JP3982971B2 - 空気圧用調質装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気圧回路に設けられる空気圧用調質装置に関し、空気圧回路内のゴミを除去するフィルタ、空気圧を調整するレギュレータ、あるいはフィルタを有するレギュレータとして適用して好適な空気圧用調質装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気圧回路に設けられる調質装置つまり調質機器としては、空気圧回路内のゴミなどの異物を除去するためのフィルタ、空気の圧力を調整するレギュレータつまり圧力調整器、およびフィルタとレギュレータとが組み付けられたフィルタレギュレータなどがある。
【0003】
このような調質機器としては、たとえば、特開平11-282541 号公報に開示されるように、フィルタ用とレギュレータ用とのいずれにも適用し得るようにした共用型のアダプタを有するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の調質機器を所定の据え付け個所に取り付けるために、据え付け個所に取り付けられるブラケットや金具を調質機器にねじ部材などを用いて取り付けるようにしており、ブラケットの調質機器に対する取付位置は予め所定の位置に設定され自由度がない。このため、空気圧配管の位置や空気圧シリンダや電磁弁などの空気圧作動機器の位置に応じて,調質機器の取付位置を容易に変更することができなかった。
【0005】
また、従来では、フィルタ用のブラケットとレギュレータ用のブラケットは相違したものが使用されており、ブラケットを共用化することはできず、部品点数が多くなるという問題点がある。
【0006】
本発明の目的は、フィルタとレギュレータのいずれをも同じブラケットにより取り付けることができるようにすることにある。
【0007】
本発明の他の目的は、ブラケットの調質機器に対する取付位置を複数の位置に変更し得るようにすることにある。
【0008】
本発明の他の目的は、調質機器のブラケットに対しする装着を押し付け動作によって行うようにし、使用時には調質機器がブラケットから外れないようにし得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気圧用調質装置は、相互に平行となった2つの継手面と、これらの継手面に対して直角方向をなしそれぞれ接触部が形成された2つの固定面とを有し、両端にそれぞれ部材取付部が設けられるとともに、前記それぞれの継手面に装着される継手パイプを有する装置本体と、レギュレータユニット、フィルタユニットまたは蓋部材からなり、一方の前記部材取付部に取り付けられる第1部材と、フィルタユニットまたは蓋部材からなり、他方の前記部材取付部に取り付けられる第2部材と、前記2つの固定面のいずれか一方の前記接触部に接触するストッパと、前記それぞれの継手パイプの外周面に係合する2つの係合爪とを備えたブラケットとを有し、前記ストッパが2つの固定面の一方の接触部に接触する位置と、他方の接触部に接触する位置とのいずれかに前記ブラケットの前記装置本体に対する位置を変更し得るようにしたことを特徴とする。
【0010】
本発明の空気圧用調質装置は、相互に平行となった2つの継手面と、これらの継手面に対して直角方向をなしそれぞれ接触部が形成された2つの固定面とを有し、両端にそれぞれ部材取付部が設けられ、両端に接触部が設けられるとともに前記それぞれの継手面に装着される継手パイプを有する装置本体と、一方の前記部材取付部に取り付けられるレギュレータユニットと、他方の前記部材取付部に取り付けられる蓋部材と、前記2つの固定面のそれぞれの前記接触部と前記一方の端部に設けられた接触部のいずれかに接触するストッパと、前記それぞれの継手パイプの外周面に係合する2つの係合爪とを備えたブラケットとを有し、前記ストッパが2つの固定面の一方の接触部に接触する位置と、他方の接触部に接触する位置と、前記蓋部材が取り付けられる端部の前記接触部に接触する位置とのいずれかに前記ブラケットの前記装置本体に対する位置を変更し得るようにしたことを特徴とする。
【0011】
