JP3974874B2 - Residential ventilation system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅内換気システムに関し、詳しくは、住宅内に浄化処理後の空気を供給することで住宅内環境の維持・浄化を達成する住宅内換気システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の住宅の高気密化の発展は、冷暖房効率の向上をもたらす一方で、換気不足に起因する住宅内環境の悪化という問題をもたらしている。
この住宅内環境の悪化によって、壁紙や合板の接着剤等に含まれる化学物質を主要因として発症するシックハウス症候群が問題になっている。そこで、このシックハウス症候群の原因物質である揮発性化学物質を除去するために、木炭などの吸着特性を利用する様々な方法が提案されている(例えば、特許文献1又は特許文献2)。
【0003】
特許文献1では、例えば、1)建物の外気に面する壁、天井、床に木炭シートを貼ったり、2)住宅内の空気を通流させる空調設備の配管の途中に木炭層を設けたり、3)住宅のビニールクロス等の内装材、接着材、塗料などに木炭の微細粉末を混入したりする方法が開示されている。木炭シート等は、揮発性化学物質を吸着するので、揮発性化学物質の住宅内での揮発・拡散を防止できる。
【0004】
また、特許文献2では、住宅内の空気を通流させる空調設備のダクトの内面に木炭粉を含む塗装皮膜の層を形成する方法が開示されている。木炭粉を含む塗装皮膜の層は、ダクトを通過する空気中のアンモニア、ホルムアルデヒド等の揮発性化学物質を吸着して、住宅内での揮発・拡散を防止できる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−200646号公報([0028]〜[0029]、[0035]〜[0036]、図1参照)
【特許文献2】
特開2001−248886号公報([0016]〜[0018]、図1、図6参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの発明は、住宅内で発生する揮発性化学物質の除去を念頭に置きなされたものであり、住宅外部から侵入する有害物質については対策が万全とはいえなかった。
【0007】
特に近年、都市環境の悪化により、空気中には、様々な大気汚染物質(有害物質)、例えば、二酸化硫黄、窒素酸化物、一酸化炭素、浮遊粒子状物質が含まれることとなり、その含有量は増大の一途をたどっている。
【0008】
このような状況の下、窓を開けて換気を行うと、有害物質を住宅内に引き入れる結果となり好ましくないが、窓を閉めきりにするわけにもいかない。
また、一般住宅の場合、自然対流現象により住宅内の空気の入れ換えが行われるので、窓を閉めきりにしたとしても、屋外から大気汚染物質(有害物質)などを含む空気が、徐々に住宅内に引き入れられることとなってしまう。
その結果、住宅内環境の悪化が進行することとなり、住人の健康に悪影響を及ぼす懸念が生じている。
【0009】
そこで、本発明は、住宅内環境の悪化を防止して、住宅内環境の維持・浄化を行うべく、主に、屋外から住宅内に取り入れられる空気に含まれる大気汚染物質(有害物質)を除去する住宅内換気システムを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決すべく構成されるものであり、請求項1に記載の発明は、べた基礎によって形成された一階床下空間と、前記一階床下空間を形成する側壁に設けられる外気導入口と、放出口を備えた屋根裏空間と、前記一階床下空間上で上下階を貫通して前記屋根裏空間に連通する竪穴部と、一階床に設けられる給気口と、前記竪穴部に連通する排気口を備える一階居室と、前記竪穴部に連通する給気口と、前記屋根裏空間に連通する排気口を備える二階以上居室と、前記一階床下空間に配置された外気浄化部と、を備える住宅内換気システムであって、前記外気浄化部は、前記べた基礎と、このベタ基礎から立ち上がる前記外気浄化部の側壁と、前記外気浄化部の側壁を覆う蓋と、前記べた基礎と、前記外気浄化部の側壁及び前記蓋で囲まれた空間に配置された箱体と、この箱体に充填され、導入される外気を通過させる多孔質吸着材と、を有し、前記一階居室の前記給気口と配管を介して接続されており、前記箱体は、開口部を備え、前記外気導入口と配管を介して接続されることを特徴とする。
【0011】
かかる構成によると、外気導入口から住宅内に導入された外気は、多孔質吸着材が充填された外気浄化部を通過した後、浄化された空気として、給気口から一階居室内に供給され、排出口から竪穴部に排出される。また、竪穴部に排出された空気は、二階以上居室に導入されたりしながら、最終的には屋根裏空間に導かれて屋外に排出される。多孔質吸着材は、外気に含まれる有害物質を吸着するので、居室内にはクリーンな空気が供給される。また、多孔質吸着材は湿度を調節する機能もあるので、居室内の結露やカビの発生を防止することもできる。そして、外気浄化部を一階床下空間に配置することで、雨水等に濡らすことなく、かつ、一階床下空間内の不要なスペースを有効活用することができる。
また、外気浄化部は、一階居室内の給気口に通じる配管が接続されており、さらに、多孔質吸着材が充填された箱体は、外気導入口に通じる配管と接続されている。そのため、一階床下空間内に面する木材等の部材や一階床下空間内の空気に直接触れることがなく、一階床下空間内で新たに汚染されずに一階居室に供給することができる。
なお、「一階床下空間を形成する側壁」とは、基礎の立ち上がり部や土台などを指す。また、「二階以上居室」とは、一階居室でない居室のことを意味し、三階や四階に形成される居室を含む。「居室」とは、居間、寝室等の居住空間のみならず、玄関、廊下、階段、洗面室、便所、物入れ等を含む住宅内のあらゆる空間を指す。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の住宅内換気システムにおいて、多孔質吸着材が充填された風袋で前記給気口を覆っていることを特徴とする。
【0013】
かかる構成によると、外気導入口から一階床下空間に導入された外気は、多孔質吸着材が充填された外気浄化部を通過した後、浄化された空気として、給気口から一階居室に供給される。多孔質吸着材は、外気に含まれる有害物質を吸着するので、居室内には確実にクリーンな空気が供給される。また、外気浄化部は、給気口を覆うように配置すればよいので、簡単な構成で、取り付けを容易に行うことができる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の住宅内換気システムにおいて、前記外気導入口から導入された外気を暖める加熱手段を前記外気浄化部内に、設けたことを特徴とする。
【0015】
