JP3984930B2 - Hair cosmetics - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪の脱色・脱染に使用される毛髪脱色・脱染剤及び毛髪の染色に使用される染毛剤等の毛髪化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の毛髪化粧料としては、第1剤にはアンモニア、モノエタノールアミン、界面活性剤、高級アルコール、油性成分、水等が含有され、第2剤には酸化剤が含有された脱色剤組成物及び染毛剤組成物が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の脱色剤組成物及び染毛剤組成物は、モノエタノールアミンを配合するとともにアンモニアの配合量を削減し、アンモニアに起因する刺激臭を低減させている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−363049号公報(請求項1、請求項2等)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
最近の毛髪化粧料では、使用時における不快感を抑制するために刺激臭を一層低減することが要望されている。しかしながら、上記特許文献1に記載の脱色剤組成物及び染毛剤組成物では、そのような要望に対して、刺激臭の低減効果が不十分であるという問題があった。
【0005】
一方、アンモニアを配合しなければ、アンモニアを要因とする刺激臭は解消される。しかしながら、アンモニアを配合しなかった場合、アンモニアを配合した場合と比較して、仕上り後の毛髪の明度が不十分となるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、刺激臭を一層低減することができるとともに毛髪の明度を向上させることができる毛髪化粧料及び毛髪の明度を向上させることができる毛髪化粧料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明の毛髪化粧料では、 使用時に酸化剤を含有する酸化剤組成物と混合される毛髪化粧料であって、下記の(A)〜(F)の各成分を含有するとともに前記(A)、(B)及び(D)の各成分について下記式(1)で示される重量比Xが5〜40であるものである。
(A)炭素数5〜18の分岐状脂肪酸と炭素数8〜16の高級アルコールとからなるエステル。
(B)分岐状炭化水素、及び炭素数14〜30の高級アルコールから選ばれる少なくとも一種。
(C)炭素数16〜25のアルキル基又は炭素数16〜25のアルケニル基を有するエーテル型非イオン性界面活性剤。
(D)カチオン性界面活性剤。
(E)水。
(F)揮発性アルカリ剤。
X=((A)成分の重量+(B)成分の重量)/(D)成分の重量・・・(1)
【0008】
請求項2に記載の発明の毛髪化粧料では、使用時に酸化剤を含有する酸化剤組成物と混合される毛髪化粧料であって、下記の(A)〜(E)及び(G)の各成分を含有するとともに前記(A)、(B)及び(D)の各成分について下記式(1)で示される重量比Xが5〜40であるものである。
(A)炭素数5〜18の分岐状脂肪酸と炭素数8〜16の高級アルコールとからなるエステル。
(B)分岐状炭化水素、及び炭素数が14〜30の高級アルコールから選ばれる少なくとも一種。
(C)炭素数16〜25のアルキル基又は炭素数16〜25のアルケニル基を有するエーテル型非イオン性界面活性剤。
(D)カチオン性界面活性剤。
(E)水。
(G)不揮発性アルカリ剤。
X=((A)成分の重量+(B)成分の重量)/(D)成分の重量・・・(1)
【0009】
請求項3に記載の発明の毛髪化粧料では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記酸化剤組成物との混合物の粘度が3000〜30000ミリパスカル秒(mPa・s)であることを特徴とする。
【0011】
請求項に記載の発明の毛髪化粧料では、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の発明において、水中油滴型(O/W型)乳化物であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を2剤式の毛髪脱色剤に適用した第1の実施形態について詳細に説明する。
【0013】
2剤式の毛髪脱色剤は、毛髪化粧料としての脱色第1剤と、酸化剤組成物としての脱色第2剤とから構成されている。脱色第1剤には、(A)〜(F)の各成分が含有されている。(A)成分は分岐状脂肪酸、分岐状脂肪酸の塩、及び分岐状脂肪酸と高級アルコールとからなるエステルから選ばれる少なくとも一種である。(B)成分は分岐状炭化水素、及び炭素数14〜30の高級アルコールから選ばれる少なくとも一種である。(C)成分は炭素数16〜25のアルキル基又は炭素数16〜25のアルケニル基を有するエーテル型非イオン性界面活性剤である。(D)成分はカチオン性界面活性剤、(E)成分は水、及び(F)成分は揮発性アルカリ剤である。また、脱色第2剤には酸化剤が含有されている。これらの脱色第1剤及び脱色第2剤は、使用時に混合されることにより、混合物としての脱色混合物が得られる。この脱色混合物が毛髪に塗布されることによって、毛髪は脱色される。
[脱色第1剤]
(A)分岐状脂肪酸、分岐状脂肪酸の塩、及び分岐状脂肪酸と高級アルコールとからなるエステルから選ばれる少なくとも一種は、(B)〜(E)の各成分とともに乳化物を形成することにより、刺激臭を一層低減するとともに毛髪の明度を向上するために配合される。分岐状脂肪酸は、脂肪酸の炭素鎖が分岐状をなすものであって、その具体例としては、イソステアリン酸、イソノナン酸、イソオクタン酸、ネオペンタン酸、ネオデカン酸等が挙げられる。分岐状脂肪酸の塩は、上記の分岐状脂肪酸のカリウム塩、ナトリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられ、具体例としてはイソステアリン酸ナトリウム、イソステアリン酸アンモニウム、イソオクタン酸カリウム等が挙げられる。分岐状脂肪酸と高級アルコールとからなるエステルは、上記の分岐状脂肪酸と、セチルアルコール、イソセチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール等の高級アルコールとからなるエステルであって、具体的にはイソオクタン酸セチル、イソステアリン酸イソセチル、イソノナン酸2−エチルエキシル等が挙げられる。これらの(A)成分は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。これらの(A)成分の中でも、刺激臭をより一層低減することができるとともに毛髪の明度をより向上することができることから、少なくとも分岐状脂肪酸と高級アルコールとからなるエステルを含有させることが好ましい。
【0014】
脱色第1剤中における(A)成分の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.2〜8重量%、さらに好ましくは0.5〜6重量%である。この含有量が0.1重量%未満であると、刺激臭の低減効果及び明度の向上効果を十分に得ることが困難となるおそれがある。一方、10重量%を超えて配合しても、それ以上の効果を得ることが困難となり、不経済となるおそれがある。
【0015】
(B)分岐状炭化水素、及び炭素数が14〜30の高級アルコールから選ばれる少なくとも一種は、(A)及び(C)〜(E)の各成分とともに乳化物を形成することにより、刺激臭を一層低減するとともに毛髪の明度を向上するために配合される。分岐状炭化水素は、炭化水素の炭素鎖が分岐状をなす炭化水素を主成分とするものである。ここでいう主成分とは、50重量%以上であることをいうが、好ましくは70重量%以上、より好ましくは80重量%以上である。分岐状炭化水素の具体例としては、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレン、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、α−オレフィンオリゴマー等が挙げられる。炭素数が14〜30の高級アルコールとしては、セチルアルコール(セタノール)、ステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ラノリンアルコール、2−オクチデカノール、2−ヘキシルデカノール、デシルテトラデカノール、アラキルアルコール等が挙げられる。これらの高級アルコールの炭素数が14未満又は30を超える場合、安定した乳化物が得られず、刺激臭を一層低減することができない。これらの(B)成分は単独で配合してもよく、二種以上を組み合わせて配合してもよい。これらの(B)成分の中でも、脱色混合物の粘度を毛髪の塗布に適した範囲に設定し易いことから、分岐状炭化水素及び炭素数が14〜30の高級アルコールを併用することが好ましい。
【0016】
脱色第1剤中における(B)成分の含有量は、好ましくは0.1〜20重量%、より好ましくは0.2〜18重量%、さらに好ましくは0.2〜16重量%である。この含有量が0.1重量%未満であると、刺激臭の低減効果及び明度の向上効果を十分に得ることが困難となるおそれがある。一方、20重量%を超えて配合しても、それ以上の効果は期待できなく、不経済となるおそれがある。
【0017】
(C)炭素数16〜25のアルキル基又は炭素数16〜25のアルケニル基を有するエーテル型非イオン性界面活性剤は、(A)、(B)、(D)及び(E)の各成分とともに乳化物を形成することにより、刺激臭を一層低減するとともに毛髪に明度を向上するために配合される。アルキル基の炭素数又はアルケニル基の炭素数が16未満又は25を超える場合、安定した乳化物が得られず、刺激臭を一層低減することができない。(C)成分の具体例としては、POE(2)セチルエーテル、POE(2)ステアリルエーテル、POE(5)ベヘニルエーテル、POE(2)オレイルエーテル、POE(20)POP(4)セチルエーテル、POE(30)セチルエーテル、POE(20)ステアリルエーテル、POE(20)ベヘニルエーテル、POE(30)ベヘニルエーテル、POE(7)セチルエーテル、POE(10)ベヘニルエーテル、POE(10)オレイルエーテル、POE(20)オレイルエーテル、POE(50)オレイルエーテル等が挙げられる。なお、POEはポリオキシエチレン及びPOPはポリオキシプロピレンを示し、POE及びPOPに付随する数値はそれぞれの付加モル数を示す。これらの(C)成分は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0018】
脱色第1剤中における(C)成分の含有量は、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは0.1〜8重量%、さらに好ましくは0.3〜6重量%である。この含有量が0.01重量%未満であると、刺激臭の低減効果及び明度の向上効果を十分に得ることが困難となるおそれがある。一方、10重量%を超えて配合しても、それ以上の効果は期待できなく、不経済となるおそれがある。
【0019】
(D)カチオン性界面活性剤は、毛髪の感触を良好にするとともに乳化を補助するために配合される。(D)成分の具体例としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム等の第四級アンモニウム塩、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン等のサッカリン塩が挙げられる。これらの(D)成分は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。これらの(D)成分の中でも、乳化の補助及び毛髪の感触に対する効果がバランスよく得られることから、少なくとも第四級アンモニウム塩を含有させることが好ましい。
【0020】
脱色第1剤中における(D)成分の含有量は、好ましくは0.05〜10重量%、より好ましくは0.1〜9重量%、さらに好ましくは0.5〜8重量%、最も好ましくは1.0〜7重量%である。この含有量が0.05重量%未満であると、毛髪の感触を良好にすることが困難となるおそれがある。一方、10重量%を超えて配合すると、乳化安定性及び毛髪の感触に対してそれ以上の効果が得られにくいだけでなく、それらが悪化するおそれがある。
【0021】
