JP3978558B2 - Rotating device for centering - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回転軸を芯合わせのために回転させる芯合わせ用の回転装置に係り、特に原子炉に冷却材を循環させる再循環ポンプの羽根車の軸とモータのスピンドルとを芯合わせして連結するための芯合わせ用の回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、沸騰水型原子力発電プラントは、冷却材を原子炉内で沸騰させ、その水蒸気を直接、タービン発電機に送るなどして利用するタイプの発電プラントである。この沸騰水型原子力発電プラントは、制御棒の位置や炉心を流れる冷却材の流量を調節することにより出力制御され、自己制御性を有するだけでなく、出力制御の面で優れた即応性を備えている。このため、炉心に冷却材を送り込む原子炉冷却材再循環系は、重要なシステムの一つであり、高い信頼性と制御性が要求される。
【0003】
原子炉冷却材再循環系は主に、原子炉から送られてきた冷却材を原子炉に強制的に送り返す再循環ポンプと、その上方に設置されて再循環ポンプの羽根車を回転させるモータとから構成されている。この再循環ポンプとモータは、冷却材の漏れを無くして冷却材の循環量を確実に制御するために、羽根車の軸とモータのスピンドルとを正確に芯合わせして連結することが必要とされる。
【0004】
そこで、従来は、前記モータのスピンドルの上端に回転治具を取り付け、この回転治具を介して前記スピンドルを作業員が回転させながら、モータの下部でスピンドルと羽根車の軸との連結部を調節して芯合わせを行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、原子力発電プラントで使用する冷却材循環用のモータは非常に大型なものが多く、モータのスピンドルを回転させるために、多大な労力、例えば4人もの作業員を必要としていた。
また、前記モータの上部は、原子炉の炉心に連結されたライザ管(炉心に冷却材を送り込むための配管)に近いために放射線の高いエリアになっており、前記芯合わせ作業が非常に時間のかかる作業であることからも、作業員の被ばく量低減が望まれていた。
【0006】
このようなことから、芯合わせのためにモータのスピンドルを回転させる回転作業を、機械化できる回転装置が望まれていた。しかし、回転装置でスピンドルを回転させた場合、前記回転装置の回転芯とスピンドルの回転芯を正確に芯出して設置しないと、モータのスピンドルに余分な負荷がかかり、モータを損傷するという問題が発生する。このため、スピンドルと羽根車の芯合わせをする前に回転装置とスピンドルの芯出をしなければならず、この芯出作業に多大な労力と時間を費やすことから、従来、スピンドルの回転作業の機械化は行われていなかった。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、芯合わせのために回転軸を回転させ、芯合わせ作業を効率よく行うことのできる芯合わせ用の回転装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
本発明は前記目的を達成するために、連結のために芯合わせを必要とする一対の回転軸のうちの一方の回転軸に取り付けて該回転軸を回転させる芯合わせ用の回転装置であって、前記回転装置は、前記一方の回転軸の端部であって、前記一対の回転軸の連結する端部の他端部に取り付けられる連結部材と、前記連結部材に係合される回転体を回転自在に支持する装置本体と、前記回転体を回転させる回転駆動源を有する駆動ユニットと、を備え、前記一方の回転軸の端部と前記連結部材は、前記一方の回転軸に直交する方向に配置されたピンを介して揺動自在に連結され、前記連結部材と前記回転体は、前記一方の回転軸及び前記ピンに直交する方向に配置され、前記回転体に支持される棒部材と、前記連結部材に形成され、前記棒部材が係合されることによって該棒部材を前記一方の回転軸及び前記ピンに直交する方向に支持する溝とを介して連結され、前記回転体を回転することによって前記連結部材が前記溝に係合した棒部材を介して回転することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、芯合わせを必要とする一対の回転軸のうちの一方の回転軸に回転装置を取り付けて、該回転装置によって前記回転軸を回転させながら前記芯合わせを行う。この芯合わせにおいて、回転駆動源の回転動力を回転軸に伝達する動力伝達機構内に、回転軸を自在に支持するピン及び棒部材を組み込んだので、回転装置の回転芯と回転軸の回転芯が完全に一致していなくても回転軸に無理な力を作用させることなく、回転駆動源の回転動力を回転軸にスムーズに伝達させることができる。
【0010】
また、前記駆動軸の回転は、回転駆動源により行われるので、芯合わせ作業にかかる労力と時間を削減することができる。さらに、芯合わせのための回転軸の回転作業を機械化したことによって、回転作業の遠隔操作が可能になり、危険な場所での作業にも対応することができる。また、ピン及び棒部材を有する構造は、動力伝達機構内に一体的に組み込まれているので、別個に設ける場合に比べて回転装置をコンパクト化することができる。
