JP3999809B1 - 立体パズル - Google Patents

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Abstract

【課題】立体形状の切断面とは異なる形状の面を形作る。
【解決手段】一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体10と、パズル本体10を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片101と、(0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、(0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、(0,r,r)、(r,0,r)、および(r,r,0)を通る正三角形の切断面と、を備え、各切断面によって、パズル本体10および立体素片101が分割されている一方、分割された立体素片101の全部または一部を組み合わせることによって、形状が、二等辺三角形、五角形または正六角形のいずれか一つの面が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の立体素片を組み合わせることにより、特定の立体的形状を形作る立体パズルに関する。
従来、例えば、実開平7−19761号公報には、立体図形と展開図等の平面図形との関係を理解し易くし、立体図形についての学習効果を高めるための立体図形学習用教材が開示されている。この立体図形学習用教材は、立方体ブロックを少なくとも1つの平面で切断し、その切断面で互いに分離しまたは結合できるように構成している。そして、この立方体ブロックの六面を平面に広げた展開図の形状をなす透明な展開シートを組み合わせ、立方体ブロックを包み込むように展開シートを立方体に折曲したり、展開図に広げたりする。展開シートは、立方体ブロックの切り口に対応する線を予め描いたものを使用することができ、または立方体ブロックの切り口に合わせて線を後から書いたり消したりすることができる。
また、例えば、実開昭57−180363号公報には、立体を切断したときの断面を説明するための立体の断面等説明器が開示されている。この立体の断面等説明器は、立体の所望の箇所を一箇所以上で切断し、切断によって生ずる切断面の双方に、一個または複数個の磁性板片を接着または埋設する。そして、元の立体に組み立てなおし、または分解することができる。
また、例えば、特開平9−56925号公報には、8個の直角二等辺三角柱形状の単位立体を連結することにより、単位立体の外周面に施された着色、模様、図形のパターンの変化だけでなく、全体形状の変化をも楽しむことができる立体連接パズル玩具が開示されている。この立体連接パズル玩具は、直角二等辺三角柱形状に形成した8個の単位立体から構成されている。そして、第1単位立体10の第2下辺15と隣接する第2単位立体20の第2上辺22とを、第2単位立体の第3下辺26と隣接する第3単位立体30の第3上辺33とを、第3単位立体の第2下辺35と隣接する第4単位立体40の第2上辺42とを、第4単位立体の第2側辺48と隣接する第5単位立体50の第3側辺59とを、第5単位立体の第1上辺51と隣接する第6単位立体60の第1下辺64とを、第6単位立体の第3上辺63と隣接する第7単位立体70の第3下辺76とを、第7単位立体の第1上辺71と隣接する第8単位立体80の第1下辺84とを、第8単位立体の第3側辺89と隣接する第1単位立体の第2側辺18とを、夫々連結してある。
実開平7−19761号公報 実開昭57−180363号公報 特開平9−56925号公報
しかしながら、上記のように、立体を特定の面で切断し、その切断面を観察したり、表面の絵柄を合わせたりする教材は知られていたが、切断面とは異なる形状の面を再現することができる立体パズルは知られていない。立体パズルが元々有している切断面とは異なる形状の面を再現するパズルを組み立てることによって、立体形状を一定の方向に切断した場合の切断面の形状や面積を問う問題を解く能力を効果的に養うことができると考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、立体形状の切断面とは異なる形状の面を形作ることができる立体パズルを提供することを目的とする。
(1)[切断面の形状が正三角形、ひし形であるタイプ]
上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明に係る立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、(0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、(0,r,r)、(r,0,r)、および(r,r,0)を通る正三角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、二等辺三角形の面、五角形の面および正六角形の面のいずれをも形成することができることを特徴としている。
この構成により、立体パズル本体が切断面として元々有していなかった二等辺三角形の面、五角形の面および正六角形の面のいずれをも形作ることが可能となる。
(2)[切断面の形状が二等辺三角形、正六角形であるタイプ]
また、本発明の立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(0,0,r/2)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る二等辺三角形の切断面と、(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、(r,0,r)、(r,r,r/2)、および(0,r,r)を通る二等辺三角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、正三角形の面、ひし形の面および五角形の面のいずれをも形成することができることを特徴としている。
この構成により、立体パズル本体が切断面として元々有していなかった正三角形の面、ひし形の面および五角形の面のいずれをも形作ることが可能となる。
(3)[切断面の形状が二等辺三角形、ひし形であるタイプ]
また、本発明の立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(0,0,r/2)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る二等辺三角形の切断面と、(0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、(r,0,r)、(r,r,r/2)、および(0,r,r)を通る二等辺三角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、五角形の面形成することができることを特徴としている。
この構成により、立体パズル本体が切断面として元々有していなかった五角形の面を形作ることが可能となる。
(4)[切断面の形状が五角形であるタイプ]
また、本発明の立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、(r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、二等辺三角形の面およびひし形の面のいずれをも形成することができることを特徴としている。
この構成により、立体パズル本体が切断面として元々有していなかった二等辺三角形の面およびひし形の面のいずれをも面を形作ることが可能となる。
(5)[切断面の形状が正三角形、五角形であるタイプ]
また、本発明の立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(0,0,r)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る正三角形の切断面と、(r,0,r)、(r,r,0)、および(0,r,r)を通る正三角形の切断面と、(0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、(r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、二等辺三角形の面、ひし形の面および正六角形の面のいずれをも形成することができることを特徴としている。
この構成により、立体パズル本体が切断面として元々有していなかった二等辺三角形の面、ひし形の面および正六角形の面のいずれをも形作ることが可能となる。
(6)[切断面の形状が二等辺三角形、ひし形、正六角形であるタイプ]
また、本発明の立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(0,0,r/2)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る二等辺三角形の切断面と、(r,0,r)、(r,r,r/2)、および(0,r,r)を通る二等辺三角形の切断面と、(0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、正三角形の面および五角形の面のいずれをも形成することができることを特徴としている。
この構成により、立体パズル本体が切断面として元々有していなかった正三角形の面および五角形の面のいずれをも形作ることが可能となる。
(7)[切断面の形状が五角形、正六角形であるタイプ]
また、本発明の立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、(r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面と、(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、正三角形の面、二等辺三角形の面およびひし形の面のいずれをも形成することができることを特徴としている。
この構成により、立体パズル本体が切断面として元々有していなかった正三角形の面、二等辺三角形の面およびひし形の面のいずれをも形作ることが可能となる。
(8)[完全タイプ]
また、本発明の立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(0,0,r/4)、(0,r/2,0)、および(r/2,0,0)を通る二等辺三角形の切断面と、(0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、(0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、(r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)、および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面と、(r,0,r)、(r,r,0)、および(0,r,r)を通る正三角形の切断面と、(r,r/2,r)、(r,r,3r/4)、および(r/2,r,r)を通る二等辺三角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、一辺の長さが、(2)1/2r/2である2つの正三角形の面、二辺の長さが、それぞれ{(r)+(r/2)1/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2rである2つの二等辺三角形の面、一辺の長さが、{(r)+(r/2)1/2である一つのひし形の面、および、一辺の長さが、(2)1/2r/2である一つの正六角形の面のいずれをも形成することができることを特徴としている。
この構成により、立体パズル本体が切断面として元々有していなかった、一辺の長さが、(2)1/2r/2である2つの正三角形の面、二辺の長さが、それぞれ{(r)+(r/2)1/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2rである2つの二等辺三角形の面、一辺の長さが、{(r)+(r/2)1/2である一つのひし形の面、および、一辺の長さが、(2)1/2r/2である一つの正六角形の面のいずれをも形作ることが可能となる。なお、本発明に係る立体パズルは、当初の切断面により切断された立体素片を組み合わせることによって、上記2つの正三角形の面、2つの二等辺三角形面、ひし形の面、および正六角形の面のすべてを切断面として有する立体パズルを形成することが可能である。また、工業的に、少ない金型および少ない立体部品で、すべての切断面を表わすことができるため、製造コストの面で非常に有利である。
(9)[正八面体を形成するタイプ]
また、本発明の立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/2である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な8個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/2)を通る正三角形の切断面と、(0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、(0,r,r)、(r,0,r)、および(r,r,0)を通る正三角形の切断面と、(r,r/2,r)、(r,r,r/2)、および(r/2,r,r)を通る正三角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の一部を組み合わせることによって、一辺の長さが、(2)1/2r/2である正八面体が形成されることを特徴としている。
この構成により、立体パズル本体において元々現れていなかった正八面体を形作ることが可能となる。
(10)[正八面体を包む側]
また、本発明の立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/2である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な8個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(0,0,r/2)、(0,r/2,0)、および(r/2,0,0)を通る正三角形の切断面と、(0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、(0,r,r)、(r,0,r)、および(r,r,0)を通る正三角形の切断面と、(r,r/2,r)、(r,r,r/2)、および(r/2,r,r)を通る正三角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の一部を組み合わせることによって、各頂点の位置が、(r/2,0,r/2)、(r,r/2,r/2)、(r/2,r,r/2)、(0,r/2,r/2)、(r/2,r/2,r)、および(r/2,r/2,0)である正八面体に外接する内面を有する14面体が形成されることを特徴としている。
この構成により、立体パズル本体において元々現れていなかった、正八面体に外接する内面を有する14面体を形作ることが可能となる。
(11)[ケース]
また、本発明の立体パズルは、一端に閉塞面を有し他端に開口部を有すると共に、前記開口部以外の部位が前記パズル本体に外接するケース体をさらに備えることを特徴としている。
このようなケース体により、パズル本体を分割する少なくとも一つの切断面によって切断された立体素片を積み重ねても、すべり落ちることがなくなる。そして、各立体素片を組み合わせることにより、ケース体の内部において、パズル本体を正確に形作ることが可能となる。なお、立体素片の表面に、滑り止め手段として、凹凸を付したり、粘着剤、磁石、磁石および金属を付したりすることによって、立体素片同士を着脱自在にすることも可能である。
本発明によれば、立体パズル本体が切断面として元々有していなかった形状の面や元々現れていなかった立体を形作ることが可能となる。
本発明者は、立体形状を一定の方向に切断した場合の切断面の形状や面積を問う問題を解く能力を養うためには、実際に立体を切断してみることが有益であることに着目し、複数の立体素片を組み合わせてパズル本体を構成し、このパズル本体および複数の立体素片を特定の切断面で切断することによって、元々有していなかった形状の面や元々現れていなかった立体を形作ることが可能であることを見出し、本発明をするに至った。
