JP3974442B2 - 殺菌装置、及び、殺菌方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、殺菌装置、及び、殺菌方法に関し、特に、菌数をより短時間で激減させる殺菌装置、及び、殺菌方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器には、多様に菌が付着している。殺菌、滅菌が必要とされる器具として、点滴用容器、薬瓶、純水封入容器のような内部で菌が繁殖してはならない容器、メスのように外部に菌が付着していてはならない医療用器具、フラスコのように内外部に菌が存在してはならない実験用器具が知られている。政府要人に宛てられた郵便封筒の表面に極度に有害である毒素を放出する細菌を付着させる犯罪に対処することは、国際的テロに対抗するために緊要の課題になっている。このような器具の内面を含む表面に存在する菌、又は、日常的物品に付着している菌、カビの付着数は、確実に且つ激減的に減少させられることが重要である。
【0003】
そのような殺菌の処理を行う技術として、図9に示されるような殺菌装置が知られている。真空容器101の中に配置されるターンテーブル102に処理ターゲット103が載置され、処理用ガス104が真空容器101に導入され、更に、導波管105を介してμ波106が導入され、処理完了後に処理用ガス104は排気管107から廃棄処分される。μ波が導入される真空容器101の中で発生するプラズマにより生成される励起種のOHラジカルは、処理ターゲット103の表面に付着している菌に対して有効な殺菌効果を有している。このような殺菌効果は、化学的効果である。殺菌処理技術として、図10に示されるような殺菌装置が更に知られている。真空容器108の中に配置される電極109に処理ターゲット110が載置され、処理用ガス111が真空容器108に導入され、更に、高周波電源112の電力が電極113を介して真空容器108の中の処理用ガスに投入され、処理用ガス111は導入管114から導入され排気管115から廃棄処分される。真空容器108の中で発生するプラズマ116により生成される励起種のOHラジカルは、処理ターゲット110の表面に付着している菌に対して有効な殺菌効果を有している。
【0004】
公知のこのような殺菌装置は、殺菌効果が高い励起種の生成のために処理用ガス104,111として高濃度過酸化水素を用いている。プラズマを生成して殺菌を効果的に行うためには、過酸化水素は30%以上に濃縮されている。発ガン性を有していると考えられている過酸化水素は、その濃度が高い場合にその処理が必要である。公知装置が殺菌のために利用している放電プラズマの中のOHラジカルは、化学的作用による殺菌効果を有しているが、化学的作用状態ではラジカル量が少なく、且つ、拡散によりそのラジカルが分散して殺菌効率が悪い。菌数の4桁〜6桁以上の激減が要求される既述の分野では、その殺菌のための処理時間として50〜90分の程度の時間が必要である。公知装置では、電極102又はμ波モードで定められるプラズマの形状は、処理ターゲット103,110の形状に対して不適合である場合が多く、殺菌処理にムラが生じて不均一になる問題点が更に存在している。公知の殺菌装置は、放電域から殺菌対象に飛来するラジカルの飛来量が不均一であり、処理室のサイズがラジカルの寿命で制限されて、その大容量化が困難であり、処理時間が長くなるという問題点を合わせ持っている。
【0005】
拡散性が高いプラズマの化学的効果のみによらずにプラズマが持つ粒子の物理的エネルギーを利用することにより、殺菌効果をより高くすることが求められる。更に、殺菌処理の一様性をより高くすることが望まれる。更に、4桁以上更に望ましくは6桁以上で確実に細胞数を減少させることが求められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、拡散性が高いプラズマの化学的効果のみによらずにプラズマが持つ粒子の物理的エネルギーを利用することにより、殺菌効果をより高くする技術を確立することができる殺菌装置、及び、殺菌方法を提供することにある。本発明の他の課題は、更に、殺菌処理の一様性をより高くすることができる殺菌装置、及び、殺菌方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、細胞又は細胞壁の生物学的属性に基づいて殺菌効果をより高くすることができる殺菌装置、及び、殺菌方法を提供することにある。本発明の更に他の課題は、更に、4桁以上で確実に細胞数を減少させることができる殺菌装置、及び、殺菌方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
