden reducing garment 60 is worn passes from the right waist to the right side, right chest, right shoulder, and back. To the left waist. Furthermore, it branches into two between the left waist and the left thigh, and passes through the inner and outer parts of the left thigh to reach the front part under the left knee. Then, they are crossed at the front part below the left knee and connected at the rear part of the left leg. On the other hand, the second belt 40 including the second upper belt 66 and the second knee belt 90 extends from the left waist to the left waist, left chest, left shoulder, and back through the right waist. Furthermore, it branches into two between the right waist and the right thigh, and passes through the inner side and the outer side of the right thigh to reach the front part below the right knee. Then, they are crossed at the front part below the right knee and connected at the rear part of the right leg.
[0075]
The first belt 38 including the first upper belt 64 and the first sole belt 88 extends from the right waist to the left waist through the right side, right chest, right shoulder, and back. Furthermore, it branches into two between the left waist and the left thigh, and is connected by the left foot sole part through the inner part and the outer part of the left thigh part and the left lower leg part, respectively. On the other hand, the second belt 40 including the second upper belt 66 and the second sole belt 92 extends from the left waist to the left waist, left chest, left shoulder, and back through the right waist. Furthermore, it branches into two between a right waist part and a right thigh part, and it connects with the right foot sole part through the inner side part and the outer side part of a right thigh part and a right lower leg part, respectively.
[0076]
The first and second belts 38 and 40 arranged in this way are adjusted in length so as to generate tension by extending the trunk forward bending angle of 20 degrees or more by providing a play portion. And preferred.
[0077]
The first and second belts 38 and 40 preferably have a length adjusting mechanism 42. In the suspender type waist load reducing garment 60 shown in FIG. 5, the length adjusting mechanism 42 is provided in the middle of the first upper belt 64 from the right waist to the right chest and in the middle of the second upper belt 66 from the left waist to the left chest. Is provided. Note that the length adjusting mechanism 42 may be provided in the middle of the first lower belt 28 from the left waist to the front left lower knee and in the middle of the second lower belt 30 from the right waist to the front right lower knee. Further, the length adjusting mechanism 42 may be provided in the middle of the first sole belt 88 from the left waist to the left sole, and in the middle of the second sole belt 92 from the right waist to the right sole. Moreover, you may provide the length adjustment mechanism 42 in another part as needed. Further, the connecting portions 22, 24, 34, and 36 that connect the upper belts 64 and 66 and the lower belts 28 and 30 may be provided with buckles to have a length adjusting function.
[0078]
Also in the suspender type waist load reducing garment 60 configured as described above, the same operational effects as the waist load reducing garment 10 according to the first embodiment described above can be obtained. In particular, the suspender-type lower back burden garment 60 according to the third embodiment is advantageous in a high-temperature environment because the suspender 62 can be mounted directly on the underwear or on the bare skin. If the first upper belt 64 and the second upper belt 66 are disliked from the outside, a jumper or the like may be worn after the suspender 62 is mounted.
[0079]
(Fourth embodiment)
Hereinafter, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the element same as the element demonstrated in 1st Embodiment mentioned above, and the overlapping description is abbreviate | omitted.
[0080]
FIG. 6 is a view showing a configuration of a lower back burden reducing belt 80 as a lower back burden reducing device according to the fourth embodiment. 6A, 6 </ b> B, and 6 </ b> C are a front view, a left side view, and a rear view, respectively, of the caregiver when the lower back burden reduction belt 80 is worn.
[0081]
As shown in FIG. 6, the waist load reducing belt 80 includes a suspender portion 62, a bottom portion 82, and a waist belt portion 84. The suspender part 62 has the same configuration as the suspender part 62 of the suspender-type lower back burden reducing garment 60 described in the third embodiment.
[0082]
The bottom portion 82 includes a first lower belt 28 and a second lower belt 30. The first lower belt 28 includes a first knee belt 86 and a first sole belt 88, and the second lower belt 30 includes a second knee belt 90 and a second sole belt 92. .
[0083]
The first knee belt 86 is provided so as to extend from the left waist to the left lower knee and the left lower knee through the left hip and the left thigh in a state where the caregiver wears the bottom portion 82. An end portion of the first knee belt 86 reaching the left waist is connected to the waist belt portion 84 via the connecting portion 34. The first lap belt 86 is bifurcated between the left waist and the left thigh, and is provided so as to reach the front part below the left knee through the outer and inner parts of the left thigh. ing. And it crosses with each other at the front part under the left knee and is connected with the rear part of the left leg. This first knee belt 86 is composed of a stretchable material, for example, a stack of a plurality of stretchable materials such as spandex, a stretchable material overlaid with a low elongation material, or a stretchable material. It is composed of a material that has been coated with a resin and cut into a strip shape.
