JP3975022B2 - Method and apparatus for removing lining material of tubular structure - Google Patents

Method and apparatus for removing lining material of tubular structure Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、煙突等の筒状構造物を解体あるいは補修するに際して、その内部に内貼りされているライニング材を除去する方法およびそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、鉄筋コンクリート造の大規模な煙突の内面には耐火性および断熱性を有するライニング材が内貼りされるが、過去に建設された煙突においてはライニング材として石綿(アスベスト)が多用されていた。
【0003】
近年、石綿の有害性が明らかになったことに伴い、安全なライニング材に貼り替えるために、あるいは既存の煙突を解体するに際して、煙突内面から石綿を除去する必要が生じ、そのような作業を安全かつ効率的に行うための手段が必要とされ、たとえば図4に示すようなライニング材除去装置の開発が進められている。図4に示す除去装置1は、煙突2の上部からその内部に挿入されて吊りフレーム3を介してワイヤー4により吊り支持され、煙突2内面に突っ張るアーム5によって煙突2内の中心部に配置された状態でカッティングヘッド6によりライニング材7を削り落としながら煙突2内を降下する構成のものであり、煙突2外からの遠隔操作により安全かつ効率的な作業を行い得るものである。
【0004】
図5および図6は上記除去装置1におけるカッティングヘッド6の概略構成を示すものである。このカッティングヘッド6は、駆動モータ8により回転させられる上下2枚のフライホイールプレート9の間に3枚のビット10を取り付けた構成とされている。各ビット10は先端にタングステンカーバイドあるいは炭素合金鋼材からなるチップ11が取り付けられた星形をなすもので、大径の取付穴12に取付用のシャフト13が緩挿されることでフライホイールプレート9間において変位自在に装着されており、カッティングヘッド6の回転による遠心力によって径方向外方に自ずと変位してライニング材7に接触しそれを除去するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図4に示しているように煙突2内には横断状態で鉄筋14が設けられている場合がある。その鉄筋14は煙突2を建設する際に型枠のセパレータとして設けられたものがそのまま残されたものであるが、そのような鉄筋14があると上記の除去装置1を降下させることが不可能であるので、それに先立って鉄筋14の切断作業を行い、図5および図6に示すように鉄筋14を切断してから上記の除去装置1によりライニング材7の除去作業を行うようにしている。
【0006】
しかし、鉄筋14を切断除去するといえども完全除去は困難であって、図5および図6に示すようにライニング材7に埋設された部分はそのまま残ってしまうことが通常である。そして、そのような残存鉄筋14aを残したままで上記の除去装置1を用いると、除去装置1が残存鉄筋14aに接触して降下できない場合があるばかりでなく、ビット10が残存鉄筋14aに接触してその周囲のライニング材7を十分に除去できず、また、ビット10が破損したりチップ11が脱落してしまうことが多々あり、その結果、高価なビット10を頻繁に交換しなければならないのでコスト的に不利であるのみならず施工効率も良くないものであった。
【0007】
また、ライニング材7の除去作業を行うに際してはその飛散を防止するためにライニング材7に水を吹きかけて湿潤状態としてから作業を行うことが通常であるが、上記の除去装置1では湿ったライニング材7が2枚のフライホイールプレート9間に入り込んでそこに詰まってしまうことがあり、その場合は各ビット10をフライホイールプレート9間に収納できなくなって煙突2内における除去装置1の昇降に支障を来すことがあった。
【0008】
上記事情に鑑み、本発明は、残存鉄筋があっても支障なくライニング材の除去作業を行うことができ、また、除去したライニング材がカッティングヘッドに詰まることも防止し得る有効な除去方法とそのための装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明のライニング材除去方法は、煙突等の筒状構造物の内面に内貼りされているライニング材を除去するに際し、前記筒状構造物内を横断する状態で設けられている鉄筋を切断除去した後、該筒状構造物の頂部からその内部にライニング材除去装置を挿入して吊具により吊持し、該除去装置が備えるカッティングヘッドを遠隔操作により作動させて筒状構造物の内面に沿って回転するビットにより前記ライニング材を除去しつつ前記除去装置を降下せしめ、該除去装置が前記鉄筋の設置位置を通過する際には、除去すべきライニング材中に埋設状態で残されている残存鉄筋を前記ビットにより殴打して打ち曲げつつライニング材を除去するものである。
【0010】
