JP3988638B2

JP3988638B2 - Electronic device and program

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Publication number: JP3988638B2
Application number: JP2002374696A
Authority: JP
Inventors: 幸弘中野
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 2002-12-25
Filing date: 2002-12-25
Publication date: 2007-10-10
Anticipated expiration: 2022-12-25
Also published as: JP2004206405A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された計算式について計算を行い計算結果を表示する電子機器及びその処理にかかるプログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば電卓と称される電子機器において、過去の計算結果を入力中の計算式に引用する方法として、予め計算結果を変数メモリに記憶させ、所定のキー操作を行うことによって記憶された計算結果を呼び出して引用する方法が知られている。また、自動的に最新の計算結果が記憶される機能を有する電卓の場合、所定のキー操作を行うことによって、最新の計算結果を呼び出して引用することができる。
【０００３】
更に、複数のモードを実行可能な電卓において、計算式を順次記憶し、一旦電源をオフした後、再度電源をオンした際に、同じモードにおいて記憶された計算式及び計算結果を呼び出す機能を搭載した電卓も知られている（例えば、特許文献１）。
【０００４】
【特許文献１】
特開平８−２０２６６３号公報（第４−１１頁、第１図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような電卓において、変数メモリに記憶された計算結果や最新の計算結果を呼び出した場合、計算結果のみが呼び出されるため、その計算結果がどのような計算式から導出されたものか分かり難かった。従って、呼び出した計算結果に対する計算式を知るためには、予め計算式を紙等に記録しておく必要があり、手間がかかっていた。
【０００６】
また、特許文献１に記載の発明の場合、過去の計算式と計算結果を呼び出すことが可能であるが、入力している計算式に過去に入力した計算式の計算結果を利用して追加するといったことはできなかった。
【０００７】
本発明の目的は、先に入力した計算式の計算結果を入力中の計算式に適切に利用可能な電子機器及びプログラムを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子機器は、計算式を入力する入力手段と、この入力手段によって入力された計算式を計算する計算手段と、この計算手段によって計算された計算式と計算結果とを対応付けて記憶する式記憶手段と、この式記憶手段に記憶された計算式と計算結果とを表示させる制御を行う表示制御手段と、前記入力手段による入力中の計算式に前記表示制御手段によって表示制御された計算結果を挿入する挿入手段と、前記表示制御手段によって表示制御された入力中の計算式の一部分を指定する指定手段と、この指定手段によって指定された計算式の一部分が前記挿入手段によって挿入された計算結果に対応する場合、当該計算結果に対応する計算式を前記式記憶手段から読み出して表示させる制御を行う式表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、図１〜図１６を参照して、本発明に係る電子機器の実施の形態について詳細に説明する。尚、以下においては、本発明を、計算機能を有する関数電卓に適用した場合を例にとって説明するが、本発明が適用可能な実施形態は、これに限定されるものではなく、パソコンやＰＤＡ（パーソナルデジタルアシスタント）等、関数電卓以外の各種電子機器でも実施することができる。
【００１９】
図１は関数電卓１の外観図である。同図において、関数電卓１は、演算処理を行う演算ユニット（図示略）、操作キー１００、表示画面１９、内蔵電池や太陽電池等の電源（図示略）等を備え、金属や樹脂によって、例えばカード形状にケーシングされている。また、操作キー１００は、数字キー１１、四則演算キー１２、実行キー１３、ＡＣＯＮキー１４、ＤＥＬキー１５、機能選択キー１６、Ｃａｌｌキー１７、方向キー１８によって構成される。
【００２０】
数字キー１１、四則演算キー１２、実行キー１３、ＤＥＬキー１５及び機能選択キー１６は、従来の関数電卓と同様の操作入力手段であり、各種キーの内容については公知であるため、説明を省略する。
【００２１】
ＡＣＯＮキー１４は、関数電卓１の電源をオンする際に操作するキーである。また、関数電卓１の電源がオンの状態である際に操作されると、表示画面１９に表示されている数字や文字がクリアされ、関数電卓１の内蔵する記憶部（不図示）を初期化する処理等が行われる。Ｃａｌｌキー１７は、表示画面１９に表示された計算式に計算式番号を設定して記憶し、引用先の計算式に設定された計算式番号を挿入させるためのキーである。
【００２２】
方向キー１８は、上キー１８０Ｕ、下キー１８０Ｄ、左キー１８０Ｌ及び右キー１８０Ｒで構成される。左キー１８０Ｌ及び右キー１８０Ｒは、表示画面１９に表示される反転カーソルを移動させるためのキーである。また、上キーＵ及び下キーＤは、関数電卓１の内蔵する記憶部（不図示）に記憶されている計算式を表示画面１９に順次表示させるためのキーである。
【００２３】
表示画面１９は、上述した各種キーの押下に応じた文字や符号等、関数電卓１を使用するために必要な各種データが表示される部分であり、ドットによって文字が表示される。表示画面１９は、ＬＣＤ（Liquid Crystal Display）やＥＬＤ（Electronic Luminescent Display）等の素子であって、単数または複数の素子の組み合わせによって実現される。
【００２４】
更に、関数電卓１は記憶媒体２００用のスロット２０を備える。記憶媒体２００は、各種プログラムやデータ等を記憶する記憶媒体であって、例えば、メモリカード、ハードディスク等である。スロット２０は、記憶媒体２００を着脱自在に装着し、記憶媒体２００に対してデータの読み書きができる装置であって、記憶媒体２００の種類に応じて適宜選択される。
【００２５】
図２は表示画面１９の表示構成を説明する為の図である。本実施の形態では、表示画面１９に２行の表示段があることとして説明する。図２（ａ）は、数字キー１１、四則演算キー１２、機能選択キー１６等の操作によって入力中の計算式２１が表示画面１９に表示された状態を示した図である。計算式２１は、表示画面１９の１行目（入力行）に左詰めで表示される。また、計算式２１は入力されている最中であり、次の文字や符号が挿入される部分に下線カーソル１９１が表示される。
【００２６】
図２（ｂ）は、計算式２２と、その計算結果である解２３が表示された状態を示した図である。計算式２２の入力が終了した後、実行キー１３が操作されることによって計算式２２の計算が実行され、計算結果として解２３が表示される。解２３は、表示画面１９の２行目に右詰めで表示される。
【００２７】
また、左キー１８０Ｌ又は右キー１８０Ｒの操作により、計算式２２を構成する数字や符号等の文字上に反転カーソル１９２が表示される。そして、更に左キー１８０Ｌ又は右キー１８０Ｒが操作されることにより、反転カーソル１９２が計算式２２上を移動して表示される。反転カーソル１９２が表示された状態で、数字キー１１や四則演算キー１２を操作することにより、反転カーソル１９２の位置に操作されたキーに応じた数字や符号が挿入される。
【００２８】
図３は、関数電卓１の構成を示すブロック図である。同図に示すように、関数電卓１は、ＣＰＵ（Central Processing Unit：中央処理装置）３１、入力部３２、表示部３３、ＲＡＭ（Random Access Memory：随時書き込み読み出しメモリ）３４、ＲＯＭ（Read Only Memory：読み出し専用メモリ）３５及び記憶媒体読取部３６によって構成されており、各部はバス３７によって接続されている。
【００２９】
ＣＰＵ３１は、入力部３２の操作に従って対応したデータを入力し、ＲＯＭ３５に予め記憶されているメインプログラム３５１等の命令に従って、入力したデータの処理を行う。そして、処理結果をＲＡＭ３４へ記憶すると共に、当該処理結果を表示部３３に出力する等の回路各部の動作の制御を行う。このＣＰＵ３１には、入力部３２、表示部３３、ＲＡＭ３４、ＲＯＭ３５及び記憶媒体読取部３６がバス３７を介して接続されている。
【００３０】
入力部３２は、ユーザが数値や演算処理の実行指示等を入力する手段であって、図１の例では操作キー１００に相当する。そしてユーザに操作されたキーに対応する操作信号がＣＰＵ３１に出力される。表示部３３は、ＬＣＤやＥＬＤ等で構成される。この表示部３３は、図１に示す表示画面１９に相当するものである。
【００３１】
ＲＡＭ３４は、ＣＰＵ３１が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備える。本実施の形態では、特に計算式記憶領域３４１及び状態データ記憶領域３４２を備える。
【００３２】
計算式記憶領域３４１は、入力部３２の操作によって入力された計算式とその解を記憶する。図４は、計算式記憶領域３４１のデータ構成について示した図である。計算式メモリブロック３４１０，３４２０，３４３０・・・は、入力部３２の操作によって計算式が入力され、最後に実行キー１３が操作されると作成される。計算式メモリブロックは実行キー１３が操作される毎にスタック形式で作成される。そして、各計算式メモリブロックには、計算式とその解が記憶される。
【００３３】
具体的には、表示部３３に計算式として「６−３」が表示された状態で実行キー１３が操作されると、「６−３」の計算が行われると共に、計算式記憶領域３４１内に計算式メモリブロック３４１０が作成される。そして、計算式メモリブロック３４１０に計算式として「６−３」とその解「３」が記憶される。
【００３４】
また、表示部３３に計算式記憶領域３４１に記憶された計算式が表示された状態でＣａｌｌキー１７が操作されると、表示されている計算式の記憶されている計算式メモリブロックに計算式番号が記憶される。図４において、計算式メモリブロック３４１０には計算式“６−３”と解“３”に対応する計算式番号３４１１として“▲１▼”が記憶されている。
【００３５】
そして、別の計算式の入力後、同様の操作が行われると、計算式メモリブロック３４２０が作成され、計算式と解が記憶される。また、計算式番号３４２１として“▲２▼”が記憶され、その後のＣａｌｌキー１７の操作による計算式番号は昇順に番号が付与される。
