JP3983389B2 - Intermittent feeder - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品搭載装置において、搭載対象の部品を所定の供給位置に供給するために、多数の部品を保持するチップテープ等を所定のピッチずつ送り出す間欠送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント回路基板に電子部品を搭載する部品搭載装置(マウンタ)用の間欠送り装置は、例えば、特開平2−53957に開示されているように、テープに保持される電子部品等を所定の供給位置に供給するためのものである。
間欠送り装置は、図11(a),(b)に示すように、本体に回動可能に設けられたラチットホイール101と、ラチットホイール101と一体に回転するスプロケットホイール102とを備えている。スプロケットホイール102の歯はテープに設けられたスプロケット孔と係合しており、スプロケットホイール102の回転によりテープを送り出す。
【0003】
また、間欠送り装置は、ラチットホイール101の回転軸に軸装されたラッキングレバー103を備えている。ラッキングレバー103には送り爪104が回動自在に取り付けられている。送り爪104は、スプリング109によりラチットホイール101に常時押しつけられており、ラッキングレバー103が図11(a)に示す位置から図11(b)に示す位置に回動したとき、ラチットホイール101の歯の山を越えて谷に落下し、越えた歯に係合し、その後、係合した歯を押圧する。送り爪104は、本体に固定されて設けられた位置決めピン105に当接するまで歯を押圧することにより、ラチットホイール101及びラチットホイール101と一体的に回転するスプロケットホイール102を1ピッチ分送り方向(順方向)に回転させる。
【0004】
また、間欠送り装置には、逆転防止爪106が回動自在に取り付けられている。逆転防止爪106は、スプリング108によりラチットホイール101に常時押しつけられており、ラッキングレバー103が図11(a)に示す元の位置に戻る際、ラチットホイール101の歯の山を越えて谷に落下し、越えた歯に係合することによりラチットホイール101が送り方向(順方向)と逆の方向に回転するのを防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、送り爪104と逆転防止爪106はそれぞれスプリング109,108に付勢されているため、送り爪104及び逆転防止爪106がラチットホイール101の歯の山から谷に落下する際、衝撃力が発生する。この衝撃力により、図11(b)に模式的に示すように、テープに保持されている電子部品等が飛び散ったり、電子部品等の向きがばらばらになってしまう場合がある。
【0006】
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、部品を供給位置に安定して供給できる間欠送り装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る間欠送り装置は、
複数の部品を所定ピッチで保持するテープを、所定ピッチずつ送り出す間欠送り装置において、
前記テープに係合するスプロケットを備え、順方向及び逆方向に回転可能に形成されたスプロケットホイールと、
前記スプロケットホイールに固定されたラチットホイールと、
前記ラチットホイールの歯と係合する送り爪と、
前記送り爪を前記ラチットホイールの歯に向かって付勢すると共に該送り爪を所定ピッチ逆方向に移動させて前記ラチットホイールの歯に係合させ、次に、順方向に所定ピッチ移動させることにより、前記ラチットホイールの歯を順方向に押圧して、前記ラチットホイールとスプロケットホイールを所定ピッチ分順方向に回転させることにより前記テープを所定ピッチ送り出す送り手段と、
前記ラチットホイールの歯に係合することにより前記ラチットホイールの逆転を防止する逆転防止爪と、
前記逆転防止爪を前記ラチットホイールの歯に向かって付勢することにより、前記逆転防止爪を前記ラチットホイールの歯に係合せさせる付勢部材と、
を備え、
前記送り爪と前記逆転防止爪の少なくとも一方の前記ラチットホイールの歯との接触部が曲線状に形成され、曲線状の接触部が前記歯の山から谷に接触しながら穏やかに移動することにより前記部品への衝撃を抑えたことを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、送り爪と逆転防止爪の少なくとも一方の接触部が曲線状に形成される。このため、爪が歯の山から谷に落下する際に発生する衝撃力は爪が図11に示す従来のように形成されている場合に発生する衝撃力より十分小さい。このため、部品を供給位置に安定して供給することができる。
【0009】
また、本発明の第2の観点に係る間欠送り装置は、
複数の部品を所定ピッチで保持するテープを、所定ピッチずつ送り出す間欠送り装置において、
前記テープを搬送するための回転体と、前記回転体の外周に沿って所定ピッチで形成された逆転防止用の歯とを備え、前記回転体を順方向に回転させることにより前記テープを所定ピッチずつ送り出すテープ送り手段と、
前記回転体の歯に向かって付勢され、該歯に係合して前記回転体の逆転を防止し、前記歯との接触部が曲線状に形成された逆転防止爪と、
を備える、ことを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、逆転防止爪が回転体の歯と接触する部分は曲線状に形成される。このため、逆転防止爪が回転体の歯の山から谷に落下する際に発生する衝撃力は逆転防止爪の先端部分が曲線状に形成されていない場合に発生する衝撃力より小さい。このため、チップテープに保持されている部品を供給位置に安定して供給することができる。
【0011】
例えば、前記回転体をラチットホイールとし、前記歯を前記ラチットホイールの歯とし、前記逆転防止爪を弾性部材により付勢し、曲線状に形成された接触部を前記ラチットホイールの歯の形状に沿って穏やかに移動するように構成してもよい。
【0012】
また、本発明の第3の観点に係る間欠送り装置は、
複数の部品を所定ピッチで保持するテープを、所定ピッチずつ送り出す間欠送り装置において、
外周に沿って所定ピッチで形成された歯を備え、順方向に回転して前記テープを送り出す回転体と、
前記回転体の歯に向かって付勢されており、該歯との接触部分が曲線状に形成された送り爪を備え、前記順方向と逆方向に前記送り爪を所定ピッチ移動させて前記歯に係合させ、次に、該送り爪を順方向に所定ピッチ移動させることにより、前記歯を前記送り爪によって順方向に押圧し、前記回転体を所定ピッチ順方向に回転させ、前記テープを所定ピッチ送り出す送り手段と、
を備えていることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、送り爪が回転体の歯と接触する部分は、曲線状に形成される。このため、送り爪が回転体の歯の山から谷に落下する際に発生する衝撃力は送り爪の先端部分が曲線状に形成されていない間欠送り装置で発生する衝撃力より小さい。このため、チップテープに保持されている部品を供給位置に安定して供給することができる。
