JP3980406B2 - 磁気共鳴撮影装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開放型の磁気共鳴撮影装置に係り、特に、任意に設定した断層面を自動的に撮影する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気共鳴撮影装置(以下、MRI装置と称する)は、連続的に被検体中の水素や燐等からの核磁気共鳴信号(以下、NMR信号と称する)を測定し、核の密度分布や緩和時間分布等を映像化するものである。現在、臨床で普及しているMRI装置の撮影対象は、被検体の主たる構成物質、プロトンである。前記MRI装置は、プロトン密度の空間分布や、励起状態の緩和現象の空間分布を画像化することで、人体頭部、腹部、四肢等の形態または機能を2次元もしくは3次元的に撮影する。
【0003】
一般的なMRI装置は、患者を収容した所定の大きさの空間に静磁場を発生する磁石と、この空間に傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイルと、この空間に高周波磁場を発生するRF(Radio Frequency)コイルと、患者が発生するNMR信号を検出するRF受信コイルを備えている。
【0004】
前記傾斜磁場コイルは、X、Y、Zの3方向の傾斜磁場コイルで構成され、傾斜磁場電源からの信号に応じてそれぞれ傾斜磁場を発生する。前記RFコイルは、RF送信部の信号に応じて高周波磁場を発生する。RFコイルの信号は、信号検出部で検出され、信号処理部で信号処理され、また、計算により画像信号に変換される。
【0005】
画像信号は、表示部で2次元像又は3次現像として表示される。傾斜磁場電源、RF送信部、信号検出部などは、制御部で制御され、制御のタイムチャートは、一般にパルスシーケンスと呼ばれている。患者は、ベッドに横たわってRF受信コイル、RFコイル、傾斜磁場コイルなどで囲まれた装置内の空間に搬送され、撮影がされる。
【0006】
このようなMRI装置を用いた心臓イメージングや、手術時の穿刺モニタリング、経皮的治療などに使用されるI-MRI装置(Interventional-MRI装置、または、Intraoperative-MRI装置の略称)では、リアルタイムで撮影する断層面を任意に設定したいという要望がある。撮影する断層面を任意に選択する手法として、グラフィカルユーザーインターフェース技術を用いて、画面上にボタンを表示し、このボタンをクリックして、次に撮影する断層面をMRI画像から決定する方法(Magnetic Resonace in Medicine:Real-time interactive MRI on a conventional scanner;AB.Kerr他、38巻、pp.355-367(1997))や、3次元マウスなどを使う方法(USP-5512827)などが提案されている。
【0007】
これらの方法では、撮影する断層面の位置や向きをマウスなどの入力手段で調整、設定しなければならず煩雑なので、MRI装置としては、より簡便に撮影する断層面の位置や向きを調整、設定できることが望ましい。その手法として、USP-5365927やUSP-6026315などの断層面指示デバイス(ポインタなど)を用いて撮影する断層面を決定するMRI装置が提案されている。
【0008】
前記USP-5365927は、断層面指示デバイスであるポインタに発光ダイオードが設けられ、操作者がポインタで指示した位置を赤外線カメラで検出したり、関節にセンサが備えられたアームの先端部にポインタを設け、アームの関節の角度などでポインタの位置を検出し、これに基づいて、断層面を自動的に調整するものである。
【0009】
また、前記USP-6026315は、2個の赤外線カメラと3個の反射体を備えたポインタとを使って操作者(技師又は医師)が指示した断層面を自動的に決定して撮影するものである。
【0010】
一方、MRI装置で撮影のとき、患者は閉鎖された空間内に閉じ込められるので、閉塞感や圧迫感などにより苦痛を感じる場合がある。そこで、撮影中の患者に苦痛を与えないような開放型のMRI装置が提案されている。この開放型のMRI装置は、開放された部分から患者にアクセスが可能なため、ポインタなどを用いて容易に断層面を操作者(技師又は医師)が指示し、この指示された断層面をリアルタイムで撮像することができることから、I-MRI装置としての開発が進められている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の開放型のMRI装置では、前記光学センサは、床に三脚などで固定されたり、上方より自在に位置を変更できるアームなどの支持具で固定されているため、前記発光ダイオード(発光体または反射体)からの光が人や術具でさえぎられるという問題があった。