[0084]
The first sole belt 88 is provided so as to reach the left sole from the left waist through the left hip, left thigh, and left lower leg while the caregiver wears the bottom portion 82. The end portion of the first sole belt 88 that reaches the left waist is connected to the waist belt portion 84 via the connecting portion 34. The first sole belt 88 is bifurcated between the left waist and the left thigh, and is connected to the left foot by passing through the outer and inner parts of the left thigh and left lower thigh. Has been. This first sole belt 88 is made of a stretchable material such as a material in which a plurality of stretchable materials such as spandex are superposed, a material in which a low-stretch material is superposed on a stretchable material, or a stretchable material. It is composed of a material that has been coated with a synthetic resin or the like and cut into a strip shape.
[0085]
The first knee belt 86 and the first sole belt 88 may be configured in common from the left waist to the vicinity of the center of the left thigh. Further, the portion from the left lower leg part to the left sole part of the first sole belt 88 is made of a non-stretchable material, for example, a belt-like cloth or a non-stretchable material used in a car seat belt or a bag shoulder belt. You may comprise from what was processed into the strip | belt shape. If it does in this way, a belt width can be made thin at a left foot sole part, and a sense of incongruity in a sole can be reduced. In addition, since the left lower leg has almost no surface deformation due to the forward bending of the trunk, when the first knee belt and the first sole belt are shared, it is fixed to the sole even when the belt is fixed to the knee. Even if it is used, the natural length of the elastic material can be made equivalent. As a result, by forming this part from a non-extensible material, the tension obtained by the first lap belt when the trunk is bent forward with the knee extended, and the trunk with the knee bent The tension obtained by the first sole belt when bent forward can be made substantially the same.
[0086]
The second lap belt 90 is provided so as to reach the front part under the right knee from the right waist part through the stark part and the right thigh part with the caregiver wearing the bottom part 82. An end portion of the second knee belt 90 reaching the right waist is connected to the waist belt portion 84 via the connecting portion 36. The second lap belt 90 is provided so as to be bifurcated between the right waist and the right thigh, and to reach the front part below the right knee through the outer and inner parts of the right thigh. ing. And it crosses with each other at the front part below the right knee and is connected at the rear part of the right leg. This second lap belt 90 is composed of a stretchable material, for example, a stack of stretchable materials such as spandex, a stretchable material overlaid with a low stretch material, or a stretchable material. It is composed of a material that has been coated with a resin and cut into a strip shape.
[0087]
The second sole belt 92 is provided so as to reach the right foot sole from the right waist, the right hip, the right thigh, and the right lower leg with the caregiver wearing the bottom portion 82. . The end of the second sole belt 92 reaching the right waist is connected to the waist belt portion 84 via the connecting portion 36. The second sole belt 92 is bifurcated between the right waist and the right thigh, and passes through the outer side and the inner side of the right thigh and the right lower leg, respectively. It is connected. This second sole belt 92 is made of a stretchable material such as a material in which a plurality of stretchable materials such as spandex are superposed, a material in which a low-stretch material is superposed on a stretchable material, or a stretchable material. It is composed of a material that has been coated with a synthetic resin or the like and cut into a strip shape.
[0088]
Note that the second knee belt 90 and the second sole belt 92 may be configured in common from the right waist to the center of the right thigh. Further, the portion of the second sole belt 92 extending from the right lower leg portion to the right foot sole portion is made of a non-stretchable material such as a belt-like cloth or a non-stretchable material used in a car seat belt or a bag shoulder belt. May be made of a material processed into a belt shape. In this way, the belt width can be narrowed at the right foot sole, and the uncomfortable feeling at the sole can be reduced. In addition, since there is almost no surface deformation in the right lower leg due to the forward bending of the trunk, when the second knee belt and the second sole belt are used in common, Even when fixed, the natural length of the elastic material can be the same. As a result, by forming this part from a non-extensible material, the tension obtained by the second lap belt when the trunk is bent forward with the knee stretched, and the trunk with the knee bent The tension obtained by the second sole belt when bent forward can be made substantially the same.
[0089]
The waist belt portion 84 is fastened around the waist. The waist belt portion 84 is made of a non-extensible material. A connecting portion 34 for connecting the first upper belt 64 of the suspender portion 62 and the first lower belt 28 of the bottom portion 82 is provided on the left waist portion of the waist belt portion 84. A connecting portion 36 for connecting the second upper belt 66 of the suspender portion 62 and the second lower belt 30 of the bottom portion 82 is provided on the right waist portion of the waist belt portion 84. In addition, as a connection mechanism of the connection parts 22, 24, 34, 36, a connection mechanism as shown, for example in FIG. 2 can be used.