(E)水は、(A)〜(D)の各成分とともに乳化物を形成することにより、刺激臭を一層低減するとともに明度を向上するために配合される。脱色第1剤中における(E)成分の含有量は、好ましくは45〜90重量%、より好ましくは60〜85重量%、さらに好ましくは65〜80重量%である。この含有量が45〜90重量%であると、水中油滴型(O/W型)乳化物を形成させ易く、乳化安定性を向上させることができ、刺激臭をより一層低減することができる。この含有量が45重量%未満であると、O/W型乳化物を形成させることが困難となるおそれがある。一方、90重量%を超えて配合すると、他の成分の含有量を十分に確保することができなくなるおそれがある。
【0022】
(F)揮発性アルカリ剤は、毛髪を膨潤させるとともに酸化剤の作用を促進させ、毛髪に明度を付与するために配合される。この(F)成分は常温で揮発性を有するものであって、その具体例としてはアンモニア等が挙げられる。脱色第1剤中における(F)成分の含有量は、好ましくは0.1〜3.5重量%、より好ましくは0.3〜3重量%、さらに好ましくは0.5〜2重量%である。この含有量が0.1重量%未満であると、酸化剤の作用を十分に促進することができないおそれがある。一方、3.5重量%を超えて配合しても、本発明を具体化することによる刺激臭低減効果は得られるが、(F)成分自体の刺激臭が強すぎるため、製品として不十分となるおそれがある。
【0023】
脱色第1剤中における(A)、(B)及び(D)の各成分について、下記式(1)で示される重量比Xは、好ましくは5〜40、より好ましくは6〜35、さらに好ましくは7〜30である。
X=((A)成分の重量+(B)成分の重量)/(D)成分の重量・・・(1)
この重量比が5未満であると、(D)成分によって酸化剤の作用が阻害され、良好な明度が得られないおそれがある。一方、40を超えると、(D)成分の作用が(A)及び(B)の各成分に阻害され、良好な感触が得られないおそれがある。この重量比Xが5〜40であると、酸化剤及び(D)成分の作用を十分に発揮させることができ、毛髪の明度及び毛髪の感触のいずれも向上させることができる。また、脱色第1剤において重量比Xを5〜40、かつ(D)成分の含有量を0.5〜8重量%にすることにより、毛髪の明度及び毛髪の感触をさらに向上させることができる。
【0024】
脱色第1剤には、その他の成分として不揮発性アルカリ剤、油性成分、(C)及び(D)成分以外の界面活性剤、pH調整剤等を含有させることが可能である。
【0025】
不揮発性アルカリ剤は、(F)成分の作用を補助するために配合することが好ましい。不揮発性アルカリ剤の配合によって、脱色第1剤中における(F)成分の含有量を削減することができるため、刺激臭をより一層低減することができる。不揮発性アルカリ剤の具体例としては、アルカノールアミン(モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等)、有機アミン類(2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、グアニジン等)、無機アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、塩基性アミノ酸(アルギニン、リジン等)、塩基性アミノ酸の塩等が挙げられる。これらの不揮発性アルカリ剤は、単独で配合してもよく、複数を組み合わせて配合してもよい。これらの不揮発性アルカリ剤の中でも、酸化剤の作用を一層促進することができることから、アルカノールアミンを含有させることが好ましい。
【0026】
脱色第1剤中における不揮発性アルカリ剤の含有量は、好ましくは0.1〜3重量%、より好ましくは0.2〜2.8重量%、さらに好ましくは0.3〜2.5重量%である。この含有量が0.1重量%未満であると、(F)成分の作用を十分に補助することができないおそれがある。一方、3重量%を超えて配合すると、毛髪に損傷が生じ易くなるおそれがある。
【0027】
油性成分の具体例としては、炭化水素、油脂、ロウ類、高級脂肪酸、アルキルグリセリルエーテル、エステル類、シリコーン類等が挙げられる。炭化水素としては、上記(B)成分である分岐状炭化水素以外の流動パラフィン、オゾケライト、セレシン、パラフィン、ポリエチレン末、ワセリン等が挙げられる。油脂としては、オリーブ油等の各種植物性油脂、牛脂等の各種動物性油脂等が挙げられる。ロウ類としては、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等が挙げられる。高級脂肪酸としては、上記の(A)成分である分岐状脂肪酸以外のラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸等が挙げられる。アルキルグリセリルエーテルとしては、バチルアルコール(モノステアリルグリセリルエーテル)、キミルアルコール(モノセチルグリセリルエーテル)、セラキルアルコール(モノオレイルグリセリルエーテル)、イソステアリルグリセリルエーテル等が挙げられる。エステル類として、上記の(A)成分である分岐状脂肪酸と高級アルコールとからなるエステル以外のアジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル等が挙げられる。シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等が挙げられる。
【0028】
(C)及び(D)成分以外の界面活性剤としては、(C)成分以外の非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
pH調整剤は、アルカリ性である脱色第1剤のpHを調整するために配合される。pH調整剤の具体例としては、無機酸、有機酸、それらの塩等が挙げられる。無機酸としては、リン酸、硫酸、塩酸等、有機酸としてはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、ピロリン酸、グルコン酸、グルクロン酸、アスコルビン酸、安息香酸等が挙げられる。無機酸及び有機酸の塩としては、上記の無機酸及び有機酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる他、炭酸アンモニウム等の炭酸塩が挙げられる。
【0029】
さらに、脱色第1剤に配合可能なその他の成分として、プロピレングリコール等の多価アルコール、加水分解ケラチン、カチオン化ポリマー、パーフルオロポリエーテル等の毛髪柔軟剤、粘度調整剤、保湿剤、帯電防止剤、酸化防止剤、防腐剤、金属封鎖剤、溶剤、色素、香料等が挙げられる。
【0030】
この脱色第1剤の剤型は、油中水滴型乳化物又はO/W型乳化物であるが、優れた乳化安定性が得られ、脱色混合物の刺激臭をより一層低減することができるとともに毛髪の明度をより向上させることができることから、O/W型乳化物であることが好ましい。
[脱色第2剤]
酸化剤は、毛髪に含まれるメラニンを脱色するために配合される。酸化剤の具体例としては、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物等が挙げられる。これらの酸化剤は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。これらの酸化剤の中でも、毛髪の脱色力に優れることから過酸化水素が好ましい。
【0031】
脱色第2剤中における酸化剤の含有量は、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは0.2〜8重量%、さらに好ましくは0.6〜6重量%である。この含有量が0.01重量%未満であると、酸化剤の作用を発揮させることが困難となり、メラニンを十分に脱色することができないおそれがある。一方、10重量%を超えて配合すると、毛髪に損傷等の不具合が発生するおそれがある。
【0032】
脱色第2剤に含有されるその他の成分としては、水、各種界面活性剤、油性成分、pH調整剤、金属封鎖剤等、脱色第2剤に通常配合される成分が挙げられる。
【0033】
水は、酸化剤等の溶媒又は分散媒として脱色第2剤を水溶液、分散液又は乳化物を形成するために配合される。脱色第2剤中における水の含有量は、好ましくは50〜98重量%、より好ましくは70〜95重量%である。この含有量が50重量%未満であると、水溶液、分散液又は乳化物を安定して形成することが困難となるおそれがある。一方、98重量%を超えて配合すると、脱色第2剤の均一性及び安定性を確保しにくくなる。
【0034】
この脱色第2剤の剤型としては、水溶液状、分散液状、乳化物状、ゲル状、フォーム状、クリーム状等が挙げられる。
[脱色混合物]
脱色混合物は、脱色第1剤及び脱色第2剤を所定の割合で混合調製することによって得られる。脱色第1剤と脱色第2剤との混合割合(=脱色第1剤の重量:脱色第2剤の重量)は、好ましくは1:0.5〜1:5、より好ましくは1:0.75〜1:3、さらに好ましくは1:0.8〜1:2である。この混合割合よりも脱色第1剤が多くなると、脱色第1剤中に含有する成分と脱色第2剤中に含有する成分との均一性が低下するおそれがある。一方、この混合割合よりも脱色第2剤が多い場合でも、本発明を具体化することによる刺激臭低減効果は得られるが、脱色第1剤中に含有される各成分の配合量を高める必要があり、脱色第1剤中における各成分の含有量を好ましい範囲に設定することが困難となるおそれがある。
【0035】
脱色混合物の粘度は、好ましくは3000〜30000ミリパスカル秒(mPa・s)、より好ましくは3500〜28000ミリパスカル秒、さらに好ましくは4000〜26000ミリパスカル秒である。この粘度が3000ミリパスカル秒未満であると、脱色混合物が毛髪になじみにくく、優れた明度を得ることが困難となるおそれがある。一方、30000ミリパスカル秒を超えると、毛髪に(B)成分等が過剰に残留し易く、毛髪がべたつく等、脱色処理後の毛髪の感触が悪化するおそれがある。また、脱色混合物の粘度を上記の範囲に設定することにより、脱色混合物に含有する(A)〜(E)成分による乳化構造がさらに安定して維持され、脱色混合物の刺激臭をより一層低減することができる。この粘度の値はB型粘度計を使用し、ローターNo.4、回転数12rpm、25℃、1分間の条件で測定した値を示す。
【0036】
さて、毛髪化粧料としての脱色第1剤を調製するには、(A)〜(F)の各成分及びその他の成分を攪拌混合する。このとき、脱色第1剤中には、(A)〜(E)の各成分が含有され、これらの成分により安定した乳化物が形成されている。そして、この乳化物には(F)成分が安定して取り込まれている。また、脱色第2剤は、酸化剤及びその他の成分を攪拌混合することにより調製される。
【0037】
次に、脱色第1剤及び脱色第2剤を使用するには、脱色第1剤及び脱色第2剤を所定の混合割合で混合することによって脱色混合物を調製する。このとき、(A)〜(E)の各成分が形成する乳化物の乳化構造は、混合調製時や混合調製後の脱色混合物中において、安定して維持される。従って、その乳化物に取り込まれている(F)成分の揮発性は抑制されている。
【0038】
続いて、毛髪に脱色処理を施すには、脱色混合物の必要量をコーム(櫛)又は刷毛に付着させ、毛髪に塗布する。このとき、(F)成分は(A)〜(E)の各成分が形成する乳化物に安定して取り込まれているため、脱色処理時における(F)成分の揮発性は抑制されている。
【0039】
以上詳述した第1の実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
・ 第1の実施形態の毛髪化粧料においては、脱色第1剤には(A)〜(F)の各成分が含有され、脱色第2剤と混合して使用されるようになっている。このように構成した場合、脱色混合物中では(F)成分は(A)〜(E)の各成分が形成する乳化物に安定して取り込まれ、その乳化構造は安定して維持される。従って、(F)成分の揮発性が抑制され、混合調製時から脱色処理時にかけて、脱色混合物の刺激臭を一層低減することができる。また、脱色第1剤における(A)〜(E)の各成分が形成する乳化物の安定性は優れるため、脱色第2剤が液状、クリーム状等の剤型であっても、その剤型に依存せずに脱色混合物の刺激臭を一層低減することができる。
【0040】
・ 第1の実施形態の毛髪化粧料においては、脱色混合物の粘度は3000〜30000ミリパスカル秒であることが好ましい。このように構成した場合、毛髪の感触及び毛髪の明度を向上させることができる。また、粘度をこの範囲にすることにより、(A)〜(E)の各成分が形成する乳化物がさらに安定して維持され、混合調製時から脱色処理時にかけて、脱色混合物の刺激臭をより一層低減することができる。
【0041】
・ 第1の実施形態の毛髪化粧料においては、(A)、(B)及び(D)の各成分における上記式(1)で示される重量比Xが5〜40であることが好ましい。このように構成した場合、酸化剤の作用が十分に発揮されるとともに(D)成分の作用が十分に発揮される。従って、毛髪の明度及び毛髪の感触を向上させることができる。
