JP3986849B2

JP3986849B2 - Evaporative fuel processing equipment

Info

Publication number: JP3986849B2
Application number: JP2002057054A
Authority: JP
Inventors: 正一外薗; 健彰中島; 秀夫渡邉
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2002-03-04
Filing date: 2002-03-04
Publication date: 2007-10-03
Anticipated expiration: 2022-03-04
Also published as: JP2003254171A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸発燃料を吸着するキャニスタを燃料タンクに接続した蒸発燃料処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図５には従来の蒸発燃料処理装置が示される。自動車の燃料タンクＴの上部空間と、燃料タンクＴにおいて発生した蒸発燃料を吸着して大気への放散を抑制するキャニスタＣとが第１蒸発燃料通路０１で接続されており、第１蒸発燃料通路０１が燃料タンクＴに接続される第１開口部０２がフロートバルブ０３で開閉される。第１蒸発燃料通路０１の中間部から分岐する第２蒸発燃料通路０４が第２開口部０５を介して燃料タンクＴの上部空間に連通しており、第２開口部０５はフロートバルブ０３よりも高い位置に設けられたカットバルブ０６で開閉される。第２蒸発燃料通路０４には絞り０７が設けられる。
【０００３】
フィラーチューブ０８から給油ガンＧで燃料を供給することで燃料タンクＴの液面が上昇すると、燃料によって第１蒸発燃料通路０１に押し出された蒸発燃料はキャニスタＣに吸着されて大気への放散が抑制される。燃料タンクＴの液面が満タン液面に達すると、フロートバルブ０３が浮上して第１開口部０２に着座することで第１蒸発燃料通路０１が閉塞されるため、それまで第１蒸発燃料通路０１を介してキャニスタＣに供給されていた蒸発燃料は第２開口部０５から第２蒸発燃料通路０４の絞り０７を通過してキャニスタＣに供給されるようになり、蒸発燃料が絞り０７を通過する際の抵抗によりフィラーチューブ０８内の液面が上昇し、給油ガンＧのオートストップ装置が作動する。尚、カットバルブ０６は燃料タンクＴが大きく傾いたときに第２開口部０５に着座し、第２蒸発燃料通路０４を介してキャニスタＣに燃料が流入するのを阻止する機能を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フロートバルブ０３が閉弁した後に給油ガンＧから少しずつ燃料を供給すると、給油ガンＧからの燃料の供給量が絞り０７を通過する蒸発燃料の量を上回ることができず、フィラーチューブ０８内の液面が上昇できなくなって給油ガンＧのオートストップ装置が作動しなくなり、過給油の状態に陥って第２蒸発燃料通路０４からキャニスタＣに燃料が供給されてしまう可能性があった。
【０００５】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、燃料タンクの満タン時にフィラーチューブ内の液面を上昇させて給油ガンのオートストップ装置を確実に作動させることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載された発明によれば、フィラーチューブから燃料を注入可能な燃料タンクと、燃料タンクからの蒸発燃料を吸着するキャニスタと、燃料タンクをキャニスタに接続する第１蒸発燃料通路と、燃料タンクをキャニスタあるいは第１蒸発燃料通路の中間部に接続する第２蒸発燃料通路と、第１蒸発燃料通路が燃料タンクに接続される第１開口部に設けられ、燃料タンク内の液面が満タン時の液面になったときに第１開口部を閉塞するフロートバルブと、第２蒸発燃料通路が燃料タンクに接続される第２開口部に設けられ、燃料タンク内の液面が満タン時の液面よりも高い所定の液面になったときに第２開口部を閉塞するカットバルブと、第２蒸発燃料通路に配置され、燃料タンク側に所定の圧力が加わると開弁するチェックバルブとを備えた蒸発燃料処理装置において、第２蒸発燃料通路は燃料タンクをキャニスタに接続しており、第１蒸発燃料通路に、燃料タンクが傾斜してフロートバルブの第１開口部が液没した場合に、そのときの液面の高さを基準としてチェックバルブの開弁圧に相当する燃料柱よりも高くなる部分を設けたことを特徴とする蒸発燃料処理装置が提案される。
【０００７】