【0014】
例えば、前記回転体はラチットホイールを備える。この場合、前記歯は、前記ラチットホイールの歯から形成され、前記送り爪は弾性部材により前記歯に向かって付勢され、曲線状に形成された接触部が前記歯の形状に沿って穏やかに移動する。
【0015】
前記送り手段は、例えば、前記回転体と同軸に形成され、前記回転体のほぼ1ピッチ分ずつ揺動し、前記送り爪が配置されている揺動部材と、前記揺動部材を1ピッチ分逆方向に回転させることにより、前記送り爪を後退させて前記回転用の歯に係合させ、次に、前記揺動部材を順方向に回転させることにより、前記送り爪に前記回転用の歯を順方向に押圧させて、前記回転体を順方向に回転させる駆動部材とから構成される。
【0016】
また、本発明の第4の観点に係る間欠送り装置は、
複数の部品を所定ピッチで保持するテープを、所定のピッチずつ送り出す間欠送り装置において、
外周に沿って所定ピッチで形成された歯を備え、順方向に回転して前記テープを送り出す回転体と、
前記回転体に向けて付勢されており、前記回転体の前記歯に係合し、少なくとも前記歯との接触部分が曲線状に形成された送り爪を備え、
前記順方向と逆方向に所定ピッチ回転することにより前記送り爪を所定ピッチ後退させ、次に、前記順方向に回転することにより、前記送り爪に前記歯を押圧させ、前記回転体を所定ピッチ送り方向に回転させる送り手段と、
前記回転体の歯に向けて付勢されており、前記歯に係合することにより当該回転体の逆方向への回転を防止する逆転防止爪と、
を備えていることを特徴とする。
【0017】
この構成によっても、各爪の先端部が回転体の歯の山から谷に落下する際に発生する衝撃力を抑えることができる。
【0018】
以上の構成において、前記回転体は、例えば、前記テープのスプロケット孔に係合するスプロケットを備えるスプロケットホイールから構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかる間欠送り装置について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、この実施の形態の間欠送り装置は、本体10と、本体10にそれぞれ着脱可能に取り付けられた部品リール20及びトップテープ巻取リール30と、から構成される。
この間欠送り装置100は、図2に示すように、部品搭載装置(マウンタ)110に装着され、図1に示すように、部品搭載装置110のノズル(吸着装置)90が部品を吸着する位置(供給位置)に、チップテープ1内に保持されている電子部品を供給し、回路基板への搭載等に供する。
【0020】
チップテープ1は、図3(a)の平面図及び図3(b)の断面図に示すように、長さ方向に所定ピッチで形成された凹部2を有する保持テープ3の凹部2内に電子部品4が配置され、保持テープ3上にトップテープ5が粘着されて構成される。また、凹部2間には後述するスプロケット42が係合するスプロケット孔6が等間隔に形成されている。
【0021】
部品リール20は、図1に示すように、本体10に着脱可能に軸装されており、後述するラチット部40に供給するためのチップテープ1が巻装されている。
【0022】
トップテープ巻取リール30は、本体10に着脱可能に軸装され、後述するラチット部40によりチップテープ1から剥離されたトップテープ4が巻装される。
【0023】
本体10は、チップテープ1を間欠送りする(所定ピッチずつ送る)ためのラチット部40と、ラチット部40の後述するラッキングレバー43に連結されたカセット送りアーム50とを備える。
【0024】
カセット送りアーム50は、本体10に軸装されており、垂直棒60に連結されており、部品搭載装置110の制御棒91の動作に従って垂直棒60を動作させることにより、ラチット部40の後述するラッキングレバー43を回動する。
【0025】
ラチット部40は、図4に示すように、ラチットホイール41と、スプロケットホイール42と、ラッキングレバー43と、送り爪44と、位置決めピン45と、逆転防止爪46と、スプリング40a,40b,40cと、誘導部47と、から構成される。
【0026】
ラチットホイール41は、外周に複数の歯41aが所定のピッチで等間隔に形成された円盤状のものであり、本体10に回転自在に軸装され、回転軸41Cを中心に回転する(実際は、逆転防止爪46により逆転が防止されており、順方向(送り方向)Aのみに回転する)。
【0027】
スプロケットホイール42は、外周に複数のスプロケット42aが所定のピッチで等間隔に形成された円盤状のものであり、ラチットホイール41と共通に回転軸41cに装着されており、ラチットホイール41と共に回転軸41cを中心に回転する。スプロケットホイール42は、ラチットホイール41と共に回転することによりチップテープ1のスプロケット孔6にスプロケット42aが係合し、チップテープ1を間欠送りする。
【0028】
ラッキングレバー43は、本体10にラチットホイール41の回転軸41cと軸を同じくして軸装されると共に、図1の垂直棒60に連結されており、送り爪44の回転軸44cを備える。ラッキングレバー43は、ラチットホイール41の回転軸41cに軸装されているが、ラチットホイール41と独立して回転し、カセット送りアーム50の動作に伴って動作する垂直棒60により回動を制御される。
【0029】
送り爪44は、その回転軸44cをラッキングレバー43に回転可能に装着され、スプリング40aによりラチットホイール41に常時押しつけられている(ラチットホイール41に向う方向に付勢されている)。また、送り爪44のラチットホイール41の歯41aと係合する部分(先端部)は、ラチットホイール41の歯41aと確実に係合する範囲内でなめらかな曲線状(面取りされた形状)に形成されている。
【0030】
位置決めピン45は、本体10に固定されており、送り爪44がこの位置決めピン45に当接することにより送り爪44の過剰な移動を防止する。
【0031】
逆転防止爪46は、その回転軸46cが本体10に装着され、スプリング40cによりラチットホイール41に常時押しつけられている(ラチットホイール41に向う方向に付勢されている)。また、逆転防止爪46の係合部分は、ラチットホイール41の歯41aと確実に係合する範囲内でなめらかな曲線状(面取りされた形状)に形成されている。
【0032】
チップテープ誘導部47は、チップテープ1からトップテープ5を剥離し、剥離したトップテープ5をトップテープ巻取リール30に供給するトップテープ剥離部471と、トップテープ5が剥離されたチップテープ1を誘導するテープ誘導部472と、シャッター473と、を備える。
【0033】
シャッター473は、ラキングレバー43の動きに連動して開閉を制御され、ラッキングレバー43の柄の部分が下降すると開き、上昇すると閉じる。
【0034】
ノズル90は、部品搭載装置110に制御され、供給位置に移動した電子部品4を吸着し、吸着した電子部品4を回路基板等に搭載(マウント)する。
【0035】
次に、この実施の形態の間欠送り装置100の動作を図4と図5を参照しつつ説明する。
