JP3973265B2 - New pest repellent - Google Patents

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雅文 井上
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳化状害虫忌避剤、詳しくはポリグリセリンの脂肪酸エステル(ポリグリセリンと脂肪酸とのエステル)を含む乳化剤組成物及び害虫忌避成分を含有する乳化状害虫忌避剤に関する。更に詳しくは、その耐水性乃至撥水性、持続性、付着性及び使用感等に優れた乳化状害虫忌避剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、N,N-ジエチル-m-トルアミド(以下、「DEET」と称する。)を含有した害虫忌避剤は従来より知られていたが、この成分が揮発性であることから、皮膚に塗布した際に皮膚表面から揮散し、更に皮膚の発汗による流れ出し等によって皮膚表面から害虫忌避成分が失われやすく、従来その持続性においては問題視する向きがあった。
【0003】
この持続性の問題を解決するための技術としては、鉱物粉体を使用する方法(特開昭59-199615号及び特開平2-24382号公報等参照。)、ヒマシ油等を配合する方法(特開平1-172303号公報等参照。)や水性シリコ−ンを添加する方法(特開昭63-166802号公報等参照。)が忌避剤の持続性を向上させるものとして提案されている。又、飽和脂肪酸エステル油を配合する方法(特開平5-92905号公報等参照。)も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように持続性向上のために鉱物粉体を使用する方法は、水や汗に流れやすいこと、分散剤に界面活性剤を使用しなければならないため使用感が著しく低下すること、処理部分が乾燥後に当該鉱物粉体により白い粉を吹いたようになり、衣類等の汚れの原因になること等の問題が生じていた。又、ヒマシ油や水性シリコーンを使用する方法は、べとつき感により使用感が悪くなることや土・砂の付着等の問題点が生じていた。
【0005】
又、飽和脂肪酸エステル油を配合する方法は、添加するエステル油が皮膚上での後残り感(べたつき感)を与えたり、安定化のために乳化される技術がpHに影響される等製造処方に制約を受けることがあった。特に使用感の点ではDEETは油状であるため、皮膚に塗布した際に皮膚上のべとつき感が大きかった。
【0006】
更に蚊、ハチ、アブ、ブユ、ダニ、ノミ、ナンキンムシ、ムカデ、ゲジゲジ等による被害が増加しており、特に最近のアウトドアの流行による野外にてツツガムシ病、ライム病等の刺咬性害虫による問題も深刻化している。このため、持続性があり、先の問題点を解消したべとつかず使用感のよい害虫忌避剤の開発が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、特定のポリグリセリンの脂肪酸エステルを含む乳化剤組成物及び害虫忌避成分DEETを含有する乳化状害虫忌避剤は、従来の害虫忌避剤に比較して、耐水性、撥水性及び皮膚感触性に優れ、忌避効果の持続性に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、水相成分、油相成分(但し、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを除く。)、重合度が4以上のポリグリセリンの脂肪酸エステルを含む乳化剤組成物及び害虫忌避成分DEETを含有し、前記乳化剤組成物の含有量は0.5〜4重量%であり、前記 DEET の含有量は3〜12重量%である乳化状害虫忌避剤に関する。本発明による害虫忌避剤は塗膜の耐水性及び撥水性を有し、感触性に優れている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
本発明の害虫忌避剤は、ヒトや家畜などの動物の皮膚に塗布させることにより害虫、特に刺咬性の害虫を忌避させることができる。
【0009】
本発明に用いられるポリグリセリンの脂肪酸エステルは、式: HO-[-CH2-CH(OH)CH2O-]n-H (nは自然数)で示されるポリグリセリンと脂肪酸とのエステルであり、ポリグリセリンの有する水酸基の少なくとも1個が脂肪酸によりエステル化されておればよい。ポリグリセリンは、乳化作用、耐水性及び撥水性の観点から重合度 4以上であり、好ましくは4〜10である。又、脂肪酸残基は同様の観点から好ましくは炭素数12以上で、より好ましくは14〜22である。更に、ポリグリセリンの脂肪酸エステルは、高温での安定性の観点からHLB(親水親油バランス)が好ましくは8以下で、より好ましくは4〜7である。このようなポリグリセリンの脂肪酸エステルには、例えば、ジラウリン酸テトラグリセリル、ジミスチリン酸テトラグリセリル、ジパルミチン酸テトラグリセリル、ジステアリン酸テトラグリセリル、ジベヘニン酸テトラグリセリル、トリラウリン酸テトラグリセリル、トリミリスチン酸テトラグリセリル、トリパルミチン酸テトラグリセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、トリベヘニン酸テトラグリセリル、テトララウリン酸テトラグリセリル、テトラミリスチン酸テトラグリセリル、テトラパルミチン酸テトラグリセリル、テトラステアリン酸テトラグリセリル、テトラベヘニン酸テトラグリセリル、ジラウリン酸ヘキサグリセリル、ジミスチリン酸ヘキサグリセリル、ジパルミチン酸ヘキサグリセリル、ジステアリン酸ヘキサグリセリル、ジベヘニン酸ヘキサグリセリル、トリラウリン酸ヘキサグリセリル、トリミリスチン酸ヘキサグリセリル、トリパルミチン酸ヘキサグリセリル、トリステアリン酸ヘキサグリセリル、トリベヘニン酸ヘキサグリセリル、テトララウリン酸ヘキサグリセリル、テトラミリスチン酸ヘキサグリセリル、テトラパルミチン酸ヘキサグリセリル、テトラステアリン酸ヘキサグリセリル、テトラベヘニン酸ヘキサグリセリル、ペンタラウリン酸ヘキサグリセリル、ペンタラウリン酸ヘキサグリセリル、ペンタミスチリン酸ヘキサグリセリル、ペンタパルミチン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ペンタベヘニン酸ヘキサグリセリル、トリラウリン酸デカグリセリル、トリミリスチン酸デカグリセリル、トリパルミチン酸デカグリセリル、トリステアリン酸デカグリセリル、トリベヘニン酸デカグリセリル、テトララウリン酸デカグリセリル、テトラミリスチン酸デカグリセリル、テトラパルミチン酸デカグリセリル、テトラステアリン酸デカグリセリル、テトラベヘニン酸デカグリセリル、ヘプタラウリン酸デカグリセリル、ヘプタミスチリン酸デカグリセリル、ヘプタパルミチン酸デカグリセリル、ヘプタステアリン酸デカグリセリル、ヘプタベヘニン酸デカグリセリル、ヘプタラウリン酸デカグリセリル、ヘプタミスチリン酸デカグリセリル、ヘプタパルミチン酸デカグリセリル、ヘプタステアリン酸デカグリセリル、ヘプタベヘニン酸デカグリセリル、オクタラウリン酸デカグリセリル、オクタミスチリン酸デカグリセリル、オクタパルミチン酸デカグリセリル、オクタステアリン酸デカグリセリル、オクタベヘニン酸デカグリセリル等があげられる。本発明で使用するポリグリセリンの脂肪酸エステルは上記2種以上の混合物でもよい。