【0011】
請求項3の発明によれば、芯合わせ作業の進行状況に合わせて回転速度を変えることができるので、芯合わせ作業をより迅速に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係る芯合わせ用の回転装置の実施の形態について説明する。
先ず、本発明に係る回転装置10により芯合わせを必要とする再循環ポンプ12及びモータ16について説明する。
【0013】
図1は、原子炉冷却材再循環系を説明する説明図であり、図2は、再循環ポンプ12及びモータ16の概略構成図である。
図1に示すように、沸騰水型原子力発電プラントの原子炉20は、圧力容器22に戻り配管24が連結されている。戻り配管24は、再循環ポンプ12を介して送り配管26に連結され、この送り配管26は、ヘッダ管と呼ばれる分岐管28と複数のライザ管30、30、…を介して前記圧力容器22内の図示しない炉心部に連結される。また、前記再循環ポンプ12には、上部にモータ16が連結し、このモータ16を駆動することにより、前記戻り配管24内の冷却水は、送り配管26内に送液される。これにより、圧力容器22内の冷却水は、再循環ポンプ12によって強制的に循環し、この循環量を操作することにより、発電プラントの出力制御が行われる。
【0014】
また、図2に示すように、前記モータ16は、ロータ18Aを設けたスピンドル18が、その下端のフランジ18Bを介して、再循環ポンプ12の羽根車の軸14に連結される。モータ16のスピンドル18と羽根車の軸14との連結部分には、芯出治具32が取り付けられており、この芯出治具32を操作することにより、モータ16のスピンドル18と羽根車の軸14の芯合わせが行われる。前述したように、原子炉冷却材再循環系は発電プラントの出力制御に影響を及ぼすので、前記スピンドル18と羽根車の軸14とは正確に芯合わせして連結することが必要とされる。
【0015】
この芯合わせ作業は、モータ16のスピンドル18を低速で回転させながら、前記芯出治具32を調節することにより行われる。以下に、モータ16のスピンドル18を芯合わせのために回転させる回転装置10について説明する。
図3は、本発明に係る回転装置10の側面図であり、図4、図5及び図6は、それぞれ、図3のA─A、B─B及びC─C断面図である。また、図3の装置本体は、駆動機構を説明するために、D─D断面(図5)を示している。
【0016】
図3に示すように、回転装置10は、駆動ユニット36、装置本体38と連結部材40から成る動力伝達機構、及び固定治具42で構成される。固定治具42は、装置本体38を載置する載置台44と、該載置台44の下面に連結された4枚の固定板46、46、…から形成され、該4枚の固定板46、46、…の下端をモータ16のケーシング16A(図2参照)に固定することにより、モータ16に取り付けられる。また、前記固定治具42は、モータ16のスピンドル18を軸受(図示せず)を介して回転自在に、且つ、その端部の取付部18Bを突出させた状態で支持するように構成されている。このスピンドル18の取付部18Bには、対向する位置に一対の穴18A、18Aが形成されており、一対のピン48、48が着脱自在に嵌合することのできる形状に形成されている。
【0017】
連結部材40は、前記スピンドル18の取付部18Aに上方から覆い被せられるように形成されている。また、連結部材40の側面には、対向する位置に一対の穴40A、40Aが形成されており、前述したピン48を挿通することができるように形成されている。これにより、連結部材40をモータ16のスピンドル18の取付部18Bに覆い被せ、一対のピン48、48をそれぞれ一対の穴40A、40Aに挿通して前記取付部18Bの一対の穴18A、18Aに嵌合させると、モータ16のスピンドル18は、前記一対のピン48、48によって形成される揺動軸を中心に連結部材40に揺動自在に支持される。ここで、一対のピン48、48によって形成される揺動軸と平行な直線をX軸とする。
【0018】
また、連結部材40の上部には、棒部材50を上方から係合するための溝40Bが形成されている。この溝40Bは、係合した棒部材50をX軸と垂直で、且つ水平に支持するように形成されている。また、前記棒部材50は、後述する回転体52に支持されており、これにより、回転体52を回転させると、連結部材40は、溝40Bに係合した棒部材50を介して回転する。また、連結部材40と回転体52の棒部材50は係合しているだけなので、連結部材40は、棒部材50によって形成される揺動軸を中心として、回転体52に揺動自在に支持される。ここで、棒部材50によって形成される揺動軸と平行な直線をY軸とし、さらに、鉛直方向をZ軸とする。なお、前述したスピンドル18と連結部材40との連結、及び、連結部材40と回転体52との連結については後に詳説する。
【0019】