すなわち、本発明に係る立体パズルは、一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、(0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、(0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、(0,r,r)、(r,0,r)、および(r,r,0)を通る正三角形の切断面と、を備え、前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の全部または一部を組み合わせることによって、形状が、二等辺三角形、五角形または正六角形のいずれか一つの面が形成されることを特徴としている。
これにより、本発明者は、立体パズル本体が切断面として元々有していなかった形状の面を形作ることを可能とした。以下、本発明の実施形態について図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施形態/(1)−1のタイプ)
図1は、第1の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。この立体パズル1は、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な立体素片101と、この立体素片101がp個組み合わされた、一辺がrの立方体であるパズル本体10と、から構成されている。本実施形態では、p=2である場合について説明する。図1に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、パズル本体10の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めることができる。このように定めると、パズル本体10は、立体素片101をx軸方向に2個、y軸方向に2個、z軸方向に2個並べることで、合計8個の立体素片101によって構成される。
また、本実施形態では、パズル本体10を切断する3つの切断面を有している。すなわち、(0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、(0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、(0,r,r)、(r,0,r)、および(r,r,0)を通る正三角形の切断面である。また、これらの各切断面により、すべての立体素片101が切断される。
上記の各切断面によって切断されたすべての立体素片101を相互に分離させると、複数種類の立体部品が形成される。本実施形態の立体部品は、A〜Fの6種類である。なお、本実施形態では、p=2の場合を例にとって説明するが、本発明は、これに限定されるわけではない。また、立体パズル1は、ケース体を有していても良いが、本実施形態では、わかりやすく説明するために、ケース体の図示を省略している。
図2は、立体部品Aの斜視図である。この立体部品Aは、上記切断面によって切断された立体素片101の一部である。立体部品Aは、
等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面を1つ、
等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の面を1つ、
各辺の長さがそれぞれr/2、r/4、そして(5)1/2r/4である直角三角形の面を2つ有する四面体である。本実施形態では、この立体部品Aを4個有している。
図3は、立体部品Bの斜視図である。立体部品Bは、上記切断面によって切断された立体素片101の一部である。立体部品Bは、
等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面を3つ、
一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の面を1つ有する四面体である。本実施形態では、この立体部品Bを8個有している。
図4は、立体部品Cの斜視図である。立体部品Cは、上記切断面によって切断された立体素片101の一部である。立体部品Cは、
一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の面を1つ、
一辺の長さが(5)1/2r/4であるひし形の面を1つ、
二辺の長さがr/2であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面を1つ、
各辺の長さがそれぞれr/4、(2)1/2r/2、(5)1/2r/4である三角形の面を2つ、
各辺の長さがそれぞれr/2、r/4、(5)1/2r/4である直角三角形の面を2つ有する七面体である。本実施形態では、この立体部品Cを2個有している。
図5は、立体部品Dの斜視図である。立体部品Dは、上記切断面によって切断された立体素片101の一部である。立体部品Dは、
一辺の長さがr/2である正方形の面を1つ、
一辺の長さが(5)1/2r/4であるひし形の面を1つ、
各辺の長さがそれぞれr/2、r/4、(5)1/2r/4である直角三角形の面を2つ、
上底の長さがr/4、下底の長さがr/2、高さがr/2である台形の面を2つ有する六面体である。本実施形態では、この立体部品Dを2個有している。
図6は、立体部品Eの斜視図である。立体部品Eは、上記切断面によって切断された立体素片101の一部である。立体部品Eは、
一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の面を1つ、
上底の長さがr/4、下底の長さがr/2、高さがr/2である台形の面を2つ、
等しい二辺の長さがr/2、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面を4つ、
等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の面を1つ有する八面体である。本実施形態では、この立体部品Eを4個有している。
図7は、立体部品Fの斜視図である。立体部品Fは、上記切断面によって切断された立体素片101の一部である。立体部品Fは、
一辺の長さがr/2である正方形の面を3つ、
一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の面を1つ、
等しい二辺の長さがr/2、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面を3つ有する七面体である。本実施形態では、この立体部品Fを2個有している。
次に、本実施形態において、上記立体部品のいずれかを組み合わせて、元々パズル本体10が切断面として有していなかった形状の面を形作る手順を説明する。
[二等辺三角形の作成手順]
図8および図9は、上記立体部品A〜Fのいずれかを組み合わせて「二等辺三角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図8に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Dのひし形の各頂点が、(0,0,r/2)、(r/2,0,r/4)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置し、かつ、2つの台形の下底がz軸に沿うように、立体部品Dを配置する。これにより、立体部品Dのひし形の面が斜め上方を向く。
次に、図9に示すように、2つの立体部品Aを立体部品Dの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図9に示すように、二等辺三角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体10が切断面として有していなかった二等辺三角形の面を形作ることができる。
[五角形の作成手順]
図10〜図13は、上記立体部品A〜Fのいずれかを組み合わせて「五角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図10に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,0,r/2)、(r/2,0,0)、および(0,r/2,0)に位置すると共に、その他の3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面に接するように、立体部品Bを配置する。
次に、図11に示すように、立体部品Eを立体部品Bの上に配置する。この場合、立体部品Eにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/2)に位置すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r,r/2,r/4)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。
次に、図12に示すように、2つの立体部品Dを立体部品Eの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Dの正方形の面がxy平面に接すると共に、ひし形の各頂点が、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r/2,r/4)、および(r/2,0,r/2)に位置するように、立体部品Dを配置する。また、他方の立体部品Dの正方形の面がxy平面に接すると共に、ひし形の各頂点が、(r/2,r,0)、(0,r,r/4)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r/4)に位置するように、立体部品Dを配置する。
最後に、図13に示すように、2つの立体部品Aのうち、一方を立体部品Eの上面に、もう一方を2つの立体部品Dの間に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面で接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(0,0,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図13に示すように、五角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体10が切断面として有していなかった五角形の面を形作ることができる。
[正六角形の作成手順]
図14〜図20は、上記立体部品A〜Fのいずれかを組み合わせて「正六角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図14に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Fの正方形の面がxy平面に接すると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Fを配置する。
次に、図15に示すように、立体部品Bを立体部品Fの上に配置する。この場合、立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Bを配置する。
次に、図16に示すように、2つの立体部品Aを立体部品Fの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置するように、立体部品Aを配置する。また、他方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(0,r,0)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように、立体部品Aを配置する。
次に、図17に示すように、2つの立体部品Eを立体部品Fの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Eにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置すると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。また、他方の立体部品Eにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(0,r,0)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置すると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,r,r/2)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。
次に、図18に示すように、1つの立体部品Aを立体部品Fの上面に配置する。この場合、立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Fの上面で接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(0,0,3r/4)に位置するように、立体部品Aを配置する。
次に、図19に示すように、1つの立体部品Eを立体部品Fおよび立体部品Aの上に配置する。この場合、立体部品Eにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(0,0,3r/4)に位置すると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r/2,r)に位置するように、立体部品Eを配置する。
最後に、図20に示すように、3つの立体部品Bを配置する。一つ目の立体部品Bにおいて、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように配置する。また、二つ目の立体部品Bにおいても同様に、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(0,r,r/2)、および(0,r/2,r)に位置するように配置する。また、三つ目の立体部品Bにおいても同様に、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように配置する。これにより、図20に示すように、正六角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体10が切断面として有していなかった正六角形の面を形作ることができる。
(第2の実施形態/(1)−2のタイプ)
第2の実施形態に係る立体パズルは、切断面が上記実施形態と異なる。図21は、第2の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。この立体パズル2は、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な立体素片201と、この立体素片201がp個組み合わされた、一辺がrの立方体であるパズル本体20と、から構成されている。本実施形態では、p=2である場合について説明する。図21に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、パズル本体20の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めることができる。このように定めると、パズル本体20は、立体素片201をx軸方向に2個、y軸方向に2個、z軸方向に2個並べることで、合計8個の立体素片201によって構成される。
また、本実施形態では、パズル本体20を切断する3つの切断面を有している。すなわち、(0,0,r/2)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る二等辺三角形の切断面と、(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、(r,0,r)、(r,r,r/2)、および(0,r,r)を通る二等辺三角形の切断面である。また、これらの各切断面により、すべての立体素片201が切断される。
上記の各切断面によって切断されたすべての立体素片201を相互に分離させると、複数種類の立体部品が形成される。本実施形態の立体部品は、第1の実施形態において、図2〜図7を参照して説明した立体部品A〜Fと同様である。ただし、立体部品の数が異なる。本実施形態では、上記各切断面で各立体素片を相互に分離すると、立体部品Aが4個、立体部品Bが6個、立体部品Cが無く、立体部品Dが4個、立体部品Eが4個、立体部品Fが2個生じる。
なお、本実施形態では、p=2の場合を例にとって説明するが、本発明は、これに限定されるわけではない。また、立体パズル2は、ケース体を有していても良いが、本実施形態では、わかりやすく説明するために、ケース体の図示を省略している。