上記構成によれば、燃料タンク側に所定の圧力が加わると開弁するチェックバルブを第２蒸発燃料通路に配置したので、燃料タンクが満タン状態になってフロートバルブが第１蒸発燃料通路に連なる第１開口部を閉塞した後に給油ガンから少量ずつ燃料を供給しても、燃料タンク側の圧力がチェックバルブの開弁圧を超えるまでフィラーチューブ内の液面を上昇させることが可能となる。これにより、給油ガンのオートストップ装置を確実に作動させ、燃料が第２蒸発燃料通路を介してキャニスタに流入するのを防止することができる。また満タンの状態で気温の上昇等により燃料タンクの内圧が高まると、その内圧がチェックバルブを開弁圧を超えたときに該チェックバルブが開弁することで、蒸発燃料を第２蒸発燃料通路を介してキャニスタに排出することができる。
【０００８】
また第１蒸発燃料通路が、燃料タンクが傾斜してフロートバルブの第１開口部が液没した場合に、そのときの液面の高さを基準としてチェックバルブの開弁圧に相当する燃料柱よりも高くなる部分を有するので、第１開口部が液没した状態で燃料タンクの内圧が上昇したとき、閉弁状態にあるフロートバルブから第１蒸発燃料通路に漏れた燃料が該第１蒸発燃料通路の高い部分を乗り越えてキャニスタに流入する前に燃料タンクの内圧でチェックバルブが開弁し、燃料タンクの内圧を低下させることでキャニスタへの燃料の流入を防止することができる。
【０００９】
また請求項２に記載された発明によれば、フィラーチューブから燃料を注入可能な燃料タンクと、燃料タンクからの蒸発燃料を吸着するキャニスタと、燃料タンクをキャニスタに接続する第１蒸発燃料通路と、燃料タンクをキャニスタあるいは第１蒸発燃料通路の中間部に接続する第２蒸発燃料通路と、第１蒸発燃料通路が燃料タンクに接続される第１開口部に設けられ、燃料タンク内の液面が満タン時の液面になったときに第１開口部を閉塞するフロートバルブと、第２蒸発燃料通路が燃料タンクに接続される第２開口部に設けられ、燃料タンク内の液面が満タン時の液面よりも高い所定の液面になったときに第２開口部を閉塞するカットバルブと、第２蒸発燃料通路に配置され、燃料タンク側に所定の圧力が加わると開弁するチェックバルブとを備えた蒸発燃料処理装置において、第２蒸発燃料通路は燃料タンクを第１蒸発燃料通路の中間部に接続しており、第１蒸発燃料通路の燃料タンクと前記中間部との間に、燃料タンクが傾斜してフロートバルブの第１開口部が液没した場合に、そのときの液面の高さを基準としてチェックバルブの開弁圧に相当する燃料柱よりも高くなる部分を設けたことを特徴とする蒸発燃料処理装置が提案される。
【００１０】
上記構成によれば、燃料タンク側に所定の圧力が加わると開弁するチェックバルブを第２蒸発燃料通路に配置したので、燃料タンクが満タン状態になってフロートバルブが第１蒸発燃料通路に連なる第１開口部を閉塞した後に給油ガンから少量ずつ燃料を供給しても、燃料タンク側の圧力がチェックバルブの開弁圧を超えるまでフィラーチューブ内の液面を上昇させることが可能となる。これにより、給油ガンのオートストップ装置を確実に作動させ、燃料が第２蒸発燃料通路を介してキャニスタに流入するのを防止することができる。また満タンの状態で気温の上昇等により燃料タンクの内圧が高まると、その内圧がチェックバルブを開弁圧を超えたときに該チェックバルブが開弁することで、蒸発燃料を第２蒸発燃料通路を介してキャニスタに排出することができる。
【００１１】
また第２蒸発燃料通路が燃料タンクと第１蒸発燃料通路の中間部とを接続しており、第１蒸発燃料通路の燃料タンクと前記中間部との間が、燃料タンクが傾斜してフロートバルブの第１開口部が液没した場合に、そのときの液面の高さを基準としてチェックバルブの開弁圧に相当する燃料柱よりも高くなる部分を有するので、第１開口部が液没した状態で燃料タンクの内圧が上昇したとき、閉弁状態にあるフロートバルブから第１蒸発燃料通路に漏れた燃料が該第１蒸発燃料通路の前記高い部分を乗り越えてキャニスタに流入する前に燃料タンクの内圧でチェックバルブが開弁し、燃料タンクの内圧を低下させることでキャニスタへの燃料の流入を防止することができる。しかも燃料タンク内の燃料が第１蒸発燃料通路に押し出されても、チェックバルブから延びる第２蒸発燃料通路は第１蒸発燃料通路の前記高い部分よりもキャニスタ側に接続されているので、チェックバルブに燃料が流入して開弁圧が高くなることがなく、燃料が前記高い部分を乗り越えてキャニスタに流入するのを防止することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【００１３】
図１〜図３は本発明の第１実施例を示すもので、図１は蒸発燃料処理装置の全体構成を示す図、図２は図１の２−２線断面図、図３は図１の３部拡大図である。
【００１４】
図１および図２に示すように、フィラーチューブ１１を備えた自動車の燃料タンクＴの上部空間と、燃料タンクＴにおいて発生した蒸発燃料を吸着して大気への放散を抑制するキャニスタＣとが第１蒸発燃料通路１２および第２蒸発燃料通路１３で接続されており、第１蒸発燃料通路１２が燃料タンクＴに接続される第１開口部１４がフロートバルブ１５で開閉され、第２蒸発燃料通路１３が燃料タンクＴに接続される第２開口部１６がカットバルブ１７で開閉される。カットバルブ１７で開閉される第２開口部１６はフロートバルブ１５で開閉される第１開口部１４よりも高い位置に設けられる。フロートバルブ１５は、満タン時に閉弁し、給油ガンＧから供給される燃料でフィラーチューブ１１内の液面を上昇させ、給油ガンＧのオートストップ装置を作動させるものである。またカットバルブ１７は、燃料タンクＴが大きく傾斜したときに閉弁し、燃料タンクＴ内の燃料が第２蒸発燃料通路１３を介してキャニスタＣに流入するのを阻止するものである。