請求項2の発明のライニング材除去装置は、請求項1の発明の方法を実施する際に前記筒状構造物の頂部からその内部に挿入されて吊具により吊持されて使用されるものであって、当該除去装置はその下部にカッティングヘッドを有し、該カッティングヘッドはこのカッティングヘッドの回転により筒状構造物の内面に沿って回転して前記ライニング材を除去するとともに前記残存鉄筋を殴打して打ち曲げるビットを有してなるものである。
【0011】
請求項3の発明のライニング材除去装置は、請求項2の発明において、前記ビットは前記カッティングヘッドの下面側に装着され、前記カッティングヘッドの回転による遠心力によって径方向外方に変位してその先端部により前記ライニング材を除去せしめかつ前記残存鉄筋を殴打する構成とされているものである。
【0012】
請求項4の発明のライニング材除去装置は、請求項3の発明において、前記カッティングヘッドには前記ビットの上段側に仕上ビットが装着され、該仕上ビットは前記カッティングヘッドの回転による遠心力によって径方向外側に変位して前記ビットにより除去されずに残されたライニング材を除去せしめる構成とされているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。図1〜図3は本実施形態の除去装置の要部を示すものであるが、本実施形態の除去装置は図4に示した従来の除去装置1を基本とし、それと同様に煙突2内に吊持されて降下しながらライニング材7を除去するものであるが、従来のカッティングヘッド6に対して改良を加えることで上記の残存鉄筋14aによるビットの損傷を防止し、かつカッティングヘッドへのライニング材7の詰まりを防止するようにしたものである。
【0014】
すなわち、本実施形態の除去装置20におけるカッティングヘッド21は、図1〜図3に示すように、単独のフライホイールプレート22の下面側にビット23および仕上ビット24を装着した構成とされている。
【0015】
上記のビット23は図3に示すようにたとえば厚肉矩形板状の鋼製のもの(いわゆるフラットバータイプのもの)とされていて、これにはその長さ方向に沿う長穴25が設けられ、その長穴25にシャフト26が挿通されることでフライホイールプレート22の下面側に装着されている。このビット23はカッティングヘッド21が回転するとその回転による遠心力によって長穴25の範囲内で自ずと径方向外方に変位し、その先端部によりライニング材7を除去するようになっている。そして、カッティングヘッド21が残存鉄筋14aの位置を通過する際には、そのビット23が残存鉄筋14aを激しくかつ繰り返し殴打して打ち曲げてしまい、これによりその周辺のライニング材7をも支障なく除去できるものとなっている。勿論、このビット23は残存鉄筋14aを打ち曲げることができる十分強度を有しており、このビット23が残存鉄筋14aによって損傷することはない。
【0016】
また、仕上ビット24はたとえば厚肉星形をなす鋼製のもので、その中心部には上記のシャフト26が緩挿する大径の取付穴27が設けられていて、この仕上ビット24もカッティングヘッド21の回転による遠心力によって径方向外側に変位し、先行する上記のビット23では除去できずに残されたわずかなライニング材7をもこの仕上ビット24により完全に除去することができるものとなっている。この仕上ビット24は鋼材の生材あるいは焼き入れされたものであって、図6に示した従来のビット10のようにチップ11を取り付けるようなものではないから、安価であるとともに自ずと長寿命のものである。
【0017】
上記のビット23と仕上ビット24の間には、それらの相互干渉を防止して円滑な作動を確保するためのスペーサ28が介装されている。そのスペーサ28はたとえば略三角形状(おにぎり形)の鋼製のもので、その上下両面には必要に応じて若干の研削加工が施されて双方のビット23,24との間の摩擦抵抗が低減したものとなっており、それらビット23,24の遠心力による変位や回転を拘束しないようになっている。符号29は各スペーサの回転止めとしてそれらに溶接されるストッパとしてのフラットバーである。このように、カッティングヘッド21のフライホイールプレート22の下面側にビット23と仕上ビット24とをスペーサ28を介して重ねて装着したことにより、2枚のフライホイールプレート9の間にビット10を挟み込んだ構成の従来のカッティングヘッド6のようにそれら2枚のフライホイールプレート9の間にアスベスト材7が詰まる余地がなく、したがってビット23や仕上ビット24がカッティングヘッド21の内側に収納不能となって昇降の障害となるようなことがない。
【0018】
なお、ビット23としては上記で例示したような鋼材の生材によるフラットバータイプのものが最適であるが、必ずしもそれに限るものではなく、ライニング材7を除去できるとともに残存鉄筋14aを殴打して打ち曲げることができるものである限りにおいてその形態や材質は変更可能であるし、ライニング材7の詰まりが生じる余地のないように装着する限りにおいてカッティングヘッド21に対する装着の形態も変更可能である。また、そのようなビット23のみによりライニング材7を十分に除去することが可能であるので仕上ビット24は必ずしも併用することはなく、それを省略してビット23のみによる除去作業を行っても良い。あるいは、カッティングヘッド21にまずビット23のみを装着して除去作業を行い、ライニング材7をほぼ除去すると同時に残存鉄筋14aを打ち曲げてしまった後、カッティングヘッド21からビット23を取り外してそれに代えて仕上げビット24を装着し、あらためて仕上げ除去作業を繰り返すことも考えられる。勿論、仕上ビット24としては上記のような鋼材の生材からなる星形ビットを用いることに限るものではないし、スペーサ28の有無や形態は任意であることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】