また、開放型のMRI装置では、関心領域の断層面を撮影の時に容易にリアルタイムで任意に設定できることが望まれている。
本発明の目的は、リアルタイムで撮像する断層面を任意に設定することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記発光体または反射体からの光が前記光学センサの検出範囲に確実に入るようにすることが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明の概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。 第1の発明は、被検体に静磁場とRFパルスと傾斜磁場とを印加する撮影シーケンスを実行して、前記被検体から発生する核磁気共鳴信号を受信し、該受信した磁気共鳴信号に基づいて断層像を生成して表示する開放型のMRI装置(核磁気共鳴撮影装置)において、所定の位置に配置された少なくとも2つの発光体または反射体を有する指示部材と、該指示部材の発光体または反射体からの光を検出する少なくとも2つの光学センサと、該光学センサにより検出された光に基づいて、前記指示部材の発光体または反射体の位置をそれぞれ算出する算出手段と、前記指示部材の発光体または反射体の位置をMRI装置の座標系に変換する座標変換手段と、該座標変換手段により変換された前記指示部材の発光体または反射体の位置から、断層面を撮影する位置に前記撮影シーケンスを自動的に設定する手段を備え、前記光学センサをMRI装置の磁気回路を形成する部分の表面に取り付けることを特徴とする。
【0013】
第2の発明は、前記第1の発明のMRI装置において、前記光学センサを開放型核磁気共鳴装置の磁気回路を形成する柱部の表面に取り付けることを特徴とする。
【0014】
第3の発明は、前記第1の発明のMRI装置において、前記光学センサを開放型MRI装置の2本の柱部のそれぞれの表面に取り付けることを特徴とする。
【0015】
第4の発明は、前記第1の発明のMRI装置において、前記光学センサを少なくとも3つ取り付けることを特徴とする。
【0016】
第5の発明は、前記第4の発明のMRI装置において、前記光学センサの少なくとも3つのうちの任意の複数の光学センサを使用することを特徴とする。
【0017】
前記第1の発明によれば、MRI装置において、撮影する断層面の位置や向きを調整、設定する手段を、指示部材とこの指示部材に設けられた発光体または反射体からの光を検出する光学センサとで構成することにより、指示部材の位置や姿勢を光学センサが検出した光から算出することができる。
【0018】
また、光学センサをMRI装置の磁気回路の表面に固定することにより、指示部材との間に患者や操作者などで光をさえぎられること無く、指示部材の位置や姿勢を検出することができる。
【0019】
第2の発明によれば、光学センサをMRI装置の磁気回路を形成する柱部の表面に取り付けることにより、指示部材との間に患者や操作者などで光をさえぎられること無く、指示部材の位置や姿勢を検出することができる。
【0020】
第3の発明によれば、光学センサをMRI装置の2本の柱部のそれぞれの表面に取り付けることにより、光学センサの間隔が広がり、光学センサが検出する光の位置精度が増すことになり、より正確に指示部材の位置や姿勢を検出することができる。
【0021】
第4の発明によれば、光学センサを少なくとも3つ取り付けることにより、光検出する光学センサの数が増すことになり、指示部材との間に患者や操作者などで光をさえぎられること無く、より正確に指示部材の位置や姿勢を検出することができる。
【0022】
第5の発明によれば、光学センサの少なくとも3つのうちの任意の複数の光学センサを使用することにより、指示部材との間に患者や操作者などで光をさえぎられることの少ない光学センサを選択、使用することが可能で、より正確に指示部材の位置や姿勢を検出することができる。
【0023】
前記本発明のMRI装置によれば、操作者は、患者の姿勢や指示部材の位置を気にすることなく、任意の断層面を指示することができるので、MRI装置の使い勝手を向上することができる。
【0024】
更に、本発明のMRI装置の光学センサはMRI装置の磁気回路の表面に固定されているために、従来の技術では、支持部材を介して床面に配置されたり、上部から釣り下げられた光学センサでは操作中の操作者の接触などによる光学センサの移動、転倒という心配があるが、MRI装置の表面に配置することで、光学センサの移動や転倒することが無く、安全かつ精度良く実施できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、発明の実施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明する。