その課題を解決するための手段が、下記のように表現される。その表現中に現れる技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現されている技術的事項に付せられている参照番号、参照記号等に一致している。このような参照番号、参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このような対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しない。
【0008】
本発明による殺菌装置は、内部にプラズマ(P)が生成される容器(1)と、容器(1)の中に配置され殺菌処理対象(T)を容器(1)の中で支持する支持器具(6)と、殺菌処理対象(T)に対して電子とイオンを逆方向に加速する電気的加速器(6)と、殺菌処理対象(T)の周辺領域にプラズマ(P)を生成する交流電極(6)とから形成されている。電気的加速器(6)は、電子とイオンを逆方向に間欠的に加速する。直流電極と交流電極の併用により、電子又はイオンは、加速されて殺菌処理対象の細胞に打ち込まれ、ラジカルは電極の正負に係わらず熱運動的に細胞又は細胞の表層に打ち込まれる。直流電極の周囲の近傍にプラズマシースが生成され、直流電極に対するクーロン力による電子又はイオンの加速が生じるので、殺菌効果が格段に優れている。細胞又は細胞壁は、プラズマが生成するラジカルに弱く、ラジカルの化学的作用は運動エネルギーの大小に依存せずに細胞の生物学的機能を破壊し、細胞周辺で電気的に加速されるイオン(電子を含む)の細胞壁に対する打ち込みの運動エネルギーは力学的に細胞壁を破壊する。結果的に過酸化水素の使用を回避することができるが、過酸化水素の利用は有効であり、その使用により、ラジカルの増加とラジカル数を均一化することができることは重要である。過酸化水素は、本発明使用するガスとして選択されることには、殺菌効率を一層に向上させることができる点で積極的に有意義である。
【0009】
その打ち込みを有効化するためには、1殺菌プロセス中で直流電圧の正負を逆転することは効果的である。
【0010】
電気的加速器は、直流電圧が印加される直流電極(6)を有し、その直流電極(6)と交流電極(6)とは共用されている。殺菌処理対象が電気伝導体であれば、殺菌処理対象自体(T)が直流電極になり且つ交流電極になって、プラズマ(P)が殺菌処理対象(T)の表面近傍を覆うので、特に、殺菌効果が高い。
【0011】
プラズマを形成する物質は水を含む。水はプラズマ化して、OHラジカルを生成する。水がプラズマ化しプラズマ化したガスが再び結合して過酸化水素が形成され得るが、プラズマ(P)は、直流電極(6)の周囲で密度が高く、生成される過酸化水素の生成量は少ない。プラズマを形成する物質が更に酸素を含む場合は、更に殺菌力が強くなる。水を用いるために、水タンク(15)と、水から水蒸気を生成するヒータ(16)とが追加される。水タンク(15)の中の水がヒータ(16)により加熱されて生じる水蒸気が容器(1)の中に導入される。容器の中には過酸化水素が外部から導入されないことが後処理を簡略化することができる点で重要であるが、公知装置と同様に過酸化水素を用いることは禁止されない。
【0012】
直流電極(6)は殺菌処理対象(T)を支持する支持面(29)を有し、支持面(29)は凹凸面に形成され、殺菌処理対象(T)は多点的に支持される。多点支持のためには、直流電極(6)がメッシュ状であることも好ましい。
【0013】
殺菌処理対象(T)を覆うメッシュ電極(28)の追加が好ましい。メッシュ電極(28)は直流電極(6)に電気的に接続している。メッシュ電極(28)の追加は、殺菌処理対象(T)が誘電体又は不導体である場合に特に有効である。
【0014】
直流電極(6)が殺菌処理対象(T)の表面を覆う内面を有していることは、殺菌処理対象が複雑な形状面を有している場合に好都合である。
【0015】
交流電極に対する交流電圧の印加は、直流電極に対する直流電圧の印加に時間的に先行している。この先行は、初期のみでなく繰り返される直流電圧の印加の全てに先行していることが好ましい。
【0016】