【0042】
・ 第1の実施形態の毛髪化粧料においては、脱色第1剤はO/W型乳化物であることが好ましい。このように構成した場合、乳化安定性に優れる脱色第1剤が得られ、脱色混合物中においてその乳化構造がさらに安定して保持される。従って、脱色混合物の刺激臭をより一層低減することができるとともに毛髪の明度をより向上させることができる。
【0043】
・ 従来の毛髪化粧料では、脱色処理後の毛髪の感触を向上させるために、脱色第1剤に(D)成分を含有させることが試みられている。ところが、(F)成分の存在下において(D)成分を含有させると、(F)成分を要因とする刺激臭が生じ易くなるという問題があった。そのため、刺激臭を少しでも低減させるには、(D)成分の含有量を削減する必要があった。(D)成分の含有量を削減することにより刺激臭は若干低減されるが、その刺激臭低減効果は十分ではなく、加えて、毛髪の感触が十分に得られなくなるという問題があった。第1の実施形態の毛髪化粧料においては、(F)成分を要因とする刺激臭は(A)〜(E)の各成分による刺激臭低減効果に加えて、(D)成分による毛髪の感触を向上する効果を得ることができる。さらに、第1の実施形態においては、脱色第1剤中における上記式(1)で示される重量比Xが5〜40、かつ(D)成分の含有量が0.5〜8重量%であることが好ましい。このように構成した場合、刺激臭をより一層抑制することができることに加え、毛髪の明度及び毛髪の感触をさらに向上させることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を2剤式の毛髪脱色剤に適用した第2の実施形態について第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0044】
脱色第1剤には、第1の実施形態における(A)〜(E)の各成分及び(G)不揮発性アルカリ剤の各成分が含有されている。脱色第2剤は第1の実施形態の脱色第2剤と同じものが使用される。
【0045】
(G)不揮発性アルカリ剤は、毛髪を膨潤させるとともに酸化剤の作用を促進させ、毛髪に明度を付与するために配合される。(G)成分の具体例としては、上記第1の実施形態における脱色第1剤に記載の不揮発性アルカリ剤が挙げられる。これらの(G)成分は、単独で配合してもよく、複数を組み合わせて配合してもよい。これらの(G)成分の中でも、酸化剤の作用を一層促進することができることから、アルカノールアミンを含有させることが好ましい。
【0046】
脱色第1剤中における(G)成分の含有量は、好ましくは2〜10重量%、より好ましくは3〜8重量%、さらに好ましくは3〜7重量%である。この含有量が2重量%未満では、酸化剤の作用を十分に促進することが困難となるおそれがある。一方、10重量%を超えて配合すると、毛髪に損傷が生じ易くなるおそれがある。
【0047】
さて、この脱色第1剤中では(A)〜(E)の各成分により安定した乳化物が形成され、この乳化物には(G)成分が安定して取り込まれている。脱色第1剤及び脱色第2剤を所定の混合割合で混合することによって、(A)〜(E)の各成分が形成する乳化物は安定して維持されるため、脱色混合物中におけるその乳化物の分散性が向上される。そのため、脱色混合物が毛髪に塗布されると、その乳化物は毛髪の表面になじみ易くなり、毛髪の表面における乳化物の均一性を高めることができる。それに伴って、毛髪の表面における(G)成分の均一性が高まり、毛髪がより均一に膨潤されるとともに酸化剤の作用がより均一に促進されると考えられる。従って、第2の実施形態における毛髪化粧料によれば、毛髪の明度を向上することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明を2剤式の染毛剤に適用した第3の実施形態について第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0048】
2剤式の染毛剤は、毛髪化粧料としての染毛第1剤及び酸化剤組成物としての染毛第2剤から構成されている。染毛第1剤には、第1の実施形態に記載の(A)〜(F)成分に加えて、染料が含有される。
【0049】
染料の具体例としては、酸化染料中間体、直接染料、レゾルシン、ピロガロール、カテコール、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノール、1,2,4−ベンゼントリオール、トルエン−3,4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミン、ハイドロキノン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノオルトクレゾール、パラメチルアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、没食子酸、タンニン酸、没食子酸エチル、没食子酸メチル、没食子酸プロピル、五倍子、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール及びそれらの塩等が挙げられる。
【0050】
酸化染料中間体は、酸化剤により酸化されることによって毛髪を染色するものである。酸化染料中間体の具体例としては、フェニレンジアミン類(但し、メタフェニレンジアミンを除く。)、アミノフェノール類(但し、メタアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール及びパラメチルアミノフェノールを除く。)、トルイレンジアミン類(但し、トルエン−3,4−ジアミン及びトルエン−2,4−ジアミンを除く。)、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン類(但し、2,6−ジアミノピリジンを除く)、それらの塩類等が挙げられる。塩類としては塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩等が挙げられる。直接染料の具体例としては、「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」(昭和41年告示、厚生省)により定められた直接染料等が挙げられる。これらの染料は単独で配合してもよく、複数を組み合わせて配合してもよい。
【0051】
酸化染料中間体の中でも、染毛力が強いことからパラフェニレンジアミン、パラトルイレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−パラフェニレンジアミン、N−フェニル−パラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、2−クロロパラフェニレンジアミン、N,N−ジメチルパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、オルトアミノフェノール、2,6−ジクロロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェニルスルファミン酸及びそれらの塩類から選ばれる少なくとも一種が好ましい。
【0052】
染毛第1剤中における染料の含有量は、好ましくは0.01〜15.0重量%である。この含有量が0.01重量%未満では十分な染毛力は得られにくい。一方、15.0重量%を超えて配合してもそれ以上の染毛力は得られにくい。
【0053】
第3の実施形態における毛髪化粧料によれば、第1の実施形態における毛髪化粧料と同様の効果を得ることができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
【0054】
・ 前記第2の実施形態における脱色第1剤に染料を配合することにより、第2の実施形態の毛髪脱色剤を染毛剤として使用してもよい。
・ 前記第1の実施形態及び第2の実施形態における脱色第1剤及び脱色第2剤に、固体状のアルカリ剤を含有する脱色第3剤を加え、各剤を混合して使用するように構成してもよい。固体状のアルカリ剤としてはケイ酸塩(ナトリウム、カリウム、マグネシウム等)、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、酸化マグネシウム等が挙げられる。
【0055】
・ 前記第1の実施形態及び第2の実施形態における毛髪脱色剤を、染色された毛髪を脱染することを目的とする毛髪脱染剤として使用してもよい。
・ 前記第1の実施形態及び第2の実施形態における脱色第1剤にチオグリコール酸等の還元剤を含有させ、二浴式パーマネントウェーブ剤又は二浴式縮毛矯正剤として使用してもよい。
【0056】
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) さらに、不揮発性アルカリ剤を含有する請求項1に記載の毛髪化粧料。この場合、刺激臭をより一層低減することができる。
【0057】
(2) 前記(D)成分の含有量が0.5〜8重量%である毛髪化粧料。この場合、毛髪の感触をさらに向上させることができる。
【0058】
(3) 毛髪の脱色又は毛髪の脱染に使用される毛髪化粧料。
(4) さらに染料を含有し、毛髪の染色に使用される毛髪化粧料。
【0059】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(2剤式毛髪脱色剤)
表1に示す配合によって毛髪化粧料としての脱色第1剤及び酸化剤組成物としての脱色第2剤を調製した。これらの脱色第1剤はO/W型乳化物であることが確認された。また、表2に示す配合によって従来の脱色第1剤及び脱色第2剤を調製した。各例の脱色第1剤のうち、上記(A)、(B)及び(D)の各成分を含有する脱色第1剤について、上記式(1)からXの値を算出した。Xの算出値を表1及び表2に示す。なお、表1及び表2における各成分の配合量を示す数値の単位は重量%である。
【0060】
【表1】

Figure 0003984930
【0061】
【表2】
Figure 0003984930
各例における脱色第1剤及び脱色第2剤を組み合わせて、1:1の重量割合で混合することにより脱色混合物を得た。各例の脱色混合物のうち、脱色第1剤に(F)成分が配合されていた脱色混合物について、下記の方法に従ってアンモニア揮発度を測定した。また、調製直後における各例の脱色混合物の粘度をB型粘度計にて、ローターNo.4、回転数12rpm、25℃、1分間の条件で測定した。さらに、各例の脱色混合物を黒色の人毛毛束に塗布して30分間放置後、水洗することにより人毛毛束に脱色処理を施した。脱色処理が施された人毛毛束について以下に示す明度及び感触の評価を行った。これらの結果を表3及び表4に示す。
<アンモニア揮発度>
調製直後の脱色混合物10gを開口部12cm2、容積3000cm3の容器に密閉して1分間放置後、容器内に揮発したアンモニアガス濃度α(ppm)を北川式ガス検知管にて測定した。この測定は温度25℃及び相対湿度25%の恒温恒湿室にて行った。測定したアンモニアガス濃度α(ppm)及び脱色混合物中における(F)揮発性アルカリ剤の含有量β(重量%)から下記式(2)によりアンモニア揮発度γを求め、この値から刺激臭の評価を行った。
γ=α/(100×β)・・・(2)
<明度>
10名のパネラーが人毛毛束の明度を目視にて観察し、優れる(5点)、良好(4点)、可(3点)、やや不良(2点)及び不良(1点)の5段階で採点した。各パネラーの採点結果について平均値を算出し、平均値が4.6点以上を「優れる:5」、3.6点以上4.5点以下を「良好:4」、2.6点以上3.5点以下を「可:3」、1.6点以上2.5点以下を「やや不良:2」及び1点以上1.5点以下を「不良:1」とし、評価結果とした。
<感触>
10名のパネラーが人毛毛束を手で触ったときの感触について、優れる(4点)、良好(3点)、やや不良(2点)及び不良(1点)の4段階で採点した。各パネラーの採点結果について平均値を算出し、平均値が3.6点以上を「優れる:◎」、2.6点以上3.5点以下を「良好:○」、1.6点以上2.5点以下を「やや不良:△」及び1点以上1.5点以下を「不良:×」とし、評価結果とした。
【0062】
【表3】
Figure 0003984930
【0063】
【表4】
Figure 0003984930
表3の結果から明らかなように、実施例1、4、5及び7では脱色第1剤に(A)〜(E)の各成分が含有されているため、(F)成分を要因とするアンモニア揮発度が1.1以下の低い値を示している。また、実施例1では(D)成分の含有量が0.5重量%以上、Xの算出値が5〜40、かつ粘度が3000〜30000mPa・sであるため、明度及び感触のいずれも優れる結果となっている。