【0010】
本発明に用いられる乳化状害虫忌避剤は乳化状であり、そのため耐水性、撥水性、持続性、付着性及び使用感等をより向上させる。また、本害虫忌避剤は、重合度が 4 以上のポリグリセリンの脂肪酸エステルを含む乳化剤組成物により乳化されるか、少なくとも使用時に乳化状であればよく、例えば保存時等に乳化されていなくとも、振盪等により乳化できればよい。
【0011】
本発明において乳化剤組成物はアシル乳酸を混合使用することが好ましく、アシル乳酸ナトリウム等の塩の形態或いはエチルエステル等のエステル等の形態であってもよい。毒性がなく、生分解性にも優れており、これを含有した乳化状害虫忌避剤剤は塗膜の耐水性、撥水性及び感触性にも優れている。本発明で使用されるアシル乳酸は乳化作用の効果の観点から、炭素数8以上のものであり、好ましくは8〜18、より好ましくは14〜18である。又、アシル基の脂肪酸残基は、飽和、不飽和又は分岐鎖脂肪酸残基であり、例えば水酸基等の親水性の置換基を有してもよい。更に、アシル乳酸は塩の形態も含むが、その塩の種類としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩等があげられる。このようなアシル乳酸及びその塩としては、例えばカプロイル乳酸及びそのナトリウム塩、トリエタノールアミン塩;2ーエチルヘキサノイル乳酸及びそのナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩;ラウロイル乳酸及びそのナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩;パルミトイル乳酸及びそのナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩;ステアロイル乳酸及びそのナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩;イソステアロイル乳酸及びそのナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩;オレオイル乳酸及びそのナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩;12ーヒドロキシステアロイル乳酸及びそのナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩;リシノレイル乳酸及びそのナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩等があげられる。本発明においてアシル脂肪酸を使用する場合、上記2種以上の混合物であってもよい。
【0012】
本発明に用いられる乳化剤組成物には、高級アルコール及び/又は親油性乳化剤を配合することもできる。高級アルコールとしては、例えば、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等があげられる。親油性乳化剤としては、例えばモノステアリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸グリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、メチルグリコシドモノオレイン酸エステル、ショ糖ジオレイン酸エステル、モノステアリン酸プロピレングリコールエステル、ブチルグルコシド、オクチルグルコシド、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(10EO)、モノオレイン酸ポリエチレングリコール(6EO)、POE(5)ステアリルアミン、POE(4)ステアリン酸アミド、POE(5)オレイン酸アミド、ポリオキシエチレン(5)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(5)フィトステロール、ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(5,5)セチルエーテル、ポリエキシエチレン(2)ステアリルエーテル、ポリエキシエチレン(2)ノニルフェニルエーテル、ポリエキシエチレン(2)オクチルフェニルエーテル等があげられる。
【0013】
これ等の高級アルコール及び親油性乳化剤を使用する場合、その含有量は、本発明に用いられる乳化剤組成物全重量に対して50重量%以下、好ましくは20重量%〜50重量%である。50重量%を越えて配合されると、感触的に油性感(べたつき感)が強くなり好ましくない。又、害虫忌避剤全重量に対しては2重量%以下であり、好ましくは重量0.5%〜2重量%である。
【0014】
本発明の乳化剤組成物の含有量は、安定性及び乳化作用効果の観点から、油相及び水相に配合される成分に関係なく害虫忌避剤全重量に対して、0.5〜4重量%であり、好ましくは0.7〜3.5重量%、より好ましくは1〜3重量%である。含有量1重量%未満の使用量でも害虫忌避剤は作成可能であるが、十分な安定性が得られない。一方4重量%を越えて使用しても乳化作用に別段の効果は得られず不経済である。
【0015】
本発明の乳化剤組成物がアシル乳酸を含有する場合、ポリグリセリンの脂肪酸エステル対アシル乳酸の比率(重量)は、広い範囲で適用可能であるが、温度安定性、撥水性及びエマルジョン形成性の観点から、好ましくは1対20〜20対1の範囲で、より好ましくは1対5〜15対1である。これ等の組み合わせは、水相のpHに依存することなく設定することができる。ポリグリセリンの脂肪酸エステル対アシル乳酸の比率(重量)が1対20以下になると温度安定性と撥水性が本発明が目的とする性能を示さなくなる。又、20対1を越えると良好なエマルジョンが調製できない。