次に、本実施形態において、上記立体部品のいずれかを組み合わせて、元々パズル本体20が切断面として有していなかった形状の面を形作る手順を説明する。
[ひし形の作成手順]
図22〜図27は、上記立体部品A〜F(立体部品Cを除く)のいずれかを組み合わせて「ひし形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図22に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Fの正方形の面がxy平面に接すると共に、正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Fを配置する。これにより、立体部品Fの正三角形の面が図22中、手前を向く。
次に、図23に示すように、2つの立体部品Bを立体部品Fの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/2)に位置すると共に、その他の3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面に接するように、立体部品Bを配置する。また、もう一方の立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/2)に位置すると共に、その他の3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面に接するように、立体部品Bを配置する。
次に、図24に示すように、立体部品Bを立体部品Fの上面に載せる。この場合、立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Bを配置する。
次に、図25に示すように、2つの立体部品Eを立体部品Fの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Eにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/2)に位置すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r,r/2,r/4)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。また、もう一方の立体部品Eにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/2)に位置すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(r/2,r,r/4)、および(0,r,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。
次に、図26に示すように、2つの立体部品Dを配置する。この場合、一方の立体部品Dにおいて、正方形の面がxy平面に接すると共に、ひし形の各頂点が(r,r/2,r/4)、(r,r,0)、(r/2,r,r/4)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Dを配置する。また、もう一方の立体部品Dにおいて、正方形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Fの上面に接すると共に、ひし形の各頂点が(r/2,0,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、(0,r/2,3r/4)、および(0,0,r)に位置するように、立体部品Dを配置する。
最後に、図27に示すように、2つの立体部品Aをそれぞれ立体部品Eの上面に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面で接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r/2,r/2,r/2)、および(r/2,0,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面で接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(0,r/2,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r,r/2)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図27に示すように、ひし形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体20が切断面として有していなかったひし形の面を形作ることができる。
[五角形の作成手順]
図28〜図31は、上記立体部品A〜F(立体部品Cを除く)のいずれかを組み合わせて「五角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図28に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Bの3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/2)に位置するように配置する。
次に、図29に示すように、立体部品Eを立体部品Bの上に配置する。この場合、立体部品Eにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/2)に位置すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r,r/2,r/4)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。
次に、図30に示すように、2つの立体部品Dを立体部品Eの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Dの正方形の面がxy平面に接すると共に、ひし形の各頂点が、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r/2,r/4)、および(r/2,0,r/2)に位置するように、立体部品Dを配置する。また、他方の立体部品Dの正方形の面がxy平面に接すると共に、ひし形の各頂点が、(r/2,r,0)、(0,r,r/4)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r/4)に位置するように、立体部品Dを配置する。
最後に、図31に示すように、2つの立体部品Aのうち、一方を立体部品Eの上面に、もう一方を2つの立体部品Dの間に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面で接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(0,0,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図31に示すように、五角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体20が切断面として有していなかった五角形の面を形作ることができる。
[正三角形の作成手順]
図32および図33は、上記立体部品A〜F(立体部品Cを除く)のいずれかを組み合わせて「正三角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図32に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Fの正方形の面がxy平面に接すると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Fを配置する。
次に、図33に示すように、3つの立体部品Bを立体部品Fの上面と左右とに配置する。この場合、一つ目の立体部品Bにおいて、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(0,0,r)に位置するように配置する。また、二つ目の立体部品Bにおいても同様に、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/2)に位置するように配置する。また、三つ目の立体部品Bにおいても同様に、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように配置する。これにより、図33に示すように、正三角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体20が切断面として有していなかった正三角形の面を形作ることができる。
(第3の実施形態/(2)−1のタイプ)
第3の実施形態に係る立体パズルは、切断面が上記実施形態と異なる。図34は、第3の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。この立体パズル3は、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な立体素片301と、この立体素片301がp個組み合わされた、一辺がrの立方体であるパズル本体30と、から構成されている。本実施形態では、p=2である場合について説明する。図34に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、パズル本体30の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めることができる。このように定めると、パズル本体30は、立体素片301をx軸方向に2個、y軸方向に2個、z軸方向に2個並べることで、合計8個の立体素片301によって構成される。
また、本実施形態では、パズル本体30を切断する3つの切断面を有している。すなわち、(0,0,r/2)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る二等辺三角形の切断面と、(0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、(r,0,r)、(r,r,r/2)、および(0,r,r)を通る二等辺三角形の切断面である。また、これらの各切断面により、すべての立体素片301が切断される。
上記の各切断面によって切断されたすべての立体素片301を相互に分離させると、複数種類の立体部品が形成される。本実施形態の立体部品は、第1の実施形態において、図2〜図7を参照して説明したもののうち、立体部品Aが8個、立体部品Dが8個の他、図35に示す立体部品Gが4個生じる。
図35は、立体部品Gの斜視図である。立体部品Gは、上記切断面によって切断された立体素片301の一部である。立体部品Gは、
等しい二辺の長さがr/2、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面を2つ、
上底の長さがr/4、下底の長さがr/2、高さがr/2である台形の面を4つ、
等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の面を2つ有する八面体である。本実施形態では、この立体部品Gを4個有している。
なお、本実施形態では、p=2の場合を例にとって説明するが、本発明は、これに限定されるわけではない。また、立体パズル3は、ケース体を有していても良いが、本実施形態では、わかりやすく説明するために、ケース体の図示を省略している。
次に、本実施形態において、上記立体部品のいずれかを組み合わせて、元々パズル本体30が切断面として有していなかった形状の面を形作る手順を説明する。
[五角形の作成手順]
図36〜図39は、上記立体部品A、D、およびGのいずれかを組み合わせて「五角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図36に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Aを配置する。この場合、立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。
次に、図37に示すように、立体部品Gを立体部品Aの上に配置する。この場合、立体部品Gにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である一方の二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/4)に位置すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2であるもう一方の二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,r/4)、および(0,r/2,r/2)に位置するように配置する。
次に、図38に示すように、2つの立体部品Dを立体部品Gの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Dの正方形の面がxy平面に接すると共に、ひし形の各頂点が、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r/2,r/4)、および(r/2,0,r/2)に位置するように、立体部品Dを配置する。また、他方の立体部品Dの正方形の面がxy平面に接すると共に、ひし形の各頂点が、(r/2,r,0)、(0,r,r/4)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r/4)に位置するように、立体部品Dを配置する。
最後に、図39に示すように、2つの立体部品Aのうち、一方を立体部品Gの上面に、もう一方を2つの立体部品Dの間に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Gの上面で接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(0,0,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図39に示すように、五角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体30が切断面として有していなかった五角形の面を形作ることができる。
(第4の実施形態/(2)−2のタイプ)
第4の実施形態に係る立体パズルは、切断面が上記実施形態と異なる。図40は、第4の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。この立体パズル4は、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な立体素片401と、この立体素片401がp個組み合わされた、一辺がrの立方体であるパズル本体40と、から構成されている。本実施形態では、p=2である場合について説明する。図40に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、パズル本体40の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めることができる。このように定めると、パズル本体40は、立体素片401をx軸方向に2個、y軸方向に2個、z軸方向に2個並べることで、合計8個の立体素片401によって構成される。
また、本実施形態では、パズル本体40を切断する2つの切断面を有している。すなわち、
(0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、
(r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面である。また、これらの各切断面により、すべての立体素片401が切断される。
上記の各切断面によって切断されたすべての立体素片401を相互に分離させると、複数種類の立体部品が形成される。本実施形態の立体部品は、第1の実施形態において、図2〜図7を参照して説明したもののうち、立体部品Aが6個、立体部品Dが8個、図35に示す立体部品Gが2個、そして、図41に示す立体部品Hが2個生じる。
図41は、立体部品Hの斜視図である。立体部品Hは、上記切断面によって切断された立体素片401の一部である。立体部品Hは、
等しい二辺の長さがr/2、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面を1つ、
上底の長さがr/4、下底の長さがr/2、高さがr/2である台形の面を2つ、