なお、発明の実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0026】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1の開放型のMRI装置の要部の概略構成を示す模式図である。図2は、図1で示すA−A断面(MRI装置の対向する磁石の間隙)から下方向をみた図である。
【0027】
本実施例1のMRI装置は、図1に示すように、例えば、垂直磁場方式0.3T永久磁石MRI装置1であり、垂直な静磁場を発生させる上部磁石3と下部磁石5、これら磁石を連結するとともに上部磁石3を支持する支柱6,7、光学センサ25、モニタ13、モニタ支持部15、パーソナルコンピュータ19、ベッド21、及び制御部23などで構成されている。
【0028】
前記MRI装置1の図示しない傾斜磁場発生部は、傾斜磁場をパルス的に発生させ、その最大傾磁場強度は15mT/mで、スルーレートは20mT/m/msである。更に、本実施例1のMRI装置1は、静磁場中の被検体24に核磁気共鳴を生じさせるための図示しないRF送信器、被検体24からのNMR信号を受信する図示しないRF受信器を備え、これらは12.8MHzの共振型コイルである。
【0029】
前記光学センサ25は、3次元的な位置を検出するために、例えば、赤外線を発光する図示しない発光ダイオードと2台の赤外線カメラから構成され、断層面指示デバイスであるポインタ27の位置及び姿勢を検出するものである。
【0030】
前記モニタ13は、図1に示すように、操作者29が把持するポインタ27により指示された被検体24の断層面の画像を表示するもので、モニタ支持部15により、上部磁石3に移動可能に連結されている。
【0031】
前記パーソナルコンピュータ19には、光学センサ25が検出したポインタ27の位置データが、例えば、RS232Cケーブルなどのケーブル33を介して送信される。制御部23は、ワークステーションで構成され、図示しないRF(Radio Frequency)送信器、RF(Radio Frequency)受信器などを制御する。また、制御部23は、パーソナルコンピュータ19と接続されている。
【0032】
ここで、本実施例1のMR画像の撮影断面を決定するためポインタ27及び光学センサ25について説明する。
【0033】
本実施例1のMRI装置1は、位置検出デバイスである2台の光学センサ25で、ポインタ27を検出し、ポインタ27の6次元の動き、つまり、位置と方向をリアルタイムで認識し、ポインタ27により指示された被検体24の断層面を撮影して断層像を表示するものである。
【0034】
前記ポインタ27は、図示してないが、任意に配置された約直径10mmの3つの反射体が設けられている。このポインタ27を操作者29が把持して、被検体24を指示、又は穿刺などして断層面を決定する。一方、2台の赤外線カメラと発光ダイオードとで構成される光学センサ25は、発光ダイオードから赤外線を発光し、発光された赤外線は、ポインタ27の反射体により反射され、この反射された赤外線を2台の赤外線カメラが検出する。
【0035】
MRI装置1の支柱7は、磁石の両側に設けられている。ベッド21は、支柱6,7を結ぶ線に対して、また上部磁石3に対し、ほぼ直角に設けられ、長手方向に摺動して上部磁石3の下方に患者を搬送できるようになっている。
【0036】
このように構成されたMRI装置1を用いて、被検体24の磁気共鳴画像(MR画像)を撮影する方法について説明する。
被検体24をポインタ27で指示して、撮影する断層面を決定する以外は、一般的なMRI装置1の断層面の撮影技術を使うことができる。
【0037】
まず、ポインタ27の位置をMRI装置1の座標で認識するため、MRI装置1の座標系と光学センサ25の座標系とをリンクさせる必要があり、そのために初期化が行われる。
【0038】
リアルタイムでポインタ27の位置を光学センサ25で検出し、ポインタ27により指示された被検体24の断層像を撮影している処理中に、光学センサ25が支持台またはアームなどの移動によっても処理を継続可能とする場合、前記のMRI装置1の座標系と光学センサ25の座標系とをリンクさせるための基準となる基準ポインタが必要である。
【0039】
ところが、本実施例1の光学センサ25は、MRI装置1の磁気回路の表面に固定されるので、前記のリアルタイムで被検体24の断層像を撮影をするための基準となるポインタが不要である。
【0040】
初期化は、初期化ファントムなどによりMRI装置1の座標系を設定して、光学センサ25の座標系とMRI装置1の座標系とをリンクするための初期化データを作成したり、また、光学センサ25の位置を予め決めておいて、それに伴う初期化データを準備しておくなどの方法がある。
