JP3993095B2 - 2つ以上のアンテナを使用する送信ダイバーシティ装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信ダイバーシティシステムに関し、特に、N個のアンテナの送信ダイバーシティシステムを支援するUTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network: 以下、UTRANと称する)がM個のアンテナの送信ダイバーシティシステムを提供するUE(User Equipment)と互換できるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動通信システムの急速な発展によって、供給されるサービスデータの量が増加するにつれて、高速データ伝送のための3世代移動通信システムが開発された。前記3世代移動通信システムは、ヨーロッパで使用する非同期方式のW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)またはUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)システム、及び北米で使用する同期方式のCDMA−2000システムの規格に標準化された。前記のような移動通信システムは、通常、1つのUTRANを通して複数のUEが互いに通信する形態に構成される。前記移動通信システムにおいて、受信信号は、高速データ伝送の時に無線チャネル上で発生するフェーディング(Fading)現像によって位相が歪む。前記フェーディングは、前記受信信号の振幅を数dBから数十dBまで減衰させる。前記フェーディングによって歪んだ前記受信信号の位相は、データの復調の時に適切な補償が遂行されない場合、送信側から伝送されるデータの情報エラーの原因になり、移動通信システムのサービス品質(QoS)を低下させる。移動通信システムにおいて、サービス品質を低下させずに高速データを伝送するためには、前記フェーディングの問題を解決すべきであり、その問題を解決するためには、多様なダイバーシティ(diversity)技術が使用される。
【0003】
一般的に、CDMAシステムにおいては、チャネルの遅延拡散(delay spread)を利用してダイバーシティ受信を遂行するレーク(Rake)受信器を採択する。前記レーク受信器は、多重経路(multi-path)信号を受信するために受信ダイバーシティを遂行するが、前記のような遅延拡散を利用するダイバーシティ技法は、前記遅延拡散が設定値より小さい場合は好適に動作しない。さらに、インターリビング(interleaving)及びコーディング(coding)を利用するタイムダイバーシティ(time diversity)技法は、ドップラー拡散(Doppler spread)チャネルで使用される。しかしながら、前記タイムダイバーシティ技法は、低速ドップラー拡散チャネルでは利用しにくい。
【0004】
従って、室内チャネル(indoor channel)のような低遅延拡散チャネル(low-delay spread channel)、及び歩行者チャネルのような低速ドップラー拡散チャネルでは、フェーディングの問題を解決するために、空間ダイバーシティ(space diversity)技法が使用される。前記空間ダイバーシティは、2つ以上の送受信アンテナを利用する。つまり、1つのアンテナを通して伝送された信号が前記フェーディングによって減衰される場合、前記空間ダイバーシティが他のアンテナを通して伝送された信号を受信する。前記空間ダイバーシティは、受信アンテナを利用する受信ダイバーシティ技法及び送信アンテナを利用する送信ダイバーシティ技法に分けられる。前記受信ダイバーシティ技法は前記UEに適用されるが、前記UEのサイズ及び費用を考慮すると、前記UEに複数のアンテナを設置することは困難である。従って、前記UTRANに複数のアンテナを設置する前記送信ダイバーシティ技法の使用が勧められる。
【0005】
前記送信ダイバーシティ技法は、ダウンリンク(downlink)信号を受信してダイバーシティ利得を得るアルゴリズムに関連し、開ループモード(Open Loop Mode)及び閉ループモード(Closed Loop Mode)に区分される。前記開ループモードにおいては、前記UTRANがデータ信号をエンコーディング(encoding)してからダイバーシティアンテナを通して伝送し、次に、前記UEが前記UTRANから伝送された信号を受信してデコーディング(decoding)することによって、ダイバーシティ利得を得る。前記閉ループモードにおいては、(1)前記UEが前記UTRANのそれぞれの送信アンテナを通して伝送された信号が経るチャネル環境を予測し、(2)前記UEが前記予測された値によって、前記UTRANのアンテナに対して前記受信信号の電力を最大にするのに適した加重値(Weight)を計算して、前記計算された加重値をアップリンク(uplink)を通して前記UTRANに伝送し、(3)前記UTRANが前記UEから伝送された加重値情報に基づいて前記それぞれのアンテナの加重値を制御する。前記UEのチャネル測定のために、前記UTRANは、前記それぞれのアンテナに割り当てられたパイロット信号を伝送し、前記UEは、前記パイロット信号を通してチャネルを測定し、このチャネル情報を利用して最適の加重値を決定する。
【0006】
米国特許登録番号5,634,199(Method of Subspace Beamforming Using Adaptive Transmitting Antennas with Feedback)及び米国特許登録番号5,471,647(Method for Minimizing Cross-talk in Adaptive Antennas)は、送信ダイバーシティ技法をフィードバックモードで使用することである。米国特許登録番号5,634,199は、摂動アルゴリズム(perturbation algorithm)及び利得マトリックス(gain matrix)を利用したチャネル測定及びフィードバック方式を提案している。しかしながら、この方法は、ブラインド方式(blind algorithm)であり、チャネル測定のための収斂速度が遅く、正確な加重値を探すことが難しいので、よく使われない。
【0007】
一方、UMTS、つまり、W−CDMA(3GPP: 3rd Generation Partnership Project)標準(Release 99)は、2つのアンテナの加重値を量子化してフィードバックする方式を提案する。この方法は、2つのアンテナの送信ダイバーシティを支援する前記UEのみが存在するケースを言及している。つまり、前記W−CDMA標準(Release 99)は、前記UTRANが4つの送信アンテナを有するケースの送信方法を言及せず、2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を採用するUE及び4つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を採用するUEが共存するケースを考慮したUTRAN信号伝送方法及び前記UEの信号受信方法も言及しない。1つのアンテナを通して信号を伝送する既存の方法から2つの送信アンテナを通して信号を伝送する方法に拡張する方法を利用して送信アンテナが4つに拡張されると、2つの送信アンテナの送信ダイバーシティ技法を採用するUEは、正常に動作しない。前記の問題を解決するために、2つのアンテナで信号を伝送する方法及び4つのアンテナで信号を伝送する方法が両方とも使用される場合、前記アンテナ間に電力不均衡が発生するという新しい問題点が発生する。
【0008】
前記複数のアンテナを通して相違するパイロット信号を伝送する方法は、時分割(time division multiplexing: TDM)システム、周波数分割(frequency division multiplexing: FDM)システム、及び符号分割(code division multiplexing: CDM)システムを含む。前記アンテナを通して相違するパイロット信号を伝送するために、前記W−CDMAシステムは、スクランブリングコード(scrambling code)、チャネルコード(channelization code)、または直交パイロットシンボルパターン(orthogonal pilot symbol pattern)を使用することができる。
【0009】
一般的に、2つの送信アンテナを使用するシステムは、単一のアンテナを使用する既存のシステムに比べて、相当に高いダイバーシティ利得及び最大3dBの信号対雑音比(SNR)を得ることができる。さらに、前記送信ダイバーシティ技法が2つ以上のアンテナを使用する場合、前記ダイバーシティ利得は2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法によって得られるダイバーシティ利得より高いレベルまで増加し、前記SNRもアンテナの個数に比例して増加する。ここで、前記増加されたダイバーシティ利得は、前記2アンテナダイバーシティ技法によって得られた前記ダイバーシティ利得より相対的に小さいが、ダイバーシティ次数が増加するので、前記信号対雑音比(Eb/No)が増加することによって前記ダイバーシティ利得が増加する。
【0010】
前記W−CDMA標準(Release 99)を使用するUMTSシステムは、現在2つのアンテナのみを使用する送信ダイバーシティ技法に関する説明を含んでいる。しかしながら、前記W−CDMA標準(Release 99)は、2つ以上のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技術の必要性を考慮する。つまり、2つの送信アンテナから伝送された信号を受信する既存のUE及び2つ以上の送信アンテナから伝送された信号を受信するUEが共存する移動通信システムを考慮すべきである。この場合、2つのアンテナの送信ダイバーシティを利用するUE及び2つ以上のアンテナの送信ダイバーシティを利用するUEが前記UTRANから信号を正常に受信することができるように構成された送受信器が要求される。つまり、2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を適用するUTRANシステムに適するように設計されたUEが2つ以上のアンテナの送信ダイバーシティ技法を適用するUTRANシステムのサービス領域に位置する時であっても正常に動作する送受信方法及び装置が考慮されるべきである。一方、2つ以上のアンテナの送信ダイバーシティ技法を適用するUTRANシステムに適するように設計されたUEが2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を適用するUTRANシステムのサービス領域に位置する時であっても正常に動作する送受信器及び方法も考慮されるべきである。さらに、前記2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を適用するUTRANシステムに適するように設計された前記UEの構造を変更せず、2つ以上のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を適用するUTRANシステムに適するように設計された前記UEとの互換性を有する必要がある。
【0011】
この互換性は、共通パイロットチャネル(common pilot channel)及び共通データ(common data)を伝送する共通チャネル(common channel)において特に要求される。この理由は、専用チャネルは、前記UEの特性及びバージョンによって適したダイバーシティ方法で信号を伝送することができるが、共通チャネルである共通パイロットチャネル(Common Pilot Channel: CPICH)及び共通データチャネル(common data channel)は、既存の2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を採用するUTRANシステムで動作する下位バージョンのUE、及び2つ以上のアンテナの送信ダイバーシティ技法を採用するUTRANシステムで動作する上位バージョンのUEの両方ともを支援するように構成されなければならないからである。つまり、前記共通チャネルは、前記専用チャネルに比べて、前記システムによって伝送される信号に対して高い信頼度を有するべきであるので、前記共通チャネルは前記専用チャネルに比べて高い電力で信号を送信する。従って、前記共通チャネルから送信ダイバーシティ利得を得ることによって低い伝送電力で通信することができ、それによって、全体のシステム容量を増加させることができる。つまり、加入者の数を増加させることができる。