かかる構成によると、外気浄化部内で加熱手段により暖められた外気は膨張し、軽くなって、住宅内を上昇していく。そのため、住宅内での上向きの気流の発生を促し、住宅内の換気をより効果的に促進する。さらに、冬季では住宅内の暖房の補助となる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の住宅内換気システムにおいて、前記一階居室又は前記二階以上居室は間仕切りにより仕切られており、前記間仕切りには、これで仕切られた居室同士を連通する連通孔が設けられていることを特徴とする。
【0017】
かかる構成によると、竪穴部に隣接していない位置の居室であっても、他の居室を介して空気を竪穴部に排出し、又は、竪穴部から導入することができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の住宅内換気システムにおいて、前記外気を住宅内に強制的に導入する送気手段を、前記外気導入口と外気浄化部の間に設けられる前記配管に設けたことを特徴とする。
【0019】
かかる構成によると、確実に外気を住宅内に導入できる。そのため、自然対流を利用した場合と比べて、住宅内を効率的に換気することができ、住宅内環境の維持・浄化を図ることができる。また、外気浄化部の前に送気手段があるため、外気の通流通路において、外気を導入しやすくなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る住宅内換気システムの実施の形態を、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
【0025】
〔第1の実施の形態〕
まず、本発明の第1の実施の形態に係る住宅内換気システムについて、図1を参照して説明する。参照する図面において、図1は、第1の実施の形態に係る住宅内換気システムを備えた住宅の概略構成図である。
【0026】
図1に示すように、住宅内換気システムを備えた住宅(以下、「住宅」という)1は、一階床下空間2と、導入した外気を屋根裏空間3に導く通流経路を形成する竪穴部4と、竪穴部3に隣接する一階居室5及び二階居室6と、外気を導入するための外気導入口10を主に備えている。なお、「二階居室」は、[特許請求の範囲]の「二階以上居室」に相当する。
【0027】
一階床下空間2を形成する側壁には、外気導入口10が貫通して設けられている。外気導入口10から一階床下空間2に導入された外気は、後記する外気浄化部8を通過することで、浄化された空気として一階居室5内に導入される。
【0028】
竪穴部4は、一階床下空間2の上に、一階と二階を貫通して屋根裏空間3に連通する空間である。例えば、階段室、吹き抜け、縦方向のダクト、又は、寒冷地向け住宅における換気筒が挙げられる。
屋根裏空間3は、竪穴部4や二階居室6から集められた空気を最終的に屋外に排出するための放出口11を有している。また、放出口11にはダクト11aが設けられ、空気を集められるようになっている。
【0029】
一階居室5には、一階床下空間2に連通する給気口12と、竪穴部4に連通する排気口13が設けられており、給気口12は外気浄化部8で覆われている。また、二階居室6には、竪穴部4に連通する給気口14と屋根裏空間に連通する排気口15が設けられている。このように、それぞれの空間を連通させることで、空気の通流経路を確保できる。
【0030】
また、一階居室5(又は二階居室6)を、間仕切り7で仕切って、一階居室5a,5b(又は、二階居室6a,6b)を形成することもできる。この場合、一階居室5a,5bにはそれぞれ給気口12を、二階居室6a,6bにはそれぞれ排気口15を、さらに、各間仕切り7に連通孔7aを設けて、一階居室5a,5b及び二階居室6a,6bに空気の通流経路を確保する。
なお、竪穴部4に連通する排気口13や給気口14、又は、連通孔7aには、ドアのアンダーカット等を利用することができる。
【0031】
図2は、外気浄化部の概略斜視図である。
図2に示すように、外気浄化部8は、不織布からなる略長方体状の風袋8aが複数連なって構成されており、この風袋8aの中に多孔質吸着材8bが充填されている。給気口12の面積に応じて、この風袋8aを縦横に繋げてゆくことで、給気口12を覆うように外気浄化部8を設けることができる。
【0032】
本実施形態では、この外気浄化部8を、一階床下空間2内に導入された外気が通過して一階居室5内に到達するように構成されている。そのため、不織布の目の大きさは、一階床下空間2内の外気が効率よく通過できるように、かつ、多孔質吸着材8bがこぼれ落ちることのない程度になっている。なお、風袋8aを構成する材料は、不織布のように通気性、耐久性、加工性に優れる材料であれば、適宜代用可能である。また、風袋8aの形状・大きさも特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。さらに、外気が浄化処理部8を複数回通過するように、浄化処理部8を上下方向に複数設けた構成とすることも可能である。こうすることで、より浄化された空気が一階居室5内等に供給される。
【0033】
図3は、外気浄化部の給気口への取付例である。
図3に示すように、風袋8aは、床根太の側面にステープル等で固定される。但し、風袋8aの取付態様は特に限定されるものではなく、風袋8aを床板の下面に直接固定してもよいし、外気浄化部8を板状に成形し、これを床板の下面に直接取り付けるようにしてもよい。
【0034】
多孔質吸着材8bは、比表面積(1グラムあたりの表面積)が大きく、吸着性能に優れる多孔質材料である。多孔質吸着材8bには、竹炭が好適に用いられる。但し、多孔質吸着材8bは特に限定されるものではなく、例えば、木炭、活性炭、ゼオライトも用いることができる。
なお、本実施の形態では、多孔質吸着材8bとして竹炭の使用を推奨するので、まず、竹炭について説明し、次に、木炭、活性炭について説明する。
【0035】
<竹炭>
竹炭には、内部に無数の孔が形成されている。これらの孔はハニカム(蜂の巣)形状の管であり、全て外部に通じている。ハニカム形状の管の径は、大小様々であり、具体的には、1000万分の1ミリ単位のものから1000分の1ミリ単位のものまでが混在した状態で存在している。
【0036】
そのため、竹炭は、比表面積が300m2以上であり、吸着力は50〜60g/m2である。備長炭と比較すると、比表面積が2倍、吸着力が10倍あるといわれ、竹炭の吸着力は非常に大きい。
【0037】
また、竹炭のすべての孔は外界に通じており、空気や水のみならず栄養分をも外部から孔内に取り入れることが可能であるので、孔の内部には微生物が容易に増殖できる環境が形成されている。実際に、径の大きな孔には糸状菌、小さな孔には放線菌、もっと微細な間隙にはバクテリア類、というように様々な菌が棲み分けるようにして、着生していることが知られている。
【0038】
このような特徴を有する竹炭を多孔質吸着材7bとして利用すると、以下のような作用・効果が得られる。
【0039】
(有害物質の除去)
竹炭の孔の表面には、微生物が着生して微生物膜が形成されているので、竹炭の外周や孔内を通過する水分や外気に含まれる不純物が、この微生物膜に吸着され、分解される。ここで、不純物とは、例えば、においの原因となる有機物や、様々な有害化学物質や大気汚染物質などの有害物質をいう。
【0040】
