JP3973016B2

JP3973016B2 - Peel strength inspection device

Info

Publication number: JP3973016B2
Application number: JP2002006339A
Authority: JP
Inventors: 清文溝口; 立行中山
Original assignee: 株式会社スピードジャパン; 株式会社ジェイシーエム
Priority date: 2002-01-15
Filing date: 2002-01-15
Publication date: 2007-09-05
Anticipated expiration: 2022-01-15
Also published as: JP2003207441A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
この発明は、多数の半導体チップや精密電子部品等を一定間隔で収納した部品収納テープのカバーテープの剥離強度を測定するための剥離強度検査装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
半導体チップや精密電子部品等を生産ラインの各ステージに連続的に供給するために、これらを一定間隔でテープ状の部材に収納したもの(以下、部品収納テープという)が使用されている。このような部品収納テープには、部品形状の窪み（ポケット）を設けたエンボステープの上面をカバーテープで覆い密封したものや、２枚のテープの間に、部品収納用の孔を形成した紙キャリアテープを挟んだ構造のものがあり、いずれも上面を覆うカバーテープ(或いは上側テープ)が剥離可能に構成されている。使用に際しては、リールに巻かれたものを、コンピュータ等の電子機器を自動的に組み立てる生産ラインの動作に連動して引き出しながらカバーテープを剥がし、ロボットにより内部に収納された部品等が取り出される。
【０００３】
このようなエンボステープ及び紙キャリアテープは、カバーテープの剥離強度範囲がＪＩＳ規格で定められており、出荷前に剥離強度計によって剥離試験を行うことになっている。この剥離試験に用いるテスターは、水平なテーブル上に被検査テープを固定し、カバーテープの一端をテスターのクリップで所定の剥離方向に引っ張りながら剥離し、この際クリップにかかる負荷（剥離張力）を測定するものが一般的である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のテスターではテーブル面に対する剥離機の高さが一定であるのに対し、エンボステープ及び紙キャリアテープを構成するテープ材料の厚みは必ずしも一定ではないため、その厚みによって剥離角度が変化してしまい正確な計測ができないという問題があった。
【０００５】
また、従来のテスターでは連続的に剥離させてその剥離強度を計測しているが、実際の生産ラインで使用される場合には、組み立てロボットの作業サイクルに合わせて、断続的にカバーシートを剥離しており、その場合の剥離強度は連続的に剥離した場合より大きく、現実に即した計測ができていないという問題があった。特に近年組み立てラインの高効率化に伴い、剥離速度も従来の300〜1000mm/分程度から3000〜5000mm/分に達しており、テスターによる計測データと実際の剥離張力との差異が大きくなる傾向にある。
【０００６】
さらに、エンボステープ及び紙キャリアテープの検査として、剥離強度試験の他に長手方向の曲がり（反り）の検査があるが、このような検査は剥離強度試験とは別の検査装置で行わなければならず、手間及び空間の無駄を生じていた。
【０００７】
そこで本発明は、テープ材料の厚みによらず正確な計測を行うことができる剥離強度検査装置を提供すること、実際の生産ラインにおける条件に対応した条件で剥離強度検査を行うことができ、これにより正確な計測結果を得ることができる剥離強度検査装置を提供すること、さらに剥離強度検査と合わせて反り検査を行うことも可能な剥離強度検査装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の剥離強度検査装置は、剥離可能なカバーテープを備えた部品収納テープの前記カバーテープの剥離強度を測定する剥離強度検査装置であって、前記部品収納テープを取付ける取付け台と、前記取付け台に固定された部品収納テープのカバーテープを挟持するクリップを有し、前記カバーテープを所定の剥離方向に剥離するとともに剥離時の負荷を計測する剥離機とを備え、前記取付け台は、前記テープの長手方向に沿って二分割された一対からなり、これら一対の取付け台の間隔が調整できることを特徴とする。
