JP3973754B2 - Printing platen - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、サーマルヘッド(印字ヘッド)により印字媒体に印字を行なう際に使用する印字用プラテンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようなサーマルヘッドを使用して印字媒体に印字を行なう印字装置の印字用のプラテンとしては、例えば図13に示すようなローラタイプのプラテン100があり、このようなプラテン100の場合には、その外周面の軸線に沿うサーマルヘッド接触ラインLp に、サーマルヘッド101の発熱体のラインLsが一致するようにセットする必要があるので、面倒な合わせ込みの調整工程があった。
また、プラテンには、これらの調整工程を不要とした図14に示すような板状のプラテン200もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のローラタイプのプラテン100は、例えば包装設備機械等の装置におけるサーマルヘッドを含む印字ユニットとプラテンユニットのように、その両ユニットが装置に対して着脱が可能な取付構造体、つまり包装設備機械で使用される印字媒体の幅は印字装置の幅よりも大きいため、印字装置を印字ユニットとプラテンユニットに分けて、それぞれを包装設備機械側に設けてある支持部に組み込むような取り付けになっている場合には、その両ユニットをそれぞれ装置に装着した際に、図15に示すようにプラテンユニットのプラテン100のローラ径Dが小さいと、プラテン100の軸線に対して平行なサーマルヘッド接触ラインLp(仮想線で図示)に対して印字ユニットのサーマルヘッドの発熱体のラインLs(破線で図示)が傾いてセットされてしまうと、サーマルヘッドの発熱体とプラテン100との合わせ込み(接触)が不十分になりやすいということがあった。
しかも、合わせ込みの調整工程は、包装設備機械が設置されている工場等の中でしなければならないので、非常に不便であった。
【0004】
この場合、図16に示すプラテン100′のようにローラ径D′を大きくすれば、そのサーマルヘッドの発熱体のラインLsとプラテン100′のサーマルヘッド接触ラインLp との合わせ込みは改善されるが、そのローラ径の増大に伴って包装設備機械側が大きくなってしまうので、このようにするのはあまり好ましくなかった。
【0005】
また、後者の図14で説明したような板状のプラテン200の場合には、上述したようなプラテンとサーマルヘッドの発熱体のラインとの合わせ込みはプラテン200の接触面が平面であるため不要となり、印字媒体に対するサーマルヘッドの発熱体のラインの調整のみとなって取り扱い性が良好になるが、そのプラテン200に対するサーマルヘッドの発熱体101aによる押圧位置が常に同じ位置になるため、そのプラテン200上の常に押圧される部分が経時的に摩耗して同図に破線で示すようにへこんでしまい、それが印字に支障を来すようになるおそれがあった。
【0006】
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、プラテンが印字装置内に組み込まれた構造であっても、プラテンが印字装置外に組み付けられる構造であってもプラテンに対するサーマルヘッドの発熱体のラインの合わせ込みを不要とし、且つプラテンの特定の部分のみが摩耗するようなことがない印字用プラテンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、少なくとも2個のローラ又はコロの間にベルトを回動可能に張装し、そのベルト上の平面部分に印字媒体あるいは印字媒体とリボンがサーマルヘッドにより押圧されて印字が行なわれるようにした印字用プラテンであって、次の特徴を有するものを提供する。
上記少なくとも2個のローラ又はコロは、いずれもユニットケースに回転自在に保持されており、上記ベルトは、該ベルトに接触しながら搬送される印字媒体の搬送力により連れ回りで回動し、上記ローラ又はコロと共に上記ユニットケースに収納され、そのユニット状態で装着対象物のユニット装着部に対して着脱自在である。
【0008】
この印字用プラテンによれば、2個のローラ又はコロの間に張装されたベルトの平面部分に印字媒体あるいは印字媒体とリボンがサーマルヘッドにより押圧されて印字が行なわれるので、板状のプラテンの場合のようにプラテンに対するサーマルヘッドの発熱体のラインの合わせ込みを不要にすることができる。
また、そのベルトは回動するため、サーマルヘッドにより押圧される部分は、そのベルトの回動により常に変化するので、経時的にもベルトの同一の部分が摩耗してしまうようなことがない。
さらに、プラテンの交換をユニット状態で簡単に行なうことができる。そして、複数の上記ユニットを、印字媒体の面に沿って印字媒体の搬送方向に対して直交する方向に複数個を多連で配置した場合には、そのユニットの配設位置を簡単に変えることができる。
【0009】
そして、上記印字用プラテンにおいて、上記ベルトのサーマルヘッドに対応する部分の内面側に上記ベルトの撓みを抑制するベルト受け部材を設けるとよい。そうすれば、2個のローラ又はコロの間に張装されているベルトが、サーマルヘッドにより印字媒体あるいは印字媒体とリボンを介して押圧されても、そのベルトが撓むのを抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明による印字用プラテンであるベルトプラテンの一実施形態例を一部断面状態にして示す構成図、図2は同じくそのベルトプラテンがユニット状に形成されている様子を示す斜視図、図3は同じくそのベルトプラテンを装着した熱転写印字装置である包装プリンタの一例を示す概略構成図である。
【0012】