【0016】
虫忌避成分としては、害虫に対して忌避作用あるいは吸血阻害作用を有する合成あるいは天然の各種の化合物があげられる。例えば、合成物としては、DEET、ユーカリプトール、α-ピネン、ゲラニオール、シトロネラール、カンファー、リナロール、p-メンタン-3,8-ジオール、テルペノール、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル、2-エチル-1,3-ヘキサジオール、インダロン(ブチル 3,4-ジヒドロ-2,2-ジメチル-4-オキソ-2H-ピラン-6-カルボキシレート)、SRI-C (n-ヘキシルトリエチレングリコールモノエーテル)、2504-5(メチル 6-n-ペンチル-シクロヘキセン-1-カルボキシレート)、DMP(ジメチルフタレート)、シトロネラル(3,7-ジメチル-6-オクテナル)、ナフタレン、シトロネール酸、2-エチル-2-ブチル-1,3-プロパンジオール、2,3,4,5-ビス(D2-ブチレン)テトラヒドロフルフラール、ジ-m-プロピルイソシンコメロネート、2-(4-エトキシフェニル)-2メチルプロピル-3-フェノキシベンジルエーテル、1-エチニル-2-メチル-2-ペンテニル 2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、1-エチニル-2-メチル-2-ペンテニル 2,2-ジメチル-3-(2' -メチル-1'-プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート等が例示できる。
【0017】
天然物としては、桂皮、樟脳、シトロネラ、レモングラス、クローバ、タチジャコウソウ、ゼラニウム、ベルガモント、月桂樹、松、アカモモ、ペニーロイアル、ユーカリ及びインドセンダンなどから取れる精油、抽出液等が例示できる本発明の乳化状害虫忌避剤における害虫忌避成分は、上記合成物及び天然物の中において DEET を必須とする。
【0018】
虫忌避成分DEETの配合料は、害虫忌避剤に対し 3〜12重量%である。
【0019】
又、本害虫忌避剤は更に、その他の成分として、上述の乳化剤組成物の他に保湿剤、殺菌・防腐剤、増粘剤、色素、香料等の添加物及び各種溶剤を含有することができる。保湿剤としては例えば、グリセリン、エチルグリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、スクワラン、アロエエキス、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル等が例示できる。殺菌・防腐剤としては例えば、塩化ベンザルコニウム等の4級アンモニウム塩、メチルパラベン、プロピルパラベン等が例示できる。
【0020】
本発明の害虫忌避剤は、クリーム、乳液、スプレー等の剤型で用いられる。
【0021】
本発明の害虫忌避剤には、本発明の目的を達成する範囲で剤型に応じて他の基剤及び添加剤を配合することもできる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例及び試験例について説明する。但し、本発明は決してこれらに限定される物ではない。
【0023】
(実施例1)
ペンタステアリン酸ヘキサグリセリル(2.2重量部)とステアロイル乳酸ナトリウム(0.3重量部)からなる乳化剤組成物及び5重量部のDEETを、ヒマワリ油、及びアボガド油、それぞれ5重量部からなる油相に加える。
【0024】
水相(77.25 重量部)には、グリセリン(4重量部)、アラントイン(0.2重量部)、パンテノール(0.8重量部)、キサンタンガム(0.25重量部)を加える。
【0025】
油相及び水相はそれぞれ撹拌しながら60〜90℃、好ましくは80℃に加熱し、油相と水相を混ぜてホモミキサーにかける(80℃で1分)。こうして得られたエマルションを、ゆっくり撹拌しながら水浴槽で25℃に冷却し、最後に保存料(フェノニップ:0.2重量部)を加える。
【0026】
(実施例2)
乳化剤組成物(ペンタステアリン酸デカグリセリル:1.435 重量部、ステアロイル乳酸ナトリウム:0.315 重量部、及びベヘニルアルコール:1.75重量部)、さらに7.5重量部の流動パラフィンと同量部のトリカプリン酸グリセリル及び5重量部のDEETからなる。
【0027】
水相は、グリセリン(4重量部)、アラントイン(0.2重量部)、パンテノール(0.8重量部)、キサンタンガム(0.25重量部)及びイオン交換水(71.25重量部)から成る。
【0028】
油相及び水相について、実施例1と同様の方法によってエマルションを調製する。
【0029】
(実施例3)
ペンタステアリン酸デカグリセリル(1.44重量部)、ステアロイル乳酸ナトリウム(0.31重量部)及びベヘニルアルコール(1.75重量部)に、5重量部の流動パラフィン及び5重量部のDEETを加える。
【0030】
水相は、イオン交換水(86.5重量部)である。
【0031】
実施例1と同様の方法によってエマルションを調製する。
【0032】
試験例に先立ち評価法を以下に示す。
試験例及び評価方法
(1)忌避効果の評価
各サンプルを人の腕に塗布し、実際に蚊を用いて、各時間経過後の忌避効果を測定し、効果の強さと持続時間を以下の方法で評価した。
[ 試験方法] 健康な成人男性5人を1群とし、各試料にそれぞれ1群を当てた。各群の被験者の前腕部12cm×5cmにDEETの塗布量が250mg/cm2となるように均一に塗布し、吸血能力を有するヒトスジシマカ(雌)100匹を予め放った金網ケージ(30×30×30cm)内に3分間露出させ、蚊が吸血を開始するかどうかを観察し、吸血を開始するまでに要した時間を測定し、忌避時間とした。
【0033】
(2)耐水性の評価
[ 試験方法] 健康な成人男性5人を1群とし、各試料にそれぞれ1群を当てた。各群の被験者の前腕部12cm×5 cm にDEETの塗布量が250 mg/cm2 となるように均一に塗布した。その後、この部位に33℃の水を1回につき250ml、最高15回の3750 mlを流した。1回の水洗ごとに塗布部位を5分間風乾した後、吸血能力を有するヒトスジシマカ(雌)100匹を予め放った金網ケージ(30×30×30cm)内に3分間差し入れ、吸血開始までに必要な水量(失活要水量 (ml))について確認した。
【0034】
(3)使用感の評価
専門研究員が実際に腕に塗ることにより、べたつき感の有無を評価した。
【0035】
次の表1に示すような配合で本発明の刺咬性害虫忌避剤(実施例4)及び対照となる害虫忌避剤(比較例1〜5)を実施例に準じて調製し(配合量はすべて重量%)各評価項目について評価を行った。評価結果を表2に示した。