【０００９】
この剥離強度検査装置によれば、取付け台をテープの長手方向に二分割したことにより、一対の取付け台の間に、例えばエンボステープのポケット部が収まるように部品収納テープを取付けることができ、これにより剥離面を一定の高さに保つことができ、テープの厚みに関わりなく一定の剥離角度に保つことができ、正確な検査を行うことができる。また取付け台の間隔が調整可能であるので、種々の規格のテープに対応して検査を行うことができる。
【００１０】
本発明の剥離強度検査装置は、好適には、上述した構成において、一対の取付け台は、その上端部が前記部品収納テープを取付ける取付け面を構成し、前記取付け面は、前記剥離方向に対し所定の角度を有するものである。
【００１１】
取付け面を所定の角度とすることにより、剥離の開始位置を調整することにより、テープの厚みに関わりなく一定の剥離角度に保つことができ、正確な検査を行うことができる。
【００１２】
また本発明の剥離強度検査装置は、剥離可能なカバーテープを備えた部品収納テープの前記カバーテープの剥離強度を測定する剥離強度検査装置であって、前記部品収納テープを取付ける取付け台と、前記取付け台に固定された部品収納テープのカバーテープを挟持するクリップを有し、前記カバーテープを所定の剥離方向に剥離するとともに剥離時の負荷を計測する剥離機と、前記剥離機を断続的な剥離を行うように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。好適には、制御手段は、断続的な剥離の間隔を設定する手段を備えている。
【００１３】
この剥離強度検査装置によれば、部品収納テープの実際の使用条件と同等の条件で剥離強度検査を行うことができ、より実効的な検査結果を得ることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の剥離強度検査装置の実施形態を説明する。
【００１５】
図１及び図２は、本発明の剥離強度検査装置の一実施形態を示す側面図及び平面図である。この剥離強度検査装置は、図示するように、装置の支持構造として、水平なテーブル１と、このテーブル１の端部に垂直に固定された背板２と、天板３とを備えている。また自動剥離を行う機構(剥離機)として、スライドブロック５と、スライドブロック５に固定されたロードセル６と、クリップ７と、スライドブロック５を水平移動するための移動機構とを備えている。さらに剥離機及び移動機構を駆動するとともに剥離強度を記録する制御系(図１、図２には示していない)を備えている。
【００１６】
このテーブル１上に被検査テープであるエンボステープ或いは紙キャリアテープを載せるテープ台13、14が設けられる。テープ台13、14は、その上面がテーブル面に対し所定の角度を有しており、これによって被検査テープの厚みに関わらず一定の剥離角度を実現できる。本実施形態では、上面のテーブル面に対する角度を5°、被検査テープの引張り方向のテーブル面に対する角度を5°とし、剥離角度（180°−α）が170°となるように設定されている。
【００１７】
またテープ台13、14は互いの間隔を、エンボステープ或いは紙キャリアテープの幅に合わせて変更できるようになっている。テープ台13、14の下端部は、互いに反対側に90°屈曲した脚部を構成しており、これによりテーブル１上に安定的に設置できるとともに、両者の間隔を０にすることも可能になっている。
【００１８】
テープ台13、14をテーブルに固定する方法は、特に限定されないが、図示する実施形態では、テープ台13、14の下端にそれぞれ長手方向に所定の間隔を持って一対のピン16が固定されるとともに、テーブル１にはこれらピン16が嵌合する複数のピン孔15が一対のピン16の間隔と同間隔で二列形成されている。各列のピン孔15は、被検査テープの長手方向中心線に対応する線を中心として、左右等間隔で複数形成されており、被検査テープ20の幅に合わせて、所定のピン孔15にテープ台13、14のピン16を嵌合することにより、その幅を調節する。尚、被検査テープ20の幅は、8mmから12、16、24、32、44、56、72、88ｍｍと規格化されているので、本実施形態の検査装置では、ピン孔15の列と平行して、このような規格に対応した目盛をテーブル１上に形成している。これにより上述したテープ台の幅の調節作業を容易にすることができる。