図3に示す熱転写印字装置である包装プリンタ(装着対象物)は、印字媒体である包装フィルム1を搬送する搬送ローラ対2(この熱転写印字装置内にあって駆動制御されてもよいし、その熱転写印字装置が取り付けられる外部の装置側にあって装置側に駆動制御されてもよいが、説明の便宜上、以下においては熱転写印字装置内にあって駆動制御されるものとする)により印字時の搬送方向となる図3で左方に搬送される包装フィルム1にベルトプラテン5のベルト56上で印字を行なうサーマルヘッド3と、搬送ローラ対2の搬送速度と同一の搬送速度でリボン4を搬送可能に矢示A方向に回転駆動されるリボン搬送ローラ6とを備えている。
【0013】
また、この包装プリンタは、接離ローラ7を図3に仮想線で示す位置に移動させることによって、矢示A方向に回転中のリボン搬送ローラ6にリボン4を圧接させてそのリボン4をリボン搬送ローラ6の搬送力により包装フィルム1の印字時の搬送方向に搬送させたり、そのリボン4のリボン搬送ローラ6に対する圧接を解除したりするリボン接離手段であるリボン接離機構10(詳しい説明は後述する)を備えている。
【0014】
さらに、この包装プリンタは、リボン接離機構10によりリボン4がリボン搬送ローラ6に圧接されたときにサーマルヘッド3を印字位置に移動させ、リボン4のリボン搬送ローラ6に対する圧接が解除されたとき(接離ローラ7が図3に実線で示した位置に移動したとき)にサーマルヘッド3を印字位置から上方の退避位置に移動させる印字部移動機構20(詳しい説明は後述する)も設けている。
【0015】
また、この包装プリンタは、包装フィルム1の搬送速度を搬送ローラ50の回転から検出する速度検出器9と、その速度検出器9から包装フィルム1の搬送速度に対応する信号を入力する制御装置30とを備えており、その制御装置30は包装フィルム1の搬送速度とリボン4の搬送速度とが同一になるような回転速度でリボン巻取モータ22を駆動制御して、リボン搬送ローラ6を矢示A方向に回転させる。
【0016】
すなわち、リボン巻取モータ22の回転軸22aにベルト駆動プーリ31を固定し、リボン搬送ローラ6の支持軸にはプーリ11を固定している。そして、そのベルト駆動プーリ31とプーリ11との間にタイミングベルト21を掛け渡し、そのタイミングベルト21をリボン巻取コア12に一体に固定された駆動力伝達チャック43に対して連結分離可能に設けられたリボン巻取プーリ27と、アイドルプーリ13にも掛け渡している。
【0017】
したがって、リボン巻取モータ22を回転させるとベルト駆動プーリ31が回転し、それによって回動するタイミングベルト21によりプーリ11とリボン巻取プーリ27とアイドルプーリ13とがそれぞれ回転し、リボン搬送ローラ6が矢示A方向に回転する。
【0018】
制御装置30は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを備えている。
この制御装置30は、速度検出器9から包装フィルム1の搬送速度に対応する信号を入力すると共に、この包装プリンタの各部に設けられている各種センサ類から所定のタイミングで出力される各種の信号をそれぞれ入力する。
【0019】
そして、この制御装置30は、搬送ローラ対2を駆動する駆動系(図示せず)と、リボン巻取モータ22と、リボン接離機構10に設けられている後述するソレノイド25とに、それらを駆動させる各種の信号をそれぞれ所定のタイミングで出力する。また、この包装プリンタに設けられているその他の各種負荷類についても、それらを駆動させるための信号をそれぞれ所定のタイミングで出力する。なお、リボン4はリボン供給コア8から繰り出され、それが複数のリボンガイドローラ33にガイドされながらリボン巻取コア12に巻き取られていく。
【0020】
さらに、この包装プリンタは、印字に使用された後のリボン4を巻き取るリボン巻取コア12に、リボン搬送ローラ6を駆動するリボン巻取モータ22の駆動力を駆動力伝達チャック43を介して伝達して回転させたり、その駆動力の伝達を断ったりする駆動力伝達機構40(詳しい説明は後述する)を設けている。
【0021】
そして、この包装プリンタは、リボン4がリボン接離機構10によりリボン搬送ローラ6に圧接されたときに駆動力伝達機構40をリボン巻取モータ22からの駆動力がリボン巻取コア12に伝達される位置にし、リボン4のリボン搬送ローラ6に対する圧接が解除されたときに駆動力伝達機構40を上記駆動力の伝達が断たれる位置にする駆動力接離機構60を設けている。
【0022】
リボン接離機構10は、接離ローラ7と、その接離ローラ7を一端側に回転自在に保持し、略中央部が軸14により揺動可能に支持された揺動アーム15と、その揺動アーム15の他端側に回動可能に取り付けられた中間アーム16と、その中間アーム16に取り付けられ、その中間アーム16の長手方向に沿って所定量だけ移動が可能な駆動アーム17と、支点軸18により揺動可能に支持されたクランクアーム19と、そのクランクアーム19の上端側にピンにより駆動アーム17の一端側の端部と共に回動可能に取り付けられたソレノイド連結アーム24と、そのソレノイド連結アーム24の図3で左方側の端部に回動可能にプランジャ部25aが取り付けられたソレノイド25とからなる。
【0023】
中間アーム16には、図4に示すように長手方向に間隔を置いて2個の長孔16a,16bを形成し、その長孔16aに段付きピン28を、長孔16bに段付きピン28よりも背の低い段付きピン29をそれぞれ嵌入させ、その段付きピン28と29を駆動アーム17に形成した孔にそれぞれ嵌入させて、その先端部をかしめることにより駆動アーム17にそれぞれ固定している。
【0024】
そして、中間アーム16の図4で右方の端部を折り曲げてスプリング受け16cを形成し、そのスプリング受け16cと段付きピン28との間にスプリング32を取り付け、フリー状態ではスプリング32の付勢力により段付きピン28が長孔16aの右端縁に、段付きピン29が長孔16bの右端縁にそれぞれ図4に示すように当接するようにしている。
したがって、中間アーム16を拘束した状態で駆動アーム17を図4で左方に移動させると、その駆動アーム17を移動させた分だけスプリング32が伸びる。
【0025】