【００３６】
状態データ記憶領域３４２には、ＣＰＵ３１によるメインプログラム３５１の実行に従って設定される状態データが記憶される。具体的には、入力部３２によって計算式が入力中であるときは“入力”、計算式の計算が実行された後は“結果”が状態データとして記憶される。
【００３７】
ＲＯＭ３５は、関数電卓１の各種機能を実現する為のプログラムが記憶されている。本実施の形態において、ＲＯＭ３５には、メインプログラム３５１、ＡＣＯＮキー入力プログラム３５２、数字演算キー入力プログラム３５３、Ｃａｌｌキー入力プログラム３５４、実行キー入力プログラム３５５、左右キー入力プログラム３５６及び上下キー入力プログラム３５７が記憶されている。
【００３８】
メインプログラム３５１は、入力部３２の操作によって、ＲＡＭ３４に記憶されている各記憶領域の初期化を行い、入力部３２の操作内容に従った処理をサブルーチンプログラム（ＡＣＯＮキー入力プログラム３５２、数字演算キー入力プログラム３５３、Ｃａｌｌキー入力プログラム３５４、実行キー入力プログラム３５５、左右キー入力プログラム３５６及び上下キー入力プログラム３５７）を用いてＣＰＵ３１に実行させるためのプログラムである。
【００３９】
ＡＣＯＮキー入力プログラム３５２は、ＡＣＯＮキー１４の操作に従って、計算式記憶領域３４１に記憶されているデータを全て消去し、表示部３３の表示を“０”とするＡＣＯＮキー入力処理をＣＰＵ３１に実行させるためのプログラムである。
【００４０】
数字演算キー入力プログラム３５３は、数字キー１１、演算キー１６及び機能選択キー１６の操作に応じた数字、文字及び符号等を表示部３３に表示させる数字演算キー入力処理をＣＰＵ３１に実行させるためのプログラムである。
【００４１】
Ｃａｌｌキー入力プログラム３５４は、Ｃａｌｌキー１７の操作に従って、表示部３３に表示されている計算式に対して計算式番号を付与し、入力中の計算式に対して計算式番号を挿入するＣａｌｌキー入力処理をＣＰＵ３１に実行させるためのプログラムである。
【００４２】
実行キー入力プログラム３５５は、計算式に従って計算を行い、計算式と解を計算式記憶領域３４１に記憶させる実行キー入力処理をＣＰＵ３１に実行させるためのプログラムである。
【００４３】
左右キー入力プログラム３５６は、左キー１８０Ｌ又は右キー１８０Ｒの操作に従って、反転カーソル１９２を移動して表示させる左右キー入力処理をＣＰＵ３１に実行させるためのプログラムである。
【００４４】
上下キー入力プログラム３５７は、上キー１８０Ｕ又は下キー１８０Ｄの操作に従って、計算式記憶領域３４１に記憶されている計算式と解を表示部３３に表示させる上下キー入力処理をＣＰＵ３１に実行させるためのプログラムである。
【００４５】
記憶媒体読取部３６は、例えば、メモリカード、ハードディスク等の記憶媒体２００に対してデータの読み書きを行う機能部である。図１では、スロット２０に相当する。
【００４６】
図５は、メインプログラム３５１に従ってＣＰＵ３１が実行するメイン処理の動作を説明するためのフローチャートである。図５を用いて、メイン処理の流れについて説明する。
【００４７】
まず、入力部３２の操作に応じた信号がＣＰＵ３１に入力されると、ＣＰＵ３１は、状態データを“入力”として状態データ記憶領域３４２に記憶する（ステップＡ１）。
【００４８】
次にＣＰＵ３１はＡＣＯＮキー１４が操作されたか否かを判断する（ステップＡ２）。ＡＣＯＮキー１４が操作されたと判断した場合（ステップＡ２；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１はＡＣＯＮキー入力処理へ処理を移行する（ステップＡ３）。
【００４９】
ＡＣＯＮキー１４は操作されていないと判断した場合（ステップＡ２；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１は数字キー１１、演算キー１６又は機能選択キー１６が操作されたか否かを判断する（ステップＡ４）。数字キー１１、演算キー１６又は機能選択キー１６が操作されたと判断した場合（ステップＡ４；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１は数字演算キー入力処理へ処理を移行する（ステップＡ５）。
【００５０】
数字キー１１、演算キー１６又は機能選択キー１６は操作されていないと判断した場合（ステップＡ４；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１はＣａｌｌキー１７が操作されたか否かを判断する（ステップＡ６）。Ｃａｌｌキー１７が操作されたと判断した場合（ステップＡ６；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１はＣａｌｌキー入力処理へ処理を移行する（ステップＡ７）。
【００５１】
Ｃａｌｌキー１７は操作されていないと判断した場合（ステップＡ６；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１は実行キー１３が操作されたか否かを判断する（ステップＡ８）。実行キー１３が操作されたと判断した場合（ステップＡ８；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１は実行キー入力処理へ処理を移行する（ステップＡ９）。
【００５２】
実行キー１３は操作されていないと判断した場合（ステップＡ８；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１は左キー１８０Ｌ又は右キー１８０Ｒが操作されたか否かを判断する（ステップＡ１０）。左キー１８０Ｌ又は右キー１８０Ｒが操作されたと判断した場合（ステップＡ１０；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１は左右キー入力処理へ処理を移行する（ステップＡ１１）。
【００５３】
左キー１８０Ｌ又は右キー１８０Ｒは操作されていないと判断した場合（ステップＡ１０；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１は上キー１８０Ｕ又は下キー１８０Ｄが操作されたか否かを判断する（ステップＡ１２）。上キー１８０Ｕ又は下キー１８０Ｄが操作されたと判断した場合（ステップＡ１２；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１は上下キー入力処理へ処理を移行する（ステップＡ１３）。
【００５４】
上キー１８０Ｕ又は下キー１８０Ｄは操作されていないと判断した場合（ステップＡ１２；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１は他の処理へ処理を移行する（ステップＡ１４）。
【００５５】
ステップＡ３、Ａ５、Ａ７、Ａ９、Ａ１１又はＡ１３の処理が終了後、ＣＰＵ３１は終了操作が行われたか否かを判断する（ステップＡ１５）。終了操作が行われたと判断した場合（ステップＡ１５；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１はメイン処理を終了する。終了操作が行われていないと判断した場合（ステップＡ１５；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１はステップＡ２へ処理を移行する。
【００５６】
図６は、ＡＣＯＮキー入力プログラム３５２に従ってＣＰＵ３１が実行するＡＣＯＮキー入力処理の動作を説明するためのフローチャートである。図６を用いて、ＡＣＯＮキー入力処理の流れについて説明する。
【００５７】
まず、ＣＰＵ３１は計算式記憶領域３４１に記憶されているデータを全てクリアにする（ステップＢ１）。そして状態データ記憶領域３４２に状態データとして“結果”を記憶し、結果数値データを“０”とする。結果数値データとは表示部３３に解として表示されるデータであり、ＲＡＭ３４の作業領域に記憶される。しかし、ステップＢ３において結果数値データに記憶される“０”は計算式の解ではなく、計算式記憶領域３４１に記憶されているデータが存在せず、入力部３２による入力待ち状態であることを示す。そして、ＣＰＵ３１は図９に示す実行キー入力処理のステップＥ５へ処理を移行する。
【００５８】
図７は、数字演算キー入力プログラム３５３に従ってＣＰＵ３１が実行する数字演算キー入力処理の動作を説明するためのフローチャートである。図７を用いて、数字演算キー入力処理の流れについて説明する。
【００５９】
まず、ＣＰＵ３１は状態データ記憶領域３４２に記憶されている状態データが“結果”であるか否かを判断する（ステップＣ１）。“結果”ではないと判断した場合（ステップＣ１；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１は操作されたキーに対応して表示データバッファ（不図示）に格納されている下線カーソルの位置に数字、文字又は符号を入力する（ステップＣ２）。表示データバッファとは、ＣＰＵ３１に含まれるキャッシュメモリ等が備えるバッファである。そして、表示データバッファに格納されているデータがＣＰＵ３１によって表示部３３に表示される。また、表示データバッファはＲＡＭ３４が備えてもよい。
【００６０】
一方、状態データ記憶領域３４２に記憶されている状態データが“結果”である場合（ステップＣ１；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１は操作されたキーが演算キー１２であるか否かを判断する（ステップＣ３）。演算キー１２であると判断した場合（ステップＣ３；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１は表示部３３の入力行の表示をクリアにし、直前に計算された解と操作されたキーに応じた符号を表示データバッファに入力する（ステップＣ４）。直前に計算された解は、ＲＡＭ３４の作業領域等に記憶されている。
【００６１】
また、操作されたキーが演算キー１２ではないと判断した場合（ステップＣ３；Ｎｏ）、即ち、数字キー１１又は機能選択キー１６が入力された場合、ＣＰＵ３１は表示部３３の入力行の表示をクリアにし、操作されたキーに対応した数字、文字又は符号を表示データバッファに入力する（ステップＣ５）。
【００６２】
次に、ＣＰＵ３１は表示データバッファに格納されているデータに基づいて、表示部３３に数字、文字又は符号を表示させるための表示処理を行う（ステップＣ６）。更にＣＰＵ３１は、状態データを“入力”として状態データ記憶領域３４２に記憶する（ステップＣ７）。そして、図５に示したメイン処理のステップＡ１５へ処理を移行する。
【００６３】
