JP3989806B2 - Eccentric aberration adjustment device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬性鏡等の光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
結像光学系の結像性能の低下を招く原因のひとつとして、レンズ群を保持枠内に組み入れるときに起こる偏芯により発生する収差(偏芯収差)があり、特に偏芯によるコマ収差(偏芯コマ)と非点収差(偏芯アス)が結像性能に及ぼす影響が大きい。一般的に、発生した偏芯収差は、保持枠に収められた比較的偏芯感度の高いレンズやレンズ群を保持枠内で回転させたり、予めレンズのクリアランスを大きく取り、保持枠内でレンズを光軸に対して微小量動かすなどして調整される。しかし、光学系の外径が非常に小さい場合、このような作業により正確に補正を行うことはその構造上非常に困難である。
【0003】
従来、硬性鏡等のように外径が非常に小さい結像光学系は、比較的低い倍率で使用されている為、偏芯調整もは行われていない。しかし、近年、硬性鏡を用いた腹腔鏡手術において、高倍率で腹腔内を観察することが望まれてきており、画質の高い画像を得ることが必要となってきている。つまり、硬性鏡等のように、外径が非常に小さい光学系においても、偏芯収差を補正する必要が生じてきているの少ない高性能なものが要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、例えば硬性鏡において、偏芯調整が困難である結像光学系により発生した偏芯収差を容易に補正することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
偏芯収差調整装置は結像光学系と、この結像光学系の光軸上に配設され、偏芯収差を発生することにより、少なくとも結像光学系で発生した偏芯収差を補正する偏芯収差補正光学系とを備える。これにより、偏芯調整が困難である結像光学系で発生した偏芯収差を補正することができる。
【0006】
結像光学系が硬性鏡の挿入部に配設され、偏芯収差補正光学系が硬性鏡の操作部に配設される場合、偏芯収差補正光学系を保持する第1の保持部材の外径が、結像光学系を保持する第2の保持部材の外径よりも大きい。これにより、硬性鏡において、結像光学系により発生する偏芯収差を補正することができ容易に調整補正することができ、高倍率での観察が可能となる。
【0007】
好ましくは、偏芯収差補正光学系は、光軸に対して略垂直に変位させることにより主にコマ収差を発生させるコマ収差補正レンズ群を備える。また、好ましくは、偏芯収差補正光学系は、光軸に対して略垂直に変位させることにより主に非点収差を発生させる非点収差補正レンズ群を備える。これにより、コマ収差補正レンズ群により結像光学系の偏芯コマを、非点収差補正レンズ群により結像光学系の偏芯アスをおよそ独立して補正することができるため、偏芯収差の補正が容易にできるようになる。
【0008】
コマ収差補正レンズ群単体の3次収差係数は以下の条件式(1)を満足することが好ましい。これにより、コマ収差補正レンズ群単体は主にコマ収差を発生させることができる。
|S2|/|S1|<0.5 ・・・・・・(1)
(ただし、S1:球面収差係数、S2:コマ収差係数)
【0009】
非点収差補正レンズ群単体の3次収差係数は以下の条件式(2)を満足することが好ましい。これにより、非点収差補正レンズ群単体は主に非点収差を発生させることができる。
|S1|/|S2|<0.3 ・・・・・・(2)
(ただし、S1:球面収差係数、S2:コマ収差係数)
【0010】
偏芯収差補正光学系はリレー系であることが好ましい。また、偏芯収差補正光学系の横倍率は略−1倍であることが好ましい。
【0011】
結像光学系が硬性鏡の挿入部に配設され、偏芯収差補正光学系が硬性鏡の操作部に配設される場合、偏芯収差補正光学系が複数の結像光学系に対して共通に使用可能としても良い。これにより、異なる結像光学系を使用する場合でも、1個の偏芯収差補正光学系で偏芯調整をすることができる。なお、結像光学系が硬性鏡の挿入部に配設される場合、偏芯収差補正光学系は硬性鏡の挿入部と操作部の間に配設されるアダプター光学系であっても良い。
また、本発明に係る内視鏡システムは、上記いずれかの偏芯収差調整装置を持つことが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態である偏芯収差調整装置を有する硬性鏡システムを示す。硬性鏡10は体内に挿入される挿入部11と、操作部12を備える。挿入部11にはレンズ群を保持するための保持部材31が設けられ、その保持部材31によって、結像光学系20の各レンズは保持されている。結像光学系20は、先端に設けられる対物レンズ14と対物レンズ14の光軸後方に配設されるリレーレンズ群15から成る。
【0013】
操作部12は、結像光学系20の光軸上に配設された偏芯収差補正光学系22、ズームレンズ23およびCCD24を備える。操作部12において、偏芯収差補正光学系22は保持部材32によって保持されている。偏芯収差補正光学系22は、リレーレンズ20の後方に、ズームレンズ23は偏芯収差補正光学系22の後方に、CCD24はズームレンズ23の後方に配設される。
【0014】