図3に示したリボン接離機構10のソレノイド25は、本体部分がこの包装プリンタの固定部に固定されている。そして、そのソレノイド25をオン状態にすると、プランジャ部25aが図3で左方に移動することによってソレノイド連結アーム24が左方に移動する。それによって、クランクアーム19が支点軸18を中心にして同図で反時計回り方向に揺動する。
【0026】
すると、駆動アーム17が中間アーム16を図3で左方に押すため、揺動アーム15が軸14を支点として同図で時計回り方向に回動し、接離ローラ7がリボン搬送ローラ6にリボン4を介して圧接する。
その際、接離ローラ7がリボン搬送ローラ6にリボン4を介して当接した後も駆動アーム17は図3で左方に若干押されるため、その駆動アーム17の移動をスプリング32が伸びることによって吸収し、それによって接離ローラ7によりリボン4がリボン搬送ローラ6に、そのリボン4の搬送に適した所定の加圧力で圧接される。
【0027】
印字部移動機構20は、ソレノイド25とソレノイド連結アーム24と支点軸18とクランクアーム19の前述したリボン接離機構10を兼ねる各部品と、一端が支軸34により回動可能に支持されたヘッド押え板35と、そのヘッド押え板35を図3で上方へ付勢する押え板付勢バネ36と、ヘッド押え板35に連結部材41を介して取り付けられていて、そのヘッド押え板35の下方への移動を吸収するバネ吸収機構37と、そのバネ吸収機構37の部分を上下方向に移動可能に保持する保持部材38と、サーマルヘッド3を固定していて保持部材38により上下方向に移動可能に保持されたヘッドブラケット39とからなる。
【0028】
この印字部移動機構20は、ソレノイド25がオン状態になってリボン4がリボン搬送ローラ6に圧接されたときには、クランクアーム19が図3に示す位置から支点軸18を中心にして反時計回り方向に回動するため、ヘッド押え板35の同図で右端側が押え板付勢バネ36の付勢力に抗して押し下げられる。
【0029】
それによって、連結部材41が押し下げられるため、ヘッドブラケット39がバネ吸収機構37を介して押し下げられ、サーマルヘッド3がリボン4及び包装フィルム1を介してベルトプラテン5のベルト56上に押し付けられる。
そして、そのサーマルヘッド3の押し下げ時には、バネ吸収機構37が適度に圧縮されることによって連結部材41の下方への移動量を吸収するため、サーマルヘッド3がリボン4及び包装フィルム1を介してベルトプラテン5のベルト56上に印字に適した所定の加圧力で圧接する。
【0030】
駆動力伝達機構40は、ベルト駆動プーリ31と、タイミングベルト21と、リボン巻取プーリ27と、連結時にはそのリボン巻取プーリ27から回転力が伝達される駆動力伝達チャック43と、その駆動力伝達チャック43に図5に示すように一体に嵌入されて固定されたリボン巻取コア12と、軸47とからなる。
【0031】
また、駆動力接離機構60は、両端に形成された軸部44a,44b(図3参照)が揺動可能に支持されることにより図5の矢示B方向に揺動可能な揺動アーム45と、その揺動アーム45を揺動させる図3で矢示C方向及びその矢示Cと反対の方向にスライド可能なスライド板46と、印字部移動機構20も兼ねるソレノイド25及びソレノイド連結アーム24とからなる。
【0032】
そして、この駆動力接離機構60は、リボン4がリボン接離機構10によりリボン搬送ローラ6に圧接されたときに、駆動力伝達機構40をリボン巻取モータ22からの駆動力がリボン巻取コア12に、ベルト駆動プーリ31,タイミングベルト21,リボン巻取プーリ27及び駆動力伝達チャック43を介して伝達される位置にし、リボン4のリボン搬送ローラ6に対する圧接が解除されたときにその駆動力伝達機構40を上記駆動力の伝達が断たれる位置にする。
【0033】
スライド板46は、図3に示すような略L字状をしており、そこには同図で左右方向を長手側とする長孔46b,46cが間隔を置いて形成されていて、その長孔46b,46c内にそれぞれピン48を嵌入させて、それによって矢示C方向及びその矢示Cと反対の方向にのみ移動ができるようになっている。
そして、このスライド板46の先端部には、図6に示すような傾斜部46aが形成されている。
【0034】
リボン巻取プーリ27は、図5に示したように軸47に固定されていて、その軸47を中心にして回転するようになっている。そして、そのリボン巻取プーリ27の同図で右方側はテーパ状に形成されていて、そのテーパ面にかさ歯車状に歯27aが全周に亘って等間隔に多数形成されている。
軸47には、駆動力伝達チャック43が回転自在に嵌入されていて、その駆動力伝達チャック43の図5で左方側の面は、リボン巻取プーリ27のテーパ面に対応する凹状のテーパ面に形成さてれおり、そのテーパ面にはリボン巻取プーリ27側の歯27aと噛み合う多数の歯43aが周方向に等間隔に形成されている。
【0035】
リボン巻取プーリ27は、通常の状態では図示しないスプリングにより図5で左方に付勢されて、駆動力伝達チャック43から同図に示すように離間している(駆動力の伝達が断たれる位置)。
したがって、この状態ではリボン巻取プーリ27がタイミングベルト21により回転されても、そのリボン巻取プーリ27から駆動力伝達チャック43へは駆動力が伝達されない。
【0036】
そのリボン巻取プーリ27の背面には揺動アーム45の上端部が常に当接しており、その揺動アーム45の下端部の図6に示す一端縁45aがスライド板46の傾斜部46aに接している。
したがって、図3に示したソレノイド25をオン状態にして、ソレノイド連結アーム24を同図で左方に移動させることによりスライド板46を同方向にスライドさせると、そのスライド板46が図6で矢示E方向(図5で紙面手前方向)にスライドするため、それによって揺動アーム45の下端部の一端縁45aが図6で矢示G方向(図5も参照)に押し出されるようになり、揺動アーム45が軸部44a,44b(図3)を支点として、図5で時計回り方向に揺動する。
【0037】
それによって、リボン巻取プーリ27が図5で右方に押し出されて駆動力伝達チャック43に押し当てられるため、そのリボン巻取プーリ27の歯27aと駆動力伝達チャック43の歯43aとが噛み合って(駆動力が伝達される位置)、リボン巻取プーリ27からの回転力が駆動力伝達チャック43側へ伝達される。したがって、駆動力伝達チャック43が、リボン巻取コア12上に巻き掛けられたリボン4を巻き取る方向に回転する。