図4に示すように、初期状態(図1に示すように、制御棒91がカセット送りアーム50を押圧していない状態)では、ラッキングレバー43の柄は最も高い位置(第1の位置)にある。また、初期状態では、チップテープ1に保持されている電子部品4aは供給位置に移動している。送り爪44は、ラチットホイール41の歯41aに係合していると共に、位置決めピン45に当接している。また、逆転防止爪46は、ラチットホイール41の歯41aに係合している。
【0036】
部品搭載装置110は、供給位置の電子部品を吸着するために、図1のノズル90と制御棒91を下降させる。
下降した制御棒91によりカセット送りアーム50が押圧されて下降し、垂直棒60を介して、ラッキングレバー43の柄も下降する。ラッキングレバー43の柄下降によりシャッター473は開き、ラッキングレバー43は回転軸41cを中心に矢印B方向(逆方向)に回動する。これにより、図5(a)に示すように、ラッキングレバー43に回転軸44cにより固定されている送り爪44も逆方向に移動(後退)し、位置決めピン45から離れ、送り爪44の先端部(ラチットホイール41の歯41aと係合する部分)は歯41aの谷から山に移動する。
【0037】
なお、ラチットホイール41は、送り爪44の係合部分が歯41aの谷から山に移動することにより発生する摩擦力により、図5(a)に示す矢印Bの方向(逆方向)への回転力を受けるが、逆転防止爪46が歯41aに係合しているため、方向Bへの逆転が防止される。
【0038】
また、図5(a)に示すタイミングでは、スプロケットホイール42が回転していないため、電子部品4aは供給位置にとどまっている。
【0039】
制御棒91がさらにカセット送りアーム50を押圧すると、ラッキングレバー43の柄はさらに下降する。ラッキングレバー43の柄が最も低い位置に達すると、送り爪44の先端は、図5(b)に示すように、ラチットホイール41の歯41aの山を越えて谷に移動する。送り爪44の先端は曲線状に形成されているため、送り爪44の先端は穏やかに移動し(緩やかに落下し)、先端が山から谷に落下する際に発生する衝撃力は十分小さい。従って、供給位置の電子部品4aが移動したり、傾いたりすることがなく、ノズル90は供給位置の電子部品4aを安定して吸着できる。
【0040】
続いて、図5(c)に示すように、電子部品4aを吸着したノズル90と制御棒91は上昇する。制御棒91の上昇により、カセット送りアーム50と、垂直棒60と、ラッキングレバー43の柄とが上昇し、シャッター473は閉じる。ラッキングレバー43の回転に伴って、送り爪44も順方向Aへ回動し、ラチットホイール41の歯41aを押圧し、ラチットホイール41は順方向Aに回転する。
これにより、ラチットホイール41と一体的に回転するスプロケットホイール42も順方向Aに回転し、チップテープ1を送り方向に送り出し、電子部品4bは供給位置に移動する。
【0041】
ラチットホイール41が方向Aに回転することにより、逆転防止爪46の先端部は、ラチットホイール41の歯41aの谷から山に移動する。
【0042】
次に、図5(d)に示すように、ラッキングレバー43の柄がさらに上昇し、ラッキングレバー43の柄が第1の位置に達すると、送り爪44は位置決めピン45に当接し、ラチットホイール41は回動を停止する。即ち、ラチットホイール41は一歯分(1ピッチ)矢印Aの方向に回転した状態となる。これにより、スプロケットホイール42も一歯分矢印Aの方向に回転した状態となり、チップテープ1に保持されている電子部品4bは供給位置に達する。
【0043】
逆転防止爪46の先端は、ラッキングレバー43が第1の位置に達すると、ラチットホイール41の歯41aの山を越え谷に移動(落下)する。ただし、逆転防止爪46の先端は曲線状に形成されているため、この落下は穏やかに行われ、発生する衝撃力は十分小さい。従って、電子部品4bは凹部2内で傾いたりせず安定して供給位置に向けて搬送される。
そして、逆転防止爪46はラチットホイール41の歯41aを押圧し、ラチットホイール41の矢印Bの方向への回転を防止する。
【0044】
一方、部品搭載装置110は、ノズル90が吸着した電子部品4aを図示せぬ基板等に搭載し、次の電子部品4bを吸着するための処理に移る。
【0045】
上述の動作を繰り返すことにより、間欠送り装置100は、チップテープ1を1ピッチずつ送りだし、部品搭載装置110は、供給位置の電子部品4を回路基板などに搭載する。
【0046】
上述したように、送り爪44と逆転防止爪46の係合部分(先端部分)はなめらかな曲線状に形成されているため、係合部分がラチットホイール41の歯41aの山から谷に落下する際の衝撃力が小さい。このため、本実施の形態の間欠送り装置100は、従来の間欠送り装置と比較して、チップテープ1に保持された電子部品4を安定して供給位置に供給することができる。
【0047】
図6(a)は上記実施の形態における間欠送り装置の送り爪44のラチットホイール41の中心方向への回転方向速度を示す図であり、図6(b)は供給位置付近における送り爪44がラチットホイール41に与える衝撃力により発生する供給位置付近の振動の大きさを示す図である。
【0048】
一方、図7(a)は、図11に示す従来の間欠送り装置の送り爪のラチットホイール101の中心方向への回転方向速度を示す図であり、図7(b)は送り爪104がラチットホイール101に与える衝撃力により発生する供給位置付近の振動の大きさを示す図である。
【0049】
図6(a)に示すように、係合部分が曲線状に形成されている爪がラチットホイール41の歯の山から谷に落下する際の速度は、図7(a)に示す係合部分が曲線状に形成されていない爪がラチットホイール101の歯の山から谷に落下する際の速度よりもはるかに小さい。
【0050】
このため、図6(b)と図7(b)に示すように、本実施の形態の爪がラチットホイールに与える衝撃力により発生する振動の大きさは、従来の爪がラチットホイールに与える衝撃力により発生する振動の大きさと比較してはるかに小さくなる。
【0051】
このため、本発明の間欠送り装置は、従来の間欠送り装置と比較して、チップテープ内の電子部品の飛びや傾きを減少することができ、安定して供給位置へ電子部品を供給することができる。
【0052】
なお、上記説明では、送り爪44の先端(ラチットホイール41と接触する部分)と逆転防止爪46の先端(ラチットホイール41と接触する部分)とを共になめらかな曲線状に形成することにより、爪の先端がラチットホイール41の歯の山から谷に移動する際に発生する衝撃力も十分小さくした。
しかし、本発明の間欠送り装置の構成及び動作は、衝撃力が小さくなり且つ爪とラチットホイールの歯とが確実に係合できるならば、上記の構成及び動作に限定されず、任意に変更可能である。
【0053】
例えば、送り爪44の先端と逆転防止爪46の先端とのいずれか一方、例えば、付勢力が大きく、衝撃が大きい方、のみをなめらかな曲線状に形成してもよい。また、先端の形状も任意であり、例えば、図8(a)、(b)に示すような形状にしてもよい。
なお、爪の先端は、図9に示すように、ラチットホイール41の歯と係合するとき、爪と歯の接触点Pに発生する力のうち、爪の先端の接線方向の分力がラチットホイール41の中心側を向くような形状であることが望ましい。
【0054】