本発明による殺菌方法は、複数ステップ:真空容器内で殺菌処理対象の周囲に静電場に起因するプラズマを形成するステップと、殺菌処理対象の周囲に高周波電場に起因するプラズマを形成するステップとから構成され、プラズマの中のラジカルは殺菌処理対象に向けて拡散的に打ち込まれ、プラズマの中のイオンはクーロン力で殺菌処理対象に向けて加速され、又は、複数ステップ:真空容器内で殺菌処理対象の周囲に静電場に起因するプラズマを形成するステップと、殺菌処理対象の周囲に高周波電場に起因するプラズマを形成するステップとから構成され、プラズマの中のラジカルは殺菌処理対象に向けてクーロン力で加速され、プラズマの中の電子はクーロン力で殺菌処理対象から弾かれる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図に対応して、本発明による殺菌装置の実施の形態は、プラズマ生成のために真空容器とプラズマ発生器が用いられる。その真空容器1とともに、図1に示されるように、プラズマ発生器2が配置されている。プラズマ発生器2は、拡散が抑制されるプラズマを生成する非拡散的プラズマ生成器3と、そのプラズマの非拡散領域でプラズマの生成を補助して、そのプラズマの励起種・ラジカルの量を増大させる補助的プラズマ生成器4とから構成されている。補助的プラズマ生成器4は、公知装置のプラズマ生成器と物理作用的に同じであり、高周波電源が用いられる。
【0018】
非拡散的プラズマ生成器3は、直流パルス電源5と殺菌処理対象Tに電気的に接合して処理対象Tを載置して処理対象そのものを電極化する処理対象接合電極6とから形成されている。処理対象接合電極6は、真空容器1の中に配置され、真空容器1の壁に装着されている電流導入端子7を介して真空容器1の外側に配置されている直流パルス電源5に接続している。補助的プラズマ生成器4は、第1高周波電源(RF)10と電極6とから形成されている。非拡散的プラズマ生成器3の電極6は補助的プラズマ生成器4の電極6として共用され、非拡散的プラズマ生成器3の電極は補助的プラズマ生成器4の電極に恒等的に同じである。真空容器1は、接地されている。第1高周波電源10は、電流導入端子7を介して処理対象接合電極6に接続している。
【0019】
真空容器1には、ガス導入口8とガス排出口9とが設けられている。ガス導入口8とガス排出口9とには、それぞれに、細菌付着塵埃粒子を真空容器1の中に侵入させないフィルタ(図示されず)が介設されることが望ましい。ガス導入口8から、第1ガス11と第2ガス12とが導入される。第1ガス11は、水蒸気と酸素と窒素の混合ガスであることが好ましいが、それらは単独で用いられ、又は、空気が用いられ得る。窒素。第1ボンベ13の中には空気が封入されている。その空気は、バルブと減圧弁(図示されず)を介して、水蒸気発生器14の水15の中に放出される。水15は、水蒸気発生器14に付随するヒータ16により暖められて、混合ガス供給管17を介して、ガス11とともに真空容器1の中に導入される。第2ボンベ18の中に、第2ガス12が封入されている。第2ガス12として、希ガスが好適に用いられる。
【0020】
更に、真空容器1の中で全体的に(広域的に)プラズマを生成するための広域的プラズマ生成器19が設けられている。広域的プラズマ生成器19は、第2高周波電源(RF)21と広域プラズマ生成電極22とから形成されている。広域プラズマ生成電極22は、真空容器1の中に配置され、真空容器1の壁に装着されている電流導入端子23を介して真空容器1の外側に配置されている第2高周波電源21に接続している。
【0021】
図2(a),(b)は、直流パルス電源5と第1高周波電源10の好ましい電力波形を示している。図2(b)に示されるように、直流パルス電源5は、直流負電圧がVでありそのパルス幅がt1である直流パルス24を周期(充電時間)t2で生成する。第1高周波電源10は、交流パルス25を周期的に又は連続的に生成する。交流パルス25のrf条件として、周波数がfに設定され、ピーク電圧がKに設定され、パルス幅がt3に設定されている。直流パルス24は、交流パルス25の立ち上がり時刻よりΔtの時間遅れで立ち上がる。このような負電圧パルス条件とrf条件を構成するパラメータを調整して、イオン注入エネルギー分布、エネルギーピーク、プラズマ密度を調整することにより、規定殺菌率を得るまでの殺菌時間を制御することができる。周期t2のパルスの繰り返し数により定められるduty比を調整することにより、単位時間に殺菌処理対象Tに入射されるイオンフラックスである殺菌処理速度を更に有効に制御することができる。直流パルス24の負電圧に代えられて正電圧が用いられることにより、概ね同等の殺菌効果が得られる。このようなパラメータの大きさは、直流パルス24のパルス幅t1に影響を与える殺菌処理対象T(この場合は絶縁体)の表面上の電荷移動速度、殺菌処理対象Tとプラズマ中の粒子との衝突に起因する電荷解消速度が考慮されて定められる。