【００１９】
被検査テープ20は、このようなテープ台13、14の上面に、例えば両面テープ22を用いて貼り付け固定することができる。図３（a）、（b）に、それぞれ紙キャリアテープ20a、エンボステープ20bの具体例を示す。紙キャリアテープ20aは、２枚のテープ21、24の間に、部品収納用の孔25を形成した紙キャリアテープを挟んだ構造を有し、テープ台13、14の間隔を０にして、その上面に固定される。エンボステープ20bはその長手方向に部品等を入れるポケット23が形成され、その上面をカバーテープ21で覆われている。このようなエンボステープは、二つのテープ台13、14の間の間隙にポケットが位置するようにしてテープ台13、14に固定される。これにより、ポケット23の厚みに関わりなく剥離機に対する剥離面の高さを一定に保つことができる。
【００２０】
剥離強度を測定するための試験機は、カバーテープ21の一端部を挟持するクリップ７と、クリップ７にかかる負荷を計測するロードセル６と、ロードセル6及びクリップ７を被検査テープ20の長手方向に移動する移動機構として、ロードセル６を固定したスライドブロック５と、スライドブロック５を被検査テープ20の長手方向に移動する溝付きベルト11及びプーリ９、10と、プーリの一方（溝付きプーリ）９を駆動するステッピングモータ８と、スライドブロック５の移動を案内するガイドレール４とを備えている。
【００２１】
ガイドレール４は、ブラケット12を介して天板３に固定され、スライドブロック５の安定した直線移動を可能にする。ステッピングモータ８とプーリ９、10は、後述する制御系等を設置するために装置の上面に固定された板（図示せず）の下面に固定されており、ステッピングモータ８は制御系によって制御され、設定されたピッチ、速度でプーリ９、10を回転させて、スライドブロック５を移動させる。
【００２２】
制御系は、例えば図４に示すように、主制御部41と、記録部42と、入力部43と、電源部44とを備え、図示しない信号線（有線、無線を含む）を介して図１及び図２に示すロードセル６及びステッピングモータ８に接続されている。
【００２３】
図５に入力部44である操作パネルの一例を示す。図示する実施形態では、電源45のオンオフをするスイッチPOWER、剥離ピッチを設定するピッチ設定部PITCH、剥離速度を設定する速度設定部SPEED、剥離機（ロードセル）のスタート及び移動方向を設定するスタートスイッチ等が備えられている。これら操作パネルからの設定に応じて主制御部41はステッピングモータ８をシーケンサに従って制御し、所望の剥離条件(剥離ピッチ、剥離速度)で試験を行うことができる。
【００２４】
尚、剥離ピッチとはカバーテープの一定の長さ(例えば、一つのポケットを覆う長さ)毎に断続的に剥離動作を行う際のカバーテープの単位長であり、図示するように規格に合わせて単位長を選択することができる。この設定により、剥離機の設定速度における駆動時間が設定される。
【００２５】
一方、ロードセル６が検出した負荷、即ちクリップ７の移動に伴うカバーテープ21の剥離に伴いロードセル６にかかる負荷は、電気信号として記録部42に送られ、ここで例えばチャート紙に時間軸で送りを掛けながら連続した信号変化が記録される。このようなチャート紙による出力に代えて、或いはそれとともに、信号を剥離強度に換算した数値を表示させることも可能である。
【００２６】
次にこのような構成における剥離強度検査装置の動作を説明する。
【００２７】
まず被検査テープ20の幅に合わせて、テープ台13、14をテーブル１上にセットし、その上面に両面テープ22を貼り付け被検査テープ20を固定する。この初期状態では、剥離機（スライドブロック５、ロードセル６及びクリップ７）は、図２中Ａで示すスタート位置にあり、被検査テープ20からカバーテープ21の端部をわずかに剥離し、クリップ７で挟む。次いで、剥離機をインチング操作して、被検査テープ20のポケットの最初の境目まで剥がす。一方、操作パネルから被検査テープ20の実際の使用条件に合わせた剥離速度、剥離ピッチを設定する。剥離ピッチは、断続剥離の場合には、例えばポケットの間隔と同じに設定し、連続剥離の場合には０に設定する。
【００２８】