【0036】
【表1】

Figure 0003973265
【0037】
【表2】
Figure 0003973265
【0038】
各種の試験結果をまとめた総合結果を表3に示す。
【0039】
【表3】
Figure 0003973265
【0040】
表2及び表3で示すように、本発明は持続性、耐水性及び使用感のいずれにおいても優れていることが明らかである。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、水相成分、油相成分(但し、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを除く。)、前記特定のポリグリセリンの脂肪酸エステルを含む乳化剤組成物及び害虫忌避成分DEETを含有し、前記乳化剤組成物の含有量は0.5〜4重量%であり、前記 DEET の含有量は3〜12重量%であることで、耐水性並びに撥水性及び忌避効果の持続性が高く、更に皮膚感触性に優れた乳化状害虫忌避剤を提供できる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an emulsified pest repellent, and more particularly to an emulsifier composition containing a fatty acid ester of polyglycerin (an ester of polyglycerin and a fatty acid) and an emulsified pest repellent containing a pest repellent component. More specifically, the present invention relates to an emulsified insect repellent excellent in water resistance or water repellency, durability, adhesion, and feeling of use.
[0002]
[Prior art]
For example, a pest repellent containing N, N-diethyl-m-toluamide (hereinafter referred to as “DEET”) has been known, but since this component is volatile, it was applied to the skin. At this time, it has been volatilized from the surface of the skin, and the pest repellent component is easily lost from the skin surface due to flow out of the skin due to perspiration, and there has been a tendency to regard it as a problem in its sustainability.
[0003]
As a technique for solving this problem of sustainability, a method using a mineral powder (see Japanese Patent Laid-Open Nos. 59-199615 and 2-24382), a method of blending castor oil and the like ( JP-A-1-172303, etc.) and a method of adding aqueous silicone (see JP-A-63-166802, etc.) have been proposed as improving the sustainability of the repellent. In addition, a method of blending saturated fatty acid ester oil (see JP-A-5-92905 etc.) has also been proposed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the method of using mineral powder to improve sustainability is easy to flow in water and sweat, and a surfactant must be used as a dispersant, so that the feeling of use is remarkably lowered, and the treated part. However, after drying, white powder was blown by the mineral powder, causing problems such as contamination of clothes. In addition, the method using castor oil or water-based silicone has caused problems such as poor feeling due to stickiness and adhesion of soil and sand.
[0005]
In addition, the method of blending saturated fatty acid ester oils is a manufacturing recipe that the added ester oil gives a feeling of lingering (stickiness) on the skin, and the technology that is emulsified for stabilization is affected by pH. Was subject to restrictions. In particular, DEET is oily in terms of feeling of use, and therefore, when applied to the skin, the stickiness on the skin was great.