【0038】
そのリボン4は、図3に示したリボン供給コア8から繰り出されるが、そのリボン供給コア8にはクラッチ49が取り付けられていて、そのクラッチ49にバックテンションワイヤ51が図示のように巻き掛けられていて、その一端が固定されている。そのバックテンションワイヤ51の他端側は、バックテンションスプリング52によって引っ張られている。
【0039】
したがって、リボン供給コア8には、バックテンションスプリング52の付勢力による回転付勢力が常に図3で反時計回り方向に作用しているため、そのリボン供給コア8から繰り出されるリボン4には所定の張力が働き、それによってリボン4にたるみが生じないようになっている。
【0040】
ベルトプラテン5は、図1及び図2に明示するように、2個のプラテン張装ローラ53と54との間にベルト56を矢示J方向に回動可能に張装し、そのベルト56のベルト面56a上に包装フィルム1とリボン4(共に図3を参照)がサーマルヘッド3により押圧されて印字が行なわれるようにしている。
【0041】
そのプラテン張装ローラ53と54は、各軸部53a,54aのそれぞれ両端部が軸受57により、ユニットケース26に回転自在に保持されている。
そして、このベルトプラテン5は、図1に示すようにベルト56のサーマルヘッド3に対応する部分の内面側に、そのベルト56の同図で下方への撓みを抑制するベルト受け部材であるベルト受け板55(図2では図示を省略している)を設けている。
【0042】
そのベルト56とベルト受け板55とが摺接する互いの面のいずれか一方、あるいはその両方の面には、サーマルヘッド3によりベルト56がベルト受け板55に押圧された際の摩擦力を低減するための処理(例えばフッ素コーティング処理)が施されている。
このベルトプラテン5は、ベルト56を2個のプラテン張装ローラ53と54と共にユニットケース26に収納してユニット状態にしてあり、そのユニット状態で、この包装プリンタの印字位置に設けられているユニット装着部に対して着脱自在になっている。
【0043】
また、このベルトプラテン5は、独自の駆動源は有しておらず、ベルト56のベルト面56aに接触しながら図3で矢示K方向に搬送される包装フィルム1の搬送力により、ベルト56が矢示J方向に連れ回りで回動する。
なお、ベルト56は、3個以上のプラテン張装ローラの間に張装するようにしてもよいし、複数のコロの間に張装するようにしてもよい。
【0044】
次に、この包装プリンタの全体的な動作を説明するため、この包装プリンタを使用して、例えば図7に示すように包装フィルム1に印字部分a1,a2,a3 ……を、一定の間隔Sをあけて高速で連続的に印字する場合であって、しかも使用するリボン4に殆ど未使用部分を残さないリボンセーブを行ないながら、印字を行なう場合について説明する。
【0045】
まず、図3に示した搬送ローラ対2を駆動(前述したが、包装プリンタとは別個に外部から駆動されていてもよい)させて包装フィルム1を矢示K方向に搬送し、その包装フィルム1の搬送速度を速度検出器9により検出し、包装フィルム1の搬送速度とリボン4の搬送速度とが同一になるような回転速度でリボン巻取モータ22を駆動する。
【0046】
そして、所定の印字タイミングでソレノイド25をオンにする。すると、プランジャ部25aが図3で左方に移動することによってソレノイド連結アーム24が左方に移動する。それによって、クランクアーム19が支点軸18を中心にして同図で反時計回り方向に揺動する。
【0047】
すると、駆動アーム17が中間アーム16を図3で左方に押すため、揺動アーム15が軸14を支点として同図で時計回り方向に回動し、接離ローラ7がリボン搬送ローラ6にリボン4を介して圧接する。その際、接離ローラ7は、駆動アーム17と中間アーム16の間に取り付けられているスプリング32が若干伸びるまでリボン搬送ローラ6にリボン4を押し当てる。
【0048】
また、ソレノイド25のオンによりソレノイド連結アーム24が図3で左方に移動すると、それによってスライド板46も同方向にスライドするため、そのスライド板46の移動により、図6で説明したように揺動アーム45の一端縁45aの部分が矢示G方向に押し出される。
【0049】
それにより、揺動アーム45が図5で軸部44a,44b(図5では見えないので図3を参照)を支点として時計回り方向に揺動するため、リボン巻取プーリ27が駆動力伝達チャック43に押し当てられて、リボン巻取プーリ27側の歯27aが駆動力伝達チャック43側の歯43aに噛み合って、リボン巻取プーリ27からの回転力が駆動力伝達チャック43側へ伝達される。
【0050】
したがって、駆動力伝達チャック43が、図3に示したリボン巻取コア12上に巻き掛けられたリボン4を巻き取る方向(図3で時計回り方向)に回転する。さらに、上述したソレノイド25のオン時には、ソレノイド連結アーム24の図3で左方への移動によりクランクアーム19が支点軸18を中心にして同図で反時計回り方向に回動するため、ヘッド押え板35の図3で右端側が押え板付勢バネ36の付勢力に抗して押し下げられる。
【0051】
それによって、連結部材41及びバネ吸収機構37を介してヘッドブラケット39が、サーマルヘッド3と一体で下降し、サーマルヘッド3の発熱ライン部3aがリボン4及び包装フィルム1を介してベルトプラテン5上に印字に適した所定の加圧力で押し付けられる。
【0052】
それにより、包装フィルム1とリボン4とが、サーマルヘッド3の部分で互いに重ねられた状態で同一の搬送速度で搬送されながら印字できる。
ここで、サーマルヘッド3を発熱させて所望の印字を行なって、図7に示した印字部分a1 を印字する。
【0053】
そして、図8(リボン4は印字に使用された部分を白抜きにして図示している)に示すように、その印字部分a1 における所望の印字が終了し、その後で若干の余裕分を見込んだタイミングで、図3に示したソレノイド25をオフにする。すると、プランジャ部25aが図示しない戻しスプリングの付勢力により、図3で右方(C方向)に移動するためソレノイド連結アーム24も同じ右方に移動する。それによって、クランクアーム19が支点軸18を中心にして同図で時計回り方向に揺動する。