よって、有害物質が除去された空気が住宅内に供給され、住宅内環境の維持・向上が図れる。特に、竹炭は、アンモニア系(臭気成分)を吸着し易く、ペットのにおいやたばこの煙などもよく吸着するので、空気の通流経路である排気口13,15、給気口14等に配置して、効率よく住宅内の空気の浄化を行うこともできる。
【0041】
(湿度調節機能)
竹炭は、ハニカム構造を有しているので、梅雨時などのように湿度が高い時には、空気中の水分をハニカム構造内に吸収し、逆に冬のように湿度が低い時には、ハニカム構造内に吸収した水分を放出する。
【0042】
よって、竹炭を床下空間に配置すると、竹炭が優れた湿度調節機能を発揮して、床下の湿度をコントロールでき、結露やカビの発生を防止することができる。そのため、木造住宅の場合、耐久性を高め、メンテナンス費用を大幅に削減できるとともに、床下の結露・カビが原因で発生するシロアリを効果的に防止することができる。
さらに、竹炭の場合、人体に対する毒性がなく、安価に供給可能であり、しかも効果が半永久的に持続するので、カビやシロアリの発生を予防するために従来用いられてきた薬剤よりも好ましい。
【0043】
なお、竹炭を実際に敷きつめて床下の湿度変化を実際に測定したところ、床下の湿度は、夏季で約5%、冬季で約10%低くなり、最も湿度の高くなる梅雨時でも、95%以上に到達しなかった。さらに、床下のカビの発生も確認されなかった。
【0044】
(耐久性)
竹炭の吸着性能は、孔に着生する微生物による化学的吸着であるので、経時的な影響を受けない。これに対して活性炭の吸着性能は、その表面積の大きさによる物理的な吸着に起因するものであり、経時的に吸着性能が失われてしまう。そのため、賦活処理が適宜必要であり手間がかかる。
【0045】
よって、竹炭は、吸着力の点で活性炭に劣る(活性炭の場合、1グラムあたり800m2以上)ものの、活性炭のように賦活処理を必要としないので、半永久的に使用することができる。
【0046】
(電磁波の防止)
竹炭は、ほぼ総てが炭素で構成されるので、導電性・蓄電性に優れている。よって、雷を避雷針で防ぐ原理と同じくして電磁波を吸収する。よって、近年問題となっている住宅内の電磁波に起因する人体への影響を緩和することが可能となる。
【0047】
(コストパフォーマンス)
また、竹炭は比表面積が大きいので、木炭を使用する場合に比べて、使用量が半分で済み(木炭は、一坪あたり50kgが目安)、経済的である。
【0048】
(その他の効果)
このような特性の他に、竹炭には、珪酸・カリウム等のミネラル補給機能や、遠赤外線効果、癒し効果などがあることが知られている。
【0049】
以上説明したような作用・効果を有する竹炭は、本実施の形態における多孔質吸着材8bとして好適である。なお、800度の温度で炭化された竹炭は、前記した特性をよりよく発揮する。
【0050】
<木炭>
木炭もまた、竹炭と同様の性質を有する。
木炭の作製に好適に使用される木材としては、ウバメガシ、カシ、ナラ、クヌギ、クリなどの広葉樹から、カラマツ、スギ、ヒノキなどの針葉樹まで、炭の原料として用いられる様々な木材が使用可能である。
炭化方法も、従来公知の方法が種々適用可能であり、炭化の進行度もまた、400〜500度で炭化させて得られる低温炭化木炭、600〜700度で炭化させて得られる中温炭化木炭、1000度前後で炭化させて得られる高温炭化木炭など、任意のものが利用できる。
【0051】
<活性炭>
活性炭もまた、竹炭と同様の性質を有する。
活性炭は、石炭やヤシ殻などの炭素物質を原料として、高温でガスや薬品と反応させて作られる微細孔を持つ炭素である。
例えば、粉末活性炭の場合、オガ屑、硬質の木材チップ、木炭(素灰)、草炭(ピート)などから、粒状活性炭の場合、木炭、ヤシ殻炭、石炭(亜灰、褐炭、瀝青炭、無煙炭など)、オイルカーボン、フェノール樹脂等から、繊維状活性炭の場合、レーヨン、アクリロニトリル、石炭ピッチ、石油ピッチ、フェノール樹脂等から作製可能である。
【0052】
以下、図面を参照しながら、本実施の形態における住宅内換気システムにおける空気の一連の流れを説明する。
【0053】
一般に、空気は暖められると膨張して自然と上昇してゆく(自然対流現象)。従って、本実施の形態に係る住宅内換気システムを備えた住宅1の一階床下空間2内に導かれた外気は、この一階床下空間2内で暖められて、上昇気流を発生させる。そのため、住宅1内に供給される空気は上昇し、屋根裏空間3を介して住宅1の外に放出される。
【0054】
まず、外気導入口10を通過し、一階床下空間2内に導入された外気は、住宅1内の自然対流現象により上昇し、一階床下空間2内を、給気口12に向けて移動する。給気口12は、外気浄化部8で覆われているため、上昇した外気は、外気浄化部8内に侵入する。
【0055】
この外気浄化部8には、多孔質吸着材8bである竹炭が充填されているので、外気浄化部8に侵入した外気は、竹炭の外周や竹炭のハニカム構造の管内を通過する。この際、前述した竹炭の効果により、外気内の不純物等の吸着除去や、その他の好適な処理が外気に施される。
そして、外気から不純物などが吸着除去された後の空気が、外気浄化部8から給気口12を経て、一階居室5へ供給される。
【0056】
一階居室5に供給された空気は、通流経路に沿って、排気口13を介して竪穴部4内に排出される。なお、一階居室5を間仕切り7で居室5a,5bに仕切った場合は、竪穴部4に隣接しない一階居室5bに供給された空気は、間仕切り7の連通孔7aを通じて一階居室5aに排気された後、竪穴部4内に排出される。
【0057】
竪穴部4内では、屋根裏空間3に向けて上昇気流が発生している。そのため、竪穴部4に排出された空気は、屋根裏空間3に向けて上昇するが、一部は、通流経路の途中に設けられる給気口14から二階居室6内に供給される。なお、二階居室6を間仕切り7で二階居室6a,6bに仕切った場合は、まず、竪穴部4に隣接する二階居室6aに供給された空気が、間仕切り7の連通孔7aを介して、竪穴部4に隣接しない二階居室6bへ供給される。
【0058】
そして、二階居室6,6a,6bに供給された空気は、排気口15から屋根裏空間3に排出されて、ダクト11aを通じて、放出口11から屋外に排出される。
このように、浄化された空気の通流によって、住宅1内の換気が行われ、住宅内環境の維持・浄化を図ることができる。
【0059】
なお、本実施の形態に係る住宅換気システムを備えた住宅1に、次のような構成を付加することもできる。
【0060】
例えば、一階床下空間2内に、送気手段であるファン16を設けることができる。ファン16を設けることで、外気が強制的に床下空間2内に供給されるとともに、この一階床下空間2内の外気が、一階床下空間2から一階居室5へ強制的に供給される。これにより、前述の自然対流現象を利用する場合に比べ、より短時間で住宅1内の空気の入れ換えができるので、住宅内環境の浄化がより効果的に行える。
【0061】
このファン16を設ける位置は、一階床下空間2に限定されるものではなく、例えば、屋根裏空間3内に設け、住宅1内の空気を強制的に屋外に排出する構成や、一階床下空間2及び屋根裏空間3の両方に設ける構成とすることもできる。
【0062】