【0064】
参考例2ではXの算出値が5未満であるため、明度について参考例2よりも実施例1の方が優れている。参考例3ではXの算出値が40を超えるため、感触について参考例3よりも実施例1の方が優れている。実施例4では粘度が3000mPa・s未満であるため、明度について実施例4よりも実施例1の方が優れている。実施例5では粘度が30000mPa・sを超えるため、感触について実施例5よりも実施例1の方が優れている。参考例6ではXの算出値が5未満、かつ粘度が3000mPa・s未満であるため、明度について参考例6よりも実施例1の方が優れている。実施例7では(D)成分の含有量が1.0重量%未満であるため、感触について実施例7よりも実施例1の方が優れている。
【0065】
これに対し、比較例1〜4では(A)〜(D)の各成分のうち、いずれか一種の成分が含有されていないため、表4に示すアンモニア揮発度が2.0以上の値を示している。このように、実施例1、4、5及び7のアンモニア揮発度は、比較例1〜4のアンモニア揮発度の40%以上低減され、実施例1、4、5及び7では優れた刺激臭低減効果が得られていることがわかる。
【0066】
また、実施例8及び9では(A)〜(E)の各成分が含有されているため、表3に示す明度及び感触について十分な結果が得られている。これに対し、比較例5〜8では、(A)〜(D)の各成分のうち、いずれか一種の成分が含有されていないため、表4に示す明度について十分な結果が得られていない。
【0067】
さらに、実施例11では(A)〜(E)の各成分が含有されているため、表3に示すアンモニア揮発度が1.0以下の低い値を示すとともに、明度について良好な結果が得られている。これに対し、比較例9及び比較例10は、(F)及び(G)の各成分を併用した従来の脱色第1剤であり、アンモニア揮発度が2.0以上であるとともに、明度がやや不良又は不良の結果となっている。このように、実施例11では、比較例9及び比較例10と比較すると、優れた刺激臭低減効果が得られるとともに明度が向上されることがわかる。
(2剤式染毛剤)
表5に示す配合によって毛髪化粧料としての染毛第1剤及び酸化剤組成物としての染毛第2剤を調製した。これらの染毛第1剤はO/W型乳化物であることが確認された。また、表6に示す配合によって従来の染毛第1剤及び染毛第2剤を調製した。各例の染毛第1剤のうち、上記(A)、(B)及び(D)の各成分を含有する染毛第1剤について、上記式(1)からXの値を算出した。Xの算出値を表5及び表6に示す。なお、表5及び表6における各成分の配合量を示す数値の単位は重量%である。
【0068】
【表5】
Figure 0003984930
【0069】
【表6】
Figure 0003984930
各例における染毛第1剤及び染毛第2剤を組み合わせて、1:1の重量割合で混合することにより染毛混合物を得た。各例の染毛混合物のうち、染毛第1剤に(F)成分が配合されていた染毛混合物について、上記脱色混合物と同じ方法でアンモニア揮発度を測定した。また、調製直後における各例の染毛混合物の濃度を上記脱色混合物と同じ方法で測定した。さらに各例の染毛混合物を白髪混じりの人毛毛束に塗布して30分間放置後、水洗することにより人毛毛束に染毛処理を施した。染毛処理が施された人毛毛束について、上記2剤式毛髪脱色剤と同じ方法で明度及び感触の評価を行った。これらの結果を表7及び表8に示す。
【0070】
【表7】
Figure 0003984930
【0071】
【表8】
Figure 0003984930
表7及び表8の結果から明らかなように、実施例12、15、16、18及び22のアンモニア揮発度は比較例11〜14、比較例19及び比較例20よりも低い値を示している。実施例12、15、16、18及び22では、上記2剤式毛髪脱色剤の結果と同様に優れた刺激臭低減効果が得られることがわかる。また、実施例19及び20では、比較例15〜18と比較すると、上記2剤式毛髪脱色剤の結果と同様に明度及び感触について十分な結果が得られていることがわかる。
(定義)
・ 本明細書中における「刺激臭の低減効果」の程度は、(F)成分を含有する従来の毛髪化粧料と同一量の(F)成分を配合した場合に(F)成分を要因とする刺激臭を低減する効果が高いことを意味する。
【0072】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1及び請求項に記載の毛髪化粧料によれば、刺激臭を一層低減することができるとともに毛髪の明度を向上させることができる。また、毛髪の感触を向上させることができる。
【0073】
請求項2及び請求項に記載の毛髪化粧料によれば、毛髪の明度を向上させることができる。
請求項3に記載の毛髪化粧料によれば、毛髪の感触及び毛髪の明度を向上させることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hair decoloring / decoloring agent used for decoloring / destaining of hair and a hair cosmetic such as a hair dye used for dyeing hair.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in this type of hair cosmetic, the first agent contains ammonia, monoethanolamine, surfactant, higher alcohol, oily component, water, etc., and the second agent contains an oxidizing agent. A depigmenting agent composition and a hair dye composition are known (see, for example, Patent Document 1). The depigmenting agent composition and hair dye composition described in Patent Document 1 contain monoethanolamine, reduce the amount of ammonia, and reduce the irritating odor caused by ammonia.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2002-363049 A (Claim 1, Claim 2, etc.)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In recent hair cosmetics, it is desired to further reduce the irritating odor in order to suppress discomfort during use. However, the decoloring agent composition and the hair dye composition described in Patent Document 1 have a problem that the effect of reducing the irritating odor is insufficient for such a demand.
[0005]
On the other hand, if ammonia is not blended, the irritating odor caused by ammonia is eliminated. However, when ammonia was not blended, there was a problem that the lightness of the finished hair was insufficient as compared with the case where ammonia was blended.
[0006]
The present invention has been made paying attention to the problems existing in the prior art as described above. The purpose is to provide a hair cosmetic that can further reduce the irritating odor and improve the lightness of the hair, and a hair cosmetic that can improve the lightness of the hair.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the hair cosmetic composition of the invention described in claim 1 is a hair cosmetic composition to be mixed with an oxidizing agent composition containing an oxidizing agent at the time of use, and comprises the following (A) to ( Contains each component of F)And the weight ratio X shown by following formula (1) is 5-40 about each component of said (A), (B) and (D).Is.
(A)Carbon number 5-18With branched fatty acids8 to 16 carbon atomsEsthetics made of higher alcoholLe.
(B) At least one selected from branched hydrocarbons and higher alcohols having 14 to 30 carbon atoms.
(C) An ether type nonionic surfactant having an alkyl group having 16 to 25 carbon atoms or an alkenyl group having 16 to 25 carbon atoms.
(D) Cationic surfactant.
(E) Water.
(F) Volatile alkaline agent.
X = (weight of component (A) + weight of component (B)) / weight of component (D) (1)
[0008]
  The hair cosmetic according to claim 2 is a hair cosmetic mixed with an oxidant composition containing an oxidant at the time of use, and each of the following (A) to (E) and (G) Contains ingredientsAnd the weight ratio X shown by following formula (1) is 5-40 about each component of said (A), (B) and (D).Is.
(A)Carbon number 5-18With branched fatty acids8 to 16 carbon atomsEsthetics made of higher alcoholLe.
(B) At least one selected from branched hydrocarbons and higher alcohols having 14 to 30 carbon atoms.
(C) An ether type nonionic surfactant having an alkyl group having 16 to 25 carbon atoms or an alkenyl group having 16 to 25 carbon atoms.
(D) Cationic surfactant.
(E) Water.
(G) Nonvolatile alkaline agent.