【００１５】
第２蒸発燃料通路１３の中間部には、図３に示すチェックバルブ１８が設けられる。チェックバルブ１８はスプリング１９の弾発力で弁座２０に着座する方向に付勢された弁体２１を備えており、燃料タンクＴ側の圧力がキャニスタＣ側の圧力よりも所定圧力（例えば、約１５０ｍｍの燃料柱に相当する０．８ｋＰａ）を超えて高まると開弁するようになっている。第１蒸発燃料通路１２の中間部は部分的に高くなっており、その高い部分１２ａの高さｈは満タン状態の燃料タンクＴの液面Ｆ′を基準として、チェックバルブ１８の開弁圧である０．８ｋＰａに相当する燃料柱の高さである１５０ｍｍよりも高くなっている。尚、図１および図２において、符号Ｆ，Ｆ′は満タン状態の液面を示しており、Ｆは燃料タンクＴが水平状態にあるとき、Ｆ′は燃料タンクＴが傾斜状態にあるときに対応している。
【００１６】
キャニスタＣにはパージバルブ２２を介してエンジンの吸気系に連通するパージ通路２３と、ベントバルブ２４を介して大気に連通するベント通路２５とが接続される。
【００１７】
しかして、フィラーチューブ１１から給油ガンＧを介して燃料を供給すると燃料タンクＴの液面が次第に上昇し、燃料タンクＴから押し出された蒸発燃料は開弁状態にあるフロートバルブ１５から第１開口部１４および第１蒸発燃料通路１２を経てキャニスタＣに供給され、キャニスタＣにチャージされることで大気への放散を防止される。満タン状態になるとフロートバルブ１５が浮上して第１開口部１４に着座するため、第１蒸発燃料通路１２が閉塞される。このとき、カットバルブ１７は開弁状態にあるが、第２蒸発燃料通路１３に設けたチェックバルブ１８が閉弁状態にあるため、燃料タンクＴの蒸発燃料は第２蒸発燃料通路１３を通過することができず、その結果、給油ガンＧからの燃料の供給に伴ってフィラーチューブ１１内の液面が上昇し、給油ガンＧのノズルが液没することでオートストップ装置が作動して燃料の供給が自動的に停止する。
【００１８】
満タン状態になってフロートバルブ１５が閉弁した後に、給油ガンＧから少しずつ燃料を供給した場合でも、燃料タンクＴの内圧がチェックバルブ１８の開弁圧を超えない限り該チェックバルブ１８は開弁しないため、フィラーチューブ１１内の液面を上昇させて給油ガンＧのオートストップ装置を確実に作動させることができ、これにより過剰に供給された燃料が第２蒸発燃料通路１３を介してキャニスタＣに流入する事態を確実に回避することができる。またフロートバルブ１５が閉弁した満タン状態で、気温の上昇等により燃料タンクＴの内圧が上昇しても、その内圧が開弁圧を超えるとチェックバルブ１８が開弁するため、蒸発燃料をキャニスタＣに供給して圧力上昇による燃料タンクＴの損傷を防止することができる。
【００１９】
ところで、自動車が傾斜地に停車したような場合に、満タン状態の燃料タンクＴが傾斜して液面が図１および図２に符号Ｆ′で示す状態になり、フロートバルブ１５の第１開口部１４が液面下に没する可能性がある。このような場合に、気温の上昇等により燃料タンクＴの内圧が上昇すると、当初はチェックバルブ１８により第２蒸発燃料通路１３が閉塞されていることから、閉弁状態にあるフロートバルブ１５から漏れ出した燃料が第１蒸発燃料通路１２に流出することがある。
【００２０】
しかしながら、第１蒸発燃料通路１２には高い部分１２ａが設けられており、その高い部分１２ａを燃料が乗り越える前に第２蒸発燃料通路１３のチェックバルブ１８が開弁して燃料タンクＴの内圧を逃がすため、第１蒸発燃料通路１２を経てキャニスタＣに燃料が流入するのを防止することができる。
【００２１】
次に、図４に基づいて本発明の第２実施例を説明する。
【００２２】
第１実施例では第２蒸発燃料通路１３の一方の端部がキャニスタＣに直接接続されていたが、第２実施例では前記端部が第１蒸発燃料通路１２の中間部１２ｂに接続されている。そして第２蒸発燃料通路１３が第１蒸発燃料通路１２に接続される前記中間部１２ｂの位置は、第１蒸発燃料通路１２の高い部分１２ａとキャニスタＣとの間に設定されている。第２実施例のその他の構造は、第１実施例と同じである。
【００２３】
この第２実施例によっても第１実施例と同様の作用効果を達成することができる。更に、仮に第２蒸発燃料通路１３が第１蒸発燃料通路１２に接続される前記中間部１２ｂの位置が、第１蒸発燃料通路１２の高い部分１２ａと燃料タンクＴとの間に設定されていると、自動車が傾斜地に停車したような場合に、満タン状態の燃料タンクＴのフロートバルブ１５の第１開口部１４が液面下に没し、燃料タンクＴの内圧の上昇により閉弁状態にあるフロートバルブ１５から漏れ出した燃料が第１蒸発燃料通路１２に流出すると、チェックバルブ１８に燃料が流入して開弁圧が高くなってしまい、燃料が第１蒸発燃料通路１２の高い部分１２ａを乗り越えてキャニスタＣに流入してしまう虞がある。