請求項1の発明のライニング材除去方法は、除去すべきライニング材中に埋設状態で残されている残存鉄筋をビットにより殴打して打ち曲げつつライニング材を除去するので、残存鉄筋があってもその周囲のライニング材も確実に除去することができ、かつ従来のようにビットが損傷を受けることもない。
【0020】
請求項2の発明のライニング材除去装置は、ビットにより残存鉄筋を殴打して打ち曲げる構成であるから、残存鉄筋の周囲のライニング材を確実に除去でき、勿論ビットが損傷を受けることもなく、上記方法を実施するものとして最適である。
【0021】
請求項3の発明のライニング材除去装置は、ビットをカッティングヘッドの下面に装着しているのでライニング材がカッティングヘッドに詰まることがない。
【0022】
請求項4の発明のライニング材除去装置は、ビットの上段側に仕上ビットを設けているので、上記のビットにより除去されずに残されたわずかなライニング材をも仕上ビットにより確実に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である鉄筋切断装置におけるカッティングヘッドの概略構成を示す底面図である。
【図2】 同、側面図である。
【図3】 同、ビットの組立図である
【図4】 従来のライニング材除去装置の概要を示す図である。
【図5】 同装置のカッティングヘッドを示す立面図である。
【図6】 同、断面図である。
【符号の説明】
2 煙突(筒状構造物)
7 ライニング材
14 鉄筋
14a 残存鉄筋
20 ライニング材除去装置
21 カッティングヘッド
22 フライホイールプレート
23 ビット
24 仕上ビット
28 スペーサ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and an apparatus for removing a lining material attached to the inside of a cylindrical structure such as a chimney when it is disassembled or repaired.
[0002]
[Prior art]
As is well known, lining materials with fire resistance and heat insulation are applied inside the large chimneys of reinforced concrete, but asbestos (asbestos) is frequently used as the lining material in chimneys constructed in the past. It was.
[0003]
In recent years, asbestos harmfulness has been clarified, it is necessary to remove asbestos from the inner surface of the chimney to replace it with a safe lining material or to dismantle the existing chimney. Means for performing it safely and efficiently is required, and for example, development of a lining material removing apparatus as shown in FIG. 4 is in progress. The removal device 1 shown in FIG. 4 is placed in the center of the chimney 2 by an arm 5 that is inserted into the chimney 2 from above and supported by a wire 4 via a suspension frame 3 and stretches on the inner surface of the chimney 2. In this state, the inside of the chimney 2 is lowered while the lining material 7 is scraped off by the cutting head 6, and safe and efficient work can be performed by remote operation from outside the chimney 2.