等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の面を1つ、
一辺の長さがr/2である正方形の面を3つ有する七面体である。本実施形態では、この立体部品Hを2個有している。
なお、本実施形態では、p=2の場合を例にとって説明するが、本発明は、これに限定されるわけではない。また、立体パズル4は、ケース体を有していても良いが、本実施形態では、わかりやすく説明するために、ケース体の図示を省略している。
次に、本実施形態において、上記立体部品のいずれかを組み合わせて、元々パズル本体40が切断面として有していなかった形状の面を形作る手順を説明する。
[二等辺三角形の作成手順]
図42および図43は、上記立体部品A、D、GまたはHのいずれかを組み合わせて「二等辺三角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図42に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Dのひし形の各頂点が、(0,0,r/2)、(r/2,0,r/4)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置し、かつ、2つの台形の下底がz軸に沿うように、立体部品Dを配置する。これにより、立体部品Dのひし形の面が斜め上方を向く。
次に、図43に示すように、2つの立体部品Aを立体部品Dの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図43に示すように、二等辺三角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体40が切断面として有していなかった二等辺三角形の面を形作ることができる。
[ひし形の作成手順]
次に、本実施形態において、ひし形の作成手順について説明する。ひし形は、上記のように、二等辺三角形ができた後、さらに立体部品を組み合わせていくことによって作成される。すなわち、図43に示すように、二等辺三角形ができたところから出発する。
図44に示すように、2つの立体部品Gを立体部品Dの両側で、立体部品Aの上側に配置する。この場合、一方の立体部品Gにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である一方の二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置するように立体部品Gを配置する。また、他方の一方の立体部品Gにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である一方の二等辺三角形の各頂点が、(0,r,0)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように立体部品Gを配置する。
次に、図45に示すように、2つの立体部品Dを配置する。この場合、一方の立体部品Dのひし形の各頂点が、(0,0,r/2)、(r/2,0,r/4)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置し、かつ、正方形の面がz軸方向に向くように、立体部品Dを配置する。また、もう一方の立体部品Dのひし形の各頂点が、(r,r/2,r/4)、(r,r,0)、(r/2,r,r/4)、および(r/2,r/2,r/2)に位置し、かつ、2つの台形の下底がz軸に沿うように、立体部品Dを配置する。
次に、図46に示すように、1つの立体部品Dを配置する。この場合、立体部品Dのひし形の各頂点が、(0,0,r)、(r/2,0,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r/2,3r/4)に位置し、かつ、正方形の面がz軸方向に向き、図45で示した立体部品Dの正方形の面と接するように、立体部品Dを配置する。
最後に、図47に示すように、2つの立体部品Aを立体部品Dの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面が、z軸の負の方向を向いて立体部品Gの上面と接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r/2,r/2,r/2)、および(r/2,0,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面が、z軸の負の方向を向いて立体部品Gの上面と接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(0,r,r/2)、および(0,r/2,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図47に示すように、ひし形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体40が切断面として有していなかったひし形の面を形作ることができる。
(第5の実施形態/(3)−1のタイプ)
第5の実施形態に係る立体パズルは、切断面が上記実施形態と異なる。図48は、第5の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。この立体パズル5は、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な立体素片501と、この立体素片501がp個組み合わされた、一辺がrの立方体であるパズル本体50と、から構成されている。本実施形態では、p=2である場合について説明する。図48に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、パズル本体50の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めることができる。このように定めると、パズル本体50は、立体素片501をx軸方向に2個、y軸方向に2個、z軸方向に2個並べることで、合計8個の立体素片401によって構成される。
また、本実施形態では、パズル本体50を切断する4つの切断面を有している。すなわち、
(0,0,r)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る正三角形の切断面と、
(r,0,r)、(r,r,0)、および(0,r,r)を通る正三角形の切断面と、
(0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、
(r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面である。また、これらの各切断面により、すべての立体素片501が切断される。
上記の各切断面によって切断されたすべての立体素片501を相互に分離させると、複数種類の立体部品が形成される。本実施形態の立体部品は、第1の実施形態において、図2〜図7を参照して説明したもののうち、立体部品Aが6個、立体部品Bが4個、立体部品Cが4個、立体部品Dが4個、立体部品Eが2個、立体部品Fが2個、そして、図49に示す立体部品Iが4個生じる。
図49は、立体部品Iの斜視図である。立体部品Iは、上記切断面によって切断された立体素片501の一部である。立体部品Iは、
等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の面を1つ、
三辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の面を1つ、
各辺の長さが、それぞれ、r/4、(5)1/2r/4、そして(2)1/2r/2である三角形の面を2つ有する四面体である。本実施形態では、この立体部品Iを4個有している。
なお、本実施形態では、p=2の場合を例にとって説明するが、本発明は、これに限定されるわけではない。また、立体パズル5は、ケース体を有していても良いが、本実施形態では、わかりやすく説明するために、ケース体の図示を省略している。
次に、本実施形態において、上記立体部品のいずれかを組み合わせて、元々パズル本体50が切断面として有していなかった形状の面を形作る手順を説明する。
[ひし形の作成手順]
図50〜図58は、上記立体部品A、B、C、D、E、F、Iのいずれかを組み合わせて「ひし角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図50に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Fの正方形の面がxy平面に接すると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Fを配置する。
次に、図51に示すように、立体部品Bを立体部品Fの上に配置する。この場合、立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Bを配置する。
次に、図52に示すように、2つの立体部品Aを立体部品Fの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置するように、立体部品Aを配置する。また、他方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(0,r,0)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように、立体部品Aを配置する。
次に、図53に示すように、2つの立体部品Eを立体部品Fの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Eにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置すると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。また、他方の立体部品Eにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(0,r,0)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置すると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,r,r/2)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。
次に、図54に示すように、1つの立体部品Dを立体部品Fの上面に配置する。この場合、立体部品Dにおいて、正方形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Fの上面に接すると共に、ひし形の各頂点が(r/2,0,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、(0,r/2,3r/4)、および(0,0,r)に位置するように、立体部品Dを配置する。
次に、図55に示すように、立体部品Bを配置する。立体部品Bにおいて、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(r,r/2,0)、および(r/2,r,0)に位置するように配置する。
次に、図56に示すように、2つの立体部品Aをそれぞれ立体部品Eの上面に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面で接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r/2,r/2,r/2)、および(r/2,0,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面で接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(0,r/2,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r,r/2)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図56に示すように、変形した五角形が作成される。この変形した五角形は、二次元平面上にある正しい五角形ではなく、(r,0,r/2)と(0,r,r/2)、とを結ぶ直線で折れ曲がった、三次元的な五角形である。
次に、図57に示すように、2つの立体部品Iをそれぞれ立体部品Eの上に配置する。この場合、一方の立体部品Iにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Iを配置する。また、もう一方の立体部品Iにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,r,r/2)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Iを配置する。
最後に、図58に示すように、立体部品Cを立体部品Bの上に配置する。この場合、立体部品Cにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(r,r/2,0)、および(r/2,r,0)に位置すると共に、ひし形の各頂点が(r/2,r/2,r/2)、(r,r/2,r/4)、(r,r,0)、および(r/2,r,r/4)に位置するように、立体部品Cを配置する。これにより、図58に示すように、ひし形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体50が切断面として有していなかったひし形の面を形作ることができる。
[正六角形の作成手順]
次に、正六角形の作成手順について説明する。本実施形態における正六角形の作成手順は、上記ひし形の作成手順のうち、図56に示す変形した五角形が作成されるまでと同一である。従って、ここでは、図56に示す変形した五角形が作成されてから説明を始める。すなわち、図59に示すように、図56で示した立体部品Dの上に立体部品Cを配置する。この場合、立体部品Cにおいて、ひし形の各頂点が(r/2,0,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、(0,r/2,3r/4)、および(0,0,r)に位置するように、立体部品Cを配置する。
最後に、図60に示すように、2つの立体部品Iをそれぞれ立体部品Aの上に配置する。この場合、立体部品Iの等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r/2,r/2,r/2)、および(r/2,0,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(0,r/2,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r,r/2)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図60に示すように、正六角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体50が切断面として有していなかった正六角形の面を形作ることができる。
[二等辺三角形の作成手順]
図61および図62は、上記立体部品A、B、C、D、E、F、Iのいずれかを組み合わせて「二等辺三角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図61に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Dのひし形の各頂点が、(0,0,r/2)、(r/2,0,r/4)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置し、かつ、2つの台形の下底がz軸に沿うように、立体部品Dを配置する。これにより、立体部品Dのひし形の面が斜め上方を向く。
次に、図62に示すように、2つの立体部品Aを立体部品Dの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図62に示すように、二等辺三角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体50が切断面として有していなかった二等辺三角形の面を形作ることができる。
(第6の実施形態/(3)−5のタイプ)