観察体からの反射光は、対物レンズ14、リレーレンズ15および偏芯収差補正光学系22を通り、さらにズームレンズ23を介してCCD24の上に導かれる。CCD24では観察体の映像に応じた映像信号が発生し、TVモニター19に送られ、映像としてTVモニター19に映し出される。
【0015】
偏芯収差補正光学系22は、リレー系であり、光学系全体での横倍率は略−1倍である。この場合、TVモニター19に映し出される映像が、偏芯収差補正光学系22が無い場合の映像と略等倍の映像となる。
【0016】
結像光学系20は組立加工の誤差等により偏芯が生じる。挿入部11の外径すなわち保持部材31の外径D1は体内に挿入されるため小さく、例えば10mm程度である。このため、保持部材31のレンズ保持枠の真円度は必ずしも充分でなく、組み立ての作業性を考えれば、保持部材31と各レンズとのクリアランスも充分に取れない。その上、挿入部11の長手は例えば腹腔鏡手術用の場合、300mm程度であり、結像光学系20の各レンズを組み直して動かすことは容易ではない。このため、硬性鏡10の結像光学系20において、各レンズを正確な位置に変位させ、正確に調芯することは難しいため、結像光学系20で生じた偏芯を補正することは困難である。したがって、結像光学系20によって、偏芯収差、すなわち偏芯アスと偏芯コマが発生する。また、偏芯収差補正光学系22の後方に位置するズームレンズ23も偏芯収差が発生している場合もあるする。
【0017】
操作部12は体内に挿入される部分ではないので細く成形する必要はなく、操作部12の外径は、挿入部11の外径に比べると大きく、また偏芯調整光学系22を保持する保持部材32の外径D2は保持部材31の外径D1より大きくても支障はない。保持部材32には、外径D2に規制がないため、高精度の調整機構が配置可能であり、偏芯収差補正光学系22は操作性のよい機械的構造とすることもできる。したがって、偏芯収差補正光学系22は、結像光学系20に比べ各レンズを正確な位置に容易に変位させることができる。すなわち、偏芯収差補正光学系22は、レンズの一部を任意に光軸から略垂直に変位させ、任意の偏芯収差を発生させることにより、結像光学系20およびズームレンズ23によって発生した偏芯収差を補正することができる。
【0018】
偏芯収差補正光学系22は回転対称であるコマ収差補正レンズ群と非点収差補正レンズ群を備える。初期状態において、コマ収差補正レンズ群単体と非点収差補正レンズ群単体は光軸上に位置し、偏芯収差補正光学系22は偏芯アスと偏芯コマを発生させていない。ここで、コマ収差補正レンズ群単体は光軸と略垂直に変位することにより、主にコマ収差を発生させ、他の光学系で発生したコマ収差を打ち消すことができる。また、非点収差補正レンズ群単体は光軸と略垂直に変位することにより、主に非点収差を発生させ、他の光学系で発生した非点収差を打ち消すことができる。
【0019】
コマ収差補正レンズ群単体の3次収差係数は以下の条件式(1)を満足することが好ましい。これにより、コマ収差補正レンズ群は主にコマ収差のみを発生させることができる。なお、条件式(1)の3次収差係数を求める際の横倍率及び入射瞳又は射出瞳位置は、偏芯収差補正光学系22内におけるコマ収差補正レンズ群の横倍率及び入射瞳位置であり、焦点距離はコマ収差補正レンズ群単体の焦点距離である。
|S2|/|S1|<0.5 ・・・・・・(1)
(ただし、S1:球面収差係数、S2:コマ収差係数)
【0020】
また、非点収差補正レンズ群単体の3次収差係数は以下の条件式(2)を満足する。これにより、非点収差補正レンズ群は主に非点収差のみを発生させることができる。条件式(2)の3次収差係数を求める場合も、横倍率及び入射瞳又は射出瞳位置は偏芯収差補正光学系22内における非点収差補正レンズ群の横倍率及び入射瞳位置であり、焦点距離は非点収差補正レンズ群単体の焦点距離である。
|S1|/|S2|<0.3 ・・・・・・(2)
(ただし、S1:球面収差係数、S2:コマ収差係数)
【0021】
以上のように、偏芯調整が困難である結像光学系20等で発生した偏芯収差は、偏芯収差補正光学系22によって打ち消すことができる。偏芯収差には、偏芯コマと偏芯アスがあるが、偏芯収差補正光学系22に主にコマ収差を補正するコマ収差補正レンズ群と、主に非点収差を補正する非点収差補正レンズ群を設けることにより、偏芯コマと偏芯アスが独立して補正可能となり、一方の収差の補正が他方の収差に影響しないので、少ない調整回数で偏芯収差を容易に補正することができる。これにより、硬性鏡においても、偏芯収差の発生が抑制された映像を容易に得ることができ、高倍率での観察も可能となるような像性能を得ることができる。
【0022】
次に実施例を示して説明する。
〔偏芯収差補正光学系の実施例1〕
偏芯収差補正光学系22の実施例1のレンズの配置を図2に、光学データを表1に示す。図2における面r1から面r18は、この光学系においてそれぞれ第1面から第18面に対応する。レンズ101からレンズ110は、この光学系においてそれぞれ第1レンズから第10レンズに対応する。また、表中のFnoはFナンバー、fはこの偏芯収差補正光学系22全体の焦点距離、mはこの偏芯収差補正光学系22全体の横倍率、Ffbはバックフォーカス、NOはレンズ面番号、Rはレンズ各面の曲率半径、Dはレンズ厚、もしくはレンズ間隔、N(D)はd線の屈折率、VDはd線基準のアッベ数を示す。
【0023】
【表1】
【0024】