本発明の空気圧用調質装置は、相互に平行となった2つの継手面と、これらの継手面に対して直角方向をなしそれぞれ接触部が形成された2つの固定面とを有し、両端にそれぞれ部材取付部が設けられるとともに、前記それぞれの継手面に装着される継手パイプを有する装置本体と、一方の前記部材取付部に取り付けられるレギュレータユニットと、他方の前記部材取付部に取り付けられるフィルタユニットと、前記2つの固定面のいずれか一方の前記接触部に接触するストッパと、前記それぞれの継手パイプの外周面に係合する2つの係合爪とを備えたブラケットとを有し、前記ストッパが2つの固定面の一方の接触部に接触する位置と、他方の接触部に接触する位置とのいずれかに前記ブラケットの前記装置本体に対する位置を変更し得るようにしたことを特徴とする。
【0012】
本発明の空気圧用調質装置は、相互に平行となった2つの継手面と、これらの継手面に対して直角方向をなしそれぞれ接触部が形成された2つの固定面とを有し、両端にそれぞれ部材取付部が設けられ、両端に接触部が設けられるとともに前記それぞれの継手面に装着される継手パイプを有する装置本体と、一方の前記部材取付部に取り付けられるフィルタユニットと、他方の前記部材取付部に取り付けられる蓋部材と、前記2つの固定面のそれぞれの前記接触部と前記一方の端部に設けられた接触部のいずれかに接触するストッパと、前記それぞれの継手パイプの外周面に係合する2つの係合爪とを備えたブラケットとを有し、前記ストッパが2つの固定面の一方の接触部に接触する位置と、他方の接触部に接触する位置と、前記蓋部材が取り付けられる端部の前記接触部に接触する位置とのいずれかに前記ブラケットの前記装置本体に対する位置を変更し得るようにしたことを特徴とする。
【0013】
本発明の空気圧用調質装置は、相互に平行となった2つの継手面と、これらの継手面に対して直角方向をなしそれぞれ接触部が形成された2つの固定面とを有し、両端にそれぞれ部材取付部が設けられるとともに、前記それぞれの継手面に装着される継手パイプを有する装置本体と、前記装置本体の両端のそれぞれの前記部材取付部に取り付けられる2つのフィルタユニットと、前記2つの固定面のいずれか一方の前記接触部に接触するストッパと、前記それぞれの継手パイプの外周面に係合する2つの係合爪とを備えたブラケットとを有し、前記ストッパが2つの固定面の一方の接触部に接触する位置と、他方の接触部に接触する位置とのいずれかに前記ブラケットの前記装置本体に対する位置を変更し得るようにしたことを特徴とする。
【0014】
本発明における前記それぞれの継手パイプは、前記装置本体に着脱自在に装着されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施の形態である空気圧用調質装置を示す斜視図であり、図2は図1における側面図であり、図3は図2におけるA−A線に沿う拡大断面図であり、図4(A)は図1〜図3に示された装置本体を示す分解斜視図であり、図4(B)は同図(A)におけるB−B線に沿う断面図であり、図4(C)は同図(B)におけるC−C線に沿う断面図である。
【0017】
図1に示す空気圧用調質装置はレギュレータを構成しており、装置本体BとレギュレータユニットRとプラグつまり蓋部材Pとを有している。装置本体Bは合成樹脂により射出成形などの樹脂成形手段により成形された本体ブロック10を有し、この本体ブロック10は、図4に示すように、全体形状は立方体に近い形状となっており、相互に平行となった2つの継手面11a,11bと、これらの継手面に対して直角方向を向き相互に平行となった2つの固定面12a,12bとの4つの側面を有している。本体ブロック10の図4における上下の両端部には、正方形の枠形状となった部材取付部13,14が設けられており、それぞれの部材取付部13,14の内部は開口部となっている。
【0018】
継手面11a,11bには、図3に示すように、それぞれ継手取付孔15a,15bが継手面の中心部に同心状に形成されており、それぞれの継手取付孔15a,15bには継手パイプ16,17が着脱自在に装着されており、本体ブロック10に継手パイプ16,17を装着すると、2つの継手パイプ16,17は相互に同心状態となる。継手パイプ16,17を本体ブロック10に固定するために、継手パイプ16,17に形成された係合溝18に係合するU字形状のクリップ20が継手面11a,11bの内部に形成されたスリット21に挿入されるようになっており、それぞれのスリット21は固定面12a,12b側に開口部が形成されおり、いずれの固定面側からもスリット21内にクリップ20を挿入することができる。