図８は、Ｃａｌｌキー入力プログラム３５４に従ってＣＰＵ３１が実行するＣａｌｌキー入力処理の動作を説明するためのフローチャートである。図８を用いて、Ｃａｌｌキー入力処理の流れについて説明する。
【００６４】
まず、ＣＰＵ３１は表示部３３に表示されている式が計算式記憶領域３４１に記憶されている式であるか否かを判断する（ステップＤ１）。計算式記憶領域３４１に記憶されている式を表示部３３に表示させるには、上キー１８０Ｕ又は下キー１８０Ｄの操作によって実現されるが、詳細は後述する。
【００６５】
表示されている式が計算式記憶領域３４１に記憶されている式ではないと判断した場合（ステップＤ１；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１は図５に示したメイン処理のステップＡ１５へ処理を移行する。
【００６６】
一方、計算式記憶領域３４１に記憶されている式であると判断した場合（ステップＤ１；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１は表示されている式の記憶されている計算式メモリブロックに計算式番号を設定して記憶し、記憶した計算式番号を表示部３３に１秒間表示させる（ステップＤ２）。ここで、表示時間は１秒間でなくてもよく、表示された計算式番号をユーザが視覚的に認識できる程度の時間であればよい。或いは、所定のキー操作によって、計算式番号の表示が解除されるようにしてもよい。
【００６７】
次に、表示中の計算式番号を表示データバッファに格納されている下線カーソルの位置に挿入する（ステップＤ３）。これにより、表示データバッファに格納されている計算式に、計算式番号が挿入されたことになる。即ち、表示データバッファに格納されている計算式は、挿入された計算式番号に対応する計算式を引用した構成となる。そして、ＣＰＵ３１は図５に示したメイン処理のステップＡ１５へ処理を移行する。このＣａｌｌキー入力処理の実行により、入力中の計算式に対して、記憶された別の計算式を簡単に引用することができる。
【００６８】
図９は、実行キー入力プログラム３５５に従ってＣＰＵ３１が実行する実行キー入力処理の動作を説明するためのフローチャートである。図９を用いて、実行キー入力処理の流れについて説明する。
【００６９】
まず、ＣＰＵ３１は表示部３３の入力行に表示されている計算式に従って計算を行う（ステップＥ１）。ここで得られた解は、結果数値データとして記憶される。そして、ＣＰＵ３１は計算式記憶領域３４１に計算式メモリブロックを１つ作成し（ステップＥ２）、表示部３３の入力行に表示されている計算式と、ステップＥ１での計算によって得られた解を作成した計算式メモリブロックに記憶する（ステップＥ３）。そして、状態データとして“結果”を状態データ記憶領域３４２に記憶する（ステップＥ４）。
【００７０】
次に、ＣＰＵ３１は結果数値データとして記憶されている数値を表示部３３に表示する結果表示処理を行う（ステップＥ５）。結果数値データは表示部３３の２行目に右詰めで表示される。そしてＣＰＵ３１は、図５に示したメイン処理のステップＡ１５へ処理を移行する。この実行キー入力処理の実行によって、計算式とその解を組み合わせて計算式記憶領域３４３に記憶させることができる。
【００７１】
図１０は、左右キー入力プログラム３５６に従ってＣＰＵ３１が実行する左右キー入力処理の動作を説明するためのフローチャートである。図１０を用いて、左右キー入力処理の流れについて説明する。
【００７２】
まず、ＣＰＵ３１は、状態データとして“入力”を状態データ記憶領域３４２に記憶する（ステップＦ１）。そしてＣＰＵ３１は、表示データバッファに格納されている計算式の先頭に反転カーソルを設定し、操作されたキー（左キー１８０Ｌ又は右キー１８０Ｒ）に従って、反転カーソルの設定位置を１文字移動させる（ステップＦ２）。
【００７３】
次に、ＣＰＵ３１は表示データバッファに格納されている反転カーソルの設定位置が表示部３３の表示範囲外に位置するか否かを判断する（ステップＦ３）。表示範囲外だと判断した場合（ステップＦ３；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１は反転カーソルが表示部３３に表示されるように表示中の計算式をスクロールし、表示データバッファに格納されている反転カーソルの設定位置に基づいて反転カーソルを移動して表示する（ステップＦ４）。
【００７４】
一方、反転カーソルの設定位置が表示部３３の表示範囲外ではないと判断した場合（ステップＦ３；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１は表示データバッファに格納されている反転カーソルの設定位置に基づいて反転カーソルを移動して表示する（ステップＦ５）。
【００７５】
続いて、ＣＰＵ３１は、表示データバッファに格納されている計算式に含まれる計算式番号を、計算式記憶領域３４１に記憶されている当該計算式番号に対応する解に置き換えて、表示部３３に計算式を表示する（ステップＦ６）。つまり、表示データバッファに格納されている計算式が計算式番号を引用した構成となっていても、当該計算式が表示部３３に表示される際は、引用されている計算式番号に対応する解に置き換えられて表示される。
【００７６】
そして、ＣＰＵ３１は反転カーソルの表示位置に表示されている数字が、計算式番号に対応するか否かを判断する（ステップＦ７）。計算式番号に対応している場合（ステップＦ７；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１はその計算式番号と、その計算式番号に対応する計算式を表示部３３に表示する（ステップＦ８）。そして、ＣＰＵ３１は図５に示したメイン処理のステップＡ１５へ処理を移行する。
【００７７】
この左右キー入力処理の実行によって、反転カーソルで選択された数字の引用元の計算式及び入力番号を表示させることができる。従って、引用した計算式を簡単に知ることができる。
【００７８】
図１１は、上下キー入力プログラム３５７に従ってＣＰＵ３１が実行する上下キー入力処理の動作を説明するためのフローチャートである。図１１を用いて、上下キー入力処理の流れについて説明する。
【００７９】
まずＣＰＵ３１は、上キー１８０Ｕ又は下キー１８０Ｄの操作が初回入力であるか否かを判断する（ステップＧ１）。初回入力であると判断した場合（ステップＧ１；Ｙｅｓ）、ＣＰＵ３１は上キー１８０Ｕが操作された場合は最初の、下キー１８０Ｄが操作された場合は最後に作成された計算式メモリブロックに記憶されている計算式と解を表示部３３に表示する（ステップＧ２）。
【００８０】
つまり、上キー１８０Ｕが操作された場合は、計算式記憶領域３４１内に最初に作成された計算式メモリブロック（図４では、計算式メモリブロック３４１０）に記憶されている計算式と解を表示部３３に表示させる。また、下キー１８０Ｄが操作された場合は、計算式記憶領域３４１内に最後に作成された計算式メモリブロック（図４では、計算式メモリブロック３４３０）に記憶されている計算式と解を表示部３３に表示させる。
【００８１】
一方、上キー１８０Ｕ又は下キー１８０Ｄの操作が初回入力ではないと判断した場合（ステップＧ１；Ｎｏ）、ＣＰＵ３１は現在指定している計算式メモリブロックに対して、上キー１８０Ｕが操作された場合は１つ前の、下キー１８０Ｄが操作された場合は次の計算式メモリブロックに記憶されている計算式と解を表示部３３に表示する（ステップＧ３）。
【００８２】
つまり、上キー１８０Ｕが操作された場合は、計算式記憶領域３４１内の現在指定されている計算式メモリブロックに対して、１つ前（図４では、１つ下）に位置する計算式メモリブロックに記憶されている計算式と解を表示部３３に表示させる。また、下キー１８０Ｄが操作された場合は、計算式記憶領域３４１内の現在指定されている計算式メモリブロックに対して、次（図４では、１つ上）に位置する計算式メモリブロックに記憶されている計算式と解を表示部３３に表示させる。そして、ＣＰＵ３１は図５に示したメイン処理のステップＡ１５へ処理を移行する。
【００８３】
この上下キー入力処理の実行によって、計算式記憶領域３４１に記憶された計算式及び解を簡単に表示部３３に表示させることができる。
【００８４】
以下、図１２に示した直角三角形の斜辺を求める例題をもとに、入力部３２によるキー操作に従って、表示部３３の表示内容及び計算式記憶領域３４１のデータ構成について図１３〜１６を参照しながら説明する。
【００８５】
まず、第１操作として、数字キー１１及び演算キー１２によって“６”、“−”及び“３”のキーが操作されると、表示画面１９の１行目に“６−３”が表示される（図７の数字演算キー入力処理のステップＣ１〜Ｃ７に該当）。そして実行キー１３が操作されると、２行目に“６−３”の解である“３”が表示される。同時に、計算式記憶領域３４１に計算式メモリブロック３４１０が作成され、計算式として“６−３”とその解として“３”が記憶される（図９の実行キー入力処理のステップＥ１〜Ｅ５に該当）。
【００８６】
次に第２操作として、数字キー１１及び演算キー１２によって“７”、“−”及び“２”のキーが操作されると、表示画面１９の１行目に“７−２”が表示される（図７の数字演算キー入力処理のステップＣ１〜Ｃ７に該当）。そして実行キー１３が操作されると、２行目に“７−２”の解である“５”が表示される。同時に、計算式記憶領域３４１に計算式メモリブロック３４２０が作成され、計算式として“７−２”とその解として“５”が記憶される（図９の実行キー入力処理のステップＥ１〜Ｅ５に該当）。
【００８７】
続いて第３操作として、上キー１８０Ｕが操作されると、上キー１８０Ｕの操作は初回入力であるため、計算式記憶領域３４１に最初に作成された計算式メモリブロック３４１０に記憶されている計算式と解が表示画面１９に表示される（図１１の上下キー入力処理のステップＧ１及びＧ２に該当）。
【００８８】
そして第４操作として、Ｃａｌｌキー１７が操作されると、表示画面１９に表示されている計算式は計算式記憶領域３４１に記憶されている式であるため、計算式番号▲１▼が設定され、計算式メモリブロック３４１０に記憶される。そして計算式と解の表示に加えて、設定された計算式番号▲１▼が表示画面１９の１行目に右詰めで表示される（図８のＣａｌｌキー入力処理のステップＤ１及びＤ２に該当）。
【００８９】
第５操作として、第４操作において表示画面１９に表示された計算式番号が表示データバッファの下線カーソル位置に挿入される。そして、挿入された計算式番号は対応する解に置き換えられて表示画面１９に表示される（図８のＣａｌｌキー入力処理のステップＤ３に該当）。つまり、表示データバッファには“▲１▼”が格納されるが、表示画面１９には計算式番号▲１▼に対応する解である“３”が表示される。
【００９０】
次に第６操作として、機能選択キー１２及び演算キー１２によって“ｘ²”及び“＋”のキーが操作されると、表示画面１９の１行目に“３²＋”が表示される（図７の数字演算キー入力処理のステップＣ１〜Ｃ７に該当）。