[0090]
The first belt 38 including the first upper belt 64 and the first knee belt 86 in the state in which the lumbar portion burden reducing belt 80 configured as described above is worn, the right waist, right side, right chest, right shoulder, And through the back to the left waist. Furthermore, it branches into two between the left waist and the left thigh, and passes through the inner and outer parts of the left thigh to reach the front part under the left knee. Then, they are crossed at the front part below the left knee and connected at the rear part of the left leg. The second belt 40 including the second upper belt 66 and the second knee belt 90 extends from the left waist part to the right waist part through the left side, left chest, left shoulder part, and back. Furthermore, it branches into two between the right waist and the right thigh, and passes through the inner side and the outer side of the right thigh to reach the front part below the right knee. Then, they are crossed at the front part below the right knee and connected at the rear part of the right leg.
[0091]
Alternatively, the first belt 38 including the first upper belt 64 and the first sole belt 88 extends from the right waist to the left waist through the right side, right chest, right shoulder, and back. Furthermore, it branches into two between the left waist and the left thigh, and is connected by the left foot sole part through the inner part and the outer part of the left thigh part and the left lower leg part, respectively. The second belt 40 including the second upper belt 66 and the second sole belt 92 extends from the right waist to the left waist through the right side, right chest, right shoulder, and back. Furthermore, it branches into two between the left waist and the left thigh, and is connected by the left foot sole part through the inner part and the outer part of the left thigh part and the left lower leg part, respectively.
[0092]
The first and second belts 38 and 40 arranged in this way are adjusted in length so as to generate tension by extending the trunk forward bending angle of 20 degrees or more by providing a play portion. And preferred.
[0093]
The first and second belts 38 and 40 preferably have a length adjusting mechanism 42 as shown in FIG. For example, it is preferable to provide the length adjusting mechanism 42 in the middle of the first upper belt 64 from the right waist to the right chest and in the middle of the second upper belt 66 from the left waist to the left chest. In addition, the length adjusting mechanism 42 may be provided in the middle of the first lap belt 86 from the left waist to the front left lower knee and in the middle of the second lap belt 90 from the right waist to the front right lower knee. Further, the length adjusting mechanism 42 may be provided in the middle of the first sole belt 88 from the left waist to the left sole, and in the middle of the second sole belt 92 from the right waist to the right sole. Further, the connecting portions 22, 24, 34, and 36 that connect the upper belts 64 and 66 and the lower belts 28 and 30 may be provided with buckles to have a length adjusting function.
[0094]
The waist load reducing belt 80 configured as described above can achieve the same effects as the waist load reducing garment 10 according to the first embodiment described above. In particular, since the lower back burden reducing belt 80 according to the fourth embodiment can be worn directly from the top of the clothes, troublesome work such as changing clothes can be omitted. In addition, you may wear the waist | hip | lumbar part burden reduction belt 80 which concerns on this embodiment from the top of the underwear, or directly on the bare skin. In addition, if you do not like the waist burden reduction belt 80 being visible from the outside, you may wear a jumper or trousers after wearing the waist burden reduction belt 80.
[0095]
In addition, in the waist | hip | lumbar part burden reduction belt 80 which concerns on this embodiment, as shown in FIG. 7, it is preferable to provide the knee pad 94 in the front part under both right and left knees. The knee pad 94 can be formed using a material such as urethane, nonwoven fabric, or felt. When the knee pad 94 is provided, it is preferable that a guide member for guiding the belts 86 and 90 is provided on the knee pad 94. In the example shown in FIG. 7, a guide cloth 96 for guiding the belts 86 and 90 is sewn to the knee pad 94. In particular, if a supporter-type ring-shaped knee pad 94 as shown in FIGS. 8A and 8B is provided, not only can the tightening force acting on the knee be relaxed, but the belts 86 and 90 can be It is preferable because it can be prevented from sliding up. In addition, when providing such a ring-shaped knee pad 94, it is preferable that the part which covers the knee front surface is comprised with a pad, and the part which covers a knee back is comprised with a stretch raw material. This makes it easier to bend the knee.
[0096]
Further, when the knee pad 94 is provided, as shown in FIG. 8C, the branched knee belts 86 and 90 may be connected at the front part below the knee. Further, in this case, in order to prevent the knee belts 86 and 90 from sliding up, as shown in FIG. 8D, the knee pad 94 is extended to the ankle and hooked on the sole of the foot via the hook portion 32. Also good.
[0097]
As described above, the lumbar portion burden reducing belt 80 according to the fourth embodiment is configured. However, the lumbar portion burden reducing belt 80 can be modified as shown in FIG. In this modification, the configuration of the bottom portion 82 is different from the above-described bottom portion.