次いでスタートスイッチを前進方向FORに設定すると、ステッピングモータ８がシーケンサの制御で断続又は連続して回転し、溝付きプーリ９が溝付きベルト11を駆動する。この溝付きベルト11の移動とともに試験機がガイドレール４に沿って直線移動し、この際、ロードセル６に固定されたクリップ７が被検査テープ20のカバーテープ21を剥離する。この剥離されたカバーテープ21と被検査テープ20とがなす角度(剥離角度)は、テープ台13、14上面の勾配との関係で一定に保たれ、そのときのカバーテープ21の剥離強度をロードセル６が検出する。ロードセル６の出力は、制御系の記録部42においてチャート紙に連続記録される。
【００２９】
例えば、剥離ピッチを断続的に設定した場合には、剥離機が図中Ｂで示すストロークエンドに達するまで、所定のピッチで上記動作が繰り返される。各ピッチ毎の剥離強度がチャート紙に記録される。この場合には、制御系において、各ピッチ毎の剥離強度を記憶するとともに計算によって剥離強度の平均値を表示させることも可能である。
【００３０】
以上、剥離強度検査装置の一実施形態を説明したが、この剥離強度検査装置は、そのテーブル上の空間を利用して、他の検査、例えば反り検査を行うことが可能である。図１に示す実施形態では、テーブル１の、剥離機のストロークエンド手前にテープの反りを簡易な構成で検査するための反り検査ゲージ30を設けている。
【００３１】
反り検査ゲージ30は、所定の間隔で設けられた２本の平行な検査線31、32と、これら検査線31、32の両端に設けた仕切り線33、34で構成されている。２本の検査線31、32の間隔は、その長さ(例えば250mm)の被検査テープに許容される反りの量（例えば1mm）と等しく設定されている。このような検査ゲージ30は、まず図６（a）に示すように、被検査テープの一端(上端)を２本の検査線のうち上側の検査線31に合わせる。このとき、下側の検査線32の一部がテープの上に見えた場合には、テープの長さの範囲において、許容される量以上に下側に反りがあることがわかる。次に同図（b）に示すように、被検査テープの一端(上端)を下側の検査線32に合わせたときに、上側の検査線32の一部がテープの下に隠れる場合には、テープの長さの範囲において、許容される量以上に上側に反りがあることがわかる。これらいずれでもない場合には、許容される量以上の反りはなく、規格内と判定できる。
【００３２】
【発明の効果】
本発明の剥離強度検査装置によれば、エンボステープや紙キャリアテープの実際の使用条件に合わせた適切な剥離条件で剥離強度試験を行うことができ、正確な検査結果を得ることができる。また本発明の剥離強度検査装置によれば、被検査テープの厚みが異なる場合にも、常に剥離角度を一定に保つことができ正確な検査を行うことができる。さらに本発明の剥離強度検査装置によれば、装置の不使用空間を利用して他の検査、例えば反り検査を行う検査部を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の剥離強度検査装置の一実施形態を示す側面図
【図２】本発明の剥離強度検査装置の一実施形態を示す平面図
【図３】本発明の剥離強度検査装置が対象とする被検査テープの具体例を示す図
【図４】本発明の剥離強度検査装置の制御部の概要を示す図
【図５】操作パネルの一例を示す図
【図６】反り検査ゲージの使用方法を説明する図
【符号の説明】
1…テーブル、2…背板、3…天板、4…ガイドレール、5…スライドブロック、6…ロードセル、7…クリップ、8…ステッピングモータ、9…溝付プーリ、10…プーリ、11…溝付ベルト、12…ブラケット、13、14…テープ台、15…ピン孔、16…ピン、20…被検査テープ、21…カバーテープ、22…両面テープ、30…反り検査ゲージ[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a peel strength inspection apparatus for measuring the peel strength of a cover tape of a component storage tape that stores a large number of semiconductor chips, precision electronic components, and the like at regular intervals.