【００９１】
続いて第７操作として、下キー１８０Ｄが操作されると、下キー１８０Ｄの操作は初回入力ではないため、第３操作において指定された計算式メモリブロック３４１０の次の入力メモリブロック３４２０に記憶されている計算式と解が表示画面１９に表示される（図１１の上下キー入力処理のステップＧ１及びＧ３に該当）。
【００９２】
そして第８操作として、Ｃａｌｌキー１７が操作されると、表示画面１９に表示されている計算式は計算式記憶領域３４１に記憶されている式であるため、計算式番号▲２▼が設定され、計算式メモリブロック３４２０に記憶される。そして計算式と解の表示に加えて、設定された計算式番号▲２▼が表示画面１９の１行目に右詰めで表示される（図８のＣａｌｌキー入力処理のステップＤ１及びＤ２に該当）。
【００９３】
第９操作として、第８操作において表示画面１９に表示された計算式番号が表示データバッファの下線カーソル位置に挿入される。そして、挿入された計算式番号は対応する解に置き換えられて表示画面１９に表示される（図８のＣａｌｌキー入力処理のステップＤ３に該当）。つまり、表示データバッファには“▲１▼＾２＋▲２▼”が格納されるが、表示画面１９には計算式番号▲１▼及び▲２▼に対応する解を用いて“３²＋５”が表示される。ここで“＾２”は２乗を意味する。
【００９４】
そして第１０操作として、機能選択キー１２によって“ｘ²”のキーが操作されると、第９操作において表示画面１９の１行目に表示されていた“３²＋５”の“５”が２乗され、“３²＋５²”が表示される（図７の数字演算キー入力処理のステップＣ１〜Ｃ７に該当）。そして実行キー１３が操作されると、２行目に“３²＋５²”の解である“３４”が表示される。同時に、計算式記憶領域３４１に計算式メモリブロック３４３０が作成され、計算式 “３²＋５²”とその解“３４”が記憶される（図９の実行キー入力処理のステップＥ１〜Ｅ５に該当）。
【００９５】
続いて第１１操作として、機能選択キー１６によって“√”のキーが操作されると、第１０操作において表示画面１９の１行目に表示されていた“３²＋５²”の平方根が取られ、“√（３²＋５²）”が表示される（図７の数字演算キー入力処理のステップＣ１〜Ｃ７に該当）。そして実行キー１３が操作されると、２行目に“√（３²＋５²）”の解である“５．８３０９５１８９５”が表示される。同時に、計算式記憶領域３４１に計算式メモリブロック３４４０が作成され、計算式“√（３²＋５²）”とその解“５．８３０９５１８９５”が記憶される（図９の実行キー入力処理のステップＥ１〜Ｅ５に該当）。
【００９６】
次に、第１２操作として、右キー１８０Ｒが操作されると、表示画面１９の表示された計算式の先頭に反転カーソル１９２が表示される。更に右キー１８０Ｒが２回操作されると、計算式の先頭から３文字目の文字上に反転カーソル１９２が移動して表示される。そして、表示データバッファに含まれる計算式番号は対応する解に置き換えられて表示画面１９に表示される（図１０の左右キー入力処理のステップＦ１〜Ｆ６に該当）。
【００９７】
また、反転カーソル１９２の表示位置にある計算式の文字が計算式番号に対応している場合は、その計算式番号と計算式番号に対応する計算式が表示される（図１０の左右キー入力処理のステップＦ７及びＦ８に該当）。
【００９８】
そして第１３操作として更に右キー１８０Ｒが３回操作されると、第１２操作において反転カーソル１９２が表示されていた位置より右に３文字移動して表示される（図１０の左右キー入力処理のステップＦ１〜Ｆ６に該当）。また、反転カーソル１９２の表示位置にある計算式の文字が計算式番号に対応している場合は、その計算式番号と計算式番号に対応する計算式が表示される（図１０の左右キー入力処理のステップＦ７及びＦ８に該当）。
【００９９】
つまり、第１２操作の段階において、表示データバッファには“√（▲１▼＾２＋▲２▼＾２）”が格納されている。そして表示画面１９に表示されている計算式において、“３”の位置に反転カーソル１９２が位置している。この“３”は計算式番号▲１▼に対応する解であるため、表示画面１９には計算式番号の“▲１▼”とそれに対応する計算式“６−３”が表示される。
【０１００】
以上に説明したように、計算された計算式とその解を組み合わせて順番に記憶していき、計算式を入力する段階で上キー１８０Ｕ又は下キー１８０Ｄを操作することによって所望の計算式を呼び出して、Ｃａｌｌキー１７を操作することにより、引用したい計算式の内容を確認しながら新しい計算式に引用することができる。つまり、ユーザは、予め記憶された値を計算式に引用する場合、引用する値が本来どのような計算式によって導出されたのかを確認することができる。
【０１０１】
更に、記憶された計算式と解に計算式番号を設定し、その計算式番号を用いて新しい計算式に引用することにより、左キー１８０Ｌ又は右キー１８０Ｒを操作することによって引用先の計算式を１文字ずつ選択した際に、引用元の計算式番号と計算式を表示させることができる。従って、引用元の計算式番号や計算式の内容を別紙に記録しておく必要がなく、使い勝手のよい関数電卓を実現することができる。
【０１０２】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上述の実施の形態についてのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【０１０３】
例えば、引用元の計算式を変更すると、引用先の計算式が自動的に再計算され、新しい解が表示されるようにしてもよい。具体的には、図１６の第１３操作において、計算式“√（３²＋５²）”は、計算式記憶領域３４１には“√（▲１▼＾２＋▲２▼＾２）”として記憶されている。つまり、計算式番号▲１▼と計算式番号▲２▼に対応する計算式が引用された構成となっている。ここで、計算式番号▲１▼に対応する計算式“６−３”を“６−４”に変更すると、この計算式の解は“２”となり、計算式“√（３²＋５²）”のうち、計算式番号▲１▼に対応する数が自動的に新しい解に変更され（つまり、“√（２²＋５²）”となり）、変更された計算式の新しい解が表示されるようにしてもよい。
【０１０４】
【発明の効果】
本発明によれば、式記憶手段に記憶された計算結果を入力中の計算式に挿入する際に、その計算結果に対応する計算式を表示させることができ、また、入力中の計算式に挿入された計算結果に対応する計算式を簡単に表示させることができる。従って、入力中の計算式に先の計算結果を挿入した後でも、その計算結果に対応する計算式を確認できる。即ち、先に入力した計算式の計算結果を入力中の計算式に適切に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】関数電卓の外観の一例を示した図。
【図２】表示画面の表示構成を説明する為の図。
【図３】関数電卓の構成を示すブロック図。
【図４】計算式記憶領域のデータ構成を示す図。
【図５】メイン処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図６】ＡＣＯＮキー入力処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図７】数字演算キー入力処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図８】Ｃａｌｌキー入力処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図９】実行キー入力処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図１０】左右キー入力処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図１１】上下キー入力処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図１２】直角三角形の斜辺を求める例題を示す図。
【図１３】キー操作に基づいた表示部の表示内容及び計算式記憶領域のデータ構成を説明するための図。
【図１４】図１３に続く、キー操作に基づいた表示部の表示内容及び計算式記憶領域のデータ構成を説明するための図。
【図１５】図１４に続く、キー操作に基づいた表示部の表示内容及び計算式記憶領域のデータ構成を説明するための図。
【図１６】図１５に続く、キー操作に基づいた表示部の表示内容及び計算式記憶領域のデータ構成を説明するための図。
【符号の説明】
１関数電卓
１１数字キー
１２四則演算キー
１３実行キー
１４ＡＣＯＮキー
１５ＤＥＬキー
１６機能選択キー
１７Ｃａｌｌキー
１８方向キー
１９表示画面
２０スロット
３１ＣＰＵ
３２入力部
３３表示部
３４ＲＡＭ
３４１計算式記憶領域
３４２状態データ記憶領域
３５ＲＯＭ
３５１メインプログラム
３５２ＡＣＯＮキー入力プログラム
３５３数字演算キー入力プログラム
３５４Ｃａｌｌキー入力プログラム
３５５実行キー入力プログラム
３５６左右キー入力プログラム
３５７上下キー入力プログラム
３６記憶媒体読取部
２００記憶媒体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electronic device that calculates an input calculation formula and displays a calculation result, and a program related to the processing.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in an electronic device called a calculator, for example, as a method of quoting a past calculation result in an input calculation formula, the calculation result is stored in advance in a variable memory and stored by performing a predetermined key operation. There are known ways to call and quote results. In the case of a calculator having a function for automatically storing the latest calculation result, the latest calculation result can be called and cited by performing a predetermined key operation.