【００２４】
しかしながら、第２実施例において、第２蒸発燃料通路１３が第１蒸発燃料通路１２に接続される前記中間部１２ｂの位置を、第１蒸発燃料通路１２の高い部分１２ａとキャニスタＣとの間に設定したことで、チェックバルブ１８に燃料が流入することが阻止されるため、該チェックバルブ１８を所望の開弁圧で開弁させて燃料のキャニスタＣへの流入を確実に防止することができる。
【００２５】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【００２６】
例えば、実施例ではチェックバルブ１８を第２蒸発燃料通路１３の中間部に設けているが、第２蒸発燃料通路１３の何れかの端部、つまり第２蒸発燃料通路１３と燃料タンクＴとの接続部、あるいは第２蒸発燃料通路１３とキャニスタＣとの接続部にチェックバルブ１８を設けても良い。
【００２７】
またフロートバルブ１５が燃料タンクＴの前部に設けられている場合には、前下りの傾斜地に駐車したときに第１開口部１４が液没し易くなるが、第１蒸発燃料通路１２の高い部分１２ａを燃料タンクＴの後方に配置することで、前記高さｈを容易に確保することができる。逆に、フロートバルブ１５が燃料タンクＴの後部に設けられている場合には、後下りの傾斜地に駐車したときに第１開口部１４が液没し易くなるが、第１蒸発燃料通路１２の高い部分１２ａを燃料タンクＴの前方に配置することで、前記高さｈを容易に確保することができる。
【００２８】
【発明の効果】
以上のように請求項１または請求項２に記載された発明によれば、燃料タンク側に所定の圧力が加わると開弁するチェックバルブを第２蒸発燃料通路に配置したので、燃料タンクが満タン状態になってフロートバルブが第１蒸発燃料通路に連なる第１開口部を閉塞した後に給油ガンから少量ずつ燃料を供給しても、燃料タンク側の圧力がチェックバルブの開弁圧を超えるまでフィラーチューブ内の液面を上昇させることが可能となる。これにより、給油ガンのオートストップ装置を確実に作動させ、燃料が第２蒸発燃料通路を介してキャニスタに流入するのを防止することができる。また満タンの状態で気温の上昇等により燃料タンクの内圧が高まると、その内圧がチェックバルブを開弁圧を超えたときに該チェックバルブが開弁することで、蒸発燃料を第２蒸発燃料通路を介してキャニスタに排出することができる。
【００２９】
特に、請求項１に記載された発明によれば、第１蒸発燃料通路が、燃料タンクが傾斜してフロートバルブの第１開口部が液没した場合に、そのときの液面の高さを基準としてチェックバルブの開弁圧に相当する燃料柱よりも高くなる部分を有するので、第１開口部が液没した状態で燃料タンクの内圧が上昇したとき、閉弁状態にあるフロートバルブから第１蒸発燃料通路に漏れた燃料が該第１蒸発燃料通路の高い部分を乗り越えてキャニスタに流入する前に燃料タンクの内圧でチェックバルブが開弁し、燃料タンクの内圧を低下させることでキャニスタへの燃料の流入を防止することができる。
【００３０】
特に、請求項２に記載された発明によれば、第２蒸発燃料通路が燃料タンクと第１蒸発燃料通路の中間部とを接続しており、第１蒸発燃料通路の燃料タンクと前記中間部との間が、燃料タンクが傾斜してフロートバルブの第１開口部が液没した場合に、そのときの液面の高さを基準としてチェックバルブの開弁圧に相当する燃料柱よりも高くなる部分を有するので、第１開口部が液没した状態で燃料タンクの内圧が上昇したとき、閉弁状態にあるフロートバルブから第１蒸発燃料通路に漏れた燃料が該第１蒸発燃料通路の前記高い部分を乗り越えてキャニスタに流入する前に燃料タンクの内圧でチェックバルブが開弁し、燃料タンクの内圧を低下させることでキャニスタへの燃料の流入を防止することができる。しかも燃料タンク内の燃料が第１蒸発燃料通路に押し出されても、チェックバルブから延びる第２蒸発燃料通路は第１蒸発燃料通路の前記高い部分よりもキャニスタ側に接続されているので、チェックバルブに燃料が流入して開弁圧が高くなることがなく、燃料が前記高い部分を乗り越えてキャニスタに流入するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例に係る蒸発燃料処理装置の全体構成を示す図
【図２】図１の２−２線断面図
【図３】図１の３部拡大図
【図４】本発明の第２実施例に係る、前記図１に対応する図
【図５】従来の蒸発燃料処理装置の全体構成を示す図
【符号の説明】
１１フィラーチューブ
１２第１蒸発燃料通路
１２ａ高くなる部分
１２ｂ中間部
１３第２蒸発燃料通路
１４第１開口部
１５フロートバルブ
１６第２開口部
１７カットバルブ
１８チェックバルブ
Ｔ燃料タンク
Ｃキャニスタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an evaporated fuel processing apparatus in which a canister for adsorbing evaporated fuel is connected to a fuel tank.