【0054】
すると、駆動アーム17による中間アーム16の図3で左方への押圧が解除されるため、揺動アーム15が軸14を支点として同図で反時計回り方向に回動して接離ローラ7が同図に実線で示す位置に移動するため、その接離ローラ7によるリボン4のリボン搬送ローラ6への加圧が解除される。
【0055】
また、スライド板46の上記方向への移動により、図6で説明した揺動アーム45の一端縁45aの部分が矢示Gと反対方向に戻されるため、その揺動アーム45が図5で軸部44a,44b(図3)を支点として反時計回り方向に揺動する。それによって、リボン巻取プーリ27が駆動力伝達チャック43から離間して、リボン巻取プーリ27側の歯27aと駆動力伝達チャック43側の歯43aとの噛み合いが解けて、リボン巻取プーリ27からの回転力が駆動力伝達チャック43に伝達されなくなる。
【0056】
したがって、駆動力伝達チャック43の回転が停止するため、それによるリボンの巻き取り動作が一時停止される。
なお、このときでも、リボン搬送ローラ6及びリボン巻取プーリ27は、搬送ローラ対2の搬送速度と同一の搬送速度でリボン4を搬送可能にする回転速度で回転され続けている。
【0057】
さらに、上述したソレノイド連結アーム24の図3で右方への移動により、クランクアーム19が支点軸18を中心にして同図で時計回り方向に回動するため、ヘッド押え板35の図3で右端側が押え板付勢バネ36の付勢力により押し上げられる。
それによって、連結部材41及びバネ吸収機構37を介してヘッドブラケット39が、サーマルヘッド3と一体で上昇し、サーマルヘッド3の発熱ライン部3aによるリボン4の包装フィルム1への加圧が解除される。
【0058】
これによって、図9に示すようにリボン4は停止状態になり、包装フィルム1のみが印字時の搬送方向(矢示K方向)に搬送されていく。したがって、リボン4は印字部分a1 を印字するために使用された部分(白抜きによる図示部分)の最後の印字使用部4aがサーマルヘッド3の発熱ライン部3aの付近に位置したまま一時待機状態になる。
【0059】
そして、図7で説明した印字部分a1 と次の印字部分a2 との間の間隔S分だけ包装フィルム1のみが搬送されて図10に示したタイミングになると、再びソレノイド25がオンになる。すると、前述したように各部が動作するため、接離ローラ7がリボン搬送ローラ6にリボン4を介して再び圧接する。
【0060】
また、図5で説明したリボン巻取プーリ27が駆動力伝達チャック43に再び連結されることにより、駆動力伝達チャック43が、リボン4を巻き取る方向に回転する。
さらに、ヘッド押え板35の図3で右端側が押え板付勢バネ36の付勢力に抗して押し下げられることによってサーマルヘッド3が下降し、包装フィルム1上にリボン4が印字に適した加圧力で接触する。
【0061】
それによって、包装フィルム1とリボン4とがサーマルヘッド3の部分で互いに重ねられた状態で同一の搬送速度で搬送されながら、印字部分a2 (図7)に対応する印字がサーマルヘッド3により行なわれる。
そして、図11に示すように、その印字部分a2 における印字が終了し、その後で若干の余裕分を見込んだタイミングで、再度図3に示したソレノイド25がオフになり、次の印字部分a3 以降の印字についても、上述したタイミングでソレノイド25がオン・オフを繰り返すことにより、包装フィルム1は連続搬送され続けるが、リボン4は搬送と停止を上述したように繰り返し、リボン4に殆ど未使用部分を残さない経済的な使用のリボンセーブによる印字が連続的に繰り返し行なわれる。
【0062】
ところで、従来の例えばローラタイプのプラテンを使用している熱転写印字装置の場合には、先に図15を使用して説明したように、熱転写印字装置を印字ユニットとプラテンユニットとに分けてそれぞれを包装設備機械側に設けてある支持部に組み込むような取り付けになっている場合には、その両ユニットをそれぞれ装置に装着した際にプラテンのローラ径が小さいと、プラテンの軸線に対してサーマルヘッドの発熱体のラインが傾いてセットされてしまったときには、そのサーマルヘッドの発熱体とプラテンとの合わせ込みが不十分になりやすいということがあった。
しかも、その合わせ込みの調整工程は、包装設備機械が設置されている工場等の中でしなければならなかったので、非常に不便であった。
【0063】
また、板状のプラテンを使用したものでは、サーマルヘッドの発熱体とプラテンとの合わせ込みは改善されるが、プラテンに対するサーマルヘッドの発熱体の押圧位置が常に同じ位置となるため、そのプラテン上の押圧位置が経時的に摩耗してへこんでしまい、印字に支障を来すおそれがあった。
【0064】
しかしながら、この実施の形態による包装プリンタのベルトプラテン5は、それを図1及び図2で説明したような構成にすることにより、そのベルトプラテン5のベルト56のプラテン張装ローラ53と54との間に位置する平面部分(ベルト面56a)に、包装フィルム1とリボン4とがサーマルヘッド3により押圧されて印字が行なわれるようにしたので、板状のプラテンの場合のようにプラテンに対するサーマルヘッドの発熱体のラインの合わせ込みを不要にすることができる。
【0065】
また、ベルト56は図1で矢示J方向に回動するため、そのベルト面56a上のサーマルヘッド3により押圧される部分は、そのベルト56の回動方向に沿って常に移動していくので、経時的にもベルト面56aの同一の部位のみが摩耗するようなことがない。
【0066】
さらに、ベルト56のサーマルヘッド3に対応する部分の内面側にはベルト受け板55を設けているので、ベルト56のプラテン張装ローラ53と54との間に張装された部分が、サーマルヘッド3によりリボン4及び包装フィルム1を介して押圧されても、ベルト受け板55によりベルト56が撓むのを抑えることができる。
【0067】