[0003]
In addition, a calculator that can execute multiple modes is equipped with a function that stores calculation formulas sequentially, recalls the calculation formulas and calculation results stored in the same mode when the power is turned off and then on again. A calculator is also known (for example, Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-8-202663 (page 4-11, FIG. 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the calculator as described above, when the calculation result stored in the variable memory or the latest calculation result is called, only the calculation result is called, so what calculation formula is the calculation result derived from? It was hard to understand. Therefore, in order to know the calculation formula for the called calculation result, it is necessary to record the calculation formula on paper or the like in advance, which is troublesome.
[0006]
In addition, in the case of the invention described in Patent Document 1, it is possible to call a past calculation formula and calculation result, but add to the input calculation formula using the calculation result of the calculation formula input in the past. It was not possible.
[0007]
An object of the present invention is to provide an electronic device and a program that can appropriately use the calculation result of the previously input calculation formula as the calculation formula being input.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
An electronic apparatus according to the present invention associates an input means for inputting a calculation formula, a calculation means for calculating a calculation formula inputted by the input means, and a calculation formula and a calculation result calculated by the calculation means. Expression storage means for storing, display control means for performing control to display the calculation formula and the calculation result stored in the expression storage means, and display control for the calculation formula being input by the input means. An insertion means for inserting the calculated result, a designation means for designating a part of the calculation formula in the input controlled by the display control means, and a part of the computation formula designated by the designation means is inserted by the insertion means. A formula display control means for performing control to read out and display a calculation formula corresponding to the calculation result from the formula storage means when corresponding to the calculated result. And it features.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of an electronic apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to FIGS. In the following, a case where the present invention is applied to a scientific calculator having a calculation function will be described as an example. However, embodiments to which the present invention can be applied are not limited to this, and a personal computer or a PDA ( It can also be implemented with various electronic devices other than scientific calculators, such as a personal digital assistant.
[0019]
FIG. 1 is an external view of the scientific calculator 1. In the figure, the scientific calculator 1 includes an arithmetic unit (not shown) for performing arithmetic processing, an operation key 100, a display screen 19, a power source (not shown) such as a built-in battery or a solar battery, etc. Casing in card shape. The operation key 100 includes a numeric key 11, an arithmetic operation key 12, an execution key 13, an ACON key 14, a DEL key 15, a function selection key 16, a Call key 17, and a direction key 18.
[0020]
The numeric key 11, the four arithmetic keys 12, the execution key 13, the DEL key 15, and the function selection key 16 are operation input means similar to those of a conventional scientific calculator, and the contents of various keys are well known, and thus description thereof is omitted. To do.
[0021]
The ACON key 14 is a key operated when the scientific calculator 1 is turned on. Further, when operated when the scientific calculator 1 is powered on, the numbers and characters displayed on the display screen 19 are cleared, and the storage unit (not shown) built in the scientific calculator 1 is initialized. The process to perform is performed. The Call key 17 is a key for setting and storing a calculation formula number in the calculation formula displayed on the display screen 19 and inserting the calculation formula number set in the calculation formula of the reference destination.
[0022]
The direction key 18 includes an up key 180U, a down key 180D, a left key 180L, and a right key 180R. The left key 180L and the right key 180R are keys for moving the reverse cursor displayed on the display screen 19. The upper key U and the lower key D are keys for sequentially displaying the calculation formulas stored in the storage unit (not shown) built in the scientific calculator 1 on the display screen 19.
[0023]
The display screen 19 is a portion on which various data necessary for using the scientific calculator 1 such as characters and codes in response to pressing of the various keys described above are displayed, and characters are displayed by dots. The display screen 19 is an element such as an LCD (Liquid Crystal Display) or an ELD (Electronic Luminescent Display), and is realized by a combination of one or more elements.
[0024]
The scientific calculator 1 further includes a slot 20 for the storage medium 200. The storage medium 200 is a storage medium that stores various programs, data, and the like, and is, for example, a memory card, a hard disk, or the like. The slot 20 is a device in which the storage medium 200 is detachably attached and data can be read from and written to the storage medium 200, and is appropriately selected according to the type of the storage medium 200.
[0025]
FIG. 2 is a diagram for explaining the display configuration of the display screen 19. In the present embodiment, the display screen 19 will be described as having two display stages. FIG. 2A is a diagram showing a state in which the calculation formula 21 being input is displayed on the display screen 19 by operating the numeric key 11, the four arithmetic operation keys 12, the function selection key 16, and the like. The calculation formula 21 is displayed left-justified on the first line (input line) of the display screen 19. Further, the calculation formula 21 is being input, and an underline cursor 191 is displayed at a portion where the next character or code is inserted.
[0026]
FIG. 2B is a diagram showing a state in which the calculation formula 22 and the solution 23 that is the calculation result are displayed. After the input of the calculation formula 22 is completed, the calculation key 22 is calculated by operating the execution key 13, and the solution 23 is displayed as the calculation result. The solution 23 is displayed right-justified on the second line of the display screen 19.
[0027]
Further, by operating the left key 180L or the right key 180R, the reverse cursor 192 is displayed on the characters such as numbers and symbols constituting the calculation formula 22. Further, when the left key 180L or the right key 180R is further operated, the reverse cursor 192 is moved and displayed on the calculation formula 22. By operating the numeric key 11 or the four arithmetic keys 12 while the reverse cursor 192 is displayed, a number or sign corresponding to the operated key is inserted at the position of the reverse cursor 192.
[0028]
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of the scientific calculator 1. As shown in the figure, the scientific calculator 1 includes a CPU (Central Processing Unit) 31, an input unit 32, a display unit 33, a RAM (Random Access Memory) 34, a ROM (Read Only Memory). : Read-only memory) 35 and a storage medium reading unit 36, and each unit is connected by a bus 37.
[0029]
The CPU 31 inputs corresponding data according to the operation of the input unit 32, and processes the input data according to an instruction such as a main program 351 stored in advance in the ROM 35. Then, the processing result is stored in the RAM 34, and the operation of each part of the circuit is controlled such as outputting the processing result to the display unit 33. An input unit 32, a display unit 33, a RAM 34, a ROM 35, and a storage medium reading unit 36 are connected to the CPU 31 via a bus 37.
[0030]
The input unit 32 is a means for a user to input a numerical value, an execution instruction for arithmetic processing, and the like, and corresponds to the operation key 100 in the example of FIG. An operation signal corresponding to the key operated by the user is output to the CPU 31. The display unit 33 is configured by an LCD, an ELD, or the like. The display unit 33 corresponds to the display screen 19 shown in FIG.
[0031]
The RAM 34 includes a memory area that temporarily holds various programs executed by the CPU 31, data related to the execution of these programs, and the like. In the present embodiment, a calculation formula storage area 341 and a state data storage area 342 are particularly provided.
[0032]
The calculation formula storage area 341 stores the calculation formula input by the operation of the input unit 32 and its solution. FIG. 4 is a diagram showing the data configuration of the calculation formula storage area 341. Calculation formula memory blocks 3410, 3420, 3430... Are created when a calculation formula is input by operating the input unit 32 and the execution key 13 is finally operated. The calculation formula memory block is created in a stack format every time the execution key 13 is operated. Each calculation formula memory block stores a calculation formula and its solution.
[0033]
Specifically, when the execution key 13 is operated in a state where “6-3” is displayed as a calculation formula on the display unit 33, “6-3” is calculated and the calculation formula storage area 341 is stored. The calculation formula memory block 3410 is created. Then, “6-3” and its solution “3” are stored in the calculation formula memory block 3410 as calculation formulas.
[0034]
When the Call key 17 is operated in a state where the calculation formula stored in the calculation formula storage area 341 is displayed on the display unit 33, the calculation formula is stored in the calculation formula memory block in which the displayed calculation formula is stored. The number is stored. In FIG. 4, the calculation formula memory block 3410 stores “(1)” as the calculation formula number 3411 corresponding to the calculation formula “6-3” and the solution “3”.