【0012】
前記送信アンテナシステムは、複数のアンテナで信号を伝送するシステである。アンテナ電力増幅器、例えば、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier: LNA)を含む送信RFシステムは、複数のアンテナを通して伝送される信号の電力が均等に分配される時、コスト及び効率性の観点から有利である。送信電力が特定のアンテナに不均衡に分配される場合、アンテナの設計が難しくなり、コストが増加する。送受信システムを効率的に設計しない場合、前記2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を採用する方法及び装置との互換性を有することが困難である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、2つ以上のアンテナの送信ダイバーシティ技法を採用するUTRANにおける信号伝送方法及び装置を提供することにある。
【0014】
本発明の他の目的は、2つ以上のアンテナの送信ダイバーシティ技法を採用するUTRANから伝送される信号を受信するUEにおける信号受信方法及び装置を提供することにある。
【0015】
本発明のまた他の目的は、相違する個数のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を採用するシステムにおけるパイロット信号伝送方法及び装置を提供することにある。
【0016】
本発明のまた他の目的は、相違する個数のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を採用するシステムにおけるパイロット信号受信方法及び装置を提供することにある。
【0017】
本発明のまた他の目的は、直交符号及びスクランブリングコードを区分することによって4の倍数個のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を採用するシステムにおけるパイロット信号伝送方法及び装置を提供することにある。
【0018】
本発明のまた他の目的は、直交符号及びスクランブリングコードを区別することによって4の倍数個のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を採用するシステムにおけるパイロット信号受信方法及び装置を提供することにある。
【0019】
本発明のまた他の目的は、4の倍数個のアンテナを有する送信ダイバーシティシステムにおいて、特定のアンテナを介する信号伝送を制限することによって、多様な個数のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を採用するシステムにおけるパイロット信号伝送方法及び装置を提供することにある。
【0020】
本発明のまた他の目的は、4の倍数個のアンテナを有する送信ダイバーシティシステムにおいて、特定のアンテナを介する信号伝送を制限することによって、多様な個数のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法を採用するシステムにおけるパイロット信号受信方法及び装置を提供することにある。
【0021】
本発明のまた他の目的は、複数のアンテナを使用する送信ダイバーシティ技法においてそれぞれのアンテナに相違する電力を分配する信号伝送方法及び装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
前述したような課題を解決するための本発明は、少なくとも4つのアンテナを有する移動通信システムにおけるUTRAN送信器を提供する。第1加算器は、第1シンボルパターンを伝送電力調整してから第1直交符号で拡散した第1拡散信号と、前記第1シンボルパターンを伝送電力調整してから前記第1直交符号と直交する第2直交符号で拡散した第2拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第1アンテナを通して伝送する。第2加算器は、前記第1拡散信号と、前記第1シンボルパターンを位相反転した第1反転シンボルパターンを伝送電力調整してから前記第2直交符号で拡散した第3拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第2アンテナを通して伝送する。第3加算器は、前記第1シンボルパターンと直交する第2シンボルパターンを伝送電力調整してから前記第1直交符号で拡散した第4拡散信号と、前記第2シンボルパターンを伝送電力調整してから前記第2直交符号で拡散した第5拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第3アンテナを通して伝送する。第4加算器は、前記第4拡散信号と、前記第2シンボルパターンを位相反転した第2反転シンボルパターンを伝送電力調整してから前記第2直交符号で拡散した第6拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第4アンテナを通して伝送する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による好適な一実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。下記説明において、本発明の要旨を明確にするために関連した公知機能または構成に対する具体的な説明は省略する。
【0024】
図1は、通常の4つのアンテナの送信ダイバーシティシステムの構成を示す図である。図1を参照すると、UTRAN101は、4つのアンテナANT#1乃至ANT#4を有し、使用者信号を前記4つのアンテナ伝送に適するように変換した後、前記4つのアンテナを通して前記使用者信号を伝送する。UE103は、それぞれ第1アンテナANT#1を通して伝送される信号をh1チャネルを通して受信し、第2アンテナANT#2を通して伝送される信号をh2チャネルを通して受信し、第3アンテナANT#3を通して伝送される信号をh3チャネルを通して受信し、第4アンテナANT#4を通して伝送される信号をh4チャネルを通して受信する。前記UE103は、前記UTRAN101の4つのアンテナANT#1乃至ANT#4から受信された信号を復調処理を通して元の送信データにデコーディングする。
【0025】
図2は、本発明の実施形態による4つのアンテナの送信ダイバーシティシステムの構成を示す図であり、ここで、2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を支援するUEは前記UTRANから伝送される4つのパイロット信号を受信する。図2を参照すると、2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を支援するUE203は、UTRAN201の4つのアンテナからパイロット信号を受信して、2つのアンテナから前記パイロット信号を受信したような効果を有するようにする。特に、前記UE203は、前記UTRAN201の第1アンテナANT#1及び第2アンテナANT#2を通して伝送されるパイロット信号をhAチャネルを通して受信し、第3アンテナANT#3及び第4アンテナANT#4を通して伝送されるパイロット信号をhBチャネルを通して受信する。
【0026】
図2に示すように、4つのアンテナの送信ダイバーシティを支援する前記UTRANのサービス領域に2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を支援する前記UEが存在する場合、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティを採用する前記UTRAN201の送信器は、図3に示すような構造を有する。
【0027】
図3は、本発明の実施形態によるパイロット信号を送信する送信ダイバーシティ送信器の構造を示す。図3に示す4つのアンテナから出力される前記パイロット信号は、それぞれ<数式1>乃至<数式4>によって表現されることができる。つまり、<数式1>は、第1アンテナ347の出力(x1(t))を表現し、<数式2>は、第2アンテナ349の出力(x2(t))を表現する。さらに、<数式3>は、第3アンテナ351の出力(x3(t))を表現し、<数式4>は、第4アンテナ353の出力(x4(t))を表現する。
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】
【0028】
<数式1>乃至<数式4>において、p1(t)は、第1シンボルパターンであるAA形態のパイロットシンボルパターン(pilot symbol pattern)301であり、p2(t)は、第2シンボルパターンであるA−A形態または−AA形態のパイロットシンボルパターン303である。前記AA形態のパイロットシンボルパターンは、A−A形態または−AA形態と直交するので、前記パイロットシンボルパターン301と前記パイロットシンボルパターン303との間に直交性が維持される。さらに、COVSF1(t)及びCOVSF2(t)は、それぞれ第1直交符号OVSF1(305)及び第2直交符号OVSF2(315)を示し、それらは、前記パイロットシンボルパターン301及び303を拡散するウォルシュコード(Walsh code)または直交可変拡散率(Orthogonal Variable Spreading Factor:OVSF)コードである。さらに、CSC(t)は、前記直交符号305及び315と同一のチップレート(chip rate)を有するスクランブリングコード337を示す。最後に、‘g’は、既存の2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を支援する前記UEの性能を保障するために使用される利得常数355を示す。
【0029】
前記UTRAN201によって前記アンテナを通して伝送しようとするパイロット‘A’は、BPSK(Binary Phase Shift Keying)送信器に適用される時に1または−1の値を有することができ、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)送信器に適用される時は1+jの値を有することができる。従って、AA形態の第1パイロットシンボルパターン301は、乗算器357によって利得常数355と掛けられた後、乗算器307によって第1直交符号OVSF1(305)と掛けられ、その結果値が加算器329に入力される。例えば、前記第1直交符号OVSF1は、256チップ長を有する。さらに、前記第1パイロットシンボルパターン301は、乗算器317によって第2直交符号OVSF2と掛けられて、前記加算器329に入力される。前記加算器329は、前記乗算器307の出力を前記乗算器317の出力に加算して、乗算器339に提供する。前記加算器329の出力は、前記乗算器339によってスクランブリングコード337と掛けられて、前記第1アンテナ347を通して伝送される。さらに、前記第1パイロットシンボルパターン301は、前記乗算器357によって前記利得常数355が掛けられた後、前記乗算器307によって第1直交符号OVSF1(305)と掛けられ、その結果値が前記加算器331に入力される。さらに、前記第1パイロットシンボルパターン301は、乗算器317によって第2直交符号OVSF2(315)が掛けられた後、信号反転のために前記乗算器325によって−1信号と掛けられ、その結果値が前記加算器331に入力される。前記加算器331は、前記乗算器307の出力を前記乗算器325の出力に加算して前記乗算器341に提供する。前記加算器331の出力は、乗算器341によって前記スクランブリングコード337が掛けられて、第2アンテナ349を通して伝送される。前記乗算器325は、位相反転のために前記入力される信号に−1信号を掛けるが、前記入力信号の位相反転は、前記UTRAN送信器の入力段または出力段のどちらでも遂行されることができる。