[0006]
In addition, the damage caused by mosquitoes, bees, abu, buoys, mites, fleas, bedbugs, centipedes, gegegeji, etc. is increasing, especially in the field due to recent outdoor epidemics, problems caused by biting pests such as tsutsugamushi disease and lime disease Is getting worse. Therefore, there is a demand for the development of a pest repellent that is durable and has a good feeling of use that eliminates the above-mentioned problems.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventors have found that an emulsifier composition containing a specific polyglycerin fatty acid ester and an emulsified pest repellent containing a pest repellent component DEET are conventional pest repellents. As compared with the agent, the present inventors have found that the water resistance, water repellency and skin feel are excellent, and that the repellent effect is excellent, and the present invention has been completed. That is, the present invention is an aqueous phase component, the oil phase component (provided that. Excluding fatty acid esters of polyglycerol), polymerization degree and an emulsifier composition and pest repellent ingredients DEET containing fatty acid esters of 4 or more polyglycerol The emulsifier composition contains 0.5 to 4% by weight, and the DEET content is 3 to 12% by weight . The pest repellent according to the present invention has water resistance and water repellency of the coating film and is excellent in touch.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described.
The pest repellent of the present invention can repel pests, particularly biting pests, by applying to the skin of animals such as humans and domestic animals.
[0009]
The fatty acid ester of polyglycerin used in the present invention is an ester of polyglycerin and a fatty acid represented by the formula: HO — [— CH 2 —CH (OH) CH 2 O—] n —H (n is a natural number). It is sufficient that at least one of the hydroxyl groups of polyglycerin is esterified with a fatty acid. Polyglycerols, emulsifying action, and the viewpoint from the polymerization degree of water resistance and water repellency of 4 or more, good Mashiku is 4-10. The fatty acid residue preferably has 12 or more carbon atoms, more preferably 14 to 22 from the same viewpoint. Furthermore, the fatty acid ester of polyglycerol preferably has an HLB (hydrophilic lipophilic balance) of 8 or less, more preferably 4 to 7, from the viewpoint of stability at high temperatures. Examples of such polyglycerol fatty acid esters include tetraglyceryl dilaurate, tetraglyceryl dimyristate, tetraglyceryl dipalmitate, tetraglyceryl distearate, tetraglyceryl dibehenate, tetraglyceryl trilaurate, tetraglyceryl trimyristate, Tetraglyceryl tripalmitate, tetraglyceryl tristearate, tetraglyceryl tribehenate, tetraglyceryl tetralaurate, tetraglyceryl tetramyristate, tetraglyceryl tetrapalmitate, tetraglyceryl tetrastearate, tetraglyceryl tetrabehenate, hexaglyceryl dilaurate , Hexaglyceryl dimistilate, hexaglyceryl dipalmitate, hexastearate Lyseryl, hexaglyceryl dibehenate, hexaglyceryl trilaurate, hexaglyceryl trimyristate, hexaglyceryl tripalmitate, hexaglyceryl tristearate, hexaglyceryl tribehenate, hexaglyceryl tetralaurate, hexaglyceryl tetramyristate, tetrapalmitic acid Hexaglyceryl, hexaglyceryl tetrastearate, hexaglyceryl tetrabehenate, hexaglyceryl pentalaurate, hexaglyceryl pentalaurate, hexaglyceryl pentamyristylate, hexaglyceryl pentapalmitate, hexaglyceryl pentastearate, decaglyceryl pentastearate , Hexaglyceryl pentabehenate, decaglyceryl trilaurate, trimiri Decaglyceryl tin, decaglyceryl tripalmitate, decaglyceryl tristearate, decaglyceryl tribehenate, decaglyceryl tetralaurate, decaglyceryl tetramyristate, decaglyceryl tetrapalmitate, decaglyceryl tetrastearate, decaglyceryl tetrabehenate , Decaglyceryl heptalaurate, decaglyceryl heptamistilate, decaglyceryl heptapalmitate, decaglyceryl heptastearate, decaglyceryl heptabehenate, decaglyceryl heptalaurate, decaglyceryl heptamistilate, decaglyceryl heptapalmitate, Decaglyceryl heptearate, decaglyceryl heptabehenate, decaglyceryl octalaurate, octamistilate Examples include kaglyceryl, decaglyceryl octapalmitate, decaglyceryl octastearate, decaglyceryl octabehenate, and the like. The fatty acid ester of polyglycerol used in the present invention may be a mixture of two or more of the above.
[0010]
The emulsified pest repellent used in the present invention is emulsified, and therefore improves water resistance, water repellency, durability, adhesion, and feeling of use. The pest repellent may be emulsified with an emulsifier composition containing a polyglycerin fatty acid ester having a degree of polymerization of 4 or more, or at least in an emulsified state at the time of use. What is necessary is just to emulsify by shaking etc.