なお、ファン16を設けた構成において、ダクト11aの放出口11付近に、ダクト11aから住宅1の外に放出される空気に含まれる揮発性化学物質の濃度、粉塵の量を検出するセンサや、放出される気体の温度、湿度、風量を検出するセンサなどの適当な検出手段17を設け、これらのセンサにより検出された結果に基づいて、ファン16の稼動、非稼動を決定する構成とすることもできる。この場合、住宅1内の換気を必要に応じて、効果的に行うことができる。
【0063】
また、例えば、一階床下空間2内に加熱手段であるヒータ18を設けることもできる。ヒータ18を設けることで、一階床下空間2内に導かれた外気を暖めることができる。暖められた外気は膨張し、軽くなり、住宅内に上昇気流が発生する。そのため、住宅1内の換気をより効果的に促進することができる。
また、冬季には、ヒータ18により暖めた外気を一階床下空間2から一階居室5,5a,5b、二階居室6,6a,6b及び竪穴部4内に供給できるので、暖房の補助となり、暖房のために使用するエネルギーの消費量を抑えられる。
【0064】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態に係る住宅内換気システムについて、図4を参照して説明する。参照する図面において、図4は、第2の実施の形態に係る住宅内換気システムを備えた住宅の概略構成図である。
【0065】
図4に示すように、住宅内換気システムを備えた住宅(以下、「住宅」という)1’は、一階床下空間2と、導入した外気を屋根裏空間3に導く通流経路を形成する竪穴部4と、竪穴部3に隣接する一階居室5及び二階居室6と、外気を導入するための外気導入口10とを主に備えている。
【0066】
一階床下空間2内には、導入した外気を浄化するための外気浄化部20が配置されている。外気浄化部20は、鉄筋コンクリート製のべた基礎、及びべた基礎から立ち上がる側壁20aで側方及び下方を囲まれた空間に、多孔質吸着材8bを充填し、その上を蓋20bで覆うように形成されている。
【0067】
蓋20bには、木材以外の材質を用いる。一階床下空間2内で用いる木材には、シロアリ駆除のための薬剤等を含浸する必要があり、これに触れることで空気を新たに汚染させることがないようにするためである。但し、蓋20bの材質は特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、耐火ボード、ケイカル板、フレキシブルボードなどの防火板を好適に用いることができる。
【0068】
外気浄化部20には、側壁20aを貫通して、外気導入口10に通じる配管21と、一階居室5に設けられる給気口12に通じる配管22が接続されている。外気導入口10から導入される外気は、配管21を介して、外気浄化部20内に直接導入された後、浄化された空気として、配管22を介して、一階居室5に供給される。
【0069】
なお、多孔質吸着材8bは、前記のように形成された空間内に、直接充填してもよいし、第1の実施の形態で説明した風袋8aに充填して、ステープル等で固定するようにしてもよい。また、多孔質吸着材8bは、その効果を最大限に発揮すべく、空間全体に充填するものであってもよいし、コストダウンを図るべく、空間の一部のみに充填するものであってもよい。
【0070】
従って、外気は、一階床下空間2内に面する木材等の部材や一階床下空間2内の空気に直接触れることがなく、一階床下空間2内で新たに汚染されずに一階居室5に供給される。特に、木材には、シロアリ駆除等のための様々な薬剤が含浸されているため、これに触れないようにすることは好ましい。なお、一階居室5からの空気の通流経路は前記した第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
このように、浄化された空気の通流によって、住宅1’内の換気が行われ、住宅内環境の維持・浄化を図ることができる。
【0071】
なお、配管21にファン16を取り付けると、強制的に外気浄化部20に外気を導入することができ、浄化された空気として、一階居室5内に強制的に供給できる。これによって、短時間で住宅内の換気を行うことができるので、住宅内環境の浄化がより効果的に行える。
【0072】
また、外気浄化部20の内部に、ヒータ18を設けることもできる。ヒータ18を設けることで、外気浄化部20内に導かれた外気を暖めることができる。暖められた外気は膨張し、軽くなり、住宅内に上昇気流が発生する。そのため、住宅1’内の換気をより効果的に促進することができる。また、冬季には、暖めた外気を住宅内に供給できるので、暖房の補助となり、暖房のために使用するエネルギーの消費量を抑えられる。
【0073】
さらに、竪穴部4から屋根裏空間3に連通する通路に、外気浄化部8を設けると、多孔質吸着材8bの種々の機能により、住宅内環境を向上させることができる。具体的には、湿度調節機能があることで、湿度が高い場合等、住宅内空間の除湿を行うことができ、結露、カビ等を効果的に防止できる。
【0074】
以上、第2の実施の形態に係る住宅内環境浄化システムについて説明したが、外気浄化部20は、以下のように変形して実施することもできる。
図5は、外気浄化部の変形例であり、図6は箱体の斜視図である。
図5に示すとおり、外気浄化部23は、側壁20aと蓋20bで形成される空間内に、箱体24を備える。箱体24は上部に開口部24aを有しており、その内部に多孔質吸着材8bを充填されている(図6参照)。また、側壁20aには前記同様、一階居室5に設けられる給気口に連通する配管22が接続されている。
【0075】
外気導入口10に通じる配管25は、側壁20aを貫通して、箱体24に接続される。こうすることによって、屋外から導入される外気は、箱体24の内部まで直接導かれて、多孔質吸着材8bの作用によって、浄化される。この浄化された空気は、箱体24の開口部24aから配管22を通じて、一階居室5内に供給される。
【0076】
従って、空気は、一階床下空間2内に面する木材等の部材や一階床下空間2内の空気に直接触れることがなく、一階床下空間2内での新たな汚染を防止できる。また、外気浄化部23の内部に、直接多孔質吸着材8bを充填するのではなく、多孔質吸着材8bを充填した箱体24を用いるため、外気浄化部23の内部のレイアウトを容易に変更することができる。そのため、外気浄化部23内において、ヒータ18等の配置が容易にできる。さらに、箱体24はコンパクトに形成されているため、取換え等も容易に行える。
【0077】
なお、この箱体24を、住宅内に配置することで、箱体24に充填された多孔質吸着材8bの種々の機能によって、住宅内環境を向上させることができる。例えば、竪穴部4から屋根裏空間3に連通する通路付近に箱体24を設けることで、湿度が高い場合、多孔質吸着材8bが住宅内の除湿を行い、結露、カビ等を効果的に防止できる。
【0078】
以上、本実施の形態に係る住宅内換気システムの好ましい態様を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、二階建て住宅に適用した場合を説明したが、本発明に係る住宅内換気システムは、二階建て以上(例えば、三階建て、四階建て)の建物にも適用することができる。