【0030】
同様に、A−A形態または−AA形態の第2パイロットシンボルパターン303は、乗算器359によって利得常数355が掛けられた後、乗算器311によって第1直交符号OVSF1(305)と掛けられ、その結果値が加算器333に入力される。さらに、前記第2パイロットシンボルパターン303は、前記乗算器321によって第2直交符号OVSF2(315)が掛けられて、前記加算器333に入力される。加算器333は、前記乗算器311の出力を前記乗算器321の出力に加算して、乗算器343に提供する。前記加算器333の出力は、前記乗算器343によってスクランブリングコード337と掛けられて、第3アンテナ351を通して伝送される。さらに、前記第2パイロットシンボルパターン303は、前記乗算器359によって前記利得常数355が掛けられた後、前記乗算器311によって第1直交符号OVSF1(305)と掛けられ、その結果値が加算器335に入力される。さらに、前記第2パイロットシンボルパターン303は、前記乗算器321によって前記第2直交符号OVSF2(315)が掛けられた後、信号の反転のために乗算器327によって−1の信号が掛けられ、その結果値が前記加算器335に入力される。前記加算器335は、前記乗算器311の出力を前記乗算器327の出力に加算して、乗算器345に提供する。前記加算器335の出力は、前記乗算器345によって前記スクランブリングコード337と掛けられて、第4アンテナ353を通して伝送される。前記乗算器327は、位相反転のために前記入力信号に−1の信号を掛けるが、前記乗算器325の説明からも分かるように、前記入力信号の位相反転は、前記UTRAN送信器の入力段または出力段のどちらでも遂行されることができる。前記送信器における加算器329、331、333、及び335は、1つの加算器に構成することができる。さらに、前記スクランブリングコード337をそれぞれの入力信号に掛ける乗算器339、341、343、及び345も1つの乗算器に構成することができ、複素拡散を遂行することもできる。−1の信号を掛けてそれぞれの入力信号を反転する乗算器325及び327は、第2アンテナ349及び第4アンテナ353を通して出力される信号を位相反転するためのものであり、他の位置に置かれることができる。例えば、前記乗算器325は、前記乗算器317の前に位置して、前記入力パイロットシンボルパターン301または入力OVSFコード315を反転することができる。さらに、前記乗算器325を除去することもできる。この場合、前記加算器331は、前記乗算器307の出力信号から前記乗算器317の出力信号を減算すべきである。同様に、前記乗算器327は、前記乗算器321の前に位置して、前記入力パイロットシンボルパターン303または前記入力OVSFコード315を反転することができる。さらに、前記乗算器327を除去することもできる。この場合、前記加算器335は、前記乗算器311の出力信号から前記乗算器321の出力信号を減算すべきである。前記利得常数355は、g=1である場合、ハードウェア構成には含まれない。さらに、前記利得常数355は、一定の値を有するか、または、所定の単位(例えば、シンボル、スロット、またはフレーム)でチャネル環境または使用者状況によって適応的に調節される可変値を有する。
【0031】
図4は、本発明の他の実施形態によるパイロット利得調整送信のための送信ダイバーシティ送信器の構造を示す図であり、ここで、前記それぞれのアンテナの前記パイロット信号は相違する伝送電力で伝送される。
【0032】
図4を参照して、前記それぞれのアンテナを通して伝送される前記パイロット信号の伝送電力、つまり、パイロット信号の利得を調整する方法を説明する。前記それぞれのアンテナを通して伝送される前記パイロット信号の伝送電力を調整する理由は、前記パイロット信号を受信するそれぞれの受信器までのセル(cell)半径を同一に調整するためである。ここで、“それぞれの受信器までのセル半径を同一に調整する”ということは、1つのアンテナの送信ダイバーシティを採用する受信器、2つのアンテナの送信ダイバーシティを採用する受信器、4つのアンテナの送信ダイバーシティを採用する受信器、及び相違する個数のアンテナを有する送信ダイバーシティを採用する受信器に対して、前記パイロット信号に対するセル半径を同一に調整することである。
【0033】
図4を参照すると、前記UTRAN201が同一の伝送電力を有するパイロット信号を出力する時、第1アンテナ347を通して伝送される信号には利得常数g1(451)が掛けられ、第2アンテナ349を通して伝送される信号には利得常数g2(453)が掛けられ、第3アンテナ351を通して伝送される信号には利得常数g3(455)が掛けられ、第4アンテナ353を通して伝送される信号には利得常数g4(457)が掛けられる。前記それぞれのアンテナを通して伝送される前記信号に前記それぞれのアンテナに対応する利得常数を掛けることによって、前記アンテナの伝送電力、つまり、前記アンテナの利得を調整する方法は、前記パイロット信号だけでなく、以下説明する共通データ信号にも適用することができる。さらに、前記方法は、アンテナ別に利得を調整する必要がある時、複数のアンテナを使用する前記送信ダイバーシティ技法を採用するシステムにおいて伝送されるどの信号にも適用することができる。
【0034】
以上、図3及び図4を参照して、4つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を採用する送信器の構造を説明した。次に、図5を参照して、8つアンテナの送信ダイバーシティ技法を支援する送信器の構造を説明する。
【0035】
図5は、本発明の他の実施形態によるパイロット信号の送信のための8つのアンテナの送信ダイバーシティ送信器の構造を示す図であり、ここで、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのために使用される構造を並列に2回配列して8つのアンテナの送信ダイバーシティを具現する。図5を参照すると、第1乃至第4アンテナ347、349、351、及び353を通してパイロット信号を伝送する方法は、図3で説明した4つのアンテナの送信ダイバーシティ方法と同一であるので、具体的な説明は省略する。スクランブリングコードCSC1が図3及び図4に示すスクランブリングコードCSCと相違して表現されているが、同一のスクランブリングコードを示すことに注意する。つまり、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティ技法が8つアンテナの送信ダイバーシティ技法に拡張されるので、前記第1乃至第4アンテナ347、349、351、及び353に適用されるスクランブリングコードをCSC1と表現し、第5乃至第8アンテナ589、591、593、及び595に適用されるスクランブリングコードをCSC2と表現する。図5は、前記それぞれのアンテナの伝送電力を個々に調整するための利得調整過程及び前記パイロット信号に前記アンテナの利得常数をそれぞれ掛ける過程は図示しない。
【0036】
前述したように、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティを2回適用することによって8つアンテナ送信ダイバーシティ技法を具現することができる。これは、前記第1乃至第4アンテナ347、349、351、及び353に適用される前記第1直交符号OVSF1(305)及び第2直交符号OVSF2(315)以外に、2つの新しい直交符号、つまり、第3直交符号OVSF3(560)及び第4直交符号OVSF4(561)を前記追加される4つのアンテナのパイロット信号のためにさらに割り当てるか、または、第1乃至第4アンテナ347、349、351、及び353に適用されるスクランブリングコードCSC1(337)以外に、新しいスクランブリングコードCSC2(597)をさらに割り当て、次に、第3直交符号及び第4直交符号の代わりに前記第1直交符号及び前記第2直交符号を前記第1乃至第4アンテナ347、349、351、及び353に適用することによって達成することができる。前記スクランブリングコードCSC1(337)が前記スクランブリングコードCSC2(597)と同一でない場合、前記第1直交符号OVSF1(305)は第3直交符号OVSF3(560)と同一であり、第2直交符号OVSF2(315)は第4直交符号OVSF4(561)と同一である。逆に、前記第1直交符号OVSF1(305)と第3直交符号OVSF3(560)が同一でなく、第2直交符号OVSF2(315)と第4直交符号OVSF4(561)が同一でない場合、前記スクランブリングコードCSC1(337)はスクランブリングコードCSC2(597)と同一である。前記のように前記アンテナに相違するコードを適用することによって、前記第5乃至第8アンテナ589、591、593、及び595に前記送信ダイバーシティ技法を適用することができるので、前記送信ダイバーシティ技法が適用されるアンテナの数を拡張することが可能になる。さらに、前記送信ダイバーシティ技法が適用されるアンテナの個数は同様な方式によって4の倍数で拡張できる。アンテナの個数が4つずつ増加する時は、必要の直交符号の個数がさらに2つずつ増加するか、または、1つの新しいスクランブリングコードが追加に使用される。
【0037】
勿論、前記送信ダイバーシティ技法によって使用されるアンテナの個数が4の倍数でない場合も、前記アンテナの個数を4の倍数に拡張する方法を変更して具現することができる。例えば、前記送信ダイバーシティが3つのアンテナを使用する時、前述した4つのアンテナの送信ダイバーシティ技法における最後のアンテナである第4アンテナ353から出力される信号を伝送しないことによって、3アンテナ送信ダイバーシティ技法を具現することができる。他の例として、前記送信ダイバーシティが6つのアンテナを使用する時は、前記8つアンテナ送信ダイバーシティ方法における第6アンテナ591及び第8アンテナ595から出力される信号を伝送しないことによって6つアンテナ送信ダイバーシティ技法を具現することができる。
【0038】
次に、図6を参照して、図3に示す前記UTRAN送信器に対応するUE受信器の構造を説明する。図6は、本発明の実施形態によるパイロット信号の推定のための送信ダイバーシティ受信器の構造を示す図である。図6に示す4つの出力信号は、<数式5>乃至<数式8>によって表現することができる。特に、<数式5>は、前記第1アンテナ347のチャネル測定値h1^を表現し、<数式6>は、第2アンテナ349のチャネル測定値h2^を表現する。さらに、<数式7>は、第3アンテナ351のチャネル測定値h3^を表現し、<数式8>は、第4アンテナ353のチャネル測定値h4^を表現する。(ただし、前記記号‘h1^’〜‘h4^’は、‘h1’〜‘h4’の上に、‘^’を付した記号を表すものとする。以後、本明細書において、記号‘X^’は、任意の文字‘X’の上に‘^’を付した記号を表すものとする。)
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【0039】
<数式5>乃至<数式8>において、r(t)は、前記UE203がアンテナ401を通して受信した信号であり、p1(t)は、第1パイロットシンボルパターン413であり、p2(t)は、前記第1パイロットシンボルパターン413と直交する第2パイロットシンボルパターン423である。さらに、COVSF1(t)は、第1直交符号OVSF1(407)であり、COVSF2(t)は、第2直交符号OVSF2(411)であり、CSC(t)は、スクランブリングコード403である。前記パイロットシンボルパターン、前記直交符号、及び前記スクランブリングコードは、前記UTRANで使用されたものと同一であり、前記UEに予め貯蔵されている。
【0040】
前記UE203のアンテナ401を通して受信された信号r(t)は、基底帯域信号に変換されてから逆拡散器405に入力され、前記逆拡散器405において前記スクランブリングコード403で逆拡散される。前記逆拡散器405によって逆拡散された信号は、直交逆拡散器408及び直交逆拡散器409に提供される。前記直交逆拡散器408は、前記逆拡散器405から出力された信号を前記第1直交符号OVSF1(407)を使用して逆拡散し、前記直交逆拡散器409は、前記逆拡散器405から出力された信号を第2直交符号OVSF2(411)を使用して逆拡散する。前記直交逆拡散器408から出力された、前記第1直交符号OVSF1で逆拡散された信号は、累積器(ACC)440によってシンボル単位で累積される。前記累積器440の出力信号は、乗算器415によって前記第1パイロットシンボルパターン413と掛けられた後、累積器425によって累積される。さらに、前記累積器440の出力信号は、乗算器417によって前記第2パイロットシンボルパターン423と掛けられた後、累積器427によって累積される。
【0041】
さらに、前記直交逆拡散器409から出力された、前記第2直交符号OVSF2で逆拡散された信号は、累積器441によってシンボル単位で累積される。前記累積器441の出力信号は、乗算器419によって前記第1パイロットシンボルパターン413と掛けられた後、累積器429によって累積される。さらに、前記累積器441の出力信号は、乗算器421によって前記第2パイロットシンボルパターン423と掛けられた後、累積器431によって累積される。
【0042】
前記累積器425の出力信号は、加算器433によって前記累積器429の出力信号と加算され、前記UTRANの第1アンテナ347を通して伝送されるパイロットシンボルパターン信号として出力される。前記累積器427の出力信号は、加算器435によって前記累積器431の出力信号と加算され、前記UTRANの第2アンテナ349を通して伝送されるパイロットシンボルパターン信号として出力される。前記累積器429の出力信号は、加算器437によって前記累積器425の出力信号から減算され、前記UTRANの第3アンテナ351を通して伝送されるパイロットシンボルパターン信号として出力される。前記累積器431の出力信号は、加算器439によって前記累積器427の出力信号から減算され、前記UTRANの第4アンテナ353を通して伝送されるパイロットシンボルパターン信号として出力される。
【0043】
図4に示すように、前記送信器が関連した利得常数を利用して前記それぞれのアンテナの伝送電力を独立的に調整する時、前記受信器は、前記利得常数によって前記それぞれのアンテナの伝送電力を調整する必要がある。図7を参照して、前記伝送電力調整のために利得調整を遂行する受信器構造を説明する。
【0044】
図7は、本発明の他の実施形態によるパイロット利得調整推定のための送信ダイバーシティ受信器の構造を示す図であり、ここで、前記送信器のそれぞれのアンテナを通して伝送される前記信号が相違する伝送電力を有する場合、前記受信器は、パイロット推定値に前記送信器で使用される利得常数の逆数を掛けることによって正確なパイロット推定を遂行する。第1アンテナ347を通して伝送される信号に掛けられる利得常数g1(451)の逆数である利得常数1/g1(711)、第2アンテナ349を通して伝送される信号に掛けられる利得常数g2(453)の逆数である利得常数1/g2(713)、第3アンテナ351を通して伝送される信号に掛けられる利得常数g3(455)の逆数である利得常数1/g3(715)、及び第4アンテナ353を通して伝送される信号に掛けられる利得常数g4(457)の逆数である利得常数1/g4(717)は、前記送信器との約束によって利得を予め貯蔵することによって前記受信器が既に知っているか、要求がある時に前記送信器によって前記UEに提供される。前記受信器は、前記それぞれのアンテナから受信される前記パイロット信号のパイロット推定値に前記関連した利得常数を掛けることによって正確なパイロット信号を推定する。前記利得常数の逆数を掛ける過程以外の過程は図6に示す過程と同一であるので、詳細な説明は省略する。
【0045】
さらに、アンテナの個数が4つ以上で、また4の倍数個である送信ダイバーシティを支援する送信器、例えば、図8に示す8つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を支援する送信器に対応する受信器は、前記送信器で使用される新しい直交符号または新しいスクランブリングコードを利用して前記4つのアンテナの送信ダイバーシティ方法と同一な方式でパイロットシンボルを推定する。図8を参照して、前記8つアンテナの送信ダイバーシティ技法を採用する送信器に対応する受信器の構造を説明する。
【0046】
図8は、本発明の他の実施形態による8つのアンテナの送信ダイバーシティを支援する受信器構造を示す図であり、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティを並列に2回適用して8つアンテナの送信ダイバーシティを具現する。前記UE203のアンテナ401から受信される信号の最初の4つのチャネル(h1^,h2^,h3^,h4^)の推定のために、前記受信器は、第1に、前記第1スクランブリングコードCSC1(337)を利用して前記受信された信号を逆拡散し、第2に、前記逆拡散された信号を第1直交符号OVSF1(305)及び第2直交符号OVSF2(315)を使用して逆拡散する。前記第1直交符号OVSF1(305)及び第2直交符号OVSF2(315)で逆拡散された信号は、それぞれ対応する累積器(図示せず)によって累積される。前記最初の4つのチャネル(h1^,h2^,h3^,h4^)を逆拡散するための過程以外の過程は、図6に示す前記4つのアンテナの送信ダイバーシティを支援する受信器で遂行される過程と同一であるので、詳細な説明は省略する。さらに、図5に示す前記送信器構造に対応する前記受信器構造を説明するために要求される利得常数調整過程は省略する。前記送信器が利得常数を使用して前記それぞれのアンテナの伝送電力を調整して伝送する場合、前記受信器は、追加的に、前記それぞれのチャネル推定値に前記送信器で電力調整のために使用される前記利得常数の逆数を掛けることによって出力信号を調整する過程を必要とする。
【0047】
前記最初の4つのチャネル(h1^,h2^,h3^,h4^)の次に来る次の4つのチャネル(h5^,h6^,h7^,h8^)に対するパイロット信号推定のために、前記受信器は、第1に、前記第2スクランブリングコードCSC2(597)を利用して前記受信された信号を逆拡散し、第2に、前記逆拡散された信号を前記第4直交符号OVSF3(560)及び第4直交符号OVSF4(561)を利用して逆拡散する。前記第4直交符号OVSF3(560)及び前記第4直交符号OVSF4(561)で逆拡散された信号は、それぞれの対応する累積器(図示せず)によって累積される。前記次の4つのチャネル(h5^,h6^,h7^,h8^)を逆拡散する過程以外の過程は、図6に示す前記4つのアンテナの送信ダイバーシティを支援する受信器で遂行される過程と同一であるので、詳細な説明は省略する。前記チャネル(h5^,h6^,h7^,h8^)に対する信号推定の時には利得常数を考慮しない。しかしながら、前記送信器が前記利得常数を利用して前記それぞれのアンテナの伝送電力を調整して伝送する場合、前記受信器は、追加的に、前記それぞれのチャネル推定値に前記送信器で電力調整のために使用される利得常数の逆数を掛けることによって出力信号を調整する過程を必要とする。
【0048】
さらに、図5で説明したように、前記第1スクランブリングコードCSC1(337)が前記第2スクランブリングコードCSC2(597)と同一でない場合、前記第1直交符号OVSF1(305)は第3直交符号OVSF3(560)と同一であり、第2直交符号OVSF2(315)は第4直交符号OVSF4(561)と同一である。逆に、前記第1直交符号OVSF1(305)が第3直交符号OVSF3(560)と同一でなく、第2直交符号OVSF2(315)が第4直交符号OVSF4(561)と同一でない場合、前記スクランブリングコードCSC1(337)とスクランブリングコードCSC2(597)は同一である。従って、前記送信ダイバーシティ技法を採用する送信器に対応する受信器において、アンテナの個数が4つずつ増加する時、必要の直交符号の個数も2つずつ増加されるか、1つの新しいスクランブリングコードを追加に使用すべきである。
【0049】
以上、図3乃至図8を参照して、本発明の実施形態によるパイロットシンボルパターンを送受信するための送信ダイバーシティシステムを説明した。次に、図9乃至図12を参照して、前記パイロットシンボルパターンと共に共通データシンボルパターンを送受信するための送信ダイバーシティシステムを説明する。
【0050】
図9は、本発明の他の実施形態による共通データを送信するための送信ダイバーシティ送信器の構造を示す。図9に示す4つのアンテナのそれぞれのデータ出力は、<数式9>乃至<数式12>によって表現されることができる。特に、<数式9>は第1アンテナ547の出力(y1(t))を表現し、<数式10>は第2アンテナ549の出力(y2(t))を表現する。さらに、<数式11>は第3アンテナ551の出力(y3(t))を表現し、<数式12>は第4アンテナ553の出力(y4(t))を表現する。
【数9】
【数10】
【数11】
【数12】
【0051】
<数式9>乃至<数式12>において、[s(2t)s(2t+1)]は連続した2つのデータシンボルパターン501であり、[−s*(2t+1)s*(2t)]は前記連続した2つのデータシンボルパターン501と直交する連続した2つのダイバーシティデータシンボルパターン503である。さらに、COVSF1(t)及びCOVSF2(t)は、それぞれ第1直交符号OVSF1(505)及び第2直交符号OVSF2(515)を示し、それらは、ウォルシュコードまたは直交可変拡散率コードである。さらに、CSC(t)は、スクランブリングコード537であり、‘g’は、既存の2つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を支援する前記UEの性能の保障するために使用される利得常数555である。
【0052】