レンズを光軸の垂直方向に位置調整しない状態すなわち初期状態における横収差図を図3に、非点収差図を図4に示す。図3におけるyは像高を示し、図4における、実線DSはサジタル像、破線DMはメリディオナル像を示す。これらの図より、例えば図4において実線DSと破線DMは重なっているように、偏芯収差補正光学系22はほとんどコマ収差も非点収差も発生していないことがわかる。
【0025】
この場合において、第2レンズ102または第7レンズ107をコマ収差補正レンズ群として使用し、第2〜第4レンズ102〜104から成るレンズ群または第5〜第7レンズ105〜107から成るレンズ群を非点収差補正レンズとして使用する。
【0026】
ここで、第2レンズ102において、横倍率は−1.609倍、第4面r4からの射出瞳位置は10.3、S1は0.326、S2は−0.105である。よって、|S2|/|S1|=0.32であり、条件式(1)の式を満足している。第7レンズ107において、横倍率は−0.622倍、第11面r11からの入射瞳位置は−10.3、S1は4.371、S2は0.384である。よって、|S2|/|S1|=0.09であり、条件式(1)の式を満足している。
【0027】
第2〜第4レンズ102〜104のレンズ群において、横倍率は1730.3倍、第7面r7からの射出瞳位置は2.48、S1は0.001、S2は−0.496である。よって、|S1|/|S2|=0.02であり、条件式(2)の式を満足している。第5〜第7レンズ105〜107のレンズ群において、横倍率は−0.0006倍、第8面r8からの入射瞳位置は−2.3、S1は0.258、S2は2.504である。よって、|S1|/|S2|=0.10であり条件式(2)の式を満足している。
【0028】
図5、6は第2レンズ102のみを光軸と垂直方向(y方向)に0.2変位させたとき偏芯収差補正光学系22における横収差図および非点収差図を示す。また、図7,8は第7レンズ107のみを光軸と垂直方向(y方向)に0.2変位させたとき偏芯収差補正光学系22における横収差図および非点収差図を示す。これらの図より、コマ収差補正レンズ群のみを光軸と垂直方向に変位させたときは主にコマ収差しか発生していないことがわかる。
【0029】
図9,10は第2〜第4レンズ102〜104のレンズのみを光軸と垂直方向(y方向)に0.3変位させたとき偏芯収差補正光学系22における横収差図および非点収差図を示す。また、図11,12は第5〜第7レンズ105〜107のレンズのみを光軸と垂直方向(y方向)に0.3変位させたとき偏芯収差補正光学系22における横収差図および非点収差図を示す。これらの図より、非点収差補正レンズ群のみを光軸と垂直方向に変位させたときは主に非点収差しか発生していないことがわかる。
【0030】
〔偏芯収差補正光学系の実施例2〕
偏芯収差補正光学系22の実施例2のレンズの配置を図13に、光学データを表2に示す。図13における面r’1から面r’11は、この光学系においてそれぞれ第1面から第11面に対応する。レンズ201からレンズ206は、この光学系においてそれぞれ第1レンズから第6レンズに対応する。
【0031】
【表2】
【0032】
レンズを光軸の垂直方向に位置調整しない状態すなわち初期状態における横収差図を図14、非点収差図を図15に示す。実施例1と同様にこれらの図より初期状態において、実施例2はほとんどコマ収差も非点収差も発生していないことがわかる。
【0033】
この場合において、第2レンズ202をコマ収差補正レンズ群として使用し、第5〜第6レンズ205〜206から成るレンズ群を非点収差補正レンズ群として使用した。
【0034】
ここで、第2レンズ202において、横倍率は−1.16倍、第4面r’4からの射出瞳位置は6.6、S1は−0.999、S2は4.170である。よって、|S2|/|S1|=0.06であり、条件式(1)の式を満足している。第5〜第6レンズ205〜206のレンズ群において、横倍率は0.026倍、第8面r8からの入射瞳位置は−1.7、S1は0.725、S2は−0.045である。すなわち、|S1|/|S2|=0.24であり、条件式(2)の式を満足している。
【0035】
図16、17は第2レンズ202のみを光軸と垂直方向(y方向)に0.2変位させたとき偏芯収差補正光学系22における横収差図および非点収差図を示す。これらの図より、コマ収差補正レンズ群のみを光軸と垂直方向に変位させたときコマ収差は大きく発生していたが、非点収差はあまり大きく発生していないことがわかる。
【0036】
図18,19は第5〜第6レンズ205〜206のレンズ群のみを光軸と垂直方向(y方向)に0.3変位させたとき偏芯収差補正光学系22における横収差図および非点収差図を示す。これらの図より、非点収差補正レンズ群のみを光軸と垂直方向(y方向)に変位させたとき非点収差は大きく発生していたが、コマ収差はあまり大きく発生していないことがわかる。
【0037】
〔偏芯収差調整装置の実施例〕
偏芯収差調整装置における結像光学系20の実施例のレンズデータを表3に示す。図20、21には、この光学系の横収差図および非点収差図を示す。また、図22、23には、この実施例の結像光学系20に故意に偏芯を発生させた場合の横収差図および非点収差図を示す。ここでは、第23面を光軸と交わる点を中心にy−x平面内で反時計回りに1°倒すことによって偏芯を発生させている。図22、23から分かるように、結像光学系20を偏芯させたことによって、コマ収差および非点収差が発生している。
【0038】
【表3】
【0039】