【0079】
【発明の効果】
本発明に係る住宅内換気システムでは、外気は、住宅内に導入されて、外気浄化部を通過した後に、一階居室内等に供給される。この外気浄化部には、多孔質吸着材が充填されており、外気に含まれる有害物質等がこの多孔質吸着材に吸着されるので、大気汚染物質(有害物質)が除去された後の外気が、住宅内空間に導かれ、住宅内環境の維持・浄化を図ることができる。
【0080】
また、外気を一階床下空間内に導入して、外気浄化部で覆われた給気口を通過させ、浄化された空気として一階居室に供給するように構成すると、簡易な構成で、外気浄化部の取り付けを容易に行うことができる。
【0081】
一方、外気を、外気浄化部に直接導入した後、浄化された空気として、一階居室に直接供給できるように配管接続すると、空気が一階床下空間内で新たに汚染されることを防止できる。そのため、住宅内環境の維持・浄化を効果的に図ることができる。
【0082】
この際、一階床下空間又は屋根裏空間に送気手段を設けると、不純物や大気汚染物質(有害物質)が除去された後の空気が、住宅内空間に確実に供給されることになる。これにより、自然対流を利用した場合と比べて、住宅内環境の維持・浄化が、効率的に行われることになる。また、夏季には一階床下空間で冷やされた外気を住宅内空間に供給できるので、住宅内の冷房の補助とすることができる。
【0083】
さらに、適宜加熱手段を設けると、外気を暖めることができる。暖められた外気は膨張し、軽くなって上昇気流を発生する。これにより、空気の通流を円滑にでき、住宅内の換気を効率的に行うことができる。また、冬季には、住宅内の暖房の補助とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る住宅内換気システムを備えた住宅の概略構成図である。
【図2】外気浄化部の概略斜視図である。
【図3】外気浄化部の床根太への取付例である。
【図4】第2の実施の形態に係る住宅内換気システムを備えた住宅の概略構成図である。
【図5】外気浄化部の変形例を示す断面図である。
【図6】箱体の斜視図である。
【符号の説明】
1 住宅
2 一階床下空間
3 屋根裏空間
4 竪穴部
5 一階居室
6 二階居室
7 間仕切り
8,20,23 外気浄化部
10 外気導入口
11 放出口
12,14 給気口
13,15 排気口
21,22,25 配管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a residential ventilation system, and more particularly to a residential ventilation system that achieves maintenance and purification of a residential environment by supplying purified air to the house.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the development of high airtightness of houses has led to the improvement of the cooling and heating efficiency, but also the problem of deterioration of the environment in the house due to insufficient ventilation.
Due to the deterioration of the residential environment, sick house syndrome, which develops mainly due to chemical substances contained in wallpaper, plywood adhesive, etc., has become a problem. Therefore, various methods using adsorption characteristics such as charcoal have been proposed in order to remove volatile chemical substances that are the causative substance of sick house syndrome (for example, Patent Document 1 or Patent Document 2).
[0003]
In Patent Document 1, for example, 1) a charcoal sheet is pasted on a wall, ceiling, or floor facing the outside air of a building, or 2) a charcoal layer is provided in the middle of a pipe of an air-conditioning facility that allows air in a house to flow, 3) A method of mixing a fine powder of charcoal into an interior material such as a vinyl cloth in a house, an adhesive, a paint, or the like is disclosed. Since charcoal sheets adsorb volatile chemical substances, volatilization and diffusion of volatile chemical substances in a house can be prevented.
[0004]
Further,
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-2000646 (see [0028] to [0029], [0035] to [0036], FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP 2001-248886 A (refer to [0016] to [0018], FIG. 1 and FIG. 6)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, these inventions have been made with the removal of volatile chemical substances generated in the house in mind, and the countermeasures against harmful substances entering from outside the house have not been perfect.