[0004]
5 and 6 show a schematic configuration of the cutting head 6 in the removing apparatus 1. The cutting head 6 has a configuration in which three bits 10 are attached between two upper and lower flywheel plates 9 that are rotated by a drive motor 8. Each bit 10 has a star shape with a tip 11 made of tungsten carbide or carbon alloy steel attached to the tip, and a shaft 13 for attachment is loosely inserted into a large-diameter attachment hole 12 so that the space between the flywheel plates 9 is increased. And is configured to be displaced naturally outward in the radial direction by a centrifugal force generated by the rotation of the cutting head 6 to contact the lining material 7 and remove it.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Incidentally, as shown in FIG. 4, there is a case where a reinforcing bar 14 is provided in the chimney 2 in a transverse state. The rebar 14 is the one provided as the separator of the formwork when the chimney 2 is constructed, but the rebar 14 cannot be lowered with the rebar 14. Therefore, prior to that, the rebar 14 is cut, and as shown in FIGS. 5 and 6, the rebar 14 is cut and then the lining material 7 is removed by the removing device 1.
[0006]
However, even if the reinforcing bar 14 is cut and removed, it is difficult to completely remove the reinforcing bar 14, and the portion embedded in the lining material 7 usually remains as it is as shown in FIGS. If the above-described removing device 1 is used while leaving such a remaining reinforcing bar 14a, not only the removing device 1 may come into contact with the remaining reinforcing bar 14a but cannot be lowered, but the bit 10 contacts the remaining reinforcing bar 14a. As a result, the peripheral lining material 7 cannot be sufficiently removed, and the bit 10 is often damaged or the chip 11 is dropped. As a result, the expensive bit 10 must be frequently replaced. Not only was it disadvantageous in terms of cost, but also the construction efficiency was not good.
[0007]
Further, when removing the lining material 7, in order to prevent the scattering of the lining material 7, it is usual to perform the operation after spraying water on the lining material 7 to make it wet. The material 7 may enter between the two flywheel plates 9 and become clogged there. In this case, the bits 10 cannot be stored between the flywheel plates 9 and the removal device 1 is raised and lowered in the chimney 2. There was a problem.
[0008]
In view of the above circumstances, the present invention can perform the removal work of the lining material without any trouble even if there is a residual reinforcing bar, and an effective removal method that can prevent the removed lining material from clogging the cutting head and therefore An object of the present invention is to provide a device.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The lining material removing method of the invention of claim 1 is a reinforcing bar provided in a state of traversing the inside of the cylindrical structure when removing the lining material attached to the inner surface of the cylindrical structure such as a chimney. After cutting and removing the cylindrical structure, the lining material removing device is inserted into the cylindrical structure from the top and is suspended by a hanging tool, and the cutting head provided in the removing device is operated by remote control to thereby form the cylindrical structure. The removal device is lowered while removing the lining material by a bit rotating along the inner surface of the steel sheet, and when the removal device passes through the installation position of the reinforcing bar, the removal device remains embedded in the lining material to be removed. The lining material is removed while striking and bending the remaining reinforcing bars with the bit.
[0010]
The lining material removing apparatus according to the invention of claim 2 is used by being inserted into the inside of the cylindrical structure from the top thereof and suspended by a hanging tool when the method of the invention of claim 1 is carried out. The removing device has a cutting head at a lower portion thereof, and the cutting head is rotated along the inner surface of the cylindrical structure by the rotation of the cutting head to remove the lining material and beat the remaining reinforcing bar. And having a bit to bend.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, there is provided the lining material removing apparatus according to the second aspect, wherein the bit is mounted on the lower surface side of the cutting head and is displaced radially outward by a centrifugal force generated by the rotation of the cutting head. The lining material is removed by a tip portion and the remaining reinforcing bar is beaten.
[0012]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the lining material removing apparatus according to the third aspect of the present invention, wherein a finishing bit is attached to the cutting head on the upper stage side of the cutting head, and the finishing bit has a diameter by centrifugal force generated by rotation of the cutting head. The lining material is displaced outside in the direction and left without being removed by the bit.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below. 1 to 3 show the main part of the removal apparatus of the present embodiment. The removal apparatus of the present embodiment is based on the conventional removal apparatus 1 shown in FIG. The lining material 7 is removed while being suspended, but the conventional cutting head 6 is improved to prevent the bit from being damaged by the residual rebar 14a and the lining to the cutting head. The clogging of the material 7 is prevented.
[0014]
That is, the cutting head 21 in the removing device 20 of the present embodiment is configured such that the bit 23 and the finishing bit 24 are mounted on the lower surface side of the single flywheel plate 22 as shown in FIGS.