また、上記説明では、送り爪44の先端と逆転防止爪46の先端の形状を曲線状にしたが、図10に示すように、ラチットホイール411の歯の先端部を曲線状に丸めて形成してもよい。この場合、ラチットホイール411の歯のみを曲線状にしてもよく、ラチットホイール411の歯と、送り爪44及び/又は逆転防止爪46の先端部を曲線状にしてもよい。
【0055】
これらの構成によっても、爪の先端がラチットホイール41、411の歯の山から谷に移動する(落下する)際の衝撃力が十分小さくなり、安定して供給位置へ電子部品を供給することができる。
【0056】
チップテープ1を搬送するための構成は、スプロケット42aとスプロケット孔6とによる構成に限定されず、ラチットホイールの回転に伴ってチップテープ1を送り出すことができるならば、任意の構成を採用可能である。
また、ラチットホイールの歯の位置は、ホイールの外周に沿っている(回転軸41Cを中心とする同一円上にある)ならば、その位置は外周近傍でなくてもよく、ラチットホイールの中央部等でもよい。
また、ラチットホイールを順方向に1ピッチずつ回転させるための構成は、ラッキングレバー43と送り爪44を使用する構成に限定されず、他の任意の送り機構を採用できる。
また、爪44,46を付勢するための構成も、バネに限定されず、任意の弾性部材などを使用できる。
【0057】
本発明の間欠送り装置は、上記実施の形態で説明した電子部品を間欠送りする装置だけでなく、電子部品以外の部品を間欠送りする装置にも当然適用可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の間欠送り装置によれば、テープ内の電子部品の飛びや、傾きを抑えることができ、安定して供給位置に電子部品を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る間欠送り装置の外形を示す図である。
【図2】間欠送り装置が取り付けられる部品供給装置の外形を示す斜視図である。
【図3】(a)はチップテープの平面図であり、(b)はチップテープの断面図である。
【図4】図1の間欠送り装置のラチット部の詳細を説明するための図である。
【図5】(a)〜(d)は、図1の間欠送り装置の動作を示す図である。
【図6】(a)は、図1の間欠送り装置の爪がラチットホイールの山から谷に落下する際の爪の回転速度を示す図であり、
(b)は、図1の間欠送り装置の爪がラッチとホイールの山から谷に落下する際に発生する衝撃力により振動する供給位置付近における振動の大きさを示す図である。
【図7】(a)は、従来の間欠送り装置の爪がラチットホイールの山から谷に落下する際の爪の回転速度を示す図であり、
(b)は、従来の間欠送り装置の爪がラッチとホイールの山から谷に落下する際に発生する衝撃力により振動する供給位置付近における振動の大きさを示す図である。
【図8】(a),(b)は、送り爪及び逆転防止爪の先端部の形状の変形例である。
【図9】送り爪及び逆転防止爪の先端部において発生している力の理想的な向きを示す図である。
【図10】間欠送り装置の変形例を示す図である。
【図11】(a)は、従来の間欠送り装置のラチット部の詳細を説明するための図であり、
(b)は、爪がラチットホイールの山から谷に落下する際に発生する衝撃力により電子部品の位置が乱れたことを説明するための図である。
【符号の説明】
1 チップテープ
2 凹部
3 保持テープ
4 電子部品
5 トップテープ
6 スプロケット孔
10 間欠送り装置の本体
20 部品リール
30 トップテープ巻取リール
40 ラチット部
40a ねじりコイルバネ
40b 引張りコイルバネ
40c 引張りコイルバネ
41 ラチットホイール
41a 歯
42 スプロケットホイール
42a スプロケット(歯)
43 ラッキングレバー
44 送り爪
45 位置決めピン
46 逆転防止爪
47 チップテープ誘導部
50 カセット送りアーム
60 垂直棒
90 ノズル(ヘッド)
91 制御棒
100 間欠送り装置
110 部品搭載装置
411 ラチットホイール
471 トップテープ剥離部
472 テープ誘導部
473 シャッター[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an intermittent feeding device that feeds a chip tape or the like holding a large number of components at a predetermined pitch in order to supply a component to be mounted to a predetermined supply position in a component mounting apparatus.
[0002]
[Prior art]
An intermittent feeding device for a component mounting device (mounter) for mounting an electronic component on a printed circuit board, for example, as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2-53957, places an electronic component held on a tape at a predetermined supply position. It is for supplying to.
As shown in FIGS. 11A and 11B, the intermittent feeding device includes a
[0003]
Further, the intermittent feeding device includes a racking
[0004]
Further, a reverse
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide an intermittent feeding device capable of stably supplying components to a supply position.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the intermittent feeding device according to the first aspect of the present invention comprises:
In an intermittent feeding device that feeds a tape holding a plurality of parts at a predetermined pitch by a predetermined pitch,
A sprocket wheel that includes a sprocket that engages the tape, and is formed to be rotatable in the forward and reverse directions;
A ratchet wheel fixed to the sprocket wheel;