[0007]
In particular, due to the deterioration of the urban environment in recent years, the air contains various air pollutants (hazardous substances) such as sulfur dioxide, nitrogen oxides, carbon monoxide and suspended particulate matter. Is on the rise.
[0008]
Under such circumstances, opening a window and ventilating it is not preferable because it will draw harmful substances into the house, but it is not possible to close the window.
In the case of ordinary houses, the air in the house is replaced by natural convection phenomenon, so even if the window is closed, air containing air pollutants (toxic substances) gradually enters the house. Will be drawn into.
As a result, the deterioration of the residential environment has progressed, raising concerns that adversely affect the health of residents.
[0009]
Therefore, the present invention mainly removes air pollutants (hazardous substances) contained in the air taken into the house from outside in order to prevent the environment in the house from deteriorating and to maintain and purify the house environment. An object is to provide a residential ventilation system.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is configured to solve the above problems, and the invention according to claim 1Formed by solid foundationA first floor underfloor space, an outside air inlet provided in a side wall forming the first floor underfloor space, an attic space having a discharge port, and communicates with the attic space through the upper and lower floors on the first floor underfloor space. A first-floor room provided with a vent hole provided in the first-floor floor, an exhaust vent communicating with the vent hole, an air vent communicated with the pot hole, and an exhaust vent communicated with the attic space A room with two or more floors,An indoor air ventilation system comprising an outside air purification unit disposed in the first floor floor space, wherein the outside air purification unit includes the solid foundation, a side wall of the outside air purification unit rising from the solid foundation, and the outside air. A lid that covers the side wall of the purification unit, the solid foundation, a box disposed in the space surrounded by the side wall and the lid of the outside air purification unit, and the outside air that is filled and introduced into the box passes therethrough. A porous adsorbent, and connected to the air supply port of the first-floor room via a pipe, the box having an opening, and connected to the outside air inlet via a pipe. It is characterized by that.
[0011]
According to such a configuration, the outside air introduced into the house from the outside air introduction port passes through the outside air purification unit filled with the porous adsorbent, and then is supplied as purified air from the supply port to the first floor living room. Then, it is discharged from the discharge port to the pothole. In addition, the air exhausted into the pit is introduced into the room on the second floor or higher, and finally led to the attic space and exhausted outdoors. Since the porous adsorbent adsorbs harmful substances contained in the outside air, clean air is supplied into the living room. In addition, since the porous adsorbent has a function of adjusting humidity, it is possible to prevent the occurrence of condensation and mold in the living room. By arranging the outside air purification unit in the first floor underfloor space, it is possible to effectively utilize unnecessary space in the first floor underfloor space without getting wet with rainwater or the like.
In addition, the outside air purification unit is connected to a pipe that leads to an air supply port in the first-floor room, and the box filled with the porous adsorbent is connected to a pipe that leads to the outside air introduction port. Therefore, it can be supplied to the first-floor living room without being directly contacted with a member such as wood facing the first-floor space or the air in the first-floor space without being newly contaminated in the first-floor space. .
The “side wall forming the first floor underfloor space” refers to the rising part of the foundation or the foundation. Further, the “room on the second floor or higher” means a room that is not a room on the first floor, and includes rooms formed on the third and fourth floors. “Living room” refers to not only living spaces such as living rooms and bedrooms, but also all spaces in a house including entrances, corridors, stairs, washrooms, toilets, and storage boxes.
[0012]
The invention according to
[0013]
According to such a configuration, the outside air introduced into the first floor underfloor space from the outside air introduction port passes through the outside air purification unit filled with the porous adsorbent, and then is purified from the supply port to the first floor room. Supplied. Since the porous adsorbent adsorbs harmful substances contained in the outside air, clean air is reliably supplied into the room. Further, since the outside air purification unit may be disposed so as to cover the air supply port, it can be easily attached with a simple configuration.
[0014]
The invention according to claim 3The residential ventilation system according to
[0015]
According to such a configuration,Inside the outside air purification unitThe outside air heated by the heating means expands, becomes lighter, and rises in the house. Therefore, the generation of upward airflow in the house is promoted, and ventilation in the house is more effectively promoted. In addition, in winter, it helps to heat the house.
[0016]
The invention according to claim 4The residential ventilation system according to any one of claims 1 to 3, wherein the first-floor room or the second-floor room or more is partitioned by a partition, and the partitioned rooms are separated from each other by the partition. A communication hole is provided to communicate with each other.
[0017]
According to this structure, even if it is a living room of the position which is not adjacent to a pothole part, air can be discharged | emitted to a pothole part through another living room, or it can introduce | transduce from a pothole part.
[0018]
The invention described in claim 55. The residential ventilation system according to claim 1, wherein air supply means for forcibly introducing the outside air into the house is provided between the outside air inlet and the outside air purification unit. It was provided in the said piping.
[0019]
According to such a configuration,Outside air can be reliably introduced into the house. Therefore, compared with the case where natural convection is used, the interior of the house can be efficiently ventilated, and the environment in the house can be maintained and purified. In addition, since there is an air supply means in front of the outside air purification unit, it is easy to introduce outside air through the outside air flow passage.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of a residential ventilation system according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings as appropriate.
In the description of the embodiment, the same constituent elements are denoted by the same reference numerals, and redundant descriptions are omitted.
[0025]
[First Embodiment]
First, a residential ventilation system according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the drawings to be referred to, FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a house provided with a residential ventilation system according to the first embodiment.
[0026]
As shown in FIG. 1, a house (hereinafter referred to as “house”) 1 equipped with a ventilation system in a house has a first
[0027]
An
[0028]
The
The
[0029]
The first-
[0030]
Further, the first-floor room 5 (or second-floor room 6) can be partitioned by a
An undercut or the like of the door can be used for the
[0031]
FIG. 2 is a schematic perspective view of the outside air purification unit.
As shown in FIG. 2, the outside
[0032]
In the present embodiment, the outside
[0033]
FIG. 3 is an example of attachment of the outside air purification unit to the air supply port.