[0035]
Then, when the same operation is performed after inputting another calculation formula, a calculation formula memory block 3420 is created, and the calculation formula and the solution are stored. Further, “{circle over (2)}” is stored as the calculation formula number 3421, and subsequent calculation formula numbers by the operation of the Call key 17 are assigned in ascending order.
[0036]
In the status data storage area 342, status data set according to the execution of the main program 351 by the CPU 31 is stored. Specifically, “input” is stored as the state data when the input unit 32 is inputting the calculation formula, and “result” is stored as the state data after the calculation formula is calculated.
[0037]
The ROM 35 stores programs for realizing various functions of the scientific calculator 1. In the present embodiment, the ROM 35 has a main program 351, an ACON key input program 352, a numeric operation key input program 353, a Call key input program 354, an execution key input program 355, a left / right key input program 356, and an up / down key input program 357. Is remembered.
[0038]
The main program 351 initializes each storage area stored in the RAM 34 by operating the input unit 32, and performs processing according to the operation content of the input unit 32 as a subroutine program (ACON key input program 352, numeric operation key). This is a program for causing the CPU 31 to execute using the input program 353, the Call key input program 354, the execution key input program 355, the left / right key input program 356, and the up / down key input program 357).
[0039]
The ACON key input program 352 erases all the data stored in the calculation formula storage area 341 according to the operation of the ACON key 14 and causes the CPU 31 to execute the ACON key input process for setting the display 33 to “0”. It is a program for.
[0040]
The numeric calculation key input program 353 is for causing the CPU 31 to execute numeric calculation key input processing for displaying numbers, characters, codes, and the like on the display unit 33 in accordance with operations of the numeric key 11, the calculation key 16, and the function selection key 16. It is a program.
[0041]
The Call key input program 354 assigns a calculation formula number to the calculation formula displayed on the display unit 33 according to the operation of the Call key 17, and inserts the calculation formula number into the calculation formula being input. This is a program for causing the CPU 31 to execute input processing.
[0042]
The execution key input program 355 is a program for causing the CPU 31 to execute execution key input processing for performing calculation according to the calculation formula and storing the calculation formula and the solution in the calculation formula storage area 341.
[0043]
The left / right key input program 356 is a program for causing the CPU 31 to execute a left / right key input process for moving and displaying the reverse cursor 192 in accordance with the operation of the left key 180L or the right key 180R.
[0044]
The up / down key input program 357 causes the CPU 31 to execute the up / down key input process for displaying the calculation formula and the solution stored in the calculation formula storage area 341 on the display unit 33 in accordance with the operation of the up key 180U or the down key 180D. It is a program.
[0045]
The storage medium reading unit 36 is a functional unit that reads and writes data from and to a storage medium 200 such as a memory card or a hard disk. In FIG. 1, it corresponds to the slot 20.
[0046]
FIG. 5 is a flowchart for explaining the operation of the main process executed by the CPU 31 in accordance with the main program 351. The flow of the main process will be described with reference to FIG.
[0047]
First, when a signal corresponding to the operation of the input unit 32 is input to the CPU 31, the CPU 31 stores the state data as “input” in the state data storage area 342 (step A1).
[0048]
Next, the CPU 31 determines whether or not the ACON key 14 has been operated (step A2). When determining that the ACON key 14 has been operated (step A2; Yes), the CPU 31 shifts the processing to the ACON key input process (step A3).
[0049]
When it is determined that the ACON key 14 is not operated (step A2; No), the CPU 31 determines whether the numeric key 11, the calculation key 16, or the function selection key 16 is operated (step A4). When it is determined that the numeric key 11, the calculation key 16, or the function selection key 16 has been operated (step A4; Yes), the CPU 31 shifts the processing to the numeric calculation key input process (step A5).
[0050]
When it is determined that the numeric key 11, the calculation key 16, or the function selection key 16 is not operated (Step A4; No), the CPU 31 determines whether or not the Call key 17 is operated (Step A6). When determining that the Call key 17 has been operated (step A6; Yes), the CPU 31 shifts the processing to the Call key input process (step A7).
[0051]
When determining that the Call key 17 is not operated (step A6; No), the CPU 31 determines whether or not the execution key 13 is operated (step A8). If it is determined that the execution key 13 has been operated (step A8; Yes), the CPU 31 shifts the processing to an execution key input process (step A9).
[0052]
When determining that the execution key 13 is not operated (step A8; No), the CPU 31 determines whether the left key 180L or the right key 180R is operated (step A10). When determining that the left key 180L or the right key 180R has been operated (step A10; Yes), the CPU 31 shifts the processing to the left / right key input processing (step A11).
[0053]
When it is determined that the left key 180L or the right key 180R is not operated (step A10; No), the CPU 31 determines whether the upper key 180U or the lower key 180D is operated (step A12). When it is determined that the up key 180U or the down key 180D has been operated (step A12; Yes), the CPU 31 shifts the process to the up / down key input process (step A13).
[0054]
When it is determined that the upper key 180U or the lower key 180D is not operated (step A12; No), the CPU 31 shifts the process to another process (step A14).
[0055]
After the process of step A3, A5, A7, A9, A11 or A13 is completed, the CPU 31 determines whether or not an end operation has been performed (step A15). When it is determined that the end operation has been performed (step A15; Yes), the CPU 31 ends the main process. When determining that the ending operation has not been performed (step A15; No), the CPU 31 shifts the processing to step A2.
[0056]
FIG. 6 is a flowchart for explaining the operation of the ACON key input process executed by the CPU 31 in accordance with the ACON key input program 352. The flow of the ACON key input process will be described with reference to FIG.
[0057]
First, the CPU 31 clears all the data stored in the calculation formula storage area 341 (step B1). Then, “result” is stored as state data in the state data storage area 342, and the result numerical data is set to “0”. The numerical result data is data displayed as a solution on the display unit 33 and is stored in the work area of the RAM 34. However, “0” stored in the numerical result data in step B3 is not a solution of the calculation formula, there is no data stored in the calculation formula storage area 341, and the input unit 32 is waiting for input. Show. And CPU31 transfers a process to step E5 of the execution key input process shown in FIG.
[0058]
FIG. 7 is a flowchart for explaining the operation of the numerical operation key input process executed by the CPU 31 in accordance with the numerical operation key input program 353. The flow of the numeric operation key input process will be described with reference to FIG.
[0059]
First, the CPU 31 determines whether or not the state data stored in the state data storage area 342 is “result” (step C1). When it is determined that the result is not “result” (step C1; No), the CPU 31 inputs a number, a character, or a sign at the position of the underline cursor stored in the display data buffer (not shown) corresponding to the operated key. (Step C2). The display data buffer is a buffer provided in a cache memory or the like included in the CPU 31. Then, the data stored in the display data buffer is displayed on the display unit 33 by the CPU 31. The display data buffer may be provided in the RAM 34.
[0060]
On the other hand, when the state data stored in the state data storage area 342 is “result” (step C1; Yes), the CPU 31 determines whether or not the operated key is the calculation key 12 (step C3). . When it is determined that the key is the calculation key 12 (step C3; Yes), the CPU 31 clears the display of the input line of the display unit 33, and the code corresponding to the solution calculated immediately before and the operated key is displayed in the display data buffer. Input (step C4). The solution calculated immediately before is stored in the work area of the RAM 34 or the like.
[0061]
When it is determined that the operated key is not the calculation key 12 (step C3; No), that is, when the numeric key 11 or the function selection key 16 is input, the CPU 31 displays the input line on the display unit 33. The number is cleared, and the number, character, or code corresponding to the operated key is input to the display data buffer (step C5).
[0062]
Next, based on the data stored in the display data buffer, the CPU 31 performs a display process for displaying numbers, characters, or codes on the display unit 33 (step C6). Further, the CPU 31 stores the state data as “input” in the state data storage area 342 (step C7). Then, the process proceeds to step A15 of the main process shown in FIG.
[0063]
FIG. 8 is a flowchart for explaining the operation of the Call key input process executed by the CPU 31 in accordance with the Call key input program 354. The flow of Call key input processing will be described with reference to FIG.
[0064]
First, the CPU 31 determines whether or not the formula displayed on the display unit 33 is a formula stored in the calculation formula storage area 341 (step D1). Displaying the formula stored in the calculation formula storage area 341 on the display unit 33 is realized by operating the up key 180U or the down key 180D, details of which will be described later.
[0065]
When it is determined that the displayed formula is not a formula stored in the calculation formula storage area 341 (step D1; No), the CPU 31 shifts the processing to step A15 of the main processing shown in FIG.
[0066]
On the other hand, when it is determined that the formula is stored in the calculation formula storage area 341 (step D1; Yes), the CPU 31 sets the calculation formula number in the calculation formula memory block in which the displayed formula is stored. The stored calculation formula number is displayed on the display unit 33 for 1 second (step D2). Here, the display time does not have to be 1 second, and may be a time that allows the user to visually recognize the displayed calculation formula number. Alternatively, the display of the calculation formula number may be canceled by a predetermined key operation.