【0022】
直流パルス24の幅はμs〜msのオーダーであり、その電圧は最大で数十kV程度であることが好ましい。但し、その電流のピーク値は、回路構成要素の設定値以下になるように調整される。直流パルス24の繰り返し幅t2は、数百pps〜数千ppsの程度であることが好ましい。
【0023】
真空容器1の中に水と酸素と窒素と希ガスとが導入され、直流パルス電源5と第1高周波電源10とから処理対象接合電極6に直流パルス電力24と交流電力25が既述の印加条件で投入される。殺菌処理対象Tの材質として、図3に示されるように、電気導体が例示されている。その印加条件の適正な設定と、不均一放電とアーク発生がなく高電圧が維持されるガス圧の設定とにより、殺菌処理対象Tの周辺領域又はその周辺近傍に、プラズマPが均一に発生する。
【0024】
直流パルス24に時間的に先行して、交流パルス25が処理対象接合電極6に印加される。処理対象接合電極6と処理対象接合電極6に電気的に接合する導体の殺菌処理対象Tの周辺にプラズマが生成される。交流パルス25の印加に時間的にΔtの時間遅れで処理対象接合電極6に直流パルス24が印加される。殺菌処理対象Tの周辺のプラズマPの正イオンと電子とは、静電気力を受ける。電子は殺菌処理対象Tの表面又はその表面近傍から強力に反発されて殺菌処理対象Tから遠ざかり、正イオンが殺菌処理対象Tに吸引されて殺菌処理対象Tの周囲に残存することに起因するイオンシースにより、イオン化した正イオンは殺菌処理対象Tに向かって強力に加速される。このように加速される正イオンは、殺菌処理対象Tの表面に存在する微生物細胞に損傷を与える。このような損傷は、物理的エネルギーである運動エネルギーを持つイオンが細胞中に又は細胞壁に打ち込まれることに起因している。処理対象接合電極6が正に帯電する場合は、電子が細胞中に又は細胞壁に打ち込まれる。このように微生物は、物理的効果により死滅する。
【0025】
周期t2の直流パルス24の間では、そのイオンシースが解消され、アフターグローによりプラズマPの中で活性化された励起種であり殺菌処理対象Tの近傍に存在しているラジカルは、高効率に殺菌処理対象Tの表面に到達して微生物を死滅させる。このような死滅は、公知装置の作用と同じである化学的効果に基づいている。このように、本発明によれば、物理的効果と化学的効果の複合効果により、細胞存在数を6桁のオーダーで減少させることができる。
【0026】
そのようなラジカルは、水蒸気又は過酸化水素蒸気に起因するOHラジカルと、酸素に起因する酸素ラジカルと、オゾンとである。水、過酸化水素をラジカルの生成原因物質として利用することにより、確実な殺菌効果が期待され得る。水と無害なガスによる処理が可能な場合には、化学的プロセスを格段に安全にすることができ、且つ、有害な過酸化水素の存在に頼らずに水又は少量の過酸化水素混合気体の分解により生じるOHラジカルによる化学的殺菌効果を確実に利用することができる。
【0027】
直流パルス24は、これ自体の自己放電により、殺菌処理対象Tの表面の近傍領域にプラズマを生成する電気的能力を有している。交流パルス25は、直流パルス24により生成されるプラズマに励起エネルギーを更に増大させて、励起種・ラジカルの量を補助的に、且つ、広域的に増大させる。プラズマの存在下でそのプラズマを生成させる電極と同じ電極に印加される直流パルス24の自己放電により形成されるプラズマシースは、殺菌処理対象Tの表面形状に対応する形状を有していて、多様に異なる形状(例示:凹凸面形状)の殺菌処理対象Tの表層に正イオン又は電子を均一に打ち込む電気的加速場を形成する。加速電場のこのような均一化は、殺菌処理対象Tの表面の全体の均等な殺菌性能を与えている。広域プラズマ生成電極22の追加は、更に広域的に生成するプラズマの励起種を増大させ、広域的に拡散するラジカルがより多量に殺菌処理対象Tに打ち込まれ、殺菌効率を高め設定される死滅率が得られるまでの処理時間を短縮することができる。
【0028】
広域プラズマ生成電極22は、光源に置換され得る。その光源は、赤外線から紫外線まで多様な波長の光を放射することが好ましい。
【0029】