As shown in FIG. 3, the
[0034]
The
In this embodiment, it is recommended to use bamboo charcoal as the
[0035]
<Bamboo Charcoal>
Innumerable holes are formed in bamboo charcoal. These holes are honeycomb (honeycomb) shaped pipes, all leading to the outside. The diameters of the honeycomb-shaped pipes vary in size, and specifically, the honeycomb-shaped pipes exist in a state where a unit of 1 / 1,000,000 mm to a unit of 1/1000 mm is mixed.
[0036]
Therefore, bamboo charcoal has a specific surface area of 300m2The adsorption force is 50 to 60 g / m.2It is. Compared to Bincho charcoal, it is said that the specific surface area is twice and the adsorption power is 10 times, and the adsorption power of bamboo charcoal is very large.
[0037]
In addition, all the holes of bamboo charcoal are open to the outside world, so that not only air and water but also nutrients can be taken into the hole from the outside, creating an environment where microorganisms can easily grow inside the hole. Has been. In fact, it is known that various fungi are segregating, such as filamentous fungi in large pores, actinomycetes in small pores, and bacteria in finer gaps. ing.
[0038]
When bamboo charcoal having such characteristics is used as the porous adsorbent 7b, the following actions and effects can be obtained.
[0039]
(Removal of harmful substances)
Microorganisms are formed on the surface of the bamboo charcoal pores to form a microbial membrane, so that moisture contained in the outer periphery of the bamboo charcoal and inside the pores and impurities contained in the outside air are adsorbed and decomposed by the microbial membrane. The Here, the impurities refer to, for example, organic substances that cause odor, and harmful substances such as various harmful chemical substances and air pollutants.
[0040]
Therefore, air from which harmful substances have been removed is supplied into the house, and the environment in the house can be maintained and improved. In particular, bamboo charcoal easily adsorbs ammonia (odor components) and also absorbs the smell of pets and cigarette smoke, etc., so it is placed in the
[0041]
(Humidity adjustment function)
Bamboo charcoal has a honeycomb structure, so when the humidity is high, such as during the rainy season, moisture in the air is absorbed into the honeycomb structure, and conversely, when the humidity is low, such as in winter, Release absorbed moisture.
[0042]
Therefore, when bamboo charcoal is arranged in the underfloor space, the bamboo charcoal exhibits an excellent humidity control function, can control the humidity under the floor, and can prevent the occurrence of condensation and mold. Therefore, in the case of a wooden house, durability can be improved, maintenance costs can be greatly reduced, and termites caused by condensation or mold under the floor can be effectively prevented.
Furthermore, bamboo charcoal is preferable to drugs conventionally used to prevent the occurrence of mold and termites because bamboo charcoal has no toxicity to the human body, can be supplied at low cost, and the effect lasts semipermanently.
[0043]
In addition, when we actually laid bamboo charcoal and measured the humidity change under the floor, the humidity under the floor was about 5% in summer and about 10% lower in winter, and more than 95% even in the rainy season when the humidity is highest. Did not reach. Furthermore, generation of fungus under the floor was not confirmed.
[0044]
(durability)
Since the adsorption performance of bamboo charcoal is chemical adsorption by microorganisms growing in the pores, it is not affected over time. On the other hand, the adsorption performance of activated carbon is due to physical adsorption due to the size of the surface area, and the adsorption performance is lost over time. Therefore, activation processing is necessary and takes time.
[0045]
Therefore, bamboo charcoal is inferior to activated carbon in terms of adsorption power (800 m per gram in the case of activated carbon).2However, since activation treatment is not required unlike activated carbon, it can be used semipermanently.
[0046]
(Prevention of electromagnetic waves)
Since bamboo charcoal is almost entirely composed of carbon, it has excellent conductivity and power storage. Therefore, it absorbs electromagnetic waves in the same way as the principle of preventing lightning with a lightning rod. Therefore, it becomes possible to mitigate the influence on the human body caused by the electromagnetic waves in the house, which has been a problem in recent years.
[0047]
(Cost performance)
In addition, since bamboo charcoal has a large specific surface area, the amount used is only half that of using charcoal (charcoal is 50 kg per tsubo) and is economical.
[0048]
(Other effects)
In addition to these characteristics, bamboo charcoal is known to have a function of supplying minerals such as silicic acid and potassium, a far-infrared effect, and a healing effect.
[0049]
Bamboo charcoal having the functions and effects described above is suitable as the
[0050]
<Charcoal>
Charcoal also has properties similar to bamboo charcoal.
Various kinds of wood used as raw materials for charcoal can be used, from hardwoods such as Ubamegashi, oak, oak, kunugi and chestnuts to conifers such as larch, cedar and cypress. is there.
As the carbonization method, various conventionally known methods can be applied, and the progress of carbonization is also low temperature carbonized charcoal obtained by carbonizing at 400 to 500 degrees, medium temperature charcoal charcoal obtained by carbonizing at 600 to 700 degrees, Any thing such as high-temperature carbonized charcoal obtained by carbonizing at around 1000 degrees can be used.
[0051]
<Activated carbon>
Activated carbon also has properties similar to bamboo charcoal.
Activated carbon is a carbon with fine pores made by reacting with a gas or a chemical at a high temperature using a carbon material such as coal or coconut shell as a raw material.
For example, in the case of powdered activated carbon, sawdust, hard wood chip, charcoal (primary ash), grass charcoal (peat), etc. In the case of granular activated carbon, charcoal, coconut shell charcoal, coal (sub-ash, lignite, bituminous coal, anthracite, etc. In the case of fibrous activated carbon from oil carbon, phenol resin, etc., it can be produced from rayon, acrylonitrile, coal pitch, petroleum pitch, phenol resin, and the like.
[0052]
Hereinafter, a series of air flows in the residential ventilation system in the present embodiment will be described with reference to the drawings.
[0053]
In general, when air is warmed, it expands and rises naturally (natural convection phenomenon). Therefore, the outside air led into the first floor
[0054]
First, the outside air that has passed through the
[0055]
Since the outside
Then, the air after impurities and the like are removed by adsorption from the outside air is supplied from the outside
[0056]
The air supplied to the first-
[0057]
In the
[0058]
And the air supplied to the second-
Thus, ventilation of the house 1 is performed by the flow of the purified air, and the maintenance and purification of the environment in the house can be achieved.