A feed claw that engages with the teeth of the ratchet wheel;
The feed pawl is urged toward the teeth of the ratchet wheel, and the feed pawl is moved in a reverse direction by a predetermined pitch to engage with the teeth of the ratchet wheel, and then moved forward by a predetermined pitch. A feeding means for feeding the tape a predetermined pitch by pressing the teeth of the ratchet wheel in the forward direction and rotating the ratchet wheel and the sprocket wheel in a forward direction by a predetermined pitch;
An anti-reverse claw for preventing reverse rotation of the ratchet wheel by engaging with the teeth of the ratchet wheel;
An urging member for urging the reverse rotation prevention pawl to the ratchet wheel by urging the reverse rotation pawl toward the ratchet wheel;
With
A contact portion between the feed claw and at least one of the ratchet wheel teeth of the reverse rotation prevention claw is formed in a curved shape, and the curved contact portion moves gently while contacting the valley from the peak of the teeth. Thus, the impact on the parts is suppressed.
[0008]
According to this configuration, at least one contact portion of the feed claw and the reverse rotation prevention claw is formed in a curved shape. For this reason, the impact force generated when the nail falls from the peak of the tooth to the valley is sufficiently smaller than the impact force generated when the nail is formed as shown in FIG. For this reason, components can be stably supplied to a supply position.
[0009]
Further, the intermittent feeding device according to the second aspect of the present invention is:
In an intermittent feeding device that feeds a tape holding a plurality of parts at a predetermined pitch by a predetermined pitch,
A rotating body for transporting the tape; and teeth for preventing reverse rotation formed at a predetermined pitch along an outer periphery of the rotating body, and rotating the rotating body in a forward direction to rotate the tape at a predetermined pitch. A tape feeding means for feeding one by one;
An anti-reversal claw that is biased toward the teeth of the rotating body, engages with the teeth to prevent reverse rotation of the rotating body, and a contact portion with the teeth is formed in a curved shape;
It is characterized by comprising.
[0010]
According to this configuration, the portion where the reverse rotation preventing claw contacts the teeth of the rotating body is formed in a curved shape. For this reason, the impact force generated when the anti-reverse claw falls from the crest of the rotor to the valley is smaller than the impact force generated when the tip portion of the anti-reverse claw is not formed in a curved shape. For this reason, the components held on the chip tape can be stably supplied to the supply position.
[0011]
For example, the rotating body is a ratchet wheel, the teeth are teeth of the ratchet wheel, the anti-reverse pawl is urged by an elastic member, and the contact portion formed in a curved shape is the shape of the teeth of the ratchet wheel. You may comprise so that it may move gently along a shape.