X = (weight of component (A) + weight of component (B)) / weight of component (D) (1)
[0009]
In the hair cosmetic composition of the invention according to claim 3, in the invention according to claim 1 or claim 2, the viscosity of the mixture with the oxidant composition is 3000 to 30000 millipascal seconds (mPa · s). It is characterized by that.
[0011]
  Claim4In the hair cosmetic of the invention described in claim 1, claims 1 to3In the invention described in any one of the above, it is an oil-in-water type (O / W type) emulsion.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment in which the present invention is applied to a two-component hair bleaching agent will be described in detail.
[0013]
The two-component hair bleaching agent is composed of a decolorizing first agent as a hair cosmetic and a decoloring second agent as an oxidizing agent composition. The decolorizing first agent contains the components (A) to (F). The component (A) is at least one selected from branched fatty acids, salts of branched fatty acids, and esters composed of branched fatty acids and higher alcohols. The component (B) is at least one selected from branched hydrocarbons and higher alcohols having 14 to 30 carbon atoms. Component (C) is an ether type nonionic surfactant having an alkyl group having 16 to 25 carbon atoms or an alkenyl group having 16 to 25 carbon atoms. The component (D) is a cationic surfactant, the component (E) is water, and the component (F) is a volatile alkaline agent. The decolorizing second agent contains an oxidizing agent. The decolorization first agent and the decolorization second agent are mixed at the time of use to obtain a decolorization mixture as a mixture. By applying this decolorization mixture to the hair, the hair is decolorized.
[Decolorization first agent]
(A) At least one selected from branched fatty acids, salts of branched fatty acids, and esters composed of branched fatty acids and higher alcohols form an emulsion together with the components (B) to (E), It is added to further reduce the irritating odor and improve the lightness of the hair. The branched fatty acid is a fatty acid whose carbon chain is branched, and specific examples thereof include isostearic acid, isononanoic acid, isooctanoic acid, neopentanoic acid, neodecanoic acid and the like. Examples of the salt of the branched fatty acid include potassium salts, sodium salts, and ammonium salts of the branched fatty acid, and specific examples include sodium isostearate, ammonium isostearate, and potassium isooctanoate. An ester comprising a branched fatty acid and a higher alcohol is an ester comprising the above branched fatty acid and a higher alcohol such as cetyl alcohol, isocetyl alcohol, 2-ethylhexyl alcohol, specifically cetyl isooctanoate, Examples include isocetyl isostearate and 2-ethylexyl isononanoate. These components (A) may be blended singly or in combination of two or more. Among these (A) components, it is preferable to contain an ester composed of at least a branched fatty acid and a higher alcohol, since the irritating odor can be further reduced and the lightness of the hair can be further improved.
[0014]
The content of the component (A) in the decolorizing first agent is preferably 0.1 to 10% by weight, more preferably 0.2 to 8% by weight, and still more preferably 0.5 to 6% by weight. If this content is less than 0.1% by weight, it may be difficult to sufficiently obtain the effect of reducing the irritating odor and the effect of improving the brightness. On the other hand, if it exceeds 10% by weight, it is difficult to obtain further effects, which may be uneconomical.
[0015]
(B) At least one selected from branched hydrocarbons and higher alcohols having 14 to 30 carbon atoms forms an emulsion together with the components (A) and (C) to (E), thereby causing an irritating odor It is blended to further reduce hair color and improve the lightness of the hair. The branched hydrocarbon is mainly composed of a hydrocarbon in which the hydrocarbon carbon chain is branched. The main component here means 50% by weight or more, preferably 70% by weight or more, and more preferably 80% by weight or more. Specific examples of the branched hydrocarbon include light isoparaffin, light liquid isoparaffin, liquid isoparaffin, squalane, squalene, polybutene, microcrystalline wax, α-olefin oligomer and the like. Examples of higher alcohols having 14 to 30 carbon atoms include cetyl alcohol (cetanol), stearyl alcohol, myristyl alcohol, behenyl alcohol, isostearyl alcohol, oleyl alcohol, linoleyl alcohol, linolenyl alcohol, lanolin alcohol, and 2-octidedecanol. , 2-hexyldecanol, decyltetradecanol, aralkyl alcohol and the like. When these higher alcohols have less than 14 or more than 30 carbon atoms, a stable emulsion cannot be obtained, and the irritating odor cannot be further reduced. These components (B) may be blended singly or in combination of two or more. Among these components (B), it is preferable to use a branched hydrocarbon and a higher alcohol having 14 to 30 carbon atoms in combination because the viscosity of the decolorization mixture is easily set in a range suitable for hair application.
[0016]
The content of the component (B) in the decolorizing first agent is preferably 0.1 to 20% by weight, more preferably 0.2 to 18% by weight, and still more preferably 0.2 to 16% by weight. If this content is less than 0.1% by weight, it may be difficult to sufficiently obtain the effect of reducing the irritating odor and the effect of improving the brightness. On the other hand, if it exceeds 20% by weight, no further effect can be expected, which may be uneconomical.
[0017]
(C) The ether type nonionic surfactant having an alkyl group having 16 to 25 carbon atoms or an alkenyl group having 16 to 25 carbon atoms is each component of (A), (B), (D) and (E). In addition, by forming an emulsion together, it is blended to further reduce the irritating odor and improve the lightness of the hair. When the carbon number of the alkyl group or the carbon number of the alkenyl group is less than 16 or exceeds 25, a stable emulsion cannot be obtained, and the irritating odor cannot be further reduced. Specific examples of the component (C) include POE (2) cetyl ether, POE (2) stearyl ether, POE (5) behenyl ether, POE (2) oleyl ether, POE (20) POP (4) cetyl ether, POE. (30) Cetyl ether, POE (20) stearyl ether, POE (20) behenyl ether, POE (30) behenyl ether, POE (7) cetyl ether, POE (10) behenyl ether, POE (10) oleyl ether, POE ( 20) oleyl ether, POE (50) oleyl ether and the like. In addition, POE shows polyoxyethylene and POP shows polyoxypropylene, and the numerical value accompanying POE and POP shows each added mole number. These components (C) may be blended alone or in combination of two or more.
[0018]
The content of the component (C) in the first decolorizing agent is preferably 0.01 to 10% by weight, more preferably 0.1 to 8% by weight, and still more preferably 0.3 to 6% by weight. If this content is less than 0.01% by weight, it may be difficult to sufficiently obtain the effect of reducing the irritating odor and the effect of improving the brightness. On the other hand, if it exceeds 10% by weight, no further effect can be expected, which may be uneconomical.
[0019]
(D) The cationic surfactant is blended to improve the feel of the hair and to assist emulsification. Specific examples of the component (D) include alkyltrimethylammonium chloride, lauryltrimethylammonium chloride, cetyltrimethylammonium chloride, stearyltrimethylammonium chloride, stearyltrimethylammonium bromide, lauryltrimethylammonium bromide, and dialkyldimethylammonium chloride. Saccharin salts such as quaternary ammonium salts, cetyltrimethylammonium saccharin, stearyltrimethylammonium saccharin and the like can be mentioned. These components (D) may be blended alone or in combination of two or more. Among these components (D), it is preferable to contain at least a quaternary ammonium salt because the effects of emulsification and hair feel can be obtained in a well-balanced manner.
[0020]
The content of the component (D) in the decolorizing first agent is preferably 0.05 to 10% by weight, more preferably 0.1 to 9% by weight, still more preferably 0.5 to 8% by weight, most preferably 1.0-7% by weight. If the content is less than 0.05% by weight, it may be difficult to improve the feel of the hair. On the other hand, when it exceeds 10% by weight, not only is it difficult to obtain further effects on emulsification stability and hair feel, but there is a risk that they will deteriorate.
[0021]
(E) Water is blended in order to further reduce the irritating odor and improve the brightness by forming an emulsion together with the components (A) to (D). The content of the component (E) in the decolorizing first agent is preferably 45 to 90% by weight, more preferably 60 to 85% by weight, and still more preferably 65 to 80% by weight. When the content is 45 to 90% by weight, an oil-in-water (O / W) emulsion can be easily formed, the emulsion stability can be improved, and the irritating odor can be further reduced. . If the content is less than 45% by weight, it may be difficult to form an O / W emulsion. On the other hand, if it exceeds 90% by weight, the content of other components may not be sufficiently secured.
[0022]
(F) The volatile alkaline agent is blended to swell the hair and promote the action of the oxidizing agent to impart lightness to the hair. This component (F) has volatility at room temperature, and specific examples thereof include ammonia. The content of the component (F) in the decolorizing first agent is preferably 0.1 to 3.5% by weight, more preferably 0.3 to 3% by weight, and still more preferably 0.5 to 2% by weight. . If this content is less than 0.1% by weight, the action of the oxidizing agent may not be sufficiently promoted. On the other hand, even if it exceeds 3.5% by weight, the effect of reducing the irritating odor by embodying the present invention can be obtained, but the irritating odor of the component (F) itself is too strong, so that it is insufficient as a product. There is a risk.
[0023]
About each component of (A), (B), and (D) in the decolorization 1st agent, the weight ratio X shown by following formula (1) becomes like this. Preferably it is 5-40, More preferably, it is 6-35, More preferably Is 7-30.
X = (weight of component (A) + weight of component (B)) / weight of component (D) (1)
When this weight ratio is less than 5, the action of the oxidizing agent is inhibited by the component (D), and there is a possibility that good brightness cannot be obtained. On the other hand, when it exceeds 40, the action of the component (D) is inhibited by the components (A) and (B), and a good feel may not be obtained. When the weight ratio X is 5 to 40, the effects of the oxidizing agent and the component (D) can be sufficiently exerted, and both the brightness of the hair and the feel of the hair can be improved. In addition, by adjusting the weight ratio X to 5 to 40 and the content of the component (D) to 0.5 to 8% by weight in the first decolorizing agent, the lightness and feel of the hair can be further improved. .
[0024]
The decolorizing first agent can contain a non-volatile alkaline agent, an oily component, a surfactant other than the components (C) and (D), a pH adjuster, and the like as other components.