【0041】
初期化が終了したMRI装置で頭部を撮影する場合、患者である被検体24は、図1に示すように、ベッド21に乗せられ、オープン型(開放型)のMRI装置1の開口部に頭部を挿入する。ポインタ27は、技師もしくは医師等の操作者29の手に保持されている。操作者29は、被検体24の所望の位置をポインタ27で指示して撮影する断層面を決定する。前記ポインタ27は光学センサ25で常にその位置が検出される。このとき、位置検出のデータ更新レートは、2〜20セット/s程度が良い。
【0042】
ポインタ27の位置データは、パーソナルコンピュータ19に、例えば、RS232Cケーブル33を介して送られ、MRI装置の座標系におけるポインタ27の位置(位置と方向)が計算される。この計算された位置データは、MRIフロロスコピィシーケンスの撮影断面へ、例えば、0.5秒(sec)以内に反映される。撮影シーケンスは、TRSGシーケンスや、SGシーケンス、マルチショットEPIなどのフロロスコピィ用シーケンスである。これらのシーケンスでは、0.5秒(sec)〜4秒(sec)ごとに画像が更新できる。これによりポインタ27で指示された新たな撮影断面で取得された画像は液晶モニタ13に表示される。
【0043】
光学式のポインタ27及び光学センサ25の最大の難点は、手術時に術者や手術機器によって光路が遮断されることである。しかし、本実施例1のMRI装置1によれば、図2に示すように、光学センサ25をMRI装置の磁気回路の被検体の撮影空間側表面に固定しているので、操作者29や被検体24によって光路がふさがれることなく、治療又は手術などに使用する器具類などを配置して光路をふさぐこともないため、容易にポインタ27を検出できる。
【0044】
また、基準となるポインタを使用する必要が無いので、光学センサ25はポインタ27のみを確実に検出すればよく、ポインタ27で任意の位置を容易に指示して所望の断層像を得ることができる。
【0045】
リアルタイムで撮像する断層面を任意に設定する処理をする際に、光学センサ25の準備や片づけをする必要がなく、簡便に使用することができる。
【0046】
(実施例2)
図3は、本発明の実施例2のMRI装置の概略構成を示す平面図である。
【0047】
本発明の実施例2のMRI装置は、図3に示す光学センサ25を上部磁石3の下方、つまり、MRI装置1の対向する磁石の間隙側の表面に配置してある。この場合、図示していないが撮影断面を指示するポインタを被検体の上部で撮影断面を指示する場合には、特に有効である。また、操作者によって光路をさえぎることもなく、容易に所望の断層像を得ることができる。
【0048】
(実施例3)
図4は、本発明の実施例3のMRI装置の概略構成を示す平面図である。
本実施例3のMRI装置は、図4に示す光学センサ25をMRI装置の磁気回路を形成する支柱6、7のそれぞれに固定する。光学センサ25を左右に距離を離すことにより、反射光をより正確に検出することができる。
【0049】
また、図4では、光学センサ25を床面からの高さを同じにして、水平に位置させているが、この2つの光学センサ25の高さを変えて、高さ方向の検出精度を高めることも可能である。
【0050】
(実施例4)
図5は、本発明の実施例4のMRI装置の概略構成を示す平面図である。
本実施例4のMRI装置は、図5に示すように、光学センサ25を支柱6に3個、支柱7に3個で合計6個の光学センサ25を固定したものである。
前記6個の光学センサ25のうち、ポインタで指示する撮像断面の位置を検出するのに適した任意の光学センサ25を選択して使用する。また、前記6個の光学センサ25全てを使用して、容易に所望の断層像を得ることができる。更に、各支柱に固定された光学センサ25の3個の高さ、左右方向の位置はそれぞれ異なる方が、より反射光の検出精度を高めることになるので、望ましい位置関係である。
【0051】
(実施例5)
図6は、本発明の実施例5のMRI装置の概略構成を示す平面図である。
本実施例5のMRI装置は、図6に示すMRI装置1の支柱は1本であり、その支柱7に光学センサ25を固定する。
【0052】
(その他の実施例)
前記の実施例以外のその他の実施例のポインタ27及び光学センサ25は、パッシブ型であるが、アクティブ型を用いることもできる。パッシブ型とは、発光ダイオードが光学センサ25側についており、ポインタ27に設けられた3つの反射体の反射光をカメラで検出するものである。
【0053】
一方、アクティブ型は、例えば、赤外線発光ダイオードなどの発光体を少なくとも3つポインタに設け、これらを2個のカメラで検出するものである。
本発明のMRI装置は、パッシブ型とアクティブ型、どちらを用いることもできるが、要するに、ポインタ27の6次元の動き、つまり、位置及び方向を認識するため、反射体または発光体が3個、これらの光を検出する光学センサ25が2台あればよい。