[0012]
Further, the intermittent feeding device according to the third aspect of the present invention is:
In an intermittent feeding device that feeds a tape holding a plurality of parts at a predetermined pitch by a predetermined pitch,
A rotating body comprising teeth formed at a predetermined pitch along the outer periphery, and rotating the forward direction to feed the tape;
The teeth of the rotating body are urged toward the teeth, and a feeding claw having a curved portion formed in contact with the teeth is provided. Next, by moving the feed claw forward by a predetermined pitch, the teeth are pressed forward by the feed claw, the rotating body is rotated forward by a predetermined pitch, and the tape is Feeding means for feeding a predetermined pitch;
It is characterized by having.
[0013]
According to this configuration, the portion where the feed claw comes into contact with the teeth of the rotating body is formed in a curved shape. For this reason, the impact force generated when the feed claw falls from the crest of the rotor to the trough is smaller than the impact force generated by the intermittent feed device in which the tip portion of the feed claw is not formed in a curved shape. For this reason, the components held on the chip tape can be stably supplied to the supply position.
[0014]
For example, the rotating body includes a ratchet wheel. In this case, the teeth are formed from the teeth of the ratchet wheel, the feed claw is urged toward the teeth by an elastic member, and the contact portion formed in a curved shape gently follows the shape of the teeth. Move to.
[0015]
The feeding means is formed, for example, coaxially with the rotating body, and swings by approximately one pitch of the rotating body, and the swinging member on which the feed claws are disposed and the swinging member by one pitch. By rotating in the reverse direction, the feed claw is retracted and engaged with the rotation tooth, and then the swinging member is rotated in the forward direction to thereby cause the rotation claw to move to the feed claw. And a driving member that rotates the rotating body in the forward direction.
[0016]
An intermittent feeding device according to the fourth aspect of the present invention is
In an intermittent feeding device that feeds a tape holding a plurality of parts at a predetermined pitch by a predetermined pitch,
A rotating body comprising teeth formed at a predetermined pitch along the outer periphery, and rotating the forward direction to feed the tape;
A feed claw that is biased toward the rotating body, engages with the teeth of the rotating body, and at least a contact portion with the teeth is formed in a curved shape;
The feed claw is retracted by a predetermined pitch by rotating the feed claw in a direction opposite to the forward direction, and then the teeth are pressed by the feed claw by rotating in the forward direction, thereby rotating the rotating body at a predetermined pitch. Feed means for rotating in the feed direction;
A reversing prevention claw that is biased toward the teeth of the rotating body and prevents the rotating body from rotating in the reverse direction by engaging with the teeth;
It is characterized by having.
[0017]
Also with this configuration, it is possible to suppress the impact force that is generated when the tip of each claw falls from the crest of the rotor to the trough.
[0018]
In the above configuration, the rotating body is constituted by, for example, a sprocket wheel including a sprocket that engages with a sprocket hole of the tape.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an intermittent feeding device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the intermittent feeding device of this embodiment includes a
As shown in FIG. 2, the
[0020]
As shown in the plan view of FIG. 3A and the cross-sectional view of FIG. 3B, the chip tape 1 has electrons in the recess 2 of the holding
[0021]
As shown in FIG. 1, the
[0022]
The top tape take-
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
As shown in FIG. 4, the
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
The racking
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
The reversing
[0032]
The chip
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
Next, the operation of the
As shown in FIG. 4, in the initial state (the state where the
[0036]
The
The
[0037]
The
[0038]
Further, at the timing shown in FIG. 5A, the
[0039]
When the
[0040]
Subsequently, as shown in FIG. 5C, the
As a result, the
[0041]
When the
[0042]
Next, as shown in FIG. 5D, when the handle of the racking
[0043]
When the racking
Then, the reverse
[0044]
On the other hand, the
[0045]
By repeating the above operation, the
[0046]
As described above, since the engaging portion (tip portion) of the
[0047]
FIG. 6A is a diagram showing the rotational speed in the center direction of the
[0048]
On the other hand, FIG. 7 (a) is a diagram showing the rotational speed in the center direction of the
[0049]
As shown in FIG. 6 (a), the speed at which the claw, whose engaging portion is formed in a curved shape, falls from the tooth crest of the
[0050]
Therefore, as shown in FIG. 6B and FIG. 7B, the magnitude of vibration generated by the impact force applied to the ratchet wheel by the claw of the present embodiment is the same as that of the conventional claw applied to the ratchet wheel. This is much smaller than the magnitude of vibration generated by the applied impact force.
[0051]
For this reason, the intermittent feeding device of the present invention can reduce the jumping and tilting of the electronic components in the chip tape and stably supply the electronic components to the supply position as compared with the conventional intermittent feeding device. Can do.
[0052]
In the above description, the tip of the feed claw 44 (the portion in contact with the ratchet wheel 41) and the tip of the reverse rotation prevention claw 46 (the portion in contact with the ratchet wheel 41) are both formed in a smooth curve. The impact force generated when the tip of the claw moves from the tooth crest to the trough of the
However, the configuration and operation of the intermittent feeding device of the present invention are not limited to the above configuration and operation, and can be arbitrarily changed as long as the impact force is reduced and the pawl and the ratchet wheel teeth can be reliably engaged. Is possible.
[0053]
For example, only one of the leading end of the feeding
As shown in FIG. 9, when the tip of the nail is engaged with the tooth of the
[0054]
In the above description, the tip of the
[0055]
Even with these configurations, the impact force when the tip of the claw moves (falls) from the tooth crest to the trough of the
[0056]
The configuration for conveying the chip tape 1 is not limited to the configuration by the
Further, if the position of the teeth of the ratchet wheel is along the outer periphery of the wheel (on the same circle centered on the rotation shaft 41C), the position may not be near the outer periphery. A central part etc. may be sufficient.