[0015]
As shown in FIG. 3, the bit 23 is made of, for example, a thick rectangular steel plate (so-called flat bar type), and is provided with a long hole 25 along its length. The shaft 26 is inserted into the long hole 25 so that the flywheel plate 22 is mounted on the lower surface side. When the cutting head 21 rotates, the bit 23 is naturally displaced radially outward within the slot 25 by the centrifugal force generated by the rotation, and the lining material 7 is removed by the tip. When the cutting head 21 passes through the position of the remaining reinforcing bar 14a, the bit 23 vigorously and repeatedly strikes and bends the remaining reinforcing bar 14a, thereby removing the surrounding lining material 7 without any trouble. It is possible. Of course, the bit 23 has sufficient strength to bend the remaining reinforcing bar 14a, and the bit 23 is not damaged by the remaining reinforcing bar 14a.
[0016]
The finishing bit 24 is made of steel having a thick star shape, for example, and a large-diameter mounting hole 27 into which the shaft 26 is loosely inserted is provided at the center, and the finishing bit 24 is also cut. The finishing bit 24 can completely remove the slight lining material 7 that is displaced radially outward by the centrifugal force due to the rotation of the head 21 and cannot be removed by the preceding bit 23. It has become. This finishing bit 24 is a raw material of steel material or hardened, and is not a tip for attaching the chip 11 unlike the conventional bit 10 shown in FIG. 6, so it is inexpensive and naturally has a long life. Is.
[0017]
A spacer 28 is interposed between the bit 23 and the finishing bit 24 to prevent their mutual interference and ensure a smooth operation. The spacer 28 is made of, for example, a substantially triangular (rice ball) steel, and the upper and lower surfaces thereof are slightly ground as necessary to reduce the frictional resistance between the bits 23 and 24. Thus, the displacement and rotation of the bits 23 and 24 due to the centrifugal force are not restricted. Reference numeral 29 denotes a flat bar as a stopper welded to each spacer as a rotation stopper. As described above, the bit 23 and the finishing bit 24 are mounted on the lower surface side of the flywheel plate 22 of the cutting head 21 with the spacer 28 interposed therebetween, whereby the bit 10 is sandwiched between the two flywheel plates 9. There is no room for the asbestos material 7 to be clogged between the two flywheel plates 9 as in the case of the conventional cutting head 6 having such a configuration, so that the bit 23 and the finishing bit 24 cannot be stored inside the cutting head 21. There is no such thing as an obstacle to lifting.
[0018]
The bit 23 is optimally a flat bar type made of a raw steel material as exemplified above, but is not necessarily limited to this, and the lining material 7 can be removed and the remaining rebar 14a is beaten. The form and material of the cutting head 21 can be changed as long as it can be bent, and the form of attachment to the cutting head 21 can be changed as long as the lining material 7 is attached so that there is no room for clogging. Further, since it is possible to sufficiently remove the lining material 7 using only such a bit 23, the finishing bit 24 is not necessarily used together, and the removal operation using only the bit 23 may be performed by omitting it. . Alternatively, first, only the bit 23 is attached to the cutting head 21 and the removal operation is performed. After the lining material 7 is almost removed and the remaining reinforcing bar 14a is bent, the bit 23 is removed from the cutting head 21 and replaced with it. It is also conceivable to install the finishing bit 24 and repeat the finishing removal work again. Of course, the finishing bit 24 is not limited to the use of a star-shaped bit made of a raw material of steel as described above, and it goes without saying that the presence or absence of the spacer 28 and the form thereof are arbitrary.
[0019]
【The invention's effect】
The lining material removing method of the invention of claim 1 removes the lining material while striking and bending the remaining reinforcing bar remaining in the lining material to be removed with a bit. The surrounding lining material can also be reliably removed, and the bit is not damaged as in the prior art.
[0020]
Since the lining material removing device of the invention of claim 2 is configured to strike and bend the remaining reinforcing bar with the bit, the lining material around the remaining reinforcing bar can be surely removed, and of course, the bit is not damaged, It is most suitable for carrying out the above method.
[0021]
In the lining material removing apparatus according to the third aspect of the present invention, since the bit is mounted on the lower surface of the cutting head, the lining material does not clog the cutting head.
[0022]
In the lining material removing apparatus according to the fourth aspect of the present invention, since the finishing bit is provided on the upper stage side of the bit, a slight lining material remaining without being removed by the bit can be reliably removed by the finishing bit.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a bottom view showing a schematic configuration of a cutting head in a reinforcing bar cutting device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the same.
FIG. 3 is an assembly drawing of a bit. FIG. 4 is a diagram showing an outline of a conventional lining material removing apparatus.
FIG. 5 is an elevational view showing a cutting head of the apparatus.
FIG. 6 is a sectional view of the same.
[Explanation of symbols]
2 Chimney (tubular structure)
7 Lining material 14 Reinforcing bar 14a Remaining reinforcing bar 20 Lining material removing device 21 Cutting head 22 Flywheel plate 23 Bit 24 Finishing bit 28 Spacer

Claims (4)

煙突等の筒状構造物の内面に内貼りされているライニング材を除去するに際し、
前記筒状構造物内を横断する状態で設けられている鉄筋を切断除去した後、
該筒状構造物の頂部からその内部にライニング材除去装置を挿入して吊具により吊持し、該除去装置が備えるカッティングヘッドを遠隔操作により作動させて筒状構造物の内面に沿って回転するビットにより前記ライニング材を除去しつつ前記除去装置を降下せしめ、
該除去装置が前記鉄筋の設置位置を通過する際には、除去すべきライニング材中に埋設状態で残されている残存鉄筋を前記ビットにより殴打して打ち曲げつつライニング材を除去することを特徴とする筒状構造物のライニング材除去方法。
When removing the lining material attached to the inner surface of a cylindrical structure such as a chimney,
After cutting and removing the reinforcing bars provided in a state traversing the inside of the cylindrical structure,
A lining material removing device is inserted from the top of the cylindrical structure into the interior thereof, and is suspended by a lifting tool. A cutting head provided in the removing device is remotely operated to rotate along the inner surface of the cylindrical structure. The removal device is lowered while removing the lining material by a bit to be
When the removal device passes through the installation position of the reinforcing bar, the residual reinforcing bar left in an embedded state in the lining material to be removed is beaten and bent by the bit to remove the lining material. A method for removing a lining material from a cylindrical structure.
請求項1記載の方法を実施する際に前記筒状構造物の頂部からその内部に挿入されて吊具により吊持されて使用されるライニング材除去装置であって、
当該除去装置はその下部にカッティングヘッドを有し、該カッティングヘッドはこのカッティングヘッドの回転により筒状構造物の内面に沿って回転して前記ライニング材を除去するとともに前記残存鉄筋を殴打して打ち曲げるビットを有してなることを特徴とする筒状構造物のライニング材除去装置。
A lining material removing device that is used by being inserted into the inside of the cylindrical structure from the top thereof and suspended by a hanging tool when the method according to claim 1 is performed,
The removing device has a cutting head at the lower portion thereof, and the cutting head rotates along the inner surface of the cylindrical structure by the rotation of the cutting head to remove the lining material and strike the remaining rebar. An apparatus for removing a lining material of a cylindrical structure, comprising a bit for bending.
前記ビットは前記カッティングヘッドの下面側に装着され、前記カッティングヘッドの回転による遠心力によって径方向外方に変位してその先端部により前記ライニング材を除去せしめかつ前記残存鉄筋を殴打する構成とされていることを特徴とする請求項2記載の筒状構造物のライニング材除去装置。The bit is mounted on the lower surface side of the cutting head, and is configured to be displaced radially outward by a centrifugal force generated by the rotation of the cutting head so that the lining material is removed by the tip portion and the remaining reinforcing bar is beaten. The lining material removing apparatus for a cylindrical structure according to claim 2, wherein 前記カッティングヘッドには前記ビットの上段側に仕上ビットが装着され、該仕上ビットは前記カッティングヘッドの回転による遠心力によって径方向外側に変位して前記ビットにより除去されずに残されたライニング材を除去せしめる構成とされていることを特徴とする請求項3記載の筒状構造物のライニング材除去装置。The cutting head is provided with a finishing bit on the upper side of the bit, and the finishing bit is displaced radially outward by centrifugal force due to rotation of the cutting head, and the lining material left without being removed by the bit is removed. The lining material removing device for a cylindrical structure according to claim 3, wherein the lining material removing device is configured to be removed.
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