[0059]
In addition, the following structures can also be added to the house 1 provided with the house ventilation system which concerns on this Embodiment.
[0060]
For example, the
[0061]
The position where the
[0062]
In the configuration in which the
[0063]
For example, the
Further, in the winter season, the outside air heated by the
[0064]
[Second Embodiment]
Next, a residential ventilation system according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the drawings to be referred to, FIG. 4 is a schematic configuration diagram of a house provided with the in-house ventilation system according to the second embodiment.
[0065]
As shown in FIG. 4, a house (hereinafter referred to as “house”) 1 ′ equipped with a ventilation system in a house has a first floor
[0066]
An outside
[0067]
A material other than wood is used for the
[0068]
A
[0069]
The
[0070]
Therefore, the outside air does not directly touch the members such as wood facing the first floor
As described above, the ventilation of the house 1 ′ is performed by the flow of the purified air, and the environment in the house can be maintained and purified.
[0071]
If the
[0072]
Further, the
[0073]
Furthermore, if the outside
[0074]
As described above, the residential environment purification system according to the second embodiment has been described. However, the outside
FIG. 5 is a modified example of the outside air purification unit, and FIG. 6 is a perspective view of the box.
As shown in FIG. 5, the outside
[0075]
The
[0076]
Therefore, the air does not directly contact a member such as wood facing the first floor
[0077]
In addition, by arrange | positioning this
[0078]
As mentioned above, although the preferable aspect of the ventilation system in a house which concerns on this Embodiment was demonstrated, this invention is not limited to this. For example, in the present embodiment, the case where the present invention is applied to a two-story house has been described. However, the residential ventilation system according to the present invention is also applied to a building having two or more stories (for example, three stories, four stories). be able to.
[0079]
【The invention's effect】
In the residential ventilation system according to the present invention, outside air is introduced into the house, passes through the outside air purification unit, and then supplied to the first floor room. The outside air purifying section is filled with a porous adsorbent, and harmful substances contained in the outside air are adsorbed on the porous adsorbent, so that the outside air after the air pollutant (hazardous substance) is removed. However, it is guided to the space in the house and can maintain and purify the environment in the house.
[0080]
In addition, when outside air is introduced into the first floor underfloor space, passed through the air supply port covered with the outside air purification unit, and supplied to the first floor room as purified air, the outside air can be simply configured. The purification part can be easily attached.
[0081]
On the other hand, after the outside air is directly introduced into the outside air purifying section, it is possible to prevent the air from being newly contaminated in the space under the first floor by connecting the pipe so that the purified air can be directly supplied to the first floor room. . Therefore, it is possible to effectively maintain and purify the residential environment.
[0082]
At this time, if an air supply means is provided in the first floor underfloor space or the attic space, the air after impurities and air pollutants (hazardous substances) are removed is reliably supplied to the space in the house. Thereby, compared with the case where natural convection is used, the maintenance and purification of the residential environment is performed more efficiently. Moreover, since the outside air cooled in the space under the first floor can be supplied to the space in the house in the summer, it can be used to assist the cooling in the house.
[0083]
Furthermore, when an appropriate heating means is provided, the outside air can be warmed. The warmed outside air expands and lightens to generate an updraft. Thereby, the flow of air can be made smooth and ventilation in a house can be performed efficiently. In winter, it can be used to assist heating in the house.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a house provided with an in-house ventilation system according to a first embodiment.
FIG. 2 is a schematic perspective view of an outside air purification unit.
FIG. 3 is an example of attaching an outside air purification unit to a floor joist.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram of a house provided with a residential ventilation system according to a second embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a modification of the outside air purification unit.
FIG. 6 is a perspective view of a box.
[Explanation of symbols]
1 Housing
2 Floor space under the first floor
3 Attic space
4 potholes
5 Room on the first floor
6 Second floor room
7 partitions
8, 20, 23 Outside air purification section
10 Outside air inlet
11 Release port
12,14 Air inlet
13,15 Exhaust port
21, 22, 25 piping
Claims (5)
前記一階床下空間を形成する側壁に設けられる外気導入口と、
放出口を備えた屋根裏空間と、
前記一階床下空間上で上下階を貫通して前記屋根裏空間に連通する竪穴部と、
一階床に設けられる給気口と、前記竪穴部に連通する排気口を備える一階居室と、
前記竪穴部に連通する給気口と、前記屋根裏空間に連通する排気口を備える二階以上居室と、
前記一階床下空間に配置された外気浄化部と、
を備える住宅内換気システムであって、
前記外気浄化部は、
前記べた基礎と、
このベタ基礎から立ち上がる前記外気浄化部の側壁と、
前記外気浄化部の側壁を覆う蓋と、
前記べた基礎と、前記外気浄化部の側壁及び前記蓋で囲まれた空間に配置された箱体と、
この箱体に充填され、導入される外気を通過させる多孔質吸着材と、を有し、前記一階居室の前記給気口と配管を介して接続されており、
前記箱体は、開口部を備え、前記外気導入口と配管を介して接続される
ことを特徴とする住宅内換気システム。 The first floor floor space formed by a solid foundation ,
An outside air inlet provided in a side wall forming the first floor underfloor space;
An attic space with an outlet,
A pothole that penetrates the upper and lower floors and communicates with the attic space on the first floor under floor space;
A first-floor room equipped with an air supply opening provided on the first-floor floor and an exhaust opening communicating with the pothole portion;
A room on the second floor or more provided with an air supply port communicating with the pothole portion and an exhaust port communicating with the attic space,
An outside air purification unit disposed in the first floor floor space;
A residential ventilation system comprising:
The outside air purification unit
The solid foundation;
The side wall of the outside air purification unit rising from this solid foundation,
A lid covering the side wall of the outside air purification unit;
A box disposed in a space surrounded by the solid foundation, a side wall of the outside air purification unit and the lid;
A porous adsorbent filled with the box and allowing the outside air to be introduced to pass therethrough, and connected to the air supply port of the first-floor room via a pipe;
The box includes an opening and is connected to the outside air inlet through a pipe.
A residential ventilation system characterized by that.
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