Further, the configuration for rotating the ratchet wheel by one pitch in the forward direction is not limited to the configuration using the racking
Further, the configuration for urging the
[0057]
The intermittent feeding device of the present invention is naturally applicable not only to the device that intermittently feeds the electronic components described in the above embodiment, but also to a device that intermittently feeds components other than the electronic components.
[0058]
【The invention's effect】
As described above, according to the intermittent feeding device of the present invention, jumping and tilting of electronic components in the tape can be suppressed, and electronic components can be stably supplied to the supply position.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an outer shape of an intermittent feeding device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an outer shape of a component supply device to which an intermittent feeding device is attached.
3A is a plan view of a chip tape, and FIG. 3B is a cross-sectional view of the chip tape.
4 is a view for explaining details of a ratchet portion of the intermittent feeding device of FIG. 1; FIG.
FIGS. 5A to 5D are diagrams illustrating an operation of the intermittent feeding device of FIG. 1;
6A is a diagram showing the rotation speed of the claw when the claw of the intermittent feeding device of FIG. 1 falls from the peak to the valley of the ratchet wheel;
(B) is a figure which shows the magnitude | size of the vibration in the vicinity of the supply position which vibrates by the impact force generated when the nail | claw of the intermittent feeding apparatus of FIG. 1 falls from a peak of a latch and a wheel to a trough.
FIG. 7A is a diagram showing the rotation speed of the claw when the claw of the conventional intermittent feeding device falls from the peak to the valley of the ratchet wheel;
(B) is a figure which shows the magnitude | size of the vibration in the vicinity of the supply position which vibrates with the impact force generate | occur | produced when the nail | claw of the conventional intermittent feeder falls from a peak of a latch and a wheel to a trough.
FIGS. 8A and 8B are modified examples of the shape of the tip of the feed claw and the reverse rotation prevention claw.
FIG. 9 is a diagram showing an ideal direction of the force generated at the tip of the feed claw and the reverse rotation prevention claw.
FIG. 10 is a view showing a modification of the intermittent feeding device.
FIG. 11 (a) is a diagram for explaining details of a ratchet portion of a conventional intermittent feeding device;
(B) is a figure for demonstrating that the position of the electronic component was disturbed by the impact force which generate | occur | produces when a nail | claw falls from the peak of a ratchet wheel to a trough.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Chip tape 2 Recessed
43
91
Claims (8)
前記テープに係合するスプロケットを備え、順方向及び逆方向に回転可能に形成されたスプロケットホイールと、
前記スプロケットホイールに固定されたラチットホイールと、
前記ラチットホールの歯と係合する送り爪と、
前記送り爪を前記ラチットホイールの歯に向かって付勢すると共に該送り爪を所定ピッチ逆方向に移動させて前記ラチットホイールの歯に係合させ、次に、順方向に所定ピッチ移動させることにより、前記ラチットホイールの歯を順方向に押圧して、前記ラチットホイールとスプロケットホイールを所定ピッチ分順方向に回転させることにより前記テープを所定ピッチ送り出す送り手段と、
前記ラチットホイールの歯に係合することにより前記ラチットホイールの逆転を防止する逆転防止爪と、
前記逆転防止爪を前記ラチットホイールの歯に向かって付勢することにより、前記逆転防止爪を前記ラチットホイールの歯に係合せさせる付勢部材と、
を備え、
前記送り爪と前記逆転防止爪の少なくとも一方の前記ラチットホイールの歯との接触部が曲線状に形成され、曲線状の接触部が前記歯の山から谷に接触しながら穏やかに移動することにより前記部品への衝撃を抑えたことを特徴とする間欠送り装置。In an intermittent feeding device that feeds a tape holding a plurality of parts at a predetermined pitch by a predetermined pitch,
A sprocket wheel that includes a sprocket that engages the tape, and is formed to be rotatable in the forward and reverse directions;
A ratchet wheel fixed to the sprocket wheel;
A feed claw that engages with the teeth of the ratchet hole;
The feed pawl is urged toward the teeth of the ratchet wheel, and the feed pawl is moved in a reverse direction by a predetermined pitch to engage with the teeth of the ratchet wheel, and then moved forward by a predetermined pitch. A feeding means for feeding the tape a predetermined pitch by pressing the teeth of the ratchet wheel in the forward direction and rotating the ratchet wheel and the sprocket wheel in a forward direction by a predetermined pitch;
An anti-reverse claw for preventing reverse rotation of the ratchet wheel by engaging with the teeth of the ratchet wheel;
An urging member for urging the reverse rotation prevention pawl to the ratchet wheel by urging the reverse rotation pawl toward the ratchet wheel;
With
A contact portion between the feed claw and at least one of the ratchet wheel teeth of the reverse rotation prevention claw is formed in a curved shape, and the curved contact portion moves gently while contacting the valley from the peak of the teeth. An intermittent feeding device characterized in that the impact on the component is suppressed by the above.