図4は、本発明による殺菌装置の実施の他の形態を示している。実施の本形態の処理対象接合電極6は、実施の既述の形態の載置式から吊下げ式に代えられている。処理対象接合電極6には、吊り電極部位26が処理対象接合電極6に追加されている。吊り電極部位26は、挟み式、吸着式に代えられ得る。殺菌処理対象Tは、吊り電極部位26により吊り下げられ、挟み持ちされ、又は、吸着される。吊下位置、挟持ち位置、又は、吸着位置は、同じ殺菌処理対象Tに対して変更される。
【0030】
図5は、本発明による殺菌装置の実施の更に他の形態を示している。実施の本形態は、殺菌処理対象Tが導体でない不導体又は誘電体である場合に好適に適用される。殺菌処理対象Tを覆うように、処理対象接合電極6にメッシュ電極27が載置されている。メッシュ電極27は、処理対象接合電極6に電気的に接合して処理対象接合電極6に載置されている。メッシュ電極27に直流パルス24と交流パルス25とが既述の時差Δtを与えられ、又は、既述の時差を与えられた後に同時的に印加され、正電圧又は負電圧により電子又はイオンがメッシュ電極27を通して殺菌処理対象Tに打ち込まれる。
【0031】
図6は、本発明による殺菌装置の実施の更に他の形態を示している。処理対象接合電極6には、複数の殺菌処理対象Tが載置されている。殺菌処理対象Tの裏面側にプラズマPが回り込むことができるように、プラズマ発生器2の載置側面は、波状に、又は、格子状に形成され、殺菌処理対象Tは処理対象接合電極6に多点的に支持されている。このような波状電極に代えられて、図7に示されるように、メッシュ電極が同効的に用いられる。処理対象接合電極6が殺菌処理対象Tを支持する支持面29は、凹凸面、格子面に形成されている。
【0032】
図8は、本発明による殺菌装置の実施の更に他の形態を示している。殺菌処理対象Tとして、飲料水容器が例示されている。処理対象接合電極6は、殺菌処理対象Tの外面に沿う内面形状を有している。殺菌処理対象Tが誘電体であれば、プラズマ発生器2により殺菌処理対象Tの内面に発生する電界により、容器の内部に放電が形成される。その容器が不導体で外面処理されている場合には、処理対象接合電極6はメッシュ電極に代えられる。容器が導体であれば、容器そのものに高周波、直流電圧が印加される。
【0033】
1つの真空容器1の中に複数の直流電極を配置して、複数のプラズマシースを形成することにより、広域的に生成されるプラズマの励起エネルギーを利用しながら、複数の処理対象を効率的に処理することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明による殺菌装置、及び、殺菌方法は、化学的に且つ物理的に細胞を破壊することにより殺菌効果が確実に向上する。特には、4桁又は4桁以上の減数の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による殺菌装置の実施の形態を示す正面断面図である。
【図2】図2(a),(b)は、両電力波を示す波形図である。
【図3】図3は、プラズマ生成を示す正面断面図である。
【図4】図4は、本発明による殺菌装置の実施の他の形態を示す正面断面図である。
【図5】図5は、本発明による殺菌装置の実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図6】図6は、本発明による殺菌装置の実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図7】図7は、本発明による殺菌装置の実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図8】図8は、本発明による殺菌装置の実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図9】図9は、公知装置を示す正面断面図である。
【図10】図10は、他の公知装置を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1…容器
6…支持器具(又は、直流電極、交流電極、加速器)
15…水タンク
16…ヒータ
29…支持面
28…メッシュ電極
T…殺菌処理対象
P…プラズマ
Claims (17)
- 内部にプラズマが生成される容器と、
前記容器の中に配置され殺菌処理対象を前記容器の中で支持する支持器具と、
前記殺菌処理対象に対して電子とイオンを逆方向に加速する電気的加速器と、
前記殺菌処理対象の周辺領域に前記プラズマを生成する交流電極とを具え、