【0019】
スリット21内に挿入されたクリップ20を取り外すために、それぞれのスリット21に連通させて連通溝22が形成されており、この連通溝22に工具を差し込むことにより、クリップ20をスリット21から取り外すことができる。これにより、継手パイプ16,17が損傷した場合に新品の継手パイプに容易に交換することができる。また、装置本体Bを組み立てる際にもスリット21にクリップ20を挿入することにより、容易に継手パイプ16,17を本体ブロック10に装着することができる。
【0020】
本体ブロック10のそれぞれの固定面12a,12bの両側部は、それぞれ接触部23a,23bとなっており、本体ブロック10の両端部に形成された段部の表面は、それぞれ接触部23c,23dとなっている。図2に示すように、全ての接触部23a〜23dはそれぞれ継手パイプ16,17の中心から同一距離Sとなっている。
【0021】
本体ブロック10の両端部にはそれぞれの側面11a〜12bに連通する取付溝24が4つずつ合計8つ形成されており、これらの取付溝24によりレギュレータユニットRおよび蓋部材Pが取り付けられるようになっている。
【0022】
レギュレータユニットRはボンネットと言われるレギュレータハウジング31を有し、このハウジング31の端部は部材取付部13に入り込むようになっており、ハウジング31には取付溝24に係合する取付爪25が4つ設けられている。蓋部材Pも同様に部材取付部14に入り込むようになるとともに、取付溝24に係合する取付爪25が4つ設けられている。
【0023】
本体ブロック10には、図3に示すように、両端部に設けられたそれぞれの開口部を連通させる貫通孔26が形成されるとともに、継手取付孔15aと一方の端部内とを連通させる連通孔27aと、継手取付孔15bと他方の端部内とを連通させる連通孔27bとが形成されている。
【0024】
レギュレータユニットRは継手パイプ16が一次側ポートとなり、継手パイプ17が二次側ポートとなっており、継手パイプ16に接続される流入路から流入した空気は継手パイプ17に接続される流出路に所定の圧力に減圧して供給される。
【0025】
ハウジング31には図3に示すようにディスク状の弁座部材32が取り付けられ、この弁座部材32にはダイヤフラム33が組み付けられており、ダイヤフラム33の中心部には弁軸34がダイヤフラム押さえ35とナット36とにより取り付けられている。弁座部材32には貫通孔26を介してそれぞれの連通孔27a,27bを連通させる連通孔37が形成されており、この連通孔37を開閉するための弁体38が弁軸34に取り付けられている。弁体38にはばね部材39によって連通孔37を閉じる方向のばね力が加えられている。
【0026】
ダイヤフラム33と弁座部材32との間には二次側圧室41が形成され、二次側の継手パイプ17に接続される流出路内の圧力が弁座部材32に形成された連通孔42を介して二次側圧室41に供給され、この二次側圧室41によってダイヤフラム33には弁軸34を介して弁体38を閉じる方向の推力が加えられるようになっている。
【0027】
ハウジング31の端部にはハンドル43が回転自在に取り付けられ、このハンドル43に固定された調整ねじ44にねじ結合されるナット45と、ダイヤフラム側のナット36との間には圧縮コイルばね46が装着され、このコイルばね46によって弁軸34を介して弁体38には連通孔37を開く方向のばね力が加えられている。
【0028】
したがって、継手パイプ17に接続される流出路内の圧力が変化すると、弁体38がコイルばね46のばね力と二次側圧室41の圧力とに応じて開閉することによって、流出路の二次側圧力は所定の圧力に調圧される。
【0029】
レギュレータハウジング31の外周面には、図3において二点鎖線で示すように、ナット47がねじ結合される雄ねじ48が形成されており、この部分に取付金具を締結することもできるようになっている。
【0030】