装置本体38は、前記固定治具42の載置台44に上方から載置できる形状に形成されるとともに、載置した装置本体38を固定治具42に固定できるように構成されている。即ち、装置本体38には、4つの固定部材54、54、…が取り付けられ、それぞれ、固定治具42の4枚の固定板46、46…に対応した位置に配置される。固定部材54は、図4に示したように、ボルト56、56を螺合して固定板46を挟持するとともにボルト58を螺合してボルト58先端を載置台44に当接させることにより、固定治具42に取り付けられる。
【0020】
また、装置本体38は、内部に中空状の回転体52が回転自在に支持されている。回転体52は、前述したように内部に棒部材50が架設されており、外周面に歯が形成されている。また、装置本体38の内部には、図6に示したように、前記回動体52の歯に歯合する4個の歯車60A、60A、60B、60Bが設けられており、このうち対向する位置に配置された歯車60A、60A同士または60B、60B同士は、同形状に形成されている。歯車60Aまたは60Bを支持する車軸64Aまたは64Bはそれぞれ、軸受を介して装置本体38に回転自在に支持されており、この車軸64Aまたは64Bには、歯車62A、62Bが歯車60A、60Bの上方に支持されている。この歯車62A、62Bは、図5に示したように、対向して配置される歯車同士が同形状に形成されるとともに、それぞれが同じ高さに支持されている。
【0021】
駆動ユニット36は、円盤状のテーブル66と、該テーブル66を支持柱68を介して上下方向に昇降させる昇降装置70と、前記テーブル66上の対向する位置に配置された2個の芯出用モータ72、72とから構成される。前記テーブル66の下面には、凸部66Aが形成され、前記昇降装置70でテーブル66を下降させた際に、この凸部66Aが前記装置本体38の上部中央に形成された穴38Aに隙間をもって挿入されるように構成される。また、前記芯出用モータ72、72の駆動軸74、74は、その先端がテーブル66の下部に突出して設置され、この先端には、歯車76、76が取り付けられている。前述した装置本体38には、この歯車76、76に対応して穴38Bが形成され、前記昇降装置70によりテーブル66を下降させると、この歯車76、76は、歯車62A、62Bと同じ高さまで下降する。
【0022】
また、前記テーブル66は、支持柱68に揺動自在に支持されており、下降させたテーブル66を揺動させることにより駆動軸74先端の歯車76、76を歯車62A、62Aまたは歯車62B、62Bに歯合させることができる。そして、例えば図5に示したように歯車76(一方側のみ図示)を歯車62Bに歯合させ、この状態でモータ72、72により駆動軸74、74を回転させると、歯車76、歯車62B及び歯車60Bを介して回転体52を回転させることができる。同様に、歯車76を歯車62Aに歯合させて駆動軸74を回転させても、歯車76、歯車62A及び歯車60Aを介して回転体52を回転させることができる。
【0023】
ところで、前記歯車60Aは、歯車62Aよりも大きい径で形成され、前記歯車60Bは、歯車62Bよりも小さい径で形成されている。これにより、歯車76を歯車62Aに歯合させて回転体52を回転させた場合、該回転体52は、歯車76を歯車62Bに歯合させた場合に比べて高速で回転する。
前記駆動ユニット36は、ケーブル78(図2参照)を介してモータ16下方に設置された操作ペンダント80に連結され、操作ペンダント80を操作することにより、前記昇降装置70の昇降操作、テーブル66の揺動操作を行うことができるように構成されている。即ち、操作ペンダント80によって、前記回転体52の回転とその回転速度の調節を操作することができる。したがって、操作ペンダント80を操作することによって、回転体52に連結したモータ16のスピンドル18を回転させることができ、さらにその回転速度を調節することができる。
【0024】
図7及び図8は、回転体52とスピンドル18との連結構造を説明する説明図である。
これらの図に示すように、スピンドル18は、連結部材40に若干の隙間を持って挿入されており、同様に、連結部材40は、回転体52に若干の隙間を持って挿入されている。また、前述したように、スピンドル18と連結部材40は、ピン48、48によって矢印86方向に揺動自在に連結され、連結部材40と回転体52は、棒部材50によって矢印88方向に揺動自在に支持されている。これにより、スピンドル18と連結部材40、及び、連結部材40と回転体52は、相互の部材が当接する範囲で揺動することができる。したがって、スピンドル18と回転体52とは、ユニバーサルジョイント構造を介して連結されており、回転体52の回転力をスムーズにスピンドル18に伝達することができる。
【0025】
次に、上記の如く構成された回転装置の作用について説明する。
まず、モータ16のケーシング16Aに固定治具42の固定板46を取り付け、固定治具42を固定する。次に、スピンドル18の取付部18Bに連結部材40を覆い被せ、ピン48、48を穴40A、40Aに挿入して穴18A、18Aに嵌合させる。これにより、連結部材40がスピンドル18に揺動自在に取り付けられる。