そして、そのベルト56は、2個のプラテン張装ローラ53,54と共にユニットケース26に収納されてベルトプラテン5としてユニット状態に形成されていて、それが包装プリンタ又は包装プリンタが装備される外部の装置の印字位置に設けられているユニット装着部に対して着脱自在であり、さらにそのベルトプラテン5は独自の駆動源を有しておらず、包装フィルム1の搬送力によりベルト56が連れ回りで回動する構成であるため、ユニット装着部が複数ある場合には、そのベルトプラテン5をユニット装着部から取り出して別のユニット装着部に装着位置を簡単に変えることができる。
【0068】
したがって、プラテンの交換をユニット状態で簡単に行なうことができると共に、図12に示すように複数のユニット状のベルトプラテン5A,5B及び5Cを、包装フィルム1の面に沿ってその包装フィルム1の搬送方向(矢示K方向)に対して直交する矢示Q方向に多連で配置する構成にした場合には、そのベルトプラテン5A,5B及び5Cを、使用する包装フィルム1の幅や、その包装フィルム1に印字する位置(矢示Q方向の位置)等に応じて間引きしたり、位置を変えたりするのを簡単に行なうことができる。
【0069】
なお、図12で58は、この実施の形態では、包装設備機械側に設けられている固定の支持台であり、その上面のベルトプラテン5A,5B及び5Cをそれぞれセットする各ユニット装着部に対応する位置には、ベルトプラテン5A,5B及び5Cをそれぞれ位置決めするための複数の位置決めピン59が立設されて一体に固定されている。
【0070】
また、図3に示した包装プリンタのリボン接離機構10は、ソレノイド25をオン動作させた時にリボン4を回転中のリボン搬送ローラ6に圧接させる構成のものであるが、それとは逆にソレノイド25をオフ動作させた時に、リボン4を回転中のリボン搬送ローラ6に圧接させるようなリボン接離機構にしてもよい。
【0071】
さらにまた、この実施の形態では、包装フィルム1とリボン4とがサーマルヘッド3により押圧されて印字が行なわれる熱転写印字装置の場合の例を説明したが、包装フィルム1の印字部分がサーマルコート処理されているようなものであれば、リボン4は必要なく、印字媒体としての包装フィルムだけをサーマルヘッド3により押圧するだけで印字を行なうことができる熱発色印字装置であってもよい。
なお、図2に明示したようにユニット状に形成されているベルトプラテン5は、印字装置内に装着されるような構成ではなく、その印字装置が取り付けられる外部の装置側に別個に取り付けられるような構成であってもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明による印字用プラテンによれば、プラテンに対するサーマルヘッドの発熱体のラインの合わせ込みを不要にし、しかもそのプラテンの特定の部分のみが摩耗するのも防止することができる。
また、印字用プラテンの交換をユニット状態で簡単に行なうことができると共に、この印字用プラテンは独自の駆動源を有しておらず、印字媒体の搬送力によりベルトが連れ回りで回動する構成であるため、ユニット装着部が複数ある場合には、その印字用プラテンをユニット装着部から取り出して別のユニット装着部に装着位置を簡単に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による印字用プラテンであるベルトプラテンの一実施形態例を一部断面状態にして示す構成図である。
【図2】同じくそのベルトプラテンがユニット状に形成されている様子を示す斜視図である。
【図3】同じくそのベルトプラテンを装着した熱転写印字装置である包装プリンタの一例を示す概略構成図である。
【図4】同じくその包装プリンタに設けられているリボン接離機構の中間アームと駆動アームの接続部分を部分的に断面にして示す平面図である。
【図5】図3の包装プリンタに設けられている駆動力接離機構の一部と駆動力伝達機構の一部を断面にして示す側面構成図である。
【図6】同じくその包装プリンタに設けられている揺動アームを揺動させる機構部分を部分的に断面にして示す平面図である。
【図7】包装フィルム上に一定の間隔Sをあけて印字部分を多数連続させて形成した例を示す概略図である。
【図8】図3の包装プリンタを使用して包装フィルム上に最初の印字部分a1 の印字をした状態を示す概略模式図である。
【図9】図8のタイミングでリボンの搬送を停止して包装フィルムのみの搬送を継続させた状態を示す概略模式図である。
【図10】図9の状態の後でリボンの搬送を再開してそのリボンと包装フィルムとを同一の搬送速度で搬送するようにした状態を示す概略模式図である。
【図11】2番目の印字部分a2 の印字をした後にリボンの搬送を停止して包装フィルムのみの搬送を継続させた状態を示す概略模式図である。
【図12】複数のベルトプラテンを包装フィルムの搬送方向に直交してその包装フィルムの面に沿う方向に多連で配置するようにした場合の例を示す斜視図である。
【図13】従来の熱転写印字装置におけるサーマルヘッドとローラ径が小径のローラタイプのプラテンを示す斜視図である。
【図14】従来の熱転写印字装置におけるサーマルヘッドと板状のプラテンを示す正面から見た概略図である。
【図15】熱転写印字装置におけるローラタイプのプラテンのローラ径が小さいとサーマルヘッドの発熱体との合わせ込みが不十分になりやすいことを説明するための斜視図である。
【図16】同じくそのローラタイプのプラテンのローラ径を大きくすればサーマルヘッドの発熱体との合わせ込みが改善されることを説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1:包装フィルム(印字媒体)
3:サーマルヘッド 4:リボン
5:ベルトプラテン 26:ユニットケース
53,54:プラテン張装ローラ
55:ベルト受け板(ベルト受け部材) 56:ベルト[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a printing platen used when printing on a printing medium by a thermal head (printing head).