ここで、このコマ収差および非点収差を補正するための偏芯収差補正光学系22として、実施例1で示した光学系を使用する。まず、実施例1の第7レンズ107、すなわちコマ収差補正レンズ群を−0.25だけ光軸と垂直方向(y方向)に変位させ、コマ収差を補正する。補正後の横収差図および非点収差図を図24、図25に示す。図24からわかるように補正前に比べコマ収差が減少しており、コマ収差補正レンズ群によりコマ収差が補正されている。
【0040】
次に、実施例1の第2レンズ〜第4レンズ102〜104のレンズ群すなわち非点収差補正レンズ群を0.3だけ光軸と垂直方向(y方向)に変位させ、非点収差を補正する。補正後の横収差図および非点収差図を図26、図27に示す。図26、図27からわかるように、補正前に比べ非点収差が減少しており、非点収差補正レンズ群により非点収差が主に補正されている。このように、偏芯収差補正光学系22を用いれば、硬性鏡の結像光学系20に偏芯収差が発生しても、その収差は、コマ収差補正レンズ群と、非点収差補正レンズ群を独立に変位させて補正することができる。
【0041】
以上のように本実施例においては、光軸上に偏芯収差補正光学系22を設けることにより、偏芯調整ができない結像光学系20で発生した偏芯収差を補正することが可能となる。また、偏芯収差補正光学系22に、コマ収差補正レンズ群と非点収差補正レンズ群とを設けることにより、コマ収差と非点収差とを独立に補正できるため、容易に補正することができる。
【0042】
なお、偏芯収差補正光学系は複数の結像光学系に対して使用可能であるようにしても良い。例えば、本実施形態においては、挿入部11と操作部12を自由に着脱できるようにする。一般に異なる結像光学系を使用する場合は、結像光学系毎に偏芯を補正するための調整量も異なる。しかし、偏芯収差補正光学系においては偏芯調整が容易であるため、交換機種ごとに予め調整量を記録しておけば、1個の偏芯収差補正光学系で偏芯調整を容易にすることができる。これにより、結像光学系20を備えた挿入部11が交換された場合でも、1個の偏芯収差補正光学系22で対応できる。さらに、偏芯収差補正光学系22は、結像光学系20の光軸上に配設されるならば、操作部12外に設けられるような構成であっても良い。例えば、偏芯収差補正光学系は硬性鏡の挿入部と操作部の間に配設され着脱が自由であるアダプター光学系であっても良い。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、従来偏芯調整が困難であった例えば硬性鏡の光学系において、容易に偏芯調整することができ、偏芯収差が発生しない高い結像性能を持つ映像を得ることが可能となる。これにより、例えば硬性鏡において、従来困難であった高倍率での観察が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である偏芯収差調整装置を備えた硬性鏡システムを示す。
【図2】偏芯収差補正光学系のレンズ群の実施例1を示す。
【図3】実施例1のレンズ群の横収差図を示す。
【図4】実施例1のレンズ群の非点収差図を示す。
【図5】実施例1のレンズ群において第2レンズのみを変位させたときの横収差図を示す。
【図6】実施例1のレンズ群において第2レンズのみを変位させたときの非点収差図を示す。
【図7】実施例1のレンズ群において第7レンズのみを変位させたときの横収差図を示す。
【図8】実施例1のレンズ群において第7レンズのみを変位させたときの非点収差図を示す。
【図9】実施例1のレンズ群において第2〜4レンズのみを変位させたときの横収差図を示す。
【図10】実施例1のレンズ群において第2〜4レンズのみを変位させたときの非点収差図を示す。
【図11】実施例1のレンズ群において第5〜7レンズのみを変位させたときの横収差図を示す。
【図12】実施例1のレンズ群において第5〜7レンズのみを変位させたときの非点収差図を示す。
【図13】偏芯収差補正光学系のレンズ群の実施例2を示す。
【図14】実施例2のレンズ群の横収差図を示す。
【図15】実施例2のレンズ群の非点収差図を示す。
【図16】実施例2のレンズ群において第2レンズのみを変位させたときの横収差図を示す。
【図17】実施例2のレンズ群において第2レンズのみを変位させたときの非点収差図を示す。
【図18】実施例2のレンズ群において第5〜6レンズのみを変位させたときの横収差図を示す。
【図19】実施例2のレンズ群において第5〜6レンズのみを変位させたときの非点収差図を示す。
【図20】結像光学系の実施例の横収差図を示す。
【図21】結像光学系の実施例の非点収差図を示す。
【図22】結像光学系の実施例において偏芯収差を発生させたときの横収差図を示す。
【図23】結像光学系の実施例において偏芯収差を発生させたときの非点収差図を示す。
【図24】結像光学系の偏芯コマ収差をコマ収差補正レンズ群によって補正したときの横収差図を示す。
【図25】結像光学系の偏芯コマ収差をコマ収差補正レンズ群によって補正したときの非点収差図を示す。
【図26】結像光学系の偏芯アス収差をアス収差補正レンズ群によって補正したときの横収差図を示す。
【図27】結像光学系の偏芯アス収差をアス収差補正レンズ群によって補正したときの非点収差図を示す。
【符号の説明】
10 硬性鏡
11 挿入部
12 操作部
20 結像光学系