[0002]
[Prior art]
In order to continuously supply semiconductor chips, precision electronic components, and the like to each stage of the production line, those in which these are stored in a tape-like member at regular intervals (hereinafter referred to as component storage tape) are used. For such component storage tape, the top surface of an embossed tape provided with a component-shaped depression (pocket) is covered with a cover tape and sealed, or a paper in which a hole for storing components is formed between two tapes. There are structures having a carrier tape sandwiched between them, and in each case, a cover tape (or upper tape) covering the upper surface is configured to be peelable. In use, the cover tape is peeled off while pulling out the material wound on the reel in conjunction with the operation of the production line for automatically assembling electronic devices such as computers, and the parts and the like housed inside are taken out by the robot.
[0003]
In such embossed tape and paper carrier tape, the peel strength range of the cover tape is defined by the JIS standard, and a peel test is to be performed with a peel strength meter before shipment. The tester used for this peeling test fixes the tape to be inspected on a horizontal table and peels the cover tape while pulling one end of the cover tape in the specified peeling direction with the tester clip. What is measured is common.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional tester, although the height of the peeling machine with respect to the table surface is constant, the thickness of the tape material constituting the embossed tape and the paper carrier tape is not necessarily constant, so the peeling angle depends on the thickness. There was a problem that accurate measurement could not be performed because of changes.
[0005]
In addition, the conventional tester continuously peels and measures the peel strength, but when used in an actual production line, the cover sheet is peeled off intermittently according to the work cycle of the assembly robot. However, the peel strength in that case is larger than that in the case of continuous peeling, and there is a problem that measurement according to reality cannot be performed. In particular, as the assembly line has become more efficient in recent years, the peeling speed has increased from the conventional 300 to 1000 mm / min to 3000 to 5000 mm / min, and the difference between the measurement data from the tester and the actual peeling tension tends to increase. is there.
[0006]
Furthermore, as an inspection of embossed tape and paper carrier tape, in addition to the peel strength test, there is an inspection of bending (warping) in the longitudinal direction. Such an inspection must be performed by an inspection device separate from the peel strength test. Therefore, labor and space were wasted.
[0007]
Therefore, the present invention provides a peel strength inspection device that can perform accurate measurement regardless of the thickness of the tape material, and can perform a peel strength inspection under conditions corresponding to the conditions in the actual production line. An object of the present invention is to provide a peel strength inspection apparatus capable of obtaining a more accurate measurement result, and to provide a peel strength inspection apparatus capable of performing a warp inspection together with the peel strength inspection.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The peel strength inspection device of the present invention that achieves the above object is a peel strength inspection device for measuring the peel strength of the cover tape of a component storage tape provided with a peelable cover tape, and for attaching the component storage tape. A clip that sandwiches a cover tape of a component storage tape fixed to the mounting table, and a peeling machine that peels the cover tape in a predetermined peeling direction and measures a load at the time of peeling, The mounting base is composed of a pair divided into two along the longitudinal direction of the tape, and the distance between the pair of mounting bases can be adjusted.
[0009]
According to this peel strength inspection device, by dividing the mounting base in the longitudinal direction of the tape, the component storage tape can be attached so that, for example, the pocket portion of the embossed tape fits between the pair of mounting bases, As a result, the peel surface can be kept at a constant height, can be kept at a constant peel angle regardless of the thickness of the tape, and an accurate inspection can be performed. Further, since the interval between the mounting bases can be adjusted, it is possible to perform inspections corresponding to tapes of various standards.
[0010]
In the peel strength inspection apparatus according to the present invention, preferably, in the above-described configuration, the pair of mounting bases constitute an attachment surface to which the upper end portion attaches the component storage tape, and the attachment surface corresponds to the peeling direction. It has a predetermined angle.
[0011]
By adjusting the mounting surface to a predetermined angle, the peeling start position can be adjusted to maintain a constant peeling angle regardless of the thickness of the tape, and an accurate inspection can be performed.
[0012]
The peel strength inspection device of the present invention is a peel strength inspection device for measuring the peel strength of the cover tape of a component storage tape provided with a peelable cover tape, the mounting base for mounting the component storage tape, A clip for holding the cover tape of the component storage tape fixed to the mounting base, peeling the cover tape in a predetermined peeling direction and measuring a load at the time of peeling; and the peeling machine intermittently And a control means for controlling to perform peeling. Preferably, the control means includes means for setting an interval of intermittent peeling.