前記テープを搬送するための回転体と、前記回転体の外周に沿って所定ピッチで形成された逆転防止用の歯とを備え、前記回転体を順方向に回転させることにより前記テープを所定ピッチずつ送り出すテープ送り手段と、
前記回転体の歯に向かって付勢され、歯に係合して前記回転体の逆転を防止し、歯との接触部が曲線状に形成された逆転防止爪と、
を備える、ことを特徴とする間欠送り装置。In an intermittent feeding device that feeds a tape holding a plurality of parts at a predetermined pitch by a predetermined pitch,
A rotating body for transporting the tape; and teeth for preventing reverse rotation formed at a predetermined pitch along an outer periphery of the rotating body, and rotating the rotating body in a forward direction to rotate the tape at a predetermined pitch. A tape feeding means for feeding one by one;
An anti-reverse claw that is biased toward the teeth of the rotating body, engages with the teeth to prevent reversal of the rotating body, and a contact portion with the teeth is formed in a curved shape;
An intermittent feeding device comprising:
前記逆転防止爪は弾性部材により前記ラチットホイールの歯に向けて付勢され、曲線状に形成された接触部が前記ラチットホイールの歯の形状に沿って穏やかに移動する、
ことを特徴とする請求項2に記載の間欠送り装置。The rotating body is composed of a ratchet wheel having teeth formed along the outer periphery, and the teeth of the ratchet wheel constitute the teeth for preventing reverse rotation,
The anti-reverse pawl is urged toward the teeth of the ratchet wheel by an elastic member, and the contact portion formed in a curved shape moves gently along the shape of the teeth of the ratchet wheel.
The intermittent feeding device according to claim 2.
外周に沿って所定ピッチで形成された歯を備え、順方向に回転して前記テープを送り出す回転体と、
前記回転体の歯に向かって付勢されており、該歯との接触部分が曲線状に形成された送り爪を備え、前記順方向と逆方向に前記送り爪を所定ピッチ移動させて前記歯に係合させ、次に、該送り爪を順方向に所定ピッチ移動させることにより、前記歯を前記送り爪によって順方向に押圧し、前記回転体を所定ピッチ順方向に回転させ、前記テープを所定ピッチ送り出す送り手段と、
を備えていることを特徴とする間欠送り装置。In an intermittent feeding device that feeds a tape holding a plurality of parts at a predetermined pitch by a predetermined pitch,
A rotating body comprising teeth formed at a predetermined pitch along the outer periphery, and rotating the forward direction to feed the tape;
The teeth of the rotating body are urged toward the teeth, and a feeding claw having a curved portion formed in contact with the teeth is provided. Next, by moving the feed claw forward by a predetermined pitch, the teeth are pressed forward by the feed claw, the rotating body is rotated forward by a predetermined pitch, and the tape is Feeding means for feeding a predetermined pitch;
An intermittent feeding device comprising:
前記送り爪は弾性部材により前記歯に向かって付勢され、曲線状に形成された接触部が歯の形状に沿って穏やかに移動する、
ことを特徴とする請求項4に記載の間欠送り装置。The rotating body is composed of a ratchet wheel in which the teeth are formed along the outer periphery,
The feeding claw is urged toward the teeth by an elastic member, and the contact portion formed in a curved shape moves gently along the shape of the teeth.
The intermittent feeding device according to claim 4, wherein:
前記回転体と同軸に形成され、前記回転体のほぼ1ピッチ分ずつ揺動し、前記送り爪が配置されている揺動部材と、
前記揺動部材を1ピッチ分逆方向に回転させることにより、前記送り爪を後退させて前記回転用の歯に係合させ、次に、前記揺動部材を順方向に回転させることにより、前記送り爪に前記回転用の歯を順方向に押圧させて、前記回転体を順方向に回転させる駆動部材と、
を備えていることを特徴とする請求項4又は5に記載の間欠送り装置。The feeding means is
An oscillating member formed coaxially with the rotator, oscillating by approximately one pitch of the rotator, and having the feed claws disposed thereon;
By rotating the rocking member in the reverse direction by one pitch, the feed claw is retracted and engaged with the rotating teeth, and then the rocking member is rotated in the forward direction, A driving member for causing the feeding claw to press the rotating teeth in the forward direction and rotating the rotating body in the forward direction;
The intermittent feeding device according to claim 4, wherein the intermittent feeding device is provided.
外周に沿って所定ピッチで形成された歯を備え、順方向に回転して前記テープを送り出す回転体と、
前記回転体に向けて付勢されており、前記回転体の前記歯に係合し、少なくとも前記歯との接触部分が曲線状に形成された送り爪を備え、
前記順方向と逆方向に所定ピッチ回転することにより前記送り爪を所定ピッチ後退させ、次に、前記順方向に回転することにより、前記送り爪に前記歯を押圧させ、前記回転体を所定ピッチ送り方向に回転させる送り手段と、
前記回転体の歯に向けて付勢されており、前記歯に係合することにより当該回転体の逆方向への回転を防止する逆転防止爪と、
を備えていることを特徴とする間欠送り装置。In an intermittent feeding device that feeds a tape holding a plurality of parts at a predetermined pitch by a predetermined pitch,
A rotating body comprising teeth formed at a predetermined pitch along the outer periphery, and rotating the forward direction to feed the tape;
A feed claw that is biased toward the rotating body, engages with the teeth of the rotating body, and at least a contact portion with the teeth is formed in a curved shape;
The feed claw is retracted by a predetermined pitch by rotating the feed claw in a direction opposite to the forward direction, and then the teeth are pressed by the feed claw by rotating in the forward direction, thereby rotating the rotating body at a predetermined pitch. Feed means for rotating in the feed direction;
A reversing prevention claw that is biased toward the teeth of the rotating body and prevents the rotating body from rotating in the reverse direction by engaging with the teeth;
An intermittent feeding device comprising:
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の間欠送り装置。The rotating body includes a sprocket wheel including a sprocket engaged with a sprocket hole of the tape.
The intermittent feeding device according to any one of claims 1 to 7, wherein
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