図1〜図3に示すレギュレータユニットRを有する調質装置を所定の設置場所に据え付けるために、図5に示すブラケット51が使用される。このブラケット51は合成樹脂あるいは金属などのように弾性変形する部材により形成され、基部52とその両端部に設けられた二対の係合爪53とを備えている。それぞれの係合爪53は相互に対向し合って弾性変形する2つの爪片54を有し、各々の爪片54の先端部には継手パイプ16,17の外周面に対応した円弧状部が設けられている。
【0031】
さらに、係合爪53の根元部にはストッパ55が設けられており、それぞれのストッパはブラケット51をそれぞれの係合爪53の部分で継手パイプ16,17に係合させたときに、2つの固定面12a,12bのそれぞれの接触部23a,23bのいずれか一方に接触する位置と、装置本体Bのうち蓋部材Pが取り付けられた方の端部における接触部23dに接触する位置とのいずれかに設定することができる。図2において、実線で示すブラケット51は接触部23bにストッパ55が接触した状態であり、二点鎖線によってブラケット51が接触部23aに接触した状態と、接触部23dに接触した状態とが示されている。
【0032】
したがって、調質装置が取り付けられる個所に応じて、ストッパ55が接触部23aに接触する位置と、接触部23bに接触する位置と、接触部23dに接触する位置との3つの位置のうち、いずれかに変更して調質装置をブラケット51により取り付けることができる。ブラケット51はこれに形成された取付孔56の部分でねじなどの固定手段により所定の位置に取り付けられるこにとなる。
【0033】
このように、調質装置は二対の係合爪53の部分で継手パイプ16,17に挟み付けられるとともに、接触部にはストッパ55の部分が接触することから、ブラケット51は装置本体Bに対してずれることなく、確実に食い付くことになる。しかも、装置本体Bを係合爪53の弾発力に抗して引き抜くことにより、装置本体Bをブラケット51から外すことができる。
【0034】
本体ブロック10の固定面12a,12bには、それぞれねじ孔57が形成されており、ねじ孔57には図4(C)に二点鎖線で示すように、圧力センサまたは圧力計58を取り付けることができるようになっている。圧力センサまたは圧力計58が取り付けられる位置を変えることにより、調質装置の取り付けや設置される場所に応じて圧力センサまたは圧力計58の向きを変更することが可能となる。圧力センサまたは圧力計58が使用されない場合には、それぞれのねじ孔57は、図示しないプラグによって閉塞される。
【0035】
図6(A)は本発明の他の実施の形態である空気圧用調質装置を示す一部切り欠き正面図であり、図6(B)は同図(A)の側面図である。この調質装置は、図1〜図3に示す蓋部材Pに代えてフィルタユニットFが取り付けられており、フィルタレギュレータとなっている。装置本体BとレギュレータユニットRは、前述した場合と同一であり、フィルタユニットFの外観を示すと図7の通りである。
【0036】
フィルタユニットFは本体ブロック10の端部に設けられた取付溝24に係合する取付爪25が設けられたフィルタハウジング61を有し、このハウジング61内には円筒形状のフィルタエレメント62が収容されている。フィルタエレメント62は多孔質性の樹脂などにより形成されており、一次側から流入した空気は、まずフィルタエレメント62により異物が除去された後に二次側に流出するようになっている。このハウジング61は透明な樹脂により成形され、外部からフィルタエレメント62が目視されるようになっており、フィルタエレメント62の目詰まり状態をハウジング61を外すことなく判別することができるが、不透明な材料によりハウジング61を形成するうよにしても良い。
【0037】
このタイプの調質装置を取り付ける場合には、ブラケット51は本体ブロック10に対してストッパ55が一方の接触部23aに接触する位置と、他方の接触部23bに接触する位置とのいずれかとすることができ、取付個所に応じてブラケット51の装置本体Bに対する取付位置を変更することができる。図6はストッパ55が接触部23bに接触した状態を示す。
【0038】
なお、図6においては、図1〜図5に示した部材と共通する部材には同一の符号が付されている。
【0039】