前記4つのアンテナの送信ダイバーシティシステムにおいて伝送されるデータ信号‘A’は、BPSK送信器に適用される場合、1または−1の値を有することができ、QPSK送信器に適用される場合は、{1+j, −1+j, 1−j, −1−j}の値を有することができる。前記データ信号は、8PSK(8-state Phase Shift Keying)変調、16QAM(16-ary Quadrature Amplitude Modulation)変調、及び64QAM(64-ary Quadrature Amplitude Modulation)のような高効率変調(high efficiency modulation)と類似した方法を支援する送信器に適用されることもできる。ここで、前記データ信号‘A’が前記送信ダイバーシティ技法のうち開ループモード方式の1つである時空間ブロックコーディング送信ダイバーシティ(Space Time block coding based Transmit Diversity、以下、STTDと称する)方式に適用される仮定する。前記STTDは、専用物理チャネル(Dedicate Physical Channel: DPCH)、第1共通制御物理チャネル(Primary Common Control Physical Channel: P_CCPCH)、第2共通制御物理チャネル(Secondary Common Control Physical Channel: S_CCPCH)、同期チャネル(Synchronization Channel: SCH)、PICH(Page Indication Channel)、AICH(Acquisition Indication Channel)、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を考慮し、共通パイロットチャネル(Common Pilot Channel: CPICH)を使用してSTTDデコーディングのための前記それぞれのアンテナのチャネル推定値を計算する。前記データ信号‘A’が、シンボルS1及びS2が送信ダイバーシティ符号化時区間T1及びT2でそれぞれ順次に受信されるフォーマットを有する場合、STTDエンコーディングが遂行された後、前記連続したシンボルS1S2は、前記第1アンテナを通してS1S2として出力され、前記第2アンテナを通して−S2 *S1 *として出力される。特に、前記シンボルSTTDエンコーディングをチャネルビット単位で説明すると、前述したように前記送信ダイバーシティ符号化時区間T1及びT2で受信されるシンボルS1及びS2がそれぞれチャネルビットb0b1及びb2b3で生成されると仮定する場合、前記シンボルS1S2は、チャネルビットb0b1b2b3で受信される。前記チャネルビットb0b1b2b3に対してSTTDエンコーディングを遂行することによって、前記送信器は、前記第1アンテナを通してチャネルビットb0b1b2b3(S1S2)を出力し、前記第2アンテナを通してチャネルビット−b2b3b0−b1(−S2 *S1 *)を出力する。ここで、前記第1アンテナは基準アンテナであり、前記第2アンテナはダイバーシティアンテナである。
【0053】
前記STTDエンコーディングを通して生成されたデータシンボルパターンのうち、基準アンテナである前記第1アンテナを通して伝送される前記シンボルS1S2を“基準アンテナSTTDコードブロック501”と称し、ダイバーシティアンテナである前記第2アンテナを通して伝送される−S2 *S1 *を“ダイバーシティアンテナSTTDコードブロック503と称する。前記基準アンテナSTTDコードブロック501は、乗算器557によって利得常数g555と掛けられた後、乗算器507によって第1直交符号OVSF1(505)と掛けられる。例えば、前記第1直交符号OVSF1(505)は256チップレートを有する。さらに、前記基準アンテナSTTDコードブロック501は、乗算器517によって第2直交符号OVSF2(515)と掛けられる。前記乗算器517の出力は、加算器529によって前記乗算器507の出力に加算された後、乗算器539によって前記スクランブリングコード537と掛けられる。前記乗算器539の出力信号は前記第1アンテナ547を通して伝送される。さらに、前記基準アンテナSTTDコードブロック501は、乗算器557によって前記利得常数g555と掛けられた後、前記乗算器507によって第1直交符号OVSF1(505)と掛けられ、その結果値は加算器531に入力される。さらに、前記基準アンテナSTTDコードブロック501は、前記乗算器517によって第2直交符号OVSF2(515)と掛けられた後、信号反転のために乗算器525によって−1信号と掛けられ、その結果値が前記加算器531に入力される。前記加算器531は、前記乗算器507の出力を前記乗算器525の出力に加算して乗算器541に出力する。前記加算器531の出力は、乗算器541によって前記スクランブリングコード537と掛けられた後、前記第2アンテナ549を通して伝送される。
【0054】
同様に、前記ダイバーシティアンテナSTTDコードブロック503は、乗算器559によって利得常数555と掛けられた後、乗算器511によって前記第1直交符号OVSF1(505)と掛けられ、その結果値は加算器533に入力される。さらに、前記ダイバーシティアンテナSTTDコードブロック503は、乗算器521によって前記第2直交符号OVSF2(515)と掛けられて前記加算器533に入力される。前記加算器533は、前記乗算器511の出力を前記乗算器521に加算して乗算器543に出力する。前記加算器533の出力は、乗算器543によって前記スクランブリングコード537と掛けられて前記第3アンテナ551を通して伝送される。さらに、前記ダイバーシティアンテナSTTDコードブロック503は、乗算器557によって前記利得常数555と掛けられた後、乗算器511によって前記第1直交符号OVSF1(505)と掛けられ、その結果値が加算器535に入力される。さらに、前記ダイバーシティアンテナSTTDコードブロック503は、前記乗算器521によって第2直交符号OVSF2(515)と掛けられた後、信号反転のために乗算器527によって−1信号と掛けられ、その結果値が前記加算器535に入力される。前記加算器535は、前記乗算器511の出力を前記乗算器527の出力に加算して乗算器545に提供する。前記加算器535の出力は、乗算器545によって前記スクランブリングコード537と掛けられて、前記第4アンテナ553を通して伝送される。前記送信器において、前記加算器529、531、533、及び535は1つの加算器に構成することができる。さらに、自分の入力信号に前記スクランブリングコード537を掛ける乗算器539、541、543、及び545も1つの乗算器に構成することができ、複素拡散を遂行することができる。前記−1信号を掛けることによって入力信号を反転する乗算器525及び527は、前記 第2アンテナ549及び第4アンテナ553を通して出力される信号を位相反転するためのものであり、他の位置に置かれることができる。例えば、前記乗算器525は、前記乗算器517の前に位置して前記入力データシンボルパターン501または前記入力OVSFコード515を反転することができる。さらに、前記乗算器525を除去することもできる。この場合、前記加算器531は、前記乗算器507の出力信号から前記乗算器517の出力信号を減算すべきである。同様に、前記乗算器527は、前記乗算器521の前に位置して前記入力データシンボルパターン503または前記入力OVSFコード515を反転することができる。さらに、前記乗算器527を除去することもできる。この場合、前記加算器535は、前記乗算器511の出力信号から前記乗算器521の出力信号を減算すべきである。前記利得常数555は、g=1である場合、ハードウェア構成に含まれない。さらに、前記利得常数555は、一定の値を有するか、または、チャネル環境または使用者状況によってシンボル単位で適応的に調節できる可変値を有する。
【0055】
以上、図9を参照して、2つの直交符号を使用して共通チャネルデータシンボルを伝送する4つのアンテナの送信ダイバーシティ送信器を説明した。以下、図10を参照して、単一直交符号を使用して前記共通データシンボルを伝送する4つのアンテナの送信ダイバーシティ送信器を説明する。
【0056】
図10は、本発明の他の実施形態による単一直交符号を使用する共通チャネルデータ送信のための送信ダイバーシティ送信器の構造を示す図である。図10において、前記STTDエンコーディングを通して生成された前記データシンボルパターンのうち、基準アンテナである第1アンテナ5047及び第2アンテナ5049と通して伝送される前記シンボルS1S2を“基準アンテナSTTDコードブロック5001”と称し、ダイバーシティアンテナである第3アンテナ5051及び第4アンテナ5053を通して伝送される前記シンボル−S2 *S1 *を“ダイバーシティアンテナSTTDコードブロック5003”と称する。前記基準アンテナSTTDコードブロック5001は、乗算器5007によって第1直交符号OVSF1(5005)と掛けられた後、乗算器5039によってスクランブリングコードCSC(5037)と掛けられ、その結果値が前記第1アンテナ5047を通して伝送される。例えば、前記第1直交符号OVSF1(5005)は、256チップレートを有する。同様に、前記基準アンテナSTTDコードブロック5001は、乗算器5009によって前記第1直交符号OVSF1(5005)とが掛けられた後、乗算器5041によってスクランブリングコードCSC(5037)と掛けられ、その結果値が前記第2アンテナ5049を通して伝送される。
【0057】
さらに、前記ダイバーシティアンテナSTTDコードブロック5003は、乗算器5011によって前記第1直交符号OVSF1(5005)と掛けられた後、乗算器5043によって前記スクランブリングコードCSC(5037)と掛けられ、その結果値が前記第3アンテナ5051を通して伝送される。同様に、前記ダイバーシティアンテナSTTDコードブロック5003は、乗算器5013によって前記第1直交符号OVSF1(5005)と掛けられた後、乗算器5045によってスクランブリングコードCSC(5037)と掛けられ、その結果値が前記第4アンテナ5053を通して伝送される。
【0058】
次に、図9に示す送信器構造に対応する受信器構造を図11を参照して説明する。図11は、本発明の他の実施形態による共通データ推定のために送信ダイバーシティ受信器の構造を示す。図11に示す2つの出力信号は<数式13>及び<数式14>によって表現することができる。<数式13>は、第1データシンボル検出値s1^を表現し、<数式14>は、第2データシンボル検出値s2^を表現する。
【数13】
【数14】
【0059】
<数式13>及び<数式14>において、s11^及びs12^は、第1STTDソフトデコーダ(soft decoder)617の出力信号であり、s21^及びs22^は、第2STTDソフトデコーダ619の出力信号である。
【0060】
前記UE203のアンテナ601で受信された信号は、基底帯域信号に変換された後、逆拡散器605に入力され、スクランブリングコード603で逆拡散される。前記逆拡散器605によって逆拡散された信号は、直交逆拡散器609及び直交逆拡散器611に共通に提供される。前記直交逆拡器609は、第1直交符号OVSF1(607)を使用して前記逆拡散器605から出力される信号を逆拡散し、前記直交逆拡散器611は、第2直交符号OVSF2(613)を使用して前記逆拡散器605から出力される信号を逆拡散する。前記直交符号OVSF1で逆拡散された信号は、チャネル推定器615から出力されたチャネル推定値の上位2つのシンボルを利用して前記STTDソフトデコーダ617によってソフト検出され、前記2つの結果値は、それぞれ加算器621及び623に提供される。前記第2直交符号OVSF2で逆拡散された信号は、チャネル推定器615から出力されたチャネル推定値の下位2つのシンボルを利用して前記STTDソフトデコーダ619によってソフト検出され、前記2つの結果値は、それぞれ加算器621及び623に提供される。前記加算器621による加算値は、第1データ検出値として出力され、前記加算器623による加算値は、第2データ検出値として出力される。前記パイロットチャネルの利得常数g355と前記共通データチャネルの利得常数g555が同一でない場合、前記STTDソフトデコーダ617は、自分の出力値が加算器621によって前記STTDソフトデコーダ619の出力と加算される前に、利得常数g555/利得常数g355の比率値と掛けられるように構成される。同様に、前記STTDソフトデコーダ617は、自分の出力値が加算器623によって前記STTDソフトデコーダ619の出力と加算される前に、利得常数g555/利得常数g355の比率値と掛けられるように構成される。
【0061】
図11を参照して、2つの直交符号を使用して共通チャネルデータを推定する送信ダイバーシティ受信器の構造を説明する。次に、図10に示す単一直交符号を使用する送信器構造に対応する共通データ推定のための送信ダイバーシティ受信器構造を図12を参照して説明する。
【0062】
図12は、本発明の他の実施形態による単一直交符号を使用する共通データ推定のための送信ダイバーシティ受信器の構造を示す。前記UE203のアンテナ6001で受信される信号は、基底帯域信号に変換された後、逆拡散器6005に提供されてスクランブリングコードCSC(6003)で逆拡散される。前記逆拡散器6005によって逆拡散された信号は、第1直交符号OVSF1(6007)と直交逆拡散器6008によって直交逆拡散される。前記直交逆拡散された信号はSTTDソフトデコーダ6017に提供され、前記STTDソフトデコーダ6017は、チャネル推定器6015から出力されたチャネル推定信号の上位2つのシンボルhA^及びhB^を使用して前記直交逆拡散された信号をソフト検出し、前記2つの結果値をデータ検出値s1^及びs2^として出力する。