[0098]
In this modified example, the first lower belt 28 is provided so as to reach the front part under the left knee from the left waist part through the left hip part and the left thigh part with the caregiver wearing the bottom part 82. . An end portion of the first lower belt 28 reaching the left waist portion is coupled to the waist belt portion 84 via the coupling portion 34. The first lower belt 28 is bifurcated between the left waist and the left thigh, and is provided so as to pass through the outer and inner parts of the left thigh to reach the left lower knee front part. ing. And after crossing each other at the front part under the left knee, the outer part and the inner part of the left lower leg part are respectively connected by the left foot sole part. The first lower belt 28 is preferably made of a stretchable material from the left waist to the left thigh and the front part under the left knee, and is preferably made of a non-stretchable material from the left lower leg to the left sole. . For extensibility materials, for example, a stack of stretchable materials such as spandex, a stretchable material overlaid with a low elongation material, and a stretchable material coated with synthetic resin. Examples include those cut into a band shape. Examples of the non-stretchable material include a belt-like cloth used in a car seat belt and a bag shoulder belt, and a non-stretchable material processed into a belt shape. In this way, even when the trunk is bent forward with the knee extended, sufficient tension can be exerted in the same manner as when the trunk is bent forward with the knee bent. Note that two belts 98 are provided at the rear part of the left lower leg to prevent displacement of the first lower belt 28.
[0099]
Although not shown in FIG. 9, the second lower belt 30 has a configuration similar to that of the first lower belt 28. That is, in a state where the caregiver is wearing the bottom portion 82, the caregiver is provided so as to reach the right lower knee front through the right hip portion and the right thigh portion. The end of the second lower belt 30 reaching the right waist is connected to the waist belt portion 84 via the connecting portion 36. The second lower belt 30 is bifurcated between the right waist and the right thigh, and is provided so as to pass through the outer part and the inner part of the right thigh to reach the front part below the right knee. ing. And after crossing each other at the front part under the right knee, the outer part and the inner part of the right lower leg part are respectively connected by the right foot sole part. The second lower belt 30 is composed of a stretchable material from the right waist to the right thigh and the right lower front knee, and is composed of a non-stretchable material from the right lower leg to the right foot sole. preferable. In this way, even when the trunk is bent forward with the knee extended, sufficient tension can be exerted in the same manner as when the trunk is bent forward with the knee bent. Two belts 98 are provided at the rear part of the right lower leg to prevent the second lower belt 30 from being displaced.
[0100]
When configured in this manner, in both the bent state and the extended state of the knee, the first and second belts 38 and 40 are stretched to generate tension, and this tension is utilized. By supplementing the muscle tension of the lower back, the muscle load on the lower back can be sufficiently reduced.
[0101]
(Fifth embodiment)
Hereinafter, a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the element same as the element demonstrated in 1st Embodiment mentioned above, and the overlapping description is abbreviate | omitted.
[0102]
FIG. 10 is a diagram illustrating a configuration of a lower back burden reducing garment 100 as a lower back burden reducing device according to the fifth embodiment. 10A, 10 </ b> B, and 10 </ b> C are a front view, a left side view, and a rear view, respectively, of the caregiver when the lower back burden garment 100 is worn.
[0103]
As shown in FIG. 10, the waist burden reducing garment 100 according to the present embodiment is configured as a one-piece like a body suit, and the first and second belts 38 and 40 are a part of the waist burden reducing clothes 100. Are integrally formed. That is, the lower back burden reducing garment 100 according to the present embodiment includes a portion of the first and second belts 38 and 40 formed using a material having a strong tightening force, and other parts formed using a material having a weak tightening force. It is integrally formed by joining or knitting the portion 102.
[0104]
The portions of the first and second belts 38 and 40 of the lumbar portion burden reducing garment 100 can be made of a material having a strong tightening force, for example, a thick denier power net, a cloth that has been subjected to denier switching and tissue switching. The other portion 102 can be made of a material having a weak tightening force, such as a two-weight ricott, a thin denier power net, or the like. In this waist burden reducing garment 100, there is provided a hook 32 that extends from around the ankle toward the sole and can be hooked on the sole. As a result, the lumbar burden reducing garment 100 is prevented from sliding up.
[0105]
The first belt 38 extends from the right waist, the right side, the right chest, the right shoulder, and the back to the left waist while wearing the waist load reducing garment 100 having such a configuration. Furthermore, it branches into two between the left waist and the left thigh, and passes through the inner and outer parts of the left thigh to reach the front part under the left knee. And it crosses at the front part under the left knee and reaches the rear part of the left leg. On the other hand, the second belt 40 extends from the left waist through the left side, left chest, left shoulder, and back to the right waist. Furthermore, it branches into two between the right waist and the right thigh, and passes through the inner side and the outer side of the right thigh to reach the front part below the right knee. And it crosses at the front part under the right knee and reaches the rear part of the right leg.