[0011]
In the present invention, the emulsifier composition preferably uses a mixture of acyl lactic acid, and may be in the form of a salt such as sodium acyl lactate or an ester such as ethyl ester. It has no toxicity and is excellent in biodegradability, and an emulsified insect repellent containing the same is excellent in water resistance, water repellency and touch of the coating film. The acyl lactic acid used in the present invention has 8 or more carbon atoms, preferably 8 to 18, more preferably 14 to 18 from the viewpoint of the effect of emulsifying action. The fatty acid residue of the acyl group is a saturated, unsaturated or branched chain fatty acid residue, and may have a hydrophilic substituent such as a hydroxyl group. Furthermore, acyl lactic acid includes a salt form. Examples of the salt include alkali metal salts such as sodium salt and potassium salt, alkaline earth metal salts such as calcium salt and magnesium salt, ammonium salt, and triethanol. Examples thereof include amine salts. Examples of such acyl lactic acid and its salt include caproyl lactic acid and its sodium salt, triethanolamine salt; 2-ethylhexanoyl lactic acid and its sodium salt, calcium salt, magnesium salt, ammonium salt, triethanolamine salt; lauroyl Lactic acid and its sodium salt, calcium salt, magnesium salt, ammonium salt, triethanolamine salt; Palmitoyl lactic acid and its sodium salt, calcium salt, magnesium salt, ammonium salt, triethanolamine salt; Stearoyl lactic acid and its sodium salt, calcium salt , Magnesium salt, ammonium salt, triethanolamine salt; isostearoyl lactic acid and its sodium salt, calcium salt, magnesium salt, ammonium salt, triethanolamine salt; oleoi Lactic acid and its sodium salt, calcium salt, magnesium salt, ammonium salt, triethanolamine salt; 12-hydroxystearoyl lactic acid and its sodium salt, calcium salt, magnesium salt, ammonium salt, triethanolamine salt; Ricinoleyl lactic acid and its sodium salt , Calcium salt, magnesium salt, ammonium salt, triethanolamine salt and the like. When acyl fatty acid is used in the present invention, it may be a mixture of two or more of the above.
[0012]
The emulsifier composition used in the present invention may contain a higher alcohol and / or a lipophilic emulsifier. Examples of the higher alcohol include myristyl alcohol, cetyl alcohol, stearyl alcohol, and behenyl alcohol. Examples of the lipophilic emulsifier include sorbitan monostearate, sorbitan sesquistearate, sorbitan monooleate, glyceryl monooleate, diglyceryl dioleate, diglyceryl monoisostearate, diglyceryl monooleate, methylglycoside monooleate , Sucrose dioleate, propylene glycol monostearate, butyl glucoside, octyl glucoside, polyethylene glycol monostearate (10EO), polyethylene glycol monooleate (6EO), POE (5) stearylamine, POE (4) stearin Acid amide, POE (5) oleic acid amide, polyoxyethylene (5) hydrogenated castor oil, polyoxyethylene (10) hydrogenated castor oil, polyoxyethylene (5) phytosterol, polyoxyethylene 2) cetyl ether, polyoxyethylene (5,5) cetyl ether, poly solution was ethylene (2) stearyl ether, poly solution was ethylene (2) nonylphenyl ether, polyethylene solution was ethylene (2) octylphenyl ether.
[0013]
When these higher alcohols and lipophilic emulsifiers are used, the content thereof is 50% by weight or less, preferably 20% by weight to 50% by weight, based on the total weight of the emulsifier composition used in the present invention. If the blending amount exceeds 50% by weight, the oily feeling (sticky feeling) is increased in feeling, which is not preferable. Moreover, it is 2 weight% or less with respect to the total weight of a pest repellent, Preferably it is weight 0.5%-2 weight%.
[0014]
The content of the emulsifier composition of the present invention is 0.5 to 4% by weight with respect to the total weight of the pest repellent regardless of the components blended in the oil phase and the water phase, from the viewpoint of stability and emulsifying effect . , Preferably 0.7 to 3.5% by weight, more preferably 1 to 3 % by weight . A pest repellent can be prepared even when the content is less than 1% by weight, but sufficient stability cannot be obtained. On the other hand, even if it exceeds 4% by weight, no other effect can be obtained in the emulsifying action, which is uneconomical.
[0015]
When the emulsifier composition of the present invention contains acyl lactic acid, the ratio (weight) of fatty acid ester of polyglycerin to acyl lactic acid can be applied in a wide range, but from the viewpoint of temperature stability, water repellency and emulsion formability. Therefore, it is preferably in the range of 1 to 20 to 20 to 1, more preferably 1 to 5 to 15 to 1. These combinations can be set without depending on the pH of the aqueous phase. When the ratio (weight) of the fatty acid ester of polyglycerin to acyllactic acid is 1 to 20 or less, the temperature stability and water repellency do not show the performances intended by the present invention. On the other hand, if it exceeds 20 to 1, a good emulsion cannot be prepared.