22 偏芯収差補正光学系[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical system such as a rigid endoscope.
[0002]
[Prior art]
One of the causes of the deterioration of the imaging performance of the imaging optical system is an aberration (eccentric aberration) caused by the eccentricity that occurs when the lens group is incorporated in the holding frame. The effect of the core coma) and astigmatism (decentered ass) on the imaging performance is large. In general, the generated decentration aberration is caused by rotating a lens or lens group housed in a holding frame with relatively high decentration sensitivity within the holding frame, or by taking a large lens clearance in advance and setting the lens in the holding frame. Is adjusted by moving a small amount with respect to the optical axis. However, when the outer diameter of the optical system is very small, it is very difficult to correct accurately by such an operation because of its structure.
[0003]
Conventionally, an imaging optical system having a very small outer diameter, such as a rigid mirror, has been used at a relatively low magnification, so that eccentricity adjustment has not been performed. However, in recent years, in laparoscopic surgery using a rigid endoscope, it has been desired to observe the abdominal cavity at a high magnification, and it has become necessary to obtain images with high image quality. That is, even in an optical system having a very small outer diameter, such as a rigid mirror, there is a demand for a high-performance optical system that has little need to correct decentration aberrations.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described problems. For example, in a rigid mirror, an object of the present invention is to easily correct decentration aberrations generated by an imaging optical system in which decentration adjustment is difficult.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The decentering aberration adjusting device is disposed on the optical axis of the imaging optical system and the optical axis of the imaging optical system, and generates a decentering aberration to correct at least the decentering aberration generated in the imaging optical system. And a core aberration correcting optical system. As a result, it is possible to correct the decentration aberration generated in the imaging optical system in which the decentration adjustment is difficult.