[0106]
It should be noted that the first and second belts 38 and 40 provided as part of the lumbar burden reducing garment 100 are stretched when the trunk forward bend angle is 20 degrees or more to generate tension, and the lumbar burden reducing garment 100. It is preferable to provide several sizes (for example, M size, L size, etc.).
[0107]
The lumbar burden-reducing garment 100 configured as described above can achieve the same effects as the lumbar burden-reducing garment 10 according to the first embodiment described above. In particular, in the lumbar burden reducing garment 100 according to the fifth embodiment, the first and second belts 38 and 40 are integrally formed as a part of the lumbar burden reducing garment 100. Etc. becomes extremely easy. In addition, there is no risk of bulky storage.
[0108]
In the present embodiment, the waist burden reducing garment 100 is configured as one piece, but the upper body portion and the lower body portion may be configured separately. In this case, in order to connect the first and second belts 38 and 40 divided by the upper body part and the lower body part, it is necessary to provide a connection mechanism as shown in FIG.
[0109]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made.
[0110]
For example, in the lower back burden reducing garment 100 according to the fifth embodiment, in addition to the first belt 38 extending from the right shoulder to the left lower knee front and the second belt 40 extending from the left shoulder to the right knee, the first belt is further provided. Similarly to the waist burden reducing garment 10 according to the embodiment, the first belt 38 may be provided from the right shoulder to the left sole, and the second belt 40 may be provided from the left shoulder to the right sole. Good. In this way, the first belt 38 extending from the right shoulder to the front left lower knee, the second belt 40 extending from the left shoulder to the right knee, the first belt 38 extending from the right shoulder to the left sole, and With the second belt 40 extending from the left shoulder to the right foot sole, the first and second belts 38 and 40 are stretched to stretch the belt in both the bent state and the extended state. Occurring and supplementing the muscle tension of the lower back using this tension, the muscle load on the lower back can be sufficiently reduced.
[0111]
Moreover, in the jacket part 12 and the underpants part 14 which concern on 1st and 2nd embodiment, and the underpants part 14 which concerns on 3rd Embodiment, as shown in FIGS. 11-14, it guides suitably in the part which belts 38 and 40 pass. A member may be provided. 11A is a perspective view showing a state in which the guide cloth 112 for guiding the belts 38 and 40 is sewn to the base 114, and FIG. 11B is a BB line in FIG. 11A. It is sectional drawing. 12A is a perspective view showing a state in which a guide band 116 for guiding the belts 38 and 40 is sewn to the base 114, and FIG. 12B is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. It is line sectional drawing. FIG. 13A is a perspective view showing a state in which the resin ring 118 for guiding the belts 38 and 40 is attached so as to be movable back and forth via a cloth 120 sewn on the base 114. FIG. 13B is a sectional view taken along line BB in FIG. 14A is a perspective view showing a state in which the resin ring 118 that guides the belts 38 and 40 is attached so as to be movable back and forth through a cloth 120 sewn on the base 114. FIG. FIG. 14B is a sectional view taken along line BB in FIG.
[0112]
In this way, the belts 38 and 40 are surely passed through a desired position, and a desired effect can be reliably obtained. Such a guide member is preferably provided over the entire portion through which the belts 38 and 40 pass, or in places.
[0113]
In the above-described embodiment, the case where the waist protector is used in the nursing field has been described. However, the field to be used is not limited to this, and it is needless to say that the apparatus can be widely applied to the transportation work of articles in the transportation and logistics fields. Yes.
[0114]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the waist | hip | lumbar part burden reduction tool which can fully reduce the muscle load which acts on a waist | lumbar part, without reducing workability | operativity and original supportability is provided. Thereby, it becomes possible to reduce a possibility that a disorder such as back pain is caused by wearing the waist burden reducing tool.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a lower back burden reducing garment as a lower back burden reducing device according to a first embodiment. 1A, 1B, and 1C are a front view, a left side view, and a rear view, respectively, of a caregiver when wearing a lumbar burden reducing garment.
FIG. 2 is a perspective view illustrating a connecting mechanism that can be used as a connecting portion.
FIG. 3 is a perspective view illustrating a usable length adjustment mechanism.
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of a lumbar burden reducing garment as a lumbar burden reducing tool according to a second embodiment. FIGS. 4A and 4B are perspective views showing configurations of a jacket portion and a pants portion, respectively, included in the lumbar portion burden reducing garment.
FIG. 5 is a diagram showing a configuration of a suspender-type waist burden reducing garment as a waist burden reducing tool according to a third embodiment. 5A, 5B, and 5C are a front view, a left side view, and a rear view, respectively, of a caregiver when wearing a suspender-type lower back burden reducing garment.
FIG. 6 is a view showing a configuration of a lower back burden reducing belt as a lower back load reducing device according to the fourth embodiment. 6A, 6B, and 6C are a front view, a left side view, and a rear view, respectively, of the caregiver when the lower back burden reduction belt is worn.