第6の実施形態に係る立体パズルは、切断面が上記実施形態と異なる。図63は、第6の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。この立体パズル6は、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な立体素片601と、この立体素片601がp個組み合わされた、一辺がrの立方体であるパズル本体60と、から構成されている。本実施形態では、p=2である場合について説明する。図63に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、パズル本体60の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めることができる。このように定めると、パズル本体60は、立体素片601をx軸方向に2個、y軸方向に2個、z軸方向に2個並べることで、合計8個の立体素片601によって構成される。
また、本実施形態では、パズル本体60を切断する4つの切断面を有している。すなわち、
(0,0,r/2)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る二等辺三角形の切断面と、
(r,0,r)、(r,r,r/2)、および(0,r,r)を通る二等辺三角形の切断面と、
(0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、
(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面である。また、これらの各切断面により、すべての立体素片601が切断される。
上記の各切断面によって切断されたすべての立体素片601を相互に分離させると、複数種類の立体部品が形成される。本実施形態の立体部品は、第1の実施形態において、図2〜図7を参照して説明したもののうち、立体部品Aが8個、立体部品Bが2個、立体部品Cが2個、立体部品Dが6個、立体部品Eが4個、立体部品Fは無く、そして、図49に示す立体部品Iが4個生じる。
なお、本実施形態では、p=2の場合を例にとって説明するが、本発明は、これに限定されるわけではない。また、立体パズル6は、ケース体を有していても良いが、本実施形態では、わかりやすく説明するために、ケース体の図示を省略している。
次に、本実施形態において、上記立体部品のいずれかを組み合わせて、元々パズル本体60が切断面として有していなかった形状の面を形作る手順を説明する。
[正三角形の作成手順]
図64〜図68は、上記立体部品A、B、C、D、E、Iのいずれかを組み合わせて「正三角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図64に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Aを配置する。この場合、立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。
次に、図65に示すように、立体部品Eを立体部品Aの上に配置する。この場合、立体部品Eにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である一方の二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/4)に位置すると共に、三辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように配置する。
次に、図66に示すように、2つの立体部品Bを立体部品Eの左右に配置する。この場合、一方の立体部品Bにおいて、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/2)に位置するように配置する。また、もう一方の立体部品Bにおいても同様に、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,r,0)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように配置する。
次に、図67に示すように、1つの立体部品Aを立体部品Eの上面に配置する。この場合、立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面で接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(0,0,3r/4)に位置するように、立体部品Aを配置する。
次に、図68に示すように、1つの立体部品Iを立体部品Aの上に配置する。この場合、立体部品Iにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,0,r)、(r/2,0,r/2)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Iを配置する。これにより、図68に示すように、正三角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体60が切断面として有していなかった正三角形の面を形作ることができる。
[五角形の作成手順]
図69〜図72は、上記立体部品A、B、C、D、E、Iのいずれかを組み合わせて「五角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図69に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,0,r/2)、(r/2,0,0)、および(0,r/2,0)に位置すると共に、その他の3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面に接するように、立体部品Bを配置する。
次に、図70に示すように、立体部品Eを立体部品Bの上に配置する。この場合、立体部品Eにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/2)に位置すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r,r/2,r/4)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。
次に、図71に示すように、2つの立体部品Dを立体部品Eの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Dの正方形の面がxy平面に接すると共に、ひし形の各頂点が、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r/2,r/4)、および(r/2,0,r/2)に位置するように、立体部品Dを配置する。また、他方の立体部品Dの正方形の面がxy平面に接すると共に、ひし形の各頂点が、(r/2,r,0)、(0,r,r/4)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r/4)に位置するように、立体部品Dを配置する。
最後に、図72に示すように、2つの立体部品Aのうち、一方を立体部品Eの上面に、もう一方を2つの立体部品Dの間に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面で接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(0,0,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図72に示すように、五角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体60が切断面として有していなかった五角形の面を形作ることができる。
(第7の実施形態/(5)−1のタイプ)
第7の実施形態に係る立体パズルは、切断面が上記実施形態と異なる。図73は、第7の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。この立体パズル7は、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な立体素片701と、この立体素片701がp個組み合わされた、一辺がrの立方体であるパズル本体70と、から構成されている。本実施形態では、p=2である場合について説明する。図73に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、パズル本体70の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めることができる。このように定めると、パズル本体70は、立体素片701をx軸方向に2個、y軸方向に2個、z軸方向に2個並べることで、合計8個の立体素片701によって構成される。
また、本実施形態では、パズル本体70を切断する3つの切断面を有している。すなわち、
(0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、
(r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面と、
(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面である。また、これらの各切断面により、すべての立体素片701が切断される。
上記の各切断面によって切断されたすべての立体素片701を相互に分離させると、複数種類の立体部品が形成される。本実施形態の立体部品は、第1の実施形態において、図2〜図7を参照して説明したもののうち、立体部品Aが6個、立体部品Bが4個、立体部品Cが4個、立体部品Dが4個、立体部品Eが2個、立体部品Fが2個、図41に示す立体部品Hが2個、そして、図49に示す立体部品Iが2個生じる。
なお、本実施形態では、p=2の場合を例にとって説明するが、本発明は、これに限定されるわけではない。また、立体パズル7は、ケース体を有していても良いが、本実施形態では、わかりやすく説明するために、ケース体の図示を省略している。
次に、本実施形態において、上記立体部品のいずれかを組み合わせて、元々パズル本体70が切断面として有していなかった形状の面を形作る手順を説明する。
[二等辺三角形の作成手順]
図74および図75は、上記立体部品A、B、C、D、E、H、Iのいずれかを組み合わせて「二等辺三角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図74に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Dのひし形の各頂点が、(0,0,r/2)、(r/2,0,r/4)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置し、かつ、2つの台形の下底がz軸に沿うように、立体部品Dを配置する。これにより、立体部品Dのひし形の面が斜め上方を向く。
次に、図75に示すように、2つの立体部品Aを立体部品Dの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図75に示すように、二等辺三角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体70が切断面として有していなかった二等辺三角形の面を形作ることができる。
[正三角形の作成手順]
図76〜図79は、上記立体部品A、B、C、D、E、H、Iのいずれかを組み合わせて「正三角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図76に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Aを配置する。この場合、立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。
次に、図77に示すように、立体部品Eを立体部品Aの上に配置する。この場合、立体部品Eにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である一方の二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/4)に位置すると共に、三辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように配置する。
最後に、図78に示すように、3つの立体部品Bを立体部品Eの左右に配置する。この場合、一つ目の立体部品Bにおいて、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/2)に位置するように配置する。また、二つ目の立体部品Bにおいても同様に、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,r,0)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように配置する。また、三つ目の立体部品Bにおいても同様に、3つの直角二等辺三角形の面が、それぞれ、xy平面、yz平面、zx平面と並行であると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,0,r)、(r/2,0,r/2)、および(0,r/2,r/2)に位置するように配置する。これにより、図78に示すように、正三角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体70が切断面として有していなかった正三角形の面を形作ることができる。
[ひし形の作成手順]
図79〜図83は、上記立体部品A、B、C、D、E、H、Iのいずれかを組み合わせて「ひし形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図79に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Hの3つの正方形の面が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r/2,r/2,r/4)、および(0,r/2,r/2)に位置するように配置する。
次に、図80に示すように、2つの立体部品Bを立体部品Hの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/2)に位置すると共に、その他の3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面に接するように、立体部品Bを配置する。また、もう一方の立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/2)に位置すると共に、その他の3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面に接するように、立体部品Bを配置する。
次に、図81に示すように、2つの立体部品Eを、2つの立体部品Bの上にそれぞれ配置する。この場合、一方の立体部品Eにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r,r/2,r/4)、および(r/2,r/2,r/2)に位置すると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。また、他方の立体部品Eにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(r/2,r,r/4)、および(0,r,r/2)に位置すると共に、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Eを配置する。さらに、立体部品Aを立体部品Hの上に配置する。この場合、立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸方向に向くと共に、各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(0,0,r/2)に位置するように、立体部品Aを配置する。
次に、図82に示すように、2つの立体部品Dを配置する。この場合、一方の立体部品Dにおいて、正方形の面がxy平面に接すると共に、ひし形の各頂点が(r,r/2,r/4)、(r,r,0)、(r/2,r,r/4)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Dを配置する。また、もう一方の立体部品Dにおいて、正方形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Hの上面に接すると共に、ひし形の各頂点が(r/2,0,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、(0,r/2,3r/4)、および(0,0,r)に位置するように、立体部品Dを配置する。
最後に、図83に示すように、2つの立体部品Aを上側の立体部品Dの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r/2,r/2,r/2)、および(r/2,0,3r/4)に位置するように、立体部品Aを配置する。また、他方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(0,r/2,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r,r/2)に位置するように、立体部品Aを配置する。これにより、図83に示すように、ひし形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体70が切断面として有していなかったひし形の面を形作ることができる。
(第8の実施形態/(3)完全タイプ)
第8の実施形態に係る立体パズルは、切断面が上記実施形態と異なる。図84は、第8の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。この立体パズル8は、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な立体素片801と、この立体素片801がp個組み合わされた、一辺がrの立方体であるパズル本体80と、から構成されている。本実施形態では、p=2である場合について説明する。図84に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、パズル本体80の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めることができる。このように定めると、パズル本体80は、立体素片801をx軸方向に2個、y軸方向に2個、z軸方向に2個並べることで、合計8個の立体素片801によって構成される。
また、本実施形態では、パズル本体80を切断する6つの切断面を有している。すなわち、
(0,0,r/4)、(0,r/2,0)、および(r/2,0,0)を通る二等辺三角形の切断面と、
(0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、
(0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、
(r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)、および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面と、
(r,0,r)、(r,r,0)、および(0,r,r)を通る正三角形の切断面と、
(r,r/2,r)、(r,r,3r/4)、および(r/2,r,r)を通る二等辺三角形の切断面である。また、これらの各切断面により、すべての立体素片801が切断される。
上記の各切断面によって切断されたすべての立体素片801を相互に分離させると、複数種類の立体部品が形成される。本実施形態の立体部品は、第1の実施形態において、図2〜図7を参照して説明したもののうち、立体部品Aが8個、立体部品Bが4個、立体部品Cが4個、立体部品Dが4個、立体部品Eが4個、立体部品Fが無く、そして、図49に示す立体部品Iが4個生じる。
なお、本実施形態では、p=2の場合を例にとって説明するが、本発明は、これに限定されるわけではない。また、立体パズル8は、ケース体を有していても良いが、本実施形態では、わかりやすく説明するために、ケース体の図示を省略している。
次に、本実施形態において、上記立体部品のいずれかを組み合わせて、元々パズル本体80が切断面として有していなかった形状の面を形作る手順を説明する。本実施形態では、当初の切断面により切断された立体素片である上記各種の立体部品を組み合わせることによって、
一辺の長さが、(2)1/2r/2である2つの正三角形の面、
二辺の長さが、それぞれ{(r)+(r/2)1/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2rである2つの二等辺三角形の面、
一辺の長さが、{(r)+(r/2)1/2である一つのひし形の面、および、
一辺の長さが、(2)1/2r/2である一つの正六角形の面を形作ることが可能であり、さらに、これらの面のすべてを切断面として有する立体パズルを形成することが可能である。
[一辺の長さが、(2)1/2r/2である正三角形の作成手順]
図85は、「一辺の長さが、(2)1/2r/2である正三角形」の面を作成する手順を示す図である。本実施形態では、立体部品Bが生じるため、図85に示すように、立体部品Bを配置することによって、一辺の長さが、(2)1/2r/2である正三角形が作成される。この場合、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,0,r/2)、(r/2,0,0)、および(0,r/2,0)に位置すると共に、その他の3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面に接するように、立体部品Bを配置する。
なお、変形例として、立体部品Aと立体部品Iとを組み合わせても立体部品Bを形作ることができる。この場合、立体部品Aおよび立体部品Iにおいて、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の面同士を合わせると共に、等しい長さの辺同士を合わせる。これにより、これにより、図84に示すように、一辺の長さが、(2)1/2r/2である正三角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体80が切断面として有していなかった一辺の長さが、(2)1/2r/2である正三角形の面を形作ることができる。
[二辺の長さが、それぞれ{(r)+(r/2)1/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2rである二等辺三角形の作成手順]
図85〜図87は、上記立体部品A、B、C、D、E、F、Iのいずれかを組み合わせて「二辺の長さが、それぞれ{(r)+(r/2)1/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2rである二等辺三角形」の面を作成する手順を示す図である。まず、図85に示すように立体部品Bを配置した後、図86に示すように、立体部品Cを立体部品Bの上に配置する。この場合、立体部品Cにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/2)に位置すると共に、立体部品Cのひし形の各頂点が、(0,0,r/2)、(r/2,0,r/4)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように、立体部品Cを配置する。
最後に、図87に示すように、2つの立体部品Aを立体部品Cの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がxy平面に接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図87に示すように、二辺の長さが、それぞれ{(r)+(r/2)1/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2rである二等辺三角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体80が切断面として有していなかった二等辺三角形の面を形作ることができる。
[一辺の長さが、{(r)+(r/2)1/2である一つのひし形の作成手順]
一辺の長さが、{(r)+(r/2)1/2である一つのひし形は、図87に示す二等辺三角形が作成された状態から作成が始まる。図88に示すように、立体部品Dを立体部品Cの上に配置する。この場合、立体部品Dの正方形の面が、z軸方向を向くと共に、立体部品Dのひし形の各頂点が、(0,0,r/2)、(r/2,0,r/4)、(r/2,r/2,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように、立体部品Dを配置する。
次に、図89に示すように、2つの立体部品Eを、2つの立体部品Aの上にそれぞれ配置する。この場合、一方の立体部品Eにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置するように、立体部品Eを配置する。また、もう一方の立体部品Eにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/2)に位置すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,0)、(0,r,0)、および(0,r/2,r/4)に位置するように、立体部品Eを配置する。
次に、図90に示すように、立体部品Bを2つの立体部品Eの間に配置する。この場合、立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置すると共に、その他の3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面に平行となるように、立体部品Bを配置する。
次に、図91に示すように、2つの立体部品Iを2つの立体部品Eの上にそれぞれ配置する。この場合、一方の立体部品Iにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置し、その正三角形の面が立体部品Eと接するように立体部品Iを配置する。また、もう一方の立体部品Iにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/2)に位置し、その正三角形の面が立体部品Eと接するように立体部品Iを配置する。
次に、図92に示すように、立体部品Cを立体部品Bの上に配置する。この場合、立体部品Cの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように立体部品Cを配置する。これにより、ひし形の下半分が形成される。
次に、図93に示すように、立体部品Dを配置する。この場合、立体部品Dのひし形の各頂点が、(0,0,r)、(r/2,0,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r/2,3r/4)に位置し、かつ、立体部品Dの2つの台形の下底がz軸に沿うように、立体部品Dを配置する。
最後に、図94に示すように、2つの立体部品Aを立体部品Dの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面が、z軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面と接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r/2,r/2,r/2)、および(r/2,0,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面が、z軸の負の方向を向いて立体部品Eの上面と接すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(0,r,r/2)、および(0,r/2,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。これにより、図94に示すように、一辺の長さが、{(r)+(r/2)1/2である一つのひし形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体80が切断面として有していなかったひし形の面を形作ることができる。
[一辺の長さが、(2)1/2r/2である正六角形の作成手順]
一辺の長さが、(2)1/2r/2である正六角形は、図90に示す状態から作成が始まる。すなわち、図90に示す状態において、図95に示すように、立体部品Dを配置する。この場合、立体部品Dのひし形の各頂点が、(0,0,r)、(r/2,0,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r/2,3r/4)に位置し、かつ、立体部品Dの2つの台形の下底がz軸に沿うように、立体部品Dを配置する。
次に、図96に示すように、立体部品Cを立体部品Dの上に配置する。この場合、立体部品Cのひし形の各頂点が、(0,0,r)、(r/2,0,3r/4)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r/2,3r/4)に位置し、かつ、立体部品Cの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r/2,r)に位置するように、立体部品Cを配置する。
最後に、図97に示すように、2つの立体部品Bを立体部品CおよびDの両側に配置する。この場合、一方の立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r/2,r/2,r/2)、および(r/2,0,r)に位置すると共に、その他の3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面と平行となるように、立体部品Bを配置する。また、もう一方の立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(0,r,r/2)、および(0,r/2,r)に位置すると共に、その他の3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面と平行となるように、立体部品Bを配置する。これにより、図97に示すように、一辺の長さが、(2)1/2r/2である正六角形の面が形作られる。
このように、本実施形態によれば、元々パズル本体80が切断面として有していなかった正六角形の面を形作ることができる。
[当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順]
上述したように、本実施形態では、パズル本体80を切断する6つの切断面を有している。そして、それらの切断面により、すべての立体素片801が切断され、切断されたすべての立体素片801を相互に分離させると、立体部品Aが8個、立体部品Bが4個、立体部品Cが4個、立体部品Dが4個、立体部品Eが4個、立体部品Fが無く、そして、立体部品Iが4個生じる。
本実施形態では、これらの立体部品A、B、C、D、E、Iをすべて使用して、
一辺の長さが、(2)1/2r/2である2つの正三角形の面、
二辺の長さが、それぞれ{(r)+(r/2)1/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2rである2つの二等辺三角形の面、
一辺の長さが、{(r)+(r/2)1/2である一つのひし形の面、および、
一辺の長さが、(2)1/2r/2である一つの正六角形の面のすべてを切断面として有する立体パズル本体を形成することが可能である。
図97に示す正六角形ができた状態から説明を始める。図97の正六角形を構成する2つの立体部品Eの上に、図98に示すように、2つの立体部品Iをそれぞれ配置する。この場合、一方の立体部品Iにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Iを配置する。また、もう一方の立体部品Iにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(0,r,r/2)、(r/2,r,0)、および(r/2,r/2,r/2)に位置するように、立体部品Iを配置する。
次に、図99に示すように、2つの立体部品Iの間に立体部品Cを配置する。この場合、立体部品Cにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(r,r/2,0)、および(r/2,r,0)に位置するように配置する。
次に、図100に示すように、2つの立体部品Aを、それぞれ2つの立体部品Iの上に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸方向を向くと共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,0)、および(r/2,0,r/4)に位置するように、立体部品Aを配置する。また、他方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸方向を向くと共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(0,r,r/2)、(r/2,r/2,r/2)、および(r/2,r,r/4)に位置するように、立体部品Aを配置する。
次に、図101に示すように、立体部品Dを立体部品Cの上に配置する。この場合、立体部品Dのひし形の各頂点が、(r,r/2,r/4)、(r,r,0)、(r/2,r,r/4)、および(r/2,r/2,r/2)に位置し、かつ、正方形の面がz軸方向を向くように、立体部品Dを配置する。
次に、図102に示すように、立体部品Bを立体部品Cの上に配置する。この場合、立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r)、(r/2,r/2,r/2)、および(0,r/2,r)に位置するように、立体部品Bを配置する。
次に、図103に示すように、2つの立体部品Eを、それぞれ2つの立体部品Bの上に配置する。この場合、一方の立体部品Eにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,0,0)、(r/2,r/2,r/2)、および(r/2,0,r)に位置すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,r)、(r,r/2,3r/4)、および(r/2,r/2,r)に位置するように、立体部品Eを配置する。また、もう一方の立体部品Eにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r/2)、(0,r,r/2)、および(0,r/2,r)に位置すると共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であり、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r/2,r/2,r)、(r/2,r,3r/4)、および(0,r,r)に位置するように、立体部品Eを配置する。
次に、図104に示すように、立体部品Dを配置する。この場合、立体部品Dのひし形の各頂点が、(r,r/2,3r/4)、(r,r,r/2)、(r/2,r,3r/4)、および(r/2,r/2,r)に位置し、かつ、立体部品Dの正方形の面がz軸の負の方向を向くように、立体部品Dを配置する。なお、この段階で、図86に示した二等辺三角形と合同な二等辺三角形が形作られる。具体的には、二辺の長さが、それぞれ{(r)+(r/2)1/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2rである二等辺三角形である。
次に、図105に示すように、2つの立体部品Aをそれぞれ立体部品Eの上面に配置する。この場合、一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸方向を向くと共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(r,0,r)、(r,r/2,3r/4)、および(r/2,r/2,r)に位置するように立体部品Aを配置する。また、もう一方の立体部品Aにおいて、等しい二辺の長さがr/2であって、残りの辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面がz軸方向を向くと共に、等しい二辺の長さが(5)1/2r/4であって残りの辺の長さが(2)1/2r/2である二等辺三角形の各頂点が、(0,r,r)、(r/2,r/2,r)、および(r/2,r,3r/4)に位置するように立体部品Aを配置する。
次に、図106に示すように、立体部品Cを立体部品Dの上に配置する。この場合、立体部品Cにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,r/2,r)、(r,r,r/2)、および(r/2,r,r)に位置すると共に、ひし形の各頂点が(r/2,r/2,r)、(r,r/2,3r/4)、(r,r,r/2)、および(r/2,r,3r/4)に位置するように、立体部品Cを配置する。なお、この段階で、図84に示した正三角形と合同な正三角形が形作られる。具体的には、三辺の長さが(2)1/2rである正三角形である。
最後に、図107に示すように、立体部品Bを立体部品Cの上に配置する。この場合、立体部品Bにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r,r/2,r)、(r,r,r/2)、および(r/2,r,r)に位置するように、立体部品Bを配置する。これにより、当初有していなかった切断面を有する立体パズル本体81が形成される。立体パズル本体81は、一辺の長さがrの立方体である。
この立体パズル本体81は、図108に示すように、複数の切断面を有する。すなわち、
(0,0,r/2)、(r/2,0,0)、および(0,r/2,0)を通る正三角形の切断面と、
(r,r/2,r)、(r,r,r/2)、および(r/2,r,r)を通る正三角形の切断面と、
(0,0,r/2)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る二等辺三角形の切断面と、
(0,r,r)、(r,r,r/2)、および(0,r,r)を通る二等辺三角形の切断面と、
(0,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r,0)、および(0,r,r/2)、を通るひし形の切断面と、
(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)、および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面である。
以上のように、立体部品A、B、C、D、E、Iをすべて使用して、立体パズル本体80が、当初有していなかった複数種類の切断面を有する立体パズル本体81が形成される。
(第9の実施形態/正八面体)
第9の実施形態に係る立体パズルは、切断面が上記実施形態と異なる。図109は、第9の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。この立体パズル9は、一辺の長さがr/2である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な立体素片901と、この立体素片901が8個組み合わされた、一辺がrの立方体であるパズル本体90と、から構成されている。図109に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、パズル本体90の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めることができる。このように定めると、パズル本体90は、立体素片901をx軸方向に2個、y軸方向に2個、z軸方向に2個並べることで、合計8個の立体素片901によって構成される。
また、本実施形態では、パズル本体90を切断する5つの切断面を有している。すなわち、
(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/2)を通る正三角形の切断面と、
(0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、
(r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、
(0,r,r)、(r,0,r)、および(r,r,0)を通る正三角形の切断面と、
(r,r/2,r)、(r,r,r/2)、および(r/2,r,r)を通る正三角形の切断面である。また、これらの各切断面により、すべての立体素片901が切断される。
上記の各切断面によって切断されたすべての立体素片901を相互に分離させると、複数種類の立体部品が形成される。本実施形態の立体部品は、第1の実施形態において、図2〜図7を参照して説明したもののうち、立体部品Bが16個そして、図110に示す立体部品Jが8個生じる。
図110は、立体部品Jの斜視図である。立体部品Jは、上記切断面によって切断された立体素片901の一部である。立体部品Jは、
等しい二辺の長さがr/2、残りの一辺の長さが(2)1/2r/2である直角二等辺三角形の面を6つ、
三辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の面を2つ有する八面体である。本実施形態では、この立体部品Jを8個有している。
なお、立体パズル9は、ケース体を有していても良いが、本実施形態では、わかりやすく説明するために、ケース体の図示を省略している。
[正八面体の作成手順]
図111は、正八面体の作成手順を示す図である。図111に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Bを8個組み合わせる。具体的には、各立体部品Bの3つの直角二等辺三角形が、それぞれxy平面、yz平面、zx平面に平行となり、かつ、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、以下の位置となるように、8個の立体部品Bを配置する。すなわち、
一つ目の立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r)に位置し、
二つ目の立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r,r/2)、(r,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r)に位置し、
三つ目の立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r)に位置し、
四つ目の立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r)に位置し、
五つ目の立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,0)に位置し、
六つ目の立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,0)に位置し、
七つ目の立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r,r/2)、(r,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,0)に位置し、
八つ目の立体部品Bの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,0)に位置するように、配置する。これにより、正八面体を形作ることが可能となる。なお、正八面体を図111に示すように配置する場合は、図110に示す立体部品Jによって支える必要がある。
[正八面体に外接する内面を有する14面体の作成手順]
図112は、正八面体に外接する内面を有する14面体の作成手順を示す図である。図112に示すように、相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系において、立体部品Jを8個組み合わせる。具体的には、立体部品Jの一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、以下の位置となるように、8個の立体部品Jを配置する。すなわち、
一つ目の立体部品Jにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である一方の正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r)に位置し、かつ、他方の正三角形の各頂点が、(r/2,0,r)、(r,r/2,r)、および(r,0,r/2)に位置し、
二つ目の立体部品Jにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r,r/2)、(r,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r)に位置し、かつ、他方の正三角形の各頂点が、(r,r/2,r)、(r,r,r/2)、および(r/2,r,r)に位置し、
三つ目の立体部品Jにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r)に位置し、かつ、他方の正三角形の各頂点が、(r/2,r,r)、(0,r,r/2)、および(0,r/2,r)に位置し、
四つ目の立体部品Jにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,r)に位置し、かつ、他方の正三角形の各頂点が、(r/2,0,r)、(0,r/2,r)、および(0,0,r/2)に位置し、
五つ目の立体部品Jにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,0)に位置し、かつ、他方の正三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/2)に位置し、
六つ目の立体部品Jにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,0,r/2)、(r,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,0)に位置し、かつ、他方の正三角形の各頂点が、(r/2,0,0)、(r,r/2,0)、および(r,0,r/2)に位置し、
七つ目の立体部品Jにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r,r/2)、(r,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,0)に位置し、かつ、他方の正三角形の各頂点が、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(r,r,r/2)に位置し、
八つ目の立体部品Jにおいて、一辺の長さが(2)1/2r/2である正三角形の各頂点が、(r/2,r,r/2)、(0,r/2,r/2)、および(r/2,r/2,0)に位置し、かつ、他方の正三角形の各頂点が、(r/2,r,0)、(0,r/2,0)、および(0,r,r/2)に位置するように、配置する。
これにより、各頂点の位置が、(r/2,0,r/2)、(r,r/2,r/2)、(r/2,r,r/2)、(0,r/2,r/2)、(r/2,r/2,r)、および(r/2,r/2,0)である正八面体に外接する内面を有する14面体を形作ることが可能となる。
なお、本発明においては、図113に示すように、ケース体911を備えてもよい。ケース体911は、一端に閉塞面912を有し、他端に開口部913を有すると共に、開口部913以外の部位が立体パズル本体10に外接する。なお、図面の複雑化を回避するため、切断面は図113に示していない。
このようなケース体により、パズル本体を分割する少なくとも一つの切断面によって切断された立体素片を積み重ねても、すべり落ちることがなくなる。そして、各立体素片を組み合わせることにより、ケース体の内部において、パズル本体を正確に形作ることが可能となる。なお、立体素片の表面に、滑り止め手段として、凹凸を付したり、粘着剤、磁石、磁石および金属を付したりすることによって、立体素片同士を着脱自在にすることも可能である。
また、前記各立体素片の全部または一部、または立体部品の全部または一部は、それぞれ異なる着色を施されていても良い。このように、各立体素片の全部または一部、または立体部品の全部または一部が、それぞれ異なる着色を施されていると、立体素片同士または立体部品同士の境界面が明確になる。これにより、立体パズル本体を切断したときにその切断面の形状、大きさ、その切断面に出現する模様を認識し易くなる。