【0063】
以下、添付図面を参照して本発明の動作を詳細に説明する。
【0064】
一般的に、前記送信アンテナダイバーシティシステムとは、複数のアンテナを通して情報を送信して、前記受信器は前記複数のアンテナの特定のアンテナから受信された情報が損傷しても、前記他のアンテナを通して前記情報を受信することができるので、伝送効果が増加するシステムである。従って、送信アンテナダイバーシティシステムにおいて、前記UEは、前記アンテナを測定して最大比合成(Maximal Ratio Combining)のための加重値(Weight)を生成する。前述したように、前記閉ループモードは、前記生成された加重値を前記UTRANにフィードバックして、前記UTRANが前記加重値を割り当てることを可能にするために使用され、前記開ループモードは、前記生成された加重値を使用して前記UEで受信されたそれぞれのアンテナ信号を合成するために利用される。前記送信アンテナダイバーシティシステムの特性は、ダイバーシティのために適用されたアンテナの個数によって違う。例えば、前記システムは、2つまたは4つまたはそれ以上のアンテナを備えて、前記送信ダイバーシティを具現することができる。
【0065】
しかしながら、2つのアンテナの送信ダイバーシティモードで動作するUEが第1乃至第4アンテナを有する4つのアンテナの送信ダイバーシティを支援するUTRANシステムのサービス領域に入る場合、前記UTRANシステムは、信号処理を通して、第1及び第2アンテナを1組にし、第3及び第4アンテナを1組にして、2つのアンテナを使用してサービスを提供しているかのように動作する。一方、4つのアンテナの送信ダイバーシティを支援するUEが前記UTRANシステムの領域に入る場合、前記UTRANシステムは、普通はそれぞれのアンテナを通して信号を伝送することによって前記4つのアンテナの送信ダイバーシティを支援する。
【0066】
前記2つのアンテナの送信ダイバーシティを支援するW−CDMA UTRANは、2つの直交するイロットシンボルパターンをそれぞれのアンテナに割り当て、前記UEが前記2つの相違するアンテナチャネルを測定することを可能にする。前記UEは、前記2つの直交するシンボルパターンのうち第1の直交シンボルパターンを利用して第1アンテナ チャネルを測定し、第2の直交シンボルパターンを利用して第2アンテナチャネルを測定する。しかしながら、前記4つアンテナダイバーシティUTRANは、4つのアンテナチャネルを区分することができるように、前記パイロット信号を伝送する。前記2つのアンテナの送信ダイバーシティを支援する前記UEが修正されずに動作し、前記2つアンテナダイバーシティのために前記信号電力を前記4つのアンテナに均等に分散することができるようにするために、図2に示すように、第1及び第2アンテナを一組にしてエフェクティブアンテナ(effective antenna)Aを形成し、第3及び第4アンテナを一組にしてエフェクティブアンテナ(effective antenna)Bを形成する。信号処理を通して前記2つのアンテナを一組にするには多様な方法があるが、一般的に、前記2つのアンテナを通して同一の信号を伝送する方法を使用する。前記2つアンテナダイバーシティを支援するUEは、前記信号が前記エフェクティブアンテナA及び前記エフェクティブアンテナBの2つのアンテナを通して受信されるとみなす。
【0067】
前記第1アンテナのチャネルをh1と、第2アンテナのチャネルをh2と、第3アンテナのチャネルをh3と、第4アンテナのチャネルをh4と表現する時、前記エフェクティブアンテナAのチャネルはhA=h1+h2であり、前記エフェクティブアンテナBのチャネルはhB=h3+h4である。前記ダイバーシティチャネルの特性の観点から、前記チャネルhA及びhBが前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのダイバーシティチャネルと特性が同一であると仮定する。従って、前記4つアンテナダイバーシティシステムのためのUEは、h1、h2、h3、及びh4の4つのチャネルを使用して前記ダイバーシティを遂行し、前記2つアンテナダイバーシティシステムのためのUEは、hA及びhBの2つのチャネルを使用してダイバーシティを遂行する。
【0068】
前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEが前記4つのアンテナの送信ダイバーシティを支援するUTRANのサービス領域でエフェクティブアンテナA及びエフェクティブアンテナBを使用して前記ダイバーシティを遂行するようにする方法としては多数の方法がある。一般的な方法は、前記エフェクティブアンテナAを通して伝送されるデータに対して前記第1及び第2アンテナを通して同一の信号を送信し、エフェクティブアンテナBを通して伝送されるデータに対しては前記第3及び第4アンテナを通して同一の信号を送信することである。
【0069】
開ループ送信ダイバーシティの一種である前記2つのアンテナのSTTDの場合、4つのアンテナでサービスを提供する時、前記UTRANは、前記2つのアンテナの送信ダイバーシティを支援するUEのために、エフェクティブアンテナA、つまり、第1及び第2アンテナを通して元のデータ(original data)を伝送し、エフェクティブアンテナB、つまり、第3及び第4アンテナを通してダイバーシティデータ(diversity data)を伝送する。前記閉ループ送信ダイバーシティの一種である2つのアンテナTxAA(Transmit Antenna Array)の場合、前記UTRANは、伝送データに第1加重値を掛けた信号をエフェクティブアンテナA、つまり、前記第1及び第2アンテナを通して伝送し、伝送データに第2加重値を掛けた信号をエフェクティブアンテナB、つまり、前記第3及び第4アンテナを通して伝送する。
【0070】
前記2つアンテナのダイバーシティUEは、h1とh2を加算した前記チャネルhA、及びh3とh4を加算した前記チャネルhBを測定すべきであるので、前記UTRANは、前記パイロットシンボルパターンを伝送する時、前記チャネルを2つずつ組にする。<表1>は、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティシステムにおいて2つのアンテナのためのパイロット伝送規約を示す。<表1>に示すように、前記UTRANが前記パイロットシンボルパターンを送信する時、前記UEは、前記組になったチャネルを得る。前記パイロットシンボルパターンは、前記アンテナを区別するために使用される直交パイロットシンボルパターンである。前記直交シンボルパターンは、ウォルシュコードで生成される。W−CDMAシステムにおいて、前記パイロット信号は、共通パイロットチャネル(Common Pilot Channel: CPICH)を通して伝送され、前記共通パイロットチャネルは固有のチャネルコード(channelization code)を有する。前記UEは、前記共通パイロットチャネルを通して受信される信号をパターン#1で相関することによってh1とh2を加算した前記チャネルhAを測定し、パターン#2で前記受信される信号を相関することによってh3とh4を加算した前記チャネルhBを測定する。
【表1】
【0071】
前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEと互換される4つのアンテナの送信ダイバーシティUTRANは、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEによってチャネル測定のために付加的な共通パイロットチャネルを使用する。ここで、前記既存の共通パイロットチャネルを“第1共通パイロットチャネル”と称し、前記付加的な共通パイロットチャネルを“第2共通パイロットチャネル”と称する。前記4つのアンテナの送信ダイバーシティは、前記4つのアンテナチャネルh1、h2、h3、及びh4を全て測定すべできる。<表1>の前記4つのアンテナの送信ダイバーシティシステムにおいて前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのための前記パイロット伝送規約を含んで<表2>の規約に従って前記パイロット信号を伝送する場合、前記第1共通パイロットチャネルの測定結果と前記第2共通パイロットチャネルの測定結果との線形組合せによって4つのアンテナチャネルが得られる。前記第1共通パイロットチャネルが受信されると、チャネルhA=h1+h2及びチャネルhB=h3+h4が得られる。前記第2共通パイロットチャネルが受信されると、チャネルhC=h1−h2及びチャネルhD=h3−h4が得られる。<表2>は、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティシステムにおいて2つのアンテナのためのパイロット伝送規約を示す。
【表2】
【0072】
前記4つのアンテナの送信ダイバーシティUTRANは、2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEとの互換性を有するために、前記4つのアンテナを2つずつ組にして2つのエフェクティブアンテナ(effective antenna)を通して信号を伝送する。前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEは、4つのアンテナチャネルでダイバーシティを遂行する。前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEが前記既存の方法と同一に2つのチャネルを有したかのように動作するようにするために、前記UTRANシステムは、前記第1共通パイロットチャネル及び前記第2共通パイロットチャネルを利用して<表2>の伝送規約によって前記パイロットシンボルパターンを送信する。従って、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEは、前記パイロットの線形組合せを通して4つのアンテナチャネルを測定する。
【0073】
さらに、W−CDMAシステムにおいて、共通データは、共通データチャネル(Common Data Channel: CDCH)を通して伝送される。前記共通データチャネルは固有のチャネルコードを有し、h1とh2を加算した前記チャネルhAの推定値及びh3とh4を加算した前記チャネルhBの推定値を利用して前記共通データチャネルを通して受信された信号をSTTDデコーディングすることによって前記送信されたシンボルに対する推定データシンボルを検出する。<表3>は、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティシステムにおいて2つのアンテナのための共通データ伝送規約を示す。
【表3】
【0074】
前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEと互換される4つのアンテナの送信ダイバーシティUTRANは、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEによるチャネル測定のために付加的な共通データチャネルを使用する。ここで、前記既存の共通データチャネルを“第1共通データチャネル”と称し、前記付加的な共通データチャネルを“第2共通データチャネル”と称する。前記4つのアンテナの送信ダイバーシティは、前記4つのアンテナチャネルh1、h2、h3、及びh4を全て測定すべきである。<表3>の伝送規約を含んで構成された<表4>の規約に従って前記データ信号が伝送される場合、前記第1共通データチャネルの測定結果と前記第2共通データチャネルの測定結果との線形組合せによって送信シンボル推定値が計算される。前記受信された第1共通データチャネルは、hA=h1+h2チャネル推定値及びhB=h3+h4チャネル推定値を利用して前記送信されたシンボルに復旧される。前記受信された第2共通データチャネルは、hC=h1−h2チャネル推定値及びhD=h3−h4チャネル推定値を利用して前記送信シンボルに復旧される。ここで、#3は、#1または#2とは相違する、複数のOVSF符号のいずれか1つのみを示すことに注意する。