[0002]
[Prior art]
Conventionally, printing is performed on a print medium using such a thermal head.Printing deviceAs a platen for printing, for example, there is a
Further, the platen includes a plate-
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, such a conventional
In addition, the adjustment process for fitting must be performed in a factory or the like where the packaging equipment is installed, which is very inconvenient.
[0004]
In this case, if the roller diameter D 'is increased as in the platen 100' shown in FIG. 16, the alignment between the heat generating line Ls of the thermal head and the thermal head contact line Lp of the platen 100 'is improved. Since the packaging equipment machine side becomes larger as the roller diameter increases, it is not preferable to do so.
[0005]
Further, in the case of the plate-
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and the platenPrinting deviceEven with the structure built into the platenPrinting deviceAn object of the present invention is to provide a printing platen that does not require alignment of the heating head line of the thermal head to the platen even if the structure is assembled outside, and in which only a specific part of the platen is not worn. To do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention is configured such that a belt is rotatably provided between at least two rollers or rollers, and a printing medium or a printing medium and a ribbon are pressed by a thermal head on a flat portion on the belt. Printing platen that is designed to perform printingAnd having the following characteristicsI will provide a.
Each of the at least two rollers or rollers is rotatably held by the unit case, and the belt rotates together with the conveyance force of the print medium conveyed while being in contact with the belt. It is housed in the unit case together with the roller or roller, and is detachable from the unit mounting portion of the mounting object in the unit state.
[0008]
According to this printing platen, since the printing medium or the printing medium and the ribbon are pressed by the thermal head onto the flat portion of the belt stretched between two rollers or rollers, printing is performed. As in the case of, it is possible to eliminate the need for fitting the heating head line of the thermal head to the platen.
In addition, the belt rotatesDoFor this reason, the portion pressed by the thermal head is always changed by the rotation of the belt, so that the same portion of the belt is not worn even with time.
Furthermore, the platen can be easily replaced in the unit state. When a plurality of the above units are arranged in a series in a direction perpendicular to the print medium conveyance direction along the surface of the print medium, the arrangement position of the units can be easily changed. Can do.
[0009]
In the printing platen, a belt receiving member for suppressing the bending of the belt may be provided on the inner surface side of the portion corresponding to the thermal head of the belt. Then, even if the belt stretched between the two rollers or rollers is pressed by the thermal head via the print medium or the print medium and the ribbon, the belt can be prevented from being bent. .
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a structural view showing an embodiment of a belt platen which is a printing platen according to the present invention in a partially sectional state, and FIG. 2 is a perspective view showing a state in which the belt platen is also formed in a unit shape. FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing an example of a packaging printer which is a thermal transfer printing apparatus equipped with the belt platen.
[0012]
The packaging printer (mounting object) that is the thermal transfer printing apparatus shown in FIG. 3 is a pair of
[0013]
Further, in this packaging printer, by moving the contact /
[0014]
Further, this packaging printer moves the
[0015]
The packaging printer also includes a speed detector 9 that detects the conveyance speed of the
[0016]
That is, the
[0017]
Accordingly, when the ribbon take-up motor 22 is rotated, the
[0018]
The
The
[0019]
Then, the
[0020]
Further, in this packaging printer, the driving force of the ribbon take-up motor 22 that drives the
[0021]
In this packaging printer, when the
[0022]
The ribbon contact /
[0023]
As shown in FIG. 4, the
[0024]
Then, the right end of the
Therefore, when the
[0025]
As for the solenoid 25 of the ribbon contact /
[0026]
Then, since the
At this time, the
[0027]
The print
[0028]
In the printing
[0029]
Accordingly, the connecting member 41 is pushed down, the
When the
[0030]
The driving
[0031]
Further, the driving force contact /
[0032]
The driving force contact /
[0033]
The
An
[0034]
The ribbon take-up
A driving
[0035]
In a normal state, the ribbon take-up
Therefore, in this state, even if the ribbon take-up
[0036]
The upper end portion of the
Therefore, when the solenoid 25 shown in FIG. 3 is turned on and the
[0037]
As a result, the ribbon take-up
[0038]
The
[0039]
Therefore, since the rotational biasing force by the biasing force of the
[0040]
As clearly shown in FIGS. 1 and 2, the
[0041]
The
As shown in FIG. 1, the
[0042]
The frictional force when the
The
[0043]
Further, the
The
[0044]
Next, in order to explain the overall operation of the packaging printer, using this packaging printer, for example, as shown in FIG. 7, printed portions a1, a2, a3. A case will be described in which printing is performed at a high speed with a gap between the ribbons and the
[0045]
First, the
[0046]
Then, the solenoid 25 is turned on at a predetermined printing timing. Then, when the plunger portion 25a moves leftward in FIG. 3, the
[0047]
Then, since the
[0048]
Further, when the
[0049]
As a result, the
[0050]
Therefore, the driving
[0051]
Accordingly, the
[0052]
As a result, the
Here, the
[0053]
Then, as shown in FIG. 8 (the
[0054]
Then, the leftward pressing of the
[0055]
Further, the movement of the
[0056]
Accordingly, the rotation of the driving
Even at this time, the
[0057]
Further, the movement of the
As a result, the
[0058]
As a result, the
[0059]
Then, when only the
[0060]
Further, when the ribbon take-up
Further, when the right end side of the
[0061]
As a result, the
Then, as shown in FIG. 11, the printing in the printing portion a2 is completed, and then the solenoid 25 shown in FIG. As for printing, the
[0062]
By the way, in the case of a conventional thermal transfer printing apparatus using, for example, a roller type platen, the thermal transfer printing apparatus is divided into a printing unit and a platen unit as described above with reference to FIG. If the platen roller diameter is small when both units are installed in the device, the thermal head is placed against the axis of the platen when the unit is installed in the support provided on the packaging equipment machine side. When the line of the heating element is set at an angle, the thermal head and the platen of the thermal head are likely to be insufficiently aligned.