[0025]
The non-volatile alkaline agent is preferably blended in order to assist the action of the component (F). Since the content of the component (F) in the decolorizing first agent can be reduced by blending the non-volatile alkaline agent, the irritating odor can be further reduced. Specific examples of the non-volatile alkaline agent include alkanolamine (monoethanolamine, triethanolamine, etc.), organic amines (2-amino-2-methyl-1,3-propanediol, guanidine, etc.), inorganic alkali (water Sodium oxide, potassium hydroxide, sodium carbonate, potassium carbonate, etc.), basic amino acids (arginine, lysine, etc.), salts of basic amino acids, and the like. These non-volatile alkaline agents may be blended singly or in combination. Among these non-volatile alkaline agents, it is preferable to contain an alkanolamine because the action of the oxidizing agent can be further promoted.
[0026]
The content of the non-volatile alkaline agent in the decolorizing first agent is preferably 0.1 to 3% by weight, more preferably 0.2 to 2.8% by weight, and still more preferably 0.3 to 2.5% by weight. It is. There exists a possibility that the effect | action of (F) component cannot fully be supported as this content is less than 0.1 weight%. On the other hand, if it exceeds 3% by weight, hair may be easily damaged.
[0027]
Specific examples of the oil component include hydrocarbons, fats and oils, waxes, higher fatty acids, alkyl glyceryl ethers, esters, silicones, and the like. Examples of the hydrocarbon include liquid paraffin other than the branched hydrocarbon which is the component (B), ozokerite, ceresin, paraffin, polyethylene powder, petrolatum and the like. Examples of the fats and oils include various vegetable oils and fats such as olive oil, and various animal fats and oils such as beef tallow. Examples of waxes include beeswax, candelilla wax, carnauba wax, jojoba oil, and lanolin. Examples of the higher fatty acid include lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, behenic acid, hydroxystearic acid, and oleic acid other than the branched fatty acid (A). Examples of the alkyl glyceryl ether include batyl alcohol (monostearyl glyceryl ether), chimyl alcohol (monocetyl glyceryl ether), selachyl alcohol (monooleyl glyceryl ether), and isostearyl glyceryl ether. Examples of the esters include diisopropyl adipate, isopropyl myristate, and the like other than the ester composed of the branched fatty acid and the higher alcohol as the component (A). Examples of silicones include dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, methylcyclopolysiloxane, polyether-modified silicone, amino-modified silicone, betaine-modified silicone, alkyl-modified silicone, and alkoxy-modified silicone.
[0028]
Examples of the surfactant other than the components (C) and (D) include nonionic surfactants, anionic surfactants, and amphoteric surfactants other than the component (C).
A pH adjuster is mix | blended in order to adjust pH of the decoloring 1st agent which is alkaline. Specific examples of the pH adjuster include inorganic acids, organic acids, and salts thereof. Inorganic acids include phosphoric acid, sulfuric acid, hydrochloric acid, etc., and organic acids include citric acid, tartaric acid, malic acid, succinic acid, fumaric acid, maleic acid, pyrophosphoric acid, gluconic acid, glucuronic acid, ascorbic acid, benzoic acid, etc. Can be mentioned. Examples of the inorganic acid and organic acid salts include sodium salts, potassium salts, and ammonium salts of the above inorganic acids and organic acids, and carbonates such as ammonium carbonate.
[0029]
In addition, other components that can be incorporated into the first decolorizing agent include polyhydric alcohols such as propylene glycol, hydrolyzed keratin, cationized polymers, hair softeners such as perfluoropolyether, viscosity modifiers, humectants, and antistatic agents. Agents, antioxidants, preservatives, sequestering agents, solvents, dyes, fragrances and the like.
[0030]
The dosage form of the first decolorization agent is a water-in-oil emulsion or an O / W emulsion, and it has excellent emulsification stability and can further reduce the irritating odor of the decolorization mixture. Since the brightness of hair can be improved more, it is preferable that it is an O / W type emulsion.
[Decolorization second agent]
An oxidizing agent is mix | blended in order to decolorize the melanin contained in hair. Specific examples of the oxidizing agent include hydrogen peroxide, urea peroxide, melamine peroxide, sodium percarbonate, potassium percarbonate, sodium perborate, potassium perborate, sodium peroxide, potassium peroxide, magnesium peroxide, Examples include barium peroxide, calcium peroxide, strontium peroxide, sulfate hydrogen peroxide adduct, phosphate hydrogen peroxide adduct, pyrophosphate hydrogen peroxide adduct, and the like. These oxidizing agents may be blended singly or in combination of two or more. Among these oxidizing agents, hydrogen peroxide is preferable because of its excellent depigmenting ability for hair.
[0031]
The content of the oxidizing agent in the decolorizing second agent is preferably 0.01 to 10% by weight, more preferably 0.2 to 8% by weight, and still more preferably 0.6 to 6% by weight. If this content is less than 0.01% by weight, it will be difficult to exert the action of the oxidizing agent, and melanin may not be sufficiently decolorized. On the other hand, if it exceeds 10% by weight, there is a risk that problems such as damage will occur in the hair.
[0032]
Examples of other components contained in the decolorization second agent include components that are usually blended in the decolorization second agent, such as water, various surfactants, oily components, pH adjusters, and metal sequestering agents.
[0033]
Water is blended to form an aqueous solution, dispersion, or emulsion of the decolorizing second agent as a solvent or dispersion medium such as an oxidizing agent. The content of water in the decolorizing second agent is preferably 50 to 98% by weight, more preferably 70 to 95% by weight. If this content is less than 50% by weight, it may be difficult to stably form an aqueous solution, dispersion or emulsion. On the other hand, when it mix | blends exceeding 98 weight%, it will become difficult to ensure the uniformity and stability of a decoloring 2nd agent.
[0034]
Examples of the dosage form of the decolorizing second agent include aqueous solutions, dispersions, emulsions, gels, foams, and creams.
[Decolorization mixture]
The decolorization mixture is obtained by mixing and preparing a decolorization first agent and a decolorization second agent at a predetermined ratio. The mixing ratio of the decolorization first agent and the decolorization second agent (= weight of the decolorization first agent: weight of the decolorization second agent) is preferably 1: 0.5 to 1: 5, more preferably 1: 0. It is 75-1: 3, More preferably, it is 1: 0.8-1: 2. If the decolorization first agent is larger than the mixing ratio, the uniformity between the component contained in the decolorization first agent and the component contained in the decolorization second agent may be reduced. On the other hand, even if there is more decolorizing second agent than the mixing ratio, the effect of reducing the irritating odor can be obtained by embodying the present invention, but it is necessary to increase the amount of each component contained in the decolorizing first agent Therefore, it may be difficult to set the content of each component in the decolorization first agent within a preferable range.
[0035]
The viscosity of the decolorization mixture is preferably 3000 to 30000 millipascal seconds (mPa · s), more preferably 3500 to 28000 millipascal seconds, and further preferably 4000 to 26000 millipascal seconds. If the viscosity is less than 3000 millipascal seconds, the decolorized mixture is difficult to adjust to the hair, and it may be difficult to obtain excellent brightness. On the other hand, if it exceeds 30000 millipascal seconds, the component (B) or the like tends to remain excessively on the hair, and the hair feel after decoloring treatment may deteriorate, such as the hair becoming sticky. Moreover, by setting the viscosity of the decoloring mixture in the above range, the emulsified structure by the components (A) to (E) contained in the decoloring mixture is more stably maintained, and the pungent odor of the decoloring mixture is further reduced. be able to. The viscosity value was measured using a B-type viscometer and the rotor no. 4. The value measured under the conditions of 12 rpm, 25 ° C. and 1 minute is shown.
[0036]
Now, in order to prepare the decoloring 1st agent as hair cosmetics, each component of (A)-(F) and other components are stirred and mixed. At this time, each component of (A)-(E) is contained in the decoloring first agent, and a stable emulsion is formed by these components. And the component (F) is stably taken in into this emulsion. The decolorizing second agent is prepared by stirring and mixing an oxidizing agent and other components.
[0037]
Next, in order to use the decolorization first agent and the decolorization second agent, the decolorization mixture is prepared by mixing the decolorization first agent and the decolorization second agent in a predetermined mixing ratio. At this time, the emulsified structure of the emulsion formed by the components (A) to (E) is stably maintained during the mixing preparation and in the decolorized mixture after the mixing preparation. Therefore, the volatility of the component (F) taken into the emulsion is suppressed.
[0038]
Subsequently, in order to decolorize the hair, the necessary amount of the decolorizing mixture is attached to a comb or a brush and applied to the hair. At this time, since the component (F) is stably taken into the emulsion formed by the components (A) to (E), the volatility of the component (F) during the decolorization treatment is suppressed.
[0039]
According to the first embodiment described in detail above, the following effects are exhibited.
-In hair cosmetics of a 1st embodiment, each component of (A)-(F) contains in a decoloring 1st agent, and it mixes with a 2nd decoloring agent, and is used. When comprised in this way, in a decoloring mixture, (F) component is stably taken in into the emulsion which each component of (A)-(E) forms, and the emulsion structure is maintained stably. Therefore, the volatility of the component (F) is suppressed, and the pungent odor of the decolored mixture can be further reduced from the time of mixing preparation to the time of decoloring treatment. Moreover, since the stability of the emulsion formed by the components (A) to (E) in the decolorization first agent is excellent, even if the decolorization second agent is in a liquid form, cream form, or the like, its dosage form The irritating odor of the decolorized mixture can be further reduced without depending on the above.
[0040]
-In the hair cosmetic of 1st Embodiment, it is preferable that the viscosity of a decoloring mixture is 3000-30000 millipascal second. When comprised in this way, the touch of hair and the brightness of hair can be improved. In addition, by making the viscosity within this range, the emulsion formed by each of the components (A) to (E) is more stably maintained, and the odor of the decolored mixture is further reduced from the time of mixing preparation to the time of decoloring treatment. Further reduction can be achieved.
[0041]
-In the hair cosmetic of 1st Embodiment, it is preferable that the weight ratio X shown by the said Formula (1) in each component of (A), (B) and (D) is 5-40. When comprised in this way, while the effect | action of an oxidizing agent is fully exhibited, the effect | action of (D) component is fully exhibited. Therefore, the brightness of the hair and the feel of the hair can be improved.