図8は本発明の他の実施の形態である空気圧用調質装置を示す断面図であり、この調質装置は1つのフィルタエレメントを有するフィルタとなっており、図4に示した装置本体Bと図3に示した蓋部材Pと図6および図7に示したフィルタユニットFとにより形成されており、図8においては、前述した実施の形態における部材と共通する部材には同一の符号が付されている。
【0040】
この調質装置をブラケット51により取り付けるには、図8に示すように、接触部23bにストッパ55が接触するようにブラケット51を装置本体Bに係合させる位置と、二点鎖線で示すように、接触部23aにストッパを接触させてブラケット51を係合させる位置と、接触部23cにストッパを接触させてブラケット51を係合させる位置とのいずれかに設定することができる。
【0041】
図8に示すフィルタにあっては、正圧空気であっても負圧空気であっても、空気圧回路内を流れる空気に含まれる異物を除去することができる。また、圧力センサ58をねじ孔57に取り付ければ、フィルタ内の圧力を検出することができるが、圧力センサ58を使用しないときには、ねじ孔57はプラグによっ閉塞されることになる。また、フィルタ用の本体ブロック10を製造する際に、予めねじ孔57を形成しないようにしても良い。
【0042】
図9は本発明の他の実施の形態である空気圧用調質装置を示す断面図であり、この調質装置は2つのフィルタエレメント62a,62bを有するタイプのフィルタとなっており、装置本体Bの両端部にはそれぞれ図8に示した場合と同一の構造となったフィルタユニットFが取り付けられている。
【0043】
この場合の本体ブロック10は前述したものと相違し、一次側ポートと一方のフィルタエレメント62bの内部とを連通させる連通孔28aと、二次側ポートと他方のフィルタエレメント62aの内部とを連通させる連通孔28bとが形成されている。一次側ポートとフィルタエレメント62aの外側とを連通させる連通孔27aには一次側ポートからフィルタエレメント62aに向かう空気の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁63aが設けられている。また、二次側ポートとフィルタエレメント62bの外側とを連通させる連通孔27bには二次側ポートからフィルタエレメント62bに向かう流れを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁63bが設けられている。
【0044】
したがって、このタイプのフィルタにあっては、空気圧流路内に正圧の空気と負圧の空気とが切り換えて流される場合に、いずれの空気に含まれる異物を除去することができる。たとえば、二次側ポートに流路を介して真空吸着部材を設け、これにより電子部品などのワークを吸着搬送する場合には、この真空吸着部材によりワークの吸着動作を行うときには、負圧空気を真空吸着部材に供給することになり、ワークを真空吸着部材から取り外すときには、正圧空気を真空吸着部材に供給することになる。
【0045】
このような空気圧流路に図9に示す調質装置を使用すると、正圧空気を供給するときにはフィルタエレメント62aにより正圧空気の中の異物を除去することができ、負圧空気を供給するときにはフィルタエレメント62bにより負圧空気の中の異物を除去することができる。
【0046】
図9に示す調質装置における本体ブロック10にあっては、内部に2つの連通孔28a,28bが形成されており、他のタイプの調質装置における本体ブロック10にあっては内部に貫通孔26が形成されているが、他の形状は全く同一である。したがって、本体ブロック10を樹脂成形するときには、主な金型形状を同一とし、その金型の一部分のみを変更した金型を使用して成形することによって、連通孔28a,28bを有する本体ブロックと、貫通孔26を有する本体ブロックとのいずれをも成形することができる。同様に、ねじ孔57を有する本体ブロックと有しない本体ブロックとのいずれをも金型の一部を変更することによって形成することができる。
【0047】
しかも、装置本体BとレギュレータユニットRとフィルタユニットFと蓋部材Pとを準備することにより、共通の部品を用いて、図1に示すレギュレータと、図6に示すフィルタレギュレータと、図8に示すエレメント1つのフィルタと、図9に示すエレメント2つのフィルタとのいずれのタイプの調質装置を組立製造することができる。また、図7に示すタイプのフィルタユニットを使用していた状態から、蓋部材Pをフィルタユニットに交換することにより図9に示すタイプのフィルタに変更することができ、同様に、図1に示すタイプのレギュレータを図6に示すタイプのフィルタレギュレータに変更することができる。