前記電気的加速器は前記電子と前記イオンを逆方向に間欠的に加速する直流電圧が印加される直流電極を備え、
前記直流電圧は1殺菌プロセス中でそれの正負が逆転される殺菌装置。 - 前記直流電極と前記交流電極とは共用されている請求項1の殺菌装置。
- 内部にプラズマが生成される容器と、
前記容器の中に配置され殺菌処理対象を前記容器の中で支持する支持器具と、
前記殺菌処理対象に対して電子とイオンを逆方向に加速する電気的加速器と、
前記殺菌処理対象の周辺領域に前記プラズマを生成する交流電極とを具え、
前記電気的加速器は前記電子と前記イオンを逆方向に間欠的に加速する直流電圧が印加される直流電極を備え、
前記殺菌処理対象を覆うメッシュ電極を更に具え、
前記メッシュ電極は前記直流電極に電気的に接続している殺菌装置。 - 前記プラズマを形成する物質は水を含む請求項1又は2の殺菌装置。
- 前記プラズマを形成する物質は更に酸素を含む請求項4の殺菌装置。
- 水タンクと、
前記水から水蒸気を生成するヒータとを更に具え、
前記水タンクの中の水が前記ヒータに加熱されて生じる水蒸気が前記容器の中に導入される請求項4の殺菌装置。 - 前記容器の中には前記容器の外部から過酸化水素は導入されない請求項1〜6から選択される1請求項の殺菌装置。
- 前記直流電極は前記殺菌処理対象を支持する支持面を有し、前記支持面は凹凸面に形成されている請求項1〜3から選択される1請求項の殺菌装置。
- 前記殺菌処理対象を覆うメッシュ電極を更に具え、
前記メッシュ電極は前記直流電極に電気的に接続している請求項1又は2の殺菌装置。 - 前記直流電極はメッシュ状に形成されている請求項1又は2の殺菌装置。
- 前記直流電極は、前記殺菌処理対象を覆う請求項1又は2の殺菌装置。
- 前記交流電極に対する交流電圧の印加は、前記直流電極に対する直流電圧の印加に時間的に先行している請求項1〜3から選択される1請求項の殺菌装置。
- 下記複数ステップ:真空容器内で殺菌処理対象の周囲に静電場に起因するプラズマを形成するステップと、
前記殺菌処理対象の周囲に高周波電場に起因するプラズマを形成するステップとを具え、
前記プラズマの中のイオンは直流電極に印加される直流電圧によって前記殺菌処理対象に向けて拡散的に打ち込まれ、前記プラズマの中の電子は前記直流電極に印加される直流電圧によってクーロン力で前記殺菌処理対象に向けて加速され、
前記直流電圧は1殺菌プロセス中でそれの正負が逆転される殺菌方法。 - 下記複数ステップ:真空容器内で殺菌処理対象の周囲に静電場に起因するプラズマを形成するステップと、
前記殺菌処理対象の周囲に交流電極によって生成される高周波電場に起因するプラズマを形成するステップとを具え、
前記プラズマの中のイオンは直流電極に印加される直流電圧によって前記殺菌処理対象に向けて拡散的に打ち込まれ、前記プラズマの中の電子は前記直流電極に印加される直流電圧によって前記殺菌処理対象に向けてクーロン力で加速され、
前記殺菌処理対象はメッシュ電極に覆われ、
前記メッシュ電極は前記直流電極に電気的に接続している殺菌方法。 - 下記複数ステップ:真空容器内で殺菌処理対象の周囲に静電場に起因する プラズマを形成するステップと、
前記殺菌処理対象の周囲に高周波電場に起因するプラズマを形成するステップとを具え、
前記プラズマの中のイオンは直流電極に印加される直流電圧によって前記殺菌処理対象に向けてクーロン力で加速され、前記プラズマの中の電子は前記直流電極に印加される直流電圧によってクーロン力で前記殺菌処理対象から弾かれ、
前記直流電圧は1殺菌プロセス中でそれの正負が逆転される殺菌方法。 - 下記複数ステップ:真空容器内で殺菌処理対象の周囲に静電場に起因するプラズマを形成するステップと、
前記殺菌処理対象の周囲に交流電極によって生成される高周波電場に起因するプラズマを形成するステップとを具え、
前記プラズマの中のイオンは直流電極に印加される直流電圧によって前記殺菌処理対象に向けてクーロン力で加速され、前記プラズマの中の電子は前記直流電極に印加される直流電圧によってクーロン力で前記殺菌処理対象から弾かれ、
前記殺菌処理対象はメッシュ電極に覆われ、
前記メッシュ電極は前記直流電極に電気的に接続している殺菌方法。 - 前記プラズマを形成する物質は水を含み過酸化水素を含まない請求項13〜16から選択される1請求項の殺菌方法。
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