[0013]
According to this peel strength inspection apparatus, it is possible to perform a peel strength inspection under conditions equivalent to the actual use conditions of the component storage tape, and to obtain a more effective inspection result.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a peel strength inspection device of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
FIG.1 and FIG.2 is the side view and top view which show one Embodiment of the peeling strength test | inspection apparatus of this invention. As shown in the figure, the peel strength inspection apparatus includes a horizontal table 1, a back plate 2 fixed perpendicularly to an end of the table 1, and a top plate 3 as a support structure of the device. Further, as a mechanism (peeling machine) that performs automatic peeling, a slide block 5, a load cell 6 fixed to the slide block 5, a clip 7, and a moving mechanism for horizontally moving the slide block 5 are provided. Further, a control system (not shown in FIGS. 1 and 2) for driving the peeling machine and the moving mechanism and recording the peeling strength is provided.
[0016]
Tape tables 13 and 14 on which an embossed tape or paper carrier tape, which is a tape to be inspected, is placed on the table 1 are provided. The upper surfaces of the tape bases 13 and 14 have a predetermined angle with respect to the table surface, whereby a constant peeling angle can be realized regardless of the thickness of the tape to be inspected. In this embodiment, the angle of the upper surface with respect to the table surface is 5 °, the angle with respect to the table surface in the pulling direction of the tape to be inspected is 5 °, and the peeling angle (180 ° −α) is set to be 170 °. .
[0017]
Further, the distance between the tape stands 13 and 14 can be changed according to the width of the embossed tape or the paper carrier tape. The lower ends of the tape bases 13 and 14 constitute legs that are bent by 90 ° on the opposite sides, so that they can be stably installed on the table 1 and the distance between them can be made zero. It has become.
[0018]
The method for fixing the tape mounts 13 and 14 to the table is not particularly limited, but in the illustrated embodiment, a pair of pins 16 are fixed to the lower ends of the tape mounts 13 and 14 with predetermined intervals in the longitudinal direction. In addition, a plurality of pin holes 15 into which the pins 16 are fitted are formed in the table 1 in two rows at the same interval as the interval between the pair of pins 16. A plurality of pin holes 15 in each row are formed at equal intervals on the left and right sides centering on a line corresponding to the longitudinal center line of the tape to be inspected. The width is adjusted by fitting the pins 16 of the tape bases 13 and 14. In addition, since the width of the tape 20 to be inspected is standardized from 8 mm to 12, 16, 24, 32, 44, 56, 72, 88 mm, in the inspection apparatus of this embodiment, it is parallel to the row of pin holes 15. A scale corresponding to such a standard is formed on the table 1. Thereby, the adjustment operation | work of the width | variety of the tape stand mentioned above can be made easy.
[0019]
The tape 20 to be inspected can be fixed to the upper surfaces of the tape bases 13 and 14 by using, for example, a double-sided tape 22. 3A and 3B show specific examples of the paper carrier tape 20a and the embossed tape 20b, respectively. The paper carrier tape 20a has a structure in which a paper carrier tape having a hole 25 for accommodating parts is sandwiched between two tapes 21 and 24, and the interval between the tape bases 13 and 14 is set to zero. Fixed to the top surface. The embossed tape 20b is formed with a pocket 23 for inserting components and the like in its longitudinal direction, and its upper surface is covered with a cover tape 21. Such an embossed tape is fixed to the tape bases 13 and 14 such that a pocket is located in the gap between the two tape bases 13 and 14. Thereby, the height of the peeling surface with respect to the peeling machine can be kept constant regardless of the thickness of the pocket 23.
[0020]
The test machine for measuring the peel strength includes a clip 7 that holds one end of the cover tape 21, a load cell 6 that measures a load applied to the clip 7, and the load cell 6 and the clip 7 in the longitudinal direction of the tape 20 to be inspected. As a moving mechanism to move, the slide block 5 to which the load cell 6 is fixed, the grooved belt 11 and pulleys 9 and 10 for moving the slide block 5 in the longitudinal direction of the tape 20 to be inspected, and one of the pulleys (grooved pulley) 9 And a guide rail 4 for guiding the movement of the slide block 5.