【0048】
このように共通する装置本体Bの一方の部材取付部13には、第1の部材としてのレギュレータユニットR,フィルタユニットFまたは蓋部材Pのいずれをも取り付けることができ、他方の部材取付部14には、第2の部材としてのフィルタユニットFまたは蓋部材Pを取り付けることができ、共通の構造の装置本体Bを使用して、前述した4種類の空気圧用調質装置を形成することができる。
【0049】
装置本体Bを構成する本体ブロック10は、図4において上下にほぼ対称形状となっており、いずれを上下としても良い。
【0050】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ブラケットの装置本体に対する取付位置を複数の位置に変更することかできるので、空気圧用調質装置を据え付ける場合に取付位置の自由度を高めることができる。
【0052】
ブラケットは装置本体の固定面と継手パイプに係合する係合爪とを有しているので、装置本体はブラケットに取り付けられた状態のもとではずれ移動することなく確実に装置本体を保持することができる。また、保守点検時には装置本体を容易にブラケットから取り外すことができる。
【0053】
両端にそれぞれ部材取付部が設けられた装置本体にはレギュレータユニット、フィルタユニットまたは蓋部材のいずれをも取り付けることができるので、共通の装置本体を用いて、レギュレータまたはフィルタのいずれをも組み立てることができ、レギュレータとしてはフィルタユニットを有するフィルタレギュレータとすることもでき、フィルタとしてはフィルタユニットが1つのタイプと2つのタイプとに設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である空気圧用調質装置を示す斜視図である。
【図2】図1における側面図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿う拡大断面図である。
【図4】(A)は図1〜図3に示された装置本体を示す分解斜視図であり、(B)は同図(A)におけるB−B線に沿う断面図であり、(C)は同図(B)におけるC−C線に沿う断面図である。
【図5】ブラケットを示す斜視図である。
【図6】(A)は本発明の他の実施の形態である空気圧用調質装置を示す一部切り欠き正面図であり、(B)は同図(A)の側面図である。
【図7】フィルタユニットを示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態である空気圧用調質装置を示す正面図である。
【図9】(A)は本発明の他の実施の形態である空気圧用調質装置を示す断面図であり、(B)は同図(A)の側面図である。
【符号の説明】
10 本体ブロック
11a,11b 継手面
12a,12b 固定面
13,14 部材取付部
16,17 継手パイプ
18 係合溝
20 クリップ
21 スリット
23a〜23d 接触部
24 取付溝
25 取付爪
26 貫通孔
27a,27b 連通孔
28a,28b 連通孔
31 レギュレータハウジング
32 弁部材
33 ダイヤフラム
34 弁軸
38 弁体
41 二次側圧室
51 ブラケット
52 基部
53 係合爪
54 爪片
55 ストッパ
56 取付孔
61 フィルタハウジング
62,62a,62b フィルタエレメント
63a,63b 逆止弁
B 装置本体
F フィルタユニット
P 蓋部材
R レギュレータユニット

Claims (6)

  1. 相互に平行となった2つの継手面と、これらの継手面に対して直角方向をなしそれぞれ接触部が形成された2つの固定面とを有し、両端にそれぞれ部材取付部が設けられるとともに、前記それぞれの継手面に装着される継手パイプを有する装置本体と、
    レギュレータユニット、フィルタユニットまたは蓋部材からなり、一方の前記部材取付部に取り付けられる第1部材と、
    フィルタユニットまたは蓋部材からなり、他方の前記部材取付部に取り付けられる第2部材と、