[0016]
The pest repellent component, various compounds of synthetic or natural having repellent effect or blood feeding inhibitory effect on pests and the like. For example, DEET, eucalyptol, α-pinene, geraniol, citronellal, camphor, linalool, p-menthane-3,8-diol, terpenol, dioctyl phthalate, dibutyl phthalate, 2-ethyl-1 , 3-Hexadiol, Indarone (butyl 3,4-dihydro-2,2-dimethyl-4-oxo-2H-pyran-6-carboxylate), SRI-C (n-hexyltriethylene glycol monoether), 2504 -5 (methyl 6-n-pentyl-cyclohexene-1-carboxylate), DMP (dimethyl phthalate), citronellal (3,7-dimethyl-6-octenal), naphthalene, citronellic acid, 2-ethyl-2-butyl -1,3-propanediol, 2,3,4,5-bis (D2-butylene) tetrahydrofurfural, di-m-propylisocincomeronate, 2- (4-ethoxyphenyl) -2methylpropyl-3- Phenoxy Benzyl ether, 1-ethynyl-2-methyl-2-pentenyl 2,2,3,3-tetramethylcyclopropanecarboxylate, 1-ethynyl-2-methyl-2-pentenyl 2,2-dimethyl-3- (2 '-Methyl-1'-propenyl) cyclopropanecarboxylate and the like can be exemplified.
[0017]
The natural product, cinnamon, camphor, citronella, lemon grass, clover, Thymus vulgaris, geranium, Berugamonto, laurel, pine, Akamomo, Penny Royal, essential oil can be produced from such eucalyptus and neem extract solution and the like is cut with illustration. The pest repellent component in the emulsified pest repellent of the present invention requires DEET in the above synthetic products and natural products .
[0018]
Compounding charge of pest repellent component DEET is 3 to 12% by relative to pest repellents.
[0019]
In addition to the above-mentioned emulsifier composition, the present pest repellent can further contain additives such as a moisturizing agent, a bactericidal / preservative, a thickener, a pigment, a fragrance, and various other solvents. . Examples of the humectant include glycerin, ethyl glycol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, squalane, aloe extract, glyceryl tri-2-ethylhexanoate, and the like. Examples of the bactericidal / preservative include quaternary ammonium salts such as benzalkonium chloride, methylparaben, propylparaben, and the like.
[0020]
The pest repellent of the present invention is used in dosage forms such as cream, emulsion, spray and the like.
[0021]
The pest repellent of the present invention can be blended with other bases and additives depending on the dosage form within the range of achieving the object of the present invention.
[0022]
【Example】
Examples of the present invention and test examples will be described below. However, the present invention is not limited to these.
[0023]
Example 1
An emulsifier composition consisting of hexaglyceryl pentastearate (2.2 parts by weight) and sodium stearoyl lactate (0.3 parts by weight) and 5 parts by weight of DEET are added to the oil phase consisting of 5 parts by weight of sunflower oil and avocado oil, respectively.
[0024]
Glycerin (4 parts by weight), allantoin (0.2 parts by weight), panthenol (0.8 parts by weight), xanthan gum (0.25 parts by weight) are added to the aqueous phase (77.25 parts by weight).
[0025]
The oil phase and the aqueous phase are heated to 60 to 90 ° C., preferably 80 ° C. with stirring, and the oil phase and the aqueous phase are mixed and put into a homomixer (at 80 ° C. for 1 minute). The emulsion thus obtained is cooled to 25 ° C. in a water bath with slow stirring, and finally a preservative (phenonip: 0.2 parts by weight) is added.
[0026]
(Example 2)
An emulsifier composition (decaglyceryl pentastearate: 1.435 parts by weight, sodium stearoyl lactate: 0.315 parts by weight, and behenyl alcohol: 1.75 parts by weight), 7.5 parts by weight of liquid paraffin and 5 parts by weight of glyceryl tricaprate Consists of DEET.
[0027]
The aqueous phase consists of glycerin (4 parts by weight), allantoin (0.2 parts by weight), panthenol (0.8 parts by weight), xanthan gum (0.25 parts by weight) and ion-exchanged water (71.25 parts by weight).
[0028]
An emulsion is prepared by the same method as in Example 1 for the oil phase and the aqueous phase.
[0029]
(Example 3)
To 5 parts by weight liquid paraffin and 5 parts by weight DEET are added to decaglyceryl pentastearate (1.44 parts by weight), sodium stearoyl lactate (0.31 parts by weight) and behenyl alcohol (1.75 parts by weight).
[0030]
The aqueous phase is ion exchange water (86.5 parts by weight).
[0031]
An emulsion is prepared by the same method as in Example 1.
[0032]
Prior to the test examples, evaluation methods are shown below.
Test example and evaluation method (1) Evaluation of repellent effect Each sample was applied to a person's arm, the mosquito was actually used to measure the repellent effect after each lapse of time, and the strength and duration of the effect were determined as follows. It was evaluated with.
[Test Method] Five healthy male adults were assigned as one group, and one group was assigned to each sample. A wire mesh cage (30 × 30 ×) with 100 human striped mosquitoes (female) with blood-absorbing ability applied uniformly to the forearm 12cm × 5cm of subjects in each group so that the amount of DEET applied is 250mg / cm 2 The mosquitoes were exposed for 3 minutes to observe whether or not the mosquitoes started to suck blood, and the time required to start sucking blood was measured to determine the repelling time.