【0054】
なお、前記本実施例では、ポインタ27に設けた反射体を3個で説明したが、4個以上設けるようにしてもよい。位置の検出には、最低3個の反射体または発光体からの情報が必要となるため、4個以上設けることにより、光学センサ25の位置や角度、反射体または発光体の位置や角度により、反射体または発光体が重なったり、隠れたりしても、最低3個は検出できるため、より精度が向上する。
【0055】
また、前記本実施例では、操作者29がポインタ27を把持して断層面を指示するため、ポインタ27は、非磁性の支持部材とそれに取付けられた反射体とで構成すると良い。
【0056】
また、前記本実施例のMRI装置1は、パーソナルコンピュータ19の送信用のケーブルに、RS232Cケーブル33を用いたが、MR画像へのノイズ混入を防ぐには、光ファイバーケーブルが好ましい。
【0057】
また、前記本実施例では、MRI装置1の磁気回路の表面に光学センサ25を固定していたが、要するに、ポインタ27の位置を検出可能である表面位置に固定すればよく、例えば、MRI装置カバーに埋め込んだり、光学センサ25の一部分を表面に固定したり、光学センサ25を固定するための部材を介してMRI装置の磁気回路に固定するのも可能である。
【0058】
以上、本発明を前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】
本願において開示される発明によって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、指示部材との間に患者や操作者などで光をさえぎられること無く、指示部材の位置や姿勢を検出することができる。
また、操作者は、患者の姿勢や指示部材の位置を気にすることなく、リアルタイムで撮像する断層面を任意に示すことができる。
また、光学センサの移動や転倒することが無く、安全かつ精度良くに実施できる。
これらにより、MRI装置の使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の開放型のMRI装置の要部の構成を示す模式図である。
【図2】図1に示すA−A断面(MRI装置の対向する磁石の間隙)から下方向を見た図である。
【図3】本発明の実施例2のMRI装置の概略構成を示す模式図である。
【図4】本発明の実施例3のMRI装置の概略構成を示す模式図である。
【図5】本発明の実施例4のMRI装置の概略構成を示す模式図である。
【図6】本発明の実施例5のMRI装置の概略構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1…MRI装置 3…上部磁石
5…下部磁石 6、7…支柱
13…モニタ 15…モニタ支持部
19…パーソナルコンピュータ 21…ベッド
23…制御部 24…被検体
25…光学センサ 27…ポインタ
29…操作者

Claims (3)

  1. 被検体に静磁場とRFパルスと傾斜磁場とを印加する撮影シーケンスを実行して、前記被検体から発生する核磁気共鳴信号を受信し、該受信した核磁気共鳴信号に基づいて断層像を生成して表示する磁気共鳴撮影装置において、
    所定の位置に配置された少なくとも2つの発光体または反射体を有する指示部材と、
    該指示部材の発光体または反射体からの光を検出する少なくとも2つの光学センサと、
    該光学センサにより検出された光に基づいて、前記指示部材の発光体または反射体の位置をそれぞれ算出する算出手段と、
    前記指示部材の発光体または反射体の位置を磁気共鳴撮影装置の座標系に変換する座標変換手段と、
    該座標変換手段により変換された前記指示部材の発光体または反射体の位置から、断層面を撮影する位置に前記撮影シーケンスを自動的に設定する手段
    1以上の柱部を有する磁気回路を備えた開放型であって、
    前記光学センサのうち少なくとも1つを前記柱部の少なくとも1つの表面に取り付けことを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  2. 求項1に記載の磁気共鳴撮影装置において、前記光学センサを前記柱部の少なくとも1つの表面に取り付けることを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
  3. 求項1または2に記載の磁気共鳴撮影装置において、前記光学センサ少なくとも3つ取り付け、そのうちの任意の複数の光学センサを使用することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
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