[0067]
Next, the formula number being displayed is inserted at the position of the underline cursor stored in the display data buffer (step D3). As a result, the calculation formula number is inserted into the calculation formula stored in the display data buffer. That is, the calculation formula stored in the display data buffer has a configuration in which the calculation formula corresponding to the inserted calculation formula number is cited. And CPU31 transfers a process to step A15 of the main process shown in FIG. By executing the Call key input process, another stored calculation formula can be referred to the calculation formula being input easily.
[0068]
FIG. 9 is a flowchart for explaining the operation of the execution key input process executed by the CPU 31 in accordance with the execution key input program 355. The execution key input process flow will be described with reference to FIG.
[0069]
First, the CPU 31 performs calculation according to the calculation formula displayed on the input line of the display unit 33 (step E1). The solution obtained here is stored as result numerical data. Then, the CPU 31 creates one calculation formula memory block in the calculation formula storage area 341 (step E2), and calculates the calculation formula displayed on the input line of the display unit 33 and the solution obtained by the calculation at step E1. The calculated formula memory block is stored (step E3). Then, “result” is stored in the state data storage area 342 as the state data (step E4).
[0070]
Next, the CPU 31 performs a result display process for displaying a numerical value stored as result numerical data on the display unit 33 (step E5). The numerical result data is displayed right-justified on the second line of the display unit 33. Then, the CPU 31 shifts the process to step A15 of the main process shown in FIG. By executing this execution key input process, the calculation formula and its solution can be combined and stored in the calculation formula storage area 343.
[0071]
FIG. 10 is a flowchart for explaining the operation of the left / right key input process executed by the CPU 31 in accordance with the left / right key input program 356. The flow of the left / right key input process will be described with reference to FIG.
[0072]
First, the CPU 31 stores “input” as state data in the state data storage area 342 (step F1). Then, the CPU 31 sets a reverse cursor at the head of the calculation formula stored in the display data buffer, and moves the set position of the reverse cursor by one character in accordance with the operated key (left key 180L or right key 180R) (step). F2).
[0073]
Next, the CPU 31 determines whether or not the setting position of the reverse cursor stored in the display data buffer is outside the display range of the display unit 33 (step F3). If it is determined that it is out of the display range (step F3; Yes), the CPU 31 scrolls the calculation formula being displayed so that the reverse cursor is displayed on the display unit 33, and sets the reverse cursor stored in the display data buffer. The reverse cursor is moved and displayed based on the position (step F4).
[0074]
On the other hand, when determining that the setting position of the reverse cursor is not outside the display range of the display unit 33 (step F3; No), the CPU 31 moves the reverse cursor based on the set position of the reverse cursor stored in the display data buffer. Are displayed (step F5).
[0075]
Subsequently, the CPU 31 replaces the calculation formula number included in the calculation formula stored in the display data buffer with a solution corresponding to the calculation formula number stored in the calculation formula storage area 341, and displays it on the display unit 33. A calculation formula is displayed (step F6). That is, even when the calculation formula stored in the display data buffer is configured to quote the calculation formula number, when the calculation formula is displayed on the display unit 33, it corresponds to the quoted calculation formula number. It is replaced with the solution and displayed.
[0076]
Then, the CPU 31 determines whether or not the number displayed at the display position of the reverse cursor corresponds to the calculation formula number (step F7). When the calculation formula number corresponds to the calculation formula number (step F7; Yes), the CPU 31 displays the calculation formula number and the calculation formula corresponding to the calculation formula number on the display unit 33 (step F8). And CPU31 transfers a process to step A15 of the main process shown in FIG.
[0077]
By executing the left / right key input process, it is possible to display the calculation formula and input number of the citation source of the number selected with the reverse cursor. Therefore, the quoted calculation formula can be easily known.
[0078]
FIG. 11 is a flowchart for explaining the operation of the up / down key input process executed by the CPU 31 in accordance with the up / down key input program 357. The flow of the up / down key input process will be described with reference to FIG.
[0079]
First, the CPU 31 determines whether or not the operation of the up key 180U or the down key 180D is the first input (step G1). When it is determined that the input is the first time (step G1; Yes), the CPU 31 stores the first calculation memory block when the upper key 180U is operated and the last created calculation memory block when the lower key 180D is operated. The calculated formula and the solution are displayed on the display unit 33 (step G2).
[0080]
That is, when the up key 180U is operated, the calculation formula and the solution stored in the calculation formula memory block (calculation formula memory block 3410 in FIG. 4) created first in the calculation formula storage area 341 are displayed. This is displayed on the unit 33. When the down key 180D is operated, the calculation formula and the solution stored in the calculation formula memory block (calculation formula memory block 3430 in FIG. 4) created last in the calculation formula storage area 341 are displayed. This is displayed on the unit 33.
[0081]
On the other hand, when it is determined that the operation of the upper key 180U or the lower key 180D is not the first input (step G1; No), the CPU 31 operates the upper key 180U with respect to the currently designated calculation formula memory block. When the previous down key 180D is operated, the calculation formula and the solution stored in the next calculation formula memory block are displayed on the display unit 33 (step G3).
[0082]
That is, when the up key 180U is operated, the calculation formula memory located immediately before (in FIG. 4, one down) with respect to the currently specified calculation formula memory block in the calculation formula storage area 341. The calculation formula and the solution stored in the block are displayed on the display unit 33. When the down key 180D is operated, the calculation formula memory block located next (up one in FIG. 4) with respect to the currently specified calculation formula memory block in the calculation formula storage area 341 is displayed. The stored calculation formula and solution are displayed on the display unit 33. And CPU31 transfers a process to step A15 of the main process shown in FIG.
[0083]
By executing the up / down key input process, the calculation formula and the solution stored in the calculation formula storage area 341 can be easily displayed on the display unit 33.
[0084]
Hereinafter, based on the example of obtaining the hypotenuse of the right triangle shown in FIG. 12, the display contents of the display unit 33 and the data structure of the calculation formula storage area 341 will be described with reference to FIGS. While explaining.
[0085]
First, as the first operation, when the “6”, “−”, and “3” keys are operated by the numeric keys 11 and the calculation keys 12, “6-3” is displayed on the first line of the display screen 19. (Corresponding to steps C1 to C7 of the numeric operation key input process of FIG. 7). When the execution key 13 is operated, “3” which is a solution of “6-3” is displayed on the second line. At the same time, a calculation formula memory block 3410 is created in the calculation formula storage area 341, and “6-3” and a solution “3” are stored as calculation formulas (in steps E1 to E5 of the execution key input process in FIG. 9). Applicable).
[0086]
Next, as the second operation, when the “7”, “−”, and “2” keys are operated by the numeric keys 11 and the calculation keys 12, “7-2” is displayed on the first line of the display screen 19. (Corresponding to steps C1 to C7 of the numeric operation key input process of FIG. 7). When the execution key 13 is operated, “5” which is a solution of “7-2” is displayed on the second line. At the same time, a calculation formula memory block 3420 is created in the calculation formula storage area 341, and “7-2” and a solution “5” are stored as calculation formulas (in steps E1 to E5 of the execution key input process in FIG. 9). Applicable).
[0087]
Subsequently, as the third operation, when the up key 180U is operated, the operation of the up key 180U is the first input, and therefore the calculation stored in the calculation formula memory block 3410 created first in the calculation formula storage area 341. An expression and a solution are displayed on the display screen 19 (corresponding to steps G1 and G2 of the up / down key input process in FIG. 11).
[0088]
As the fourth operation, when the Call key 17 is operated, the calculation formula displayed on the display screen 19 is a formula stored in the calculation formula storage area 341. Therefore, the calculation formula number (1) is set. And stored in the calculation formula memory block 3410. In addition to the display of the calculation formula and the solution, the set calculation formula number {circle around (1)} is displayed right-justified on the first line of the display screen 19 (corresponding to steps D1 and D2 of the Call key input process in FIG. 8). ).
[0089]
As the fifth operation, the calculation formula number displayed on the display screen 19 in the fourth operation is inserted into the underline cursor position of the display data buffer. Then, the inserted formula number is replaced with the corresponding solution and displayed on the display screen 19 (corresponding to Step D3 of the Call key input process of FIG. 8). That is, “(1)” is stored in the display data buffer, but “3”, which is a solution corresponding to the calculation formula number (1), is displayed on the display screen 19.
[0090]
Next, as a sixth operation, “x” is selected by the function selection key 12 and the calculation key 12.²When the “and“ + ”keys are operated,“ 3 ”is displayed on the first line of the display screen 19.²+ "Is displayed (corresponding to steps C1 to C7 of the numeric operation key input process of FIG. 7).
[0091]
Subsequently, when the down key 180D is operated as the seventh operation, the operation of the down key 180D is not the first input, and is therefore stored in the input memory block 3420 next to the calculation formula memory block 3410 designated in the third operation. Are displayed on the display screen 19 (corresponding to steps G1 and G3 of the up / down key input process in FIG. 11).
[0092]
As the eighth operation, when the Call key 17 is operated, the calculation formula displayed on the display screen 19 is a formula stored in the calculation formula storage area 341. Therefore, the calculation formula number (2) is set. And stored in the calculation formula memory block 3420. In addition to the display of the calculation formula and the solution, the set calculation formula number (2) is displayed on the first line of the display screen 19 in a right-aligned manner (corresponding to steps D1 and D2 of the Call key input process in FIG. 8). ).