[0006]
When the imaging optical system is disposed in the insertion portion of the rigid mirror and the decentering aberration correction optical system is disposed in the operation portion of the rigid mirror, the outer side of the first holding member that holds the decentering aberration correction optical system is removed. The diameter is larger than the outer diameter of the second holding member that holds the imaging optical system. Thereby, in the rigid mirror, the decentration aberration generated by the imaging optical system can be corrected, the adjustment correction can be easily performed, and observation at a high magnification becomes possible.
[0007]
Preferably, the decentration aberration correcting optical system includes a coma aberration correcting lens group that mainly generates coma aberration by being displaced substantially perpendicular to the optical axis. Preferably, the decentration aberration correcting optical system includes an astigmatism correcting lens group that mainly generates astigmatism by being displaced substantially perpendicular to the optical axis. As a result, the decentration coma of the imaging optical system can be corrected almost independently by the coma aberration correction lens group, and the decentering ass of the imaging optical system can be corrected almost independently by the astigmatism correction lens group. Correction can be made easily.
[0008]
The third-order aberration coefficient of the coma aberration correcting lens group alone preferably satisfies the following conditional expression (1). Thereby, the coma aberration correcting lens group alone can mainly generate coma aberration.
| S2 | / | S1 | <0.5 (1)
(However, S1: Spherical aberration coefficient, S2: Coma aberration coefficient)
[0009]
The third-order aberration coefficient of the astigmatism correction lens group alone preferably satisfies the following conditional expression (2). Thereby, the astigmatism correction lens group alone can mainly generate astigmatism.
| S1 | / | S2 | <0.3 (2)
(However, S1: Spherical aberration coefficient, S2: Coma aberration coefficient)
[0010]
The decentration aberration correcting optical system is preferably a relay system. The lateral magnification of the decentration aberration correcting optical system is preferably about −1.
[0011]
When the imaging optical system is disposed in the insertion portion of the rigid mirror and the decentration aberration correcting optical system is disposed in the operation portion of the rigid mirror, the decentering aberration correcting optical system is provided for a plurality of imaging optical systems. It can be used in common. As a result, even when different image-forming optical systems are used, the eccentricity can be adjusted with one eccentric aberration correcting optical system. When the imaging optical system is disposed in the insertion portion of the rigid mirror, the decentration aberration correcting optical system may be an adapter optical system disposed between the insertion portion of the rigid mirror and the operation portion.
Moreover, it is preferable that the endoscope system according to the present invention has any one of the decentration aberration adjusting devices described above.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 shows a rigid endoscope system having an eccentric aberration adjusting apparatus according to an embodiment of the present invention. The
[0013]
The
[0014]
Reflected light from the observation body passes through the
[0015]
The decentration aberration correcting
[0016]
The imaging
[0017]
Since the
[0018]
The decentration aberration correcting
[0019]
The third-order aberration coefficient of the coma aberration correcting lens group alone preferably satisfies the following conditional expression (1). Thereby, the coma aberration correcting lens group can mainly generate only coma aberration. Note that the lateral magnification and the entrance pupil or exit pupil position when obtaining the third-order aberration coefficient of the conditional expression (1) are the lateral magnification and entrance pupil position of the coma aberration correcting lens group in the decentering aberration correcting
| S2 | / | S1 | <0.5 (1)
(However, S1: Spherical aberration coefficient, S2: Coma aberration coefficient)
[0020]
The third-order aberration coefficient of the astigmatism correction lens group alone satisfies the following conditional expression (2). Thereby, the astigmatism correction lens group can mainly generate only astigmatism. Also when obtaining the third-order aberration coefficient of the conditional expression (2), the lateral magnification and the entrance pupil or exit pupil position are the lateral magnification and the entrance pupil position of the astigmatism correction lens group in the decentering aberration correction
| S1 | / | S2 | <0.3 (2)
(However, S1: Spherical aberration coefficient, S2: Coma aberration coefficient)
[0021]
As described above, the decentration aberration generated in the imaging
[0022]
Next, examples will be described.