【0075】
<表4>は、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティにおいて、2つのアンテナのための共通データ伝送規約を示す。
【表4】
【0076】
<表4>において、#1は、基準アンテナコーディングブロック(reference antenna coding block)であり、#2は、ダイバーシティアンテナコーディングブロック(diversity antenna coding block)である。
【0077】
図10の送信器及び図12の受信器を使用する場合、前記ダイバーシティシステムは、1つのチャネルコードのみを必要とする。従って、前記受信器で受信された前記共通データチャネルは、hA=h1+h2チャネル推定値及びhB=h3+h4チャネル推定値を利用して、前記送信器から送信された共通データシンボルに復旧される。
【0078】
前記4つのアンテナの送信ダイバーシティUTRANは、前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEと互換性を有するために、前記4つのアンテナを2つずつ組にして、2つのエフェクティブアンテナ(effective antenna)を通して信号を伝送する。前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEは、4つのアンテナチャネルで前記ダイバーシティを遂行する。前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEが前記既存の方法と同一に2つのチャネルを有したかのように動作するようにするために、前記UTRANは、前記2つの共通データチャネルを利用して<表3>の伝送規約によって前記共通データを送信する。前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEは、前記受信された共通データ信号を利用して前記4つアンテナダイバーシティモードで前記信号を検出する。
【0079】
図9及び図11を参照して、本発明の実施形態によって、前記パイロットシンボルパターンだけでなく前記共通データシンボルパターンを送受信する送信ダイバーシティシステムを説明した。さらに、前記開ループモード(STTD)を通して固定物理チャネルシンボルパターンを送受信するための送信ダイバーシティシステムも図10及び図12で説明した方法と同一の方法で具現することができる。
【0080】
一方、前記本発明の詳細な説明では具体的な実施形態を挙げて説明してきたが、本発明の範囲内で様々な変形が可能であるということは勿論である。従って、本発明の範囲は前記実施形態によって限られるべきでなく、特許請求の範囲とそれに均等なものによって定められるべきである。
【0081】
【発明の効果】
前述してきたように、本発明は、前記UTRANによって支援される送信ダイバーシティ技法とアンテナの個数が相違する送信ダイバーシティ技法を使用するUEが前記UTRANのサービス領域に入る時、前記相違するダイバーシティ技法間の相互互換性を維持させることによって前記それぞれのアンテナに均等に伝送電力を分配することができるという利点がある。
【0082】
例えば、前記UTRANは、最大100名の使用者にサービスを提供することができる場合、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのUEのためにはアンテナ当たり100/4または25単位の電力を処理し、前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのUEのためには100/2または50単位の電力を処理する。しかしながら、本発明によると、前記UTRANは、前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのために最大100/4の電力さえを処理すれば良いので、電力増幅器のような高価のRF素子を使用しなくても良いという利点がある。
【0083】
さらに、前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUE及び前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEが共存する場合であっても、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティ技法を採用するシステムは、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEは4つのチャネルを測定し、前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEは2つのチャネルを測定するように、前記パイロットシンボルパターン伝送を支援する。従って、前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEは、付加的なチャネル測定装置を必要とせず、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEは、最小個の前記チャネル測定装置を有する。
【0084】
さらに、共通データのために、前記送信ダイバーシティシステムは、前記4つのアンテナの送信ダイバーシティの効果を有し、前記2つのアンテナの送信ダイバーシティのためのUEと互換性を有する。
【0085】
また、直交符号及びスクランブリングコードを前記4つのアンテナの送信ダイバーシティに区別して適用することによって、アンテナの個数が4つ以上、例えば、4の倍数個のアンテナを有する送信ダイバーシティ送信器を具現することができる。さらに、特定のアンテナを通して信号伝送を制限することによって、4の倍数個のアンテナを有する送信ダイバーシティシステムだけでなく、多様な個数のアンテナを有する送信ダイバーシティシステムを具現することができる。
【0086】
さらに、前記それぞれのアンテナの伝送電力を調整することによって、1つアンテナ送信ダイバーシティを採用する受信器、2つのアンテナの送信ダイバーシティを採用する受信器、4つのアンテナの送信ダイバーシティを採用する受信器、及び相違する個数のアンテナを有する送信ダイバーシティを採用する受信器に関して、前記パイロット信号に対するセル半径を同一に調整することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な4つのアンテナの送信ダイバーシティシステムの構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態による4つのアンテナの送信ダイバーシティシステムの構成を示す図である。
【図3】 本発明の実施形態によるパイロット信号送信のための送信ダイバーシティ送信器の構造を示す図である。
【図4】 本発明の他の実施形態によるパイロット利得調整送信のための送信ダイバーシティ送信器の構造を示す図である。
【図5】 本発明の他の実施形態によるパイロット信号送信のための8つアンテナの送信ダイバーシティ送信器の構造を示す図である。
【図6】 本発明の他の実施形態によるパイロット推定のための送信ダイバーシティ受信器の構造を示す図である。
【図7】 本発明の他の実施形態によるパイロット利得調整推定のための送信ダイバーシティ受信器の構造を示す図である。
【図8】 本発明の他の実施形態による8つアンテナの送信ダイバーシティを支援する受信器構造を示す図である。
【図9】 本発明の他の実施形態による共通データ送信のための送信ダイバーシティ送信器の構造を示す図である。
【図10】 本発明の他の実施形態による単一直交符号を使用する共通チャネルデータ送信のための送信ダイバーシティ送信器の構造を示す図である。
【図11】 本発明の他の実施形態による2つの直交符号を使用する共通チャネルデータ推定のための送信ダイバーシティ受信器の構造を示す図である。
【図12】 本発明の他の実施形態による単一直交符号を使用する共通チャネルデータ推定のための送信ダイバーシティ受信器の構造を示す図である。
【符号の説明】
201 UTRAN
203 UE
301,303 パイロットシンボルパターン
305,315 直交符号
307,311,317,321,325,327 乗算器
339,341,343,345,357,359 乗算器
329,331,333,335 加算器
337 スクランブリングコード
347,349,351,353 アンテナ
355 利得常数
401 アンテナ
403 スクランブリングコード
405 逆拡散器
407,411 直交符号
408,409 直交逆拡散器
413,423 パイロットシンボルパターン
415,417,419,421 乗算器
425,427,429,431,440,441 累積器
433,435,437,439 加算器
451,453,455,457 利得常数
501,503 パイロットシンボルパターン
505,515 直交符号
507,511,517,521,525,527 乗算器
539,541,543,545,557,559 乗算器
529,531,533,535 加算器
537 スクランブリングコード
547,549,551,553 アンテナ
555 利得常数
560,561 直交符号
589,591,593,595 アンテナ
597 スクランブリングコード
601 アンテナ
603 スクランブリングコード
605 逆拡散器
607,613 直交符号
609,611 直交逆拡散器
615 チャネル推定器
617,619 STTDソフトデコーダ
621,623 加算器
711,713,715,717 利得常数
5001 基準アンテナSTTDコードブロック
5003 ダイバーシティアンテナSTTDコードブロック
5005 直交符号
5007,5009,5011,5013 乗算器
5039,5041,5043,5045 乗算器
5037 スクランブリングコード
5047,5049,5051,5053 アンテナ
6001 アンテナ
6003 スクランブリングコード
6005 逆拡散器
6007 直交符号
6008 直交逆拡散器
6015 チャネル推定器
6017 STTDソフトデコーダ
Claims (19)
- 少なくとも8つのアンテナを有する移動通信システムにおけるUTRAN送信器において、
第1アンテナと接続され、第1シンボルパターンを第1直交符号で拡散した第1拡散信号と、前記第1シンボルパターンを第2直交符号で拡散した第2拡散信号とを加算する第1加算器と、
第2アンテナと接続され、前記第1拡散信号と、前記第1シンボルパターンを位相反転した第1反転シンボルパターンを第2直交符号で拡散した第3拡散信号とを加算する第2加算器と、
第3アンテナと接続され、前記第1シンボルパターンと直交する第2シンボルパターンを前記第1直交符号で拡散した第4拡散信号と、前記第2シンボルパターンを前記第2直交符号で拡散した第5拡散信号とを加算する第3加算器と、
第4アンテナと接続され、前記第4拡散信号と、前記第2シンボルパターンを位相反転した第2反転シンボルパターンを前記第2直交符号で拡散した第6拡散信号とを加算する第4加算器と、
第5アンテナと接続され、前記第1シンボルパターンを第3直交符号で拡散した第7拡散信号と、前記第1シンボルパターンを第4直交符号で拡散した第8拡散信号とを加算する第5加算器と、
第6アンテナと接続され、前記第7拡散信号と、前記第1反転シンボルパターンを前記第4直交符号で拡散した第9拡散信号をと加算する第6加算器と、
第7アンテナと接続され、前記第2シンボルパターンを前記第3直交符号で拡散した第10拡散信号と、前記第2シンボルパターンを前記第4直交符号で拡散した第11拡散信号とを加算する第7加算器と、