[0042]
-In the hair cosmetic of 1st Embodiment, it is preferable that a decoloring 1st agent is an O / W type | mold emulsion. When comprised in this way, the decoloring 1st agent excellent in emulsification stability is obtained, and the emulsification structure is further stably hold | maintained in a decoloring mixture. Therefore, the irritating odor of the decolorization mixture can be further reduced and the lightness of the hair can be further improved.
[0043]
-In conventional hair cosmetics, in order to improve the feel of the hair after a decoloring process, it is tried to contain (D) component in the decoloring 1st agent. However, when the component (D) is contained in the presence of the component (F), there is a problem that an irritating odor caused by the component (F) is likely to occur. Therefore, in order to reduce the pungent odor as much as possible, it is necessary to reduce the content of the component (D). Although the irritating odor is slightly reduced by reducing the content of the component (D), the effect of reducing the irritating odor is not sufficient, and in addition, there is a problem that the feel of hair cannot be sufficiently obtained. In the hair cosmetic composition of the first embodiment, the irritating odor caused by the component (F) is added to the effects of reducing the irritating odor by the components (A) to (E), and the feel of the hair by the component (D). The effect which improves can be acquired. Furthermore, in 1st Embodiment, the weight ratio X shown by said Formula (1) in the decoloring 1st agent is 5-40, and content of (D) component is 0.5-8 weight%. It is preferable. When comprised in this way, in addition to being able to suppress an irritating odor further, the brightness of the hair and the touch of hair can be improved further.
(Second Embodiment)
Hereinafter, a second embodiment in which the present invention is applied to a two-component hair bleaching agent will be described focusing on differences from the first embodiment.
[0044]
The decolorization first agent contains the components (A) to (E) and the component (G) nonvolatile alkaline agent in the first embodiment. The same decoloring second agent as the decoloring second agent of the first embodiment is used.
[0045]
(G) The non-volatile alkaline agent is blended to swell the hair and promote the action of the oxidizing agent to impart lightness to the hair. Specific examples of the component (G) include the non-volatile alkaline agent described in the first decolorizing agent in the first embodiment. These (G) components may be blended singly or in combination. Among these (G) components, it is preferable to contain an alkanolamine because the action of the oxidizing agent can be further promoted.
[0046]
The content of the component (G) in the decolorizing first agent is preferably 2 to 10% by weight, more preferably 3 to 8% by weight, and further preferably 3 to 7% by weight. If this content is less than 2% by weight, it may be difficult to sufficiently promote the action of the oxidizing agent. On the other hand, if it exceeds 10% by weight, hair may be easily damaged.
[0047]
Now, in this decolorization 1st agent, the stable emulsion is formed by each component of (A)-(E), and (G) component is taken in stably in this emulsion. Since the emulsion formed by the components (A) to (E) is stably maintained by mixing the decolorization first agent and the decolorization second agent at a predetermined mixing ratio, the emulsification in the decolorization mixture Dispersibility of the product is improved. For this reason, when the decolorization mixture is applied to the hair, the emulsion is easily adapted to the surface of the hair, and the uniformity of the emulsion on the surface of the hair can be enhanced. Along with this, it is considered that the uniformity of the component (G) on the surface of the hair is increased, the hair is more uniformly swollen and the action of the oxidizing agent is promoted more uniformly. Therefore, according to the hair cosmetic composition in the second embodiment, the lightness of the hair can be improved.
(Third embodiment)
Hereinafter, a third embodiment in which the present invention is applied to a two-component hair dye will be described focusing on differences from the first embodiment.
[0048]
The two-component hair dye is composed of a first hair dye as a hair cosmetic and a second hair dye as an oxidizer composition. The hair dye first agent contains a dye in addition to the components (A) to (F) described in the first embodiment.
[0049]
Specific examples of the dye include intermediates for oxidation dyes, direct dyes, resorcin, pyrogallol, catechol, metaaminophenol, metaphenylenediamine, 2,4-diaminophenol, 1,2,4-benzenetriol, toluene-3,4. -Diamine, toluene-2,4-diamine, hydroquinone, α-naphthol, 2,6-diaminopyridine, 1,5-dihydroxynaphthalene, 5-aminoorthocresol, paramethylaminophenol, 2,4-diaminophenoxyethanol, gallic Examples thereof include acid, tannic acid, ethyl gallate, methyl gallate, propyl gallate, pentaploid, 5- (2-hydroxyethylamino) -2-methylphenol and salts thereof.
[0050]
The oxidation dye intermediate dyes hair by being oxidized by an oxidizing agent. Specific examples of the oxidation dye intermediate include phenylenediamines (excluding metaphenylenediamine), aminophenols (excluding metaaminophenol, 2,4-diaminophenol, and paramethylaminophenol), Toluylenediamines (excluding toluene-3,4-diamine and toluene-2,4-diamine), diphenylamines, diaminophenylamines, N-phenylphenylenediamines, diaminopyridines (however, 2, 6-diaminopyridine), salts thereof and the like. Examples of the salt include hydrochloride, sulfate, acetate and the like. Specific examples of direct dyes include direct dyes and the like specified by the “Ministerial Ordinance for Determining Tar Colors that can be Used in Pharmaceuticals” (1960 Notification, Ministry of Health and Welfare). These dyes may be blended alone or in combination.
[0051]
Among oxidative dye intermediates, because of their strong hair dyeing power, paraphenylenediamine, paratoluylenediamine, N, N-bis (2-hydroxyethyl) -paraphenylenediamine, N-phenyl-paraphenylenediamine, 4,4 '-Diaminodiphenylamine, 2-chloroparaphenylenediamine, N, N-dimethylparaphenylenediamine, paraaminophenol, orthoaminophenol, 2,6-dichloroparaphenylenediamine, paraaminophenylsulfamic acid and salts thereof Is preferred.
[0052]
The content of the dye in the first hair dyeing agent is preferably 0.01 to 15.0% by weight. If the content is less than 0.01% by weight, it is difficult to obtain sufficient hair dyeing power. On the other hand, even if it exceeds 15.0% by weight, it is difficult to obtain further hair dyeing power.
[0053]
According to the hair cosmetic composition in the third embodiment, the same effect as the hair cosmetic composition in the first embodiment can be obtained.
In addition, the said embodiment can also be changed and comprised as follows.
[0054]
-You may use the hair decoloring agent of 2nd Embodiment as a hair dye by mix | blending dye with the decoloring 1st agent in the said 2nd Embodiment.
A decoloring third agent containing a solid alkaline agent is added to the decoloring first agent and decoloring second agent in the first and second embodiments, and the respective agents are mixed and used. It may be configured. Examples of the solid alkaline agent include silicate (sodium, potassium, magnesium, etc.), sodium carbonate, sodium hydrogen carbonate, magnesium carbonate, ammonium carbonate, ammonium hydrogen carbonate, magnesium oxide and the like.
[0055]
-You may use the hair decoloring agent in the said 1st Embodiment and 2nd Embodiment as a hair decoloring agent aiming at destaining the dyed hair.
-The decolorization first agent in the first embodiment and the second embodiment may contain a reducing agent such as thioglycolic acid and used as a two-bath permanent wave agent or a two-bath hair straightener. .
[0056]
Next, the technical idea that can be grasped from the above embodiment will be described below.
(1) The hair cosmetic composition according to claim 1, further comprising a non-volatile alkaline agent. In this case, the pungent odor can be further reduced.
[0057]
  (2) The content of the component (D) is 0.5 to 8% by weightHairHair cosmetics. In this case, the feel of hair can be further improved.
[0058]
  (3) Used for hair decolorization or hair destainingHairHair cosmetics.
  (4) Further contains a dye, used for hair dyeingHairHair cosmetics.
[0059]
【Example】
  Next, the embodiment will be described more specifically with reference to examples and comparative examples.
(2Formula hair bleaching agent)
  A decolorization first agent as a hair cosmetic and a decolorization second agent as an oxidizer composition were prepared according to the formulation shown in Table 1. These first decolorizing agents were confirmed to be O / W emulsions. Moreover, the conventional decoloring 1st agent and the decoloring 2nd agent were prepared with the mixing | blending shown in Table 2. Of the first decolorizing agent in each example, the value of X was calculated from the above formula (1) for the first decolorizing agent containing the components (A), (B) and (D). Tables 1 and 2 show the calculated values of X. In addition, the unit of the numerical value which shows the compounding quantity of each component in Table 1 and Table 2 is weight%.
[0060]
[Table 1]
Figure 0003984930
[0061]
[Table 2]
Figure 0003984930
The decolorization first agent and the decolorization second agent in each example were combined and mixed at a weight ratio of 1: 1 to obtain a decolorization mixture. Among the decoloring mixtures in each example, the ammonia volatility was measured according to the following method for the decoloring mixture in which the component (F) was blended with the first decolorizing agent. Further, the viscosity of the decolorized mixture of each example immediately after preparation was measured with a B-type viscometer using a rotor No. 4. Measurement was performed under conditions of 12 rpm, 25 ° C., and 1 minute. Furthermore, the decoloring mixture of each example was applied to a black human hair bundle, allowed to stand for 30 minutes, and then washed with water to decolorize the human hair bundle. The following lightness and feel were evaluated for human hair bundles that had been subjected to decolorization treatment. These results are shown in Tables 3 and 4.
<Ammonia volatility>
Immediately after preparation, 10 g of the decolorized mixture was applied to an opening 12 cm2, Capacity 3000cmThreeThe container was sealed for 1 minute and left for 1 minute, and then the ammonia gas concentration α (ppm) volatilized in the container was measured with a Kitagawa gas detector tube. This measurement was performed in a constant temperature and humidity chamber at a temperature of 25 ° C. and a relative humidity of 25%. The ammonia volatility γ is calculated from the measured ammonia gas concentration α (ppm) and (F) volatile alkaline agent content β (% by weight) in the decolorized mixture by the following formula (2), and the irritating odor is evaluated from this value. Went.