第1の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。 立体部品Aの斜視図である。 立体部品Bの斜視図である。 立体部品Cの斜視図である。 立体部品Dの斜視図である。 立体部品Eの斜視図である。 立体部品Fの斜視図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 第2の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 正三角形の作成手順を示す図である。 正三角形の作成手順を示す図である。 第3の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。 立体部品Gの斜視図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 第4の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。 立体部品Hの斜視図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 第5の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。 立体部品Iの斜視図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 第6の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。 正三角形の作成手順を示す図である。 正三角形の作成手順を示す図である。 正三角形の作成手順を示す図である。 正三角形の作成手順を示す図である。 正三角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 五角形の作成手順を示す図である。 第7の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 正三角形の作成手順を示す図である。 正三角形の作成手順を示す図である。 正三角形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 第8の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 二等辺三角形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 ひし形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 正六角形の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の作成手順を示す図である。 当初の切断面とは異なる切断面を有する立体パズル本体の斜視図である。 第9の実施形態に係る立体パズルの斜視図である。 立体部品Jの斜視図である。 正八面体の作成手順を示す図である。 正八面体に外接する内面を有する14面体の斜視図である。 ケース体の斜視図である。
符号の説明
1、2、3、4、5、6、7、8、9 立体パズル
10、20、30、40、50、60、70、80、81、90 立体パズル本体
101、201、301、401、501、601、701、801、901 立体素片
A、B、C、D、E、F、G、H、I、J 立体部品
911 ケース体
912 閉塞面
913 開口部

Claims (11)

  1. 一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、
    前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、
    相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、
    (0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、
    (0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、
    (0,r,r)、(r,0,r)、および(r,r,0)を通る正三角形の切断面と、を備え、
    前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、
    前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、二等辺三角形の面、五角形の面および正六角形の面のいずれをも形成することができることを特徴とする立体パズル。
  2. 一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、
    前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、
    相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、
    (0,0,r/2)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る二等辺三角形の切断面と、
    (r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、
    (r,0,r)、(r,r,r/2)、および(0,r,r)を通る二等辺三角形の切断面と、を備え、
    前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、
    前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、正三角形の面、ひし形の面および五角形の面のいずれをも形成することができることを特徴とする立体パズル。
  3. 一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、
    前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、
    相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、
    (0,0,r/2)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る二等辺三角形の切断面と、
    (0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、
    (r,0,r)、(r,r,r/2)、および(0,r,r)を通る二等辺三角形の切断面と、を備え、
    前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、
    前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、五角形の面形成することができることを特徴とする立体パズル。
  4. 一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、
    前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、
    相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、
    (0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、
    (r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面と、を備え、
    前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、
    前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、二等辺三角形の面およびひし形の面のいずれをも形成することができることを特徴とする立体パズル。
  5. 一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、
    前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、
    相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、
    (0,0,r)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る正三角形の切断面と、
    (r,0,r)、(r,r,0)、および(0,r,r)を通る正三角形の切断面と、
    (0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、
    (r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面と、を備え、
    前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、
    前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、二等辺三角形の面、ひし形の面および正六角形の面のいずれをも形成することができることを特徴とする立体パズル。
  6. 一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、
    前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、
    相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、
    (0,0,r/2)、(r,0,0)、および(0,r,0)を通る二等辺三角形の切断面と、
    (r,0,r)、(r,r,r/2)、および(0,r,r)を通る二等辺三角形の切断面と、
    (0,0,r)、(0,r,r/2)、(r,0,r/2)、および(r,r,0)を通るひし形の切断面と、
    (r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、を備え、
    前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、
    前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、正三角形の面および五角形の面のいずれをも形成することができることを特徴とする立体パズル。
  7. 一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、
    前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、
    相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、
    (0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、
    (r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面と、
    (r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、を備え、
    前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、
    前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、正三角形の面、二等辺三角形の面およびひし形の面のいずれをも形成することができることを特徴とする立体パズル。
  8. 一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、
    前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/p(pは偶数)である立方体の形状に成形され、相互に分離可能なp個の立体素片と、
    相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、
    (0,0,r/4)、(0,r/2,0)、および(r/2,0,0)を通る二等辺三角形の切断面と、
    (0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、
    (0,0,3r/4)、(r,0,r/4)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、および(0,r,r/4)を通る五角形の切断面と、
    (r/2,0,r)、(r,0,3r/4)、(r,r,r/4)、(0,r,3r/4)、および(0,r/2,r)を通る五角形の切断面と、
    (r,0,r)、(r,r,0)、および(0,r,r)を通る正三角形の切断面と、
    (r,r/2,r)、(r,r,3r/4)、および(r/2,r,r)を通る二等辺三角形の切断面と、を備え、
    前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、
    前記分割された立体素片の全部または一部を、一辺の長さがrである立方体の内面に沿うように配置することによって、
    一辺の長さが、(2)1/2r/2である2つの正三角形の面、
    二辺の長さが、それぞれ{(r)+(r/2)1/2であって、残りの一辺の長さが(2)1/2rである2つの二等辺三角形の面、
    一辺の長さが、{(r)+(r/2)1/2である一つのひし形の面、および
    一辺の長さが、(2)1/2r/2である一つの正六角形の面のいずれをも形成することができることを特徴とする立体パズル。
  9. 一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、
    前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/2である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な8個の立体素片と、
    相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、
    (r/2,0,0)、(0,r/2,0)、および(0,0,r/2)を通る正三角形の切断面と、
    (0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、
    (r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、
    (0,r,r)、(r,0,r)、および(r,r,0)を通る正三角形の切断面と、
    (r,r/2,r)、(r,r,r/2)、および(r/2,r,r)を通る正三角形の切断面と、を備え、
    前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の一部を組み合わせることによって、一辺の長さが、
    (2)1/2r/2である正八面体が形成されることを特徴とする立体パズル。
  10. 一辺の長さがr(rは実数)である立方体の形状を有するパズル本体と、
    前記パズル本体を構成すると共に、一辺の長さがr/2である立方体の形状に成形され、相互に分離可能な8個の立体素片と、
    相互に直交するx軸、y軸およびz軸で定められる3次元直交座標系で、前記パズル本体の各頂点の位置を、(0,0,0)、(0,0,r)、(0,r,0)、(0,r,r)、(r,0,0)、(r,0,r)、(r,r,0)、(r,r,r)と定めたとき、
    (0,0,r/2)、(0,r/2,0)、および(r/2,0,0)を通る正三角形の切断面と、
    (0,0,r)、(0,r,0)、および(r,0,0)を通る正三角形の切断面と、
    (r/2,0,r)、(r,0,r/2)、(r,r/2,0)、(r/2,r,0)、(0,r,r/2)および(0,r/2,r)を通る正六角形の切断面と、
    (0,r,r)、(r,0,r)、および(r,r,0)を通る正三角形の切断面と、
    (r,r/2,r)、(r,r,r/2)、および(r/2,r,r)を通る正三角形の切断面と、を備え、
    前記各切断面によって、前記パズル本体および前記立体素片が分割されている一方、前記分割された立体素片の一部を組み合わせることによって、各頂点の位置が、(r/2,0,r/2)、(r,r/2,r/2)、(r/2,r,r/2)、(0,r/2,r/2)、(r/2,r/2,r)、および(r/2,r/2,0)である正八面体に外接する内面を有する14面体が形成されることを特徴とする立体パズル。
  11. 一端に閉塞面を有し他端に開口部を有すると共に、前記開口部以外の部位が前記パズル本体に外接するケース体をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の立体パズル。
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