[0002]
[Prior art]
FIG. 5 shows a conventional fuel vapor processing apparatus. The upper space of the fuel tank T of the automobile and the canister C that adsorbs the evaporated fuel generated in the fuel tank T and suppresses the emission to the atmosphere are connected by the first evaporated fuel passage 01, and the first evaporated fuel passage A first opening 02 where 01 is connected to the fuel tank T is opened and closed by a float valve 03. A second evaporative fuel passage 04 branched from an intermediate portion of the first evaporative fuel passage 01 communicates with the upper space of the fuel tank T via the second opening 05, and the second opening 05 is located more than the float valve 03. It is opened and closed by a cut valve 06 provided at a high position. A throttle 07 is provided in the second evaporated fuel passage 04.
[0003]
When the liquid level of the fuel tank T rises by supplying the fuel from the filler tube 08 with the fuel gun G, the evaporated fuel pushed out by the fuel into the first evaporated fuel passage 01 is adsorbed by the canister C and diffused into the atmosphere. It is suppressed. When the liquid level of the fuel tank T reaches the full liquid level, the float valve 03 rises and is seated in the first opening 02 to close the first evaporative fuel passage 01. The evaporated fuel that has been supplied to the canister C through the passage 01 passes through the throttle 07 of the second evaporated fuel passage 04 from the second opening 05 and is supplied to the canister C. The evaporated fuel passes through the throttle 07. The liquid level in the filler tube 08 rises due to resistance when passing, and the automatic stop device of the fuel gun G is activated. The cut valve 06 is seated in the second opening 05 when the fuel tank T is greatly inclined, and has a function of preventing the fuel from flowing into the canister C via the second evaporated fuel passage 04. .
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, if fuel is supplied little by little from the refueling gun G after the float valve 03 is closed, the amount of fuel supplied from the refueling gun G cannot exceed the amount of evaporated fuel passing through the throttle 07, and the filler tube 08 There is a possibility that the liquid level inside the tank cannot rise and the auto-stop device of the fuel gun G does not operate, and the fuel is supplied to the canister C from the second evaporated fuel passage 04 due to the supercharged state.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to raise the liquid level in the filler tube when the fuel tank is full and to reliably operate the auto-stop device of the fuel gun.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a fuel tank capable of injecting fuel from a filler tube, a canister for adsorbing evaporated fuel from the fuel tank, and a fuel tank connected to the canister A first evaporative fuel passage, a second evaporative fuel passage connecting the fuel tank to the canister or an intermediate portion of the first evaporative fuel passage, and a first evaporative fuel passage provided in the first opening connected to the fuel tank. A float valve that closes the first opening when the liquid level in the fuel tank reaches a full liquid level, and a second evaporative fuel passage provided in the second opening connected to the fuel tank, A cut valve that closes the second opening when the liquid level in the fuel tank reaches a predetermined liquid level higher than that at full tank, and a second evaporative fuel passage, are arranged on the fuel tank side. The pressure of In the evaporative fuel processing system that includes a check valve which is opened and, the second evaporative fuel path connects the fuel tank to the canister, the first evaporative fuel path, the float valve fuel tank is tilted 1 Proposed an evaporative fuel treatment device characterized in that when the opening is submerged, a portion higher than the fuel column corresponding to the valve opening pressure of the check valve is provided with reference to the height of the liquid level at that time Is done.
[0007]
According to the above configuration, since the check valve that opens when a predetermined pressure is applied to the fuel tank side is disposed in the second evaporative fuel passage, the fuel tank becomes full and the float valve becomes in the first evaporative fuel passage. Even if fuel is supplied little by little from the refueling gun after closing the first opening, the liquid level in the filler tube can be increased until the pressure on the fuel tank exceeds the opening pressure of the check valve. . Thereby, the auto-stop device of the fuel gun can be reliably operated, and fuel can be prevented from flowing into the canister via the second evaporated fuel passage. In addition, when the internal pressure of the fuel tank increases due to an increase in temperature or the like in a full tank state, the check valve opens when the internal pressure exceeds the check valve open pressure, thereby evaporating the second evaporated fuel. It can be discharged to the canister via the passage.
[0008]
Further, when the fuel tank is inclined and the first opening of the float valve is submerged in the first evaporative fuel passage, the fuel column corresponding to the valve opening pressure of the check valve on the basis of the height of the liquid level at that time When the internal pressure of the fuel tank rises with the first opening submerged, the fuel leaked from the float valve in the closed state to the first evaporative fuel passage The check valve is opened by the internal pressure of the fuel tank before it passes over the high portion of the fuel passage and flows into the canister, and the inflow of fuel to the canister can be prevented by reducing the internal pressure of the fuel tank.
[0009]
According to the invention described in claim 2 , the fuel tank capable of injecting fuel from the filler tube, the canister for adsorbing the evaporated fuel from the fuel tank, the first evaporated fuel passage connecting the fuel tank to the canister, The fuel tank is provided in a canister or a second evaporative fuel passage connecting the middle portion of the first evaporative fuel passage, and a first opening where the first evaporative fuel passage is connected to the fuel tank. Is provided in the second opening connected to the fuel tank, the float valve for closing the first opening when the liquid level reaches when the tank is full, and the liquid level in the fuel tank is A cut valve that closes the second opening when the liquid level becomes higher than the liquid level when the tank is full and a second evaporative fuel passage, and opens when a predetermined pressure is applied to the fuel tank side Checkba In the evaporative fuel processing system that includes a blanking, the second evaporative fuel path connects the fuel tank to an intermediate portion of the first evaporative fuel path, between the fuel tank middle portion of the first fuel vapor path When the fuel tank is inclined and the first opening of the float valve is submerged, a portion that is higher than the fuel column corresponding to the valve opening pressure of the check valve is provided on the basis of the liquid level at that time. evaporative fuel processing system is proposed, characterized in that the.