[0021]
The guide rail 4 is fixed to the top plate 3 via a bracket 12 and enables a stable linear movement of the slide block 5. The stepping motor 8 and the pulleys 9 and 10 are fixed to the lower surface of a plate (not shown) fixed to the upper surface of the apparatus in order to install a control system, which will be described later, and the stepping motor 8 is controlled by the control system. Then, the pulleys 9 and 10 are rotated at the set pitch and speed, and the slide block 5 is moved.
[0022]
For example, as shown in FIG. 4, the control system includes a main control unit 41, a recording unit 42, an input unit 43, and a power supply unit 44, and is illustrated via signal lines (including wired and wireless) not shown. 1 and the load cell 6 and the stepping motor 8 shown in FIG.
[0023]
FIG. 5 shows an example of an operation panel that is the input unit 44. In the illustrated embodiment, a switch POWER for turning on / off the power supply 45, a pitch setting unit PITCH for setting a peeling pitch, a speed setting unit SPEED for setting a peeling speed, a start switch for setting a start and a moving direction of a peeling machine (load cell). Etc. are provided. The main controller 41 can control the stepping motor 8 in accordance with a sequencer in accordance with the settings from these operation panels, and can perform a test under desired peeling conditions (peeling pitch, peeling speed).
[0024]
Note that the peeling pitch is the unit length of the cover tape when the peeling operation is performed intermittently for each fixed length of the cover tape (for example, the length covering one pocket). Unit length can be selected. With this setting, the driving time at the set speed of the peeling machine is set.
[0025]
On the other hand, the load detected by the load cell 6, that is, the load applied to the load cell 6 as the cover tape 21 is peeled off as the clip 7 moves is sent to the recording unit 42 as an electrical signal. Continuous signal changes are recorded while applying. It is also possible to display a numerical value obtained by converting the signal into the peel strength instead of or together with the output by the chart paper.
[0026]
Next, the operation of the peel strength inspection apparatus having such a configuration will be described.
[0027]
First, the tape bases 13 and 14 are set on the table 1 in accordance with the width of the tape 20 to be inspected, and the double-sided tape 22 is attached to the upper surface thereof to fix the tape 20 to be inspected. In this initial state, the peeling machine (slide block 5, load cell 6 and clip 7) is at the start position indicated by A in FIG. 2, and the end of the cover tape 21 is slightly peeled from the tape 20 to be inspected. Put it in. Next, an inching operation is performed on the peeling machine to peel off to the first boundary of the pocket of the tape 20 to be inspected. On the other hand, the peeling speed and the peeling pitch are set from the operation panel according to the actual use conditions of the tape 20 to be inspected. For example, in the case of intermittent peeling, the peeling pitch is set to be the same as the interval between pockets, and is set to 0 in the case of continuous peeling.
[0028]
Next, when the start switch is set in the forward direction FOR, the stepping motor 8 is intermittently or continuously rotated under the control of the sequencer, and the grooved pulley 9 drives the grooved belt 11. As the grooved belt 11 moves, the testing machine moves linearly along the guide rail 4, and at this time, the clip 7 fixed to the load cell 6 peels the cover tape 21 of the tape 20 to be inspected. The angle formed by the peeled cover tape 21 and the tape 20 to be inspected (peeling angle) is kept constant in relation to the gradient of the top surfaces of the tape bases 13 and 14, and the peel strength of the cover tape 21 at that time is determined as a load cell. 6 detects. The output of the load cell 6 is continuously recorded on the chart paper in the recording unit 42 of the control system.
[0029]
For example, when the peeling pitch is set intermittently, the above operation is repeated at a predetermined pitch until the peeling machine reaches the stroke end indicated by B in the figure. The peel strength for each pitch is recorded on the chart paper. In this case, the control system can store the peel strength for each pitch and display the average value of the peel strength by calculation.