FIG. 7 is a diagram showing an example of the configuration of a knee pad.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a configuration of a knee pad.
FIG. 9 is a view showing a modified example of a lower back burden reducing belt as a lower back burden reducing device according to the fourth embodiment. FIG. 9 shows the left side of the caregiver when the lower back burden reduction belt is worn.
FIG. 10 is a diagram showing a configuration of a lower back burden reducing garment as a lower back burden reducing device according to a fifth embodiment. FIGS. 10A, 10B, and 10C are a front view, a left side view, and a rear view, respectively, of a caregiver when wearing a lumbar burden reducing garment.
FIG. 11 is a perspective view showing an example of a method for fixing the first and second belts to a jacket or pants.
FIG. 12 is a perspective view showing an example of a method for fixing the first and second belts to a jacket or pants.
FIG. 13 is a perspective view showing an example of a method for fixing the first and second belts to a jacket or pants.
FIG. 14 is a perspective view showing an example of a method for fixing the first and second belts to a jacket or pants.
FIG. 15 is a diagram showing how the surface distance from the shoulder to the knee or the sole changes when the trunk is bent forward.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10,50,100 ... Lumbar burden reduction clothes, 60 ... Suspender-type lumbar burden reduction clothes, 80 ... Lumbar burden reduction belt, 38 ... 1st belt, 40 ... 2nd belt, 18,64 ... 1st upper belt, 20, 66 ... 2nd upper belt, 28 ... 1st lower belt, 30 ... 2nd lower belt, 86 ... 1st knee belt, 90 ... 2nd knee belt, 88 ... 1st sole belt, 92 ... 2nd sole belt 42 ... length adjustment mechanism 22, 24, 34, 36 ... connecting part, 12 ... jacket part, 14 ... pants part, 16 ... jacket, 26 ... pants, 62 ... suspender part, 82 ... bottom part, 84 ... waist part Belt part.

Claims (13)

装着時において、少なくとも右肩部から背中、左腰部、左臀部、及び左大腿部を通って左膝部に至るように設けられる伸張性を有する第１ベルトと、
装着時において、少なくとも左肩部から背中、右腰部、右臀部、及び右大腿部を通って右膝部に至るように設けられる伸張性を有する第２ベルトと、
を備え、
前記第１及び第２ベルトは背中で互いに交差するように設けられており、
前記第１ベルトは、前記左腰部と前記左大腿部との間で２本に分岐され、前記左大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左膝下前部に至るように設けられており、
前記第２ベルトは、前記右腰部と前記右大腿部との間で２本に分岐され、前記右大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右膝下前部に至るように設けられている、ことを特徴とする腰部負担軽減具。A first belt having elasticity that is provided so as to reach the left knee through at least the right shoulder, the back, the left waist, the left hip, and the left thigh when worn;
A second belt having stretchability provided so as to extend from the left shoulder to the right knee through the back, right hip, right hip, and right thigh when worn;
With
The first and second belts are provided to cross each other on the back,
The first belt is bifurcated between the left waist and the left thigh, and is provided so as to pass through an outer part and an inner part of the left thigh to reach the front part below the left knee. And
The second belt is bifurcated between the right waist and the right thigh, and is provided so as to pass through an outer part and an inner part of the right thigh to reach the front part below the right knee. A lumbar burden reducing device characterized by that . 前記左腰部と前記左大腿部との間で２本に分岐された前記第１ベルトは、前記左膝下前部で互いに交差されると共に左下腿部後部で連結されるように設けられており、
前記右腰部と前記右大腿部との間で２本に分岐された前記第２ベルトは、前記右膝下前部で互いに交差されると共に右下腿部後部で連結されるように設けられている、
ことを特徴とする請求項１に記載の腰部負担軽減具。The first belt branched in two between the left waist and the left thigh is provided so as to intersect with each other at the left lower knee front part and to be connected at the left lower leg rear part. ,
The second belt that is bifurcated between the right waist and the right thigh is provided so as to intersect with each other at the front part below the right knee and to be connected at the rear part of the right leg. Yes,