[0010]
According to the above configuration, since the check valve that opens when a predetermined pressure is applied to the fuel tank side is disposed in the second evaporative fuel passage, the fuel tank becomes full and the float valve becomes in the first evaporative fuel passage. Even if fuel is supplied little by little from the refueling gun after closing the first opening, the liquid level in the filler tube can be increased until the pressure on the fuel tank exceeds the opening pressure of the check valve. . Thereby, the auto-stop device of the fuel gun can be reliably operated, and fuel can be prevented from flowing into the canister via the second evaporated fuel passage. In addition, when the internal pressure of the fuel tank increases due to an increase in temperature or the like in a full tank state, the check valve opens when the internal pressure exceeds the check valve open pressure, thereby evaporating the second evaporated fuel. It can be discharged to the canister via the passage.
[0011]
The second evaporative fuel passage connects the fuel tank and the intermediate portion of the first evaporative fuel passage, and the fuel tank is inclined between the fuel tank of the first evaporative fuel passage and the intermediate portion, and the float valve When the first opening is submerged, it has a portion that is higher than the fuel column corresponding to the valve opening pressure of the check valve on the basis of the height of the liquid level at that time. When the internal pressure of the fuel tank rises in this state, the fuel leaked from the float valve in the closed state to the first evaporative fuel passage passes over the high portion of the first evaporative fuel passage before flowing into the canister. The check valve is opened by the internal pressure of the tank, and the internal pressure of the fuel tank is reduced to prevent the fuel from flowing into the canister. Moreover, even if the fuel in the fuel tank is pushed out to the first evaporative fuel passage, the second evaporative fuel passage extending from the check valve is connected to the canister side with respect to the higher portion of the first evaporative fuel passage. Therefore, the fuel does not flow into the valve and the valve opening pressure does not increase, and the fuel can be prevented from getting over the high portion and flowing into the canister.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings.
[0013]
1 to 3 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a diagram showing the overall configuration of an evaporative fuel processing apparatus, FIG. 2 is a sectional view taken along line 2-2 of FIG. 1, and FIG. FIG.
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 2, the upper space of the fuel tank T of the automobile provided with the filler tube 11 and the canister C that adsorbs the evaporated fuel generated in the fuel tank T and suppresses the emission to the atmosphere are first. The first evaporative fuel passage 12 and the second evaporative fuel passage 13 are connected to each other, and the first opening 14 where the first evaporative fuel passage 12 is connected to the fuel tank T is opened and closed by the float valve 15, and the second evaporative fuel passage is provided. A second opening 16 connected to the fuel tank T is opened and closed by a cut valve 17. The second opening 16 opened and closed by the cut valve 17 is provided at a higher position than the first opening 14 opened and closed by the float valve 15. The float valve 15 closes when the tank is full, raises the liquid level in the filler tube 11 with the fuel supplied from the fuel gun G, and operates the auto-stop device of the fuel gun G. The cut valve 17 is closed when the fuel tank T is largely inclined, and prevents the fuel in the fuel tank T from flowing into the canister C via the second evaporated fuel passage 13.
[0015]
A check valve 18 shown in FIG. 3 is provided at an intermediate portion of the second evaporated fuel passage 13. The check valve 18 includes a valve body 21 that is urged in the direction of seating on the valve seat 20 by the resilient force of the spring 19, and the pressure on the fuel tank T side is higher than the pressure on the canister C side (for example, The valve opens when the pressure exceeds 0.8 kPa, which corresponds to a fuel column of about 150 mm. The intermediate portion of the first evaporative fuel passage 12 is partially high, and the height h of the high portion 12a is the valve opening pressure of the check valve 18 with reference to the liquid level F ′ of the fuel tank T in the full tank state. The height of the fuel column corresponding to 0.8 kPa is higher than 150 mm. In FIGS. 1 and 2, reference numerals F and F ′ indicate liquid levels in a full tank state, F is when the fuel tank T is in a horizontal state, and F ′ is when the fuel tank T is in an inclined state. It corresponds to.
[0016]
The canister C is connected to a purge passage 23 that communicates with the intake system of the engine via the purge valve 22 and a vent passage 25 that communicates with the atmosphere via the vent valve 24.
[0017]
Accordingly, when fuel is supplied from the filler tube 11 via the fuel gun G, the liquid level of the fuel tank T gradually rises, and the evaporated fuel pushed out of the fuel tank T is opened from the float valve 15 in the open state to the first opening. It is supplied to the canister C through the section 14 and the first evaporated fuel passage 12, and is charged into the canister C, thereby preventing emission to the atmosphere. When the tank is full, the float valve 15 floats and is seated in the first opening 14, so that the first evaporated fuel passage 12 is closed. At this time, the cut valve 17 is in the open state, but the check valve 18 provided in the second evaporated fuel passage 13 is in the closed state, so that the evaporated fuel in the fuel tank T passes through the second evaporated fuel passage 13. As a result, as the fuel is supplied from the fuel gun G, the liquid level in the filler tube 11 rises, and the nozzle of the fuel gun G is submerged so that the auto-stop device operates and the fuel is supplied. Will automatically stop.