[
The arrangement of the lenses of Example 1 of the decentration aberration correcting
[0023]
[Table 1]
[0024]
FIG. 3 shows a lateral aberration diagram in a state where the lens is not adjusted in the vertical direction of the optical axis, that is, an initial state, and FIG. 4 shows an astigmatism diagram. In FIG. 3, y represents the image height, and in FIG. 4, a solid line DS represents a sagittal image, and a broken line DM represents a meridional image. From these figures, it can be seen that, for example, as shown in FIG. 4, the solid line DS and the broken line DM overlap, the decentration aberration correcting
[0025]
In this case, the
[0026]
Here, in the
[0027]
In the lens group of the second to
[0028]
5 and 6 show lateral aberration diagrams and astigmatism diagrams in the decentration aberration correcting
[0029]
9 and 10 are lateral aberration diagrams and astigmatism in the decentration aberration correcting
[0030]
[Embodiment 2 of the decentration aberration correcting optical system]
The arrangement of the lenses of Example 2 of the decentration aberration correcting
[0031]
[Table 2]
[0032]
FIG. 14 shows a lateral aberration diagram in a state where the lens is not adjusted in the vertical direction of the optical axis, that is, an initial state, and FIG. 15 shows an astigmatism diagram. As in the case of Example 1, it can be seen from these figures that Example 2 hardly generates coma and astigmatism in the initial state.
[0033]
In this case, the
[0034]
Here, in the
[0035]
FIGS. 16 and 17 show lateral aberration diagrams and astigmatism diagrams in the decentration aberration correcting
[0036]
18 and 19 show lateral aberration diagrams and astigmatism in the decentration aberration correcting
[0037]
[Example of decentration aberration adjusting device]
Table 3 shows lens data of examples of the imaging
[0038]
[Table 3]
[0039]
Here, the optical system shown in Example 1 is used as the decentration aberration correcting
[0040]
Next, the astigmatism is corrected by displacing the lens group of the second to
[0041]
As described above, in this embodiment, by providing the decentration aberration correcting
[0042]
The decentering aberration correcting optical system may be used for a plurality of imaging optical systems. For example, in the present embodiment, the
[0043]
【The invention's effect】
According to the present invention, for example, in an optical system of a rigid mirror that has conventionally been difficult to adjust for decentration, the decentration can be easily adjusted, and an image with high imaging performance that does not cause decentration aberration can be obtained. It becomes possible. Thereby, for example, in a rigid endoscope, observation at a high magnification, which has been difficult in the past, becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a rigid endoscope system including an eccentric aberration adjusting apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 shows Example 1 of a lens group of the decentration aberration correcting optical system.
3 is a lateral aberration diagram of the lens group according to Example 1. FIG.
4 is a diagram showing astigmatism of the lens group of Example 1. FIG.
5 is a lateral aberration diagram when only the second lens is displaced in the lens unit of Example 1. FIG.
6 is an astigmatism diagram when only the second lens is displaced in the lens group of Example 1. FIG.
7 is a lateral aberration diagram when only the seventh lens is displaced in the lens group of Example 1. FIG.
FIG. 8 is an astigmatism diagram when only the seventh lens is displaced in the lens group of Example 1.
9 is a lateral aberration diagram when only the second to fourth lenses are displaced in the lens unit of Example 1. FIG.
FIG. 10 shows astigmatism diagrams when only the second to fourth lenses are displaced in the lens group of Example 1.
11 is a lateral aberration diagram when only the fifth to seventh lenses are displaced in the lens group of Example 1. FIG.
12 shows astigmatism diagrams when only the fifth to seventh lenses are displaced in the lens group of Example 1. FIG.
FIG. 13 shows a second embodiment of the lens group of the decentration aberration correcting optical system.
14 is a lateral aberration diagram of the lens group according to Example 2. FIG.
15 shows astigmatism diagrams of the lens unit of Example 2. FIG.
FIG. 16 is a lateral aberration diagram when only the second lens is displaced in the lens group of Example 2.
FIG. 17 is a diagram showing astigmatism when only the second lens is displaced in the lens group of Example 2.
18 is a lateral aberration diagram when only the fifth to sixth lenses are displaced in the lens group of Example 2. FIG.
FIG. 19 is an astigmatism diagram when only the fifth to sixth lenses are displaced in the lens group of Example 2.
FIG. 20 is a lateral aberration diagram of an example of the imaging optical system.
FIG. 21 is a diagram showing astigmatism of the example of the imaging optical system.
FIG. 22 is a lateral aberration diagram when decentration aberration is generated in the embodiment of the imaging optical system.
FIG. 23 is an astigmatism diagram when decentration aberration is generated in the embodiment of the imaging optical system.
FIG. 24 is a transverse aberration diagram when decentering coma aberration in the imaging optical system is corrected by a coma aberration correcting lens group.
FIG. 25 is an astigmatism diagram when the decentration coma of the imaging optical system is corrected by the coma aberration correcting lens group.
FIG. 26 is a lateral aberration diagram when the decentered astigmatism of the imaging optical system is corrected by the astigmatism correction lens group.