In addition, the adjustment process for the fitting must be performed in a factory or the like where the packaging equipment is installed, which is very inconvenient.
[0063]
Also, in the case of using a plate-like platen, the alignment of the thermal head heating element and the platen is improved, but the pressing position of the thermal head heating element against the platen is always the same position. There was a risk that the pressing position of this would wear and dent over time, resulting in trouble with printing.
[0064]
However, the
[0065]
Further, since the
[0066]
Further, since the
[0067]
The
[0068]
Accordingly, the platen can be easily exchanged in the unit state, and a plurality of unit-
[0069]
In this embodiment, 58 in FIG. 12 is a fixed support provided on the packaging equipment machine side, and corresponds to each unit mounting portion for setting the
[0070]
The ribbon contact /
[0071]
Furthermore, in this embodiment, the
The
[0072]
【The invention's effect】
As described above, according to the printing platen of the present invention, it is unnecessary to align the line of the heating element of the thermal head with the platen, and it is possible to prevent only a specific portion of the platen from being worn. .
In addition, the printing platen can be easily replaced in a unit state, and the printing platen does not have its own drive source, and the belt rotates with the conveyance force of the printing medium. Therefore, when there are a plurality of unit mounting portions, the printing platen can be taken out from the unit mounting portion and the mounting position can be easily changed to another unit mounting portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an embodiment of a belt platen that is a printing platen according to the present invention in a partially sectional state.
FIG. 2 is a perspective view showing a state in which the belt platen is similarly formed in a unit shape.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing an example of a packaging printer which is a thermal transfer printing apparatus similarly equipped with the belt platen.
FIG. 4 is a plan view partially showing a section of a connecting portion between an intermediate arm and a drive arm of a ribbon contact / separation mechanism provided in the packaging printer.
5 is a side configuration diagram showing a part of a driving force contact / separation mechanism and a part of a driving force transmission mechanism provided in the packaging printer of FIG. 3 in section. FIG.
FIG. 6 is a plan view partially showing a mechanism part for swinging a swing arm provided in the packaging printer.
FIG. 7 is a schematic view showing an example in which a large number of printed portions are continuously formed on the packaging film with a constant interval S. FIG.
8 is a schematic diagram showing a state in which the first printing portion a1 is printed on the packaging film using the packaging printer of FIG.
9 is a schematic diagram illustrating a state in which the conveyance of the ribbon is stopped at the timing of FIG. 8 and the conveyance of only the packaging film is continued.
FIG. 10 is a schematic diagram showing a state in which the conveyance of the ribbon is resumed after the state of FIG. 9 and the ribbon and the packaging film are conveyed at the same conveyance speed.
FIG. 11 is a schematic diagram showing a state in which the conveyance of the ribbon is stopped after the second printing portion a2 is printed, and the conveyance of only the packaging film is continued.
FIG. 12 is a perspective view showing an example in which a plurality of belt platens are arranged in a row in a direction perpendicular to the conveyance direction of the packaging film and along the surface of the packaging film.
FIG. 13 is a perspective view showing a thermal head and a roller type platen having a small roller diameter in a conventional thermal transfer printing apparatus.
FIG. 14 is a schematic view of a thermal head and a plate-like platen in a conventional thermal transfer printing apparatus as seen from the front.
FIG. 15 is a perspective view for explaining that when the roller diameter of the roller type platen in the thermal transfer printing apparatus is small, alignment with the heat generating element of the thermal head tends to be insufficient.
FIG. 16 is a perspective view for explaining that when the roller diameter of the roller type platen is increased, the alignment of the thermal head with the heating element is improved.
[Explanation of symbols]
1: Packaging film (printing medium)
3: Thermal head 4: Ribbon
5: Belt platen 26: Unit case
53, 54: Platen tension roller
55: Belt receiving plate (belt receiving member) 56: Belt
Claims (2)
前記少なくとも2個のローラ又はコロは、いずれもユニットケースに回転自在に保持されており、
前記ベルトは、該ベルトに接触しながら搬送される印字媒体の搬送力により連れ回りで回動し、前記ローラ又はコロと共に前記ユニットケースに収納され、そのユニット状態で装着対象物のユニット装着部に対して着脱自在であることを特徴とする印字用プラテン。A belt is rotatably provided between at least two rollers or rollers, and printing is performed by pressing a printing medium or a printing medium and a ribbon on a flat portion on the belt by a thermal head. a printing platen,
The at least two rollers or rollers are both rotatably held in the unit case,
The belt rotates together with the conveyance force of the print medium conveyed while being in contact with the belt, and is stored in the unit case together with the roller or roller, and in the unit state, the unit is mounted on the unit mounting portion of the mounting object. A printing platen characterized by being detachable from the printing platen.
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