γ = α / (100 × β) (2)
<Lightness>
10 panelists visually observe the lightness of human hair bundles, 5 levels: excellent (5 points), good (4 points), good (3 points), slightly bad (2 points) and bad (1 point) Scoring at. An average value is calculated for each paneler's scoring results, and an average value of 4.6 or higher is “Excellent: 5”, 3.6 to 4.5 is “Good: 4”, 2.6 or higher 3 .5 points or less were evaluated as “possible: 3”, 1.6 points to 2.5 points as “slightly defective: 2”, and 1 point to 1.5 points as “defective: 1”.
<Feel>
Ten panelists scored on four levels: excellent (4 points), good (3 points), slightly bad (2 points), and bad (1 point) when touching a human hair bundle. An average value is calculated for each paneler's scoring results, and the average value is 3.6 points or more “excellent: ◎”, 2.6 points to 3.5 points “good: ○”, 1.6 points 2 or more .5 points or less were evaluated as “slightly defective: Δ” and 1 point or more and 1.5 points or less were determined as “defect: x”.
[0062]
[Table 3]
Figure 0003984930
[0063]
[Table 4]
Figure 0003984930
  As is apparent from the results in Table 3, Example 14, 5, and 7Then, since each of the components (A) to (E) is contained in the decolorization first agent, the ammonia volatility due to the component (F) shows a low value of 1.1 or less. In Example 1, since the content of the component (D) is 0.5% by weight or more, the calculated value of X is 5 to 40, and the viscosity is 3000 to 30000 mPa · s, both the brightness and feel are excellent. It has become.
[0064]
  Reference exampleSince the calculated value of X is less than 5 in 2,Reference exampleExample 1 is superior to 2.Reference exampleIn 3, the calculated value of X exceeds 40.Reference exampleExample 1 is superior to 3. In Example 4, since the viscosity is less than 3000 mPa · s, Example 1 is superior to Example 4 in terms of brightness. In Example 5, since the viscosity exceeds 30000 mPa · s, Example 1 is superior to Example 5 in feel.Reference exampleIn 6, the calculated value of X is less than 5 and the viscosity is less than 3000 mPa · s.Reference exampleExample 1 is superior to 6. In Example 7, since the content of the component (D) is less than 1.0% by weight, Example 1 is superior to Example 7 in feel.
[0065]
  On the other hand, in Comparative Examples 1 to 4, since any one of the components (A) to (D) is not contained, the ammonia volatility shown in Table 4 is a value of 2.0 or more. Show. Thus, Example 14, 5, and 7The ammonia volatility was reduced by 40% or more of the ammonia volatility of Comparative Examples 1 to 4, and Example 14, 5, and 7It can be seen that an excellent irritating odor reduction effect is obtained.
[0066]
  Example 8And 9Then, since each component of (A)-(E) is contained, sufficient results have been obtained for the brightness and feel shown in Table 3. On the other hand, in Comparative Examples 5 to 8, since any one of the components (A) to (D) is not contained, sufficient results are not obtained for the brightness shown in Table 4. .
[0067]
  Furthermore, in Example 11, since each component of (A)-(E) was contained, the ammonia volatility shown in Table 3 showed a low value of 1.0 or less, and good results were obtained for brightness. ing. On the other hand, Comparative Example 9 and Comparative Example 10 are conventional depigmenting first agents in which the components (F) and (G) are used in combination. The ammonia volatility is 2.0 or more and the brightness is slightly higher. It is a failure or a result of failure. Thus, in Example 11, when compared with Comparative Example 9 and Comparative Example 10, it can be seen that an excellent irritating odor reduction effect is obtained and the brightness is improved.
(2Hair dye)
  According to the formulation shown in Table 5, a first hair dye as a hair cosmetic and a second hair dye as an oxidizer composition were prepared. It was confirmed that these hair dye 1st agents are O / W type emulsions. Moreover, the conventional hair dye 1 agent and the hair dye 2 agent were prepared by the mixing | blending shown in Table 6. The value of X was computed from said Formula (1) about the hair dye 1 agent containing each component of said (A), (B) and (D) among the hair dye 1 agents of each example. The calculated values of X are shown in Tables 5 and 6. In addition, the unit of the numerical value which shows the compounding quantity of each component in Table 5 and Table 6 is weight%.
[0068]
[Table 5]
Figure 0003984930
[0069]
[Table 6]
Figure 0003984930
The hair dye 1st agent and the hair dye 2nd agent in each example were combined, and the hair dye mixture was obtained by mixing by the weight ratio of 1: 1. Among the hair dye mixtures of each example, the ammonia volatility was measured for the hair dye mixture in which the component (F) was blended with the first hair dye agent by the same method as that for the decolorization mixture. Moreover, the density | concentration of the hair dye mixture of each case immediately after preparation was measured by the same method as the said decoloring mixture. Furthermore, the hair dye mixture of each example was applied to a human hair bundle containing white hair, allowed to stand for 30 minutes, and then washed with water to give a hair treatment to the human hair bundle. The lightness and feel of the human hair bundle subjected to the hair dyeing treatment were evaluated in the same manner as the two-component hair bleaching agent. These results are shown in Tables 7 and 8.
[0070]
[Table 7]
Figure 0003984930
[0071]
[Table 8]
Figure 0003984930
  As is apparent from the results of Tables 7 and 8, Example 12, 15, 16,18 and2The ammonia volatility of No. 2 is lower than those of Comparative Examples 11 to 14, Comparative Example 19 and Comparative Example 20. Example 12, 15, 16,18 and22, it can be seen that an excellent irritating odor reduction effect can be obtained in the same manner as the result of the two-component hair bleaching agent. Example 19And 20Then, compared with Comparative Examples 15-18, it turns out that sufficient result is obtained about the brightness and the touch similarly to the result of the said 2 agent type hair bleaching agent.
(Definition)
  -The degree of the "irritating odor reduction effect" in this specification is caused by the component (F) when the same amount of the component (F) as the conventional hair cosmetic containing the component (F) is blended. It means that the effect of reducing the irritating odor is high.
[0072]
【The invention's effect】
  Since this invention is comprised as mentioned above, there exist the following effects.
  Claim 1 and claim4According to the hair cosmetics described in 1), the irritating odor can be further reduced and the lightness of the hair can be improved.Moreover, the touch of hair can be improved.
[0073]
  Claim 2 and claim4According to the hair cosmetic composition described in 1., the lightness of the hair can be improved.
  ClaimTo 3According to the described hair cosmetics, the feel of the hair and the lightness of the hair can be improved.

Claims (4)

使用時に酸化剤を含有する酸化剤組成物と混合される毛髪化粧料であって、下記の(A)〜(F)の各成分を含有するとともに前記(A)、(B)及び(D)の各成分について下記式(1)で示される重量比Xが5〜40であることを特徴とする毛髪化粧料。
(A)炭素数5〜18の分岐状脂肪酸と炭素数8〜16の高級アルコールとからなるエステル。
(B)分岐状炭化水素、及び炭素数14〜30の高級アルコールから選ばれる少なくとも一種。
(C)炭素数16〜25のアルキル基又は炭素数16〜25のアルケニル基を有するエーテル型非イオン性界面活性剤。
(D)カチオン性界面活性剤。
(E)水。
(F)揮発性アルカリ剤。
X=((A)成分の重量+(B)成分の重量)/(D)成分の重量・・・(1)
A hair cosmetic mixed with an oxidant composition containing an oxidant at the time of use, which contains the following components (A) to (F) and the above (A), (B) and (D) A hair cosmetic , wherein the weight ratio X represented by the following formula (1) is 5 to 40 for each of the components .
(A) ester le comprising a higher alcohol branched fatty acids with 8 to 16 carbon atoms having 5 to 18 carbon atoms.
(B) At least one selected from branched hydrocarbons and higher alcohols having 14 to 30 carbon atoms.
(C) An ether type nonionic surfactant having an alkyl group having 16 to 25 carbon atoms or an alkenyl group having 16 to 25 carbon atoms.
(D) Cationic surfactant.
(E) Water.
(F) Volatile alkaline agent.
X = (weight of component (A) + weight of component (B)) / weight of component (D) (1)
使用時に酸化剤を含有する酸化剤組成物と混合される毛髪化粧料であって、下記の(A)〜(E)及び(G)の各成分を含有するとともに前記(A)、(B)及び(D)の各成分について下記式(1)で示される重量比Xが5〜40であることを特徴とする毛髪化粧料。
(A)炭素数5〜18の分岐状脂肪酸と炭素数8〜16の高級アルコールとからなるエステル。
(B)分岐状炭化水素、及び炭素数が14〜30の高級アルコールから選ばれる少なくとも一種。
(C)炭素数16〜25のアルキル基又は炭素数16〜25のアルケニル基を有するエーテル型非イオン性界面活性剤。
(D)カチオン性界面活性剤。
(E)水。
(G)不揮発性アルカリ剤。
X=((A)成分の重量+(B)成分の重量)/(D)成分の重量・・・(1)
A hair cosmetic mixed with an oxidant composition containing an oxidant at the time of use, which contains the following components (A) to (E) and (G) and the above (A) and (B) And the weight ratio X shown by following formula (1) about each component of (D) is 5-40, The hair cosmetics characterized by the above-mentioned.
(A) ester le comprising a higher alcohol branched fatty acids with 8 to 16 carbon atoms having 5 to 18 carbon atoms.
(B) At least one selected from branched hydrocarbons and higher alcohols having 14 to 30 carbon atoms.
(C) An ether type nonionic surfactant having an alkyl group having 16 to 25 carbon atoms or an alkenyl group having 16 to 25 carbon atoms.
(D) Cationic surfactant.
(E) Water.
(G) Nonvolatile alkaline agent.
X = (weight of component (A) + weight of component (B)) / weight of component (D) (1)
前記酸化剤組成物との混合物の粘度が3000〜30000ミリパスカル秒(mPa・s)である請求項1又は請求項2に記載の毛髪化粧料。  The hair cosmetic according to claim 1 or 2, wherein a viscosity of the mixture with the oxidant composition is 3000 to 30000 millipascal seconds (mPa · s). 水中油滴型(O/W型)乳化物である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の毛髪化粧料。The hair cosmetic according to any one of claims 1 to 3, which is an oil-in-water (O / W) emulsion .
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