第8アンテナと接続され、前記第10拡散信号と、前記第2反転シンボルパターンを前記第4直交符号で拡散した第12拡散信号とを加算する第8加算器と
から構成されることを特徴とするUTRAN送信器。 - 前記第1直交符号は前記第3直交符号と相違し、前記第2直交符号は前記第4直交符号と相違することを特徴とする請求項1記載のUTRAN送信器。
- 前記第1直交符号と前記第3直交符号が同一であり、前記第2直交符号と前記第4直交符号が同一である場合、前記第1乃至第4アンテナの出力信号に適用される第1スクランブリングコードは、前記第5乃至第8アンテナの出力信号に適用される第2スクランブリングコードと相違して設定されることを特徴とする請求項1記載のUTRAN送信器。
- 前記送信器は、アンテナの使用数が8つより少ない場合、前記第1乃至第8アンテナの出力信号のうち、特定の信号を伝送しないことを特徴とする請求項1記載のUTRAN送信器。
- 前記シンボルパターンは、パイロットシンボルパターンまたはデータシンボルパターンのいずれか1つであることを特徴とする請求項1記載のUTRAN送信器。
- 少なくとも8つのアンテナを有する移動通信システムのUTRAN送信器におけるデータ送信方法において、
第1シンボルパターンを第1直交符号で拡散した第1拡散信号と、前記第1シンボルパターンを第2直交符号で拡散した第2拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第1アンテナを通して送信する過程と、
前記第1拡散信号と、前記第1シンボルパターンを位相反転した第1反転シンボルパターンを前記第2直交符号で拡散した第3拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第2アンテナを通して送信する過程と、
前記第1シンボルパターンと直交する第2シンボルパターンを前記第1直交符号で拡散した第4拡散信号と、前記第2シンボルパターンを前記第2直交符号で拡散した第5拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第3アンテナを通して送信する過程と、
前記第4拡散信号と、前記第2シンボルパターンを位相反転した第2反転シンボルパターンを前記第2直交符号で拡散した第6拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第4アンテナを通して送信する過程と、
前記第1シンボルパターンを第3直交符号で拡散した第7拡散信号と、前記第1シンボルパターンを第4直交符号で拡散した第8拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第5アンテナを通して送信する過程と、
前記第7拡散信号と、前記第1反転シンボルパターンを前記第4直交符号で拡散した第9拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第6アンテナを通して送信する過程と、
前記第2シンボルパターンを前記第3直交符号で拡散した第10拡散信号と、前記第2シンボルパターンを前記第4直交符号で拡散した第11拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第7アンテナを通して送信する過程と、
前記第10拡散信号と、前記第2反転シンボルパターンを前記第4直交符号で拡散した第12拡散信号とを加算し、前記加算された信号を第8アンテナを通して送信する過程と
を含むことを特徴とするデータ送信方法。 - 前記第1直交符号は前記第3直交符号と相違し、前記第2直交符号は前記第4直交符号と相違することを特徴とする請求項6記載のデータ送信方法。
- 前記第1直交符号が前記第3直交符号と同一であり、前記第2直交符号が前記第4直交符号と同一である場合、前記第1乃至第4アンテナの出力信号に適用される第1スクランブリングコードは、前記第5乃至第8アンテナの出力信号に適用される第2スクランブリングコードと相違することを特徴とする請求項6記載のデータ送信方法。
- 前記アンテナの使用数が8つより少ない場合、前記第1乃至第8アンテナの出力信号のうち、特定の信号の伝送を制御する過程をさらに含むことを特徴とする請求項6記載のデータ送信方法。
- 少なくとも4つのアンテナを有する送信ダイバーシティ技法を支援するUTRAN送信器から伝送される信号を受信する移動通信システムのUE(User Equipment)受信器において、
前記受信された信号の第1直交符号及び第1シンボルパターンを使用して逆拡散された第1逆拡散信号を発生し、前記第1直交符号及び前記第1シンボルパターンと直交する第2シンボルパターンを使用して逆拡散された第2逆拡散信号を発生し、前記第1直交符号と直交する第2直交符号及び前記第1シンボルパターンを使用して逆拡散された第3逆拡散信号を発生し、前記第2直交符号及び前記第2シンボルパターンを使用して逆拡散された第4逆拡散信号を発生する複数の逆拡散器と、
前記第1逆拡散信号を受信電力調整した信号と前記第3逆拡散信号を受信電力調整した信号とを加算して第1チャネル推定信号を発生し、前記第2逆拡散信号を受信電力調整した信号と前記第4逆拡散信号を受信電力調整した信号とを加算して第2チャネル推定信号を発生し、前記第1逆拡散信号を受信電力調整した信号から前記第3逆拡散信号を受信電力調整した信号を減算して第3チャネル推定信号を発生し、前記第2逆拡散信号を受信電力調整した信号から前記第4逆拡散信号を受信電力調整した信号を減算して第4チャネル推定信号を発生する複数の加算器と
から構成されることを特徴とするUE受信器。 - 前記シンボルパターンは、パイロットシンボルパターンまたはデータシンボルパターンのいずれか1つであることを特徴とする請求項10記載のUE受信器。
- 前記受信電力調整は、前記それぞれのアンテナの伝送電力調整の時に前記UTRAN送信器によって使用された利得常数の逆数を掛けることであることを特徴とする請求項10記載のUE受信器。
- 少なくとも4つのアンテナを有する送信ダイバーシティ技法を支援するUTRAN送信器から伝送される信号を受信する移動通信システムのUE受信器において、
前記受信された信号の第1直交符号及び第1シンボルパターンを使用して逆拡散された第1逆拡散信号を発生し、前記第1直交符号及び前記第1シンボルパターンと直交する第2シンボルパターンを使用して逆拡散された第2逆拡散信号を発生し、前記第1直交符号と直交する第2直交符号及び前記第1シンボルパターンを使用して逆拡散された第3逆拡散信号を発生し、前記第2直交符号及び前記第2シンボルパターンを使用して逆拡散された第4逆拡散信号を発生し、第3直交符号及び前記第1シンボルパターンを使用して逆拡散された第5逆拡散信号を発生し、前記第3直交符号及び前記第2シンボルパターンを使用して逆拡散された第6逆拡散信号を発生し、第4直交符号及び前記第1シンボルパターンを使用して逆拡散された第7逆拡散信号を発生し、前記第4直交符号及び前記第2シンボルパターンを使用して逆拡散された第8逆拡散信号を発生する複数の逆拡散器と、
前記第1逆拡散信号と前記第3逆拡散信号を加算して第1チャネル推定信号を発生し、前記第2逆拡散信号と前記第4逆拡散信号を加算して第2チャネル推定信号を発生し、前記第1逆拡散信号から前記第3逆拡散信号を減算して第3チャネル推定信号を発生し、前記第2逆拡散信号から前記第4逆拡散信号を減算して第4チャネル推定信号を発生し、前記第5逆拡散信号と前記第7逆拡散信号を加算して第5チャネル推定信号を発生し、前記第6逆拡散信号と前記第8逆拡散信号を加算して第6チャネル推定信号を発生し、前記第5逆拡散信号から前記第7逆拡散信号を減算して第7チャネル推定信号を発生し、前記第6逆拡散信号から前記第8逆拡散信号を減算して第8チャネル推定信号を発生する複数の加算器とから構成され、
前記第3直交符号と前記第4直交符号は、前記少なくとも4つのアンテナの出力信号に適用されるスクランブリングコードと、前記第1直交符号及び前記第2直交符号によって決定される
ことを特徴とするUE受信器。 - 前記シンボルパターンは、パイロットシンボルパターンまたはデータシンボルパターンのいずれか1つであることを特徴とする請求項13記載のUE受信器。
- 少なくとも4つのアンテナを有する送信ダイバーシティ技法を支援するUTRAN送信器から伝送される信号を受信する移動通信システムのUE受信器におけるデータ受信方法において、
前記受信された信号を、第1直交符号及び第1シンボルパターンを使用して第1逆拡散信号に逆拡散し、前記第1直交符号及び前記第1シンボルパターンと直交する第2シンボルパターンを使用して第2逆拡散信号に逆拡散し、前記第1直交符号と直交する第2直交符号及び前記第1シンボルパターンを使用して第3逆拡散信号に逆拡散し、前記第2直交符号及び前記第2シンボルパターンを使用して第4逆拡散信号に逆拡散する過程と、
前記第1逆拡散信号を受信電力調整した信号と前記第3逆拡散信号を受信電力調整した信号を加算して第1チャネル信号を推定し、前記第2逆拡散信号を受信電力調整した信号と前記第4逆拡散信号を受信電力調整した信号を加算して第2チャネル信号を推定し、前記第1逆拡散信号を受信電力調整した信号から前記第3逆拡散信号を受信電力調整した信号を減算して第3チャネル信号を推定し、前記第2逆拡散信号を受信電力調整した信号から前記第4逆拡散信号を受信電力調整した信号を減算して第4チャネル信号を推定する過程と
を含むことを特徴とするデータ受信方法。 - 前記シンボルパターンは、パイロットシンボルパターンまたはデータシンボルパターンのいずれか1つであることを特徴とする請求項15記載のデータ受信方法。
- 前記受信電力調整は、前記それぞれのアンテナの伝送電力調整の時に前記UTRAN送信器によって使用された利得常数の逆数を掛けることであることを特徴とする請求項15記載のデータ受信方法。
- 少なくとも4つのアンテナを有する送信ダイバーシティ技法を支援するUTRAN送信器から伝送される信号を受信する移動通信システムのUE受信器におけるデータ受信方法において、
前記受信された信号を、第1直交符号及び第1シンボルパターンを使用して第1逆拡散信号に逆拡散し、前記第1直交符号及び前記第1シンボルパターンと直交する第2シンボルパターンを使用して第2逆拡散信号に逆拡散し、前記第1直交符号と直交する第2直交符号及び前記第1シンボルパターンを使用して第3逆拡散信号に逆拡散し、前記第2直交符号及び前記第2シンボルパターンを使用して第4逆拡散信号に逆拡散し、第3直交符号及び前記第1シンボルパターンを使用して第5逆拡散信号に逆拡散し、前記第3直交符号及び前記第2シンボルパターンを使用して第6逆拡散信号に逆拡散し、第4直交符号及び前記第1シンボルパターンを使用して第7逆拡散信号に逆拡散し、前記第4直交符号及び前記第2シンボルパターンを使用して第8逆拡散信号に逆拡散する過程と、
前記第1逆拡散信号と前記第3逆拡散信号を加算して第1チャネル信号を推定し、前記第2逆拡散信号と前記第4逆拡散信号を加算して第2チャネル信号を推定し、前記第1逆拡散信号から前記第3逆拡散信号を減算して第3チャネル信号を推定し、前記第2逆拡散信号から前記第4逆拡散信号を減算して第4チャネル信号を推定し、前記第5逆拡散信号と前記第7逆拡散信号を加算して第5チャネル信号を推定し、前記第6逆拡散信号と前記第8逆拡散信号を加算して第6チャネル信号を推定し、前記第5逆拡散信号から前記第7逆拡散信号を減算して第7チャネル信号を推定し、前記第6逆拡散信号から前記第8逆拡散信号を減算して第8チャネル信号を推定する過程とを含み、
前記第3直交符号と前記第4直交符号は、前記少なくとも4つのアンテナの出力信号に適用されるスクランブリングコードと、前記第1直交符号及び前記第2直交符号によって決定される
ことを特徴とするデータ受信方法。 - 前記シンボルパターンは、パイロットシンボルパターンまたはデータシンボルパターンのいずれか1つであることを特徴とする請求項18記載のデータ受信方法。
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