[0033]
(2) Evaluation of water resistance
[Test Method] Five healthy male adults were assigned as one group, and one group was assigned to each sample. The DEET was applied uniformly to the forearm 12 cm × 5 cm of each group of subjects so that the application amount of DEET was 250 mg / cm 2 . Thereafter, water at 33 ° C. was poured into this portion at 250 ml each time, and 3750 ml at a maximum of 15 times. After each application of water washing, the application site is air-dried for 5 minutes, and then 100 human striped mosquitoes (female) with blood-absorbing ability are inserted into a wire net cage (30 x 30 x 30 cm) released in advance for 3 minutes. The amount of water (deactivation required water amount (ml)) was confirmed.
[0034]
(3) Evaluation of feeling of use The presence or absence of stickiness was evaluated by a specialist researcher who actually applied it to his arm.
[0035]
The biting pest repellent of the present invention (Example 4) and the control pest repellent (Comparative Examples 1 to 5) were prepared according to the examples with the formulation shown in the following Table 1 All were weight%) Each evaluation item was evaluated. The evaluation results are shown in Table 2.
[0036]
[Table 1]
Figure 0003973265
[0037]
[Table 2]
Figure 0003973265
[0038]
Table 3 shows the overall results of the various test results.
[0039]
[Table 3]
Figure 0003973265
[0040]
As shown in Tables 2 and 3, it is clear that the present invention is excellent in all of sustainability, water resistance and feeling of use.
[0041]
【The invention's effect】
The present invention contains an aqueous phase component, an oil phase component (excluding polyglycerin fatty acid ester), an emulsifier composition containing the specific polyglycerin fatty acid ester, and a pest repellent component DEET , and the emulsifier composition The content of is 0.5 to 4% by weight, and the DEET content is 3 to 12% by weight, so that the water resistance, water repellency and persistence of the repellent effect are high, and the skin feel is excellent. An emulsified insect repellent can be provided.

Claims (8)

水相成分、油相成分(但し、ポリグリセリンの脂肪酸エステルを除く。)、重合度が4以上のポリグリセリンの脂肪酸エステルを含む乳化剤組成物及び害虫忌避成分N,N- ジエチル -m- トルアミドを含有し、
前記乳化剤組成物の含有量は0.5〜4重量%であり、前記 N,N- ジエチル -m- トルアミドの含有量は3〜12重量%であることを特徴とする乳化状害虫忌避剤。
An aqueous phase component, an oil phase component (excluding polyglycerin fatty acid ester), an emulsifier composition containing polyglycerin fatty acid ester having a polymerization degree of 4 or more, and a pest repellent component N, N- diethyl -m- toluamide Contains ,
An emulsified insect repellent, wherein the emulsifier composition is contained in an amount of 0.5 to 4% by weight, and the N, N- diethyl -m- toluamide is contained in an amount of 3 to 12% by weight .
前記乳化剤組成物が、更にアシル乳酸を含む請求項1記載の害虫忌避剤。但し、アシル乳酸は、塩及び/又はエステルの形態にあるものを含む。  2. The pest repellent according to claim 1, wherein the emulsifier composition further contains acyllactic acid. However, the acyl lactic acid includes those in the form of salts and / or esters. 前記アシル乳酸の炭素数が8以上の整数である請求項2記載の害虫忌避剤。  3. The pest repellent according to claim 2, wherein the acyl lactic acid has an integer of 8 or more carbon atoms. 前記重合度が 4 以上のポリグリセリンの脂肪酸エステルのHLBが8以下である請求項1〜3記載の害虫忌避剤。The pest repellent according to claims 1 to 3, wherein the polyglycerin fatty acid ester having a degree of polymerization of 4 or less has an HLB of 8 or less. 前記アシル乳酸の脂肪酸残基が飽和、不飽和及び/又は分岐鎖の脂肪酸の残基であり、親水性の置換基を有してもよい請求項2〜4記載の害虫忌避剤。The pest repellent according to claims 2 to 4, wherein the fatty acid residue of the acyl lactic acid is a residue of a saturated, unsaturated and / or branched chain fatty acid, and may have a hydrophilic substituent. 前記ポリグリセリンのエステル対アシル乳酸の比率(重量)が、1対20〜20対1である請求項2〜5記載の害虫忌避剤。The ratio of the polyglycerol ester to acyl lactate (weight), pest repellent according to claim 2-5, wherein the 1-to-20 to 20: 1. 前記乳化剤組成物が、更に高級アルコール及び/又は親油性乳化剤を含む請求項2〜6記載の害虫忌避剤。The pest repellent according to claims 2 to 6 , wherein the emulsifier composition further comprises a higher alcohol and / or a lipophilic emulsifier. 前記親油性乳化剤が、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、脂肪酸及びその誘導体、脂肪族アルコール及びその誘導体、脂肪族アミン及びその誘導体、並びに脂肪族アミン及びその誘導体から選択されたもの、又はこれ等の2種以上の混合物である請求項1〜7記載の害虫忌避剤。The lipophilic emulsifier is sorbitan fatty acid ester, sorbitol fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, diglycerin fatty acid ester, methyl glucoside fatty acid ester, sucrose fatty acid ester, propylene glycol fatty acid ester, alkyl polyglycoside, fatty acid and derivatives thereof, aliphatic alcohol and its derivatives, aliphatic amines and their derivatives, as well as those selected from aliphatic amines and their derivatives, or pest repellent according to claim 1-7, wherein a mixture of two or more thereto, and the like.
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