[0018]
Even when fuel is supplied little by little from the refueling gun G after the float valve 15 is closed due to the full tank state, the check valve 18 is maintained as long as the internal pressure of the fuel tank T does not exceed the valve opening pressure of the check valve 18. Since the valve is not opened, the liquid level in the filler tube 11 can be raised and the auto-stop device of the fuel gun G can be operated reliably, so that excessively supplied fuel canister via the second evaporative fuel passage 13. The situation of flowing into C can be reliably avoided. Even if the internal pressure of the fuel tank T rises due to a rise in temperature, etc., when the float valve 15 is full, the check valve 18 opens when the internal pressure exceeds the valve opening pressure. The canister C can be supplied to prevent the fuel tank T from being damaged due to an increase in pressure.
[0019]
By the way, when the automobile is stopped on an inclined ground, the fuel tank T in a full tank state is inclined and the liquid surface is in a state indicated by reference numeral F ′ in FIGS. 1 and 2, and the first opening of the float valve 15. 14 may be submerged below the liquid level. In such a case, when the internal pressure of the fuel tank T rises due to an increase in temperature or the like, the second evaporated fuel passage 13 is initially closed by the check valve 18, so that the leakage from the float valve 15 in the closed state occurs. The discharged fuel may flow out to the first evaporative fuel passage 12.
[0020]
However, the first evaporative fuel passage 12 is provided with a high portion 12a, and the check valve 18 of the second evaporative fuel passage 13 opens to increase the internal pressure of the fuel tank T before the fuel gets over the high portion 12a. Therefore, the fuel can be prevented from flowing into the canister C through the first evaporative fuel passage 12.
[0021]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0022]
In the first embodiment, one end of the second evaporated fuel passage 13 is directly connected to the canister C. However, in the second embodiment, the end is connected to the intermediate portion 12 b of the first evaporated fuel passage 12. Yes. The position of the intermediate portion 12b where the second evaporated fuel passage 13 is connected to the first evaporated fuel passage 12 is set between the high portion 12a of the first evaporated fuel passage 12 and the canister C. The other structure of the second embodiment is the same as that of the first embodiment.
[0023]
This second embodiment can achieve the same effects as those of the first embodiment. Further, the position of the intermediate portion 12b where the second evaporated fuel passage 13 is connected to the first evaporated fuel passage 12 is set between the high portion 12a of the first evaporated fuel passage 12 and the fuel tank T. When the vehicle stops on an inclined ground, the first opening 14 of the float valve 15 of the fuel tank T in a full tank state is submerged below the liquid level, and the valve is closed due to an increase in the internal pressure of the fuel tank T. When the fuel leaked from a certain float valve 15 flows out into the first evaporative fuel passage 12, the fuel flows into the check valve 18 and the valve opening pressure becomes higher, so that the fuel becomes a high portion 12a of the first evaporative fuel passage 12. There is a risk that it will flow over into canister C.
[0024]
However, in the second embodiment, the position of the intermediate portion 12b where the second evaporated fuel passage 13 is connected to the first evaporated fuel passage 12 is set between the high portion 12a of the first evaporated fuel passage 12 and the canister C. Since the setting prevents the fuel from flowing into the check valve 18, the check valve 18 can be opened at a desired valve opening pressure to reliably prevent the fuel from flowing into the canister C. .
[0025]
As mentioned above, although the Example of this invention was explained in full detail, this invention can perform a various design change in the range which does not deviate from the summary.
[0026]
For example, in the embodiment, the check valve 18 is provided in the intermediate portion of the second evaporated fuel passage 13, but any end portion of the second evaporated fuel passage 13, that is, the second evaporated fuel passage 13 and the fuel tank T A check valve 18 may be provided at the connecting portion or the connecting portion between the second evaporated fuel passage 13 and the canister C.
[0027]
Further, when the float valve 15 is provided at the front part of the fuel tank T, the first opening portion 14 is liable to be submerged when parked on the front and lower slope, but the first evaporative fuel passage 12 is high. By arranging the portion 12a behind the fuel tank T, the height h can be easily secured. On the contrary, when the float valve 15 is provided at the rear part of the fuel tank T, the first opening portion 14 is liable to be submerged when parked on the slope at the back and down, but the first evaporative fuel passage 12 By arranging the high portion 12a in front of the fuel tank T, the height h can be easily secured.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention described in claim 1 or claim 2 , the check valve that opens when a predetermined pressure is applied to the fuel tank side is arranged in the second evaporative fuel passage. Even if fuel is supplied little by little after the float valve closes the first opening connected to the first evaporative fuel passage in the tank state, the pressure on the fuel tank side exceeds the opening pressure of the check valve It becomes possible to raise the liquid level in a filler tube. Thereby, the auto-stop device of the fuel gun can be reliably operated, and fuel can be prevented from flowing into the canister via the second evaporated fuel passage. In addition, when the internal pressure of the fuel tank increases due to an increase in temperature or the like in a full tank state, the check valve opens when the internal pressure exceeds the check valve open pressure, thereby evaporating the second evaporated fuel. It can be discharged to the canister via the passage.