[0093]
As the ninth operation, the calculation formula number displayed on the display screen 19 in the eighth operation is inserted into the underline cursor position of the display data buffer. Then, the inserted formula number is replaced with the corresponding solution and displayed on the display screen 19 (corresponding to Step D3 of the Call key input process of FIG. 8). In other words, although “(1) ^ 2 + (2)” is stored in the display data buffer, “3” is displayed on the display screen 19 using the solutions corresponding to the calculation formula numbers (1) and (2).²+5 "is displayed, where" ^ 2 "means square.
[0094]
Then, as the tenth operation, “x” is selected by the function selection key 12.²When the key “” is operated, “3” displayed on the first line of the display screen 19 in the ninth operation is displayed.²“5” of +5 ”is squared to“ 3 ”²+5²"Is displayed (corresponding to steps C1 to C7 of the numeric operation key input process in FIG. 7). When the execution key 13 is operated," 3 "is displayed on the second line.²+5²"34", which is a solution to "", is displayed. At the same time, a calculation formula memory block 3430 is created in the calculation formula storage area 341, and the calculation formula "3²+5²"And its solution" 34 "are stored (corresponding to steps E1 to E5 of the execution key input process of FIG. 9).
[0095]
Subsequently, when the “√” key is operated by the function selection key 16 as the eleventh operation, “3” displayed on the first line of the display screen 19 in the tenth operation.²+5²”Is taken and“ √ (3²+5²”” Is displayed (corresponding to steps C1 to C7 of the numeric operation key input process in FIG. 7), and when the execution key 13 is operated, “√ (3²+5²"5.830951895", which is the solution of ")", is displayed.At the same time, the calculation formula memory block 3440 is created in the calculation formula storage area 341, and the calculation formula "√ (3²+5²) ”And the solution“ 5.830951895 ”are stored (corresponding to steps E1 to E5 of the execution key input process of FIG. 9).
[0096]
Next, as the twelfth operation, when the right key 180R is operated, the reverse cursor 192 is displayed at the top of the calculation formula displayed on the display screen 19. Further, when the right key 180R is operated twice, the reverse cursor 192 is moved and displayed on the third character from the top of the calculation formula. Then, the formula number included in the display data buffer is replaced with the corresponding solution and displayed on the display screen 19 (corresponding to steps F1 to F6 of the left / right key input process of FIG. 10).
[0097]
If the character of the calculation formula at the display position of the reverse cursor 192 corresponds to the calculation formula number, the calculation formula number and the calculation formula corresponding to the calculation formula number are displayed (left and right key input in FIG. 10). Corresponds to processing steps F7 and F8).
[0098]
If the right key 180R is further operated three times as the thirteenth operation, the character is moved and displayed to the right by three characters from the position where the reverse cursor 192 was displayed in the twelfth operation (the left and right key input processing of FIG. 10). Corresponding to steps F1 to F6). If the character of the calculation formula at the display position of the reverse cursor 192 corresponds to the calculation formula number, the calculation formula number and the calculation formula corresponding to the calculation formula number are displayed (left and right key input in FIG. 10). Corresponds to processing steps F7 and F8).
[0099]
That is, at the stage of the twelfth operation, “√ ((1) ^ 2 + (2) ^ 2)” is stored in the display data buffer. In the calculation formula displayed on the display screen 19, the reverse cursor 192 is positioned at the position “3”. Since “3” is a solution corresponding to the calculation formula number (1), the display screen 19 displays the calculation formula number “(1)” and the corresponding calculation formula “6-3”.
[0100]
As described above, the calculated formula and its solution are combined and stored in order, and the desired formula is called by operating the up key 180U or the down key 180D at the stage of inputting the formula. Then, by operating the Call key 17, it is possible to cite a new calculation formula while confirming the contents of the calculation formula to be cited. That is, when a user quotes a value stored in advance in a calculation formula, the user can check what calculation formula the value to be quoted was originally derived.
[0101]
Further, the calculation formula number is set to the stored calculation formula and the solution, and the calculation formula of the reference destination is determined by operating the left key 180L or the right key 180R by quoting the new calculation formula using the calculation formula number. When the character is selected one by one, the calculation formula number and calculation formula of the citation source can be displayed. Therefore, it is not necessary to record the calculation formula number of the citation source and the content of the calculation formula on a separate sheet, and a user-friendly scientific calculator can be realized.
[0102]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited only to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention. .
[0103]
For example, when the calculation formula of the citation source is changed, the calculation formula of the citation destination may be automatically recalculated and a new solution may be displayed. Specifically, in the thirteenth operation of FIG. 16, the calculation formula “√ (3²+5²) "Is stored as" √ ((1) ^ 2 + (2) ^ 2) "in the calculation formula storage area 341. That is, it corresponds to the calculation formula number (1) and the calculation formula number (2). Here, when the calculation formula “6-3” corresponding to the calculation formula number (1) is changed to “6-4”, the solution of the calculation formula is “2”. And the formula “√ (3²+5²) ”, The number corresponding to formula number (1) is automatically changed to a new solution (that is,“ √ (2²+5²) "), And a new solution of the changed calculation formula may be displayed.
[0104]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the calculation result stored in the formula storage means is inserted into the calculation formula being input, the calculation formula corresponding to the calculation result can be displayed. The calculation formula corresponding to the inserted calculation result can be easily displayed. Therefore, even after the previous calculation result is inserted into the input calculation formula, the calculation formula corresponding to the calculation result can be confirmed. That is, the calculation result of the previously input calculation formula can be appropriately used as the calculation formula being input.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of the appearance of a scientific calculator.
FIG. 2 is a diagram for explaining a display configuration of a display screen.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a scientific calculator.
FIG. 4 is a diagram showing a data structure of a calculation formula storage area.
FIG. 5 is a flowchart for explaining an operation of a main process.
FIG. 6 is a flowchart for explaining the operation of an ACON key input process.
FIG. 7 is a flowchart for explaining the operation of numeric operation key input processing;
FIG. 8 is a flowchart for explaining an operation of Call key input processing;
FIG. 9 is a flowchart for explaining an operation of execution key input processing;
FIG. 10 is a flowchart for explaining the operation of left / right key input processing;
FIG. 11 is a flowchart for explaining the operation of up / down key input processing;
FIG. 12 is a diagram showing an example of obtaining a hypotenuse of a right triangle.
FIG. 13 is a diagram for explaining the display contents of the display unit and the data structure of the calculation formula storage area based on key operations;
FIG. 14 is a diagram for explaining the display contents of the display unit and the data structure of the calculation formula storage area based on key operations following FIG. 13;
FIG. 15 is a diagram for explaining the display contents of the display unit and the data structure of the calculation formula storage area based on key operations following FIG. 14;
FIG. 16 is a diagram for explaining the display contents of the display unit and the data structure of the calculation formula storage area based on key operations, following FIG. 15;
[Explanation of symbols]
1 Scientific calculator
11 Number keys
12 Four arithmetic keys
13 Execution key
14 ACON key
15 DEL key
16 Function selection keys
17 Call key
18 direction keys
19 Display screen
20 slots
31 CPU
32 Input section
33 Display
34 RAM
341 Calculation formula storage area
342 State data storage area
35 ROM
351 Main program
352 ACON key input program
353 Numeric operation key input program
354 Call key input program
355 Execution key input program
356 Left / right key input program
357 Up / Down key input program
36 Storage medium reader
200 storage media

Claims

An input means for inputting a calculation formula;
A calculation means for calculating a calculation formula input by the input means;
Formula storage means for storing the calculation formula and the calculation result calculated by the calculation means in association with each other;
Display control means for performing control to display the calculation formula and the calculation result stored in the formula storage means;
Inserting means for inserting a calculation result that is display-controlled by the display control means into a calculation formula being input by the input means;
Designating means for designating a part of the calculation formula in the display controlled by the display control means;
Expression display control for controlling to read out and display a calculation expression corresponding to the calculation result from the expression storage means when a part of the calculation expression specified by the specifying means corresponds to the calculation result inserted by the insertion means Means,
An electronic device comprising:

The electronic apparatus according to claim 1 , wherein the formula storage unit includes a unit that stores the calculation formula and the calculation result calculated by the calculation unit in association with the calculation order.

Wherein the display control unit, an electronic device according to claim 1 or 2, characterized in that it comprises means for displaying a formula and calculated results stored in the formula storage means in the order calculated by the calculating means.

Further comprising an assigning means for assigning an expression number to a calculation expression corresponding to the calculation result inserted by the inserting means;
When a part of the calculation formula in the input designated by the designation means corresponds to the calculation result inserted by the insertion means, the formula display control means uses the calculation formula corresponding to the calculation result and the assigning means. The electronic apparatus according to claim 1 , further comprising a unit that performs control to display the assigned formula number.

The computer,
An input means for inputting a calculation formula;
A calculation means for calculating a calculation formula input by the input means;
Formula storage means for storing the calculation formula and the calculation result calculated by the calculation means in association with each other;
Display control means for performing control to display the calculation formula and the calculation result stored in the formula storage means;
Inserting means for inserting a calculation result that is display-controlled by the display control means into a calculation formula being input by the input means;
Designating means for designating a part of the calculation formula in the display controlled by the display control means;
Expression display control for controlling to read out and display a calculation expression corresponding to the calculation result from the expression storage means when a part of the calculation expression specified by the specifying means corresponds to the calculation result inserted by the insertion means Means,
Program to make it function .