[0030]
Although one embodiment of the peel strength inspection apparatus has been described above, this peel strength inspection apparatus can perform another inspection, for example, a warp inspection, using the space on the table. In the embodiment shown in FIG. 1, a warpage inspection gauge 30 for inspecting the warpage of the tape with a simple configuration is provided on the table 1 before the stroke end of the peeling machine.
[0031]
The warpage inspection gauge 30 includes two parallel inspection lines 31 and 32 provided at a predetermined interval, and partition lines 33 and 34 provided at both ends of the inspection lines 31 and 32. The interval between the two inspection lines 31 and 32 is set equal to the amount of warpage (for example, 1 mm) allowed for the inspection tape having the length (for example, 250 mm). First, as shown in FIG. 6A, such an inspection gauge 30 aligns one end (upper end) of the inspection tape with the upper inspection line 31 of the two inspection lines. At this time, if a part of the lower inspection line 32 is visible on the tape, it can be seen that the lower side warps more than the allowable amount in the tape length range. Next, as shown in Figure (b), when one end (upper end) of the tape under test is aligned with the lower inspection line 32, a part of the upper inspection line 32 is hidden under the tape. In the tape length range, it can be seen that there is a warp on the upper side beyond the allowable amount. If neither of these is the case, there is no warpage exceeding the allowable amount, and it can be determined that it is within the standard.
[0032]
【The invention's effect】
According to the peel strength inspection apparatus of the present invention, it is possible to perform a peel strength test under appropriate peel conditions in accordance with actual use conditions of an embossed tape or paper carrier tape, and obtain an accurate inspection result. Further, according to the peel strength inspection apparatus of the present invention, even when the thickness of the tape to be inspected is different, the peel angle can always be kept constant and an accurate inspection can be performed. Furthermore, according to the peel strength inspection apparatus of the present invention, it is possible to provide an inspection unit that performs another inspection, for example, a warpage inspection, using the unused space of the apparatus.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of a peel strength inspection apparatus of the present invention. FIG. 2 is a plan view showing an embodiment of a peel strength inspection apparatus of the present invention. Fig. 4 is a diagram showing a specific example of a target tape to be inspected. Fig. 4 is a diagram showing an outline of a control unit of a peel strength inspection apparatus according to the present invention. Fig. 5 is a diagram showing an example of an operation panel. Diagram explaining how to use 【Explanation of symbols】
1 ... Table, 2 ... Back plate, 3 ... Top plate, 4 ... Guide rail, 5 ... Slide block, 6 ... Load cell, 7 ... Clip, 8 ... Stepping motor, 9 ... Pulley with groove, 10 ... Pulley, 11 ... Groove With belt, 12 ... Bracket, 13, 14 ... Tape stand, 15 ... Pin hole, 16 ... Pin, 20 ... Tape to be inspected, 21 ... Cover tape, 22 ... Double-sided tape, 30 ... Warpage inspection gauge

Claims

A peel strength inspection device for measuring the peel strength of the cover tape of a component storage tape provided with a peelable cover tape, comprising: a mounting base for mounting the component storage tape; and a component storage tape fixed to the mounting base. It has a clip that sandwiches the cover tape, and includes a peeling machine that peels the cover tape in a predetermined peeling direction and measures a load at the time of peeling,
The mounting base is composed of a pair divided into two along the longitudinal direction of the tape, and the pair of mounting bases constitutes a mounting surface for attaching the component storage tape at an upper end thereof, and the mounting surface is against inclined and the peeling direction with respect to the horizontal direction have a predetermined angle,
In order to keep the height of the peeling surface of the cover tape with respect to the peeling machine constant regardless of the thickness of the component storage tape, the pair of mounting bases is set with the interval between the pair of mounting bases set to zero. Adjustable between a state in which the component storage tape is fixed to the upper surface of the upper end portion and a state in which the distance between the pair of mounting bases is set to a predetermined interval and the thickness of the component storage tape is located in the gap. A peel strength inspection apparatus characterized by: