JP3998222B2

JP3998222B2 - Chair support mechanism

Info

Publication number: JP3998222B2
Application number: JP06366198A
Authority: JP
Inventors: 茂雄沢田; 利造村上
Original assignee: Takano Co Ltd
Current assignee: Takano Co Ltd
Priority date: 1998-03-13
Filing date: 1998-03-13
Publication date: 2007-10-24
Anticipated expiration: 2018-03-13
Also published as: JPH11253264A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座や背凭れをロッキング可能な椅子の支持機構に関する。さらに詳述すると、本発明は、ロッキングの反力を調整できる椅子の支持機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
座や背凭れをロッキング可能とした椅子では、座や背凭れを原位置に復帰させるために圧縮コイルばねやガススプリング等から成る付勢ばねを使用している。そして、着座者の体格や使用状態に応じてロッキングの反力の大きさを調整するために、ロッキングの反力調整機構を備えた椅子がある。
【０００３】
この反力調整機構としては、例えば調整ねじを使用して付勢ばねの初期圧縮長さを変更するものがある。これは、付勢ばねの初期圧縮長さを変更することにより付勢ばねの初圧を変更してロッキングの反力の大きさを調整するものである。
【０００４】
また、反力調整機構の他の例としては、付勢ばねを傾斜させて座等に付勢する角度を変更するものがある。これは、付勢ばねの座等に取り付けられた部分を中心に例えば調整ねじを使用して付勢ばねを傾斜させて座等に付勢する方向を変更するものである。これにより、座や背凭れが傾斜するときに付勢ばねから受ける反力が変化するので、ロッキングの反力の大きさを調整することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した付勢ばねの初期圧縮長さを変更する反力調整機構では、反力を大きくするために調整ねじを締める方向に回転させなければならないので、大きな操作力を必要としてしまう。このため、特に力の弱い女性等にとって操作性が悪いものとなってしまう。
【０００６】
また、上述した付勢ばねの付勢角度を変更する反力調整機構では、付勢ばねの付勢角度を変更しても初期圧縮長さは一定であるので、その初圧を変更することはできない。このため、背凭れや座のロッキングの初期の反力がほぼ一定になってしまうので、椅子の使用感が余り良くなかった。
【０００７】
そこで、本発明は、ロッキングの反力を操作性良く調整できる椅子の支持機構を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項１記載の発明は、支持部材に対して被支持部材をロッキング可能に支持する椅子の支持機構において、変位により弾発力を蓄える付勢手段を備えて伸縮可能な第１リンク部材と、被支持部材と連動して揺動する第２リンク部材と、固定される第３リンク部材とを備え、第２リンク部材に第１リンク部材と第３リンク部材との一端を回転可能に連結すると共に第１リンク部材と第３リンク部材との他端同士を回転可能に連結して拘束回転連鎖を構成し、第３リンク部材の固定位置を調整ねじで移動可能にすることにより被支持部材のロッキングの反力の大きさを調整可能にするようにしている。
【０００９】
したがって、被支持部材をロッキングさせるために外力を与えると、第２リンク部材が被支持部材に連動して揺動する。そして、第３リンク部材は固定されていることから、第２リンク部材の揺動により第２リンク部材と第３リンク部材との間で第１リンク部材が伸縮する。第１リンク部材は変位により付勢手段に弾発力を蓄えるので、この弾発力がロッキングの反力となって被支持部材を原位置に復帰させる方向に作用する。
【００１０】
ここで、被支持部材をロッキングする際の反力の大きさを調整するときは、調整ねじを操作して第３リンク部材の固定位置を変更する。これにより、第２リンク部材と第３リンク部材との成す角度が変更されるので、第１リンク部材の初期長さ及び第２リンク部材に対する付勢角度が同時に変化する。このため、第１リンク部材の初期長さ及び付勢角度を同時に変更できるので、付勢手段の初期長さまたは付勢角度のいずれか一方のみを変更する従来の反力調整機構に比べて調整ねじの操作量に対する反力の変更量を大きくすることができる。
【００１１】
また、請求項２記載の発明は、請求項１記載の椅子の支持機構における第１リンク部材と第２リンク部材と第３リンク部材とが、第３リンク部材の移動により第１リンク部材が圧縮するにつれて、第１リンク部材及び第２リンク部材の連結部分の回転中心と第２リンク部材の回転中心とを結ぶ直線に対して第１リンク部材の付勢方向が成す付勢角度θを直角に近付けるように設置されている。
【００１２】
したがって、ロッキングの反力を調整する際に、第１リンク部材の初期長さ及び付勢角度θの変更によるそれぞれのロッキング反力の変化を増加または減少のいずれか一方に一致させることができる。このため、第１リンク部材の初期長さ及び付勢角度θの変更によるそれぞれのロッキング反力の変化が相殺することはないので、調整ねじの操作量に対する反力の変更量を大きくすることができる。
【００１３】
さらに、請求項３記載の発明は、請求項１又は２記載の椅子の支持機構において、支持部材としての座受部材に対し前端側で揺動自在に支持されている被支持部材としての座の後部を形成する後側座と、座の前部を形成する前側座と、前側座を座受部材に前後動可能に支持する摺動手段と、前側座の後端部と後側座の前端部とを連結する連結手段とを備えるようにしている。
【００１４】
したがって、着座者が背凭れや座を原位置から後傾させる際には、後側座がその前端側の回転中心周りに後方へ沈み込むように揺動するので、後側座の前端部が持ち上がることなく後方に移動する。そして、後側座は後傾しながら前側座を後方に引いて移動させる。また、後側座は原位置に復帰しながら前側座を前方に押して移動させる。ここで、前側座は摺動手段により座受部材に前後動可能に支持されているので、座を後傾させるときの座の前部の上昇を抑えることができる。このため、着座者の大腿部の圧迫を防止できると共に着座者の大腿部が持ち上げられて脚が床から離れてしまうことを防止できる。
【００１５】
また、請求項４記載の椅子の支持機構では、摺動手段は後方に移動する前側座を下降させると共に前方に移動する前側座を上昇させるようにしている。したがって、着座者が座を後傾させたときに座の前部が下降するので、着座者の大腿部の圧迫を防止できると共に着座者の大腿部が持ち上げられて着座者の脚が床から離れることを防止できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図１〜図５に示すように、本実施形態の椅子の支持機構１は、支持部材である座受部材２に対して被支持部材である後側座３をロッキング可能に支持するものである。
【００１７】
この支持機構１は、変位により弾発力を蓄える付勢手段５を備えて伸縮可能な第１リンク部材４と、後側座３と連動して揺動する第２リンク部材１４と、固定される第３リンク部材１１とを備えると共に、第３リンク部材１１の固定位置を調整ねじ１２で移動可能にすることにより後側座３のロッキングの反力の大きさを調整可能にしている。ここで、第２リンク部材１４に第１リンク部材４と第３リンク部材１１とのそれぞれの一端を回転可能に連結すると共に第１リンク部材４と第３リンク部材１１との他端同士を回転可能に連結して３つのリンク部材４，１４，１１により拘束回転連鎖を構成している。このため、調整ねじ１２を操作して第３リンク部材１１の固定位置を変更することにより、第２リンク部材１４と第３リンク部材１１とのなす角度が変更されるので、第１リンク部材４の初期長さ及び第２リンク部材１４に対する付勢角度θを同時に変更することができる。よって、調整ねじ１２の操作量に対するロッキング反力の変更量を大きくすることができる。
【００１８】
第１リンク部材４は、付勢手段５と、付勢手段５の前端部を支持する前側ばねマウント７と、付勢手段５の後端部を支持する後側ばねマウント８とを備えている。付勢手段５としては、図２に示すように座受部材２の内側に前後を長手方向として平行に設置した２本の圧縮コイルばねを使用している。本実施形態では付勢手段５として圧縮コイルばねを使用しているが、これには限られず例えばガススプリング等を用いても良い。
【００１９】
前側ばねマウント７は、第２リンク部材１４に支持軸１６により回転可能に連結される。後側ばねマウント８は、第３リンク部材１１に支持軸６により回転可能に連結される。そして、後側ばねマウント８には前側ばねマウント７に向けて突出する案内軸９が形成されている。また、前側ばねマウント７には案内軸９を摺動可能に収容する案内孔１０が形成されている。このため、各マウント７，８は、付勢手段５を挟持して保持すると共に付勢手段５の弾発力を受けながら互いに接近または離隔可能とされている。
【００２０】
後側座３は、クッション（図示せず）を受け支える後側座板１３と、この後側座板１３の前部に固着された第２リンク部材１４とを備えている。第２リンク部材１４は、座受部材２に対してロッキング軸１５により回転可能に連結されている。第２リンク部材１４はＬ字形状で、座受部材２の内側の左右両側に設けられている。そして、後側座板１３を水平にしたときに、図１及び図３に示すように第２リンク部材１４の一辺は水平で他辺は鉛直に成るようにしている。これにより、ロッキング軸１５は後側座３の前部の下方に配置されるので、図５に示すように座が水平に支持されている基本姿勢時に後側座３の高さが最も高く（脚高さ一定として）、後側座３が後傾するに従ってその前端部を沈めながら後方に移動することができる。これにより、体が後ろに沈む時に座も沈むので大腿部を圧迫することもないし足が床から離れる不安定感も無くすことができる。
【００２１】
さらに、第３リンク部材１１は、その一端が第２リンク部材１４の回転中心となるロッキング軸１５で支持されることにより座受部材２及び第２リンク部材１４の双方に対して回転可能に連結されている。ここで、第３リンク部材１１は、第１リンク部材４と連結されている他端側で第１リンク部材４に付帯する付勢手段５の弾発力で支持軸６を介して押し下げられている。このため、第３リンク部材１１の下部の軸受溝２１が昇降棒１９に押し付けられて固定されている。本実施形態では、第３リンク部材１１の一端を座受部材２及び第２リンク部材１４に対して同時に回転可能に連結しているが、これには限られずロッキング軸１５以外の軸ないしピン等で第２リンク部材１４あるいは座受部材２に連結されることによって、座受部材２または第２リンク部材１４の一方のみに回転可能に連結しても良い。また、第１リンク部材４と第２リンク部材１４と第３リンク部材１１とが拘束回転連鎖を構成できるのであれば座受部材２及び第２リンク部材１４以外の部材に回転可能に連結しても良い。いずれの場合も、調整ねじ１２を操作して第３リンク部材１１の固定位置を変更することにより第１リンク部材４の初期圧縮長さ及び第２リンク部材１４に対する付勢角度θを同時に変更することができるので、調整ねじ１２の操作量に対するロッキング反力の変更量を大きくすることができる。
【００２２】
この支持機構１では、第１リンク部材４と第２リンク部材１４と第３リンク部材１１とは、図１及び図３に示すように第３リンク部材１１の移動により第１リンク部材４が圧縮するにつれて、第１リンク部材４及び第２リンク部材１４の連結部分の回転中心（即ち支持軸１６）と第２リンク部材１４の回転中心（即ちロッキング軸１５）とを結ぶ直線Ｃ２に対して第１リンク部材４の付勢方向Ｃ１が成す付勢角度θを直角に近付けるように設置している。このため、ロッキングの反力を調整する際に、第１リンク部材４の初期圧縮長さ及び付勢角度θの変更によるそれぞれのロッキング反力の変化を増加または減少のいずれか一方に一致させることができるので、調整ねじ１２の操作量に対する反力の変更量を大きくすることができる。
【００２３】
本実施形態では、図４に示すように第３リンク部材１１を最も上部に位置させたときにロッキング軸１５と支持軸１６を結ぶ直線Ｃ２と第１リンク部材４の中心線Ｃ１とが成す付勢角度θをほぼ直角にしている。そして、第３リンク部材１１の回転可能な範囲を約１５度としている。すなわち、上述した第１リンク部材４の付勢角度θを、例えば図１に示す約７５度から図４に示す約９０度の範囲で変更可能なようにしている。そして、第１リンク部材４の付勢角度θを約９０度より大きくしようとすると、第３リンク部材１１がストッパ（図示せず）に当接してそれ以上回転しないようにしている。また、第１リンク部材４の付勢角度θを約７５度より小さくしようとすると、昇降棒１９がそれよりも下がらなくなって第１リンク部材４がそれ以上回転しないようにしている。
【００２４】
これにより、図４に示すように第３リンク部材１１が最も上部に位置したときに、付勢手段５が最も圧縮されると同時に付勢手段５の付勢方向が第２リンク部材１４の回転方向とほぼ同方向となるので、第２リンク部材１４への反力が最大になる。一方、図１に示すように第３リンク部材１１が最も下部に位置したときに、付勢手段５が最も伸長されると同時に付勢手段５の付勢方向が第２リンク部材１４の回転方向から最もずれるので、第２リンク部材１４への反力が最小になる。
【００２５】
本実施形態では、第３リンク部材１１を最も上部に位置させたときの第１リンク部材４の付勢角度θをほぼ直角にすると共に第３リンク部材１１の回転可能な範囲を約１５度としているが、これには限られないのは勿論である。付勢角度θや第３リンク部材１１の回転可能な角度を他の値としても、調整ねじ１２を操作して第３リンク部材１１の固定位置を変更することにより第１リンク部材４の初期圧縮長さ及び第２リンク部材１４に対する付勢角度θを同時に変更することができるので、調整ねじ１２の操作量に対するロッキング反力の変更量を大きくすることができる。
【００２６】
調整ねじ１２は、第３リンク部材１１の真下に位置されて座受部材２の外側から内側に貫通して回転可能に取り付けられている。調整ねじ１２は、座受部材２の内側に突出するねじ部１７と座受部材２の外側にあるグリップ１８とを有している。ねじ部１７には、昇降棒１９の中央部に形成されたねじ孔２０が螺合されている。この昇降棒１９は、左右方向を長手方向として、中央部に上下に貫通するねじ孔２０を有すると共に、第３リンク部材１１を下側から押し上げて固定している。図３に示すように、第３リンク部材１１の左右の下縁の中央部には昇降棒１９の両端部２２，２２の直径よりも前後に若干長い軸受溝２１，２１が形成されている。昇降棒１９の両端部２２，２２は、それぞれ第３リンク部材１１の左右の軸受溝２１，２１に収容されている。このため、着座者が調整ねじ１２のグリップ１８を回転させるとねじ部１７が回転して昇降棒１９を上下に移動させる。これにより、第３リンク部材１１がロッキング軸１５を中心に回転して付勢手段５の付勢角度θ及び初期圧縮長さを変更する。よって、第２リンク部材１４のロッキング反力を調整することができる。
【００２７】
このとき、第３リンク部材１１の揺動に伴い、昇降棒１９の両端部２２，２２が第３リンク部材１１の軸受溝２１，２１の内部で前後に摺動する。これにより、両端部２２，２２が軸受溝２１，２１に対して前後に固定されることは無いので、これらの干渉により第３リンク部材１１の揺動が妨害されることはない。
【００２８】
一方、この椅子の支持機構１は、後側座３の前側に設けられて座の前部を形成する前側座２３と、前側座２３を座受部材２に前後動可能に支持する摺動手段３４と、前側座２３の後端部と後側座３の前端部とを連結する連結手段２９とを備えている。すなわち、この椅子の支持機構１はロッキングの際に座の前後で傾斜角度の異なるいわゆるダブルロッキングを行うものである。前側座２３は、クッション（図示せず）を下方から支持する前側座板２４と、この前側座板２４に固着された摺動部材２５とを備えている。また、前側座板２４により支持されるクッションと後側座板１３により支持されるクッションとは、隙間無く連続したものとしている。
【００２９】
連結手段２９は、摺動部材２５の後部と第２リンク部材１４とを回転可能に連結する軸から成る。このため、第２リンク部材１４が後方に傾斜すると、連結手段２９が前側座２３を後方に引っ張って移動させる。また、後傾した第２リンク部材１４が原位置に向けて復帰するときは、連結手段２９が前側座２３を前方に押して移動させる。本実施形態では、連結手段２９を摺動部材２５の後部と第２リンク部材１４とを回転可能に連結する軸としているが、これには限られず例えば摺動部材２５の後部に前後を長手方向とする長穴を形成して第２リンク部材１４に左右に突出する係合軸を固定すると共にこれら長穴と係合軸を摺動可能に嵌合させるようにしても良い。この場合、後側座３が後傾するときは係合軸が長穴の後端部に引っ掛かって前側座２３を後側に移動させると共に、後側座３が原位置に復帰するときは後側座３に取り付けられたクッションが前側座２３に取り付けられたクッションを前側に押圧して前側座２３を前方に押し出して移動させる。
【００３０】
摺動手段３４は、摺動部材２５の前部に取り付けられると共に左右に貫通して突出する前側支持軸２６と、座受部材２の各側壁２ａ，２ａの前端部に形成された前後を長手方向とする前側支持穴２７とを備えている。前側支持穴２７は前側を上にして後側を下にして傾斜している。また、各前側支持穴２７，２７に前側支持軸２６の両端部が摺動可能に支持されている。このため、前側座２３が前側に移動するときはその前部が上昇すると共に、前側座２３が後側に移動するときはその前部が下降する。これにより、後側座３を後傾させるときの前側座２３の上昇を抑えることができるので、着座者の大腿部の圧迫を防止できると共に着座者の脚が床から離れることを防止できる。
【００３１】
ここで、前側支持穴２７の傾斜角度は、第２リンク部材１４の後傾により連結手段２９が図１に示す最上位置から図５に示す最下位置に移動するときに描く円弧の軌跡とほぼ平行となるようにしている。このため、第２リンク部材１４の後傾により連結手段２９が図１に示す最上位置から図５に示す最下位置に移動して前側座２３の後部が下降しても前側座２３の前部が同量だけ下降するので、前側座２３は水平状態をほぼ維持しながら下降する。これにより、前側座２３が着座者の大腿部の裏側を押し上げ圧迫することを防止できると共に床から足が離れるのを防いで不安定感を与えないようにできる。
【００３２】
本実施形態では、前側支持穴２７の傾斜角度を連結手段２９の最上位置と最下位置との間の円弧の軌跡とほぼ平行となるようにしているが、これには限られず前側支持穴２７の傾斜角度を上述の円弧の軌跡よりも大きく傾斜させても良い。この場合、前側座２３が後側に移動するときに前側座２３の後側よりも前側の方が大きく下降するので、後側座３を後傾すると前側座２３は前傾する。よって、この場合も前側座２３が着座者の大腿部の裏側を押し上げることを防止できる。さらに、前側支持穴２７の傾斜角度を例えば水平のように上述の円弧の軌跡よりも水平側に傾斜させても良い。この場合、後側座３を後傾すると前側座２３も後傾する。よって、この場合も前側座２３が着座者の大腿部の裏側を押し上げることを防止できる。
【００３３】
一方、後側座３の後端部と座受部材２の後端部との間には、ガスダンパ３０が取り付けられている。そして、後側座３の後側には背凭れ（図示せず）が設けられている。この背凭れは後側座３のロッキングに連動するものとしている。この背凭れと後側座３とは一体化して同じ角度だけ傾斜するようにしたり、いわゆるシンクロ機構により背凭れの傾斜角度と後側座３の傾斜角度とが一定関係を維持して傾斜するようにしても良い。このガスダンパ３０は、バルブの開閉によってロッドのシリンダからの出入りを許容ないしロックして、全長を伸縮可能にすると共に任意の位置で長さを固定できるガススプリングである。したがって、ガスダンパ３０の開閉操作により、背凭れや座の傾きを任意の位置で固定しあるいは傾動可能とする。即ち、ガスダンパ３０をフリーにしておけば、着座者が背凭れに体重を掛けると、背凭れ及び後側座３が付勢手段５に抗して傾斜される。着座者が体重を掛けるのを止めると、背凭れ及び後側座３は付勢手段５の付勢力により原位置に復帰する。他方、ガスダンパ３０をロックしておけば、座受部材２と後側座３及びガスダンパ３０が固定連鎖を構成し、座及び背凭れが傾動不能となる。
【００３４】
また、ガスダンパ３０の座受部材２に取り付けられる端部には、ガスダンパ３０の操作ピン３１を押圧してガスダンパ３０のバルブを開閉する調整レバー３２及びその作動機構（図示せず）が設けられている。このため、作動機構を操作してガスダンパ３０のロックとフリーを制御することができる。
【００３５】
さらに、座受部材２は脚柱（図示せず）により支持されている。また、座受部材２の周囲はカバー部材３３により覆われている。
【００３６】
上述した椅子の支持機構１を使用する際は、着座者が背凭れに体重を掛けて傾斜させることによりロッキングを行うことができる。このとき、後側座３をロッキングさせるために外力を与えると、第２リンク部材１４が後側座３に連動して揺動する。そして、第３リンク部材１１は固定されていることから、第２リンク部材１４の揺動により第２リンク部材１４と第３リンク部材１１との間で第１リンク部材４が伸縮する。さらに、第１リンク部材４の変位により蓄えられた弾発力がロッキングの反力となって後側座３を原位置に復帰させる方向に作用する。これにより、ロッキングを行うことができる。
【００３７】
ここで、後側座３の第２リンク部材１４の後傾に伴い前側座２３が下降しながら後側に移動する。このため、着座者の大腿部の裏側を圧迫することや脚を床から持ち上げることを防止できる。
【００３８】
また、グリップ１８を回転させることにより昇降棒１９が昇降して第３リンク部材１１を回転させる。このため、第１リンク部材４の初期圧縮長さと第２リンク部材１４に対する付勢角度θが同時に変更されるので、後側座３の後傾の反力を調整ねじ１２の操作量に対して大きく変更することができる。
【００３９】
上述した本実施形態の椅子の支持機構１によれば、後側座３の後傾の反力を調整するために第１リンク部材４の初期圧縮長さと第２リンク部材１４に対する付勢角度θを同時に変更しているので、付勢ばねの初期圧縮長さまたは付勢角度のいずれか一方のみを変更する従来の椅子の支持機構に比べて調整ねじ１２の操作量に対する反力の変更量を大きくすることができる。このため、調整ねじ１２の操作可能な範囲を従来と同じくした場合は、ロッキング反力の変更可能な範囲を広くすることができる。また、反力を一定量だけ変更するためには、従来に比べて調整ねじ１２の操作量を少なくしたり、若しくは操作量を従来と同等にして操作力を軽くすることができる。したがって、反力調整の際の操作性を向上することができる。
【００４０】
しかも、付勢手段５の初期圧縮長さを変更しているのでロッキングの初圧を調整することができる。これにより、椅子の使用感を向上させることができる。
【００４１】
また、昇降棒１９が第３リンク部材１１に係合する軸受溝２１の形成位置を第３リンク部材１１の前後方向の中央部分としているので、支持軸６のストロークは昇降棒１９のストロークの約２倍になる。このため、調整ねじ１２の少ない操作で第３リンク部材１１の大きな回転角度を得ることができるので、反力調整の際の操作性を向上することができる。
【００４２】
さらに、本実施形態の椅子の支持機構１によれば、後側座３の第２リンク部材１４の後傾に伴い前側座２３が下降しながら後側に移動するので、着座者の大腿部の裏側を圧迫することや脚を床から持ち上げることを防止できる。このため、着座者がロッキングする時の違和感を無くして座り心地を向上することができる。
【００４３】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態では支持機構１を座受部材２に対して後側座３を支持するものとしているが、これには限られず例えば座受部材２や座に対して背凭れを支持するものに適用することができる。また、本実施形態では支持機構１をダブルロッキング可能な椅子に搭載しているが、これには限られず通常のロッキングを行う椅子に搭載しても良い。この場合も、後側座３の後傾の反力を調整するために第１リンク部材４の初期圧縮長さと第２リンク部材１４に対する付勢角度θを同時に変更することにより、反力調整の際の操作性を向上することができる。
【００４４】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項１記載の椅子によれば、第２リンク部材に第１リンク部材と第３リンク部材との一端を回転可能に連結すると共に第１リンク部材と第３リンク部材との他端同士を回転可能に連結して拘束回転連鎖を構成しているので、調整ねじを操作して第１リンク部材の初期長さ及び傾斜角度θを同時に変更することにより被支持部材をロッキングさせる際の反力を調整することができる。これにより、付勢ばねの圧縮長さまたは付勢角度のいずれか一方のみを変更する従来の反力調整機構に比べて調整ねじの操作量に対する反力の変更量を大きくすることができる。このため、調整ねじの操作可能な範囲を従来と同じくした場合は、ロッキング反力の変更可能な範囲を広くすることができる。また、反力を一定量だけ変更するためには、従来に比べて調整ねじの操作量を少なくしたり、若しくは操作量を従来と同等にして操作力を軽くすることができる。したがって、反力調整の際の操作性を向上することができる。
【００４５】
しかも、付勢ばねの初期長さを変更しているのでロッキングの初圧を調整できる。よって、椅子の使用感を向上させることができる。
【００４６】
また、請求項２記載の椅子の支持機構では、第３リンク部材の移動により第１リンク部材が圧縮するにつれて、第１リンク部材及び第２リンク部材の連結部分の回転中心と第２リンク部材の回転中心とを結ぶ直線に対して第１リンク部材の付勢方向が成す付勢角度θを直角に近付けるようにしているので、第１リンク部材の初期圧縮長さ及び付勢角度θの変更によるそれぞれのロッキング反力の変化を増加または減少のいずれか一方に一致させることができる。このため、第１リンク部材の初期圧縮長さ及び付勢角度θの変更によるそれぞれのロッキング反力の変化が相殺することはないので、調整ねじの操作量に対する反力の変更量を大きくすることができる。
【００４７】
また、請求項３記載の椅子の支持機構では、支持部材としての座受部材に対し前端側で揺動自在に支持されている被支持部材としての座の後部を形成する後側座と、座の前部を形成する前側座と、前側座を座受部材に前後動可能に支持する摺動手段と、前側座の後端部と後側座の前端部とを連結する連結手段とを備えるようにしているので、座を後傾させるときの座の前部の上昇を抑えることができる。このため、ロッキング時に着座者の大腿部の圧迫を防止できると共に足が床から離れて不安定感を与えることを防止できる。よって、着座者が座や背凭れをロッキングさせる時の違和感を無くして椅子の座り心地を向上することができる。
【００４８】
さらに、請求項４記載の椅子の支持機構では、摺動手段は後方に移動する前側座を下降させると共に前方に移動する前側座を上昇させるので、着座者の大腿部の圧迫を防止できると共に着座者の大腿部が持ち上げられて脚が床から離れてしまうことを防止できる。よって、着座者が座や背凭れをロッキングさせる時の違和感を無くして椅子の座り心地を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の椅子の支持機構のロッキング反力が最も小さいときに座が原位置にある状態を示す中央縦断面図である。
【図２】椅子の支持機構を示す平面図である。
【図３】図１に示す椅子の支持機構の主要部を示す側面図である。
【図４】椅子の支持機構のロッキング反力が最も大きいときに座が原位置にある状態を示す中央縦断面図である。
【図５】椅子の支持機構のロッキング反力が最も小さいときに座が後傾した状態を示す中央縦断面図である。
【符号の説明】
１椅子の支持機構
２座受部材（支持部材）
３後側座（被支持部材）
４第１リンク部材
５付勢ばね
６反力調整機構
１１第３リンク部材
１２調整ねじ
１４第２リンク部材
１５ロッキング軸
２３前側座
２９連結手段
３４摺動手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair support mechanism capable of locking a seat and a backrest. More specifically, the present invention relates to a chair support mechanism capable of adjusting a reaction force of locking.
[0002]
[Prior art]
In a chair that can lock the seat and the backrest, an urging spring including a compression coil spring and a gas spring is used to return the seat and the backrest to the original position. There is a chair provided with a locking reaction force adjusting mechanism in order to adjust the magnitude of the locking reaction force according to the physique and use state of the seated person.
[0003]
As this reaction force adjusting mechanism, for example, there is one that changes the initial compression length of the biasing spring using an adjusting screw. This changes the initial pressure of the biasing spring by changing the initial compression length of the biasing spring to adjust the magnitude of the reaction force of locking.
[0004]
As another example of the reaction force adjusting mechanism, there is a mechanism that changes the angle of urging the urging spring to incline the seat or the like. This is to change the direction in which the urging spring is inclined by using, for example, an adjusting screw, with the portion attached to the urging spring seat or the like being inclined. Thereby, since the reaction force received from the urging spring changes when the seat or the backrest is inclined, the magnitude of the reaction force of the locking can be adjusted.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the reaction force adjustment mechanism that changes the initial compression length of the biasing spring described above, a large operating force is required because the adjustment screw must be rotated in the direction of tightening to increase the reaction force. For this reason, the operability is particularly bad for a weak woman or the like.
[0006]
Further, in the reaction force adjusting mechanism that changes the biasing angle of the biasing spring described above, the initial compression length is constant even if the biasing angle of the biasing spring is changed. Can not. For this reason, since the initial reaction force of the backrest and the seat locking is almost constant, the feeling of use of the chair is not so good.
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to provide a chair support mechanism that can adjust the reaction force of locking with good operability.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, the invention according to claim 1 is a chair support mechanism that supports the supported member so as to be rockable with respect to the support member, and is provided with an urging means for accumulating an elastic force by displacement, and can be expanded and contracted. A first link member, a second link member that swings in conjunction with the supported member, and a fixed third link member. The second link member includes a first link member and a third link member. One end is rotatably connected and the other ends of the first link member and the third link member are rotatably connected to form a constrained rotating chain, and the fixing position of the third link member can be moved with an adjusting screw. By doing so, the magnitude of the reaction force of the locking of the supported member can be adjusted.
[0009]
Therefore, when an external force is applied to lock the supported member, the second link member swings in conjunction with the supported member. Since the third link member is fixed, the first link member expands and contracts between the second link member and the third link member due to the swing of the second link member. Since the first link member accumulates a resilient force in the urging means due to the displacement, this resilient force acts as a reaction force of locking to return the supported member to the original position.
[0010]
Here, when the magnitude of the reaction force when locking the supported member is adjusted, the fixing position of the third link member is changed by operating the adjustment screw. As a result, the angle formed by the second link member and the third link member is changed, so that the initial length of the first link member and the biasing angle with respect to the second link member change simultaneously. For this reason, since the initial length and the urging angle of the first link member can be changed at the same time, the adjustment is made in comparison with the conventional reaction force adjusting mechanism that changes only one of the initial length and the urging angle of the urging means. The change amount of the reaction force with respect to the operation amount of the screw can be increased.
[0011]
In the invention according to claim 2, the first link member, the second link member, and the third link member in the chair support mechanism according to claim 1 are compressed by the movement of the third link member. As a result, the urging angle θ formed by the urging direction of the first link member becomes perpendicular to the straight line connecting the rotation center of the connecting portion of the first link member and the second link member and the rotation center of the second link member. It is installed so as to be close.
[0012]
Therefore, when adjusting the reaction force of locking, the change of each locking reaction force due to the change in the initial length of the first link member and the biasing angle θ can be made to coincide with either increase or decrease. For this reason, since the change in each locking reaction force due to the change in the initial length of the first link member and the biasing angle θ does not cancel out, the change amount of the reaction force with respect to the operation amount of the adjusting screw can be increased. it can.
[0013]
Further, the invention according to claim 3 is the chair support mechanism according to claim 1 or 2, wherein the seat as the supported member is supported swingably on the front end side with respect to the seat receiving member as the support member. A rear seat that forms the rear portion, a front seat that forms the front portion of the seat, a sliding means that supports the front seat so as to move back and forth on the seat receiving member, a rear end portion of the front seat, and a front end of the rear seat Connecting means for connecting the parts.
[0014]
Therefore, when the seated person leans back or tilts the seat backward from the original position, the rear seat swings so as to sink backward around the rotation center of the front end side, so that the front end portion of the rear seat is Move backwards without lifting. Then, the rear side seat is moved backward by tilting the front side seat backward. Further, the rear side seat is moved by pushing the front side seat forward while returning to the original position. Here, since the front side seat is supported by the seat receiving member so as to be movable back and forth by the sliding means, it is possible to suppress the rise of the front portion of the seat when the seat is tilted backward. For this reason, it is possible to prevent the seated person's thigh from being pressed and to prevent the seated person's thigh from being lifted and the leg away from the floor.
[0015]
In the chair support mechanism according to the fourth aspect, the sliding means lowers the front seat that moves backward and raises the front seat that moves forward. Therefore, when the seated person tilts the seat backward, the front part of the seat is lowered, so that the seated person's thigh can be prevented and the seated person's leg can be lifted. Can be prevented from leaving.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail based on an example of an embodiment shown in the drawings. As shown in FIGS. 1 to 5, the chair support mechanism 1 according to the present embodiment supports a rear seat 3 that is a supported member with respect to a seat receiving member 2 that is a support member in a rockable manner. .
[0017]
The support mechanism 1 is fixed with a first link member 4 that includes an urging means 5 that stores a resilient force by displacement and can be expanded and contracted, and a second link member 14 that swings in conjunction with the rear seat 3. The third link member 11 is provided, and the fixing position of the third link member 11 can be moved by the adjusting screw 12 so that the magnitude of the reaction force of the locking of the rear seat 3 can be adjusted. Here, one end of each of the first link member 4 and the third link member 11 is rotatably connected to the second link member 14 and the other end of the first link member 4 and the third link member 11 is rotated. The three link members 4, 14, and 11 are connected so as to constitute a restricted rotation chain. For this reason, the angle formed between the second link member 14 and the third link member 11 is changed by operating the adjustment screw 12 to change the fixing position of the third link member 11, and thus the first link member 4. And the biasing angle θ with respect to the second link member 14 can be changed simultaneously. Therefore, the amount of change of the locking reaction force with respect to the operation amount of the adjusting screw 12 can be increased.
[0018]
The first link member 4 includes a biasing means 5, a front spring mount 7 that supports the front end portion of the biasing means 5, and a rear spring mount 8 that supports the rear end portion of the biasing means 5. . As the urging means 5, two compression coil springs installed in parallel with the longitudinal direction as the longitudinal direction are used inside the seat receiving member 2 as shown in FIG. 2. In this embodiment, a compression coil spring is used as the urging means 5, but the present invention is not limited to this, and a gas spring or the like may be used, for example.
[0019]
The front spring mount 7 is rotatably connected to the second link member 14 by a support shaft 16. The rear spring mount 8 is rotatably connected to the third link member 11 by the support shaft 6. The rear spring mount 8 is formed with a guide shaft 9 that protrudes toward the front spring mount 7. The front spring mount 7 has a guide hole 10 for slidably receiving the guide shaft 9. Therefore, the mounts 7 and 8 can hold and hold the biasing means 5 and can approach or be separated from each other while receiving the elastic force of the biasing means 5.
[0020]
The rear seat 3 includes a rear seat plate 13 that supports a cushion (not shown), and a second link member 14 that is fixed to the front portion of the rear seat plate 13. The second link member 14 is rotatably connected to the seat receiving member 2 by a locking shaft 15. The second link member 14 is L-shaped and is provided on both the left and right sides of the seat receiving member 2. When the rear seat plate 13 is horizontal, one side of the second link member 14 is horizontal and the other side is vertical as shown in FIGS. Thereby, since the locking shaft 15 is disposed below the front portion of the rear seat 3, the height of the rear seat 3 is the highest in the basic posture where the seat is horizontally supported as shown in FIG. As the rear seat 3 tilts backward, it can move backward while sinking its front end. As a result, the seat also sinks when the body sinks behind, so that the thighs are not compressed and the instability of the feet leaving the floor can be eliminated.
[0021]
Further, the third link member 11 is rotatably connected to both the seat receiving member 2 and the second link member 14 by supporting one end of the third link member 11 with a locking shaft 15 that is the rotation center of the second link member 14. Has been. Here, the third link member 11 is pushed down via the support shaft 6 by the elastic force of the biasing means 5 attached to the first link member 4 on the other end side connected to the first link member 4. Yes. For this reason, the lower bearing groove 21 of the third link member 11 is pressed against and fixed to the lifting rod 19. In the present embodiment, one end of the third link member 11 is connected to the seat receiving member 2 and the second link member 14 so as to be rotatable at the same time. However, the present invention is not limited to this. By connecting to the second link member 14 or the seat receiving member 2, only one of the seat receiving member 2 or the second link member 14 may be rotatably connected. If the first link member 4, the second link member 14, and the third link member 11 can constitute a constrained rotation chain, the first link member 4, the second link member 14, and the second link member 14 are rotatably connected to each other. Also good. In any case, by operating the adjustment screw 12 and changing the fixing position of the third link member 11, the initial compression length of the first link member 4 and the urging angle θ with respect to the second link member 14 are simultaneously changed. Therefore, the change amount of the locking reaction force with respect to the operation amount of the adjustment screw 12 can be increased.
[0022]
In the support mechanism 1, the first link member 4, the second link member 14, and the third link member 11 are compressed by the movement of the third link member 11 as shown in FIGS. 1 and 3. As the operation proceeds, the first C2 and the second link member 14 are connected to the straight line C2 connecting the rotation center of the connecting portion (that is, the support shaft 16) and the rotation center of the second link member 14 (that is, the locking shaft 15). The urging angle θ formed by the urging direction C1 of the one link member 4 is set so as to approach a right angle. For this reason, when adjusting the reaction force of locking, each change of the locking reaction force due to the change in the initial compression length and the biasing angle θ of the first link member 4 is made to coincide with either increase or decrease. Therefore, the amount of change in the reaction force with respect to the operation amount of the adjusting screw 12 can be increased.
[0023]
In the present embodiment, as shown in FIG. 4, when the third link member 11 is positioned at the uppermost position, a straight line C2 connecting the locking shaft 15 and the support shaft 16 and the center line C1 of the first link member 4 are formed. The bias angle θ is set at a substantially right angle. The rotatable range of the third link member 11 is about 15 degrees. That is, the urging angle θ of the first link member 4 described above can be changed, for example, in a range from about 75 degrees shown in FIG. 1 to about 90 degrees shown in FIG. When the urging angle θ of the first link member 4 is to be made larger than about 90 degrees, the third link member 11 is brought into contact with a stopper (not shown) to prevent further rotation. Further, if the biasing angle θ of the first link member 4 is to be made smaller than about 75 degrees, the elevating bar 19 cannot be lowered further so that the first link member 4 does not rotate any more.
[0024]
Thereby, as shown in FIG. 4, when the third link member 11 is located at the uppermost position, the urging means 5 is most compressed, and at the same time, the urging direction of the urging means 5 is the rotation of the second link member 14. Since the direction is substantially the same as the direction, the reaction force to the second link member 14 is maximized. On the other hand, as shown in FIG. 1, when the third link member 11 is positioned at the lowest position, the urging means 5 is most extended, and at the same time, the urging direction of the urging means 5 is the rotation direction of the second link member 14. Therefore, the reaction force to the second link member 14 is minimized.
[0025]
In the present embodiment, the urging angle θ of the first link member 4 when the third link member 11 is positioned at the uppermost position is set to a substantially right angle, and the rotatable range of the third link member 11 is set to about 15 degrees. Of course, this is not a limitation. Even if the biasing angle θ and the angle at which the third link member 11 can be rotated are set to other values, the initial compression of the first link member 4 can be performed by operating the adjusting screw 12 to change the fixing position of the third link member 11. Since the length and the urging angle θ with respect to the second link member 14 can be changed at the same time, the change amount of the locking reaction force with respect to the operation amount of the adjustment screw 12 can be increased.
[0026]
The adjustment screw 12 is positioned directly below the third link member 11 and is rotatably attached so as to penetrate from the outside to the inside of the seat receiving member 2. The adjustment screw 12 includes a screw portion 17 that protrudes inside the seat receiving member 2 and a grip 18 that is located outside the seat receiving member 2. A screw hole 20 formed in the central portion of the lifting rod 19 is screwed into the screw portion 17. The elevating bar 19 has a screw hole 20 penetrating vertically in the center with the left-right direction as the longitudinal direction, and is fixed by pushing up the third link member 11 from below. As shown in FIG. 3, bearing grooves 21 and 21 that are slightly longer in the front and rear than the diameters of both end portions 22 and 22 of the elevating rod 19 are formed in the center portion of the left and right lower edges of the third link member 11. Both end portions 22 and 22 of the lifting rod 19 are accommodated in the left and right bearing grooves 21 and 21 of the third link member 11, respectively. For this reason, when the seated person rotates the grip 18 of the adjusting screw 12, the screw portion 17 rotates to move the lifting bar 19 up and down. As a result, the third link member 11 rotates about the locking shaft 15 to change the urging angle θ and the initial compression length of the urging means 5. Therefore, the locking reaction force of the second link member 14 can be adjusted.
[0027]
At this time, as the third link member 11 swings, both end portions 22 and 22 of the elevating rod 19 slide back and forth inside the bearing grooves 21 and 21 of the third link member 11. As a result, both end portions 22 and 22 are not fixed to the bearing grooves 21 and 21 in the front-rear direction, so that the swing of the third link member 11 is not hindered by these interferences.
[0028]
On the other hand, the chair support mechanism 1 includes a front seat 23 that is provided on the front side of the rear seat 3 and forms a front portion of the seat, and a sliding means that supports the front seat 23 on the seat receiving member 2 so as to be movable back and forth. 34 and a connecting means 29 for connecting the rear end portion of the front seat 23 and the front end portion of the rear seat 3. That is, the chair support mechanism 1 performs so-called double locking with different inclination angles before and after the seat during locking. The front seat 23 includes a front seat plate 24 that supports a cushion (not shown) from below, and a sliding member 25 fixed to the front seat plate 24. Further, the cushion supported by the front seat plate 24 and the cushion supported by the rear seat plate 13 are continuous without a gap.
[0029]
The connecting means 29 includes a shaft that rotatably connects the rear portion of the sliding member 25 and the second link member 14. For this reason, when the 2nd link member 14 inclines back, the connection means 29 will pull the front side seat 23 back, and will move it. Further, when the second link member 14 tilted rearward returns toward the original position, the connecting means 29 pushes the front side seat 23 forward to move it. In the present embodiment, the connecting means 29 is a shaft that rotatably connects the rear portion of the sliding member 25 and the second link member 14, but is not limited thereto, for example, the longitudinal direction of the rear portion of the sliding member 25 in the longitudinal direction. It is also possible to form an elongated hole and fix the engagement shaft protruding left and right to the second link member 14 and slidably fit the elongated hole and the engagement shaft. In this case, when the rear seat 3 is tilted backward, the engaging shaft is hooked on the rear end portion of the elongated hole to move the front seat 23 to the rear side, and when the rear seat 3 returns to the original position, the rear seat 3 is moved to the rear position. The cushion attached to the side seat 3 pushes the cushion attached to the front seat 23 forward, pushes the front seat 23 forward, and moves it.
[0030]
The sliding means 34 is attached to the front portion of the sliding member 25 and has a front support shaft 26 that protrudes through the left and right sides, and the front and rear portions formed at the front end portions of the side walls 2a and 2a of the seat receiving member 2. And a front support hole 27 in the direction. The front support hole 27 is inclined with the front side up and the rear side down. Further, both end portions of the front support shaft 26 are slidably supported by the front support holes 27 and 27. For this reason, when the front side seat 23 moves to the front side, the front part rises, and when the front side seat 23 moves to the rear side, the front part descends. Thereby, since the raise of the front side seat 23 when tilting the rear side seat 3 backward can be suppressed, it is possible to prevent the seated person's thigh from being pressed and to prevent the seated person's leg from leaving the floor.
[0031]
Here, the inclination angle of the front support hole 27 is substantially the same as the locus of the circular arc drawn when the connecting means 29 moves from the uppermost position shown in FIG. 1 to the lowermost position shown in FIG. They are parallel. Therefore, even if the connecting means 29 is moved from the uppermost position shown in FIG. 1 to the lowermost position shown in FIG. 5 due to the backward tilt of the second link member 14 and the rear portion of the front seat 23 is lowered, the front portion of the front seat 23 is lowered. Are lowered by the same amount, the front seat 23 is lowered while maintaining a substantially horizontal state. As a result, it is possible to prevent the front seat 23 from pushing up and compressing the back side of the thigh of the seated person and to prevent the foot from moving away from the floor so as not to give an unstable feeling.
[0032]
In the present embodiment, the inclination angle of the front support hole 27 is made substantially parallel to the locus of the arc between the uppermost position and the lowermost position of the connecting means 29, but the present invention is not limited to this, and the front support hole 27 is not limited thereto. The inclination angle may be larger than the above-described arc locus. In this case, when the front seat 23 moves rearward, the front side descends more greatly than the rear side of the front seat 23. Therefore, when the rear seat 3 is tilted backward, the front seat 23 tilts forward. Therefore, also in this case, the front side seat 23 can be prevented from pushing up the back side of the thigh of the seated person. Furthermore, the inclination angle of the front support hole 27 may be inclined to the horizontal side with respect to the locus of the arc as described above, for example, horizontally. In this case, when the rear seat 3 is tilted backward, the front seat 23 is also tilted backward. Therefore, also in this case, the front side seat 23 can be prevented from pushing up the back side of the thigh of the seated person.
[0033]
On the other hand, a gas damper 30 is attached between the rear end portion of the rear seat 3 and the rear end portion of the seat receiving member 2. A backrest (not shown) is provided on the rear side of the rear seat 3. This backrest is linked to the locking of the rear seat 3. The backrest and the rear seat 3 are integrated so as to incline at the same angle, or the so-called synchro mechanism is used to incline while maintaining a fixed relationship between the backrest inclination angle and the rear seat 3 inclination angle. Anyway. The gas damper 30 is a gas spring that allows the rod to enter and exit from the cylinder by opening and closing the valve so that the entire length can be expanded and contracted and the length can be fixed at an arbitrary position. Therefore, the backrest and the seat inclination can be fixed at any position or can be tilted by opening and closing the gas damper 30. That is, if the gas damper 30 is free, when the seated person puts his / her weight on the backrest, the backrest and the rear side seat 3 are inclined against the biasing means 5. When the seated person stops applying the weight, the backrest and the rear side seat 3 are returned to the original positions by the biasing force of the biasing means 5. On the other hand, if the gas damper 30 is locked, the seat receiving member 2, the rear seat 3, and the gas damper 30 constitute a fixed chain, and the seat and the backrest cannot be tilted.
[0034]
Further, an adjustment lever 32 that opens and closes the valve of the gas damper 30 by pressing the operation pin 31 of the gas damper 30 and an operating mechanism (not shown) are provided at the end of the gas damper 30 attached to the seat receiving member 2. Yes. For this reason, the lock and free of the gas damper 30 can be controlled by operating the operating mechanism.
[0035]
Further, the seat receiving member 2 is supported by a pedestal (not shown). The periphery of the seat receiving member 2 is covered with a cover member 33.
[0036]
When the above-described chair support mechanism 1 is used, rocking can be performed by allowing a seated person to lean with his / her backrest leaning on his / her weight. At this time, when an external force is applied to lock the rear seat 3, the second link member 14 swings in conjunction with the rear seat 3. Since the third link member 11 is fixed, the first link member 4 expands and contracts between the second link member 14 and the third link member 11 due to the swing of the second link member 14. Further, the elastic force accumulated by the displacement of the first link member 4 acts as a reaction force of locking, and acts in a direction to return the rear seat 3 to the original position. Thereby, locking can be performed.
[0037]
Here, as the second link member 14 of the rear side seat 3 is tilted backward, the front side seat 23 moves to the rear side while descending. For this reason, it is possible to prevent the back side of the thigh of the seated person from being pressed and the leg from being lifted off the floor.
[0038]
Further, when the grip 18 is rotated, the elevating bar 19 is raised and lowered to rotate the third link member 11. For this reason, since the initial compression length of the first link member 4 and the urging angle θ with respect to the second link member 14 are changed at the same time, the reaction force of the rearward tilt of the rear side seat 3 with respect to the operation amount of the adjustment screw 12 It can be changed greatly.
[0039]
According to the chair support mechanism 1 of this embodiment described above, the initial compression length of the first link member 4 and the biasing angle θ with respect to the second link member 14 in order to adjust the reaction force of the rear tilt of the rear seat 3. Are changed at the same time, the amount of change in the reaction force with respect to the amount of operation of the adjusting screw 12 compared with the conventional chair support mechanism that changes only one of the initial compression length and the urging angle of the urging spring is changed. Can be bigger. For this reason, when the range in which the adjusting screw 12 can be operated is the same as the conventional range, the range in which the locking reaction force can be changed can be widened. Further, in order to change the reaction force by a certain amount, the operation amount of the adjusting screw 12 can be reduced compared to the conventional case, or the operation amount can be reduced by making the operation amount the same as the conventional one. Therefore, the operability at the time of reaction force adjustment can be improved.
[0040]
In addition, since the initial compression length of the urging means 5 is changed, the initial pressure of locking can be adjusted. Thereby, the usability of the chair can be improved.
[0041]
Further, since the position of the bearing groove 21 where the elevating bar 19 engages with the third link member 11 is the central part in the front-rear direction of the third link member 11, the stroke of the support shaft 6 is about the stroke of the elevating bar 19. Doubled. For this reason, since the big rotation angle of the 3rd link member 11 can be obtained by operation with few adjustment screws 12, the operativity at the time of reaction force adjustment can be improved.
[0042]
Further, according to the chair support mechanism 1 of the present embodiment, the front seat 23 moves downward while descending as the second link member 14 of the rear seat 3 moves backward, so that the thigh of the seated person It is possible to prevent pressure on the back side of the chair and lifting the legs off the floor. For this reason, it is possible to eliminate the uncomfortable feeling when the seated person rocks and to improve the sitting comfort.
[0043]
The above-described embodiment is an example of a preferred embodiment of the present invention, but is not limited thereto, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention. For example, in the present embodiment, the support mechanism 1 is configured to support the rear seat 3 with respect to the seat receiving member 2, but is not limited thereto, for example, to support the backrest with respect to the seat receiving member 2 or the seat. Can be applied. Moreover, in this embodiment, although the support mechanism 1 is mounted in the chair which can be double-locked, it is not restricted to this, You may mount in the chair which performs normal locking. Also in this case, the reaction force can be adjusted by simultaneously changing the initial compression length of the first link member 4 and the biasing angle θ with respect to the second link member 14 in order to adjust the reaction force of the rearward tilt of the rear seat 3. Operability can be improved.
[0044]
【The invention's effect】
As apparent from the above description, according to the chair of the first aspect, the first link member and the third link member are rotatably connected to the second link member at one end of the first link member and the third link member. Since the other end of the link member is rotatably connected to form a constrained rotation chain, it is supported by changing the initial length and the inclination angle θ of the first link member simultaneously by operating the adjusting screw. The reaction force when locking the member can be adjusted. Thereby, compared with the conventional reaction force adjustment mechanism which changes only either the compression length or the urging | biasing angle of an urging | biasing spring, the change amount of the reaction force with respect to the operation amount of an adjustment screw can be enlarged. For this reason, when the range in which the adjusting screw can be operated is the same as the conventional range, the range in which the locking reaction force can be changed can be widened. Further, in order to change the reaction force by a certain amount, the operation amount of the adjusting screw can be reduced as compared with the conventional case, or the operation amount can be reduced by making the operation amount equal to the conventional amount. Therefore, the operability at the time of reaction force adjustment can be improved.
[0045]
In addition, since the initial length of the urging spring is changed, the initial pressure of locking can be adjusted. Therefore, the usability of the chair can be improved.
[0046]
In the chair support mechanism according to claim 2, as the first link member is compressed by the movement of the third link member, the rotation center of the connecting portion of the first link member and the second link member and the second link member Since the urging angle θ formed by the urging direction of the first link member is made to be perpendicular to the straight line connecting the rotation center, the initial compression length of the first link member and the urging angle θ are changed. Each change in the locking reaction force can be matched to either increase or decrease. For this reason, since the change of each locking reaction force by the change of the initial compression length of the 1st link member and the urging | biasing angle (theta) does not cancel, the change amount of the reaction force with respect to the operation amount of an adjustment screw should be enlarged. Can do.
[0047]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a chair support mechanism comprising: a rear seat that forms a rear portion of a seat as a supported member that is swingably supported on a front end side with respect to a seat receiving member as a support member; A front seat that forms a front portion of the front seat, a sliding means that supports the front seat on the seat receiving member so as to be movable back and forth, and a connecting means that connects the rear end portion of the front seat and the front end portion of the rear seat. Since it is doing so, the raise of the front part of a seat when tilting a seat back can be suppressed. For this reason, it is possible to prevent pressure on the thigh of the seated person at the time of rocking and to prevent the foot from leaving the floor and giving a sense of instability. Therefore, it is possible to eliminate the uncomfortable feeling when the seated person rocks the seat and the backrest, and to improve the sitting comfort of the chair.
[0048]
Furthermore, in the chair support mechanism according to claim 4, the sliding means lowers the front seat that moves backward and raises the front seat that moves forward, so that the thigh of the seated person can be prevented from being compressed. It is possible to prevent the leg of the seated person from being lifted and the leg being separated from the floor. Therefore, it is possible to eliminate the uncomfortable feeling when the seated person rocks the seat and the backrest, and to improve the sitting comfort of the chair.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a central longitudinal sectional view showing a state where a seat is in its original position when the rocking reaction force of the support mechanism of the chair of the present invention is the smallest.
FIG. 2 is a plan view showing a chair support mechanism.
3 is a side view showing a main part of a support mechanism for the chair shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a central longitudinal sectional view showing a state where the seat is in its original position when the rocking reaction force of the support mechanism of the chair is the largest.
FIG. 5 is a central longitudinal sectional view showing a state in which the seat tilts backward when the rocking reaction force of the support mechanism of the chair is the smallest.
[Explanation of symbols]
1 Chair support mechanism
2 Seat receiving member (supporting member)
3 Rear seat (supported member)
4 First link member
5 Biasing spring
6 Reaction force adjustment mechanism
11 Third link member
12 Adjustment screw
14 Second link member
15 Locking shaft
23 Front seat
29 Connecting means
34 Sliding means

Claims

In a chair support mechanism that supports a supported member so as to be rockable with respect to the supporting member, a first link member that includes an urging means that accumulates elastic force by displacement and can be expanded and contracted, and in conjunction with the supported member A second link member that swings; and a third link member that is fixed. The first link member and one end of the third link member are rotatably connected to the second link member and the first link member is rotatable. The other ends of the link member and the third link member are rotatably connected to form a constrained rotation chain, and the fixed position of the third link member can be moved with an adjusting screw to thereby move the supported member. A support mechanism for a chair, characterized in that the magnitude of the reaction force of rocking is adjustable.

The first link member, the second link member, and the third link member are formed by the first link member and the second link member as the first link member is compressed by the movement of the third link member. The urging angle θ formed by the urging direction of the first link member is set close to a right angle with respect to a straight line connecting the rotation center of the connecting portion and the rotation center of the second link member. Item 2. A chair support mechanism according to Item 1.

A rear seat that forms a rear portion of the seat as the supported member that is swingably supported on the front end side with respect to a seat receiving member as the support member; and a front seat that forms the front portion of the seat; A sliding means for supporting the front side seat on the seat receiving member so as to be movable back and forth, and a connecting means for connecting a rear end portion of the front side seat and a front end portion of the rear side seat. Item 3. The chair support mechanism according to Item 1 or 2.

4. The chair support mechanism according to claim 3, wherein the sliding means lowers the front seat that moves rearward and raises the front seat that moves forward.