【0026】
次に、回転体52に架設した棒部材50を連結部材40の溝40Bに係合させながら、装置本体38を載置台44の上に載置する。そして、固定部材54のボルト56、56及びボルト58を締結して、装置本体38を固定治具42に固定する。
上記の如く固定治具42、連結部材40及び装置本体38を取り付けた後、操作ペンダント80で回転装置10を以下のように操作して、スピンドル18を羽根車の軸14との芯合わせのために回転させる。即ち、まず、駆動ユニット36のテーブル60を昇降装置70により下降させて、装置本体の穴38Aに凸部66Aを、穴38Bに駆動軸74を挿入する。そして、テーブル66を支持柱68を中心に揺動させて、歯車76を歯車62Bに歯合させる。
【0027】
次に、芯出用モータ72、72を駆動し、歯車76、76を回転させる。歯車76、76を回転させると、これに歯合した歯車62Bが歯車60Bとともに回転し、比較的低速で回転体52が回転する。回転体52が回転すると、回転体52に棒部材50、連結部材40及び一対のピン48、48を介して連結されたスピンドル18が回転する。このとき、前述したように回転体52とスピンドル18がユニバーサルジョイント構造を介して連結されているので、回転体52の回転力はスムーズにスピンドル18に伝達し、モータ16を損傷させることがない。また、テーブル66の凸部66Aが、装置本体38の穴38Aに若干の隙間を持って挿入されているので、駆動軸74の負荷が大きくなった場合に歯車76と歯車62Aの噛み合いが外れることはない。
【0028】
このようにして低速で回転するスピンドル18を見ながら、図2に示したように、作業員がモータ16の下方でスピンドル18と羽根車の軸14の芯合わせを行う。そして、芯合わせが進行して、スピンドル18の回転速度を上昇させたい場合には、操作ペンダント80を操作し、テーブル66を揺動させて、歯車76と歯車62Bを歯合させる。これにより、回転体52の回転速度、即ち、スピンドル18の回転速度を上昇させることができる。
【0029】
このように、本実施の形態の回転装置10では、スピンドル18を芯出用モータ72、72によって回転させるので、芯合わせのためにかかる労力を削減することができる。
また、スピンドル18と駆動軸74、74とをユニバーサルジョイント構造を介して連結しているので、駆動軸74、74を位置決めして設置する必要がなく、回転装置10を短時間でモータ16の上部に取り付けることができる。さらに回転装置10を、遠隔操作、即ち、操作ペンダント80により操作するので、作業者の被ばく量を低減させることができる。
【0030】
また、本実施の形態の回転装置10は、テーブル66を揺動することにより、回転体52の回転速度を変えることができるので、スピンドル18と羽根車の軸14との芯合わせを効率良く行うことができる。
なお、図2に示すように、回転装置10にロータ回転計82を設けて、回転体52の回転速度を計測し、該測定結果をモニター84に表示させるようにしても良い。これにより、芯合わせ作業をより安全に行うことができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る芯合わせ用の回転装置は、回転軸に大きな負荷をかけることなく該回転軸を芯合わせのために回転することができるので、芯合わせ作業を効率良く行うことができる。また、芯合わせのための回転軸の回転作業を機械化したことにより、危険な場所での作業にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原子炉冷却材再循環系を説明する説明図
【図2】再循環ポンプ及びモータの概略構成図
【図3】本発明に係る回転装置の側面図
【図4】図3のA─A断面図
【図5】図3のB─B断面図
【図6】図3のC─C断面図
【図7】回転体とスピンドルとの連結構造を説明する説明図
【図8】回転体とスピンドルとの連結構造を説明する説明図
【符号の説明】
10…回転装置
12…再循環ポンプ
14…羽根車の軸
16…モータ
18…スピンドル
36…駆動ユニット
38…装置本体
40…連結部材
42…固定治具
48…ピン
50…棒部材
52…回転体
72…芯出用モータ
74…駆動軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotating device for centering that rotates a rotating shaft for centering, and in particular, connects an impeller shaft of a recirculation pump that circulates coolant to a nuclear reactor and a spindle of a motor. The present invention relates to a rotation device for centering for the purpose.
[0002]
[Prior art]
For example, a boiling water nuclear power plant is a type of power plant in which a coolant is boiled in a nuclear reactor and the steam is directly sent to a turbine generator. This boiling water nuclear power plant is controlled by adjusting the position of the control rod and the flow rate of the coolant flowing through the reactor core, and has not only self-controllability but also excellent responsiveness in terms of power control. ing. For this reason, the reactor coolant recirculation system that feeds coolant to the core is one of the important systems and requires high reliability and controllability.
[0003]
The reactor coolant recirculation system mainly includes a recirculation pump that forcibly returns coolant sent from the reactor to the reactor, and a motor that is installed above the recirculation pump and rotates the impeller of the recirculation pump. It is composed of The recirculation pump and the motor need to be accurately aligned and connected to the impeller shaft and the motor spindle in order to reliably control the circulation amount of the coolant without leakage of the coolant. Is done.
[0004]
Therefore, conventionally, a rotating jig is attached to the upper end of the spindle of the motor, and an operator rotates the spindle through the rotating jig, and a connecting portion between the spindle and the shaft of the impeller is provided below the motor. It was adjusted and centered.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, many coolant circulation motors used in nuclear power plants are very large and require a great deal of labor, for example, four workers to rotate the motor spindle.
Also, the upper part of the motor is close to a riser pipe (pipe for feeding coolant into the core) connected to the core of the nuclear reactor, so it is a high radiation area. Therefore, it has been desired to reduce the exposure dose of workers.
[0006]
For this reason, there has been a demand for a rotating device capable of mechanizing the rotating operation of rotating the spindle of the motor for centering. However, when the spindle is rotated by a rotating device, there is a problem that if the rotating core of the rotating device and the rotating core of the spindle are not accurately centered and installed, an excessive load is applied to the motor spindle and the motor is damaged. appear. For this reason, it is necessary to center the rotating device and the spindle before aligning the spindle and the impeller, and a large amount of labor and time is spent on the centering work. There was no mechanization.
[0007]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a rotating device for centering which can rotate a rotating shaft for centering and can perform centering work efficiently. .
[0008]
[Means for solving the problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention provides a rotating device for centering that is attached to one rotating shaft of a pair of rotating shafts that require centering for connection and rotates the rotating shaft. The rotating device includes: a connecting member that is an end of the one rotating shaft and is attached to the other end of the connecting end of the pair of rotating shafts ; and a rotating body that is engaged with the connecting member. An apparatus main body rotatably supported; and a drive unit having a rotation drive source for rotating the rotating body, wherein the end of the one rotation shaft and the connecting member are orthogonal to the one rotation shaft. The connecting member and the rotating body are arranged in a direction orthogonal to the one rotating shaft and the pin, and are supported by the rotating body. , is formed in the connecting member, the rod member is engaged It is connected via the groove for supporting the direction perpendicular to the rod member to the rotating shaft and the pin of the one by being, rods the connecting member is engaged with the groove by rotating the rotary body It rotates through a member, It is characterized by the above-mentioned.
[0009]
According to the present invention, a rotating device is attached to one rotating shaft of a pair of rotating shafts that require centering, and the centering is performed while rotating the rotating shaft by the rotating device. In this alignment, a pin and a rod member that freely supports the rotation shaft are incorporated in the power transmission mechanism that transmits the rotational power of the rotation drive source to the rotation shaft. Even if they are not completely coincident with each other, it is possible to smoothly transmit the rotational power of the rotational drive source to the rotational shaft without applying an excessive force to the rotational shaft.
[0010]
Further, since the rotation of the drive shaft is performed by a rotational drive source, it is possible to reduce labor and time required for the centering operation. Furthermore, by mechanizing the rotating operation of the rotating shaft for center alignment, the rotating operation can be remotely operated, and it is possible to cope with work in a dangerous place. The structure having the pin and rod members, because they are integrated in the in the power transmission mechanism can be made compact rotation device as compared with a case of providing a different number.
[0011]
According to the invention of claim 3, since the rotational speed can be changed according to the progress of the centering operation, the centering operation can be performed more quickly.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a centering rotating device according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
First, the
[0013]
FIG. 1 is an explanatory diagram for explaining a reactor coolant recirculation system, and FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a
As shown in FIG. 1, the
[0014]
2, the
[0015]
This centering operation is performed by adjusting the centering
FIG. 3 is a side view of the
[0016]
As shown in FIG. 3, the rotating
[0017]
The connecting
[0018]
In addition, a
[0019]
The apparatus
[0020]
The apparatus
[0021]
The
[0022]
The table 66 is swingably supported by a
[0023]
Incidentally, the
The
[0024]
7 and 8 are explanatory views for explaining a connection structure between the
As shown in these drawings, the
[0025]
Next, the operation of the rotating device configured as described above will be described.
First, the fixing
[0026]
Next, the apparatus
After the fixing
[0027]
Next, the centering
[0028]
While watching the
[0029]
As described above, in the
In addition, since the
[0030]
In addition, since the
As shown in FIG. 2, the rotating
[0031]
【The invention's effect】
As described above, the rotating device for centering according to the present invention can rotate the rotating shaft for centering without applying a large load to the rotating shaft, so that the centering operation is performed efficiently. be able to. In addition, since the rotating operation of the rotating shaft for centering is mechanized, it is possible to cope with work in a dangerous place.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram for explaining a reactor coolant recirculation system. FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a recirculation pump and a motor. FIG. 3 is a side view of a rotating apparatus according to the present invention. ─A cross-sectional view [FIG. 5] BB cross-sectional view of FIG. 3 [FIG. 6] CC cross-sectional view of FIG. 3 [FIG. 7] Explanatory drawing explaining the connecting structure of the rotating body and the spindle [FIG. Explanatory drawing explaining the connection structure between the body and spindle 【Explanation of symbols】
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記回転装置は、
前記一方の回転軸の端部であって、前記一対の回転軸の連結する端部の他端部に取り付けられる連結部材と、
前記連結部材に係合される回転体を回転自在に支持する装置本体と、
前記回転体を回転させる回転駆動源を有する駆動ユニットと、を備え、
前記一方の回転軸の端部と前記連結部材は、前記一方の回転軸に直交する方向に配置されたピンを介して揺動自在に連結され、
前記連結部材と前記回転体は、
前記一方の回転軸及び前記ピンに直交する方向に配置され、前記回転体に支持される棒部材と、
前記連結部材に形成され、前記棒部材が係合されることによって該棒部材を前記一方の回転軸及び前記ピンに直交する方向に支持する溝とを介して連結され、前記回転体を回転することによって前記連結部材が前記溝に係合した棒部材を介して回転することを特徴とする芯合わせ用の回転装置。A rotating device for centering that is attached to one rotating shaft of a pair of rotating shafts that require centering for connection and rotates the rotating shaft,
The rotating device is
A connecting member attached to the other end of the end of the one rotating shaft and connected to the pair of rotating shafts ;
An apparatus main body rotatably supporting a rotating body engaged with the connecting member;
A drive unit having a rotation drive source for rotating the rotating body,
The end portion of the one rotating shaft and the connecting member are swingably connected via a pin disposed in a direction orthogonal to the one rotating shaft,
The connecting member and the rotating body are:
A rod member disposed in a direction orthogonal to the one rotating shaft and the pin and supported by the rotating body ;
Formed on the connecting member, and when the bar member is engaged , the bar member is connected via the one rotation shaft and a groove orthogonal to the pin, and rotates the rotating body. Thus, the connecting member rotates through the rod member engaged with the groove, and the rotating device for centering.
前記駆動ユニットは、前記二種類の歯車の一方を選択して前記回転駆動源を連結させる構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の芯合わせ用の回転装置。The apparatus main body has two types of gears with different diameters meshed with the rotating body,
3. The rotating device for center alignment according to claim 1, wherein the drive unit is configured to select one of the two types of gears and connect the rotation drive source. 4.
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