FIG. 27 is a diagram showing astigmatism when the decentered astigmatism of the imaging optical system is corrected by the astigmatism correction lens group.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記偏芯収差補正光学系が、前記光軸に対して略垂直に変位させることによりコマ収差を発生させるコマ収差補正レンズ群と、前記コマ収差補正レンズ群と別のレンズ群で構成され、かつ前記光軸に対して略垂直に変位させることにより非点収差を発生させる非点収差補正レンズ群とを備え、
前記コマ収差補正レンズ群単体の3次収差係数が以下の条件式(1)を満足すると共に、前記非点収差補正レンズ群単体の3次収差係数が以下の条件式(2)を満足し、
前記偏芯収差補正光学系がリレー系であり、かつ前記結像光学系より後方に配置されていると共に、
前記結像光学系が硬性鏡の挿入部に配設され、前記偏芯収差補正光学系が前記硬性鏡の操作部に配設されることを特徴とする偏芯収差調整装置。
|S2|/|S1|<0.5 ・・・・・・(1)
(ただし、S1:球面収差係数、S2:コマ収差係数)
|S1|/|S2|<0.3 ・・・・・・(2)
(ただし、S1:球面収差係数、S2:コマ収差係数) An imaging optical system and an eccentric aberration correcting optical system that is arranged on the optical axis of the imaging optical system and corrects at least eccentric aberration generated in the imaging optical system by generating eccentric aberration equipped with a door,
The decentration aberration correcting optical system is composed of a coma aberration correcting lens group that generates coma aberration by being displaced substantially perpendicular to the optical axis, and a lens group different from the coma aberration correcting lens group, and An astigmatism correction lens group that generates astigmatism by displacing the optical axis substantially perpendicularly to the optical axis,
The third-order aberration coefficient of the coma aberration correcting lens group alone satisfies the following conditional expression (1), and the third-order aberration coefficient of the astigmatism correction lens group alone satisfies the following conditional expression (2):
The decentration aberration correcting optical system is a relay system, and disposed behind the imaging optical system,
The imaging optical system is disposed in the insertion portion of the rigid endoscope, said eccentric aberration correcting optical system eccentric aberration adjustment unit you characterized in that is disposed in the operation portion of the rigid endoscope.
| S2 | / | S1 | <0.5 (1)
(However, S1: Spherical aberration coefficient, S2: Coma aberration coefficient)
| S1 | / | S2 | <0.3 (2)
(However, S1: Spherical aberration coefficient, S2: Coma aberration coefficient)
前記偏芯収差補正光学系が、前記光軸に対して略垂直に変位させることによりコマ収差を発生させるコマ収差補正レンズ群と、前記コマ収差補正レンズ群と別のレンズ群で構成され、かつ前記光軸に対して略垂直に変位させることにより非点収差を発生させる非点収差補正レンズ群とを備え、The decentration aberration correcting optical system is composed of a coma aberration correcting lens group that generates coma aberration by being displaced substantially perpendicular to the optical axis, and a lens group different from the coma aberration correcting lens group, and An astigmatism correction lens group that generates astigmatism by being displaced substantially perpendicular to the optical axis,
前記コマ収差補正レンズ群単体の3次収差係数が以下の条件式(1)を満足すると共に、前記非点収差補正レンズ群単体の3次収差係数が以下の条件式(2)を満足し、The third-order aberration coefficient of the coma aberration correcting lens group alone satisfies the following conditional expression (1), and the third-order aberration coefficient of the astigmatism correction lens group alone satisfies the following conditional expression (2):
前記偏芯収差補正光学系がリレー系であり、かつ前記結像光学系より後方に配置されていると共に、The decentration aberration correcting optical system is a relay system and is disposed behind the imaging optical system,
前記結像光学系が硬性鏡の挿入部に配設され、前記偏芯収差補正光学系が前記硬性鏡の挿入部と操作部の間に配設されるアダプター光学系であることを特徴とする偏芯収差調整装置。The imaging optical system is disposed in an insertion portion of a rigid mirror, and the decentering aberration correction optical system is an adapter optical system disposed between the insertion portion of the rigid mirror and an operation portion. Eccentric aberration adjustment device.
|S2|/|S1|<0.5 ・・・・・・(1)| S2 | / | S1 | <0.5 (1)
(ただし、S1:球面収差係数、S2:コマ収差係数)(However, S1: Spherical aberration coefficient, S2: Coma aberration coefficient)
|S1|/|S2|<0.3 ・・・・・・(2)| S1 | / | S2 | <0.3 (2)
(ただし、S1:球面収差係数、S2:コマ収差係数)(However, S1: Spherical aberration coefficient, S2: Coma aberration coefficient)
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