The lower back burden reducing device according to claim 1 . 前記第１ベルトは、前記左腰部と前記左大腿部との間でさらに２本に分岐され、前記左大腿部及び前記左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左足裏部で連結されるように設けられており、
前記第２ベルトは、前記右腰部と前記右大腿部との間でさらに２本に分岐され、前記右大腿部及び前記右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右足裏部で連結されるように設けられている、ことを特徴とする請求項１又は２に記載の腰部負担軽減具。 The first belt is further bifurcated between the left waist and the left thigh, and passes through an outer side and an inner side of the left thigh and the left lower leg, respectively. It is provided to be connected at
The second belt is further bifurcated between the right waist and the right thigh, and passes through an outer side and an inner side of the right thigh and the right lower leg, respectively. It is provided so that it may be connected by a part, The waist | hip | lumbar part burden reduction tool of Claim 1 or 2 characterized by the above-mentioned . 装着時において、少なくとも右肩部から背中、左腰部、左臀部、及び左大腿部を通って左膝部に至るように設けられる伸張性を有する第１ベルトと、
装着時において、少なくとも左肩部から背中、右腰部、右臀部、及び右大腿部を通って右膝部に至るように設けられる伸張性を有する第２ベルトと、
を備え、
前記第１及び第２ベルトは背中で互いに交差するように設けられており、
前記第１ベルトは、前記左腰部と前記左大腿部との間で２本に分岐され、前記左大腿部及び前記左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左足裏部で連結されるように設けられており、
前記第２ベルトは、前記右腰部と前記右大腿部との間で２本に分岐され、前記右大腿部及び前記右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右足裏部で連結されるように設けられている、ことを特徴とする腰部負担軽減具。 A first belt having elasticity that is provided so as to reach the left knee through at least the right shoulder, the back, the left waist, the left hip, and the left thigh when worn;
A second belt having stretchability provided so as to extend from the left shoulder to the right knee through the back, right hip, right hip, and right thigh when worn;
With
The first and second belts are provided to cross each other on the back,
The first belt is bifurcated between the left waist and the left thigh, and passes through an outer side and an inner side of the left thigh and the left lower leg, respectively. It is provided to be connected,
The second belt is bifurcated between the right waist and the right thigh, and passes through an outer side and an inner side of the right thigh and the right lower leg, respectively. It is provided so that it may be connected with, The waist | hip | lumbar part burden reduction tool characterized by the above-mentioned. 前記第１ベルトは、前記左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って前記左足裏部で連結される部分が非伸張性素材から形成されており、
前記第２ベルトは、前記右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って前記右足裏部で連結される部分が非伸張性素材から形成されている、
ことを特徴とする請求項４に記載の腰部負担軽減具。The first belt is formed of a non-extensible material at a portion connected by the left foot sole part through an outer part and an inner part of the left lower leg part,
The second belt is formed of a non-extensible material at a portion connected to the right foot sole portion through an outer side portion and an inner side portion of the right lower leg portion, respectively.
The waist | lumbar part burden reduction tool of Claim 4 characterized by the above-mentioned. 前記第１ベルトは、少なくとも前記右肩部から前記背中を通って前記左腰部に至るように設けられる第１上部ベルトと、少なくとも前記左腰部から前記左臀部、及び前記左大腿部を通って前記左膝部に至るように設けられる第１下部ベルトと、を有し、該第１上部ベルトと該第１下部ベルトとは前記左腰部付近において着脱可能に設けられており、
前記第２ベルトは、少なくとも前記左肩部から前記背中を通って前記右腰部に至るように設けられる第２上部ベルトと、少なくとも前記右腰部から前記右臀部、及び前記右大腿部を通って前記右膝部に至るように設けられる第２下部ベルトと、を有し、該第２上部ベルトと該第２下部ベルトとは前記右腰部付近において着脱可能に設けられている、
ことを特徴とする請求項１又は４に記載の腰部負担軽減具。The first belt is provided at least from the right shoulder to the left waist through the back, and at least from the left waist to the left hip and the left thigh. A first lower belt provided so as to reach the left knee, and the first upper belt and the first lower belt are detachably provided near the left waist,
The second belt is provided at least from the left shoulder through the back to the right waist, and at least from the right waist through the right hip and right thigh. A second lower belt provided to reach the right knee, and the second upper belt and the second lower belt are detachably provided in the vicinity of the right waist.