    前記2つの固定面のいずれか一方の前記接触部に接触するストッパと、前記それぞれの継手パイプの外周面に係合する2つの係合爪とを備えたブラケットとを有し、
    前記ストッパが2つの固定面の一方の接触部に接触する位置と、他方の接触部に接触する位置とのいずれかに前記ブラケットの前記装置本体に対する位置を変更し得るようにしたことを特徴とする空気圧用調質装置。
  2. 相互に平行となった2つの継手面と、これらの継手面に対して直角方向をなしそれぞれ接触部が形成された2つの固定面とを有し、両端にそれぞれ部材取付部が設けられ、両端に接触部が設けられるとともに前記それぞれの継手面に装着される継手パイプを有する装置本体と、
    一方の前記部材取付部に取り付けられるレギュレータユニットと、
    他方の前記部材取付部に取り付けられる蓋部材と、
    前記2つの固定面のそれぞれの前記接触部と前記一方の端部に設けられた接触部のいずれかに接触するストッパと、前記それぞれの継手パイプの外周面に係合する2つの係合爪とを備えたブラケットとを有し、
    前記ストッパが2つの固定面の一方の接触部に接触する位置と、他方の接触部に接触する位置と、前記蓋部材が取り付けられる端部の前記接触部に接触する位置とのいずれかに前記ブラケットの前記装置本体に対する位置を変更し得るようにしたことを特徴とする空気圧用調質装置。
  3. 相互に平行となった2つの継手面と、これらの継手面に対して直角方向をなしそれぞれ接触部が形成された2つの固定面とを有し、両端にそれぞれ部材取付部が設けられるとともに、前記それぞれの継手面に装着される継手パイプを有する装置本体と、
    一方の前記部材取付部に取り付けられるレギュレータユニットと、
    他方の前記部材取付部に取り付けられるフィルタユニットと、
    前記2つの固定面のいずれか一方の前記接触部に接触するストッパと、前記それぞれの継手パイプの外周面に係合する2つの係合爪とを備えたブラケットとを有し、
    前記ストッパが2つの固定面の一方の接触部に接触する位置と、他方の接触部に接触する位置とのいずれかに前記ブラケットの前記装置本体に対する位置を変更し得るようにしたことを特徴とする空気圧用調質装置。
  4. 相互に平行となった2つの継手面と、これらの継手面に対して直角方向をなしそれぞれ接触部が形成された2つの固定面とを有し、両端にそれぞれ部材取付部が設けられ、両端に接触部が設けられるとともに前記それぞれの継手面に装着される継手パイプを有する装置本体と、
    一方の前記部材取付部に取り付けられるフィルタユニットと、
    他方の前記部材取付部に取り付けられる蓋部材と、
    前記2つの固定面のそれぞれの前記接触部と前記一方の端部に設けられた接触部のいずれかに接触するストッパと、前記それぞれの継手パイプの外周面に係合する2つの係合爪とを備えたブラケットとを有し、
    前記ストッパが2つの固定面の一方の接触部に接触する位置と、他方の接触部に接触する位置と、前記蓋部材が取り付けられる端部の前記接触部に接触する位置とのいずれかに前記ブラケットの前記装置本体に対する位置を変更し得るようにしたことを特徴とする空気圧用調質装置。
  5. 相互に平行となった2つの継手面と、これらの継手面に対して直角方向をなしそれぞれ接触部が形成された2つの固定面とを有し、両端にそれぞれ部材取付部が設けられるとともに、前記それぞれの継手面に装着される継手パイプを有する装置本体と、
    前記装置本体の両端のそれぞれの前記部材取付部に取り付けられる2つのフィルタユニットと、
    前記2つの固定面のいずれか一方の前記接触部に接触するストッパと、前記それぞれの継手パイプの外周面に係合する2つの係合爪とを備えたブラケットとを有し、
    前記ストッパが2つの固定面の一方の接触部に接触する位置と、他方の接触部に接触する位置とのいずれかに前記ブラケットの前記装置本体に対する位置を変更し得るようにしたことを特徴とする空気圧用調質装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気圧用調質装置において、前記それぞれの継手パイプは前記装置本体に着脱自在に装着されることを特徴とする空気圧用調質装置。
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