[0029]
In particular, according to the first aspect of the present invention, when the first evaporative fuel passage is tilted and the first opening of the float valve is submerged, the liquid level at that time is increased. Since it has a portion that is higher than the fuel column corresponding to the valve opening pressure of the check valve as a reference, when the internal pressure of the fuel tank rises with the first opening submerged, the float valve that is closed Before the fuel leaking into one evaporative fuel passage passes over the high part of the first evaporative fuel passage and flows into the canister, the check valve is opened by the internal pressure of the fuel tank, and the internal pressure of the fuel tank is lowered to the canister. Inflow of the fuel can be prevented.
[0030]
In particular, according to the invention described in claim 2, the second evaporative fuel passage connects the fuel tank and the intermediate portion of the first evaporative fuel passage, and the fuel tank of the first evaporative fuel passage and the intermediate portion When the fuel tank is inclined and the first opening of the float valve is submerged, the height of the liquid level at that time is higher than the fuel column corresponding to the valve opening pressure of the check valve. Therefore, when the internal pressure of the fuel tank rises with the first opening submerged, the fuel leaked from the float valve in the closed state to the first evaporative fuel passage is in the first evaporative fuel passage. The check valve is opened by the internal pressure of the fuel tank before it passes over the high part and flows into the canister, and the inflow of fuel to the canister can be prevented by reducing the internal pressure of the fuel tank. Moreover, even if the fuel in the fuel tank is pushed out to the first evaporative fuel passage, the second evaporative fuel passage extending from the check valve is connected to the canister side with respect to the higher portion of the first evaporative fuel passage. Therefore, the fuel does not flow into the valve and the valve opening pressure does not increase, and the fuel can be prevented from getting over the high portion and flowing into the canister.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of an evaporative fuel processing apparatus according to a first embodiment. FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line 2-2 in FIG. 1. FIG. FIG. 5 is a diagram corresponding to FIG. 1 according to the second embodiment of the present invention. FIG. 5 is a diagram showing an overall configuration of a conventional evaporative fuel processing apparatus.
11 Filler tube 12 First evaporative fuel passage 12a Elevated portion 12b Intermediate portion 13 Second evaporative fuel passage 14 First opening 15 Float valve 16 Second opening 17 Cut valve 18 Check valve T Fuel tank C Canister

Claims

A fuel tank (T) capable of injecting fuel from the filler tube (11);
A canister (C) for adsorbing evaporated fuel from the fuel tank (T);
A first evaporative fuel passage (12) connecting the fuel tank (T) to the canister (C);
A second evaporative fuel passage (13) connecting the fuel tank (T) to the canister (C) or an intermediate portion (12b) of the first evaporative fuel passage (12);
The first evaporative fuel passage (12) is provided in the first opening (14) connected to the fuel tank (T), and the liquid level in the fuel tank (T) becomes the liquid level when full. A float valve (15) for closing the first opening (14);
The second evaporative fuel passage (13) is provided in the second opening (16) connected to the fuel tank (T), and the liquid level in the fuel tank (T) is higher than the liquid level when full. A cut valve (17) for closing the second opening (16) when the liquid level is reached ;
In the evaporative fuel processing apparatus, which is disposed in the second evaporative fuel passage (13) and includes a check valve (18) that opens when a predetermined pressure is applied to the fuel tank (T) side ,
The second evaporated fuel passage (13) connects the fuel tank (T) to the canister (C), and the fuel tank (T) is inclined to the first evaporated fuel passage (12) so that the float valve (15) When the first opening (14) is submerged, a portion (12a) that is higher than the fuel column corresponding to the valve opening pressure of the check valve (18) is provided based on the height of the liquid level at that time. The evaporative fuel processing apparatus characterized by the above.

A fuel tank (T) capable of injecting fuel from the filler tube (11);
A canister (C) for adsorbing evaporated fuel from the fuel tank (T);
A first evaporative fuel passage (12) connecting the fuel tank (T) to the canister (C);
A second evaporative fuel passage (13) connecting the fuel tank (T) to the canister (C) or an intermediate portion (12b) of the first evaporative fuel passage (12);
The first evaporative fuel passage (12) is provided in the first opening (14) connected to the fuel tank (T), and the liquid level in the fuel tank (T) becomes the liquid level when full. A float valve (15) for closing the first opening (14);
The second evaporative fuel passage (13) is provided in the second opening (16) connected to the fuel tank (T), and the liquid level in the fuel tank (T) is higher than the liquid level when full. A cut valve (17) for closing the second opening (16) when the liquid level is reached ;
In the evaporative fuel processing apparatus, which is disposed in the second evaporative fuel passage (13) and includes a check valve (18) that opens when a predetermined pressure is applied to the fuel tank (T) side ,
The second evaporative fuel passage (13) connects the fuel tank (T) to the intermediate portion (12b) of the first evaporative fuel passage (12), and is connected to the fuel tank (T) of the first evaporative fuel passage (12). When the fuel tank (T) is inclined between the intermediate portion (12b) and the first opening (14) of the float valve (15) is submerged, the height of the liquid level at that time is used as a reference. The evaporative fuel processing apparatus is characterized in that a portion (12a) higher than the fuel column corresponding to the valve opening pressure of the check valve (18) is provided .