The waist part burden reducing tool of Claim 1 or 4 characterized by the above-mentioned. 前記第１ベルトは、更に前記右肩部から右胸、及び右脇を通って前記右腰部に至るように設けられており、
前記第２ベルトは、更に前記左肩部から左胸、及び左脇を通って前記左腰部に至るように設けられている、
ことを特徴とする請求項１又は４に記載の腰部負担軽減具。The first belt is further provided from the right shoulder to the right waist through the right chest and right side,
The second belt is further provided from the left shoulder to the left waist through the left chest and the left side,
The waist part burden reducing tool of Claim 1 or 4 characterized by the above-mentioned. 前記第１及び第２ベルトは、体幹の前屈角度が２０度以上で伸張して張力を生じるように長さ調節されていることを特徴とする請求項１又は４に記載の腰部負担軽減具。5. The waist burden reduction according to claim 1 , wherein the lengths of the first and second belts are adjusted so that the trunk bends at a forward bending angle of 20 degrees or more to generate tension. Ingredients. 前記第１及び第２ベルトは、長さ調節機構を有することを特徴とする請求項１又は４に記載の腰部負担軽減具。The waist load reducing device according to claim 1 or 4 , wherein the first and second belts have a length adjusting mechanism. 前記第１及び第２ベルトは、ジャケット及びパンツを含む衣類に取り付けられていることを特徴とする請求項１又は４に記載の腰部負担軽減具。The waist load reducing device according to claim 1 or 4 , wherein the first and second belts are attached to clothing including a jacket and pants. 上半身を覆うジャケット及び下半身を覆うパンツを含む衣類と、
前記衣類に取り付けられた伸張性を有する第１及び第２ベルトと、を備え、
前記第１ベルトは、前記ジャケットの右肩部から左腰部を通り、前記パンツの左臀部、及び左大腿部を通って左膝部に至るように設けられており、
前記第２ベルトは、前記ジャケットの左肩部から右腰部を通り、前記パンツの右臀部、及び右大腿部を通って右膝部に至るように設けられており、
前記第１及び第２ベルトは前記ジャケットの背中で互いに交差するように設けられており、
前記第１ベルトは、前記左腰部と前記左大腿部との間で２本に分岐され、前記左大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って前記パンツの左膝下前部に至るように設けられており、
前記第２ベルトは、前記右腰部と前記右大腿部との間で２本に分岐され、前記右大腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って前記パンツの右膝下前部に至るように設けられている、ことを特徴とする腰部負担軽減具。Clothing including a jacket covering the upper body and pants covering the lower body;
First and second stretchable belts attached to the garment;
The first belt is provided so as to pass from the right shoulder of the jacket through the left waist, through the left side of the pants, and through the left thigh to the left knee.
The second belt is provided so as to pass from the left shoulder of the jacket through the right waist, through the right heel of the pants, and through the right thigh to the right knee .
The first and second belts are provided to cross each other on the back of the jacket,
The first belt is bifurcated between the left waist and the left thigh and passes through the outer side and the inner side of the left thigh to reach the left lower front part of the pants. Is provided as
The second belt is bifurcated between the right waist and the right thigh, and passes through an outer part and an inner part of the right thigh to reach the front part under the right knee of the pants. A lower back burden reducing device characterized by being provided . 前記第１ベルトは、前記左腰部と前記左大腿部との間でさらに２本に分岐され、前記左大腿部及び前記左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左足裏部で連結されるように設けられており、The first belt is further bifurcated between the left waist and the left thigh, and passes through an outer side and an inner side of the left thigh and the left lower leg, respectively. It is provided to be connected with,
前記第２ベルトは、前記右腰部と前記右大腿部との間でさらに２本に分岐され、前記右大腿部及び前記右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右足裏部で連結されるように設けられている、ことを特徴とする請求項１１に記載の腰部負担軽減具。The second belt is further bifurcated between the right waist and the right thigh, and passes through an outer side and an inner side of the right thigh and the right lower leg, respectively. It is provided so that it may be connected by a part, The waist | hip | lumbar part burden reduction tool of Claim 11 characterized by the above-mentioned. 上半身を覆うジャケット及び下半身を覆うパンツを含む衣類と、Clothing including a jacket covering the upper body and pants covering the lower body;
前記衣類に取り付けられた伸張性を有する第１及び第２ベルトと、を備え、First and second stretchable belts attached to the garment;
前記第１ベルトは、前記ジャケットの右肩部から左腰部を通り、前記パンツの左臀部、及び左大腿部を通って左膝部に至るように設けられており、  The first belt is provided so as to pass from the right shoulder of the jacket through the left waist, through the left side of the pants, and through the left thigh to the left knee.
前記第２ベルトは、前記ジャケットの左肩部から右腰部を通り、前記パンツの右臀部、及び右大腿部を通って右膝部に至るように設けられており、The second belt is provided so as to pass from the left shoulder of the jacket through the right waist, through the right buttock of the pants, and through the right thigh to the right knee.
前記第１及び第２ベルトは前記ジャケットの背中で互いに交差するように設けられており、The first and second belts are provided to cross each other on the back of the jacket,
前記第１ベルトは、前記左腰部と前記左大腿部との間で２本に分岐され、前記左大腿部及び前記左下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って左足裏部で連結されるように設けられており、The first belt is bifurcated between the left waist and the left thigh, and passes through an outer side and an inner side of the left thigh and the left lower leg, respectively. It is provided to be connected,
前記第２ベルトは、前記右腰部と前記右大腿部との間で２本に分岐され、前記右大腿部及び前記右下腿部の外側部と内側部とをそれぞれ通って右足裏部で連結されるように設けられている、ことを特徴とする腰部負担軽減具。The second belt is bifurcated between the right waist and the right thigh, and passes through an outer side and an inner side of the right thigh and the right lower leg, respectively. A lower back burden reducing device, characterized in that it is provided so as to be connected to the lower back.
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